191 :
名無し三等兵:02/04/01 20:30
a
192 :
名無し三等兵:02/04/08 00:46
あげ
193 :
名無し三等兵:02/04/09 10:12
age
どんな最強のフネでもいずれは沈むんだよ。
もういいかげん退艦してもいいのでは?
195 :
名無し三等兵:02/04/10 16:41
あげ
196 :
各国の事情:02/04/11 14:11
第二章 第1話
星一つ見せぬ闇夜の下、灯火管制された艦隊が静々と進んでいく。
先頭を従者のように進む防空巡4隻と、それに連なる8隻の駆逐艦。そして、後方を進む艦はある種の、独特のシルエットを持っていた。
排水量4万トン近くある船体は不自然に喫水が浅く、巨大な箱型艦橋と簡略化された後部三脚
檣。そして、本来は砲塔が収まるべき場所は甲板装甲と同じ厚みを持つ装甲板が張られ、代わりに13.3cm連装両用砲を甲板に所狭しと並べられている。
それは、大英帝国期待の新型超弩級戦艦「ライオン」。本来は45口径16インチ砲三連装三基九門の、ドイツのビスマルク。フランスのリシュリュー級を性能で凌駕できる戦艦と成る筈だった。
だが、独仏伊の通商破壊戦による物資の欠乏と、バトル・オブ・ブリデンの後遺症で各種工場の
復興がならず、16インチ砲を乗せる事が出来なかったのだ。その為、既存の15インチ砲やKG5の14インチ砲を載せる事を考慮されたが、R級やKG5級が度重なる艦隊戦で消耗するに至っ
て、砲身や装甲板の生産が難しくなった為、遂には主砲さえも載せることが出来なくなって
しまった。
加えて、船団護衛用のR級戦艦が先の「ブレスト沖海戦」に置いて「レゾリューション」を失った
為に、船団護衛に使える艦が減ってしまい、追加要員がわりに半ば強引に護衛艦隊に編入され
てしまったのだ。海軍省では期待の新戦艦が備砲もないのでは話にならないとして、ダイドー級
用に過利生産された13.3cm連装両用砲を何と24基も載せたのだ。
その戦艦としては妙に「つるぺた」然としてしまった甲板を見やりながら、参謀長が呟く
「今晩が新月で良かったですなあ・・・、月一つ無い夜ならば、忌々しいダンケルクやカイオ・デュイ
リオ級に襲われる事もなさそうですな・・・」
それに窓の外を見つめていた艦長が答える
「往時は、世界の海を制していた我が帝国海軍も、今は二級海軍に地中海と大西洋の制海権
を奪われ、風前の灯か・・・。まさか、大英帝国最強最強戦艦が「大型護衛艦」となって竣工される
事になるとは・・・・ フィッシャーも驚きだろうな・・・」
「まったくです、物資欠乏のために主砲塔も載せられないとかで・・・・ 二番艦の「サンダラー」は
先日沈んだレゾリュ−ションの予備の15インチ砲を連装で三基積むそうですなァ・・・・・」
「だが、三番艦の竣工はまだ先だ。ココで私たちが輸送船団IO15の輸送を完了させれば、イギ
リスは後半年間は戦える鉄鋼と油を手に入れることが出来る! 間違ってもイタリア海軍やフランス海軍などには襲わせられんな!!!」
「まったくです! だが、この「ライオン」とダイドー級4隻と護衛駆逐艦二戦隊が有れば、地中海
艦隊に余力も出来ましょう。」
「うむ、一つの罠も仕掛ける余裕が有るな」
197 :
各国の事情:02/04/11 14:13
第1話
星一つ見せぬ闇夜の下、灯火管制された艦隊が静々と進んでいく。
先頭を従者のように進む防空巡4隻と、それに連なる8隻の駆逐艦。そして、後方を進む艦はある
種の、独特のシルエットを持っていた。
排水量4万トン近くある船体は不自然に喫水が浅く、巨大な箱型艦橋と簡略化された後部三脚
檣。そして、本来は砲塔が収まるべき場所は甲板装甲と同じ厚みを持つ装甲板が張られ、代わり
に13.3cm連装両用砲を甲板に所狭しと並べられている。
それは、大英帝国期待の新型超弩級戦艦「ライオン」。本来は45口径16インチ砲三連装三基
九門の、ドイツのビスマルク。フランスのリシュリュー級を性能で凌駕できる戦艦と成る筈だった。
だが、独仏伊の通商破壊戦による物資の欠乏と、バトル・オブ・ブリデンの後遺症で各種工場の
復興がならず、16インチ砲を乗せる事が出来なかったのだ。その為、既存の15インチ砲やKG5
の14インチ砲を載せる事を考慮されたが、R級やKG5級が度重なる艦隊戦で消耗するに至っ
て、砲身や装甲板の生産が難しくなった為、遂には主砲さえも載せることが出来なくなって
しまった。
加えて、船団護衛用のR級戦艦が先の「ブレスト沖海戦」に置いて「レゾリューション」を失った
為に、船団護衛に使える艦が減ってしまい、追加要員がわりに半ば強引に護衛艦隊に編入され
てしまったのだ。海軍省では期待の新戦艦が備砲もないのでは話にならないとして、ダイドー級
用に過利生産された13.3cm連装両用砲を何と24基も載せたのだ。
その戦艦としては妙に「つるぺた」然としてしまった甲板を見やりながら、参謀長が呟く
「今晩が新月で良かったですなあ・・・、月一つ無い夜ならば、忌々しいダンケルクやカイオ・デュイ
リオ級に襲われる事もなさそうですな・・・」
それに窓の外を見つめていた艦長が答える
「往時は、世界の海を制していた我が帝国海軍も、今は二級海軍に地中海と大西洋の制海権
を奪われ、風前の灯か・・・。まさか、大英帝国最強最強戦艦が「大型護衛艦」となって竣工される
事になるとは・・・・ フィッシャーも驚きだろうな・・・」
「まったくです、物資欠乏のために主砲塔も載せられないとかで・・・・ 二番艦の「サンダラー」は
先日沈んだレゾリュ−ションの予備の15インチ砲を連装で三基積むそうですなァ・・・・・」
「だが、三番艦の竣工はまだ先だ。ココで私たちが輸送船団IO15の輸送を完了させれば、イギ
リスは後半年間は戦える鉄鋼と油を手に入れることが出来る! 間違ってもイタリア海軍やフラ
ンス海軍などには襲わせられんな!!!」
「まったくです! だが、この「ライオン」とダイドー級4隻と護衛駆逐艦二戦隊が有れば、地中海
艦隊に余力も出来ましょう。」
「うむ、一つの罠も仕掛ける余裕が有るな」
198 :
名無し三等兵:02/04/13 20:54
age
199 :
名無し三等兵:02/04/15 16:35
あげ
sage
さげ
age
う〜ん
参加したいとは思ってるんだが、
中型戦艦ってのがどうもしっくりこなくて・・・
204 :
名無し三等兵:02/04/19 15:32
シャルンホルストが一番かっこいいね
205 :
名無し三等兵:02/04/19 15:52
いやいやダンケルクでしょう
あのSFチックな艦橋がもうたまらん
206 :
超甲巡マンセー:02/04/20 02:11
>203
この際、もう。中型戦艦以外でも語って下さい!
207 :
超甲巡マンセー:02/04/20 02:11
上の方でも、ライオン級出るSS書き始めている人も入る事ですし
中型戦艦なんてモノはないだろ。
209 :
超甲巡マンセー:02/04/20 02:51
>209
はい、その通りです
210 :
超甲巡マンセー:02/04/21 21:03
あげ
211 :
名無し三等兵:02/04/25 18:01
age
212 :
名無し三等兵:02/04/26 20:53
あげ
213 :
名無し三等兵:02/04/27 22:39
age
214 :
名無し三等兵:02/04/27 22:48
>>210 上げたいのなら何か新しい問いかけしたら?
215 :
名無し三等兵:02/04/27 23:05
戦後、超甲巡がたどる運命を予測するとか
216 :
名無し三等兵:02/04/28 11:39
アラスカ級の評価が低いのは大量の正規空母とアイオワを抱えるアメリカだか
らであって、他の国なら充分有効な戦力と評価されてると思うのだが。
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218 :
名無し三等兵:02/04/28 12:05
どこかの馬鹿が暴れてるな。
219 :
名無し三等兵:02/04/28 14:03
>215
長門と一緒に水爆実験。
220 :
名無し三等兵:02/04/28 14:17
>>219 スターリンの強欲要求に屈してソ連に引渡し。
>215
戦後のソ連への抑止力に
「まさか・・・・・・・・・このような痴態を晒す事になるとはな・・・・・」
「『無い』よりかはマシですが・・・・・。この場合は『有って』もイヤですね・・・・」
シンガポールにて、改装を受けている「ライオン」。船団護衛時には「つるぺた」だった前後甲板に
「砲塔」と「主砲身」を乗せる工事をしているのだが・・・・
「まさか・・・・ダミー砲塔・砲身とはな・・・・・・・」
「昨今の物資欠乏のため・・・・・恥をしのんで・・・・・・・ですね」
太平洋の要。シンガポール基地工廠でも、物資欠乏は大問題であった。燃料となる重油は産出されてはいるが、鉄鋼はオーストラリアから持ってこなければ成らない。 だが、その鉄鋼は独仏
の通商破壊艦隊によって止められているのだ。
よって、「ライオン」の砲塔・砲身は木星のダミーである。砲爆撃を受けたら、一たまりも無いだろう。
「でも、一応は格好はつきましたよ」
「格好だけでいくさが出来るか・・・、と言っても、頭の緩いイタリア艦を騙すのには丁度良いか」
来月には「IM12船団」が出航する事になる。この輸送船団が本国に辿り付けば、本国は半年
間は充分な作戦を行動を行う事が出来るのだ。 そうすれば、英本国離脱作戦の足掛けに成る
だろう。
それと、同時に失敗してしまったタラント湾空襲を再び行う。前回では低速の空母機動部隊は
たまたま、進路上を進む民間船に発見され、撃沈するまえに本国に打電され、急遽迎撃戦闘機
隊と対空砲火に遮られて失敗してしまった。
(不運は続き、帰路には「イラストリアス」がUボートに雷撃を受け、大破してしまった)
「今回は、向こう(戦艦・空母)が囮で、こちら(護衛艦隊)が主力ですからな・・。せいぜい引っ掻き
回してもらいましょう。」
「うむ、彼らには悪いが今回は犠牲になって貰う! だが、次こそは我らが海戦の主力となって、イタリアに目に物を見せてやるのだ!!」
彼らが工廠で自分勝手な世間話をしている頃・・・・・・・
「帰ってくる者」が居た。
さげ
さげ
洋上を東に向け進む艦隊・・・・・・・
前方には駆逐艦と大型駆逐艦が哨戒を勤め、その後方に6インチ砲を7門積んだ奇妙な巡洋艦、そして三脚檣の戦艦が続き、更に後方には「まっ平ら」の艦容を持つ船が続いていた。
戦艦マニアが居たならば、その艦隊の奇妙さに首を傾げただろう。
大型駆逐艦は「トロンプ」、巡洋艦は「デ・ロイヤル」級軽巡、仮想敵国の日本の古鷹級のカウンターとして建艦された。その後方の艦は「ネヴァダ」級戦艦。さらに後方は「インディペンデンス」級軽空母だ。
だが、何故米艦隊が東へ向かうのだろうか?いや、もし、洋上に国旗に詳しいものが居た
ならば、奇妙な点に気付いただろう。
上から、「赤・白・青」の横帯が描かれた国旗。そう、この艦隊はオランダの艦隊なのだ。
独逸軍の侵攻により、国を追われたオランダの首脳陣と一部の軍人達が、アメリカに亡命したのだが、友邦国イギリスの危機に立ち上がったのだ。 そして、今一、欧州戦に乗り気でない国民の
為に英国への支援を行えないアメリカが、オランダの「失われた国土の回復」を紳士的精神により支持すると言う「大義名分」により、無理やりオランダ艦隊に旧式艦・補助艦艇を付与して太平洋に送り込んだのだ。
「言ってみるものですな・・・・ まさか、戦艦を一隻くれるとは・・・・・・」
「うむ、やっとアメリカも重い腰を上げたようだ」
旧「ネヴァダ」現「ゼーゴイセン」の艦橋でカレル・ドールマン中将が呟く
「これだけの戦力が有れば、ヴィシー・フランス東洋艦隊も一捻りでしょう」
「うむ、正しいオランダに戻すのは、植民地に根拠地を作ってからだな。
その為には・・・イギリス東洋艦隊と協力し、サイゴンに巣食うドイツ潜水艦隊と
フランス東洋艦隊を潰す必要がある。」
「苦しい戦いに成りますな・・・・」
「だが、我らは帰ってきたのだ。取り戻すために・・・・・」
酷暑の中、司令部の地下の情報部での会話
「おいおい、何だこりゃ」
偵察機が撮って来た数枚の偵察写真を虫眼鏡で覗き込んでいたハンス・リッター中尉が興奮し
た声を上げた
「どうした? ライオン級の2番艦がやってきたか?」
分析科の上司、シュバルツ・フォン・エーベルバッハ大尉が、「本物」のコーヒー片手に覗き込んで
来た。
「いえ、そうではないです。アメリカさんが重い腰を上げたようですよ、逃亡者に強力な武器を与えたようです。」
最初の写真はシンガポール・リンガ泊地周辺の物で、数隻の戦艦と巡洋艦が停泊している。その
中には新鋭「大型」護衛艦「ライオン」の姿も有る。
「次がコレ。フィリピン周辺で撮った物です」
第二グループの束を渡す。単縦陣で、ろくに煤煙処理もしていないがために盛大に黒煙を上げて
突き進む艦隊が写っていた。
「なるほど、駆逐艦や巡洋艦はオランダ艦だが、大型艦は違うな。戦艦は「ネヴァダ」、空母は
「インディペンデンス」級だな」
ネヴァダは1916年竣工の海軍休日前の旧式超弩級戦艦だ還暦29年のベテラン戦艦で、余りの旧式さの性で、サウス・ダコダ級が一線配備されたが為に大西洋艦隊に回された艦である。
それが、オランダ艦と共に進軍してきている。何処に来る?当然、此処に来るだろう。
「そして、コレを見てください」
ハンス中尉の渡した報告書を見るエーベルバッハ大尉
「こっこれは! オーストラリア−イギリス間の大規模船団輸送計画??
普段役に立たない、諜報部もたまには役に立つな」
「特別に、私のコネで入手した奴です。まだ本国でさえ届いては居ない、最新情報ですよ??」
「なるほど・・・・貴官もこのような辺境で終わりたくはない、そうだろう」
「ええ、その件に関しては大尉のお力もいただきたく・・・」
「うむ、本国の思い腰をあげる前にこっちで早く準備が出来るぞ、でかしたぞ中尉!」
227 :
名無し三等兵:02/05/07 21:08
ポケット戦艦ドイッチュラント!
>227
今度はその艦を出しましょう
期待sage
230 :
名無し三等兵:02/05/11 07:04
下手な長文うざい
231 :
名無し三等兵:02/05/11 11:32
各国の事情 さん続きギボンヌ
東京条約締結
1935年1月、英米日独仏伊露西軍縮会議により以下が決定された。今後、各
国は現条約を10年間に渡り、厳守する事とする。
艦種:軽巡
1万トン以下で6インチ砲を装備する物
艦種:重巡
1万トン以下で8インチ砲を装備する物
艦種:装甲艦
基準排水量:25000トン
主砲:16インチならば6門まで
それ以下ならば、門数の制限無し
最大速力:25ノット以上
艦種:戦艦
基準排水量:35000トン
主砲:16インチ以下(厳守)
最大速力:20ノット以上
なお、装甲艦に限り排水量の制限は受けない物とする。
1927年のジュネーブ軍縮会議の失敗をうけて1930年に開かれたロンドン軍縮
会議は、英米が日本の要求 (補助艦比7割)を認めた事もあって、二度めの海軍軍備制限
条約が結ばれ、ワシントン海軍軍備制限条約の延長と、補助艦保有比率などの制限が
加えられた。
しかし、この条約には仏、伊、露、独(四国とも、比率6割を主張。決裂した 裏には
フランスとロシアの結託とイタリアと独逸の裏取引が有ったとされている。)が不服とし
て批准せず、再度、1935年に東京で海軍軍縮会議が開催された。同会議では"ワシン
トン海軍軍備制限条約"の更なる延長と修正が提案されていた。会議の焦点は開催国日本
と、初参加のドイツの動向であったが、会議は意外なほど順調にすすみ、1ヶ月を待たずに
批准が執り行われた。今回の批准は、英米日仏伊独露の七カ国で、保有艦比率も英:10
、米:10、日:7、他の4国は5.5とされ、主砲最大口径上限16インチ、基準排水量
35000トンまでとされた。また、艦齢20年を超えるものについてはロンドン軍縮会議の
規定を破棄、条約実効後にその基準内での代艦が認められた。
期待さげ
もうちょっと待って下さい、ネタを集めているので・・・・・
スペイン海防戦艦「エスパーニャ」
☆世界最小弩級戦艦?
1908年。 非効率な海軍工廠を、英造船資本導入によるスペイン造船会社に改組し、これに
弩級戦艦の建造を命じた。これがエスパーニャ級で、英造船会社の設計により、主要材料等は
全て英国に仰いで建艦された。 ただ、各国の弩級艦並にするとドックの大きさに制限が有る為
、現有ドックの拡張工事が必要になる為、止む無く16000トン程度の世界最小の弩級戦艦と
言うよりか、海防戦艦的なものに成ってしまった。 それでも、主砲配置は同時期のネプチューン
級と似通っており、堅実な設計と言える。
だが、彼女ら姉妹のその後は、決して幸福とは言えない物であった。
一番艦の「エスパーニャ」は1923年。モロッコ沖で座礁し、主砲その他武装を取り払い、浮揚
しようとしたが、労報われず、暴風によって船体が破壊してしまい、復帰を断念した。
二番艦の「アルフォンソ三世」は1931年の革命により共和国になった折に、長女の「エスパー
ニャ」の名を継承したが、1936年以降のスペイン内乱でフランコ側に付いて戦い、政府軍陣地へ向け艦砲射撃を行ったりしたが、間も無くスペイン沖北岸にて触雷し、沈没した。
三番艦の「ハイメ一世」は1914年に進水したが、WW1にて材料が英国から届かなくなり、一
事、工事を中断せざるを得なくなり、竣工は戦後に持ち越しなった。本艦はスペイン内乱で政府軍
に属し、各地で砲撃に従事したが、奮戦空しく空襲を受けて大破したが、沈没には行かず、内乱
が終了しても自陣営の軍港で放置されていた。スペイン最大の弩級戦艦もいずれは解体される
運命に有るかと、思われたが・・・
(竣工時)
基準排水量:14450トン 満載排水量:15580トン
全長:140m
全幅:24m
喫水:7.8m
主機:ヤーロー式12缶+パーソンズ・ギヤードタービン四軸
最高出力:15500shp
最高速力:19.5ノット
武装:30.5cm(50口径)連装4基、10.5cm(50口径)単装砲20門、47mm単装砲4門
20mm機銃2丁、45.7cm水中魚雷発射管4門
乗員:750〜900名
だが、陸軍大国フランスを倒し、欧州では海洋国家イギリスを降伏一歩手前に追い込んだドイツ
第三帝国が、かつての太陽王国スペインに同盟を持ちかけた事で状況は変わった。
アドルフ・ヒトラーがフランシスコ・フランコ将軍に交渉を持ちかけた結果。 スペインへの各種兵
器の貸与と、既存艦艇の貸与・近代化が認められた。 其の時、フランコ将軍はドイツにフランス
の巡洋戦艦を要求したが、居合わせたフランス代表が難色を示した。ヒトラーにしても地中海と東
シナ海で英国海軍への抑止力に成っているダンケルク級は易々と貸与する事は出来ず、結局は
戦艦の貸与はスペインの働き次第を見る事によって判断する事になり、替わりにフランスでの
「ハイメ一世」の全面近代化改装に漕ぎつけたのである。
その時に、旧退化した射撃管制装置の一新とドイツ式の対艦・対空レーダーを載せる事が
出来た。又、半壊状態だった船体もフランスの海軍工廠で無償で修理・改良する事ができた。
これにより、「ハイメ一世」の戦闘能力は飛躍的に向上し、曲がりなりにも『戦艦』と呼べる物
に成った。また、最低水準だった乗組員も積んだ装備によって、ドイツ・フランスの派遣軍人に
教育され、一級ではないにしても、二級海軍並の練度を得る事が出来た。
(ココには、独で迫害されていたユダヤ系軍人をフランコの計らいでスペインに移住させる
政策も効果があった。)
改装後暫くは沿岸警備を担っていたが、チャンスは意外に早く訪れる。完熟訓練をかねて、通商
破壊作戦任務中だったフランシスコ・デ・パウロ少将率いるスペイン艦隊は、英IK14船団を攻撃
し、一挙に商船17隻、巡洋艦1隻のの戦果と英戦艦リゾリューションを中破せしめた。代償に
「ハイメ一世」は大破に近い損害を被るが、辛くも駆けつけた独仏新鋭軍艦艦隊の協力によって
「リゾリューション」撃沈の瞬間に立ち会えた。
新生スペイン戦艦は次はどんな戦果を上げるのだろう?
(近代化改装後)
基準排水量:17050トン 満載排水量:22580トン
全長:140m
全幅:25.4m
喫水:7.8m
主機:ホフエルト式4缶+ラテゥ式ギヤードタービン2軸
最高出力:56000shp(公試:68000ps)
最高速力:25.7ノット
航続能力:14ノット/3300海里
武装:30.5cm(50口径)連装4基、10.2cm(50口径)単装砲8門、10.5cm連装高角砲
4基、37mm連装機銃8基、550mm3連装魚雷発射管2基
乗員:900名
期待age
期待上げ
かなり下がってるので保全&期待あげ
240 :
名無し三等兵:
>236
なんだ、その東シナ海って。(w