★45年8月・テニアンに3発目の原爆は存在したか?★
明確なソースがなくて申し訳ないのですが、昨年の朝日新聞に使用された
2発以外にも実在していたことを示唆する記事がありました。(どこかの司令官がティベッツ機長に「3発目はテニアンに用意してある。君がまた搭乗して
首都に落とせ」と言ったらしいです)公式には存在していないことになっているらしいのですが、他のスレで、「8月17日が予定日だった」との書き込みが
あり、気になっています。どなたかご存知の方はいませんか?
3個目? 全部で12発だろ?
>2
え!そうだったんですか?
普通に考えて、3つしか作っていないなんて考えられないんじゃない。
8月12日ないし13日には兵器用プルトニウムがテニアン島に届けられ、18日以降はいつでも原爆投下が可能だった。
「トルーマンは当初、戦争が長引くようであれば45年8月から12月までにさらに18発の原爆を日本に投下する計画を承認していた」
1995年7月のワシントンポストより・・・
45年8月・テニアンには20発の核兵器が存在していた?
日本をネバダにする気だったのか…。
みなさん、遅い時間にどうもありがとございました。
小倉・新潟、 へたすると横浜や東京も危なかったんですね。
知りませんでした。
京都も候補だったらしい。
11 :
名無し三等兵:02/02/09 03:19
>9
目標候補には京都も含まれていました。
スマソ、被った・・・
あのー、ついでに、知ってたらでいいんですけど、長崎の投下って、
本当に、目視だったんですか?レーダでの投下という話もあるのですが・・・。
う〜ん、ところがね、8/10の閣議でトルーマンはこれ以上の原爆の投下を
一時中止するよう、発令している。
15 :
名無し三等兵:02/02/09 03:25
トルーマンの評価ってどうなの?ルーズベルトよりは人道的な人間だったの?
16 :
名無し三等兵:02/02/09 03:28
インディアナポリスで運んだ分しかないと思います。
アレを帰りじゃなくて行きに沈めていたらどうなってたか・・・。
17 :
名無し三等兵:02/02/09 03:29
>13
目視による爆撃ではない。レーダー爆撃でもない。
てきとーに落としただけ。燃料が切れかかっててな、荷物を捨てたんだよ。
>15
劣等感が強くそのことが原爆使用決定の遠因になったらしいとの説を聞いたことがある。
19 :
名無し三等兵:02/02/09 03:31
>13
記録では目視による爆撃、となっている。
が、実は原爆を海上投棄する瀬戸際に、せめて陸上で落とせば被害を
与えられるだろう、と・・・
20 :
ファットマン:02/02/09 03:31
>17
ひどい!捨てたのね・・・(泣)
三発、4発目の原爆 AブルとBカーはビキニ環礁で長門以下を沈めるのに使ったのではなかっただろうか。
インディアナポリスはテニヤン島からフィリピンへ向かう途中、沈められました。
ちなみに太平洋横断最短記録を樹立しました。(普通の輸送船で運んだのでは、日本が先に降伏するから巡洋艦で運んだのです)
日本の降伏は原爆投下とは関係ない。600万トンあった輸送船をほとんど沈められ、
和平交渉の仲介を頼んだソ連に攻められたから降伏したんです。
>17 >19
ありがとうございます。謎がとけました。
23 :
名無し三等兵:02/02/09 03:35
いや、レーダー爆撃だったそうだ。
1999年に当時のボックス・カー乗組員、フレデリック・アッシュワース氏が
目視投下命令に反してレーダー投下されたことを語っている。
小倉投下に失敗し原爆を海に捨てるよりはと決断したらしい。
24 :
名無し三等兵:02/02/09 03:47
>21
ソ連が慌てて参戦を急いだのは、ヒロシマがあったからだよ。
奇しくも、開戦日はナガサキの日と同じだったがね・・・
25 :
名無し三等兵:02/02/09 03:48
海上投下でも爆発するのかな。
26 :
名無し三等兵:02/02/09 03:50
>25
回収されたらたまらんし。
27 :
名無し三等兵:02/02/09 03:58
壊れないか?海面に叩き付けられて。
(急に重くなったな)
28 :
名無し三等兵:02/02/09 04:12
ビキニ環礁実験の前段階で、アメリカの保有する核戦力は
ファットマン9発のみ。
>>27 普通は破壊するでしょう、
ただ、核爆発にはならないでしょうから汚染があるかな、と。
原爆って一定高度で起爆するようになってるんじゃなかったっけ?
もしそうなら海上でも変わらないんじゃ・・・?
31 :
名無し三等兵:02/02/09 04:27
安全装置くらいはついているんじゃないのか?
不時投下だってあるだろう。
>>30 確か爆弾本体のほかに観測用の子爆弾も同時投下だったような。
安全装置ですか、そう言えばあれだけ機密度が高ければそうですね。
>>24
ソ連の対日参戦はドイツ降伏の3ヵ月後 5月8日から約92日か 8月9日は
慌てて参戦した、ってのは兵站を知らない度素人か!
ソ連が対日参戦して日本が降伏するから、降伏する前に慌てて原爆投下したのだYO
35 :
名無し三等兵:02/02/09 04:37
荷物だから捨てるって、そんな理由で何万人も死なせるのか・・・。
36 :
名無し三等兵:02/02/09 04:42
8月に入ってからの米とソの作戦行動は、複雑だからなぁ。
米は、のちの冷戦に備えてソ連参戦前に決着をつけたかったし、
ソ連も、冷戦対策と不凍港獲得の為に参戦を前倒ししてるし…
37 :
名無し三等兵:02/02/09 04:58
>34
両方じゃないのか?
対日戦の準備を進めていたソ連。こりゃいかん、さっさと原爆落として
日本を降伏させよう・・・広島あぼーん。
ソ連はヒロシマを見て、こりゃいかん、日本が降伏する前に急いで突入〜
>降伏する前に慌てて原爆投下したのだYO
それは違う、降伏を早める為の原爆ですよ。
>>37
原爆なんか使わなくても日本は降伏したbyキング提督
原爆はソ連に対する恫喝アンド人体実験のために使ったのです。
39 :
名無し三等兵:02/02/09 05:20
>38
あ〜あ、大丈夫?
>原爆なんか使わなくても日本は降伏した
そりゃそうだ、でもオレはこう言ってるのよ。
>降伏を早める為の原爆
戦争中、京都が爆撃を受けなかったのは、アメリカが京都の文化財を守るために空襲しなかったからだ、と信じている人が多い。しかし、これはまったくの誤解で京都が残ったのは原爆の目標として温存された結果だった。
原爆投下計画
昭和20年5月、アメリカの目標選定委員会は原子爆弾の投下目標都市を選び出した。
[AA級目標]京都、広島、
[A級目標]横浜、小倉
[B級目標]新潟
そもそもヨーロッパ戦線での帰趨がまだはっきりしない1943年時点で 日本に対して原爆使用を決めたこと自体、人種差別以外なにものでもないのだが、なぜ京都がAA級に選ばれたのだろう。
選定の基準は、大きな都市地域にある重要目標であること、爆風によって効果的に破壊出来る地形、8月までに攻撃されないままであること、であった。正確にその威力を測定するため、通常爆弾との被害の違いを区別できることが必であった。
これを満たす京都は理想的な目標だった。原爆投下の照準点は京都駅に近い梅小路機関車庫であり、京都への通常爆撃には禁止命令が出され、街並は原爆投下用にキープされた。
ところが米陸軍長官ヘンリー・スチムソンが京都案に強硬に反対した。彼は戦後の世界において日本が、原爆を投下したアメリカにつくか、対日参戦したソ連につくか、どちらに日本人がより反感を持つかを考えていた。
京都に原爆を落とせば日本人との和解は戦後長期間不可能となり、ソ連に接近するだろうというのだ。
しかし、京都はまずいが広島は構わない、というのがよく解らない。その上、事前の警告もせず都市の中心に原爆を落としたのだから反感をかわそうなどと考えるほうがおかしい。
ともあれスチムソンの反対で、とりあえず京都は除外され長崎が加わった。しかし3発目以降の原爆のためにやはり京都は温存され続けた。
7月20日から日本各地で異常に大型の爆弾が投下され始めた。これは長崎に投下したファットマンと同じ大きさ、同じ重さ(4.5トン)でパンプキンと呼ばれ、通常の爆薬が詰められていた。つまり原爆投下のリハーサルである。
各一個ずつパンプキンを積み込んだB29が2機あるいは3機の編隊で飛来し9,000メートル以上の上空から目視で投下し、155度の急降下旋回で離脱する。
8月6日以降もリハーサルは行われ、京都に対する原爆投下のリハーサルは14日にも行われ、翌15日に敗戦となった。
41 :
大人の名無しさん:02/02/13 00:06
>40 すごい。勉強になります。
京都の選定理由の一つに、日本の中では知識レベルが高く、起こった事態を正確に理解し、
戦意喪失の世論を作りやすいとの話も聞きました
42 :
名無し三等兵:02/02/13 00:16
当時の生成法で何発も作れたとは正直驚き
公式発表の通りかと思ってた
アメリカ侮りがたし
>>42 だからチャンネル型重水炉と天然ウランを使って作った
プルトニウム型原爆だって。
これは濃縮の必要なんて無くて、
天然ウランの入った燃料棒を重水チャンネルに入れて、
適当なところで引き抜いて再処理して
プルトニウム239を取り出すだけ。
「ふげん」がこのタイプの原子炉だけど、
どれくらいの兵器級プルトニウムを生産したのだろう。
まずい17日では剣部隊の突入に間に合わないじゃないか
痛いな、せめて20日なら止められるが運が悪いねえ。
45 :
名無し三等兵:02/02/13 00:34
東京に落とす計画もあったらしい。
すでに焼夷弾で焼け野原となっていた東京に落として意味があったのか...
地表近くで炸裂させて、皇居のシェルターをやるつもりだったのか。
(←無理か@@)
..徹底的な殲滅破壊だったのか?所詮、ソ連がなければ日本○などアボーン
してもよかったしな。二十発ぐらい作って...主要都市におとせば
46 :
名無し三等兵:02/02/13 00:58
しかし、一発め二発めだから無抵抗で成功したが、それ以降も偵察機のフリしてポトンと落としてみたいな戦術が通用しただろうか?
ある意味バレバレになってゆくわけだし、爆縮型の信頼性だって、かなり不安だったと思うんだよ。
火薬全部同時点火しなかったら、プルトニウムは飛び散るとしても、爆縮レンズの秘密はばれちまうし。
ブラフに日本がうまく引っかかってくれたというところじゃないの?
47 :
名無し三等兵:02/02/13 01:56
昭和30年頃の雑誌に
「太平洋戦争時日本軍が原爆輸送中の米軍艦艇を撃沈していた」
という記事が載ってた。
もし本当なら海が汚染され続けるので処理すべきだとか
問題になりそうだが
現在この噂はまったく聞かない。
嘘だから語られることがなくなったのか
本当だとしたら日米ともに処理するのが面倒だから
まるっきり無視しているのか・・・・?
ひょっとして「原爆輸送任務中に撃沈された」ってのは
「基地に帰るまでが任務です」ってことか?
だとしたら原爆輸送後に撃沈された船があることは有名だが?
48 :
名無し三等兵:02/02/13 01:59
鹿児島も攻撃目標だった。
>現在この噂はまったく聞かない
よく聞くよ。撃沈されたのはインディアナポリスだろ?
かなり鮫に喰われるハメになって阿鼻叫喚を現出したような事態
だったらしいが。
でも確かに撃沈の事実は有名だけどそのあとテニアンまで運んだ
原爆絡みの苦労話は聞かないな。実際同だったのだろう?
>49
真実は海の中に・・・。と。
馬鹿な話ですが、もしかすると我々の知らない驚愕的事実がまだまだ
あるのかもしれませんね。
51 :
名無し三等兵:02/02/13 02:30
>46 同意。
「テニアンから、特別な連絡符号を用いる少数機の編隊が本土に頻繁に
やってくる。こいつらなんだ?」という疑問は、既にヒロシマの前から日本
軍内にあった。小倉に来たときは、既に少数機編隊であっても迎撃機が上が
るようになっていたんではなかったかなあ……。
原爆投下部隊の報告書にも、「どうも、もう我々が特殊任務を行っている
ことはバレているようだ」というような文面がある。
52 :
名無し三等兵:02/02/13 02:36
46 私はその種の情報は知りませんでしたが、まず表に出てる事実を噛み砕くだけでも46に書いた程度のことが想像できるのです。
5発目落とすまでに、日本軍の手に渡っていたでしょうな。
ただし、日本側は濃縮ウラン型一辺倒だったはずだから、ファットマンの技術はすぐには使えないと思いますけど。
起爆装置?または安全装置?どっちだったかは忘れたけども、これについて
も、ナガサキ爆撃の際には結構深刻なトラブルがあったはず。かなり実験的な
兵器だったわけで、ミスって敵側の手に堕ちることも有り得たか、と思う。
しかしまあ、高度一万メートルからの贈り物は地上ではメチャメチャになる
訳だから、どれだけの情報を収集できたかは知らんけどね。
落下傘でぷかぷか下りてくる間に、機関砲で撃てば、不発にできると思うよ。
だから戦争に勝てたとは言わないけど、12発も落とし放題だったとは思わない。
原爆本体は、自由落下による投下ですよ。
落下傘は、同時に投下されたゾンデなどの観測用機器につけられたそうです。
落下傘だと、風向きなどの予測不可能な条件次第で、落下地点が操作出来
ないでしょう?原爆投下のマニュアルは、厳密に決められていたそうです。
うろ覚えですが、高度・速度・方向は一定に保ったまま突入、投下直前には
操縦桿もロックされて直進しか出来ない状態にするよう定められていた……
ように記憶しています。
46及び51へ
昭和20年5月中旬あたりにいきなり変な行動をとったB29を特情部(ERINTをやっ
てた所でいいのか?)が察知していたそうです。
で、正体不明なのでその後「特殊任務機」と呼んでいました。
ソースは堀栄三「大本営参謀の情報戦記」253-260ページ
57 :
名無し三等兵:02/02/15 01:41
一晩の爆撃機動員で、都市部で5万人くらいの焼死者だせるわけだから、原爆にそれほど意味があったわけじゃないんだよな。
歴史上の悪役背負い込むだけの覚悟があったとも思えないし。やっぱ何考えてたんだかわからん。
58 :
名無し三等兵:02/02/15 02:07
相手に「一晩の爆撃機動員」300機全てに原爆が搭載されて、それぞれ
各個、都市部を狙って攻撃に来れば・・・と思わせればそれで十分。
日本にとってみれば、アメリカの原爆保有数なんてわからん。
もし数百発あったら?落す気でいたら? たった一回のB-29爆撃隊全力出撃で
日本は滅亡する。その可能性を思い知らすとなればその効果は絶大だ。
59 :
名無し三等兵:02/02/15 02:29
まあ、市民レベルが58の言うように浮き足立つというのはわかるが、そんなに軍部は馬鹿でもないと思うのよ。
ウランの産出量だって想像はつくし、原子炉がいくつあるかで、Puの産出量もそこそこ正確に読めるよ。
ニューメキシコの実験だって、いろんなルートから情報は入ってたんだし。
ちょっと失念したのだが、核実験やったのは爆縮型の方で合ってたかな?
60 :
名無し三等兵:02/02/15 03:12
>59
1945年の4月に、アメリカの特殊部隊ALSOSがシュツットガルトで
ドイツのウラン鉱石1100トンを押収してる。
ちなみにソ連軍がすぐそこまで迫ってて間に合いそうも無かった
ので特殊部隊が先行して奪取。
61 :
名無し三等兵:02/02/15 03:18
どれくらい取れるのよ? U3O8で0.1%くらい?
62 :
名無し三等兵:02/02/15 03:23
>59
プルトニウム爆縮型。
63 :
名無し三等兵:02/02/15 03:31
超遅レスだが、、、
>>21 ビキニ環礁の2発目は航空機による投下じゃなくて、小舟から水中に
ぶら下げた一種の核機雷の実験だったそうだ。
航空機によって投下した1回目の実験は爆発後の現場写真を公開し
たりしてるけど、2回目の実験は完全に秘密にされていた。
64 :
名無し三等兵:02/02/15 03:45
ベーカー実験は、意外に威力が足りなかったんじゃないのかな。人間が乗ってる軍艦で、防水対策したら、ほとんど沈まなかったりして。
もっとも、空中で落としたとしても、軍艦は強いかもね。
65 :
名無し三等兵:02/02/15 04:16
>64
潜水艦は外板が剥けちゃったらしいよ。
そうすると、潜水艦しか使い道がなかった、とも言い換えられるよね?
核爆雷、アスロックと進んだ流れと符合するね。
ドイツの原爆開発は重水工場を爆破されたために阻止にいたったんだっけ?
68 :
名無し三等兵:02/02/15 06:33
重水何に使うんだっけ? 原子炉の減速材?
重水炉って、プルトニウム使うのに適してたっけ? 混乱してます。
>63
1発目の空中爆破実験は事前の計算を間違えて、爆弾ポイントが500mも
ずれてしまい、大した損害を与えられなかった。
70 :
名無し三等兵 :02/02/23 16:37
仁科博士って、結構、イケメン。
71 :
名無し三等兵:02/03/01 05:30
>京都
今の町並みの惨状をみると投下しといたほうが良かったかも。
>自虐都市広島、長崎
観光のネタだね。放射能の影響でバカになったと思えるよな。
73 :
名無し三等兵:02/03/01 12:10
んんんん?
72の通りだと疑問がいっぱい
6のワシントンポストの記事はいったい何なんだ?
74 :
名無し三等兵:02/03/01 13:13
どっちかがハッタリ
>>73 まず
>>6の記事の信憑性が疑問。
>>6が真実であったとしても矛盾は無い。トルーマン
>>6のように考えて
いたが、現実には
>>72の通り数発しか完成しなかっただけのこと。
トルーマンが就任した45年4月の時点でまだ原爆開発は完了していない。
この時点での正確な予測は不可能。原爆開発は8月1日のデッドラインにむ
けラストスパートの最中だった。原爆完成は7月中旬。
また日本降伏によって開発速度が低下したことも考慮すべき。
76 :
名無し三等兵:02/03/01 14:08
プルトニウムって、U235/238の混ざった燃料を燃やして取り出したら、何も加工処理なしで爆弾になるのか?
77 :
名無し三等兵:02/03/01 14:09
ならない。でも、地上でもっとも毒性の高い物質だから
撒き散らすだけで効果は十分かも
78 :
名無し三等兵:02/03/01 14:10
兵器級のプルトニウムは純度96%以上だと思ったが。
それ以下でも一応爆発するが威力が低くなる。
>>76 気化した後に遠心分離する必要がある(他にも方法あるけど)。ウランに
比べれば容易だけど、大規模な設備がなければ無理。
ちなみにウランの精製が困難なのはU235/238の科学・物理的性質がほぼ一
緒のであり、分離するのが極めて困難なため。
80 :
名無し三等兵:02/03/01 15:32
マンハッタン計画自体がものすごいビッグ・プロジェクトだった、ってことも
忘れてはいけないと思う。
よーするに、核爆弾を使う前に戦争が終わっちゃったら
ものすごい予算を使って進めてきたこの計画はなんだったんだ、
と会計検査院にツっこまれる!ヤバイ!早く使え使え!とっとと落としちまえ!
・・・って事情。
81 :
名無し三等兵:02/03/01 15:54
82 :
名無し三等兵:02/03/01 20:25
俺知らなかったよ。ガス拡散とか遠心分離って、ウラニウム235取り出す方法で、プルトニウムはもっと単純なのかと思ってた。
・プルトニウム爆弾、分裂物質抽出簡単、起爆大変
・ウラニウム爆弾、分裂物質抽出大変、起爆簡単
じゃあ、上記の理解は間違いだね?
落としに逝く途中に墜落して「コリャヤヴァイ」と隠したとか
>>82 簡単というのは語弊があるかと。確かに天然ウラン炉でもプルト
ニウムは作れるし、抽出もできます(つまりウラン濃縮ができなく
てもプルトニウムは生産可能)。
方法としては炉心を硝酸で溶かし(プルトニウムは硝酸に溶ける
)、さらに油と混ぜて分離、これを繰り返して濃度を上げた後、硝
酸プルトニウムを気化させて濃縮、これも繰り返して純度を上げて
いきます。
ちなみにプルトニウムはこの世で最強クラスの猛毒なので、気化
した硝酸プルトニウムを吸ったら死亡間違いなし。この事故で相当
数死んでます。
ウラン濃縮に比べたら生産性は高いですが、プルトニウム抽出も
相当に困難な事業ではあります。
85 :
名無し三等兵:02/03/02 10:31
しかし、爆縮型とガンバレル型同時並行で開発するあの国ってのは???
>>85 確実に開発する必要があったので、可能性のある複数の方法を同時に、金にも資源にも
糸目を付けずに、研究したのです。
こんな国と戦争仕掛けた馬鹿はどこのどいつだ?
つーかマンハッタン計画の予算って他の用途に転用したらどれぐらいのモノができるんだろ。
比較対照として佐藤大輔「RSBC」から引用すると「連合艦隊をもう一そろい建造できる額に大蔵省主計局が青ざめた」とあるが。
88 :
名無し三等兵:02/03/02 21:48
>>86 それはわかるけど、両方完成まで計画進行しなくても良かろうものを。
本命は爆縮型で、こいつの実験が成功するまで、ガンバレル型の開発をストップするわけにゆかなかったということかな。
で、予算的には、ガンバレル型の開発だけにして、潜水艦や護衛空母沢山作った方が、日本の降伏は早かっただろうね。
89 :
名無し三等兵:02/03/02 22:07
原爆運んだインディアナポリスは往航も復航も極秘任務の単艦航行。
極秘任務だったために復航の入港予定を知らされず、撃沈された事を把握できなかった。
伊58潜の「戦艦撃沈」の報告も傍受したが、「マタ大本営発表ダ」と相手にしなかった。
忘れられた海上は阿鼻叫喚だったと聞く。
撃沈された事を知ったアメリカは蒼白になった。
極秘任務の原爆輸送が日本に漏れている!と思ったんだな。
輸送方法の再検討に迫られて3発目を運ぶ準備ができないうちに終戦になったと聞くが、如何に。
>>88 >予算的には、ガンバレル型の開発だけにして、潜水艦や
>護衛空母沢山作った方が
実際に造船所の限界まで作ってるのに・・・。通常兵力を限界まで
生産して、さらに核開発する余力があったってことでしょ。
ついでに書くとマンハッタン計画で一番人員と予算を食ったのは濃
縮ウランの精製(実に予算の7割)。これさえできれば効率よくプル
トニウム作れるから、砲身型作って爆縮型作らない手は無いでしょう。
砲身型だと1発で濃縮ウラン80kg消費するし。日産200gしかできない
のに。
91 :
名無し三等兵:02/03/02 23:09
80kgというのは正確? これ間違ってると、半分に割ったつもりが臨界しちゃったりして危ないから。
3発目の原爆は8月中に投下可能でした(予定は8/17、18日)。これは
秘密でも何でもないです。公式記録に残ってます。
しかし現実には8月には3発目の原爆は存在していません。組み立てら
れなかったからです。当時アメリカは原爆本体と弾頭を別々に輸送し、テ
ニアンの施設で最終組み立てを行う方式をとっておりました。インディア
ナポリスが運んだのはリトルボーイの本体です(テニアン到着7/26)。弾
頭は別途C-54でテニアンに運ばれています(7/26到着)。両方のパーツを
組み合わせて完成したのが7/31です(広島投下8/6)。
ファットマンの本体はC-54で部品ごとに7月〜8月に輸送されています。
弾頭と起爆装置のテニアン到着は7/26で、全ての部品がそろったのは8/2、
組み立て完了は8/8です(長崎投下8/9)。
2発目のファットマンの部品は8/12までにテニアン島へ輸送可能でした
が(組み立て完了予定8/17)、8/11にマーシャル元帥より輸送中止命令が
出ました。
したがって3発目の原爆は、部品は完成していたが組み立てられなかっ
たが正確な表現だと思います。
>>91 実際の弾頭に使用されるのは60kg。弾頭の鋳造時点で20kgが
無駄に。
94 :
名無し三等兵:02/03/03 00:03
91 鋳造というと、金属物性で?
鉛に近いのかな? どっかで調べてみよう。
95 :
名無し三等兵:02/03/03 00:11
1132℃だった。鉄に近いね
96 :
名無し三等兵:02/03/03 00:12
ルメイ少将でしたか?
スタンドプレー好きの、マンハッタン計画の責任者。
これ、秘密予算だったから実績あげないと、血税の無駄遣いを議会からつるし上げられて、連邦刑務所行きになったんじゃないかって説をどこかで聞いた。
この説に乗っかれば、三発目がスタンバイしてても不思議じゃない。と思うが、いかが。
97 :
名無し三等兵:02/03/03 00:26
>>89 阿鼻叫喚の様子は映画「ジョーズ」の中で
ロバート・ショウが語っているNe
98 :
名無し三等兵:02/03/03 01:20
>96
ルメイは通常爆撃部隊の指揮官ではないのか?
92読んだか?
100番さん 地雷設置
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 地 雷 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
>>89 あまりに悲惨な撃沈だったために
生還したインディアナポリスの艦長は、戦後軍法裁判で戦犯に問われました。
対潜航行を怠ったというのがその理由でしたが、
所在の確認を怠った海軍の責任の方がはるかに重大で、そのスケープゴートにされたようなものでした。
その後も艦長の元には犠牲者の遺族からの抗議の手紙が絶えず、
彼はそれを苦にピストル自殺してしまいました。
日本ではほとんど知られていない事ですが、彼らも原爆の犠牲者だったのです。
101 :
名無し三等兵:02/03/03 15:26
age
結構為になる上忘れてはならない史実
103 :
名無し三等兵:02/03/04 02:45
ジョーズの何作目かで、インディアナポリスの生き残りで、サメに殺された戦友の敵討ちのためにさめたいじを仕事にした登場人物がいたよね。
104 :
名無し三等兵 :02/03/04 23:53
オッペンハイマー博士、相当、イケメン
105 :
名無し三等兵:02/03/05 00:06
広島・長崎に投下された原爆については記録映画「ATOMIC・CAFE」の中で
エノラゲイの機長&ボックスカーの機長が詳しく語っているぞ。←ボックスカー
の機長は感想だけだったかも。
106 :
名無し三等兵:02/03/05 00:37
これまでのカキコを纏めると、
8月、テニアンに3発目の原爆は存在しなかった、でいいの?
詳しくいうと、部品はテニアンに運ばれていたが、完成していない?
京都が候補に挙がっていた理由って通常の空襲とか行っていない「きれいな」都市だったからじゃないの?
建物の並びも綺麗に整列されているわけだし、原爆を投下した時の建造物の破損具合で
原爆の威力がじつに効率よく実験できるからだと私は考えていたのだけれど。
まあ、内陸地に落とされなくて良かったよ。下流域被害とかが増えるから。
脱線ついでに
>>100に補足。
インディアナポリスのマクベイ艦長は1968年に自殺、享年70歳。
その後、ジョーズの例のシーンがきっかけになって復権運動が起き、
昨年になってやっと、アメリカ海軍は軍法会議での艦長の無罪を認めたそうです。
その軍法会議は海軍の不始末をマクベイ艦長一人に背負わせる理不尽なもので、
原爆輸送の秘密任務のために、撃沈に至る詳しい経緯と救助が遅れた理由は当時遺族にも充分な説明が無かったそうです。
そのため、非難が艦長一人に集中する結果になり…。
インディアナポリスの悲劇は、現在ハリウッドで映画化が計画されているそうです。
フィクションだが「雷撃深度十九・五」という小説がある。
インディアナポリスはマッカーサーに3発目の原爆を運ぶ任務を
帯びていたって話だがなかなか面白かった。
これのマンガが今、天誅という雑誌に連載されてる。
>>106 >詳しくいうと、部品はテニアンに運ばれていたが、完成していない?
その理解で良いと思います。ファットマン(Mk-III)の2発目につい
ては部品の一部がテニアンに運ばれていたのは確実ですが、肝心の弾頭
と起爆装置については(8月の段階では)本国より搬出されておりませ
ん。
ちなみに46年6月の段階で使用可能なMk-IIIは6発、との資料が残っ
ています(+数発のMk-I)。
ついでに書くと、Mk-IIIはかなりプロトタイプ(当たり前ですが)的
要素の強い兵器でした。実際起爆装置や弾頭形状なども同じMk-IIIでか
なり異なっているようです(ほぼ手作りの世界)。
技術者の一人でテニアンでの組み立てを担当していたオキーフ氏はそ
の著書の中で、8/8の組み立て完了後のチェックで起爆装置の配線が一
部+−逆に接続されているのを発見し、あわててその場ではんだごてを
使って直した、と記述しています。
92さん、ありがとうございます。
ハンダゴテの話、どこかで読んだことあります。
ボックスカーの長崎行は、いろんな災難があって、緊迫の中に面白さも
感じてしまいます。
広島の慰霊碑に赤ペンキぶちまけた馬鹿が居たそうです。罰当たりめ。
114 :
名無し三等兵:02/03/13 23:28
ティベッツ機長 ワイルドな イケメン
age
116 :
名無し三等兵:02/03/27 16:48
117 :
名無し三等兵:02/03/27 17:27
>>116 ロンメルがノルマンディー戦前後に連合軍に譲渡して、
それが処刑の原因になったとか、
あるようなないような話だけど、
製造に必要な重水施設とか破壊されて、
研究者も流失していたので
ブツそのものは完成してない(んでしょ?)。
118 :
名無し三等兵:02/03/27 17:44
1990年ぐらいのニュースステーションで
広島で使われたリトルボーイはナチスドイツから接収した
3個のうちの1個だってのはやってた
119 :
名無し三等兵:02/03/27 18:18
トンデモ話として話に加わるが、リトルボーイ系列(ドイツからの接収品)
ファットマン系列(原子炉運転でできたプルトニウムの国産品)というように、
2種類並行開発の無駄が説明できるね。
120 :
名無し三等兵:02/03/27 18:25
1944年の段階で開発を断念した事になっているが・・・。
>>119 というか、ウラン型かプルトニウム型か、どっちがモノになるかわからなかったための
同時開発だと思うが・・・。
まぁ、結局両方ともモノになってしまったのだが・・・
dデモ話にマジレススマソ(w
age
123 :
名無し三等兵:02/03/29 14:56
だー。右翼の害戦車、目黒通りを五月蝿くがなってんじゃねー
何をがたがた………。
うちの職場の前なんぞ靖国通りじゃ。
我慢されよ!!!
凱旋車ってどこから凱旋してくるんでしょうか? 竹島? 国後?
age
127 :
名無し三等兵:02/04/02 23:57
トルーマン大統領、とっても、イケメ・・・とはいえない(反省汁!)
128 :
名無し三等兵:02/04/03 01:48
>>96 「鬼畜ルメイ」ね。
まぁこれは日本人の言う事が正しい。
戦略爆撃で10万人死のうが知ったこっちゃない
と言ったヤシだし。
129 :
名無し三等兵:02/04/03 01:52
レイテ戦の時に原爆があって、日本艦隊に投下していたら面白い
ことになったのになぁ
残念無念
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