MiG25,MiG31について大いに語るスレ

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885True/False ◆gMVQehA6
ちよ父のアスキーアートに書き足してこの辺を説明したものが以前
あったのですが、今見たらDat落ちしていました^^;
(まぁ、あれにはミスもあったのでイイか^^;)


カナードについて。マッハ3領域の機体を考えるとき、場合によっては
欲しくなるのでちと触れておきます。

しばしば「カナードを付けるとステルス性能が激落する」と言われますが、
それはどうか?
「カナードは空間上の大きさに比してRCSが大きい」のではなく、
「カナードはメリットの大きさに比してRCSが大きい」のだと考えます。

言い換えると
「RCSのみ注目するなら胴体や主翼の方がよほど大きく、しかしこれらが
 もたらすメリットは非常に大きいので廃止できない。カナードのメリットは
 そうではない」
もっとも、胴体を本当に廃止した事例としてB−2、また主翼の廃止を試みた事例として
F/A−117の初期設計案(多面体リフティングボディ機)があったりしますけれども。


手元に世界の傑作機「MiG21」をお持ちの人は確認してみて欲しいのですが、
MiG21にカナードをつけた改造機がより優れた維持旋回性能を示した事例が
あります。

今日、カナードの最大のメリットとして残されているのはこれ、
「高い揚力係数を要求される飛行条件での空気抵抗削減」でありましょう。

たとえば高高度での高G旋回や、(このスレには関係ないでしょうけど)
STOL離着陸時の推力余裕の確保(特に、艦上や不整地運用において重要)が
求められる機体においては、カナード装備を考えるのは時代遅れと言い切れない
ものがあります。