1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
死刑廃止すべきか、、
存続すべきか、、
語らない?
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 18:55:09
?# ID:jM9uHbNF
どっちでもいいけど、法律で決まってるからにはちゃんと仕事しろ>法務大臣
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 18:58:05
? ID:QuISIpVX
俺は廃止論者。
理由は言い尽されている物+死刑執行人の存在。
公民のテストででたな・・・
漏れは廃止ですね・・・
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 19:19:10
? ID:utHCu1Qq
俺も廃止派。被害者(家族含め)にしてみれば、
「殺してやりたい」「何でうちの子が殺されているのに
あいつは生かされているのか」とかって言うと思うし、
なんかわかる気もするけどね。それより懲役年数が少ない。
もちろん、正当防衛とかがあるから一概には言えないけど、
殺人、強盗殺人、強姦等は50年は投獄するべきだと思う。
被害者の心情を考えれば、保釈金の制度も意味がわからない。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 19:23:48
? ID:efhEq93S
死刑は続行するべきですね。
死刑になるほどひどいことをした人間は毎日、
いつ死ぬか分からない恐怖を味わうべきです。(残酷に聞こえるけどリアルで)
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 20:30:01
? ID:PiGWbnC6
今の死刑に反対。死刑は仕方がない。俺たち社会人の器がそこまでないのだから。仕方なくはある。
俺は家族が殺されても警察に頼むくらいなら殺さないで欲しい。自分で殺せないのに死刑囚にざまあみろ、と言うような汚い人間になる気もない。
その様なことしか出来ないものは犯罪者か否かに問わず軽蔑する。人間として汚いからだ。
死刑囚は手錠、施設の中。もう犯人は危険でない。残酷な死が必要か?何故首を吊らせて苦しませるのか。怖がらせるのか。
それは憎いからだろう。自分で復讐もせずそれを棚上げし、警察を利用し多勢で殺す。そんな遺族たちは人間として汚いからこの世に居て欲しくない。
殺し返したいなら、それで良い。だが、殺意を持ったと言うことは人殺しになると言うことであり、遺族や報道者はその自覚があまりにもなさ過ぎる。
彼らが要求するから犯人は首を吊られて死ぬ。復讐だろうと何だろうと、殺しは殺し、その意味を自分で理解し、律するなら、死刑を要求してもいい。
だが、今の世の中で遺族を見ると大人になりきれて居ない、責任を背負えない弱い大人しか居ない。
他人として見たくないし、俺は他人の復讐などに加担したくもない。(国家の措置としてやるんだからね)
少なくとも直接の被害者でない警察がそのような残酷な殺し方をし、怒り、憎しみに加担すべきではない。
誰かの怒りを引き受けた時点で公正じゃないんだよね。
俺は大事な人が殺されても警察には、あなた達が犯人に怒る直接の権利はない、あなた達は仕事でお金の為に殺すと言うことから逃げないで欲しい。
あなた方が人を殺すのはあなた方の事情であり、私は馴れ合うつもりはない。怒っていいのは関係者を殺された自分であり、
あなた達が私の意を代弁するかの如く犯人に怒りをぶつけるのは傲慢で間違っていると言いたい。
多分、私が遺族になったら警察はあんな奴死刑にして見せますよ、と言うだろう。そういう人に言いたい。私は殺してやりたいが、
警察が捕らえてしまった、自分では殺せない。自分でしない殺しを他人がして、その死を喜ぶ、
その状態が俺は人として汚いから自分で殺せないなら犯人の死でも喜ばない、と。自分の怒りをあなた達に分け与えてあげるつもりも在りませんと。
自分の背負える範囲で行動して律するから人間なんじゃないんですか?
うわ、読む気しねー(^ω^;)
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 20:35:43
? ID:PiGWbnC6
要するに、殺すなら他人がスンナ、と言いたいんだよ。リンチみたいだろ?逮捕して死刑って。
銃殺にして、一撃で殺す。その引き金を遺族にやらすなら、その制度に俺も加担しても納得できる。
>>7 うん。言いたいことは良くわかる。
でも、君は最愛の妻や、息子、娘を何の理由も無く
殺されたことが無いからだと思う。
君はその怒りをどうする?
どこにぶつける?俺はおそらく犯人の顔をみたら
殺したくなると 真剣に思う。でもしちゃいけない。
だから犯人にも同じ程の苦しみを思い知らせてやりたい と思うと思う。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 21:09:37
? ID:oMHFGNR5
凶悪犯の再犯率が異様に高いようなので、たとえ殺したのが一人でも
タチの悪いのは殺しておいたほうがいいとおもう。
そうでないとまた無駄に犠牲者が増える。
実際、出てきたとたん次の殺人犯す悪人が多い。
これじゃあ囚人を税金で養ってる一般人が報われんよ。
死刑肯定派。
理由は抑止力があるから&刑務所はもういっぱいいっぱい。
どんなことしても死刑にならないとなったら限度無い犯罪でるべさ。
基本的には仇討ち制度も欲しいと切望してますが。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 22:57:24
? ID:/kf40pMn
死刑執行人、刑務官がやるわけだが、、
刑務官は仕事なんだから、そういうこともあるとわかっているんだから、仕方がない、、という意見もあるかも、、
実際、死刑にかかわる刑務官は少数。
死刑執行人になるかも、、と心の中では理解していても、実際に執行してみると、あまりのギャップに、、、
死刑執行人の手記や、取材した本などを読んでみて、これは、、、人間の、、もっとも大切な部分に直接ふれる仕事だと思った、、
死刑囚にもいろいろいるよ、、
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 23:03:45
? ID:/kf40pMn
死刑執行人は、その犯罪者に何もうらみはないわけだ、
中には、死刑前、自分のしたことを心の中から悔い、死を受け入れ、
仏様のようになって死刑を受け入れる死刑囚もいる。
「この人間は過去に悪いことをした、死刑になって当たり前かもしれない、
しかし、今現在、この人間は、自分以上にすばらしい人間になっている。
この人間を殺して、なんになるのだろう、、」
と苦しみもがく刑務官の手記を読んだとき、、、
刑務官の人権を守るためだけでも、死刑廃止にするべきではないかとすら思った。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 23:28:12
? ID:/kf40pMn
もちろん、暴れまくる死刑囚もいる。
これがまたすごいらしい。
そりゃそうだ、本当の意味で、命の限り暴れまくるわけだから、、
数人がかりで押さえつけ、つるす。
これはまた、別の意味で、つらいことだろう。
震えながら泣く囚人もいる、
どっちが悪人かわからなくなる、、、
死刑制度は、推し量ることの出来ない、死刑執行人の多大な精神的犠牲のうえに成り立っている。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 23:34:25
? ID:utHCu1Qq
漏れもそれと同じ本なのかわかんないけど、
刑務官の手記を読んだことがある。
午前中に執行して、執行に携わっていた人は
昼から早退することが出来るらしい。
しかも「執行手当」という小額だがお金をくれるんだと。
それで「まだ早いけど酒でも買って帰りな」って。
帰って1日中泣いたらしい。
基本的に、死刑肯定派
犯罪者を生かしておくのは、公開させたり反省させたりし、更生させるため。
更生できない脳構造の者は、生かし続けるだけ無駄であり、ヘタに出所させると
再犯を繰り返すし。(再犯率の高さが…)
# 別の話としては、死刑級の凶悪テロリストが獄中で生きている限りは、仲間の
# テロリストが解放のための脅迫テロを起こす可能性があるかと。
というわけで、安易に死刑判決を出すべきものではないけど、全く無しという
のは問題が大きいかと思う。
# でも、死刑判決が出たら、速やかに執行を。判断の責任の所在は法務大臣
# でなく裁判官にあるというのを明確にしなくては。
# そういう重さを感じて判決を出してもらわないといけないから。
ちなみに、日本には終身刑が無いので、終身刑を作るのが先だと思う。
(無期懲役は、終身刑ではありません。刑期を定めないだけです。)
量刑を数値化して、刑期千年とか1万年とかすると、減刑や恩赦があっても、
罪の重さにより出所できたり、一生出られなかったりするので、罪の重さの違い
が明確になるかと。
日本の無期懲役だと、普通は実質懲役20年〜30年だっけ?
懲役20年ちょっとくらいかな?という感じの無期懲役と、死刑か無期懲役かという
無期懲役が同じ扱いになってしまう日本って、ちょっとな、と思ってます。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 00:27:18
? ID:b+0p3YGp
初めて死刑執行に携わった刑務官が、執行後、先輩の刑務官に声をかけられたそうだ、
「これでお前も一人前だな」
打ちひしがれていた、この刑務官は、むっとして、「本当にそう思うんですか」と言い返したという。
「何だと、お前に何がわかる、、」というような言い合いになり、その先輩刑務官とはほとんど口をきかなくなったそうだ。
みんな傷ついていたんだ、言っていはいけないことを言ってしまった、、
その刑務官は後悔したそうだ、、
ずいぶん前に読んだ本なので、内容は定かではないが、そんなことが書いてあった、、
心に残る一冊だった、、
19 :
ひろゆき:05/01/08 00:30:21
?## ID:v5fFWfhM
死刑の代わりに、永久にでられない懲役でいいと思うんですけどね。
無期懲役っていっても、10年ぐらいで仮出獄とかしちゃうわけで。
20 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 00:33:03
?# ID:SKWHLc7t
刑には応報的・復讐的部分と、教育的部分がある(@w荒
裁判なんて所詮茶番で、
人間がやるものだから
結果は完全に信用できるかというと疑問(@w荒
お芝居で人を殺すのはどうかな(@w荒
ただ、死刑を廃止するとして、
死刑以上に恐怖を与える刑がなければ
遺族とかの復讐心も満たせないと思うね(@w荒
21 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 00:34:44
?# ID:SKWHLc7t
それに刑法が罰することができる犯罪なんて、
国の中で起きている
「犯罪行為」のホンの一部だけだし(@wぷ
22 :
ひろゆき:05/01/08 00:35:31
?## ID:v5fFWfhM
ちなみに、日本の刑罰では応報的・復讐的部分ってのは否定されてるようで。
精神薄弱や未成年の刑罰がないのは、そのせいで。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 00:36:51
? ID:b+0p3YGp
私も、終身刑や、寿命をはるかに超える有期刑がない現在、死刑判決は仕方がないと思う。
宅間が出所する、、なんていうことは、絶対にあってはならない。
しかし、終身刑や、寿命をはるかに超える有期刑が導入されるまで、執行は停止すべきだと思う。
100歩、いや、1000歩譲って、死刑執行も仕方がない、、ということになれば、
執行のボタンを押すのは、刑務官ではなく、死刑判決を下した裁判官、そして、死刑を求刑した検察官が合同で行うべきだ。
刑務官が、職務として執行人になることは、、あまりにも悲惨すぎる、、
24 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 00:43:40
?# ID:SKWHLc7t
ほんの少し前まで、
地球にはホモサピエンス以外に
ジャワ原人とか北京原人とかネアンデルタール人とか
「ヒト」が沢山いた(@w荒
ホモサピエンスが全て殺して食べたのさ(@w荒
助かったのは孤島に移って1m程度に縮小進化した
ホモ・フローレンシス程度。
同類は殺すわ動物は殺しまくってるわしてる人間が
今更「コロシ」を裁くのは、
経済体制を守るためという大義名分のみが
唯一納得できる理由かな(@wぷ
25 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 00:45:46
?# ID:SKWHLc7t
人の進化を考えると、
ヒトを殺すというのは人にとってもっとも
人間的な行為の一つだね(@w荒
殺人罪で裁かれた人の数より戦争で人殺した人の数の方が
ずっと多い(@w荒
26 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 00:46:55
?# ID:SKWHLc7t
死刑とか考える場合に、
下手なお題目とか倫理とか考えるよりも
経済体制の維持という観点から考えると
新しい議論が生まれるんぢゃないかな(@w荒
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 00:56:53
? ID:b+0p3YGp
人を殺してはいけない、、
これは万国共通、絶対的真理のように思われている、、
しかし、明らかに間違っている。
戦争も、死刑も、人殺しには違いない、、
やらなければ自分がやられる、、
そして、愛する何か、信じる何かを守るため、、、、
という大義名分の下、戦場での人殺しは正当化されているが、
戦場で、手を上げ、丸腰でぶるぶる震えている敵国の兵士を、
「国を守るため、愛する家族を守るため、殺せ、、、」
と上官に言われ、無理やり射殺させられる行為、、
この行為に疑問を感じなければ、それは人間としての感情を失ってしまったとしかいえないのでは、、
そういう行為が、死刑執行人にとっての死刑かもしれない、、
そう思える、、
28 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 01:18:04
?# ID:SKWHLc7t
http://www.gundam-seed.net/character/main2.html このラウ・ル・クルーゼっていうキャラがいみじくも
効果的に表現している「ニヒリズム」それ自体との
直接的対決をすると必ず罠に嵌る(@w荒
人は何を手に入れたのだ!
その手に、その夢の果てに!知りたがり、欲しがり!
やがてそれが何の為だったかも忘れ、
命を大事と言いながら弄び殺し合う!
何を知ったとて!何を手にしたとて変わらない!
最高だな人は。
そして妬み、憎み、殺し合うのさ!
ならば存分に殺し合うがいい!それが望みなら!
死刑執行官が可哀相という意見がちらほら…
全然無関係なレスを連投されている方も居られますがw
>>19 >>12にも書きましたが、収容施設の絶対数が足りないんです。終身刑ない現在でも。
無期懲役の無意味さもよくわかりますけどねw
30 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 01:26:36
?# ID:SKWHLc7t
他の人類を殺した行為、
つまり殺人こそがホモサピエンスを地球上で
唯一の人類とした行為であることを
考えると、
そもそも殺人者の子孫たちが互いを裁くということ自体が
ナンセンスな喜劇にすぎないということを
まず人間が納得し、
経済体制つまり今人々が紡ぐ生のための仕組みの
維持のためにのみ刑法と罰は存在すると考えるべきで、
そう考えると殺人者を殺すということ自体が
社会全体からすると無駄ということになる(@w荒
そいつは商品を買うかもしれないし、
また労働力として使役できるかもしれないから。
そいつがまた人を殺すことで資本主義社会全体から見て
コストが係ると判断される場合は消す。
こう考えると色々見えてくるんぢゃないかな(@w荒
31 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 01:27:26
?# ID:SKWHLc7t
つまり「資本主義社会から見たコストの問題」だと言ってるぢゃん(@wぷ
>29
32 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 01:31:55
?# ID:SKWHLc7t
資本主義がその技術の進歩によって
人権概念に改変を許容するようになれば、
つまり犯罪者の生物学的・精神的資源の有効活用のための
より柔軟な手段が可能になり、
死刑は不要になるね(@w荒
結局はウェットな問題とすると人間が元々持っている
殺人機械としての問題を回避できなくなるから、
コストと技術の関係から見た
経済問題で解決するのがいいと思うね(@w荒
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 01:32:56
? ID:EwuKjXYA
>>29人里はなれたところにつくるからそうなるので、埋立地つくって専用マンションでいいです。
ロボトミー後の方は知的に人間か?馬鹿になって罰を与えるのは犬を蹴るのと同じく徒労とも思えるので
そういうのでなく運動能力を奪えば保護者に返して良いのでは?ダルマとか。
結局、一神教が普及したせいで理不尽な倫理観を押し付けられてしまっているよなぁ・・・。
35 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 01:35:31
?# ID:SKWHLc7t
現在の人権概念は、所詮資本主義が必要とするものであって、
技術・生産手段・分配手段に大きく支配されている。
技術・生産手段・分配手段が進歩・変化すれば、
人権概念も変化して死刑囚たちを生かしたままで
有効な利用が可能になるよ(@w荒
復讐という面から考えても、
憎い奴殺したらもう虐めることができないぢゃん(@wぷ
>>33 重犯罪者にそこまでの無為な労力は割けないと思われ。あと人権擁護団体とか五月蝿いし。
あー、火力発電所の燃料にならなるかもね。
37 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/08 01:51:01
?# ID:SKWHLc7t
その犯罪者を死刑にするか否かは、
将来は
犯罪者を生かしておいて働かせることで得られる利益と
将来は東京の臓器先物市場のザラ場数値とか
犯罪者の免疫活性とかの数値とのバランスで
決めるべきだと思うよ(@wぷ
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 01:52:00
? ID:EwuKjXYA
>>36そうなると結局さっさと殺すしかなくなるわけですよね。
過剰防衛の基準を下げる地域とか作ると、犯罪者は減るかも。逮捕じゃなくて引越しで解決。
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 03:22:21
? ID:q/zdmAo1
もちろん人の罪を死で解決しようとするのはよくないと思います。
ただ、それなりの悪事をした者が死刑の判決を受けてきているわけです。
そして今も直、自らはやく死刑にしろという犯人まで現れています。
宅間守然り、小林薫然り・・・
反対する人も多いですが、
私は死刑制度の継続に賛成です。
いかに人の死が被害者だけでなく、周りの親族や友人まで巻き込むか。
それを考えられない人間を、私は人間とは思えません。
国によっては死刑制度が無く、懲役を何百年と貰う輩もいますが、
私は処罰で済ませられる問題ではないと思います。
懲役や執行猶予は所詮は処罰にすぎないのです。
犯人には罪を「償ってもらうこと」よりも、自ら罪を「被る」ことのほうに賛同します。
悪いことをした「物」(←正しくは「者」ですが私はこういう奴らには「物」として見ることが限界です)
に、どんなことをしてもいいとは思いません。
しかし「死刑」という手段が、最も重い決断となるならば、私は間違っていないと思うのです。
長々とごめんなさい。
普段は芸スポ板で「無職童貞包茎野郎ですが何か?」などと暢気に書き込んでいる私ですが、
新しくできたという板でこのスレをまず見て、なんだか書き込まずにはいられなくなりました。
自分で言うのもなんなんですが、まだ自分にも痛みを知る気持ちが残っていたのかもしれません。
少なくとも、私自身ここに書き込んでいる事実がそういう結果につながってる田と思います。
ほかの2ちゃんねらーの方々、1人でも多くこのスレで意見を聞かせてくれるとうれしいです。
上からものを見てるように感じられるかもしれませんが、もしそうならそう感じた全ての人に謝罪します。
死刑制度賛成の理由のひとつ
罰するとか被害者の痛み云々という精神論じゃなくて、実害を排除(予防)するため
にも必要性を感じます。
再犯が十分に考えられる犯罪者により、自分が次の被害者になりたくないから。
出所したり、脱獄したりして、次に襲われるのが自分か親しい人だったらと思うと
ゾッとするよ。
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 03:36:19
?# ID:TG8ei99M
死刑すると刑務所に入れる人が減るので便利。
革命と放火は死刑だっけか。
>>40 抑止力というものだね。
42 :
◆BEHOTMANqk :05/01/08 03:39:02
?# ID:Z5r81AgK
凶悪犯罪者は、死刑にするのではなく
強力な嫌悪条件付けでもって人格変容させる、
とかのほうが良いと思う。
43 :
東葛@寝ようと思ったがもう1レス ◆s6tAuTPLb2 :05/01/08 03:43:47
?# ID:6ZLL9Bv9
ちょっと話がずれるけど最後に1つ。
日本人がやたらと死刑を支持する理由としては日本人にとって死が半無縁上のものであることが起因していると思う。
余命が伸びて死ははるか遠いこととなり、健康年齢の延びや社会的安全性の上昇により
日本人が九死に一生を経験することもなくなっていった。
それにより普段死を意識することが無くなってしまったため、死というものの実感がわかないまま
最高の刑であることを理由に死刑を叫んでいるのではないだろうか。
会話の中でも平気で「死ねよー」「死んで!」という言葉があるのもそれを印象付けるものだ。
そのような日本人の中で死刑について議論することに疑問がある、まず死とは何かを議論しなくてはならないのだから。
>>40 たしかに被害者遺族にとって死刑というのは内面では排除の感情に他ならないと思うが、
単なる排除にとどまらないのが死刑であって、その感情による理由の死刑では
まるで遺族の都合による殺人とも受け止められる。
>>43 あのー、レスをよく読んで欲しい。
そういう趣旨の発言は一切していないのだけども。
「殺人熊を捕獲したけど、また山にそのまま放つと、次は自分が襲われるかも」
ということを言っているわけですが。既存の被害者とは無関係に。
個人的には
人を殺した人間がどうして生きているのかと、、
終身刑はどうかと思う
そんな奴らのために税金使うのもなんだし
あと宅間元死刑囚みたいな奴に果たして
死刑は有効なんだろか
自ら死刑になりたくてあんな事やったみたいだし
あ、別に死刑制度に反対なワケじゃないですよ
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 11:35:17
? ID:/z5oANzK
死刑支持の人達の意見をまとめると、
被害者の感情的側面、そして、財政的側面からの反対意見が多いようです。
死刑が犯罪の抑止につながる、、と言う意見もありますが、私は、この意見について、統計上も論理的にも、すでに否定されているとおもいます。
現状死刑容認の人達の意見は、
終身刑や、寿命をはるかに超える有期刑がない現在、死刑判決は仕方がない、、と言うことになるのでしょう。
逆にいえば、現状死刑容認は、終身刑や、寿命をはるかに超える有期刑があれば、死刑は必ずしも必要ではない、、と言うことになります。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 11:49:10
? ID:/z5oANzK
それでは死刑反対の意見はどうでしょうか?
残虐な刑罰を禁止した、憲法との整合性。
冤罪の可能性。
加害者の人権。
国家が人を殺すことへの疑問。
そして、死刑執行人の人権。
こんなところでしょうか、、
この中で、「加害者の人権」この部分だけを取り出してみると、どんな人間にも基本的人権はあるとはいえ、
自らの人権を主張するには、他者の人権を認めるのが前提になると思いますので、説得力に著しく欠けるのでしょう。
しかし、その他の理由は、決して見過ごすことは出来ないとおもいます。
被害者の感情的側面、そして、財政的側面と、これら、死刑反対意見を量りにかけたとき、、
私の中では、躊躇無く、死刑反対、、と言う意見が出てくるのです。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 11:53:33
?# ID:YPKbdlNZ
死刑存続かな。抑止力を期待している。
あとは、加害者を肉体的に罰することができるのは、現在のところ死刑のみ。
他国にある棒叩きの刑とか、そういうのを増やせば
死刑でなくてもいい、という被害者側が増えるかもしれん。
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 12:25:07
? ID:/z5oANzK
死刑による犯罪抑止力はほとんど期待できないとおもいます。
もちろん、これを完全に否定することは不可能です。
良く取り上げられるのが、アメリカの例。
アメリカの場合、州によって死刑があったり無かったりしますから、、
単純に比較すると、死刑がある州と、無い州で、差が無いことが統計で出ています。
もちろん、この統計には、死刑があることによって、犯罪を思いとどまった人をカウントすることなど出来ませんから、
この統計を取っただけで、死刑は抑止力にならない、、と決め付けるわけにはいきません。
しかし、死刑囚からのインタビューを含め、多くの統計が、死刑は抑止力にならないことを示唆しています。
しかし、逆に、死刑が抑止力になり得ると言う統計は、ほとんど存在しません。
死刑が抑止力になり得ると言う論拠のほとんどが、論理上、、であって、それを裏付けるべき統計的資料にかけているのです。
死刑が抑止力になるのかならないのか、、
絶対的結論を求めることは不可能です。
しかし、私の中では結論が出ています。
>>51 んー、なんとも言えない所ですが
死刑が抑止力になっていないと答える囚人は死刑になってもかまわないってことで
死刑になりたくない人にとっては死刑が抑止力になりえませんかね?
抑止力については、ちと疑問ありますね。
ただし、病気や高齢でも無い限り、おとなしくしていれば、ほぼ間違いなく10年ちょいで出所
できる日本の刑期体系と、終身刑のある米国とでは、死刑の抑止力は全然違う気がする。
米国:死ぬまで外に出られないか、死刑か
日本:最長10年程度で外に出られるか、死刑か
日本だと、「死刑にさえならなければ、おとなしく反省しているふりすれば出られるよな」
と犯罪者に舐められていると思う。
ま、この比較は、死刑の必要性じゃなくて、終身刑の必要性を訴えるものとなるわけですが。
で、自分が死刑に一番期待している機能は、「再犯防止」です。
凶悪犯の再犯率の高さを考えると、万が一にも出所(脱獄や超法規的措置等を含む)
されると危険だから。
で、終身刑だと外に出て再犯を犯す可能性も否定できないから、最も強力な再犯防止策
としての死刑と。(犯罪行動能力を喪失させる手段として、手足切ったり声帯切除したり視
聴覚喪失させると、介護が必要になるし…)
# ある意味、犯罪者に対する親切だとも思っている>死刑
余談
そういえば、米国では、死刑囚は人間ではなく物として扱われていたので、今の自動車等の
衝突安全性の研究には米国の死刑囚が役立ってる。
現在のダミー人形は、米国の死刑囚を使った実験に基づいて作られているのは、
関係者なら誰でも知っている話。(人形の強度やら、何Gで致死となるか、等)
(日本の自動車メーカーなら、たいていは、当時の実験写真等を保有してますね。)
# 今は似非人権団体の反対で実験できなくなっているけど。
ちなみに、死刑賛成と死刑乱発は同義ではないことは強調しておきます。
厳に慎んで判決を下すべき。
(当然、終身刑の創設が必須で、凶悪犯の大半は終身刑になるのかな、と。)
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 14:07:06
? ID:/z5oANzK
抑止力になる、、と言うことは
死刑が存在することによって、死刑となる可能性のある犯罪を犯すことをためらうかどうか、、だとおもいます。
主に殺人。
衝動的殺人の場合、どんな罪も抑止力にはなり得ませんよね。
後先考えず、感情のおもむくまま人を殺してしまうのですから、、
計画的殺人についてはどうでしょう。
計画するときは、基本的に、どうやったら殺せるか、どうやったらつかまらないか、というふうに計画するわけですから、
捕まった後の刑罰によって、その計画を変更したり、計画をとどまったりすることは考えにくいとおもいます。
もちろん、計画段階で、「こんなことすれば、死刑になるかもしれないから、止めようかな、、」
と考えないとも限りません。
しかし、その段階で死刑が存在することのみを理由に思いとどまった人の統計は取れないため、定かではありません。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 14:48:47
? ID:/z5oANzK
現状、どうするべきかと考えたとき、
死刑執行を停止して、本格的に死刑について議論するべき時期であるのは間違いないと思う。
私個人としては、死刑は廃止、もしくは無期執行停止として、終身刑、もしくは、人間の寿命を大きく超える有期刑を導入すべきである、と言う考えに至らざるを得ない。
ここで、一番大きな問題となってくるのは、国民感情だろう。
残虐な方法で人を殺し、更正の可能性がほとんどないにもかかわらず、犯人が生き続けることに対する怒りは、被害者で無くとも誰もが持ち得る感情だろう。
しかし、死んだ人は決して帰ってこない。
死に対して、死で償わせるより、自らのしたことを真摯に降りかえり、心から反省し、死ぬまで冥福を祈りつづけさせられることが出来るような受刑環境を整え、
死刑執行人の苦難を公に示すことにより、国民感情にもある程度配慮できるのではないだろうか。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 15:14:16
? ID:/z5oANzK
とりあえず ◆KFC74VQ0wc さんの、、
万が一にも出所(脱獄や超法規的措置等を含む) されると危険だから。
と言うのもわからないではない。
あの連続ドラマ「24」みたいなやつだよね。
しかし、あのような場合には、法律で対処するんじゃなくて、べつの方法での対処が妥当かと、、
日本版「CTU」を作るとか、、
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 15:26:08
?# ID:+bU4roA/
>>56 >終身刑、もしくは、人間の寿命を大きく超える有期刑
僕としては、無期懲役が最も合理的な処罰方法だと思う。
基本的に、刑罰の目的は受刑者の更正、社会復帰だから、その見込みがつくまで
無期限に受刑させるのは理に適っている。逆に、終身刑などはどんなに更正しようが
意味が無いんだから、受刑者が本気で更正しようとするのかどうか。また、更正しても
社会がそれに対しなんら価値を認めないのだから、社会にとっても無意味な気がする。
刑罰は、与えるのが目的ではなくて、社会が改善するかどうかで語られるべきだと思う。
もしその重罪人が、社会や社会の構成員を破壊、殺害するだけの人間だと判断されれば、
死刑も許容されるべきだと僕は考えます。
死刑というか体罰が必要だと思う。
極端な例だが、タリバンは窃盗犯の腕を切り落としていた、というじゃない。
あれはやりすぎとしてもなんか再発防止策いるだろう。
>>56 キリスト教は、本来、支配される者向けに作られた宗教。儒学は支配階級が自らを律する
戒めとして体系だてられた学問。
日本の場合、支配される側にも支配階級用の儒学の思想が取り入れられて永い。
「自ら律せよ。律することができなければ、生きることは認められない」という感じかな。
欧米と日本では、これらの極めて大きな文化的違いがあるわけで、人を罰する行為につい
ての思想も全く違うのだろうと思う。
あだ討ちで死者(被害者)の魂が報われる、という考え方も根付いていますし。
このへんの文化が完全に入れ替わらない限りは、死刑廃止論が日本に受け入れられる可
能性は低いと思う。(感情論というか生命観の世界ですから。)
# 「延命措置をつづけながら、生きている限りは苦痛を感じるような刑」を望む人は、結構多
# いようですし。
で、死刑執行人の苦難というのは死刑廃止の理由としては筋違いだと思うけど、別途、
出来る限り早く、救済措置というか、そういう苦難を感じる人を無くす必要はあると思う。
そういえば、死刑囚と看守のお話で、いま連載がありますね。
郷田マモラ 「モリのアサガオ」 1巻 アクションコミックス
結構、切り口は面白いかな、と思って読んでますが。
(ただ、絵が受け付けない人は、ちょっと読みにくいかも)。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 16:14:34
? ID:/z5oANzK
>もしその重罪人が、社会や社会の構成員を破壊、殺害するだけの人間だと判断されれば、、、
そこにも大きな問題があると思う。
誰がそれを判断するのか、、
その判断は決して間違ってはいないのか、、
死刑にすることが社会の為になるのか、、
例えば朝原や宅間はどうだろう、、
死刑にするのが果たして社会の為なんだろうか、、
死刑を怖がり、馬鹿のふりをして、裁判を引き伸ばすことしか考えていないようにも思える麻原、、
なんだか、自分の物語を最後まで自分の思い通りにおえてしまったとも思える宅間、、
社会のことを考えれば、彼らに心のそこから自分にしたことを悔い、振返り、なぜこのようなことをおこしたのか、おきたのかを分析する。
そのような取り組みこそが、その後の社会により有益ではないだろうか。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 16:18:10
? ID:i8K7PQas
被告は社会復帰をしたいからという
理由で更生しようとするのは間違っていると思う。
やっぱ終身刑で生き殺しにするのが一番良いと思う。
特別予防にもなるし、冤罪の防ぐこともできる。
問題はお金と一般予防だが、お金の面は
先進国である日本にとって問題はないと思う。
一般予防論に至っては終身刑の方が予防になるという
話も聞いたことがある。
話は変わりますが、宅間被告が死刑になった途端、
被害者の親御さんは無念と言いました。
被害者の家族にとっても殺して楽にするより
労働させたり今の部落民の仕事を一生させた方が
まだ慰めになるのではないのでしょうか
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 16:26:56
? ID:/z5oANzK
>死刑執行人の苦難というのは死刑廃止の理由としては筋違いだと思うけど、、、
私は決して筋違いとは思いません。
ある意味本質かも、、
死刑にすることは、ある意味、感情論的な部分が多くを占める。
その感情論の一番直接的な被害者が死刑執行人だから、、
個人的には、死刑執行人に死刑を執行させることは、憲法違反だとすら思う。
死刑は肯定。しかし僕は別に人を殺す事はそんなに悪くはないと思いますが。
しかし僕は絶対にしません。なぜなら、不利益をこうむるからです。
ここでいう不利益とは社会的、良心的なものも含みます。
まず社会的に不利益を被るのは人間がつくった「人同士は殺しあってはいけない」という決まりがあるため、
一般社会にもそれは浸透していて社会的に不利益を被るのは一目瞭然です。
良心的というのはやはり自分も人を殺す事に罪悪間があるからです。それは人間が本来群れをつくる生物で単体では
弱いという点から本能的に同じ生物は殺したくないのだと思われます。そこらへんは詳しくないので
知りませんが。
生物共通の目的は「繁殖すること」つまりそのためには「生き延びる」ということも必要です。
しかしその目的を遂げるためには殺人者がいては不利益だと考えられます。
それに「生き延びるため」の資源や食料も死刑囚に給付されるわけであるし、それが与えられるということは
アフリカの国とかより明らかに良い暮らしをしてるわけです。人類の目的の達成のために不要な人物に
そこまでしてあげる必要はないと思うし、さっさと殺したほうが良いと思う。
死刑囚は働かないわけだし、暴れたりする。法廷で判決でた日に死刑にして良いかと思う。
>>65 > まず社会的に不利益を被るのは人間がつくった「人同士は殺しあってはいけない」という決まりがあるため、
> 一般社会にもそれは浸透していて社会的に不利益を被るのは一目瞭然です。
たしかに、生物の本能としては、同族でも殺し合いですからねえ。(植物は兄弟で殺しあうし)
社会形成のための人為的ルールとして殺人禁止が了解事項とされた社会が多いわけで。
(殺人を禁止していない社会もあるし)
と、脱線かな? まあ社会背景の話ということで関連事項と判断しました。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 16:51:52
?# ID:+bU4roA/
>>62 >誰がそれを判断するのか、、
>その判断は決して間違ってはいないのか、、
>死刑にすることが社会の為になるのか、、
麻原や宅間こそ僕が想定していた重罪人です。彼らが本当に
>悔い、振り返り、なぜこのようなことをおこしたのか、おきたのかを分析する。
ことが有り得るのか、またそれを待つ社会的コストを社会の構成員が負担するのを
納得するのか、疑問に思います。そのような分析を行うのはその社会の構成員の
責務だとは思いますが、そう簡単に答えの出ない問題で(宗教など)あり、
これを理由に死刑を廃止するというのは現実的とは思えません。
>>67 (一般論ではなく)個別論としては、松本被告については、
テロを起こして奪還しようとしている奴らが未だにいるようで・・・
生かしていると、それを(ry
でも、死刑執行したから報復としてテロ、って線もあり得るか(汗
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 18:06:54
? ID:/z5oANzK
人間は私を含め、みんな、塀の中の人間と紙一重だと思っています。
もちろんそれは、犯罪者と紙一重、、と言うのみではなく、
社会的弱者、また、社会に有害と思われる人間、全てにおいて、私達と紙一重状態にあると言うことです。
いつ自分自身が紙一重のむこう側に行くかはわかりません。
少なくとも、老人になれば、ある意味、全ての人がむこう側です。
>>65さんの論理だと、老人も、障害者も全て不要、、とならないですか?
そうなると、自分自身も不要、、と言うに等しいことだと思うのですが、、
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 18:15:38
?# ID:TpJ9QTyd
死刑には反対。
なぜなら、人命はこの世で一番尊いものでなければならないから。
人命は地球より重い。
71 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/08 18:28:52
?# ID:TpJ9QTyd
70のつづき
死刑というものには合理性を欠く。
日本でも終身刑を作れば、死刑というものの必要性がなくなる。
入れる器がなければ宝石も埃をかぶるなあ
こうやって歌詞はできていくのか
正直
>>70の下2行のような考えは嫌いです
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 18:41:24
?# ID:ZbKq3s0M
懲役350年とかにすればいい。生きてる間に出て来れないようにね。
しかしそいつを生かしていく為に税金も掛かる。
死刑にしてしまえば、それ以上税金は掛からない。
でもコンクリ殺人犯みたなのでも死刑には出来ない、
しかも求刑の限界があるので十数年で出てくる。
個人的には死刑廃止で懲役100年とかもOKにするを押す。
74 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/08 18:48:51
?# ID:TpJ9QTyd
>>73 現行では懲役20年が限界だからね・・・
どうにかならないかな。
アメリカはそうしてるみたいだけど。
あと、押すじゃなくて推すじゃない?
75 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/08 18:51:19
?# ID:TpJ9QTyd
んーと、議論の前にログ読んで欲しいなと思ったり。
無期懲役、期間が決まっていないだけでよほど所内で悪質でなければ
凡そ10〜20年ぐらいで出てこられる刑。
終身刑、コスト面と場所問題であまり現実的ではないと思われ。
死刑、遺族の無念晴らせぬままあっさりと楽に逝かれ、なおかつ執行人が苦しむと。
そこで終身刑+敵討ち法導入ですよ。
基本的には終身刑。でも遺族の意思でいつでも殺れます。代理人に委任でもいいでしょう
受刑者もいつ殺られるか怯えながら日々過ごす。
どうでしょう。
77 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/08 19:10:12
?# ID:TpJ9QTyd
>>76 それには反対だ。なぜなら、執行人は、(刑務官?)はそれが仕事なのだから。
そして、遺族が居ない場合、どうにもならない。
結果的にひとり暮らしの人がターゲットになる。
不公平だ。
78 :
65:05/01/08 19:13:28
? ID:???
>>69 確かに僕の言ってる事からすれば老人、障害者、社会に有害な者は不要ということになります。
地球上では人口の増加が深刻な問題になっているしはっきりいって少子高齢化が進む日本では
老人とかは「減ったほうが良い」わけではあります。ニートなども同様です。
人
間は望み通り(望みというか本能)地球で一番強い生物に成長しました。人間に逆らえる、というか
人間以上の生活をすごせる生物はいません。しかし生物の本能は「繁殖」であっても
これ以上増えると人間自体が危うくなるわけです。つまりもう人間の本能はある程度とめなければならない。
しかしとめる事は無理なので増えたものを「減らす」しかないわけです。
減りゆく資源、森林破壊などの「人間にとって有害な」(むしろ喜ぶ生物もいますが)問題も人口超過から
きています。人間はもはや「増える」より「長く持続する」を選ぶほうが賢いのです。
上記のような理論では多分猛反発がくることでしょう。しかし僕の考えているこの理論自体僕はあまり
好きではありません。しかし間違っているとは思いません。
なぜ好きではないか、それは自分もいずれ不要な人物になるというのと、今現在僕自体資源を浪費しているし
人間にとって有益な事をしているとは思えない。それに「減らされる」側にたってみると
なんと非情な理論だろうと思います。僕はこういった理論を説きながら僕自身は「死ぬ」のは嫌で
怖いですし、知り合いが死んだとしたらそれは悲しいです。そこらへんの自分自身の矛盾があるわけです
しかしその矛盾が人間に全員なかったとしたら?それはたぶん意志といえる意志をもたず、
繁殖をくりかえし、増えると減らし、増えると減らし・・・と「自分たちの種族を守る」ための
行動しか行っていないはずです。つまり人間には矛盾がなくてはならない、が本当に無益な殺人者などの
人物は別に殺しても良い。なぜなら
>>69さんも言っているように植物、動物は家族であろうが殺します。
つまりあまり高度な知能をもっていない生物、つまり本能でいきている生物には(植物がもっとも分かりやすい)
「殺し」というのはまったく悪い行為ではないから。人間にそれがあてはまるかというと微妙ですが
生かしておくよりは明らかに賢い。そして被害者の恨みもある程度晴れる。利益の方が多いかと思われます
あと、殺人をした人は僕個人的に嫌なので。
79 :
65:05/01/08 19:18:09
? ID:???
上では長文失礼しました。
>>76 おびえさせてすごす、ということは僕たちにとっては気分が良いかもしれませんが
それが果たして有益な事でしょうか?ただ残酷なだけで意味はないかと思われます。
>>77 過去ログを読んできてね。
あと、
遺族が居ない場合→代理人に委任と書いてあるね。
ところで何が不公平なのかな?
ここでハムラビ法典ですよ。
罪人を殺す事が人口増加を抑えられると勘違いしないように。
罪人の数が少ないし、在庫が切れたら?人口抑制のために罪人を作る?意味がわかりません。
人口抑制は人口抑制で狙ったほうがいいです。その他の死は雀の涙です
83 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/08 19:28:51
?# ID:TpJ9QTyd
代理人って・・・(笑)
第三者に人の命を預けるのですか?
あと、刑務所で死のうが、第3者の命令で殺されようが、
変わらないと思う。
もう1つ、今のままでも、法務大臣がその代理人の役割を
しているような気がします。
84 :
65:05/01/08 19:31:11
? ID:???
>>82 誰もそんなことは言ってないです
罪人を殺したら人口抑制になるとは言ってませんし全員殺してもすずめの涙ということ
はわかってます。上でいってるのは罪人に限らず「人間のためにならない人物全員」を言っているんです
ただ無駄な人物は消していいですよ、と書いているわけです
>>79 残酷だからこその極刑。私の身内が的にされたら犯人を警察になんか渡しませんよw
>>83 そう、常に第三者に委ねられているのが現行法。
このままだったら私は報復に人生全て費やすことになりますからw
まずはアメリカみたいに刑を加算するんだな
>>75 建前論であり、空しくなるほど中身が空っぽだから、ってことじゃないのかな?
人の命の重さは、現実には違いがある。
「大切な命」を闇雲にひたすら奪い続けることを生きがいとする者の命の方が大切?
人間の命は重いけど、悪性細菌とかゴキブリや蚊の命の重さは?
国際的にも生存権として他人の命を奪う行為は正当とされている件について
>>75 レス遅くなって申し訳ない
スレタイと離れてしまうので手短に
歌詞でも(w気持ち表したけど
地球がなくて生きていけますか?
そこまで重い人の命の為に地球はどうなってもいいと?
変な環境団体のようだけどその発言は
受け入れられませんでした
>>87>国際的にも生存権として他人の命を奪う行為は正当とされている件について
知りませんでした
正当防衛みたいなもんですか?
>>88 こういう例示を良く見かけるけど、どういう名称で呼ばれていたか思い出せない…
(「生存権」じゃないかも。)
洋上で船が難破しました。あなたは木切れを見つけ、つかまろうとします。
だれかがいっしょに木切れにつかまろうとします。でも木切れは小さいので二人も
つかまったら沈んでしまいます。
あなたは、その誰かを突き飛ばし、木切れの独占に成功します。結局、その誰かは
溺死しました。
後日、貴方は救助され、事の顛末を正直に警察に話しました。
貴方は処罰されることはありません。(精神的な負い目は別として、法的な話)
貴方の生命を守るために必要な行為だったからです。
(そして、その行為をしなかったら、2名の命が共に失われていたわけです)
自分の命が一番重いに決まってるじゃん。ということかなと。
死刑論からは脱線しすぎか・・・
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 01:02:20
? ID:6vjoMXWe
>>82さん
罪人を殺し続ければ人口は減るかも知れません。
罪人を殺し尽くしたら、罪人を生み出すために人工的に罪人を仕立て上げなくても、
多分、一定の割合で罪人は出現し続けます。
アリの話を知っていますか?
働き者のアリも、何割か、怠け者のアリがいます。
その何割かの怠け者のアリをその群れから取り除いたらどうなると思いますか?
群れ全部が働き者のアリになるのでしょうか、、
答えは違います。
怠け者のアリを取り除いても、同じ割合で、今まで働き者のだったアリが、怠け者のアリに変わってしまうのです。
もちろんこの例が人間に当てはまるとは限りませんし、そのような実験自体難しいでしょう。
しかし、多分、この世の中から罪人を取り除いたとしても、それまで善良な市民だったひとが、罪人に変わるのではないでしょうか。
そして、取り除いても、取り除いても、罪人は同じような割合で存在し続けるのでは、、と思います。
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 01:08:13
? ID:6vjoMXWe
死刑囚も同じ、死刑囚を死刑にし続けても、、残虐な犯罪は減らない、、
死刑囚という人物は、遠いところにいるわけでなく、自分自身と背中合わせ、、と考えるべきかもしれません。
だからこそ、結局は自分自身の問題だからこそ、、、
死刑を語るとき、刑罰本来のあるべき姿、、というものを考え、それに近づけるべきだと思うのです。
それこそ 必要悪 って話なんだろうか
死刑を廃止しようが存続させようが抑止になっても
それ以上にはならないと思う
だったら去勢なり指落とすなりの刑が
効果的なんだろうか
社会復帰がどーのとどっかの団体に言われそうだが
95 :
◆uRW6KoTaRo :05/01/09 09:38:46
? ID:RWa8RnJR
死刑制度改革を視野に入れて囚人と周りの人々の暖かな交流を描いた、
小手川ゆあの「死刑囚042」では悲劇的な結末を迎えましたが、
まだ理想である死刑廃止を実現させる道のりの困難さが、
この結末を選ばせたんだろうなあと思いました。
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 11:01:41
? ID:UFAFHKTm
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 11:22:34
? ID:NmbaNncK
「殺してやりたい」と思うのはしかたないけれど、実際に殺すのはまずいよ。
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 16:34:18
? ID:UFAFHKTm
こんなのもアリかな、、
死刑廃止。
年齢上限懲役刑導入。
年齢上限懲役刑というのは、人間の平均寿命まで懲役を続ける刑。
その前年の平均寿命で上限を決め、仮釈放を認める。
今だったら、女85歳、男78歳だったかな、、
60歳以下の被告にのみ適用する。
平均寿命に達したら無条件で仮釈放するのではなく、審査はちゃんとする。
こういうのはいかかですか?
99 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/09 17:21:51
?# ID:VY/OyQg/
>>98 刑務所では長生きできないだろうから、事実上の終身刑
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 17:34:20
? ID:UFAFHKTm
いやいや、、刑務所では規則正しい、健康的な生活がおくれるといいますよ。
101 :
ひろゆき ◆3SHRUNYAXA :05/01/09 17:37:03
?## ID:rQuPsU5s
被害者の感情論を受け入れてしまうと、
復讐とか仇討ちを認めちゃうことになるような。。
>>101 個人的には認めて欲しいのです。せめて被害者側に権利として。
103 :
ひろゆき ◆3SHRUNYAXA :05/01/09 18:33:08
?## ID:rQuPsU5s
社会システムって、ある程度の個の犠牲の元に成り立ってるわけですからねぇ、、
軍隊ってのは、市民の代わりに死ぬわけですが、
社会システムの維持のために犠牲になってるわけですし、、
というわけで、社会システムの維持のためなら、
個人の感情は抑制されても仕方ないんじゃないすかね。
>>101 「たましい」の概念みたいなものが、欧米と日本では根本的に違いますからねえ。
某国潜水艦が某練習船(漁船)に衝突して…の際にも、米国人は物理的な遺体には
執着しない価値観だけど、日本は遺体こそが重要という価値観だという違いがしばし
報道されていたなあと。
んで、
>>60にも書きましたが、日本には、あだ討ちによって被害者の魂が救われると
いう価値観があるわけで、江戸時代には美徳であり、合法だった???
# あだ討ちが完了するまでは、被害者の魂は無念で成仏できないとか。
というわけで、根深いと思いますよ>復讐とか仇討ちを認めちゃうこと
# というか、あだ討ちを認めて欲しいという日本人はかなり多いかと思う。
日本の刑法の基本的理念は、まず基本的に個人が持っている復讐する権利を
国家が預かり、個人に代わって執行するということです。
ですから、罪人を更生させる目的は、元々はないのです。
ともかく、多すぎず少なすぎずの復讐を国家がきちんとやって、被害者と
その関係者の心を救済するということですね。
ですから、基本的には人を殺せば死刑が当たり前のはずなのですが、
裁判官は給料さえもらえればそれで良いので、死刑判決なんて気色の悪いものは
出したくないのです。それで、理屈をつけては減刑してしまうわけで、
サボタージュの一種です。
懲役100年とかやったら面白いのに。
アメリカンな感じで
被害者は何の罪も無く、かつ法の裁きもなく突然「死刑執行」されたわけで、
加害者だけが死刑を免れる理由なんてない。
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 01:32:55
? ID:UpjqyB14
今の日本で懲役100年なんてやってらんないよ。
ただでさえ刑務所は人でいっぱいだというのに。
アメリカみたいに民間が受け持つのか?
自分としては効率よく回転させるために死刑を増やしたほうがいいと思う。
日本で今の死刑されかたはどんなの?
首吊り?電気椅子?切腹?
>>109 首吊りで、頚椎骨折で即死だそうな。
電気椅子は、数分間は苦しむらしいね。はっきりいって拷問死状態
>>110 日本の死刑の絞殺は、縄で首を絞めて窒息死、という風ではなく、
落差をもって落下させて頚椎を破壊するのだそうで、ほんの一瞬で
死亡するそうです。
まあ、セッティング時の恐怖はあるのでしょうが、苦しむ間はないそうで。
死刑って安楽死じゃないんだね。
113 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/10 01:56:46
? ID:A/OMHSBp
死刑でも終身刑でもどっちでもいいが、娑婆に出すな。ただそれだけ。
ただ、遺族のことを考えると死刑なのか?
話は飛ぶが、ドラマ「眠れる森」のラストで、陣内演じる国分が、仲村トオル
を刺し、「急所は外した。また、出所したら同じように刺してやる。何度も
それを繰りかえしてやる。何処に隠れても、必ず見つけ出してやる。」という
主旨の内容があったが、俺ならそれをやるな。自分の子が殺されたら、間違いなく
それをやる。何度も半殺し。それが、加害者にとって一番苦しいんでは。
今このスレを見て、初めて「執行人がつらい思いをするから死刑制度に反対」と
いう考え方がある事を知ったのだか、ふと
「だったら、次に執行される死刑囚がボタンを押す役をやれば良いじゃないか」
と思った。
115 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/10 02:14:26
? ID:A/OMHSBp
>>114 ありえない。論外。
死刑囚が自分で押すならまだしも
>>115 >ありえない。論外。
なんで?
自分が執行される前の「死刑を執行させられる」のも死刑として
の罰の内だとすればいいのに。そんなに執行人が悩むのなら。
いっそうのことASIMOに(ry
僕は個人的な意見として再犯者と凶悪犯は
死刑にしたほうがいいと思います。
再犯するってことは反省する気が
ないのだと思うのですよ。
凶悪犯は現在でも死刑ですし。
しかし死刑があるってことは
それを行ったりかたずける人がいる訳で、
その人の苦しみが増えてしまう。
そこが難しいところですよね。
でもやはりそういう人たちを生き永らえさせるために
使われる税金があるってことは
何か嫌な感じがします。
犯罪者がなぜこんなに多いのか。
それを突き止めない限りこの論題は
ずっと存在すると思う。
>>116 じゃあ死刑囚を一ヶ所にあつめるの?
つーか今は集めてるの?
俺にはきれいな反論ができないが
なっとくできる反論が存在すると思うよ。
だからこそ執行人が居る訳で。
つーかこの論題はディベート甲子園ででた(既出?)
「死刑」という行為そのものが執行人にとって
間接的であれ直接的であれ心の負担になることには
かわらないのではないかな
>>118 再犯は死刑って2回目→速攻死刑ですか・・・。
罪の重さもありますが2回目でっていうのは厳しいんじゃ(ry。
121 :
114:05/01/10 02:54:16
? ID:???
>>118 >しかし死刑があるってことは
>それを行ったりかたずける人がいる訳で、
>その人の苦しみが増えてしまう。
>そこが難しいところですよね。
現在の制度の中で、仕事として執行している人は一応は自らの意思で
職業選択をしているので、多少の思い悩むところがあったとしても、
それは正に自業自得としか言いようがない。
もし「執行人」という職業自体が「非人道的だ」という考え方がある
のなら、死刑の一環として「次の死刑囚」にその役を負わせるという
方法もあるのではないかという提案なのですが。
>>114 執行人は仕事として対価をもらってるから疑問をもちながらも執行はするけど
果たしてそういう縛りのない死刑囚が執行できるのかというのが疑問。
もし強制力を持たせようとすれば、
「死刑を執行しなければここで代わりにお前に死刑を執行する」
とでも言わければならなくなって別の問題が生まれる。
123 :
114:05/01/10 03:42:25
? ID:???
>>122 なるほど。
考えてみれば、執行人の心情を巡ってあれこれ言う事自体が的外れでしたね。
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 10:48:43
?# ID:pGABQCWw
死刑を語るとき、
死刑囚の人権、残虐な刑罰を禁止した憲法との整合性、犯罪への抑止力、財政的問題、国家が殺人を行うことへの疑問
などは、議論のあるところでしょう。
しかし、死刑賛成の人からみても、冤罪と、執行人問題は、議論の余地なく存在するわけです。
もんだいはそれを「仕方ない、、」で済ますかどうか、、
冤罪など、、昔の話、もうほぼありえないんじゃ、、
という意見もあるでしょう。
それは違います。
現在、死刑囚として収監されている人のうち、多くの人が冤罪を主張しています。
中には、1審で無罪になったことがある人や、強盗放火殺人のうち、放火のみの冤罪を主張している人など、、
今現在も、冤罪の可能性は消えることはないのです。
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 10:54:18
?# ID:pGABQCWw
そして、死刑執行人の問題。
おかしな話があります。
刑務官の服務規定に「死刑を執行する」という規定はありません。
いってしまえば、その他の業務として行われているのです。
死刑の執行に携わる刑務官は、ほんのわずかです。
ほんのわずかであることにより、表ざたにも、議論にもなりにくかった、、
この二つの問題を、「仕方がない、、」で済ますことは私には出来ません。
126 :
118:05/01/10 12:57:34
? ID:???
>>120 確かに厳しいと思います。
しかし、同じ罪で捕まったら
なんの為に一回捕まったのかわからなくないですか?
>>114 先日先生から
「死刑をするときは執行人が三人いて
三人がそれぞれ同時に三つのボタンを押し、
誰が執行したかわからないようにして負担を軽くする」
という話を聞きました。これが本当かはわからない。
しかし真実だとしたら執行人の心情に
対策がなされているということです。
だから執行人の心情を全く考えないのもどうかと思います。
>>124 冤罪だったという事実が存在したから
起きてしまうことですよね。
人は自分自身が正直だと証明できないから
確実な証拠が無い限り誰でも主張しちゃいますよね。
大昔にどっかで見たことありますね。
死刑廃止論として、冤罪だったら取り返しがつかないって話。
懲役食らった時点で取り返しつかない状態だと思いますがねw
>>126 銃殺刑の場合、実弾は1丁にしか入っておらず、複数名で合図と同時に射撃する
という話を聞いたことがあります。
実弾か空砲かの反動の微妙な違いについては、緊張しているので分からないとか。
押しボタンの話が本当なら、早押しじゃなくてランダムとか、実は1個しか配線していない
という仕組みなんだろうなあ、と想像。
だって早押しだったら心理的負担軽減にはあまり寄与しないんではないかと思うので。
それとも、別室でそれぞれが押すことで他の執行人の状況を分からなくしているとか?
といろいろと妄想。
おれも
日本は、3人分のボタンがあって同時に押すって聞いたことあるよ
>>126 >>129 いくら3人分のボタンがあったとしても確率的には3回押せば
1回は殺しているわけで・・・。結局つらいですな。
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 17:45:14
?# ID:j3ij0pMP
冤罪を訴える死刑囚が全員冤罪、、というのはありえないだろう、、
それと同時に、冤罪を訴える死刑囚が全員うそつき、、というのも考えずらい、、
冤罪にはいろんなものがある。
前に書いたが、強盗殺人放火事件の場合、、、
この犯人は、一人殺している。
通常、一人では死刑になりにくい。
しかし、これに放火が加わったことにより死刑判決が下りたともいえる。
死刑判決にいたる犯罪は、多くはいくつもの罪が合わさったもの、、
その罪の重さをあわせて死刑判決が下されている。
それら罪の中で、ひとつの誤解、ひとつの捏造、ひとつのうそ、があったとしたら、、
無期、もしくは有期懲役になるべき犯罪者を死刑にしてしまうことにもなる。
冤罪とは、ただ、死刑か、無罪か、、の冤罪のみではない。
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 17:54:52
?# ID:j3ij0pMP
死刑執行の際、3人で執行のボタンを押す、、という話もある。
アメリカの映画でそういうシーンは良く出てくる。
日本の場合、死刑執行の場は、闇の中だから、いろんな説がある。
刑務所によって若干差があるのかもしれない。
一番一般的、といわれているのは、、、
刑務官が一人が、首に縄をかけ、一人が縄でひざを縛り、一人がレバーを引く。
この作業をほぼ同時に行い、3秒ぐらいで終わるそうだ。
ボタンではなくレバーだそうだが、たとえボタンでも、たとえ3人で押そうが、果たして刑務官に配慮したことになるのだろうか、、
私は、「刑務官に配慮して、、」というより、「刑務官に配慮してる」という言い訳を作っているだけに過ぎないと思う。
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 18:05:05
? ID:CykX0SLr
>>118 スリーストライクならぬ、ツーストライク法か
例えば窃盗で捕まったとする
んで、そいつがまた窃盗しちゃった。
この時点で捕まれば有罪→死刑だけど
ちょっとまてよ…なにしても死刑じゃん
んじゃ極悪非道にレ(ryでもすっかー
這い出られないほど深い穴を掘って、死刑対象の人間をそこに落とす。
それで、あとは放置。穴に落とした人間は直接殺したわけじゃなくて、犯罪者が勝手に野たれ死んだだけ。
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 19:21:26
?# ID:j3ij0pMP
>>134 気持ちの問題なんだから、、
実際は直接手を下してないんだから、、、、といっても、むりでしょ。
というか、絶対這い出してこれない、、のなら、落ちた衝撃で死ぬか、中で飢え死にするか、、
やはり、実際に手を下したことになるよね。
這い出してくる可能性のある穴なら、、
這い出したらどうするんだろう、、
被害者が蹴落とす…とか
137 :
118:05/01/10 20:16:15
? ID:???
>>128 >>130さんの仰るとおり、
銃殺でも絞首でも負担は大きいですよね。
銃殺でもそういう対策がなされているとは・・・
勉強になりました。
>>131 なるほど。死刑を免れるために
一部は認め、一部は否定する場合もあるわけですね。
だからこそ裁判が複雑化するのか。
あらためて実感。
>>133 なるほど。
再犯者が死刑って判明してると
再犯者が何をしでかすかわからないということか。
そう考えると再犯者は死刑っていうのはよくないですね。
>>134 這い出れなくても掘った人間が存在するわけだから
外部からの助けがあれば這い出れることになる。
ということはそういう人間がいないように
穴を監視する必要があると思います。
監視するとなると、ものすごく
税金がかかると思います。
>>136 >>122さんの考えを読んでみてください。
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 02:31:14
?# ID:Nyp1FkHc
>>137 死刑を免れるために
一部は認め、一部は否定しているのではないとしたら、、
この可能性は、誰にも否定できないと思います。
冤罪、、人が人を裁く以上、必ずついて回る問題です。
問題は、仕方がないと考えるかどうか、、
死刑執行人の問題も同様です。
仕方がないことなのか、、
この二つの問題だけ取り上げてみても、死刑執行停止の十分すぎる理由になると思います。
139 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 00:36:43
?# ID:JjKJtSQb
47年ほど前、死刑囚の会話が、録音で残っている。
執行当日死刑囚仲間を前に語った言葉がこれだ。
「私は恩赦があることを期待していたので、その間、宗教なんか必要ないと思い、修養を
怠っていた。いま反省すると、あれは考え違いで損をしました。どうか皆さんも、助かる
とか、無期になるとか、そんな甘い気持ちをなくすとともに、見栄を捨てて、直前する死
という問題に、真剣に取り組んで下さい。人がどう思うか、こう思うかということを考え
ないで、死後を願うことが必要だと思います。いよいよ皆さんと別れて、きょうは刑場に
臨むのでありますが、私はきょう刑場で泣くかも知れないし、騒ぐかも知れない。また腰
を抜かすかも知れません。後で誰かに私のようすを聞かれたら、その姿が本当の私の姿だ
と思って下さい」
死ぬ間際にどれだけ改心したところで、
その手にかけた人は帰ってこないんだがね。
141 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 00:48:19
?# ID:JjKJtSQb
そして、刑場に向かい、立会人の人々を前に、「社会の人々にご迷惑をかけ申し訳ありません」
といい、直接接していた、刑務官には、「さきに行っています、極楽では私のほうが先輩ですからね」
と談笑し、笑いを誘う。
仏前で焼香を済ませ、手錠をかけられ、目隠しをさせられる。
刑務所長が話しかける。
「念仏は心の中で唱えるように、声に出して唱えると、舌をかむからね」
念仏の声が高くなる。
両足を縛られる。
首に縄をかけられる。
ほぼ同時に床が落ちる、、
142 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 01:50:42
?# ID:JjKJtSQb
>>140そうでも思わないと、、死刑執行は出来ないよね。
立会人の検察官にも、先輩検察官が「死刑執行に行く前に、あと一回裁判資料を読み返してから行け、
こいつは死刑されるべき悪人なんだ、という気持ちで望め」といい含めるそうな、、
事実がそうであろうとも、人間は感情の動物だから、上に書いた人のような死刑を前にすると、求刑した検察官も、判決を出した裁判官も、
たまらないでしょう、、
上に書いたような例が、一番一般的な死刑囚最後の姿なんだそうだ、、
死刑を議論するうえで、一番かけているもの、、
それは、死刑の実態だと思う。
あまりに包み隠されすぎていて、、
せめて、希望する被害者の家族には見せるべきだろう、、
143 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 01:59:29
?# ID:JjKJtSQb
50年ほど前の判決で、「死刑はそのうちなくなるだろう、、この被告があと数年先に同じ犯罪を犯していたら、、」
という文面がある。
この裁判官の予想は見事にはずれ、今なお、死刑は存在し続けているわけだ。
その理由は、、
私にはわからない、、
出来れば、、死刑賛成の観点から書かれた、詳しい、死刑の現実に関するノンフィクションが読んでみたい物である。
144 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 02:00:11
? ID:NIOWtLKl
s
とてつもなく純粋というか、青臭いというか
そういう意見かもしれんが、やっぱ大学や社会や
いろいろ自分なりに広い世界や文物を勉強して
きた後、そういえば「死刑」ってあったなって振り返ると
「え?刑罰で人殺すのっておかしくないか?」って
当然のことのように思える瞬間がありました。
一種のリテラシーっていうか、そういうのと関わりある
問題なんじゃないでしょうか。
アメリカなんか州によっては死刑ないし、例えばマサチューセッツ州、
それでも社会が成立してる訳だし、何も罪人を殺す必要性は
無いんじゃないでしょうかね。殺人事件の被害者だって元々
「死刑という発想」の無い文化圏に生まれてれば納得できないということは
無くなったりしませんかね。
人間が人間を「殺す」っていう発想を消去できればそれが一番なんですけどね。
146 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 11:19:03
?# ID:2HuKldM9
死刑賛成、死刑存続論の大きな根拠は、いくつかある。
財政的問題、人を殺した人間のあるべき姿、被害者の感情、、、、
その中で、財政上の問題や、現状、死刑以外、罪人を永久に世の中に出さない方法はないから、、
といった考え方は、死刑問題の本質からは外れる。(死刑とは別の方法で対処が十分可能だからだ)
また、死刑が犯罪抑止力になる、という考え方も、根拠に薄い。
やはり、死刑賛成の立場からの本質論は、人間が人間の命を奪った場合、どのようにすべきか、、
という「べき論」と、個人的報復を禁止している以上、禁止した社会が対処すべき被害者の感情論ではないだろうか。
147 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 11:36:43
?# ID:2HuKldM9
この本質論が、ほとんど立法機関で議論されないまま、死刑は続いている。
意図的に、まったく落ち度のない被害者を殺したのなら、一人殺した場合と、二人殺した場合とで、判決に差が出るべきなのか、、
人を殺した人間は、死ぬべきなのか、、
被害者の遺族から、死刑停止の嘆願書が出ている場合でも、死刑を執行するのはなぜ、、
明快な答えを望むことはでき得ないだろう、、
死刑反対です
その代わり人権剥奪して人体実験にしてください
医療に役立ちます
149 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 13:01:13
?# ID:2HuKldM9
死刑囚の多くは献体するそうだ。
そうそう、死刑執行人の仕事は、死刑執行のみではなく、その死体の後始末も含みます。
死体洗いとか、、
>>149 >そうそう、死刑執行人の仕事は、死刑執行のみではなく、その死体の後始末も含みます。
そういえば、医師も人間の生死の間で大変な思いをするものだよな。
「医師の仕事は過酷だから、医療行為に反対します!」
という主張をしたら、取り合ってもらえるだろうか(w
151 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 17:42:28
?# ID:2HuKldM9
本来業務とはまったく性格の異なったことをやらせるわけだから、医者のそれと比べることはできないよね、、
刑務官は、本来、囚人の管理、囚人の矯正が目的。
ほんの一部の刑務官が、服務規程にすらない、「死刑の執行、および後処理」をやらされているわけだから、、
そういう可能性があることを理解していたとしても、それを行うことによってどんなに傷つくか、、までは理解できてないだろうし、
結局、死刑執行しない確率のほうがはるかに高いわけだから、、、あまり深くは考えないだろう。
死刑の方法が変わって、薬殺になった場合、薬を注射するのは医者だろうか、、
決してそうはならないと思う。
医師会は大反対をするのだろう。
刑務官が死刑を執行しているのが現状だが、刑務官が死刑を執行するべきかどうか、、という問題は別である。
>>151 心のケアをするつもりで精神科医になったのに患者に自殺されて的な意見ですね。
>>151 >そういう可能性があることを理解していたとしても、それを行うことによってどんなに傷つくか、、までは理解できてないだろうし、
刑務官は業務上に「心が傷つく」が、医師は医療上で「心が傷つく事は無い」と
主張されるのですか?
154 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 18:09:32
?# ID:2HuKldM9
そういうことじゃないんですが、、、、
私が言いたいのは、
刑務官でも医者でも、誰でも、死刑執行人になれば深く傷つく、、
そして、刑務官は、さも、仕事だから仕方がない、、といういわれ方をするが、
本来業務ではなく、服務規程にすらない「死刑執行」という行為を根拠が薄いまま強制されている。
死刑執行という行為は、刑務官の本来業務とは、正反対の位置にある。
そして、刑務官の間でも、死刑執行に関することはタブー視され、それに対する心構えはなどはできようがない。
といったところです。
>>154 その場合、提起される問題は「刑務官の労働環境」でしかなく、
それは「死刑自体の是非」とは関係が無いですよね。
"服務規程"に無い行為を"強制"
違法な気が。
157 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 18:19:50
?# ID:2HuKldM9
関係あるでしょ、
だって死刑が存在する限り誰か執行しないといけないわけだから、、
専門の死刑執行人という役目を設ける、、
ということになっても、そのような職業自体憲法問題にもなるし、第一なり手がない。
猫に鈴をつける話があるけど、似たような感じじゃないのかな、、
誰もやれないんだったら、猫に鈴つけることはできないんだから、、
だったら、ねずみ産は、猫の脅威から逃れるために、鈴をつける以外のいい方法を探すしかない、、
赤外線センサーをつけるとか、、
まぁ、大々的に募集かけて見るのもいいかもね。死刑執行人。
なりたいって人はわりといるんじゃない?
>死刑執行人
アルバイトで募集すればよいのでは?
特にスキルを必要とするとも思えんし。
なり手が居ないってのは一生の仕事として考えるからなんじゃないかな。
160 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 18:41:19
?# ID:2HuKldM9
う〜ん、、単発の仕事だったとしたら、、
募集人数3人、執行1回50万、、とかだったら、、
やる人いるかも、、というか、その手の趣味を持つ人間が結構殺到して、、
ということになるかも、、
まあ、憲法との兼ね合いもあるから、絶対募集なんてしないだろうけど、、
でも、これを募集できないんだったら、刑務官に、死刑執行人になれということもできないと思う。
>>160 >募集人数3人、執行1回50万、、とかだったら、、
ノシ 交通費さえ出してもらえれば、私が一人で3つボタンをしますよ。
162 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 20:24:41
?# ID:KwUIdxAe
>>156 服務規程には、仕事の内容が全部詳しく規定されているわけではありません。
違法にならないよう、どこかの規定に含むような解釈なのでしょうが、、
表立って、「死刑を執行しなければならない、、」とは書けないんでしょう。
実際、抑止力としての死刑はどうですかね。
宅間守のように死刑にしてくれ
と言うようなやつも出てきたし。
164 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 21:07:48
? ID:JFdzAl5o
なり手の問題は日本国に限った話でしょ。
このスレは死刑という刑罰について語ればいいんじゃないの?
死刑自体の存続について結論が出てからその執行についての方法を語ればいいと思うけど。
165 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 21:42:00
?# ID:r4djcIV1
私個人の中では、完全に結論は出ているのですが、、
万人を説得できるわけもないし、、
このスレで、死刑自体の存続について結論を出すのは無理かと、、
個人的には、「あたりまえに死刑廃止、、」という結論が出てしかるべきかと、、、
166 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/12 22:52:21 ID:Vx0R/OME BE:39906959-#
>>165 >個人的には、「あたりまえに死刑廃止、、」という結論が出てしかるべきかと、、、
そう思う理由を省略してはいけません。この板では。
167 :
ほたる:05/01/12 22:59:12 ID:r4djcIV1 BE:17697964-#
すいません。
実は、、というか、今まで散々その理由を書いてきたものなんですが、、
名無しのままなんで、名前つけたほうがいいですよね、、
別に、深い理由があって名無しにしていたわけじゃありませんが、、つい、、面倒で、、
>>163 >実際、抑止力としての死刑はどうですかね。
どんな凶悪犯でも絶対に死刑にならないのであれば、残りの人生を刑務所暮らし
にする覚悟が出来た時点で、恨みに思っている人々を片っ端から殺人してまわる
決意に結びついてしまい、危険だと思う。
>>167 >実は、、というか、今まで散々その理由を書いてきたものなんですが、、
だったら、その部分を指定してください。
死刑は廃止すべき。かわりに、磔獄門で市中引き回しの上島流しで。
171 :
yuki ◆RevGiOKgRo :05/01/12 23:39:13 ID:IP9s7S/f BE:15813476-#
死刑って抑止力だけのものだろ。
>>171 >死刑って抑止力だけのものだろ。
「断固、執行しない」と決めたら、抑止力としても機能しなくなる。
173 :
blue ◆.bmJVECiJw :05/01/12 23:49:55 ID:HEjlPl7J BE:21254764-
>>171 抑止力だからこそ、効果があるんじゃ(ry。
ただ、
>>163みたいな事態が起きてるんで難しいとこですが・・・。
>>170 一応、マジレスしておくと、獄門というのは死刑のこと。
斬首して、その首を晒し首にする罰ですよ。
>>174 それを言うなら、磔だって死刑だろ。
支柱に縛り付けて脇の下辺りから槍で刺す処刑。
176 :
ほたる:05/01/13 10:46:29 ID:yp7Iaduh BE:11061353-#
177 :
ほたる:05/01/13 10:48:05 ID:yp7Iaduh BE:19910939-#
178 :
ほたる:05/01/13 10:49:48 ID:yp7Iaduh BE:25809375-#
179 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/13 11:42:37 ID:6v1S6ydX BE:4123722-
180 :
Imagine:05/01/13 12:50:44 ID:??? BE:18554663-
ひと括りにしてはいけないと思いつつも、
>>180さんの文中にあるような人たちが思い浮かんじゃうんですよね。死刑廃止論者って。
宅間さんか…。
182 :
Imagine:05/01/13 13:29:13 ID:??? BE:10308825-
【一般抑止論】
死刑の一般抑止力は証明されていない、というのはアムネスティでも言われていることです。
しかし過去死刑廃止後凶悪犯罪が増加した国々が多いことはアムネスティは決して触れません。
もしこのようなことがなければ、「死刑による一般抑止力はない」と断定するはずです。
例えば英国では死刑廃止から23年間で殺人認知件数はおよそ1.7倍にも及び、
英国BBCによれば1965年と1970年を比較すると殺人事件が25%増加したことを伝えています。
http://www.geocities.jp/aphros67/090530.htm またフィリピンが1987年、2000年と2度の死刑廃止を実施し、その度に死刑復活していることは有名です。
これは死刑廃止により凶悪犯罪が増加していることが原因となっています。
http://www.geocities.jp/aphros67/090200.htm ただアムネスティが嬉々として発表するカナダの事例もありますし、
おっしゃるとおりアメリカの凶悪犯罪発生率については死刑存廃による影響はないようです。
一般抑止論としての死刑存廃論争は、両者とも決定的な立証は出来ない、と結論付けてもいいでしょう。
これには民族的特性、歴史的特性も変数要素として大きくかかわってくるのかもしれません。
しかし現実的に死刑廃止後凶悪犯罪が増加する国々が多いことを考えれば死刑廃止におけるデメリットの把握は絶対に必要でしょう。
ほたるさんの意見を拝見させていただくと死刑廃止によるデメリットについて述べられていないようですが、
死刑廃止により凶悪犯罪が増加する危険性(可能性でいいです)をどう思っていらっしゃいますか?
「冤罪の可能性」について
池田小学校事件など、冤罪の可能性がほぼ無いと思われるものもあり、
この犯人には死刑は妥当だと考えられるのですが、
それでも「死刑廃止」なんでしょうか?
184 :
ほたる:05/01/13 14:43:58 ID:yp7Iaduh BE:8848962-#
刑務官、および死刑に直接携わる人々の声がほとんどきかれることがない現状は大変問題だと思うんです。
>あのような刑務官だけではない、ということは確認すべきです。
とのことですが、その人たちの声はほとんど聞かれません、
わずかに聞こえてくる声は、『死刑執行人の苦悩』に書かれているような内容がほとんどです。
「死刑執行人が語る、それでも死刑は必要だ、、」的なノンフィクションが出てきてしかるべきなのでしょうが、、
また、
>死刑担当の刑務官は職務として死刑を執行します。決して殺人ではありません。
警官が犯罪者を射殺することや、国土防衛による敵兵士射殺などが違法という認識でしょうか?
彼等は法令行為として職務を遂行するだけです。
という意見もあるでしょう、、
事実は少し違うと思いますが、、
これについては過去に、
>>27で書いています。
刑務官も、死刑に立ち会う検察官なども、
凶悪犯罪に故なくして殺された被害者の無念を思い起こして、、
彼が犯した犯罪の重さを思い起こして、、
死刑執行を行い、また、それに立ち会っています。
それは十分承知していても、その現場から悲痛な叫び声が出てきているのが現状です。
私は、死刑執行人問題のみをとったとしても、死刑は廃止すべきだと思っていますが、
理由はもちろんそれのみではありません。
死刑執行での人間の介在を減らし、オートマチック化すればいいね。
186 :
ほたる:05/01/13 15:04:13 ID:yp7Iaduh BE:5899924-#
死刑が抑止力になるかどうか、、
私個人的にはならないと思っています。
まず、英国の例、、この統計は、死刑が抑止力になるかどうかで語られるべきではないですよね、
これからいえることは、殺人事件が増えた、、ということではないでしょうか?
統計自体もやや古いですよね、
統計は諸刃の剣で、まったく同じ統計でもまったく違う結果を引き出すことが可能です。
やはり一番比較しやすいし、正確な統計は、同じ国の中に、死刑がある州とない州が混在するアメリカの統計でしょう。
死刑がある州と死刑がない州のあいだにどんな差があるのか、、
これが一番わかりやすいのではないでしょうか?
結論から言えば、この二つにほとんど差はありません。
もちろんこの統計には、死刑判決があることによって、死刑になるような犯罪をやめた人は入りません。
もし死刑に抑止力があるのなら、死刑判決がある州は、本当は、もっと残虐な人間が多い、、ということにもなります。
統計上、決定的にうらづけることは出来ませんが、私個人としては、
>>51>>55のような理由から、死刑は抑止力にならないと考えています。
187 :
Imagine:05/01/13 15:17:44 ID:??? BE:36078375-
>>184 【刑務官問題その2】
通常の刑務官(職務を粛々と執行する刑務官)の中からもそのような声はあります。
昨年のダ・カーポの死刑特集でもでていました。(ソースがなくてもうしわけない)
しかし一般的に刑務官の声が聞こえてこないのはあたりまえではないでしょうか?
例えば『俺、●●を執行したんだぜ』ということをすすんで言う刑務官はいないでしょう。
これらは死刑に対して忌避的な感情で公言しないのでしょうか?
そうではなく、死に対して厳格であるからこそ公言しないのだと思います。
反対に死刑という業務内容を退官後に公言するという行為が理解できません。
戦争で「俺は敵兵をばったばったところしまくった」というような武勇談は戦後はなかなかきけませんが
日露戦争、日清戦争後の戦場体験記というのはほぼこのような内容です。
もちろん日清・日露戦争でもつらかった、もう人を殺すのはいやだ!という人もいたでしょう。
しかし基本的には大東亜戦争でも同様であり、戦後教育のなかでこれらの武勇談が歪められたのは事実です。
<これについてはスレ違いなのでここまでにしておきます。
後段については
>>27をみてレスをつけました。
188 :
ほたる:05/01/13 15:19:17 ID:yp7Iaduh BE:33183195-#
死刑廃することによるデメリットですが、、
考えられるものとして、
服役囚奪還の危険性、
財政上の問題、
そして、死刑を廃止することによる凶悪犯罪増加の懸念、
この3つがあげられると思います。
まず、服役囚奪還の危険性、、
これは基本的にほかの手段で対応すべきだと思います。
極端な話、例えば、ウサマ ビン ラーディンが日本で逮捕されたとしましょう、、
日本は、日本の法律に沿った対応が可能でしょうか、、
死刑制度があれば、奪還の危険性が減るのでしょうか、、
そうではないでしょう。
奪還の問題は、死刑制度とは別問題だと思います。
189 :
ほたる:05/01/13 15:26:32 ID:yp7Iaduh BE:35395968-#
次に財政上の問題、、
死刑囚を終身刑にするのは税金の無駄使い、、といった意見がそうです。
懲役と禁固の違いは何でしょうか、、
禁固は牢屋に閉じ込めておく、、ということ、
懲役は、強制労働つきの禁固、、という感じです。
刑務所では、強制労働させることが出来ます。
しかも労働者の人件費は微々たる物、、
刑務所の運営次第では、もっと生産性のある刑務所に変えることが可能だと思います。
190 :
ほたる:05/01/13 15:30:01 ID:yp7Iaduh BE:41295078-#
そして、死刑を廃止することによる凶悪犯罪増加の懸念、、
これは、完全に否定できるものではありません。
しかし、
>>51>>55のような理由から、死刑は犯罪の抑止力にならないと思っています。
懸念は残るでしょう、、
しかし、死刑を存続させるデメリットとは比べ物にならないと思っています。
>>189 受刑者の労働内容について書かれた本がありました。
彼らは、「やらなければ怒られる」「真面目にやれば模範囚として早く出られる」
程度の意識でやっているので、生産工場としての価値は皆無といって差し支えないと思われ。
192 :
Imagine:05/01/13 15:34:25 ID:??? BE:36078757-
>>186 死刑制度が犯罪抑止力にならないと思う、というのはほたるさんの自由です。
新しい例で言えば南アフリカはどうでしょうか?
死刑廃止国として人権先進国と社民党福島党首は公言しておりますが
1993年の死刑廃止以来、国民の0.01%が凶悪犯罪にて殺される国となっています。
>>182で私が述べたように決定的立証は出来ませんが、このような事例は多く出すことは出来ます。
ペルー・コロンビア・スリランカ等の死刑復活の動きは死刑による一般抑止力を根源にしているものです。
アメリカの事例は違います。反対に死刑廃止州のほうが治安が良好です。
しかしながら南部諸州はモラトリアム時の治安悪化を教訓に死刑を執行しています。
これらも反対に死刑による一般抑止力を実証している事例となります。
結局死刑存置、死刑廃止によるメリットデメリットの比較で制度は決定されるべきでしょう。
死刑廃止のデメリットは全くないとお考えですか?
>>190 何処の国だったかは失念しましたが、死刑が無く200年とか懲役がある国の話で
刑務所の中から外部に連絡を取り、中に居ながらにして財産を得
快適に暮らしている受刑者も居るそうですが。それについてはどう思われますか?
194 :
法律無学者:05/01/13 15:52:10 ID:??? BE:40644858-
>>188 犯罪被害者や犯罪のニュースを見聞きした人間の心理的なものはどうでしょうか?
乱暴に言うと、凶悪犯罪を見聞きした人間がその犯罪者がつかまり、死刑になることで
ある種の安心感を抱くとしたら、それは社会の安定に一定の寄与があるのではないでしょうか
私は人権よりも社会の安定を優先すべきだと考えているので、
犯罪者を社会から排除することで社会が安定するなら排除すべしだと
思っています。
社会からの排除の方法としてはもちろん矯正、隔離、抹消などの選択肢が有るとはおもいますが、
隔離が財政を圧迫するなら社会の不安定につながりますから、矯正(懲役)でなければ抹消(死刑)が
妥当ではないかとおもいます。
195 :
ほたる:05/01/13 15:58:57 ID:yp7Iaduh BE:41295078-#
死刑の抑止力についてですが、抑止力になる、ならない、両方の統計があるのは承知しています。
ちょっとわからなかったのは、、
>南部諸州はモラトリアム時の治安悪化を教訓に死刑を執行しています。
これらも反対に死刑による一般抑止力を実証している事例となります。
の部分ですが、、勉強不足のため、よく理解が出来ませんでした、、
ご説明いただければ、、
196 :
法律無学者:05/01/13 16:18:09 ID:??? BE:16258728-
> アメリカの事例は違います。反対に死刑廃止州のほうが治安が良好です。
ご存知なら教えていただきたいのですが、死刑廃止州それ以外の州での司法、警察等に
かける予算の差は有るのでしょうか?
197 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/13 16:53:39 ID:LmWqzBqV BE:28432139-
現状で、人をたくさん殺したら死刑になるなんてことは当たり前になっているのに、
知っていて人を殺して、死刑宣告された途端足掻くのはおかしい。
死刑が嫌なら最初から殺さなきゃいいのに、そんなことも分からない馬鹿は、たとえ出所してもまた繰り返すよ。
>>176 >死刑制度は、死刑執行人の多大な精神的犠牲のうえに成り立っている
あなたは死刑執行人の精神的犠牲を「死刑廃止」を唱える根拠の一つに
挙げていますが、では、屠殺場(食肉処理場)の職員の事は、どのように
考えますか?
「死刑」と同様に「食肉廃止」の立場をとるのでしょうか。
199 :
ほたる:05/01/13 18:11:25 ID:yp7Iaduh BE:11799528-#
人間は、何かの命を奪いながら、自らの命を支えていかなくてはならない宿命を持った生き物です。
それは、たとえ菜食主義者にしても同じ、、
自らの存在自体を支える行為と、自らが作り出した社会において方法論として存在する行為とでは、その意味が違うと思います。
死刑執行人と、食肉処理場の職員を同じ次元で議論するのは無理があると思います。
200 :
ほたる:05/01/13 18:19:09 ID:yp7Iaduh BE:11798382-#
>>194 >凶悪犯罪を見聞きした人間がその犯罪者がつかまり、死刑になることで
ある種の安心感を抱くとしたら、それは社会の安定に一定の寄与があるのではないでしょうか
その考え方も理解できます。
その方法としても、隔離、矯正、、などいろんな方法があると思います。
本当に矯正できないのでしょうか、、
死刑は財政面から仕方がないことなのでしょうか、、
その議論はまだ尽くされてはいません。
私個人としては、本当に矯正できない人間は存在する、、と思います。
しかし、すべての死刑囚がそうだとは思えません。
また、財政面にしても、死刑囚の労働により、財政面に負担をかけない、、いや貢献する方策はあると思っています。
被害者の遺族の感情というものも考慮されるべきだと思います。
では、故宅間死刑囚が完全に改心・矯正したら世間は納得するでしょうか。
また一生し続ければならない単純労働に懲役囚は真摯に取り組むでしょうか。
私としては双方ともに否。死刑囚は上告なければ1年以内に執行で良いと思います。
あ、BEIDきちっと出ないから連投に見えますが
202が私です。
204 :
ほたる:05/01/13 18:52:00 ID:yp7Iaduh BE:17697964-#
>>197 殺人の動機にはいろんなものがあります。
計画的殺人、衝動的殺人、確信犯的殺人。
衝動的殺人、確信犯的殺人には、当たり前ですが、死刑は抑止力になりえません。
計画的殺人の場合はどうでしょう、、
可能性として、計画段階で死刑があることにより犯行を思いとどまる、、ということもあるでしょう。
しかし計画殺人の場合、目的は、殺すこと、、
相当強い殺意か、後先考えることの出来ない短絡さ、がなければ実行できるものではないでしょう、、
強い殺意を果たして、死刑という刑罰で阻むことが出来るでしょうか、、
後先考えない短絡的な人間が、死刑を恐れて犯行を中止するでしょうか、、
可能性は大変低いと思います。
冤罪に関しては、冤罪のおそれのある死刑囚は、死刑執行はされずに、
結局、獄中で死んでいるような気もします。
このことにより、冤罪による死刑執行は避けられているのではないかと思います。
206 :
Imagine:05/01/13 19:00:57 ID:??? BE:24739564-
>>188 囚人奪還のデメリットについては私自身はそれほどだと思っていません。
現状死刑確定から死刑執行まで6-12年程度かかっていることを考えると
死刑制度存置も死刑制度廃止もそれほど奪還可能性については差異は出ないと考えています。
>>189 現状懲役受刑者数が55000人程度(
http://www.moj.go.jp/KYOUSEI/MINE/setsumei04.pdf)存在し、
また死刑囚が68名(
http://www.geocities.jp/aphros67/indexs.htm)であることを考えると
これら全てを死刑にしたところで殆ど財政的な問題としては出てこないと考えています。
ただ刑務所の運営により生産性の高い施設へ、ということですが、現行の刑務所作業が
職業訓練の一環として行われていることを考えるとなかなか難しいと思います。
>>195 1967年、アメリカでは死刑モラトリアムが実行されました。
「死刑執行がアメリカ合衆国憲法で禁止された残虐な刑罰である」というのが理由ですが
全米で死刑に対する支持が低くなったことも要因だと思います。
このとき南部諸州では凶悪犯罪が増加したことが報告されています。(ネットソースなくてすみません)
このため南部諸州を中心に死刑復活の機運が高まり、死刑執行方法を注射刑として復活させた事例です。
>>196 勉強不足で申し訳ありませんが州による予算までは把握していません。
ただ、死刑廃止12州のうち4州が人口100万人未満であること(凶悪犯罪が絶対的に少ない)、
北部・東部諸州に死刑廃止が多いこと(プロテスタント系住民が多い)、
独立13州が多いこと(宗主国だった英国の厳しい死刑適用が要因と思われます)等が原因ではないでしょうか?
また、治安にしても南部・西部諸州が凶悪犯罪発生率は高めです。これは所得要因、宗教要因(カソリック系)、
人種要因(カラード、ヒスパニックが多い)等が考えられるのではないでしょうか?
ただし、死刑廃止12州でも連邦裁判所の管轄でもあり連邦裁判所が死刑判決をだせることから
純粋な死刑廃止州とまではいかないとおもいます。
207 :
ほたる:05/01/13 19:03:52 ID:yp7Iaduh BE:8849434-#
>>202 宅間が、完全に改心、矯正するとは思えませんが、、
仮にしたとしたら、、
あのような状態で死刑にすることより、はるかに遺族にとって心が楽になるのではないでしょうか、、
もちろん改心したとしても、彼を塀の中から出してはいけません。
刑務所内で、一生罪をつぐない続ける必要があります。
刑務所内の労働が、なぜ単純労働に限らなければならないのですか。
取り組み次第で、もっと生産的な労働、ひとによっては、創造的な労働が出来るはずです。
人件費はほぼゼロに近いわけですので、やり方によっては利益が上がるはずです。
事実アメリカで、そのような取り組みが行われ、利益を上げている刑務所があるともきいています。
犯罪者は、労働無能力者だけではありません。
仮に宅間が改心して、刑務所内で努力し、生産性の高い仕事をし、それで上げた利益を被害者に還元するという行為を死ぬまで続けることが出来たら、、
それが出来た時、宅間は更生した、、といえるのかもしれません。
残念ながら現在そのようなシステムにはなっていませんが、、
>>204 >強い殺意を果たして、死刑という刑罰で阻むことが出来るでしょうか、、
死刑が無ければ、殺人を決意する敷居が低くなると思う。
(
>>168 にも書いた。)
>>204
死刑制度存置により後先考えない短絡的な人間、という人物の犯罪を防ぐことは出来ないでしょう。
しかしそれは刑罰全体の一般抑止力を否定することと同義です。
刑罰による一般抑止力はないとお考えでしょうか?刑罰による一般抑止力は様々な要因があると思います。
最低刑の引き上げ、検挙率の向上、そして最高刑の引き上げなどです。
例えば一昨年、飲酒運転に対する厳罰化の結果、飲酒運転による死傷事故は激減しています。
これは刑罰の厳罰化による一般抑止力の証明とはならないでしょうか?
>>199 >死刑執行人と、食肉処理場の職員を同じ次元で議論するのは無理があると思います。
そう言えるのは「"死刑の必要性は無い"という仮定」の上での話ですから、
「死刑自体の是非」を論じる最中に「死刑執行人の精神的犠牲」を根拠と
するのは不適切ではないでしょうか。
「死刑の必要性」があった場合には、屠殺場の話は「同じ次元」ですよ。
211 :
ほたる:05/01/13 19:35:30 ID:yp7Iaduh BE:23597748-#
>>206 わかりました。
死刑モラトリアム(死刑の一時執行停止措置)ということですよね。
ただ、Imagineさんのおっしゃることは、死刑は凶悪犯罪の抑止力になりうる、、という根拠になりにくいと思うのですが、、
まず、南部、ここでの死刑復活理由は、凶悪犯罪が増加した(?)ことより、気質的な部分が大きいのでは、、と思います。
死刑を廃止している国でも、超凶悪犯罪、猟奇的犯罪が起こるたび、死刑復活の議論が巻き起こります。
そのような時、南部は、死刑復活に進みやすい気質をもっているのでは、、と思ったりしています。
それはともかく、Imagineさんの意見は、死刑は凶悪犯罪抑止になりうる、、というより、、
凶悪犯罪は、国の状況、人種、宗教、経済状況、生活環境、などによって変わる、、という風に思えるのですが,,
212 :
ほたる:05/01/13 19:46:46 ID:yp7Iaduh BE:5899924-#
わかってもらえていないようで、、
私は、死刑に抑止力がまったくない、とか、刑罰自体犯罪の抑止力になりえない、、、とかいっているわけではありません。
犯罪抑止力において、言いたいことは、、、
「終身刑や、寿命を大きく上回る懲役刑より、死刑のほうがより大きな抑止力を持つという考え方に賛成できない、、」といっているわけです。
獄中に入るのはわりと平気だけど
死刑になるのは嫌って人に対しては抑止力足りえると思われ。
計画殺人は捕まらないってのを前提にした殺人で死刑云々は関係ないですけど
衝動殺人に対してはわりと抑止力足りえると。
なぜか?といいますと、
普通の人でも日々生活すると殺意覚える事がありますね?
でも殺さない。なぜか?
さらに言うと、万引きや恐喝。これらはわりと身の回りの犯罪ですけど
なぜ気軽にやってしまうのか?ってことだと思いませんか?
>>207 >宅間が、完全に改心、矯正するとは思えませんが、、
>仮にしたとしたら、、
>あのような状態で死刑にすることより、はるかに遺族にとって心が楽になるのではないでしょうか
そんなことはないと私は思います。
苦しめて苦しめて死刑にして欲しいと思うかも知れません。
遺族に代わって罰すると言う意味で死刑は必要だと思います。
もし遺族が「死刑じゃなくてもいいよ」という立場なら、死刑を避けて罰としての過酷な労働を伴う終身刑でも良いと思います。
>>212 って、わかってらっしゃったようで。失礼致しました。
216 :
Imagine:05/01/13 19:58:44 ID:??? BE:32986548-
>>211 >それはともかく、Imagineさんの意見は、死刑は凶悪犯罪抑止になりうる、、というより、、
>凶悪犯罪は、国の状況、人種、宗教、経済状況、生活環境、などによって変わる、、という風に思えるのですが,,
>>182でも述べたように死刑について一般抑止力における決定的立証はできないとおもっています。
そこには国の状況、人種、宗教、経済状況、生活環境などによって差が出てくると思っていますよ。
ただ、その要因によって日本で死刑を廃止したために凶悪犯罪が増加する可能性を否定することも出来ない、ということです。
これはデメリットであり、このデメリットを解消できるだけのメリットが死刑廃止にあれば、
死刑を廃止することに賛成する立場になるかもしれません。
>>212 仰ることは良く分かります。私もその点は考えたことがありますが
死刑囚に多く見られる「延命のための再審請求」というのがあります。
しかしながら無期懲役囚にはそれがほとんどない。
これは死刑は寿命を大きく上回る懲役刑よりも抑止力があるということではないでしょうか?
例えば仮に刑罰を受けるとして一生監獄にいる刑罰と、死刑とどちらを選択しますか?私個人で言えば前者を取ると思います。
繰り返しますが、死刑存廃は一般国民にとってはメリット・デメリットの勘案です。
現状死刑制度に問題を持っていない場合、死刑存置は当たり前の選択です。
なぜならば、死刑廃止によりデメリットが出る可能性があるからです。
死刑によるメリットの否定よりも、死刑存置によるデメリットとは何か、
また死刑廃止することによるメリットとはなにか、ということを論点にしたほうがいいように思います。
217 :
法律無学者:05/01/13 20:28:12 ID:??? BE:30483465-
>>199 > 人間は、何かの命を奪いながら、自らの命を支えていかなくてはならない宿命を持った生き物です。
> それは、たとえ菜食主義者にしても同じ、、
「凶悪犯罪者というのは社会の安定のためには命を奪われても仕方のない存在ではないか」
とはおもわれませんか?
218 :
ほたる:05/01/13 20:38:26 ID:yp7Iaduh BE:5899924-#
前に書きましたが、死刑廃止によるデメリット、それは、凶悪犯罪増加の可能性を否定できない、、というところが一番大きいと思います。
そのほかのデメリットと思える部分は、方法論で解決できる可能性を秘めているのに対して、
凶悪犯罪の増加の可能性だけは、統計上、論理上も、100パーセント否定出来得ない事柄だからです。
しかし逆に、終身刑や、それに準じる刑の方が、死刑より抑止力がある、、という可能性も否定できないわけです。
それでは、死刑存続によるデメリットは、、
冤罪、そして死刑執行人の心の問題、、この二つは否定しようがない大きなデメリットだと思うのです。
冤罪、、この可能性は誰もが否定し得ないでしょう。
執行人の心の問題、、
これに関して、私の中では、決して否定し得ない大きなデメリットだと確信しているのですが、、、
世間にそう認知されているわけではありません。
と、ここまで読んで、ふと脳裏をよぎったこと。
懲役は、ある種の人権抑圧行為である。
死刑よりも終身刑の方が受刑者を一層抑圧しているという見方も可能。
ひょっとしたら、死刑の方が無期懲役より刑が軽いのではないだろうか。
という価値観も存在するのは確かなこと。
塀の中で反省して心を入れ替えて、出所後は…という有期刑(無期懲役も含む)と
違い、終身刑(減刑されても絶対に出所することがないレベル)は生きていて死んで
いるような状態かもしれない。
「生きてさえいれば、それだけでいい」という価値観と、
「何もできないなら、死んでいるのと同じか、それ以下」という価値観。
うーん、何が言いたいのかわかんなくなってきた、スマン。
んで、日本人と欧米人では、倫理観が根本的に異なるので、欧米の事例との比較
は、余り意味を持たないと思う。(倫理観の話だから)
あちらは、原則として「人を殺したいと思ったら、それは実際の殺人と同程度の悪」
だとか、「人は人を罰せない」という倫理観ですが、日本の倫理観だと「よく踏みとど
まった。偉いな」となり、「人は人を罰する資格がある」という倫理観。
徐々にアメリカナイズされてきてはいるけど、まだ、根底の違いはあるかと。
だから、死刑論については、この根底にある倫理観を論ずるのと同じことかと思う。
220 :
ほたる:05/01/13 20:49:46 ID:yp7Iaduh BE:4425023-#
>>217 そうは思えません。
私は、凶悪犯罪者がまったく別の人種とは思っていません。
それどころか、私たちと紙一重のところにいる存在だと思っているのです。
誰もが少なくとも、一生に一度くらいは殺意を覚えます。
また、駅のホームに立っているとき、ふと、
「前にいるひとをここで突き落としたら、、」という考えが頭をよぎることもあるのではないでしょうか。
しかし、私たちはしない、、
この行為の前に立ちはだかる、とてつもなく大きな壁、、
とてつもなく大きな壁に見えるのですが、はたして私たちはその壁の厚さを知っているのでしょうか、、
知っているようで、実は知らない、、というのが現実のような気がします。
>>220 生きている。
それだけで被害者周辺の人間にとっては恐怖と復讐心は消えませんけどね。
少なくとも私にとっては。
重犯罪者にも人権があるなんて夢のような話ですね。
222 :
ほたる:05/01/13 21:00:42 ID:yp7Iaduh BE:59729999-#
この壁を破り、向こうへ行ってしまった人たちが犯罪者、、ということになるのでは、、と思います。
その人たちがとるべき行為。
それは、自らが犯した行為を振り返り、理解して、反省する。
また、なぜ自分がそのような行為に及んでしまったのかを考え、社会に知らせる。
奪った命があるのなら、その奪った命により傷ついた人たちの心を、少しでも癒す努力をする。
癒すことの出来ない傷である場合、自分の命が続く限り、癒そうと努力する。
それが、壁の向こう側に行ってしまった犯罪者のとるべき姿、、、、だと思います。
しかし、そのようなことをしない犯罪者、出来ない犯罪者、も多くいます。
そのような犯罪者はどうすればいいのでしょうか、、
遺族が犯罪者に死をもって償って欲しいという場合は素直に死んで欲しい。
>>223 さらに言わせて頂ければ、自殺や死を甘受できない状態で。ですね。
被害者は祈る暇すらないのですから。
225 :
ほたる:05/01/13 21:09:49 ID:yp7Iaduh BE:33183195-#
強制的にさせるのです。
そこに懲役の意味があるのだと思います。
まず、働かせる、そこで上がった利益を被害者救済に使う。
また、矯正プログラムを充実させ、被害者に対する謝罪の気持ちを芽生えさせる。
ある種の人間には、死刑よりつらい刑罰かもしれません、、
死ぬまでずっと拷問のような労働を強制するのなら、場合によっては遺族も納得するかもしれません。
死んだほうがましというような労働が望ましいです。
>>225 人間性善説よりな方ですね。
生涯謝罪の気持ちが現れない人間(口先だけ)は?
強制労働によって出来上がる品物は使用に耐えうるものではありませんよ。
>>227 使用に耐えうるものでない場合は体罰(拷問)ですね。
>>220 >とてつもなく大きな壁に見えるのですが、はたして私たちはその壁の厚さを知っているのでしょうか、、
その、越えてはいけない一線を越えてしまった場合に「死をもって償う」という
制度(=死刑)の是非を問うているのですから、それは違う話では?
「自分も悪い事をするかもしれないから、みんなで悪い事をしてもよくしよう」
という提案なのでしょうか?
それから、
私の書き込み(
>>208 >>210)が避けられているのは気のせいでしょうか。
>>228 ちょっとそれいいなと思ったり。
しかし、被害者遺族からは見えないですよね。
被害者家族及び希望者に限り公開拷問有りならねー。
ほたるさんが孤軍奮闘でちょっと可哀相ですね。
議論すべき事柄なので死刑廃止論者がこのスレに増えるといいなと言ってみたり。
>>220 >私は、凶悪犯罪者がまったく別の人種とは思っていません。
「他人の生存権を奪う者の生存権を保証する」というのでは
矛盾してしまいませんか?
>>231 >死刑廃止論者がこのスレに増えるといいな
まるで、キリスト教徒が
「キリストだけが正しい。それはキリストが唯一の神だからだ。」
と言い張る程度にしか論じられない人が増えても困りますが。
234 :
ほたる:05/01/13 21:30:41 ID:yp7Iaduh BE:22122656-#
>>229 208に対しては、212が一応反論に当たるかと、、
また、210は、私には少し理解できかねます、、意味が良くわからないというか、、
235 :
◆BEHOTMANqk :05/01/13 21:32:19 ID:1QnOhGUj BE:3079139-#
>233
キリスト教徒は、
キリスト教だけが万人にとって正しい宗教だ
なんて言わないっスよ。
私は、死刑は条件によっては廃止してもいいと思います。
その条件は、死刑よりも過酷な刑罰を課すこと。
そうすれば、冤罪だったとしてもとりあえず生きてる。
死刑執行人が必要ない。
そして死んだほうがいいと自ら希望する場合は、特別に死刑にしてあげてもいいかも。
237 :
ほたる:05/01/13 21:38:43 ID:yp7Iaduh BE:33183195-#
私も追いつかなくなってしまったのですが、、
ちなみに私は性善説信者ではありません。
性悪説信者でもありません。
性善悪混合説信者とでも言いましょうか、、
>>234 (1)ある事柄を「A」と仮定して考えると、関連する「B」が言える。
(2)「B」が言える場合、その事柄は「A」と考えられる。
この(1)と(2)から「事柄はAであると証明された」とするのは間違いで
つまり、
「死刑は不必要だから」それをさせられる「死刑執行人の精神的犠牲」が問題だ
としながらも、「死刑を不必要」とする理由の一つに「死刑執行人の精神的犠牲」
を挙げるのではおかしい。
>>235 >キリスト教徒は、
「一神教」の構造的な排他性を言いたかったのであって、直接的にキリスト教を
非難しているわけではないので、ご了解ください。単に一神教の最大勢力として
例示したまでで、「信仰と議論は噛み合わない」という意味のみです。
>>234 >208に対しては、212が一応反論に当たるかと、、
との事ですが、
>>212 >「終身刑や、寿命を大きく上回る懲役刑より、死刑のほうがより大きな抑止力を持つという考え方に賛成できない、、」といっているわけです。
は、
>>208で示した
>>168に書いた
>残りの人生を刑務所暮らし
>にする覚悟が出来た時点で、恨みに思っている人々を片っ端から殺人してまわる
>決意に結びついてしまい、危険だと思う。
の反論には全くなっていないと思いますが。
241 :
ほたる:05/01/13 21:59:28 ID:yp7Iaduh BE:7374252-#
>>238 ちょっと違うような、、
>「死刑は不必要だから」それをさせられる「死刑執行人の精神的犠牲」が問題だ
とはいっていませんが、、
死刑執行人の精神的犠牲が必要だから死刑は不必要、、、、的な発言はしていますが、、
【
>>233を言い直します。】
「死刑廃止」を神のように信仰し、「死刑廃止は正しいに決まってる」という
前提でしか物事を考えようとせず、何か問題があるとすれば「死刑廃止」しない
から悪いとして、「死刑廃止」によって生じる悪影響は「死刑廃止が正しい」が
故にそのような事は考慮する必要が無い(もしくは間違った観測)とする。
・・・こんな人が増えても困る。
>>241 >ちょっと違うような、、
あなたが、屠殺場の職員よりも死刑執行人を特別扱いしている点です。
>>199 >自らの存在自体を支える行為と、自らが作り出した社会において方法論として存在する行為とでは、その意味が違うと思います。
>死刑執行人と、食肉処理場の職員を同じ次元で議論するのは無理があると思います。
【
>>243の補足】
つまり
>>199では、
「屠殺は必要だから仕方ない」
「死刑執行はそうはいえない」
という流れで
暗に「死刑は不必要である」と言う事を以って
「死刑執行人の精神的犠牲」を格別問題視して
いる訳です。
245 :
ほたる:05/01/13 22:10:10 ID:yp7Iaduh BE:7374825-#
>>それもおかしな話かと、、
死刑になる覚悟が出来た時点で、恨みに思っている人々を片っ端から殺人してまわる
決意に結びついてしまい、危険だと思う。
と言い換えることも出来るし、、
死刑になりたい犯人が、一人殺しただけでは死刑になりにくいので、恨みに思っている人々を片っ端から殺人してまわる
決意に結びついてしまい、危険だと思う。
ともいえる。
「刑罰は抑止力になりうるが、終身刑や、寿命を大きく上回る懲役刑より、死刑のほうがより大きな抑止力を持つという考え方に賛成できない」
というのが私の考えですが、これは、100パーセント証明しうる性格のものではありません。
>>245 >死刑になりたい犯人が、一人殺しただけでは死刑になりにくいので、恨みに思っている人々を片っ端から殺人してまわる
>決意に結びついてしまい、危険だと思う。
>ともいえる。
その場合は「自殺」という「より早い方法」がありますが、人を殺すに
当たって「死ぬ覚悟」と「一生刑務所暮らしの覚悟」を比べれば後者が
圧倒的に敷居が低く、殺人を誘発しかねないと考えられませんか?
>>245 >終身刑や、寿命を大きく上回る懲役刑より、死刑のほうがより大きな抑止力を持つという考え方に賛成できない
その根拠となる「考え方」を教えてください。
248 :
Imagine:05/01/13 22:37:26 ID:gytLopa4 BE:24739564-#
>>218 冤罪可能性について論じます。
冤罪可能性は否定しません。しかしながら死刑存置が世論の支持を受けているということは
社会契約として冤罪可能性を容認しつつ公共の福祉に鑑みて死刑を存置するべき、と判断しています。
これは現在の国民の多くが司法制度にある一定の信頼を置いていることが条件ですが、
現在死刑制度が国民の多くの支持を受けているということは司法制度に対しても
一定の支持をしているということだとおもいます。
しかしながらこの冤罪可能性は極力0に近づける努力が必要なのはいうまでもありません。
そのための三審制度であり、再審制度であるはずです。
この結果、4件の死刑冤罪事件が有りましたがすべて執行前に救済されています。
死刑囚で執行後真犯人が判明した、または十分に無実と推定できる証拠が発見されたことは
戦後混乱期を含めても無いことを考えれば、これらの機能は十分に稼動しているのでは無いでしょうか?
>>218 刑務官の問題については私の考えは述べましたので控えさせていただきます。
>>ほたるさん
確かに廃止派が多いようですのでしばらくROMします(´・ω・`)ノシ
<ただし不意に現れるかもしれません。
引用、または名指しで質問等有りましたら返答いたします。
249 :
Imagine:05/01/13 22:43:33 ID:gytLopa4 BE:12370234-#
>>248 ごめん、反対だった。
廃止派が少ないのでROMしますw
250 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/13 22:45:54 ID:Wk9vTW6f BE:19143836-
test
「死刑になりたいから重罪を犯す」人は稀だと思われ、
それは想定下にしなくても良いのでは。
252 :
ほたる:05/01/14 00:12:18 ID:+ls9kawe BE:26547449-#
そろそろ、休みます。
死刑の問題は本質論以外にも、いろいろな問題を含んでいます。
死刑が存在することにより死刑囚が存在します。
死刑囚の待遇、、
これも、問題を含んでいます。
私が考えるあるべき姿、、
それは、死刑を廃止し、終身懲役、もしくは、寿命を大きく超える懲役刑を新設する。
刑務所を改革し、生産性を上げ、そこで出た収益を被害者の賠償に充てる。
更生プログラムを充実させ、自分の犯した罪と向き合わせる。
服役囚の声を被害者を含め、より多くの人々が聞けるようにする。
再審をより広く認める。
このように考えています。
おやすみなさい。
>>252 なんだか話がまざってますよ前半と後半の論旨がつながらない。
> 死刑の問題は本質論以外にも、いろいろな問題を含んでいます。
> 死刑が存在することにより死刑囚が存在します。
> 死刑囚の待遇、、
死刑囚の待遇問題というのは死刑が存在するのになかなか執行されないことの
方にあるのかもしれません
> 私が考えるあるべき姿、、
> それは、死刑を廃止し、終身懲役、もしくは、寿命を大きく超える懲役刑を新設する。
> 刑務所を改革し、生産性を上げ、そこで出た収益を被害者の賠償に充てる。
いま、刑務作業での生産物が売れなくて困っているという現実をご存知ですか?
収益を上げるどころか赤字になるのでは無意味です。
> 更生プログラムを充実させ、自分の犯した罪と向き合わせる。
これによって人がいつかは反省すると考えられるほど私は人間というものを
信用できないです
> 服役囚の声を被害者を含め、より多くの人々が聞けるようにする。
多数決が常に正しい答えを出すとは限らないように、被害者の声を
多くの人に聞かせることで、正しい審理が行われるわけではないと思いますよ。
>>252 あなたの提起した「死刑執行人の問題」は的外れではないかと言う点は
ご理解いただけましたか?
>それは、死刑を廃止し、終身懲役、もしくは、寿命を大きく超える懲役刑を新設する。
なぜ、死刑を廃止して終身刑にする方が良いのか説明してください。
>刑務所を改革し、生産性を上げ、そこで出た収益を被害者の賠償に充てる。
そんなことが可能なら、世の中に雇用問題は存在しなくなります。不可能な事を前提
にして議論をするのは不毛ではないですか?
もし、「死刑は廃止した方が良い」と言うに充分な説得力のある説明が存在するなら、
是非とも聞いてみたい。私は、積極的に死刑廃止派を潰したい訳ではなく、根拠無く
廃止を唱えるような「死刑廃止」信者には同意できないだけだ。
255 :
初:05/01/14 13:14:36 ID:Vb6KiUE/ BE:43224858-
死刑は反対(信者じゃないけどね)
社会システムとしての国家の行ってよい罰は、
社会不適合者の隔離・追放程度ではないかと思う。
国民の安全を守るための手段として。
人を殺すには、強い感情が伴うでしょ。
死刑は国家レベルの私刑なのではないかと思う。
あるいは私刑代行。
ただ刑務所ところは、囚人を「保護する」役割も果たしている。
奈良の幼女殺害犯を国家的保護対象外にして放置すれば、
100%の確率でリンチ死。
生き延びても、ホームレスになるのが落ち。
わざわざ「死刑」など持ち出さなくても、
「国家的保護の対象外」に置くだけで十分以上の制裁を加えられるだろう。
印を額にでも彫っておけば、罪状を知らないものでも、
すれ違いざまに石を投げる…
どちらがより残虐か(国民が喜ぶか)は、いうまでもない。
死刑は私刑代行として甘いし、不適合者隔離策としてはやりすぎ。
ってことで、死刑は反対だな。
256 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/14 14:58:51 ID:ss7q0MpE BE:23936639-
娑婆で人殺した奴を法で殺したって、どうってことねえじゃん。
人権うんぬんの話ではないよ。
執行官になりたい奴がいなくなったらやめりゃいいんでは?
抑止力?あんまりないんでしょ。
被害者感情?俺なら死刑より、あだ討ちでないと満足しねえな。
当たり前だが、死刑廃止なら終身刑。これは絶対。
死刑やめるかどうかは大した話ではない。
ましてや、偽善者ぶった似非人権論者が、あれこれ言うようなもんじゃねえよ。
[意見の要約(w]
日本人のモラル意識を鑑みるに、現状としては、死刑「制度」は残しつつ、終身刑の創設など
により、死刑量刑の厳格運用を行う。
そして、将来的には世論の変化を見つつ、死刑制度の存続を適宜判断する。
[本文]
基本的には、死刑制度賛成です。
人間は感情の生物であり、日本人の長き文化に基づく倫理特性としては必要性を感じる。
これは体から湧き上がる感情なので、理屈じゃ説得できないものでしょう。
# 理性では納得できたとしても、感情は納得しないという歪な状態。
が、あくまで賛成なのは制度の話であり、バンバン死刑判決を出せという意味ではありません。
終身刑を創設するとともに、厳に慎んで死刑判決を出すべきと思います。
死刑は10年に一人、100年に一人、或いは千年に一人というような厳格運用でも可。
死刑は日本人にとって、何らかのシンボリックなものだと思うので。
(それが良いか悪いかは、いろんな尺度があるので、両論あるでしょうけど、感情ですから。)
そして、文化が変わっていき、死刑不要論が世の趨勢となった段階で、再検討すればいいかと。
で、終身刑で、懲役10万年という非現実的な数字もありということによって、罪の重さを
数値化することで、死刑判決は劇的に減るんじゃないかな?
今は、「けっ、たったの無期懲役(実質10〜20年)かよ。生ぬるすぎる。死刑だ、死刑!」
という現状に対して、懲役千年とか1万年とかで、ある程度納得できるケースが多いの
ではないでしょうか?
(でも、感情的にはとんでもない凶悪犯向けにシンボルとしての死刑は欲しいかと。)
[蛇足]
懲役が更生行為だとするなら、懲役年数に限らず、全てが恩赦・減刑の対象となるべき
でしょう。(懲役態度により、恩赦の対象外とする判断は有りという前提で。)
一生出られないと分かっていても、自らの懲役中の行いによる減刑は改心の度合いを示す
指標ということで(本当に改心した懲役囚にとっては)励みになると思う。
# 「どうせ出られないから」と思っているうちは改心していないわけですから。
逆に、懲罰行為だとするなら、今の死刑に相当するような凶悪犯については、恩赦・減刑を
絶対に認めない付帯条項付きの無期懲役でしょう。とか思った。
258 :
ほたる:05/01/14 22:23:58 ID:WP3mrnvN BE:4425023-#
今日は時間がないので、、、死刑の本質論からはなれて、、
死刑廃止と共に刑務所改革が必要。
住居地区と、労役地区を分け、労役地区は、生産性の高い工場を誘致する。
例えば、、ユニクロなんかほとんど外国で作っているわけです。
外国に工場を作るんではなく、刑務所内に工場を作ってもらおうという発想です。
人件費は中国より安いわけですから、、
機械の工場でもいい、、
そこで働いてもらい、住居地区に帰ったら、国の責任できちんと矯正プログラム。
刑務所民営化ではなく、半官半民。
今の第三セクターみたいに責任をあやふやにしないで、「居住地区においての矯正プログラムは国の責任」
「労役地区の生産活動は、民間の会社の責任」と分ける。
囚人社会も一般社会とそう変わるわけではありません。
使える人間もいれば、使えない人間もいる。
単純作業しか出来ない人間もいれば、創造的作業や、囚人相手の管理職につける人間もいるだろう。
死刑囚を独房に放り込み、ただ死を待つみにするより、生産に従事させながら、収益を上げてもらい、その収益を被害者救済に充てることが出来れば、、と思います。
死刑賛成論者が、遺族の復讐感情を引き合いにして、
死刑の正当性を訴えるという点においては同意できない。
法律による決定において、感情的な理由は極力排除されるべきだと思っているからだ。
また、国家が「復讐代行機関」となってしまう事に関しても違和感を覚える。
一方、死刑反対論者の意見は感傷的過ぎるように思われる。
執行直前の死刑囚の談話などを聞かされたとして、それが確かに改心を意味するものであったとしても、
その改心は「死刑判決」によって促されたものではないのか。
つまり、「死刑」によって改心したから「死刑」を無くせという事になる。これは矛盾している。
ドストエフスキーの例を挙げるまでも無く、予定された死は個人の感情・思考に強い影響を与えるのだろう。
ならば囚人の心からの改心を望むという意義においても、死刑判決は必要だと言えるのではなかろうか。
やはり「抑止力」の観点においては、死刑制度には一定の価値があると思わざるをえない。
抑止力の効果に対する疑問として、よくアメリカの例が引き合いに出されるが、
キリスト教が母体となっているアメリカと我が国では倫理観が異なり、予想される結果を一概に論じるわけにはいかない。
また、仮に終身刑が新たに創設され、
>>258に挙げられたような理想的な矯正プログラムが用意されたとしたら、
犯罪抑止としての「死刑」の効果が大幅に失われる事は目に見えてる。
・・・適当に書いてみましたが、やはり勉強不足みたいでどうしても推測に頼ってしまいます。
できれば死刑反対派のほたる氏に味方したい(劣勢なので)と思うのですが、どう考えても納得できる理由がみつからない。
「死刑反対」で検索してみたところ、なかなか面白そうな死刑反対HPがみつかったので、
そのうち感想をまとめて書き込んでみましょうかね。
ttp://share.dip.jp/soba/index.html
260 :
Imagine:05/01/15 03:16:15 ID:m6NvouiQ BE:28862674-#
>>259 【遺族の復讐感情について】
本来的に人には報復する権利があり、またその報復には限度(同害報復)があるはずです。
この報復の権利は国家に社会契約として委託されており、その結果国家は刑罰権を独占しています。
この点、違和感を覚える、ということでしょうか?
それであれば国家による刑罰権の合理的説明が必要だと考えます。
しかしながら私は死刑存置派ですが死刑存置理由として遺族報復感情をあげることに違和感を覚えます。
遺族報復感情に死刑存置の理由をおくと、同害報復が基本となる可能性が有ります。
つまり多くの凶悪犯罪の被害者はその加害者が死刑になることは無いからです。
一部遺族の応報感情を昇華させることにはなりますが、多くの遺族の応報感情を昇華することはできないからです。
つまり被害者感情に死刑存置理由を求めると矛盾を生じるおそれがあります。
>>259 【東京拘置所そばの会】
詳しいことはわかりませんが、リンク先等から判断してこの組織は極左過激派残党の別組織であるかと思います。
統一獄中者組合、ごましおの会(益永利明死刑囚の組織)、東アジア反日武装戦線等の組織と友好関係に有ります。
ご承知の上参加されることはよいと思いますが……。
統一獄中者組合:
http://kangoku.org/ ごましおの会:HP消失
東アジア反日武装戦線のよもやま情報のホームページ:
http://share.dip.jp/hannichi/index.html 東京拘置所に誰が収監されているかもご確認ください。
【死刑廃止と死刑存置の考察:東京拘置所】
http://www.geocities.jp/aphros67/120400.htm しかし死刑制度に対して「国家権力による弱者の処刑」という図式をあてはめるのは極左残党の通常手段です。
このような運動に死刑存廃論争が利用されないことを切に祈っています。
これらの死刑廃止運動がよくわかるコラムを一読ください。
【勝田清孝と来栖宥子の世界】
http://www.ii-park.net/~yuko-kurusu/colum2.htm
「骨折には骨折を、目には目を、歯には歯をもって人に与えたと同じ傷害を受けねばならない。」(レビ記、24章20節)
まぁ、実際被害を受けた当人は報復できないですけどねw
262 :
N議の74:05/01/15 11:08:47 ID:??? BE:26582483-
>>262 最後まで読みましたw
えと、
1、冤罪ではない被告には人権は無いものとして
良いと思われますが如何でしょうか。
(根拠:被害者は人間としての存在すら無くなってしまっているから)
2、今現在刑務所が足りていない状態の日本で
終身刑は現実的では無いと思われますが如何でしょうか。
3、刑務所暮らしが苦ではない人も居ることに関しては如何思われますか。
そのスレのテンプレ面白いですねw
264 :
N議の74:05/01/15 12:24:32 ID:??? BE:79747698-
>>263 ありがとうございます。初めて反応がありました。w
1.それについては正直今は答えを出せません。
しかし、人権とは法以前にある(法は常に変化するが人権は永久不変)ものとすれば、
どんな凶悪犯罪者といえども、同じく人権はあることになるかなあと。
2.刑務所が足りなければ作るのが順序でしょう。
3.ブログでもちょっと触れましたが、一生刑務所暮らしよりは死んだ方がマシと思う人も
居るでしょう。いろいろ居るのは仕方が無い。
265 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/15 13:46:02 ID:u57LYR3K BE:26604465-#
>>264 >しかし、人権とは法以前にある(法は常に変化するが人権は永久不変)ものとすれば、
法治国家以前は、人権なんか無かったのでは? 法律があってこその人権ですよ。
野性の世界や、無法地帯では、ろくに生存権も保障されない。
266 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/15 13:56:39 ID:u57LYR3K BE:14189344-#
>>264 >刑務所が足りなければ作るのが順序でしょう。
「パンが無ければ、ケーキを食べればいい」というのですね?
>一生刑務所暮らしよりは死んだ方がマシと思う人も
>居るでしょう。
刑務所は、必要最低限とは言え「衣食住」が整っており、
これは極端な貧困生活よりは良いくらいでさえある。
「死んだ方がマシと思う人も居る」という程度で、全ての
凶悪犯罪者が死刑を免れるように制度を変更してしまうと
全体としては抑止力が低下しかねないと思われる。
267 :
ほたる:05/01/15 14:07:24 ID:svozRznv BE:15485573-#
長くなりますが、、、冤罪を語る上で、、
裁判制度自体の問題から入っていきたいと思います。
体質的問題。
まず、裁判官は、判決を下す際、法と良心のみに従って判決を下さなければなりません。
下した判決がどのようなものでも、その身分に影響は受けません。
というのが建前です。
実際はどうでしょう、、、
実際、裁判官社会は縦社会なのです。
その裁判官が下した判決により、職を解かれるということはありませんが、身分が大きく違ってきます。
特に違憲判決。
この判決を出したら最後、その裁判官は、一生昇進は望めません。
昇進どころか、格下げ、どさ回りの始まりです。
自衛隊違憲判決を出した裁判官がいました。
当時この裁判官は、札幌地方裁判所第一部裁判長でしたが、退職時は、福井家庭裁判所判事です。
このような例は枚挙に暇がありません。
国、および、検察の意向に反した判決を出した裁判官の行く末は、、、暗い、、というのが実情です。
このような状況のもと、検察の主張と反対の判決を出すには、相当大きな心理的抵抗が存在します。
検察の主張とたびたび対立し、反体制的思想の持ち主、、といわれる裁判官もいます。
そういった裁判官も、格下げ、どさ回りです。
それでは、国、検察の意向に沿った判決のみを出しつづけ、
親体制的思想の持ち主、、といわれる裁判官は存在しないのでしょうか、、
あたりまえですが存在します。
そしてその数は、圧倒的に多いと思うのです。
それはあたりまえのことなのかもしれません。
裁判官を育成、教育するのは、国ですから、、
それでは、そういった裁判官の将来は、、というと、、きちんと年功序列で昇進しています。
本来、裁判官は、右とか、、左とか、、反体制的だとか、親体制的だとかで評価されるべきではありません。
あくまで出した判決の内容で評価されるべきものです。
しかし、実際は、、そのようになっているとはとてもいえません。
>>267 死刑の存廃とは直接の関係がない上、
議論をミスリードする恐れがあるので、
別にスレ立ててお願いできませんか?
269 :
ほたる:05/01/15 14:58:52 ID:svozRznv BE:13273092-#
冤罪における本質論を書いていこうと思ったのですが、、
続きを書きながら、、
私も「コリャ長くなるわ、、」と思いました。
このスレには向かないかもしれません。
とりあえず「日本における裁判制度の問題点」として別スレを立ててみます。
270 :
N議の74:05/01/15 15:01:29 ID:??? BE:4430922-
>>265 >法律があってこその人権ですよ。
確かに。ちょっと書き方が曖昧だったですね。
理念的に法律に先立つものとして在るのではないか、ということです。
>>266 >「パンが無ければ、ケーキを食べればいい」というのですね?
ちょっと喩えの意味が分かりません。
>全体としては抑止力が低下しかねないと思われる。
ブログにも書きましたが、抑止力のことは死刑の理由にはならないと考えています。
271 :
259:05/01/15 16:11:13 ID:??? BE:8859252-#
>>260 うはwwww腑におちたwwww
自分で「面白そうなHP」などと言って紹介しておきながら、
内容をよく読んでみたところ、どうも特定の党派の臭いがプンプンする。
死刑廃止の納得できる理由が見つかるどころか、むしろ論理の曖昧さに苛立つばかり。
例えば・・・
冤罪の可能性があるから死刑廃止。
→冤罪の可能性は否定しないが、死刑制度の廃止とは別問題。
>>248のimagine氏の意見に同意。
死刑と犯罪の発生との因果関係は無い。だから死刑廃止。
→具体的なデータを示してもらいたい。恣意的な解釈である可能性あり。
アメリカは重罰化してきた結果「犯罪大国」になった。だから死刑廃止。
→貧困や教育、倫理観などによっても犯罪発生率は変わる。
必ずしも死刑が犯罪抑止になるとは限らないが、その逆もしかり。
最終的に死刑を決定する法務大臣にも責任がある。
→死刑「制度」を批判していながら、個人の責任を問うのはおかしい。
他にも反米的な言辞が目立ったり、理に適わないトンデモ意見もありました。
無論、すべての死刑反対論者が「極左」であるというつもりは毛頭ありませんが、
こういう変な団体もいるんですね。ある意味、「勉強」になりました。imagine氏の指摘に感謝します。
あと、「違和感」についてですが、あまり突っ込むとスレ違いになりそうなので書き込みを控えておきます。
>被害者感情に死刑存置理由を求めると矛盾を生じるおそれがあります。
基本的にこの意見に同意です。
ですから、死刑存置派は「凶悪犯罪者の隔離」と「犯罪抑止力」に的を絞って論じるべきではないかと思ったのです。
さて、とりあえずN議のスレも覗いてみるか。
272 :
Imagine:05/01/15 16:56:40 ID:NJRFMB0y BE:6185232-#
>>265 N議の74さんは啓蒙思想でいうところの「人権」を差しているのではないでしょうか?
フランス革命前後の啓蒙思想では天賦人権というものを設定しています。
これは法律や国家以前に人権というものが存在する、とするものです。
日本国憲法でももし万が一憲法停止した場合でも憲法97条で
「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、
これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として
信託されたものである。」
とされているため基本的人権が喪失することはありません。
勿論理論上のことであり
>>265さんの主張が誤っているということではありませんが。
>>271 よかった(´・ω・`)ノシ
このような手段で極左過激派残党は完全に潰れることなく今まで存在してきているのです。
日本の政党で最も死刑制度廃止に力を入れている党がありますよね?
党首の彼女(w)の死刑廃止論というのは弁護士とは思えないほど理論が破綻しています。
最も世界で死刑を執行している中国に行ってもなにもいわないw
南アフリカにいっても実際死刑廃止後凶悪犯罪が史上稀に見るほど増加しているのに
死刑廃止をして人権国家として歩みだしているとか主張してしまう。
死刑廃止を唱える団体で耳を傾けるべきところはあまり無いと思います。
最も理論的であるのは「amnesty international」だと思いますが、
この団体も死刑廃止のデメリットの検討はあまり行っていませんし、
大量の資料を持っているにもかかわらず死刑廃止に不利な資料はリークしません。
しかし、彼等の主張はそれでも比較的耳を傾けられます。
一度ご覧になってはいかがでしょうか?
【Amnesty international】
http://web.amnesty.org/pages/deathpenalty_index_eng 【死刑についての日本語訳】
http://www.geocities.jp/aphros67/110110.htm
273 :
Imagine:05/01/15 17:03:09 ID:NJRFMB0y BE:21646973-#
>>272追記
死刑廃止団体で耳を傾けるべきところはあまりない、といいましたが
宗教系の死刑廃止団体は死刑廃止を真摯に考えているところが多いようです。
ただし理論的では無いのは止むを得ないかもしれませんが……。
274 :
段造:05/01/15 20:02:18 ID:uMLmDPlg BE:38707968-
>>265 基本的人権というのは法律以前の権利ということになっている。
勿論フィクションだけどね。そう考える「べき」ということ。
法律に人権の規定がある場合には、それを確認するだけ。
そういう建前だね。
個人的な意見を
囚人も食事をする
その食費は税金から出ている
長く牢屋に閉じ込めているよりサッサと殺したほうが安上がりと思われる
という理由で、存続論者です
276 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/15 23:17:36 ID:u57LYR3K BE:35472285-#
>>270 >ちょっと喩えの意味が分かりません。
パンが無くて困ってる民衆に対して「ケーキを食べればいい」と言うような
無責任な主張ではないか、という事です。
「刑務所が足りなければ、作ればいい」などと言っても、そう簡単に作れる
わけでもない。その時代の制度は、その時代に無理なく実現が可能な範囲で
考えなければならない。
>>270 >理念的に法律に先立つものとして在るのではないか、ということです。
「憲法」という「狭義の法律」に先立つもので定められてはいるが、憲法自体
も「広義の法律」である。凶悪犯罪者のような「法律を蔑ろにする者」には、
法律によって「死刑」のような「人権に関わる領域に及ぶ制裁」があるのも、
「人権」が法律の傘下にあるが故に、決して越権ではないと考える。
>>272 >日本国憲法でももし万が一憲法停止した場合でも憲法97条で
>(中略)
>とされているため基本的人権が喪失することはありません。
憲法が停止した際に、憲法に基づいて「権利が存続する」というのは無理がある。
>>274 >そう考える「べき」ということ。
その「べき」に強制力を持たせるのは結局、法律な訳で。
277 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/16 00:00:44 ID:/JMppoh4 BE:27832739-#
>>276 N議の74氏が言っていることは人権をそう考える、ということではないか、ということです。
法律以前の問題として犯罪者にも確かに人権は存在し、それを元に死刑廃止論を論じているのではないでしょうか?
人権とはなにか、というのは定義の問題ですから様々な捉え方があるんだと思います。
N議の74氏の論の展開では天賦人権思想に基づく主張なのだと思います。
ただ憲法97条は理念的条文でありご指摘の通り憲法停止の際この条文だけが永久不変とは私も考えませんが。
>>ほたるさん
しかしほたるさんがいなくなるとこっちのスレは寂しくなりますね……。
他の死刑廃止派がいらっしゃるといいんですが……。
278 :
N議の74:05/01/16 00:06:16 ID:??? BE:79747698-#
>>276 >無責任な主張ではないか
無責任も何も必要なら作るのが当たり前だと思いますが。
>「人権」が法律の傘下にある
「先立つ」とは、法律は人権の為にある、ということです。
人権は法律の為にある、ではありません。順序が逆ですよ。
>>277 >N議の74氏が言っていることは人権をそう考える、ということではないか、ということです。
>法律以前の問題として犯罪者にも確かに人権は存在し、それを元に死刑廃止論を論じているのではないでしょうか?
え? 私は「法律以後にしか人権は無い」と言っているのですよ。
>>278 >無責任も何も必要なら作るのが当たり前だと思いますが。
私が
>>276 で書いた、
その時代の制度は、その時代に無理なく実現が可能な範囲で
考えなければならない。
という部分を読んでください。
>「先立つ」とは、法律は人権の為にある、ということです。
>人権は法律の為にある、ではありません。
よく読んでください。法律が定めているから「人権が発生している」のだ
というのが私の意見です。
281 :
N議の74:05/01/16 00:28:01 ID:??? BE:31013647-#
>>280 読みましたよ。
では質問しますが、無理なく実現できれば死刑は廃止でいいんですか?
逆に刑務所が地震やらどこかの国のミサイルやらで破壊されて(w)
不足したら、死刑判決を増やしてどんどん死刑にするんですか?
あなたの言っていることはそういうことではないんでしょうか。
そうだとすれば、ちょっと理解できない発想なんですが。
法律が無ければ人権をいくら唱えたところで無意味なのはその通りでしょう。
そういう意味では人権は「法律以後」と言ってもいいと思います。
しかし人権という思想自体、法律の前提でなくては意味が無いのでは。
法律とは禁止の大系です。
人権を脅かすことが無いように、それぞれの禁止があるはずです。
違うでしょうか?
つまり、
>法律が定めているから「人権が発生している」のだ
これは、こう言い換えた方が正しいと思います。
法律が定めているから「人権が守られている」のだ
>>281 >では質問しますが、無理なく実現できれば死刑は廃止でいいんですか?
それは、また別問題。
終身刑が出来ると「刑務所の収容力に問題が出る」という考え方への反論で
実現性を考慮しないで「だったら作ればいい」と言うのでは不備があるかと。
>法律が定めているから「人権が守られている」のだ
であるからして、
>>276 に書いたように、
凶悪犯罪者のような「法律を蔑ろにする者」には、
法律によって「死刑」のような「人権に関わる領域に及ぶ制裁」があるのも、
「人権」が法律の傘下にあるが故に、決して越権ではないと考える。
というのが私の意見です。
刑期が終われば釈放されて自由な社会生活を送れる、という前提ならば、
犯罪者が社会に出ても問題が無い様に、制裁と更生の為の懲役を科すのは
絶対的に必要なことだ。
この点で、死刑や終身刑のような、釈放がない刑罰の場合には更生は
必要なく、制裁のみの問題となる。
罪を犯した者には制裁が必要だ。
しかし、だからといって、ただ制裁を科せば良いという物ではないはずだ。
犯罪者にも人権はある。
更生の為ではなく、更生した後の人生も無く、自由も無く、夢も希望も無く、
死ぬまでの長期間に渡り、ただ強制労働をさせるというのは、余りにも
人道に反していないだろうか。
人はいつか死ぬ。
だが、生きている間は、生きがいを持ち、幸福の下で暮らす事ができる。
終身刑は、その生きがいと幸福を排除し、苦役のみで生き長らえさせる、
なぶり殺しのような刑罰だ。
生きる意味を失わせるのであれば、不必要な苦しみは与えず、そっと命を
終わらせてやるのが、人道というものではないか。
日本国憲法が、人権を「侵すことのできない永久の権利」としている意味を
もう一度深く考えたい。
我が国が真の法治国家であり続ける為に、死刑制度の存続が望まれる。
284 :
ほたる:05/01/16 00:54:56 ID:oyVM+v/O BE:8848962-#
帰ってきてみました。
なんだか、、また、右の、左の、って言う話が出ていますね。
特に左だとか、、
それが出てくると、、
議論にはなりません。
Imagineさんがおっしゃるメリットとは、、
私が見た範囲では、「抑止力がある可能性が否定できない、、」
以外に、説得力に欠けるものだと思うのですが、、
その論理で行けば、「終身刑や寿命を大幅に超える刑罰のほうが、死刑より抑止力がある可能性、、」
も同じように否定できないわけです。
私を含め、多くの人が、死刑は廃止するべきと考えています。
その中で積極的に活動している人たちの多くは、その実情に詳しい方がほとんどです。
ぎゃくに、死刑賛成の方の多くは、その実情を知らない方が多いのでは、、と思っています。
私自体、本や伝聞でしか、その実情を知ることは出来ません。
しかし、私にとって、死刑賛成派の人たちの言葉は、死刑反対派の人たちの言葉より、心に響くものがはるかに少ないのです。
どうしてだろう、、と考えたとき。
死刑反対の意見の多くは、「あるべき姿に近づけよう、、」というスタンスであるのに、
賛成の意見の多くは、感情論、および、「仕方がない、、」的理論が多いからなのかな、、とも思います。
285 :
N議の74:05/01/16 01:05:54 ID:??? BE:38766375-#
>>282 繰り返しになってしまいますが、必要なら作る。当たり前のことです。
必要なのに作らないというのでは国家建設の放棄です。
もしもそれでも間に合わないほど凶悪犯罪が増えたのであれば、
教育とか経済とか社会構造とか、諸々の問題を再検討するのが順序です。
>「法律を蔑ろにする者」には・・・
というあなたの考え方は可能だと思います。
しかしそれは「法律は国家の為にある」という考え方であって、
そこには人権という思想は不要なのでは?
そしてそれは民主主義を不要と考えることでは?
あなたが人権も民主主義も不要だと思うのは構いませんが、俺は欲しい。
とは言うものの、ブログの最後にも、当スレ当初にも書いたように、
正直結論は出せていません。もう少し考えます。
>>283 その考えは一応理解できますが、その考えで行くと、死刑か終身刑かを
囚人に選ばせなくてはおかしいですね。
286 :
ほたる:05/01/16 01:16:09 ID:oyVM+v/O BE:59729999-#
>>283 >死刑や終身刑のような、釈放がない刑罰の場合には更生は
必要なく、制裁のみの問題となる。
そうではないと思います。
被害者やその遺族のためにも更生は必要だと思います。
例えば宅間、
最後まで自分を貫き通したのではないでしょうか、、
彼の死で、はたして心が晴れた被害者はいたのでしょうか、、
>終身刑は、その生きがいと幸福を排除し、苦役のみで生き長らえさせる、
なぶり殺しのような刑罰だ。
生きる意味を失わせるのであれば、不必要な苦しみは与えず、そっと命を
終わらせてやるのが、人道というものではないか。
この考え方も納得できません。
死刑囚の多くは、死刑執行を心のそこから恐れています。
終身刑が、死刑より残虐な刑罰とはいえないと思います。
>>285 >繰り返しになってしまいますが、必要なら作る。当たり前のことです。
>必要なのに作らないというのでは国家建設の放棄です。
そういう無理を言うから、道路建設なんかも大変な事になってるでしょ。
「出来る範囲でやる」という事も考えねば。
>しかしそれは「法律は国家の為にある」という考え方であって、
>そこには人権という思想は不要なのでは?
>そしてそれは民主主義を不要と考えることでは?
どのような手順で物を考えると、そのように発想が飛躍できるのでしょうか?
国家は国民を守るものです。国民の生命を奪う凶悪犯罪者を排除・抑止する事
が、なぜ国民の利益に適っていないのでしょうか?
あなたの考える「民主主義」とは、殺人という他人の生存権を否定する行為を
しておきながら自らの生存権は断固死守する「犯罪者優位社会」ですか?
>>286 >死刑囚の多くは、死刑執行を心のそこから恐れています。
>終身刑が、死刑より残虐な刑罰とはいえないと思います。
「死刑は抑止力にならない」という立場からは転向したのですか?
289 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/16 03:13:13 ID:/JMppoh4 BE:15462353-#
>>284 左派運動の一環として死刑問題が取り上げられているのは事実です。
東京拘置所、名古屋拘置所、大阪拘置所等それぞれに左派運動系の
死刑廃止団体がいる、そのHPへの書き込みは慎重にどうぞ、ということです。
ほたるさんを左派扱いし議論をしていないつもりはありませんのでご確認ください。
290 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/16 03:13:43 ID:/JMppoh4 BE:74218289-#
>>284 死刑存置メリットについてですが死刑存置派は基本的にこれを論じる必要は無いわけです。
死刑存置派はサイレントマジョリティーです。
現状死刑制度があり、これについて存廃を議論する立場に本来はありません。
また現在存置されているがゆえ、死刑存置団体、なるものも存在しません。
基本的に死刑廃止派の意見の反論、という立場に立つのは致し方ないと思います。
つまり死刑廃止に伴うデメリットの指摘がメインの論になるわけだと思います
ほたるさんの心に響かないのはこのためだと思います。
しかしながらここでは死刑存廃論について議論する場ですから少し考えて見ます。
死刑存置理由として次の3点をあげます。
(1)一般抑止力に基づいて
死刑代替刑を例えば終身刑としましょう。ここでどうして死刑が排除されるかを考えます。
結局懲役刑よりも死刑のほうが一般論として犯人にとって避けたい刑罰だからだと思います。
例えば死刑と終身刑を既決囚の選択性にした時、死刑を選択するものは少ないのではないでしょうか?
つまり死刑のほうが終身刑よりも厳罰である、と考えます。
>>209で指摘したとおり最高刑が高ければ高いほど一般抑止力は効果を発揮する。
これが第一の理由です。
(2)応報刑として
第二の理由として応報刑としての死刑存置です。
国民はお互いを尊重し侵害しない、という社会契約を結んでいます。社会契約は相互的に作用するわけです。
殺人者が死刑判決を受けて「俺は死にたくない」と主張するのは勝手ですが、これは言い換えれば
「俺は人を殺すことができるが、他人が自分を殺すことは赦さない」と主張していることと同義です。
このような勝手な論理が通るでしょうか?
基本的には刑罰は応報的であり、突き詰めれば同害報復であるべきです。
生命は最大限尊重しなければならない、ということは民主主義国家の根本原理です。
しかしながら社会契約を破棄したものはその尊重される権利を自ら放棄していると私は考えています。
(3)国民世論の支持
第三に国民の支持を挙げます。これは議論対象にはなりにくいと思いますが、民主主義国家で民族自決で
死刑存置を支持している限り、死刑は存置すべきです。これは私の存置最大の理由です。
将来的に死刑を廃止する機運が高まれば死刑は廃止してよいと考えています。
ただ少数意見が正論である可能性を民主主義は否定しません。ここではそのための議論だと考えています。
【追記】ちなみに次の存置理由は否定します。
(1)遺族感情に基づく死刑存置(
>>259参照)
(2)脱獄可能性による死刑存置及び特別予防論に基づく死刑存置(
>>206参照)この点は代替刑の設置でOK。
(3)費用面による死刑存置(
>>206参照)
>私を含め多くの人が、死刑は廃止するべきと考えています。
>その中で積極的に活動している人たちの多くは、その実情に詳しい方がほとんどです。
>ぎゃくに、死刑賛成の方の多くは、その実情を知らない方が多いのでは、、と思っています。
それは死刑存続論者は馬鹿だといっているのと変わりませんよ。撤回してください。
終身刑を一生続く強制労働と勘違いされている方がいらっしゃるようですが、
衣食住そろって人権を保護され、病にかかれば医者が来て
困った事あれば弁護士が来て、上手くいけば恩赦で釈放。幸せですね。
刑務所増設。その増設費は何処からでるのでしょうか?
292 :
N議の74:05/01/16 10:30:45 ID:??? BE:39874166-#
>>287 >「出来る範囲でやる」
あなたのその発想が理解できません。
あなたは今後高齢化社会が更に進んで、老人施設や医療機関が足りなくなったら、
それらは作らずに、姥捨て山でも作るつもりですか?
「施設が足りないから殺す」のであればそういうことになりませんか?
本当はあなたは「出来る範囲でやる」以前に殺すことに決めてるのでしょう。
違いますか?
>あなたの考える「民主主義」とは、殺人という他人の生存権を否定する行為を
>しておきながら自らの生存権は断固死守する「犯罪者優位社会」ですか?
俺は「排除すること」イコール「殺すこと」ではないと思っているだけです。
社会を作ることは法によって異物を排除することですが、それはあくまでも行動の排除であって、
生物としてのヒトの排除ではないと思います。
異物を社会内で行動させなければ、それで社会は成り立ちます。
そして人権とは法によって守られますが、法以前にあると考えます。
それは生物としてのヒトである権利です。
殺人を絶対悪のように思っている人が多いですが、「悪」とは法で定められたものにすぎません。
法が変われば悪も変わる。しかし生物としてのヒトはそれ以前に全ての自由を持っています。
俺は人権とはそのようなものと捉えています。
もちろん社会内で生きる為には法という禁止の網を掛けられ、法を破れば社会内で生きることを
禁止されても仕方がありませんが、生物としてのヒトであることを否定されるいわれは無いと。
そして民主主義の根幹とは、異物の権利を守ることではないでしょうか。
だから精神障害者は無罪となるのではないでしょうか。しかし死刑にはならずに施設に排除される。
それはヒトだからです。
>>290 >つまり死刑のほうが終身刑よりも厳罰である
死刑よりも厳罰な火炙り・釜茹で・八つ裂き等を提案しないのはなぜですか?
存置派のそこが理解できない。
>基本的には刑罰は応報的であり、突き詰めれば同害報復であるべきです
基本的に刑罰は同害報復ではありません。
他人を身体障害者にしても、刑罰として犯人にも障害を負わせるなんてことはありません。
なぜ死刑だけが特別なんですか?
火炙り・釜茹で・八つ裂きも死刑の一種だと思います。
それは、死刑の方法なのかもしれません。
現在行われている絞首刑以外の方法を用意しても良いかもしれません。
294 :
ほたる:05/01/16 16:42:56 ID:93wodIAN BE:11061735-#
「死刑が抑止力になりうる」という考えには賛成できません。
まず、統計上から、、
統計上、両論とも決して100パーセント否定することは出来ないとした上で、、
Imagineさんは、その根拠として、死刑停止後、いくつかの国で、重大犯罪が増えた、、と言うことや、
死刑廃止後、いくつかの国で、死刑が復活している、、という事実を挙げています。
しかし、アメリカというひとつの国の中で、死刑廃止、存置が混在している中でとられた統計上、
差がないばかりか、いくつかの州では逆に、死刑廃止州のほうが、重大犯罪が少ないという事実に対して、
「死刑の抑止力を否定するものではなく、人種、宗教、生活環境、財政状態等によるものが大きい」
というような説明をされています。
このように捉えると、死刑廃止によって、重大犯罪が増えた国々も、同じように、「死刑廃止によって犯罪が増えたわけではなく、増えた原因は、人種、宗教、生活環境、財政状態等によるものが大きい」
といえるわけです。
もちろん、その国の人々を人類学上、詳しく分析しなければ、両方の理論があっているか間違っているかは推察できません。
しかし、統計上、推察する上で、多民族国家とはいえ、同じ国の中で死刑のあるなしが混在しているアメリカの例は、一番正確に比較しやすい例だと思います。
また、世界で半数を超える国が死刑を廃止している事実、特に、先進諸国といわれる国々では、日本とアメリカを除き、すべての国で死刑廃止しているという統計を無視することは出来ません。
日本アムネスティー死刑廃止ネットワークのHPをご参考にどうぞ。
http://homepage2.nifty.com/shihai/
少なくとも私にとっては抑止力>死刑
296 :
ほたる:05/01/16 17:28:22 ID:93wodIAN BE:47194188-#
次に、
論理上、、
衝動的殺人と、確信犯的殺人。
この二つに死刑が抑止力となりえないことはそう異論のないところでしょう。
それ以外の殺人についてはどうでしょうか?
Imagineさんは、飲酒運転の例を出し、厳罰化が、犯罪の防止に効果的であるとも言われています。
私が何回も言っているのは、「厳罰が、犯罪の抑止力力になりえない、、」ではなく、
「死刑より、終身刑の方が、より犯罪財の抑止力になる、、とは考えられない、、」ということです。
犯罪を犯そうとする者は、罰則により犯罪を思いとどまることもおおいでしょう。
しかし、死刑の方が、終身刑より重大犯罪を犯すことを思いとどまらせる効果が高いのでしょうか?
強固な意志を持った計画的犯罪者には、どんな刑罰も無意味でしょう。
殺意が弱い場合、また、どこかに迷いがある場合、刑罰によって思いとどまらせることが出来るのでしょう。
「人を殺しても、一生刑務所暮らしだから、、いいか、、」と思って殺人に及ぶ人が、はたして、殺意が弱い人、また、殺すことに何らかの迷いがある人、といえるでしょうか?
すでに終身刑を覚悟して犯罪に及ぶ犯罪者は、相当強固な殺意を持っているといわざるを得ません。
私は、重大な犯罪を犯したものに、厳罰を適用するな、、といっているわけではありません。
重大な犯罪者には、厳罰が下されてしかるべきです。
しかし、死刑も、終身刑も、同じように厳罰です。
考えによっては、終身刑の方が厳罰かもしれません。
こういうことも考えられます。
今まで、死刑の垣根は高いものがありましたので、終身刑導入で、少し低くなるかもしれません。
「一人くらい殺しても、、10数年で出てこれるよ、、」なんて思っていた犯罪者には、
「一人でも無期、、いや終身刑かも、、」と思いとどまるかもしれません。
死刑も終身刑も同じように厳罰です。
しかし、死刑は取り返しのつかない、あまりにも大きなリスクを伴う。
人間という不完全な生き物が、取りうる最大の厳罰。
これが終身刑だと思うのです。
297 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/16 18:09:56 ID:tBjKb4en BE:15591427-
大多数の国民は、松本智津夫が死刑にならないなんて
全く容認出来ないと思うがのう。
死刑にしても物足りない、と思ってると思うが。
>>294 >「死刑が抑止力になりうる」という考えには賛成できません。
だから、あなたが
>>286 で
>死刑囚の多くは、死刑執行を心のそこから恐れています。
>終身刑が、死刑より残虐な刑罰とはいえないと思います。
と言っているのですよ?
犯行計画者のうち、刑罰にまで考えが及ぶ人は思い止まってくれます。
これが抑止力ではないでしょうか。そういう人たちを「実行」まで導く
のが「死刑廃止」ではないでしょうか。
>>296 >すでに終身刑を覚悟して犯罪に及ぶ犯罪者は、相当強固な殺意を持っているといわざるを得ません。
殺人を実行する際に、「死刑になる覚悟」よりも「余生を刑務所で過ごす覚悟」の方が
敷居が低いと思います。あなた自身も
>>286 では、そういう意見を述べてます。
>死刑囚の多くは、死刑執行を心のそこから恐れています。
>終身刑が、死刑より残虐な刑罰とはいえないと思います。
300 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/16 19:01:08 ID:YuTzOXIv BE:28862674-#
>>292 【最高刑について】
最高刑の厳罰化が犯罪抑止力となる、という要因からはその選択もあるかもしれません。
また2chでは様々な残酷な刑罰を主張する人々もいますよ。
そういう意見を死刑存置派全てが持たないということが理解できないということですか?
死刑存置は一般抑止力のみにその理由を求めているわけではありませんし
他の様々な要因からその選択は不可能です。
例えば昭和23年3月12日の最高裁判決は明確に火炙り等が憲法違反である、としています。
http://courtdomino3.courts.go.jp/schanrei.nsf/VM2/9D30FB2125C8C06849256A850041AF9A?OPENDOCUMENT また特別予防論からの死刑存置意見も有ります。死刑というのは私自身究極の刑罰である、と考えています。
生命を剥奪するという威嚇効果で十分かと思います。
死刑存置派が一つの理由においてその選択をしないことが理解できないんでしょうか?
特段死刑存置派が無知であり、残酷冷酷であるということは無いと思いますが。
>>292 【同害報復】
傷害を負わせる程度の違法行為であれば矯正更正可能、ということでベッカリア以来の古典刑法学では
懲役刑にそれらの報復行為を変換してきています。
しかし矯正更正不可能と判断した段階で死刑が適用されるだけです。
同害報復が基本であるべき、という主張は同害報復するべきと言う主張とは異なります。
ちなみにN議の74さんは
>>290の社会契約についてどう御考えですか?
殺人者が死刑判決を受けて「俺は死にたくない」と主張するのは勝手ですが、これは言い換えれば
「俺は人を殺すことができるが、他人が自分を殺すことは赦さない」と主張していることと同義です。
301 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/16 19:05:17 ID:a2RNEJ93 BE:10638634-#
誰かバカでもわかるように、キーワードで、双方の要点を纏めて。
(抑止力だとか人権だとか、、、、、)
302 :
ほたる:05/01/16 19:07:22 ID:93wodIAN BE:35395968-#
ちょっと話が違うんですが、、
死刑に決まった人から見れば、執行されないことの方がいいのが大多数、、
ということです。
死刑が抑止力になるかどうかを語るとき、犯罪を起こす前の人の心境を考えないといけません。
>犯行計画者のうち、刑罰にまで考えが及ぶ人は思い止まってくれます。
これが抑止力ではないでしょうか。そういう人たちを「実行」まで導く
のが「死刑廃止」ではないでしょうか。
違いますよ。
死刑も終身刑も、犯行を思いとどまらせる効果は同じ、、
ということです。
人殺しをする犯罪者が、「終身刑だったら殺人してもいいが、死刑があるからやめとこう、、」
なんて考えると本気で思っているんですか?
敷居が低い、、という意見にも賛成できません。
それをどう感じるかはその犯罪者次第だからです。
あなたにはそうかもしれません。
しかし別の人は、、そう思うかどうかは、、
死刑も終身刑も厳罰です。
その間の差は、、、どれくらいあるのでしょうか、、
どちらの敷居が高いのでしょうか、、
仮に、死刑のほうが敷居が高いと感じる犯罪者がいたとしても、、
その差によって、殺人を思いとどまられることが出来るとは私には思えません。
>>302 >人殺しをする犯罪者が、「終身刑だったら殺人してもいいが、死刑があるからやめとこう、、」
>なんて考えると本気で思っているんですか?
>(中略)
>それをどう感じるかはその犯罪者次第だからです。
だから、「死ぬ覚悟」が無くても、例えば生活も苦しくて元々「刑務所暮らし」
程度の生活をしている人が「殺人の実行に踏み切る」のが容易になるはず。
>>302 >仮に、死刑のほうが敷居が高いと感じる犯罪者がいたとしても、、
>その差によって、殺人を思いとどまられることが出来るとは私には思えません。
そんなことは無いですね。「敷居が高い」と思う人の分は「抑止」できます。
もし「刑が重くても抑止にならない」というのであれば、では逆に刑罰を無く
した場合にも、殺人が増えないと思いますか?
305 :
ほたる:05/01/16 19:38:10 ID:93wodIAN BE:14748454-#
同害報復と、社会契約について、、
同害報復というのは、ひとつの考え方であって、それが正しいとか、日本の刑罰はそれに基づいているとか、、いうわけではありません。
逆に、同害報復を認めない立場から、近代刑罰は成り立っています。
これは考え方の違いですから、同害報復が基本、、と考えるかどうかは自由です。
私は少なくともそういう考え方はとりません。
社会契約も、、、
私たちが殺人に対して結んでいる社会契約は、「人を殺してはならない」
「人を殺したものは、社会から厳罰に処される」という感じのものです。
社会契約に反した主張とは、「俺は人を殺すことが出来る、しかし社会は俺を厳罰に処することは出来ない、、」
となります。
>>305 >社会契約に反した主張とは、「俺は人を殺すことが出来る、しかし社会は俺を厳罰に処することは出来ない、、」
充分に貧しくて「刑務所暮らし」を罰として感じない者にとっては、死刑さえ無く
なってしまえば「俺は人を殺すことが出来が、社会は俺を厳罰に処せない」と思う
でしょうね。
307 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/16 19:56:29 ID:tBjKb4en BE:22272645-
終身刑と無期懲役は全く違うと言う人いるだろうけど、
いつまで入ってるか確定してないと言う意味で
一番近似的に近いモノとして無期懲役を捉えてみると
犯罪犯して、死刑と無期のボーダーライン上の裁判受けている被告人は
何がなんでも、無期刑の判決を受けようと全力を尽くすというな。
(宅間のような確信的に死刑を望む人間もいるから全員が全員じゃ無いだろうが)
無期懲役の判決を勝ち取る(?)とまさしく地獄から天国に行くような
気持ちになるそうです。
死刑とその他の判決は、隔絶した影響を与えるらしい。(当然か)
刑罰の重みとしての死刑と終身刑はやっぱ全然違うんじゃないかね。
それが存在する事による社会的影響も。
308 :
ほたる:05/01/16 20:11:26 ID:93wodIAN BE:13273092-#
刑務所暮らし程度の生活を刑務所の外でしている人が、、、、
理解できません。
貧しい人ということですか、食うにも困っている、、
違いますよね、、刑務所は三食保障されていますから、、
24時間行動が規制、監視されている人でしょうか、、
日本で、そんな場所刑務所以外ないような気が、、
>そんなことは無いですね。「敷居が高い」と思う人の分は「抑止」できます。
こういえば理解できますか。
木で出来た1メートルの柵で馬を囲っています。
しかし時々馬が飛び越えてしまいます。
1メートルの柵を鉄製に変えたら、、馬は飛び越えなくなるでしょうか、、
私は、終身刑と死刑の差はこんな感じだと思っています。
飛び越える馬は飛び越える、、
こういう例でもいいでしょう、、
1メートルの柵で馬を囲っています。
しかし時々馬が飛び越えてしまいます。
1メートルの柵を1メートル1センチにしたら、、馬は飛び越えなくなるでしょうか、、
「いや、その一センチで、飛び越えない馬も出てくる、、」
といわれればどうしようもありません。
可能性としてはそうですから、、
しかし、その1センチ高くするために、倍費用がかかるとしたら、、どうでしょう、、
もっとほかの方法で馬を飛び出させないようにする工夫をするのではないですか、、
>もし「刑が重くても抑止にならない」というのであれば、では逆に刑罰を無く
した場合にも、殺人が増えないと思いますか?
この質問には何回も答えていますよね、、
>>296の中でも書いています。
309 :
N議の74:05/01/16 20:34:19 ID:??? BE:53165568-#
>>300 >【最高刑について】
俺が理解できないというのは、存置派はあなたも含めてまず全員と言っていいほど、
死刑の効果を語るからです。
効果なら火炙り・釜茹でとかの方が更にあるでしょう。
それなのにそういった提案は殆ど見かけませんよ。
まあそれはともかく、あなたの意見としてはその最高裁判決を支持する
ということでいいのですか?
これは俺のブログを読んでもらえれば書いてありますが、火炙り釜茹での方が
効果があるにもかかわらず普通の死刑を選ぶということは、刑罰の効果が
何かによって制限されることを受け入れるということですよね。
最高刑(ブログでは極刑と表現しました)に最高最大の効果を求めるということではない。
それなら、普通の死刑でいいなら終身刑でもいいということになります。
刑罰を制限する「何か」によっては。
特別予防論の件。再犯防止のことですよね?
犯罪全体から見れば、その効果なんて微々たるものでしょう。
最高最大の効果を求めていないわけだからそれも理由にはなりませんよ。
これら効果については量刑の見直しの方がよほど効くでしょう。
>【同害報復】
俺は刑法学はおろか法学もなにも知りませんが(w)、あなたの意見は
>矯正更正不可能と判断した段階で死刑が適用
すべしという意見と思っていいですか?
矯正更正不可能と判断した段階で死刑、でなくてはいけない理由は何でしょうか。
矯正更正不可能と判断した段階で終身刑、でもいいはずです。
あなたが同害報復すべきと思っていないのは分かりましたが、死刑だけがなぜ
同害報復なのでしょうか。
>社会契約についてどう御考えですか?
これですね。
>生命は最大限尊重しなければならない、ということは民主主義国家の根本原理です。
>しかしながら社会契約を破棄したものはその尊重される権利を自ら放棄していると私は考えています。
民主主義国家の根本原理は、前のレスでも触れましたが、生命の尊重というよりも、
ヒトとしての自由だと思っています。生物としてのヒトですから、生命も当然含まれますが。
で、社会契約ですが、無知なのでいわゆる「社会契約論」というものを知らないんですが、
社会契約とは「法の定めに従う」ということ以上のものではない気がします。
つまり何か犯罪と定められたことをすれば、それに応じて定められた刑罰を受けると。
で、その定められた刑罰は、死刑でもいいかもしれないが、終身刑でもいい。
そういうことかと。
310 :
ほたる:05/01/17 00:42:39 ID:JIoRgAVQ BE:39820469-#
私は基本的に、、
死刑廃止はごく当然、、、
それではなぜ、日本に死刑制度が存続しているのか、、
理由は、国民感情、、という錦に御旗を隠れ蓑にした、官僚の責任逃れ、、
だと思っています。
まず、定期的にとっている世論調査、、
まったく世論を調査する気がありません。
選択肢があまりにも誘導的。
選択肢がこの3つですよ。
「どんな場合でも死刑は廃止すべきである」
「場合によっては死刑もやむを得ない」
「わからない・一概に言えない」
そんな調査をたてに、世論の7割以上は死刑反対、、などといっているわけです。
何か意図があるとしか考えられません。
311 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/17 00:55:30 ID:+riFcKSL BE:42692966-
ちょっと、それるが死刑囚とか言われてるひとが
じつは死亡しておらず、生態実験やら特務工作員やらに
育て上げられてたら、大変だよな。
312 :
ほたる:05/01/17 01:00:28 ID:JIoRgAVQ BE:7374825-#
死刑が廃止されたとしましょう。
そして、凶悪な犯罪が起きます。
そうすると必ず、死刑廃止が引き合いに出されます。
死刑を廃止したから、、とか、
こんなやつは死刑にすべきだとか、、とか
このような批判を受けないために一番簡単な方策は、、死刑を廃止しないことです。
私の中で、死刑廃止は明白の理です。
しかし、現在の刑法をまったく改正せず、死刑のみを廃止するわけには行きません。
死刑廃止には、法の整備、刑務所の改革、矯正プログラムの充実、被害者の救済措置が不可欠です。
官僚や、政府にとって、死刑廃止は大仕事、、、、
その大仕事を仮に済ましたとしても、死刑存廃にかかわらず、凶悪犯罪者、猟奇犯罪者は必ず出てきます。
そうしたら、世間から非難を浴びる恐れもあるんです。
明確な理解と、確信の下、断固として行わなければならないのが死刑廃止です。
政府、および、官僚にはその勇気がありません。
313 :
ほたる:05/01/17 01:10:01 ID:JIoRgAVQ BE:47194188-#
このスレをご覧になった皆さん。
「死刑廃止」と検索して、いろんな死刑廃止論を読んでみてください。
それが手間なら、
http://homepage2.nifty.com/shihai/ ここだけでもかまいません。
(私はアムネスティーの回し者ではありません)
また、是非読んでいただきたい本は、大塚公子さんの「死刑執行人の苦悩」です。
先日、近所のブックオフでも、100円でみかけました。
すみません、、ちょっと感情的な連続書き込みになってしまいました、、
寝酒が入っていますのでお許しください、、
それでは、、おやすみなさい。
314 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/17 01:12:47 ID:pO3GrjL4 BE:38976757-
勇気が無いんじゃなくて、別に死刑廃止なんかしたくないと思ってるだけだべ。
大多数の国民がそうであるように。
犯罪の抑制効果がどうのこうのよりも、自分の身内が宅間や麻原の事件
みたいなのに巻き込まれたとして、自然死を待つまでのほほんと生きていられる
(三食支給で雨露しのげる住居つき。はっきり言ってホームレスよりましな生活。)
のはやり切れないね。
315 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/17 01:13:04 ID:+riFcKSL BE:14231726-
ノープロブレム
なんというか、どうして死刑廃止論者は
「思いません」「思います」「死刑は廃止して然るべき」なんだろう。
相手の意見を聞く余地を持たないと相手も聞く余地を持ってくれないんじゃないかなぁ。
あと、犯罪犯すときに捕まった後の事考えながらする奴もいないわな。
計画犯は捕まらない計画立ててるだろうし、衝動犯は理性吹っ飛んでるから捕まること意識ないよね。
でもさ、キレてても私ら一般の人は殺すまでしないし。基本的には暴力も抑えるよね。
(あえて差別した。↑
317 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/17 04:12:01 ID:+NJLN8+X BE:9936342-
誤判は死刑廃止の理由にはならんよ。残念ながらな。
誤判が廃止の理由になるのなら、
死刑誤判よりも遥かに数が多い、交通事故死、すなわち自動車を廃止せねばならなくなる。
国という大きな視点で見たらだな、一部の個人の命なんて粗末に扱われて当然なんだよ。
おっと勘違いするなよ。あくまで「一部の個人」であって、「その他大多数の個人の利益のため」になってるんだからな。
じゃあ死刑の替わりに人権剥奪刑で。
健康体なら臓器提供、病気ならその病気の新薬開発の人体実験や
地雷撤去要員や過酷な労働などなど。
319 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/17 17:39:12 ID:+riFcKSL BE:29648055-
>>318 んだな、ただ殺すのはあまりにも無駄すぎる。
かれらも人の役にたって死ねるのなら本望だろう。
そのような行為が人道に反するからダメと言うのなら、
死罪もそれと同じ。
死刑廃止をするんであれば、刑法改正が必要になるだろうね
刑法をどのように改正したらいいんだってのには、答えられないけど
あと矯正施設をしっかり整備する
どういった状況を更生したっていうかは不明
更生という言葉に、意味があるかと問われれば、無いと断言しちゃう
死刑制度自体に問題があることは認めるが、
制度を廃止するためには、いろいろと事前準備が必要であろう
322 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/17 20:26:40 ID:EAWziscs BE:34776847-
そもそも「人道」とか「残虐」とか「善悪」とかいうことばはすべてプロパガンダ用語だろ。
そんなものを根拠に語るのはやめてくれ。
政治を語る上で問題なのは「国益」だけだろ?
>>321 燃料になるほど燃えるんですかねー?
人権剥奪後の物体としては臓器やら皮膚やらなんやら売りさばくほうが利益生みそうだけど。
324 :
ほたる:05/01/17 21:41:38 ID:WVHfFRSq BE:4425023-#
>>316 「思いません」「思います」という書き方は、自分の意見を述べているのですから、当たり前なのでは、、
それがどうして、、
>相手の意見を聞く余地を持たないと相手も聞く余地を持ってくれないんじゃないかなぁ。
となってしまうのでしょうか、、
それはそれとして、、
最初から読み返して気になった点が、、
直接関係ないかもしれませんが、、いくつか誤解があるようですので、、
まず、無期懲役について、、
現在は10数年では絶対といっていいほど出てこれません。
法律上、10年を過ぎたら、仮釈放可、ということになっていますが、
最近は、最短でも18年程度、平均22年ほどまでに延びてきています。
昨年、大臣から、「無期を簡単に仮釈放するな、、」といった発言もありましたので、
今後仮釈放までの期間は、もっと伸びると思われます。
ちなみに、40年以上無期で入っている囚人もいますが、さすがにこの人たちは、
健康状態や、精神状態などから、身元引き受けになる人が無く、仕方なく入っている人たちです。
18年って10数年じゃないのかな
モリタポさえあれば・・!!
>>325 概ね、後半を指すことばですね。最も狭義な意味だと、16〜17年程度を示すらしい。
328 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/17 22:39:40 ID:th8iAPEv BE:10638443-#
長くて読む気がせん。
1.死刑の犯罪抑止力は厳密には統計上、出ていない...ないとはいいきれない。
2.冤罪の可能性は0ではない。...そんなの死刑じゃなくてもあるから関係ない。
3.終身刑をつくる...死刑廃止ならな
4.被害者感情...死刑
ってことより死刑アリなんじゃないの?
死刑は当然行われるべきだと思う。
死刑を反対している団体は犯罪者の生きる権利などを謳っている訳だが。
犯罪者に権利など無い。
自らの欲望や欲求、あるいは貧困などを理由に犯罪を犯す。
国民の税金を使い更生させたり無期でただ飯食わせるほどの人間じゃ無いはずだ。
極論を述べるが
スーフリ事件とかを含む性犯罪などは死刑が妥当だろう。
アメリカなどの諸外国や奈良の事件などを考えると間違えなく性犯罪者は再犯する。
また、集団暴走行為をおこした奴は死刑が妥当だろう。
330 :
イモ ◆Iqu46Euvfk :05/01/17 22:56:54 ID:BbVh/6s4 BE:30471438-
人間の性善説を支持したい僕としては、死刑は存在して欲しくない。
再犯を防止するのであれば、終身刑で十分です。
問題は、遺された者たちの心でしょう。悲しみ、怒り、辛さ…
犯罪者の死でしかそういったものが改善されないとすれば、死刑は必要かもしれません。
考える事を知り、考え方を変える出来れば、必ず人間は変われる。つまり、必ず更生できる。
もちろん有能な心理士やお金も必要になるのでしょう。しかし、決して無駄ではないはずです。
むしろ、こういった過去からきちっと考え方を作った心の方が、強く、よいものになると考えています。
人が死ぬことは、悲しいことです。それが良い人間でも悪い人間でも。
>>330 人が死ぬのは悲しい事かも知れんが。
なぜ当人が死刑を宣告されたかとか考えた事がありますか?
何も悪い事をしてない弟が基地外の前をタマタマ歩いていたから
殺された・・・犯人は基地外だから無罪放免で被害者家族には何の補償も無い。
って事もある。
被害者の気持ちが分かる人間なら。
殆どが死刑を希望するだろう。
332 :
ほたる:05/01/18 00:05:13 ID:WVHfFRSq BE:8848962-#
>>328 私も出来るだけ短くしてみました、、
1.死刑の犯罪抑止力は無いか、ほぼ無いに等しい。(100パーセント否定できるものではないが、研究者の間では主流)
2.冤罪の可能性がある。(死刑の場合は回復不可能)
3.終身刑をつくる(これが死刑廃止の前提)
4.被害者感情(矯正プログラムと強制労働により、心とお金、両面から被害者の救済にあたらせるべき)
5. 執行人の人権(正当防衛でもなく、緊急避難でもなく、無抵抗の人間を殺すことを強要する行為はだめ)
ということで、、、
死刑廃止するべきと確信しています。
333 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/18 00:17:00 ID:o2e9c0lJ BE:14184544-#
>>332 なるほど、理にかなってる。個人的には4が引っかかるけどな。
ただ、俺が当事者ならあだ討ちだな。結構本気で。
なんかここのスレを見てると、人が人を裁くことの限界が見えてくるな。
犯罪者に人権などないと漏れは思う。だから、被害者や被害者家族の
望んだ刑を犯人に与えるのがいいんじゃないのか?どんな刑でもありにして。
>>332 >研究者の間では主流
そりゃあ死刑廃止派が統計取ってますから。
>冤罪の可能性がある。(死刑の場合は回復不可能)
一回被告として扱われたら冤罪であろうと実質回復不可能ですよ。
>終身刑をつくる(これが死刑廃止の前提)
何処に囚人を置くのかって議論を避けないでください。
>被害者感情(矯正プログラムと強制労働により、心とお金、両面から被害者の救済にあたらせるべき)
自ら務所に戻りたがる人が居るほど快適なところで何を矯正するのですか?
さらに、ログを遡って頂ければ解ると思いますが、赤字ですよ。
>執行人の人権
解っていて就労したんじゃないのですか?彼らは。
>>334 ソレダ
>>334 んーでも被害者にゆだねるとすると身寄りのない人の命は軽くなるんでは?
私もそうだけど、犯人の身になれないしなりたくもないからどうしても刑罰は
今より重くするべきって意見をよく2chでは見かけますね。
罪を憎んで人を憎まずなんてなかなか思えないねぇ。
337 :
ほたる:05/01/18 11:28:34 ID:xI8RTVQh BE:53093489-#
ここでの一番のネックは、被害者感情にあるみたいですね。
それでは、本当の被害者の心のケアとは、、どうあるべきでしょうか、、
愛するもの、大事な人を殺された、、
怒り、悲しさ、不安、ここには書ききれないいろんな感情が巻き起こり、誰でも、殺した犯人に復讐したくなるでしょう。
そのような痛ましい感情を、どのように治癒していくか、、、それが本当の意味でのケアではないでしょうか。
「殺したやつの命を奪えば、それなりのケアになる、、」という意見もあるでしょう。
本当にそうなのでしょうか。
「復讐したい、殺してやりたい、、」そのような感情を強固に持つことが、果たしてその人にとって幸せなことなんでしょうか、、
決してそうではないでしょう、、そのような感情は本来持ちたくない、しかし持たざるを得ないところに追い込まれているのが被害者です。
それでは、そのような心の葛藤、悲しみ、、怒りをどのように癒すべきか、、と考えるべきではないでしょうか、、
現在の死刑制度は、被害者に対して、「憎い犯人を殺してあげたよ、国はこれ以上できることはない、だから納得して、、」
と、被害者に納得を強要し、被害者救済を放棄してしまっているような気がするのです。
今現、在死刑が果たしている役割は、被害者と直接関係のない多く国民に対する、「ガス抜き」的効果しかなく、
被害者の救済に本当に役立っているとは思えません。
338 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/18 11:39:03 ID:G4Yp11vO BE:60134696-
麻原なんて、死ぬまで(死んでも)
被害者に対する自責の念なんて無いと思うけどね。
ポアしてあげた。俺は何て良い事したんだろう。
ぐらいしか思って無えよ。
339 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/18 11:53:21 ID:o2e9c0lJ BE:37233476-#
>>337 なるほど。あなたの言うことはわかりやすい。内容には同意。
ただ、死刑廃止にして、国がすべき被害者救済とは、例えばどんなもの?
過去レスは失礼だが、読んでません。で、よければレス下され。
340 :
ほたる:05/01/18 12:35:18 ID:xI8RTVQh BE:26546494-#
「あんなやつ殺してやりたい、、」という、痛ましい感情を持たざるを得ない状況にある被害者に対して、
被害者の立場に立った上で、どうするべきか、と考えたとき。
被害にあった直後の、痛ましい感情にあわせ、国がその感情を代執行するのではなく、
その痛ましい感情を少しでも癒す努力をすることが、大切と考えます。
341 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/18 12:45:32 ID:o2e9c0lJ BE:18616673-#
>>340 >その痛ましい感情を少しでも癒す努力をする
具体的には何?
問題はそこだな。
具体的に何かできなければ、死刑の方がまし
、「憎い犯人を殺してあげたよ、国はこれ以上できることはない」
ってことになるな。
342 :
ほたる:05/01/18 12:47:39 ID:xI8RTVQh BE:10323672-#
>>339 私が考える、国がすべき被害者救済とは、
まず、加害者に対して、、、
刑務所改革です。
労働部分は民営化します。
外国に工場を作る、、みたいに、
刑務所に工場を作ってもらいます。
そしてそこで働かせる。
現在の死刑囚のように、執行まで、回りとの関わりをたち、独房に閉じ込めるのではなく、
そこで働かせ、給料を稼いでもらいます。
そうですね、日給1500円ぐらいでいいのでは、、
そのうち、100円を囚人に、400円を刑務所が、残りの1000円を被害者に、それぞれ分けます。
たとえ反省のない囚人でも、強制的に被害者賠償を行わせるのです。
343 :
ほたる:05/01/18 12:54:07 ID:xI8RTVQh BE:8848962-#
そして、居住区では、自分が犯した罪を振り返り、心からの反省を促し、被害者の心痛をやわらげる努力を加害者がどのように取りうるか、、
といったことを加害者が感じ、考えることができるような、きっちりとした更正プログラムを施します
労働での被害者賠償に加え、そのことも大切なことだと思います。
>>335 アムネスティの資料はおそらく世界一の資料ですが、死刑廃止のデメリットに対して全く触れないのは事実です。
死刑廃止によって「地域差」はありますが、凶悪犯罪が増加する危険は存在します。
これは過去レスを見ていただければ分かると思いますが、多くの事例が存在します。
しかしながら私から見ればカナダ一国の事例を引き合いに出し、死刑と終身刑を比較して一般抑止力の差は確認できない、としています。
明らかに一般市民生活からみれば危険な判断です。
更に死刑廃止国は広がり続けている、という指摘があります。
しかしながらアムネスティは死刑復活の動きを「妄動」とみなしているようです。
フィリピンやスリランカでは死刑が復活しましたが、これは当事国の判断では一般抑止力がある、と判断しているわけです。
長年死刑を廃止しているペルー、コロンビア、イタリア、イギリス等でも死刑復活の動きは確かに存在しています。
一般抑止力がない(確認できない)という説は死刑存廃論では常識、とされてきましたが
私はこの部分に非常に懐疑的です。基本的にはアムネスティのプロパガンダではないか、と疑いを持っています。
アムネスティの資料であれば各国の凶悪犯罪発生率と死刑制度の関連性を具体的数値でだせるはずです。
しかしこれはでてこない。これは本当に疑問です。個人ですら次のような資料を作成しています。
http://www.geocities.jp/aphros67/090900.htm
345 :
ほたる:05/01/18 13:09:23 ID:xI8RTVQh BE:13274429-#
そして、被害者本人および遺族に対するケア。
まず心のケアですが、各市町村に専門のカウンセラーを置き、心のケアにあたるべきでしょう。
それと同時に、生活面も大事です。
被害者給付金制度を拡充。
加害者に対する損害賠償請求の裁判費用も給付金に含めるべきだと思います。
そして、加害者の財産や給与など差し押さえられるものがあるときは、国が代わって差し押さえ、被害者に給付する。
差し押さえるものもなく、刑務所で刑期内に稼ぐお金でも損害賠償額に足らないときは、刑務所内外を問わず、強制的に労働の給与を国が天引き、
被害者救済に充てる、、
加害者が、ほとんど労働を望めない状態か、加害者の労働で得られる賠償金が少なすぎる場合、被害者給付金を増額する。
こんな感じはいかがでしょうか、、
346 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/18 13:23:18 ID:o2e9c0lJ BE:42552768-#
>>ほたる
あなたの熱意には共感します。レスありがとう。
後は、死刑の犯罪抑止力の無さを、正確に、緻密に証明できればいいですね。
現状では、それもまだ、荒いでしょうから。
347 :
ほたる:05/01/18 15:03:25 ID:xI8RTVQh BE:41294887-#
>>346 ありがとうございます。がんばります。
>>345 いろんな統計が存在します。
そして、その統計に対する認識もいろいろです。
死刑が復活したフィリピンの場合も、私は、死刑がなくなったから犯罪が増えたのではなく、
反政府活動の活発化、誘拐の多発、、等、社会情勢の変化によるところが大きいと思っています。
また、反対の例であるカナダの場合も、死刑がなくなったから犯罪が減ったのではなく、
死刑廃止と同時に行われたいろいろな取り組みから、犯罪が減ったのかもしれません。
1国の死刑廃止前後の統計は、地域、宗教、人種、経済状態、社会情勢、などなどいろんな影響が考えられます。
私が統計上、死刑廃止後の犯罪の増減を論じる上で、比較的正確に比較できるのは、多民族国家とはいえ、同じ国の中で死刑のあるなしが混在しているアメリカの例だとおもいます、
その統計から、また、先進諸国のほとんどが死刑を廃止しているという事実から、
そして、犯罪者心理から、、、
「死刑が終身刑等の刑罰より、犯罪抑止力がある、、」
という考え方には賛成できないわけです。
もちろん、死刑抑止力を100パーセント否定することはできません。
世の中には、「死刑になるんだったなら、殺人は犯さないが、終身刑になるんだったら、殺人してもいい、、」
という意味のことを思う犯罪者がいないとも限りません。
しかし、そのような、いささか極端な可能性を語るのであれば、「死刑になるために人を殺す」という犯罪者の例もあるわけですので、
可能性を語る上では、相殺されるべきだと思うのです。
私の中では、明確に、「死刑は終身刑を上回る抑止力はない、、」
という結論が出ています。
そして、その結論をゆるがせる、論評、統計、分析にはまだ出会えていません。
>>342 休まず働かしても月3万円(年36万円)にしかならないんじゃん。賠償としては少なすぎ。
349 :
匿名係長 ◆WBRXcNtpf. :05/01/18 15:28:51 ID:o2e9c0lJ BE:13298235-#
>>ほたる先生
ありがとう。すっきりした。完璧です。
失礼ですが、死刑廃止でもと思うようになってきました。
ちょっと自分自身考えてみます。またなんかあったらレスします。
ありがとう。
350 :
ほたる:05/01/18 15:41:20 ID:xI8RTVQh BE:36133177-#
>>348 もちろん、それだけでは少なすぎます。
上にも書きましたが、
加害者の財産から、国が責任を持って強制的に賠償させた上で、犯罪被害者給付金の充実が必要です。
また、日給は、生産性により上げるべきです。
1500円というのは、最低賃金だと思っています。
日給3000円くらいまで上げることができたら、、
被害者に対する賠償額は、月7万5千円、年90万円。
20年服役すれば、1800万円は賠償可能です。
加害者が努力し、生産性を上げ、被害者に賠償する金額を増やす努力をさせる。
これも、加害者矯正のためのプロセスだと思います。
>>350 で、働けなくなった時点で死刑執行というのが良いかも。
>>347 たぶんアンカーミスだと思うので。
これは意見の相違となってしまうと思いますが、死刑に対しての抑止力評価が異なるのでしょう。
>>216でも述べましたが「人種、宗教、経済」等の国家要因と死刑制度というのが相互的に作用すると思います。
つまり死刑制度を廃止することで増加する危険、というのは無視するほどの低い確率とは思えないのです。
>>308の例で言えば終身刑を1メートルとすると、死刑には1メートル20センチ程度の差が(感覚的ですが)あるのではないかと思うのです。
これが正しいか、わかりませんが、1%程度の差しかないということは思えないのです。
死刑廃止のデメリットがない、という確定的な保障がない限り、死刑廃止に納得はいきません。
確定的保障を求めるのは難しいと思うので、死刑廃止国の事例をあてはめるしかない、と思いますが、
アムネスティの資料に非常に疑問を持つのは前述したとおりです。
上記は平行線ですね。一応話をリセットして次の質問をしていいですか?
もしもう一度上記を論点に、というのであればそれでも結構です。お聞きしたいのは次の3点です。
アメリカは連邦裁判所管轄裁判は死刑適用があります。これは死刑廃止州でも同様です。
現在60の罪で死刑が適用されます。このため純粋な死刑廃止とはいえないと思いますがそれに関してはどうお考えですか?
http://www.geocities.jp/aphros67/090610.htm また死刑復活の要求が例えばイタリアでも半世紀50年も経っているにもかかわらず世論調査で41%にものぼります。
またオーストラリアも死刑廃止国ですがインドネシアバリ島でオーストラリア人多数が死亡した爆弾テロでは
首相自らインドネシアの死刑判決を許容した、という事実もあります。オーストラリアでは56%が死刑復活を望んでいます。
イギリスでも同様で死刑復活論議は様々な場面ででてきます。
先進国、というのはここら辺の国々でよろしいですか?これらの要因は何だとお考えですか?
http://www.geocities.jp/aphros67/090520.htm http://www.geocities.jp/aphros67/090800.htm 一番伺いたいのは「死刑廃止派がどうして死刑を廃止したがるのか?」という点です。
>>332の意見も拝見させていただきました。
この中で1、3、4については積極的廃止意見ではないと思いますが、死刑はなぜ廃止しなければならないのですか?
冤罪の可能性があり、それが回復不可能で、執行人の人権の問題もあるから、でしょうか?
つまりその2点をクリアすれば死刑は存置してよい、とお考えですか?
>>352追記
ちなみに私は死刑絶対存置論者ではありません。相対的にみて死刑を存置したほうがいい、と思っているわけです。
存置理由は
>>290で述べたとおりです。死刑は現在存置されていますから現状維持、で構わないと思っています。
ただ、「死刑存置のデメリット」+「死刑廃止のメリット」と「死刑存置のメリット」+「死刑廃止のデメリット」と比較した場合、
前者が後者を上回れば死刑を廃止することを支持するでしょう。
ほたるさんは上記を比較して後者が前者を上回る場、死刑存置を支持しますか?
354 :
ほたる:05/01/18 16:32:28 ID:xI8RTVQh BE:41294887-#
私自身、柵の例でいえば、柵の高さに変わりはない、、と思っているのです。
柵の高さの差が、20センチにあるとしましょう。
終身刑のほうが柵の高さが低いのか、、
死刑のほうが柵の高さが低いのか、、
その可能性はほぼ5分5分、、といった考え方です、、、
それはそれで、、
ご質問の件ですが、アメリカにおいても死刑廃止すべきだと思っています。
死刑について、アメリカと日本、大きく違うのは、死刑の議論が活発で、死刑執行が、関係者に公開されているところでしょう。
そのようなアメリカがなぜ、死刑中止できないか、、
個人的には、アメリカという国では、そのこと自体が良いか悪いかより、国民がどう思うか、、が優先されているからではないでしょうか、、
アメリカという国は、民主主義先進国ではあるが、思想先進国、哲学先進国ではない、、という風に思っています。
また、多くの国の世論が、死刑賛成、、という点ですが、これは理解できます。
ほとんどの人が実際死刑囚から愛するものを奪われた直接の被害者ではありません。
また、死刑も、現実世界から離れたところにあります。
その犯罪への怒り、憎しみ、、という、あたりまえに起こる感情。
直接関係ない人々の多くは、その感情に沿って発言するのは当然だと思うのです。
私が言いたいことは、「その感情はもっともだ、しかしその方法で、本当にその感情が癒されるのですか、もっと良い方法があるのではないですか、、」
といった感じです。
>「死刑廃止派がどうして死刑を廃止したがるのか?」
とという点を簡潔に言えば、、、
「よりよい方法があるのに、あるべきでない方法を行使し、より良い方法を行使しないから、、」
ということになると思います。
>>350 賠償するべき被害者が既に居ない場合とで差が出ませんかね?
簡単に殺しちゃうくらいなら命の限り謝罪と賠償をっていうのは同意です。
356 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/18 16:50:02 ID:G4Yp11vO BE:60135269-
死刑に犯罪抑止効果なんて無いと思うよ。
「いざ」、と言う時に衝動的に何かやらかす人間にも
用意周到にねっとりねっちり計画立ててるヤシも
どちらにおいても、死刑なんか頭に無えわな。
抑止効果なんて、どうでもいいねん。
被害者遺族は、死刑にしても飽き足らない、と思ってるだけだ。
癒す、癒されない、と言うのどうでもいい。
死刑にしたって癒されるかどうか知らんが、
死刑にならなきゃ、さらに憤懣やるかたなくなる。
357 :
ほたる:05/01/18 16:55:58 ID:xI8RTVQh BE:22122656-#
>>353 そうですね、メリットデメリットも重要です。
死刑廃止のデメリットが、明らかな形で大きくなれば、私も死刑賛成になるのかな、、
しかし、そればかりではないような、、
基本的に、私の場合、メリット、デメリットでものを考えるというより、、
「べき論」でものを考えています。
あるべき姿、、そこ近づくためには、、といった具合です。
甘い考えでしょ、、
いいんです、40過ぎても何とか家族を養っていけてますから、、
私も弱い人間ですから、窮鼠になれば何をするかわかりません。
しかし、現在取っている作戦は、、、
「窮鼠になるまで猫をかまない作戦」とでもいいましょうか、、
今信じることを貫いてみて、貫けない壁が出てきたら、、、そこで考えよう、、といった感じです。
ですから、、私の職業もうだつのあがらない自営業なわけですけれども、、、、
丁度さっき↓でタイで死刑執行シーンを公開かも?って記事読んだんですが
http://rate.livedoor.biz/archives/12524138.html それがトラウマになるかもしれないくらい怖い場面ならある程度抑止効果も期待できそうですが
犯罪を犯さないのにトラウマにだけなってしまう人も出てきそうで一長一短かなと。
アナコンダの水槽に入れられたり、熊の檻に入れられたりして食われていくとかだと
ほんっと怖そうだけど、首吊りとか電気とかで一瞬だとなかなか伝わりにくいかも。
>>354 ほとんどの凶悪犯が無期減刑を望むことからも、終身刑のほうが死刑よりも「抑止力が高い」というのは納得できませんが
それはおいておきましょう。
言葉足らずで質問が通じていないようなので再度書き直します。
1 アメリカでは純粋な死刑廃止州はないとおもいますが、ここで統計を取る意味はないと思います。
この点どう思いますか?
2 ほたるさんのいう「思想先進国」「哲学先進国」の多くで死刑復活世論が依然あることについてどうおもいますか?
その国の死刑復活を望む人々は無知で思想的に成熟していなく、哲学も分からない連中だ、ということでしょうか?
3 私刑廃止派がどうして死刑を廃止したがるのか
よくわかりません。ほたるさんが終身刑が死刑よりよりよい方法だ、と考えるのはOKですが、
死刑が良くない理由を尋ねています。またその理由がクリアできる問題であれば死刑存置に賛成ですか?
※ 繰り返しますが遺族感情の理由で死刑存置を述べていませんのでご確認下さい。
どちらかというと殺された人はなんら保障されないのはおかしなことだな、ということです。
※ もう一点、犯罪による経済損失の補償は民事上の問題ですが、ほたるさんは刑法上も経済的補償をするべき、としていることでOKですか?
ほたるさんのいう「思想先進国」のヨーロッパでは踏み込んだ理論があります。経済的損失のみで刑事責任も追及すべきだ、とするものです。
その結果収監せずに社会環境で働かせたほうが収入が多いことから、収監自体するべきではない、という意見です。
デンマーク・ドイツ・オランダなどでは実際に稼動させつつあります。これはOKじゃないんですよね?<ほたるさん
経済的損失補償は
>>355で指摘されているように大きな差が出ますね。それはOKなんでしょうか?
仮に資産家が人を殺した場合、補償が私財で賄われる場合、終身刑は禁固刑でOKなんでしょうか?
360 :
段造:05/01/18 17:11:00 ID:WrMqQerq BE:38707968-
ホタル氏の論法には何か社会主義の臭いを感じるね。
社会主義者だ、と言っている訳ではないです。
まず理念を掲げ、それに現実社会を合わせようとする。
そういう処が類似しているような。
米国は善し悪しではなく、国民の意思でものごとを決定する、などと
指摘している処がです。
ワタシも死刑の存続根拠は国民感情だと思っています。
むごたらしく殺され人生を終わりにさせた者が、
生涯を全うすることを国家が保証する。
これはあまりにも不公平だ、という感情ね。
そしてそういう感情は正統なものであると思うのですが。
361 :
段造:05/01/18 17:11:55 ID:WrMqQerq BE:4838832-
正統→正当
362 :
ほたる:05/01/18 17:20:33 ID:xI8RTVQh BE:8849726-#
>>355 そのような場合、「犯罪被害者給付金基金」などを作り、被害者賠償にあたるべきお金を繰り入れ、犯罪被害者のために使ったらよいのでは、、と思います。
そして、加害者にもそのお金がどのように使われているか、、を知らせること、、
これもまた、矯正教育に一環になるかも、、
>>356 そのような感情は、持たなければ持たないにこしたことないですよね。
というか、できるだけ持ちたくない感情でしょう。
犯罪者をどうする、、ではなく、
被害者の感情を、、
と考えるのが筋だと思います。
奈良の事件で被害者の親がいった言葉、、
「極刑以上の、、」
よくわかります。
死刑にするだけでは、、到底、、納得いかないでしょう。
その感情だと思うんです。
一番考慮するものは、
その感情をどう和らげるか、、
死刑にしてしまったらそれで終わりです。
納得できなくても納得を強制されます。
相手を死刑にしたいという感情、、
その感情をどう和らげることができるか、
どうしたらそのような、つらい感情を持たなくてもいいようになれるか、、
そう考えることが、本当の意味で、被害者感情に配慮した、ということになるのではないでしょうか。
>>358 公開刑にはあまり効果はないようですね。2chでは残酷刑を!という論調もありますが、
フランスでは公開刑がされていましたが、あまり人が集まらなくなったということで非公開となりましたし、
(これはソースがなくて申し訳ないm(__)m)
日本でも鋸引刑では実際鋸を挽く通行人があまりいないため、江戸中期には3日間生めてその後磔刑という
流れになったそうです。
http://www.geocities.jp/aphros67/021200.htm 2chで残酷刑を!といっている人は実際にはなにもできないんではないかな、と思っています。
>>357 最初に死刑廃止ありき、という考え(絶対死刑廃止論)では議論は成立しないと思いますが、
ほたるさんを論破しようとおもっているわけでもないので別に構いません。
ただ、死刑廃止派にしても死刑存置派にしても論理的ではない部分が散見されるので口を挟んでいます。
またECやアムがヨーロッパの価値観を押し付けてくる現在の風潮が気に入らないのも事実w
同じような境遇で少々驚きましたがw<年齢だけちょっと若いか
その場合、極刑以上の刑罰を課すのが、被害者感情に配慮したということになります。
簡単なことです。
>>363 >実際に鋸で首をひくものがいた場合役人が止めた。
鋸引刑については、こんな風にも書いてあります。
366 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/18 17:52:47 ID:G4Yp11vO BE:50112195-
どんなに社会的通念から外れた凶悪事件を引き起こしても
良心の痛痒なんて何も感じない人間ってのは確かにいるんよ。
保険金殺人の八木被告とか。オームの麻原は言うに及ばず。
ばれた、へましたなあ、ぐらいしか思っとらん。
その様な犯罪の被害を受けた犠牲者の心のケアーなんて出来るんかいの?
極刑をもってのぞむしか、慰めようもないと思うがのう。
>>363 晒すのもそんなに効果ないんじゃ、無関係なのに見てしまった人の不快というデメリットの方が
大きく上回りそうですね。
でも、貼っていただいたURLを見ていると死刑と離れてしまいますが
軽犯罪なんかを晒すのは抑止効果大きそうな気がしました。
万引きやら下着ドロボーやら露出マンをご近所に大々的に宣伝するようにすると
よっぽどの覚悟か乱心がなきゃそんなこと出来なくなりそう。
被害者感情というのも難しいですよね。
例えば自分の子を殺されたら犯人を八つ裂きにしてやりたいと思うだろうけど
実際八つ裂きにしたら満足するかというと結局子供が帰ってくるわけでもなく
自分も憎い犯人のように人殺しをしてしまったって罪悪感を引きずって生きることになりそう。
かと言って離婚寸前の冷え切った夫婦の旦那の方を殺された奥さんは
泣いた振りしてラッキーと思ってるかもしれないけど、その感情によって
刑が軽くなったりするのもなんだか変な話ですよね。
>>367 >>被害者感情
その通りだと思います。被害者感情に死刑存置理由を求めると矛盾が生じる。
例えば死刑を望まない遺族もいることはいるわけです。(死刑廃止派の集会に招かれることがおおいです。)
この場合死刑に出来ないのではないか、という刑の不均衡が生じるわけですね。
だから遺族感情に配慮するわけではなく、国民感情に配慮、ということが死刑存置理由となり、
国民感情というのがすなわち
>>290で説明した世論、なのだと思います。
「自分がそうされたらどう思うのか、赦せない、死刑だ!」という感情を国民の多数が持っていること、
これが死刑存置理由の最も根源的なところだと思います。
>>365 確かに。ま、いいたいことは鋸を挽く通行人が「あまり」いなかったということで。(´・ω・`)ノシ
369 :
ほたる:05/01/18 18:53:51 ID:xI8RTVQh BE:10323672-#
いくつか反論したいところもあるのですが、、ちょっとしばらく、、
できれば、深夜にでも反論します。
370 :
N議の74:05/01/18 19:20:44 ID:??? BE:26582483-#
あああああ、やっと規制解除だ。
>Imagine氏
>>309の質問にまだ答えてもらえてないようですが・・・。
それから、あなたが存置の拠り所にしている社会契約についても
否定してみたつもりなんですが・・・。
またざっと読むと、効果の程度についての議論が盛んですが、
その辺の議論が無意味であることもブログで示したつもりなんですけど、
反応無いですねえ・・・。orz
馬鹿馬鹿しくて相手に出来ないような内容ですか?俺のブログ。
死刑を望まない遺族がいるなら、嘆願書みたいなものを出せば少しは考慮されないのでしょうか?
>>371 前に遺族から嘆願書が出たけど
死刑になった人がいた気がする
>>372 そうですか。
やっぱ、刑罰って、被害者感情・国民感情・人権などのバランスによって成り立つわけで、
「何が正しい」とか「どうあるべきか」というのは、答えとしては無いような気がします。
374 :
段造:05/01/18 19:59:36 ID:WrMqQerq BE:19354346-
>>373 結論が出たみたいですね。同意です。
正しいとか間違っている、なんてのは無いんじゃないですかね。
>>ほたる氏
日給1500円は破格ですね。その給金はどこからでるのですか?
強制労働。強制力のある法律すらまともに守れない人が真面目に働くのでしょうか。
376 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/18 23:19:26 ID:g5thcamn BE:24740238-#
規制解除乙&亀レス失礼です。
>>309について
【残酷刑について】
2chの他の死刑スレッドや凶悪犯罪のスレッドみますよね?
そこにたっぷり残酷刑の書き込みがあると思いますが、みかけませんか?
いくつかみればいっぱい出てくると思いますが。勿論私は支持しませんが。
最高裁判決は法律と同様の拘束力を持ちます。その判決があるということが前提で話をしています。
支持するも何も無いと思いますし、この最高裁判決を否定することは憲法を否定することと同義です。
あなたのブログにも書いてあったはずなのですが……。
憲法第36条
「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」
火炙り等の残酷な刑罰は明確にここに含まれていると最高裁が判断しているわけです。
余談ですが死刑については憲法31条で逆説的ではあるけれど明確に存置が違憲ではないことを示しています。
「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、
又はその他の刑罰を科せられない。」
つまり「残酷な刑罰は赦されないが、法律に定める手続があれば死刑を執行できる」ということです。
N議の74さんがブログで述べている意見とは違いますが、これも最高裁判決が出されているものです。
N議の74さんの仰る「なんらかの制限」というのは憲法及び最高裁判決、ということではだめなんですか?
ここにこだわるのはおそらく同害報復が死刑だけである、という点だと思いますけれど、
基本的に刑罰は同害報復であるべき(←べき、です)だと思いますが、
基本的に同害報復には多くの費用がかかり、また実行不可能なものも存在するという点、
また、更正可能な犯行に関しては更正教育、出所後の生活手段を得るために
同害報復ではなく、応報刑の側面を取り入れた懲役刑が科されると私は思います。
一応刑事学でも基本的に「応報刑が基本、それに教育刑の側面を導入している」ということで
ほぼ意見は一致しているようです。
憲法上、また最高裁判決上許容されている範囲で、最高刑の最大限の効果を与えるのが死刑である、
ということで反論とさせていただきます。
しかしながらある一定の限界点を超えた段階でその教育刑の側面は不要となるわけです。
基本的に同害報復である以上、凶悪犯罪で他人の生命を剥奪したものについて生命は剥奪される。
ここに私は矛盾は感じません。
377 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/18 23:20:19 ID:g5thcamn BE:20616454-#
【終身刑に対する疑問】
余談ですが、終身刑の導入は私は懐疑的です。もし死刑を廃止するとしても基本的には無期懲役の運用改正で
適応すべきだと思っています。なぜならば終身刑には更正・教育の必要が無いからです。
つまり基本的には禁固刑が相当でしょう。しかしこれは国民世論に受け入れられるかどうかは懐疑的ですが。
懲役とは読んで字のごとく「懲らしめる労役」であるからです。この点ほたるさんの意見とは相違します。
また全く出所の見込みの無い刑を科せられた場合、刑務所運営上の支障は確実に発生します。
全く出所できない終身刑囚について労役・刑務所内規等に不服従することは社会問題となるでしょう。
極論かもしれませんが、刑務官を撲殺して脱獄する手段も心置きなく実験的にでも実施できますね。
無期懲役ですら再犯率は高く、教育刑の限界があることを示しているのに
どうして死刑廃止派が終身刑で凶悪犯が悔悟するであろう、と予測するのかわかりません。
ある程度の希望を残す、これは凶悪犯を長期収監する際の鉄則だと思います(飴の部分ですね)。
勿論制度上残すだけで仮出所が現状のように運用されるのには全く納得いきませんが。
死刑廃止論客の有名人、菊田明治大教授は終身刑を設置してやるから死刑を廃止しろ、と
発言したことが有りますが終身刑のデメリットも確実に存在することは彼は知っているはずです。
何故彼が終身刑設置を訴えるのか、これはもう前提として絶対に死刑は廃止である、という結論から
論を進めているからに過ぎません。亀井代議士も同様です。
【特別予防論】
繰り返しますが特別予防論に基づいて私は死刑存置を訴えていません。
>>206>>290を参照してください。
ただ、特別予防論に基づく死刑の効果は厳然として存在します。
死刑による特別予防の効果は無い、ということではありません。
【社会契約論】
社会契約とはググれば色々出てくると思いますが
「社会を構成するに当たり各個人間で取り決めされていると考えられている普遍的契約」
とでもいえばよいでしょうか。自然法に基づき社会契約は存在します。
つまりどんな未開の土地でも、過去から現在まで、「人殺しはいけないことだ」という自然法があります。
この存在を説明するのが社会契約です。「俺はお前を殺さないからお前も俺を殺してはいけない」
こういうことです。ここに明文法の存在はありません。
前提がおそらくN議の74さんは間違えていると思うので、否定されてもちょっと……。
再度お願いできませんか?
【blogについて】
以前N議論版でブログを読みましたよ。熱意のある文章でした(今回見直しましたが)。
しかしここではログで議論すべきだと思いますよ。
378 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/18 23:25:37 ID:g5thcamn BE:27831593-#
>>373-374 同意です。
>>290でもいったように死刑存置の最大理由は国民世論の支持にあると思います。
しかしながら少数意見として「死刑は廃止すべきだ」という声があるのであれば
耳を傾けることも必要ではないかと。
379 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/18 23:29:02 ID:g5thcamn BE:18554663-#
連投失礼&スレ違いスマソ。
今メール見たらなんかポイントが入っていました(´・ω・`)ノシ
どこのどなたかわかりませんが、ありがとうございまつ。
……ところでこれ何かに使えるんですか?
380 :
373:05/01/18 23:33:11 ID:??? BE:36480858-#
>>378 もちろん「死刑は廃止すべきだ」という声にも「死刑以上の過酷な刑罰が必要」という声にも
耳を傾けなければなりません。
381 :
処刑人 ◆5XU3N5X1SQ :05/01/19 01:20:45 ID:Owc4qXK3 BE:23863829-
死刑に、絶対的な殺人抑止力は無いと思う。理由は、
今の判例を見ても、殺人=死刑が直結しないため
(死刑又は無期、もしくは3年以上の懲役)だからだと。
これがもし、いかなる理由であれ、「殺人」という行為が
全て「死刑」になるのならば、そこで初めて抑止力という
ものが発生するのだと思う。もし、殺人に抑止効果が
働いているとしたら、それは「死刑」ではなく、「刑事処罰」
という広義の物だと思う。
ただ、死刑に抑止効果が無いけれども、俺としては
死刑は存在すべきだと。死刑廃止論者がよく言う、
「国家による殺人」ていうのは、単なる廃止論者の
主張のための看板でしか無いと。やはり、ある程度は
被害者遺族の心情、社会的影響等が優先的に
考えられるべきだと思う。麻原や宮崎を終身刑にして、
彼ら殺人者の死ぬまでの世話を税金で賄う必然性が
果たしてあるのか?あまりに生存権や人権が美化され
過ぎている感がある。
382 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/19 01:43:47 ID:Owc4qXK3 BE:15908843-
過去レス
>>368にもあったけど、確かに遺族感情に死刑が
依存するならば、当然その加害者の死刑の有無は
司法判断ではなく、遺族感情のみ判断材料となってしまう。
もちろん、死刑の必然性が遺族感情”のみ”限られる
訳ではなく、社会的影響力の大きさ、国民世論、また
罰金刑を除き、懲役刑、禁固刑といった「自由を奪う」
刑罰しか無い日本において、「生命を奪う」という絶対的
な最高処罰の象徴的存在として、刑事処罰全体に一種
の「締まり」を与えるものでもあると思う。
383 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/19 08:18:40 ID:+FkbW/Qb BE:22212465-#
社会主義だったらもっと簡単(@wぷ
中国見ればわかるだろ。
市中引き回しの上、
人民解放軍の銃殺部隊が死刑しまくりだよ(@wぷ
>360
384 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/19 08:39:34 ID:+FkbW/Qb BE:53309298-#
死刑廃止論者が「誤審可能性の担保」を理由に挙げていないのは
どうしてかな(@wぷ
それはそうと、
現実問題として、死刑論者たちは追い詰められている。
EUは死刑廃止だし、アメリカも死刑廃止州がある(@w荒
この趨勢の逆転は不可能だし、
いずれ日本も死刑は廃止されるだろう。
国民感情・遺族感情の問題もあるが、
国民も遺族も結局は社会のイデオロギー場の中にいる
存在であり、また雰囲気に流される日本人の性向から
言えば、早晩変化は回避不能ぢゃないかな(@wぷ
死刑存置論者たちがこだわる国民感情なんてその程度のものだよ。
385 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/19 08:57:03 ID:+FkbW/Qb BE:26655449-#
死刑廃止論者と死刑存置論者の議論を見ると、
両者とも「人を殺すのは悪いことなのか」という
命題について極めて表面的なことしか述べてないんだよな(@w荒
「自分は相手を殺さないから相手も自分を殺さない」という
社会契約論は結局はミクロ的議論で、
60億にも膨れ上がった地球人口のことを考えると、
環境への影響、種としての人間の生存可能性ということを
考えると善であるという価値観だって存在する。
死刑廃止論者の「死刑を廃止すべき」という議論も、
「廃止する時期」の要素を組み込んでいない点で説得力に欠ける。
極めて「静的」で「ミクロ」な議論だ。
むしろ、「いついつまでに死刑は継続可能か」とか
「死刑を廃止するにはどのような要素が満たされたときか」
を考えるべきだろう。
それは社会存置論者に対しても言えることだ。
386 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/19 08:58:47 ID:+FkbW/Qb BE:22212656-#
>60億にも膨れ上がった地球人口のことを考えると、
>環境への影響、種としての人間の生存可能性ということを
>考えると(人を殺して人口をへらすのは)善であるという価値観だって存在する。
ちょいと横やり失礼。
短大生焼殺の控訴審が結審 「極刑望む」と被害者の父
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=SMT&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005011801003610 静岡県三島市で2002年1月、短大生を襲い火を付けて殺害したとして殺人や逮捕、
監禁などの罪に問われ、1審静岡地裁沼津支部で無期懲役とされた
無職服部純也被告(32)の控訴審公判が18日、
東京高裁(田尾健二郎裁判長)で結審した。判決は3月29日。
この日の公判には、被害者の山根佐知子さん=当時(19)=の父孝さんが
検察側証人として出廷。服部被告に向かって
「娘がされたのと同じことをしてやりたい気持ちだ。
自分の欲望を満たして、発覚を恐れて殺すなんて人間のすることじゃない。
極刑を望んでいる」
と述べた。
控訴審で検察側は1審の求刑通り死刑を、弁護側は有期懲役を求めている。
388 :
ほたる:05/01/19 11:35:20 ID:SYKOV4fk BE:4425023-#
私は、最初に死刑廃止ありきで、その結論を導き出すため理由付をしているわけではありません。
逆に、死刑が必要な理由を一つ一つ選び出し、その必要性を明確に否定できるか、、
また、死刑廃止するべきという理由一つ一つを検証し、その理由が間違いではないか、、と考えた上で、
出てきた結果が死刑廃止です。
このようなプロセスで、私が考える「あるべき姿」を確立し、世の中にそう影響力もないが、せめて、私自身だけでも、そのあるべき姿に向かって「いけるところまでいってみよう、、」というように考えています。
また、私自身が確立した、「あるべき姿、、」に対しても、検証を怠らず、また、その、「あるべき姿、、」自体が揺らぐような事実、意見などが出てきたときには、固執することなく「あるべき姿、、」自体を柔軟に変えていく可能性をいつも残しておこう、、と考えています。
と、、
死刑とは関係ない個人的なことを書いてしまって申し訳ない。
死刑論については、後ほど、個別に反論いたします。
389 :
ほたる:05/01/19 12:05:51 ID:SYKOV4fk BE:4425023-#
>>359 >1 アメリカでは純粋な死刑廃止州はないとおもいますが、ここで統計を取る意味はないと思います。
この点どう思いますか?
ということですが、アメリカの場合、州には、強い自治権が与えられ、
国家規模のテロとか、国家反逆罪、等、アメリカという国自体の存亡を揺るがせるような犯罪は、
たとえ死刑廃止州内でおきた事件でも、連邦法の適用があり、死刑に処される可能性はあると思いますが、
殺人など通常犯罪には、州法が適用されると思うのですが。
少なくとも私が会ったアメリカ人は、州ごとに死刑のあるなしは理解していても、連邦法により、
死刑廃止州でも通常犯罪で、死刑執行の可能性がある、、と認識している人たちはいなかったと思います。
私の理解は、、、
事実上、アメリカの国の中には、死刑廃止と存置の州が混在している。
死刑廃止州の人々は、通常犯罪で死刑になることはない、と認識している。
死刑存置州の人々は、通常犯罪でも死刑になる可能性があると認識している。
というところです。
逆に、Imagineさんが、なぜ、連邦法を持ち出してまで、アメリカの統計を否定したがるのかが理解に苦しむのですが、、
390 :
ほたる:05/01/19 12:43:56 ID:SYKOV4fk BE:15486337-#
>>359 >2 ほたるさんのいう「思想先進国」「哲学先進国」の多くで死刑復活世論が依然あることについてどうおもいますか?
ということですが、
これはあたりまえのことだと思います。
世論というものは、感情に左右されることが多く、世論調査ではそれが如実に現れます。
人間は、死刑存廃にかかわらず残虐な犯罪を起こす生き物です。
残虐な犯罪が起きているという日常がある限り、そんなやつは死刑にするべきだ、、
という世論が沸きあがるることは至極当然のことだと思います。
それではなぜ、死刑再導入という世論が多いヨーロッパ諸国で、死刑が復活しないのでしょうか、、
それが重要なことだと思うのです。
私は、ヨーロッパという地域は、物事を決めるとき、みんながそう望むからそれを行う、、という考え方よりも、
そのこと自体を議論して、それが正しいことか、それが本当にみんなのためになるのか、、というところが重要視されるからではないかと思っています。
391 :
N議の74:05/01/19 13:07:06 ID:??? BE:8861142-#
Imagine氏にまずはお礼を。
ブログ読んでいただいてたんですね。ありがとうございます。
>>376 >【残酷刑について】
>2chの他の死刑スレッドや凶悪犯罪のスレッドみますよね?
いや、あんまり、というかほとんど見ないです。なにか大事件があったりしたとき以外は
ほとんどニュース系の板に来ませんから。他の板に飽きたら来る程度です。
過去2度ほど死刑スレに参加してますが、せいぜい1週間か2週間。今回が一番長いです。
というわけであまり知りませんが、「どこまでも重い刑を科せ」という意見があったとしても、
真面目にかつ深く考えたうえで発言してる人はいるのかなあ? いない気がします。
それはともかくImagine氏の意見ですが、あなたが現行死刑以上の刑を提案しない、
つまり最高刑に限度を設定する理由は、最高裁判決なんですか?
「最高裁でこう判決が出たから」と「最高裁判決の考え方を支持するから」ではぜんぜん違うと
思います。俺としてはあなたの意見は後者だと思っていたんですが、
>その判決があるということが前提で話をしています。
と書いてあることからして前者なのでしょうね。(違ったらすみません)
もしそうだとすると、あなたの態度は為政者あるいは裁判官がとる態度であって、
「どうあるべきか」を論じるこういう場には相応しくないのではないですか?
それはあなた自身は何も判断しないことを意味しますから。
>一応刑事学でも(略)ほぼ意見は一致しているようです。
これについても同様です。
というわけで、
>N議の74さんの仰る「なんらかの制限」というのは憲法及び最高裁判決、
>ということではだめなんですか?
だめです。その理由もブログに書いてあるはずですが、一応ここでも説明すると、制度の是非を
検討するのに、その制度を前提にしていたのでは意味がありません。
一般的な法律なら憲法を前提にするのもアリだと思いますが、死刑制度の場合はそれに関わる
記述がすでに憲法にあります。そこで憲法を前提にし、かつ最高裁の判断を前提にすれば、
現状を肯定する結論が出るに決まってるでしょう。議論する意味ありませんよ。
憲法については俺も一応素人なりに検討してみました。「残虐」の捉え方しだいで死刑否定と
読めますよ。
これは穿った見方ですが、あの憲法の作者は、人権を何よりも尊重する憲法を作ったことを
世界に示したい、しかし死刑は残したいために、ああいう曖昧な書き方をしたんじゃないかな。
それからあなたの意見はここがおかしいと思う。
>基本的に同害報復である以上
基本的に同害報復ではありません。
基本的に応報です。刑罰の「量」を犯罪の「重さ」に対応させているだけです。
それから、
>ある一定の限界点を超えた段階でその教育刑の側面は不要となる
これは「不要」というのは正しくないと思う。教育刑の意義を考えると、これはそれを「諦める」
ということだと思います。「不要」というその捉え方は、死刑を前提にしてるからじゃないですか?
つまり、どうせ死刑になるから教育は不要と。
まあそれはともかく、「不要」であれ「諦める」であれ、「教育刑をしない」ことと「同害報復をする」
ことは別問題です。「教育刑をしない」から「同害報復をする」ということにはなりません。
392 :
N議の74:05/01/19 13:08:09 ID:??? BE:44304285-#
>>377 >【終身刑に対する疑問】
これは俺に対する反論ではないですが、議論の補助として一応俺のスタンスを示しておきます。
俺は終身刑の正しい定義を知りません。本当の無期懲役とか懲役300年とかとの違いも知りません。
そんなんで議論するなヴォケ!と怒られそうですが(w)、俺が問題と考えているのはとりあえず
死刑の有無のみです。終身刑か本当の無期懲役か懲役300年とかか、といった問題は枝葉の
問題だと思っています。とくに意見はありません。
とはいえ一応問題かな?と思う点はここでしょうか。
>刑務官を撲殺して脱獄する手段も心置きなく実験的にでも実施できますね。
それほど危険な人物なら、独房でいいんじゃないですか?
>【特別予防論】
すみません勘違いしてました。Imagine氏は特別予防論を死刑の理由にしてなかったんですね。
>【社会契約論】
ちょっとググってみました。まあだいたい俺が理解していたものと同じようです。
俺の意見は
>>309の通りです。
未開の地の小さな共同体では明文化された法律は存在せず、自然法のみですが、
それで問題ありません。それが充分に一元だからです。法律は必要ありません。
しかし日本のような国家では、一元ではないから、明文化された法律によって一元化しています。
法律が必要です。一元ではないものを一元化して作ったのが国家だと言ってもいいでしょう。
そして民主主義とは、自然法的なものが「一元ではない」ことを許容することだと思います。
しかし法律は、それぞれの一元ではない自然法に優先すると。
つまり「契約」と言っても、未開共同体と国家では意味合いが異なると思うのですが。
393 :
ほたる:05/01/19 13:23:30 ID:SYKOV4fk BE:19909793-#
>>359 >3 死刑が良くない理由、、、その理由がクリアできる問題であれば死刑存置に賛成するか、、
ということですが、
死刑が良くない理由については散々書き込んできたかと、、、
冤罪の問題
死刑執行人問題
被害者救済の観点
抑止力の問題
等々、、
また、国が法のもとに人を殺す行為の是非を含め、
それらの問題がクリアできる状況というのは、、私には想像できません。
逆に、人間という動物が、クリアできない不利益があるから、死刑に反対する、、といえるかもしれません。
人間が人間である以上、それは、終身刑でも同じです。
終身刑を設けて、私が依然書いたような受刑体制が整えられたところで、100パーセントクリアできるわけではありません。
しかし、どちらがより良いか、、と考えたとき、現在の私は、迷わず「終身刑を設けて、、」と言う方を選択せざるを得ないのです。
そういう意味で、「よりよい方法があるのに、あるべきでない方法を行使し、より良い方法を行使しないから、、」 と申し上げました。
394 :
ほたる:05/01/19 13:50:34 ID:SYKOV4fk BE:59729999-#
>>359 >ほたるさんは刑法上も経済的補償をするべき、としていることでOKですか?
ニュアンスがちょっと違うかな、、
犯罪者には、刑法上の罰を与えるのと同時に、国家は、その犯罪者を矯正する努力をしなければならない、、
犯罪被害者に対しても、国家は、必要な扶助をしなければならない、、
という考えの元、方法論として書いたのが、
>>342>>343>>345あたりです。
したがって、「経済的損失のみで刑事責任も追及すべきだ、、、」という意見には賛成できません。
また、「資産家が人を殺した場合、補償が私財で賄われる場合、終身刑は禁固刑でOK、、」
とはなりません。
395 :
ほたる:05/01/19 14:13:51 ID:SYKOV4fk BE:6637133-#
>>360 社会主義的においですか、、
>>388でも書きましたが、
私は、最初に死刑廃止ありきで、その結論を導き出すため理由付をしているわけではありません。
また、私は、個人の意見を、社会主義、共産主義、資本主義、国粋主義、等、既成の主義主張の枠でくくったり、
何か既成の団体等に所属していることにより、その人個人の意見を所属団体の意見と関連付け、それを根拠に否定したり、、
そのようなことはしませんし、するべきではないと思っています。
私の中に、共産主義的考えもあれば、共産主義自体を否定する考えも共存しています。
また、国粋主義的考えもあれば、その存在を否定するような考えも共存しています。
自己矛盾、、といわれるかもしれませんが、○○主義といわれるような、既成の思想体系を取り外せば、十分共存可能だと思っています。
また、自己矛盾的な面はみんな持っていると思いますので、そう問題もないかと、、
またまた、死刑から離れてしまいました、、すみません、、
>>ほたるさん&N議の74さん
ちょいとレス大杉なのですこしづつ回答します・゚・。(つД`)・゚・。
>>388 了解しました。とりあえず相対的廃止論、と考えてよろしいわけですね?個人的なことかもしれませんが重要なので。
>>389 確かに死刑廃止州では死刑の可能性は少ないと思いますが(連邦法での死刑判決は意外と少ない)、
連邦法では特別な法律以外に2つ以上の州で通常犯罪を行った場合、も含まれています。
また人種、宗教、経済、人口などアメリカ国内でも州によってかなりの差があります。
例えばロードアイランド州とテキサス州は比較できるほど他の環境が似通っていますでしょうか?
ここにこだわっているのは
>>347で仰っている一般抑止論否定のための比較検討する場としてアメリカが適切である、
という主張をされているからです。これは違うのではないですか?ということです。
>>390 欧州の死刑廃止は極めて政治的な部分と歴史的問題が大きいと思います。
最も死刑廃止に力を入れている国はドイツですが、ナチスドイツの行った政敵排除、民族淘汰のための死刑を反省して
死刑を廃止した経緯があります。(同様の導入理由はカンボジア・南アフリカ等に見られます。)
英国では絶対的冤罪事件(死刑執行後真犯人が現れる事件)のために廃止したかと記憶しています。
EC加盟のために死刑廃止に踏み切った国もあります(フランス・東欧など)。
現在死刑復活が妨げられているのはアキ・コミュニテールによるものであると思います。
つまり死刑を廃止しない限り、ECの加盟条件からは逸脱するからです。経済的損失を考えれば死刑復活は考えられないでしょう。
それではなぜ加盟条件となっているか、ということですが、もっとも大きな理由は
ECがキリスト教という宗教思想がベースになっている社会である、ということではないでしょうか。
またECの経済的リーダーであるドイツが積極的死刑廃止国であることも影響していると思います。
また階級社会でもあり、民主主義の根幹原則である多数意思を軽視する欧州を日本が見習うべきだとは考えません。
日本が様々な問題を抱えつつも政治から宗教性を排除し、階級性を全廃し、民主主義を具現化する努力を顧みれば
ヨーロッパから「野蛮だ」と言われることに片腹痛い思いがします。
私は民族自決で良いと思うので、ヨーロッパに死刑を復活させるべきだ、とは思いませんが欧州はそうではないようですね。
自らの価値観を絶対と決め付け他国にその思想を強要する姿勢には反発を覚えますが。
>>308 >1メートルの柵を1メートル1センチにしたら、、馬は飛び越えなくなるでしょうか、、
「死刑と終身刑との差」は、馬から見た「1m」と「1m 1cm」との差ほどの僅か
な差ではありません。
その事は、あなた自身もわかっている筈です。何度も引用しますが、あなたは
>>286 >死刑囚の多くは、死刑執行を心のそこから恐れています。
>終身刑が、死刑より残虐な刑罰とはいえないと思います。
と述べています。
死刑を廃止して終身刑を導入することによって犯罪が減るのであれば、死刑廃止終身刑導入の意味もわかるが、
仮に、死刑を廃止しても犯罪の発生が同じなら、死刑存続による不利がないのだから、
抑止力の問題が死刑廃止の利点とはなりえない。
399 :
ほたる:05/01/19 16:29:57 ID:SYKOV4fk BE:11798944-#
終身刑と死刑の抑止力に関して、本質から外れると思うのですが、、
たとえば、、
私は、漬物が大嫌いです。
特に沢庵とか糠づけ、、
食べ物ではなく、腐ってるとしか思えません。
それでは、しょうゆ1リットルと、沢庵どんぶり一杯、、
どちらかを食え、、といわれたら、、、
もちろんどちらも食べません。
しょうゆ1リットル飲んだら死んでしまいますし、沢庵どんぶり一杯なんて、、死んだほうがましです。
しかし、、
もし、監禁されて、どちらかを絶対食べなければ殺される、、というような究極の状況に置かれたら、、
間違いなく沢庵を食べるでしょう。
塩分は多いでしょうが、沢庵で死ぬことはないでしょうから、、
しかし、しょうゆ1リットルは、、死にます。
このように、究極に状態に置かれたときは、命優先の選択をするのが普通の人間だと思います。
終身刑も、死刑も、犯罪を犯す前の人間にとって、同じような抑止力しかないと思っています。
しかし、実際、死宣告され、目の前に迫っているときは、、
多くの人間が、「命だけは、、」という気持ちになって当然だと思います。
罰とはそういうものです。
401 :
ほたる:05/01/19 16:37:16 ID:SYKOV4fk BE:4424832-#
あっ、、
399は、
>>397に対するレスです。
ちなみに、、
しょうゆ1リットルの刑
沢庵どんぶり一杯の刑
私的には、沢庵どんぶり一杯の刑のほうが精神的抑止力は強いものがあります。
>>399 >もし、監禁されて、どちらかを絶対食べなければ殺される、、というような究極の状況に置かれたら、、
>間違いなく沢庵を食べるでしょう。
あなた、本当は「死刑賛成派」なのではないですか?
あなたは「監禁されて殺される」という状況さえなければ「沢庵など食べない」
ですよね?
「沢庵が嫌いな者に、沢庵を食わせる」ことの出来る力が、正に「抑止力」では
ないでしょうか。同様に「ある人物が嫌いな(殺したい)者が、殺人を思い止める」
ことが出来るのではないでしょうか。
【
>>402 訂正】
誤) 「ある人物"が"嫌いな(殺したい)者が
正) 「ある人物"を"嫌いな(殺したい)者が
>>399 >終身刑も、死刑も、犯罪を犯す前の人間にとって、同じような抑止力しかないと思っています。
>(中略)
>多くの人間が、「命だけは、、」という気持ちになって当然だと思います。
「衝動的な殺人は抑止できない」と言うならそうかも知れないが、しかし、
抑止できるであろう「計画的な殺人の一部」を抑止するチャンスを奪う理由
はありますか?
405 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/19 17:46:10 ID:Owc4qXK3 BE:26514454-
あくまで死刑賛成の立場だが、死刑の抑止力
に関して、2003年上半期当時で、殺人事件
は735件、前年同時期と比べて「12.2%も増加」
していた。死刑に殺人の抑止効果を求めるならば、
このデータはその主張を打ち消す結果になって
しまっているのでは無いだろうか。
先のレスでも書いたけど、死刑に殺人抑止効果を見出す
ためには、殺人=死刑という絶対的な法的処罰規定が
なければいけないと思う。もし、そうならば、おそらくは
突発的殺人を除いた、計画的殺人、893の紛争での殺人は
ある程度減少傾向になると思われる。
話が少しズレたが、つまり上記のように、現行の判例では
殺人=死刑が直結していないため、死刑が持つ殺人抑止力は
2行目のデータの通り、目に見える効果を生んではいないと
思われる。なので、死刑の有無に抑止力はさほど影響しないと。
ちなみに、遺族感情、国民世論、社会的影響などがあげられたけど、
殺人以外に外患誘致(+外患援助)でも死刑なんだよね。しかも
外患誘致の場合は即死刑だし。この場合、あくまで要件は
「外国と共謀して日本に武力行使させた」だから、当てはまるのは
国民世論と社会的影響なのかな。
406 :
ほたる:05/01/19 17:46:30 ID:SYKOV4fk BE:14748645-#
あーっ
どこをどう読めばそんな風に、、
私の文才のなさを、、思い知らされます。
「沢庵が嫌いな者に、沢庵を食わせる」ことの出来る力が、正に「抑止力」では
ありません。
それは、自己の命を守るための行為、防衛本能が働くからです。
抑止力とは、、止める力です。
何かするのを止める力。
私は、沢庵で人殺しを思いどまります。
しょうゆだったら、、やっぱり人を殺しませんが、、
407 :
ほたる:05/01/19 17:47:41 ID:SYKOV4fk BE:11798382-#
>>396 >>347ここを読み返してみてください。
私は、「比較的、、」といっているのです。
Imagineさんが、フィリピンは、、とか、死刑廃止した国は、、とかおっしゃるので、
それらの統計より、多民族国家とはいえ、州によって生活環境、人口、人種等々の差があるとはいえ、同じ国の中で死刑のあるなしが混在しているアメリカの例が、
まったく違う国である、カナダがどうの、フィリピンがどうのというより、比較的に比べやすい、、といっているのです。
そして、もちろん、私の根拠は、アメリカの統計のみではありません。
犯罪者心理等から、、「死刑は、終身刑等を上回る抑止力はない、、」といっているわけです。
408 :
ほたる:05/01/19 17:50:08 ID:SYKOV4fk BE:19910939-#
あっ
また書き忘れた、、
406は、
>>402に対するレスです。
>>405 >2003年上半期当時で、殺人事件
>は735件、前年同時期と比べて「12.2%も増加」
>していた。
そのデータを「死刑の存廃」との因果関係は?
>>406 >私は、沢庵で人殺しを思いどまります。
一般的には、生物は死を恐れるものであり「あなたにとっての沢庵」に相当
するものは、通常の人にとっては「死刑」ではないでしょうか。
411 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/19 17:57:27 ID:Owc4qXK3 BE:107382299-
>>409 >話が少しズレたが、
↑これ以降を読んでくれれば分かると思うが、
あくまで、「死刑による殺人抑止力」が
極めて薄いという事の補足データであって、
本題の死刑存廃とは無関係だよ。
>>407 >犯罪者心理等から、、「死刑は、終身刑等を上回る抑止力はない、、」と
「そういう犯罪者もいるかもしれない」けれども、それだけで「死刑廃止」
してしまうと「抑止力の及ぶ犯罪者」まで一気に開放してしまう。
例えば、あなたの「個人的な嗜好」を基に、死刑の代替を「沢庵食わせる」
という刑にした場合、あなた一人には絶大な効果かも知れませんが、社会
全体にとっては決して名案とは言えませんね。
413 :
ほたる:05/01/19 18:15:37 ID:SYKOV4fk BE:41294887-#
>>412 うわーっ
き、き、気持ちわるーっ
想像してしまいました、、、
鳥肌が、、、
415 :
ほたる:05/01/19 18:27:17 ID:SYKOV4fk BE:53093298-#
ちょっと待ってください、、
目の前を、、沢庵が、、
自分から持ち出しておいてなんなんですが、、
沢庵からは離れましょ。
沢庵がらみの、、
>>412に、コメントつける心境になれません。
ごめん、、
412はコメントなしと言う事で、、
>>415 【
>>412 修正版】
>>407 >犯罪者心理等から、、「死刑は、終身刑等を上回る抑止力はない、、」と
「そういう犯罪者もいるかもしれない」けれども、それだけで「死刑廃止」
してしまうと「抑止力の及ぶ犯罪者」まで一気に開放してしまう。
例えば、誰かの「個人的な感性」を基に、死刑の代替を「毛虫を這わす」
という刑にした場合、その一人には絶大な効果かも知れませんが、社会
全体にとっては決して名案とは言えませんね。
刑務所で死ぬまでなり何年暮らすと、生活費払っているこっちがきついよなぁ。
死刑でなくてもいいけど、金のかからない方法がいい。
うーーん、、、島流しとか? (そんな島無いか…)
418 :
ほたる:05/01/20 11:10:27 ID:K8mWuEbo BE:39820469-#
とりあえず、抑止力についての考えを簡単にまとめてみました。
抑止力についての、私の考え、、、
終身刑という抑止力で、重大犯罪を思いとどまらないほど、強固な殺意を持った人間は、
たとえその抑止力を死刑にしたとしても、重大犯罪を思いとどまるとは考えにくい。
ごく少数であろうが、「終身刑ぐらいだったら、重大犯罪を犯すが、死刑なら重大犯罪を思いとどまる、、」
という犯罪者がいるであろうことは否定できない。
しかし、死刑になりたいがため犯罪を犯す、、という人間もごく少数だが存在する。
また、複数の人間を殺し、どうせ自分も死ぬんだから、、という考えの元、自暴自棄になり、無関係の人間を殺す犯罪者が出てくることも考えられる。
このように、抑止力の可能性を語るとき、「終身刑だったら、人を殺すが、死刑があるから人を殺さない、、」
という人間が出てくる可能性は、死刑があることによって犯罪を犯す人間が出てくる可能性と、相殺されるのではないか、、
「死刑が終身刑より抑止力がある、、」という可能性は100パーセント否定できないものの、
その可能性は大変低い、、
またその逆の可能性も存在する、、
よって、私は、死刑が終身刑より抑止力があるという考え方はとらない。
こんな感じです。
419 :
ほたる:05/01/20 11:31:16 ID:K8mWuEbo BE:8848962-#
補足、、
死刑が抑止力になるかどうかを統計上、正確に出すことは不可能である。
死刑が復活した国もあれば、死刑廃止後、重大犯罪が減った国もある。
また、いろいろ条件は異なるとはいえ、同じ国の中で、死刑がある地域とない地域において、重大犯罪の起きる率はほぼ変わらないばかりか、
死刑廃止地区のほうが低い場合もある。
これら統計は、死刑が抑止力にならない可能性を示唆するものであるとも考えられるが、
抑止力を完全に否定できるものでもない。
ただ、確実に言えるであろうことは、重大犯罪の抑止は、死刑のみではなく、社会環境、生活状態、その他刑罰以外のいろいろな取り組みによって可能、、ということではないだろうか、、
420 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/20 11:42:27 ID:CevNPLi+ BE:8230223-
死刑を廃止すると何人殺しても死刑にはならないということで
無茶な殺人を繰り返す人が現れるかもしれない。
でもそういう人はもともと脳に欠陥?があるという説もある。
異論を承知で書くと幼い段階で脳を調べることを義務づけて
もともと危険な脳を持っている人は投薬などでそういう傾向を
治療する、抑制することってできないんだろうか。
421 :
ほたる:05/01/20 12:23:41 ID:K8mWuEbo BE:22122465-#
明日か、、数年後か、、数十年後か、、はわからないが、
宅間みたいな人間は、必ず出てくるわけです。
仮にそのとき、死刑が廃止されていたら、、
「俺は何人殺しても、死刑にはならないんだ、、」
などというかもしれません。
世論はまた、死刑再導入に大きく傾くんでしょう、、
国はそういうこともいやなんでしょうね。
出来るだけ責任はとりたくない、、
そのためには、変えないのが一番、、
前にも
>>310>>312で書きましたが、日本において、死刑が廃止されない大きな理由は、
理屈ではなく、政府、国、官僚の、無責任体質にあると思っています。
422 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/20 12:46:18 ID:CevNPLi+ BE:43891384-
確かにそうかもしれないね。
統計上は日本でも死刑を廃止すれば殺人は減るかもしれない。
でもマスコミだとか世間というものはそういう数字はあまり
見ないから、421で言われてるようなことは充分ありうる。
そういう事件が続くと死刑廃止を決めた内閣あるいは政党は
支持率が下がるだろうね。次の選挙じゃ負けるかもしれない。
そういうリスクをとってまで死刑廃止に踏み切るのは今の
政府じゃ多分難しい。民主党が政権をとったとしてもやれるか
どうかかなり疑問だね。
423 :
ほたる:05/01/20 13:20:38 ID:K8mWuEbo BE:6637133-#
私は個人的に、
死刑廃止は理の政策。
死刑存置は感情の政策。
だと思っています。
政府、党、議員、、、
理にかなっていても、一般国民の生活変わるわけでもなく、票につながるわけでもなく、
逆に、状況によっては、国民感情の激しい逆風を受けかねない、、
だれがやるか、、ってことですよね。
死刑廃止議連って、100人以上いるんですが、、
それに入っていたところで、選挙に影響があるわけでもなく、、、
拉致議連とは大きな違いです。
>>396Imagineさんに対する反論にもなるかと思うんですが、、、
ヨーロッパ等死刑廃止国では、ホロコースト、冤罪、EU加入問題等、きっかけはいろいろですが、
議論して、国民に説明し、議会の過半数の了承を得て、死刑が廃止されたわけです。
最初は少数意見でも、理にかなっていれば、議論の土俵に載せ、その意見の正しさを説明、納得させることにより、多数意見になりうる。
民主主義の根幹のひとつである少数意見の尊重とは、そういうものではないでしょうか。
424 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/20 15:13:31 ID:Q/WVrJcp BE:22212465-#
教育的契機によって人が必ず変えられると思っている思想自体が
間違ってるんぢゃないかな(@wぷ
ほたるさんの発言が、だんだん「死刑廃止は正しいこと」と言う前提で語られ始めたようです。
426 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/20 15:38:36 ID:PnOe2rjh BE:84086879-
死刑と終身刑との抑止力の差についての議論に若干の不満があるので問題提起します。
1.死刑と終身刑との抑止力の差(A)は現行の死刑と無期懲役との抑止力の差(B)よりも小さい。
A<B
2.Bはほとんど存在しない
B≒0
3.上二項により、Aはほとんど存在しない
A≒0
1に関してはほとんど異論が無いと思いますが、一応補足しておくと
「終身刑なら殺すけれど死刑なら殺さない」と思う人の数は
「無期懲役なら殺すけれど死刑なら殺さない」と思う人より少ないということです。
2は反論が集中しそうですが、次のような例を考えてください。
(議論を単純化するために二人殺したら無期懲役、三人殺したら死刑と考えてください)
例1:ある夫婦に恨みがあり、家に乗り込んでその夫婦を殺害した。
ところが、そこにその夫婦の小学生の子供が帰ってきて顔を見られた。
この時「三人目を殺すと自分が死刑になるから」という理由で子供を殺さなかった
例2:殺してしまいたいほど憎い相手が三人いて、その殺害計画をたてた。
この時「全員殺すと自分が死刑になるから」という理由で殺害の相手を二人に絞った
100人が上の様な状況におかれた時二人派:三人派が50:50になれば
死刑と無期懲役との間に50%の抑止力があると言えます。
ですが、実際に起こった殺人事件でこの様な話があるでしょうか?少なくとも自分は聞いた事がありません。
その時に「殺したいと思い」「殺すことができる」対象は殺しているようです。
従って(上の前提が正しければ)、多くの殺人犯は死刑と無期懲役との間に抑止力を認めていないことになります。
なった事はないので分かりませんが、一般的には刑事罰そのものと
社会的地位の喪失(別の土地で一からやり直す苦労など)とが抑止力になっている方が多いのではないでしょうか?
#自分の場合絶対に死刑にならないからといって窃盗や痴漢を行いたいとは思いません。
#歩行者として赤信号の無視はたまにありますがw
勿論、死刑が廃止されればそのアナウンス効果によって「死刑にならなくなったのなら殺してしまえ」
と考え、実行する人がいるかもしれませんが、そこまで面倒見切れません。
#ここではアナウンス効果を「刑事裁判についての報道により刑事裁判の件数が増える」事としておきます。
以上、御反論などありましたら宜しくお願いします。
427 :
ほたる:05/01/20 15:39:36 ID:K8mWuEbo BE:4425023-#
>>424 教育的契機によって人が必ず変えられるわけないですよね。
どんなに理にかなっていることでも、考え方を変えない人もいれば変える人もいる。
本来民主主義は、、、
と書こうと思ったけど、死刑から離れるのでやめておきます。
議論の過程が省略されている日本的民主主義が、成熟して、本来の姿に少しずつでも近づくことが出来れば、、と思います。
428 :
ほたる:05/01/20 15:42:13 ID:K8mWuEbo BE:11798382-#
>>425 というか、、私はもともと、「死刑廃止は正しいこと」だと主張しているわけなんですが、、
429 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/20 15:48:07 ID:Q/WVrJcp BE:26654494-#
死刑廃止後に無期懲役を最高刑とするところに
死刑廃止論者たちの想像力の無さと
死刑廃止論の限界があるのさ(@wぷ
430 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/20 15:50:21 ID:Q/WVrJcp BE:35539968-#
死刑廃止論が有効性を持っているのは、
「誤審担保」の一点のみで、
死刑を廃止した場合のケアについて十分な配慮が
なければ単に刑が軽くなって
犯罪への誘因が増大されるだけだよ(@w荒
無期でも出てこれるのが今の刑法だからな(@w荒
431 :
大学への名無しさん:05/01/20 15:54:14 ID:svQsROuk BE:41355465-
>>76みたいな考えの人が実際に存在するんだな・・・。
酷いことには酷いことをもってあたる?
被害者の親族の希望を尊重した結果、加害者とその親族が新たな被害者になりそうだ。
432 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/20 15:59:33 ID:Q/WVrJcp BE:4443023-#
応報権を社会に寄託したのに社会がそれをうまく
果たせなかったのだから返してもらうと思う人も
いるんぢゃないのかね(@wぷ
死刑を廃止したら仇討ちのための殺人業は
結構なビジネスになると思うよ(@w荒
433 :
ほたる:05/01/20 16:00:19 ID:K8mWuEbo BE:35395968-#
>>426 あなたが言いたいことは、、
無期と死刑でも抑止力にほとんど差はない。
ましてや、終身刑と死刑では、、、
といったことなのでしょうか。
読解力に乏しくて、、
>>431 昔の仇討ちって法的にかなりキツい縛りがなかったっけか。
ところで死刑囚を生かしておくため(まぁ懲役でも同じだけど)の話はもう出た?
死刑でも懲役でも、社会的コストをかけてまで生かしておくのは変だと思うんだが。
どんな懲役でも生産性を上げて、社会負担にならないようにすればいいんじゃないかなー。
まぁ、死刑は刑の執行だけが刑罰だから…ってのは分かるけど、それなら刑の執行まで
拘置されてるのは変な話だよな(まぁ、だから保釈ってわけにもいかんだろけど)
漏れ的にはハムラビ法典みたいのもありだと思ったり、遠島バトr(ryもありかと。
>>428 ほたるさんが個人的に「死刑廃止は正しいこと」と主張するのは良しとしますが、
「死刑廃止を推し進めないのは、政府、国、官僚の責任だ。」というのは乱暴な気がします。
私は、多くの人たちが「死刑存続は正しいこと」と思っていると考えます。
多数の意見が反映されるのは当然のことではないのでしょうか。
国民の多くが「死刑廃止」を望むなら、自然に死刑廃止の方向へ進むと思います。
私は、死刑と終身刑の併用が望ましいと思います。、
436 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/20 16:08:57 ID:PnOe2rjh BE:36036893-
>>433 大雑把に言ってしまうとそんなところです。
437 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/20 16:09:11 ID:Q/WVrJcp BE:14808454-#
民主主義にとって、
「人命」は最高の価値を持ち、
従って
「人格の尊厳」と「自由」に関するコストは
当然負担すべきコスト、
というのが死刑廃止論者たちの意見だよ(@wぷ
>434
>>437 まとめdキュー
じゃ尖閣諸島や竹島あたりに死刑囚を集めて社会生活を自主的に運営させれば
(制限された)自由と人格の尊厳も守れるし、人命も住民相互で尊重できるし、
死刑廃止論者にとっても問題は少ないわけだ。自給自足なら社会コストもないし。
流罪遠島でいいんじゃね?
440 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/20 16:21:16 ID:NtBxAlVW BE:5472623-#
ほたるさんの主張には、
>>437の部分が死刑の問題点として書かれてないですよね。
441 :
ほたる:05/01/20 16:22:08 ID:K8mWuEbo BE:36133177-#
>>435 「死刑廃止を推し進めないのは、政府、国、官僚の責任だ。」は、いささか乱暴な気もします。
しかし、私が言っているのはそうではなくて、「死刑存廃の議論を国民に見える形でしないのは、政府、国、官僚の責任だ。」
ということを言っているつもりです。
そして、私は、死刑存廃の議論を国民に見える形で行えば、国民の意見も死刑廃止に傾いていくと思っているのです。
あの、意図的な世論調査をたてに、「国民の7割以上は死刑に賛成だ、、」などといっているのは、何らかの意図があって、そうしているとしか私には思えません。
>>310>>312で寝酒を飲みながら書いた意見は、そう間違いだとも思えないんですが、、
443 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/21 00:21:21 ID:Jm/Qcafb BE:27832739-#
>>391-392 遅くなりました。
>>391 ●凶悪犯罪のスレッドについて
あまり見ないんだと見れないと思いますので、見てみてください。そういうスレッドを見ないでみかけませんよ、といわれても困ります。
N議の74さんを指導する立場に無いのである程度調べてからお願いします。
ついでいうとブログみてくれとかそういうことも困りますし、更に別のところで居丈高に「論じるこういう場に相応しくない」と断定されても困ります。
どちらかと言うとソースがないまま批判するあなたに困惑してしまいます。ブログも想像が多いように感じましたが、個人のものですのでそれはいいでしょう。
しかしここは掲示板ですからある程度調べ、長文の引用であればなるべくまとめていただければ助かります。
●最高刑について
「残酷刑の制限されるのはなぜか」という問いでしたので最高裁判決・憲法内での制限と答えました。
好意的に解釈してこの制限が無かったら?と言う質問でしょうか?
このような制限が無ければ、別の死刑もありえるのではないでしょうか?例えば銃殺刑かもしれませんし、斬首刑かもしれません。
斬首刑・銃殺刑・感電刑なども見た目残酷ですが、この程度ならありえると思います。ただ釜茹刑・鋸惹刑等は選択されないでしょう。
死刑の一般抑止力は生命剥奪刑であるという一点に最大の作用がされると思います。
斬首刑・銃殺刑・感電刑等は目的達成のための行為です。
これに対して釜茹刑・鋸挽刑等は執行方法が刑でもあり、死刑とは別途に刑を与えること、と同義だと思います。
生命剥奪をもって一般抑止力とする、と言う点から言えば「いきすぎ」だと思います。
現在の絞首刑が選択されているのは古くは律令時代の名残です。絞首刑と斬首刑のみが日本で執行されていました。
戦国時代様々な刑が考え出されるのですが、旧刑法制定時に絞首刑だけとなりました。
これは唐律の影響ですが、首を切断しない執行方法のほうが軽いとされていました。(欧州は反対に斬首が軽いとされています)
結局執行方法の効率化だと思います。ここら辺余談ですけれど。
444 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/21 00:22:49 ID:Jm/Qcafb BE:10308252-#
●憲法判断
素人判断(私もそうですが)で法律を解釈するのであればそれこそ議論の対象にならないと思いますが、あなたがそう思うのはわかりました。
私は明確に死刑を認めているとしか読めません。全く曖昧でも無いと思いますが。
●同害報復か否か
刑罰は基本的に同害報復である「べき」、と主張しています。その思う理由を丹念に
>>376で述べました。
これは私の意見ですので否定されてもそういう考えもあるだろうなぁと思いますが。
●教育刑
おっしゃるとおりです。死刑執行するにあたり教育更正を考える必要はありません。
ただ最後は誤って捉えているようです。「同害報復のため死刑執行」するから「教育刑は不要」なのです。
●社会契約論
多分理解と違っていると思います。自然法はあらゆる状況で存在するものです。
例えば現在の日本で刑法がなくなったからといって殺人が禁忌ではなくなる、ということではないですよね。
ただ国家が社会を統制する場合、専断的にならないようにまた自然法でとらえきれない状況について定めているのが明文法だとおもいます。
ただ明文法は優先されると言うのは確かですが、明文法自体自然法を母体にしていることも付け加えておきます。
すこし論点がずれ始めているような気もするのでリセットしますが、社会契約論で私が言いたかったのは
>>290のとおり
「俺は人を殺すことができるが、他人が自分を殺すことは赦さない」という主張は成り立たない、ということです。
445 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/21 00:58:53 ID:Jm/Qcafb BE:8246742-#
>>441 ほたるさんの主張は理解しましたが、仮に世論調査を製作する機会があるとすれば
どのような設問にしますか?
ただ死刑存廃論議を国民の目で見える形にしないのは云々というのはよくわかりません。
国はあらゆる少数意見を取り上げる必要があるのでしょうか?
446 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/21 01:08:55 ID:rmD8G/ET BE:63634368-
447 :
N議の74:05/01/21 01:12:28 ID:??? BE:17722144-#
>>443 >>443 もう少しで寝るところでした。
>●凶悪犯罪のスレッドについて
いやそれはどうでもいいんですよ。少なくともあなたの意見は八つ裂きや釜茹でを
提唱していないんですから。気にしないでください。
そういう意見も結構あるということが分かっただけで充分です。
>●最高刑について
>●憲法判断
いや俺が聞きたいのはあなたの意見です。現状日本はどうか、なんてことはどうでもいいんです。
あなたが最高刑を現状の形式の死刑でよいと考える理由です。
例えば「殺人は罪悪か」を考える場合、現状日本の法律では犯罪だ、では考えたことにならないでしょう。
>生命剥奪をもって一般抑止力とする、と言う点から言えば「いきすぎ」だと思います。
その「いきすぎ」と考える理由を聞いているのです。
>●同害報復か否か
>>376を読み直しました。現状同害報復で「ない」理由は書いてありますが、 「べき」理由はありませんよ。
>●教育刑
>「同害報復のため死刑執行」するから「教育刑は不要」
それは分かりますが、「べき」理由が分からないので。
>●社会契約論
>「俺は人を殺すことができるが、他人が自分を殺すことは赦さない」
そういう人が幾らでもいるから、殺人事件が幾らでも起きるのではないでしょうか。
つまり日本のような巨大共同体では、あなたの言うような自然法など崩れてしまっていると思いますが。
そもそも崩れていなければ法律は無用です。
>>428 >というか、、私はもともと、「死刑廃止は正しいこと」だと主張しているわけなんですが、、
「死刑廃止を神のように信仰していませんか?」という問いかけだと思われ。
あなたは、まず「死刑廃止は正しい」と決め付けて、物事の解釈を無理やり
にも「死刑廃止」を唱える方向へ持っていってるように見えます。
>>423 >私は個人的に、
>死刑廃止は理の政策。
>死刑存置は感情の政策。
>だと思っています。
そこまで豪語して「死刑廃止の理」を、感情的にしか主張できてない
のは滑稽ですね。
>>418 >終身刑という抑止力で、重大犯罪を思いとどまらないほど、強固な殺意を持った人間は、
>たとえその抑止力を死刑にしたとしても、重大犯罪を思いとどまるとは考えにくい。
あなたが「死刑廃止」を主張する時は「刑罰が犯行を左右しない」という立場をとるのに
>しかし、死刑になりたいがため犯罪を犯す、、という人間もごく少数だが存在する。
と、「死刑」を非難する時は「死刑は犯行を誘発する」という主張になってますね。
そのように「死刑になりたいがため犯罪を犯す」という概念を持ち込むのならば、
「終身刑になりたいがため犯罪を犯す」という者の増分は、どう見積もりますか?
451 :
ほたる:05/01/21 11:30:46 ID:LNvhAmme BE:59729999-#
書ききれませんが、、
少しずつレスしていきます。
まず、
>>426 私は個人的に、犯罪抑止力のみ考えれば、終身刑も無期懲役も、そう大きな違いはないと思っています。
ただ、死刑と終身刑は、可能性のない厳罰ですが、無期と終身刑との差は、その可能性のあるなしだと思っています。
しかし、その可能性の差は大きなものですから、「俺はいずれ一般社会に出てくることが出来るんだから人を殺すが、死刑になるなら人は殺さない、、」という考えの元、殺人を犯す人間が存在する可能性は、
「死刑になるために人を殺す、」また、「どうせ自分は死刑だから、、」と自暴自棄になり関係ない人まで殺してしまう、、などという、死刑が存在するために発生する犯罪の可能性と、相殺することは出来ないのではないか、、と考えてしまいます。
もちろん、これは私の考えで、何かを持って、証明できる性格のものではありませんが、、
しかし、無期と終身刑にはひとつ決定的な違いがあります。
無期は一般社会に出てくることが前提の刑なのです。
刑務所で矯正教育があまり行われていない現状で、、また、矯正教育がきっちり行われたとしても、本当に矯正されたか、、は闇の中です。
決して矯正し得ない人間も、確かに存在すると思うのです。
犯罪者の人権を最大限に考慮したとしても、残念ではありますが、死ぬまで社会と隔離する刑罰は必要だと思います。
452 :
ほたる:05/01/21 11:53:54 ID:LNvhAmme BE:13274036-#
>>445 正確な統計は、、むずかしいですね、、
たとえば今の統計と同じ手法で、逆の世論を誘導するための設問なら、、、
*いかなる場合でも、死刑制度は存在するべきである。
*仮釈放のない終身刑、また、人間の寿命大きく超える刑罰等が新設されれば、死刑廃止もやむを得ない。
*わからない、一概に言えない
こんな感じの3択になるのかな、、と思います。
いっそのこと、現在の設問と、この設問、両方でとってみたら、、いいのかも、、
453 :
ほたる:05/01/21 12:58:19 ID:LNvhAmme BE:10323672-#
>>445>>446 のレスとなるかもしれませんが、、
死刑廃止には、法律の改正が必要です。
死刑廃止議連もあるのですから、きちっと法案を提出して、国会で議論するべきだと思います。
それによって、メディアが取り上げる機会も増えるでしょうし、さらに議論が深まる、、と思っています。
私は、国があらゆる少数意見を必ず取り上げなければならない、、などとは言っていません。
選挙で有利に働かなくても、、、多くの国民が、即座に直接影響を受ける可能性がなくても、、、
理に反している可能性のある問題は、きっちり議論すべきだ、、ということを言っているのです。
ましてや、死刑存廃問題は少数意見ではないと思っています。
死刑賛成、、というのが、真のサイレントマジョリティーでしょうか、、
国民の多くは、死刑存廃が即座に生活に変化を与えるものではありません。
感情、無関心、そして意図的な統計の上になんとなく成り立ってしまっている幻のサイレントマジョリティーのような気がするのです。
いや、もしかすると、作り上げられたサイレントマジョリティーかもしれません。
たとえば、世論調査を、
「死刑に賛成、どちらかといえば賛成、どちらかといえば反対、反対、どちらともいえない、」
というような、曖昧な設問にしても、たぶん死刑賛成が上回るでしょう。
しかし、あのような、きわめて意図的な設問で、圧倒的な死刑賛成を導き出さなければならない理由はなんでしょうか。
私は、政府の役人や、大臣までも、「世論調査の結果を見ても、、」などというとき、
出来るだけこの問題は取り上げたくない、、
出来るだけこの問題はこのままにしておきたい、、
というような意図を感じざるを得ません。
死刑という問題は、人間の本質のもかかわる重大な問題だと思っています。
なぜ、、、、と考え、国会を含め、みんなで考えなければならない問題だと思うのです。
454 :
ほたる:05/01/21 13:54:43 ID:LNvhAmme BE:33183195-#
Imagineさんと、N議の74のやりとりに横レスです。
Imagineさんの同害報復、に関する理解、理念が私とはかなり隔たりがあります。
まず、Imagineさんの書き込みを読むと、刑罰は同害報復であるべきだ、、とか、
同害報復が基本だ、、というようなことが書いてあります。
そして、同害報復とは、同害を相手に与える権利、同害を与えるべき
というように感じられるのです。
同害報復とは、その考えが成立した過程などから、相手に同害を与える権利、や、害を与えたものには同害を与えるべき、
という考え方ではなく、害を与えられてもそれを上回る害で報復してはならない、、という意味が大きいと理解しています。
同害報復の理念を正式に表記すれば、「同害以下報復」となるわけです。
別に、人を殺したら死刑にしろ、、といっているわけではないと思います。
また、現在の刑罰は、同害報復を基本にしていません。
逆に、Imagineさんがおっしゃるような、同害報復を否定していると思います。
この考え方は、ごく一般的だと思うんですが、、
同害報復の理念が刑罰において参考にされている面があるとするなら、
「害を与えられてもそれを上回る害で報復してはならない、、」
このような理解においてのみだと思います。
455 :
ほたる:05/01/21 14:00:19 ID:LNvhAmme BE:35395586-#
社会契約についても、、
前にも書きましたが、私たちが結んでいる社会契約は、
「人を殺してはならない」
「人を殺したものは罰せられる」
というもので、
「人を殺したものは、殺される」
という社会契約は結んでいません。
456 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 14:05:40 ID:ORPWFrgG BE:6664133-#
社会契約などという架空の理論的代物に
「契約を結んだ結ばない」とか言っても
それはヲレヲレ詐欺と同じカテゴリのものだよ(@wぷ
457 :
425:05/01/21 14:05:53 ID:QITecCsb BE:49248869-#
>>448 そうです。そんな感じです。
なんか、アムウェイの商品の良さを説得されてるような雰囲気もあります。
「アムウェイの商品はこんなに素晴らしい。なのに使わないのは、その人がおかしい。」てなかんじ。
458 :
ほたる:05/01/21 14:31:31 ID:LNvhAmme BE:41294887-#
>>448 そう感じられたら仕方がありませんが、、、
文筆業ではありませんので、、
しかし、
>>388で書いたことが私の偽らざるところです。
425さん、私はアムウェイ売りでもかまいませんので、出来れば、死刑について書いていただければと、、
459 :
ほたる:05/01/21 14:57:02 ID:LNvhAmme BE:22122656-#
>>450 一つ一つの言葉のみを捉えるのでなく、文章の意味を捉えてください。
そうすれば、「終身刑になりたいがため犯罪を犯す」という者の増分は考慮にいれなくても良い範囲であるとわかってもらえると思うのですが、、
ずーっと刑務所に入っていたい人はいるかもしれませんが、
それが、微罪で出たり入ったりではだめ、
有期刑で、中で犯罪を起こし、収監しつづけられるのでもだめ、
無期で、仮釈放拒否するのでもだめ、
あくまで、終身刑という判決を受けて収監されつづけるのではないとだめ、、、という人の可能性までは、、、、計算に入れることは出来ないと、、、
スマップの損害保険コマーシャルの、稲垣君じゃないんですから、、、
460 :
425:05/01/21 15:22:32 ID:QITecCsb BE:31920375-#
>>459 言葉の意味を捉えているというより、あなたの説に対して論理的な疑問を呈しているだけと思われ。
A「終身刑ぐらいだったら、重大犯罪を犯すが、死刑なら重大犯罪を思いとどまる、、」
B「死刑になりたいがため犯罪を犯す」
あなたは「AとBで相殺されるから死刑が終身刑より抑止力があるという考えない。」と言っているけれども、
>>450は「終身刑になりたいがため犯罪を犯す」という部分も考慮に入れるべきと言っているだけでは?
そもそも「終身刑になりたいがため犯罪を犯す」犯罪者が非常に少ないというなら、
「死刑になりたいがため犯罪を犯す」犯罪者も同程度に少ないと思います。
AとBで相殺するならABは同程度の数でなければなりません。
そもそも、ABの発生数が判らないのだから「AとBで相殺される」という結論が乱暴なような気がしますし。
461 :
425:05/01/21 15:35:57 ID:QITecCsb BE:16416263-#
抑止力については、死刑廃止に有利なもの、死刑存続に有利なものがあり、
統計的に有意で、誰もが納得するような確定的なものが無いようですので、
ここでいくら議論したところで結論は出せないかも知れませんね。
462 :
ほたる:05/01/21 16:02:06 ID:LNvhAmme BE:26546966-#
あーっ、、もう
どこがどう論理的な疑問なのかが、、
A「終身刑ぐらいだったら、重大犯罪を犯すが、死刑なら重大犯罪を思いとどまる、、」
B「死刑になりたいがため犯罪を犯す」
これに可能性として、「終身刑になりたいがため犯罪を犯す」を加えると、
今度は、可能性として「死刑ぐらいだったら、重大犯罪を犯すが、終身刑なら重大犯罪を思いとどまる、、」
まで加えなきゃいけないでしょ。
どんなことしても、論理上は、100%否定も肯定も出来ないわけです。
私は、確率の話だけではなく、いろんな面から考えて、「死刑は、終身刑を超える抑止力はない、、」と言っているわけです。
>>418>>419で書いています。
463 :
ほたる:05/01/21 16:16:15 ID:LNvhAmme BE:29496285-#
>>461 統計的に有意で、誰もが納得するような確定的なものが無い、、のではなく、
誰もが納得するような確定的な統計は取れない、、ということだと思います。
私は、抑止力はないと思っていますが、100歩譲って、有るか無いかはわからない、、ということにしましょう。
しかし、確実に言えるであろうことは、差があっても微々たる物、、
そして、重大犯罪の抑止は、死刑のみではなく、社会環境、生活状態、その他刑罰以外のいろいろな取り組みによって可能、、
ということでは、と思います。
そして、死刑廃止の理由は、抑止力のみではありません。
464 :
426:05/01/21 17:04:18 ID:qIWQE1+p BE:46714875-
>>451 言葉が足りなかったようで誤解されてしまったら申し訳ありません。
426の結論は死刑と終身刑の比較であり、現行の無期刑と終身刑の比較は考慮していません。
#ちなみに、自分は事実上の終身刑(懲役三百年)タイプを支持します。理由はそのうちに。
そして、その結論は「犯行時に死刑と終身刑との抑止力の差は(ほぼ)存在しない」というものです。
その理由は2の「現行の制度でも、捕まった時の刑の重さを考えてから人を殺すケースは非常に稀である」です。
(裁判で死刑を回避しようとするのは法廷戦術であり、捕まってから考えることです)
で、他の意見が少ないまま進めるのも残念ですが、426を踏まえて次に行きます。
下で言う死刑廃止は代わりに終身刑を新設したと考えてください。
1.死刑廃止の前後で殺人の件数が増減する時、その理由(C)は「死刑廃止の影響(A)」か
「その他の理由(D)」のどちらかである。(勿論両方がそれぞれ影響することもあるでしょうが)
C=A+D
2.426の3(A≒0)より、死刑が廃止になってもそれによる抑止力の変化は無視できるものである
従って、死刑廃止の前後で殺人の件数が増減する時、その理由(C)はほとんど「その他の理由(D)」である。
C≒D
3.死刑を廃止した国、州の殺人事件の件数が変化したとき、それは死刑廃止とは無関係である
その他の理由(D)について:統計上の理由やその他の社会環境の変化を意味します。
例えば、「危険運転致死(飲酒運転での交通事故死など)を殺人の件数に入れるようにした」、
「警察官の人数を倍にした」、「隣国からの移民が増えてそれに対する不満が増大した」等など。
426の結論の書き方では分かりにくいようですので、このレスでの結論を具体的な形で繰り返します。
「アメリカやフィリピンやイタリアの殺人件数の動向は死刑廃止とは別の原因に求められる」です。
P.S.統計を元に議論をする時にレアケースを持ってくるのは話を混乱させるだけで無意味です。
統計なら全体の数字だけを考えて、レアケースの話と区別しましょう。
465 :
法律無学者:05/01/21 17:23:19 ID:??? BE:48773568-#
>ほたるさん
基本的に私刑は悪だという立場で考えてませんか?
そこが出発点だと議論になり様が無いのですが
私刑が善なのか悪なのか倫理的なことは脇において
議論すべきじゃないかなぁ.
466 :
ほたる:05/01/21 17:36:44 ID:LNvhAmme BE:8848962-#
>>465 よく意味がわからないのですが、、
私刑(リンチ)が悪かどうかが、死刑の存廃とどう関係があるのでしょう
なぜ私刑が悪だと議論にならないのでしょう
わかりやすくお願いします。
467 :
法律無学者:05/01/21 17:55:54 ID:??? BE:35563875-#
>>466 ごめんなさい
×私刑
○死刑
間違いです<(_ _)>
468 :
425:05/01/21 18:00:16 ID:QITecCsb BE:10944926-#
>>464 >3.死刑を廃止した国、州の殺人事件の件数が変化したとき、それは死刑廃止とは無関係である
上記に於いては無関係であると結論付けていますが異論があります。
私は、死刑廃止時に於ける他の社会環境の変化等の要因により、死刑廃止という要因だけによる変化を、
統計学的に確認できないということではないのでしょうか。
つまり、いろんな要因があるので、よくわからんということだと思うのですが。
469 :
ほたる:05/01/21 18:04:33 ID:LNvhAmme BE:33183195-#
>>464 基本的に私もそのように考えています。
しかし、そう考えない人が多いのも事実です。
私も同じようなことを書くたびに突っ込まれています。
レアケースではないんだそうです。
あの、、わけのわからない政府の世論調査、、
この中で、死刑を廃止すると凶悪な犯罪が増えるか、、という設問があり
増えるに○は、54パーセントです。
この設問はいたって普通でした。
しかし、、、
ちょっと、、政府の世論調査、、これには怒り心頭です。
まず、あの設問、そして、時期も問題。
定期的じゃないんです。
不定期です。4年に1回だったり、9年後だったり、、
そして、一時、あの設問でさえ、死刑容認が減る傾向にありました。
そこでここ2回の時期は、、コンクリ殺人と宮崎事件の後、
そして、オウム事件の後です。
あの設問に加え、この時期、、これで一挙に、死刑容認増加、、です。
すばらしい、、としかいえません。
470 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:10:14 ID:ORPWFrgG BE:5923542-#
上の議論を見て思うことだが、
死刑廃止論者たちは
自分又は自分の家族とか惨殺されたときも
死刑にしなくともいいんだという
覚悟を持って語っているのかな(@wぷ
自分が殺されたときに犯人を殺してくれない
又は国家が犯人を殺すことを支持してくれない
家族の立場とかそういうのわかっているのかな(@w荒
安全な立場から綺麗事を言ってる感じは
否めないな(@w荒
471 :
ほたる:05/01/21 18:21:16 ID:LNvhAmme BE:8849726-#
少し理解できました、、
しかし、この質問にどんな意味があるのか、、
よくわかりません。
白か黒か、、で判断できるもんでもないし、、
ましてや、非常に倫理的な問題なのに、倫理的な面は脇へおいとくわけですか?
ちなみに、私は死刑という刑罰について、無いのが望ましい刑罰。
少なくとも、無ければそれにこしたことが無い刑罰。
と思っています。
しかし、
現状、宅間や小林に対する死刑判決(小林は死刑にならないかもしれませんが、、)は、仕方が無いと思っています。
しかし、執行には反対です。
472 :
ほたる:05/01/21 18:23:36 ID:LNvhAmme BE:8849434-#
473 :
425:05/01/21 18:31:28 ID:QITecCsb BE:24625139-#
執行されないことを前提とした死刑判決なんて、死刑廃止と同じじゃないか。
474 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:37:14 ID:ORPWFrgG BE:22212656-#
判決だけで満足して執行しないなら
単にエロ画像で満足して実際に性交しないのと
同じだね(@w荒
それは法律的マスターベーションそのものだ(@w荒
初めて、本当に初めて東京kitty氏の書いたことに感動。
無駄に長文じゃなくても凄く意味あること書けるんじゃないですか。
文意を読めない人用に詳しく書くのはとても良いと思いますが…w
ってなわけで死刑存続派として激しく東京kitty氏に同意。
誤審の可能性が完全には排除できない以上、死刑は廃止すべき
だと思う。
ただ、現在の無期懲役は無期ではなく最長20年で、多くの場合
20年未満で出てこられるから終身刑を導入すべきだと思うな。
そのコストはどうするのか、もし働かせたらかえって罰を軽減している
ことになるのではないかという議論はあるだろうけど。
477 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:43:35 ID:ORPWFrgG BE:17769683-#
ちなみにヲレは死刑廃止派でも死刑存置派でもない(@wぷ
むしろ両者の議論の根拠が徹底的にぶつかっている
現状を見て、
「死刑廃止か存置か」という単純な問題意識ではなく、
もっと様々な条件を問題に加えた上で、
つまり問題意識を組替えることで
より現実的かつ有益な解答が得られると考えている(@wぷ
478 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:46:22 ID:ORPWFrgG BE:23692984-#
議論を一発でノックアウトするのは簡単なんだよ(@wぷ
一発でノックアウトせずに
相手に有意義なことを語らせ続ける方が難しいのさ(@wぷ
>475
479 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:51:21 ID:ORPWFrgG BE:26654966-#
470は死刑存置論者側の必殺パンチだが、
「裁判は誤審可能性があり、いわばお芝居。
お芝居で人の命を奪うわけにはいかない」は
死刑廃止論者側の必殺パンチ(@wぷ
こういう風に両者に必殺パンチがでるときは、
もともとの問題の設定の仕方が間違っているんだよ(@wぷ
480 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:54:25 ID:ORPWFrgG BE:29616285-#
「死刑廃止すべきか、、
存続すべきか、、
語らない? 」
これは1が提出した問題だ。
一見極めてわかりやすそうな問題だが、
条件が限定されていないため、
結局結論はでない造りになっている(@wぷ
481 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 18:58:53 ID:ORPWFrgG BE:11847528-#
「死刑が存続すべきとすればそれはいつまでか」
「死刑を廃止するとすればそれはいつで、
どのように行うか、つまり死刑を廃止する代わりの
最高刑はどうするか」
とか、いわゆる「5w1h」の要素を問題意識に
加えることによって
より現実的で実用的な回答が出てくる。
さっきから東京君は外野から両者を揶揄しているように
見えるんだけど、じゃあ結論が出るような問題の設定を
し直してくれないか?
ふむ。で、東京君の考えは?
484 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 19:13:36 ID:ORPWFrgG BE:39982469-#
ヲレの問題設定を述べる前にもう少し例を挙げると、
例えばアメリカの場合死刑がある州と死刑のない州で
そう犯罪率は変わらない。
だからこれは死刑廃止の理由ともなるが、
逆に死刑を廃止したイタリアでは裁判官やら警察官が
殺されまくった時期があったりした。
つまり、その国の歴史風土とか
経済状態とかヤクザの繁栄度とか
法制度とか全く無視して議論することは
そもそもできないわけだ(@wぷ
とりあえず日本の話でしょ。
486 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 19:16:35 ID:ORPWFrgG BE:31097467-#
「2005年1月現在の日本の法制度・経済状態・犯罪率を
前提とした上で、今後10年間で死刑を廃止することは
有意に犯罪率を低下させる可能性があるか」
とか、
「死刑を廃止する場合にどのような最高刑を考えるべきか」
「死刑を廃止する際の条件は何か」
とかより具体的な条件をつけるということだね(@wぷ
487 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 19:20:08 ID:ORPWFrgG BE:11106735-#
又は「死刑を存続させるにはどのような条件が必要か」
だな(@wぷ
>死刑を廃止することは有意に犯罪率を低下させる可能性があるか
これは何度も出てるように他の要素がたくさんあるから仮に殺人が
減ったとしても増えたとしてもよほどの上下がないと死刑廃止に
よる効果(もしくは悪影響)と判断できないでしょう。
489 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/21 19:22:10 ID:ORPWFrgG BE:11106353-#
385でも既に述べたが、
上で述べている死刑存置論者や死刑廃止論者たちの
議論はウェブで参照すればすぐに全部出てくる類のもので、
静的であまりに茫漠とした問題を扱っているので
結局はどっちつかずにしかならないのさ(@w荒
490 :
ほたる:05/01/21 22:39:56 ID:c7HtaC0v BE:8849243-#
世論調査の件ちょっと気になったので調べてみました。
年 廃止 存置 その他
1956年 18.0% 65.5% 17.0%
1967年 16.6% 70.5% 13.0%
1975年 20.7% 56.9% 22.4%
1980年 14.3% 62.3% 23.4%
1989年 15.7% 66.5% 17.8%
1994年 13.6% 73.8% 12.6%
1999年 8.8% 79.3% 11.9%
1989〜1994で、死刑存置が上げっていますよね。
この間に、コンクリ事件、宮崎事件という、猟奇的な事件もあったわけですが、
実は、設問も変わっていたのです。
それまでの設問は、、、
*今の日本で,どんな場合でも死刑を廃止しようという意見にあなたは賛成ですか,反対ですか。
*賛成
*反対
*わからない
1994年と1999年の質問は、、、
*死刑制度に関して,このような意見がありますが,あなたはどちらの意見に賛成ですか。
*どんな場合でも死刑は廃止すべきである
*場合によっては死刑もやむを得ない
*わからない・一概に言えない
1994年以前の質問でも、十分意図的なのに、1994年以降さらに意図的に、、
この調査の結果が、国が死刑を廃止しない一番の根拠です。
491 :
ほたる:05/01/21 23:16:48 ID:c7HtaC0v BE:6637133-#
1999年、さすがに、ある国会議員が突っ込んだ、、
この設問は誰が作ったんだ、、こりゃないだろう、、
それに対する答えの要旨はこんなものでした、、
法務省において案を作成し、総理府において世論調査実施の専門的機関としての見地から検討を加えて、作成したものである。
以前に行った世論調査との継続性を重視するとともに、
死刑制度の存廃に関する我が国の議論があらゆる犯罪について死刑を全面的に廃止すべきか否かというものであることを踏まえて、
選択肢が適当であると考えたものである。
492 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/22 01:51:21 ID:NGtCsteQ BE:51883766-
俺は死刑を無くして、代わりに強制収容所で死ぬまでこき使わせたほうが生産的だと思う。
と、言ったら友人に「中学生みたいなこと言うね」と、言われた。
なかなか悪くないアイデアだとは思うのだが、みんなはそんな俺の意見をどう思うか。
493 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/22 02:04:44 ID:79/eYVIY BE:28863247-#
>>470 死刑存置論者に「お前の家族が死刑判決を受けたらどうする?」と聞くのが必殺パンチになるのかな?
基本的に死刑に関わる人生なんてそうそうないんだから、ある程度客観的な判断でいいんじゃないのかな。
だから綺麗事でもいいとおもうよ。法律以上に大切な価値観はそれぞれあると思うが。
ま、必殺パンチだ!っておもう人もいるだろうけれどね。
>>479 それも必殺パンチになりえない。
>>247でいったけれど冤罪可能性は公共の福祉に鑑みて容認すべきだと思うが。
ま、必殺パンチだ!っておもう人もいるだろうけれどね。
494 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/22 02:05:13 ID:79/eYVIY BE:27831593-#
まぁ、如何なるデータであれ
収集した団体によって見方が変わったり収集方法変わるから
これが一般的な回答ですよってことにはならないでしょうね。
死刑の選択を受刑者にさせてはどうか?
30年以上の刑が確定した受刑者のみ
自身の判断で死を選ぶ事を許す
その代わり生きている間は刑務所での仕事の量によって食料の配給量が変わる様にする
>>496 生きて働き、その対価を得る喜びを凶悪犯に与えることになるので反対。
498 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/22 21:23:09 ID:9tZ/OSy/ BE:39771465-#
仕事って言っても、紙袋作ったりという内職的なもので、
稼げて月5000円とからしいからな。大体40年労役したとして、
240万。食費や刑務間の人件費、光熱費等を考えたら
赤字な気がする。食事にしても3食きちんと食えてるわけだしな。
まぁ、娑婆よりは全然いい生活できるよね。
生産効率関係なく"衣・食・住"揃ってる訳だし。
死刑を廃止するにせよ存置するにせよそれとは関係なく
凶悪・猟奇的な犯罪は一定数存在すると思う。
それは人間が多様であることの裏面かもしれないな。
なんて言ってても自分や家族知人がその犠牲になるのは
勘弁願いたいけど。
501 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/22 21:45:30 ID:RO4yyCa1 BE:11846382-#
冤罪で再審になった例を知らないのかね(@wぷ
それに「公共の福祉」の使い方がおかしいよ。
「冤罪があっても死刑を続けることが公共の福祉」
これはファシズムの論理だな(@wぷ
>493
死刑が執行された後に、「誤審だったーーー」って例はあるのかな。
ちょっと考えてみたんだが今まで自分がこの問題について
考えるとき、凶悪な殺人犯は大人だという前提で無意識に
考えてた。しかし今の日本の状況を見ると、子供が危ない。
あるいは年齢的には大人であっても精神的には子供である人が
危ない。そういう連中は「何人殺しても自分が法的に殺される
ことがなければ何人でも殺す」という発想をしかねない。
それを考えると安易に死刑廃止論者でもいられなくなってきた。
死刑って言うとその一言で「もうだめぽ」なイメージがあるけど、終身刑とか言っても
言葉の持つイメージがあんまり怖くないなー。
505 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/22 23:40:30 ID:EbIeejnG BE:16493344-#
>>501 最初にファシズムを否定しているようだが、別に俺は政治システムとしてのファシズムを否定していない。
ま、それはいいとして公共の福祉についてはファシズム(独裁主義)の論理ではないだろう?
公共の福祉とは「人権に対して掛けられる制約」という立場で俺は捉えているが(ここは法学でも考えが分かれるところだろうけれど)。
ファシズム(独裁主義)がどうして公共の福祉に関連するのか?
俺の「公共の福祉の重視」を問題視するなら俺を社会主義者か全体主義者扱いするべきだろう。
古典刑法学では極度に公共の福祉を重視しすぎたのは事実だが、現代では個人の権利保護の規定もある。
三審制度もそうだし、再審制度もそうだ。
死刑に関していえば戦後冤罪事件は発生していないわけで、わずかな冤罪可能性をもって
死刑制度を否定することは、死刑のメリットを考えれば(少なくとも俺はその立場)「公共の福祉」をもって存置すべきということだ。
506 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/22 23:41:31 ID:EbIeejnG BE:64940797-#
507 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 05:35:28 ID:CddeiZ5H BE:26654966-#
冤罪というのは
「無実の者が有罪の判決を受け刑の執行の危険にあう」
ことだよ(@wぷ
>506
508 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 05:37:00 ID:CddeiZ5H BE:26655449-#
政治体制としてのファシズムを否定しない枠組みでの
議論ならば現行憲法体制を前提とした上での
議論はそもそも対象外ということになるね(@wぷ
>505
509 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 05:41:32 ID:CddeiZ5H BE:17769964-#
例えば自動車事故で毎年場合によっては
1万人にもなる死者がでる。
ところが、誰も自動車を廃止しろなどとは
言わない。
1.それは自動車が便利であり、
2.社会生活の中で欠くべからざるものであり、
代替手段がないから。
だから国民の1%弱にもなる死者が出ても
官民この使用を認めている。
ところが死刑の場合は、
これを廃止してやっていっている国家があるように
代替手段が必ずしも存在しないわけではない(@wぷ
510 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 09:47:03 ID:iccla8uq BE:13346633-
死刑存置派ですが死刑制度のメリットにはその単純明白さがあると考えます。
それが適用されうる程の罪を犯した者は生存権を奪われる。
これはいわゆる真っ当に社会生活を営む人々にその自明性と公平性から司法に対する
信頼を与えてはいないでしょうか。それこそ未だ死刑制度が支持され、存置される所以だと思います。
理論的ではない書き込み失礼しました。
>Imagine、ほたる両氏
面白く読ませていただいてます。今後ともこのスレッドを盛り上げてください。
応援しています。
511 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 11:50:12 ID:oneEewBJ BE:26467564-
>>509 国民の1%もが犠牲になったら
さすがに廃止論とか出るでしょ。
単に計算間違いだね。0.01%弱だね。
513 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 12:13:05 ID:CddeiZ5H BE:53309298-#
空想的死刑存置論者がしばしば「冤罪」又は「冤罪可能性」も
「公共の福祉」の範囲内という発言は、
どう見てもおかしいなあ(@wぷ
「人権の衝突」の解決・調整として公共の福祉が存在するわけで、
片方の人権を完全に消失させる死刑の局面で
公共の福祉論を述べるのは筋違い(@wぷ
単に人命軽視の議論と解釈されるが(@w荒
514 :
N議の74:05/01/23 12:46:29 ID:??? BE:26583146-#
>Imagine氏
また俺は無視ですか? ひどいなあ・・・
冤罪の問題に移る前に、あなたは
1.刑罰が基本的に同害報復である「べき」理由。
2.「べき」にもかかわらず、現状の死刑を超える刑罰が「いきすぎ」である理由。
3.「べき」にもかかわらず、現状の死刑以外の刑罰が同害報復でなくてもよい理由。
この三つをキチンと説明する必要があるのではないですか?
それとも他の人たちは納得できたんですか??
俺だけが納得できない???
515 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 12:52:16 ID:qj59gOuJ BE:18623737-#
>>509 >ところが死刑の場合は、
>これを廃止してやっていっている国家があるように
>代替手段が必ずしも存在しないわけではない(@wぷ
自動車だって、ろくに普及していない国家がありますよ?
516 :
ほたる:05/01/23 14:00:38 ID:93++FrKv BE:22122656-#
同害報復の理解や、社会契約の解釈、そして、冤罪問題についての公共の福祉。
どうも、Imagineさんの、前提が違っているような気が、、
冤罪問題については、「最小限度冤罪が生じるのは、公共の福祉において、仕方が無い、、」
という理解の元、現代の刑法、刑事訴訟法等は出来ていません。
逆に、「犯罪者を数人、有罪に出来ないことがあっても、無罪の人間を一人でも有罪にすることは許されない」という考えの元、「疑わしきは被告人の利へ」という大原則が成り立っています。
これが良いか悪いか、、はいろいろ議論があるでしょうが、、ここでは死刑存廃とはなれていきますので、
やめておきます。
わたしが言いたいことは、、公共の福祉からの観点では、冤罪の存在を正当化することは出来ませんし、
それを持ち出すと、議論の方向が、違うところに行ってしまう、、ということです。
その上で、後ほど、冤罪と死刑問題について、私の考えを書きたいと思います。
>「犯罪者を数人、有罪に出来ないことがあっても、無罪の人間を一人でも有罪にすることは許されない」
>「疑わしきは被告人の利へ」
つうことは、適正に裁判が行われれば冤罪は発生しないのだから、死刑と冤罪を絡めて語る意味がないのではないか。
冤罪の発生が問題なら、死刑を廃止するのではなく、裁判制度を改革せねばならないということですかな。
518 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/23 14:31:04 ID:CdUwYR4R BE:47725766-#
(=は反論、意見発生箇所)※アンカーは省略 補足よろ
<死刑存続派>
・因果応報論:
>>6>>45>>107 =遺族が死を望まない場合もある:
>>63 ・抑止力の存在:
>>11>>40>>50 =抑止力は無:>51>53>163>172>182>186>204>356>381>405
=
>>204の補足としての自己レス:>212>218
=抑止力は有:
>>52>>168173>208>213
=発生した関連議論:>209>211>216>245>246>247
>284>290>294>295>296>298
>299>302>303>304>308>352
>354>359>362>363
=広義の抑止力:>55
・刑務所の限界:>12>108
・更正できない奴を生かす意味が無い:>17>39>40>54>329
・現行刑罰の希薄さ:>23
・不利益の存在:>65>78
=不利益論では、老人や障害者も不要となる:>69
・遺族感情救済説:>96>201>223>224>225>226>227>228
>230
=広義で仇討ちを認める事になる:>101
=仇討ち関連:>102>104
=社会システム維持のため、個人の感情は抑制される:>103
=死刑囚の行動、世論予想:>202>207>214>207>214
=法律による決定で、感情的理由は極力排除されるべき:>259
=本来報復権利がある(柔軟姿勢):>260
・税金問題:>275
・死刑人道説:>283
=選択の疑問:>285
=更正は必要:>286
・象徴的な存在として:>382
519 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/23 14:33:29 ID:CdUwYR4R BE:42423348-#
>>518の続き
<死刑廃止派>
・死刑執行人の存在:>3>14
=死刑執行を、死刑囚に委託する:>114>121>126>137
=負担という面では変わりない:>119
=強制力発生の問題点:>122
=発生した関連議論:>126>128>129>130>132>138
>151>152>153>154>155>156
>157>158>159>160>161>162
=発生した関連議論2:>176>177>178>180>181>184
>187>198>199>210>217>220
>221>229>232>234>238>240
>241>243>244>245>246>254
・他の懲役年数、または刑罰種類増加対策:>5>56>236
・復讐反対論:>7
・他人または国家が殺す権利は無い:>9>255
・生命の尊厳:>70-71
=抽象論への批判:>87
・人権剥奪、人体実験に活用すべき:>148
=献体の事実の指摘:>149
・刑務所改革論:>258
・再犯防止は終身刑で十分:>330
・冤罪可能性が排除できない以上、死刑は廃止すべき:>476
520 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/23 14:35:31 ID:CdUwYR4R BE:21211744-#
>>519の続き
<補足>
・刑務所の絶対数が足りない:>29
=専用マンション作ればいい:>33
・終身刑を作るべき(もしくは刑罰の多様化):>17>19>42>59>73>86>94
>170>293>318
=更正の見地からして無期で良い:>58
=税金の無駄:>46
=年齢上限懲役刑導入:>98
=事実上の終身刑との指摘:>99
・日本人が支持するのは、当人にとって死が無縁だからである:>43
・敵討ち、代理人委任導入論:>76
=執行人の仕事:>77
=第三者への委任は現行と変わらない:>83
・刑罰本質への訴え:>93
・生存権剥奪の正当性:>87>89
=緊急避難との指摘:>90
・刑法理念について:>105
・死刑方法:>109>110>111
・死刑適用範囲の拡大:>118>126>133
=厳しいよ!!:>120
・冤罪について>124>127>218
=冤罪の多様さへの言及:>131
=冤罪可能性の無い場合への言及:>183
=冤罪可能性の打ち消し:>205>317
=冤罪と現行体制について:>248
=裁判制度からの見地:>267>269
・死刑囚問題について:>252
=文章面での反論:>253
・終身刑と死刑の差(抑止力含む):>307>426
=発生した関連議論:>433>451>464
・死刑は国民感情を盾にした、官僚の責任逃れ:>310>312>421>441
=発生した関連議論:>445>446>452>453
・死刑廃止の場合の法改正:>320
・死刑廃止のメリットデメリットも重要:>357
・死刑を望まない遺族の嘆願書:>371
=発生した関連議論:>372>373>374>378
521 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/23 14:39:06 ID:CdUwYR4R BE:33143055-#
>>520の続き
<まとめ的な意見>
・まとめ:>48-49>257
・死刑賛成の本質について:>146-147
・死刑廃止のデメリット:>188-191>200>218
=人権よりも社会の安定を優先すべき:>194
=デメリット範囲への疑問指摘:>206>211
・死刑存置理由(抑止力、応報刑、国民世論の支持):>290
=同害報復に関連して:>305>306
=項目への反論:>309
・死刑廃止の根拠(抑止力、冤罪、終身刑、遺族感情、執行人の人権):>332>337
=発生した関連議論:>335>376>377
=国がすべき被害者救済とは?:>339
=感情治癒:>340>345
=発生した関連議論:>341>342>343>347>348>350>351
>355>388>389>390>396>397>407
>412
=漬物の話:>399>401>413
=発生した関連議論:>402>403>404>406>410>414>415>416
=抑止力についての私的意見:>418>419
=それに対する反論:>450
・私は死刑絶対存置論者ではありません:>353
<関連書籍、テキスト、引用>
・刑務官の手記:>13-15>16>18
・関連書籍:>61>95>96
・アメリカでは死刑囚は人体実験されていた:>54
・死刑囚の会話:>139>141
・50年前の判決での裁判官予想:>143
・江戸時代の死刑制度:>179
・抑止力に関するデータ:>182>192
=抑止力に関連した議論:>195>196
・死刑反対HP:>259
=組織は、極左過激派残党である:>260>272-273
=がびーん:>271
・自己HP紹介:>262
=最後まで読みましたw:>263
=発生した関連議論:>264>265>266>270>272>274>276
>277>278>279>280>281>282>285
>287>292>300>370>391>392>393
>394>443-444>447>454>455
・死刑廃止論の紹介:>313
・タイ死刑執行シーン:>358
=公開刑の効果について:>363>367>367>368
・極刑望む被害者父のニュースソース:>387
・世論調査に関連したデータ:>490>491
・アメリカの州の犯罪率に関連したデータ>494
522 :
ほたる:05/01/23 15:12:22 ID:93++FrKv BE:46456597-#
処刑人さん、、お疲れ様です。
>>517 たとえ、疑わしきは、、の原則を厳守しても、
人が人を裁く以上、、必ず間違いが起きます。
その間違いは救済されなければならない、、
死刑の問題点は、救済の可能性がなくなるから、、ということだと思います。
裁判制度の実情にも、大きな問題点はありますが、どのように裁判制度を改善しても、「冤罪を100%防ぎ得ない、、」その動かせない事実が、冤罪を持って、
死刑廃止を唱える人の根拠だと思います。
523 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 15:27:41 ID:CddeiZ5H BE:15549337-#
「全部読む」とか「最新50」が見えないので
まるで意味がないな(@w荒
524 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 15:33:23 ID:CddeiZ5H BE:25914757-#
ヲレが前に言ったことを繰り返すが、
要するに死刑廃止論の一番強力な理由、
つまり必殺パンチは「冤罪の可能性」であり、
死刑存置論の一番強力な理由、
つまり必殺パンチは「復讐を良しとする国民感情」である。
これらは時代、地理を問わず死刑廃止・存置論争で出てくるものであり、
議論の双方に「キラーパンチ」が出てくる以上
単純な「死刑は廃止すべきか否か」という問題意識は
そもそも非生産的で無意味なのさ(@wぷ
前にヲレが述べたように、
「どのような条件があれば現在の日本では死刑存置の決め手となるか」
「どのような条件がなくなれば現在の日本で死刑廃止が成立するか」
という、
「属性」を考慮した問題の定立をしなければならないのさ(@wぷ
525 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 15:36:41 ID:CddeiZ5H BE:13327092-#
二つの要請からのキラーパンチを考察すると、
「復讐への国民感情が満たされるような、
死刑に変わる代替刑で冤罪の場合の取り返しがつくような
ものが考えられること」
というのが国民感情変化の落としどころだと思うね(@wぷ
526 :
517:05/01/23 15:39:09 ID:??? BE:43776768-#
>>522 ということは、「最小限度冤罪が生じるのは、公共の福祉において、仕方が無い、、」という
Imagineさんの発言を否定しておきながら、自分は冤罪の存在を消極的にではありますが認めているのでは?
527 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 15:39:53 ID:CddeiZ5H BE:11106735-#
すぐに出てこられるような無期懲役が
死刑の代わりの最高刑になってしまう
現状では国民感情は満足させることはできない、
ということになるね(@wぷ
528 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 15:41:20 ID:CddeiZ5H BE:59972999-#
冤罪の可能性を認めているのであって、
冤罪を肯定的に評価しているわけではないという
ことだと思うよ(@wぷ
>526
529 :
N議の74:05/01/23 15:50:02 ID:??? BE:33228656-#
>>521処刑人 氏
俺は自己HPを作ったから紹介したというわけではなく、N儀での議論の為に
外部の置き場に自分の意見をまとめて書いたんですけどね。
その方が流れを邪魔せずに効率的に議論できると思ってのことなんだけど・・・
まあ成功はしてないようですけど。orz
530 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/23 15:58:36 ID:2h3D4fKy BE:31817838-#
>>529 当人の意図を汲み取った構成でないのは申し訳ない。
とりあえず、詳細の羅列というよりは、様々な
立場からの意見、主張、そして議論が重ねられ、
ちょっと複雑化したので、整頓目的で、いわゆる
「目次」のような意味をこめて作りました。
もちろん、N議の74氏が紹介という名目のみで
>>262でレスをした訳ではなく、あくまで自分の
HP上で主張をまとめた上での議論参加だという事
は分かってますので。また何かあったらよろしくです。
531 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 16:21:30 ID:oneEewBJ BE:61757478-
292 名前: 東京kitty ◆a1GNWHiwwM 投稿日: 05/01/23 12:08:46 ID:f7MLyktI BE:19990793-#
1パーセント弱だったら0.01%だって含むよ(@wぷ
こんな負けず嫌いのひきこもり40歳ですが
暖かく見守ってあげてください。
>>531 ソースのアドレスを示した方が説得力があるかと。
533 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 16:25:40 ID:CddeiZ5H BE:39981896-#
534 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 16:26:36 ID:CddeiZ5H BE:26654966-#
531は算数の基本がわかっていない議論だね(@w荒
強がりかも‥‥
まあまあ・・・と言ってみる。
そんなのはいいんだけど、本題は、どうなったの?
537 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 16:37:54 ID:CddeiZ5H BE:4442832-#
ヲレが527までで述べたことが全てだね(@w荒
538 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 16:50:36 ID:oneEewBJ BE:49626195-
539 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 16:56:21 ID:oneEewBJ BE:61757478-
あ、でも
>>533とか見てわかると思うけど
この人どんなことでも自分の間違いとか負けとか
一切認めないから議論にならないかもね。
541 :
N議の74:05/01/23 17:01:49 ID:??? BE:15506472-#
東京kitty氏がどうこうではないですが、国民世論をどうするかとか、国民世論がこうだからこうだ、
とかいった類の意見は、俺は一切無視することにしてます。
それは政治上のテクニック、あるいは為政者、役人の職務上の問題であって、
俺の意見も他の人の意見も国民世論の一つだからです。
542 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 17:04:49 ID:CddeiZ5H BE:8885243-#
541の意見は論理的に矛盾しているよ(@wぷ
少なくとも説明が足りない。
国民世論が法制度を決定する重要な要素であることは
論を待たないし、
国民に選挙された議員が法制度を変えるか
変えないことを決めなければ
死刑に関しては何もできないわけだからね(@w荒
543 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 17:09:25 ID:CddeiZ5H BE:20731474-#
人命という自然権としての人権は国民世論や
多数では奪うことはできない、
という理論的根拠のことが言いたいのか、
それとも単なる個人的感懐のことなのか
少なくとも明示しなければ以後の展開は
予想不可能だな(@wぷ
>>541 民主主義の社会で世論を無視して法律を変えていくのは難しいですね。
545 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/23 17:14:23 ID:XAHNXHS0 BE:24991698-#
田原さんはどこですか?何の議論だか分かりません。
546 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/23 19:05:49 ID:HeoLYFiX BE:25770555-#
>>514 掲示板ですから前後するのはご了承ください。
というか、説明してもあまり納得いかないようなので_| ̄|○
●刑罰が基本的に同害報復である「べき」理由。
というのは
>>260で説明しています。国家が刑罰権を独占している理由でも有ります。
●「べき」にもかかわらず、現状の死刑を超える刑罰が「いきすぎ」である理由。
>>443でまず行き過ぎの理由は書きましたよね?それ以上でも以下でもありません。
●「べき」にもかかわらず、現状の死刑以外の刑罰が同害報復でなくてもよい理由。
>>376に書きましたよね?
ここらへんご理解いただけないのは止むを得ないと思いますが
私の意見としては述べています。
547 :
N議の74:05/01/23 21:16:33 ID:??? BE:19938029-#
>>546 気を悪くしないで欲しいのですが・・・、まったく納得できません。
>>260から引用します。
>本来的に人には報復する権利があり、またその報復には限度(同害報復)があるはずです。
これをもって「基本的に同害報復」というだけなら同意です。ただしそれは個人の報復においてです。
>この報復の権利は国家に社会契約として委託されており、その結果国家は刑罰権を独占しています。
これもこの一文だけなら同意ですが、個人の報復における「基本」を、国家における刑罰にそのまま
当てはめるからおかしいんじゃないですか?
そういう刑罰のあり方ももちろんありえますが、あなたはそれは支持しないとも言う。
その理由が
>>443 >死刑の一般抑止力は生命剥奪刑であるという一点に最大の作用がされると思います。
>生命剥奪をもって一般抑止力とする、と言う点から言えば「いきすぎ」だと思います。
でしょうか。
あなたは抑止力を死刑の理由にしていますが、
>生命剥奪刑であるという一点に最大の作用がされる
とする時点て、すでに死刑以上はいきすぎとの判断が入ってます。
これは「いきすぎだからいきすぎだ」と言ってるのと同じではないですか?
死刑以上の刑には効果が無いことを説明しなくては、「いきすぎ」の説明にはならないのでは?
また基本的に同害報復であるべきなら、仮に死刑以上の刑に効果が無くても、同害報復すれば
いいんじゃないですか?
結局あなたは効果云々ではないところに「いきすぎ」の理由を持っている。
それが
>>376 >最高裁判決は法律と同様の拘束力を持ちます。その判決があるということが前提で話をしています。
なんでしょう。
結局あなたが言っているのは、「俺は現状の制度を無条件に受け入れる」ということです。
あなたは死刑制度について何ら意見は無いということです。
かなりきついことを書きましたが、俺にはそうとしか読めません。
548 :
N議の74:05/01/23 21:35:11 ID:??? BE:38766375-#
>>542 >>544 国民世論の件。
【国民世論がこうだからこうだ】
民主主義なんだから国民世論でものごとが決まるのはあたりまえ。
そこで国民世論を根拠に意見を述べるということは、自分には意見が無いと言ってるのと同じ。
個人の姿勢としては構わないが、議論の場でそれはちょっとね。
【国民世論をどうするか】
俺は為政者でも役人でもないからね。というか為政者や役人は国民世論に従わなくちゃいけないわけで。
コントロールしようなんて思っちゃいけない。
余談だが2chに来て驚いたことがある。それはまるで為政者にでもなったつもりで「国民をどう納得させるか」
みたいなことを言う人がちょいちょい居ること。民主主義を支持しないならそれでもいいけどね。
俺は一人の国民として意見を言うだけだよ。
549 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/23 22:50:53 ID:CddeiZ5H BE:35539968-##
>国民世論を根拠に意見を述べるということは、
>自分には意見が無いと言ってるのと同じ。
大衆の意見を是認することと、
大衆の意見の大勢を認識した上で
それに依存した状況に関する意見を述べることは
別のことだよ?(@wぷ
死刑廃止の議論で
「死刑は廃止したくないと国民が思っている」
だから
「政治の場で死刑廃止が進まない」
だから
「国民の感情を変えるにはどうするか」
を考えることは国民の「現在の」感情を是認していないと
いうことだが(@wぷ
>548
550 :
◆774HdUlvDM :05/01/23 22:58:43 ID:TvoSXhO5 BE:6922894-#
犯した罪に等しい罰を与えるべき。
551 :
N議の74:05/01/23 23:28:34 ID:??? BE:15507427-#
>>549 >大衆の意見の大勢を認識した上で
>それに依存した状況に関する意見を述べる
ならいいけど、そうじゃない意見もたまにあるからね。
あと、つまらない言葉の問題かもだが、
>「国民の感情を変えるにはどうするか」
「俺たちの・・・」だと思うんだよね。どうも国民だの大衆だの言う言い方には反発を覚える。
そゆこと。
552 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/24 02:24:27 ID:E6piV27M BE:35472858-#
>>462 >今度は、可能性として「死刑ぐらいだったら、重大犯罪を犯すが、終身刑なら重大犯罪を思いとどまる、、」
それは、どのような考え方に基づくと、相当な人数が推測されるのでしょうか?
例えば、
「終身刑ぐらいだったら、重大犯罪を犯すが、死刑なら重大犯罪を思いとどまる、、」
というのは、人間は「普通は死にたくないので、死刑が一番怖い。だから思い止まる。」
と考える事ができる。しかし、これに対して、死刑を廃止して終身刑を導入したからと
いって「死刑にならない方が怖い。終身刑だったら思い止まる。」と考える精神は全く
理解し難い。果たして、どれ程の人数が存在するのでしょうか?
>私は、確率の話だけではなく、いろんな面から考えて、「死刑は、終身刑を超える抑止力はない、、」と言っているわけです。
議論の上では、結論だけ言い放って終わらせずに、充分な説明をしてください。
>>541 >とかいった類の意見は、俺は一切無視することにしてます。
>それは政治上のテクニック、あるいは為政者、役人の職務上の問題であって、
適時、相手の意見を無視するのは、それこそ「政治上のテクニック」ですねw
もし「国民世論」として挙げられた内容が、自論と同一であれば今度は声高に
「みんな、そう思っている。これは正しい。」などと言うのではないですか?
>>490 >1994年と1999年の質問は、、、
>*死刑制度に関して,このような意見がありますが,あなたはどちらの意見に賛成ですか。
>*どんな場合でも死刑は廃止すべきである
>*場合によっては死刑もやむを得ない
>*わからない・一概に言えない
そのように設問が変更された事は、別に不審は思わない。
なぜなら、回答者の知能レベルを考慮して、より「真意」に迫る回答を
期待したからだと思う。つまり、1989年までの「それまでの設問」だと
早とちりをして、
・「自分は死刑に反対」→「反対」と回答 (同様に賛否が逆のケースも)
・まず「〜という意見がある」と言われると、賛否を対等と感じない可能性
などが考えられる。
555 :
N議の74:05/01/24 08:46:41 ID:??? BE:19938029-#
>>553 ただ単に無視してるのではなく、ちゃんとその理由を言ってますよ。
その理由に対して意見・反論があるなら聞く耳は持ってます。
ただし、それをここでやるのはちょっと・・・・。
というわけで、俺のスタンス宣言と思ってくれると助かります。
556 :
426:05/01/24 17:10:04 ID:++rWRLJ9 BE:21356328-
>>468 ご意見ありがとうございます。
一応、三段論法の形式を取っているので、反論時は「前提(1か2)がおかしい」
または「前提は正しいが結論(3)への理論に飛躍がある」
のどちらかで行っていただけると論点が明確になるのでうれしいです。
恐らく425さんの意見は「統計を見ても分からない→いろいろな理由があるから」というものだと思います。
私は「色々な理由はあるけれど死刑廃止は影響しない→統計を見ても分かる筈が無い(実質ゼロだから)」です。
その理由を426と464で「統計学的でない方法で」証明したつもりです。
>>469 輿論が恣意的に操作されている事にご不満のようですね。
しかし、少なくともこの板での議論は多いほうが勝ちというものでは無い筈。
それに、長期的に見て死刑容認派が減る傾向にあるのなら問題はないかと思います。
立法は世論調査ではなく、国会で行われるのですから有権者が変われば代表者も変わっていくものです。
といっても、大手マスコミが死刑を容認せざるを得ない現状では時間はかかるかも知れませんが。
557 :
426:05/01/24 17:11:33 ID:++rWRLJ9 BE:21356328-
次に、死刑執行者について。
上の方で刑務官の服務規程に関する議論がありましたが、自分は問題は法律の側にあると考えます。
死刑執行に関する法律は刑事訴訟法の第475〜479条に記載されていますが、
ここに登場する役割は「命令者(法務大臣)」と「立会者(検察官、検察事務官及び監獄の長又はその代理者)」
に限られ、「執行者」に関する記述はありません。つまり、刑務官が執行する根拠は無いわけです。
しかし、これだけでは死刑廃止の理由にはなりません。法整備によって根拠を作ることはできるからです。
この問題に関して自分が主張するのは「国会で法律を整備して死刑執行者を明確にせよ」だけです。
#その過程で死刑制度そのものに対する議論が行われる事を望みますが。
ただし、刑務官が執行を拒否する理由にはなるかも知れないとは思います。
公務員にストライキ権はないといいますが、法律にも服務規程にないなら正当な拒否と言えるでしょう。
その場合は誰かが代役を務める事になり(現状は誰でもいいのですから)、そこから問題が社会に認知されるかも知れません。
おまけ
死刑執行が刑の確定から6箇月以内とされているにも関わらずしばしば遅れる理由について
下のような話を見つけました。
ttp://chk.livedoor.biz/archives/6839875.html これによって、冤罪可能性を減らしているから死刑容認という意見もあるでしょうし、
そこまでコスト(心理的な物も含む)をかける必要のある死刑制度はおかしいという意見もあるでしょうが参考までに。
558 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/24 17:35:23 ID:SSG4DHHZ BE:5472432-#
>>557 >>426の2に関しては証明されてると思えないです。
例1:ある夫婦に恨みがあり、家に乗り込んでその夫婦を殺害した。
ところが、そこにその夫婦の小学生の子供が帰ってきて顔を見られた。
この時「三人目を殺すと自分が死刑になるから」という理由で子供を殺さなかった
この場合、3人目を殺せば、目撃者がいなくなるので、逃げおおせるかもしれない。
よって、サクっと殺しちゃうかもしれないので、「二人殺したら無期懲役、三人殺したら死刑」以外の要素がある。
>ですが、実際に起こった殺人事件でこの様な話があるでしょうか?少なくとも自分は聞いた事がありません。
この論法だと、冤罪で死刑になった人がいないのだから、冤罪は存在しないと言うのと同じでは?
また、例をかえて、「多くの目撃者がいる中で、銀行強盗をして、行員が金を出さないのだが、
強盗殺人だと死刑になる可能性があるので、殺さずに殴るだけにして、強盗傷害程度になるようにした。」
↑のような例にすると印象も変わりますし、そんな事例があるかもしれません。例の出し方で答えも変わるかも。
559 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/24 18:10:23 ID:wVHHXYuN BE:31817838-#
抑止力に関して更に言えば、加害者側の社会的な地位も
関連するかもね。
>>426の通り、一般的な人だったら、殺人の
抑止力を働かせてるのは、死刑というよりは、広義の刑事処罰による
社会的地位の剥奪のような感じもするし、逆に抗争で他の組員
殺す893には、死刑が抑止力(1人までなら死刑にならない、ただ
それ以上殺すと死刑になるかもしれない)として働いてるかも。
死刑が無くなったら、一番顕著に出てくるのは893同士での
大量殺人かもしんないね。
560 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/25 01:10:59 ID:1ia7b+Ht BE:18974944-
>>552 一生牢屋ならいいやってか?
死刑だったら死ぬのが嫌で殺人なんかしないつーこと。ふーん
>>560 >一生牢屋ならいいやってか?
よく読んでもらえれば、わかるはずですが
>>462 (ほたる氏)は
「終身刑が一番嫌で、むしろ死刑にして欲しい」という人が居るはず
だから「死刑廃止+終身刑導入」でも抑止力が変わらない。
という内容ですから、それに対して私は
>>552 で疑問を呈している
訳です。そもそも、ほたる氏自身が
>>286 >死刑囚の多くは、死刑執行を心のそこから恐れています。
>終身刑が、死刑より残虐な刑罰とはいえないと思います。
とも発言しているので、
>>462 の主張との矛盾を感じます。
>>555 >ただ単に無視してるのではなく、ちゃんとその理由を言ってますよ。
「如何に人々を納得させるか」は極めて重要です。民主主義社会では
尚更です。あなたが述べた理由(
>>548)を要約すると、
「国民世論なんか関係なく、自分の意見の方が正しい。」
と言っているようですが、世論の一つ一つはそれぞれの「自分の意見」
であって「国民世論は、その集合」です。あなたには「自分だけ正しい」
という驕りがあるように見えます。
もし国民世論の大勢が「死刑廃止」に傾いた際にも、あなたは一貫して
「国民世論など当てにならぬから、これを根拠には死刑廃止できない」
と言うのですか?
「自分が正しい」と思ったときは、相手も同意できるような説明をすべき
です。仮に「間違った考え方」が世論の大勢を占めてしまったとしたら、
少なくとも「理に適っている事さえ正しいと思えるような説明ができない」
という幾許かの反省もあるのではないかと。
563 :
N議の74:05/01/25 11:35:22 ID:??? BE:39874649-#
>>562 俺の説明が足りなかったのかもですが、あなたはまるっきり誤解してますよ。
>「国民世論なんか関係なく、自分の意見の方が正しい。」
当然正しいと思うから意見を言うわけですが、
>「国民世論など当てにならぬから、これを根拠には死刑廃止できない」
>と言うのですか?
>>548の冒頭を読んでください。
「民主主義なんだから国民世論でものごとが決まるのはあたりまえ。」と書きました。
俺が意見として認めないのは、「世論が賛成と言ってるから俺も賛成」という発言です。
それは生活の知恵ではあっても意見ではありません。
引用が前後しますが、
>「如何に人々を納得させるか」は極めて重要です。民主主義社会では尚更です。
意見を持つ者がそれを他人に納得させることはもちろん重要です。
しかしそれはそれぞれの意見を持つ者が個々に行うことです。
こういう議論の場は様々な意見がぶつかり合う場ですから、個々に他人を納得させる
努力をすればいいだけです。
「如何に人々を納得させるか」について議論するとすれば、それは意見が一つにまとまったときです。
しかし仮に2chで意見の一致が見られて、朝生派とでもいうような一貫した思想が出来たとして、
俺もその一員だとしても、「如何に人々を納得させるか」まで語る気はちょっとありません。
そうなったら本物の社会運動ですから。皆さんがそこまでするつもりで語るのは勝手ですが、
ちょっとついていけないなあ、という感じです。
最後の4行は同意しますよ。
それから、この件をここでこれ以上やるのはよしましょう。あくまでも俺のスタンス宣言ですから。
どうしてもやりたいならスレ立てるか
2ちゃんねるで議論を円滑に進める方法
http://qa.2ch.net/test/read.cgi/argue/1105191773/ あたりで。
564 :
N議の74:05/01/25 11:44:39 ID:??? BE:19937636-#
補足
それから俺が「如何に人々を納得させるか」に反発を覚えるのは、
そのような意見に「如何に無知蒙昧な大衆・DQNを誤魔化して操るか」という匂いがするからです。
あなたの
>>562からはそれは感じられませんが。
565 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/25 12:52:48 ID:BReeRoPn BE:84240296-
初めて書込みします。
死刑制度に関して興味はありますがまったくの無知です。
見当違いの意見質問かも知れませんのでその点ご了承下さい。
死刑廃止派肯定派について!
先天的、後天的(家庭環境や成長過程で)に殺人に対して罪悪感や良心の痛みを感じない者を精神的な身体障害者と考えた場合、
社会のルールに適応できない少数の不適合者は殺してしまえ!=死刑肯定派
先天的(神戸の少年?)後天的(宅間、女子高生コンクリ)両方とも、精神的障害者なのだから、社会不適合者だからといって
少数の障害者を排除するようなことは現在の文明社会で行なうべきではない=死刑廃止派
俺はこの事で死刑廃止肯定は難しいのかな・・・と考えてました。(
>>255に同じ様なレスがあります)
思いっきり見当外れなのですか??
俺の場合、殺人願望を理性で押さえられない奴や凶悪事件、再犯を繰返す者が一般社会に存在することは危険なので隔離してほしい。
しかし死刑は反対だ!
>>492と同じ考えで過酷な肉体労働を死ぬまで行なって欲しい。
道路公団が高速道路を作りたがっているんだからひたすら道を作らせたい!
首に麻酔薬か爆弾を巻かせて発信機を付け激しくこき使う。
死にたければ勝手に逃げて死ねばいいし、生きたかったら働くしかない。
再犯者や凶悪事件を起した奴らを道作りツアーに参加させれば死刑や終身刑より絶対犯罪抑止になると思う。
年間数人しか確定しない死刑や、終身形?に抑止力がそれほどあるようには思えない。
「絶対に入りたくない!」と思わせることが一番の抑止力だと思う。
何回も服役する奴は刑務所慣れしてるぞ!
ついでにスレ違いで悪いんだけど、
国会議員や都議会、県議、市議他、議員達は一般人の2倍
公務員は一般人の1.5倍
893は元々一般人の1.5倍らしいが2倍
に刑期を延ばして欲しい。
国税で暮らしてる者達には、それくらいのリスクと自覚を与えた方が良いと思う。
566 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 13:19:13 ID:iOL0hvYp BE:20616645-#
>>547 【同害報復&死刑執行方法の制限について〜まとめ】
1.犯罪の報復は基本的に同害報復であるべき
2.1の結果、生命を剥奪された報復は、生命によって購われるべき
3.しかしながら国家にその報復の権利は委託されている
4.国家は基本的には生命を剥奪する刑を犯罪者に処すべき
5.但し死刑執行に伴う別の刑(苦痛を与える刑)等は同害報復から考えて「いきすぎ」
6.5の結果、苦痛を伴うような死刑執行方法は死刑の上限を超えるものと判断できる
【一般抑止力について〜まとめ】
1.刑罰には同害報復の考えとは別に一般抑止力が存在する
2.その最大の効果を発揮するのは死刑であり、生命を剥奪する点で最大の作用がなされる
3.例えば残酷刑による死刑であれば死刑よりも一般抑止力は発揮されると想像される
4.しかしながら前項により、死刑執行方法についてはある一定の制限が課せられる
5.よって現状一般抑止力効果を考えれば死刑が最大効果を発揮する手段である
567 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 13:21:05 ID:iOL0hvYp BE:18554663-#
>>547 【質問】
申し訳ないんですが、何を主張したいんですか?
国民世論については色々意見がついているようですが、
憲法解釈、法律について「それは考えがないじゃないか」という批判も良く分かりません。
法律という一定の規則の中で人々が生活している以上、法律は前提条件だと思いますが。
法律のほうが間違えている!という主張はそれはそれで傾聴するでしょうが、
法律が基本的に国民の総意で成立していることを考えれば、それを前提とすることに反対することがわかりません。
繰り返しますが最高裁判所の違憲合憲判決は法律と同様の拘束力を持ちます。
「残酷刑は憲法で禁止されている」というのが法律と同様の拘束力があるわけです。
例えば「Aは窃盗罪で逮捕された」という例であなたは「なぜ窃盗罪は罪なのか?」という
ところからあなたは入るのですか?一般的には「法律で定められている」というと思いますが
あなたはそれに「お前の考えが入っていない」と居丈高に決め付けたりするんですか?
>>548 >気を悪くしないで欲しいのですが・・・、まったく納得できません。
>あなたは死刑制度について何ら意見は無いということです。
あなたがそう思われるのは本当に自由ですが、
>>514 >それとも他の人たちは納得できたんですか??
>俺だけが納得できない???
特段あなた以外おかしいという意見がないようですのでおそらく一般的には理解してもらえる
意見ではないでしょうか?勿論個人の意見ですので同意はされないかもしれませんが。
568 :
N議の74:05/01/25 13:22:13 ID:??? BE:11076252-#
>>565 前半について。
それは、精神障害とは、狂気とは、異常とは、正常とは・・・、といったとてつもなく深い問題で、
別スレが必要です。
また少なくともこのスレ、また俺の知るかぎり過去の死刑スレでも、その辺の判断については
存置派廃止派両派とも、現状の判断にあまり異を唱えてはいないと思います。
つまり存置派といえども、精神障害者と認定すれば、死刑にするつもりは無いと思われます。
一方廃止派は、犯罪者も精神障害者も同様に死刑にしないわけですから、「いわゆる犯罪者」と
「いわゆる精神障害者」を同様のものと見ている面はあるかと思います。
569 :
◆774HdUlvDM :05/01/25 13:25:14 ID:tOmGeuFg BE:8654459-#
>>567 >法律が基本的に国民の総意で成立していることを考えれば
・・・(-_-)
570 :
N議の74:05/01/25 13:27:02 ID:??? BE:17721582-#
あ、Imagine氏のレスが。
そろそろ出掛けなくてはならないので夜にでもレスしますね。>Imagine氏
571 :
ほたる:05/01/25 14:39:10 ID:jTHv06XE BE:46456597-#
久しぶりです、、
ちょっと、死刑制度の問題点を3つ簡単にまとめて見ました、、
抑止力について、
死刑は、終身刑を上回る抑止力になりえるという根拠は統計上も、犯罪心理の上でも、著しく乏しい。
抑止力とは、犯罪を犯す前の心情によって決まるもので、刑罰が決定した後の心情とは、必ずしも一致しない。
冤罪について、
公共の福祉から容認するという考え方は、現在の法律上も、法解釈の上でも否定されている。
冤罪をなくすことは不可能である上に、死刑の場合、回復が不能である。
再審制度は、不完全であり、冤罪の歯止めになり得ていない。
執行人問題、
現在刑務官が行っている死刑執行は、単に、慣習として、刑務官が行っているだけで、
刑務官が死刑執行人にならなければならないという明確な根拠は無い。
正当防衛でもない、緊急避難でもない殺人を、強要する行為は問題がある。
刑務官本来の任務と、死刑執行との間には、正反対にも等しい差が有る。
刑務官がたとえ、死刑執行の可能性を認知しても、多くの刑務官は死刑執行なしにその職を終え、
実際に死刑執行に携わった、ごく少数の刑務官のみ、想像を越える多大な精神的苦痛を受ける。
仮に死刑執行が、刑務官の職務であり、過去に重大な犯罪を起こしたものといえども、
執行官自身、および、すべても国民に今後直接危害を加える恐れがない無抵抗の人物を殺す行為は、
兵士や、警察官など人を殺す可能性の有る職種と比べても大きく異なり、精神的苦痛がさらに大きい。
572 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 16:14:25 ID:iOL0hvYp BE:8247124-#
>>569 やはり……_| ̄|○。
国民の総意、というのは別に国民全体が全員一致でなされている、ということではありません。
憲法第1条の天皇の地位の根拠、となっているのも国民の総意です。
わかりにくいようでしたら民主制度に基づく総意、と読み替えてください。
573 :
426:05/01/25 16:39:27 ID:DCFpNNah BE:37371874-
>>558 御反論ありがとうございます。
例1に関しては、まさしくその殺人のメリット(目撃者が消える)とデメリット(死刑)とを比較した時に
メリットのほうを選択するだろうという推論ですので、その通りですとしか言い様がありません。
冤罪云々に関しては、「ない」ではなく「少ない」という主張だということで御納得頂けないでしょうか。
次の銀行強盗の例えは非常に興味深い指摘です。
自分は既に無期懲役(になる犯罪)が決定している人間が死刑(になる犯罪)を躊躇する可能性は少ないという
議論をしていましたが、
>>558さんの例えは有期懲役が決定している人間が
次の犯罪で無期懲役か死刑かを選べる時には(我ながら嫌な表現ですが)
無期懲役を選ぶ可能性が高いという意味だと捉えました。
ただ、その例では「殺意」あるいは「殺害のメリット」というキーワードがないように思います。
そのどちらもない(殺す気も必要ない)場合には「強盗傷害」と「強盗殺人」とを比較する必要自体がないでしょうから。
>>559 893に関しては、現在「一人殺して7年(でしたっけ?)」というデメリットと
「出てきたら箔がつく(組織でランクアップ)」というメリットが釣り合っているとの
893(命令側も命令される側も)の共通認識があるので今のような鉄砲玉が存在するのだと考えます。
ですので、「出てきたら」という前提がなくなる終身刑は893にも死刑とほぼ同じ抑止力になると考えます。
それを強要する親分の組は子分のなり手がいなくなるでしょうし。
#イタリアや南米並に待遇のいいVIP用刑務所が作られれば話は変わるかも知れませんがw
574 :
426:05/01/25 16:42:36 ID:DCFpNNah BE:21355182-
>>567 同害報復について
今の日本は同害報復という考え方を否定しています。その事についてちょっと意見を述べたいと思います。
そもそも、同害報復という考え方は犯罪(法律違反)ではなく、加害・被害に関する被害回復の考え方です。
最も有名な「目には目を、歯には歯を」という言葉ですが、これは加害者(側に属するもの)が
被害者と同じ害を受けることで被害者に忘れてもらおうというもので、過剰な報復を制限するためのものでした。
その原因が何であったかは問われていませんし、「殺してはいけないという法律」もありません。
被害回復に関するもう一つの考え方として「賠償」があります。
こちらは被害者が被害に相当する利益を得ることで被害に対する報復を諦めるという考え方です。
例えば、AがBの腕を折ってしまった時に、
同害報復:Aが同じように腕を折ることですっきりしてもらう
賠償:Bの腕が治るまでAがBの為に働く
という考え方がある訳です。しかし、これが同時に発生することは基本的にはありません。
一つの被害に対して二つの方法で支払うのは過剰だからです。
また、同害報復の場合、Aの代わりにAの弟やAの同族が腕を折ることでも成立します。
加害者に対する「罰」ではないからです。
現在、被害者の権利回復方法は民事裁判による損害賠償(の請求)に限られています。
直接加害者を追及し、報復するという権利は被害者にとって存在しません。
それは国の法律(検察、裁判所)に一任されているものです。
#親告罪という概念はありますが。
しかし、刑法は同害という概念も報復という概念も採用していません。
同害でないというのは、情状酌量という考え方にも現れていますし、
犯罪の種類によってその刑が定められている事からもわかります。。
自殺幇助と業務上過失致死と殺人とで刑が異なるのはその一例です。
報復で無いというのは、加害者(被疑者)が死亡した時に裁判が終了する事から明らかでしょう。
刑事裁判の目的はあくまでも加害者の処罰であり、被害(者の人権)の回復は目的にしていないのです。
まとめ
1.被害者の権利回復と加害者の処罰は別の概念である
2.同害報復は被害者の権利回復に属する概念であり、刑事裁判は加害者の処罰に属する概念である
3.今の日本では被害者の権利回復に対する制度は賠償しかない(報復は認められていない)
4.今の日本の刑法は同害報復を認めていない
5.今の日本の刑法における死刑は同害報復によるものではない
575 :
ほたる:05/01/25 17:08:23 ID:jTHv06XE BE:26546494-#
同害報復について横レスです。
同害報復という概念が成立する以前は、その人の身分、社会的地位により、報復の範囲、限度がまちまちだった、、
たとえば、身分が低いものが、小額の金銭を盗んでも、殺される、ようなことがたびたび行われていた、、
そこで、「報復は、同害までです、、」という概念が成立した、とわたしは理解しています。
576 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/25 17:10:48 ID:TpkGswc5 BE:43776768-#
>>573 「多くの目撃者がいる中で、銀行強盗をしていて、行員が刃物を持って反撃してきたのだが、
強盗殺人だと死刑になる可能性があるので、命を奪う可能性の高い頭部胸部腹部を撃たずに、
脚を撃ち強盗傷害になるようにした。」
とすると、防衛のための必然性が出てきますね。
私が言いたいのは、
>>426で例を挙げて説明をされていますが、例の挙げ方によってずいぶんと
印象が変わってくると言うことを言いたいのです。
自説の論理展開を有利に進めるために、それに合致した例のみを使用するのは、
客観的な論理展開とは言えず、読む者を納得させるのが難しいのではないかと思います。
577 :
576 若干訂正:05/01/25 17:12:59 ID:TpkGswc5 BE:13680735-#
「多くの目撃者がいる中で、銀行強盗をしていて、行員が刃物を持って反撃してきたのだが、
強盗殺人だと死刑になる可能性があるので、的としては大きいが命を奪う可能性の高い頭部胸部腹部を撃たずに、
若干命中率は下がるが脚を撃ち強盗傷害になるようにした。」
578 :
426:05/01/25 17:13:51 ID:DCFpNNah BE:10677942-
>>571 死刑執行者の根拠問題については
>>557に述べた通り法整備によって
死刑執行者を明確にすれば済んでしまう問題ですので、死刑廃止の積極的な理由にはならないと考えます。
また、正当防衛でも緊急避難でもないとありますが、刑法第35条に正当行為という記述があるようです。
(正当行為)
第35条 法令又は正当な業務による行為は、罰しない。
#ちなみに、死刑の方法が絞首刑に限られる根拠は刑法代11条です。
刑務官の精神的苦痛というのは理解はしますが、副次的な現象だと考えます。
その理由として、回避できる問題(執行方法の変更)である、
死刑囚が存在してはじめて発生する問題であるという二点をあげておきます。
>>572 現在の法律がどうであるか(AS IS)とどうあるべきか(TO BE)は分けて議論しませんか。
法律というのは元々不完全なものですし、だからこそ毎年改正や新法の制定が行われるのです。
例えば、ライ予防法という法律が数年前まで残っていたのはそれが正しかったからではなく、
間違っているのにそれを問題視する人が少なかったからです。
このスレで死刑についてAS ISを議論するのはTO BEを考える為のもので、
今こうなっているから仕方ないという主張をなされるとそこから先に進めなくなるのです。
過去の法律や判例は未来の法律や判例で上書きできるのです。
579 :
426:05/01/25 17:35:45 ID:DCFpNNah BE:32033838-
>>575 >>574に対するレスでしょうか?
>被害者と同じ害を受けることで被害者に忘れてもらおうというもので、過剰な報復を制限するためのものでした。
という行を念のため繰り返しておきます。
>>576,577
自分自身でも理論が完全だとは思っていませんし、そのような御指摘はありがたいものです。
ただ、今自分が426の2に関して一番欲しいのは実例を用いた反論なのです。(難しい事は承知の上です)
「死刑と終身刑との差」と違って、「死刑と無期懲役の差」は今の日本に存在するのですから、
そう考えて実行した犯罪者が存在しない限りその抑止力の差は可能性だけのものと言えます。
ttp://www.moj.go.jp/HOUSO/2003/hk1_2.html#2-2 ここによると平成14年の死刑判決は14人、無期は98人だそうです。
この中に(この年だけではないですし、不起訴処分や逮捕されてない犯人もいますが)
どれだけそう考えた人がいるかを問題にしたいのです。
580 :
ほたる:05/01/25 17:48:46 ID:jTHv06XE BE:2950122-#
いやいや、、それは重要だと思います。
私はもともと、死刑執行を刑務官が行うことは違法性が有る、、と主張しているわけではありません。
私が言っていることは、「多大な精神的犠牲を職務の名のもとに強要する行為は、許されない、、」といった感じです。
この問題は、被害者感情と匹敵する、重大な感情論だと思うのです。
執行人問題を否定する前に、執行人問題の現実を調べてみてください、、
実は、私自身、死刑に興味を持ったのも、執行人問題の本を読んだのがきっかけでした。
それまで、なんとなく、「死刑も仕方がない面があるのかな、、」などと漠然と考えていたのですが、
10数年前、「死刑執行人の苦悩」を読んだときは考えさせられました。
死刑には賛否両論あり、たとえ、死刑廃止になっても、問題は残る、、
と考えていたのですが、少なくとも、死刑廃止によって、執行人問題は解決するわけです。
読み終わったとき、「これ一つとってでも、死刑廃止の十分すぎる根拠になるのでは、、」と思ったほどでした、、
ごくごく少数の人が、死刑制度のために、人間の存在のかかわる根幹の部分を、否定されたり、傷つけられたりしている現実は、
決して軽視すべきではないと思います。
581 :
426:05/01/25 18:13:27 ID:DCFpNNah BE:48049294-
>>580 軽視していい問題でないというのはよく分かります。
しかし、先ほども述べた通り、執行人問題は死刑廃止以外の方法で回避できるのです。(少なくとも理論上)
極端な話、死刑執行ロボットを作って、刑務官を死刑執行の業務から解放したとします。
「将来において、執行人問題は解決しました。あなたはこれで満足ですか?」という問いにどう答えますか?
自分は別の理由により死刑に反対するのでそれでは満足できない、
だから執行人問題を主な理由とする訳にはいかないのです。
#勿論あなたがそれで満足する事には反対しません。色々なスタンスがあるのは当然ですから。
582 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 18:31:41 ID:iOL0hvYp BE:21646973-#
>>571 【死刑は終身刑よりも抑止力は上回る】
1.死刑は極刑である
死刑と無期懲役を考えた場合、大多数が死刑が刑量が重いと考えていると思います。
世論・法律・裁判等を見てもこれは歴然たる事実だと思いますが、これを否定するソースをお示し下さい。
2.刑量は大きく一般抑止力に影響する
>>209で述べましたが例えば飲酒運転厳罰化による効果を例としてあげることができます。
今回の効果は、厳罰化、重刑化が一般抑止力を発揮していること、ということが重要です。
この点どう思われますか?
前項で述べた死刑は極刑であることを考えれば、最高度の犯罪抑止力を死刑は保有していると思います。
3.統計・犯罪心理等の根拠
統計上そして犯罪心理の根拠とはなんですか?すでに存在するのでしょうか?<特に統計上の根拠。
「菊田教授がこういった」というレベルではなくソースがあれば案内してほしいです。
死刑資料の豊富なアムネスティ(とりあえず日本)でも根拠は出していなかったと思います。
>>347で仰ったフィリピンの事例は「死刑がなくなった→誘拐犯罪が増えた」とは思えないのでしょうか?
少なくともフィリピンではこのような判断をしているわけですが。
様々な要因で犯罪発生率は変化する、という要因に死刑存廃による効果は含まれない、ということでしょうか?
4.結局死刑廃止の論拠とはなりえない
「仮に」ほたるさんの主張どおり死刑と終身刑に一般抑止力の差がないとしましょう。
しかし刑罰は一般抑止力のみに根拠をおいてあるものではありません。
また死刑制度自体の不当性もこの意見では指摘することは出来ません。
>>352で指摘した点、つまり積極的死刑廃止意見ではない、というのはこの点です。
583 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 18:32:41 ID:iOL0hvYp BE:15462353-#
>>571 【冤罪可能性は容認せざるを得ない】
1.論拠は?
「公共の福祉から冤罪を容認する」という考えを否定している法律または法解釈を示してください(特に法律)。
冤罪可能性は絶対に否定することはできず、もし絶対否定するのであれば刑罰自体執行不可能だとおもいます。
現在刑罰(死刑以外も)が執行されているのは冤罪可能性を社会が容認しているからではないですか?
どのような論拠で冤罪可能性を社会は容認しているのでしょうか?
2.法制度は十分、ただ運用自体には問題がある
三審制度を否定しかねない再審制度まで設けて冤罪可能性を極力低くする法制度の整備は努力は存在すると思われます。
しかしながらこの再審制度は十分に機能していないことは確かだと思います。
積極的に再審を行う努力は裁判所に求められていると思います。私はこの立場にはあります。
584 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 18:33:21 ID:iOL0hvYp BE:41232858-#
>>571 【刑務官問題については死刑廃止の根拠となりえない】
1.法的根拠
法律で明確に刑務官の業務として死刑を執行すること、というものはありません。
但し刑法第11条では監獄内にて死刑を執行することを定めているということは監獄の長の管轄の下、
死刑が執行されるということは自明です。
また1960年6月9日人事院規則9130では副看守長以下の死刑執行に携わった刑務官について執行手当ての規定があります。
これは業務として死刑が存在することを示しています。業務内容まで法律で規定する必要はないと思います。
また違法性阻却事由として「正当防衛」「緊急避難」をあげられていますが、その他に「法令行為」「正当業務行為」が
刑法第35条で定められており、法律に沿った業務命令である「死刑執行指示書」の実施は法令行為及び正当業務行為であり、
不当な業務行為である、とはいえないと思いますが。
2.刑務官が業務内容を知らないことはない
刑務官がその任につくまで死刑執行を業務とすることを知らなかった、という証言を読んだことはありません。
万が一知らなかったとしても、どうしてもその業務が生理的に無理であれば退職することも可能です。
一般社会で業務内容に自分が適応できなければ通常は退社すると思います。
刑務官の退官後の心情吐露として「死刑執行はいやだった」ということはあるでしょうが、
「不当な業務によって精神的苦痛を受けた」という裁判も聞きませんし、また、
「不当な業務」ということで行政訴訟が行われたということも聞きません。
3.仮定として
仮に刑務官問題が不当であるとしても、志願制などに切り替えれば死刑執行の問題はクリアできるのでしょうか?
>>571 >死刑は、終身刑を上回る抑止力になりえるという根拠は統計上も、犯罪心理の上でも、著しく乏しい。
>抑止力とは、犯罪を犯す前の心情によって決まるもので、刑罰が決定した後の心情とは、必ずしも一致しない。
この所に「合理的な説明」を求めます。言い換えると、
「あなたが、その考えに至った際の具体的な判断材料を示して下さい。」
まさか、ご自身がどこかで上記引用文のみを読んで納得したわけでは
ないでしょうから。
死刑制度の現実のシステムとしての存続・廃止という観点の意見(冤罪とか執行官の負担)と、
「死刑制度の必要性(現行システムの是非は問わない)」の観点からの意見が混ざっている
ような感じがします。
「必要性は感じるが、人間のやることだから実施すべきでない」(消極的廃止論)という考え方も
あるかと。
必要性の観点からは、冤罪や執行官の負担は全く理由にならないわけだし、とはいえ、現実問
題を無視した机上論は机上論に過ぎないわけですが、他人の考え方を知るという趣旨で、両者
(現行システムの妥当性と、死刑の必要性)を切り分けて意見を伺ってみたいなあ。
で、漏れは、死刑制度は残しつつ、極めて限定的に運用すべしという、いわば消極的廃止論とも
考えられる立場。(制度廃止には反対。運用上は、ぼほ0%な形態。でも0%ではない状態)
死刑制度必要とする理由は、今思いつくこととしては、
・人ではなくなった物体の無駄な原形質維持の停止(囚人に反省の余地が無い等)
・日本の道徳観に根ざしたシンボル的懲罰(実際、法令には感情に根ざす部分があるわけで)
・獄中においても市井の犯罪・テロの原因となる要因を持った囚人の影響力剥奪
んで、当然、終身刑は必要だなあと。
587 :
ほたる:05/01/25 18:45:47 ID:jTHv06XE BE:26546494-#
死刑ロボットは極端ですが、自分の意志で、決められた死刑を間違いなく執行できるロボットがあれば、、
それは、ある種、解決かも、、
しかし、それを言ってしまえば、心を読めるスキャナーがあって、裁判に使えば、冤罪もなくなります。
悪い事しない薬、、なんていうのも、、
そうすれば、犯罪自体無くなるし、、
可能性を語りだすときりが無い、、
私は、執行人問題についてのみで死刑反対しているわけではありませんが、
死刑問題では、執行人の問題が出てくると、「職務だから、、仕方が無い、、」と切り捨てられがちです。
本当にそうなのか、、と考え、その問題を調べてみると、、
これは、、、決して切り捨ててはならないこと、、気づかされるされるのでは、、
と思います。
後ほど、実例を挙げてみたいと思います。
588 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 19:04:25 ID:iOL0hvYp BE:16493344-#
>>574 仰ること分かります。現状日本では同害報復という概念を否定しているのは確かです。
私も
>>260で遺族報復感情に基づく死刑存置理由を否定しています。
ここで同害報復に基づいて論じているのは
>>260で申し上げましたが
「刑罰がなぜ国家に独占されているのか?」「近代法で報復を禁じているのは何故か?」
というところから発しています。
刑罰の国家独占の理由は個人個人による国家への付託だと思います(これは私の考えですが)。
人は報復できる権利を元来保持している、つまり同害報復(事例でいうAの弟の手を折るも含め)の
権利を持っていると考えているわけです。勿論これに対しては反対意見もあると思いますが、
基本的には刑罰は同害報復であるべき(←べき、です)というのはここに由来します。
しかしながら近代国家の形成上、これらの権利は社会的には矛盾も生じてくるわけです。
例えば全く身寄りのない人を殺したときに、報復のみに論拠を置いた場合処罰する論拠がない。
また被害者が報復の権利を放棄したときなども同様です。
一般抑止力や犯罪者の特別予防論に基づく教育更正の考え方や、費用、管理等の諸問題を考え
現在の刑事罰が創出されたのではないでしょうか?(これも私の考え)
しかしながら教育更正の可能性等諸問題が全て否定されたときには刑罰の本質である
「同害報復」、つまり死刑という考え方のみが発揮されるのではないか、ということです。
現行の刑罰が現在ほとんど同害ではないということは難しい問題ですが
同害報復の権利は「同害の報復を行うことの出来る権利」と考えれば説明はつくと思います。
結局同害報復を否定しているわけですが、死刑という制度を考えたときに
この考えが根本にあるのではないか、としなければ説明はつきにくいとは思います。
>>575 その意見は正しいと思います。ハンムラビ法典では限度はそこまで、ということで
定められていたかと。
589 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 19:09:53 ID:iOL0hvYp BE:14432227-#
590 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/25 19:19:57 ID:BEkSSjG3 BE:13257825-#
>>573 確かに、893に関してはあくまで刑事処罰による
社会的地位についての影響が、一般人に
比べて低いため、抑止が働かないのであって、
そういう風に二度と社会に帰還できない状況
(死刑、終身刑)という面で考えれば、抑止力に
関しては同じような感じかもしんないね。
591 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/25 19:40:14 ID:BEkSSjG3 BE:31817838-#
>>571 >抑止力について、
抑止力に関しては、
>>381と
>>405でも書いたけど、
俺も死刑に殺人抑止力に関してはさほど効果があるとは
思えないけど、それが直ちに死刑の有無について作用するかは
疑問。刑罰論に関しては、応報刑と目的刑に分かれるけども、
応報刑に関しては、その名の通り犯罪に対する刑、んで
目的刑は犯罪防止のための刑。抑止力に関しては後者が当てはまると
思うんだけど、抑止力が例え無かったとしても、応報刑という観点から
すれば死刑廃止の根拠にはならないんじゃないかな?
>ごく少数の刑務官のみ、想像を越える多大な精神的苦痛を受ける。
この多大な精神的苦痛の根拠は?刑務官の手記?
592 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 19:52:43 ID:iOL0hvYp BE:37109849-#
>>578 法律は不完全なものであることは同意です。
しかし法律(言い換えれば法律が施行される根拠)とは「国民の意思」であると思います。
国民の多くが支持しない法は基本的には施行できないのは立法府が民主的選挙によって
選ばれることで明らかでしょう。
最高裁判例で「釜茹刑等は残酷な刑罰である」としていることは、一般的な判断基準として
死刑執行方法の上限が「現状」成立しているとみなすことができるのではないでしょうか?
ライ予防法が存在したのは「間違えていたのを問題視する人が少なかった」のではなく
「当時の民意として法律制定が正しいとする人が多かった」のではないでしょうか?
科学の発展等によりその民意が崩れ、法律の制定根拠を失ったのだと思います。
尊属殺人罪についても同様だと思います。
現在の判断として法律が民意を示すものであれば、これをひとつの根拠とすることに
問題はないと私は考えています。最高裁判例である「釜茹刑・火炙刑等が残酷な刑罰」であると
していることに「いや、これらは正当な死刑執行方法だ」とする意見が多くなれば
これらの判決は再び覆されるでしょうが、未来の法律や判例が現在のものより正しい、とする
論拠もまたないと思います。
593 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/25 20:05:09 ID:FqvzWs6h BE:41462887-##
個人、特に少数者の基本的自然権に関しては
多数の意見はその剥奪に何ら正当性を担保しないよ(@wぷ
594 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/25 20:07:25 ID:BEkSSjG3 BE:71588096-#
>>582 >2.刑量は大きく一般抑止力に影響する
>
>>209で述べましたが例えば飲酒運転厳罰化による効果を例としてあげることができます。
>今回の効果は、厳罰化、重刑化が一般抑止力を発揮していること、ということが重要です。
>この点どう思われますか?
>前項で述べた死刑は極刑であることを考えれば、最高度の犯罪抑止力を死刑は保有していると思います。
飲酒運転厳罰化による抑止効果と、死刑の抑止に関しては必ずしも同義に
できないんじゃないかな。
飲酒運転の場合、「厳罰化」と「確実性」という要素が大きく影響している
と思う。そのため、行為そのものに関しては規定は同じでも、処罰規定が
「確実」に「厳罰化」(ほぼ10万〜20万円の罰金、免許保有同乗者も同様)
しているため、実際の行為とそれに対する処罰の格差を、ドライバー側が
広く認知した結果だと思うし、そもそも、「飲酒運転行為」と「殺人行為」では、
発生件数も、行為そのものの社会的な比重も違ってくる。
いわゆる、行為と処罰の「格差」と「確実性」が飲酒運転抑止に働いているの
だから、これと同義で考えるならば、例えば「万引きしたら罰金10万円」、
「タバコポイ捨てしたら罰金5万円」というように、今までの社会的に認知された
行為と、それに対する処罰に格差があり、尚且つ確実性がある場合に
比較されるものだと思う。
また、殺人行為に関しては、飲酒運手の「確実」な「厳罰」と違い、
3年以上の懲役、または無期、死刑と、処罰内容の範囲が広い。しかも、
1人殺したくらいじゃ大抵死刑にならないのは、判例でも明らかになっている。
つまり、行為と処罰の格差は無いけども、「確実性」が欠けているため、この場合の
飲酒運転の効果が、直接死刑の抑止力に結びつく訳ではないと。まぁ、
強姦処罰規定を放火殺人、強盗殺人の処罰規定と同じにすれば、死刑の存在に
よってある程度は抑止力が働くかもしんないけどね。その分口封じの殺人も
増えるだろうけど。
595 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/25 20:07:55 ID:FqvzWs6h BE:39982469-##
法律は多数の意見だから正しいという意見は
単なる愚民のヲナニーだ。
多数が1+1=3と必死に喚いても何ら1+1=2のままで
変わらないよ(@wぷ
民主主義社会においては
人格の尊厳及び人命が最大の価値を有するものとされている。
596 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/25 20:12:03 ID:BEkSSjG3 BE:26514645-#
>>584 >副看守長以下の死刑執行に携わった刑務官について執行手当ての規定があり
確か、数日の休暇と、6000円くらいなんだよね。
ほんの数千円で人を死なすってのもキツイだろうなあ・・。
597 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/25 20:15:36 ID:BEkSSjG3 BE:53028858-#
>>584 >2.刑務官が業務内容を知らないことはない
>刑務官がその任につくまで死刑執行を業務とすることを知らなかった、という証言を読んだことはありません。
>万が一知らなかったとしても、どうしてもその業務が生理的に無理であれば退職することも可能です。
>一般社会で業務内容に自分が適応できなければ通常は退社すると思います。
>刑務官の退官後の心情吐露として「死刑執行はいやだった」ということはあるでしょうが、
>「不当な業務によって精神的苦痛を受けた」という裁判も聞きませんし、また、
>「不当な業務」ということで行政訴訟が行われたということも聞きません。
同意。死刑執行人である刑務官の、精神的苦痛などを
死刑制度の問題と考えるためには、前提として刑務官の
死刑執行制度への認知と、その断固たる強制力が必要であると思う。
598 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/25 20:38:36 ID:FqvzWs6h BE:11106353-##
死刑廃止国は次々と増えており、大勢としては
死刑廃止の傾向は揺らぐことはない。
だから死刑それ自体の死刑と死刑存置論の断末魔も
そのうち聞こえるだろう。
事実、毎年死刑執行人数はほとんどおらず、
判決を受けてからも相当長い期間が経って処刑ということになっている。
現実的に見ても死刑そのものが死を迎えているということだ(@wぷ
空
599 :
N議の74:05/01/25 21:11:43 ID:??? BE:35444148-#
>>566 Imagine氏
まとめ乙です。助かります。ただし内容には同意できません。
>【同害報復&死刑執行方法の制限について〜まとめ】
>1.犯罪の報復は基本的に同害報復であるべき
>2.1の結果、生命を剥奪された報復は、生命によって購われるべき
>3.しかしながら国家にその報復の権利は委託されている
ここまではほぼ同意と言っていいでしょう。
>4.国家は基本的には生命を剥奪する刑を犯罪者に処すべき
ここでジャンプがあります。刑罰は報復ではありませんから。
しかしとりあえず刑罰は国家による報復の代行としましょう。
そうすると、
>5.但し死刑執行に伴う別の刑(苦痛を与える刑)等は同害報復から考えて「いきすぎ」
>6.5の結果、苦痛を伴うような死刑執行方法は死刑の上限を超えるものと判断できる
拷問の末に殺したような場合、同害報復から考えると、拷問の末に殺さなくてはならないはずです。
つまりあなたの言うように刑罰を同害報復と捉えると、上限なんて無いんですよ。
>【一般抑止力について〜まとめ】
>1.刑罰には同害報復の考えとは別に一般抑止力が存在する
同意です。
>2.その最大の効果を発揮するのは死刑であり、生命を剥奪する点で最大の作用がなされる
ここがおかしい。ただの死刑より、市内轢きまわしの上磔獄門のほうがよほど効果があると
想像できませんか?
>3.例えば残酷刑による死刑であれば死刑よりも一般抑止力は発揮されると想像される
そうです。2と3は矛盾してますね。
>4.しかしながら前項により、死刑執行方法についてはある一定の制限が課せられる
>5.よって現状一般抑止力効果を考えれば死刑が最大効果を発揮する手段である
意味が分かりません。
しかし俺へのレスではないですが、
>>588の
>しかしながら教育更正の可能性等諸問題が全て否定されたときには刑罰の本質である
>「同害報復」、つまり死刑という考え方のみが発揮されるのではないか、ということです。
これであなたの考え方が少し分かりました。上限の問題はなおありますが、それはひとまず
不問にして、あなたの考えに則って検討してみます。
あなたの意見はこういうことですね。
刑罰とは本来同害報復であるが、刑期を終えて社会に出る囚人の場合は更生させる必要がある。
その必要から、同害報復は制限される。しかし社会に出ることのない囚人の場合は、
その制限が必要ないので、刑罰はその本来の姿で執行される。
死刑の場合は一応これで説明できるでしょう(上限の問題を無視すればです)。
しかし傷害事件などの場合、教育の意味を込めて体罰を科すことも可能ではないでしょうか。
鞭打ちくらいなら出来るはずでは?
やはり「刑罰とは全て同害報復としての暴力が禁止されている」と考えた方がすっきりすると思いますが。
600 :
N議の74:05/01/25 21:12:22 ID:??? BE:19937636-#
>>567 なぜ分からないのか分かりませんが、426氏も
>>578で指摘しているし、その後のやりとりも
あるようなので簡単に。
>例えば「Aは窃盗罪で逮捕された」という例であなたは「なぜ窃盗罪は罪なのか?」という
>ところからあなたは入るのですか?
ここは「死刑(という法律)は是か非か」という場です。そこであなたは死刑は合法だと言ってる。
これでは話になりません。
あなたが最高裁の判断を絶対視し、現行法を絶対視するのは自由ですが、そうであるなら
あなたは議論する必要が無いのではないですか?
抑止効果についてかなり関心がおありのようですが、それもあなたにとっては関係無いはずです。
国民の総意による決定と裁判官の判断に任せておけばいいはずですから。
601 :
◆774HdUlvDM :05/01/25 21:20:31 ID:ebBrj/pl BE:1538742-#
そもそも、加害者と被害者って元々は同じ人権を有していたんじゃないかなぁ。。。。。
日本で死刑が宣告されるのは、特殊なケースを除けば殺人罪だけですよね?
で、被害者の生存権は失われてしまったのに
死刑制度が廃止されて、加害者の生存権だけは絶対的に保護されるのって平等と言えるんだろうか。
602 :
◆774HdUlvDM :05/01/25 21:26:39 ID:ebBrj/pl BE:8077076-#
法の下の平等って、いったい何だろう。。。。。
603 :
N議の74:05/01/25 21:35:29 ID:??? BE:46519676-#
補足
日常的な社会規範においても「罰」は「仕返し」ではありえません。
「罰」はいざこざの当人を超越する地点から下されます。
親、先生、学校、会社、など。
国家の下す「刑罰」も同様です。
この構造から考えても、刑罰イコール同害報復ではない、と考えるのが自然と思われます。
604 :
N議の74:05/01/25 22:04:04 ID:??? BE:53165568-#
>>601 国家が人権を保護するのと、一人一人が人権をどう扱うかは別の問題かと思います。
つまり、被害者の生存権が失われたのは、ある個人が違法に奪ったから。
国家が奪った、あるいは奪わせた、わけじゃありません。
国家は被害者の人権を保護しています。
一方被害者の生存権を失わせた者に国家は刑罰を科すことが出来るが、
やはり人権を保護しているので、死刑までは不可能と考えることが出来ると思います。
ちゃんと平等だと思いますが。
>>604 >国家は刑罰を科すことが出来るが、やはり人権を保護している
これは、憲法においてですか?
死刑が違憲ということですか?
犯罪者の全ての人権が守られるなら拘束すら出来ないのではないかと思います。
刑務所においては既に人権は制限されているのではないのでしょうか。
死刑はその究極の形。
もし、現在の死刑が憲法やその他の法令に違反しているのであれば、
死刑囚が訴えれば、裁判で死刑は違憲というような判決が出ると思いますが、
そのような事例は聞いたことがありません。
606 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/25 23:41:19 ID:spwj6sG7 BE:18555236-#
>>594 刑罰の一般抑止力は「法定刑の下限」「法定刑の上限」「検挙率」に関連するのではないでしょうか?
つまり法定刑の下限をあげること(即ち法定刑の上限との格差を無くすこと)が飲酒運転の抑止効果だ、
ということですが、このケースは「法定刑の下限」「法定刑の上限」を引き上げているのではないでしょうか?
仮定の話で恐縮ですが、飲酒運転の罰則が「反則金1万円」から「反則金1万円以上20万円以内」とされた場合、
効果は認められないでしょうか?
おそらくですが死刑にたいする一般抑止力は無期懲役よりも大幅にある、と思っていますので
私の意見が出てくるのだと思います。
例えば処刑人さんが死刑と無期懲役にそれほどの差はない、という意見であれば
反対の意見は導き出されるでしょう。
>>598の東京Kitty氏の指摘通り死刑廃止がなされるとすれば外圧によるものとなると思います。
つまり犯罪者引渡協定が執行されない、アメリカが死刑廃止国になる、等の要因が重なれば死刑廃止は訪れるでしょう。
その時に死刑の一般抑止力をどうするか。これは検討するべきでしょう。
死刑廃止派は「終身刑を代替刑に」という案を出します。しかし私は終身刑の運用には極めて懐疑的です。
私としては最高刑は無期懲役でいいので最低刑も無期懲役にすべきだと考えています。
つまり司法判断としては人を殺したら無期懲役の絶対法定刑を適用し、行政判断(もしくは法改正して司法判断)として
恩赦・仮釈放を行う。
問題は多々あると思いますが、一般予防、特別予防、刑務所運営などを勘案すればベターではないかな、と思います。
607 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 00:04:07 ID:J3yhvdBW BE:21647737-#
>>595 アンカーついていないけれど
>>592の意見についてかな?
正しい意見だとはいっていない。
ある時代で多数が「正しい方向だと信じていること」が多数意見になるのではないのか、ということ。
当たり前のことだと思うがな?
「正しい方向だろうが、もしかしたら正しくないかもしれない」ので少数意見を尊重すべきという
民主主義の原則があるんだろう。
>>598 死刑廃止国は増えているが、廃止国ではその見直しも進んでいる。
また21世紀に入ってからは激増もしていない。
アムネスティが嬉々として報告する死刑廃止国の増加は2001年1か国、2002年2か国、2003年なし、2004年2か国だ。
この間、フィリピン、スリランカが死刑を復活させている。
復活は廃止よりも重視すべきだと思うがアムネスティは批判に留まっている。どうして復活したかを議論しようとしない。
また現在の死刑廃止国に人口大国が少ないことも今後の問題だろう。
人口1億人を超える国で死刑を廃止しているのはメキシコとブラジルだけだ。
特にメキシコは犯罪が激増しており、死刑復活のデモまでも行われている。
ただ昨年末の韓国の死刑廃止決議と欧州の外圧、そしてアメリカの動向は影響を与えるかもしれない。
まだ死刑廃止までは時間がかかるのではないだろうか。
608 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/26 00:10:38 ID:NaPMR5tA BE:31817164-#
>刑罰の一般抑止力は「法定刑の下限」
>「法定刑の上限」「検挙率」に関連するのではないでしょうか?
法定刑の下限、上限っていうのは、いわゆるその犯罪行為に
対する処罰の範囲って事でいいのかな?検挙率もあるだろうね。
検挙率に関しては、特に誘拐罪に関して抑止効果が働いてるのかな。
検挙率90%超えてるだろうし。
その検挙率とある意味同義かも知れないけど、
抑止力に関連するのが「確実性」と、さらに格差ってのは、
処罰規定の範囲ではなく、行為そのものの社会的な比重(例えば
万引きの重大さ、窃盗の重大さ、放火の重大さ、殺人の重大さ等)と、
実際にそれに対する処罰内容との格差って事ね。
飲酒の抑止効果は、下限と上限の格差が無くなった事ではなく、
(実際に、50万円以下の罰金と規定されてる)その処罰内容が
ほぼ「確実」に、10万や20万もの罰金を課している、という
「確実性」と、元々飲酒運転という、殺人等と違って罪の意識も特に
感じずに起こせてしまう行為に対する、処罰「罰金10万以上」が
重くドライバーに印象付けている、という事だと。
>「反則金1万円」から「反則金1万円以上20万円以内」とされた場合、
>効果は認められないでしょうか?
この場合、スピード違反のように飲酒量によって加算されるシステムで、
初期段階の酒気帯びが1万円程度の罰金だったら、今回のような
抑止効果は生まれなかったんじゃないかな?ま、これも仮定だけどもね。
>死刑と無期懲役にそれほどの差はない
死刑そのものに関しては、殺人に対する抑止力はあまり無いと思う。
理由は、さっき言ったように「確実性」が欠けてるから。殺人を
犯しても、一人だけだったら死刑の可能性はほとんど無く、殺人=死刑
という図式が確実性によって成立していないから。なので、殺人を
抑止するものは、例えば一般人であったら、社会的地位の喪失、広義の
意味での刑罰が抑止力を持っている。ただ、893に関してはある程度
抑止効果があるとは思うけどね。
なので、死刑と無期懲役の差については、一般人(抽象的だけど)に
とっては、そこまで抑止力に差は無いと思う。死刑抑止力を発揮するのは、
2人以上殺したら死刑と分かっている、計画的な殺意を持っている奴、
もしくは抗争中の893とか、一部になるんじゃないかな。この場合、
無期と死刑の差は一般人に比べて広がると思うけどもね。
609 :
処刑人 ◆CG9Z/ZFOQU :05/01/26 00:25:33 ID:NaPMR5tA BE:18559872-#
まぁつまり、殺人という行為に対して、死刑が前提として
抑止力を働かせるというよりは、まずは犯罪行為という
広義の意味に対する理性の介入(犯罪行為をしては
いけない)、道徳心(人を殺していけない)、社会的地位の
喪失(家庭が壊れる、職を失う、二度と今の生活に戻れない)、
広義の刑事処罰(警察に捕まる、刑務所に入れられる)という
いくつかの項目が、抑止のプロセスとして機能してるんじゃ
ないかな。ただ、こうした項目の優先度はその人の
価値観、現在の社会的地位などによって変わってくる
だろうけども。死刑がまず前提に来る人も(少数だと思っているが)
いるだろうし。
けれども、実際殺人のほとんどは衝動であったり、激しい怨恨で
通常の思考ができない状態であったりするので、そういうのも
加味した上でやはり死刑の抑止力ってのは、そこまで無いんじゃない
かなぁ。
610 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 00:34:14 ID:J3yhvdBW BE:24739946-#
>>599 そうして反論していただくと助かります。
【同害報復&死刑執行方法の制限について〜まとめ】
とりあえず4までは仮にOKでよろしいですか?
5.但し死刑執行に伴う別の刑(苦痛を与える刑)等は同害報復から考えて「いきすぎ」
6.5の結果、苦痛を伴うような死刑執行方法は死刑の上限を超えるものと判断できる
ここに意見の差があると思います。これは意見の差なので説得できるかわかりませんが。
N議の74さんは「○○されて殺されたのだから○○して殺すべき」ということだったんですね。
私の意見は「失われたものは生命であるから生命を剥奪する」ということです。
生命は最大限尊重されるものであり、だからこそ生命を持って償うこと、これが私のいう同害報復です。
それ以上の刑罰は不要というのはこのためです。
【一般抑止力について〜まとめ】
4.は前項(【同害報復&死刑執行方法の制限について〜まとめ】の5&6)により制限が掛けられるという事です。
【同害報復&死刑執行方法の制限について〜まとめ】を否定される場合、納得はいかないと思いますが。
>刑罰とは本来同害報復であるが、刑期を終えて社会に出る囚人の場合は更生させる必要がある。
>その必要から、同害報復は制限される。しかし社会に出ることのない囚人の場合は、
>しかし社会に出ることのない囚人の場合はその制限が必要ないので、刑罰はその本来の姿で執行される。
そのとおりです。
肉体刑や薬物刑(これが刑といえるかは別ですが)は”憲法””後遺症”などを考慮しなければ
私は賛成するかもしれません。
>>600 最高裁判決の効力を重視する理由は別レスですが
>>592に書きましたので一読ください。
「死刑は是か非か」という部分がこのスレッドの趣旨だと思います。
「残酷刑が是か非か」というスレッドではおそらく違う対応をするでしょう。
そこで「最高裁判決が出ているから絶対だ」という意見ではその場にいる意味は無いという批判は当たっていると思います。
しかし死刑存廃の議論で「残酷刑を導入しないのは何故?」と聞かれたら最高裁判決を持ち出すこともあるでしょうし、
また死刑廃止論者が「死刑は違憲だ」と推論されても「合憲判決がある」という回答はおかしいですか?
一般抑止力に関しては死刑存置の最大理由である、というのが私の持論です。
これは学会や死刑関連団体では否定されている論です。
個人個人の意見が国民の総意となるわけですからここで意見を述べることは悪くは無いと思いますが。
611 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 00:37:14 ID:J3yhvdBW BE:64940797-#
>>608 ううっ……レスしおわってさぁ寝ようと思ったらレスついてた・゚・。(つД`)・゚・。
明日にでも回答します。ごめんなさい。ということでおやすみなさいです。
612 :
◆774HdUlvDM :05/01/26 01:31:50 ID:vnPQEYN/ BE:3077928-#
同害報復とかいう難しい言葉が、やたら出てくるねぇ。。。。。
>>604 国家(裁判所)が、逮捕監禁致傷犯(監禁期間=9年2ヶ月)に懲役14年の刑罰を科すことは可で
殺人犯には死刑を科すことが非というのは矛盾していないかな?
613 :
東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/26 02:57:53 ID:XQU2t0K0 BE:31097467-##
メキシコとかブラジルみたいなDQN国家では
影響力ないと思うよ(@wぷ
>607
>>587 >死刑問題では、執行人の問題が出てくると、「職務だから、、仕方が無い、、」と切り捨てられがちです。
>本当にそうなのか、、
私が
>>198 で指摘しましたが、労働環境は「屠殺場職員」と何ら変わりはありません。
「死刑執行人」だけを特別視するのは不当です。
「死刑執行人問題」なるを「死刑廃止論の一根拠」として主張しておいて、その問題性
の拠り所には「死刑は不必要であるから、それを強制されるのが問題」という勝手な
「仮定」から論じている。
あなたの言う「死刑廃止論」はまるでこうです。
---------------------------------------
・死刑廃止が正しい事の証明
「死刑廃止を正しい」と仮定すると、正しいのは「死刑廃止」になる。
故に、死刑廃止は正しく、題意は証明された。
---------------------------------------
615 :
◆774HdUlvDM :05/01/26 11:36:52 ID:tANBfwO4 BE:13846289-#
そもそも"法が死を命じている"と考えていることが、おかしいのではないだろうか?
"犯罪行為=(自らの)人権放棄"と考えるのが妥当ではないのか。
結果的に人を死に至らしめても、刑罰に大きな差異が生じるのは何故か?
(殺人罪>傷害致死罪>過失致死罪...)
これらは行為者の意思が大きく関与している。
ちょっとうまく言葉にできないが
ようするに、行為者自ら人権を放棄する意思が、どの程度だったか?ということ。
故 宅間 守 被告のケース(早期の死刑執行を強く望んだ)は、まさにこの典型だと思ったのだが。
>>615の続き
で、自ら人権を放棄している者に、死刑を科すのが何故いけないのか?
"犯罪行為は人権放棄である、放棄したくなければ慎まなければならない"
そして、究極の人権放棄は"死"である。
したがって、死にたくなければ人を殺してはいけない。
死刑制度は妥当である。
617 :
ほたる:05/01/26 12:09:29 ID:PXsh9dM/ BE:8848962-#
>>614 あなたの考えは理解が出来ません。
農業と食肉処理場の職員を同列に語るのであればまだ理解が出来ます。
死刑執行人と食肉処理場の職員を同列に語ることは、出来ないと思っています。
前者においての命を奪う行為は、人間という動物が、生存していく上で、必要不可欠な行為。
後者においての命を奪う行為は、死刑制度があるためだけにおいて、必要な行為。
かつ、この職種自体、人間の存在自体に直接かかわるものではなく、世界で、この職種が無い国が過半数である。
両者を同列に語ることは出来ません。
>>617 >前者においての命を奪う行為は、人間という動物が、生存していく上で、必要不可欠な行為。
>後者においての命を奪う行為は、死刑制度があるためだけにおいて、必要な行為。
菜食主義者であれば必ずしも動物の命を奪う必要はありません。
それと同じことです。
仮に「菜食主義国」があったとしても世界中を菜食主義にしようとは
しないでしょう。また死刑廃止国があったとしても世界中を死刑廃止
にするのは不合理だと思います。
619 :
ほたる:05/01/26 13:09:14 ID:PXsh9dM/ BE:7374252-#
>>618 理解していただけないようで、、
人間を含め、植物、動物、微生物にいたるまで、命の輪の中に存在しています。
自己の命を支えるため、他の命をもらって存在しているわけです。
もちろん菜食主義者もその輪の中から抜けることは出来ません。
どんなに完璧な菜食主義者でも、植物や微生物の命を犠牲にして、自己の命を支えているわけです。
植物や、微生物の命だけで、人間は生きる事が出来るのだから、動物の命まで奪う必要は無い、、
そういう考え方もあるでしょう、、
いや、動物も、植物も、微生物も、人間が生きる上で必要であるし、命に変わりは無い、、
という意見もあるでしょう、
これらの考え方どちらが正解、、ということは私にはいえません。
どちらも、人間の生存のための解釈の違い、意見の違いだからです。
私は、ここで分けているのです。
その人の主義主張ではなく、人間がその生存のために欠くことのできない行為か、
それ以外の行為か、、
食肉処理場の職員と死刑執行人は、存在意義からまったく異なっていると思います。
>>617 なぜか絶対にスルーしますねw
1、「死刑執行が業務範囲外だが、強制的にやらされる」のは事実ですか?
2、事実ならば違法ではないのですか?
3、死刑執行が暗黙的に服務規程内ならわかってて就業しているのではないのですか?
4、死刑執行人が職業として独立すれば問題無しですか?
621 :
ほたる:05/01/26 13:49:55 ID:PXsh9dM/ BE:13273463-#
>>620 スルーしてないと思ったんですが、、
まあいいか、、
この4つの質問ついてまとめます。
刑務官が、死刑執行人とならなければならない法的根拠はないが、死刑が存在する以上、
誰かが、直接死刑執行人にならざるを得ず、慣習として行われている刑務官による死刑執行が、
違法とまでは言えない。
暗黙のうちに、死刑執行の可能性をわかっていて就業したとしても、その暗黙の理解と、現実の間に、
大きな差がある。
死刑執行人が職業として独立することは、人権上大きな問題があると思うので、反対。
こんな感じですか、、
>>619 >人間がその生存のために欠くことのできない行為か、
>それ以外の行為か、、
「社会」よりも「低レベルな生存」でしか判断が左右されないのですか?
あなたの場合、「死刑」という以前に「社会制度全般」に反対なのでは
ないでしょうか? そうすると論点が最初から離れてますね。
>>621 >死刑執行人が職業として独立することは、人権上大きな問題があると思うので、反対。
それは勝手に想定した「本当は死刑反対なのに、無理やり死刑執行人をやらされる」という像
をイメージしてものを言ってませんか?
刑務官に迷いがあるなら、私が代わりに行って一人で3つ全部ボタンを押してあげますよw
624 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/26 14:29:48 ID:l1GcYvkh BE:9120825-#
食肉処理場での屠殺は、人間がその生存のために欠くことのできない行為ではなく、
人間の肉食のために欠くことのできない行為だ。
625 :
ほたる:05/01/26 14:47:41 ID:PXsh9dM/ BE:33183959-#
>>622 意味が違うんですけど、、、
レベルが低い、とか高いとかの問題じゃなくて、、
あなたが、「食肉処理場の職員と死刑執行人は同じ、、」とか言うので、
それはぜんぜん次元の違う問題でしょ、、ということを説明しているんですが、、
それがどうして、、
>あなたの場合、「死刑」という以前に「社会制度全般」に反対なのでは
ないでしょうか? そうすると論点が最初から離れてますね。
となるのか、、、、
わからない、、、、、
626 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 15:50:49 ID:8xT57OPS BE:37109849-#
>>ほたるさん
「死刑執行人の苦悩」や死刑廃止団体が主催する会合で出席する元刑務官の証言だけ聞けば
刑務官に同情的になるのもやむをえないと思います。
しかし死刑執行を業務として誠実に実行する刑務官は積極的に発言するとは思えません。
また専門的な死刑執行官の設置がどうして人権問題になるのでしょうか?
業務手当の拡充、志願制などでこれらの問題は解決すると思いますが?
さてさて。
回答でお忙しいと思いますが、
>>582-584の質問への回答お待ちしています。
できるだけ逐条でお答えくださると助かりますm(__)m
627 :
426:05/01/26 16:22:12 ID:5uVqAChM BE:48050249-
>>587 あまり繰り返すのもくどいとは思いますが、執行人問題は「死刑廃止以外の方法でも」解決できます。
だから、自分にとって死刑制度問題そのものよりも「優先度」が低いのです。
>>588 >>574で述べた通り、報復は被害者の権利回復方法の一つであり、
刑罰(ルール違反に対するペナルティ)とは無関係の概念です。
従って、報復権を国に委託してそれを国が刑罰として執行するという考え方は間違っています。
あくまでも被害者の権利回復は賠償のみによって行い、報復の権利は否定されているのです。
これは、損害賠償の請求権は放棄できても犯人の処罰を「要求も放棄もできない」事からも明らかです。
では、なぜ国家が刑罰を独占しているか。
それは、国家(行政・司法)に法律を運用する「義務」があるからです。
国家は法律(特に憲法)によって約束された権利を常に国民に保証しなければなりません。
その為にルール違反(犯罪)を行った人や組織にペナルティ(刑罰、制裁金など)を与えることで
ルール違反を行わない人の方が有利になる仕組みを作り、ルールを守るメリット(これが抑止力です)を作っているのです。
被害者が存在しないルール違反でもペナルティが与えられるのはその為です。
刑罰が報復でないのであれば、それが同害であるべきという根拠も失われる筈です。
ルール違反者に対する抑止力が発生すれば刑罰としての目的を達成するからです。
犯罪によるメリットとデメリットを比較したときにデメリットのほうが「ある程度大きそう」に見えれば抑止力が働きます。
これは、ある程度である事が重要です。余りに大きすぎると今度は正常な活動まで阻害してしまうからです。
ところで、Imagineさんの「抑止力」と「一般抑止力」の言葉の使い分けについてご説明頂きたく思います。
グーグルでは「一般抑止力」の他の使用例がほとんど無い為、別概念かどうかの判断がつきかねています。
628 :
426:05/01/26 16:37:09 ID:5uVqAChM BE:20021235-
>>592 確かに1行目の法律は国民の支持によって根拠を得ているという指摘はある面において正しいです。
しかし、2行目の指摘は法全体と個別の法を混同するという過ちをおかしています。
我々は日本国の国民であることをもって日本の法律を支持している事になります。
これは法体系全体としての支持を意味します。(支持できない場合は移民、亡命、革命などの行動が必要です)
しかし、法体系の支持は直接個別の法を支持していることにはつながりません。
現在、国民は個別の法に対して意見を出す「公的制度(国民投票による決定制度)」を持っていません。
国によっては立法に対して憲法裁判所が違憲審査を行いますが、日本にはその様な制度もありません。
また、国民の多くが支持しないのが確実であるにも関わらず施行された法律も存在します。
発泡酒の増税などは国民の意見と国会の意見が異なっていたのが記憶に新しいところです。
ここからも現行法が民意の反映であるとの断定は出来ないかと思います。
ライ予防法に関しては、1953年の改定時に既に科学的見地から廃止すべきという意見があり、
1960年頃日本に対してWHO(世界保健機構)から廃止勧告が出されたにも関わらず実際に廃止されたのは1996年でした。
それに対して2001年には「1960年以降について廃止されず差別が残ったのは違憲である」という地裁判決が出されています。
これは1960年以降選挙ごとにライ予防法について民意が問われ、廃止が否定されたからとは言えません。
ライ予防法に対する問題意識が低かった為に選挙の争点にならず、また議員の意識としても
特に優先して改正すべきという認識がなかったからです。
従って、現在の個別の法律は民意を反映したものではないので、これを一つの根拠にする事には問題があります。
最後に、自分は「未来の法律や判例が現在のものより正しい」という意見は持っていません。
「現在が本当に正しいかどうかはよく考えないと分からない」
だから「未来をどうすればいいか一緒に考えよう(議論しよう)」という立場です。
その結果現在が正しいという結論が出たとしても不満はありません。
629 :
ほたる:05/01/26 16:53:02 ID:PXsh9dM/ BE:22122465-#
どこにレスをつけていいのかわからん状態ですが、、
とりあえず、
>>582から、、
論点が少しずれているような気が、、
死刑は現時点において、確かに極刑です。
極刑が死刑以外に無いか、、ということになりますとまた別の問題ですから、おいといて、、
死刑と終身刑、どちらが重いか、、といえば、人それぞれでしょうが、もし、その二つしか選択肢が無い場合、多くの人は終身刑を選択するでしょう。
問題を、「刑量は大きく一般抑止力に影響するか」に限ると、私の考えはこうです。
「抑止力というものは、犯罪を犯す前に作用する力であり、それは、刑罰自体の重さに比例するものではない。」
「終身刑でもかまわない、、というような、一定限度を超える強い犯意があれば、それが死刑に変わろうとも、は抑止力にはならない」
まず、飲酒運転の例でいきましょう。
飲酒運転の罰金が30万円だったとします。
以前が3万円と仮定すると10倍。
これは大きな負担です。
はいそうですか、、と出すわけにも行きません。
抑止力になりえます。
それでは以前が30万円だった罰金が、31万円に上がったとしましょう。
この1万円が抑止力になりえるでしょうか。
到底なりえないでしょう。
しかし、実際飲酒運転でつかまって、罰金を払うときは、たとえ1万円の差でも、少なく払いたいのはあたりまえのことです。
それでは、31万が、32万になったらどうでしょう、、
抑止力に変化は出てくるのでしょうか、、
出てこない、、というのは、統計をとるまでも無く明らかだと思うのですが、、
抑止力って、具体的に「この罰ならやる / やらない」と考えさせる
物ではなくて、無意識に働きかける物ではないだろうか。
631 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/01/26 17:19:09 ID:l1GcYvkh BE:36480285-#
>>629 30万円から31万円に変えると抑止力に変化があると思います。
たとえば30万円から毎週1万円づつ罰金が上がり1000万円まで変化するとします。
30万円の時より1000万円の時の方が酒気帯び運転の検挙者は減ると思います。
たとえば、ほたるさんの説のように、1万円の変化では抑止力に差が無いするなら、
毎週1万円ずつ上げていくと1000万円でも抑止力に差は出ないことになります。
一万円づつ増やしている過程で少しづつ変化するのです。
抑止力の差が無いのではなく小さいだけなのです。
というのは、統計をとるまでも無く明らかだと思うのですが。
632 :
ほたる:05/01/26 18:11:26 ID:PXsh9dM/ BE:41295078-#
>>582 統計の面から、、、
統計というものに、絶対はありません。
個々がそれをどのように理解して、それからどのようなことが推察できるのかを考えなければなりません。
死刑に関する各種の統計があります。
今までここで取り上げられた統計も、一見、死刑廃止に有利な統計もありますし、その逆の統計も存在します。
それらの統計から間違いなく言える事は、
「死刑が終身刑よりも抑止力があるということを明確に表す統計は存在しない。」
ということではないでしょうか。
また、「死刑が終身刑よりも抑止力がないということを明確に表す統計は存在しない。」
ともいえます。
仮に、統計のみから結論を出せ、、といわれたら、私の出せる結論は、、、
「死刑という抑止力のあるなしよりも、社会情勢、生活環境、等、刑罰以外の要素で、重大犯罪の増減は決まると思われる。」
ということです。
633 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 20:09:02 ID:8xT57OPS BE:14432227-#
>>627 丁寧な説明ありがとうございます。腑に落ちそうです(´・ω・`)ノシ
質問形式でよろしいでしょうか?
1.処罰の要求と放棄について
私の意見は「被害者には元来報復する権利がある」とするところから発しています。
自然状態を考えたときに被害者は加害者に報復する意思を持つと想像できるからです。
元来報復する権利があると仮定すると、この権利は放棄されたのか付託されているかどうか、です。
私が間違えているとすると次の理由によります。
(1) 仮定が間違い、被害者には元来報復する権利などない。
(2) 被害者には元来報復する権利はあるが、これは社会構成の過程等で放棄されている。
(3) 被害者には現在も報復する権利があるが、これは損害賠償請求のみに限定されている。
574でのご指摘ではおそらく(3)なのだろうと推測しますが(間違えていたらごめんなさい)
もし(3)であれば直接的制裁を加える権利を経済的制裁に変換することに合意している、
ということになるのでしょうか?
もうひとつ質問ですが判決理由で「被害者に対する慰謝の有無」が述べられる場合がありますが、
これはどのように説明できるでしょうか?
【例】
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050125/K2005012501730.html しかしながら私の
>>588だと現在の刑事罰全般のあり方を合理的に説明できないのは確かで
(想像で補っている部分)426さんのご指摘のほうが合理的説明が可能だと思うので
仰る通りなのかと思います。
634 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 20:09:49 ID:8xT57OPS BE:20616454-#
>>627 2.国家の刑罰独占と死刑について
私は
>>290で特別予防、遺族感情に基づく理由、費用面における問題等の理由による死刑存置を
否定しています。反対に死刑存置理由として一般予防論(下記参照)と応報刑、国民世論の支持、
をあげています。国民世論の支持は積極的存置意見ではないので除外します。
応報刑については「被害者に対する応報」ではなく「社会秩序に対する応報」ということで
よいのでしょうか?1.が腑に落ちれば2.も当然腑に落ちると思います。
3.抑止力と一般抑止力について
間違えていました。ごめんなさい。m(__)m
一般抑止力 → 一般予防論に基づく犯罪の抑止力、と読み替えてください。
ググらせて時間を取らせてしまい申し訳ありませんでした。
635 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 20:11:09 ID:8xT57OPS BE:32986548-#
>>628 これについても丁寧な説明有難うございます。
知識ベースが違いすぎて討論できていなくて申し訳ないです(´・ω・`)ノシ
1.民主的選挙で選ばれた国会で法律は成立する。
2.国民は「社会的な正義」に基づき立法することを国会に委託している。
3.議員はその時代の「社会的な正義」で立法を行う。
4.社会的正義とは概ね民意に沿った形のものであるが、社会全体を考えたときに
正義と思われるものであり、これが間接民主制の利点でもある。
これが前提で次が意見(なのか質問なのか…)です。
4.ライ予防法は当時の民意に沿った形の「社会的な正義」ではなかったか?
5.発泡酒増税などは実際には民意に沿ったものではないかもしれないが
国会は「社会的な正義」に基づいて法律を制定したのではないか?
6.国会の判断による「社会的な正義」は誤りである可能性もあることを
国民は同意しているのではないか?
死刑スレッドなのでつけたし。
7.死刑制度は現在は概ね民意に沿った形の「社会的な正義」である。
8.国会が死刑制度廃止が社会的正義である、と判断するか、その時の民意が
死刑制度廃止を望んでいる場合、死刑は廃止される。
636 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 20:17:23 ID:8xT57OPS BE:57725287-#
>>ほたるさん
ああ!間違えていました_| ̄|○
統計上が乏しいんですね…納得しました。「差がないという統計がある」と誤解しました。
>>582の3.の1〜3行は削除してください。申し訳ありませんでした。
とりあえず回線切って吊ってきます…。
637 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/26 20:21:49 ID:8xT57OPS BE:43294267-#
>>635 ちょっとだけフォロー。
社会的な正義には2つあると仮定しています。
ひとつめは「その時代の概ね民意の沿った形の」社会的な正義
ふたつめは「社会全体を考えた時の国会が判断する」社会的な正義
638 :
N議の74:05/01/26 21:06:27 ID:??? BE:49842195-#
>>605 >犯罪者の全ての人権が守られるなら拘束すら出来ないのではないかと思います。
もちろんそうです。刑罰とは人権侵害に他なりません。しかし刑罰として必要な範囲で、です。
その範囲以外の部分では犯罪者といえども人権は保護されています。
>死刑が違憲ということですか?
違憲と読むことも可能だと思います。しかしそんなことはどうでもいいのではないでしょうか。
ここは裁判所じゃないんですから。憲法が間違ってると思えば変えればいいだけです。
>>612 ◆774HdUlvDM氏
>逮捕監禁致傷犯(監禁期間=9年2ヶ月)に懲役14年の刑罰を科すことは可で
>殺人犯には死刑を科すことが非というのは矛盾していないかな?
矛盾していません。それが矛盾に見えるのは、たぶん刑罰を同害報復と捉えてるからですよ。
逮捕監禁致傷犯に懲役14年の刑罰を科すことは、べつに監禁をしたから報復として監禁し返してる
わけではありません。
死刑が非なのは、刑罰としての必要を超えて報復の色が濃いからです。
もしそれを矛盾とするなら、経済犯が懲役を科せられるのも矛盾ということになってしまいます。
>>610 Imagine氏
>生命は最大限尊重されるものであり、だからこそ生命を持って償うこと、これが私のいう同害報復です。
>それ以上の刑罰は不要というのはこのためです。
あなたの言っていることがまるで理解できない理由がやっと分かりました・・・。
ぜんぜん「同害」じゃないじゃないですか! 「同害」と言えば普通「質量共に同じ害」だと思いませんか?
まあいいでしょう。あなたにとっては「命を無くすこと」が最大最高究極の害なんでしょう。
そうすれば確かにあなたの
>>566の主張には筋が通ります。
しかしあなたは、後ろから頭部をズドンと一発、本人は何も気付かぬまま即死するのと、爪をはがれ
目玉をえぐられ、じわじわといたぶられて死ぬのと、どちらも被害の大きさは同じだと言うのでしょうか。
そしてそれをした者の罪の重さは同じだと言うのでしょうか。
あなたの言う最大最高究極の害=死は、あまりにも現行の死刑制度に都合が良すぎませんか?
それから、以前あなたは刑罰の上限の理由として最高裁判決を挙げたはずですが、
意見が変わったのでしょうか。意見が変わるのは構いませんが、どちらにしても到底同意できません。
>最高裁判決の効力を重視する理由
これは
>>592から引用します。
>最高裁判例で「釜茹刑等は残酷な刑罰である」としていることは、一般的な判断基準として
>死刑執行方法の上限が「現状」成立しているとみなすことができるのではないでしょうか?
「「現状」成立しているとみなす」ことはもちろんできます。しかし、
>現在の判断として法律が民意を示すものであれば、これをひとつの根拠とすることに
>問題はないと私は考えています。
なぜそうなるのですか? ここは「現状成立している」ことの是非を検討する場ですよ?
現状成立している「理由を支持する」、あるいは、現状成立している「ことに意見は無い」
というのであれば分かりますが、あなたは、現状成立している「から正しい」という言い方をする。
それなら全ての「現状成立しているものごと」は正しいことになってしまいます。
639 :
◆774HdUlvDM :05/01/26 22:03:26 ID:a7XhkYbP BE:6922894-#
>>638 >たぶん刑罰を同害報復と捉えてるからですよ。
いいえ、そもそも同害報復という言葉から連想するものは「戦争行為」であって
刑罰とは明確に違うので。。。。。
刑罰(量刑)とは、犯した罪の重さを、目に見えない"ある基準"によって数値化したものだと思ってます。
逮捕監禁致傷犯に(微罪を捉え併合罪規定を用いて)法定の上限を超えて刑罰を科すこと
(9年2ヶ月の監禁行為を懲役14年に値すると算定した)が正当であるならば
人に死を与えたものに、死刑という等価罰を科したとしても正当ではありませんか?
(死刑は刑罰の最上級であり、それ以上の罰を科すことは物理的にも不可能)
であるにもかかわらず、死刑を科すことは許されないとするならば、やはり矛盾と言わねばなりますまい。
あと、死刑肯定の理由は
>>615>>616に書いたとおりです。
640 :
N議の74:05/01/26 23:16:16 ID:??? BE:8861524-#
>>639 >逮捕監禁致傷犯に(微罪を捉え併合罪規定を用いて)法定の上限を超えて刑罰を科すこと
>(9年2ヶ月の監禁行為を懲役14年に値すると算定した)が正当であるならば
あ、すみません、そういう意味だったんですか・・・。
法廷の上限を超えていたんですか・・・。
細かいことは知らないもので。orz
ただ、それが正当か不当かは、このスレと関係が無いのでは?
したがって興味もありませんし、
>人に死を与えたものに、死刑という等価罰を科したとしても正当ではありませんか?
と言われても、設問自体不適当と思うので答えられません。
>死刑肯定の理由
>>616より引用
>"犯罪行為は人権放棄である、放棄したくなければ慎まなければならない"
>そして、究極の人権放棄は"死"である。
2点反論できると思います。
1.国家の保護するべき人権は、本人の意思とは関係が無い。
つまりたとえ人権放棄を宣言した者でも、国家はその者の人権を保護する義務がある。
2.「犯罪行為は人権放棄である」というのはこういうことですよね?
正常な大人なら犯罪をすれば刑罰と言う形で人権を侵害されるのが分かっているはずだから、
犯罪の意思を持つこと=人権放棄である。ならば人殺しをすることは死刑を覚悟することだと。
しかしそれは「人殺し=死刑」という量刑を前提にしなければ成り立ちません。
「人殺し=終身刑」なら、人殺しをすることは死刑を覚悟することになりませんから。
641 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/27 00:20:45 ID:catFOlu6 BE:57725287-#
>>638 「基本的に刑罰は同害報復であるべき」を根拠にした論は
>>426氏に否定され
私も同意しつつあります。もう少々お待ちくださいませ。
現在のところ同害報復については失われたものが生命であれば、生命で償う、そのように解釈しています。
繰り返しになりますが死刑の上限については「死刑存廃スレッド」であれば最高裁判断で
違憲と述べていることが私の理由です。「残酷刑はどうしてゆるされないか」というスレッドであれば別の対応です。
それでは「議論にならない」ということでしたので「そういわれればそうかもな」と思い、
あなたの意に沿うよう
>>443で「この制限が無いとしたら」という前提で同害報復に基づく限度を
述べています。
>>443は読んでくださっていますか?特段前説を覆しているわけではありません。
死刑は生命を剥奪することからそれ以上の刑を科すことは不必要です。
死刑存廃論に関してはスタンスとして
>>290に変更はありません。
426氏の指摘が納得いくものなので(2)の5行目は削除するかもしれません。
(2)の書き換えは426氏にもうすこし説明してもらってからします。
642 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/27 01:25:42 ID:catFOlu6 BE:20616454-#
N議の74氏・426氏
質問が有ります。「同害報復」等の上記論題は平行していただいて結構です。
まず
>>290を自ら否定し、その上で質問です。
【前提】
1.一般予防論に基づく死刑の特別な威嚇効果の否定
例えば私は飲酒運転の罰則強化による効果を一般予防論の具体的証明としていますが、
これも処刑人氏の指摘通り厳罰化に効果が発揮されているだけで死刑の効果的威嚇力が
あるとすることを証明しているものではないとして仮に否定します。
一般予防論では無期懲役と死刑の差は無いと464で426氏が指摘していますので
これも正しいとします。N議の74氏も刑罰が基本的に応報だと391で述べています。
これらはほたる氏も一貫して主張していることです。
【注】一般予防論に基づく死刑の威嚇効果は無期刑と差は無い、ということには異論は有りますが、
ここでは否定します。
2.同害報復の否定
>>627のとおり刑罰は同害報復などではないということはほぼ了解します。
3.国民世論の支持
>>635で述べたとおり、立法が社会正義に立脚しているとして、
「8.」でのべたとおり民意が死刑存置を望んでも社会的な正義に基づいて死刑を廃止できるとします。
4.その他
>>290でその他の主な死刑存置意見を自分で否定しています。
遺族感情に基づくもの(
>>259参照)、脱獄可能性によるもの(
>>206参照)、特別予防論に基づくもの(
>>206参照)、
費用面によるもの(
>>206参照)
643 :
Imagine ◆bHx7LyVWWk :05/01/27 01:26:37 ID:catFOlu6 BE:12370043-#
【質問】
ではなぜ死刑は不当な制度なのでしょうか?
1.刑罰の上限
>>627で426氏は次のように述べています。
>犯罪によるメリットとデメリットを比較したときにデメリットのほうが「ある程度大きそう」に見えれば抑止力が働きます。
>これは、ある程度である事が重要です。余りに大きすぎると今度は正常な活動まで阻害してしまうからです。
つまりここに刑罰の上限が設定されていると言うことでしょうか?
・しかし死刑制度の存在が社会の正常な活動までを阻害することになるのでしょうか?
・例えば通常の社会活動を営むにあたりどのようなデメリットがあるのでしょうか?
2.不当・不正な罰
生命は最大限尊重されるべきであるから死刑は不当であるとします。
・しかしそうなると社会的な正義もまた否定されるのではないでしょうか?
>>290で言いましたが「俺は人を殺すことができるが、他人が自分を殺すことは赦さない」と主張していることが正しくなりはしませんか?
「被害者の生命×被害者数<犯罪者の生命」という式が成り立ちはしませんか?
・
>>290や◆774HdUlvDM氏が
>>615-616で述べているように凶悪犯罪者に対しては死刑をもって望むことこそ
正当な応報であり、社会的な正義ではないでしょうか?
3.残酷な刑罰
生命を剥奪する刑罰が残酷な刑罰であり、憲法36条に違反するとします。
・全く仮釈放の見込みも無い死ぬまで監獄に留め置かれる終身刑や長期有期刑(加算型)等はもっと残酷な刑罰ではありませんか?
カナダの事例などから終身刑は緩やかな死刑であるとする死刑廃止派もいるようですがこれは正しくはないですか?
・終身刑は残酷ではなく、死刑が残酷であるとしたらどのような理由でしょうか?
4.冤罪問題
・冤罪可能性の問題において死刑は廃止すべきなのでしょうか?
・積極的死刑廃止意見はこの一点において集約されるものでしょうか?
5.その他
・他の理由で死刑制度の存置は不当なものであるとする意見はあるでしょうか?
>>all
明日出張ですので土曜日にでもまたきます。
644 :
momu:05/01/27 03:39:54 ID:ph3JL5ps BE:45293074-
test
645 :
N議の74:05/01/27 22:59:01 ID:??? BE:39874166-#
>>641 >>443は何を言っているのか全く理解不可能でしたが、今は理解できます。
あなたの言う「ドウガイホウフク」の意味が分かったので。
それは字義通りの「同害」な「報復」、つまり「目には目を」ではないですね。
俺の言う同害報復とは、字義通り「同じ目にあわせること」です。
これでは意思の疎通が出来るわけが無い。
あなたの言うドウガイホウフクについて考えてみると、実はあなたは
>>426氏の反論以前に、
「基本的に刑罰は同害報復であるべき」と思っていないんじゃないでしょうか。
あなたの言うドウガイホウフクは、すでに刑罰としてのフィルターを通しているんだと思います。
さらに言うなら、死刑としてのフィルターを通している。
そのフィルターとは、現行の死刑を説明する為の解釈なんですよ。
つまりあなたの言うドウガイホウフクとは、同害報復ではなく、現行の死刑に都合を合わせた
ある種の「応報」なんですよ。
だから「失われたものが生命だから、刑罰としても生命の剥奪で充分」などと言える。
>>638で書いたことをもう一度書きます。
あなたは、後ろから頭部をズドンと一発、本人は何も気付かぬまま即死するのと、爪をはがれ
目玉をえぐられ、じわじわといたぶられて死ぬのと、どちらも被害の大きさは同じだと言うのでしょうか。
そしてそれをした者の罪の重さは同じだと言うのでしょうか。
>>642 >1.刑罰の上限
これは426氏への質問なのでパス。
>2.不当・不正な罰
>「俺は人を殺すことができるが、他人が自分を殺すことは赦さない」と主張していることが
>正しくなりはしませんか?
ならないと思います。人を殺せば「それ相応の刑罰」を受けるからです。
>「被害者の生命×被害者数<犯罪者の生命」という式が成り立ちはしませんか?
国家が被害者の生命を奪ったわけではありませんから、成り立たないと思います。
>>604を参照してください。
>3.残酷な刑罰
>・全く仮釈放の見込みも無い死ぬまで監獄に留め置かれる終身刑や長期有期刑(加算型)等は
>もっと残酷な刑罰ではありませんか?
刑罰としての監禁は、社会治安の必要性と応報としての整合性(均質な量への変換)からなされる
ものであって、それすらも残虐と言ってしまっては、罰金刑以外不可能になります。
また、仮に終身刑を死刑よりも残虐と捉えるならば、刑罰の重さの順序が、有期懲役<死刑<終身刑
というおかしなことになります。
死刑を廃止すればすっきりすることはしますが、罪の重さがおかしなことになるような気がします。
犯人の意思が被害者を一生監禁することであれば、自力で逃げられる可能性や、犯人がミスをして
逃がしてしまう可能性のある監禁の罪の重さは、殺人よりも重くなってしまいますから。
>・終身刑は残酷ではなく、死刑が残酷であるとしたらどのような理由でしょうか?
上に書いたことと同じですが、社会治安の必要性と応報としての整合性を超えているという点。
そして、冤罪の場合取り返しがつかないという点です。
>4.冤罪問題
・冤罪可能性の問題において死刑は廃止すべきなのでしょうか?
・積極的死刑廃止意見はこの一点において集約されるものでしょうか?
俺はそう考えています。
無期懲役はほんとに無期懲役になることあんまりなくね?
模範囚になればちょっと短くなったりするじゃん。
だから無期懲役は死刑より軽く見られるんだよ。
もしもどこかの国みたいに『懲役150年』とかになったらもう外に出れないまま
檻の中で死ぬ。おまけに環境も最悪だったら、こっちのほうが思い罰に思えるんじゃない?
勿論途中で死ぬことは許されず、前で出たように労働させられたり。
ただ、死んだら罪とかも全部なくなるから、もしも罪人のことを考える人がいたら、
その人は『充分償ったら死刑してもいいんじゃね?』と言うんだろうな。
>>646 無期懲役と終身刑は全くの別物です。
日本には、終身刑はありません。
無期懲役というのは、裁判では年数を決めずに、刑務所内での態度で出所時期を
決めましょうというものでしかないのですよ。
で、このスレでも、死刑賛成論者も反対論者も「日本にも終身刑の導入を」という
主張では概ね一致しているかと。
>>647 うはwwwwww勘違いwwwwwwwおkwwwwwwwwwwwwwwwww
orz
649 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/01/30 22:22:52 ID:68hMwvxT BE:24740238-#
>>645 426氏の書き込みを見てから書き込みますね。
ほたる氏もどうしたんだろう・・・・・・?
650 :
426:05/02/01 08:34:37 ID:??? BE:21355182-
申し訳ない、ちょっとネットにつなげない環境にいたもので。
今夜くらいにレスします。
651 :
426:05/02/02 01:40:23 ID:??? BE:48050249-
>>633 1について
まず、報復の権利を(2)放棄した結果(3)損害賠償のみに制限されているというのが最も近いと思います。
合意しているというのはこのスレにも仇討ち派が居る事から分かるように、正しいとは言えません。
ただし、「悪法も法」という言葉が有る通り、合意していないからといってそれを守らなくていい根拠にはなりません。
サッカーをするときに、手を使ってはいけないというルールに「合意しない」のは自由です。
でも、「実際に手を使ったら」ペナルティを受けるのは当然ですよね。それがルールですから。
被害者への慰謝や謝罪に関しては、情状酌量に対する一つの目安と考えることができます。
法で定められた刑罰の範囲には幅があるので、その決定する基準として犯行当時の悪意の量や
犯行に及んだ事情などと並んで「犯行に対する反省の姿勢」がある訳です。
これらによって、再度社会生活を送るのに適していると判断されるほど(同じ罪でも)刑罰が軽くなります。
その結果として事実上問題なしとされると執行猶予が適用されるのです。
>>634 2について
応報とペナルティという言葉の違いはありますが、それで問題ないと考えます。
>>635,637
前提の1〜3はほぼ同意します。1は「現代の日本では」、3は「行う事が要求される」位かもしれませんが。
前提4は少し違う見解を持っています。自分にとって社会的正義とは「関係者それぞれの利益を考えたときに
不当な利益や不当な損失が十分少なく見える妥協点」というものです。
あくまでも「妥協点」ですから、ある当事者にとって正義でも別の視点からは不正に見える事もありますし、
民意や国会の判断などとは一致しない事もあります。
#この部分は必要なら補足します。
意見4に関しては、前提4に基づき、ハンセン病患者に不当な損失(必要ない隔離、被選挙権の剥奪など)があった
事から、社会的正義があったとは言えないと考えます。
一方で厚生省が不当な利益(必要ない予算配分、担当ポスト=出世用の役職として)を得ていた事も指摘しておきます。
意見5に関しては中立的な意見です。確かにビール会社と消費者が損失を受け、国は税収が増えて利益を得ています。
#実は消費者が他の酒を飲むことによって日本酒や焼酎の会社もある程度利益を得ていますが。
しかし、これが不当かどうかというと一概に断定はできません。国が得た収入はほぼ何かの形で国民に戻ってくるものですから、
消費者としての損失が国民としての損失と等しいとは言えないのです。
また、これまでの酒税の側に問題があったという財務省の論拠も絶対間違っているという程おかしいものではないと思います。
ですので、発泡酒増税は社会的正義かもしれないし、そうでないかもしれないとしておきます。
6は同意します。国会の判断(立法)が不当なとき、司法によってなされる違憲判断がそれにあたります。
ただし、国会の選挙は「候補者の選択」であって個々の法律に対する国民の判断ではないので、
国民の多数の意見であってもそれが必ずしも反映されるとは限りません。
7は民意の支持に関しては保留(結果を誘導していない調査があるかどうかよく分からないため)とします。
後半は民意と社会的正義の関係について意見が異なるので回答は無意味であると考えます。
8は前半のみ同意。国会や政党がが世論に影響される事はありますが、あくまでも決定するのは国会です。
652 :
426:05/02/02 02:53:54 ID:??? BE:48049766-
>>643 最初に憲法の条文を一つあげておきます。
第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
1については、当初の予定では刑罰一般についての話でしたが、死刑でも一応同じですので説明します。
簡単に言ってしまうと、死刑に限らず「どんな違法行為に対しても刑罰は軽くて済むなら軽い方がいい」というものです。
正常な活動を阻害する要因(A)というのは、冤罪可能性(正常な活動が犯罪と判断される可能性:B)と
該当する行為の刑罰(C)との積になります。
A=B×C
例として比較的冤罪率の高いイメージのある痴漢をあげます。
痴漢に対する最高刑が死刑に変更されたとき(Cの増大)にこれまで通り女性のいる電車にのれますか?
自分は男性専用車両(その中ではB=0)以外に乗る気はなくなるでしょう。
これが、デメリットが大きすぎるという事の弊害です。
#「軽くて済むなら」ですので、犯罪が急増するほど軽くするのは論外です。
2については、犯人(?)の主張がおかしいと主張します。彼/彼女に主張できるのは
「自分は人を殺したが、自分は国から殺される事はないし‘まだ’他人から殺されていない」というものだけです。
まあ、主張するのは自由ですが、裁判の出席者や看守などに殺されたとすればその主張が空しくなるだけです。
3に関しては上に挙げた憲法第13条に記述されている国民の権利を元にします。
記述されている権利は「生命」「自由」「幸福追求」の3つです。
一般の懲役刑は一定期間このうち「自由」がほぼゼロ、「幸福追求」がある程度
(心の中で思うのは止められないので)制限されます。
終身刑はこの期間がほぼ一生まで拡大するので現行の無期懲役よりも重いと考える事ができます。
死刑は上記3つの権利が完全に消滅した状態です。
したがって、権利の制限という観点において死刑は終身刑よりも重いし残酷であるといえます。
4は前半はその通りとします。推定無罪とか疑わしきは罰せずとか言う様に、
犯罪者を無罪にしてしまう事があっても無実の人を罰しないというのが刑法の姿勢です。
冤罪が発覚したときの人権回復方法は過去に対する賠償と未来に対する解放の2種類がありますが、
死刑を執行してしまうと解放という人権回復手段が取れなくなります。
その点において冤罪発生時のデメリットは死刑が終身刑に比べて大きいと言えます。
後半に関しては、上にあげた憲法第13条の方がより根本的な問題であると考えるので
一点には集約できないと主張します。
ひとまずここまでにします。
死刑制度を肯定します。理由は既出ですが、↓
社会に適合できない人、野放しにすると危険な人、教育しても改善の余地の無い人、は 社会から隔離せざるをえない。
隔離して一生檻に閉じ込めるためには、罪人の家、罪人の食事、罪人の管理等 罪人一人を生かすために税金を収めないといけないわけです。
罪人も、自分に合わない社会に生まれてしまったために 一生飼い殺しにされます。
死刑にした方がお互いのためです。
死刑執行人の問題も既出ですが、死刑囚の仕事にさせれば良いと思います。
沖ノ鳥島で強制労働+バトルロワイヤ(ryでいいじゃん。
655 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/02 22:42:53 ID:acJJT3Mv BE:10308825-#
>>645 遅くなりました。m(__)m
>>643の2及び3
刑罰というのはその本質は「悪」です。
人を拘束し、人を監禁し、人を強制労働させ、人から金を巻き上げます。
唯一生命の剥奪のみを問題視するのは何故でしょうか?
>>643の5で仰るとおり冤罪が回復不可能な損失を与えるからということでしょうか?
>>645の5
(1)冤罪可能性が無いケースについてはどのように考えていますか?
(2)日本の三審制度・再審制度はある程度機能していると考えています。
この結果ほとんど冤罪可能性は否定されているのでは無いでしょうか?
現在まで実証されている冤罪ケースはありません。
冤罪可能性だけで死刑制度を否定するのは無理がありませんか?
(3)現在冤罪を訴え死刑回避を図る死刑囚は多くいますが、
1名を除き再審請求中の執行はされたことはありません。
再審請求をするだけで事実上の終身刑となっていますがこれについてどうおもわれますか?
656 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/02 22:44:37 ID:acJJT3Mv BE:50509777-#
>>650-652 丁寧なレスありがとうございます。
とりあえず検討させていただきます。m(__)m少々お待ちくださいませ。
657 :
N議の74:05/02/03 20:07:16 ID:??? BE:17722728-#
>>655 Imagine氏・・・、アンカーとか質問番号とか間違えまくってますね。w
出張でお疲れですか? あれから急に過疎になったけど、Imagine氏帰ってきたからまた活気出るかな?
ほたる氏はどうしたんでしょうね。
>唯一生命の剥奪のみを問題視するのは何故でしょうか?
>
>>645の3(←直しました)で仰るとおり冤罪が回復不可能な損失を与えるからということでしょうか?
>>645に書いたとおりです。読んでます? 説明不足なところもあるかもしれませんが、
どこおかしいところがあれば指摘していただけると助かります。
>(1)冤罪可能性が無いケースについてはどのように考えていますか?
>(2)日本の三審制度・再審制度はある程度機能していると考えています。
> この結果ほとんど冤罪可能性は否定されているのでは無いでしょうか?
冤罪とは原理的に全て事後的に分かるものです。可能性が無いと言い切ることはできません。
例えば衆人環視の中、さらにTVで全国中継中の犯行を現行犯逮捕などなら、冤罪可能性は限りなく
ゼロに近いと言えそうですが、それとても精神鑑定の問題がありますし、無罪になることはありえない
としても、量刑は変わる余地があります。
また、なにかのケースで「冤罪可能性が無い」とすることを認めてしまうと、「ある」場合との線引きが
問題となります。そんな線引きなど出来るわけがないので、結局「真実は誰にも分からない」ことを
認めるほかありません。
悔しいかもしれませんが、我々人間には限界があること、やりたくても出来ないことがあることを認めるのも
大事かと思います。
>(3)(略)再審請求をするだけで事実上の終身刑となっていますがこれについてどうおもわれますか?
それは今のままでも問題は無いのではないか、ということですよね?
仮に再審請求をすれば事実上100%終身刑になるとしても、だからといって今のままでいいとは
言えないでしょう。それをよしとすることは、たとえ冤罪でも本人が諦めて罪を認めてしまえば問題ない
ということで、正義などどこにもありません。
658 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/04 08:52:55 ID:/hCSHB2v BE:22800555-#
死刑廃止が正義だと?
659 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/04 22:44:59 ID:5a8vLpzO BE:28862674-#
>>426さん
回答ありがとうございます。
>>451に関しては意見の相違は有りますが仰ることはわかります。
この意見は参考にさせていただきます。
>>652.1「刑罰の上限」
まず前提条件として刑罰は「どんな違法行為に対しても刑罰は軽くて済むなら軽い方がいい」に同意します。
(1)正常な活動を阻害する要因(A)=冤罪可能性(B)×該当する行為の刑罰(C)
これが正しいとします。
日本の法律では例えば殺人罪の場合懲役8年〜12年が相場と言われています。
世界的に見てもかなり軽い刑罰と言えますが、該当する行為の刑罰(C)は最高刑と言う意味でしょうか?
刑罰全般を指しているとすれば例えば英国のように殺人罪は絶対法定刑として無期禁固刑というシステムのほうが
正常な活動を阻害している、と思えるのですが。
(2)式の意味はわかりますが死刑が刑罰の上限を超えるとは思えません。
事例の痴漢の場合はそうでしょう。しかし現実的に痴漢は死刑適用はありません。
「殺人罪で死刑適用がありえる」ということから正常な活動を阻害されるとは思えないのですが。
冤罪可能性が限りなく0でも、該当する刑罰(死刑)が無期懲役や終身刑とは比較にならないほどの処罰だ、という
前提が必要だと言うことでしょうか?
(3)
>>627で述べられたとおり刑罰はペナルティーとして存在しているとします。
であるとすると現在の日本では死刑は現在適当な刑罰として執行されてはいないでしょうか?
日本では複数を殺害した犯人しか死刑にならないのが現状です。
犯罪相応のデメリット、としては適当なものだと考えますが(2)によって保留します。
>>652.2「不当・不正な罰」
(1)了解しました。とりあえずこれは論証できるものでは無いかも知れません。
>>652.3「残酷な刑罰 」
(1)了解しました。それを踏まえて。
全く仮釈放の見込みも無い死ぬまで監獄に留め置かれる終身刑や長期有期刑(加算型)等は
憲法13条や憲法36条には抵触しない刑罰だとお考えですか?その根拠はなんでしょうか?
>>652.4「冤罪問題」
(1)日本の三審制度・再審制度はある程度機能していると考えています。
この結果ほとんど冤罪可能性は否定されているのでは無いでしょうか?
現在まで実証されている冤罪ケースはありません。冤罪可能性で死刑制度を否定するのは無理がありませんか?
(3)現在冤罪を訴え死刑回避を図る死刑囚は多くいますが、 1名を除き再審請求中の執行はされたことはありません。
再審請求をするだけで事実上の終身刑となっていますがこれについてどうおもわれますか?
660 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/04 23:12:34 ID:5a8vLpzO BE:57725287-#
>>657 失礼・゚・。(つД`)・゚・。まじで仕事が忙しくて……。
今日は久々に早めに帰ってきました。暖かい心でおねがいしまつ。
>>657前段
実際にカナダでは30%程度の長期有期懲役囚が死刑よりも残酷であると訴えていますし、
統一獄中者組合なども代替刑としての終身刑に残酷であると言う理由で反対しています。
まぁこれは犯罪者としては外に出たいわけで一方的な要求かもしれませんが。
>死刑を廃止すればすっきりすることはしますが、罪の重さがおかしなことになるような気がします。
>犯人の意思が被害者を一生監禁することであれば、自力で逃げられる可能性や、犯人がミスをして
>逃がしてしまう可能性のある監禁の罪の重さは、殺人よりも重くなってしまいますから。
ここの部分がよくわかりません。
>>657中段
「真実は誰にもわからない」のは確かです。
「人を殺したので懲役7年」というのは判例と情状からしか裁判官は求められない。
これが正しいか?といわれれば『判例』を否定すれば誰にも答えは出ないわけです。
しかし社会を運営していくうえで裁判所の判断に従うと言うルールがある限りそれは絶対視されるわけです。
判例が納得いかない、という理由で懲役を拒否できるわけではありません。
だからこそ裁判所に権威が求められていると思います。
冤罪可能性は死刑の存廃の立場とは別に認めなければならないところですが、
私はある程度の冤罪可能性は容認すべき、との立場にいます。限りなく0にする努力は必要ですが。
「10000人の犯人を処罰するよりも1人の無辜も出さない」というのは裁判官に求められるものですが、
社会的に見れば10000人の犯人を処罰してもらわなければ困るわけです。
>>657下段
ここは冤罪可能性の容認で意見が分かれればしょうがないのですが、
無期懲役囚の再審請求はあまりありませんが、死刑囚の再審請求のほうが圧倒的に多いです。
この中には死刑回避のための再審請求も散見されます。これらも容認して死刑を回避しているのは事実です。
可能性の問題で「冤罪」を認めるものもいる、とすると刑罰自体否定されはしませんか?
例えば無期懲役囚や終身刑の場合罪を認めて収監され続ける、ことは容認されるのでしょうか?
来週からはちょっとまた間隔が空くと思います。
気長にレスは待っててください。「帰ってきた」というか何とか覗きに戻った、って感じです_| ̄|○
661 :
N議の74:05/02/05 21:04:24 ID:??? BE:33228465-#
>>660 ●残酷性について
考えようによっては、また収監中の環境によっては、また受刑者の感じ方によっては、
死刑よりも終身刑の方が残酷となりうるでしょう。
しかし一生馬車馬のように働いてもとても稼げないほどの罰金を科すことだって、
場合によっては終身刑より残酷となりえます。
全ての人間を納得させることなどできるわけがありません。
ここは一般的な社会通念に則る以外無いでしょう。
一般的には、残酷性を受刑者側の心理から捉えた場合、終身刑よりも死刑の方が
残酷度が高いといっていいのではないでしょうか。
そうだからこそ、死刑は現状最高刑なのではないでしょうか。
と、ここまではImagine氏の文脈に沿って(誤解してたらスミマセン)語りましたが、
ここでちょっと刑罰における「残酷」とは何かと考えてみます。
日常使用における「残酷」には、「イヤなこと」全てが含まれうる(その文脈で語ったのが上記です)。
しかしそもそも刑罰とは「イヤなこと」ですから、刑罰における「残酷」とは、刑罰としての度を超えた
ときに当てはまると言えるでしょう。
そうすると
>>645のとおり、死刑の特異な残酷性が浮かび上がってくるわけです。
●罪の重さの序列について
仮に死刑よりも終身刑の方が残酷だとすると、犯罪の序列もそれに応じていなければ
いけないわけで、そうすると、 1年監禁<殺人<一生監禁 というおかしなことになると
思ったんだけど、それが「おかしくない」とする価値観なわけだからそれでいいのかな?
まあこれは重要ではありません。
662 :
N議の74:05/02/05 21:05:20 ID:??? BE:8861142-#
●冤罪関係
>社会を運営していくうえで裁判所の判断に従うと言うルールがある限りそれは絶対視されるわけです。
異議はありません。
>私はある程度の冤罪可能性は容認すべき、との立場にいます。
廃止派もです。
>「10000人の犯人を処罰するよりも1人の無辜も出さない」というのは裁判官に求められるものですが、
>社会的に見れば10000人の犯人を処罰してもらわなければ困るわけです。
廃止派は10000人の犯人を処罰しないと言ってるわけじゃありません。
処罰するけど、処罰の仕方を考え直そうと言ってるのです。
>可能性の問題で「冤罪」を認めるものもいる、とすると刑罰自体否定されはしませんか?
ちょっと文章が分かりにくいのですが、こういう答えでいいかと思います。
廃止派は刑罰は否定していません。
>例えば無期懲役囚や終身刑の場合罪を認めて収監され続ける、ことは容認されるのでしょうか?
後に気が変わって無実を訴えることだってあるでしょう。新たな証拠が発見されることもあるかもしれない。
冤罪であるにもかかわらず無実の主張を諦めてしまった被疑者を収監し続けることは、決して望ましい
ことではありませんが、その重大さは、全ての可能性を消し去る死刑とは比べるべくもないでしょう。
・・・と、ここまでのやりとりでは何が何だか分かりませんが(w)、引用が前後しますが、
>ここは冤罪可能性の容認で意見が分かれればしょうがないのですが
この一文から、あなたが
>>660の後半で言わんとする核心は、
「裁判所の判断に従うことは冤罪を容認することであり、それは即ち冤罪死刑をも容認することだ」
ということだと想像します。
そうだとして、それにこう答えることでまとまるかと思います。
冤罪とは、刑罰において必ず「ある」もの、付属品のようなものであって、容認するしないという
性格のものではありません。冤罪を容認しないことは刑罰を容認しないことです。
ですが、冤罪の発生が不可避だからといって、犯罪者特定の責任が無くなるわけではありません。
死刑はその責任を放棄することです。
冤罪死刑を容認しないということは、冤罪を容認しないのではなく、責任放棄を容認しないのです。
663 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/08 18:37:59 ID:MHleTVp4 BE:8643672-
てs
664 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/09 00:27:24 ID:SEAbUcsY BE:128947788-
死刑には賛成だな。
喪舞ら、理由なき殺人犯に家族やら嫁さんやら殺されたことありまつ?
中国人に爺ちゃん惨殺された友達がいてな。
死刑でも許せないってさ。そりゃそうさ。
死刑がなくなって終身刑が代替刑になったところで
漏れ達のいる社会は何が変わりますか。
変わるのは獄中の社会だけでつ。
生存権の剥奪…。生存権を尊重しない危険人物にも必要でつ?
665 :
664:05/02/09 00:32:12 ID:SEAbUcsY BE:16119124-
「の剥奪」は不要。
ちなみにその爺ちゃんは中国人留学生の支援してた資産家で…
支援してた学生から強殺された
666 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/09 00:46:51 ID:uaDdOwVv BE:42292837-
死刑廃止は困るんじゃないかな。一発屋の外国人香具師で日本が荒れるよ。
上手くいけば、大もうけ。失敗しても、塀の中で死ぬまで安泰さ。
もう、このご時勢じゃ死刑廃止に賛成できないよ。終身刑でも、無期懲役で
も、日本の塀の中は外国、強いては日本国内より安泰さ。
667 :
死刑執行人:05/02/09 04:56:59 ID:+fszZJ+C BE:35895029-
死刑には反対です。人間皆環境によって善にも悪にもなる。誰にでも要素がありますよね。死刑以外の方法で罪を償わせるのがいいと思う。例えば、被害者の遺族がが納得する手法で罪を償わせるとか。殺しても亡くなった方は戻ってこないし、生き地獄を味あわせるほうがいい。
668 :
死刑執行人:05/02/09 05:04:26 ID:+fszZJ+C BE:31906144-
死刑といっても筋弛緩剤うって、楽に殺すだけで、安楽死させてる。簡単に命を絶つだけでは遺族の方の悲しみは永遠にはれる事が無い。昔みたいに、八つ裂き、火あぶり、みたいな刑なら戒めできるが、残酷すぎて現実味がない
懲役ン百年とかあれば死刑なくてもいいんじゃない。別に死刑があってもいいと思うけど。
あと量刑に応じて種類の違う監獄つくるとかさ。
(σ;*Д*)σ死刑!反対です。
今の死刑判決受けるような奴はもっと長生きさせるべきだと思う。
かる〜く体の一部切り落として治療したりしながら・・・。
そっちのほうがそいつの犠牲になった人は気が晴れるんじゃね?
オレだったら気が少しは紛れるよ。
・・・って
>>667と同じようなこと言ってるのかな
671 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/11 08:26:36 ID:NwdeAMS9 BE:20558096-#
>>670 >かる〜く体の一部切り落として治療したりしながら・・・
治療費は税金だったりするわけだが・・・ 自然治癒か?自然治癒にまかせるのか?
672 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/11 14:04:58 ID:mAIVNeYp BE:20616454-#
>>662 遅くなりました。私の主張は簡潔にまとめられたとおりで構いませんが少々変更します。
1.裁判制度での冤罪可能性は否定できない。
2.しかしながら社会運営の観点から冤罪可能性は容認しなければならない。
3.国は再審制度等運用して冤罪可能性を極力抑えることは求められる。
> 冤罪の発生が不可避だからといって、犯罪者特定の責任が無くなるわけではありません。
> 死刑はその責任を放棄することです。
> 冤罪死刑を容認しないということは、冤罪を容認しないのではなく、責任放棄を容認しないのです。
犯罪者特定(被告人の有罪無罪)の責任があるのは国ですか?
もしそうだとすると国は責任を全うしているとおもいます。
真実追求は裁判所に求められているものですが、これは確かに絶対ではありません。
人間の不完全性を認めているからこそ、三審制度が存在するわけです。
しかし判決は事実として社会的に認定されたものだとおもいます。
犯罪者特定(被告人の有罪無罪)の責任はこの時点で全うされてはいませんか?
仮にそうでないとしたら裁判とはなんでしょうか?ひとつ資料を提出します。
小野悦男事件というものがあります。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/barabara.htm 松戸市のOLを殺したとして無期懲役を受けた彼は再審で無罪判決を受け、3,650万円の刑事補償を受けて釈放されました。
しかしその5年後に女性を殺害、ごみと一緒に遺体を焼却、首を切断して遺棄しました。
また5歳の女の子に対してわいせつ目的の殺人未遂事件を起こし、両事件で再度無期懲役判決を受けています。
これに対して弁護士会は松戸OL事件は確定判決であり批判も批評することも許されないとする立場をとっています。
どう考えても松戸事件は再度追求すべきだとおもいますがそれはできません。
これはやむをえないことです。刑事被告人には一事不再理の原則が適用されるからです。
再審制度で無罪判決が出された場合この判決は確定し再度裁判で裁かれることはないからです。
さらに3,650万円の刑事補償はそのまま小野悦男のものです。
再審制度にはこのような危険を伴っているわけです。
冤罪死刑事例は可能性としてしか存在しないのに、この冤罪誤審は事実(非常に可能性が高い)としてあるわけです。
※もちろん本当に松戸事件が小野の犯行ではない可能性もあるわけですが。
このような危険性を容認しながらも再審制度は運営されるわけです。
再度まとめます。
N議の74さんは
>>645で冤罪問題に積極的死刑廃止論は集約されるといいました。
冤罪は社会構成上「よくないこと(デメリットA)」ですし、これを回避する努力は最大限国に求められるものでしょう。
しかしながら極僅かな冤罪可能性のために現行の死刑制度を廃止することは危険が伴う(デメリットB)とおもいます。
>>642で前提条件として否定しましたが、一般予防論に基づく効果や、
応報刑としての凶悪犯罪者への制裁効果などが依然として完全に否定できない限り
死刑にはメリットがある可能性は否定できません。
これは違法行為を行わず一般的な生活を送っているものにとってのメリットです。
つまりA<Bであれば死刑は存続すべきですし、A>Bであれば死刑は廃止「すべき」でしょう。
ただしこの死刑のメリットは死刑廃止派によって論破されなければなりません。
これが死刑廃止への道筋になるのではないでしょうか?
よく白人国で「禁固計150年」「懲役あわせて300年」とか
あるでしょ。「あれは屁理屈だなあ」といつも思います。
「無期懲役を超えて罰したい」なら「死刑」になるのかなあ。
昔だと「鼻そぎ」とか「耳そぎ」があったみたいだし、
手足を落とす国もあったみたいだけど、現代人向きではないですよね。
ニンゲンが、こう、宇宙とかに行ってる時代になればね、
「遠島」もありかなと。「M78星雲の金山」とかで働いてもらう。
個人的には最高裁の上に「ウルトラスーパー裁判所」があってもいいと
思うな。お金次第で死刑確定した人も受審できるのです。
いつの日か法務省や裁判所も「民営化」された暁にはきっとできるだろうなと。
あと最高裁判決で有罪、徒刑執行中のヒトが、裁判費用の何パーセント
か「懲役で」稼いだら審理してあげるとか。
でも、それまでは「死刑」で我慢してもらう。
674 :
N議の74:05/02/11 22:03:48 ID:??? BE:62026087-#
>>672 おひさです。
●刑罰という特権を持つ者の責任について
すみません、少し誤解を生む書き方をしてしまいました。前回「犯罪者特定の責任」という
表現をしましたが、俺の考える国家の責任はもう少し広いです。
それは刑罰という特権を持つ者の責任です。
>判決は事実として社会的に認定されたものだとおもいます。
>犯罪者特定(被告人の有罪無罪)の責任はこの時点で全うされてはいませんか?
三審制の詳しいことは知りませんが、おそらく犯罪者特定の手続き上は、責任は全うされる
と言っていいでしょう。
しかし、それには刑罰の内容は含みません。つまり、それはあくまでも「犯罪者特定の
手続き上は」であって、死刑という「責任放棄の制度」を考えに入れなければです。
というわけで、死刑という刑罰があるかぎり、国家の責任は全うされるとは言えないと考えます。
1.第一審または第二審で被疑者が上告せず、死刑が確定し執行された後に、新証拠が
出てきたらどうするのでしょう。三審制は機能しなくなります。
2.きっちり三審して手続き上の責任を全うしたとしても、冤罪の可能性がゼロになるはずが
ないことは分かりきっているわけです。そのうえで全ての可能性を断ち切る行為=死刑をする。
それは手続き上の責任以前の、正義としての責任放棄と言えるのではないでしょうか。
●誤審無罪について
>このような危険性を容認しながらも再審制度は運営されるわけです。
松戸事件の犯人が誰かはともかく、確かに冤罪とは逆の「間違い」もまた、冤罪と同様に
ついてまわります。
しかしながら、「犯罪者に刑罰を科さないこと」と「非犯罪者に刑罰を科すこと」のどちらが
重大かは、言うまでも無いでしょう。
●メリット・デメリット論について
俺はその論法を退けます。
その理由は、これまでにも何度も書いたと思いますが、刑罰の効果を言えば、
死刑は決して最高最大ではないからです。
以下にブログからの抜粋をコピペします。
犠牲者の数は極刑の重さと反比例するとしても、どんなに極刑を重罰にしたところで
犠牲者をゼロにすることは出来ず、極刑として刑罰Yを選ぶということは、より軽い
刑罰Xよりも犠牲者を少なくすることであると同時に、より重い刑罰Zよりも犠牲者が
多くすることでもあるのだ。
結局これは程度の問題であって、犠牲者の数を問題にしたとき、極刑に何を選ぶか
ということに何ら基準は存在しない。日本の極刑が現状死刑なのは、ただの「習慣」
にすぎない。つまり我々は、理由の無い制度で、無駄に冤罪死刑の犠牲者を生み出
していると言っても過言ではないのだ。
一方冤罪死刑は程度の問題ではない。冤罪死刑の問題は、死刑以上の刑罰を採用
しなければ絶対に発生しない。極刑に死刑以上の刑罰を選ばない理由があるのだ。
余談ですが、刑罰のメリットを重視するなら、量刑の基準を考え直した方がよほど効果的でしょう。
ついでにこれもコピペしときます。
終身刑の採用イコール刑罰を緩くすることではない。現状の量刑の基準は定かでは
ないが、仮に一人殺すと懲役10〜15年、二人殺すとその倍、三人以上殺すと死刑だ
としよう。ここで死刑を終身刑に差し替えるだけなら確かに緩いかもしれないが、これを
例えば一人殺すと懲役20〜30年、二人以上殺すと終身刑とすれば、これは厳罰化と
言えるだろう。殺人即終身刑なら更に厳罰化だ。
675 :
N議の74:05/02/13 13:42:16 ID:??? BE:29906339-#
すみません、碌に考えずに書き込んでしまいました。
>>674のここ
>三審制の詳しいことは知りませんが、おそらく犯罪者特定の手続き上は、責任は全うされる
>と言っていいでしょう。
>しかし、それには刑罰の内容は含みません。つまり、それはあくまでも「犯罪者特定の
>手続き上は」であって、死刑という「責任放棄の制度」を考えに入れなければです。
>というわけで、死刑という刑罰があるかぎり、国家の責任は全うされるとは言えないと考えます。
>
>1.第一審または第二審で被疑者が上告せず、死刑が確定し執行された後に、新証拠が
>出てきたらどうするのでしょう。三審制は機能しなくなります。
>
>2.きっちり三審して手続き上の責任を全うしたとしても、冤罪の可能性がゼロになるはずが
>ないことは分かりきっているわけです。そのうえで全ての可能性を断ち切る行為=死刑をする。
>それは手続き上の責任以前の、正義としての責任放棄と言えるのではないでしょうか。
を以下のように訂正します。 ↓ ↓ ↓
三審制の詳しいことは知りませんが、三審制とは「ある一揃いの部品の組み立て方を、
間違えないために3回考える」ことであって、「部品が変更または追加される可能性」は考慮
されてないのではないでしょうか。
つまり第三審以降に新証拠などが出てきた場合は、追加の審議は認められるのでしょうか。
それが認められるのであれば、犯罪者特定の責任は全うされると言っていいかもしれません。
しかし、それには刑罰の内容は含みません。つまり、それはあくまでも「犯罪者特定の手続き上は」
であって、死刑という「責任放棄の制度」を考えに入れなければです。
死刑という刑罰があるかぎり、国家の責任は全うされるとは言えないと考えます。
それはこういうことです。
犯罪者特定の手続き上の責任を全うしたとしても、冤罪の可能性がゼロになるはずがない
ことは分かりきっているわけです。そのうえで全ての可能性を断ち切る行為=死刑をする。
それは手続き上の責任以前の、正義としての責任放棄と言えるのではないでしょうか。
死刑とは、「犯罪者特定の手続き上の責任の全う」を無化してしまう行為と考えます。
676 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/14 03:02:47 ID:iZgwEfU0 BE:32281128-
撤廃派の方々が
「あなたやあなたの友人や家族が冤罪で死刑にされる可能性が...」
「これじゃあ俺達もいつ死刑にされてもおかしくない...」
なんて煽ったりしてるのよく見かけますが、
「あなたやあなたの友人や家族が精神異常者や仮出所者に殺される可能性が...」
「これじゃあ俺達もいつクソガキどもに殺されてもおかしくない...」
のほうが、何百、何千倍も心配でつ。
677 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/14 03:09:48 ID:iZgwEfU0 BE:80700858-
そもそも「人権派」って自称する香具師は卑怯者。
ちゃんと「加害者人権派」って正確に名乗ってください。
私のような「被害者人権派」も含めて人権を軽視する香具師なんて
殆どおらんハズ。
いちおう3回裁判受けるって権利はみんな同じだしね。
そこで死刑!ってなったら、僕は諦めちゃうだろうな。
恨み言はうんと言うけど、悪あがきしても仕方ないし。
ほかの事で努力はすると思うけど。まあしゃあない。
>>675 >三審制の詳しいことは知りませんが、三審制とは「ある一揃いの部品の組み立て方を、
>間違えないために3回考える」ことであって、「部品が変更または追加される可能性」は考慮
>されてないのではないでしょうか。
>つまり第三審以降に新証拠などが出てきた場合は、追加の審議は認められるのでしょうか。
それは「再審制」かな?
>犯罪者特定の手続き上の責任を全うしたとしても、冤罪の可能性がゼロになるはずがない
>ことは分かりきっているわけです。そのうえで全ての可能性を断ち切る行為=死刑をする。
>それは手続き上の責任以前の、正義としての責任放棄と言えるのではないでしょうか。
>死刑とは、「犯罪者特定の手続き上の責任の全う」を無化してしまう行為と考えます。
「犯罪者特定の手続き上の責任の全う」と「特定された犯罪者の処罰・断罪」を比較衡量する余地を持ってますか?
言い換えると「無化」(は0か100かという語感があり,語弊を感じるので賛同しかねますが・・・)してしまうことが「完全悪」とは言いきれないと思います.
長いので直近のレスしか読んでませんが,冤罪の可能性は死刑容認・反対両派とも認識していると思います.
その上で,「必要悪」と考えれば容認できると思うし,容認派の方はそう考えていると思うのですが,その思考法について認識・容認する余地はあるのでしょうか?
煽りでなく純粋な質問です.(N議の頃は参加してたのですが当時からここが掴めない)
冤罪については比較衡量に委ねるしかないという点についてはN議で「どっかの213」の名前で何回か書きましたが,最近書いた私見です.
(N議のスレを読んでない人ゴメンなさい,主に「N議の74」さんに向けてのレスだと思っておいてください)
過去の冤罪死刑事例について.死刑失効後に冤罪が確定したことがないというレスを受けて
N議論版★死刑存廃論スレッドその01
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1103334935/465 --以下引用
>0です。しかし死刑判決後の再審で4名無罪判決が出ています。
冤罪死刑判決を「死刑の危険性」ととるか
再審無罪を「司法の健全性」ととるか
1.前者のみ→絶対的反対(議論の余地なし)
2.後者のみ→賛否両論(冤罪以外のデメリットとメリットの比較衡量)
3.両者とも→賛否両論(冤罪デメリットとその相殺、その他のメリット/デメリットとの比較衡量)
というのが私見なのでオレは1は無視してる
「意見」として主張するのはいいが「議論」にはならん
--引用終了
ちゅー感じです.
死刑制度には反対だ。
みんな自分の身内がされたことと同じことをしてやりたいとか言うが
それをすると結局自分も同じ殺人者・・という話になる。
「それは最初にやられたのはこっちだし、苦しんだのだから」という言い方も
できるかもしれない。しかしそれは被害者が人を殺していい理由にはならない。
殺しに順番なんて関係ない。後の「苦しんだから」というのも、変だ。
なぜ被害者がその犯罪者を殺したいのか?被害者がそれを願っていると思うから?
殺人は悪いことだから自分が変わって天罰?自分がつらいから?
どれにしろエゴから発生する考えだろう。
多くの人が勘違いしている。大切な人が殺されたから、罪無き人が殺されたから
死刑があるんじゃない。殺人がいけないことだから死刑がある。
例えばいじめで死ぬほどの苦しみを受けていると自分が感じたときそれを理由に
イジメグループを殺していいだろう、と言う話にならないだろう。
だからこそ死刑という法律はいらないと俺は思う。俺は。
これは法律の決定的な矛盾ではないかと思う。人を殺すことを絶対的に悪と
定める法律が、唯一人を殺すことを認めている。殺人者を作り出すのである。
ここにだけ例外的に「加害者は殺されるほどの悪いことをしている」という意見が
適用されている。これはある意味秩序のエゴだと言えるかもしれない。
この死刑制度があるだけに、法律は「誰でも人を殺すことはいけないのだ」と言う
ことができない。誰にも人を殺す権限なんてないと。
人が個性を持ち生きていく集団である以上、ある一定の秩序は必要だと思う。そして
その秩序を守るために、秩序を乱す人間を監禁(修正)する必要があるから刑がある。
秩序を守るのなら無期懲役で十分だ。殺す必要はどこにもないと俺は思う。
当然、加害者の無期懲役のつらさを改善するための死刑でもないわけなのだから。
682 :
681:05/02/15 01:53:32 ID:??? BE:34604328-
追加
もし俺の身内が殺されたと考えたとき、それはやはり自分の大切な人を奪ったから
殺したくなるかもしれない。「自分の」大切な人を奪ったから。
しかし、それでも上に書いたことを考えてなんとか踏みとどまろうと考える。
完全無期懲役というものが必要かと考える。死刑の変わりに。
絶対に刑務所を出ることが出来ない法律を。
囚人がもしこれなら死ぬ方が楽だと考えるなら1人で勝手に死ねばいい。
誰の手も汚さないでほしい。
>>676 冤罪については、死刑が正しいかどうかというところよりも、刑の執行自体に
慎重であるべきか、というところで論じる価値があると思う。
683 :
681:05/02/15 01:57:12 ID:??? BE:17301942-
訂正
なぜ被害者がその犯罪者を殺したいと思うのか
↓
なぜ被害者の身内がその犯罪者を殺したいと思うのか
>例えばいじめで死ぬほどの苦しみを受けていると自分が感じたときそれを理由に
>イジメグループを殺していいだろう、と言う話にならないだろう。
とあるが、それは法律上のみ。法律上は殺人が悪だから。だから死刑があるというのは貴方の言うとおり。
矛盾があるというのもそのとおり。
でも、被害者にとってはそんなことどうでもよく。
大切な人が殺されたことが憎いのであって、別に殺人そのものが憎いかというとそういうわけでもなく。(例外もあるが)
あいつを殺せるなら、終わらせれるのなら、同類になろうがなんだろうがいいのであって。
勿論、死刑でなくてもいいのだけど、自分が罪を被るのが嫌なので死刑。
っていうか人間にエゴを批判する権利はあるのかと小一時間問い詰めたい。人間なんか血と肉とエゴでできてんだよ。
まぁ、死刑を求め、実行した人は殺人者になるかというと、私はそうではないと信じたい。
殺人を犯しているのはそうだが、心は違う、と。楽しさや興味や面白さで殺す殺人者とは違う。
人を殺す権限は誰にも無いが、殺されてもおかしくないことを殺人者はしてるんだ。
だから、そういう意味では死刑はなくならないでほしい。
……むしろ死刑より苦しい罰を与えてくれ。
言ってることがワケ分からんですな。
685 :
426:05/02/15 19:55:59 ID:??? BE:24025829-
>>659 1「刑罰の上限」について
さて困りました。「どんな違法行為に対しても刑罰は軽くて済むなら軽い方がいい」は実は結論なので、
そこを同意されてしまうと以下の補足に対する質問自体に意味がなくなってしまうのですがw
ただし、少し気になった部分がありますのでそこを指摘しておきます。
「死刑制度は存在すべきか」と「死刑制度の現在の運用は正しいか」は別問題です。
問題としては前者がより根本的で、「死刑制度は廃止すべきである」となれば後者は自動的に解決します。
しかし、後者の問題を一つ一つつぶしていっても前者の問題は決して解決しません。
そして、「殺人罪に対して死刑判決、執行があり得る(刑法第199条)」、「複数を殺害した犯人しか死刑にならない」、
4にある「再審請求をするだけで事実上の終身刑となる」等は後者の問題です。
自分の主張は「刑法第9条(の死刑)は憲法第13条に反する」であり、
「どんな理由をつけようが国ごときに人間を殺す権限を与えるべきではない」
であるので、出来れば前者まで踏み込んだ議論がしたいなと思っています。
3「刑罰と人権」
刑罰がペナルティである以上、人権(の一部)を制限するのはやむを得ません。
>>652で説明したとおり、終身刑は懲役刑を拡大したものですので懲役刑(の人権制限方法)を認める以上
終身刑(の人権制限方法)を認めるのに抵抗を感じません。
#ただし、自分は長期の有期刑(十分長生きすれば出られる)の方に魅力を感じます。
#20代で服役して50年後に同じ犯罪が行えるはずもありませんから。
4「冤罪問題」
確かに三審制度などで「冤罪を減らそうと努力している」事は認めます。
しかし、それによって冤罪可能性がゼロになる訳ではありません。
従って、「冤罪が発生(発覚)した時にどう補償するか」という問題は常に存在します。
この時に死刑と終身刑とで補償方法に差が発生するのは上で説明した通りです。
>>673 そのもっと前に「禁固計30年」や「懲役合わせて50年」(長いが絶対出られない訳でもない有期刑)
があると考えればそれ程屁理屈でもないのでは?
>>676 あなた自身は条件付撤廃派のようですね。何倍まで下がったら撤廃賛成ですか?
冗談はさておき、このスレ内にそういう煽りがありましたか?
スレ外の煽りであれば論理的でない煽りの上どうでもいい事なので放って置いて下さい。
>>677 これもスレ外の話であればスレにいる死刑反対派には関係ない話です。
また、何度か書き込んだ通り、刑法には「被害者という概念」がないので
「被害者の人権」という概念も存在せず、それはこのスレで扱うべき内容ではありません。
また、それを刑法に取り入れる事はできません。(被害者のいない罪が同等に裁けなくなるからです)
被害者のためのシステムとして仇討ちが必要だというのであれば
「民法に仇討ちの概念を取り入れよう」スレを立ててそちらでどうぞ。
おまけ:このスレの人権軽視派w(多分相当数はネタでしょうが)
>>33,148,221,236,318,319,321,329,334,654,664,670
686 :
N議の74:05/02/15 21:43:47 ID:??? BE:33228465-#
>>679 どっかの213氏おひさ!
>それは「再審制」かな?
再審制っていうんですか? まあ用語はともかく、内容が伝わればOKというスタンスですので、
たまに変なこと言うかもしれませんが、そこはなにとぞ寛大に・・・。
>「犯罪者特定の手続き上の責任の全う」と「特定された犯罪者の処罰・断罪」を
>比較衡量する余地を持ってますか?
>言い換えると「無化」(括弧内略)してしまうことが「完全悪」とは言いきれないと思います.
>(略)
>「必要悪」と考えれば容認できると思うし,容認派の方はそう考えていると思うのですが,
>その思考法について認識・容認する余地はあるのでしょうか?
「犯罪者特定のありかた」と「刑罰の方法」は全く別のことなので、比較衡量する方がおかしい。
三審制や再審制を採用する姿勢と、死刑という刑罰を採用する姿勢は明らかに矛盾しています。
比較衡量してどっちを取るかという問題ではないのではないでしょうか。
>>680に引用された内容も合わせて読むと、どっかの213氏の言いたいことは一応分かります。
しかし
>>674のとおり、俺はメリット・デメリット論を退けます。「必要悪」とは考えません。
あえてメリット・デメリット論で考えてみても、冤罪のデメリットは、それを容認することで
避けられるかもしれないデメリットと単純に比較できるものではありません。
687 :
朝まで名無しさん:05/02/16 06:12:55 ID:BDOvYPDu BE:63116257-
>>686 >しかし
>>674のとおり、俺はメリット・デメリット論を退けます。「必要悪」とは考えません。
んじゃま,オイラとは議論の余地がありませんなw
一応,私の考え.(0から述べる場合は多少異なるけど,N議の74さんの文脈に従って)
「犯罪者特定のありかた」は,警察・検察という特定をする機関が処断することを禁じていること,
同じく私刑を禁じていることで問題なしとするのが「裁判制度」であると思います.
よりよい「裁判制度」のために,三審制や,国選弁護人,公開法廷などで被告人の権利保護がされています.
そして,正当・合法な裁判制度を経て確定された「犯罪者」を,同様に確定した事実に基づいて処断するのが「刑罰」
基本的には,「刑罰」において,前段階の「正当・合法な裁判制度」を疑う必要はなし
(実効性はともかく「疑わしきは罰せず」の原則もあるし)
以上が基本.
ところが,実際には,過去においては捜査・裁判の問題から「冤罪」事件が起こっているし,
また歴史上,司法制度が不当な思想弾圧などに貢献してきた実例もある.
これらを「司法制度の危険性」と考え,刑罰の前段階で
【正当・合法な裁判制度を経たが確定されてない「犯罪者」】
として扱い,刑罰の内容を決める(回復不可能な刑罰を回避)するというのは考え方の1つだと思うが,
私はそれは取らない.
現在の司法制度は上記のような危険性を回避する自浄作用を備えていると信用できるという前提の上で,
さらに「犯罪者の確定」においてできるかぎりミスを減らす努力を「裁判制度」に対して行うという前提で,
「裁判で確定した犯罪者」は,「実際の犯罪者」であるとして刑罰を決めるべき.
この前提の上で,「死刑」の是非について語るべきだと考える.
以上.
お邪魔しました
688 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/16 09:28:28 ID:TAwkUpS9 BE:73815757-
三審制ですが、最後の最高裁は、判決が憲法違反かどうかを審査するのみであることが
ほとんどです。で、いままで色々な理由、たとえば「死刑は残虐な刑罰に価し、憲法違反である。」
で上告しつづけられてきましたけど、ことごとく却下されております。
実質は二審制です。
689 :
朝まで名無しさん:05/02/16 13:46:42 ID:BDOvYPDu BE:100985478-
>>688 >三審制ですが、最後の最高裁は、判決が憲法違反かどうかを審査するのみであることが
>ほとんどです。
あっこれは言い忘れてた(どっかで書いたな・・・)
「事実認定」をせず「法解釈」をするのが最高裁ってのが正確かな(語弊あるかも)
たとえば「正当防衛」に当たるかとかは上告審(最高裁)でも争える
「正当防衛」を構成するかの事実,例えば
・相手がナイフを持って立っていた
・相手がナイフを持って走り寄ってきた
については争えない
ただし破棄差し戻しなどで事実上「事実認定」に踏み込めるし実例もある
>いままで色々な理由、たとえば「死刑は残虐な刑罰に価し、憲法違反である。」
>で上告しつづけられてきましたけど、ことごとく却下されております。
これは冤罪を語る文脈の話かな?
事実認定への疑義から破棄差し戻しした事例ってあるんでないかな?
上述の例は,冤罪事件と言うよりも,死刑違憲に関する訴訟だと思う
上記の上告理由だと,「有罪は認めるが死刑は違憲」ってことだし
sage忘れた
以下,特定の人宛ってわけでもないけど・・・
理論上,冤罪の可能性がゼロの事例ってのも考えられるんだけど
冤罪を理由に反対する方ってのは
「冤罪の可能性が否定できない場合には死刑を適用しない」
ってのじゃダメなのかな?
【冤罪の可能性が否定できない】の基準の作り方次第で
運用上死刑が執行・宣告されない状況・制度も作れるんだけど
これじゃダメってことは結局
「命は大事,殺しちゃダメ」っていう宗教観・道徳観での反対と一緒で
議論の余地がないというか,冤罪云々について語っても仕方ない気がする
「死刑」自体はの是非と現行死刑制度,適用基準の是非が混同されてる気がする・・・
691 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/17 22:05:25 ID:N2W/8KQ5 BE:20616454-#
>>674 またまたおひさです。
●死刑制度の責任
1.控訴・上告せずに被疑者の刑が確定したのちに新証拠が出てくる場合
裁判は甲・乙の争いだと思います。検察側が被告人を犯罪者と断定し、
拘束力はありませんが求刑という形で妥当な刑罰を表明します。
被告側はこれに抗論する権利を有しています。これが裁判制度の基本ではないでしょうか?
控訴・上告は被告人の有利にはならないかもしれませんが不利にはなりません。
仮に被告人が途中で裁判を諦めた場合はこの権利の放棄とみなされると思います。
権利は放棄することも権利保有者の自由です。しかしそこには責任を伴います。
それ以上の法的な保護措置は必要なのでしょうか?
2.責任放棄
この点は意見は一致していますよね。冤罪可能性は絶対に根絶はできない。
しかし、死刑というのは決して責任放棄であるとは思えません。
すべての可能性を断ち切る行為というのは確かですが、裁判官の重責はここにこそあると思います。
真実を探求しそして厳粛に裁く。
人が人を裁く危険性は必ず存在しますが、だからこそそ裁判官には重大な責務が要求されるのだと思います。
ただ、この点は主観の相違になると思いますが。
・゚・(つД`)・゚・ここまで書いて
>>675読んじゃったよ…。せっかく書いたからそのまま。
●誤審無罪
私の意見は、松戸事件のような事例は実際に存在するにもかかわらず再審制度は維持されている、という
主張です。これをもって死刑を存置すべきだという意見ではないので。
しかし次の点でおそらくN議の74さんと私の間でかなり意見が違うのだと思います。
私は「犯罪者に刑罰を科さないこと」と「非犯罪者に刑罰を科すこと」の2者の比較は量による、と思います。
両者等量の場合、ご意見に賛同しますが、例えば1000人vs1人ならば「犯罪者に刑罰を科さないこと」のほうが
問題だと思います。刑罰は社会秩序を維持するために存在するからです。
おそらくN議の74さんは1万人の犯罪者を逃しても1人の無辜を出すべきではないというご意見なのでしょう。
私は繰り返していますがある程度の冤罪は社会秩序維持の点から止むを得ないと考えています。
ただ冤罪が確認された場合その原因究明は必要でしょう。そしてその冤罪が人為的なものであった場合、
関係諸機関の処罰制度などはあってもよいと思います。
692 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/17 22:06:04 ID:N2W/8KQ5 BE:27832739-#
●メリット論
>つまり我々は、理由の無い制度で、無駄に冤罪死刑の犠牲者を生み出
>していると言っても過言ではないのだ。
冤罪死刑の問題に関してはここでループに入るのだと思います。
1.冤罪死刑は可能性として存在する。→ここで分岐
【imagine】
2.しかしながらその存在は現在まで確認されていない。(可能性は0ではないにしても限りなく0に近いのではないか?)
3.しかし死刑という制度のメリットは現在存在すると思われる。
4.限りなく0に近い冤罪問題でそのメリットを放棄するリスクを犯す必要はない。
5.また死刑制度に何のメリットもないことが証明されない限り死刑は維持すべきだ。
【N議の74氏】
2.可能性が存在する限り死刑という補償不可能な刑罰はやめるべきだ。
●法定刑の見直し
私は基本的に賛同します。
死刑を廃止した場合どうすればよいか、という設問であれば次のような案を出すと思います。
1.殺人罪・傷害致死罪=絶対法定刑として無期懲役
2.代替刑は定めない。無期懲役を最高刑とする。
3.無期懲役出所基準を行政府の提案→司法府の判断という形式に改める。
>>675 >つまり第三審以降に新証拠などが出てきた場合は、追加の審議は認められるのでしょうか。
>それが認められるのであれば、犯罪者特定の責任は全うされると言っていいかもしれません。
679氏(213氏おひさ♪)の言うとおり再審制がこの通りのことを保障しています。
http://www.geocities.jp/aphros67/060300.htm
693 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/17 22:07:21 ID:N2W/8KQ5 BE:18555236-#
>>679 いらっしゃいまし!(。・ω・)ノ゙ マターリいきましょう
それと是非「どっかの213」でコテしてくらはい
>>688 一般的な判決に関しては最高裁では(1)判決の違憲判断(2)判決の判例違反だったかと思います。
よく争われるのは(2)に関して(「死刑重すぎ」etc)ですがほとんど却下されます。
ただし死刑事案に関しては特別に審議(小法廷)することになっていたかと思われます。
また死刑判決に関しては判決言い渡し後、控訴・上告を裁判官が被告に薦めるといいます。
694 :
Imagine ◆t9Z8hOKPrI :05/02/17 22:33:34 ID:N2W/8KQ5 BE:14432227-#
>>685 1.「刑罰の上限」
そういわれちゃうとみもふたもないですがw。一応再度意見を。
(1)刑罰は軽ければ軽いほどいい、には賛成します。
(2)でも死刑ってそんなに重いですか?そうでもないとおもうんですけれど。→
>>652(2)(3)
(3)ついでに質問ですが日本の刑罰全体は軽いんじゃないですか?→
>>652(1)
ということです。
ただ後段はわかりましたので426さんのいうとおり「死刑制度は存在すべきか」で統一していきます。
踏み外したら指摘してください。
3.「刑罰と人権」
>>652は熟読しての質問ですた。
「生命」「自由」「幸福追求」のうち「生命」は制限すべきではない、ってことですよね?
その上での質問です。どうして「生命」だけは犯罪者に保障するべきなのでしょうか?ということです。
426さんの主張はわかりますが、憲法13条から「生命だけは別格である」とは判断できないとおもいます。
ここら辺の論理的説明をお願いしたいのです。31条の意見もあわせてお願いできれば幸いです。
【参考 日本国憲法】
第13条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第31条
何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、
又はその他の刑罰を科せられない。
4.「冤罪問題」
1.によりいったん保留します。
695 :
N議の74:05/02/18 00:00:10 ID:??? BE:62026278-#
>>690(どっかの213氏、できればコテでお願いします)
議論の余地が無いのであればレスしても仕方が無いかなとは思いますが・・・、
ここは人が少ないので一応廃止派の一人として。
>「冤罪の可能性が否定できない場合には死刑を適用しない」
>ってのじゃダメなのかな?
Imagine氏とのやりとりで一応俺の意見は述べてます
>>657 >「命は大事,殺しちゃダメ」っていう宗教観・道徳観での反対と一緒
宗教とは違うと思いますが・・・、道徳つまり倫理・規範といったものから離れて
刑罰を考えることなど出来ないと思いますよ。
696 :
N議の74:05/02/18 00:00:41 ID:??? BE:38766757-#
>>691Imagine氏
>1.控訴・上告せずに被疑者の刑が確定したのちに新証拠が出てくる場合
>(中略)
>仮に被告人が途中で裁判を諦めた場合はこの権利の放棄とみなされると思います。
>権利は放棄することも権利保有者の自由です。しかしそこには責任を伴います。
>それ以上の法的な保護措置は必要なのでしょうか?
新証拠があり、無罪あるいは死刑よりも軽い量刑になるかもしれないことが分かっていても、
被疑者が諦めて控訴しなければ死刑にしていいということですか?
それは問題発言だと思いますよ。
刑罰とは、本来してはいけない行為を特別に許されるものです。
その「特別」とは、その対象が「犯罪者である限り」です。
けっして「犯罪者と決めた限り」ではありません。
もしも「犯罪者と決めた限り」なら、三審制も再審制も必要ありません。
お上が睨んだ者は即犯罪者です。これは危険すぎる。
こう言うと「それは運用の問題だ」と言われそうですが、冤罪にはこういった側面も
あることは無視できません。
>2.責任放棄
>この点は意見は一致していますよね。冤罪可能性は絶対に根絶はできない。
>(中略)
>人が人を裁く危険性は必ず存在しますが、だからこそそ裁判官には重大な責務が
>要求されるのだと思います。
ですからどんなに責務を頑張ってみてもどうにもならないのでは?
>●誤審無罪
>(前略)
>例えば1000人vs1人ならば「犯罪者に刑罰を科さないこと」のほうが
>問題だと思います。刑罰は社会秩序を維持するために存在するからです。
>(後略)
「犯罪者に刑罰を科さないこと」と「非犯罪者に刑罰を科すこと」を比較したのは、
誤審無罪と誤審有罪の比較であって、死刑の存廃の比較ではありません。
そして前にも書きましたが、死刑の廃止は「犯罪者に刑罰を科さないこと」ではありません。
死刑の廃止が、1人vs1人を1000人vs1人にするわけではありません。
死刑を廃止しても1人vs1人は1人vs1人のままです。科される刑罰の内容が変わるだけです。
あなたを含めた存置派はいつもここを勘違いしているような気がする。
>>692 >●メリット論
>1.冤罪死刑は可能性として存在する。
>2.しかしながらその存在は現在まで確認されていない。
確認されたらそこにはすでに冤罪はありません。冤罪とは、「分からないから冤罪」なのです。
ここも存置派はいつも勘違いしている。
>3.しかし死刑という制度のメリットは現在存在すると思われる。
>4.限りなく0に近い冤罪問題でそのメリットを放棄するリスクを犯す必要はない。
>5.また死刑制度に何のメリットもないことが証明されない限り死刑は維持すべきだ。
死刑に終身刑以上のメリットが有るか無いかは意見が分かれるようですが、
それを云々することが不毛であることはすでに説明しました。
698 :
段造 ◆b5w5DanzOU :05/02/20 09:40:49 ID:y6FAdnvA BE:45158887-
>>692 無期懲役の「無期」ってのは期間の定めが決まっていない、という意味。
終身刑の間違いではないのか?
699 :
ちょっと待て名無しが今何か言った:05/02/20 11:33:07 ID:OzW6WljU BE:36153784-
いやー、世論調査で八割超えたのでちょっとホッとしたよ。
だいたい子供を何人も殺した奴が死刑にならない社会なんておかしいつーの。
終身刑にしてまでそんなのを養いたくないしな。税金で。
冤罪がどうこう言ってる人がいるがその論理だと
原子力は放射能漏れが0.0001%でも起こる確率があるのは否定できない。→原発解体。
自衛隊が武器を持ってると万が一の確率で民間人を誤射する危険がある。→自衛隊解体。
もうこれで九条改正も破防法もスパイ法もなんでも否定できるな・・・。
まあ、俺も冤罪は可能な限り起こらないようにすべきだと思うが、
だからといって廃止なんて方向にはゴメンだね。
700 :
どこぞの213:05/02/23 15:34:05 ID:??? BE:129838289-
>>695 >>「冤罪の可能性が否定できない場合には死刑を適用しない」
>>ってのじゃダメなのかな?
>
>Imagine氏とのやりとりで一応俺の意見は述べてます
>>657 >>657(一部省略)
>>精神鑑定の問題がありますし、無罪になることはありえない
>>としても、量刑は変わる余地があります。
えっと「精神鑑定」(責任能力)と「冤罪」は全く別個の問題だと思います.
「冤罪」は事実の有無,完全に無辜の人を殺していいのか
責任能力の場合,ようはN議の74さんも書かれているように
「有罪」の人間に対する「量刑」の問題
冤罪での死刑執行は明らかに「悪」なので議論の余地があると思いますが,
「量刑」問題は,例えば今後
・10人以上殺したら死刑
のように量刑基準が変わった場合(法律に明記してもいいし,司法判断でもいい)
過去(現在)の量刑基準で執行した死刑は「悪」でしょうか
または
・1人殺しても死刑
と変わった場合,過去(現在)の基準で死刑を適用しなかった判断は「悪」でしょうか
仮に「悪」だとしても罪刑法定主義,不遡及効で「悪」であることは概ね阻却されるでしょうが
そもそも私は上例は全く「悪」でないと思います.
責任能力の基準は,量刑基準と同様に,明文または司法判断で時代によって変わります
1つには医学の進歩・変化も理由となりますし,社会意識の変化も理由になりえます
既にかなり長くなったので結論だけ.
仮に「冤罪」を理由の死刑廃止に首肯するとしても,そこに「責任能力」まで含めるのは不適当だと思います.
過去に書いたように,「冤罪」を理由とした死刑廃止にも必ずしも首肯できないので,
>>657の「責任能力」の件は,
>「冤罪の可能性が否定できない場合には死刑を適用しない」
>ってのじゃダメなのかな?
の回答になりえないと思います.
>>宗教とは違うと思いますが・・・、道徳つまり倫理・規範といったものから離れて
>>刑罰を考えることなど出来ないと思いますよ。
これは当然のことですが
「冤罪」の可能性を否定できる場合,「因果応報」という「道徳つまり倫理・規範」によって死刑を正当化できると思います.
701 :
N議の74:
>>700 >えっと「精神鑑定」(責任能力)と「冤罪」は全く別個の問題だと思います.
>「冤罪」は事実の有無,完全に無辜の人を殺していいのか
>責任能力の場合,ようはN議の74さんも書かれているように
>「有罪」の人間に対する「量刑」の問題
そのとおりです。確かに言葉の定義的には別個です。
ですが、誤審死刑において同様の問題を呈します。
説明します。
精神鑑定や情状等で量刑が変わることに異議は無いかと思います。
それは鑑定法の進歩や新証拠等によって量刑が変わりうるということです。
そしてそれは言うまでも無いですが、あなたが挙げた時代・社会の違いによるものとは別です。
まったく同じ法・規範・社会意識において量刑が変わりうるということです。
量刑を誤って死刑にすることは、厳密な意味での「冤罪」による死刑と、問題の性質は同じです。
この辺をきちんと説明せずに語ってきたために齟齬を生んでしまったようです。
これまでずっと「冤罪」という言葉で死刑の問題を語ってきましたが、死刑において問題となるのは、
なにも厳密な意味での「冤罪」つまり「犯人であるかないか」だけではありません。
「誤審」全てを含みます。
>「冤罪」の可能性を否定できる場合,「因果応報」という「道徳つまり倫理・規範」
>によって死刑を正当化できると思います.
一応そのとおりです。しかしあなたも書いているとおり、それは冤罪(誤審)という現実を無視して
理念的に考えれば、正当化できなくもない、という程度の話かと思います。