開戦以前に内政(軍の統制含む)が破綻していた。
後世言われるような判断が当時存在したとしたら、トラウトマン仲裁を
受諾して日華事変を終息させているはず。
軍とマスコミの暴走を政治がコントロールできなくなったところで
既に理性的判断は放棄されたに等しい。
従って開戦にいたる意思決定過程も思考停止状態のまま、アメリカの誘導と
軍の事情のまにまに流されるだけで戦略不在の開戦と相なった。
日露戦争と違うのはまさにこの一点にある。
ゆめゆめ「物量」、「金」、「技術」、「資源」などの問題ではない。
まして「国力」などといったら北ベトナムはどーして「勝てた」のか。
>>388 厨房意見だけど、北ベトナムが勝てた理由は国力比べをしなかったからでは?
そういう意味では、日本はアメリカに国力勝負に持ち込んでしまった(或いは持ち込まれた)
のが敗因と言える。
>>388 まさにしかり。
日露戦争の「勝利」も戦場での勝利などではなく有利な講和条約の締結で得られる事を
開戦以前から指導部が理解し戦争指導を行った為。
北ベトナム指導部の戦争指導もアメリカの物量との衝突を徹底的に回避し、
情報時代の特性を利用し,直接アメリカ世論を動かす為の情報操作に成功した為。
要するに目的合理性が貫徹していたからであって「物量」に圧倒されたというのは
直面するまで気がつかない末端ならばともかく指導部の言い訳にはならない。
390 :
大陸打通太郎:02/04/04 23:07
でも中国軍に対して「だけ」は日本軍の完全勝利、大陸打通3千キロ。
どんなに太平洋で敗北を続けようとも、どんなに空襲と潜水艦封鎖が激しく
なろうとも、支那派遣軍は「百万の精鋭健在」。日本は「中国よりは」
圧倒的に優秀な国なんだということは、これで世界中に示されたといえる。
391 :
名無し三等兵:02/04/04 23:13
長征は征とは言うが逃げ回ってただけ
392 :
名無し三等兵:02/04/05 07:21
日本軍勝利と言うが、逃げ回るのが作戦だった敵を追いかけ回していただけ。
その内、時間切れで負けてしまった。
>>390 とんでもない。
蒋介石は対米戦が始まった段階で日本の敗戦を確信して共産党戦用に戦力温存策を
とっていただけ。
打通作戦の「成功」は決戦を回避した国民党の戦略に乗せられただけといってよい。
アレで「成功」というのはトブルクやハリコフの「勝利」と同じく局地戦の勝敗に
過ぎず、このスレでとりあげている「戦争」全体の帰趨とは無関係だ。
陸軍と海軍が犯罪的と言われるほど仲が悪かったから。
ドイツから日本がライセンスを購入した時、別々に買って、
ヒトラーに日本の陸軍と海軍が戦争しているのかと言われていた。
395 :
名無し三等兵:02/04/06 16:09
陸軍と海軍の仲が良くても負けていたろうよ。
396 :
名無し三等兵:02/04/06 16:12
アメリカの陸海軍も仲は良くない
397 :
名無し三等兵:02/04/06 16:35
戦果の誤認が多かった。例えば、輸送船が米潜水艦に雷撃されると
駆逐艦がダッーといって、爆雷を数発投下。単に制圧しただけなのに
その日の戦闘詳報には撃沈確実と書かれる。
これでは、戦技の向上もないし新戦法も生まれない。
同じ戦い方を繰り返していたら米軍に勝てるわけがなかった。
398 :
名無し三等兵:02/04/06 16:38
>>397 戦果の誤認か・・・台湾沖航空戦が痛いね
誤認の大戦果を信じて作戦やら戦略立てちゃったからさ
399
今だ!400ゲットォ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
401 :
名無し三等兵:02/04/06 19:12
戦果の誤認についてだが、それは戦場心理っていうものらしい。
炎上墜落している味方機も戦場では大火災を起こして
いる米空母に見えたりする。そして火災をおこしている米艦船は
必ずそのまま沈没するだろうと考える。
これがとんでもない戦果報告につながるわけ。
>>401 ただし、作戦立てる&訓練計画立てる層の人間がそれを認識しているか
いないかは、決定的な差違となる……。
米軍でもソ連軍でも戦果誤認はあるが、司令部レベルでは報告から
コソーリ割り引いて次回の作戦を立ててた。
省みるに日本軍では、上級司令部に行くほど戦果が水増しされてゆく……。
403 :
名無し三等兵:02/04/06 22:19
>>402 ですな。
独軍や英軍でも、通信傍受などによりなるべく正確な戦果のウラを取ろうとしていた。
そこら辺の体制が不備だったね、当時の日本軍は。
堀参謀も嘆いていたようだけど、一個人の力じゃどうしようもない。
404 :
名無し三等兵:02/04/07 09:54
さらに水増しした戦果が大本営発表で一般に流れたのか。
大本営もダマされていたのね。
405 :
名無し三等兵:02/04/07 09:55
だから、最後の最後まで勝ち戦だと思っていたのか。
406 :
名無し三等兵:02/04/07 09:58
大本営は自分で自分を騙していた。
多分勝っただろう、いや勝ったに違いない、勝たなきゃおかしい。
よし反撃だ!
レイテ決戦に続く。
>>404 各級司令部の詳報を見てゆくと、報告が上に上がるにつれて
戦果が増えてゆく(足し算のはずが、掛け算されている感じで)のを
見ることができます。
特に、レイテ以降などは「各部隊の報告値の合計」:「司令部での集計値」
比が2倍とか3倍とか。
人と金と技術と脳味噌と資源が足りなかったから。
409 :
名無し三等兵:02/04/07 18:13
>408
その当時、そのような認識がなかった。
結構、優越意識を持っていたと思われる。
資源だけだろうな、不足と自覚していたのは。
410 :
名無し三等兵:02/04/13 02:22
台湾沖航空戦は、誤認の戦果を信じたではなく,海軍部及び参謀の戦果捏造疑惑もあるぞ。
敗因かどうかはわからないが、日本兵の飢餓状態での寄生虫の害はどうだったんだろうか。
飢餓状態で寄生虫に栄養を取られて、兵の衰弱が早まったかもしれないからね。
米軍は日本兵の死体の念密な調査をしたはずだから、占領中にマッカーサーは執拗に寄生虫(特に回虫)の除去したところからも、興味がある。
412 :
名無し三等兵:02/04/16 21:23
393>打通作戦の「成功」は決戦を回避した国民党の戦略に乗せられただけ
この問題がまだ解決しないうちに、日本軍がビルマ公路に沿って、短い攻勢に出た。
蒋介石は、日本軍が一直線に昆明にまで攻めよせてくるのではないかと不安にかられ、
ビルマ戦線に全中国軍をサルウィン川の背後の安全地帯まで撤退させるとわめいた。
ルーズベルトは蒋介石に緊急の覚書を送り、ビルマから軍隊を引き揚げるようなこと
があれば、また全指揮権をスティルウェルに渡さないのであれば、アメリカからのすべ
ての援助を停止すると警告した。
スティルウェルによれば、大統領からのこの覚書は「火のついた爆竹」であった。
スティルウェルは蒋介石と会見し、「このとうがらしの包みをピーナツ野郎に手渡し、
大きく息を吐きながら椅子の背に身体を沈めた。鋲はこのちび野郎のみぞおちに命中し、
やつを突きぬいた」
「宋王朝 下」(スターリング・シーグレーブ サイマル出版会)P252
413 :
名無し三等兵:02/04/16 21:37
貧乏だったから負けたのだ!
貧乏人が金持ちになるには共産革命しかないのに
日本に出来なかったのが敗因だ!
ヒロヒトを撃ち
毛同志や金同志とともに戦えば米帝なんぞモノの数ではなかったはずだ!
と共産党は言うような気がする(w
>>412 「蒋介石」( 保坂正康, 文藝春秋, 840円)によると、その件で
蒋介石は屈辱のあまり号泣してしまったとあるのですが、本当でせうか。
資源もない国が共産革命やってもしょうがないだろ。
ソ連がドイツに勝てたのは、国内の資源(農民を虐殺して農産品を収奪したり、農地を強制的に国有にして農奴のごとく働かせたり)を収奪して金を作り、設備を買えたからだぞ。
たしかに、共産革命が成功すれば貧乏人いなくなるが、それは金持ちになっていなくなるのではなく、土の中にいなくなったり,まわりがみんな極貧になるので自分が貧乏人だと気付かなくなる脳内革命が起こるだけだとおもうが。
>>415 それは問題ない、共産革命が起これば間違いなくソ連の属国になるので
満州朝鮮は安全地帯
最悪列島が占領されても北ベトナムみたいに最後まで一億総特攻が可能!
っていうか満州朝鮮で戦闘するほうがソ連から供給うけられるわ
朝鮮共産党ゲリラ部隊や中共との共同攻撃なんかできてよさげだな・・・
ま、あくまで米帝に勝つということしか考えてないあほなネタなんだけどね(藁
418 :
名無し三等兵:02/04/21 15:06
艦隊決戦しなかったから。
するかっつーの。
戦車がヘボかった。
97式中戦車が主力戦車じゃね・・・。
420 :
名無し三等兵:02/04/22 10:19
>>419 T34だったら勝てたか?
燃料ないだろ。
421 :
名無し三等兵:02/04/22 17:30
393>打通作戦の「成功」は決戦を回避した国民党の戦略に乗せられただけ
真珠湾作戦の「成功」こそ、アメリカの対日戦略に乗せられただけと思う。
だいたいハルノートがまともな国家間外交とはいえないことは従来から何度
も指摘されてる。スティネットの「真珠湾の真実」はそれを明快に証明した。
422 :
名無し三等兵:02/04/23 01:21
>>421 中国で泥沼にはまり込んだのが全ての元凶。
ミッドウエイで陸用爆弾のまま出撃させてれば勝てた!!
南雲ではなく山口が機動部隊の指揮をとっていれば・・・
424 :
名無し三等兵:02/04/23 07:55
>>422 それを言うならそもそも満州国を米英に認めさせられなかったことが・・・
大政奉還
赤城・加賀の15cm砲を降ろさなかったから。
427 :
名無し三等兵:02/04/23 14:07
ちょー戦艦を建造しなかったから
負けるのは確定事項だと思うがアメリカが護衛空母と駆逐艦しか
戦闘艦作らなくても負けるよ、80隻の護衛空母と300隻の駆逐艦
でもマリアナ戦の時の小沢機動部隊では勝利するのは不可能だしねえ。
どの道物量差で押し切られる運命だ
429 :
名無し三等兵:02/04/23 22:01
僕は日本の敗因研究として、スティネットの「真珠湾の真実」を挙げたい。
陰謀論との謗りも覚悟で、僕としてはこの本を全面的に支持する。日本海軍の
情報オンチはずっと前から指摘されている。この本では真珠湾前からすでに
暗号解読されていたということが証明されている。手の内がわかっていれば
これほどやりやすい相手はない。日本海軍逝ってよしだ。
430 :
名無し三等兵:02/04/23 22:08
>>426が20センチと15センチを間違えたから
この5センチの差が実に大きかった事を知る者はさほど多くない・・・
431 :
名無し三等兵:02/04/23 22:12
そりゃ15センチと20センチじゃ大違いだ。ちなみに俺のは16センチだが、
20センチという奴がいたら無条件に尊敬したい。
私は20センチですが、何か?
12cm
ロマノフ家は世界屈指の大富豪だったが、皇室は世界きっての貧乏というのを忘れては行けないぞ。
革命で倒しても、分捕るものがないという悲しさ。
初の皇室の自動車も,自分で買ったのでなくアメリカの日系人から送られたという悲しさだ。皇居も江戸城をただどりしたという悲しさだ。
435 :
名無し三等兵:02/05/05 17:26
国やぶれ 故郷の街は 焼かれども
打通の意地は 未だ消えまじ
枢軸側は陣営にイタ公やチョソなどの疫病神を抱えていたから