リレー小説!!北朝鮮vs日韓米連合軍【第三章】

このエントリーをはてなブックマークに追加
315椿30郎:02/05/05 23:39
>>314
「なに!」
ドミトリィは、一歩踏み出した姿勢のまま、暫時硬直してしまった。
歩兵として平均的な経験を積み上げてきた彼の理性は、そのような状態で安全を確保されていない
空間に身を晒すことがどれほど危険であるか絶叫していたが、余りにも唐突に発生したその音は、
ほんの一瞬だけ彼の動きをとめるには十分にすぎた。

それが彼にとって最大の、そして最期の失策となった。

ひゅっ。

空を切る鋭い音が、耳元に迫ってくる。
それが何か把握するコンマ数秒前に、その音をたてたものがドミトリィの首筋に突き刺さった。
「!」
首筋に異物感を感じ、ドミトリィは咄嗟にそこを押さえた。
指の隙間から、生暖かくぬめった液体が、存在しない蛇口を開放したかのような勢いであふれ出る。

・・・・・・・血、か・・・・・・?これは・・・・・・・・

ドミトリィの意識は、そこで途絶えた。
ゆっくりと前のめりに倒れ、全身をガクガク痙攣させながら階段を転がり落ちる。

ドミトリィ・カジンスキーの29年間、その短いとは言いかねる生涯は、硝煙をかぐこともなく、
一階フロアに転がり落ちた彼の屍、その傍らに乾いた音を立てて落下した小さなナイフによって
強制的に終了させられた。
316椿30郎:02/05/06 00:36
>>315
「ドミトリィ!」
一階ロビーの遮蔽物、そこにかくれていた一人が、慌てて身を乗り出した。
あるまじきことではあるが、けつまずいて転がり落ちたかと早合点してしまったのだ。
冷静に考えれば、後続が転がり落ちた程度で身を乗り出すことがどれほど危険か、
彼にもわかっていたはずではあった。
だが、彼は敗残兵として逃げ回る以前からドミトリィと肩を並べて闘っており、
ドミトリィには何度か命を助けられたこともあった。
半月ほど前、三度目に危ういところを助けられたとき、彼はドミトリィに誓っていた。
『この次おまえがヤバくなるようなことがあれば、必ずおまえを助ける。いつまでも借りを作りっぱなしにゃ
しておけないからな』
ドミトリィはわらって答えた。
『・・・・まずは自分が生き延びることを考えろ』
そのすぐ後、彼らはちょっとしたボタンのかけ違いから、かつての友軍にもジエイタイにも狙われる敗残兵
となってしまい、今や身を潜めて戦争の終わりを待つだけになってしまったものの、その誓いはいまだ彼の
中では生きつづけていた。
まってろ、ドミトリィ。今助けに。
彼がドミトリィの方を向いたとき、再びあの鋭い音が小さく鳴った。

とん。

ドミトリィの命を奪ったものと同じ大きさのナイフが、今度は彼の延髄を断ち切った。
彼は、自分に何が起こったのか理解する暇もなく、ドミトリィの後をおった。

ロビーをはさんだ反対側の遮蔽物に隠れていたもう一人は、彼が立ち上がりかけた姿勢から
ものも言わずくずおれたのをみて、一瞬にしてパニックに襲われた。
ドミトリィたちと違ってまともな実戦経験をもっていないもう一人は、無意味な絶叫をほとばしらせながら
ロビーに向けて小銃を乱射する。
曳光弾や跳弾の閃光が無秩序にロビーの中を彩るが、半分素人の悲しさ、一発も"敵"にあてることが
できなかった。

ひゅん。

その音は発砲音にかき消されて、まったくその敗残兵の耳には届かなかった。
だが、どことも知れぬ暗がりから放たれたナイフは、その敗残兵の喉笛を正確に射抜いた。

踊り場に残っていた3人は、ドミトリィたちが瞬く間に命を落とした現実を前に、いち早く事態を察した。
「だめだ、入り口は押さえられちまった!」
3人は、迷うことなく階段を駆け上がり、もときた道を全速力で逃げ帰っていった。

3人が走り去って言った直後、ロビーの暗がり、ソファの影から人影がゆらりと立ち上がった。
油断のない目つきで周りを見渡し、とりあえずの危険がないことを確認してから、右手を口元に当てる。
そして、小さな声で無線機に語りかけた。
「こちらはちまき、ロビーは押さえた。頼むぞ、シマダ」
317名無し三等兵:02/05/07 01:10
あげ
318名無し三等兵:02/05/08 13:31
age
319名無し三等兵:02/05/09 17:23
日本と比較する事は率直に言って困難です
作成者:サッカー行政改革
作成日:2002/05/06 00:40 (from:211.207.153.212)
日本は明らかな軍事大国です、たとえ愛国心が有るので認めるのはいやだと私たちが言おう

客観的な戦力や技術水準で見る時、確かに軍事大国です、その名の通りの技術集約型(ハイ
テク)
先進軍隊と言えるでしょう、わが国も将来的にはハイテク型に移行しようと準備中だが
なにしろ(日本は研究開発の)予算も多く投入されていてまた経済大国日本から拠出される
わが国と比べる事もできないような莫大な国防費予算を見ても
わが軍が日本と比べられるレベルではありません。
私たちはまだ在来式(旧式)軍隊ですよ、
そしてもし戦争が起こっても(日本に勝つためには)一般戦闘の10倍以上の被害を
甘受しなければならない上陸戦を(韓国軍が)行わなければならないし
その上陸作戦を支援する空軍力、海軍力、レーダー、ミサイル技術等全ての面で日本に劣りま
す。
上陸すらできずに海に沈む可能性も高いし、特殊部隊投入のゲリラ戦闘も難しい、というのも
日本は海に囲まれた島国であるためです。
更に補給と後方支援など様々な課題があり特殊戦を行うのも大変です
・・・とにかく日本は嫌いだが彼らの軍事力は切ないですが私たちなど問題ではありません。
320名無し三等兵:02/05/14 10:03
age
321名無し三等兵:02/05/15 00:23
保守
322名無し三等兵:02/05/16 15:00
保守
323名無し三等兵:02/05/18 22:56
>>319
これって何処からのコピペ?IPは勧告だけど。
324ふー。:02/05/20 22:28
大変ご無沙汰しております、ふーです。

2月に小説をここに載せてから、ちょっと色々ありまして、今浪人生活をしております。
ので、なかなか小説を書ける状態にありません。
報告が遅れまして、本当に申し訳ありませんでした。
できることなら、また機会があったら小説を載せていきたいと思っています。
では。
325海の人:02/05/20 23:49
>324
 まぁぼちぼちいきましょう:-)
326名無し三等兵:02/05/24 21:21
緊急浮上ーーーー!!!
327椿30郎:02/05/25 10:49
>>324
お久しぶりです。
色々大変そうですけど、まずはご自分のことを頑張ってください。
私も、ふー。さんと同じく浪人してました。もう10年くらい前ですが。
その経験から申し上げれば、まぁ何とかなるもんですよ。

というわけで、機会があれば掲載をお願いします。
ではでは。
328 ◆GDe69G3I :02/05/29 00:19
b
329名無し三等兵:02/06/01 23:24
高軌道へ上昇
330名無し三等兵:02/06/08 15:03
保守
331名無し三等兵:02/06/08 15:21
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/off/1023516980




バーナー保守員関連のオフ会開催の話が持ち上がっています。ちなみに私は参加します。
332 :02/06/12 00:45
あげとくよ
保守sage

334名無し三等兵:02/06/15 12:18
緊急浮上!
335名無し三等兵:02/06/18 14:18
保守上げ
336名無し三等兵:02/06/21 18:20
337椿30郎:02/06/21 22:56
>>316
何度も足を取られ、ともすれば転びそうになりながらも、3人は狭くて急な階段を必死に駆け上がった。
もはや彼らの頭には大広間に戻ること、その1点しかなくなっており、本来の命令である一階ロビーの
確保はどこかに消し飛んでしまっていた。
「冗談じゃねぇや」
あえぎながら、先頭を走っていた一人が思わず口走っていた。
「畜生、冗談じゃねぇぞ。冗談じゃねぇぞ」
それは自分を取り巻くあらゆるものに対する呪詛だったのだろうか。
まったく断片的な言葉ではあったが、目の前で歴戦のヴェテランを含む仲間達を瞬時に失ったものにしてみれば
それ以外に言いようがなかったのだろう。
「もっと人手がいる。俺達だけでは」
呪詛に答えるように、彼に続いていた敗残兵が叫んだ。
だが、彼の意図は大広間のドアにたどり着いたところで打ち砕かれることとなった。
呪詛をはいていた敗残兵がドアノブに手をかける前にドアが音もなく開く。
そして、中から彼らの仲間がゆっくりとよろめくように出てきた。
中から出てきた仲間は、軍装の胸を赤黒い何かで彩っており、ドアにすがりつくようにして彼らを見上げ、
それから骨を抜かれたかのような唐突さで床にくず折れた。
仲間の背中には、拳ほどもある破孔が開いていた。
明らかに、胸から入った弾丸が背中に突き抜けたときにできた傷だった。

先ほど聞こえてきた轟音、それがもたらしたものはやはり大広間に残っていた者の死であったのだ。
338海の人●海の砒素:02/06/22 08:09
 きたっ:-)
339海の人●海の砒素:02/07/02 12:16 ID:???
 保守〜
340名無し三等兵:02/07/03 01:23 ID:K180jHwz
age
341名無し三等兵:02/07/04 23:37 ID:3UtD5JiA
あげ
342名無し三等兵:02/07/04 23:39 ID:WqJT0qs7
あげ
343名無し三等兵:02/07/04 23:43 ID:???
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ageだそうですよ
\__   _________
     ∨                 フフ・・・
    ∧_∧ モジモジ      〃ノノ^ヾ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ( *・∀・)           リ−` ル <  そうですね
   (つ<V>)  旦   旦.   ( V  ノ   \__________
   ( ̄__)__)  ̄| ̄ ̄ ̄| ̄  (_  ̄}0

(誰かネタかいてくれないかな)
                   (自分で書く気は無いのかこのガキは)
344名無し三等兵:02/07/17 23:28 ID:dOZcwrHm
あげ 

345名無し募集中:02/07/25 01:11 ID:???
 
346名無し三等兵:02/07/29 13:31 ID:txQes1J7
「いらっしゃい!」
経済危機により日本各地に乱立した闇市に
最近、軍関係の横流し品が目につく。。
自衛隊、米軍はもとより
ロシア、北朝鮮のモノまである。

アングラ経済は相当な規模になり
世界の軍オタの日本詣でがステイタスとなった今日だ。
347名無し三等兵:02/07/29 14:11 ID:VUc56c/m
その日ワシントンに10年以上潜伏していた北朝鮮工作員に
北朝鮮でロシア人技術者によって整備を行った
旧ソ連製スーツケース型核爆弾が届けられた。
命令はホワイトハウス破壊である。
348椿30郎:02/07/31 21:12 ID:???
>>337
状況の余りにも急な激変は、いまや3人の理性が許容できる範囲を超えようとしていた。
地上に通じる道は、ドミトリィをあっさり死に追いやった魔術師が塞ぎ、増援を求めようと
駆け込みかけた大広間は、おそらく仲間の屍で埋め尽くされている。
つまりは、逃げ場を失いかけたまま手も無く殺されようとしているのだ。
「ちきしょう、どうなってんだよ!」
最後尾にいた敗残兵が、涙で顔面をぐしゃぐしゃにしながら叫んだ。
敵には航空機も戦車も無いのに、こんなにも一方的に追い詰められて壊滅させられようとしている。
彼の吐いた叫びは余りにも陳腐ではあったが、それゆえに彼の思いを端的に表現していた。
「まだだ!」
先頭にいた敗残兵が、彼を押さえつけるような絶叫を上げ、通路の一角を示した。
そこにはそっけないスチール製のドアがあり、ドアの上には光を失った非常口の標識があった。

あそこから出るぞ!まだ敵の手が回っていないかもしれん!

誰も何も言わなかったが、考えることは同じだった。
3人が一塊になってドアに殺到し、先頭の敗残兵は銃を片手に持ちかえるのももどかしくドアを押し開ける。
さび付いたドアは、ほんのわずか抵抗するそぶりを見せたが、軋みをあげて力のままに勢いよく開いた。
349名無し三等兵:02/08/01 16:01 ID:???
太郎は森で、きたちょうんせんのへいたいさんと出会いました。
た「わぁ!きたちょうせんのへいたいさんだ。」
き「ていこくしゅぎしゃめ見つけたぞぉ!」
きたちょうせんのへいたいさんは太郎にてっぽうをうってきました。
バン!バン!バン!
た「うわぁ!にげろぉーー」
太郎は森のおくへにげました。でも、きたのへいたいさんはまだ追ってきます
き「にがさないぞぉ!まてぇーー!」
にげているあいだに太郎はいいアイデアを思いつきました。
た「よぉーし!トンチであいつをやっつけてやる!」

                         続く


350名無し三等兵:02/08/01 17:18 ID:2lELR6dh
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ageだそうですよ
\__   _________
     ∨                 フフ・・・
    ∧_∧ モジモジ      〃ノノ^ヾ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ( *・∀・)           リ−` ル <  そうですね
   (つ<V>)  旦   旦.   ( V  ノ   \__________
   ( ̄__)__)  ̄| ̄ ̄ ̄| ̄  (_  ̄}0

(誰かネタかいてくれないかな)
                   (自分で書く気は無いのかこのガキは・・)
351347:02/08/02 21:47 ID:???
「もうすぐか」
北朝鮮工作員は煙草を吸いながらホワイトハウスを眺めていた。
(成功しても捕まれば死刑になるだろう。まさか日本人のように玉砕する事になるとはな)
チッチッチッ
「5、4、3、2、1」
その直後ホワイトハウス正面でスーツケース型核爆弾は正確に作動し
直径300メートルの火球が発生しホワイトハウスは完全に破壊された。

352名無し三等兵:02/08/03 16:51 ID:6Er4M6TU
あげます
353名無し三等兵:02/08/14 03:15 ID:yV0o0tdi
age
354名無し三等兵:02/08/25 09:07 ID:???
保全sage
355名無し三等兵:02/08/27 23:34 ID:c8eUdJhl
新作キボンヌあげ
356名無し三等兵:02/09/02 12:40 ID:???
誰もいないからsage
357名無し募集中:02/09/11 03:30 ID:???
そろそろ書こうかな?
358大艦巨砲主義:02/09/16 06:56 ID:???
点呼取ります
359名無し三等兵:02/09/17 19:33 ID:???
続きまだ?
360名無し三等兵:02/09/17 22:55 ID:534nq95Y
大東亜の政(まつり)ゴトの情勢は複雑怪奇でこの小説も真実(現実)は
小説よりも奇なりで止まってしまうんだろううか(泣
361椿30郎 ◆WOattKqg :02/09/17 23:14 ID:???
すみません。。。。。。
あれこれとネタはあるんですが、なかなか文章にまとめるヒマがなくて。
でも、このスレが存続する限り、必ず私は続きを書きますので、
今しばらくのご容赦をば。。。。。。

362名無し三等兵:02/09/25 17:03 ID:IeMk1UMI
450まで逝ってた
保守
363海の人●海の砒素:02/09/25 17:04 ID:???
>361
 楽しみにしてまっせ〜スレある限り:-)
364名無し三等兵
えっと、前々スレの398の復活きぼんぬ