92式重機関銃と99式軽機関銃2

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596ガバ
 今日、ブラックホールへ行ってきました。
  ガランドのクリップ&ダミーカート8発:1,900円
  ガランド用革製スリング(表面に1944の刻印があるけど、完全に
  新品同様。60年前のものとは思えない。バッタ物か?):7,800円
  (他の出店ではずっと程度が悪い物が1万円以上)

 先程まで、『プライベート・ライアン』をコマ送りしながらスリングの装着法
を確認。とりあえずつけたけど、自信なし。どなたか、ご存じでしたら教えて
下さい。(文章での説明が困難だと思うので、判る画像なんかがあるサイト
でも・・・)

 ちなみに『ライアン』を見ていたら、M1903のスナイパーにも叉銃用のスウィベル
付いてるのを発見。あんな銃まで叉銃したんですかね?

 ブラックホール(ガン&ミリタリーのイベント)、この手のイベントを覗いたのは
2度目でしたが・・・。
 驚いたのは、ホント不可動銃って、凄い種類が入ってきてるんですね。
 WW2ならMG34、MG42、Cal.50M2、モシンナガン、チェコ版のモーゼル?
VZ27(?)もありました。MP40、PPSH41,PPS43、トミーガン、M3SMG等々。
 戦後は当然M16にAK。FAL(ご丁寧にL1A1もあり)、G3。

 見ていて飽きませんでしたが、お値段がお値段ですから、不可動で事実上
文鎮か漬け物石にしかつかえない代物に、大枚払える人って・・・。

 軍曹殿が以前買いてらした、64式のモデルガンが六研のブースにありましたな。
お値段15万円。

 やはり高級品の金属モデルガン(ハンドガン)をたくさん展示している店もあり、
そこに94式拳銃が有りました。初めてでしたので、手にとってしげしげと見ましたが、
グリップが異常に小さい!
 私の手は平均より小さいのですが、小指が完全に遊んでしまいます。
フィンガーレスト付きのマガジンが欲しくなります。
597名無し軍曹:02/01/06 21:31
皆の衆、あけましておめでとうございます。
今年もよろしく。
ガバ氏へ
そう586氏が言うとおり、叉銃の為の金具だよ。
やり方は三丁の銃でやる。
たしかに589氏が言うとおり、口でいうのはむずかしい。
あえて言うと、まず最初の銃の金具に次の銃の金具を半分突っ込む、そして次の銃の金具にその次の銃の金具を半分突っ込む、そしてその次の銃の金具に最初の銃の金具を突っ込む・・・・・こうとしか書けん、ごめん
三八や九九、モーゼルなどは、サクジョウ(変換が出来ん、クリーニングロッドね)を利用して、サクジョウと銃身の隙間にからみ合わせ叉銃する
叉銃は野営や休止の時に行う。
理由は、銃を地面に置くとホコリや泥がついてしまうから、他の兵士がふんずけたりするから、だ。
そしてメガフォース被害者の会氏が言うとおり、急な敵襲などに対応ができないので、最近の軍隊はやらないようだ。
なにせ3人が一斉に銃をとらないと倒れてしまうからね。
軽機関銃などはニ脚を立てて地面に置く。

94式拳銃のグリップね〜たしかに変な形をしている。
理由はね、94式拳銃は、そもそも14年式の不満点を解消すべく開発された。
14年式は重く大きかったので、その点、不評だった。
それで全長の短縮、小型化が要求された。
小型化の為には装填弾数が減ってもいいとされたが、14年式と共通の8mm南部弾を使うことが要求された。
それで、あんなにグリップが短いんだよ。
さらに94式はハンマーレス式といってハンマーが内蔵されているタイプなんだが、そのハンマースプリングを、あまり人間工学を考えずに収めたので、上の方が膨らみ、下がつぼんだ形になった。
59830Gibbs:02/01/06 22:30
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

先日、M14モデルガン用のスットックを購入しました。
ってもって、M21もどきM1A(実銃)に装着したところ、なんとピッタリ・フィット!
木は安っぽいラッカー仕上げ(ラワン?)だが、実銃の物と比べると300cも軽い!
別に走って匍匐に突っ込むわけでもないし、銃床で頭蓋骨を叩き割るわけでもないので、
猟用には軽い方がよい。バットストックの金物も要らないんで外し、ラッカー剥がしてオイル仕上
げでもしようかな〜。
モンテカルロチークピースにしようかとも考えたが、やっぱ格好悪いのでヤメ!

しかしモデルガン用、といっても良くできてますなー
びっくりしました。
599ガバ:02/01/09 23:30
>軍曹殿
 こちらこそよろしくお願いいたします。猟の方はいかがでしたか?

 94式は我が爺ちゃんが大元帥閣下よりお預かりしていた銃なので(実家に
ホルスター・・・旧軍用語で何と言ったか???があります)興味は有ったのですが、
この度初めて手に取ることが出来ました(モデルガンですが)。

 ただ、値段が高すぎて(確か20万以上でした)、展示品も怖くて遊底引けません
でした。従ってメカは全く判らなかったのですが、14年式のようなストライカー式じゃ
ないんですね。
 スーサイド・ピストルと呼ばれた原因に、撃発機構?の一部が露出していると聞いて
いたおり、モデルガンでもそれらしい部品が見られたので、てっきりストライカー式かと。
600名無し三等兵:02/01/10 08:03
下がりすぎage
601名無し軍曹:02/01/10 13:33
30Gibbs氏
おお、こりゃお久しぶり。
最近のモデルガンはよく出来ているからね。
実物に取り付けられるのもあるだろうね。
昔々は、そういう自主規制なのか、出来が悪かったのかわからんが、モデルガン
の部品はつけられなかったよね〜
銃床は、まぁ強度さえ気にならなかったら、充分だね。
ただ気をつけないといけないのは、塩分だね。
いわゆる「枯らし」の工程をどうしてやった木材か、だね。
木を切り出した後、しばらく水に漬け、木が持っている内部の応力を開放してや
る。
これをしないで加工すると、モノができあがってから応力が出て、寸法が狂った
り割れたりひびがいったりする。
日本では木場などに代表されるように海水や淡水と海水が入り混じった水面でや
る。
そうなると塩分がしみ込むわけだ。
昔々、木場からいいクルミを安く買ってきて銃床を作った人がいた。
いや〜安く出来たと喜んでいたのだが、しばらくして銃床をはずしたら(普通は
銃床なんで滅多にはずさないから、けっこう間があったんだと思う)銃の下半分
が真っ赤(というかボロボロ)になっていた。
銃床用の木材は、こういうことが起きないように別の流通なんだよ。
枯らしの工程は製材後、空気中に放置してやる。
水中と違い、時間がかかる。
だから、銃床用の木材は高いんだ(まぁ業者が儲けるってのもあるが)
木材は安価で加工性のよい素材であり、また、弾力に富み銃の反動を軽減しする
一助になっている。さらに工芸品的高級銃では、美しい木目を見せてくれる。
しかしWWU以降、軍用銃の銃床素材としては廃れてしまった。
これはWWUによる大量消費で不足をきたした事、木材の一大欠点が出てしまっ
たんだね。
再生産に時間がかかること、なにせ植えてから何十年もたたんと大きくならない
からなぁ
さらに銃床のように比較的大きなモノでも樹脂や金属で射出成型が出来るように
なってきたからね。
しかし、モデルガンに使うような木材なら、スカスカな代わりに狂いもあまり出
ない南洋材だろう。
いざとなれば使い捨てと思えば、充分だよね
602名無し軍曹:02/01/10 13:33
ガバ氏
猟の方はまぁまぁ鹿4頭
ホルスターね、なんていったか?銃嚢?拳銃嚢?だったか?
大元帥閣下よりお預かりした銃というと、ガバ氏のお爺さんは戦車兵とか憲兵、
航空兵だったのだろうか?
日本では職務上必要な兵科の兵下士官には支給されたが、将校は自弁だった。
旧軍の将校は装備一式、拳銃、軍刀、軍服など自費で買うこととなっていた。
そもそも94式拳銃は、将校の自弁用を前提として開発されたんだ。
別名94式将校拳銃ともいう。
そもそも将校に任官すると偕行社(陸軍将校の親睦クラブ、軍装品の販売やホテ
ル業務、食堂宴会などもやっていた)や民間の銃砲店で拳銃を買い求めた。
大正末頃までは民間人も自由に買えた拳銃も、その後は、軍人と海外渡航者の自
衛用のみの販売と規制が設けられたようだ。
拳銃類はほとんど輸入品で各種輸入されていた。
金のある将校はコルトやブロニングなどが好まれたようだが、貧乏将校はスペイ
ン製あたりの安物で我慢せざるを得なかったようだ。
そして日中戦争が泥沼化して不況が進み、日本が世界から孤立していく中、為替
はどんどん円安となり外国製品が値上がりする。
さらに拳銃なんて武器はいつ相手国が輸出禁止にするかわからん。
さらに弾丸補給の問題。
滅多に使うことがない拳銃とはいえ、補給はせにゃならん。
将校がそれぞれ別々の口径の拳銃だったら、大変だ。
それに、弾丸も輸入品だ。
それで、将校に安価な拳銃を供給する。
さらに弾丸補給の問題に対処するため8mm南部弾を使用する。
将校なんぞ滅多に拳銃を使わないから、なるべく負担を軽減すべく軽量小型にす
る、っていうコンセプトで開発されたのが94式拳銃なんだ。
スーサイドピストル、これは逆鉤が露出しており、ここを強く押すと暴発すると
いうことなんだが。
しかしこれが実用上支障がある大きな欠点とは言えないんじゃないかと思う。
もちろん大きな設計の不具合ではあるが、実際、かなり強く押さないと暴発しな
いし、暴発しない銃もあるそうだ。
実際、携帯している最中、凹んだ部分に納められた逆鉤が強く押される可能性
は?という問題もある。
さらに終戦まで使われて(戦後も使われていた)、日本側ではその点が問題にな
った節もない。
米軍の調査の結果洗い出されたと考えている。
でもまぁいずれにしても優れた拳銃というのには程遠いね。
60330Gibbs:02/01/10 22:03
軍曹殿、いつも思っておりますが、ホントに博学ですね。
ストックを含めた銃器一般の知識が、単なるガンオタでは無いことを証明しております。
きっと名のあるお方なのでしょう。一度お会いしてみたいものです。
ストック、ボイル油でオイル仕上げをしてみました。結構色が付きましたのでラワンではないようです。

私の方の猟は初戦の北海道単独猟で3つ、本州でのグループ猟は猪2、鹿4です。
去年は熊も2つ取ったのですが、今年はなぜか見ませんねー。
また宜しくお願いいたします。
604ガバ:02/01/11 00:45
 う、また、デンパを流してしまったか?
 将校は拳銃自腹ですか?我が爺ちゃんは主計で有りまして、最終的に
は大尉であったそうです。
 戦前ありがちな農家の三男か四男坊だったので、食うために職業軍人に
なったクチだそうで、北樺太に進駐したり、一時は近衛にもいたそうですが、
戦前に一度除隊したのが、戦争中に再度召集されてフィリピンへ。
 幸運にも米軍の上陸する少し前に転属で内地へ帰還しており、東京の造兵廠
辺りに勤務して、終戦前に歳が歳だったせいか、除隊になっていたようです。

 そういう兵科・経歴ですので、銃関連のエピソードを話してもらったことはほとんど
ありません。以前書き込んだ、射撃訓練中、目の前で構えすぎて、遊底が眼球直撃
した話くらいです。
 そういえば、戦争中に再招集されたとき、それまでは安物の軍刀を使っていたのを、
今度ばかりは・・・ということで、高価な軍刀を買っていったとか。
 ・・・ついでに拳銃も良いの買っていきゃ良かったのに・・・爺ちゃん・・・・。
605ガバ:02/01/11 01:05
 94式=スーサイドピストル説ですが、複数の書籍で読みました。決定版は
サンケイの第二次大戦ブックス「拳銃・小銃・機関銃」でしたか、撃発機構が
露出していて危険と言う記述があった気がします。

 ただ、それを読んだ時、反射的にルガーP−08もトリガーとストライカーの
リンケージが露出していた筈なので、ちょっと疑問を感じたのですが。
 米軍の調査ですか・・・うーん、アメちゃんのデカイ手だと、あのグリップでは
小さすぎて、余計なところに力が入ってしまったのかな?

 ルガーと言えば、インドネシア辺りで捕獲したモノに、菊のご紋章入れて
旧陸軍が使っていたと記憶しますが、これってアメリカ辺りじゃ良い値段
付いてるんでしょうね〜>8mmNambuさん

 銃床の塩抜きの話、初耳でおもしろく読ませて頂きました。戦後、木製銃床が
消えていったのが、資源問題というのも今回初めて知りました。
 私は現代の軽金属とプラスチックで出来た銃は、銃と言うより『弾丸ばらまき機械』
に見えて、あまり萌えません(w。
 やっぱり銃は鋼鉄と木に限ります(個人的にはウォルナット材が好きです)。
606名無し軍曹:02/01/11 19:23
30Gibbs氏
おお、かなりの戦果をあげてますな〜ご立派!
熊を2頭とは、素晴らしい。
何県で獲ったのだろう?
私の方は本州では獲物がないね。
どうも巻猟は寒いタツで、待っているのが嫌だし、鳥は犬が駄目になっちまっ
た。
しかし北海道でだが、鹿の親子連れのおっかさんを撃ったら子は逃げなかった
ね。
ああ、どうしよう〜どうしよう〜おかあさん〜っ!と言う感じで逃げずにおっか
さんの周りをグルグル走り回ったり、一端、走り去っても様子を見に戻ってきた
りしていた。
いや〜長年、殺生をしてきた私も、その姿に涙を禁じえなかった。
あんまり可哀想なんで、おっかさんのいる天国に送ってやったよ〜〜〜わはは
は、これだからハンターは世間から嫌われるんだなぁ〜
607名無し軍曹:02/01/11 19:23
ガバ氏
お爺さんは主計将校でしたか。
まぁ無事終戦を迎えられたとは運がよろしかったですね。
うちのオヤジは海軍大尉でした。
南部式自動拳銃(14年式ではない)のどうも乙を持っていたようだ。
復員してきてから、捨ててしまったそうだが、もったいない。
甲ほどではないが乙も貴重だ。
とっておいてくれたらよかったのにぃ・・・・ん!とって置いたら警察につかま
っちまうか!
うちのオヤジは、航空隊だったので自衛用として持っていたが、海軍の他の兵科
は持つ義務があったのだろうか?
陸軍将校は拳銃を(軍刀も)持つ義務があった。
また他の国はどうなのだろうか?
将校の装備は自弁なんだろうか?
アメリカはどうも違うような気がする。
ドイツは?旧陸軍はドイツ陸軍の制度を模倣したのだからドイツは自弁か?
フランスは?イギリスは?
知ってる方がいたら教えていただきたい。
608名無し軍曹:02/01/11 19:24
軍刀もね、日中戦争ごろから不足をきたしたようだ。
大動員となったからね。
日本刀の相場が急上昇したようだよ。
それで昭和新刀というのを大増産したそうだ。
私は刀は詳しくないのだが、旧来の伝統的な作り方で造兵廠管理下で造ったもの
と、鍛造しないで、造ったものがあるそうだよ。
94式は、なんというかその部分の造りがチャチなんだ。
逆鉤を安全装置が押さえて安全を働かすのだが、
私はどちらかというと、押すと暴発するより、この工作精度が悪かったりガタが
出ると、安全が効かなくなる可能性の方が高いんじゃないかと思う。
木銃床はWWUの大量消費についていけなかった部分があるね。
ドイツでも不足をきたし、アルミの銃床や合板の銃床が使われた。
日本でも桜やクルミが不足して代用材が使われた。
日本の小銃は、銃床にある工夫がされていて、肩付け部の下側半分ぐらいが別になっていた。
アリ溝で勘合されていた。
本物の写真を見ると勘合の線が横に入っているのがわかるよ。
これは、銃床を作る際の歩留まりを上げる為(銃床を一本モノの木材から作ろうとすると細長い三角形の大きな原木材がいる、下の部分を別にすれば、だいぶ小さい木材で足りる)
それから、別に作り組み合わせることにより経年で反りや曲がりがでるのを防ごうとしたんだ。
これはどうも、村田銃の教訓であるようだ。
明治初期、村田銃を量産して武装を統一しようとした時、銃床材の確保に難儀したそうだ。
日本は森林の国だが、銃床に適した木材は少ない。
さらに高温多湿で木材が狂いやすい。
それでこういう工夫が編み出されたようだ。