清の末路やWW2直前の英仏を調べるがいい。
周辺諸国の軍備を考慮せず自分の都合だけで軍事費を減らした結果は悲惨だ。
軍事・外交は常に周辺諸国との相対的なもの。
一時の節約が情勢の不安定化を招き、
将来巨大な損失をもたらす可能性があることを忘れちゃいかん。
清は軍事費をけちって近代化が遅れたせいで新興国の日本にすら負け、
眠れる獅子と思われていたのが実は張子の虎とばれた結果、
欧州列強の切り取り合戦・国内反乱を招き亡国の道を辿った。
日本に負けなければ亡国の道は辿らなかったよ。
英仏は軍事費をけちって独の拡張主義に対し寛大な姿勢を取ったせいでWW2を招き、
莫大な戦費と戦争被害の結果植民地と超大国の地位を失った。
仏に至っては国土を占領されるていたらく。
早期に独の拡張主義を押さえこんでいればWW2は起きなかったよ。
金が足りなくなったら、それこそ金の有効な使い道を考えにゃならん。
中国が日本の脅威にならない様にコントロールすることを考えればいい。
対中ODAを無くし経済的に締め上げる。
その金で米と東南アジア諸国を抱き込んで集団安保体制を組む。
米は中国が東南アジアで覇権主義を取るのを見過ごしはしない。
経済的実力、領土紛争を考えれば東南アジア諸国は確実に日米につく。
こうすれば中国が拡張主義をとったら周囲全部が敵になりどこにも手出しできなくなる。
実施する必要は無い。姿勢を改めない場合こちらにも考えがあると匂わせるだけで効果はある。
これが外交ってものだ。
中国を締め上げるなんて簡単。
中国製品が途絶えたところで日本、台湾、東南アジアには穴を埋める生産能力はある。
国際的態度を理由に対中援助をやめ、市場の閉鎖性・権利侵害等を理由に中国製品を締め出せば、
国内に販路が無いんだから中国経済はあっという間に衰退する。
対日・対米輸出で繁栄してきた南の沿岸部が北京に対し方針変更を求めるのは確実だし、
北京が力で押さえつければ国内で経済的に最も有力な地域に不安を抱えることになる。
民族問題、周辺諸国との領土紛争も加われば勝手に自滅するよ。
防衛費削減はここまでやって中国の対日圧力を削がなきゃ危なくてできん。
集団安保体制で東南アジア全体の紛争の可能性が減るから軍縮も出来ていいことづくめ。
中国国内でも貿易立国・経済発展を求める人はこっちの方が都合がいい。
都合が悪いのは中国国内でも拡張主義を取りたい人だけ。
594 :
名無し三等兵:02/02/21 22:25
今の日本にユニクロを切り捨てる余裕はない。
抑止や防衛というのは0か100かではない。各レベルに応じたやりようと
いうものがある。このスレの惨状は、軍板の限界を示したものだ。政論にま
つわる狂信の愚と、ここの住民も無縁ではなかった。そのことを頭にいれて
この板とつきあっていくしかないだろう。
>592
異民族王朝の清が国民軍を強化すればどうなるかは辛亥革命を
みればわかるでしょう。あの国は軍事を拡張しなかったのでは
なく出来なかったのです。
英仏は別に軍縮してたわけではないでしょうに。マジノ線に
しろ、艦隊戦力にしろドイツより遥かに充実してましたが何か?
ドイツの急激な軍拡に対抗していれば戦争は防げたかもしれま
せんが起こりもしなかった戦争のために無駄金を使ったとしてチ
ェンバレンは結局失脚していたでしょうね。大体それはヒトラー
がどの程度トンデモだったかを知っている現代人なら下せる判断
でしかないので後知恵もいいとこでしょう。
>593
案としては申し分ありませんがそれを実行する政治遂行能力が
日本にはありません。今後もそれは期待できません。政治家は
ああだし若者はこうだし・・・・・もう終了です
というか削減するとしたら何処を切るかを語るスレでなぜ増や
す話が出てくるのでしょうか。そこまで軍拡がしたければ新た
にスレを立てれば良いじゃないですか。折角具体的な話をされ
る方が出てきたのに・・・・・
まあいいやここもう廃墟みたいだし
598 :
名無し三等兵:02/02/21 23:09
しかし、この株価の反発はなんだ?
===断末魔かな===
>>599
誤爆でした。参考になるレス有難う。
腐敗・堕落・無能の果てに滅びた清末期だけを見て語るんじゃない。
異民族統治の要は、反乱を確実に鎮圧できる力を中央が誇示し続けること。
地方軍閥は中央の力が衰えない限り存在できない。
勝てる見こみが無ければ中央に対し叛旗を翻すことはできんのだから。
飴と鞭の使い分け、絶望の後に希望を与えすがらせるのが異民族統治の要諦。
反乱軍は完膚なきまでに叩きのめし敗北感を刻み込む。
分割統治で地元勢力の一部を取り込み反抗勢力の成長を防ぐ。
英のインド植民地経営、元・清の中国征服時の統治は同じ手法だ。
英仏とWW2については確かに後知恵だが、過去の人間と後世の人間の立場は違う。
歴史を知る後世の人間の場合、同じ失敗を繰り返すのはただの無能。
過度な融和策が独の増長・世界大戦を招いたという歴史的事実があるんだ。
フォークランドも軍事力削減が戦争を招き、莫大な戦費を支出する羽目になった実例。
当時の独はベルサイユ条約の軍備制限と賠償金負担で圧倒的劣勢。
再軍備宣言時・オーストリア併合時に軍事行動に訴えてでも阻止する意思を見せれば
独は再軍備も併合も出来なかった。威圧するだけなら戦費もかからん。
躾は早いうちにがつんとやるもの。
甘やかすほど増長して力をつけ、結果押さえるのにより多くの費用と労力が必要になる。
政治の遂行能力については、ここ1年は大分まともになった。
李登輝訪日問題・北方領土沖さんま漁問題・アフガン問題・不審船問題などへの対応は
湾岸戦争・掃海部隊ペルシャ湾派遣時より進歩してるし、国内の問題も浮き彫りになった。
金正日の息子らしき人物の不法入国時も、正体不明といいつつ映像に写した効果は大きい。
あとは不審船を引揚げれば、日本近海での不審船活動抑止に大きな効果があるよ。
私は、田中真紀子最大の功績は外務省を機能麻痺させたことだと思ってる。
ここ1年を見れば、外務省が介在しない方が日本の国益に沿った外交が出来たからな。
どうしても防衛費削減を話題にしたいなら、
集団的自衛権容認と周辺諸国との相互防衛協定締結は前提として必要になる。
この2つの組合せは、締結国間の紛争が無くなり、締結国外には強力な抑止力になるから、
軍縮と地域の平和維持には極めて効果的なんだ。
あの、大変失礼な物言いになりますがあなたは特に歴史学を専攻な
さった訳ではなさそうですし、ここは世界史板ではないのであなた
の歴史談義にマジレスさせていただくのはこれで最後にさせていた
だきます。異論がおありなら世界史板におこしください。
>腐敗・堕落・無能の果てに滅びた清末期だけを見て語るんじゃない
細かいことは省きます。異民族支配の形をとる国々においてヨーロッパ型の
国民国家を実現するのは土台無理だったのです。同じことはオーストリア
やトルコにも言えます。これらの国では国民軍を強化すればするほどそれ
は潜在的な脅威となります。兵士の大部分が漢民族なのですから当然ですよ
ね。彼らに「国を守れ」と命じるには守るべき「国」を定義してやることが
必要になってきます。しかしそれだと国民軍が異民族王朝を守るという矛盾
が露呈してしまいます。国民自らがなんの権利も持たない異民族支配の専制
主義国家を支配されているだけの国民からなる軍隊に守らせるのは矛盾が大
きすぎます。守るべきものの正当性に疑問を持ちかねない武装集団を強化す
るのは外敵以上に危険です。
外国に負けたことも致命傷かもしれませんが、もし清がより強大な軍を持っ
ていたとしたら軍閥がより強大になるだけで滅亡は避けられないでしょう。
つまり清が強い軍隊を持つ事はあの国の滅亡を防ぐ要素にはなりえません。
ドイツに対する扱いも同じことです。もともとベルサイユ条約がめちゃく
ちゃな条約だったことを無視して泥縄式に英仏が軍事力でナチスの要求を押
え込めばそれで事がすんだと考えられないでしょう。運良くヒトラーが失脚
してもその後にはより過激でいかれた指導者が出てくるだけです。徹底的に
ドイツを軍事力で抑え込めば、まさに今の世界がそうですが世界は半世紀早
く「テロの時代」を迎えるだけです。ベルサイユで作られた矛盾を省みなか
った時点でドイツの不満の爆発は避けられない運命だったのです。
このようにこれらの例は現代の日本にはあてはめられません。状況も
対外関係も違いすぎます。素人談義のネタにしかなりません。
>どうしても防衛費削減を話題にしたいなら
つまりあなたが考える前提を抜きにして防衛費の削減は認められない
という意味でしょうか。案としては良いかもしれませんが上記の様な歴
史認識に基づいてそう考えられるならば再考をお薦めいたします。
他国が始めた戦争に否応なしに巻き込まれる事に日本人がなじむかどう
かは疑問です。それよりは日本列島に引き篭って攻めてくる奴を順次叩く
ほうが理解が得られそうですが。