坂井三郎は立ち止まって機関砲を撃ちまくってくるザクを発見した。
赤いザクである。
ひょいと避けると、坂井は7,7ミリと20ミリの発射管を握った。
「ずばばばばばばばばばばばばばばばば」
一瞬にしてザクのチューブや突起は吹き飛び、指も引き千切れて機関砲
を落とし、カメラの部分はただの穴だけが残った。
だがさすがにザクを全面から倒すには難しく、ザクはまだ動いている。
坂井は急旋回するとザクの背中の剥き出しのジェットエンジンを狙った。
「どばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」
全ての20ミリ弾がエンジン部分に吸い込まれ、エンジンは爆発した。
次の瞬間ザクの頭が爆発と共に、30メートルくらい吹き飛んだ。
だがそれでもなおザクは動く。