軍事革命と日本の防衛 2

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92庁の人
>>91
装備調達の陸海空の比率が本来の比率に戻れば
大綱で規定された戦車900両は達成できるはずです。
経緯でいえば80年代の後半まで遡ります。
当時1000海里防衛、防空能力の強化が叫ばれ、
本来陸の取り分の装備調達費を、海空に廻しました。
それは90年代後半まで続き、その結果イージス艦4隻、
88艦隊、P3C100機、F15が200機とAWACS、パトリオット
という態勢が完了したわけです。
その間陸は我慢した。傍から見ても気の毒なくらいです。
本来予定していた師団の自動車化が頓挫し、師団内1連隊の
装甲車化もかなわず、戦車調達と戦闘車調達は遅れ、
ようやく特科の更新だけが可能だったのです。
>>91さんが前提にしている予算比率がすでに異常なのです。
そしてそれは固定化されたものではなく、今大綱では
陸海空の装備調達比率はかつての比率に戻ります。
海上は新イージス艦という巨大調達で大型装備は終了しますし、
航空はF15の近代化改修が主力事業になります。
今大綱では陸にも厚い装備予算になると決定していますから、
海空の装備予算は本来の水準に減少します。