帝銀事件5

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1 ◆Z4QuahB5rY
帝銀事件 - Wikipedia

帝銀事件(ていぎんじけん)とは、1948年(昭和23年)1月26日に東京都豊島区の
帝国銀行(後の三井銀行。現在の三井住友銀行)椎名町支店で発生した毒物殺人事件。
戦後の混乱期、GHQの占領下で起きた事件であり、未だに多くの謎が解明されていない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E9%8A%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6

前スレ
帝銀事件4
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/archives/1260590390/

過去スレ
帝銀事件3
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1249798952/
帝銀事件2
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1234868073/
帝銀事件
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/archives/1139836966/
2科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/18(金) 19:01:06.37 ID:???
平沢冤罪説を称える方に感動を与えた本の一つに「ドキュメント帝銀事件」がある。
その元になったものが佐伯氏の考え方である。
 佐伯氏の基本的な考えは、毒物がアセトンシアンヒドリン、犯人は特務機関員
歯科医Nというものである。
 そして、そこには、ある種の精神病を患った人の考え方というものがある。
 次にその考え方というものを文献から紹介する。
1.普通の人がなにも気にすることが無いことに対して注意が向く。
2.一つずつ見ると、あまり間違っていないようであるが、それが少しずつ積み重
なり、最後の考えでは、まるでおかしなものとなる。
 佐伯氏の次の考えは、「普通の人がなにも気にすることが無いことに対して注意が
向く」というものがある。
1.帝銀事件の話をしたら、歯科医Nの顔にかげりがあった。なにか怪しい。
2.茶碗に注がれたお茶を飲まなかった。これは指紋を採られないようにするため
である。彼は、特務機関員だ。(しかし、紅茶は飲んでいるが・・・。)
3.歯科医Nの建物の造りも怪しい。
4.歯科大学の名簿(古い名簿)では、歯科医Nは行方不明者となっていた。これは、
特務機関員だからだ。(しかし、新しい名簿には歯科医Nの名前は載っている。)
これらは、普通の人には気にするようなものではないと考える。
また、「一つずつ見ると、あまり間違っていないようであるが、それが少しずつ積
み重なり、最後の考えでは、まるでおかしなものとなる」というものには、次のよう
なものがある。
1.歯科医Nは、保健所への届け出は、昭和24年に戦災のため新潟へ疎開と届け出をし
ているが、実際には終戦2,3日前の昭和20年8月に新潟に移り住んでいた。そして、
東京へは変装してきていた。
 土楢や湯沢などの狭い土地に、昭和20年の戦災以来、29年まで約8年もいながら、
歯科医Nが上京していることを誰も知らないということは、彼が変装術に長けていた
ためと思われる。
2.帝銀事件のとき、犯行時間に間に合うために、米軍の協力を得て仮駅を作り列車
をそこに止め、そこから東京に来た。
3.平沢は、1時20分頃船舶運営会を出ても、真っ直ぐ帝銀椎名町支店に行ったわけ
ではない。東京駅から上野に行って、いったん下車している。(略)私は、平沢はただ
漠然と上野に行ったのではなく、おそらく岩原ロッジ方面に帰る歯科医Nを上野へ
見送りに行ったのだと思う。(略)真犯人たちが平沢のアリバイを崩す方法として
もっともよいのは、平沢を犯行時間に現場近くにおびき出すことである。
4.平沢は、銀行の外で見張りをし、歯科医Nが銀行内で犯行を行った。
5.平沢はよく携帯ラジオを持ち歩いていた。彼は、ラジオを用いて、信号に雑音を
使って、あらかじめモールス信号のように音の意味を決めておき、歯科医Nと連絡
をとっていたのではないか。平沢は、歯科医Nとそのようなことをしていたのでは
ないかと、私の脳裏に疑問が生まれた。
6.ロッジの支配人柿畑誠一は、昭和29年1月、上越線楢曾駅で汽車から転落している。
酔っ払った上の事故死となっている。(略)誠一は用便のためズボンがずり落ち足がま
といつかれて、列車から落ちたように言われているが、ズボンをおろしたのは、
歯科医N特有の小細工だと私は思っている。
7.取り調べで、平沢は虎のつく名前をあげていた。彼は虎の絵を描いたに違い
ない。彼は虎の金屏風を描いてお金を得たのだ。
8.(帝銀事件では相田方の)患者は、無理に仕立てたような感じもする。患者
発生から進駐軍の査察を含めて、何か裏で画策がなくては、こう巧く行かないよ
うな感じがする。
3科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/18(金) 19:01:45.30 ID:???
 また、次のようなものは佐伯氏の考え方に問題があることを直接示している。
1.昭和30年4月に、歯科医Nが犯人だと直感で判断した。しかし、そのときのこと
を忘れ、そして、昭和33年暮れ、歯科医の処に訪れ、その帰り、昭和30年4月の
出来事を思い出た。
2.義理の父および精神科医により、精神病院に半年間入院させられた。
電気ショック療法、インシュリン療法、持続催眠療法を受けていた。

 佐伯氏・探偵が調べたように、当時、歯科医Nは東京にいなく、疎開して新潟
にいたからである。
 だから、古い名簿では、行方不明者になっているのである。東京にあまり行った
ことがないので、調べても東京に行ったということが出てこないのである。
変装して、誰からも分からないようにして、東京に行ったというのではない。
 歯科医Nは警察の取り調べを受けたと言うが、それは、モンタージュに似ている
からであり、あまり取り調べを受けずに帰されたのは、事件に関係ないからと考える。

 私は、捜査本部が言う「三つの現場に現れた男に一貫するのは、水害地、銀行付近
に集団赤痢、進駐軍の中尉の命令で消毒に来た、現送という言葉を使っている。予防
薬を飲んでもらう、と言い、飲むとき琺瑯質の話をして、模範を示している。所持品
は薬瓶、スポイト、救急袋みたいなカバンなど、15項目にわたって似通っている点
で、全く同じ人物と思われ、そこから匂う犯人の体臭は、医療関係につながりがある
もの、しかも1,2回の失敗の経験をいかしているようである」というものと同じ考えである。
 歯科医Nがロッジ支配人柿畑誠一を殺害し、酔っ払い用便をしたように見せるため
ズボンを下ろしたという、佐伯氏のすばらしい推理力に、平沢冤罪・歯科医N犯人説の方々が感動したのだろうか?
しかし、上越線の各駅を降り、虎の金屏風を探し求めた行為には敬服する。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/19(土) 00:56:38.57 ID:???
裁判上の法解釈ならばたしかに包装氏が言う「自動的に逆転無罪」となる
のだろうが、これだけの大事件のうえ、「犯人」とされた平沢をはじめ当事者
の多くが鬼籍に入っていることを考えるに、単純に法解釈で論じるだけでなく、
帝銀事件を戦後史上の負の歴史としてとらえ、解明されていない空白
を埋めるという視点が最も必要であると思う(法律的アプローチが全く
無意味というわけではない)。

「まず、事実に対して謙虚であること」
帝銀事件の再検証には、当然ともいうべきこの姿勢が最も肝要だと思う。
イデオロギーや情実から一歩身を引いて、事実関係を丹念に追っていけば、
事件の真の背景が必ず見えてくるはず。

このスレによく出没する「どうしても平沢が単独犯でなければ困る(本が
売れない?)人物」の無茶苦茶論法は論外としても、
「平沢が事件とは100%無関係な冤罪被害者でなければならない」という
呪縛的教義(?)を持つ故に、肝心の平沢の家族からは疎まれた存在の
「救う会」のような組織では、真相解明はおろか彼らの願う目標(再審開始)
の達成さえ困難だろう。
気の毒だが、武彦氏は実の父親が作ったこの「教義」の最大の犠牲者と
いえるかもしれない。

事件解明の鍵は米国にある。
その鍵をこじ開けなければ暗黒の空白は晴れることはないだろう。
民主党オバマ政権の今がチャンスといえるのだが…
5包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/19(土) 05:05:03.30 ID:k2HZCZ8R
飛行機の中でOccupied City読了しました。この本は平沢氏冤罪、731です。
英国人ですから関連文書は編集者の方が翻訳したそうで、どうやらこのスレは
ご覧になっていなかった。「こんなところ」は無視されて当然でしょうか(笑)
武彦さんの話があって以来、やはり、平沢単独説の矛盾は先ずきっちりしておくべき、
と思えてきましたので、暫く気合を入れて科学捜査さんに反論します。科学捜査さん
の本とOccupied Cityがこの事件に関して書かれた最新の2冊で、この二つの間
(平沢氏単独vs平沢氏無関係)のいずれかが真実とされて終了ではあまりに空しい。
言い方を変えれば、この二つの中間に、あるいは二つの間で合理性を見出そうとすれば
共犯におちつくのですが。

>>2, >>3
どうしても論点がずれてしまうようです。
冤罪派は和多田氏の本に感動などしていません。救う会のHome Pageにもない。
私は共犯説と取っていますが、和多田氏、佐伯氏、双方の著書に感動していないし、
全面的依拠もしていません。それから和多田氏の本は独自の調査もされているし、ある
程度佐伯氏の考えそのものにも取るべき距離は取っているように思います。(全て
採用しているわけではない)
佐伯氏が直感的に歯科医が怪しいと思ったのは、平沢氏の友人であったこと、
モンタージュに似ていた事(これは科学捜査さん好みではないですか?
私はあまり意味がないと思っていますが)、当初から歯科医(全般)
が疑われていたこと、などを考えれば極めて自然。
また、3年間歯科医にかかって疑念が再発したというのも
(その間忘れていたのも)、普段の生活がある市井の人としては自然。
6包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/19(土) 05:52:36.12 ID:k2HZCZ8R
前のスレッド最後のアリバイに関する私の質問にお答え頂ければ幸いです。
平沢氏は帝銀に来ていませんよ。なのに未遂、及び事件後の金の動きは
平沢氏関与を強く疑わせる、だからこの事件は難しい。しかし、
そうすると殆どの事に説明がつく。場合によっては731関与(あったとしても間接)も。
歯科医、いやこの話はやめておきましょう。また堂々巡りするから。
とにかくアリバイです。目撃証言については、モンタージュのほうが
写真、更に実物より重要かつ本人をよくあらわしているという、奇妙な
論理の反論しかいただけないのがわかったので。

>>4が仰る米国云々は恐らく731、GHQ絡みだと思います。現時点ではっきり
しているのは、GHQも731も検察(GHQから圧力を受けていたのは確実)も、ぼ〜とした
平沢氏が全部一人でやったということになってくれるのが一番よかったでしょう。
さてそのぼ〜っとした平沢氏が1948年1月26日に限ってやってのけた
超人的な活躍を以下にもう一度列記します。
7包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/19(土) 06:31:50.97 ID:k2HZCZ8R
時間は当然(〜頃)です。
丸の内着13:45、娘婿とタバコ2本吸う時間話す、平沢氏は腰を上げる様子
はなく、娘婿が巣鴨の家によってタドンを持って帰ってくださいと促す、
2時10分(早くて)丸の内出発、徒歩で東京駅、電車で池袋、徒歩で椎名町(ここまでずっと毒薬、しかも仕掛けつき、
恐らく上澄み液、を運ぶ)、相田宅に回って(通りからは見えない、科学捜査
さんがいう前日下見をしたなら:銀行強盗が銀行が休みの日に下見?、なお更
見ます、それが人間の行動パターン)帝銀へ、16人を見事に納得させる
口上の後、自分も毒薬を飲んで見せ(少なくとも飲んだようには見せ、自分
は全く被害なし、荏原でも飲んだが、これは薬そのものが無害だった)、
16人殺害、銀行を出て巣鴨へ(ここからは約1600枚紙幣を持って)、娘に会い
タドンを受け取り、近々大金が入るという余計な事を言うくらいには
話をした後、東中野に日没前に戻り、米軍軍曹と下手な英語で会話しながら
夜9時までトランプに興じる。

この時平沢氏56歳、できますか。科学捜査さんはこの順路で歩いた事が
ありますか。長靴を履いていても奇異にはうつらない天候、道路事情の
日に。そして想像してください、その間に知能犯かつ説得力のある人間
でなければ為しえない大量強盗殺人を犯して。
平沢氏が罹っていたとされる、そして科学捜査さんが度々持ち出す、
コルサコフ病患者のVideoを再度Upします。(48歳、2分30秒位からのインタビュー)
有り得るとお思いですか?
http://www.youtube.com/watch?v=wDcyBXJAZNM
8名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/20(日) 00:08:25.22 ID:???
>>4
>「まず、事実に対して謙虚であること」
まさにそうだと思います。
帝銀事件は世間的にはリアルタイムな問題ではなく歴史となってしまってます。
過去にも何度か出ていましたが、法廷論だけではなく真相論としての
アプローチも求められるのではと思えます。
帝銀事件という歴史の1ピースに、本当の形を与え、まっとうに評価するぐらいしか
もはや犯人に与えることのできる罰は残されていないかもしれませんから。

救う会の活動は立派だし、真似のできることではないですが
平沢氏が存命中の状況ならまだしも、今現時点においては
その活動に意味はあるのでしょうか。
本当に救うべきは誰なのか?そう思ってしまうのです。

しかし包装紙様は忍耐強い・・・職業柄なんでしょうか・・

9名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/22(火) 03:16:00.05 ID:0YIrsOzI BE:317759472-2BP(1020)
陰謀論・冤罪説派−「秘録帝銀事件」森川哲郎著

「小説帝銀事件」/「日本の黒い霧」松本清張著


平沢派−「刑事一代 - 平塚八兵衛の昭和事件史」佐々木嘉信著

「科学捜査論文『帝銀事件』― 法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理 ―」中村正明著


これ以外に良い本はありますか?
10サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/22(火) 04:13:21.55 ID:???
すみません。震災後に発生した私事があまりにもヘビーすぎて
なかなかここに来れませんでした。

>>9
それだけ読めばもう十分かもしれませんが私的に文献渉猟した感触でいうと、
平沢冤罪説(ならびに、平沢<帝銀だけはやってない>説)の最も手強い再批判は、
60年前に出版された『帝銀事件における検事の論告』だと思います(これは未だに)。
加えて、『検事聴取書 全62回』。
これも熟読すればするほど興味深い。

ある意味、この事件をもっと仔細に調査したのは、
佐伯氏でも森川氏もなく、言うまでも無く警察(検察)です。
当然といえば当然ですが。

(包装紙さんと科学捜査さんの前スレの私に対する質問は明日以降に対応します)
11包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/22(火) 09:37:00.33 ID:???
>>4
仰る通りだと思います。ただ、平沢氏はこれだけで無罪、と書いたのは、
武彦さんの話が出たからです。無罪であるべきという運動に間違いはないという意味で。
特に平沢氏生前は執行からの緊急避難という意味がありましたから。

>>9 あと和多田氏の本もバランスが取れていてよいと思います。面通しの
ドラマ仕立ては割り引いて考えるにせよ。科学捜査さんの本も入っていて
なによりです(皮肉でもなんでもなく)

>>10 私への返答はゆっくりでよいのであまりご無理なさらぬように。
「検事の論告」はどの辺りが再批判になっているとお考えでしょうか。
特に椎名町帝銀(当日)絡みで。金は平沢氏に渡った、平沢氏が貰った松井名刺は
荏原で使われた、荏原供述は自然、それら以外でですね。
サトーさんにそれを指摘してもらって、それに反論するというのは有効かも
しれません。法廷論ではなく真相論としてします。検事聴取書は和多田氏も共著(編)者
(再審弁護団の竹澤弁護人と)になっています。
私は、「平沢氏は帝銀だけはやっていない」というより、
「帝銀にはこなかった」という風に考えています。いやちょっと違うか、
「帝銀に来たのは(意外にも)平沢氏ではなかった」という感じでしょうか。
目を瞑って、1月26日以前と27日以降に起きたこと(平沢氏の困窮、名刺、
金の入り:出ではなくて入り)を見ると、やはりこの事(1月26日)は意外
なのですね。この意外性にやられてしまったのではないかと思うのです。
共犯説が答えなければならないのは、もし私の推測どおりだったとして、
平沢氏は帝銀実行を(当日)知っていたのか、ということです。
正直私もわからない。当日の動きが共犯者としてはのんびりとしすぎている。
丸の内、巣鴨、中井で落ち合ってから徒歩で東中野と考えたこともありましたが、タドンが重すぎる。

それから>>>>7、>16人殺害は12人の間違い(被害者16人、生存者4人)でした。すいません。


12名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/22(火) 23:05:51.82 ID:???
帝銀本件当日の平沢の行動を、何か不自然に感じるのは自分だけだろうか?
当日のアリバイを作るための意図的行動ではないか、と思えてならない。
本件の「真犯人」が平沢を「嵌めた」のなら、平沢は帝銀の「見張り役」と、
真犯人のアリバイ確保の役目を担っているのではなかろうか?

米軍ジープについて平沢が供述したという「あれ(ジープ)を見ろ、という知らせだな」。
あたかも「共犯者」から「ジープが来ているかどうか確認せよ」と「命令」されていたとも
とれる内容の不可解な自供も、平沢が帝銀本件の「見張り役」だったことを窺わせる。

それと、さらに不可解なのは事件後の平沢の行動。
出所を明らかにできない大金を所持していただけでなく、逃げるように小樽に行ったり、
刑事がしつらえた「宴会」での「記念写真」で表情を変えたり。
単純に「真犯人グループから嵌められた可哀相な画家」という図式では納得できない。

単に「嵌められた」だけなら、金の出所や「悪い仲間」の存在を吐いたのではないか?
「帝展無鑑査の大画家というプライドから、春画の報酬ということが白状できなかった」
という「救う会」の言い分など、子供の言い訳じみた作り話としか思えない。
平沢は、未遂事件だけでなく帝銀本件に対しても、積極的共犯者だったはずで、
それを話せば確実に死刑が執行されることを誰よりもよく知っていた。

彼が命を永らえる方法。
「平沢は100%無実の気の毒な冤罪被害者」という主張の「救う会」に乗っかり、
死刑執行をできるだけ引き伸ばすこと。
平沢は獄中でこれだけを考えていたはず。
真実を話せば「救う会」や世間から見放され、死刑台に上がることになる。
仮に再審が認められ、無罪となり出所したところで、シャバに出れば「悪い仲間」
たちが黙っていないだろう。

平沢の生きる道は、特別待遇の拘置所の中で絵を描きながら一生過ごすしか
なかったはずで、平沢が生涯つき通した「ウソ」に騙された人々の手によって、
それは実現できた。
平沢の「ウソ」に結果的に加担して戦後最大の凶悪事件の真相解明を不透明
にしてしまった「救う会」をはじめとする平沢の「支援者」たちの罪は重いと言わ
ざるを得ない。

正義感から「平沢の養子」となった武彦氏には酷な言い方だが、彼もまた
犠牲者であったことは言うまでもなく、彼を責める気にはなれない。
幸い、武彦氏の自殺は未遂に終わったと聞く。

ならば、武彦さん。
死んだ気になって「実の父」である森川哲郎氏の主張と、「養父」の平沢貞通
の言動を、いま一度疑ってみてはどうですか?

すべての可能性を否定せず、事実の積み重ねのよって得られた結果が
「平沢の100%無罪」ならば、あなたの気持ちも晴れるだろうし、仮に「救う会」
のこれまでの主張と異なる結果であったとしても、あなたの英断を非難する
人は少ないでしょう。
13193:2011/03/23(水) 12:23:11.48 ID:rRhnX4Xd
前スレが落ちていたので慌てましたが、新スレありがとうございます。>>1
私も身の回りが慌ただしいので、一段落したら復帰します。
14名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 11:34:57.50 ID:???
余震うんざりなんで久々にカキコ 科草さんまた沈黙になっちゃたね・・
>>11
共犯だと思い始めたきっかけは何でしたか
薬屋さんの私の場合、これ平沢にできるかなあと先ず思った
青酸が今より簡単に手に入ったにしても
死んでやる!と一気飲みするのと 
致死量測って10何人分注ぎ分けるのじゃ全然違う
未遂の時はどうにか注ぎ分けたんですよね 平沢が
できるかなあ
て事で平沢は全く噛んでないないてのもありなんじゃないかと
15科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/24(木) 21:13:17.51 ID:???
アクセス規制で参加できませんでした。
また、来月から忙しくなるので、ほとんど書き込みが出来なくなるかもしれません。

とりあえず、2点ほど。
ひとつは、繰り返しで申し訳ないですが、ピペットの使い方です。
どうやら、中1の理科程度のようです。

中学校の第1分野「身の回りの物質」では, 物質には固有の性質と共通の性
質があることを見いだすとともに,実験器具の操作, 記録の仕方などの技能
を身に付ける。また, 気体の種類による特性を見いだすとともに気体を発生
させる方法や捕集法などの技能を身に付ける。すなわち,実験の技能を習得
させること及び物質の性質に基づいて分類したり分離する能力を育てること
が主なねらいである。実験の基本操作は,上皿てんびんやガスバーナーの使
い方, 気体の調べ方, 発生方法及び捕集方法, ろ過の仕方, メスシリンダー
や駒込ピペットの使い方などが出ている。いくつかは, 小学校で学習した内
容が再び出ており,小学校の復習をすることになる。

ネット上に握り方もありました。

平沢がコルサコフ病の後遺症のため、証言に問題があると述べたのは、
弁護士よりの精神科医です。
しかし、コルサコフ病はなおることのない病気です。
Wikipediaにもそのような記載がありますし、また「臨床精神医学」(笠松章著、
中外医学社)にもあります。
また、「錯乱」という症状は記載されていません。特別な例のようです。
知能については、わずかに落ちるとの記載が主流です。錯乱状態では知能が
どうのこうのというものではありません。
16科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/24(木) 22:07:34.30 ID:???
冤罪説の方は特別変わった考えをお持ちのようです。
先に、平沢が顔を変えたと言ったら、物まね芸人コロッケの顔しか浮かばないとは。

私が述べている変装とは、なにも顔をコロッケが行うようなおもしろおかしいものでは
ありません。そのように考えるとは・・・。
居木井刑事と警官が言っている「平沢が顎を突きだした」という程度のものです。
これが、刑事のウソ??
それではなぜ、妻マキに聞いたのでしょうか?

彼女(妻マサ)に小樽で撮った写真を見せると、「彼女は、あら、まるで顔が
違いますね」と言ったことは、確かであり、これが「顔を変えた(変装)」と
言うものである。

17科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/24(木) 22:23:09.20 ID:???
平沢が相沢宅下見に行ったのは、アーレンの指示により、英医師と保健所職員が
予防接種に出かけた日だと考えています。
アーレンの指示により二人が相沢宅に行ったことは、「謎の毒薬」を
よく読めば分かります。
アーレンは、帝銀事件当日、英医師、保健所職員らと行ったことは確かです。
そして、帝銀事件当日は、発生現場付近に行ったが、ジープにとどまり、英医師と
保健所職員らが聞き込み(確認?)をしたことを見ていただけだと考えます。

確信は持てませんが、このアーレンの指示で、英医師らが行った時、ジープを
用いたのかも知れません。
簡易テーブルぐらいは、ジープで一緒に運んだのかも知れません。
英医師は2度ほど、現場に行っています。
18サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/25(金) 03:13:08.28 ID:???
包装紙さんへ

いま、資料を引っくり返して確認する余裕がないので、
細かいところは間違っているかもしれませんが、前スレの回答になります。

>サトーさん、
>>ただ、例の『刑事一代』(平塚八兵衛氏)の扇子のいきさつ、
>>これは私見では平塚氏の言ってることは怪しい(説明不足だ)と思ってます。
>>まったくのウソではないが他の文献と付き合せると辻褄が合わない部分がある。
>これどういうことでしょうか?

平塚八兵衛氏の著作に拠ると、
この扇子は、某薪炭屋が得意先に配っていた50本中の1本、
そして、その同じものが平沢の次女宅に配られていた、と。
ただ、よく読むと、「次女宅の扇子=交番に届けた扇子」とまでは書いていません。

さらに、検事聴取書ならびにその他文献を見たところ、
警察は、平沢が交番に届けた扇子の持ち主を特定しています。
(*平沢とはまったく無関係の人で、扇子は電車で盗まれたということです)
(*典拠を忘れましたが、確か、新聞で情報を募った結果、名乗り出られたとか)

では、平塚氏のいう次女宅の件との整合性をどう考えればいいか?
以下は、完全な推測になります。
1.次女宅に同じ扇子があったのも事実だった。
2.しかしそれを平沢が持ち出したわけではなかった。
3。ただし、結果的に平沢をさらに深堀りして調べる端緒になった(ので平塚は思い出として語った)。
と、私は考えております。
19サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/25(金) 03:45:50.90 ID:???
科学捜査様へ

前スレならびに>>16の回答です。

>教えていただきたいことがあります。
>「秘録帝銀事件)(森川哲郎著)にある小樽あるで撮影された平沢の写真は、
>「刑事一代」P.115にある平沢の写真と同じ人物の写真に見えますか?
(前スレ639)

ストレートに答えれば、「よく分からない」ですね。

ただ、こういうのは質問の仕方にもよると思います。
例えば、その二つの写真を見せられ、
「別人だと思いますか?」と聞かれれば私はむしろ仔細にチェックした結果、
「一見似ていないがよく見ると同じ人物かもしれないですね」と言うかもしれません。

しかし、科学捜査様はなぜ、この写真の件にこだわるのでしょう?
論点はそこにはないと思うのです。
「小樽の写真」と「逮捕後の写真」が似ていようが似ていまいがどちらもよいのです。
また、同様に、平沢が小樽撮影時に顔を変形させたかどうか?
さらに、平沢の奥さんのコメントが本当かどうか? それらすべてがどちらでもよい。そこに論点はない。

むろん、当時の捜査本部内の平沢クロ説派にとって、
この「小樽の写真」のデキがいま一つだった(自説強化に繋がらなかった)のは事実でしょう。
ゆえに、I警部補が平沢の妻に会って「似ていないですよね!?」という言質を取りに走ったのも頷けます。
つまり、「小樽の写真」は平沢を逮捕するための手段として(のみ)重要だったわけです。
―― それ以上の意味はないと思います。

あとは、包装紙さんと同じ意見です。
2014:2011/03/25(金) 08:14:58.50 ID:???
おはです。科草さんからレス!トンだけど、ちょっと緊張w

50過ぎの平沢が小中の復習はちときついのでは?
このスレの平均歳は分からないけど、メスシリンダー上皿天秤イメージできて
ピペット使え、致死量ささと分けられる←ここポイント 人って居る?
これって中高卒業イコル英語の学習目標を全部マスターできてるてことじゃ?
なら皆英語ぺらぺらなはず。でも違う、
理科実験みたいなマイナー科目なんて授業終わったらすぐ忘れてる。
私と科草さんの歳の差はたぶん>30かな
直示天秤がもう普通。上皿天秤ていうと昔なつかしのがつく。
平沢って明治生まれですよね。小中に習ったのと同じ器具だったかなあ
それなりに進歩があったろうし、誰にも教わらないでついてけたかな
21包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/25(金) 09:45:04.55 ID:???
科学捜査さん、サトーさんお忙しい所ご返答有難うございました。では順番に
>>14
荏原では薬の配分に時間がかかったのではないかと推測しています。自分の机で
飲んだ人も、あるいは飲まなかった人もいたようです。吐き出したりとかですね。
少なくとも帝銀の時のようには掌握できていなかった。但し、前述した通り、
帝銀では支店長の早退(下痢などの赤痢を思わせる症状による)という犯人にとって追い風が
あった事は付記しておきます。
>>15>>16>>17
焦点を絞った方がよいようです。
1.写真より実物の方が確かではないですか。
2. 雑談中に面通しをしています。この間も表情を巧みに変え続けたのでしょうか。
  また、サトーさんの指摘/質問、何故その表情を変えたのが、帝銀の人
  だけには効いて、中井、荏原の人には効かなかったかという件はどうですか。
3. 前日下見は引き下げて(自説を微調整して、これは一向に構いませんが)
  前週の営業日(水曜日になるのか、手元に資料がないのではっきりしません)
  下見に言ったら、偶然ジープがあったということですね。いずれにしても
  下見をしたら、当日もなお更そこに行きたいと思うはずです。そうなると 
  益々時間がなくなります。これはどうお考えでしょうか?
それから、このお説だと協力者が居ないと本当に無理ではないですか?誰が
その日帝銀周辺にジープが来ることを教えたのでしょう。パーカー、ほーネット
などの実在者(に近い)名前も平沢氏が独自、単独で調べたのでしょうか?
前週の水曜日(不確か、木曜日か)下見だと中井失敗の翌々日です。
協力者(薄い共犯者)が居るはずがないという根拠を知りたいです。
4.冤罪弁護団が証言の証拠能力を問う為にK病を持ち出すのと、私が
  成功した帝銀実行犯の犯人適格性を問う為に同病を持ち出すのはなんら
  矛盾しないと考えますが、如何でしょうか。
>>18
なるほど。それはうっかりしてました。同じく今手元に調書綴りがないので
分かりませんが、そうだったかもしれません。妙な偶然がここで一つ
あったのですね。刑事さんは往々にして自分の有利なほうに持っていきます。最終的には検事と
いうフィルターを通るから、起訴するのは検事だからというのがあります。

偶然といえば、同日に旅館で青酸カリ自殺をした人が居ますね。
これは帝銀に触発されたといえば、そうなんでしょうが。ミステリアスな
事件ですね。私はずっと以前、この人すら何らかの共犯だったのでは、と疑った
事があります。(刑事も疑ったのですが)関係ないようですね。


22包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/25(金) 10:19:36.80 ID:???
>>14
ご質問に答えるのを忘れてました。順番に私の思考経路/帝銀史を振り返ってみます。
1.ある法曹人と歯科医が関与した誘拐殺人の話をしていて、帝銀だってそうだった
んだよと言われた。(この方は事件とは無関係で話はそれだけ)
2.本屋でふとこの話を思い出し清張さんの本を購入。読後これは苦しいな、犯人は平沢氏
だろうと思った。つまり清張氏には同意できず。(歯科医のことは忘れていた)ただ、アリバイは気になった。
3.坂口安吾全集を家で引っ張り出して再読した。なにかこの事件に心を動かされた。
4.ある方から、帝銀M、A証人の、(平沢氏は)違うものは違うわよねえ、という話を聞いた。
  この方、1の法曹者とは別人、も事件に無関係で嘘をつく必要はない。
5.裁判資料、調書を読み始める。共犯者が居たのではないかと思った。
きっかけはGHQの動きが分かっているようだったから、名前も含め。
一人の犯行ではないのではないかと思い始めた。−平沢氏は無実という考えは
持たなかった。状況証拠が黒過ぎる。
6.丸の内ー帝銀ー巣鴨ー東中野を歩いてみた。平沢氏は1月26に来なかった
とほぼ確信した。が、ならばいつどのように事件を知り(具体的に共謀し)
金を分配したのかという疑問が残った。(これは今でも解決していない)
7、佐伯氏、和多田氏、吉永氏、平塚氏、救う会の本などなどを読んだ。
  まだNetがなかった。1.の歯科医の話を思い出した。
(6,7は入り組んでいます)

ですから、質問に直接お答えすると、4,6がきっかけでしょうか。
強調したいのは(特に科学捜査さんに)、歯科医の件はあまり眼中に
なかったのです。今もある意味で決定的ではない。むしろ、未遂も
平沢氏か?ということのほうです。未遂:平沢氏、帝銀:別の共犯者、
というのが平沢氏の状況の黒さ、未遂での黒さ、帝銀の白さというより
空白、を説明するのに一番というより、ほぼ唯一の、筋道ではないか、
と考えています。


23包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/25(金) 10:36:03.64 ID:???
最後の一つを忘れていました。

8.ずっと後年、科学捜査さんの本を読み、Reviewを見ようと思ったらこのスレッドに
ヒットし、生まれて始めて2chに書き込みというものをし、非常に勉強になった。
24科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/25(金) 11:02:30.56 ID:???
>「小樽の写真」は平沢を逮捕するための手段として(のみ)重要だったわけです

私が、言っているのは、刑事達が言っている「平沢が、写真を撮られる時、顎を突き出したり
、視線をそらしたりして、顔を変えている」という意見は、間違いかどうかです。
ひとつ、おかしな矛盾があります。
・平沢はモンタージュに似ている。(本人、妻意見9
・小樽での写真は、モンタージュに似ていない。(捜査本部意見)

>中高卒業イコル英語の学習目標を全部マスターできてるてことじゃ?
なら皆英語ぺらぺらなはず。

全部マスターとは、言っていません。しかし、中学1年で習う英語 dog,cat,
bed程度は覚えているのではないでしょうか。

私は、平沢が科学を好きだったと考えています。
聴取を受けている時、「昆虫採取」という言葉を使っていますし、看守は
平沢が天気予報をよく当てていることを語っています。
これらは、小学・中学程度の科学が好きな人がよくやることです。
私は、帝銀事件を調べる前から、ピペットの使い方を知っていましたし、
「昆虫採取」・「天気予報」にも小学生時代行っていました。この「昆虫採取」・「天気予報」
は、理科好きの子供には、必修なものです。

まあ、それらを別として、今後、平沢冤罪派の著書は、「犯人は、中学時代に習う
ピペットの使い方を覚えているので、731部隊関係者か医療関係者と考えられる」と
正確に記載するべきです。

>致死量ささと分けられる

荏原で失敗しています。次は、もっと考えるはずです。
医療関係者でも、駒込ピペットを用いて、おおよそ5cc取ることは
あまりしません。駒込ピペットはメスピペットと違い、あまり分量を
分けることには用いません。
80cc〜100ccを16人に約5ccずつ分けるのは、駒込ピペットの握りと、
ピペット吸い込み量をあらかじめ把握出来ている人だけです。

あと、平沢見張り説の方に
平沢は、帝銀犯行時刻には間に合わなかったのでしょうか?
遅刻して、外で見張りをしていたのでしょうか?

>約1600枚紙幣

私は、家内と一緒に買い物をした時、重いものは私が持ちます。
牛乳1パック、調整豆乳1パック、ヨーグルト1パック・・・これだけで
約3kgになります。それに、野菜、肉が加わります。
そして、駅前のスーパーから約1.3Kmとい近い(帝銀から池袋・目白より
近い)が、家内と話しながら帰ります。
紙幣約1600枚なら、約1.5Kg以下です。
私なら、買い物荷物と一緒に、
25科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/25(金) 11:11:10.45 ID:???
<続きです>

るんるんとした気分で持ち運ぶことが出来ます。
平沢は、目白から中井を通って自宅まで歩いて中井の下見をしたことを語っています。
また、よく出歩くこともあります。
上野の展覧会では、上野駅ではなく、御徒町駅まで歩いて行きます。

池袋から帝銀まで、相沢宅によらなければ悠々出来るはずです。
事件当日は、まっすぐに帝銀に行くはずです。これがアリバイ作りだからです。
もちろん、事件当日、上野に寄るということはあるはずはありません。

なお、4月より約6ヶ月間は私用のためあまり参加できませんことをあらかじめ
お断りしておきます。

26名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/25(金) 23:59:20.62 ID:???
科捜という人は、専門知識をひけらかして自説をもっともらしく
見せかけようとしているが、こういう子供だましのインチキ論法では、
何も知らない小中学生は騙せても、帝銀事件の真相を真剣に
考えている者を煙に巻くことはできないだろう。

ピペットの使い方は中学生で習うから平沢でも可能だった?
ふざけるのもいい加減にして欲しい。
十数名の人間を面前にして、致死量ぎりぎりの猛毒を落ち着き
払って正確に注ぎ分けるという、普通の人間ではまず絶対に
不可能と思える行為を、かかる経験などまったく無い一介の
画家が、本当にやってのけることができたのか―

という根本的疑念を問題としているのに、中学生の理科の実験
でピペットは使うからとか、昆虫採集や天気予報が好きだから
どうのこうのという馬鹿話を持ち出すこの人の頭の構造がどう
なっているのか、決して皮肉ではなく興味がある。

肝心な疑問点や矛盾には一切触れないか知らんぷりなのに
どうでもいい「学識」をひけらかしながらひとり悦に入って著作を
売りさばこうとするよこしまな人物に、戦後最大級の凶悪事件の
真相を語る資格は無い。

このスレで科捜サンが珍説を開陳すればするほど墓穴を掘って
本が売れなくなるということが分からないのだろうか?
事件に興味がある人は「帝銀」の活字を見ると、とりあえずどんな
本でも買ってみようと思うはず。
ならば、無知な読者には売れる可能性があるわけだから、どうしても
本を売りたいのなら、黙っていた方が利口なのではなかろうか?
老婆心ながら忠告したいが、まあ聞く耳はないだろうね。
27科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/26(土) 00:50:26.53 ID:???
1.毒物が青酸カリだと主張した本はあまりないようですが、私の本が最初に
科学的に証明しています。平沢冤罪説の方には、毒物がアセトンシアンヒドリン
であると言う説がありますが、東大、慶大、警視庁の鑑識の方が青酸カリと
言っていますが、これに関して聞く耳を持たない方もいるようです。
毒物が青酸カリということに関しては、また、繰りかえし述べてもよいのですが、
先に進まなくなりますので・・・。
ただし、決して鑑識が青酸カリと言っているから、青酸カリだと述べているわけでは
ありません。
2.分かりにくいようですが、荏原事件での毒物はオキシフルにより無毒化され
たことも主張していますが、これは荏原事件が予行演習説よりまともだと考えます。
これにより、第1液の着色(薄めたお茶のような色)というのも説明がつきます。
オキシフルを傷口に塗ると泡立つので、飲むと歯を痛めると思うのもうなづける
はずです。だから、犯人は舌を丸め歯を覆うようにして薬を飲めと言ったのです。
この犯人の言葉も納得できるはずです。

>十数名の人間を面前にして、致死量ぎりぎりの猛毒を落ち着き払って正確に
注ぎ分けるという、普通の人間ではまず絶対に不可能と思える行為

震えずに、子供も殺せるという残忍な心理というものが、脳の異常による
ものだと言っているのです。
たとえばこの帝銀事件とは異なりますが、連続殺人を犯す人は、脳に異常があ
ると言うことも現在では言われていることです。
これらが決しておかしなものでないはずです。

荏原、中井の事件と同じような台詞を帝銀でも言って、さらに帝銀では、モン
タージュに似た犯人が銀行内で犯行を行い、外でモンタージュに似た平沢が
見張りをしていたという考えのほうがおかしなものと考えます。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 02:30:59.67 ID:???
(スレの流れとは関係ない書き込みです)

前スレに歯科医が工作員云々という話がありましたが、今日買って読んでいる
学研新書 斎藤充功さんという方の「陸軍中野学校極秘計画」という本に
こんなのがありました。
中野卒業という方の娘さんがいまだに父の本名に疑問を抱いているそうです。
(本の中には名前が書かれていましたが取りあえず伏せます)
理由は(遺品の?)満ソ国境を偵察した際のスケッチに日本国民の戸籍剥奪さる、
と書いてあるそうです。(スケッチの写真が載っていますが、はく奪という
文言は写っていないようにみえます)
またこの名前は中野学校の名簿にもなく、軍人恩給も受給していなかった、と
あります。
自分の父親の本名が偽名だとしたら、自分の性も・・・複雑な心境ですね。
参考になるかわかりませんが、工作員の実例ということで載せときます。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 05:15:36.00 ID:???
>>26
>十数名の人間を面前にして、致死量ぎりぎりの猛毒を
思いつきですが、青酸カリ+平沢氏の組み合わせと百歩譲って仮定して
素人だから生存者がでた、という可能性はありませんか?
致死量といっても大人、子供、男女、体格差などあるので無理やりですが。

逆に平沢氏でないとしても、毒を飲ませる以外に殺すことに対して何の保険も
かけていない。犯人はなぜこの方法で全員殺せると考えていたのかな。
そこまでこの手段を信頼できた理由はなんなのだろう。
素顔を晒している以上、生きていた時のリスクは考えるはず。
極端にいえば、倒れている全員の頭を鈍器で殴っておくとかすれば生存者はいなかった。
ただ犯行現場の滞在が伸びるリスクはあるけど。
30包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/26(土) 07:36:11.71 ID:???
夫婦で買い物、いいですね。ここでこのように議論が活発になるのは
科学捜査さんの本の売上に私も微力ながら貢献していると自負しております。
ここに居る方は批判精神が旺盛で、どんな本でも、勿論私の書き込みも
眉に唾をつけながら読んでいるのでしょう。>>26さんのような舌鋒鋭い方も
きっと読んでいると思います。読んだ上で仰ってる。
なのでもう少しお付き合いをお願いします。あまり時間が残されていないよう
なので、重点的にいきます。

>ひとつ、おかしな矛盾があります。
・平沢はモンタージュに似ている。(本人、妻意見9
・小樽での写真は、モンタージュに似ていない。(捜査本部意見)

これは矛盾ではなくて単なる見解の相違ではないですか。意見を出している人が
違うわけですから。それより、写真より実物ではないですか等、
>>21の1.2.にお答え頂ければ有り難いです。

>まあ、それらを別として、今後、平沢冤罪派の著書は、
「犯人は、中学時代に習う ピペットの使い方を覚えているので、
731部隊関係者か医療関係者と考えられる」と 正確に記載するべきです。

これは理不尽まつ幼稚な(失礼)揚げ足取りになってしまっている。
私は冤罪派でも731派でもないですが、彼等が主張するのは
第1薬、2薬という飲ませ方、ACHという毒物(私は可能性が低いと思って
いますが)などを総合して言っているのでしょう。「昆虫採集」、私がこの事件を
調べ始めて20余年、初めて文献を読んで笑うことができました。

31包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/26(土) 07:38:27.00 ID:???
>80cc〜100ccを16人に約5ccずつ分けるのは、駒込ピペットの握りと、
>ピペット吸い込み量をあらかじめ把握出来ている人だけです。

ここで科学捜査さんご自身がこの薬の配分をかなり難しいと言ってしまって
いますよ。平沢氏は荏原の失敗後、一所懸命練習して把握したと、そういう
ことでしょうか。そうなりますと、英語の比喩でいうと、>>14さんの言う
ぺらぺらに近いのではないですが。3ヶ月でぺらぺらになったと。


>紙幣約1600枚なら、約1.5Kg以下です。
私なら、買い物荷物と一緒に、
るんるんとした気分で持ち運ぶことが出来ます。

距離は倍の3kmです。(池袋まで戻ったとして)
それからタドンはどうでしょう。1.5kgなんてものではない。
それより、タドンリレーはあったとお思いですか。
32包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/26(土) 07:48:56.11 ID:???
>池袋から帝銀まで、相沢宅によらなければ悠々出来るはずです。
>事件当日は、まっすぐに帝銀に行くはずです。これがアリバイ作りだからです。

意地悪だと思わないでください。科学捜査さんは私の罠にはまってしまっている。
どの位の時間がこれで節約できると思いますか?そんな僅かな時間の節約の
為に分刻みで動く犯人が平沢氏ですか。完治しないK病を患った。違いますよ。
犯人はジープが居る時間に下見、準備をしていてはっきりと時間的余裕を持って
見たのです。それには平沢氏は絶対に間に合わない。ミゾレ混じりだった当日、
電車のダイヤも今ほど正確ではない当時、そんな緻密に考える犯人は、
何故船舶会で腰を上げようとしなかったのでしょうか。遅れてしまったら
(現金を仕舞われてしまったら)どうしようもないのです。下見をしていて
しかも相田宅に目もくれなかったとしたら、それは時間が間に合わなかった
から、それ以外の理由はない。私が科学捜査さんだったら、単に、
時間がなかったから、と答えます。


33包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/26(土) 07:55:23.22 ID:N8dhoXCv
そろそろ結論を。私も科学捜査さんと同じく帝銀事件総体は平沢氏のものだった
と思っています。お金を一番欲し、キックオフし、未遂を失敗した者として。
しかし。技術的には、また適格性において彼の能力を超えている。
だから未遂で失敗した。明らかに科学捜査さんの論述は1月26日帝銀については破綻しています。
恐らく破綻していないと思っているのご本人だけではないでしょうか。
本当に科学捜査さんは全て平沢氏が構想し(特に薬の飲ませ方)、
情報を仕入れ(特にGHQ関連)、中井の二、三日後に帝銀を下見し、
偶然ジープを見かけるという偶然に遭遇し、それでも僅かな時間
(原判決では全く無視される程度の)の節約の為に先週自分が見た
防疫現場がそのままであることを確認する人間としては当然の誘惑を
アリバイ工作(なっていませんが)の為に鉄の意志をもって断ち切り、
毒薬と1600枚の紙幣とタドンを持って、丸の内、池袋、椎名町、
巣鴨、東中野を半日で電車、徒歩で動ききった。しかも、途中で16人の人間
を説得教化の上殺害(12名)し。そして、生き残り証人4人に違うと言わせる程の表情の
変化を取り調べの合間の雑談中に行えた、しかし、未遂現場の人だけには通用し
なかった、とお考えでしょうか。

それよりは、薬の飲ませ方やGHQの動き、腕章のアイデアを出し
(平沢氏もその内のいくつかの情報をもっていたか、アイデアを出した
かもしれませんが)、という形で参加していた人間が居たとしても
不思議はないとお思いにはなりませんか。共犯者は居なかったと断定する
根拠はなんでしょうか。もし百歩譲って帝銀に平沢氏が現れていたのだとしても
上記のような協力者が居てもおかしくはないとお思いになりませんか?
そして未遂失敗後、その協力者が実行者として躍り出てきた可能性がある
とはお考えになりませんか。可能性としてです。その方がその後の目撃者証言の
帝銀に顕著な違うという証言、金の出(平沢氏への入りではなく平沢氏からの出)、
タドンリレー(E軍曹が嘘をついていなければ、完成です)
全てに合理的説明がつくとお思いになりませんか。何がいいたいかというと、
考えられる可能性を根拠なく除外しない事が科学だと思うからです。終わります。

34サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/27(日) 04:21:52.62 ID:???

(いまは、科学捜査様の回答待ち)

35名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/27(日) 21:06:32.39 ID:???
火葬サンは>15で逃げ道を作っているから当分出てこないのでは?
まぁ出てきても脳内天然コルサコフお花畑状態の文章だろうけど。
いなきゃいないであの笑えるカキコ読めないのはちょっと淋しいかなw
36科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/28(月) 00:38:24.56 ID:???
>21の1.2.にお答え頂ければ有り難いです。

1.写真より実物の方が確かではないですか。
2. 雑談中に面通しをしています。この間も表情を巧みに変え続けたのでしょうか。
  また、サトーさんの指摘/質問、何故その表情を変えたのが、帝銀の人
  だけには効いて、中井、荏原の人には効かなかったかという件はどうですか。
回答
裁判における人相の証言には、3つの銀行員達の証言には、やや似ているという
ものが多くあります。なぜ、やや似ているというものになったかは、

1.まず、3つの銀行員達が見たのは、犯人という認識で見たのではなく、都の
衛生職員という認識です。そして、事件後、未遂の銀行員達がモンタージュの
作製に関与したのは、少し日にちが経ってからです。大変な事件の犯人という認識は、
帝銀事件後です。あまり、はっきり覚えていなかった可能性があります。
2,帝銀の銀行員が、モンタージュ作製に関与したのは、この事件のあと比較的
すぐです。そして、通常の人相書きとモンタージュから、最終的に選んだのは
帝銀の人たち(2人?)です。
3.平沢が逮捕されたのは事件後しばらく経ってからです。帝銀の人たちは、
人相について、それまで、あまり多くの写真を見せられ、また、面通しも行ったので、
犯人の人相があやふやになっていると述べています。
4.推測ですが、帝銀の人たちも、小樽での写真も見せられたと思います。
そのときの結論は、犯人とは違うという考えが起きたはずです。「平沢は、
犯人に似ていない!」・・・これが、この時の結論だったと考えます。
5.さらに、これについては批判が多いものですが、逮捕直後の面通しのとき、
やはり、多少顔を変えたと考えます。
これらから、帝銀の銀行員だけではなく、面通しを行った多くの銀行員の意見に、
「犯人に間違いない!」というものが、なかったと考えます。

続きは、翌日書き込みます。
37科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 01:00:07.32 ID:???
アリバイの前に。
☆37.9/24 (検事)「(青酸カリは)どういう風に使ったか。」
(平沢)「荏原で使ったときには分量が分からぬのでどれ位入れてよいか分か
らず耳かき一つ位を茶色のオキシフルの瓶に入れて水を一杯入れて行ったのです。
その瓶の中に何か色が付くものがあったのでしょう、薄い茶色になりました。
少なすぎて利かなかったのです。」
(検事)「帝銀では青酸カリはどういう風にして使ったか 。」
(平沢)「梅干し2つ分ぐらいを全部オキシフルの瓶1杯の水に溶かして持って
行きました。」
☆39.9/25 平沢「長崎神社に飛び込みその境内で腕章を外し草むらの中へ、
ゴミも少しありましたかそこへああこんなもんと思いながら青酸カリの入れて
あった、オキシフルの瓶をぽんと投げ出し・・・。」
(コメント:平沢はここでもオキシフルの瓶と言っている)
☆☆9/27 長崎神社境内より毒瓶が発見される。生存者の証言によって瓶は
犯人が使用した毒瓶であることが確認された☆☆
☆52.9/30 (検事)「薬の方はどうか。(中井について)」
(平沢)「日曜日では皆が休んで家に居るので作れないと思い確か銀行に行く2日前
の土曜日の午前中妻の留守に家で作ったと思います。その時全部薬を入れて作ったのです。」
(検事)「この前は椎名町の帝銀の前の土曜につくった様に言うたがそれは間違いか。」
(平沢)「間違いました。中井の前に作って帝銀のときは持って帰ったのを取って
おいて使ったのです。(略)中井へ行くときも、もうこれが最後だと思って全部溶かしま
したのです。」
☆聴.10/5(検事)「この瓶の名称はなんと言いますか」
(この時検事は長崎神社境内の捜査の結果、同境内埋め立てたるゴミ捨て場
より発掘せしめたる褐色の約100cc入り中口瓶を示したるに)
(鑑識)「それは褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶と申します。水を一杯入れれば100cc
入ります。普通はコルクの栓か木の栓を使います。」
(検事はこの瓶がどのようなものか分からないようである。)
38科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 01:01:03.87 ID:???
☆57.10/5 (検事)「荏原の銀行へ青酸カリを入れていったのはオキシフルの空瓶に違いないか。」
(平沢)「オキシフル、オキシドールの小瓶の空瓶に間違いありませぬ。
120cc位入る瓶で、きっと私が絵の具か何か前に溶かして色がついて残ってい
たのだと思います。」
(検事)「水を入れた瓶は」
(平沢)「この前見せて頂いたうがい瓶の小さい方と同じ方のやつです。両方
ともその時の便は捨ててしまって中井では新しい瓶を使いました。」
(コメント:平沢は、荏原で用いたオキシフルの瓶は捨てたと言っている。)
(検事)「中井で青酸カリを入れた瓶はこれと違うか。」
(このとき検事は長崎神社境内ゴミ捨て場より発掘したる褐色中口100cc入り
瓶を示したるに)
(平沢)「ええこれです。これに間違いありませぬ。こういう風に口が短くて
少し広い色のついたやつでした。」
(検事)「お前の所にあったとすれば何の空瓶か」
(平沢)「皆でのんでいた丸の肝油の空瓶ですね。」
(コメント:平沢は、肝油の瓶と言っている。)
☆聴.10/7(塚田静)「私が子供らのために使う薬はズルファミン剤備薬咳止
のちみつしん(?)などでオキシフルはあまり使いませぬ。肝油なども服ませ
ておりませんぬ。」
(検事)「この瓶は何の瓶と思うか」(この時検事は長崎境内より発見したる
褐色中口瓶を示したるに)
(塚田静)「何か錠剤を入れていたものではないでしょうか。私はそのような
瓶の薬は子供らには使っておりませんぬ。ありふれた瓶ですから」
(コメント:高木検事は、オキシフルの瓶か肝油瓶かを塚田静に聞いたようである。
つまり、検事はこの瓶がどのようなものか分からないようである。)
☆62.10/9(平沢)「中井銀行の2日前に薬を作りました。青酸カリの入って
いる瓶を取り出してこれを全部肝油などの入っている口の大きな薄黄色の瓶に
入れました。その方法は青酸カリの入っている小瓶の方にまず水を入れて瓶
を振った上で大きい方の瓶にそれを移しました。それから台所の棚にあった
うがい瓶に水を入れキルクの栓をしてよく振って溶かしました。」
(コメント:帝銀で用いた瓶は、肝油などの入っている口の大きな薄黄色の瓶?)
☆追公.10/12(検事)「荏原銀行ではオキシフルの古瓶様の空瓶に・・・」
(検事)「中井銀行では約100cc入り中口瓶に・・・」
(ここでも、高木検事は帝銀で使われた、そしてこれは中井で使われたという瓶
がオキシフルの瓶と気づいていない。)
・・・・・・・・
これらは、平沢が曖昧なことを言っていたため、高木検事は帝銀での瓶がオキ
シフルの瓶と気づいていないのである。平沢に混乱があるので、高木検事も
混乱している。
帝銀で、「オキシフルの瓶・・・」と言ったのは平沢であり、そして、後に
この瓶がオキシフルの瓶と分かった。
つまり、長崎神社境内に捨てられた瓶はオキシフルの瓶であり、その瓶を
オキシフルの瓶と言ったのは平沢である。
3914:2011/03/29(火) 08:18:31.27 ID:???
科草さん放送さん レストンです。

>>37 & >>38
ちょ。始め耳かき1杯で失敗したんで次は100ccに梅干2個分って。
飲めないし鼻つまんで飲んだら一気にむせて倒れて氏ぬ。

>青酸カリの入っている瓶を取り出してこれを全部肝油などの入っている
>口の大きな薄黄色の瓶に入れました。その方法は青酸カリの入っている小瓶の
>方にまず水を入れて瓶を振った上で大きい方の瓶にそれを移しました。
>それから台所の棚にあった
>うがい瓶に水を入れキルクの栓をしてよく振って溶かしました。」

何ぞこれw昆虫取り・天気予報以上のギャグ。基○外博士なりきりごっこ?
こんなテキトーデタラメ人が致死量スレスレ図れるかいな
致死量スレスレであったのは間違いない。だって生き残った4人も
一時意識は失った。こういうのを致死量スレスレと言う。 

酸化の問題は考えないですか。置くなら油膜を作る。
自分で飲んだトリックはこれかも。それには全然触れず梅干2つってw
神社の瓶は青酸反応でたの?いくらなんでもメチャクチャ
40名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/29(火) 10:31:45.47 ID:noxLKPdI
テスト
41名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/29(火) 10:55:08.31 ID:noxLKPdI
書き込めるんですね。このスレはとてもディープだ。
まず書き込みが長い。それなのに長文ウザイなどの煽りもない。
それだけ真剣ということか。震災ものともせずというのもすごい。
半年近くRomってました。初カキコみで長文に挑戦!

僕は在米です。Occupied Cityは包装さんよりかなり前に読んでました。
ひどい悪文で苦労した。翻訳はたぶんもっと苦労してるでしょう。
実名で、竹内記者と村田正子さんの馴れ初めみたいなものもある。
(とても綺麗な人だったらしい<村田さん)
この部分を読むと、帝銀は平沢じゃないんだなというのがよくわかる。
最初の面通しの感想を聞かれて、違う。もっと若い、あんな四角顔じゃない。
自殺未遂を訊かされて、あの人じゃないのになんで?
自供開始を聞いて、やってないのになんで?こんな感じ。
前スレで村田さんが違うと言ったのは竹内さんの影響があったのでは
という疑問提示があったが、むしろ逆、竹内さんが影響されたと思いますよ。
この本は悪文だけど流れが分かりやすい。平沢逮捕、面通しで白、人権問題、
検察謝る、釈放間近、詐欺事件で証人が平沢だと言う、途端に検察強気、
自白、裁判、有罪の流れが新聞報道を通してよく分かる。
(続く

42名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/29(火) 11:11:41.98 ID:noxLKPdI
表情を変えたとかいうレベルじゃない<平沢じゃないの証言。
そこで一つ問題提起をしたいです。
詐欺事件は4人とも平沢だと言った。平沢も素直に自供。自供内容も合ってる。
帝銀は同じく4人の証人で今度は違うと。事件からの経過時間はほぼ一緒。
中井銀行支店長は平沢で間違いないと言ったと、確か包装さんが書いてたが、
これが勘違い、詐欺事件発覚後そう思うようになったと考えると
平沢が未遂はやったという、平沢だという証言もなくなるわけですよね。

本スレでは全然出てこない平沢完全冤罪というのは本当にないのか。
これを、ここのディープなお歴々に投げかけたいです。
自分はこの説を強く主張するわけではないです。救う会とも無関係。
可能性としての話です。ずっとこれが主流だったわけだから
まずこれを否定しないと。

科学さんへ、
僕の投稿は無視してください。話がこんがらがるから。読んでいると、
随所に平沢冤罪論はおかしいと出てきて、でも実態は誰もそれを言って
いない。モンタージュに似てるというのだって、共犯説は未遂もやってる
というのだから似ていて当然で、まともな論戦になっていない気がする。
科学さんがはぐらかしている印象がある。

そうではなくて共犯説の人、包装さんなど、にききたいです。
未遂も平沢は来なかったのではないかと。

余談’平沢は新聞報道によると10人の女性に違法堕胎を施してた
と告発されているというのをこの本で始めて知りました。家族が
見放した、離婚された、救う会を含め事件に関わりたくないと思った、
というのは、こういうことも影響したのではないでしょうか。
43科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 11:48:54.04 ID:???
これは、事件聴取内容を転記したものです。
言われるように、まるでめちゃくちゃです。

「始め耳かき1杯で失敗したんで」ということは、絶対ありません。
青酸カリが梅干し2個大があれば、当然、全量、あるいは半量を使うはずです。
しかし、事件が3件あり、平沢の「これが最後」という言葉から、3件の事件
で、梅干し2個大約16gを3等分したと考えました。
それでは、なぜ最初の事件荏原では、死ななかったのかということを推理したのです。
平沢が言った、「オキシフルの瓶」、「この薬は強いから歯を痛める」という
言葉から、もしかしたら青酸カリ16gの1/3をオキシフルで溶かしたのでは
ないだろうかと推理したのです。
そうすると、これから次のことについて理由がつきました。
1.青酸カリ約5gはオキシフル約90mLで計算上ちょうど無毒化される。
そして、この液は苦い。(荏原銀行員の証言)
2.犯人は、中井では消毒薬を持っていた。オキシフルは消毒薬でもある。
犯人は、第1薬を薬らしくするため味付けにオキシフルを使用した。オキシフルは、
傷口にぬると多量の泡が出る。もし、この液を飲むと歯が溶けるような気がする。
このため、犯人は「舌を出し、歯を隠すようにして飲む。第2液で、中和して歯を
守る」というようなことを言った。
3.中井では、エタノールが小切手に消毒として振りかけられた。(鑑識証言)
オキシフルがなくなれば、次に使うものは消毒用エタノールである。
4.当時の工業用青酸カリは鉄を不純物として多く含んでいた。これが、
オキシフルにより酸化され薄茶色になった。これが荏原事件で思量された
第1液が薄茶色の理由である。

つまり、「始め耳かき1杯で失敗した」、「瓶に絵の具を溶かした残りがあり、
薄茶色(黄色)になった」というのは、間違いと考えます。
また、帝銀では約5gを水80−100mLで溶かし、一人あたり約300mgが
投与されたというものですたと言うのが私の意見です。

1.当時は食糧事情が悪く胃液のpHが高い人が多かった。
2.このpHの違いにより、青酸カリの反応が異なった。
3.pHの低い人(塩酸が多い人)は、青酸カリが塩酸と反応して青酸ガスが発生し、
青酸ガスによるショック死に近い状態が出る。これが赤色の死体です。pHが高い人
(低酸症、無酸症の人)は、青酸カリが分解せず、そのままの状態で徐々に腸から
吸収されたのです。そうすると、窒息死に近い状態が出ます。そして、死体は窒息死
と同じように黒い死体となります。帝銀での生き残りの証言に、「息が出来なかった」
というものも分かります。また、生き残りの人の胃内容物を調べたらアルカリ性
だったということの理由も分かります。これが、東大と慶大の異なった検死結果の
理由です。
なお、青酸カリは放置すると炭酸カリだけしか残りません。鑑識は、この瓶を検査しましたが、
カリウムだけしか検出されませんでした。
梅干し2個大約16グラムを16人に飲ませたら、青酸の代謝速度を考えても、
全員死ぬと考えます。

薄い褐色瓶で、薄い油膜だけを吸い取り、それを飲むと言うことは危険すぎて
出来ません。平沢の自供の通り、脇に置いてあった水入りの瓶から、水を吸い取って
飲んだというほうが、正しいような気がします。

44193:2011/03/29(火) 12:20:09.75 ID:Q1LJ6I4N
お久しぶりです。
少し時間ができたので復帰しますが、引用をして長く書き込む時間が無いので、
気づいた事を少しだけ。
帝銀というと未遂を含む帝銀事件全般をさす場合があるので、現場名称は支店名
にします。

>科捜さん

前スレで、未遂犯と椎名町実行犯が異なるなら、椎名町証人がモンタージュ作成の
時点で分かる筈だという書き込みがありましたが、
「歯科医Nと平沢は日水会の絵画展で、警備員がNと平沢を間違えてしまうほど似ていた。」
「椎名町のM証人が歯科医の面通しを行った後、今まで見た容疑者の中で一番犯人に似ている。
 平沢にも似ている。」
という証言があり、共犯説では(現時点での適格性では)Nと平沢という上述の似ている二人のモンタージュ
なのですから、モンタージュ作成時点では未遂犯と椎名町実行犯を明確に区別がつかないのは止むを
得ないでしょう。
包装氏さんの言うように、モンタージュより現実の人を前にした時の反応の方がリアルに正しいのは
当然です。
45193:2011/03/29(火) 12:38:56.88 ID:Q1LJ6I4N
>包装紙さん

包装紙さんは、以前より検察が主張する平沢の椎名町犯行当日の足取りや他の件も含め、
むちゃくちゃですと何度も書かれていて、私も平沢の椎名町の足取り等は特に無理
があると思いますが、私達は現在、佐伯説をベースに事件を合理的に理解できる
ようになっていますが、当時は佐伯氏の提唱する複数犯説(未遂と椎名町の犯人交代説)
が具体的に公になってなかったのと、捜査が731に向かう事ができない事情も
あり、証拠はないけど平沢の事件関与に疑念の余地はないようなので、むちゃくちゃ
な論理でも平沢単独犯行にまとめこんでを起訴せざるを得なかったのだと思います。
46193:2011/03/29(火) 12:57:26.47 ID:Q1LJ6I4N
>未遂も平沢は来なかったのではないかと。

これだと、平沢完全無実を主張する救う会の論拠に近くなるでしょうけど、
平沢には荏原、中井、椎名町の3件にアリバイが無い。偽名刺を作成
した名刺屋の証言(顔の老人斑)。
平沢は松井名刺の受領者であり、盗難届で虚偽の申告をしている。
事件2〜3日後に、被害金額に近い大金を隠し預金に入金していて、その
金額の出所を明らかにできず、包装氏さんがおっしゃるように、平沢は一旦
犯行を認めて自供しているにも係らず、椎名町から奪った金額から隠し口座
に入金する前に減額した金の使い道を説明できていないなどから、>>42さんの
ご指摘にそって中井支店長証言は省いても平沢完全無実は破たんしていると思います。
47193:2011/03/29(火) 13:18:49.92 ID:Q1LJ6I4N
>>42さん

平沢完全無実を主張する救う会の論拠は、アリバイ以外では、薬品に関して
素人の平沢が、何故特殊な青酸化合物の知識や取扱いを把握し、椎名町の
M証人が、
「犯人が薬品を取り扱う手際の良さは水際立っていました。私たちは誰一人と
して、犯人が本物の医師だという事に疑いを持ちませんでした」
という証言をする、犯人は医療関係者としか思えないような手際の良さを平沢がもって
いるのは不可能だという事だと思うのですが、そこを歯科医N共犯説が合理的に説明つけて
いるので、共犯説派は平沢完全無実はやはり破たんしていると言わざるを得ないと思います。
48科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 13:29:06.59 ID:???
>表情を変えたとかいうレベルじゃない

二人の警官が真剣に言っています。

これは、裁判では全く関係ない事項です。これで、平沢黒説が補強されるものでは
ありません。
しかし、居木井刑事は真剣に取り組んでいます。そして、平沢の妻にも確かめています。

あまり評判のよくない井射義夫検事の調書(第60回)があります。
そこには、平沢の長い自供があります。
そのなかに、「記念写真を撮る時はそれでも口を歪めて人相が違うようにしました」
とあります。
これも、出射検事の創作???
なんのための創作???
49193:2011/03/29(火) 13:58:49.11 ID:Q1LJ6I4N
閑話休題

科学捜査さんが復帰されて、包装紙さんと息もつかせぬような
論争がなされているので、コーヒーブレイク。。

包装紙さんの文章って、昭和40年代の香りがするんです。
昭和40年代って巨人のV9時代で長嶋と王が大人気で、
ミスター長嶋とか、バーゲン品をいつも買いに行く人を
ミスターバーゲン、カレーをいつも食べる人をミスターカレー
とか言ったり、お菓子のホームラン王とか言うのが流行ってた
と思います。

包装紙さんは平沢をミスター未遂って言ったり、アリバイは無実の
ホームラン王ですとか、平成の人はまず使わない表現をしていて、
読んでてほっこりします。

50科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 14:04:15.00 ID:???
>表情を変えたとかいうレベルじゃない

二人の警官が真剣に言っています。

これは、裁判では全く関係ない事項です。これで、平沢黒説が補強されるものでは
ありません。
しかし、居木井刑事は真剣に取り組んでいます。そして、平沢の妻にも確かめています。

あまり評判のよくない井射義夫検事の調書(第60回)があります。
そこには、平沢の長い自供があります。
そのなかに、「記念写真を撮る時はそれでも口を歪めて人相が違うようにしました」
とあります。
これも、出射検事の創作???
なんのための創作???
51科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 18:27:04.96 ID:???
ホームページで 中学2年理科「生物」というものを見つけました。
ここでは、付録となっていますが・・・。

付録:歯
・ 成人の歯は、8本×4=32本
・ 8本の内訳は、第1、第2切歯・犬歯・第1、第2小臼歯・第1、第2、第3大臼歯
・ 第3大臼歯は『親知らず』と呼ばれ、生えてこない人もいる
・ この8つの名称は、上下左右とも同じ
・ 乳歯の数は、5本×4=20本
・ 乳歯には、3本の大臼歯にあたる歯がない
・ 歯は、『エナメル質』『象牙質』『歯髄(神経と血管)』の3層構造

ここで、私が覚えているのは臼歯、エナメル質、象牙質だけです。しかし、
私が習った時には、歯の断面図が掲載されていたことを覚えています。

「ピペットの握り方」、「琺瑯質」という言葉は、731部隊関係者、または医師との
強い結びつきを示したものではないと考えます。

52科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 18:29:38.29 ID:???
二重に書き込んで申し訳ない。来客があったため中断してミスをしてしまいました。
53科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 18:36:41.46 ID:???
>「椎名町のM証人が歯科医の面通しを行った後、今まで見た容疑者の中で一番犯人に似ている。
 平沢にも似ている。」
という証言があり、共犯説では(現時点での適格性では)Nと平沢という上述の似ている二人のモンタージュ
なのですから、モンタージュ作成時点では未遂犯と椎名町実行犯を明確に区別がつかないのは止むを
得ないでしょう。

それは、歯科医Nが犯人なら確かにそうです。しかし、私が強く主張しているのは歯科医N
は犯人ではないと言うことです。
平沢冤罪派は、平沢を無実にするため、罪のない歯科医Nを犯人に仕立て上げている
ようなものです。
佐伯氏が歯科医Nを疑った理由はすべて崩れているはずです。
54193:2011/03/29(火) 20:13:04.74 ID:JplsBliL
>佐伯氏が歯科医Nを疑った理由はすべて崩れているはずです。

それは佐伯氏が精神病を病んでいて、N犯人説は論拠無き直観から始まり、
妄想が拡大したという事ですよね。

確かに佐伯本の冒頭と結論は尋常ではない展開を示していますが、帝銀事件
犯人が松井名刺を未遂で使った事と事件後の平沢の大金所有と中井支店長証言等から
平沢の事件関与は疑いなく、平沢の周辺の中から本件の適格性を考えると歯科医N
を疑う理由は疑うは総て崩れているとは言えないでしょう。
55193:2011/03/29(火) 20:14:41.04 ID:JplsBliL
修正

疑う理由は総て崩れているとは言えないでしょう。

56科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/29(火) 22:03:56.05 ID:???
それでは、事件当日の歯科医Nの行動を教えて下さい。
佐伯氏は、当日、上野駅で平沢と会ったのだろうと言っていますが。
また、当日は新潟より列車で来たと言っていますが。
57193:2011/03/29(火) 22:43:18.86 ID:JplsBliL
>それでは、事件当日の歯科医Nの行動を教えて下さい。

それを教えれる人がいるのならば教えてください。
帝銀内に入り込んだ犯人の行動なら、Mさん達生存者が語っています。
その前後の事は、私には分かりません。
包装紙さんは、犯人たちのアジトについて推測されてはいます。
Nが犯人だとするのなら、新潟から上京し、アジトで着替えて準備をし、
現場近辺を再確認し、帝銀閉店間際に椎名町支店の脇の通用口から行内
に入り込んだのではないですか。
犯人らしき人物が帝銀から出てくるところは目撃されています。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/30(水) 00:00:41.42 ID:???
下層という奴は、すでに論破されつくしている点」をシレっと何事も
なかったように蒸し返してどうでもいい内容の文で本質をはぐらかす
ところは、天下一品だね。
こういう人間は死んで火葬にしてもツラの皮だけは残るんじゃないか?

59科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/30(水) 00:41:05.13 ID:???
>包装紙さんは、犯人たちのアジトについて推測されてはいます。
Nが犯人だとするのなら、新潟から上京し、アジトで着替えて準備をし、
現場近辺を再確認し、帝銀閉店間際に椎名町支店の脇の通用口から行内
に入り込んだのではないですか。
犯人らしき人物が帝銀から出てくるところは目撃されています。

包装紙さん どうやら、今では歯科医Nを犯人説の中心人物は包装紙さんのようです。
>新潟から上京し、アジトで着替えて
という根拠を教えて下さい。
60193:2011/03/30(水) 00:59:21.79 ID:jF+H9KfE
>新潟から上京し、アジトで着替えて
という根拠を教えて下さい。

佐伯説ではNは米軍の協力により新潟から上京した事になってますが、
米軍の協力が無くても電車で上京できるし、そこから先の事に根拠
はありません。
推理と呼ぶほどでもなく、Nが犯人なら普通に考えてこういう行動を
とったのではないかなという程度の話です。
61サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/30(水) 05:08:28.09 ID:???
ちょっと整理しますね。

いまの議論の争点は、
「平沢氏が椎名町支店に来た(≒帝銀事件の殺害者)」説が成り立つかどうかです。
で、復習ですが、そのさらに細分化された争点として以下の3つがあります。

1)平沢の面通し結果の解釈について(特に逮捕後のそれ)
2)「椎名町の事件」における平沢のアリバイ解釈について(タドンリレー)
3)「椎名町の事件」における平沢の「秘密の暴露」の有無について

とにかく、今はこれに絞って議論しましょう。
(この段階で、「N歯科医関与説」は論議する必要はない筈です)

科学捜査様へ。
上記、1)、2)、3)の争点に立ち戻って頂きまして、
改めて持論を整理頂き、もし説明が足りないと思われる部分があれば追加をお願い致します。
(*とくに、2)のアリバイについては、まだ何も書かれていない気がします)
62サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/30(水) 05:29:51.99 ID:???
>>11
>「検事の論告」はどの辺りが再批判になっているとお考えでしょうか。
>特に椎名町帝銀(当日)絡みで。金は平沢氏に渡った、平沢氏が貰った松井名刺は
>荏原で使われた、荏原供述は自然、それら以外でですね。
>サトーさんにそれを指摘してもらって、それに反論するというのは有効かもしれません。

『検事の論告』はかなり昔に通読し、今回はそのときの印象をベースにコメントした次第です。
実は、いま、ようやく押入れの奥から本を発掘しましたので(笑)、
念のため、再読した後に回答致します。
いまは、何よりも「科学捜査様 vs 包装紙様」の論戦の行く末の方が大事かと思いますし(笑)。

(というか、科学捜査様もこの文献に目を通されていると思うんですけどね……)
63名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/30(水) 06:19:11.83 ID:u0GEufaf
>>41です。ほんとこのスレはすごい。デイープだ

>>47 早速有難うございました。大体納得しました。
て納得するのが早すぎるかw 状況証拠的にはわかったと言う意味。
ただですね、平沢には出来ないというならずっとできない
つまり荏原では一応毒物を飲んでみせる 飲ませるまでは
できたわけですね。

>>43
>脇に置いてあった水入りの瓶から、水を吸い取って
>飲んだというほうが、正しいような気がします。
これは荏原もですか。そんな瓶があったのか、第2薬のことか。
こんなふざけた手が二度も通用するのか。
やっぱりプロしかできないなにかの仕掛けがあったのではないか
と思ってしまう。
64193:2011/03/31(木) 00:25:29.19 ID:CwdihCvn
>>63

>つまり荏原では一応毒物を飲んでみせる 飲ませるまでは
>できたわけですね。

私は逆に荏原で犯行を行えた事の方がすごいというか、尋常じゃないと
いうか、常軌を逸していると思いますよ。
犯行直前に犯人は、呼ばれて駆けつけた警察官と顔をあわせて会話までしてる
のに、警察官が退席した後に平然と犯行を行っている。

それ故、多くの場合、荏原では平沢は警官が銀行に来たので、行員に
水でも飲ませたんだろうと、殺意無しと理解されてきたと思います。

このスレでは、荏原で平沢に殺意有りと思われていますが。

65科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/31(木) 02:24:03.24 ID:???
>こんなふざけた手が二度も通用するのか。
やっぱりプロしかできないなにかの仕掛けがあったのではないかと思ってしまう。

ここでは、荏原事件は平沢としている人が多いはずです。
荏原でうまくいった方法、つまりトリックとでもいえる方法を用いたからこそ
出来たのです。この方法が出来たからこそ、帝銀でもうまくいったのです。
第1液上層に無色透明な油分を入れ、下層に無色透明な青酸カリ溶液が入っているなら、
これは、数ミリの厚さのはずです。これを薄褐色の瓶から、駒込ピペットを用いて、
この上層の液約5mLだけを取ることは、不可能に近いはずです。

>とくに、2)のアリバイについては、まだ何も書かれていない気がします。

今月中には、間に合いません。6ヶ月後となります。

>というか、科学捜査様もこの文献に目を通されていると思うんですけどね……)

残念ながら絶版ですので入手していません。

>佐伯説ではNは米軍の協力により新潟から上京した事になってますが、
米軍の協力が無くても電車で上京できるし、そこから先の事に根拠
はありません。

歯科医Nは、佐伯氏が調べたところ、事件当時は新潟にいたはずです。また、
毎日、早く出かけていると言っています。誰も、東京に行ったことを見ていないので、
変装して出かけたとしています。
しかし、帝銀事件では、当日、事件に間に合う列車はなかったことを調べています。
そのため、米軍の協力を得て仮駅を作り、そこに列車を止めて東京に来たとしています。
今まで、平沢冤罪派の方は、これ以外に何名かを犯人扱いしています。この
歯科医Nは、その最後の人です。佐伯氏が歯科医Nを犯人扱いしたのには、数多くの
理由があります。ヒ素で殺されそうになった、卒業名簿に名前がない、つまり
731部隊の人間だ、毒物はアセトンシアンヒドリンだ、それ以外に数多くの
理由をあげています。
今では、ただ犯人に似ていると言うことだけす。これで、歯科医Nを犯人扱いをするなら、
平沢を救うために、犯人に仕立てているようなものです。これこそ、犯罪に近い
ものかも知れません。

>この段階で、「N歯科医関与説」は論議する必要はない筈です

私は、そのようには考えていません。しっかり、一歩、一歩進めないと、
また、ぶり返しです。
ここでは、毒物がアセトンシアンヒドリンでないことを、自分の言葉で説明できる
人は少ないと考えています。
包装氏が毒物を青酸カリだと認めたから、多くの人は毒物は青酸カリでよいと
考えているだけです。
歯科医Nが犯人でないとすると、帝銀事件の人相適格者は平沢だけです。ただし、
間違える人が多いようなので、念のため付け加えますが、人相適格者と言うことだけで
平沢が帝銀事件の犯人だとは言っていませんので。



66サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/31(木) 02:48:18.81 ID:???
科学捜査様。

4月からお忙しいとのことですので貴方様が「回答」できるのは、
実質的に今日の一日だけになるかと思います。
というわけで、再度、整理致します。

現時点での争点として以下の3つがあります。
> 1)平沢の面通し結果の解釈について(特に逮捕後のそれ)
> 2)「椎名町の事件」における平沢のアリバイ解釈について(タドンリレー)
> 3)「椎名町の事件」における平沢の「秘密の暴露」の有無について

そして、上記の争点に対する貴方様の現時点の回答は以下になるかと思います。

1)は、平沢が面通しで巧みに顔の表情を変えたから椎名町支店の行員を欺けた(だからその結果は信憑性無し)。
2)は、ノーアイデア(少なくとも6ヵ月の猶予がほしい)。
3)は、「帝銀椎名町支店近くの神社から「発掘」された茶褐色のビン」

いかがでしょうか。もし、上記に私の整理に対して疑義があればコメントお願い致します。
67hhサトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/03/31(木) 03:13:40.10 ID:???
(以下、自分用メモ)

■第一薬のビンの色について
・荏原/中井の目撃者 → 茶褐色
・椎名町の目撃者     → ( ? ) 

(コメント)「もし、上記の( ? )が違う色であったらどうなるのか。」

■長崎神社から見付かった茶褐色のビンについて
この証拠性について平沢弁護側(弁護士+支援団)はどういう見解を取っているのか。

■第二薬の飲み方について(舌の形状)
・荏原・中井 → アッカンベー
・椎名町    → (  ?  ) 

■平沢の「脳の異常」(by科学捜査様)について
・脳に異常のある人であれば、必ず「震えずに、子供も殺せる」ものなのか?
68包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/31(木) 06:47:33.26 ID:???
科学捜査さんが暫くお休みされるということなので、早起きしました。

>>59
>包装紙さん どうやら、今では歯科医Nを犯人説の中心人物は包装紙さんのようです。>新潟から上京し、アジトで着替えて
という根拠を教えて下さい。

私は歯科医N犯人説ではありません。強いて言えば、平沢氏は椎名町帝銀には
来なかった説です。平沢氏冤罪説でもありません。平沢氏が未遂を
実行したと思っています。それ以外は193さんやサトーさんが答えてくれた、
あるいは提示した、のと同じです。考え方の道筋が同じだという意味です。
これ(考え方)については以下に詳説いたします。

>>45 同意します。私達は事件を俯瞰していますから。初期報道では複数犯説が多かったのに残念です。

>>49 お褒め頂いて(多分)恐縮です。ところでほっこりって何ですか?

69包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/31(木) 06:52:10.07 ID:???
>>37
>☆☆9/27 長崎神社境内より毒瓶が発見される。生存者の証言によって瓶は
犯人が使用した毒瓶であることが確認された☆☆
こんな証言は成立しません。同じ形(式)の瓶のように見えた、というだけです。
聴取書に載っていても間違いです。これが成り立つのは世界にオキシフルの瓶が
一つしかない場合だけです。それから、帝銀生き残り証人のこういう証言を信じるなら(同じ形
)、>>41さんが言ってる顔の形【輪郭】がそもそも違うという証言もそのまま取るべきでしょう。
そうなると以下のような事になってしまいます。ここが大事です。

前者(瓶の形が同じ)は何も意味しない、しかし後者は、
平沢氏は帝銀に来た犯人ではないことを即座に完璧に意味してしまいます。
裁判だったら終わりです。科学捜査さんのような方が検事だったらとても楽です。

神社の瓶はとにかく全く意味がないです。もし仮にそれが犯行に使われた物だったとしても、
平沢氏が実行犯だったことを全く意味しません。それを意味するのは、
その瓶に@平沢氏の指紋がついていた時か、A平沢氏が神社のどこそこに捨てたと供述し、
その通りの場所にあった時だけです。平沢氏は自供全体を検事の誘導だと言っていますから、
Aも厳密にはダメです。
70包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/31(木) 06:58:47.84 ID:???
ここからが私が提起したい事です。この事件は以下の5つの可能性しかない
はずで、どれが真相であるかが問われているのだと思います。>>15さんが、
初めて平沢氏完全無関係説を上げてくれたので(厳密には完全かどうかは、
>>15の書き込みだけではわからないのですが)、それを使わせてもらいます。

>>15 大体、>>46>>47で言われている事に賛成なのですが、帝銀のアリバイは私は固いと思ってます。
大体と断るのはそれ以外に以下のような考えを私が持っているからです。

私がほぼ確信しているのは、帝銀実行犯は平沢氏ではなかった。この一点です。
そうするともう一点が自動的に導かれます。それは、平沢氏単独犯は有得ないということです。
これは自明で議論の余地がない。同じ事を別の言い方でいっているだけ。
問題は、平沢氏は共犯者の一人であったか、全く無関係かということですが、
実は、この二つの間にもう一つの可能性があるんですね。
それは、未遂も含め3件とも実行犯は平沢氏ではないが(板橋はこの際除外、野次馬の可能性があるので)、
平沢氏は共犯者の一人である、という可能性です。具体的には、平沢氏は松井名刺の提供者であり、
協力者であり、金を一旦手にしてあとで差配したものである、ということです。
これは金の問題と平沢氏が真実をいえなかった事を、ある程度は、説明します。
以下に5つのケースとして整理します。こんどは私が有得ないと思っている順番で。
(最後の5はそうではないか、と思っているという意味です)
71包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/31(木) 07:04:41.90 ID:???
1.平沢氏は未遂2件及び帝銀の実行犯であり、単独犯である。
(多くの事に説明がつかない。こんな偶然は普通ない。@帝銀アリバイ、A帝銀証人証言、
B犯人適格性、C東北大学)
2.平沢氏は未遂2件及び帝銀の実行犯であるが、共犯者、協力者が居た。
(板橋、東北病院、及び薬指導)上記のうちCは説明がつく、
Bはどうにか、かろうじて説明がつく。中井の後、更に指導したということで。
3.平沢氏は全く無関係。(金の出入り、及びそれについて真相を言わないことを説明できない。
>>42さんが仰る中井の支店長の証言が勘違いだったとしても)厳密には、この場合でも、
3a.単独犯か3b.複数犯かという議論は当然ある。私はどちらかと問われれば複数犯を取る。
理由は東北大病院。これが偶然でなければ、いかなる場合=1から5すべての場合で、
単独犯は成立しない。なので、この場合は731部隊の下級者、周辺者の共謀が考えられる。
Occupied Cityはこの線。
4.平沢氏は未遂2件、帝銀、3件とも実行者ではないが、共犯者の一人ではある。
(中井支店長は勘違いだとしないと成立しない。が、名刺、金、などはある程度説明がつく。
例の歯医者さんのブログはこの線でしょうか。つまり、金を貰っていたから言えなかった。
しかし、この場合、帝銀後=平沢氏逮捕前、実行者から、お前が捕まって俺の事を言っても通用しないぞ
=実行者による周到なアリバイ工作など、という念を強く押されている必要がある。
そうでなければ、共犯者というより、実行者にそこまで平沢氏が義理立てする必要が考えられない。
裁判論としても、この程度なら死刑はない。平沢氏がそこまで考えられたかどうか不明であるにせよ。
5.未遂2件平沢氏、帝銀:共犯者の実行。(東北大を含めて全て、未遂と帝銀における目撃証言のばらつきも
、に説明がつく。
72包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/31(木) 07:20:48.93 ID:???
3.(>>15さんが提起した平沢氏完全無関係)が4の上に来る
(可能性が4より薄い)のは、やはり松井名刺です。(それに中井支店長証言)
平沢氏以外に16名、名刺紛失者がいるから、平沢氏が犯人とは言えない(罪を問えない)
というのは裁判論。真相論としては、この16人の中に、平沢氏と同程度に
証言者から似ていると言わせる者がいないといけない。
年齢、体格、アリバイでかなりの人間がはねられる。そしてこれは推測だが、
I刑事達が絞り込んだ結果、平沢氏しか居なかったと思えるほどの熱心さを見せており、
これから類推すると、これら16名の大半は外されたはず。残りの少数のものが、
犯人に似ているというのは、殆ど有得ないといえる偶然。

さて、上の5つで全てのケースがカバーされています。
原判決、科学捜査さんは1.で私は5.です。
しかし、私と科学捜査さんの違いは1か5かではないと思うのです。
私は順番として5,4,3,2,1ではないかと言う考え方の筋道を
立てるのですが、科学捜査さんは1だ、絶対に1だ、というのですね。
実は科学捜査さんが2.の可能性を否定する根拠(科学捜査さんが好きな言葉
但し他人には厳しく問いかけるが、自説は脳の異常が根拠となってしまう)
はないのです。これは論理的にない。xxは共犯者ではないという事は言えるが、
この犯罪に共犯者が居ない事を根拠を持って語るのは不可能です。
私が科学捜査さんにお願いしたいのは、この程度の(1.か2.のどちらか)
柔軟性を持っていただきたいということです。

私は1の可能性だってなくはないと思ってます。
非常に低い、まず有得ないといっていいレベルとは思いますが。
3b以降はあってもおかしくないと思ってます。例えば>>42さんは4だ
(3ではなく4)といえば、193さんが提示している疑義に答えられる。
名刺屋に現れたのが平沢氏でもいいし、金が平沢氏に実行者から一旦渡って、
また出て行ってもいいのですから。犯人適格性に対する>>42さんの疑問も解消される。
じゃあ、何故私は4よりも5だという結論に達したかというと、状況証拠の度合い
の問題と中井証言と検事の強引さ(調書偽造を含む)です。
73包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/31(木) 07:36:40.70 ID:???
すいません。

>>70の3段目の中段近くの、
>問題は、平沢氏は共犯者の一人であったか、全く無関係かということですが、
は、
>問題は、平沢氏は未遂実行者であったか、全く無関係かということですが、
の間違いでした。
74193:2011/03/31(木) 22:46:36.89 ID:rOSDoevG
@>それは、未遂も含め3件とも実行犯は平沢氏ではないが(板橋はこの際除外、野次馬の可能性があるので)、
 >平沢氏は共犯者の一人である、という可能性です。

これは私も>>42の質問にレスしようとした時に考えましたが、平沢未遂犯説の重要な拠り所である中井支店長
証言を考えると、事件関与に疑念が無い平沢が犯行に一度も来ていないとは仮定でも考えにくいので、言及し
ませんでした。
それから、>>42で指摘された様に中井支店長証言を省いた前提で@の可能性を検討すると、未遂事件の複数の
証言では、(中井支店長証言を省いても)犯人は平沢に似ていたという証言があるので、平沢の仲間の中に
Nとは別の、もう一人か二人の平沢に似た人物が必要になってしまうので、やはり無理だと自分の中では確定
しました。

75193:2011/03/31(木) 23:19:33.44 ID:rOSDoevG
>>47で書いたように、平沢には椎名町の犯行の適格性が無いというのは、
よく言われるところですが、逆に未遂事件の適格性という点において考えると、

@荏原

>>64で書いたように、
>犯行直前に犯人は、呼ばれて駆けつけた警察官と顔をあわせて会話までしてる
>のに、警察官が退席した後に平然と犯行を行っている。

@この非常識を通り越して常軌を逸した行動は、コルサコフ症候群を病んでいた平沢
の病的な状態に依るところ。

A松井名刺を既に渡してしまったので、当初は松井名刺を置いてきても731に捜査
の目を向けさせられるという考えがあったが、やはり名刺から足がつく事を急に恐れて
心配になり、全員に薬を飲ませて昏倒させ、松井名刺を回収すること一点に気が向かい、
警官に顔を見られて会話したことも、瞬間考えから抜け落ちた。(これもコルサコフ症候群
の影響大とも言えるでしょうけど)

という解釈も有かなと思っているのですが、どう思われますか?>包装紙さん



76193:2011/03/31(木) 23:34:28.16 ID:rOSDoevG
包装紙さん

ほっこりって普通使いませんか?
過去レスの昭和の香りのする言語は、懐かしく、ほのぼのとした
気持ちになることがありますという意味です。

77科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/03/31(木) 23:36:36.45 ID:???
始めにお断りしなければならないのは、私はここでは検事として振る舞っている
わけではありません。強いて言えば、鑑識の立場で参加しているようなものです。

>ノーアイデア(少なくとも6ヵ月の猶予がほしい
アリバイについては、確実な証明となるものはなく、見方により意見の分かれる
ものです。アリバイについては、特に変わったものはありません。
6ヶ月間参加できないのは、忙しいことが増えるからです。
>私は歯科医N犯人説ではありません。強いて言えば、平沢氏は椎名町帝銀には
来なかった説です。平沢氏冤罪説でもありません。平沢氏が未遂を実行したと
思っています。
申し訳ありません。てっきり、包装紙さんは歯科医N犯人説だと思っていました。
正確に言うと、歯科医Nが犯人ではないと考えながら、歯科医Nがあたかも犯人
であるように主張しているものだと思っていました。
「強いて言えば、平沢氏は椎名町帝銀には来なかった説です。平沢氏冤罪説でもありませ
ん。平沢氏が未遂を実行したと思っています」なら、ここから話を進めることと
していただけるとありがたいのですが。なぜなら、名刺、人相、お金、青酸カリの
溶かし方などから考え、はじめの2件は実行したはずですから。今まで、包装紙さん
もこれに基づき話を進めていたわけですから。
また、歯科医Nが疑わしいと言い出さないようにお願いしたいのですが。
そうしないと、またはじめからスタートするように感じるからです。

>・椎名町の目撃者     → ( ? )
帝銀の目撃者は、当初、はっきりしたことを述べていなかったはずです。
警察本部の「犯人捜査必携」には、帝銀で使われた瓶は、第1薬が無色透明良質
ガラス瓶、第2薬が着色(褐色??)ボンド瓶とされている。ただ、コメントに
生存者の記憶にあるものであるが多少の違いがあるかもしれないとある。
帝銀の生き残りの人が、長崎境内より掘り起こされた瓶を見て、これに間違いない
と認めているが、これは第1薬の瓶をどれを指しているかは分かりません。
瓶については、こんなところからも、検事は混乱したのだと思います。
鑑識も単に、「褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶」としか言っていません。
さらに、最後に平沢は、「皆でのんでいた丸の肝油の空瓶ですね」と言っているわけです
から。
この瓶が、オキシフルの瓶と言われたのは、だいぶ経ってからの裁判でです。
当初、誰もオキシフルの瓶とは言っていません。ただ、始めに平沢が「オキシフルの瓶に・・・」
と言っているが、検事はこれを平沢が荏原事件の瓶と混乱して話していると
考えたようです。
このオキシフルの瓶は、平沢が瓶は長崎神社境内に捨てたと言って、見つけ出されたものです。
この瓶は、平沢の指紋が付いているわけではありません。当然、他の人が捨て
たのかも知れません。しかし、カリウムが検出されたのです。
検事が、証拠偽造するなら、無色透明良質ガラス瓶にすると考えませんか?

>私が科学捜査さんにお願いしたいのは、この程度の(1.か2.のどちらか)
柔軟性を持っていただきたいということです
私の考えは、平沢単独犯ですが、これに関して今のところ主張しているのは、
歯科医Nは事件に関係ないと言うことだけです。
また、事件の背後に、数名の共犯がいるかも知れないと言われても、これを
否定することは非常に難しいと考えています。
しかし、次にはGHQは事件に関係ないと言うことも主張していくつもりです。

話は変わりますが、当初、東大の検死結果と慶応の検死結果が異なることから、
東大は国家権力陰謀に荷担したという意見があったが、この検死結果は事件後
数日で出たはずです。検察らが事件直後から、アメリカがこの事件に関与した
と考えなければ、このような死体の色を欺き、検死結果を偽造することは出来ない
はずです。それも、東大だけに手を回すと言うのは、どう考えてもおかしなものです。
これは、事件全体を眺めず、一部だけにこだわった結果です。一部と全体を同時に
見なければおかしなものとなります。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/01(金) 00:18:30.04 ID:???
6ヶ月といわず6万年くらい休んでていいよ。あんたは。
このヒトの面白いところは、他人を批判する時に挙げる
その理由が、そっくりそのまま自分に当てはまるという点。
これほど見事な「芸風」もまた珍しい。
79科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/04/01(金) 01:08:16.77 ID:???
>非常識を通り越して常軌を逸した行動は、コルサコフ症候群を病んでいた平沢
の病的な状態

コルサコフ病そのものにこのような症状は書かれていません。
ただ、「コルサコフ病により犯罪を・・・」と書かれたものは見たことがあります。

脳の眼窩前頭皮質に障害があると、「衝動的行動」、「抑制のきかない行動」、
「大胆な行動(無謀な行動)」、及び「感情反応がない行動」が起きます。
これらは、「眼窩前頭皮質」の障害から起きるものを何種類かの文献から寄せ集めた
ものです。
平沢の「春画を制作して稼いだ」、「浮気をして妻子と別居した」、「町会長
の偽印を作り、封鎖貯金をおろした」、「テンペラ画会会費60,000円〜
70,000円を使い込んだ」、「三越で万引きした」、「三菱銀行丸の内支店で、落ちていた
番号札を用いて預金通帳と現金10,000円を詐取した」、「詐取した預金通帳を利用して、
金融業者より100,000円を詐取しようとして失敗した」、「詐取した預金通帳の
金額を変造し、これを担保に金融業者より200,000円の小切手を詐取した」、
「詐取した200,000円の小切手を利用して宝石、時計などを詐取しようとして
失敗した」・・・これらは戦後の短期間に行われたものであり、「抑制のきかない
行動」、「大胆な行動(無謀な行動)」である。

荏原事件、帝銀事件では、「大胆な行動(無謀な行動)」、「感情反応がない行動」が
ある。

これらはともに同じ脳の部分、眼窩前頭皮質の障害により起きるものである。
しかし、これらは包装紙さんが以前言われたように証拠となるものではないことも
とは確かである。しかし、帝銀事件では平沢の脳障害について何人もの精神分析医が
論じていることからも全く事件に関係ないものとは言えない。
80サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/01(金) 04:20:10.37 ID:???
科学捜査様。
書き込みありがとうございます。
その返答については、包装紙様からなされることでしょうから、私は別件を。

まず、本日よりお忙しくなるとのこと、
余裕があるときで結構ですので、気軽にこのスレッドにお越し下さいませ。

また、以前おっしゃていた、元刑事の方からご入手された文献については、
もし、可能であれば限定的なかたちで結構ですので、
我々、帝銀事件けのマニア?にも公開して下さると幸いです。

もしスキャナが面倒であれば、ハードコピーして私まで送って下さると幸いです。
連絡先は、まず下記アドレスにご一報下さればお教え致します。
その際は、これまで科学捜査様がお使いのトリップ(◆OFa0FInsIU)のキーを添えて下さい。
それにより本人確認が可能となりますので。(返信時に私のトリップを記載します)

[email protected]

それでは、今後もよろしくお願い致します。
81サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/01(金) 04:30:09.51 ID:???
>>75
193様。
以下は、推論の域を出ないコメントです。

私は、犯人が松井名刺を犯罪利用しようと考えた理由として、
193様の説(「731」というキーワード)よりも「防疫」、「予防」のほうが
妥当ではないかと考えています。

理由。
一つ目は、まず、松井氏の軍歴(防疫給水部隊)が
そこまで一般化していたかどうかという疑問があります。
(*細菌戦史家(常石氏など)の近年の研究によると「松井氏の部隊=731部隊」ではないようです)

二つ目は、もし犯人が、そこまで(「731」への捜査誘導という)撹乱効果に拘っていたのであれば、
中井支店にて使った名刺も松井氏の名前(もしくは「731」に繋がる肩書き)で偽造するのではないか。
そういう疑問があります。
(ちなみに中井のときの名刺の肩書きは「東京都防疫課」)

(続く)
82サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/01(金) 04:43:12.03 ID:???
>>81の続き)
最後に、これは自戒を込めての意見になりますが、
193様の松井名刺を巡る見立ては、この事件の経過やその後の研究の成果を
後年に俯瞰的に知っているがゆえにに、陥ってしまう典型的な推理だと思うのです。
(とくに、犯人心理。これを過度に計画性のあるものとして解釈してしまいがち)

あえて大胆な意見をいえば、私自身は、俗に言う「GHQ圧力説」も実はあまり信じておりません。
これは、警察がどこかの段階で平沢単独犯説に一本化していった理由を
それまでの旧軍関係者(731や九研)への捜査をGHQから阻止されたから――だとする説です。
たしかに米国との取引が成立したという時期と平沢の容疑が浮上した時期、
このタイミングは、恐ろしいほど合ってます。見事なほどに。
しかし、逆にいえば、タイミングだけなんですね。それ以上の根拠はありません。

この手の歴史的な未解決事件の謎は往々にして奥深く、その解明までの道のりが手強いため、
どうしても、人はその謎の向こうに巨大な存在(陰謀、謀略…etc)がいると考えがちですが、
私はそういう小説のようなことはほとんどない、と思っています。

(続く)
83サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/01(金) 04:49:04.45 ID:???
>>82の続き)
本題に戻ります。
犯人が松井名刺を事件に利用するに至った理由ですが、
私の説では、「防疫」、「予防」というキーワードの方を採ります。
さらにいえば、実際に荏原支店の事件でも犯人が「口上」として使ったように
キャサリン台風との関係を重視しています。

Wikipedia(カスリーン台風)にも載っている時系列によると
この台風発生期間は1947年9月8日〜17日となっております(荏原事件は同年10月14日)。
私見では、犯人はこの甚大な被害を起こした台風のときに各地で行われた防疫活動に
何かしらのかたちでヒントを得て(もしくは防疫従事者との接点があり)、
のちに帝銀事件へと結実する、犯行計画を立てていったのではないかと考えています。
(これは、平沢氏関与の有無を問わず)
(結果として、犯人が旧軍関係者だったとしても)

さらに、この説を平沢氏関与説に当て嵌めてみた場合、
氏が松井名刺入りのサイフを盗まれたと交番に届けた日は
台風の前になりますので、その行為自体、特に犯行計画の一部(開始行為)という説は成り立ちません。
(つまり、いつもの平沢得意の「その場しのぎのウソ」に過ぎないと考えるほうがいいと私は思います)
84包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/01(金) 08:08:09.83 ID:???
科学捜査さん こういう気軽な場所なので、時間の空いた時に書き込んで頂ければ十分です。
科学捜査さんがよし書き込んでやるぞという気になるように、今回は敢えて
挑発的な事を書いてみます。(しかしサトーさんの言われていることが論点で
あることはお忘れなくお願いします)

>私は歯科医N犯人説ではありません。
と私が書いたのは、歯科医Nが実行犯であるという事を論拠にあるいは起点に
(起点という言い方が一番いいかもせれません)論を立てているのではない
という意味です。1、平沢氏は意外にも帝銀実行犯ではない、2.しかし未遂は
平沢氏が実行した、この2点が正しいならば、帝銀実行犯は歯科医だったのでは
ないかと私は疑っています。しかし、<ここが大事>、歯科医は起点ではないのです。
別の言い方で表現すると
平沢氏が未遂をやっていて、帝銀はやっていないとすると、科学捜査さんが何故か
一番嫌うというかそうではないと言いたくて本を著した(奇妙な動機だと思いますが)という
歯科医Nが帝銀実行犯の蓋然性が高くなってしまうのです。何故か、これもまた科学捜査さんが
よくおっしゃるそんな似た人間が何人もいるものか、という理屈です。具体的には3人という意味。
以下のように言ったら争点がもっとはっきりすると思います。

「未遂は平沢氏だった」は私と科学捜査さんで一致しているので両者間で議論の必要なし。
「帝銀に平沢氏は来なかった」になると科学捜査さんが忌み嫌う結論になって
しまいますよ、だから、アリバイについて考えた方がいいですよ。何故なら
アリバイというのは決定的だからです。アリバイがなくて(不明で)も犯人であることを
意味しませんが、あったら犯人(厳密には実行犯)ではなかった事を意味してしまうから。

歯科医犯人説が起点の論はおかしいし、科学捜査さんがいう
>私の考えは、平沢単独犯ですが、これに関して今のところ主張しているのは、
>歯科医Nは事件に関係ないと言うことだけです。
これは全く意味不明です。単独犯だったら、誰だって無関係です。「私の考え
は平沢単独犯説なので、歯科医は無関係」というのならわかります。しかし、
同時に科学捜査さんは、すぐその上に
>また、事件の背後に、数名の共犯がいるかも知れないと言われても、これを
>否定することは非常に難しいと考えています。
と書かれています。自身で平沢氏に共犯者が居た事をアプリオリに否定するのは難しいと
認めている。だから、帝銀に現れたのが平沢氏だったかどうか、
について考えないと意味がないといっているのです。<とりあえずは>歯科医は
関係ないです。そこから論は始まらない。歯科医は帰結(すべき点)であって、
起点ではない。何故か;彼がちゃんとした取調べ(面通しを含む)を受けていない、
あるいは受けていても(受けています)その情報がないからです。情報が
ないものを、実行犯である、ないというのは不毛でしょう。一番似ていた、
はじめ見た時は帝銀犯人が現れたと思ったと、ずっと後年、帝銀M証人に言わせたのが
彼だったということだけ、<とりあえず>抑えておけばいいのです。
それで帝銀に平沢氏が現れなかった事が分かれば、皮肉なことに、冤罪派
ではなく、科学捜査さんが、自分の一番嫌う結論(歯科医が犯人)を、
自分の論法(そんなに似た人間が何人もいるはずがない)によって導きだして
しまうのです。冤罪論は平沢氏無関係ですから、歯科医もとりあえずは無関係。
85包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/01(金) 08:23:18.23 ID:???
>>77
>歯科医Nが犯人ではないと考えながら、歯科医Nがあたかも犯人
>であるように主張しているものだと思っていました。
私はそんなひねくれた考えは持っていません。私の推測が正しければ
(平沢氏が未遂を実行し、彼の仲間が帝銀を実行した)歯科医が帝銀実行者
である可能性が高いと思っています。

>このオキシフルの瓶は、平沢が瓶は長崎神社境内に捨てたと言って、見つけ出されたものです。
違います。正確には、平沢氏はそう言ったという事実自体を認めていません。周縁を言うと、
もしそれが事実だったら、裁判も論争も終わりです。検察がそんな好機を逃す筈がない。
検事調書が全部事実なのだ、というなら議論の余地がないでしょう。
その中では平沢氏は自分がやったといっているわけですから。筋は全く通っていませんが。
お前が言っているのはこの瓶か?と、言って瓶を取り出す?冗談も休み休み
言ってもらいたいです。検事調書の署名捺印が翌日になっている事もありますね。
検事と事務官のやりたい放題だったわけです。瓶も持ってくる、瓶に話を持っていく、
だろだろ、という、ええまあ、そうかな、でこれか、あ、これです。証人もそれだ
という。証人は全員揃ってPhotogenic Memoryの持ち主ですか?だったら、平沢氏
は違う、これも信じなければならない。 それで終わり。無罪放免。Next Case。
86包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/01(金) 08:50:37.85 ID:???
平沢氏が帰りかけた時、犯人に似てますねと言ってやった所、
平沢氏は二歩程私の方に戻ってきて(*1)
「大丈夫ですよ。あの犯人は47,8で私と10違いますから」(*2)
と言った事があります。
平沢氏に土地を斡旋し絵をかって上げていたO氏の証言。

(*1)平沢氏は自信がある時は顔や体を近づけるのですね。帝銀Y支店長代理
の面通しの時もそうでした。M証人もしっかりと見返したそうです。Y、M証人
とも新聞に写真が載った。それを平沢氏も見たでしょう。食い入るように。
画家として造形(顔や自然)には敏感だったでしょうから、帝銀証人の顔は
覚えていても不思議ではない。見ろよ、俺じゃないだろう、と。実物を見せる
時に顎も引かなければ、俯きもしないのです。
(*2)犯人は47,48という狭い見方の報道はなかった。45〜55という幅で
(帝銀のY支店長とM証人は若く見ている)報道されていた。これは平沢氏
逮捕前の発言です。あの犯人は10違うと。実際には12ですが、会社、
事務所の人の年、私と10位違う、と覚えていませんか。
私はこれをよんだ時に、ざわざわとしました。あの犯人(あいつ)は10違う。。。
だから大丈夫。。(捕まっても大丈夫)そしてM証人;犯人はもっと若かった。。
思惑通り釈放寸前まで行った。しかし詐欺でお縄。自殺未遂。
なぜ?未遂はやっているから。今まで書かなかったのですが(絶対ではないので)
今日は思い切り挑発してみました。

>>75
それは和多田氏達も指摘していますね。適格性というより、ダメさ度。これを
帝銀では支店長の病欠(下痢)という追い風だけで帳消しにできるかですね。
87包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/01(金) 09:18:05.55 ID:???
上記の証言は検事聴取で記録に残っているものです。(マスコミは発表ではない)
>>79
平沢の「春画を制作して稼いだ」、「浮気をして妻子と別居した」、
この程度がK病に起因する脳の異常を持ったものにしか見られないなら、私の周り
はK病オンパレードです。放火犯に蓄膿症が多い、というよく言われる事を考えてみたら
よい。そういう病気を持った人でも放火はします。蓄膿症患者=放火犯ではないのです。
蓄膿症の方が脳の異常より、熱ですっとするという直接(肉体的)、即応的因果関係がある分、
まだ根拠があるといっていい位、脳の異常があったから帝銀犯人は根拠がない。

もっと重要な事。あんな残虐な事ができるのは脳の異常を持った人間だけであり、
そんな人間は何百万人に1人である、よって共犯者は居ないという論理は通用しない。
複数犯による残虐事件が実際にある事によってあっさりと否定されてしまう。

もう一つ。そんな悪い奴が二人も身近に居る事(そういう偶然)はまず有り得ない、
というありそうな反論については、あります。むしろそれは偶然ではなくある種の
必然です(類は友を呼ぶという意味で)。女子高生を陵辱殺害しコンクリートに
詰めした少年達。同じ学校であったり近かったり。同じ傾きを持つ人間がだんだん
その匂いとでもいうべきものにお互いが反応し、悪事を考え出すと高揚してきて、
すぐ近くに居て同じ事を計画している人間が居ると罪の意識が希薄化され、
という流れです。戦後の混乱期、トラックに死体を投げ込むのを見てきた人間達、
同じ画会に同じ匂いを嗅ぎ取って、待合で遊び、トランプをし、コーヒーを飲み、
毒薬実験の話を聞き(平沢氏が3件全てをやったにせよ、誰かから聞いたのです、
1薬、2薬のトリックを)、高揚していったとしても不思議はないのです。
少なくとも、こんな残虐な事をする人間が二人と居るはずがない、と言って
可能性を除外するのは間違い。終わります。
88包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/01(金) 09:21:40.41 ID:???
(マスコミは発表ではない) は(マスコミ報道ではない)、の誤り、また、
そういう病気を持った人でも放火はします。

そういう病気を持っていない人でも放火はします。の誤りです。
すいません。
89193:2011/04/01(金) 22:18:13.47 ID:DRqyILGR
>サトウハチロー様

>犯行直前に犯人は、呼ばれて駆けつけた警察官と顔をあわせて会話までしてる
>のに、警察官が退席した後に平然と犯行を行っている。

上記の理由は深読みせずに、平沢がコルサコフ症を病んでいて、呆けた状態にあった
位に考えた方が妥当化もしれませんね。真相は不明ですが・・


>一つ目は、まず、松井氏の軍歴(防疫給水部隊)が
>そこまで一般化していたかどうかという疑問があります。

それについては以前書きましたが、平沢の周辺に松井博士の旧軍での経歴を知る立場に
あった人物がいて、その人物から「この名刺は使える」というサジェッションがあった
のではないかという事です。

もしそれが事実なら、平沢周辺に特殊部隊に関与していた人物がいたという推理は
俄然信ぴょう性が高くなると思います。
その人物により、平沢に特殊な薬物の知識、取扱い、犯行手口が教示されたという
推理も成り立つと思えるので。
90193:2011/04/01(金) 23:08:22.47 ID:DRqyILGR
続き

犯人が731に捜査の目を向ける意図があったとしても、
中井で松井博士の名前を再度使用しなかったのは、
既に荏原で松井名刺を遺してきているので、銀行間で、
「松井博士の名刺を持った人物が、防疫と称して現れた」
という様な注意が回覧されているかもしれないので、用心の
ために名前を変えたからでしょう。

731に関連するような所属名の名刺を使わず、東京都の名刺
を使用したのも、旧軍特殊部隊に関与するような名称では
特殊すぎて一般の人に馴染みがなく、信用度に欠けるからでし
ょう。

91名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/01(金) 23:42:48.28 ID:???
>>90
193様
松井名刺を使って731へのミスリード、というのは深読みしすぎでは?
この一連の事件は本来、犯人にとって荏原で終わるはずだった事件です。
成功する自信もあったからこその犯行でしょう(その後も同じ手口ですし)。
失敗したらもう一度やればいい、という安易な考えは(結果ありましたが)
その時点ではなかったと考えます。
帝銀がそうであったように荏原でも成功したら名刺は回収したでしょう。
それ以降は別の名刺を使っておりミスリードさせる計画性が感じられないと思います。
731関与と目を向けさせるのならやはり731関係者を匂わせる名刺を作るのではないでしょうか。
作為的ではあっても捜査は731方面にも行かざるを得ないはずですから。
>中井で松井博士の名前を再度使用しなかったのは、
>既に荏原で松井名刺を遺してきているので、銀行間で、
>「松井博士の名刺を持った人物が、防疫と称して現れた」
>という様な注意が回覧されているかもしれないので
そうであるならば、どんな名刺を使ったとしても、回覧を知っている以上、
手口は同じなので来訪者の身元を確認するなり怪しむはずです。
犯人は、荏原、中井の件の通達や回覧はなかった、と踏んだと思えます。
犯人は薬を飲ませることに集中していたはずですから、この名刺に求めたことは
きちんと相手をだませること(これは間違いないと思います)で、
それ以上言うには現時点では材料が足らないように思えます。
92193:2011/04/02(土) 19:17:43.49 ID:g1v+MHpt
>>91

科学捜査さんですよね。違っていたらすいません。

>帝銀がそうであったように荏原でも成功したら名刺は回収したでしょう。

これは前スレで書きましたが、
@成功したら、松井名刺は回収して証拠たる名刺は残さない。
A失敗しても、遺された松井名刺により捜査の目を731に向けられる。

補足すると、犯行に成功した場合よりも、犯行に失敗した場合は現場に目撃者や名刺が残るので、
自分たちに捜査が及ばない様に捜査攪乱する必要性が増し、そのためにどうせ遺すなら松井名刺を
遺す事により捜査を731に誘導する事を犯人は選んだのではないかと、私は思っています。
93193:2011/04/02(土) 19:21:49.69 ID:g1v+MHpt
>それ以降は別の名刺を使っておりミスリードさせる計画性が感じられないと思います。
>731関与と目を向けさせるのならやはり731関係者を匂わせる名刺を作るのではないでしょうか。

これは>>90に書いた通りです。

731に関連するような所属名の名刺を使わず、東京都の名刺
を使用したのも、旧軍特殊部隊に関与するような名称では
特殊すぎて一般の人に馴染みがなく、信用度に欠けるからでし
ょう。

94193:2011/04/02(土) 19:33:56.52 ID:g1v+MHpt
>犯人は、荏原、中井の件の通達や回覧はなかった、と踏んだと思えます。

実際、銀行間に注意喚起するような回覧の有無は犯行前には確認できず、
次の犯行の中井や椎名町で口上を述べた時の行員の対応を見るまで分からない
ので、犯人は安全策をとって荏原の時とは名刺の名前や所属を一般的で行員たちに
信用を得やすいものに変更したのではないかと、私は思います。
95193:2011/04/02(土) 19:49:39.13 ID:g1v+MHpt
>それ以降は別の名刺を使っておりミスリードさせる計画性が感じられないと思います。
>731関与と目を向けさせるのならやはり731関係者を匂わせる名刺を作るのではないでしょうか。

それから、もう一つ。
これも前スレで書きましたが、荏原の次に捜査をミスリードさせるためとも思われる行動を、
犯人はとっています。東北大学です。

青酸カリを再度入手するためなら、近くの工場や復員軍人等で探せば良いものを、
わざわざ東北大まで足を運んでいる事に、松井博士の名前にこだわっている
恣意的な様子が、私には見てとれます。
96サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/02(土) 23:27:38.67 ID:???
193様。
メール頂きましてありがとうございます。

私はこのスレッドで事件の推理を巡って遣り取りさせて頂いた方とは、
帝銀事件研究の同好の士(笑)として、
今後も継続的に連絡を取れるような関係を維持したいと思っております。
そこで、レアな資料の共有などもできるかと思います。

そういう趣旨で193様からまずメールを頂戴しました。
もし、科学捜査様、包装紙様もそういう趣旨での
お付き合いをして頂けるのであればご一報頂くと幸いです。
むろん、メールアドレスもまずはフリーのもので結構ですので。

[email protected]

97サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/03(日) 00:01:05.48 ID:???
193様。
>>89で「平沢の周辺に松井博士の旧軍での経歴を知る立場にあった人物がいて」
という前提を置かれているわけですから、
なおさら、捜査撹乱説は成り立たないのではないでしょうか。
つまり、松井博士の旧軍経歴のほうへ捜査が向いてしまっては、
それを知る立場にあった人物(=共犯者?)の身が危なくなるわけですから。

それとも、この共犯者の心理においては、
「松井氏の軍歴方面へ捜査が及んでも<自分のところ>までには来ない」
という目論見があった、という想定をされているのでしょうか。

うーん、いずれにせよこれは相当にアクロバットな推理ですね。
この共犯者の属性(旧軍との関連度合い)をブラックボックス化したまま、
その心理を根拠として推論を進めておられるわけですから。

もうひとつ。
「松井名刺→旧軍(731)」という方向と
「松井名刺→平沢(含めた名刺交換者)」という方向、
この2つのうちどちらが捜査として正当なのかという問題があります。
これ、私はあんまり変わらないのでは?と思います。
事実、警察は旧軍関係も名刺交換関係もともに捜査しているわけです。
つまり、結果的に、捜査撹乱になっていないのではないか、と思います。

むろん、「犯人(の心理で)はそういう狙いだった」というのであれば、
それ以上は反論できませんが……。
98サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/03(日) 00:10:51.40 ID:???
「731へのミスリード」として松井名刺を使ったという説については、
結局のところ、犯人心理を巡る議論にになるかと思います。

これは「帝銀」に限らない話ですがこの手の歴史的な未解決事件に対して、
遺留品などの犯行の痕跡を「犯人がそう見せかけるための罠」と解釈される方がいます。
こういう捜査撹乱説はなぜか必ず出てくる。「下山」しかり「狭山」しかり……。
しかも、推理として「面白い」んですね。これもまた常に。
例えば三億円事件では各現場に多数の証拠品が遺されましたが、
これを「捜査を混乱させるためにあえて大量に残したんだよ」という方がいます。

たしかに、犯罪のなかには捜査撹乱的な行為もあります。
痴情のもつれから殺人を犯した者が通りすがりの強盗殺人に擬装するために
部屋を荒らすようなケースなどもそうでしょう。

しかし、私自身は、こういう説の立て方は可能な限り保留すべきだと思っております。
なぜなら、この手の捜査撹乱説はどこまでいっても犯人心理の問題ですので、
原理的にいえば、その正否が直接犯人に聞くより他に証明できない(笑)。
理由の二つ目は、この論法がなんにでも当て嵌まる万能理論的な性格があるからです。
例えば、「なぜ帝銀犯人は警察に捕まる危険を冒してまで手形を換金しにきたか?」。
こういう謎を捜査撹乱説を使って説明するとすれば、
「”カネ欲しさに事件を起こした”というイメージを捜査側に植えつけるため」
(だから犯人の真の目的は人体実験だったんだ!!)という回答もできます。

今回の193様の説が的を得ているかどうかは分かりません(可能性は否定できない)。
しかしこういう捜査撹乱説という論法の厄介さについては、
強調してもしすぎることはない――ということを私はお伝えしたいわけです。
99名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/03(日) 02:40:19.52 ID:???
>>92
まずはじめに、私は科学捜査様ではないです。
全然別人です。平沢単独犯は信じていません。

すでにサトーハチロー様がおっしゃられていますが、歯科医の経歴が
確定したうえでの議論になるのかな、と思うのです。
だから材料が足らないのですが、そうなるとどうしても推論の上に推論することに
なってしまいます。

193様の説が成立するには
@松井博士は731関係者(南方で防疫給水部にいた)
A松井名刺を犯人が持っていた
B松井博士の素性を犯人が知っていた
とう条件が必要になりますが、このBが判然としないです。

100名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/03(日) 02:41:32.40 ID:???
99=91です。書き忘れました。
101サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/03(日) 02:43:54.73 ID:???
>>86の包装紙さんの挑発的書き込みを読み、
私も以下のようなコントを書いてみました(笑)。

場面は探偵小説のラスト、名探偵が平沢氏を追い込むところです。
-----------------------------------------------------
名探偵「平沢さん。貴方は面通しの際、自分の顔にキズが無かった点を強調されてましたね?」

平沢氏「そうです。見て下さい、私の顔には犯人のように深い傷はありませんからね」

名探偵「はい。貴方の顔には傷はない。だから『帝銀事件』の犯人ではない。しかし……」

平沢氏「しかし……?」

名探偵「しかし、貴方はなぜ犯人の顔に傷があったと知っているのですか?」

平沢氏「そ、そりゃ、指名手配の似顔絵にあったからです。新聞で見ましたよ!」

名探偵「確かに。でもキズがあったという特徴、そんなに強調されてましたかね……」

平沢氏「あ、貴方は何が言いたいのか?!」

名探偵「平沢さん。貴方は帝銀事件の犯人ではない。し か し 貴方、犯人を知ってますよね……」

平沢氏「……」

名探偵「貴方の傷に対するこだわり。それは、つまり、自分の知るところの”あの男”にあった傷。
     それが自分にはない――。そういう意味ではないのでしょうか?」
-----------------------------------------------------
(上記はあくまでもフィクションですが、ある程度事実に基づいております)
102科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/04/03(日) 11:01:01.04 ID:???
>  91 科学捜査さんですよね。違っていたらすいません。

違います。私ではありません。
しかし、おおむね私の考えと同じです。
このような方が出てくるとは、ありがたいことです。
とにかく、今は忙しいのです。
資料を確かめもせずに適当に答えたら、後々まで言われるところなので・・・。
2,3度ほどえらい目に遭いました。

103名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/04(月) 01:08:47.15 ID:???
>>86, >>101
このスレは群を抜いてます。推薦の『検事聴取書』
Amazonで買いました。配送料を入れると120ドル位でちと痛かったけど。
特に大島不動産屋は実話なのだが、自分は何も思わず読み飛ばしてた。
やはりプロは違う。

その上で、包装さんが言うRoll Playの一役を敢えて担って
平沢無関係論で食い下がりたい。

平沢の供述、帝銀実行日のアリバイに関し、初期否認中は
三越展覧会に行ってた。しかし、これは記憶違いだった。
共犯説も課装氏の単独犯説も、ともに船舶会はアリバイ工作と
いうわけですよね。ならば初めから特に否認中はなんで船舶会に居た
確認しろと言わなかったのか。自然すぎる。
104名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/06(水) 02:54:32.43 ID:???
>>103
方相氏様が多忙と思われますし、どなたからもレスがないようですので
初心者ですが答えてみたいと思います。
三越証言はアリバイを尋ねられて確か、すぐに即答したのではないでしょうか?
内容云々ではなく、即答したことが不自然です。
仮にこの件をどのように解釈しても、この件をもって平沢無実とする主張は弱いです。
方相氏の組み上げた論は骨格部分が強固なのでそれを細部ではなく
全体として揺るがすのは、同様に個々ではなく全体を矛盾なく平沢無実という
1本の線で結ばなければなければならず困難な作業になると思います。

あと103様=42様だと思いますが
>随所に平沢冤罪論はおかしいと出てきて、でも実態は誰もそれを言って
>いない。
実は僕も変だと思いましたが、恐らく平沢氏が帝銀事件の犯人ではないという
主張を冤罪論と括っているのではないかと。多分。
105包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/06(水) 22:58:40.53 ID:???
>>103, >>104 検事聴取書は3つの部分に分かれると思います。
@自供前の平沢氏の駄弁を検事が苛々しながら聞いている部分(9月21日まで)、
A自供が始まったとされる警視庁での検事取調べ(9月22日から10月7日)
B東拘で行われたとされるI検事によるもの(10月8日と9日)。
@とAはT検事による非常にお粗末なものです。お粗末というのは検察から見てという意味です
。梯子を登らせてやるとか、はい誘導してますと宣言しているようなもので、もう笑うしかない。
最初の8月26日を見てください。この冒頭部分はBの冒頭のように経歴から聞いていかなければいけない。
この時点でもう秋ですから、公判の実質審理は新刑訴法が本格的に効力を持つ翌年からと分かっているのに、
これでは公判を維持できないと、先輩のI検事は頭を抱えたでしょう。そこで東拘への空出張となった。

私はこの部分は譲れません。彼らは東拘で平沢氏からあのような調書はとっていない。というか取れない。
その日の朝、警視庁から東拘に移送され入所手続きを済ませたばかりで
なおかつ病気で弁護士との接見もできない被疑者がこれほどすらすらと経歴の細部を延々と語れますか。
そもそも調書の枚数自体がもう無理です。移送、手続きで半日は潰れてしまうのに。
最後の調書の日付が10月9日、I検事の手による追公判請求書(いわゆる追起訴になっているのは、
その前に詐欺事件で起訴しているから)が出されています。これが火曜日です。
10月9日(土)まで取り調べた事にし、日曜を挟んで11日(月)に捺印
(偽造の疑いがあるといわれている)、12日に追起訴、
とにかく時間がなかった。その点については同情します。
106包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/06(水) 23:03:50.72 ID:???
質問にお答えすると、私もそれは(船舶会アリバイを初めから主張しなかったこと)
疑問に思っているという事でしょうか。だから平沢氏が椎名町帝銀をやった
という意味ではなく、実行をいつ知ったのかということです、気になるのは。
船舶会の話は弁護士から少し聞いて、あれそうだったか、という感じなのです。
娘婿のY氏の方がむしろ躍起になっている。来た時間を3時位ではなかったか
と良い方(遅い方)に最大に延ばしたり。周辺の人の話を総合すると2時少し前だと私は思いますが。
ただ、日記帳に来訪の件をつけていたH証人の話は刑事の影響(特に平塚氏)
をかなり受けていると感じます。2時にはそこを出たという話ですね。
どんなに早くても2時まではそこにいたというのが実際だと思います。
それでもほぼ間に合わない。物理的にも精神的にも、ジープ的にも、井戸的にも、です。

検事聴取書の話が出たので、これのおかしさ=つまり平沢氏単独説というより
平沢氏帝銀実行説のおかしさをまとめて述べたいと思います。
前提として先ほどの@とAはほぼ平沢氏が言った通り、Bは検事の作文である
と断っておきます。@とAが平沢氏が言った通りなら誘導はないのではないか
という反論がでそうですが、この調書の構造は前もってA刑事がリハーサルし、
それに添って検事の前で平沢氏が供述し(A刑事立会い)、
供述しない場合は嘘をつくなと言われ、進んでいったものだった、と予めお答えしておきます。
特に自供後がそうです。つまり多くは午前中に刑事による恫喝に近い取調べ、
吹き込み、誘導があり(これは調書に残せるような代物ではない)、
それを踏まえて検事の調書に残る、問答形式の、人権に配慮した(ようにみせかけた)
取調べがあった、こういう構造です。
107包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/06(水) 23:07:56.99 ID:???
サトーさんの、神社の瓶について弁護団はどう思ってるかというご質問が
ありました。弁護団というより検事がでしょうね。普通の捜査で犯人が凶器の
捨てた場所を自供する、そこに行く、出てくる、こういう経緯を踏めば一件落着です。
果たして帝銀はどうだったか。平沢氏が9月25日(第35回)にここに捨てましたと絵を書く。
普通なら、それ、と捜査陣総出で神社を捜索、見つける、リハーサル所ではない、
すぐ被疑者にそれをつきつける、あるいは、それ、と平沢氏を連れて捜索でしょうか。
実際はどうだったか。それ以降、これは完全無視。10日も経った10月5日、第57回、
になるまで。このやり取りは本当に噴飯ものです。

「中井で青酸カリを入れて行ったのはこの瓶か」(検事)
(検事は神社の瓶を見せ)
「ええこれです。(略)どこから出てきましたか?」(平沢氏)
(検事が「神社から出てきた」と言う)
「よく出てきましたね」(平沢)
108包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/06(水) 23:13:40.86 ID:???
馬鹿馬鹿しいにもほどがあると言ったのこういうことです。これは同じ被疑者と検事の問答です。
当然、検事のいうべき科白は以下であるべきでしょう。
「ふざけた事を言ってはいかん。これはお前がこの間書いた図から出てきたのだ。
これ以上の証拠はない。もう逃れようがないのだから正直に話をしなさい」
こんなまともな事は言わずに、コルクの栓はどうしたか、などと聞いている。
平沢氏の答えは「忘れました」。ギャグですか?
そんなのはどうでもいいでしょう。平沢が絵を<自発的>に書き、
そこから瓶が出てきたら、そこで終わり。なのに、それから何の反応もない。公判でも
その後の論争でも、これが強く持ち出されることもない。なぜか?
警察、検察にとって触れられたくない過去だからでしょう。
鑑識の係官はこの際関係ない。しかし、T,I検事に加えて事務官のS氏
(60〜62回の聴取書き取りもこの方)、A刑事、は分かっているはずです。

こんな茶番を60年も経って、この事件について書かれた本の著者が
あたかも秘密の暴露のように持ち出す。
これを看過するわけにはいきません。もし、この神社の瓶が平沢氏の自発的な暴露なら、
導き出される結論はこうです。平沢氏は椎名町帝銀内での犯行はやっていないが、
帝銀から出てきた犯人からカバンを受け取り、瓶を神社にすてた。
何故こうなるか?これは同じ35回の調書を読めば分かります。
この時、神社の絵を描いた平沢氏の事件に関する供述は:薬物は塩酸、薬は一つだけで
塩酸、被害者は全員自分の机で飲んてそこでつっぷして倒れた(死んだ)、
板橋には(手形換金のために)行ってない、薬の量は茶碗の2分、
飲み方は普通に水を飲むように、などなど。全く現場を反映していない。
神社の瓶を信じるならこちらも信じなければだめです。
ですから、行内の犯行は別人、薬瓶の処分は平沢氏というのが当然、
論理的になる。(私はそう思っていません、という為には、神社も誘導と考えないとダメなのです)
自分の(説に)都合のいいように捻じ曲げて解釈してはダメです。
それは冤罪を生むから問題というより、真犯人を取り逃がすから問題です。
109193:2011/04/07(木) 00:04:54.56 ID:p760TYR9
私も、現在時間が無いので短め手短に。

>つまり、松井博士の旧軍経歴のほうへ捜査が向いてしまっては、
>それを知る立場にあった人物(=共犯者?)の身が危なくなるわけですから。

>それとも、この共犯者の心理においては、
>「松井氏の軍歴方面へ捜査が及んでも<自分のところ>までには来ない」
>という目論見があった、という想定をされているのでしょうか。

この件は前スレで、松井名刺は捜査攪乱のために遺したのではないかと
最初に書いたときに付記したのですが(最近、想定話法のレスが多いですね)、
平沢周辺にいたと思われる人物(歯科医N?)が卒業名簿に載っていないのは
単なる掲載漏れと解釈可能であり、旧軍は降伏が決まった時に進駐軍が来る前に
軍関係の書類を焼却処分にしており、Nが特務機関員だったという証拠は残って
いないので、捜査が自分に及ぶとは考えなかったという解釈を、私はしています。

追記すると、Nは事実として特務機関員ではないが、従軍歯科医として戦地を
回るうちに、731等の特務機関員の派遣先にも巡回し、そこで特務機関員と
面識を得たり、青酸化合物を捕虜へ投与する人体実験の知識や手口等を知る機
会を持ったのではないかとも考えています。
特務機関員が部外者に秘密実験の事をもらすとは考えにくいので、無理かもしれ
ませんが、戦後になってからですが731の所業は明らかになってきているので、
戦中に全くの情報漏れが無かったとも言い切れないと思います。

110193:2011/04/07(木) 00:20:43.92 ID:p760TYR9
>「松井名刺→旧軍(731)」という方向と
>「松井名刺→平沢(含めた名刺交換者)」という方向、
>この2つのうちどちらが捜査として正当なのかという問題があります。
>これ、私はあんまり変わらないのでは?と思います。

仰る通り、どちらもあまり変わりません。
私が比較したいのは、それら2つではなく下記の2つです。

@犯人が荏原で松井名刺を使用した場合→旧軍(731)という方向
A犯人が荏原で偽名刺を使用した場合→その他の方向
111193:2011/04/07(木) 01:25:09.66 ID:p760TYR9
修正

仰る通り、どちらもあまり変わりません。
私が比較したいのは、それら2つではなく下記の2つです。

@犯人が荏原で松井名刺を使用した場合→旧軍(731)及び名刺交換者という方向
A犯人が荏原で偽名刺を使用した場合→その他の方向

112サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/08(金) 02:20:03.99 ID:???
>>102
> 2,3度ほどえらい目に遭いました。

……ごめんなさい。つい笑っちゃいました。
まあ、ソースの提示は大事ですが、
たしかに、まあもう少しフランクな議論でもいいかと思います。
引き続きよろしくお願い致します。
それとメールありがとうございました。
113サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/08(金) 02:45:58.98 ID:???
包装紙さん。すこし前の書き込みになりますが、教えてください。

>>71 で整理して頂いた5つのケース。
これは本当に分かりやすく今後本件を語るうえで土台となりうるものですが、
ひとつ、教えて頂きたいのは3のケースにおいて包装紙さんが
単独より複数犯(3b)が有力だとされた以下の理由です。

>理由は東北大病院。これが偶然でなければ、いかなる場合=1から5すべての場合で、
>単独犯は成立しない。なので、この場合は731部隊の下級者、周辺者の共謀が考えられる。

このようにおっしゃられているのは、
「東北大病院に現れた男」が「銀行に現れた男(たち)」と
人相と一致しないとご判断されているからですか?
114^^サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/08(金) 03:30:32.26 ID:???
厳密な論証は抜きにしてここ直近の話題について、
私なりの暫定的な考えを書きます。

■神社から出てきた瓶
これは検事側も言ってることですが、
そもそも「椎名町の事件」の4証人のうち3人が、第一薬の容器を「無色の瓶」と言っています。
検事側は照明が暗かったから「薄茶を無色とみる可能性もありうる」というのが精一杯で、
最後は「(証拠としては)確実性は割引して考えねばならない」と断ってるくらいです。
少なくともこの瓶に関しては、
「椎名町の事件」の平沢クロ説の論拠して採用するのは苦しいと思います。

ただ、荏原事件においては
第一薬を茶褐色の瓶だとする証言は多かったとのことですから、
そこでは平沢の自白と一致し、
かつその限りにおいては科学捜査様の「オキシフル仮説」は有力です。
115サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/08(金) 03:38:50.11 ID:???
■平沢<完全>無実説
>>103
これは私もいつも念頭においています。
もしかしたら……と思うことはいまでもある。
ただ、さまざまな状況証拠を考えるとやはり難しいと思わざる得ない。

・背格好、年齢、人相、土地勘、口調などが似ていたこと。
・カネに困っていたこと(しかもその困り具合が事件の経過と一致していること)
・事件発生後に得たカネの出所、使い道が不明
・未遂事件においてもアリバイが弱すぎること
・さまざまな事後工作の痕があること(偽名での口座、擬装の電報など)

椎名町の事件を除いても荏原、中井、銀座(名刺作成)と3つの現場、
これらは最後まで有力な不在証明を成し得なかった。
平沢氏はなんだかんだいってそれなりに有名な画家であり、
一般人よりパブリックな活動をしているにも関わらず、
アリバイ証言者が身内の人ばかり。これがつらい。

ただ、世の中に「絶対はない」という意味において、
もしかしたら、まったく無関係だったという可能性は残したいです。
116サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/04/08(金) 04:35:10.25 ID:???
■松井名刺、731部隊へのミスリード説

>>109-111
193様の主張については理解しました。
なるほど、可能性レベルではそれがありうることは否定できません。

ただ、これはどこまで言っても犯人心理の問題ですので、
究極的には誰も分からない領域における議論だと思います。
各人、事件の批評をする人のもつスタンスによりけりだと思います。

ちなみに私のスタンスとしては、
犯罪、特にカネ目的で殺人行為を敢行する人は
おしなべて「浅はか」で「場当たり」的だとみなしてます(犯罪者自身の心理は別として)。
だから、帝銀事件における松井名刺の考察に関しても、
私は、世の人がいうような「ホンモノの名刺を使う大胆さ」という問題設定に不感症です。
それ自体、深読みではなかろうかと思います。

むしろ、私が思うのは、犯人はよくたった一枚の名刺だけをもって
荏原支店に赴き、あのような事件を起こそうとしたという事実に着目します。
ちなみに、中井事件で犯人は2枚名刺を使ってますが、
このときはたまたま偽造名刺を複数刷っていたので事なきを得ました。
荏原においても「名刺を切らしてまして……」的なゴマカシはは可能だとしても
やはり大胆であることは否めない。
そして、私はこの「大胆」の意味を犯人の作為の裏返しだとするよりも、
ただ単に「浅はか」だと考えるほうが妥当な気がしております。
これは平沢氏が犯人でなくても、さらに、氏のコルサコフ云々という仮説を示さずとも、
そもそも犯罪者はその程度の「浅はか」な人間がやるものだ……いうことでも説明可能だと思っています。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/09(土) 02:59:54.84 ID:???
>>116
>犯罪、特にカネ目的で殺人行為を敢行する人は
>おしなべて「浅はか」で「場当たり」的だとみなしてます
殺人というのはやはりリスキーであり、知能犯ほど計画に組み込まない
ということでしょうか。

個人的に最近考えるのは、この犯罪をどのようにして着想したのかです。
銀行=大金という金銭がある場所からなのか、毒殺を起点にしたかもしれない。
ただ確実と思われるのは、荏原と帝銀は似ているようで細部は若干違う。
それは荏原の時点で想定できなかった項目があるということだと思います。
サトーハチロー様が書いた名刺の枚数の件もそうですね。
不意の事態に備えて名刺は複数枚持っていてしかるべきでした。
松井名刺を元に複製すればいい。
中井では集団赤痢が発生したと調べられたがその事実はなかった。
警察の対応が的確であれば追求された恐れもある。少なくとも都職員を
騙っていたことは判明したはずでしょうし、そうなれば以後の犯行はできなかった。
中井の前には近くの会社寮に消毒に来た人物がいたが、これは調べられた際に
その場をごまかすための事前工作にとれ荏原の反省からの行動でしょう。
荏原で計画を試してみたものの、いろいろ改善点が見つかった訳ですが
事前にシュミレーションすれば気がつくような内容かもしれません。
毒物についても荏原で使ってみたら効かなかったのですから計画として
やっぱりずさんかもしれません。
ともあれ、それまでの平沢氏の手口から、帝銀事件へは内容的に飛躍が大きくなぜ詐欺から大量殺人に飛躍したのか、そこに歯科医がからんだような印象は持ちます。

118103:2011/04/09(土) 04:26:39.59 ID:???
Hosoさん、Satoさん、レス有難うございます。
検事聴取を読んでると、帝銀は絵空事感が強い気がしてしょうがない。

ところで聴取中に仲居の支店長が平沢で間違いないと検事に耳打ちした
とあって、そこから自供が始まったと思うんです。
(ここはぐりぐりとマークしましたw)
こういう時に証人をどんどん部屋に入れるというのは普通ですか
119名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/12(火) 23:18:24.83 ID:???
自分は「平沢アテ馬説」が真相に近いと思っているが、この説のポイントは
平沢が犯行計画にどこまで関与していて、真相をどれほど知っていたか、
にあると思う。

平沢の周りには素性が知れない良からぬ者たちが複数いて、平沢は彼らと
組んで金融詐欺を実行していた。
この中の誰かが、戦中日本軍が大陸でやっていたという毒薬実験のことを
知り、この手法で銀行強盗を企てた、という可能性は少なからずあると思う。

平沢が日水会の同士である歯科医Nと知己の間柄で、彼が元中野学校出身
という経歴まで知っていたとするならば、Nを「悪い仲間たち」に紹介したのは
他ならぬ平沢自身かもしれない。
となると、平沢自身が犯行計画に深く関わっている「共同正犯」であり、これを
話せば死刑台直行は確実であるだけに、口が裂けても言えなかったのだろう。

平沢は共犯であり、「予行演習」だった二件の未遂事件の実行者だったのと、
仲間から事件後にカネを受け取っているだけに、これらが死刑判決を受けるに
十分な罪状であるという認識はあったはず。

だが、もともと気が強くもない平沢は検事のきつい取調べに耐えられず、自殺
未遂を起こした上、検事の誘導によって単独犯行の自供調書を取られてしまう。
帝銀本番を実際にはやっていないので、矛盾する自供になってしまったのは
当然として、平沢の本質を知る家族には彼が共犯者のことを話さないことで、
見放されてしまう。
「平沢には嘘が多くて救いようがない」と正木弁護士らが嘆いて離脱したのも、
平沢の「嘘」が、彼自身の身を守るためのものであるとを察したからだろう。

平沢が拘置所の中で天寿を全うできたのは、妻にも「仲間」の存在を隠し通した
ことにあると思う。
平沢と「仲間」を結ぶキーパーソンは平沢の愛人Kだったはず。
愛人Kを介しての仲間だっただけに、平沢は仲間の存在を最初から家族には
秘密にしていたことが、結果的に彼の命を救うことになった。

仲間の一人でも、妻がその顔と実名を知ってさえいれば、事件は早期に解決
していたかもしれない。
120包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/14(木) 23:18:30.23 ID:???
>>114
>■神社から出てきた瓶
>最後は(検事が)「(証拠としては)確実性は割引して考えねばならない」と断ってるくらいです。
そうなんですね。しかし、そんなに謙遜しなくても(検事がです)、確実性はある筈なんです。
確実性がないというからには次の偶然がなければいけない。つまり、平沢氏が口からでまかせ
で神社のどこそこに瓶を(オキシフルでも何でもいい、そんな事はこの際関係ない)捨てた
といい、探してみたら本当にあったという偶然です。ないでしょう?そんな事は。ということは、
恥ずかしいから最後まで言いません。恥ずかしいから科学捜査さんには再三この話は関係ない
からやめましょうと言ったのです。私はここで検察を責めたい、法廷論を展開したい、のでは
ないのです。真相論として、平沢氏か椎名町帝銀について秘密の暴露と言えるものは、本当に
見事なまでにないということなんです。
121包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/14(木) 23:39:05.88 ID:???
>>113
そうです。他の方も書かれていましたが詐欺事件では平沢を見て、この人です、と言っている
のですね。この東北大学の証人は人相書きの時点から違うというわけですから。

>>116
仰る通りですね。賢い犯罪者、特に強行犯、は居ません。
完全犯罪などなくてあるのは不完全な捜査なんだと思います。経済事犯は言うに
及ばず人が亡くなっていても(自然死、事故死、自殺ではないのに)事件化されない事も多い。
犯人を買い被ってはいけないということですね。帝銀事件単独犯説は、平沢氏をもの凄く
買いかぶりなおかつ有り得ないと言って良い偶然、しかもその連鎖がないとと成立しません。
東北大学=偶然、帝銀証人、いや接触者は全員思い違い(第1印象)、1月26日の超人的な
活躍、GHQ人名はあてっずぽうで大当たり、薬は耳かきいっぱい、梅干大という感覚で致死量
すれすれの離れ業、E軍曹は積極的な嘘つき、特務機関と同じような薬の飲ませ方を自力で発案
M証人はその日に限って3時10分までに仕事を終えられなかったなどなど。
122名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 00:15:27.14 ID:tWrLhMS4
佐伯説は非常に興味深いが、平沢がアテ馬にされるため能口を上野駅で
見送り、相田宅前に止まっている進駐軍のジープを見に行った、というくだりが
どうもすっきりしない。
平沢は一体どういう口実で「ジープを見に行け」と言われたのか?

米軍の四駆を見て喜ぶ子供ではあるまいし、平沢にはその時間その場所に
立ち寄り、ジープを目視してそのジープが帝銀出入口前の道路通って走り去る
のを見届けるための、明確な理由が絶対にあったはず。
佐伯本では、この点がまったく不明瞭なところに物足りなさを感じる。

平沢が能口のアリバイ作成に協力し、毒殺現場付近までやって来て進駐軍の
ジープを確認し、走り去るところまで確認したのが本当なら、やはり彼は凶悪な
毒殺強盗事件の共同正犯であり、二件の未遂事件をやったのが平沢なら、
どう考えても彼の無罪はありえない。

「救う会」に協力しなかった平沢の肉親は、彼が共犯者だったことを知っていた
のではなかろうか?
123名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 02:06:47.04 ID:???
容疑者の似顔絵、いつ見ても久米宏にソックリに見えちゃう
犯人が久米でないことは確かだけどね(事件の発生年月日から)
124包装 ◆qufviFGCQ6 :2011/04/16(土) 22:12:21.84 ID:???
>>118
証人を取り調べ室に入れるのは異常でも不法でもないが、普通ではない。
しかし、帝銀の場合「執拗に」にやってます。既に始めの面通しはすんでいるわけですから。
被疑者として取り調べられ、詐欺事件では前科一犯がつくのが確実な平沢氏を見せ、
証人に少なくとも「似ている」と言わせる効果、ある種の公判対策、を狙ったのでしょう。
これはさらっと読んでも分かる事ですが、もう一つもっと重要な目的があったと私は思うのです。
それは、平沢の自供をキックオフさせることです。

平沢氏は9月20日位からぐらぐらしてきます。でも、面通しで誰も自分が犯人だといわないしなあ、
みたいな事を言う(26回)。義弟を呼んでくれれば本当の事を言い張り、
検事がその要求をのんで義弟を立ち会わせると(9月22日)、
例の「竜ちゃん、(私は)帝銀の事に関しては天地神明に誓って犯人じゃありませぬ」
と言ってドアに頭を打ち付けた。業を煮やした検事が次の日にした事は次の通りです。
125包装 ◆qufviFGCQ6 :2011/04/16(土) 22:42:07.19 ID:???
立ち合わせた証人(中井)に取り調べ中に平沢氏のすぐそばで「間違いありません」
と聞こえよがしに耳打ちさせたのです(第33回、9月23日)。これは禁じ手でしょう。
前日の「正直に話します」と言っておきながらの、無実宣言、自殺未遂で
業を煮やし、このままでは起訴できないと検事は焦ったはずです。当然です。
物証がないのだから、自供がなければ起訴できない。そしてここから平沢氏の
自供なるものが始まるとされてます。しかし、薬は(希)塩酸だったり、
飲ませ方はメチャクチャだったりします。この体裁を整えるために60〜62回の東拘での
(恐らくは)偽造調書が作られた。問題外です。

これまた法廷論を言いたいのではない、真相論として、平沢氏の自供はあてにならないと
考えなければならないということです。当てにはならないけれども、ヒントにはなる。
@金の使い道を言えなかった。(絵の仲間に分けてやった、でも<その人達の為に>名前は言えない。
A薬の飲ませ方。荏原が自然で椎名町帝銀が不自然。
B椎名町帝銀が他人毎のような自然な供述。
C共犯者の存在を匂わせる《大事な方》という発言。
126包装 ◆qufviFGCQ6 :2011/04/16(土) 23:11:50.10 ID:???
@については以前書いたので省略します。

A平沢氏はこう言います。荏原:自分の分だけは水の瓶(第2薬)からそっと
スポイトに吸って置こうとしたが、荏原では支店長(達)の目があったので
、そうできず、仕方ないのでなにも入れず、のんだ振りをした。
椎名町帝銀:(科学捜査さんもこれに同意されているようです)支店長代理が立ち上がって
「皆さん今聞いた通りですから集まってください」と言っている間に、
(素早く)床に置いてあった(第2薬)の水の(コルクの)栓を抜き、
水をスポイトに吸い取り、ゴムを押さないようにして手で隠してもち、
手前に引き寄せてあった自分の茶碗にそれ(水)を注いで飲んだ。

さて、実際にやってみてください。「皆さん今聞いた通りですから集まってください」
と言っている間、こんな短い間に下にあった瓶を取り上げ、コルクの栓を抜き、
スポイトで吸い取る、こんな早業ができますか?二人の会話が聞こえる位に近くに沢山人が入るのに。
支店長代理は後ろを向いて言ったのでしょうかね。言ったかもしれません。
しかし、人間の習性として前後に人が居る場合(小使いさん達は作業中の行員さん達と
反対側に居た可能性が強い)、後ろを向いて言ったら、今度は前を向いて着席するものです。
犯人と相対することになる。コルクの栓
(こぼれてはまずいからしっかり栓をしてあったはず。中和剤という触れ込みなのだから。
あ、こぼれた、水くださいというわけにはいかない。ましてや、原判決や科学捜査さんが言うように、
池袋から椎名町まで突進?してきた平沢氏ならなおさら栓はしっかりしなくては。
私は犯人は銀行に入る前に十分な時間を取って薬の状態を確認した、
あるいは予め水をスポイトに入れておいたと推測しますが)
をポンと抜き、スポイトで、もう十分でしょう、無理だと思います。
127包装 ◆qufviFGCQ6 :2011/04/16(土) 23:16:34.11 ID:???
平沢氏は荏原では打ち合わせ(あるいは教えてもらった)どおりにできなかった。
では椎名町帝銀では(大事な方は)どうやったのだろうと考えあぐねたのかもしれない。
あるいはA刑事の発案かもしれません。いずれにしてもできない。
帝銀実行者は荏原の話を聞いてもう少し知恵を絞ったのではないでしょうか。予め入れておくとか。
荏原では自分の机で飲んだ人が多かった。空のスポイトから薬を注ぐ振りも
まだやりやすかった。だから気づかれなかった。飲む(ふりをした)時も
気づかれなかった。しかし、帝銀では犯人はきっちり飲んだと証人は証言している。

BとCについてはまた今度。ここは検事聴取書で一番興味深い所だと思います。
128包装@3928:2011/04/23(土) 12:30:58.31 ID:???
B椎名町帝銀が他人毎のような自然な供述。
 和多田氏も注に書いていますが、自供中に新聞の写真を見てギクリとしなかったかと訊かれ、
ギクリとしましたと答えています。実際に見たのであればギクリも何もない。
検事は例えばこういう発言を期待した筈です。「ああ、この倒れているお手伝いさんは、
お茶碗を運んでくれた人だったんです。こんな事をして申し訳ない」とか。これは秘密の暴露です。
でもそんな事は言わず、はい、ギクリとしましただけ。

お染(検察は架空と判断したらしい)という芸者に心を惹かれ、
お金が入ったらこの女性と遊びに行こうと思っていたが、
「帝銀事件があんなことになってしまって」、そんな気はなくなり、
伊豆に逃避行に行った。あんなこと、と全くの他人事です。
私は和多田氏達の言う未遂は塩酸プロカイン説を完全には捨て切れません。
129包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 12:37:52.60 ID:???
すいません、名前の欄を入れ間違えました。
一方の中井に関してはは、高田馬場から来ていた支店長は薬を飲まないのでは
ないかと思い、薬を無理強いしなかった、これは刑事は中々考え付かない。
取り方によっては秘密の暴露です。

C共犯者が居た事を思わせる発言:
 先ず第30回、9月22日の調書に2回出てきます。
(20分間黙して語らずだった後の発言)
「只今考えていたのも林の事を答えるためではなく、その方の事をどうしたらよいのか考えていたのです」
(略)「大事な方の事を私に言わせて頂きたいのです」

130包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 12:43:28.56 ID:???
実は私がまだこの事件の初心者?だった頃(共犯説に完全に辿りついていなかった時)、
これをざっと読んで、初めは、あろうことか、この「その方の事」、「大事な方の事」というのを、
「林の事よりもっと大事な事」というような理解で、つまり、「方」を「かた」と読まずに
「ほう」と心の中で読んでいました。しかし、2回でてきて、特に「その方の事」は、
そういう意味「もっと大事なほうの事」ならば、「もっと大事な事(の方)を」と言うはず、
検察事務官が、そういうニュアンスで平沢氏が言ったのならその意を汲んで、
そう書き記すはずです。だから、やはりこれは「そのかた(人)の事」、
「(もっと)大事(重要)なかた(人)の事」という意味だった筈です。
131包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 12:48:34.43 ID:???
そして私が次に考えたのは(まだ共犯説ではなくて)、もっと大事な方、
というのはお金を呉れたもっと大事な(名誉を守らなくてはいけない)方、
という意味かなと思ったのです。しかし、それだと、そのすぐ後の、
「どうか帝銀の犯人として合わせてください」というのと矛盾してしまう。
暫く経ってからの発言なら、また辻褄の合わない事を言ってと一笑に付す事が
できますが、すぐ次のセンテンスですから、これもおかしい。
132包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 12:54:20.21 ID:???
しかし、です。もっとよく考えてみると、私が辿りついた結論=未遂は平沢氏、
帝銀は別人、そして金の大半は平沢氏に渡ったという結論、からしてみると
どちらも同じなのです。つまり、共犯者=お金を呉れた人、ということです。
つまり、推(のぎへん)熊、清水、など金を呉れた人は別に居たから
自分は関係ないという事ではなくて、金を呉れた人が他に居た、それが帝銀の実行犯、
ということになるから、同じなのですね、
「もっと大事な方」をお金を呉れた人ととっても、共犯者ととっても。
133包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 12:56:37.45 ID:???
次はもっとロングストーリーでかつ決定的に共犯者が居た事を、
意識的か、意図しないでかはともかく、平沢氏が匂わせている調書があります。

上記の発言の翌日(この間に自殺未遂を挟みますが)、23日の供述全体がそうです。
この日の供述を初めて読んだ時は、まったくどうしようもない嘘つきだなと失笑しましたが、
今読むと背筋がちょっと寒くなります。この日、平沢氏が言った事をまとめるとこうです。
「帝銀は自分がやった、でも青酸も、腕章も持ってないから、こまったなあ。
薬は一つで塩酸、皆自分の席で突っ伏した、靴は履いたままだった。板橋?自分じゃないすよ。
荏原?中井?場所もしりませんなあ」
134包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 12:58:47.37 ID:???
私は>>71で5つのケースを書き、次の>>72で5つで全てのケースがカバーされる、
と大見得を切ったのですが、ところがどっこい平沢氏はその上を行きます(笑)

つまり、6.椎名町帝銀は自分(平沢氏)他の未遂は別人、と。
これを支持する人は、このスレッドの方は言うに及ばず、
この事件に係わった全ての捜査陣、法曹人、著述家はいないでしょう。
3件の事件は同一犯(或いはグループ)というのはほぼ異論を差し挟む余地がないから、
当然この供述は平沢氏が共犯者(実行者が複数)居たという事を言った事になる。
そして、この日が初めての具体的な供述です。実行者の順番を替えてしまったようですが。
135包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 13:01:36.05 ID:???
『椎名町帝銀は俺がやったとそんなにいうならそれでいいよ、
でも何にも知らないよ現場の事は。その代わり、未遂は俺じゃないっ
てことで宜しく。(こっちは知ってるけどね、、ほんとは。
中井の行員が自分=平沢氏で間違いないと言った時は正直参ったよ。
もう逃げられないかもなと半ば観念したよ)。
まだ、分からないかなあ、この検事は。共犯者が居て、
別人がやるってことだって可能性としては考えるべきだし、
それでしか説明がつかない事が多すぎるだろ。
そんなことじゃあ、有罪判決が取れないかもしれない、
取れても執行できるかなあ。だからヒントを上げてるのに。』
136包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 13:03:37.85 ID:???
とそこまで平沢氏は考えなかったでしょうが。私にはそう思えてしまう。
だって、最低でも、このように供述されたら、じゃあ、未遂は誰がやったんだ!?
と問い詰めるのが普通でしょう。恐らくT検事は、取り合えず椎名町帝銀は自分がやったと
やっと言ってくれた事で一先ず安堵し、それ以外のメチャクチャさは今に始まった事ではなし、
これからA刑事とのリハーサルも含め詰めて行こう、それより、報道に平沢の自供がやっととれた、
と言って、今までの汚名(板橋での取り逃がし、人権問題など)を挽回しなくては、
と思ったのでしょう。しかし、初めての具体的な自供がこんなはちゃめちゃ
かつ意味深であった事を知っていた報道陣は誰もいなかったでしょうね。この時点では。
137包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/04/23(土) 13:05:44.99 ID:???
この組み合わせを取り替えた自供は、平沢氏には何の得にもなりません。
それが受け入れられたら執行一直線です。どうせ死刑だと自暴自棄になり
かつヒロイックになる、犯罪者には割りとよくあることなのです。
チンケな失敗だった未遂じゃなくて、世紀の大事件、椎名町帝銀は俺がやったんだぜ、と。

長々と失礼しました。(一度の書き込み量が制限されていますね)
138113 とか 118:2011/04/26(火) 01:37:53.89 ID:L2T1Hlta
放送さん 遅ればせながらレスありがとうございました

そうかあ 支店長@高田馬場がいたからやめたというのは
かなり突っ込んだ、本人じゃないと云えない事かもですね
下げで行くと云ったものの沈み過ぎてるから上げときます
139名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/27(水) 14:41:19.40 ID:bvIbBPQo
難易度Normalでアザゼルをガーレで倒せるまでのドキュメンタリー。(http://nicoviewer.info/sm14172152

【単発実況】Xbox360 キャサリン体験版【その5】
http://nicoviewer.info/sm13586265

亜美 見えそうで見えない、少し見える下乳
http://nicoviewer.info/sm14263214
140113 とか 118:2011/04/29(金) 07:23:12.90 ID:q3zKh8U9
放送さん

説の通り検事聴取で帝銀現場の秘密の暴露が全くなかったとします
でもそれイコール平沢が犯人ではないという事にはならないのでは?
平沢が後で否認するために惚けていたという事はないでしょうか




あるいは
141113 とか 118:2011/04/29(金) 07:40:38.75 ID:q3zKh8U9
全部平沢ではないか
のどちらかのほうがすっきりする
薬、金、名刺(山口)の受け渡しの問題があると思うので
142名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/30(土) 22:39:28.54 ID:???
まぁ、あんたはすっきりしても真実はひとつしかないわけで。
143サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/04(水) 22:59:07.44 ID:???
193様がアクセス規制により本スレに書き込みできないとのことで、
私のほうへ代理投稿を依頼されました(メールを頂きました)。

というわけで、以下、193様の投稿です。
--------------------------------------------
包装紙さん

規制でしばらくこれませんでした。
包装紙さんは、以前、

@「平沢は無罪です。平沢のアリバイと検察の違法証拠収集に
より。(要約大意)」
と述べられていましたが、逆に、
A「歯科医Nが立件、起訴、有罪確定したら、平沢は共同正犯
で死刑です(要約大意)」
とも述べられています。

過去の平沢の公判では正しくは@となる意味でしょうけど、
仮に裁判官が@の判決を出したと共に、
Aの前半の方向への歯科医Nの容疑が認められるなら
差し戻して、再捜査を命じたかという事の可能性について
どう思われますでしょうか?

栃木のDNA鑑定の結果による元犯人の釈放とか、
アメリカ映画で裁判官が公判中に検事と弁護士を手元に呼んで、
「これは検察の証拠改ざんだ。無罪にする。」
と内々に検事を恫喝してるのを見たことがありますが、
差し戻し、再審はあまり聞かないです。
--------------------------------------------
144包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/07(土) 08:00:40.99 ID:???
検事聴取書を最近買われたという方がいたり(>>140さんでしたか?)
この事件は妙に人を惹きつけます。大体検事調書が650頁の一般書となって
刊行され60年過ぎてもそれを買う方がいる。

実は帝銀に関しても一つだけ秘密の暴露に近い発言を平沢氏がしているところ
があります。しかし、帝銀の特異性から言って、秘密の暴露があっても平沢氏
実行とは言えなかったりと。まとめてどこかUploaderに上げます。193さんへの回答も含めて。
ちょっとここでは収まりきらないので。
145包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/07(土) 08:23:02.69 ID:???
今の法曹界ができることは、物証(松井、山口名刺)のDNA鑑定請求でしょう。
私は平沢氏と一致するのではないかと思っています。これで平沢氏無関係の可能性が先ず消える。

そしてここからは法曹界ではなく、市井の人が出来ること(しかできないこと)。
歯科医が軍役に着いている時の所属、或いは所属が不自然にわからないように
なっている事の確認。
私はこの二つで平沢氏と歯科医と確定判決前に不審死したロッジオーナーの共犯だったと
真相論としては(少なくとも自分としては)断じて良いと思ってます。
しかしこれが分からないのですね。佐伯、和多田氏達の調査には探偵(女性)が
噛んでました。もう亡くなられていますが。それでも分からなかった。
探偵の調査能力というのは(人によりますが)馬鹿にしたものではないのに。
どこかでこれが分からないかと思うのです。
146包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/07(土) 08:33:19.66 ID:???
昨晩検索で一番初めの頃のこのスレッドがヒットし、読んでみてやや驚きました。
歯科医実行犯説というのがまるで妄想扱いされているのですね。
私はかなりの確率でこの人が椎名町は実行したと考えています。

この歯科医は取り調べを受けています。取調べを受けた人
(一旦は疑われた人)を再度疑う事が妄想だという方が理不尽。
その人間が放免された条件(恐らくアリバイ)が消えれば、その人間が犯人である可能性はある。
歯科医は面通しを受けていない。少なくとも帝銀証人からは受けていない。
後年、非公式の面通しで一番似ていると言われた。こういう条件が揃っている
人間を疑う事が妄想と言って切って捨てるのは間違いだと思います。
147193:2011/05/07(土) 10:23:22.15 ID:7NK3UrHZ
包装紙さん、お帰りなさい。
私は過去スレで未遂で使用された名刺には、指紋を拭き取っても、その名刺の使用者の
油脂が浸透しているはずだから、名刺を再鑑定して指紋を確認すべきだと書いたのですが、
紙に鉛筆で書いた文字さえ消しゴムで跡形もなく消せるので指紋の痕跡は遺らないとか、
指に接着剤の被膜等を被せれば指紋は遺さないとかの反論があり、救う会の弁護士が
犯人の紛争をした写真を見ると犯人は手袋をしていて、手袋をしたまま名刺をだすという
可能性は低いけど、松井及び山口名刺の指紋の件が議論されないことからも、
犯人は手袋をしたまま名刺を差し出した可能性も否定できないかと名刺の指紋の件は
断念した経緯があります。

148193:2011/05/07(土) 10:39:56.37 ID:7NK3UrHZ
DNA鑑定が捜査の可能性として残されていましたね。

名刺のDNA鑑定は、仮に平沢のDNAが検出したら平沢の事件関与が確定して
しまうので、救う会の弁護士が同鑑定を求めなかった可能性もあるのではないか
と思っています。

救う会の主張は平沢の事件関与は全く無しなので、平沢は未遂に関与したが椎名町は違う
は通らないでしょうから。

149名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/07(土) 14:28:13.85 ID:B758mDEt
現代版:
 全身を放射線防護服に固めてガスマスクをした自衛隊員のような男が
銀行に入ってきて、近所で原発が爆発した。直ちにこのヨウ素剤を飲ま
ないと危険だといって、錠剤の入ったビンを取り出して、大人は一人2錠ずつ、
子供は1錠ずつを飲みなさいといって。。。。
150193:2011/05/07(土) 23:14:58.92 ID:63D+07Ep
銀行で犯人が名刺を差し出した時に手袋をしていたとしても、
松井名刺、山口名刺を受取ったり、家で名刺を触った時に手の
指紋が付いた事もあるはずだから、名刺の油脂を再鑑定する
べきだと思っていました。
151名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/09(月) 00:03:03.04 ID:???
名刺にほんの少しだけついた指紋の脂だけで
正確なDNA鑑定って可能なのかどうなのか?
152包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 08:29:23.41 ID:???
帝銀、山口名刺(中井)はともかくとして、松井名刺(荏原)は10月14日なので、
手袋は不自然。証人も手袋には言及しておらず素手でしょう。平沢氏の
未遂に関する供述は自然で、その中で焦って薬瓶は置いてきてしまったかもしれない、
よく覚えていないという供述があります。こんな間抜けな人が指を接着剤の皮膜で覆う
とは考えにくい。ただ、>>151さんの言う通り油脂から検査可能かどうかは怪しい
ですね。ただ、でてくるなら平沢氏のが(も)出てくると私は考えています。
153包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 08:32:39.24 ID:???
193さんの言う通り、私が再審弁護団だったら名刺のDNA鑑定は請求しません。得るもの
がないからです。つまり、平沢氏のが出てきたらそれでアウト、出てこなくても無罪の証明
にはならない。だから、これはむしろ検察が請求するものでしょう。こういう道筋しかない。
19回再審請求が認められる(棄却もせず、法で認められた再審請求を
こんな長期間野ざらしにするのは世界で例がない)、
検察がDNA鑑定を依頼する、平沢氏のものが出てくる。

私は、救う会の方には申し訳ないのですが、実はこの事件を調べ始めてから
平沢氏が全く無関係と思えた事が一度もないのです。この点では科学捜査さんと同じ。
しかし、不思議な事に椎名町帝銀は平沢氏の実行ではない(と考えざるを得ない)。
それでは何が起きたのかということなのです。だから、ここで平沢氏のDNAが出てくるのはむしろ有難い。
仮にDNA鑑定ができて、捜査陣、銀行関係者、松井氏以外にもう一つ誰のものとも判明しないものが出てきたら
(今となってはこういう特定は無理でしょうが、仮に、です)、私は行き詰ってしまう。
つまり、話はそこから(未遂は平沢氏)なのです。=そこまでは分かっている、推測どおりだ、
では椎名町はどうかという話です。平沢氏が無関係なら、歯科医も無関係である可能性が高い。
そうだと私はお手上げです。私はこの事件について考えるのを止めてしまうと思います。
考えるなんのとっかかりもないから。つまり、完全なお宮入りです。
154包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 08:37:34.17 ID:???
>>143
アメリカは毒樹の果実理論が絶対的ですから(例:OJシンプソン)、帝銀など真っ先に無罪というか、
平沢氏がI検事(達)を民事で告訴して勝つ。あの調書は偽造でしょう。例の一番初めのスレッドでも、
最近でも、平沢氏が拘置所で特別待遇を受けたのは、米国の云々という話が出てきますが、私はこれはむしろ、
拘置所(特に東京)の後ろめたさがあるからだと思っています。
東拘は調書を取ったと言われている日にI検事が来ていないと最初は弁護士に回答したにも関わらず、
来たか来ていないかはどちらとも言えない、記録にないという事も有り得ると後で回答を翻しています。

多少でも事情を知っている人なら、そんなアホな、としか言えない。
拘置所で面会者の記録がない?しかも検事の?馬鹿も休み休み言ってもらいたい。
これと例の神社の瓶は検察の触れられたくない過去でしょう。
拘置所員というのはただでさえ、拘置されている人、特に死刑囚に、シンパシーを感じる。
(例:小説宣告)ましてやこういう後ろめたさがあれば特に。
あの時平沢のじっちゃんには悪い事したという思いは綿々と受け継がれた筈。
だから平沢氏無罪の思いは拘置所内で広がり(Web Siteまで立ち上げた看守さんがいる)、
せめてもの罪滅ぼしにと特別待遇となった。米国の政権が代わり公文書が云々などという話が
拘置所まで伝わる筈もないので、こういう事情だったでしょう。
155包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 08:42:05.45 ID:???
話が逸れました。原審中に椎名町帝銀の平沢氏実行には
合理的な疑いを差し挟む余地があると裁判官が気づけば、
アメリカのように弁護、検察を呼んで無罪だというのではないにせよ、
訴因変更を検察に内々に促すことはできたでしょう。そして、共犯者の逃亡、
証拠隠滅を防ぐ為に休廷。(訴因変更の場合、被告人に準備期間を与える為に暫く休廷するのが普通)
しかし、何故か日本にはこの習慣があまりない。実質審議は2審までですが、最後の砦はやはり最高裁。
帝銀の2審は非常に早かった。しかし、上告審は十分な時間があった。

平沢氏の上告趣意書にも上記の違法証拠収集の訴えもあった(この時点では時効になっていない)
これを「ずっと以前の事だったから判断を与えない」といって退ける代わりに、
差し戻す事はできた。その代わり、違法情報収集は取り上げない。(
被告人はこれをもって、差し戻しを要求していたのだから、取り合えずは本望でしょう。
しつこいようですが、米国ならこれで無罪ですけれども、
こんな大事件がこんな恥ずかしい事で無罪判決になったら、裁判史に残る汚点)
この事件はとても上告審で自判できるような代物ではないから、差し戻し。
その時に、一言、椎名町帝銀が被告人の実行であると断定するには合理的な疑いが残るので、
共同正犯の可能性も含めて審議すべきと言い添えればいい。
そうすると実行者の証拠隠滅を促してしまうかもしれないので、慎重にすべきではありますが。
また、再審が行われる時も同じです。裁判官の検事への耳打ちというのがあってもいい。
米国ではよくあります。そして、裁判を休んで、平沢氏に共犯者について取り調べを行う。
「おまえは、自分は天野屋利兵衛だと何度も見得を切ってたが(確か4度言ってます)、
じゃあ大石倉之助は誰なんだ?」と。
156包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 08:48:37.87 ID:???
失礼、大石内蔵助でした。

私が考えるあるべき判決(帝銀の)は、いまなら(歯科医取り調べができないので)、
荏原:強盗殺人未遂有罪、中井:強盗殺人予備有罪、帝銀:実行者氏名不詳の強盗殺人共同正犯有罪ですが、
3番目は検察による訴因変更が前提です。ロス銃撃も一審途中で合法的に訴因変更がされていれば、
有罪判決でよかったかもしれない。訴因変更というのは、不要な無罪判決を出さない為のものでもあります。

ロス銃撃で、裁判官から訴因変更を促されれば、検察は、O実行犯では有罪が取れなさそうだという事が分かります。
だから、訴因変更を断る検察官というのは殆ど居ません。帝銀で言えば、荏原の未遂と中井の予備はいけるかもしれないが、
椎名町の強殺有罪は難しいぞと言われているに等しいから、検察は飲んだ筈です。
むしろ訴因変更で困るのは普通弁護人なんです。大丈夫、椎名町帝銀は証拠がない、
証人も違うといってる(ロス銃撃:銃撃実行犯がOだという立証はできる筈がない)、
だから無罪ですよ、というのが根底から狂う。だから、平沢氏は共犯者について言えなかった。
157包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 09:04:47.67 ID:???
>>140
>検事聴取で帝銀現場の秘密の暴露が全くなかったとします
>でもそれイコール平沢が犯人ではないという事にはならないのでは?

仰る通りです。しかし私が気になるのは偏りなんです。(未遂は暴露がある、帝銀は
ない)真っ赤(真逆の嘘)というのがあります。平沢氏は全く逆の事を言う、と
Nという平沢氏を居候させた人が言ってます。帝銀事件(総体)についての真逆
とは何でしょう?3件とも自分がやった?3件とも自分はやってない?
そうではなくて、未遂2件は知らないが椎名町帝銀は自分(平沢氏)がやったという
9月23日の供述、これではないでしょうか。これの真逆が私の推測です。
つまり未遂は平沢氏(天野屋利兵衛)、帝銀は共犯者(大石内蔵助)。
天野屋利兵衛とちょっと違うのが、大石内蔵助を庇うのが討ち入り後もずっと
だったことと、自己の保身にもなっていたこと。(私の推測です)
158包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/12(木) 09:41:32.21 ID:???
>>156に付言します。193さんが米国の例を出したので。
米国なら司法取引のCaseでしょうね。和多田氏は何度か、平沢氏は
真実を明かせば死刑を逃れた、無罪だったと書かれていますが、日本では
無罪にはならない。真実が私(和多田氏達も実態としては同じ)が思う通り
のものだったとして、それが明らかになったらです。私が弁護人で今持っている
材料があったら、最善は事件の全容を正直に述べたことで、罪一等を減じて
貰うようベストを尽くす、ことでしょう。(日本では)
日本では司法取引がない代わりにこれがある。
その場合被告人同士の利益相反があるので分離公判。

所で私の方から、サトーさん、193さん、その他詳しい方にお伺いしたいのですが、
帝銀の生き残りのA女史(M女史以外のもう一人の若い女性)の初期(事件翌日まで)の証言で
名刺の名前は「山口」だったというのがあったでしょうか。資料が散逸してしまって。
159193:2011/05/12(木) 23:13:33.75 ID:FanhSRvn
包装紙さん、お帰りなさい。
包装紙さんは裁判の記載になると水得た魚の様に筆が一層冴えて、読んでいて小気味が良いです。

>また、再審が行われる時も同じです。裁判官の検事への耳打ちというのがあってもいい。
>米国ではよくあります。

やはり米国では、そのような事があるのですね。

>私が弁護人で今持っている
>材料があったら、最善は事件の全容を正直に述べたことで、罪一等を減じて
>貰うようベストを尽くす、ことでしょう。(日本では)

オウムの医師が捜査に協力し死刑を免れた件が該当するのでしょう。

>名刺の名前は「山口」だったというのがあったでしょうか

Aさんがその名前の出処かは分かりませんが、名刺に加藤という名前は出ていました。
もう少し、調べてみます。
160名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/14(土) 04:17:07.31 ID:6tKTxCFG


これも関東連合の仕業に間違いないって


161包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/14(土) 07:04:54.56 ID:???
>>159 お忙しい所すいません。宜しくお願いします。

Famous Detectives(有名な刑事達)というレアな本(1967年米国)を本棚の
整理をしている時に見つけました。帝銀(居木井刑事)が載っています。
22頁位ですが。題名はGreat Teigin Mystery。その中で、事件当日、Y支店長代理を
病院で医者の制止を振り切って(この辺はドラマ仕立てが過ぎるかも)Horizaki
刑事(確か当時課長です。当日聴取書を残したのはT検事以外と別の刑事の名前になっている)

Y証人はこう言ってると。「彼は名刺を手渡し、名前は加藤だったと思う。
厚生省のものだと言った。(略)腕章には単語一つだけ”衛生(Sanitation)”とあった」

調書に残っているのは、名前は覚えていない、という証言なのですが。A証人は
犯人に名刺を最初に見せられている(渡されてはいないはず)。事件翌日には、
荏原、中井の事が明るみに出た。刑事から名前は松井或いは山口ではなかったか
と聞かれるはずなのですね。A証人は具合がよくなくて、聴取されたのは翌日でした。
(本の説明)
http://openlibrary.org/books/OL5540527M/Famous_detectives_true_stories_of_great_crime_detection
162包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/14(土) 07:16:21.33 ID:???
何が言いたいかというと、こういうことです。

平沢氏の自供中の供述では、薬も腕章も名刺も中井のものをそのまま使った
ことになっているのです。しかし、この加藤という名前、肩書きが中井に
残された物と違うのです。同氏の記憶違いかもしれません。しかし、椎名町の
場合、証言が(特に最初の)記憶違い(証人の不必要な嘘)でなければ、
とすると、ことごとく平沢氏以外の実行を指し示すのです。例:船舶会、娘婿、
エリー軍曹、加藤という証言、相田宅の井戸は見えなかった、ジープが去った
時間(医師の記憶)、そして勿論目撃証言etc。

エリー軍曹で思い出しました、もう一冊英文でこの事件にかかれた本に、
こちらは有名な「Flowring of The Bamboo」があります。ここの誰かも
読まれたという「Occupied City」というのは、この本の文学バージョン
だと思います。なので、731関与を疑うという意味で、大した新鮮味は
ないのですが、この著者はわざわざ日本に来て、森川さんのご子息と
池袋から現場まで歩いてます。そこでアメリカ人らしく、なんで椎名町駅を
使わないの?と合理的な質問をしたりしてます。

163包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/14(土) 07:42:37.40 ID:???
でこの著者はアメリカにいる強みで、エリー軍曹を探しています。
結局消息は分からなかった、私はどこかで飛行機事故で亡くなられたという
記事を読んだことがあります。平沢氏の3女(米国市民権取得)と静かに暮らし
ていたりしたらよいのですが。

それからこの本(のハードカバー)には非常にクリアな現場写真(ご遺体も)が載っています。
映画の一場面のような綺麗な顔立ちの男性行員。。男の子の写真などはもう本当に頭にきます。
この犯人が捕まらなかった(少なくとも罰せられなかった)
平沢氏の自供中の窓の傍の棚のような所にあった金、これはこの写真を見て
(見せられて)の発言と思えてならない。
164包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/14(土) 09:12:41.26 ID:???
失礼しました、Flowering of the Bambooでした。
http://www.amazon.com/Flowering-bamboo-William-Triplett/dp/0933149018

この物好きな米国人ジャーナリストの帝銀/相田宅周遊記:(これがこの本の白眉)
()内は救う会通訳。ここから相田宅まではどの位?(3ブロックです)/
ここから見えるのか?(歩かないと見えません)/待てよ、それじゃ意味ないだろ/
待ってって!もう3時20分だ。。ここから3ブロックなんだね?(ええ大体、でも
その後、左に曲がるんです)/それから?(その家はその曲がった所の次のブロック
の真ん中位です)/でそこから帝銀にはどうやっていくんだ(その家を過ぎて
また左に曲がるんです)/でまた3ブロック歩くの?(ハイ)/で、ここから
その相田宅は見えないと。。(ハイ)/で、今俺達がいる所から帝銀までは
30メーターしかないと。(通訳、頷く)/なんで平沢は見えない何か=相田宅
の為に7ブロックも回り道をしなきゃならないんだ!

前にも書きましたが、平沢氏が帝銀に現れたと思っている方は是非池袋から歩いて
みるべきです。平沢氏は来てませんよ。だから困るんです。この著者はこれで731に傾く。
で、誰も罰せられない。だから平沢氏が未遂をやっている事の確定が起点なんです。
これも違うならお手上げです。



165サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/14(土) 13:45:40.08 ID:???
>>164
そうですね。

私も相田宅ルートでぐるっと回ってみたことがあるのですが、
このウチがあった場所は結構、遠く感じました。
166193:2011/05/14(土) 19:26:41.25 ID:dRkN49MG
>包装紙さん

>帝銀、山口名刺(中井)はともかくとして、松井名刺(荏原)は10月14日なので、
>手袋は不自然。証人も手袋には言及しておらず素手でしょう

平沢が荏原の未遂犯だとするのなら、松井名刺を素手で行員に渡したら平沢の指紋が
名刺に付きますよね。
帰り際に犯人が松井名刺を自分に戻して、ハンカチ等で拭ってから再度名刺を
行員に、自分の指紋が付かないように素手では触れずにハンカチでつまんで渡
したとかの事実は無いですから。

とすると、松井名刺から平沢の指紋が検出されなかったのは、やはり素手に接着剤等
の被膜を被せておいたとかの事実があったのではないでしょうか・・

荏原では犯人は間抜けで大胆な常軌を逸した行動をとっていますが、手に被膜を被せる
とか、薬品を行員たちに怪しまれずに飲ます手順を習得するなどの準備作業は、他の頭
の切れる人物が未遂犯に教えて準備を手助けしたと思えるので、ミスター未遂の荏原での
間抜けぶりと、松井名刺に平沢の指紋が残らなかった事は分けて考えた方が良いと思い
ます。

或いは抜本的な事ですが、松井名刺に未遂犯の指紋は残されていて検出もされて
いるけど、それが誰のものかは分からないという、荏原の未遂犯は平沢ではなく
他の人物であるという事でも説明がついてしまいます。

以前、モンタージュの犯人の顔の傷は中井での目撃証言に由り、平沢の顔に
傷は無く、歯科医Nの顔には傷があるという、佐伯説とは矛盾してしまう事
を記述しましたが。

>包装氏さん
松井、山口名刺に平沢の指紋が残っていない事について、どう思われますか。
167名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/16(月) 05:00:47.45 ID:LGTeyI8i
私は犯人を知っています
168名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/16(月) 20:56:20.55 ID:???
  皆様はじめまして。

  私は20年来この事件に関心を持つ者です。

  真犯人達にとってこの事件は成功だったのでしょうか?

  生存者が出たことはどう受け止めたのか?

  外へ助けを求めて出た時は焦らなかったのでしょうか?

  知り得ない事ばかりですが、知りたいです。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/17(火) 05:38:36.94 ID:5ZcrD8Y4
石井
170包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/17(火) 07:33:56.17 ID:???
名刺の問題も語りだすと長くなります。この事件はそういう事が多い。
先に書いた、帝銀現場の秘密の暴露とちょっと見で思えるのも実は名刺
(の置き場所)がらみです。先ず、質問にお答えします。
名刺から平沢氏の指紋が検出されたなかった件については、3つの可能性があると考えます。

1. 指紋検出技術、現場保存に問題があった。特に松井名刺。
2. 指紋がつかないように犯人が心がけた。
3. 平沢氏が実行者ではなかった。(但しこれは必要条件ではあるが、
十分条件ではない)アリバイと同じ(或いは逆で、指紋が検出
されないこと即ち平沢氏無関係ではない)
171包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/17(火) 07:40:02.90 ID:???
松井名刺は住所を消したりなど指紋を(も)消す努力をしています。
時間も3ヶ月以上経っており、なおかつ沢山の人が触っているので
もしベタっとつけたとしても指紋検出(判明)は難しかったかもしれない。

山口名刺は新品でしょうから、消す必要はない。指紋がつかない
努力をすればよい。これは接着剤の皮膜という複雑(早すぎれば剥がれる、
直前だとべとつく、手元を見られる犯罪だったのでその不安もある)
あるいは手袋という不自然な、ことをしなくても簡単な方法はあります。

平沢氏の供述では上着のポケットから名刺を出し初めに
応対した確か男性に渡したとあります。背広の胸ポケットだとします。
それを右手の親指と人差し指の腹で名刺の左辺、右辺の淵をつまむというよりおさえて
(親指、人差し指で逆コの字を作りそれを90度左に倒した形にして名刺の淵を指の腹でおさえる)
取り出し、差し出す時は左手も使い、両手の親指、人差し指の腹で
名刺の左辺、右辺の淵を押さえてだせば不自然ではない。特に縦書き
名刺の場合はそうです。(帝銀事件は全て縦書き)一度やってみてください。
172包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/17(火) 07:47:55.15 ID:???
この事件の20年後に3億円事件というのがおきます。私はこの事件の
リアルタイムの記憶がうっすらとしかありませんが、入念な遺留品捜査
の事は覚えています。せめてこれと同じ程度の事が帝銀でもできていれば
と思うのです。特に中井の山口名刺の鑑定です。DNAだけではなく、
平沢氏宅から押収すた背広(上着)のポケットの生地、糸が名刺に付着して
いないか。上着のポケットから取り出したと供述しているわけですから、
それが出てきたら未遂は平沢氏で決まり。これはDNA鑑定とは違い、
当時でもできた筈ですが、そういう捜査をした形跡がない。
前述のFlowering of The Bambooなどの英語の本の方が詳しいですが、
当時は警察のパージが厳しく、捜査陣の経験不足、未熟さが酷かった時代です。

次回は、椎名町帝銀で名刺を置いた位置について、現場写真をアップ
してご説明します。ヒント:日めくりの一番上は1月26日ではなく、1月23日だった。
これであっと思う人は勘がいいを通り越して、職業を間違えています。
それか中毒です。私も他人様の事は言えませんが(笑)
173名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/19(木) 07:12:25.24 ID:???
アメリカからまたカキコします。
Flower of the bamboo amazon de Orderしました。
これは検事聴取よるぐんと安くていいw

日めくりがめくられていない・・・
それに平沢氏が気づかなかったから秘密の暴露はないとか
う〜〜ん 分からないんで中毒ではナイスw
174包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 08:04:14.26 ID:???
結論を先に言うと、日めくりがめくられていないから、11月25日の
平沢の<検事>に対する自供は<刑事>による誘導の可能性が高い。

椎名町帝銀の名刺(加藤?山口?、加藤だったらこれまた共犯者が匂う)は
犯人が回収している。9月25日の40回調書で、平沢氏はこう答えてます。

「(名刺は証拠になるといけないと思い)私が持ってかえりました。
メモになっている日めくりのうえに支店長(注:平沢氏は一貫して、
支店長代理ではなく支店長と言っているのですね=荏原、中井では
支店長が応対したことに注意)が置いたものを取って」と。

これは決定的です。A刑事のお墓を掘り返してでも聞きたい事があります。
「これは貴方の誘導(現場写真を見せて、オマエここにあった名刺
を取っただろうと平沢氏に言う)だったのですか。そうでなければ完全な
平沢氏による帝銀現場の秘密の暴露です。支店長代理に確かめれば、
もうこれでオシマイです。しかし、そういう話はその後の公判、
報道ででてこない。私は平沢氏には共犯者が居て、その共犯者が椎名
町帝銀は実行したと思っています。だから秘密の暴露とは言っても、
共犯者から平沢氏が聞いていたという事も有り得ると思っています。
しかし、こんな細部まで話を共犯者から聞くとは思わない。
だから刑事の誘導でなければこれは平沢氏による椎名町帝銀現場に関する
秘密の暴露です。初めて読んだ時は私はそう思った。
175包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 08:09:10.87 ID:???
私は平沢氏が事件に無関係と思えた事がない、と書きました。(刑事事件
捜査に関わる人は、弁護士も含め冤罪主張には基本的に冷たい。
だって、大半の被疑者が俺はやってない!と最初は言い張るのですから)
それどころか、当初は平沢氏が椎名町もやったと思って調書を読んだのです。
とくにここなどは、秘密の暴露ですから。ただ、今ではこれは誘導だったと考えています。
理由は二つ。@その後の検事、警察の動きの説明がつかない。平沢氏は9月27日に自供した、
と報道されています。私が刑事だったら、25日のこの供述が誘導でなければ、
すぐ部屋の外に出て、平沢が犯人だ、間違いない、と叫ぶはずです。
そういう意味では神社の瓶と同じ。
Aメモ代わりにしていた、という供述。これは詳しすぎる=出来すぎている。
ここまで平沢氏が言えるのは、実際に平沢氏が話している間に、
Yさんがメモをその日めくりに書いた時だけです。

しかし、メモはしていないのです。現場写真をアップローダーに上げました。
パスはtgです。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1654489.jpg.html
176包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 08:21:38.82 ID:???
よく見てください。日めくりの日付が事件のあった26日ではなく、23日です。
見る限りメモらしきものもない。メモを取るなら、その日、つまり26日までめくって書く筈です。
私は疑り深いですから、犯人がメモがあるページを持ち去った可能性も考えました。
しかし、持ち去るなら26日だけでいいので、一番上に来るのは25日であるべき
です。つまり、メモは取ってない。その日はメモする事がなかったのでしょう、
その前の週の金曜日からめくっていない。つまりメモは取らなかった。
ということは、刑事にY支店長代理が、普段メモ代わりにしている日めくりの上に
名刺を一旦置いたと記憶していると言い、刑事がそこから取っただろうと
平沢氏を問い詰めたとしか思えない。

次に当日の位置関係を図にします。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1654504.jpg.html
(パスワードは同じくtg)
向きが上記の現場写真と同じになるよう、活字とは反対にしてあります。
上が正面入り口です。
177包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 08:24:57.24 ID:???
M証人とY支店長代理の証言と写真は一致するので、私が書き入れた位置関係で
間違いないと思います。前述の写真の手前右側に犯人は座った筈です。
私が問題にしたいのは、平沢氏の第40回の以下の被害者が倒れていた場所の供述です。

「私の脇の所に斜めに一人倒れました」これはY支店長代理です。Y氏はこう供述しています。
「(井戸に行った後)これはいけないと、自分の席に帰りましたが、まもなく意識がわからなくなった」

支店長代理席には誰も倒れていないので、恐らくYさんは正確に自分の席に帰ろうとしたが、
<途中で>意識がわからなくなってしまって倒れた。では、どこに倒れたか?
平沢氏が言う「私の脇の所に斜めに倒れた」のです。犯人がもっとも
長く会話したのはYさんです。そのYさんが脇に倒れていたならば、一人倒れていたという表現はおかしい。

この供述は、私がアップロードした見取り図を見ながら平沢氏が供述した
(するように仕向けられた)のでしょう。妙に正確なのです。
それでいて、肝心な所(Yさんを単なる一人と勘定する)が違う。
刑事、検事も(リアルタイムで流して聞いていると)そこまで気がつかない程度の違いですが。
178包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 08:35:46.81 ID:???
不自然に正確な点の他の例を言います。以下平沢氏の供述です。
@「奥の方に行く席の所に3人」(この中に生き残ったA女史が居る)、
A「出る所に女が一人と男が二人でなかったかなあ」「女は居た」「とにかく出る時はよけて行った」。
この女性は亡くなられたAK女史だと思います。@は覗き込まないと3人かどうかはわかりません。

つまり、見取り図を見ている。Aはこの二人をよけないと通れないのは、見取り図を見ればわかる。
犯人の逃走経路は警察が絶対抑える所なので、平沢氏に確認を迫る、
しかし@は覗き込まないと見えない、つまり、見取り図を指差されながら、
こう言え、あるいはこうだったのだろうという供述なのです。
179193:2011/05/21(土) 09:03:50.86 ID:XQ/a3pu2
>しかし、持ち去るなら26日だけでいいので、一番上に来るのは25日であるべき
>です。つまり、メモは取ってない。その日はメモする事がなかったのでしょう、

相変わらずご明察な検証で、恐れ入ります。
ただ、仮に26日のメモだけ平沢が持ち去ったら、一番上に来るのは27日ですから、
25日というのは書き間違いでしょう。
180193:2011/05/21(土) 09:17:43.05 ID:XQ/a3pu2
>メモになっている日めくりのうえに

確かにこれは詳しすぎます。
普通に供述すれば、
「日めくりのうえに」
とか、或いは検察に譲ったとしても、
「メモに使う日めくりのうえに」
などに成るでしょう。

>メモになっている
というのは、「既に書き込みがされてメモになっている」という事実を指しますね。
しかし、メモには書き込みが無い。
181193:2011/05/21(土) 09:26:38.77 ID:XQ/a3pu2
私は名刺を置いた場所で確認できる日めくりの日付が26日ではなく、
23日であった事に平沢が気づいていないから、秘密の暴露がなされて
いない。平沢は26日に椎名町へ行っていない等かなと思っていました。

しかしこれだと包装紙さんのヒントのまんまなので、もっと詳細な検証
があるんだろうと期待していました。
182包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 09:49:13.75 ID:???
>>179
仰る通りです。27日が出ていないとおかしい。それから細かい話ですが、
私の>>171の書き込み中「逆コの字」は「コの字」の間違いです。
すいません。

私は>>129でこう書きました。
>一方の中井に関してはは、高田馬場から来ていた支店長は薬を飲まないのでは
>ないかと思い、薬を無理強いしなかった、これは刑事は中々考え付かない。
>取り方によっては秘密の暴露です。

その一方で、上記の帝銀の「メモになっている日めくりの上の名刺」という供述は
刑事の誘導だと書きました。
何が違うかというと犯人目線かどうかです。刑事が現場検証や証人から聞くのは
現場の状況だったり、目撃者目線(記憶)です。メモが書いてないのに、
「メモになっていた」というのは目撃者目線(記憶)。これを犯人が知るケースは
唯一つ、Y証人が犯人に、日めくりを指して、これは普段メモに使ってるんです、
と言った時だけです。そんなことは勿論言ってない。一方の中井に関する
証言は、犯人目線(不安)なんです。この未遂は事件化されていません。
だからそんな事が気になるのは犯人だけです。もう一つ細かい話ですが、
平沢氏は新宿だったか高田馬場だったかの支店長と言ってます。
こういう自然さがなんとも匂います。

183包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/21(土) 10:06:09.26 ID:???
それから>>178の@、これは現場写真を載せれば一発で分かるのですが、
被害者の方を思うと忍びないのでやめておきます。

まず、奥の方にいく席の所というのは見取り図でないとまず分からない。
それから犯人の逃走経路からして、一旦通り過ぎて振り返って
中を覗き込まないとわからない。

23日のデタラメ、あるいは真逆自供(椎名町は自分、中井、荏原は知らない)
から捜査陣は焦ったでしょう。拘留期限の問題があるから。(実は一件ずつ
やって、つまり詐欺、荏原の強殺未遂、中井の同予備と順にやっていく
という奥の手があったと思うんですが)そこで刑事が一気に「空気を
入れたのでしょう」。平沢氏は帝銀の現場については何も知らない、
少なくとも何一つ語っていません。現場も薬も金も。あれだけおしゃべりを
して一つも犯人目線で語らない、むしろ矛盾した事をいい続ける=「自分の
脇に一人」=見取り図を見ながらでしかいえない、というのは難しい。
184193:2011/05/21(土) 13:25:27.82 ID:EVcHTlgM
>>182

>「メモになっていた」というのは目撃者目線(記憶)。

正しくは、「メモになっている」ですね。

>「メモになっていた」
だと、既に書き込みがされてメモになっていたという意味にほぼなると思いますが、
「メモになっている」だと、卓上の日めくりを日付入りメモ用紙として使うのは
日常的な事なので、調書を取る時に、

平沢:「名刺はY支店長の机の上のメモ用紙の上に置いてあったのを取っていきました。」

刑事:(現場写真を平沢に見せて)「メモ用紙とは、この卓上の日めくりの事か」

平沢:「はい、そうです」

刑事:「Y支店長の机の上の、メモに使う事になっている日めくりの上に置いてあった名刺を取って行ったんだな」

平澤:「はい、そうです」

みたいなうやりとりを刑事が、
「メモになっている日めくりのうえに支店長が置いたものを取って」
という風にまとめて書いた可能性もあり得ると思います。





185193:2011/05/21(土) 13:32:25.49 ID:EVcHTlgM
ちょい修正

>>182

>「メモになっていた」というのは目撃者目線(記憶)。

正しくは、「メモになっている」ですね。

>「メモになっていた」
だと、既に書き込みがされてメモになっていたという意味にほぼなると思いますが、
「メモになっている」だと、卓上の日めくりを日付入りメモ用紙として使うのは
日常的な事なので、調書を取る時に、

平沢:「名刺はY支店長の机の上のメモ用紙の上に置いてあったものを取っていきました。」

刑事:(現場写真を平沢に見せて)「メモ用紙とは、この卓上の日めくりの事か」

平沢:「はい、そうです」

刑事:「名刺はY支店長の机の上の、メモに使う事になっている日めくりの上に支店長がおいたものを取って行ったんだな」

平澤:「はい、そうです」

みたいなうやりとりを刑事が、
「メモになっている日めくりのうえに支店長が置いたものを取って」
という風にまとめて書いた可能性もあり得ると思います。


186名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/21(土) 15:38:34.36 ID:???
 こんにちは。
  
 未遂を含めた一連の事件に平沢氏が関与している、と考えるのは分かりますが、

 なぜ単独犯ということにしなければならなかったのでしょうか?

 22年10月の荏原支店の未遂の後、11・12月に続けて4件の詐欺事件がありました。

 これらもすべて平沢氏の単独の犯行という事にされていますが、これだけの事件、
 
 仲間が居たと疑うのが普通ではないでしょうか?
187名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/22(日) 08:43:11.16 ID:???
 おはようございます。今朝は私の妄想を書きたいと思います。

 歯科医N氏がT検事の取り調べを受けた際、全部本当の事を話したとしたらどうでしょう?

 和多田・佐伯本ではN氏は重要参考人として聴取され、指紋も採取されたとありましたが

 あれだけの事件の重要参考人ならマスコミが騒ぐはず。現にもう一人の重要参考人こと
 
 Y氏は松井名刺が発見されるまでかなりの取調べを受けた、とあります。しかしN氏に関しては
 
 そのような形跡は見られない。ではただの参考人としての任意の聴取だったと考えましたが、

 それならなぜ担当検事が直々に?となります。私はN氏の父親が警視庁の刑事だった為、
 
 取調べは慎重に行われたのではないか、と思っています。そこで彼は得意気に語る,凶器の

 入手経路、相田宅の情報は誰に聞いたか、そして旧陸軍関係の仲間・・・・もちろん逮捕・起訴

 されないという自信は最初から持っていた。


 きっと突っ込み所満載の妄想ですが、一つの推理として読んで頂ければ幸いです。
188193:2011/05/22(日) 09:30:40.69 ID:ydAfEB2N
包装紙さん、申し訳ありません。

>>185

で書いた、


平沢:「名刺はY支店長の机の上のメモ用紙の上に置いてあったものを取っていきました。」

これ自体が詳しすぎてやはり駄目ですね。
平沢が椎名町で実際にY支店長代理が卓上日めくりの上に名刺を置いたのを回収したか、
平沢が別の椎名町実行犯から、Y支店長代理が卓上日めくりの上に名刺を置いたのを回収した
と聞いていなければなりませんが、その可能性は非常に低い。
故に包装紙さんが仰るように平沢が名刺を回収した供述は刑事の誘導になるという事になりますね。

失礼しました。
189193:2011/05/22(日) 09:44:34.57 ID:ydAfEB2N
しいて言えば椎名町事件後に、椎名町実行犯と落ち合った平沢が、

平沢:名刺が回収できて良かったな。相手が名刺をどこかへしまったりはしなかったか?
共犯者:卓上のメモ紙の上に名刺が置かれたままだったので、すぐに回収できたよ。

等のやりとりがあれば、

平沢:「名刺はY支店長の机の上のメモ用紙の上に置いてあったものを取っていきました。」

と繋げる事も可能でしょうけど。

190サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/23(月) 01:59:54.08 ID:???
うーーーん、包装紙さんの視点は本当に鋭いっすね……(笑)。

”日めくり”のこととかあんまり意識したことなかったです。
191サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/23(月) 02:24:15.85 ID:???
>>187
はじめまして、こんばんは。
ひじょうに興味深い投稿、ありがとうございます。
以下、私なりにコメントを付けさせて頂きます。

>  和多田・佐伯本ではN氏は重要参考人として聴取され、指紋も採取されたとありましたが

歯科医Nが指紋を採取された?! …… 初耳です。
私自身、和田/佐伯本を熟読してだいぶ経つので記憶が怪しいのですが、
よろしければ、その記述の箇所をご教授下さると幸いです。

>  あれだけの事件の重要参考人ならマスコミが騒ぐはず。現にもう一人の重要参考人こと
>  Y氏は松井名刺が発見されるまでかなりの取調べを受けた、とあります。

えっと……、このY氏というのは誰でしょうか?
名刺が見付かるまで釈放されなかったという重要容疑者は、
<M子柴>という人ではなかったでしょうか?
192173:2011/05/23(月) 03:19:31.51 ID:???
なるほどなるほどなるほど〜〜分かりました
23日がTopに来ててメモ取った形跡ないのに
メモにしてる日めくりていう証言は有得ないと
こんな昔の事件 一枚の写真でここまでわかる
現場百回とはこの事だ

奥に行くところに3人の死体というのは
〜Bamboo着きました。この写真のうち、2人倒れていて
一人の体がチョークで書いてある部分ですか?
奥に電気が見える、これが奥かな
193名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/23(月) 19:20:15.22 ID:???
 >>191

 はじめまして。先ず指紋の件ですが、佐伯氏の「疑惑α」のP178。N氏の指紋採取に

 失敗した江藤(斉藤?)記者が「実は指紋採取の事を、事件当時の朝日新聞記者に

 話したら、能口は重要容疑者として逮捕され、高木検事に調べられているから、指紋

 の照合はされているはずで、今更能口の指紋を採ってみても意味がない、と言われた」

 とあります。

 確かに佐伯氏は主観的で、能口ありきのきらいもあります。ここでも「指紋の照合は

 されているはず」の「はず」が少し気になります。おそらく和多田氏はウラがとれなかった

 ので書かなかったのではないかと思います。私は多少は目をつぶって佐伯氏に乗っかって

 みることにしました。

 あと御子柴某は仮名で、本名はY田某だということです。これに関しては資料の受け売り

 で、私もウラはとっておりません。
194名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/25(水) 13:51:39.20 ID:???
日めくりの日付が23日であった点は、
メモを取る取らないに関係なく
単に使い手が几帳面でなかっただけと思う
メモを取るのに26日までめくるとは限らない。

ただ、「メモになっている日めくりのうえに支店長が置いたものを取って」
という供述自体は刑事の誘導による可能性が高いのには変わりはない。

だいたい、卓上日めくりというのははメモに使うのが自然であって、逆にこの日めくりは
絶対メモに使わないという事実があり、それを平沢が知っていたなら
真犯人もしくは共犯の可能性は多いにある。

メモになっているいないという目線は、どちらかというと一般の(刑事や部外者を含む)目線で、
中井の件は、犯人目線という着眼は正しいと思う。

名刺の指紋に関しては、名刺のやりとり自体
指の腹をまともに使うことは少ないので、
(側面や頭の部分のみが接触する)
取れたとしても肝心の紋の部分が不鮮明であり、
当時の技術でどこまで立証できたか疑問。

むしろ奇異に感じるのは、供述にある
「私の脇の所に斜めに一人倒れました」という非常に客観的すぎる表現や、
「奥の方に行く席の所に3人」(これは例の洋書の写真(チョーク印入れて3体)を見ても、
席ではなく通路であって、平沢はあたかも見取り図しか見てないので「席」という表現を
使ったとしか思えない。実行犯ならそういう表現はこの現場に対してあまりにも不自然。

見取り図を参考に刑事から供述を強要された可能性が高いということは、
必ずしも犯人でないことの立証にはならないが、秘密の暴露にはなっていないことに
変わりはない。

195名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/25(水) 18:40:08.72 ID:???
 こんばんは。

 布川事件も再審無罪が確定しました。私個人としては帝銀事件ももういいのではないか

 と思うのです。平沢氏はけちな詐欺事件は起こしたかもしれませんが、帝銀椎名町の

 実行犯ではないのは誰もが認めるところなのではないでしょうか?真犯人を特定する

 事はかなり難しいとは思いますが、せめて平沢貞通氏の名誉回復だけはと願うばかりです。
196名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/26(木) 10:36:42.51 ID:???
↑の意見に関連して

包装さん、ご自新の推理どおりだったとして
平沢は未遂で殺意があったと思います?
あるいは裁判で殺意が認定できると思いますか?
未必の故意ってことになるのかな

197サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/26(木) 22:29:03.23 ID:???
>>193
お返事ありがとうございます。
たしかに佐伯さんの本にそのような記述がありましたね。

それと、重ねがさね申し訳ございませんが、
<M子柴>氏が仮名だという説はどの資料に載っておりましたでしょうか?
というのも、私が当時の新聞記事を確認した限りでは、
当時の報道も<M子柴>となっていましたので(アルファベット部分も実名)。

なお、これは余談ですが、
この<M子柴>氏への取調べ時に警察は面通しを実施してます。
中井支店長ははっきり「犯人と違う」と言い切ったとのことです。
このことは、平沢氏との面通し結果をどう判断するかというテーマにおいても、
貴重な材料になりうるかと存じます。
198包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 08:41:06.32 ID:???
今日から4連休を頂いております。
>>187
帝銀ワールドへようこそ。
単独犯で済ませようとしたのはどうしてかという質問に対して直接お答えすると
「時間的な制約」だったと思います。7ヶ月も犯人が捕まらず、やっと捕まえた平沢氏も
72時間中にどうにもならず、(帝銀証人の違うという発言もあり)釈放しますと
T検事が報道に言うという屈辱。人権蹂躙(当時流行った言葉らしい)の大コーラス。
詐欺事件が出てきて俄然やる気が出てきて、もう逃がすものかという気合が入ったのでしょう。

199包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 08:43:37.84 ID:???
でも最初の頃は医者、歯科医に知り合いは居ないか、と平沢氏に検事が訊いています。
(惜しい!)これに対し小樽の知り合いの歯科医の名前を平沢氏は挙げている。
また化学に関する知識を確かめるために、船底塗料の話を他の人間にしなかったかとも訊いている。
つまり、検事も単独ではないのではないかと疑ってはいた。
そして、平沢氏は有名画伯の弟子で人物画が得意だった人に(も)話したとさらりと言ってます。
GHQ職員の肖像画を進んで描いていた人物が、私(達)が言っている歯科医です。
どちらの場合も平沢氏は名前は出していない。
200包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 08:45:47.29 ID:???
小さな、しかし、そこそこの金が動く画会の中で二人の容疑者が出ている。
これは確定している事実。また、平沢氏はその金を使い込んでしまった。
金屏風は愛人、ロッジ経営者が営業担当、歯科医が金調達、平沢氏は絵を描いた。
平沢氏は愛人の為に金が必要だった。琺瑯質という言葉。
(先に上げた歯科医の方のブログをご参照ください)
歯科医の面通しで帝銀証人が一番似ている、初めは犯人が出てきた
と思ったと言った。これらもほぼ間違いのない事実。
これだけの事実が揃っていて、共犯者として歯科医を
疑うことが妄想と切って捨てるのはおかしい。
201包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 08:58:34.59 ID:???
しかしこれらは裁判後私達が把握した事実です。恐らく歯科医が平沢氏と同じ画会に居た事すら
捜査陣は意識していない。金屏風の話はでてきますが、これは平沢氏が金の入手先の一つとして
挙げた出鱈目の話しとして聞き流している。上記の殆どは確定判決後、市井の人々
+探偵が突き止めた事実です。救う会が活動を始めたずっと後に。
市井の人々は馬鹿にしたものではないです。被疑者が起訴されたら捜査は終わります。
確定判決が出たら、新証拠が出る(それが裁判所に認められる)以外は、再審のドアは開かない。
しかもそれは平沢氏単独犯行という訴因に対してだけ。どちらが真相に近づけるかはいうまでもない、
というより捜査法曹はそういう努力を完全にやめてしまっています。
202包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 09:28:11.82 ID:???
>>200で何が言いたかったかというと私は平沢氏と歯科医はお金をプール
する関係にあったのではないかということです。

>>196
未遂ならば未必の故意ではなく不能犯であるかどうかを論ずるべきです。
薬物が非常に大事です。例えば塩の水溶液を飲ませたなら不能犯です。
でも目薬だったら不能犯ではない。正確にいうと殺人に関しては不能
だけれども、強盗致傷(目薬は酩酊するという意味で)は不能ではない。
殺意(犯意)の認定というのは非常に難しい問題です。そして、そこが
弁護人に腕の見せ所です(冤罪事件以外)。赤ちゃんの首を絞めてても
殺意はなかったと主張したりする猛者?も居たりですね。


203包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 09:33:15.73 ID:???
帝銀裁判は冤罪主張ですから殺意云々は関係ないですね。でも私が推測している
のが事実でそちらの方で争われるのなら、弁護人は未遂二件は不能犯主張の可能性を
探るべきです。私ならそうします。不能犯は不可罰、つまり罪に問われない。
しかし青酸を持っていって不能犯はない、プロカイン(麻酔)なら
強盗致傷未遂。素っ頓狂な薬なら不能犯です。
204包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 09:37:33.57 ID:???
>>195
こういうご意見はここでは少数派なのかもしれません。しかし私は同意します。
私が絶対に譲れないのは、昭和30年に確定判決が出た所謂帝銀裁判においては
平沢氏無罪です。私がここで述べている推測などとは無関係にそうです。

で私のここで述べている推測は再審無罪にとってむしろ害なのですね。
その矛盾は十分承知しています。だからどなたかが仰ってた<こんな所>
で書いているわけです。皆さんの批評眼にさらされたくて。
205包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 09:43:06.94 ID:???
例えば随分以前に、アリバイ関係でどなたかにかなり食い下がられました。
船舶会、タドンで平沢氏がアリバイを意識していたなら、なんでもっと
はっきりした形、時間でやらなかったのだ?というご意見でした。

その時はいや2時くらいまでで十分と思ったのだろう、と苦し紛れにいいましたが
検事調書をサトーさんが推薦されていたので、思い出して読み直すと
平沢氏は帝銀実行を知らなかった、26日の動きが無意識だった
という可能性を捨てきれないと今は思っています。つまり、その方のご意見の
方が正しい。知っていたかどうかというのは真相としても裁判的にも全く違います。
206包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/27(金) 09:59:33.21 ID:???
>>192
そうです。2枚の写真があって両方向から撮っています。ライトが見えるほうが席
(出納係)です。ですから、「奥の方に行く席の所に3人」は事務官の
ミスで、正しくは「奥の席に向かう所に3人」ということでしょう。ここは
犯人は通っていないはずです。犯人は入り口の右側の机が3つ並んでいる後ろ、
M証人の後ろ、を通って入り、帰りはそこに倒れていた2人の脇を通り抜けて
出て行った。

193さんへ、詳しすぎるというより、証言が俯瞰的すぎるのですね。I検事が
取った(作文した)最後の調書についている平沢氏が描いた(事になっている)
図をみてください。それまで彼が描いていた、これで画家?という適当な
ものではなく、精巧で俯瞰的です。犯人の視界はもっと狭くて刹那的です。
毎日そこに通っている行員(証人)や現場検証を入念に行い図を書いた人の
視線とは全く違う。
207名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/27(金) 19:48:18.73 ID:???
 <<197

 以前ネットの記事で見たのですが、改めて探した所どうやっても見つかりません。ここは

 一旦撤回しお詫びいたします。不確かなことで申し訳ございません。

 <<201

 はじめまして。私の基本的なスタンスは米国、米軍共に主体的には関与していない、むしろ

 731部隊を表に出さないように火消しに回ったと思っています。ですから平沢氏の交友関係の

 中にアンタッチャブルな存在があったのではと思います。

 最近岩原ロッジでググってみましたが、当時はとんでもないお方も来られていたみたいです。

 そんなロッジの関係者をつつくなんて事は出来なかったのではないかと思います。

 すべては空想だとの誹りは免れませんが、私は捜査法曹の一部は真相に肉薄していた

 と思っています。ただ越えられない一線を自分たちで引いてしまった。だからせめて今平沢氏の

 名誉回復を、と願うばかりです。
208サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/28(土) 02:26:23.76 ID:???
包装紙様。

以前、約束していました「検事の論告」の件、
その内容(アリバイ解明の箇所)ををご紹介する約束をしておりましたが、
あれからずいぶんと時間が掛かってしまい申し訳ございません。

このたび改めて通読致しまして判明したのですが、
該当箇所は相当に長いため私の筆では過不足なくまとめる自信がありません(笑)。
そのため、下記のURLにPDFに変換したものをUPしましたので、
お手数でございますがダウンロードして頂き、内容をご確認下さい。

https://sites.google.com/site/teigincase/data/teigin_kenji_no_ronkoku.zip

なお、念のためzip圧縮してパスワードを掛けております。

パスワードは、平沢が当初の取調べでカネの入手元として
供述していた「平井の**」の*の部分になります(アルファベットで7文字)。

77ページの「十三、次に一番の問題の中心である一月二十六日……」から
91ページの「……被告人はその罪責を負はねばならないものと信じます。」までが、
検事による、帝銀事件当日のアリバイ(タドンリレー)の疑点の解明箇所になります。

以上、よろしくお願い致します
209サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/28(土) 02:55:25.66 ID:???
>>207
> 以前ネットの記事で見たのですが、改めて探した所どうやっても見つかりません。

いえお気になさらずに。
引き続き何か思い出されましたらご教授下さい。

それと岩原スキー場は私も普通にスキーしに行ったことがありますが、
かなりこじんまりとしたゲレンデですね。
湯沢市内からクルマで10分程度だった記憶があります。

以下は余談です。
湯沢というところは川端康成の『雪国』にも出てきますけど、
戦前の平沢氏はあの主人公のような優男っぽいイメージがありますね。
実際に、例の愛人と戦前に湯沢に長いあいだ逃避行してたこともあったとかで、
家族との地道な生活を厭うようないかにも芸術家らしいイメージがあります。
210包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/28(土) 08:21:04.12 ID:???
>>208
サトーさん、有難うございます。

私はずっと以前にこれを読んだ時、ここまで抜けだらけの論告なるものが
こんな大事件でしゃあしゃあと述べられているのに唖然とした記憶があります。
言ったそばから自己矛盾をさらけだしている。
しかし普通の人はこれを読むと、むむ平沢氏がやはり帝銀もやったかと
思うのですね。これが危ない。

私はこのT検事とI検事を許す気には到底ならない。その位酷い。
板橋の犯人が野次馬でなければ、T検事の事件当日中に(次の銀行営業開始前に)
小切手、手形の手配をしなかったという大ボーンヘッドがなければ、この残忍
極まりない犯人(達)は割れていたのです。だから、この人は刑事達にぼんくら青2歳
と呼ばれていたのでしょう。現場写真の男の子の顔を見る度に怒りがこみ上げてきます。
なんだか20年前の正義感に燃えた自分が戻って来た気がします。
少し長くなるかもしれませんが、反論させて頂きます。

勿論サトーさんにではなく、T検事にです。それではイザ。
211包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/28(土) 08:35:00.79 ID:???
椎名町帝銀1月26日だけに絞ります。まず、はっきりしておきたいのは、
私は未遂は平沢氏ではないかと思っていますので、荏原、中井はいいのです。
そこを仕分けしておかないとこの事件は間違えます。

T検事は2段(2重)論法を展開してます。(非常に自身なさげにですが)
@平沢氏が船舶会に来たのは午前中、Aもし@が違っていても帝銀に間に合う。

88頁「広瀬証人は、(平沢氏が来たのは)女の人の居ない時で午前中は誰も出なかったから午後と
思う、と言っているが、その実、渕上証人、石井雅子証人は(午前中にも)
買い物に出ており、堀江証人も買い物にでている」(意味が変わらない限りで
多少加筆、省略して書いています)
だから、午後だと。

馬鹿をいってはいけません。すぐ隣の検事自身が書いた表をみてください。
石井千代というれっきとして女性は午前中はずっといます。だから、女性が
居ない時に来たというなら午後です。上記の「午前中は誰もでなかったから」
というのは、「午前中は全員が出払った事はなかった」あるいは「長い時間は
でなかった」というような意味でしょう。それよりも承認が間違いにくい、あるいは
検事がささっと細部を書き直しにくいのは(しょっちゅうです)、「女の人の
居ない時」という条件です。
212包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/28(土) 08:44:30.50 ID:???
ずるいんです。3人の女性が午前中に出かけたと名前を列記して、あたかも
証人の思い違いを印象付けている。総合職のない時代、事務所に女性が自分
一人という状態は印象に残るはずです。だれがでかけたかよりも。

平沢氏を見たのは(見かけるチャンスがあったのは)3人(山口、広瀬、川上承認)
だけです、で3人とも午後来たと言っている。山口氏は身内だからだめという。
それはよしとしましょう。でもほかの二人は関係ない。川上氏の証言の検事による
紹介はこうです。
「川上証言<も>その時間は記憶がなく、午後と思います、<という程度>」
<も>も<という程度>両方とも不要。意図的で悪質な印象操作です。
この証人が言っているのは、時間ははっきりしていないが、午後だと思う、
ということですよ。警察に聞かれて、確かかと、恐らくはまだ若かった
平塚刑事に聞かれてこう答えた。十分でしょう。お昼ごはんを食べた所で
一区切りつく、その後だといっているのです。何時と聞かれたら困るが
お昼の後ですと。
213包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/28(土) 08:51:10.40 ID:???
3人全員がこういうので分が悪いと思ったのでしょう、検事の言い訳はこうです。
山口証人は身内だ、ほかの二人は山口証言に引き摺られたのだ、と。
ところがどっこい、この広瀬さんという人は検事調書で山口さんの証言を否定
しています。是々非々なのです。女の人(広瀬さん以外)が居なかった、お昼
を食べた後に来た(川上証人)、どちらも合理的な少なくとも切って捨てて
いい証言ではない。

そして、もし午後に来ていたとしても帝銀は間に合うのだと言う。ちょっと
まってください。平沢氏は御徒町のホームの時計で2時28分という時間を
確認したのではないですか?これはどうなるのですか。
214包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/28(土) 09:02:29.96 ID:???
84頁 「被告は自分(T 検事)に9月27日にこう証言した。御徒町のホームの
時計は2時半の2、3分前でした」
85頁 「被告はI検事に10月8日にこう証言した。その時ホームの時計は
2時28分だった」
I検事調書は丸々の作文だと宣伝してるような文章です。恥ずかしかったのでしょう。
9月27日調書をそのまま書くのが。で28分と。苦笑するしかない。

まあ、これはいいです。T検事の調書ではにっちもさっちもいかなかったと。
しかし見逃せないのは、自分の説は二重になっていて万全だといいたいのなら、
Aの午後の場合の足取りを言わなければ、論告にも何もなっていません。
法曹人なら考えられる可能性毎に合理的な説明をしなければならない。
平沢氏は2,3分前まできっちり覚えている記憶力(性格)の持ち主で
あったのでしょうか。普通2時半で良いでしょう。供述なら。
なぜ2,3分前という供述でなければならなかったか。
215包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/28(土) 09:17:22.46 ID:???
T検事が答えを同じページで書いてくれています。
「そこでこれがどれだけ裏付けされているか。当日のダイヤは御徒町
2時29発だった」
馬鹿馬鹿しい。こんなのばかりなのですよ、この検事達は。
そんな都合のよい偶然がありますか。
ぼーと駄法螺をふき続けた平沢氏が急にしゃっきと2時半の2,3分前といい、
電車がついたのが1分前、2時29分と。
何か燃えちゃいます(笑)。
これから家族とちょっと出かけるので続きはまた後で書かせて頂きます。
長々と失礼しました。


216193:2011/05/28(土) 22:46:00.86 ID:ZEaECzdA
>船舶会、タドンで平沢氏がアリバイを意識していたなら、なんでもっと
>はっきりした形、時間でやらなかったのだ?というご意見でした。

これは、おそらく私だと思います。
平沢が大した用事も無いのに、日中わざわざ船舶会まで出向いて時間をつぶしたり、
その後、身内の家を訪ねたりする位なら、犯行時刻に明白に第三者の記憶に残る行動
をとっていればアリバイ成立なのに、それをしていない。
事件に全く無関係なら表立った行動をする動機と必然性が無いが、アリバイ作成する意図が
あったにしては中途半端。
この中途半端さが、平沢にはずっとついてまわっている。

平沢はアリバイと村田証言で逃げ切る意図、及び未遂犯行を認めたら死刑となる
事を認識していたとしても、そのくせ確定判決後に歯科医の事を少しずつ語り始めてる。

判決が出て、いつ吊るされてもおかしくないのに、それならいっそ何もかもぶちまけて、
「私は一人も殺していない。殺そうとしたけど失敗した。椎名町はあいつだ!」
と言ってなんとか殺人犯の汚名だけは免れようと思いそうだが、それもしない。

事件後の大金の出所もついに語らなかったし、いったい平沢は口が堅いんだか軽いんだか・・


217193:2011/05/28(土) 23:07:52.01 ID:ZEaECzdA
>事件後の大金の出所もついに語らなかったし、いったい平沢は口が堅いんだか軽いんだか・・

軽い方では、椎名町の自供も含みます。

>包装紙さん

以前、歯科医Nはタレこみがあったと書かれましたが、高木検事は
歯科医をどこで事情聴取したのでしょうか?
新潟の警察署、或いは警視庁で行ったとすると、署内で検事と歯科医が
向かい合っている事を想像するとどきどきします。

家康が秀吉の母親を人質にとり、大阪城で秀吉と対面したとき、この時、
秀吉は家康を殺しとけば良かったとは良く言われますが、検事と歯科医の
対面は、それと同じ位どきどきします。

>でも最初の頃は医者、歯科医に知り合いは居ないか、と平沢氏に検事が訊いています。
(惜しい!)

平沢が逮捕されたとき、以前事情聴取した歯科医が平沢と同じ日水会所属だった
事は疑念に思われなかったのですね。全く手落ちだとしか言いようがありませんね。
218包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 00:40:05.65 ID:???
>>216
193さんでしたか。この突っ込みのお陰で私はそれまでよりもう少し
事件の事が分かったような気がします。上記の検事の論告はひどい代物
ですが、一つだけ思いを共有できる(鳩○首相みたいですねえ)部分が
あります。それは当初、平沢氏も妻も三越だと言ったではないか、と
しつこく言ってるのですね。

結論を言うと平沢氏は三越に行くと妻に言ってでかけたのではないか、
ということです。これが一番すっきりするでしょう。これを引きずっていたから
小樽で一番初めにこう言った。すらすらとこう言えた理由は意識に
登っていたから、つまり平沢氏は帝銀実行を知っていた。では何故平沢氏は
妻に(刑事に)嘘を言ったか、それはその日の行動(の一部)に秘密があった
から。一日三越に居たといいたかった。私は、その日の内に金を受け取っている
と思います。恐らく中井で。丸の内、日暮里、中井、自宅だったのではないか。
これをすっきりと三越ー自宅にしたかった。
219包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 01:07:28.50 ID:???
犯人(達)の帝銀事件は3時10分よりも(T検事は論告でうっかり自ら
3時10分を認めてしまっていますね=後で詳述します)早く始まっていると
思います。(相田宅)妻には三越に行くといって出てきたものの、どこかで時間を
潰すなら、公の処に行きたかった、それは2時頃まででよかった。しかし、
その後で言いたくないと。2時頃船舶会を出て、 日暮里、5時自宅だと、時間的に
あまるのですね。


220包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 01:17:33.60 ID:???
歯科医の取調べは警視庁だったと聞いています。それからT検事だったか
というのは疑問です。刑事だったのではないでしょうか。和多田氏達が言うほど
最有力容疑者ではなかったのではないでしょうか。面通しをしていませんから。
この段階の捜査は対象を絞りたくてしょうがないので、アリバイで放したと
思います。画会の件も不問だったでしょう。本業の歯科医で引っ張られた。
平沢氏に「おまえの画会に歯科医はいたかい?(つまらない駄洒落ですいません。
ちょっと飲んでます)」と訊いてくれたら面白かったのですが。
歯科医の方が先でした。
221名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/29(日) 02:22:28.14 ID:???
 こんばんは

 >>220

 平成二年にT元検事はH弁護士に歯科医を取り調べたことを認めています。平沢氏よりも

 先だったそうです。釈放理由は「トチカンはあったが、シキカンがなかったから」。

 
 仮定の話ですが、もし椎名町の事件の翌日に小切手を換金に現れた人物が検挙された

 場合、その人物は何と言うつもりだったのでしょうか?「平沢氏に頼まれた」「落ちていたのを拾った」

 色々あるとは思いますが・・・・

 そしてT検事はなぜ9時に現場検証をやめたのか、他にも事件を抱えていたとか?

 色々疑問がありすぎて眠れなくなります。

 



 
222193:2011/05/29(日) 09:02:30.18 ID:TMWNpf7H
>歯科医の取調べは警視庁だったと聞いています。

これって袋のネズミどころか、虎の口の中のネズミですよね。
Nが真犯人だとすると、返答次第では二度とシャバには戻れなかった事も
有りうるので、Nは生きたここちがしなかったのではと思うので、
その顔色で検事は疑念を持たなかったのでしょうか。

空港の所持品検査では、所持品よりも乗客の顔色や態度を先に注視する
と聞きますし、駅の改札では駅員は不正乗車(降車)する客は改札に
向ってくる時の態度で分かると聞きます。
223包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 14:56:31.48 ID:???
>>221
有難うございます。知りませんでした。H2年は事件後50年でT検事が
歯科医についても言及したということですか。同検事がTVで平沢氏の娘が
引き揚げの時に持ち帰った青酸が凶器だと分かってはいたが
武士の情けで言わなかったと発言したというのも伝聞で聞いているだけです。
これも見ていないのです。むしろこの時のT検事の顔色の方を私はみたいです。

手形、小切手などは善意の第三者という規定があるから、拾ったという積もり
だったでしょう。友達の多い人なら、、手形詐欺指南のようなのでやめます。
224包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 15:00:44.70 ID:???
9時で現検を止めた理由:他の事件が検察刑事部であったからなどという事は
有得ない。銀行強盗(盗難)は現金と有価証券(小切手、手形)双方が被害
で、後者は換金されて初めて犯罪の果実になるので番号、金額を先ず抑えるのが
鉄則だし常識。恐らく、夕刻過ぎて、病院でY支店長(2回調書を取られている)がGHQの人間の具体的な名前を挙げ
泡を食ったT検事が上に相談に行ったのでしょう。そのくらいGHQの権威
は強かった。

私は>>207さんの米軍、GHQは主体的にはかかわらなかったが、
影は落としたというご意見に賛成。特にいやなのは判決にも影を落とした
のではないかという事です。そうでなければ、こんなでたらめな立件で有罪判決が
降りる筈がない。だって、最後の調書ではこの事件は凶器なき殺人事件に
なってしまっている。
225包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 15:03:47.27 ID:???
起訴に踏み切る前の最後の調書(623頁)。6.青酸カリの入っている小瓶は土曜日の朝、
薬を全部溶かしてしまった後で川に投げ捨てました(略)、7.その翌日(1月)20日は(略)。。
それ以降、薬に関する記述はなし。中井(18日)の週の土曜日に青酸瓶は捨てたと。
はて、じゃあ帝銀は水だけ持っていったと。犯罪史上に残る、帝銀事件は凶器なき殺人事件だったと。


これは調書のまさに大団円、I検事(T検事の上司)が渾身を込めて書き上げた?
ものです。ロングセラー新書を書いた立派な検事がそんなことする筈がないと仰る?
わかりました。では平沢氏がこのように供述したということに
しましょう。でも、それなら、取り合えず問答形式になっているのだから、
じゃあ帝銀に持っていった青酸カリはどうした?と聞くべきでしょう。
調書というのは基本的に前のものを上書きしていくもので、最後の調書。
226包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 15:07:28.35 ID:???
私はこれはI検事の作文だとほぼ確信しています。今までのT検事と刑事に
よる取調べメモから抜粋し、立件に必要な体裁を整えた(積もりだったが、
ドジ踏んだ、時間がなかったのですね。この調書が10月9日、
実質的な起訴状である「追公判請求書」が10月12日。
平沢氏が上記6.のようにどこかでこう言ったのでしょう。
平沢氏の銀行(毒)薬強盗事件は中井で終わっていたからです。

私はこれは本当の事だったと思うのです。真の実行犯は平沢氏の梅干2個だか
のいつのものだか分からない劣化品ではない薬物を調達し、ひょっとすると、
加藤何某の名刺を新調し、2時過ぎには椎名町に来て、相田宅のジープを確認し、
息と薬物を整えた上で椎名町帝国銀行の通用門を3時10分少し前にくぐった。
227包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 15:26:59.31 ID:???
失礼しました。中井は19日ですね。とにかくこの並びは中井の後青酸瓶を
捨てたとしか読めない。

検事論告に戻ります。88ページの表の一番下の段、一番左、3時30分
「被告人、帝銀において薬を飲ませて<戻る>」戻ったのが3時30分なのか
入ったのがそうなのか。戻ったのがそのくらいだったとしか読めない。
入ったのがそうなら「被告人、薬を飲ませる為に帝銀に入る」と書くべき。
全てに自信がないのです。3時10分より少し前だとM証人の証言とあう。

228包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 15:35:55.61 ID:???
しかし3時10分だと、2時48分30秒池袋着だと間に合わない。

それからエリー証言について色々言っています。例えば平沢氏の3女は
「エリーから1月26日に来たと確定する根拠は聞いていない」と言っている、
これらの証言は伝聞だからダメと。数ヶ月前に友人の家を訪れたという
事について確定する根拠などあるはずがない。起訴、裁判はそういうものでは
ない。あなた(I検事)が平沢貞通という人間が1月26日に帝銀に来たという
事を、合理的な疑いを差し挟む余地もないほど、確定する根拠をもって
説明すべきものです。どこにありますか。そもそもグダグダいってないで、
エリー証人を呼べばいいだけでしょう。伝聞がいやだったら。
229包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/29(日) 15:56:17.59 ID:???
(すいません、上記は確定する根拠をもって<証明>する=立証、の間違いです)

しかも後年、遠藤弁護士が証拠採用されなかったエリー軍曹の勤務表を
見せろと要求した時、廃棄したといのが答えだった。死刑はその執行を
もって刑の執行となす。刑の執行が行われていない、そして再審請求が
ほぼ途切れなく出されている事件で証拠として提出されたものを廃棄して
しまう。証言をさせないでおいて伝聞だからダメ、この裁判は日本刑事裁判の恥部です。

平沢氏に無罪判決が出たら、捜査再開。平沢氏逮捕前の主流だった731に
また戻る。相田氏が入院していた豊島病院には731出身の医師がおり、
1950年(帝銀裁判中)には旧ソ連が731とセットで天皇陛下への尋問まで
要求しそうだった。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/29(日) 20:41:31.23 ID:???
遠藤弁護士って面白いキャラだったな
231名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/29(日) 21:52:14.80 ID:???
 こんばんは

 司法が守ったのはやはり「731」だったのでしょう。もし帝銀裁判で公になれば

 最高責任者が戦犯になってしまうわけですから。日米の思惑は一致した訳です。

 そう考えたら救う会に大物政治家が参加した真の理由、そして彼らが本当に

 救ったのは誰か?という事です。

  
232名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/29(日) 22:00:57.36 ID:???
 >>229 先日の布川再審でも廃棄されたはずの証拠品がダンボール箱単位で
 
 残っていたそうです。帝銀事件でも然り、なのではないでしょうか。そして歯科医の

 供述調書、指紋の類も残っていませんかね?

 ウィリアムトリプレット氏の著書の一節に「警視庁にある帝銀事件のファイルの中の

 一つだけはあなた方は決してご覧になることは出来ないでしょう」(ユージン・ハットリ

 氏談・・・だったような)とあります。私はこれがなんとなく歯科医のファイルでは?と

 思えてなりません。
233193:2011/05/29(日) 22:19:24.56 ID:Ny1i6u2u
印象としては目新しい内容ではないですが、興味深い書き込みを見つけました。
下記の、質問を除き上から3個目のアンサーで、平沢の遠縁にあたる北海道在住と思われる医師が
平沢に関して述べた記述です。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1346868948

234名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/30(月) 11:32:45.97 ID:???
まだ謎が多い
235サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/31(火) 01:06:12.64 ID:???
>>210
とりあえず包装紙様の正義感にふたたび火を点けられたようで、
それだけでも資料をUPしてよかったと思います(笑)。
236サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/31(火) 01:11:47.42 ID:???
さて、包装紙様の「論告」批判はまだすべて終わっていないと思いますが、
ひとつ、枝葉のところでご質問がございます。

これは「法廷論」ではなく「真相論」のレベルになるかもしれませんが、
193様のご指摘を受けて回答された、>>218について
いまひとつ私自身、しっくりこなかったんです。
(以下、続く)
237サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/31(火) 01:20:04.09 ID:???
>>218
> 当初、平沢氏も妻も三越だと言ったではないか、と
> しつこく言ってるのですね。
>
> 結論を言うと平沢氏は三越に行くと妻に言ってでかけたのではないか、
> ということです。これが一番すっきりするでしょう。これを引きずっていたから
> 小樽で一番初めにこう言った。すらすらとこう言えた理由は意識に
> 登っていたから、つまり平沢氏は帝銀実行を知っていた。

細かいことで恐縮ですが、
ここで包装紙様が述べられている推論が成立するためには、

1.平沢氏は外出先に関して普段から妻にウソを言う人間ではない
2.事件当日の1/26も「三越に行く」と確実に妻に伝えていた
3.そのことを妻も、を半年後経っても(平沢からの事後的刷り込みなく)覚えていた
4.実際に、平沢自身も当日、三越に足を踏み入れようという気がまったくなかった

少なくとも、これらが「全て真」でなくてはならないと思うのです。
(以下、続く)
238サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/31(火) 01:29:05.53 ID:???
>>237の続き)
しかし、これはあくまでも私の印象になりますが、
平沢という男は普段からどうでもいいウソをつくタイプですので、
仮に、事件当日、妻に「三越行き」を伝えていたことが事実であったとしても、
ただちにそれが「帝銀実行の布石」だとする推理には飛躍があるような気がします。

つまり、年がら年中どうでもいいウソばっかり付いている人であるにも関わらず、
この事件発生日のときのウソに対してだけは、
その奥に作為的な狙いがあった、と採るのは苦しくないでしょうか。

さらに、そもそも半年前の日の平沢のそれ自体どうでもいい言葉を
妻がきっちりと覚えていたというのもどうでしょうか。
(平沢は1/26前後も三越へ行っている日があったようですから)
むしろ、平沢が事件後に(冗談交じりで)述べたかもしれないアリバイに沿うかたちで
妻も「三越行き」を証言したという蓋然性も十分にあるのではないでしょうか。

そして上述の(4)。
つまり、そもそも「船舶会」と「日本橋三越」はそれなりに距離があるとはいえ、
東京駅を中心にずればどちらも徒歩圏内にあるスポットです。
ですので「法廷論」はともかくとして「真相論」レベルでは、
平沢が事件当日に家を出るときに日本橋三越へ行く意志が
まったくなかった……とまでは言い切れないのではないでしょうか。
239サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/05/31(火) 02:01:27.37 ID:???
>>238の続き)
つまり、私が申し上げたいのは、「真相論」レベルにおいては
船舶会を出た後の平沢の足取りがもうひとつよく分からないということなんです。

……と書くと、
「えっ、日暮里の娘宅寄ってタドンを家まで運んだのは事実でしょう?」と
言われる方がおられるかと思いますが、
私は、これを検事側のストーリー(船舶会→相田家→帝銀)よりは真実度(?)が高いと
思っておりますが(つまり帝銀犯≠平沢)、しかし、それをもってタドンリレーが、
完全に事実認定されたとまでは思っていないんです。

繰り返しますが、私のいまの問題意識は以下です。

包装紙様含めて多くの論証が示すように、
「平沢は帝銀事件実行犯ではない」こと、それについてはほぼ確信できるのですが、
かといって、平沢弁護側が主張するような行動(タドンリレー)が
本当にあの日に行われたかどうかについては、
まだ、もう少し検討の余地があるのではないか――と思っているのです。

さらに、もしタドンリレーが実際にあの日に行われていたとしても、
そのことと、平沢が前もって「帝銀実行」が行われると知っていたかどうかについては、
まだロジカルに繋げて考えるだけの論拠が乏しいのではないかと思っています。
240包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/31(火) 12:10:58.56 ID:???
もう一日休みを取りました。家族が居ない家で帝銀の事を考えてみる、
割と好きな休日の過ごし方です。

サトーさん。論告の再読は一服の回春剤でした。どうも有難うございます。

私の読解力のなさかもしれませんが、>>237の意味が良く分かりません。
特に1.が。平沢氏は妻に嘘をつきまくっていると思います。だから、
その日も三越に行くという嘘をついていったのだろうという事なんですが。
サトーさんが仰りたいのは、嘘をつくことなど日常茶飯事だから、その事を
意識するようなたまじゃないだろうということでしょうか?
241包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/31(火) 12:14:22.46 ID:???
先ず、私は、平沢氏は帝銀を意識して船舶会に行っただろうとはじめは思って
いたのです。その後、193さんのご指摘を受けて、確信はもてなくなってきた。
上でも「知っていた」と書きましたが、知っていたのではないか、という程度
です。一番弱いというか分からないのはここです。いつお金をもらったか。

法廷論として、ここはもの凄く重要なんです。実行(日、手順)を知らない
のなら死刑は回避できます。正直に言えば特に。しかし、状況証拠(のそのまた周縁)的に、
それなら平沢氏は控訴審、上告趣意書、再審請求、仙台送り、
それぞれのポイントで全部ぶちまけてもよかったと思えるのですね。
実行をしらないで、プールしている分として、あるいは口止め料としてお金を
もらっても、結果的にはリハーサルになっている未遂を実行していても、
死刑は避けられた。ただ、これは私がそのようにわかっているからであって、
被告人がそう考えないかもしれないから、知らなかったがいえなかったのかな、
という気持もあります。ここは分からない点なんです。
242包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/31(火) 13:09:01.94 ID:???
さて話しを元に戻します。>>237の2,3,4はそうだったと思っています。
まず、帝銀取調べはGHQの指導?で人権に配慮して行われました。
(最初の2日間以外)最大のポイントは起訴前弁護士(山田弁護士)がつきました。だから、
この弁護士から当然、平沢氏が三越に行ったと言っていることは妻の耳に入り
ます。ああ、そういえばという記憶が妻によみがえっても不思議ではない。
逆(山口氏の船舶会)もあります。三越はその日定休日でした。なのに
これを言う。初めは展覧会といい、次は車寄せでO氏を一日待っていたと。

当然、平沢氏は(帝銀実行を知っていたにせよそうでないにせよ)、
遅くとも1月27日は松井名刺の事を強く意識した筈です。つまり、
7ヶ月前のある日の出来事ではなかった。アリバイを考える。定休日の三越に行って、ああ、今日は
休みだったかという事だったら、なお更、三越に行ってましたといういいわけは
不用意すぎる。だから行ってない。船舶会には行った。(複数の証人)検事達で
さえ来た事は認めている。船舶会に行っている事自体が後ろめたいはずはない。
243包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/05/31(火) 14:15:42.95 ID:???
問題はその前後です。上野が供述に何度か出てくる。いや渋々出てきた。
名刺絡みで小樽の刑事が来た時は三越で逃れられたように思えた。
でも逮捕され、三越は潰された。船舶会の前に上野で誰かに会っている
かもしれない。船舶会の後でも誰かに会っているかも知れない。両方会っている
かもしれない。腕章と名刺が中井と同じものならそれを引き継ぐ必要がある。
お金を受け取らなければいけない。

共犯説(特に私の)の場合、腕章、名刺はともかく、盗まれた金は平沢氏に
渡らなければならない。和多田氏の共犯説は金屏風の金の位置づけが微妙
あるいは曖昧(別に批判しているわけではなくて、分からない事は
明言しないようにしているだけだと思っていますが)。私は
ロッジ金屏風の意味は、それを売った金が平沢氏に渡っているから帝銀無罪という
ことではなく(和多田氏はそうとも読める書き方もしている)、そのグループ
が帝銀事件を起こした、という観点で重要ということです。そしてそこには
やはりGHQが絡む。GHQのパーカー、ほーねっと、ほーとく、これらの名前、
相田宅に実際にジープが来た事、それが到底平沢氏の動きでは間に合わないこと
これに触れない起訴、判決は全くのナンセンス。
244名無しさん@お腹いっぱい。:2011/05/31(火) 21:40:22.61 ID:???
 こんばんは。 私の基本線は

 @平沢氏は帝銀事件を知らなかった、そして真犯人も知らなかった

 A金の出所は「言えない」のではなく、「分からない」のではないか

 ということです。
245サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/01(水) 23:12:47.67 ID:???
>>240
包装紙様。
すいません、私の文章、>>237-238 は、
いま読むとまわりくどいだけで文意が掴みづらいですね(笑)
お酒飲みながら書いていたということでお許し下さい。

えっと……私が言いたかったことは、

> サトーさんが仰りたいのは、嘘をつくことなど日常茶飯事だから、その事を
> 意識するようなたまじゃないだろうということでしょうか?

ほぼ、そういう意味合いでした。
平沢が事前に「帝銀実行」を知っていても(いなくても)、
大して深い意図もなく「今日は三越行ってくるわ」と妻に言った……かもしれない。
(もし「三越」発言に意図があるのであれば、「船舶会」訪問の意図はどうか?)

まあ、これはあくまでも私の個人的感覚に過ぎませんが、
この事件のことを深く調べれば調べるほど、平沢氏の発言/行動を合理的に
推論することの無意味さ(徒労感というべきか)を感じてしまうんです。
いろいろ考えてみても、氏には、わけのわからない部分が残る。

むろん、とはいえ私の疑義は「まぜっかえし」のようなもので論ではない(笑)。
論としては包装紙さんの方が首尾一貫とされていることは言うまでもありません。
246サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/01(水) 23:42:38.73 ID:???
包装紙さんご自身も書かれているように、
「平沢共同正犯説」が成り立つためにはその前提として、
平沢氏の一連の行動/言動に能動的な計画性(=作為)を見出さなければなりません。

だから、今回の「三越へ行く」発言の解釈も
まずはそのセンでの整合性を検討なされたんと思います。

部分改良的な説、たとえば「帝銀だけは真犯人にハメられた説」では
全体の整合性が取れない……ということですね。
247サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/02(木) 00:16:10.16 ID:???
>>244
こんばんは。さて……

> @平沢氏は帝銀事件を知らなかった、そして真犯人も知らなかった

> A金の出所は「言えない」のではなく、「分からない」のではないか

まず、その基本線の前提の確認になりますが、
貴方様は、平沢氏が「荏原」や「中井」含めて事件全体すべてにおいて、
本件に関わっていない――という説を採られていますか?

それとも一部には関わっていたが、
帝銀(椎名町支店)の事件(以降)に関してはまったく関わっておらず、
真犯人が強奪したカネをつかまされてしまった――という説でしょうか?
248サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/02(木) 01:21:06.14 ID:???
すいません。最後にもうひとつ。

私が>>239で書いたことの問題意識については、
包装紙さんが >>243で書かれている以下のことと、恐らく同趣旨です。

> 上野が供述に何度か出てくる。いや渋々出てきた。

> 船舶会の前に上野で誰かに会っているかもしれない。
> 船舶会の後でも誰かに会っているかも知れない。両方会っているかもしれない。

もし平沢氏がその日に「帝銀実行」が行われることを事前に知っていたとすれば、
あの一日は、冤罪派が主張するような行動履歴だけで済むだろうか。
極論をいえば、呑気にタドンを運んでいる場合ではない日でしょう(笑)。

いや、<結果的に>タドンを運ぶことになっても、包装紙さんがおっしゃるように、
自宅に帰る前に、真犯人と会合する時間はあったので、そうしたのかもしれません。

しかし……繰り返しますが、
事前に「帝銀実行」が行われることを知っていたとすれば
いくら、婿嫁に言われたからといってタドンなんて運ぶ気になりますかね?

それより、包装紙さんもご指摘されているように、
検察側が採用した「上野→御徒町」の行動履歴のほうが気になる。
この「上野→御徒町」は平沢のアリバイを立証する上では完全にノイズ。
にも関わらず検察側も採用している。実にフシギですよね。
私は、(もしかしてここだけは、聞き込みでウラが取れたんじゃないか?)
……という妄想をしたこともあります。
249サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/02(木) 01:23:56.01 ID:???
>>248の訂正

×婿嫁 → ○娘婿
250 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/02(木) 02:04:40.34 ID:???
帝国銀河攻撃状態ですよねー!?♪。
251名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/02(木) 15:07:57.72 ID:cE4NSX5d
呑んで下さい 自演乙
252名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/02(木) 19:16:56.49 ID:???
 こんばんは。

 >>247 私も大体酔っ払って空想を巡らせています。おそらく平沢氏は2件の未遂

 及びその間の4件の詐欺事件に何らかの関与はしていると思っています。

 私がもし椎名町の実行犯だとしたら、平沢氏のような人物を仲間には絶対に

 入れません。もちろん計画も教えません。理由は彼の線から計画は破綻するから

 です。事実やってもいないだろうに捕まっていますし。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/02(木) 19:41:05.67 ID:???
 一方平沢氏と彼の仲間達は「自分たちのやり方で」帝銀椎名町を狙っていた

 のではないかと思います。真犯人達は意図的に彼らの先を越したのだと私は

 考えています。
254サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/04(土) 04:38:53.08 ID:???
>>252-253
なるほど……となると、
帝銀事件後に平沢氏が手にしたカネはどう解釈されますか?

そして、「真犯人」が平沢氏の先を越してまで
帝銀を襲った理由はどういうものでしょうか?
255名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/04(土) 23:39:06.72 ID:???
 こんばんは

 >>254 

 私は愛人と歯科医辺りが平沢氏のマネージャー兼経理をしていたと思っています。

 もし平沢氏が自分で絵の代金を管理できるような人であったなら、金にも困らなかった

 であろうし、犯罪に手を染めるようなこともなかったという逆説的な考えから私はそう

 判断します。そして恐らく歯科医主導でその画代は日常的にプールされていた。

 最終的にはその中から事件後に平沢氏に纏めて渡されたのではないかと想像します。
256サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/05(日) 09:29:57.37 ID:???
>>255
たびたびのご回答ありがとうございます。

つまり帝銀事件後に平沢氏が入手したカネは椎名町支店から盗まれたものではなく、
それまでの取引で売れた絵の代金ということですね。
佐伯/和多田氏の著書もそのライン(虎の金屏風)だったかと思います。

そこでさらに突っ込んでの質問ですが、
この場合、「約束の絵の代金だよ……」と平沢氏にカネを渡した人間(歯科医?)が、
イコール帝銀事件の真犯人(グループ)ということでしょうか?

ちなみに佐伯氏の本の推理で面白いと思ったのは、
平沢氏の「仲間」は、2件の未遂事件その他の悪巧みについては情報を共有していたが、
帝銀事件だけは詳細を知らずこれまでの流れから「平沢氏がとうとうやった」と
思い込んだ、とする点です。
この説で興味深いのは、帝銀の実行犯(=佐伯説では歯科医)は平沢だけでなく、
自分の周囲の人間も欺いたことになるんですね。

ただ、いずれにせよ分からないのは
こんな手の込んだことをする帝銀実行犯の動機です。
257名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/05(日) 16:22:51.33 ID:???
 こんにちは

 >>256 勤め人なら毎月決まった日に決まった額が給料として渡される訳ですが

 画家はそうではない。平沢氏の絵がどのくらいの額でどれだけ売れていたのか、

 そしてその管理を誰がしていたのかは想像に頼るしかありませんが、私は平沢氏

 はほとんど自分の金の流れは理解していなかったと思っています。ですから

 事件後にまとまった額が入っても「ああ、また何かの絵が売れたのだな」という

 程度にしか考えていなかったのではないでしょうか。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/05(日) 16:39:20.81 ID:???
 真犯人の動機については正直分からないとしか言えません。それが分かれば

 実行犯も特定できるでしょう。仮に実行犯を歯科医だと仮定すると、彼は非常に

 大きな偶然に恵まれたことになると思います。それは・・・

 @自分の近くに風貌のよく似た男が居た、そしてその男は少しは名の知れた
  画家で、青酸カリを使っても不思議ではない。

 Aその男は金にルーズで、金に困っていた。仲間達と詐欺を繰り返し、挙句の
  果てに銀行まで襲っていた。

 そんな偶然あまりないです。でもその偶然が彼を後押しした可能性もあるでしよう。

 
259名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/06(月) 01:32:15.41 ID:ihSVCqCk
184部隊
260名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/06(月) 20:49:49.69 ID:???
 こんばんは。

 金の件でもう一つ。平沢氏あたりの絵だとそれなりの値がついただろうし、買い手も

 それなりの地位の人物だっただろうから、支払いは現金より小切手の可能性も

 あったのでは?そうなるとますます複雑になります。


 小切手といえば板橋の小切手換金者、彼だけは真犯人、もしくはその仲間を知って

いたことになります。恐らく何も聞かされぬままただ換金を頼まれたのだと思います

 が、その後の彼の心中や如何に、といったところでしょうか。
261サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/07(火) 01:58:55.31 ID:???
>>257
> 事件後にまとまった額が入っても「ああ、また何かの絵が売れたのだな」という
>程度にしか考えていなかったのではないでしょうか。

書かれていることは、可能性としてはあり得ると思います。
ただ、念のため、私が把握している文献に拠る限りでは、
平沢氏はカネの遣り取り(貸し借り)を備忘録的に九星便をメモ代わりに記していたようですよ。
それは、帝銀後に入手した大金についても記録があり、
しかし、逆にそれがデタラメだったことから、警察側から”擬装”だと突っ込まれてます。

さらに、佐伯氏の著書のなかでは、
「平沢は入金先を忘れるような人ではない」との妻の証言が紹介されています。
262サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/07(火) 02:15:17.80 ID:???
>>261 を一部訂正。(正確に引用します)

× 「平沢は入金先を忘れるような人ではない」との妻の証言が紹介されています。
○ 「平沢にお金の出所がわからないはずは、絶対にありません」との妻の証言が紹介されています。

(引用元:『帝銀事件はこうして終わった』 佐伯省・著 P53より)
263名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/07(火) 02:35:00.09 ID:???
>>206

おくればせながらレスありがとうございます。
〜Bamboo読みきりました。
現場写真に火鉢とタバコ&マッチが写ってます。
検事が火鉢はあったかと尋ねたのはこれなんですね
平沢はタバコを吸ったかもと言ってる。
吸いガラが残っていたらDNA鑑定できるのに
264名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/08(水) 07:06:27.27 ID:???
>>263
煙草は吸っていませんね、吸殻が空です。写真を撮る時は現場保存が鉄則、
吸殻を鑑識に回すのはその後。吸殻の向きなどが重要ですから、それを写真に収める。
防疫、消毒に来た人(本物)が、煙草を吸って空気を汚すことはしないでしょう。
ちなみに歯科医も喫煙者ではあった。平沢氏は未遂で吸った。
そしてプロは、一仕事終えてからプク、いやプカかな。

>>263さんはFlowering of the Bambooと検事調書両方読まれているのですね。
日めくり以外にもう一つ重要な事がわかります。調書の310頁、
(逃げる時の行員の様子を訊かれて)平沢氏「お腹を押さえて突っ伏している人が
多かったように思います」と答えている。
265包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/08(水) 07:10:40.89 ID:???
(すいません。昨晩履歴メモリ整理したらIDが消えてました。以下続きです。

さて、今度はFlowering of the Bambooの遺体写真7枚。2枚は死亡確認後警察が
並べなおしたもので、これらを除外すると5枚。「お腹を押さえて突っ伏して」
いる写真は1枚だけで、そこに写っているうちの2人です。場所は奥の4畳半。
犯人が通る可能性がまずない所。私はこの写真を見るのが一番いやです。
特に8歳の男の子に個人的な思いがあります。住み込みの用務員のご家族4人全員が苦悶しながら、
自分達の居住する4畳半の部屋に集まって最期を迎えました。。
お父さんと10代の娘さんが共に「お腹を押さえて突っ伏して」いるのが印象的な写真。
この写真を別アングルで撮った、用務員のお母さんが倒れている写真とこれが
当時も今も一番流布されていた(いる)。帝銀写真で検索するとこの2枚は必ず出てきます。
URLを貼る気が起きないです。興味のある方は検索してください。

266包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/08(水) 07:12:47.01 ID:???
平沢氏は最も印象に残るこの4畳半、犯人はみない4畳半、の写真を語っただけです。
入ってきた時と同じルートで出行ったのでしょうから(最短)、その時見える筈なのは、
支店長代理、廊下の2人(覗き込めば3人)、入り口入ってすぐの机の後ろに2人
(一人=生き残りは病院に搬送されているので現場写真には写っていない)、
残っている写真ではこれら全員が仰向けなんです。
ならば、お腹を押さえて云々の供述はおかしい。
こういう巧妙な惚け方は1ヶ月以上留置された取調室でできるものではない。
そして見取り図や日めくりは空間的(見取り図)にも時間的(日めくり
=当日はメモを取っていないが、それ以前はメモにもしていた)にも俯瞰的過ぎる
(誘導なしでは描けない、語れない)。平沢氏は帝銀現場を知らない。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/08(水) 19:44:48.04 ID:???
 こんばんは

 >>261 九星便の話は知っています。所々読めないように消したりもしていたそうで

 ますます容疑が濃くなったようです。金には細かかったという愛人の証言もありました。

 しかし事件発生から逮捕されるまでの間何をしていたのですかね。九星便もただ燃や
 
 してしまえばよかった気もします。
268包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/09(木) 01:30:56.52 ID:???
>>264に補足します。私が強調したいのは平沢氏の発言
「お腹を押さえて突っ伏している人が 多かった」の中の「多かった」というところです。
単に突っ伏している人が居た(だろう)、というなら刑事の誘導もあるでしょう。
しかし、多かったというのは、刑事は言わない。何故なら、多くなかったから、
少数(二人だけ)だったから、現場を俯瞰的、統計的に見て知っている捜査陣が
そんな事をいう筈がない。

では真犯人はどうか、彼(の視点)からしてみると「突っ伏している人」は
多いどころか皆無だった。それでは犯人が人体実験における観察者の如く、
冷静かつ客観的に現場を歩き回った(可能性としては非常に薄いが)としたらどうだったか。
「大半が仰向けに倒れていた、中には腹を押さえて突っ伏している人が少数、二人かな、
居た」というのが実験者の視線でしょう。
平沢氏は写真を見て、4畳半で4人の内2人が「腹を押さえて突っ伏している」を見て、
特に用務員のお父さんの姿勢に(私達)と同様に強い印象を受けたから、そう発言した。
しかし、彼が実行犯だったら、報道でそういう写真を見ても、ほう、こんな部屋があって、
こういう姿勢で倒れていた人も居たのか、という感想をもつだけであって、
「多かった」という発言にはならない。従って、この発言は<も>平沢氏が椎名町帝銀の
実行犯ではないことを強く示唆している。

269包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/09(木) 01:41:15.58 ID:???
>>267
九星便に改ざんの後があることで検事は平沢氏の事件への関与を強く疑ったと思います。
私もそうです。また金の使い道も5万円程が不明であり、なおかつそれは他人の為に言えない、
と平沢氏が言っている。私が地団太を踏むのはここです。なぜこの検事はこれを
問題にしないのか、鈍いなあ、と思うのです。だって考えてもみてください。

銀行強盗容疑者が金の入手先をのらりくらりごまかした挙句、最終的に犯行を自供した。
しかし使い道は言わない(足りない)、しかも誰かをかばっていわない。そうしたら誰だって、
共犯者との山分けを疑うでしょう。私がいやなのは、T検事もそこまでぼんくらではなく、
(失礼ながら私にはあまり優秀とは思えませんが)、何か匂うなとは思った。
しかし、ここを追求すると、パーカーの名前の出所が出てくると恐れたのではないかということです。
私は当然でてくると思います。
270包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/09(木) 01:48:21.25 ID:???
Triplettという人の功績は、1年以上もワシントンの古文書書架に通いつめ、
Parkerが実際にGHQの衛生関係に居た事を事件後37年目に突き止めた事です。
平沢氏は嘘をついています。決してあてずっぽうでハーバード?などの名前を
言ったのではない。相田宅の井戸もあてずっぽうであるはずがない。
ここで偶然ということについて語りたいと思います。
>>258
私も偶然が嫌いです。しかし、私が嫌う偶然は、犯罪事実を考える際に、
そういう偶然が起こらなければその推論が成立しないと思われるような<偶然>であって、
既に所与としてある現実(例えば平沢氏と歯科医という人相が似ている二人が
同じ画会に所属していたという事)は私が嫌う偶然ではなく、
それは所与の条件(問題解決の為に既に与えられている条件)です。
271包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/09(木) 01:51:55.47 ID:???
>>258さんが書かれている偶然は、既に事実として与えられている、
謂わば既に起こっている<現実>です。同じ学年(画会)によく似た男が居た。私の個人的な経験
からしてこれはよくあることです。芸能界の有名男性俳優という広くはない世界で
林隆三さんと古谷一行さん、高橋克典さんと江口洋介さんは似ている。混同する人が多い。
このスレッドで帝銀のモンタージュを見ると久米宏を思い出すという人が居ました。私は鶴田
浩二にそっくりと思う。(私が年食ってるせい?)とにかく、人相が似ている人が居る
(正確には<居た>)という事実は私の嫌いな偶然ではなく、そこから出発して
事件を考えていかないと間違えるかも知れない所与の条件です。
(理屈っぽくてすいません。がここは大事なんです)
しかし、そこにもう一人、似た人が登場するという偶然(未だ起きていない偶然)
がないと成り立たない推論は疑ってかかったほうがよい。
帝銀に当てはめれば、荏原、中井は平沢氏の実行だが、
帝銀は平沢氏でも歯科医でもないという推論は、歯科医以外にもう一人、平沢氏に似て居る人で
しかも利害、目的、性向(人を殺してもかまわないと考える)がある程度一致する人が
平沢氏の周りにいないと成り立たないような推論であって、これは考えにくい。
272包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/09(木) 02:06:16.58 ID:???
そうそう似ている人間が居る筈はない(そういう偶然は考えにくい)から、
帝銀も平沢氏の実行だという推論は明らかに間違っています。
歯科医と平沢氏が似て<いた>という事実(所与の条件)によってその推論は既に覆されているから。
平たくいうと、<似ていた>という事実があるのに<そんな事ある筈がない>と言い張っているに過ぎない。
モンタージュに似ている方が、現物を見て違うと言っている証言よりも重要だ,とか、
M証人が帝銀実行犯は平沢氏よりも若かったと言ったのに対して、
平沢氏は若く見えたと反論するのと同じく、筋の通らない論理です。

もう少し仔細にいうと、これが(二人が似ている事が)所与の条件であることによって、
考えられる共犯コンビよりも平沢氏/歯科医コンビが犯人である可能性が高い。
凸凹コンビはまず除外されてしまうということです。
そんな偶然があるものかというよりは、(そういう偶然が既に認められている場合には)、
歯科医を疑ったほうがよいのです。つまり、これに対する有効な反論は、むしろ、
平沢氏と歯科医は似ていない!ということでしか有り得ないのです。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/09(木) 18:49:38.71 ID:???
 こんばんは

 >>269 普通そこまでしてかばうのは女性ではないかと思います。もしくは家族か。

 確か長男は事件前後に結婚したと聞いたことがあります。愛人に生活の足しにと

 もしくは長男夫婦に祝儀として。平沢氏の事件への関与度合いの推理によって

 この5万円の行方は変わってくると思いますが。
274名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/09(木) 19:25:48.75 ID:???
 
 >>270〜272 真犯人はどの時点で椎名町の計画を立てたのでしょう?もし平沢氏の

 存在がなければこの事件は成立していなかったのか。私の興味はそこにあります。

 もうひとつ、確か帝銀事件の犯人の似顔絵が3版作られ、帝銀生き残りの方々はA版

 が似ていると言ったそうですが、最終的にB版が採用されたと聞きましたがその

 いきさつをご存知ですか?
275サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/10(金) 00:01:56.40 ID:???
包装紙さん

私からもひとつ質問です。
少し前に書かれていた、>>229 の件ですが、

> 相田氏が入院していた豊島病院には731出身の医師がおり、

この情報のソース(出典)はどこでしょうか?
276包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/10(金) 01:27:20.90 ID:???
>>273
こんばんは。平沢氏の場合、家族を庇った形跡は見られません。例の有名な、お金の
出所を言えないのなら、私達(家族)もお父さんを犯人と疑うことになるけど、
それでいいの?と家族が訊き、平沢氏がうなだれて黙ったという事からもわかるように。

一般論としてですが犯罪者は自己中心です。だから誰を庇うかというと自分です。
愛人を庇う、GHQ関連の情報源を言わない、金の使い道を言わない、これらが自分にとって
最悪の事態(1955年以降は死刑執行)を免れる為に有効だったと考えないと
辻褄があわないと私は思うのです。但しこれは一般論で、変わった、奇特な人も
いなくはない。ですからこの推論は、平沢氏が帝銀には来なかったという推論よりは
確信度は弱いです。しかし、春画よりははるかに可能性が高いとは思います。
私は本当に意外だったのです。事件を精査してみて、どう考えても平沢氏が帝銀に来なかった、
としか考えようがないことに気がついた時。しかし、ここから出発するしかない。
この一点、平沢氏は帝銀に来なかった、を揺るがすような。説得力のある証拠、
証言、推論を私は見聞きしたことがないのです。
277包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/10(金) 01:58:50.29 ID:???
本心を言いますと、私は検事が起訴したという事実を重く受け止めます。
原則として被告人は犯罪を犯したのだろうと思って事件を見ます。その上で推定無罪原則
でどこか突く?所がないか、それが難しければ犯意、それも難しければ情状を考える。
(冤罪事件というのはそうそうないという事を知っているからです)
実は皆そうだと思うですが。。清張氏の本とか、ま読み物だからと思って読む。
春画とか、苦しい言い訳だなと思いつつ。しかし、調べてみると帝銀は平沢氏じゃない
としか思えない、困ったなという感じです。この事件では検事になりたかった、
と書きました。理由はこの事件では被害者側につきたいということなんです。
誰かが椎名町帝銀をやったわけですから。

>>274 すいません、なぜB版だったか、のいきさつというのは知りません。
単にそれを指示する人の数が多かった(未遂のほうが多いですから)というのが
私の理解です。

>>275、これも、すいません、です。ずっと以前に人(今は故人)から聞きました。
確か院長かそれに近い偉い人だったと記憶していて、名前も聞いたのですが、
メモがありません。
278名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/10(金) 09:43:01.23 ID:???
>>264

レスありがとうございます。
すいがらの向き、なるほどです。
現場写真と見合わせると意味がよくわかります

Parkerが居たという事は警察は知ってたわけですよね。
議事録にでてくるFujitaというのは警視庁だし。
そこで捜査に動かないとは。いまとは違うのか
279名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/10(金) 19:36:02.19 ID:???
 こんばんは

 >>275 豊島病院に居たのは笠原四郎という医師です。私はネット上の記事で見ました。

 そして曰くつきの「東大鑑定」の東大医学部法医学教室には野田金次郎氏が在籍して

 いました。彼は731の姉妹部隊に所属していました。野田氏は下山事件でも検視をして

 いましたね。後に野田氏は信州大学に移り、主任教授として「硫黄化合物の青酸解毒

 機構」という興味深い研究をされたようです。あと松井名刺の松井シゲル氏も野田氏の

 部隊と関係があったといわれています。ただ彼は支那ではなく南方だったようです。
280名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/10(金) 20:05:16.40 ID:???
 もし現場検証が夜通し行われ、小切手の手配がされていたら・・・と考えます。

 すると翌日午後に換金に訪れた人物は拘束され、彼の口から換金依頼者の

 名前が出る。そうなると事件は翌日には解決していた可能性もある。私は

 どうもそこが気になります。真犯人のシナリオはどうだったのか、皆さんは

 どうお考えになられますか?
281サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/10(金) 21:53:34.28 ID:???
包装紙さん。
>>277
おっと、人づてだったのですか。
どこかの本にあったのかと思いました。

>>279
笠原氏、そうですね。
私もネットで見ました。

ただ、包装紙さんが書かれているような文脈、
つまり、相田家→豊島病院→731→ハバフロスク裁判というような見立てを
している文献があったのかどうかを知りたかったものですから。
282サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/10(金) 22:03:36.60 ID:???
>>280
私はそこまで深いシナリオはなかった――と思ってます。

とにかく犯人の最大の誤算は、<全員殺害>できなかったことでしょうね。
もし、全員殺害という結果であれば、警察側の被害規模の確認も、
さらに遅れていたでしょうから。

逆にいえば、全員殺害できなかったという「予定変更」が生じたため
実行犯が逃亡を最優先し、事後処理を他人に「投げた」可能性もありそうです。
283包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/11(土) 02:06:39.29 ID:???
ああそうでした。同じ四郎さんという名前。
この人はGHQに尋問されています。
>>280
板橋に現れたのは野次馬である可能性が強いと思っています。
罪に問われない可能性もあるので。ただ捜査陣のミスは消えない。
その後すったもんだしたのですから。
板橋に来たのが平沢氏だったら様相はがらっと代わります。
>>280さん(だと思うのですが)が仰る平沢氏は嵌められた説も
浮上すると思ってます。つまり、金に困った平沢氏が換金に現れつかまる。
全ての罪を着せられる。平沢氏は帝銀を知らない。この場合、薬、腕章、名刺は
自前。(加藤という名前だったという始めのY証言が正しかった)

ただそうだったら平沢氏は黙っている必要はないと思うのですね。
死刑は勿論、無期もない有期刑で済む。詐欺の実害は1万円で初犯、
後の詐欺3件は初めのものに触発された未遂。
荏原は上手くすれば不能犯(罪に問われない)、
それが通らなくても強盗致傷未遂で争える、中井はせいぜい予備ですし。
だから事件、逮捕後の状況証拠的に解せない。
284包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/11(土) 02:34:46.62 ID:???
ハバロフスクは帝銀公判(地裁)中でした。
占領下での日本の司法の独立性とよく言いますが(私も言う)、
検察は実は関係ないのですね。行政だから。これはまあ国策そのもの、
つまり当時はGHQそのものと言っていい。だから裁判所です、問題は
私がここで検察の誘導などと書くと、そんな事があるかね、とお思いの方も
いらっしゃると思います。(私の配偶者ですらそうです、笑)あるんです。
もうしょっちゅう。これだけは太鼓判を押します、ある。
でもそれはそれでいい。検察が上げて来ないと事件化できないから。
それを推定無罪原則で裁くのが司法なのだから。

なんであんなもので有罪判決が降りたのか、ハバロフスクに象徴されるものが眼中になかった
とは言わせない。無罪を出した途端に再捜査は731に一直線だから。
私が考える、訴因変更なしを前提としたあるべき判決は、
荏原強盗致傷或いは殺人(薬物次第)未遂有罪、中井同予備有罪、帝銀強殺無罪です。
これなら平沢氏の釈放はない。弁護検察とも控訴するでしょう。帝銀強殺無罪でも
一事不再理は効いてこない*。(そもそも日本では実質ない、検察控訴が認められているから)
これだと2審で検察は強盗殺人共同正犯を視野に入れざるを得ない。だって、これは
未遂と帝銀では犯人が違うと思うよという判決なわけですから。
285包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/11(土) 02:49:53.39 ID:???
以上が私がその故人と話した内容です。平沢氏無罪を出してしまったら
笠原氏は当然取り調べを受けなければならない。マニトフ及びその前任者、
アーレン氏及びその通訳、皆さんご登場頂かないと済まない。
しかし、それがあるべき裁判でしょう。繰り返しますが検察はいい。
問題は裁判所なんです。想像できないかもしれませんが、
公判以外の場で裁判官、検察官、弁護人が会って協議することもあります。
狭い社会なので。なぜそれをしなかったのかなあと思うのです。
いや、した結果(裁検でしょうが)がこれだったりして。

*これは解釈の問題があります。ロス銃撃で米国が共謀罪でM氏を逮捕した。
一事不再理原則に背く(米国は検察控訴ができない)ではないかという
日本の弁護人に対して、米検事局の見解は1級殺人ではなく共謀罪による起訴なので、
一事ではないという主張。
286サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/11(土) 02:58:20.31 ID:???
包装紙さん

>>284-285
実に興味深い話です。そして、ありうる話です。
287サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/11(土) 03:30:56.56 ID:???
しかし、アーレン(もしくはマニトフ)と帝銀実行犯は
いったい、どういう関係だったんだろうな。。
288包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/11(土) 09:55:17.91 ID:???
私は和多田氏達(佐伯氏が当初はメインだったのでしょうが)の事実関係
の調査はかなり確実だったと思って(聞いて)います。特に和多田氏の確認されている事実と
推論の仕分けは誠実です。GHQからの情報の発端はやはりロッジだったのではないでしょうか。
通訳から東京で聞いたのではいかにも足がつき易いですから。新潟という遠く離れた場所と
いう安心感があったのではないか。パーカー氏やアーレン氏はスキーをした?
289包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/11(土) 09:59:56.00 ID:???
明らかに検察にも裁判所にもこの辺りに関しては事実を掘り下げないぞ!という
硬い意思のようなものを感じます。もう平沢で一人でいいよ、ここで止めておこうと。。
これは実は小さい事件、いや特捜マターだとかなり大きい事件(金額的に)でもあります。
いやある所じゃないな、常にどこで止めるかを考える、それが仕事みたいな人がいるわけです。
で、行政=検察が出す訴因がそうなもんだから、司法(裁判所)もそれに乗る。

私に検察をやらしてもらえたら首覚悟で掘り下げますね。冗談じゃない、
12人もの方があんな無残な形で殺されているんです。贈収賄とはわけがちがう。
相田氏、井戸(井戸に見えない、共同かなんて分かるはずもない、パーカー、ジープ
あてずっぽうで言ったら当たったなんていう供述をそのまま採用していいわけがない。

マニトル女史は着任後間がないので、漏れたとしたら、アーレン氏からでは
ないでしょうか。悪気はなかったにせよ。彼は吉永さんと後年会った時に
相田宅に言った事すら否定してました。
290包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/11(土) 10:04:36.29 ID:???
すいません、マニトフ女史でした
291193:2011/06/11(土) 13:25:52.02 ID:eA0DUSPK
多忙してました。お久しぶりです。

@>荏原強盗致傷或いは殺人(薬物次第)未遂有罪、中井同予備有罪、帝銀強殺無罪です。
 >これなら平沢氏の釈放はない。

(中略)

A>これだと2審で検察は強盗殺人共同正犯を視野に入れざるを得ない。

以前より、包装紙さんに弁護士の職務と倫理に関与する部分として伺いたかった
のがこの点なんです。
現在、私達は佐伯氏の調査に由って、平沢以外の椎名町実行犯及びその他共犯者の存在の
可能性の推理や情報を得て、歯科医に疑念をもつ合理性を認識している人が多いと思い
ますが、帝銀事件の一審、二審時にはそれらの情報はまだ無かった。

故に包装紙さんが述べられている平沢の共同正犯として立件は非常に困難で、(平沢が
総てを自白しない限り)@の詐欺と未遂と予備だけで平沢を実刑にしても、短期間で平沢を野に放た
ねばならならず、かつA以降の捜査は731を視野に入れなければならなくなり、それは
GHQの存在で事実上困難というより不可能。

それ故、私は以前、帝銀事件を複数犯であげるのは困難で、731まで捜査を広げると
事件を未解決にしてしまう可能性が高く、平沢の事件関与に疑念の余地は無いの
で検察と裁判官は平沢単独犯でまとめこんだのではないかと疑問を呈した次第です。

「峠の我が家」という映画で、弁護士が被告を弁護しつつも、その罪を軽くし過ぎない様に被告に有利な
情報を公判で秘匿したという事が語られます。

包装紙さんは正義感が強く、本件の犯行に非常に強い憤りを感じておられると思いますが、
(1)包装紙さんが平沢の弁護士だった場合、平沢が@の罪だけでいずれ短期間で野に放たれる
事をどう思われますでしょうか。
(2)包装紙さんが本件の検事だった場合、A以降731への捜査波及で本件の捜査が暗礁に乗り上げ、
お宮入りとなってしまう可能性が見込まれる状況下、どの様な方針をとられますでしょうか。
(3)包装紙さんが本件の裁判官だった場合、A以降731への捜査波及で本件の捜査が暗礁に乗り上げ、
お宮入りとなってしまう可能性が見込まれる状況下、どの様な方針をとられますでしょうか。

(1)(2)(3)共に佐伯説が未公表の本件公判時においてという前提で、お考えを聞かせて
下さるようお願いします。





292193:2011/06/11(土) 14:01:33.11 ID:eA0DUSPK
「峠の我が家」ではなく、岬の我が家だったと思います。
リメイクを見ましたが、そのタイトルは失念しました。
293名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/11(土) 18:30:54.55 ID:???
 こんばんは。

 >>283 私は板橋に現れたのは平沢氏ではないと思います。小切手の裏書が

 無いのを注意されあわててデタラメを書いたそうですから。平沢氏は小切手の

 扱いには慣れていたはずで、そんな初歩的なミスを犯すとは考えにくい。それに

 人相風体も全く違います。しかし最終的には平沢氏であるとされた。ここもまた

 納得いかないポイントです。
294名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/11(土) 19:10:28.88 ID:???
 私は検察も司法もある程度は分かっていたと思っています。結局は見て見ぬ

 ふりをしたのではないかと。これが帝銀裁判の大きな問題だと思います。別に

 未解決事件でもよかったのではないか。私の今の関心は平沢氏逮捕に大きな

 役割を果たした捜査当局者にあります。彼は本当に伝えられているだけの

 理由で平沢氏逮捕に突き進んだのか、他に理由は無かったのか、という所です。
295サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/11(土) 21:55:25.17 ID:???
>>288-289
なるほど……。
あえて名付ければ「ロッジ原点説」というべきでしょうか。

しかし、相田家の赤痢発生(実際は腸チフス)から帝銀事件発生までは、
時間的には相当に短い。しかも中井支店での未遂の後。
この間、真犯人(たち)の周囲で何があったのか――。
296193:2011/06/11(土) 23:27:05.54 ID:9qZzQ29d
>板橋に現れたのは野次馬である可能性が強いと思っています。
>罪に問われない可能性もあるので。

包装紙さんが登場する前に遺留品の指紋の件で疑問を呈したとき、
安田板橋で出された小切手にも平沢の指紋が無い件も記載してたの
を思い出しました。

松井名刺、山口名刺に平沢の指紋が無い件は最近の前レスで語ったように、
犯人が手袋をしていた、犯人が指に接着剤等で被膜をつくっていた等の反論
があり、包装紙さんが名刺の持ち方で説明がつくと話されましたが、(試して
みたけど難しい。これから犯行を行うとなると、もっと緊張して難しくなる
でしょう)小切手は名刺の様に厚みが無いから側面だけ持つのは非常に
困難で、実際不可能だと思います。

とすると犯人は小切手に指紋が付かない、持ち方以外の別の方法をとった。
或いは多くの指紋はついていたけど、誰のかわからず無視されたのでしょうか。
椎名町の台所の湯飲みから、誰のものかわからない指紋が検出されていたのは、
後々まで話しに上りますが、小切手の指紋の件はどうなんでしょう。
平沢単独犯で板橋も平沢とするなら、小切手に平沢の指紋が無い事を合理的に
説明する必要があるので。

297193:2011/06/12(日) 09:18:56.82 ID:uFC8iiac
>しかし、相田家の赤痢発生(実際は腸チフス)から帝銀事件発生までは、
>時間的には相当に短い。しかも中井支店での未遂の後。

相田家の腸チフス発生で、チャンス!と思ったのではないですか?

荏原では訝しがられて警官に確認に行かれ、中井ではそれくらいの事で大げさすぎる
と投薬を断られ、相田家の腸チフス発生で、しめた!相田家近くの帝銀をすぐにやろう。
もし荏原の時みたいに呼ばれた警官が確認に行っても大丈夫だし、て感じでしょう。
298193:2011/06/12(日) 13:30:42.14 ID:spNHXhFu
それと帝銀内で、
「近くで伝染病がおきたんだって。」
みたいな話しが伝わっていれば、今度は上手くいき易いだろう
みたいな考えもあったでしょう。
299名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/12(日) 13:38:21.12 ID:???
 こんにちは

 中井支店で犯人が口にした「小山3丁目283番地」という住所は架空で、しかも

 進駐軍が近辺にすら来た形跡は無かった。しかし椎名町では実在の住所で

 実際に赤痢と腸チフスの違いこそあれ、病気は発生している。この差は何なのか?

 「たまたま近所の相田宅で腸チフスが発生したので、ちょうどいいから利用した」

 という類の犯罪ではないと思いますから、「ある種の意図を持って相田宅で腸

 チフスが発生するように菌を仕込んだ」と考えるのが自然だと思います。
300名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/12(日) 17:18:49.71 ID:Y6NgRc0B
通報しました↑
301名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/12(日) 18:48:08.00 ID:???
 こんばんは

 そういえば小切手は裏書の筆跡鑑定で平沢氏の関与ということにされたのでしたね。
302名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/12(日) 21:00:33.90 ID:???
筆跡鑑定なんてあてにならない。特にこの時代は。
303名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/13(月) 01:01:36.15 ID:8/dsl+3g
スロ秘宝伝かカイジ攻めるならどっちが良いかな ちなみに予算は三万弱(ToT)
304サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/13(月) 02:30:51.24 ID:???
「相田家の発疹チブス」についてもナゾが多いのです。

1)犯人は「集団赤痢」と言ったのか?
私は「赤痢発生(実際は腸チフス)」と書きましたが、実をいうと、
帝銀犯が「集団赤痢」と言ったかどうかは確定してなかったと思います。
Y支店長代理の供述では「集団チフスか赤痢かが出て」と含みを持たしております。
だから、犯人は本当に「発疹チブス」を口上として使ってた可能性はあります。
(私の個人的見解では、犯人は「発疹チブス」と言ったと思っています)

2)本当に相田氏は「腸チフス」だったのか?
これは、相田氏の奥さんの供述では医師の診断は「擬似腸チブス」なのです。
つまり、腸チフスですらなかった可能性があります。
(再審運動の段階で証拠提出を求められたが拒否されている)

3)相田氏が発症した日は?
これは、>>295の自分の書き込みの補足(訂正)ですが、
和多田氏の『ドキュメント帝銀事件』では発症日を1/21としています。
しかし、相田氏の奥さんの供述では「1/16に発熱」なのです。(一審14回公判)
そして、20日に採決検査、翌21日に擬似腸チブスと診断され豊島病院に入院という流れ。
和多田氏の記述がなぜそうなっているのかは不明ですが、
相田氏が16日に発病していたとすれば中井支店の未遂事件(1/19)の前ですので、
そういう意味でもこの期間に真犯人(たち)の周辺で何が起きたのかが気になります。
305名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/13(月) 05:40:22.41 ID:8/dsl+3g
警察は怠慢やで あてにならん ゴキブリ以下や
306名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/13(月) 18:21:27.39 ID:???
 こんばんは。

 >>304 ずっと集団赤痢だと思っていました。改めて見直してみたら甲斐手記に

 「発疹と判明」とありました(18日に発症、21日には分かったようです)。ただ腸でも
 
 発疹は出るため混同されやすいとか。ただ発疹だと病原菌の培養は不可という事

 ですから私の推理は崩れてしまいました。
307包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/14(火) 07:25:48.96 ID:???
>>291
弁護人だったら:引き受けたからには、被告人の刑(期)が軽く(短く)なるよう最善を尽くします。
この事件は検事をやりたいと言ったのは、手を挙げればやれるわけではないので、実際的には弁護人を
引き受けないかもしれないという意味です。私だったら、I検事の調書を盾に取って無罪に導くよう努力したと思う。
起訴前からついていたので、これには気づいてしかるべき。Y弁護士が民弁だったことが大きい。品が良すぎるのですね。
私なら、取り調べ中の姿で何度も面通しを行っている事を目撃証言の誘導(古典的なやりかたです、
犯人として取調べを受けている所を何度も見せられたらどうなりますか?
最初は違うと言っていた証言以外は証拠採用させない方向にもっていく、
そうしたら帝銀現場は全員Noです)として9月の段階で抗議してプレッシャーをかけ(公判で使わせない)、
起訴すらさせない方向に持っていきます。、T検事は、弁護人と一緒に
(平沢氏)の潔白を証明しようと努力した、家族の証言を取ってくるように言った、
とおためごかしを言ってますが、私なら、貴方が言ったから家族の証言をとってきた、
タドンを持って帰ったそうだ、さあ解放しなさいよ、と言います。
308包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/14(火) 07:40:24.94 ID:???
裁判とは観念的な綱引きだと思っています。赤が検察、白が被告としましょう。
この綱引きの特異な処は常に赤組が、赤組だけが、綱引きをするぞ、と決定できる事。
観念というのは、目に見えてどちらが勝っているというのが分からない事。
審判(裁判所)が勝敗を決める。弁護人というのはあくまで代理人です。
この代理人が綱を赤と反対側に引っ張らなければ競技自体が成立しません。
弁護人はその役割を全うする必要がある。そして判決の日まで勝敗が分からない。
平沢弁護団は無罪を取れると思っていたと思います。

検事だったら:私は掘り下げた。平沢氏が真相を喋らないなら、
帝銀のみ実行者氏名不詳の共同正犯で起訴。上層部がGHQの捜査に難色を示しても
これなら通せると思います。つまり、GHQからの情報漏えいはその実行者が負っていたと。
(パーカーは未遂で出てきた名前なので、平沢氏も知っているはずなのですが)
309包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/14(火) 08:00:46.27 ID:???
ある種の(司法)取引を平沢氏に匂わせてでも、(それが空証文になっても、
つまり後に求刑が死刑になっても)平沢氏に実行者について問いただします。
私は気がついたと思います。(そう思いたい)椎名町帝銀だけは平沢氏の実行でないことに。

裁判官だったら:T検事の起訴だったら、訴因変更・休廷を促します。
訴因変更をすると、帝銀証人、アリバイ(船舶会、エリー)はそのまま採用できる、
つまり、多くの矛盾が解決する。真犯人が逮捕されるのが理想です。
しかし、これは裁判官(司法)の仕事ではない。

もしこういう方針で捜査、公判が行われて、その過程でオバケ、
つまり、実行者が731部隊と関係があったら、パンドラの箱だった。
帝銀裁判が裏(というよりカウンター)東京裁判になった。大げさに言えばですが。
A級戦犯を何人も絞首刑にしたが、もっと酷い人達は情報欲しさに無罪放免かい?と。
でもこの可能性は薄いと思っています。せいぜいが周辺者でしょう。
310包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/14(火) 08:10:47.27 ID:???
193さんの懸念(私の懸念でもあります)、事件が暗礁に乗り上げる、
ということのないように、実行者氏名不詳の共同正犯というものがあります。
帝銀の場合、一部実行・全部責任の原則(未遂失敗、共犯者が帝銀成功、
それでも平沢氏にも全部の責任がある)に当てはまるので、
平沢氏を共同正犯として裁くのは妥当なんですが、一つ問題があります。

それが、私が気にしている、彼は帝銀を知っていたか、ということなんです。
知らない場合は、(共同実行の)意思の連絡が為されていないことになって、
平沢氏は共同正犯の罪に問われない可能性がある。当然弁護人はこれを主張する。
私が弁護人だったらそうする。暴力団の、親分は知らなかった、ってやつです。
平沢氏は帝銀実行をしらなかった、だから上野近辺でご飯ばっかり食べて、
のんびりとタドンを持って帰ってたんです、と。こうなると、
恐らく193さんの懸念する誰も裁かれないということになります。

これを避けるためにはやはり真実行犯を逮捕しなければならない。
それは検事の仕事なんです。私が検事でも、T検事が9月23日の中井証人に
やらせた猿芝居くらいの事はやったかもしれません。それまで自供が取れなかった
のだから。そして取引も匂わせた。だって、真犯人さえ裁かれるなら、
共同実行の意思の連絡がなかった(平沢氏は帝銀実行を知らなかった)として、
平沢氏の刑が軽いものになってもいいでしょう、被害者の為にも。私はそう割り切ります。
こういう割り切りはよくあるんです。
311包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/14(火) 08:27:37.99 ID:???
この事件はGHQにゴマをすりっぱなしだった。
起訴前弁護士をちゃんとつけ、検事と弁護人が自供前から打ち合わせをしている。
これはGHQの指導。T検事は帝銀直後にGHQから所謂尾津事件で解任されています。
(詳細は省きます。検索してみてください)
その直後が帝銀でこれ以上は失点したくなかったのでしょう。
おかわいそうに、同情します。しかし、それにしてもひどいのですよ。
法学セミナーのかなり古いバックナンバーにこの方のインタビューがあります。
それから例のFlowering of the bambooで2回インタビューしてる。(ヤメ検として
銀座で開業中だった)

この方は事件後80年代中盤になっても、731部隊は毒物研究、人体実験などしていない
という認識なんです。そしてGHQは協力してくれたと。
どういう協力かと言うと、石井四郎氏に会わせてくれたと。情けなくて涙が出てくる。
どうやって会ったか?目白署署長の私宅で「会議」を持ったそうです。
著者のトリプレットもT検事の部分はおちょくった書き方をしている。
そりゃそうでしょう、その時点で日本政府が認めていることすら認めないのだから。
312包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/14(火) 08:36:26.41 ID:???
一番頭に来るのは、この一米国ジャーナリスト(しかもフリーの)の取材は受ける、
しかし条件として、同行した読売新聞の委員は絶対にこの取材について書かないという事と。
この事件は日本で起きた、このインタビューが行われた時、まだ平沢氏は在命、再審請求中。
検事は日本国(民)に成り代わって事件を立件する、説明責任は、米国のジャーナリストに対してではなく、
日本人に対してあるでしょう。この本は翻訳されませんでした(多分)だから、多くの人が読んでいない。
この中でT検事が平沢氏有罪の決め手にしているのが、松井氏は万年筆を使わなかった。
それがどうした、それは荏原ですよ。I検事の調書偽造については、東拘のゲートの守衛が記録をとり忘れた。
拘置所は大雑把に言えば刑務所の一種です。だれが来たか記録にない?馬鹿馬鹿しいにも程がある。
F刑事部長とT検事は東京帝国大学法学部の同期、意思の疎通は問題なかったでしょう。
仲良くGHQに迎合したとしか私には思えない。
313サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/06/15(水) 00:26:36.39 ID:???
包装紙さん。
トリプレット氏の本はこれではないでしょうか?(邦訳版)

http://www.amazon.co.jp/dp/406202845X
314名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/15(水) 18:16:32.27 ID:???
 こんばんは

 >>313 そうですね。私持っています。
315193:2011/06/15(水) 22:38:49.72 ID:4nCd8l4C
>包装紙さん

大漁のレス、有難うございます。
少し整理してレスしますので、まずは御礼まで。
316名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/16(木) 03:01:12.70 ID:fz5227nL
乞食絵描きの振り込んだ金が、盗まれた金額と同じ(今の貨幣価値で数千万円)
大金の出所が不明でわ、お花畑左翼で無い限り誰が見ても真っ黒だわ。
317包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/16(木) 08:28:13.05 ID:???
あらら翻訳本があったんですね。損した。洋書を持って気張ってた若き日の自分が恥ずかしい。
当時から、この事件について話すと変な顔で見られてました。
今の人はそもそも事件を知りません。死刑時効とかのトピックスとして知ってるだけ。
私が自分で損したのはいいのですが、私の書き込みを見て高い洋書を買ってしまった人がいたら
申し訳ありませんでした。ごめんなさい。

>>316さんと同じく、私も真っ黒と思って事件を調べたんですが、奇妙なことに、
或いは困った事に椎名町帝銀には平沢氏は現れていないとしか考えられないのです。
ただ、事件に関与するとは別に自ら手を下すという事に限らないのですね。
二つだけ指摘させてください。@盗まれた金額と実は合わない(合わない部分が説明
できなかった。誰かをかばっていたというか隠していた節がある)A実行者以外
が盗まれた金を持っている事はある、というか多い。実行者が捕まらないように。

ただ、和多田氏や清張氏などが言うGHQのあるセクションが日本人グループを
使って人体実験というのは、ちょっといただけないなあ、とは思います。
318名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/16(木) 15:19:20.41 ID:???
この事件では青酸化合物を使った毒殺による銀行強盗という解釈が一般的だが、
予行演習ともとれる2回の未遂事件も含めて、本当に現金や小切手の
搾取が所期の目的であったのかという根本的な部分がどうもはっきりしない。

同時にこれら一連の凶行は決して単独犯がなりゆきにまかせてたまたま
手元にあった毒物をもって及んだものであるはずもなく、入念な計画や準備
のもとに実行されたものである可能性が非常に強い。

一番不可解なのは、明らかに山積みになっている現金の札束や金庫内の
現金小切手類(合計約84万円)には手をつけず、出納係の机上の現金と
小切手合計約18万円のみを奪って逃走した。

平沢の詐欺窃盗の内訳は、決して裕福な金持ちが手遊びに行うものではない。
戦後のインフレの時代に不安定な収入に頼る画家の生活は厳しく、その一方で
浪費家(女を囲っていた)でもあった平沢が金目当ての犯行であったなら、
明らかに目の前にぶらさがっている簡単に搾取できるお宝をむざむざ見逃すのは
実に不自然。

となるとあくまでも犯行メッセージとして行っただけにすぎないのではないか。
(現在の貨幣価値で約1500〜2000万程度)強奪よりも真の目的は、このような
方法で相手を疑わせることなく即死させることが現実に可能という事例の実行。
つまり毒殺自体に意味があるのでは。

平沢はどの犯行(未遂も含む)にはまったく関係なく、単にスケープゴートになっただけで
(犯行集団は事前にスケープゴートとして彼を選定してあった)嵌められただけ。
(しかも本人はその集団と面識もなく、嵌められる理由すらわからない)

松井博士はシロではないという可能性もあると思う。彼自体731部隊との接点がある。
戦犯法廷への召喚から免除されることと引き換えに、GHQに対して取引を提案していた
集団が、GHQにその申し入れの価値を問われて、具体的に回答を示したのが
この一連の犯行だった可能性は、平沢が関与している可能性よりはるかに高い。

なにせ実行の際のピペット操作のみならず、銀行での口上全て、その後の警察の
追求が急転したいきさつ、トリプレットの本にある当時のGHQ関係者の反応や記録。
平沢が事件直後所持していたのは13万円程度。奪われた現金と換金された小切手額面
合計は18万ちょい。奪われた札の番号が一致でもしない限り犯行の証拠にはならない。
小切手入金は絵画の受渡しで慣れており裏書しないことで銀行員にあらぬ印象を
もたれるようなへまをするのも解せない。この日午後2時過ぎに板橋に現れることが平沢にできたのだろうか。アリバイがあったのではないか?

GHQのセクションが実行したというより、GHQに対して自分たちの集団の売りネタの価値
をみせつけた犯行だったと考えると、全てが平沢単独犯や共犯説よりぴったりはまると
思う。(ちなみに、帝銀椎名町支店の内部に集団の誰かから怨恨をもたれていた人間が
いた可能性も否定できない。当時都内には数百件の銀行支店がありその中でこの支店
が最終的に選択されたことには、それなりの理由があるはず)



319名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/16(木) 19:36:42.17 ID:???
昔に読んだからどっちか忘れたけど、佐伯本か和多田本に疑惑の歯医者は指紋が削ぎ取られてる上に
顔のほくろが日によって付いてたり付いてなかったり(変装?)して怪しいって書いてあったよな
信憑性はどの位なんだろう。普通の人は自分の指紋を削ぎ取ったりもししない訳で、もし歯医者の指紋が本当になかったらかなりクロっぽく思えるんだが。
320名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/17(金) 02:20:27.41 ID:S/ZPhp0N
おいらこの事件起きた所から1
分以内の所に住んでるよ
321名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/17(金) 03:26:30.25 ID:???
>>317 全然OK。僕は買ったけど面白かった。アメリカに住んでいるし。
驚いたのはNippon Timesの平沢獄中Interview。いまじゃ有り得ん。

>>318 トリプレットの本にある当時のGHQ関係者の反応や記録。
これは大したことないと思った。日本語でいったらうっとうしいなて感じ。
318は深読みし過ぎでは?帝銀を選んだ理由は相だ家の伝染病発症だろうと。
平沢が未遂も含めて全く関係ないというのはかなりダメでしょう。
検事論告、こっちは高かったorz、の未遂自供の自然さ無視しちゃいかんかと。
今の救う会の主張は318みたいなのかな。事件を調べた人間には説得力ない

>>320 古本屋さんまだあるんですか?この人の証言重要と思った。
池袋からの時間はもっとかかった。
322名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/17(金) 04:07:44.70 ID:???
請許連投。疱瘡さんへ、

Nippon Timesの記事、動機は科学だった→原文はScience、
記者達は意味わかんないけど、こう平沢が最後に話したと書いてる。
平沢もKagakuと言ったにせよ、化学という積もりだったら意味深で意味は通る。
深い化学の知識はなかった平沢は、一味のなかで話されてた化学式を
チンプンカンプンで聞いてた。で私がやってみるよ、金欲しいしと。

せっかく原文で読んだ者同士として質問してみた^^
323名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/17(金) 06:24:43.38 ID:???
平沢が銀行に預けた盗まれた金額と同じ大金の出どころは?
324名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/17(金) 10:13:35.96 ID:NniIjdUn
軍曹はなぜさっと帰国したのか。
彼が帰国後に何か日記か何かを書き残していないか?
325名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/18(土) 00:29:43.39 ID:???
平沢はアスペだから、犯罪者の意識自体が無い
君らは知らないだろうが昔は麻薬ヒロポンも合法だったんだよ
今は禁止の農薬劇薬も何でも手に入った時代だった
人を殺すのが簡単な時代だったんだよ。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/18(土) 04:46:14.47 ID:???
放送 さん

第四百七十五条  死刑の執行は、法務大臣の命令による。
○2  前項の命令は、判決確定の日から六箇月以内に
これをしなければならない。但し、上訴権回復若しくは
再審の請求、非常上告又は恩赦の出願若しくは申出が
されその手続が終了するまでの期間及び共同被告人で
あつた者に対する判決が確定するまでの期間は、
これをその期間に算入しない。

トリプレは高木検事に執行されないのは何故だと問い詰めてるが、
上記の法規定があって平沢は絶え間なく再審請求していたからだ、
と答えるのも可能だったのでは。それから共犯者逃亡中は執行でき
ないというのもあります。だからどちみち執行できなかった?
327包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/21(火) 07:20:36.48 ID:???
475条は6ヶ月以内という行政側の義務としての執行期限を書いたもので
(判例で義務ではないとされている)、仮に途切れなく再審を請求していた
にせよ、官側の執行期限(義務)が伸びるだけです。ということは、確かに
執行しなかったのは何故かという言い訳にはなるかもしれませんね。
こんがらがってきますが、実質的に意味ないです。

10年ほど前に福岡で再審請求中の死刑囚が執行されました。それから、再審
請求準備中(前のものが棄却されてすぐ)の執行もあります。
比較的確実なのは再審中は執行されないという事です。ですから再審中と再審請求中
は分けて考えたほうがよい。比較的確実と書いたのは、刑訴448.2では「再審開始の決定を
した時は、決定で刑の執行を停止することができる」と書いてあるからです。
停止できる、というだけ。しかし、実質的に停止されます。

の執行はないというだけです。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/21(火) 23:17:05.64 ID:???
なんどか書き込まれているが、歴代法相のなかには本気で執行をするつもりで、
執行命令書を上程するよう法務官僚に支持した者もいたくらい。
そもそも強盗殺人で一人殺した人間を死刑執行して、帝銀犯人を死刑にしないというのは
法治国家の名に値しない。

だが、そのたびに彼らは平沢だけは絶対に執行できない理由があることを知らされる。
情報開示が、日本とは格段に進んでいる米国でさえ、帝銀関連のものは門扉が固い。
いまだ米国中枢の利害に密接に絡む問題が内包しているからに他ならない。
329名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/25(土) 18:12:35.22 ID:1OooKCEt
>>327
レスありがとうです

自分は疱瘡さんと違い正義感というより
平沢という人間の魅力 魔力か に惹かれる
Occupied読むと10人堕胎とか最強種馬画家w
大量毒殺事件に絡んだ女たらし

検事聴取書のすっとぼけた嘘の連発
知り合いの美術史専門によると大正時代の絵は凄いらしいし
刑務所で絵をかきつづけ90まで生きた
チョイ悪どころか極悪おやじ いやじじいw
330包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/26(日) 13:49:25.19 ID:???
私も正義感に導かれてというわけではないです。この事件には不思議な磁力がある。
ただ、これを言おうかどうしようか迷ったのですが、匿名だしいいますと
実はお小使い(これ禁止用語ですね)のお子さん(8才)が自分の子供(の寝顔)にそっくりなんです。
多分知り合いの誰に写真を見せてもそういうと思う。誰にも見せたことはないですが。
だから平沢氏と歯科医が似ているというのも割りとすんなり受け入れられるのですね。
一時期はこの事件に本当に詳しかった。デシジョンツリーを入念に作ったりして。
気を取り直して、>>295で言っている最後の1週間。これは私もその頃じっくり考えました。
今日はその話しを。

平沢氏の中井に関する供述は実に自然なので、これは真実と取り合えず考えます。
そうすると奇妙な偶然がある。中井に行く時に椎名町交番前でバスを降りたと平沢氏
が供述してます。帝銀に気がついたはずなんです。で相田宅の疫病発生はその後と。
事件には偶然はあっても一つ、その偶然をここで使ってしまったといってよいような
偶然です。
331包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/26(日) 14:18:29.25 ID:???
考えた経緯を書くと非常に長くなるの手短に要点を言います。
東中野の自宅から中井に行くのに、迂回をしてバスで椎名町交番で降りて
徒歩で中井に行くのは不自然/小ぶりの交通機関(私鉄、バス)で
最寄駅まで行くのを避けたのかもしれない(池袋から徒歩で椎名町も同じ)/
実は1月19日は椎名町帝銀に下見に行ったのではないか/そこで帝銀を忌避する
何かがあったのではないか、例えば交番から近すぎる(同じ理由で下見に行った
銀行を止めたという供述がある)、交番の警官に顔を見られてしまった、など/
それから中井に徒歩で行き、高田馬場支店長が居たなどの理由で引き下がった/
仲間に顛末を話した、帝銀も含めて/その後、火曜日以降に再度帝銀を下見した
(平沢氏以外だった可能性がある/相田宅の一件を知る/交番を嫌った平沢氏
以外が犯行に及んだ
332包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/26(日) 14:26:30.41 ID:???
相田宅の疫病発生と中井の時に椎名町で降りたのは偶然です。この偶然が
僅か一週間後の犯行を促した。上記で19日の中井の日に椎名町帝銀を下見に
行ったと書きましたが、ひょっとするとその日帝銀で犯行に及ぶ積もりだった
のかもしれない。そこでやはり平沢氏が忌避したいなにかがあった、或いは
起こった。交番警官に顔を見られたというより、見られたと思ったのかもしれない。
中井ですんなり引き下がったのは、心のどこかに、これ(ほかの支店長がいる)なら
帝銀のほうがいいかなと思ったのかもしれない。

それらの顛末を共犯者達に話す。交番が近いしダメだよ、などと。いや、交番は
関係ないさ、早めについて周り道をしておけばよい、と共犯者(は考えた)。
実際に交番のすぐ近くで犯行は行われたわけなので、実行者は交番を気にしなかった
のは間違いない。
333包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/26(日) 15:03:29.65 ID:???
ほぼ間違いないのは、平沢氏がバスを降りた椎名町の相田宅の疫病発生
という偶然が犯人(達)の背中を押したこと(193さんが言うように)。
平沢氏は荏原以降、新聞に報道されないか、銀行が警戒しないか
気にしていた、だから暫く時間を空けたと、供述している。しかし、帝銀は
1週間後。何か別の条件がなければおかしい。考えられるのは、相田氏の
病気、入院。いましかないよ、と。

なお、上記は科学捜査さんの平沢氏単独犯説を否定しない。しかし、平沢氏は
無関係というのは否定する。以前、A刑事の墓を掘り返してでも、日めくりに関する
供述が誘導であるかどうか問い質したいと書きました。もしこれが誘導でなければ、
平沢氏無関係説はほぼ有り得ない。その場合残される可能性は二つしかない。
平沢氏は現場を知っていた、つまり帝銀実行犯、もう一つは共犯者から聞いて知っていた。
私は誘導だと思っています、理由は以前書いた、「メモになっていた日めくりのうえ」
という、刑事が証人から聞くことによってしか知りえない、つまり見ただけでは
分からない、情報だからです。
334包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/26(日) 15:21:23.40 ID:???
平沢氏無関係説が成り立つ為には、T検事の調書の9月23日以降が完全な誘導、
というより作文でなければ成り立たない、I検事による最後の3回の調書は
作文だと私は思っています。それからT検事の23日以降は誘導があっただろう
とも思っています。しかし、これは刑事によるリハーサルがあったという意味です。
T検事との間での発言は、ほぼ平沢氏が言った通り(リハーサルに従って)
だったと思わせる節がいくつもある。荏原、中井の犯行現場のリアリティと
帝銀のそれの差(当初の供述)は著しい。それをリハーサルで矯正していって、
それでも足りない所を補い、自白が任意のものであった事を文書化し署名させる、
したように見せかける為に最後の3つの調書が作文された。
335包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/06/26(日) 15:27:11.09 ID:???
中井の他店の支店長が居たからやめたという供述は刑事が吹き込めるものでは
なくて、むしろ未遂犯しか感じられない思惑の吐露。逆にメモになっていた日めくりや、
突っ伏している人が多かった、という発言は刑事による誘導か、現場写真をみなければ、
実行者では分からないもの。検(刑)察だって確信が欲しいのです。(一人の
人間を絞首刑にするのですから)
秘密の暴露を確信する為に現場写真は最後まで見せない。一旦自供したように
見えた平沢氏の自供が(帝銀だけ)現場を反映していないので、時間の関係も
あり一気にまとめにかかった(帝銀現場写真を見せながらの誘導)にかかったとしか
思えない。もっと単純な話しをしますと、荏原、中井には犯行現場写真自体が
実質的にない、荏原にいたってはあれだけの時間が経って居た事件化されなかった一件。
(どそれでいて、あのリアリティは、しかも未遂犯目線の、はちょっとしたものです。
336名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/26(日) 21:30:24.03 ID:???
 こんばんは

 相田宅の井戸は隠し井戸になっていたので通りかかっただけでは井戸の存在を

 知ることは出来ない。たとえ実行犯が誰であったにせよ井戸の存在をどうやって

 知ったのかも謎です。相田宅の居住者か保健衛生関係の誰かからと考えるのが

 自然でしょうか。ちなみに発疹チフスと診断が出たのが21日ですから、そこから

 実行日を決めた可能性もありますね。
337名無しさん@お腹いっぱい。:2011/06/26(日) 21:52:06.81 ID:???
 平沢氏も不思議な方です。「真犯人の適性」という点ではこれほどかけ離れた人も

 居ないが、「真犯人役」としてはこれほど適任者も居なかった。しかし嵌められたとか

 スケープゴートにされたとするなら逮捕まで時間がかかり過ぎたような気もします。

 
338名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/03(日) 22:52:08.44 ID:???
 20年程前世間を騒がせたあの大量殺人事件。表面的には全く違いますが、関係を

 噂される人物や団体の名前を見ていると帝銀とよく似ている。ひょっとするとこの2つの

 事件は奥底では同じ流れなのではないかとも思ってしまいます
339サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/04(月) 01:44:38.29 ID:???
>>338
こんにちは。
20年前? 大量殺人事件? なにかありましたっけ?
1989年-90年に、あのM君の犯した幼女誘拐殺人事件ですか。

でも、あれは、「帝銀」と似てないですよね。
すいません、気になるので教えて頂くと幸いです(笑)。
340名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 18:38:16.19 ID:???
 >>339 オウム事件です。正確にはまだ20年は経っていませんが。

 スレ違いになるのであまり触れませんが。図式が非常に良く似ている。

 そういえばGHQから軍関係の捜査に圧力がかかった時、読売はなぜ

 あっさり引き下がったのでしょう?初代社主の戦犯問題が少なからず

 あったのでしょうか
341サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/04(月) 22:08:31.53 ID:???
>>340
ほう、オウム事件ですか……。

> そういえばGHQから軍関係の捜査に圧力がかかった時、
> 読売はなぜあっさり引き下がったのでしょう?

巷間伝えられているのは、「今後、優先的にネタを廻すから」という
警察側からの取引条件を飲んだから――ということらしいですね。

いずれにせよ、これは帝銀事件に限った話ではなく
新聞社の社会部と警視庁というのは「持ちつ持たれつ」の関係ですので、
あまりこの手の話を深読みしても仕方ない……というのが私の考えです。
342名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/07(木) 01:46:28.20 ID:7sABGn7D
検事弁護士田中森一の反転を読んで検事調べでの歪曲のひどさがわかった
↑で法曹さんがいう見取り図話もでてる 検察の伝統なんだな
法廷に出た途端自供を翻すのはしょっちゅうで、そうなってもいいように
署名させる調書とほんとの調書を二つ用意しとくとか

平沢も法廷では否認に転じるつもりで自供したのでしょうか。
だとすると後で言い逃れできるような自供しかしないと思うのだけど
343名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/07(木) 02:22:07.36 ID:eY2EXXng
そうかね?
344名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/11(月) 00:45:33.00 ID:???
 >>341 初代社主の正力松太郎氏は日本の反共活動の中心的人物でした。

 平沢氏はなぜ完全単独犯でなければならなかったのか?

 歯科医N氏が実行犯だとすると、なぜ事件後も普通に社会生活を送る事が

 出来たのか?

 帝銀事件ももう少し大きな括りで見ていかないと、と思います。


 余談になりますが、白鳥事件の担当検事も高木一氏だったのですね。

 検事の担当する事件の持ち回りはどうやって決めるのでしょうか?
345名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/11(月) 05:08:44.25 ID:jjuQ5gi/
フジTVで放送された被災犬の行方を検証するスレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/dog/1307535741/

実は救出されていなかった
346サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/11(月) 11:08:19.82 ID:???
>>344
> 帝銀事件ももう少し大きな括りで見ていかないと、と思います。

ふむ。。なるほど。

私は「大きい括り」よりも「小さな事実」のほうを重視する派なのですが、
それはさておき、
もしよろしければ、現時点での貴方様が推理・想定されているであろう、
大きな構図(帝銀事件のナゾを絡めた)をご説明下さると幸いです。
たぶん、なにかしら自論をお持ちであろう気がしますので。。
347包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/12(火) 08:11:09.36 ID:???
田中氏は判決当日まで無罪を確信していたと聞いています。 この方と堀江氏に
実刑判決が降りたのは法曹村のいやらしさを感じ、スレッドの趣旨が違ういますね
田中氏のようなプロ中のプロでもこう思うわけで、平沢弁護団は無罪を確信していたと思うのです。
だから、元の訴因に引き摺られた。歯科医が普通の生活を送れたのは、訴追されなかったからです。
確定判決が出てるわけですから、歯科医が訴追される為には、再審請求の新証拠として出されないと。
再審請求は一貫して平沢氏無関係ですから、そのチャンスはない。
高木検事が白鳥事件を担当したのは、帝銀後すぐに札幌地裁に転勤し
次席だったからこのクラスの事件はやる、たまたまでしょう。

以下で安倍さんというヤメ検さんが高木さんの札幌時代の
聴き取り手法(証拠)について話ています。
帝銀の薬瓶を髣髴とさせ、思わずニヤリとしてしまう。
検察の手の内が分かります。自供したから犯人という
素朴なお考えをお持ちの方は他のページも読んでみてください。
http://ameblo.jp/toshiyukimaesaka/entry-10677973690.html#main
348包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/12(火) 08:17:39.91 ID:???
>>346
小さな事実:36回目の聴き取りで、「(山口名刺は)2枚、えーと3枚しか使ってない、
(中井で)高田馬場の支店長にも上げたのです」、と平沢氏が言ってます。これを読んだ時、
平沢氏は帝銀に来てないなと思ったものです。A刑事(係長)の目配せが目に浮かぶ。
帝銀で使われた名刺が証人の最初の記憶通り(大体最初の記憶が正しい)加藤だったら、
もうほんとに決まり(平沢氏ではない)。この36回の聴き取りは非常に長く、文字通りの「山場」でした。
帝銀現場の供述(だけが)メチャクチャです。そして中井はドンピシャ。精読すればお分かりかと。
開口一番帝銀に行った時、正面から入り、自分が入ったらすぐ(銀行が)閉まった、
横に入り口はなかったと思う、と供述。しばらくしてから、正面入り口は閉まっていて
声をかけたら開けてくれ、裏口から入ったと。それで、上記の「名刺は2枚、えーと3枚」
と続きます。犯人は横のくぐり戸から入っています。帝銀建物の写真の通り、
犯人が使った入り口には裏口というイメージはない。裏口はM証人が倒れていた従業員通用口。
平沢氏が使った名刺は2枚だったのでしょう。この供述が2枚ではなく、2「回」だったら、
全く意味が違う。こういう小さな事実が真相を浮き彫りにします。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/13(水) 00:27:13.06 ID:???
平沢完全無罪を主張する以上、真犯人は永久に安全地帯。
真犯人が安泰である以上、事件の真相は永遠に闇の中。
真実が闇で隠されている以上、平沢の無実は証明されない。

「救う会」は結局このパラドックスに落ち込んでしまい、
結果的に平沢を「救う」ことができず、平沢の「息子」となった
人物は疲労困憊し、経済的に困窮したうえ自殺を図った。

どこかで歯車を正しく噛み合わせねばならなかったのに、
平沢を救う振りをしながら真実を闇に葬った人間が何人かいる。
どこの誰の意図で動いていたのかは判らないが。
350包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/13(水) 01:11:52.70 ID:???
>>349
検事聴取書というのは微妙な本ですね。共犯説を主張する和多田氏が発行し
注も入れている。その注は平沢氏未遂実行を匂わせている。中井のリアリティ
についても触れている。それでいて共著者は再審弁護団の一人。
この本が出された時点で、再審弁護団の中にもひょっとすると平沢氏は、
と思っていた人が居たという事ですね。救う会の事務局長も大変だったと思います。
冤罪事件を見つけてそれを扱う所謂冤罪弁護士が抱えるジレンマ、つまり
実はこの被告人は、という気持ちとの葛藤。

冤罪派弁護士でもミステリーを読み漁るタイプでもない私がこの事件に
惹かれるのは、何故なのか、実は自分でも解説できない。
起訴状も検事調書も鵜呑みには全くしませんが、検事が起訴したという事は
私は重く見ます。(逮捕ではなく起訴)たらればを言っても詮無いこととはいえ、
9月23日を平沢氏が乗り切っていたら、どうなっていたのか、そういう興味も
ありますね。起訴できなかったかもしれない。そうだったらどうなっていたか。
731を巡っての徒手空拳が繰り広げられて時効を迎えたかもしれない。
351サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/13(水) 01:32:51.80 ID:???
>>350
いま、帝銀事件を語るでの困難さというのは、
包装紙さんがお示しのような「小さな事実」までを丹念に抑えながら、
かつ、事件の全体像を把握している人がほとんどいなくなったことです。

いうまでもなく、ここでいう「全体像の把握と」いうのは、
「法廷論」と「真相論」の両方の文脈、
どちらに沿っても臨機応変に語れる規模とレベルをさしております。
例えば、再審を勝ち取るためには、
「法廷論」の文脈を過去の経緯を知る必要があり、
そこでは「真相論」としての知識はとりあえず抑える必要がある。

そういう意味での事件の全体像、これを知る人がほぼいなくなったのです。
これは、私の意見ではなく、とある方から聞いた話です。
352名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/13(水) 02:04:32.30 ID:JhUkQ7u0
みなさんレベルの高い議論が展開されてますが、今から60年以上昔の事件をあれこれ詮索したところで、関係者は鬼籍に入られているわけで真相など出てこないと思うんですよね
353名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/15(金) 04:41:32.70 ID:???
NHKで未解決事件の特集番組シリーズでやるっぽいけど
最初がグリコならその内帝銀もやるんかな
354科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/15(金) 17:33:26.72 ID:???
忙しさは当分続くようになりました。
言いっぱなしの批判を覚悟で時々参加します。
・毒物が青酸カリということで、ここでは了解されています。
・逆に、毒物が青酸カリなら、今まで、特に佐伯氏が「鑑識(実質全員)はウソを述べている」
といわれていたが誰一人ウソをついていないことが分かります。
・また、荏原事件、中井事件が平沢の犯行なら、警察もこの件に関しては、あまり
悪質なことを行っていないことが考えられます。
ところで、平沢の自白によって、長崎神社境内のゴミ捨て場から、オキシフルの
瓶が見つかりました。
これは、鑑識によって、瓶の中身からカリウムが検出されました。
これは、つまり青酸カリが入っていたということの証明になります。
これは、@検察のねつ造によるもの A実際に平沢が捨てたもの 、この@か
Aかは、分かりませんが、この瓶は青酸カリが入っていた瓶に間違いありません。
もし、これが、@の検察のねつ造なら、ここには、検察、ゴミ捨て場を捜査した
警官等、鑑識の三者が協力しなければ出来ないのではないでしょうか?
そして、長崎神社のゴミ捨て場から見つかった瓶について、第1回公判時点では、
誰一人、オキシフルの瓶と気づいていなかったはずです。
355科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/15(金) 17:37:08.03 ID:???
・平沢は、調書では、オキシフルの瓶に青酸カリを溶かしたといい、検事の質問で、
中井の残りを使った(オキシフルの瓶とは関係ないもの)と訂正している。
・鑑識は、褐色中口丸瓶100ccとしか言っていない。
・検察は、瓶について形状しか述べていない。これは、鑑識が褐色中口丸瓶100ccとしか言っていない
ためである。検察は、オキシフルの瓶ではなく、中井の使用残りと考えていた。
・警察官が持っている手配書には、毒瓶がオキシフルの瓶ではないものが描かれている。

つまり、毒瓶が、オキシフルの瓶であるなら、この瓶を捨てたものは平沢以外
にいないことが分かる。


356科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/16(土) 15:36:25.08 ID:???
>69 「A平沢氏が神社のどこそこに捨てたと供述し、
その通りの場所にあった時だけです。平沢氏は自供全体を検事の誘導だと言っていますから、
Aも厳密にはダメです。」

平沢は、長崎神社境内に捨てたと自供しています。それからすぐに、神社境内から数本の瓶が
発見されました。
検事が証拠をねつ造するなら、中井事件での銀行員証言にある「アルコール瓶に
のような瓶」とするはずです。あるいは、警官が携帯している手配資料にある
第1薬の瓶に似たものとするはずです。
357サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/16(土) 15:58:24.66 ID:???
>>354-355
お久しぶりです。
しかし、オキシフルの件、こだわっておられますね。
復習も兼ねて……質問なんですが、

> そして、長崎神社のゴミ捨て場から見つかった瓶について、
> 第1回公判時点では、誰一人、オキシフルの瓶と気づいていなかったはずです。

> つまり、毒瓶が、オキシフルの瓶であるなら、
> この瓶を捨てたものは平沢以外にいないことが分かる。

上記で言及されている件、
結局のところ、神社がでてきた瓶は「オキシフル」の瓶だったのですか?

鑑識は「褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶」と答えていますよね。
つまり、錠剤などを入れる瓶だと。(オキシフルは液体)
科捜様は何をもってこの瓶を「オキシフル」だと判定されていますか?
358名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/16(土) 21:39:25.04 ID:???
しかしまたとっくに論破されつくしたゴミ捨て場の瓶を持ち出しすとは…
まともな神経の持ち主じゃぁないね。この人。
359科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 00:13:34.46 ID:???
>357 「鑑識は「褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶」と答えていますよね。
つまり、錠剤などを入れる瓶だと。(オキシフルは液体)
科捜様は何をもってこの瓶を「オキシフル」だと判定されていますか?」

私以外にもオキシフルの瓶ではないだろうかと考えている人はいます。

昭和40年 

弁護人「市販のオキシフルの空瓶であるか」
鑑識「不明である。オキシフルの瓶とすると総容積(瓶の肩いっぱいで)127cc
である。」

平沢が用いた瓶がオキシフルの瓶なら、
@家庭で用いるものなる 30cc,60cc,100cc のものがある。荏原で用いた
オキシフルの量は90ccと考えるため、100ccしかない。また、16人に約5cc
ずつ飲ませているので、これより100ccとなる。オキシフルの瓶は褐色丸瓶で
コルク栓を用いている。(現在は白色プラ瓶)この瓶が該当する。100ccの液体を
入れるのに総容量として120cc〜130ccが必要である。
なお、三共製薬のものは三共のマークが入っている。また、三共のものは製品名
はオキシドールである。
平沢が、この瓶を検事より見せられて、エビオスの空き瓶でしょうかと答えている
ため、検事はエビオスの瓶も捜査したようである。
エビオスなら、比較的口の広い瓶と思います。
360科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 00:17:13.16 ID:???
このような形状の瓶はあまり使われているものではない。高級な瓶に見えるため、
平沢が帝銀でも用いたと考える。うがい薬の空き瓶より、予防薬(毒薬)を入れるのに
ふさわしい。
361ところで:2011/07/17(日) 01:19:03.50 ID:yliPggim
サトーさんも科捜さんも包装さんも一体誰が犯人だと考えているんですか?
362サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/17(日) 01:30:32.81 ID:???
>>359-360
お返事ありがとうございます。

> 私以外にもオキシフルの瓶ではないだろうかと考えている人はいます。
> 昭和40年 

> 弁護人「市販のオキシフルの空瓶であるか」
> 鑑識「不明である。オキシフルの瓶とすると総容積(瓶の肩いっぱいで)127cc
である。」

これは再審時に弁護団が依頼した鑑定結果かと思います
(『秘録 帝銀事件』 祥伝社文庫/442P)

ただ、これは科捜様の引用の通り、
「オキシフルかどうかは分からない」という判定結果ですよね。
また、

> 平沢が用いた瓶がオキシフルの瓶なら、
> @家庭で用いるものなる 30cc,60cc,100cc のものがある。荏原で用いた

これ以下で書かれていることは、
「神社がでてきた瓶は『オキシフル』の瓶だったのですか?」の質問に対する
回答になはなっていないような……?
これは、単に
「平沢が犯人であれば、オキシフルの瓶に青酸を入れて持って行ってもおかしくない」
ことの説明ではないでしょうか。
363サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/17(日) 01:35:34.12 ID:???
さて、ここまでの科捜様の「オキシフル仮説=平沢単独説」を整理すると、
依然として、以下がクリアされていないため、
やはり説得力が弱いとみなさざるを得ないです。

@神社で見付かった瓶が「オキシフル」かどうか?

検察側の鑑定 → 「褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶」
弁護側の鑑定 → 「不明」(再審時の鑑定)

つまり、科捜様の説の大前提となる、この同一性が確定していない。

A帝銀犯が使った瓶が神社で見付かったもののように「褐色の瓶」だったかどうか?

これについては、科捜様もお分かりだと思いますが、
生き残り4証人のうち3人が、第一薬の容器を「無色の瓶」と証言。>>114
また、「平沢クロ説」に協力的なY支店長ですら、
この神社発掘の瓶に対して「違います。色も形もこれとは違います」と明言しています。
(『検証・帝銀事件裁判竹澤哲夫/イクォリティ社 』P194)

この件についての反証についても
科捜様からまったくといって出てこない。

あとは、本スレの>>107-108の包装紙さんの反駁についても、
再反論してきれていないかと思います。
どうでしょうか? 科捜様。
364サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/17(日) 01:51:33.81 ID:???
>>361
これは正直いうと、よく分からないですね。

平沢でもなく、その交友範囲のなかの誰か(例えば例の歯科医)でもなく、
まったく、関係のない第三者……という可能性もあるかもしれません。

ここで論じていることは、あくまでも文献に残された限られた情報に沿って、
推理しているにすぎません。
365名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/17(日) 02:51:12.71 ID:???
12人殺した元軍人は
何の罪に問われることもなく永眠

死んだ者が浮かばれんわな
366科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 12:23:40.59 ID:???
*見つかったのは、「オキシフル100cc」に用いられる瓶と同じ形状のものが発見された。
この言い方は間違いないはずです。
*この瓶を鑑定したら、カリウムが検出された。これは、状況から判断して、
青酸カリが入れられていた瓶である。
これも間違いないはずです。ただし、鑑識が偽証したかどうかは分かりません。
検視では、鑑識の多くが偽証したとされるが、誰一人偽証はしていませんが。

<「薬物は塩酸、薬は一つだけで 塩酸薬の量は茶碗の2分、
飲み方は普通に水を飲むように、などなど。全く現場を反映していない。
神社の瓶を信じるならこちらも信じなければだめです。」
荏原、中井が平沢の犯行であるというなら、この証言は全くのでたらめだと
分かるはずである。ここでは、毒物は青酸カリ、荏原、中井では毒薬を調合したのは
平沢と判断されているからです。
ところで、塩酸を用いて殺人を犯そうとする人はいるのでしょうか?
367科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 12:31:57.65 ID:???
<「「椎名町の事件」の4証人のうち3人が、第一薬の容器を「無色の瓶」と言っています。
検事側は照明が暗かったから「薄茶を無色とみる可能性もありうる」というのが精一杯で、
最後は「(証拠としては)確実性は割引して考えねばならない」と断ってるくらいです。」
裁判の記録によると、生き残り4人の証言では、注がれるところを見たのは支店長代理だけです。
当初、証言に基づき作られた「捜査本部の犯人逮捕必携」に描かれた瓶は、
「無色透明良質ガラス瓶120cc(角瓶)多少の違いがあるかも知れない」です。

検事が証拠をねつ造するなら、「無色透明良質ガラス瓶120cc(角瓶)」か、
「中井で用いられたアルコール瓶のような瓶」です。
平沢も、帝銀で用いた瓶は、「オキシフルの瓶に・・・」と言い、検事の質問で
訂正し、「中井の残りを用いた(つまりアルコール瓶のような瓶)」です。
誰も、オキシフルの瓶を用いたとは言っていません。
後ほど、支店長代理は、この瓶であったと証言しましたが、これは、
検事による強要と言われればそれまでです。
もちろん、一番重要な点は、鑑識が偽証したかどうかですが・・・。
368サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/17(日) 12:47:53.66 ID:???
>>366
> *見つかったのは、「オキシフル100cc」に用いられる瓶と同じ形状のものが発見された。

すいません。このソース(出典)はどこでしょうか。
(特に「同じ形状」の箇所)

> *この瓶を鑑定したら、カリウムが検出された。
> これは、状況から判断して、青酸カリが入れられていた瓶である。

化学の専門知識がないので分からないのですか、
錠剤などが入ってた薬品らしい瓶からカリウムが検出されるということは、
そんなに珍しいことなんでしょうか?

それと、
> A帝銀犯が使った瓶が神社で見付かったもののように「褐色の瓶」だったかどうか?

こちらの質問はどうでしょうか?
369名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/17(日) 18:23:44.82 ID:???
なんつーか火葬のヲッサンは平沢単独犯で解決という本出しているせいか
推理にバイアスがかかっているから説得力ないんよね。
事実に謙虚であるべき、という姿勢が全然ない。
自説に都合が悪い事実は完全無視か適当に事実を捻じ曲げて解釈している。
包装サンと対等にやり合いたいのなら、一度自分の本のこと忘れて白紙の頭で
臨んでみるべき。
そしてもし仮に自説の誤りに気付いたのなら、売れた本の代金まで返せとは
言わないから、本を絶版にするという覚悟で論戦すべき。
370科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 19:14:27.37 ID:???
>「すいません。このソース(出典)はどこでしょうか。」
オキシフル100ccの瓶といっているのは私だけです。
しかし、弁護団が「この瓶はオキシフルの瓶ではないか」と質問したように
この形状では丸剤かオキシフルだと思います。丸剤なら正露丸、エビオスなどが
考えられますが、エビオスは丸剤ではなかったと思います。正露丸も違うと
思います。
オキシフルの瓶は次のように代わりました。
@褐色ガラス瓶、中口、コルク栓
A褐色プラ瓶、細口、プラ栓
B白色プラ瓶、細口、プラ栓
なぜ褐色だというと、オキシフルは光により分解するからです。
また、コルク栓にするかというと、分解して内圧が高まった時、ガラス瓶が
爆発する以前にコルク栓が緩むようにしたためです。
また、中口は、良質なコルクが入手できなかったため、ある程度の太さ(広さ)が必要な
ためです。上質なコルクが入手できれば細口にしたと思います。
http://www.kamakuratoday.com/suki/kaito/398.html ここに三共のオキシフル
の瓶が掲載されています。一流会社は差別化するため、瓶にマークを入れたのだと
思います。
オキシフルを買いに行くと、三共のものは値段が高いので他社のものにします。
また、傷口には1,2cc塗ればよいのですが、60ccと100ccの値段を比べると、100cc
の方が割安のため、100ccを買う人が多いのです。そのため、ほとんど使わずに
残っていることが多いようです。
371科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 19:32:32.35 ID:???
>「錠剤などが入ってた薬品らしい瓶からカリウムが検出されるということは、
そんなに珍しいことなんでしょうか? 」
当時の警視庁では、検出は炎色反応で行っていました。これでは、ある程度の量が
ないと検出できないはずです。なぜ、鑑識はカリウムの検出を行ったかというと
青酸カリが入っていたと言うことを証明するためです。当然鑑識は、シアンが検出
されないことは当初から分かっていたはずです。
カリウムが残るぐらい錠剤が残っているなら有機物はすぐに分かるはずです。
鑑識が見逃すはずはありません。つまり、有機物が見つからずカリウムが検出
されたと言うことは、錠剤が入っていたとはこれからも考えられません。

>「A帝銀犯が使った瓶が神社で見付かったもののように「褐色の瓶」だったかどうか?」
当初、誰も「褐色の瓶」だと言っていません。境内から見つかった数本の瓶のうち
褐色の瓶を示され、平沢が「そうです。これです」と言われて、一番困惑した人は
高木検事のはずです。しかし、鑑識はこの瓶からカリウムを検出したのです。



372科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/17(日) 19:37:41.30 ID:???
修正:「正露丸も違うと思います」→「正露丸は丸剤ではあるが、瓶の口は
広口」と思います。
373名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/17(日) 22:16:45.84 ID:???
 >>346 私が最初にこの事件を知った時の印象は「なぜ完全単独犯でなければ

 ならなかったのか?」でした。未遂事件をわざと失敗して?仲間を出し抜いて

 帝銀を襲い、翌日捕まれば死刑間違い無しなのに午後から小切手の換金に

 ノコノコ出向き、12人も殺して銀行から奪った金を銀行に預金する・・・

 別に共犯者が居ても誰も驚かないでしょう。しかしあまり取調べを受けたような

 形跡はありません。 
374名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/17(日) 22:38:08.49 ID:???
 もし帝銀事件が起こっていなかったら、731部隊の事はここまで分かっていなかった

 と思います。そう考えると旧ソ連の事も頭をよぎりましたが、果たしてそこまでするかと

 思いますし・・・GHQ内での勢力争い、そこに金で雇われた中野学校出身者、当時の

 日本で政治家以上に力を持っていた勢力、このあたりがキーワードになるのかも

 知れません。
375サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 02:47:01.94 ID:Nquy7Zkg
>>370
なるほど……。

つまり、神社発掘の瓶がオキシフルだというソース(出典)はないのですね。

私はこの瓶を巡る議論についてはあまり詳しくなかったので
これまで科学捜査様が強調されていた「神社発掘の瓶=オキシフル」という論拠が
当然、第三者の客観的なソースがあるのだと思っていたんですよ。
(少なくともそこはクリアしているのだろう、と)

しかしここまで同定レベルに根拠がないとは思いませんでした。
376サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 03:05:21.43 ID:Nquy7Zkg
>>371
なるほど。

瓶からカリウムが検出されたという事実だけで
そこまでのことが分かってしまうんですね……。
科学捜査様の言うとおりであれば、
これは、たしかに決定的証拠だ。
なにしろ平沢が証言した場所から出てきた瓶に
紛うことなき青酸カリ残留の証拠が残っていたのだから。
こんな事実があれば、検察側も小躍りしてそれを決定的なブツとして
積極的に法廷で活かそうとするでしょうね。


でも、なぜか、検察は「論告」でもこの瓶については自信なさげですね。しかもカリウムのカの字も出ない……。
なぜなんだろう……?

科学捜査様。このナゾは、どう思われますか?
377科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/18(月) 12:12:13.22 ID:???
>「検察は「論告」でもこの瓶については自信なさげですね。しかもカリウムのカの字も出ない……。 」

鑑識は、事実を淡々と述べるだけです。青酸カリについての公判での説明もつねに
そうでした。そのため、佐伯氏を中心としたアセトンシアンヒドリン説に対して
なんの反論もしていません。アセトンシアンヒドリン・リチウム説については、
単にリチウムは微量検出されたとのべています。これでは、誰もアセトンシアンヒ
ドリン・リチウム説が誤りだと分かりません。もっと、解説するべきですが、それをしていません。
淡々と、長崎神社境内で発見された瓶について解説するなら、
・褐色中口ガラス瓶100cc容量
・中からカリウムが検出された
これだけです。
鑑識が言う「丸剤50入り」という表現は誤りです。正確に言うと「丸剤を入れて
用いるなら50〜100丸を入れるような容器」となります。
しかし、私なりの言い方となると
・自白により、長崎神社境内から発見された瓶からカリウムが検出された。
これは状況から判断して、青酸カリが入れられていた瓶である。
・オキシフルを入れる瓶は、褐色中口ガラス瓶コルク付きである。
・荏原、帝銀での毒液量から考えると、この容量は100ccである。
ただし、褐色中口ガラス瓶イコールオキシフル瓶ではない。この瓶の用途はいろいろ
あるが、市販の医薬品と限定すると褐色中口ガラス瓶を用いているものはあ
まりない。まず第一に考えられるのはオキシフルの瓶である。これは、弁護団
も鑑識に「この瓶はオキシフルの瓶か」と質問したことからも分かる。


378科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/18(月) 12:20:57.94 ID:???
検察は、オキシフルの瓶と気づいていないと考える。
検察の考えは、
・荏原ではオキシフルの瓶を用いた。
・中井では・・・。ただし、オキシフルの瓶ではない。
・帝銀では、中井の残りを用いた。
というものです。まさか、荏原と同じオキシフルの瓶を用いたとは考えても
いなかったはずです。
ここでも、カリウムが検出されたということについてはそれほど重視していません。
もちろん、鑑識が偽証したと言えばそれまでですが・・・。
なぜ、平沢がオキシフルの瓶を用いたというと、予防薬を入れる容器として
ふさわしいからです。うがい薬の瓶などでは、演出上、問題があります。

平沢が青酸カリをオキシフルの瓶に入れたと自白した。捜査するとオキシフルの
瓶が見つかった。そして、鑑識がオキシフルの瓶からカリウムが検出された。
これよりこの瓶に青酸カリが入っていたことが分かった。
このようになれば、これは、検察の証拠ねつ造の疑いを否定することは出来ませんが。
379サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 14:53:06.87 ID:Nquy7Zkg
>>377
うーん、私の質問は、検事論告における「自信のなさ」についてです。
頂いた回答は、ちょっと主旨がズレてる気がするのですが……。

繰り返しますが、なぜ検察は神社発掘の瓶を決定的証拠だと強く主張しないのか?
逆にむしろ「ちょっと証拠性は弱いけど、一応提出しときます」的な態度。
これ、純粋にナゾだと思いませんか?
なぜそんな重要なブツに検事はこだわらないのか
そして……なぜ、科学捜査様は
この瓶が平沢が捨てたオキシフルだとそこまでこだわられるのか?(笑)
そもそもこの瓶が無関係であっても
平沢クロ説を主張するやり方はいくらでもあるだろうに。
380サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 15:24:45.47 ID:Nquy7Zkg
>>378
鑑識の捏造説はとりあえず置いておきましょう。
私もそうだと言ってないですし。

というか科学捜査様の説明を聞く限り、
このビンがそこまでの証拠性がなさそうだから
そもそも鑑識の捏造説を検討する段階にない(笑)。

たんたんと鑑定結果だけをみれば以下だけです。
検察側の鑑定 → 「褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶」
弁護側の鑑定 → 「不明」(再審時の鑑定)

ここからさまざまな想像力を働かせてもいいですが
元になる鑑定結果のなかの「丸剤」のところだけを
科学捜査様の独自見解で訂正してはダメでしょう。

それとも鑑識の鑑定結果を信用できませんか?
科学捜査様も捏造説ですか?(笑)
381サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 16:02:44.54 ID:Nquy7Zkg
>>378
1.平沢が青酸カリをオキシフルの瓶に入れたと自白した。
2.捜査するとオキシフルの瓶が見つかった。
3.そして、鑑識がオキシフルの瓶からカリウムが検出された。
4.これよりこの瓶に青酸カリが入っていたことが分かった。
-----
こんな事実認定もされておらず、
それどころか事実である蓋然性も高くないような、
科学捜査様だけの独自見解で導かれた要素(1〜4)を
むりやりつなげて、さも論証されたかのように書くやり方は
結果的に、科学捜査様の平沢クロ説の信憑性を
下げるだけにしかならない……と私は思います。
ちょっとこれではすれ違いが続くばかりで
端的にいって有意義な議論にならないかと。
382科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/18(月) 17:08:29.09 ID:???
<「鑑識の捏造説はとりあえず置いておきましょう。私もそうだと言ってないですし。」

それなら、平沢の自白により、青酸カリが入れられた瓶が発見された。

これだけです。そうすると、サトーハチロー氏はこの瓶は検察の証拠ねつ造だと
お考えですか?それなら、普通は捜査必携にある無色角形ガラス瓶にするはずですが?
なぜ、検察は証拠ねつ造するとき、丸形褐色瓶にしたのでしょうか?
383科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/18(月) 17:12:31.49 ID:???
<1.平沢が青酸カリをオキシフルの瓶に入れたと自白した。
2.捜査するとオキシフルの瓶が見つかった。
3.そして、鑑識がオキシフルの瓶からカリウムが検出された。
4.これよりこの瓶に青酸カリが入っていたことが分かった。

私が言っているのは、この1−4であるなら、検事のねつ造の可能性が
高いと言っているのです。お間違えないように。
384サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 17:31:47.20 ID:Nquy7Zkg
>>382-383
ご回答ありがとうございます。

私は科学捜査様が主張されようとしていることが
本当によくわからなくなりました(笑)。

捏造説はとりあえず置いて(なかったことにして)おきましょう、と私が提案しているのに、
サトーハチローは捏造説を採るのか?
捏造なら何故、褐色ビンなのか?
と科学捜査様は逆質問される……。
何をおっしゃりたいのか、すいません、本当に分からないです。

>私が言っているのは、この1−4であるなら、
>検事のねつ造の可能性が高いと言っているのです。

そういう立場だったんですか!?
これは皮肉でなく、全く私は誤読してました。申し訳ございません。
385サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 20:23:41.98 ID:???
ちょっとここで、俯瞰的に整理します。

科学捜査様の「オキシフル仮説」を巡る議題はこうです。(違ったらご指摘下さい)
=====================================================================
○平沢の自白に出てきたという、
「帝銀を出た後、青酸カリを入れていたオキシフル瓶を神社に捨てた」というのは本当か?
=====================================================================

この議題に対する科学捜査様の証明過程。↓

1.平沢が「毒入りのオキシフル瓶を神社に捨てた」と言った。
2.その神社から、カリウムが検出された茶褐色の瓶が発掘された。
3.この残留カリウムは、状況証拠からすると青酸カリの可能性が高い。
4.その状況証拠とは何か。→ (平沢の自白どおり)オキシフル瓶に青酸カリを入れるのは自然だ。
5.つまり「カリウム残留=青酸カリ入りの瓶」と判断して良い。平沢が帝銀犯人だ!

こういうのを証明といってよいのだろうか(笑)。
結局のところ、以下のような循環論法になってませんかね。

「平沢のオキシフル自白は本当か?」

「本当だ。なぜなら、自白した場所からそれらしき瓶がでた」

「それが平沢の自白したオキシフル瓶と同じだとする証拠は?」

「証拠は、平沢の自白に出てきた状況証拠だ!」

かなり苦しいですよね(笑)。
私が科学捜査様の立場であれば、この「オキシフル仮説」は引っ込めますね。
386科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/18(月) 22:22:42.87 ID:???
>「私は科学捜査様が主張されようとしていることが本当によくわからなくなりました(笑)。」

@ 検事は、瓶は「捜査必携にある無色角形ガラス瓶」か「中井で使われた
アルコール瓶に似た瓶」と考えていた。
A 平沢に自供により長崎神社境内から数本の瓶が見つかった。その内の1本について
平沢が、「そうです。これです」と答えた。その瓶は褐色丸形ガラス瓶であった。
これは、検事の予想に反していた。
B その瓶を調べたところ、カリウムが検出された。つまり、この瓶には青酸カリが
入っていたということが分かった。

この@からBまでで、どこかおかしいところがありましたら、教えて下さい。 
387サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/18(月) 23:52:08.15 ID:???
>>386
この瓶の件に関してずいぶん、科学捜査様の主張ポイントも変わりましたね……。
(「オキシフル」という単語も消えてしまった……)

それぞれにコメントします。
> @ 
厳密にいえば、検事がそういう予断(第一薬ビンは無色)を持っていたかどうかは
検事本人に聞いてみないと分からない……と思います。

ただ、平沢は、神社に捨てたと供述する直前のところで、
第一薬ビンをビール瓶のような色の6寸のもの(神社発掘のものの2倍の高さ!)だと言っており、
それに対して、検事は特段、訂正を促すような発言もしていません。
普通に、虚心坦懐に平沢の証言に耳を傾けていた……ともいえます(聴取書 第35回)

> A
まず、「数本の瓶が見つかった」。この<数本>のソースを私は知りません。
疑っているわけではないですので、たびたび恐縮ですがソース(出典)を教えて下さい。
次に、「これは、検事の予想に反していた」。これも@同様、科学捜査様の想像ですね。
驚いたかもしれないし、「証拠が出た!」と小躍りしたのかもしれないし、
「これは無関係だろ……」と思ったのかもしれません。人の心の内までは分かりません。

> B
これは繰り返しになりますが、「カリウムが検出された」ことがただちに
「青酸カリが入っていたということが分かった」という断定に至るロジックが不明です。
もちろん >>371で科学捜査様の見解は頂きました。でも私は納得してません。
その理由のひとつは、>>376(と >>379)でお聞きした疑問点が解消していないからです。
これに対しても、科学捜査様からの具体的な回答を頂いていませんね。

(しかし、科捜様、「神社発掘のビンのカリウムは青酸カリだ!」説って前から言ってましたか?
今回、急にそんな「重要な仮説」を開陳されたのでびっくりしました。)

最後に。
百歩譲って、@からBまでがすべて真だとしても、
そのことで科学捜査様が何を主張(証明)されようとしておられるか、
依然として不明なんですよ。
@〜Bだけをもってして、平沢が帝銀犯人だと断言できるわけでもないですし。
388科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/19(火) 00:03:05.39 ID:???
>385 「平沢が「毒入りのオキシフル瓶を神社に捨てた」と言った。」

これではありません。「青酸カリをオキシフルの瓶に入れて溶かした。」と言ったところ、
検事に「(それは荏原で)、使ったのは中井の残りだろう」と言われ、「はい、そうです。
勘違いしていました」とこのようなことを証言しています。
389科捜 ◆bDjY/vSkY2b7 :2011/07/19(火) 00:12:26.84 ID:???
私はつねに一貫しています。
さらに書き込みたいのですが、これでしばらく中断いたします。
決して、逃げるわけではありません。

<「最後に。百歩譲って、@からBまでがすべて真だとしても、
そのことで科学捜査様が何を主張(証明)されようとしておられるか、
依然として不明なんですよ。」

検事は、証拠の瓶をねつ造していないと言うことです。ねつ造するなら、
「捜査必携にある無色角形ガラス瓶」か「中井で使われたアルコール瓶に似た瓶」
にするはずです。
@〜Bが真かどうかは、非常に大切なことだと考えております。
390サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/19(火) 00:52:24.04 ID:???
>>388
知ってますよ、そのことは。

そもそも平沢は帝銀で使った第一薬の瓶について複数の異なる供述してます。
「塩酸が入ってたビール瓶みたいな」とか「オキシフルの瓶」とか
「中井で使った残り」とか「肝油の瓶」とか…(もっと、ありましたか?)

で、結局、科学捜査様は平沢が神社に捨てたという瓶を
「オキシフル」供述、それとも「中井の残り」供述、どれを採用されていますか?
先回りして推察すると、科学捜査様は、
「中井の残り」であり、なおかつ、それは検察も気づかなかったけど
実は「オキシフル」の瓶であった……と言いたいのではないですか。

でも、そもそも神社から発掘された瓶がオキシフルだとすれば
なぜ平沢氏はそれを見せられたときに、「肝油のビンですかね…」と答えるのか。
検事はともかく、毒詰めした当の平沢はそれをオキシフルだと知ってる筈なのに……。
しかも、(科学捜査様説によれば)荏原のときだてオキシフル瓶使っているのだし……。

自説に都合の良いところだけを採用し、その逆をスルーするのはよくないですね。
391サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/19(火) 01:03:54.86 ID:???
>>389
> 検事は、証拠の瓶をねつ造していないと言うことです。

どなたも「ねつ造」したとの主張はしていないでしょう。
だから、それを覆そうとする意味がよく分からないですよ、本当に。。
むしろ「ねつ造だと言い張るほどの、証拠性がそもそもない」とはいえますが。

>@〜Bが真かどうかは、非常に大切なことだと考えております。

私も大切だとは思います。
だから「真」だとする、説得力のある論拠が欲しいですね。

なお、去られるようですので一応、私の総論を申しますと、
いやあ、苦しいですよ、科学捜査様の説は。
今回、かなり科学捜査様の主張に寄り添ってみましたけど、
とにかく検察も判事も採用しないような真意不明の独自解釈を
つなげていくアクロバットな説だと思いました。

お気を悪くされたら申し訳ございませんが、
また、来ていただけると幸いです。
392包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/19(火) 08:13:23.26 ID:???
サッカー凄かったですねえ。スポーツは裁判と違い白黒がはっきりしていい。
では気を取り直して。
>>361
椎名町帝銀の実行犯は誰だと考えるか?というのがご質問の趣旨なら、
平沢氏と同じ画会に属していた歯科医だと考えています。
以下に確信度の高い順番に書きます。
1平沢氏は椎名町帝銀に来ていない。
2.平沢氏は荏原、中井の両未遂の実行犯である。
3.歯科医は帝銀実行犯である。
1.が成立しないと3は成立しないのは当然であるが、2.も3の条件である。
私は、帝銀事件(全体)の犯人は平沢氏のグループによるものだと
考えています。だから、上記でそれぞれ<実行犯>はという言い方をしました。
393包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/19(火) 08:21:39.79 ID:???
>>373
>何故単独犯でなければならなかったのか
全く同感です。
上記1よりも更に確信度が高いのは、平沢氏完全単独犯は有り得ないという事。
これはトリプルAクラスの確信度です。科学捜査さん(お帰りなさい)に
お伺いしたいのは、百歩譲って平沢氏が帝銀実行犯だったとしましょう、
それにしても薬の飲ませ方、GHQ係員の実名、見えなかった相田宅の井戸、
それら全てを平沢氏が全くの単独で誰のアドバイスもなしで知り得たと
本当にお思いですか?という事です。それは有り得ないのだとすると、
さてこの現場は誰が実行したのか?奪った金は誰が持っていたのか?と
考えていけばいいわけです。高木検事も最初はいい線いってたんです。
医師、歯科医の知り合いの名前を挙げさせ、船底塗料関連では歯科医
まで登場している。大体こういうのは検察事務官が刑事と裏をとるのですが。
>>373さんにお伺いしたいのは、後年、高木検事が歯科医を自分が取り調べた
と認めたとお書きなっていましたが(多分)、これは間違いないでしょうか。
394包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/19(火) 08:42:27.99 ID:???
一人の人間の交友範囲はたかがしれています。平井の清水は実在した。
正確には清水という仮名を使っていた人は実在した。(仮名というのは
平沢氏が金の出所としてぼんやりと供述するにはもってこい)
その周辺はキャサリン台風で浸水し、腕章を使ってGHQパーカーの近くに居た人間が居た、
平沢氏は平井で、あるいは中井経由で平井発のこの話しを知り
得た。(ロッジ兄弟は平井、中井に居た)これらを平沢氏が聞いて、水害
後一月位に荏原を実行する。これらを平沢氏に教えた人間の関与が全く
ないなら(その人間が無垢なら)、平沢氏はその人間に荏原の(ということは帝銀の)
犯人(グループ)は俺(達)だよと教えているようなものです。だから、私は
この情報を教えた(というより)共有した人間は共犯と言ってもよいよう
な、つまり別現場では実行者になり得るような関与の仕方を
したと考えます。
395包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/19(火) 08:57:22.69 ID:???
そして腕章とパーカーの名前はともかく、相田宅の発病、ジープ、
特に井戸には見えない(そして道からも見えない)共同井戸(全て帝銀現場絡み)、
これはGHQスタッフの肖像画を進んで描いた人物画が巧い柏亭
さんの弟子位にならないと知りえないかもしれない。
平沢氏がはめられたという説は、この事(帝銀現場はGHQからのリアルタイム情報があった)と
193さんが拘っていた東北病院に現れた男=松井氏、731、平沢氏への捜査集中を狙った?、
これら2件が匂いはしますが、それは私には分かりません。けれども、
平沢氏は動機として、何人も人を殺した人が金鵄勲章を受けと発言してます。
石井四郎氏も貰っている。>>374さんの仰る通り、731部隊はこの事件で初めて
知ったという人が多かったようです。また松井博士ももっと平穏な晩年を
過ごせた筈。犯人達に、731に一泡吹かせてやろうという意図(も)あったとしたら
それは達成しましたね。ざまあみやがれ、と思ってたりして。犯罪者ってよく
これを言いますよ。
396包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/19(火) 09:29:47.63 ID:???
待合でよく遊んでいた三人の男、その内の二人は画会の金を使い込んで遊んでいた、
「行幸にも同行する偉い博士の名刺をもらったよ」「こいつらが大陸で何をやっていたか知ってるか?何が行幸だ。
こいつ以外の奴も戦後は製薬会社の偉いさんや大病院の院長に収まってる」
「大陸で何を?」「人体実験。まず自分が薬だといって毒薬をあおってみせる。
なに、仕掛けはあるんだ。それから捕虜にそれを飲ませて、どの位で絶命するか測る。
1分間は立ってられる程度の第1薬を飲ませる。舌を巻いて歯を隠せば歯の琺瑯質を傷めないと
言って一気に飲ませる。中和剤があるから待っておれと言ってな、1分後に第2薬、それでお陀仏」
397包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/19(火) 09:38:47.90 ID:???
「なぜそんなまどろっこしい事を?」「そうすれば、
沢山の人間を同時に殺せるからだよ」
「でもそんなやつらはA級戦犯だろうに」「ところがどっこい、GHQが
そいつらの知恵を自分のものにしたいからお咎めなし。親分の石井四郎は
金鵄勲章の年金をもらってのうのうと暮らしてるよ」「昨日まで鬼畜米英と
言ってた奴等が今じゃGHQと聞いただけでヘイコラ言う事をきいてるからなあ。
終戦直後は婦女子が碧眼人に陵辱されるくらいならと、青酸カリを自決
用にもっていたのに。。。青酸カリか、フム。そのやり方で銀行強盗を
したら、当然犯人は731残党と思われるだろうな」「ああ全員死んで目撃者はゼロだし」
398名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/19(火) 23:08:50.26 ID:???
火葬サン、またしても遁走。
もはやこのヒトの文は「詭弁」とさえいえないレベル。
わざとなっているのならまだ可愛げがあるが、
どうやら本気で自説に酔っているようで、
余計なことだが、このヒトの私生活はどうなっているのか
ちょっと心配になるくらい。
399サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/20(水) 00:42:59.23 ID:???
>>392-397
> 731に一泡吹かせてやろうという意図(も)あったとしたら
> それは達成しましたね。

これは帝銀事件における「動機部分」の推理としては新説だと思います。

むろん、動機の第一は、まず「カネ欲しさ」だと思いますが、
犯行手口の特異さ、そしてシツコサ(失敗を繰り返しても何度でも同手口を試みる)、
そういう点で、「カネ」だけではない、なにか過剰なものを感じます。
(愉快犯というと言い過ぎですが、それに近い印象はありますね)

そういう意味で、包装紙さんの今回の書き込みは実に興味深いものだと思いました。
400サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/21(木) 02:58:24.11 ID:???
例の「長崎神社発掘のビン」について。

もしその後も科学捜査様と議論が続けば私が提示しようとしていた資料がありました。
もう科学捜査様は見ていないと思いますのでギャラリーの方へご紹介します。
私自身、この件に関しては「終わり」にしたいので。

○山田弁護人・談
「そのビン(帝銀犯が第一薬を入れていた瓶 )はどこに捨てたかということになり、
平沢がそれは銀行の前に捨てたと口走ったのを手掛かりとして、銀行の真正面に
ある長崎神社の境内の穴掘りをはじめた。そこが戦時中、たまたま近所の
ゴミ捨て場になっていた関係から、地下数尺のところから、空ビンのまとまったものや、
半こわれになったものが多数でてきた。その中の比較的まとまった形をしていた空ビンが、
これこそ犯行に使われたものとして、法廷に持ち出されてきたのである」
(*1 カッコ部分は引用者=私)

これは、平沢を弁護した山田弁護人が『日本週報』という雑誌に載せた談話です。
私は『獄中一万日』(森川哲郎/図書出版社.P231)に引用されているもので知りました。
弁護人の談話ですので「平沢寄り」の方の情報にはなりますが
こんなすぐにばれる内容(多数の捜査員が関わっている)のウソを弁護士がつきますか。ありえません。

そもそも帝銀事件発生後、当然ながら捜査陣は銀行周辺の遺留物捜査をしています。
腕章、ビン、その他、医療器具など、逃走時に犯人がこれらを遺棄している可能性がありますので。
つまり、もし平沢の供述(ビンを神社に捨てた)どおりであれば、このときに見付かっているはずです。
(むろん色、形状は当初の想定と異なれども、捜査員がスルーしてそのままにしておく筈はない)

しかし、事実は、このビンは、「事件から約半年後」、「地下数尺」から「穴掘り」して見付かったのです。

喉から手が出るほど物証が欲しかった検事側ですが、
さすがにこんな発見のされ方をしたビンを積極的に平沢クロ説の材料として
採用しない理由もこれで分かるかと思います。

科学捜査様。
この「長崎神社発掘のビン」についてはさすがにもうお諦めください。

そして、今後も平沢単独犯説の立場をお採りになるのは構いませんし、
それに即した、どのような推理するのも結構ですが、
「では、事実はどうだったか?」という問いに対する態度については、
もう少し謙虚になるべきだと思います。いかがでしょうか。
401包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/21(木) 07:28:33.76 ID:???
>>400
T検事もきっとこう言います「原判決指示は有難いけど、
その瓶の話しはやめてください」と。これをもう少し「掘り下げて」
(捜査陣がしたように)みます。捜査官は何尺も地面を掘っている間、
ああ、これはやっちゃう(でっちあげる)んだなと思ってた筈。
犯人に掘って埋めてる時間なんかないのは皆知ってるわけなので。
だから私は恥部だと言っているんです。違法証拠収集はそれだけで無罪。
下手に証拠採用、強く主張したら、付近の住民が、そういえば刑事が掘ってたわねえ、
と言ったら終わりなんです。

帝銀は旧刑訴法、厳密には刑事訴訟法の応急的措置法。大陸法,
しかも自白尊重最強時代を生きてきた警検は、自白を促すきっかけ作り
だったらなんでもしてきた。だから、掘って見つけた瓶を、これか?
といって見せる。T検事の得意技だったそうですから。
402包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/21(木) 07:33:23.35 ID:???
東電OL事件の再審ですね。今頃になって精液のDNA鑑定がG無期受刑者と違うと
帝銀を考える上でこの事件からの教訓は、起訴や判決がアリバイで
容疑者が突進しなければ間に合わないような「駆け込み」をやった
時は大体間違えるということです。東電OKの場合、幕張
から神泉まで、渋谷で降り道玄坂を駆け上がり下りでやっとでした。
被害者が毎日のように乗っていた井の頭線終電に間に合うように、
性交渉の時間をぎりぎり短くして逆算。

帝銀の場合、池袋からの悪路を毒薬を抱えて突進しても3時20分がやっと、
ジープにも間に合わない、なのに相田宅に意味不明の遠回り(でも井戸は見えない)、
M証人は入金処理が済んでなかったから3時10分より前という証言。
百歩譲ってGHQに同行した医師、M証人、両方とも時間を間違えたのだとしましょう。
ぜいぜい言いながら行内に入った犯人と平沢氏は違うと証人全員が始めは供述。
平沢氏は帝銀には来ていない。
403包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/21(木) 07:37:36.71 ID:???
東電OL事件は一審無罪、検察控訴(しかも入管法を盾に取り釈放も
なし)、逆転無期。英米では一審無罪、検察控訴はできない。日本
だって本当はできない、憲法39条のGHQ草案を法制局が曲解、
というより理解してなかったからです。恥ずかしいことに。
今回の再審で39条、検察控訴、S25年(24?)の最高裁判例
(検察控訴合憲判決)の議論になるかもしれない。

GHQべったりだった、でも言ってること(その精神或いは理念)は
理解していなかった。占領中の最大の事件だった帝銀事件もそう。
聴き取り書を問答形式にしたり起訴前弁護士(接見)を許したり、
ニッポンタイムス(今のJapan Times、当時は徹底的な検閲により
GHQの御用新聞と化していた)に裁判前インタビュー(?)をさせたり、
目いっぱいのお化粧をしながらも、何尺も土を掘り返してたわけです。
万一こんな事が分かったら、警察だけではなく、検察も大パージされると
恐れたのでしょう。GHQの司法担当が平沢氏の上告趣意書
(東拘でI検事から取り調べは受けていない)を読んでいたら激怒したでしょう。
アメリカだったらこれだけで無罪。米国のシステムが良いと言いたいわけではない。
卑屈なほどべったりだったのに、理解してないのが恥ずかしいという意味です。
404名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/21(木) 20:31:34.85 ID:???
 >>393 佐伯氏が弁護士立会いの下で高木氏にインタビューしています。

 @歯科医N氏は容疑者として平沢氏より先に逮捕された。

 Aしかしその記録は残っていない。

 B釈放理由は「トチカンはあるがシキカンはない」

 佐伯氏らしく立ち会った弁護士に署名入りの証明書を書かせていますし、

 和多田氏もその事に触れていますから私は客観的事実として捉えてもよいと

 思っています。容疑者として高木氏が取り調べたのは2、3人だということです。
405サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2011/07/21(木) 21:03:39.52 ID:???
包装紙さん。

東電OL事件のこういう新事実の報道を聞くとつくづく帝銀においても
なんとかならなかったのか(再審)という思いを強くします。

いや、私も上↑で科学捜査様に偉そうな意見を書き連ねましたが
自分自身、「果たして事実はどうだったのか?」という問いには未だにビクビクしていまして、
それは、他ならぬ「平沢氏完全無実説」の可能性についてなのです。

私自身、前にも書いたように、
「<平沢氏が本件の全体もしくはその一部においても無関係だった>ということは考えにくい」
という立場を表明していますが
とはいえ、そんな表明をできるだけの根拠を自分は持っているのか?
まだ自分の知らない事実があるのではないか……、
という内心の声が間歇的に湧いてくるのも本当です。

だから、今度はあえて「平沢氏完全無実説」の立場に寄り添い、
本件の検証をしていこうと私は思っています。
今回の東電OL事件の新事実を聞いてなおさらそう思いました。
406包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/23(土) 10:26:19.21 ID:???
>>404
有難うございました。逮捕はタイプミスでしょうか。
今、また出ていまして佐伯さんの本に当たれないのですが、
ここで高木検事が自身で取り調べたと言ってましたか。そうだとすると
いやですね。やはり薄々感づいていて、特捜流寸止めルールが適用されたのか
と思うとやるせない。サトーさんの薦めで聴取書を読み返してみて、
取調べ初期では気にしていた医・歯関係者、船底塗料関係者絡みの
質問が出てこなくなってることに気づきました。自供したら、当然
次に追求するのは凶器の特定、入手先なのに、塩酸といっても、
まあいいから続けてごらん、相田宅はあてずっぽうで行ったのです、
ああそうかい、みたいな感じですから。
407包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/23(土) 10:34:08.19 ID:???
>>405
サトーさんのように詳しい方が完全無実側につくと手強そうですね。
カウンターパートが必要でしょうから、私がやってみます。

平沢氏完全単独犯よりは可能性があると思っていますが、以下のハードルがあります。
@ 人相(特に中井)、A名刺、B犯人適格性、Cアリバイ(荏原、中井)、
D金、E供述(天野屋利兵衛、未遂供述のリアルさ、などなど)

、B犯人適格性は、え、これは無実方向でしょうと思われそうですが、
ここで私が言っているのは共犯説に立った場合の犯人適格性です。
単独犯としては平沢氏全く適格性に欠けますが、共犯説ではおおありなのです。
回りにどんな人が居たかという事です。サトーさんは非常にお詳しいので、
項目だけ挙げればお分かりになると思います。平井(腕章、パーカー)/中井(アジト)/
琺瑯質(歯科医専)など。そしてなにより、現場間の適格性の偏差とでもいうものが
合致してしまう。未遂平沢氏、帝銀歯科医と考えた場合。
408包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/23(土) 10:39:02.76 ID:???
言葉で言い表すとこうです。松井名刺を貰ったにも拘らず持っていなかったのは約20名。
その中に、いや平沢氏を除いた19人の中に、未遂、帝銀で微妙に違う年齢、
人相に合致するペアを組めるような知人を持ち、パーカーの名前を知り得(平井)、
3件の事件でアリバイのない(平沢氏以外の単独犯とした場合)、
ある歯科医専でしか使わなかったと言われる琺瑯質という言葉を教えてくれる
同行卒業の友人を持ち、平沢氏ほどに荏原、中井の現場状況を描写でき、
事件後(翌日)すぐ偽名で大金を振り込むような人間がいる可能性は
どのくらいあるかという話しです。
共犯説は原審では有効だった平沢氏完全無実の根拠を悉く奪ってしまう。
単発事件だった東電OL事件とは違う。
409包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/23(土) 10:49:08.93 ID:???
それから確か9月26日(本が手元にないのでやや曖昧ですが)の供述で、平沢氏は荏原の後どうしたと聞かれ、
以前居候していた下馬の伊藤氏宅に行ったと供述しています。こんな感じでいってます。
「伊藤の所に行きました。いや行ったと思います」経験的に言って、この供述は嘘である可能性が高い。
容疑者が嘘をつくときの典型的なパターンです。xxでした(実際とは違う)、いや、と思う、と。
なぜ嘘をつく必要があるか。実際に行った場所を言いたくないから。
伊藤夫妻は別々の聴取されている。二人とも荏原の後、平沢氏が
来たとは言わない。特に夫人の場合は荏原前後の記憶がかなりある。
ならば事件当日家に平沢氏が来たなら、はっきり覚えているはず。
平沢氏は伊藤氏の家ではなく、中井に行った。
410包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/23(土) 10:51:29.91 ID:???
平沢氏は中井について語るのを避けてます。中井決行の日の足取り、周辺の様子。
当然知っているはずなのに、避けている。平井もそう。平井に清水の存在は
放免される為に認めてもらいたかったのと同時に、本名はわかって欲しくなかった。たまに
絵(金屏風も)を買ってくれた人が平井に居た、逮捕後の金の説明は
つく、帰って宜しいといわれたかった。でも本名は困る(自分が)。
だから左右を反対に書いた。
411包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/23(土) 10:53:50.22 ID:???
しかし以上はあくまでも真相論で法廷論としては平沢氏は無罪であるべきです。
2004年冬に出された19次再審請求理由補充書中の、相田宅の
井戸、表札証言、これで私は再審が行われるのではないかと思った。
私はこれで平沢氏が帝銀に来ていない事をほぼ確信しました。
救う会のHPではこの総括意見書をUpしますとあって暫く待っていましたが、
未だにUpはされていません。事務局
も大変なのでしょう。森川さんのご健康をお祈りしたいです。
私は救う会には入れない。しかし、会にかかわる方々のご努力に
敬意を払っています。法廷論、真相論どちらにおいても、
裁かれるべきは平沢氏ではない。椎名町帝銀で冷酷無比に大量毒殺を行った
犯人です。
412名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/23(土) 22:59:00.34 ID:???
スレ違いで悪いが、東電OL殺人事件と検察控訴の話題が出ているので一言。
この事件、被害者のプライバシー暴露の記事が優先されていて一般の印象も
その点ばかりだったが、最初から冤罪の可能性が指摘されていた事件。

検察控訴も問題だが、これは一応日本の法律がそれを許しているわけだから
仕方ないが、最も問題なのは一審で無罪になった人物の帰国を阻止したこと。
権力側はいろいろ理屈を捏ね回しているが、これはどう考えても道理に反している。

無罪になった人物を再度拘束したという事実は、今後事件の再審がどう展開
されようと、日本の法曹界の大きな汚点となるだろう。
この点について核心を突いた報道がごく一部にすぎなかったことは、日本の
ジャーナリズム精神が衰退してしまった象徴的現象だったといえるだろう。
413名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/25(月) 18:50:17.50 ID:???
 私は救う会を全否定はしませんが、やはり平沢氏のご家族の協力が得られなかった

 事が大きかったと思います。あとは政治家が一枚?んでしまった事。和多田氏、佐伯氏

 救う会、ご家族、みな思いは同じだったはずなのに連携が取れなかったことはとても

 残念でなりません。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/25(月) 23:46:50.08 ID:???
包装さんは救う会についての認識が甘いと思う。
平沢が権力側と結託し「平沢完全無罪」を主張する「救う会」のミコシに乗っかり、
「無罪を主張し続けることで処刑を免れる」という卑劣な戦術で支援者を騙し、事件の真相を
隠蔽しきったことは、法曹関係に詳しい人なら誰でも気付いている事実。

悲しいかな平沢の養子になった武彦氏をはじめ実直な会員は気付いていなかっただろうが、
政界の大物や怪しげな経歴の輩などが、なぜ会員だったのか、彼らが本当に平沢無罪を
信じていたのか、大きな疑問が残る。

最大の疑問は武彦氏の実父・森川哲郎氏が、平沢の事件関与をどこまで知っていたか、にある。
家族や人権派の弁護士たちが平沢関与を疑い、次々に離脱していってなお、全く疑いを持たなかったのか、
にわかには信じがたい。
森川氏は平沢無実を証明しようとして偽証事件に巻き込まれ、投獄されたことを被害者然として述べているが、
本当に彼は単純な被害者に過ぎなかったのか、という点にも疑念が拭えない。

森川氏は実子を平沢の養子にやることについて悩んだというが、結果的にその判断は誤りであったといえるだろう。
彼は息子を犠牲にしてまで自分の自己顕示欲を主張したかったのではないか。
そもそも、なぜ平沢の家族が平沢を見捨ててしまったのか、その原因を考えれば単に法的戦術のために息子を
養子に差し出すなどという愚挙はできなかったはず。

「救う会」の最大の過ちは、森川説から脱却できず事件の真相を覆い隠してしまったことと、純粋な武彦氏を
自殺未遂に追い込んでしまったこと。
酷な言い方かもしれないが「救う会」の活動は、帝銀事件の真相解明について百害あって一理も無かった、と
言わざるを得ない。
415包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/26(火) 11:52:32.86 ID:???
>>414 >包装さんは救う会についての認識が甘いと思う。

仰る通りかもしれません。。先輩への配慮等というのもあるかもしれない。
ただ、平沢氏の執行を止めるというのは真相を知るという意味においても必要だった
と思うのですね、その位一時は執行待ったなしだったと聞いています。
再審が開かれたとします。板橋は無視しますが、3現場の未遂、予備、強殺、
それぞれ別個に判決が出てます。帝銀だけ無罪という判決も理論的には有り得るのですね。
それで収まるか?収まらない、では真相はという話しになる為にも、平沢氏は生きて
いないと。平沢氏の生の渇望が>>414さんの思われる通りだったとしても。
416包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/07/26(火) 12:06:54.57 ID:???
>>413 検事聴取書は真相論と法廷論(平沢氏再審無罪、救う会)のぎりぎりのコラボでした。
>>412 東電OLは検察は未だ強気ですが再審無罪になると思います。高裁が揺れてます。
>>412さんが仰られている拘留請求も高裁5部と4部で一もめありました。

余波は帝銀(死後再審)まではこないが、狭山はあるかもしれない。帝銀よりは
袴田事件でしょうか。
417名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/26(火) 15:22:57.12 ID:???
基地外佐官はどんな人生を送ったの?
418名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/26(火) 19:26:07.09 ID:???
 救う会に参加した大物政治家とロッジオーナー一族との関係、歯科医N氏の妻と

 なった女性とロッジオーナー一族との関係・・・今となっては平沢氏の名誉を回復

 できるのは救う会しかないかもしれません。
419名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/28(木) 11:47:26.92 ID:9lVhOqwp
>>416

スレチすんませんが、ゴビ逆転無罪と思う根拠、高裁揺れてるとは?
東電OL情報求むスレはメンヘラ論議でつまらんのできました
420名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/28(木) 16:14:42.42 ID:???
>>419
それは答えづらいだろう。>根拠
なぜ答えづらいかは、ここをずっと読んでたらわかる。
421193:2011/07/29(金) 03:33:08.45 ID:Oeel46ra
今晩は。
お久しぶりです。
非常に多忙で、暫く読めなかった状態でしたけど、科捜さんが復帰して
レスが活性化していたようです。

私も基本スタンスは共犯説で、少し整理すると、包装氏さんが同調してくだ
さったので心強く思った件の、
@松井名刺を平沢が受け取った時点で、松井氏の731での戦時中の所業
から、「この名刺は使える」と帝銀事件は始まった。
A戦後の当時は未だ明らかになっていなかった、松井博士を含む731の
戦時中の所業(青酸化合物を使用した中国人捕虜等への人体実験)を知る
事の出来る立場にあり、B及び青酸化合物の捕虜等への投与の手口を未遂犯
に教示でき、C自らも水際立った手際の良さ(村田証言)で薬物投与を行える
人物が、平沢周辺にいたと想定できる。
D731の捕虜への薬物投与の手口は決して門外不出の内容ではなかったが、
上記Aが実証されれば、歯科医N=旧軍特務機関説は俄然信ぴょう性が高くなる。
Eしかし帝銀事件がおきて、731に捜査の方向が向った時、旧軍731機関幹部は
捜査に協力的であり、H中将、S中佐の名前は上がったが、歯科医Nが特務機関員で
あった証言は得られていない。
F検察が拠り所の一つとした中井支店長証言と、中井での未遂犯のモンタージュの顔の傷
は矛盾していて、何故奇妙な事に中井モンタージュと歯科医Nの特徴とが一致するのか合
理的な説明ができていない。

共犯説への否定的な考察は過去スレで敢えて真逆に記載しましたが、新しい人も
増えてきたようなので、折角の機会なので、共犯説否定で書こうかなと思っています。

サトーさんが以前指摘された、犯行に使われた松井名刺と、松井博士が刷った名刺の版
の一致に関する疑問点が解決しないと、帝銀事件の捜査と推理はスタートからずれて
しまいますが。
422名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/29(金) 06:37:51.81 ID:7rSqA60n
>>418
大野ばんりくとロッジ、歯科医妻(住み込みから妻へ)とロッジ
関係があったんですか?
423193:2011/07/29(金) 12:06:00.34 ID:BahQ06ag
一個追加。

G平沢無罪説派が拘っていた、足が付く恐れのある実在の松井名刺を敢えて
犯行に使用するか?という疑問点は、上記@と併せて荏原での松井名刺使用、
及びH荏原の失敗後、東京でも入手可能な青酸カリを、わざわざ敢えて素顔晒
してまで東北大で松井氏の名前を再度出して入手しようとしたという一連の
流れから、犯人は犯行に松井氏関与の印象付けを繰り返し行っており、
それは松井氏を通して731残党に捜査の方向をミスリードする意図があった
と(も)説明がつく。

>平沢氏は動機として、何人も人を殺した人が金鵄勲章を受けと発言してます。

この平沢の供述が、警察の捜査方針や新聞記事等で731の件が広く知れ渡る
前になされたとしたら、平沢周辺に731の所業を知りうる立場の人間が存在
したという可能性が高まりますが、実際には731への捜査や報道がGHQからの圧力
で中止させられた後での平沢逮捕ですから、この供述が平沢自身からの本音として
なされたかどうかは確定できないです。
私の印象としては、平沢の自然な本音な気がしますが。

> 731に一泡吹かせてやろうという意図(も)あったとしたら
> それは達成しましたね。

これには私も、えっ!と思いました。
もし事実だとすると、共犯者が歯科医Nだった場合、Nが特務
機関員出身だという推理は大きく揺らいでしまいます。
Nが特務機関に私怨を持っていたのなら、肯定できますけど。

424193:2011/07/29(金) 14:32:30.39 ID:BahQ06ag
E中将のイニシャル、書き間違えた。
ま、いっか。(仮)という事で。



425名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/29(金) 18:36:26.99 ID:???
 一つの疑問として歯科医N氏はどこから捜査線上に浮かんだのか、ということです

 包装氏の「731に一泡吹かせてやろう・・・」というのは、731の幹部達がGHQと交渉

 して戦犯免除されたことに対する憤りの意味だと解釈しています。

 実際731の幹部達を捕まえたのはアメリカではなく、アメリカに雇われた特務機関員

 だったと聞いています。当然そういう人たちに対する風当たりも強くなります。所謂

 「犬」というやつですね。
426名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/29(金) 18:48:31.77 ID:???
 >>422 ロッジオーナー一族の祖先は中部地方の出です。私はこの事件の大きな

 鍵を握っていたであろうこの一族がほとんど調べられていない、意図的に避けた
  
 という事に不満を持っています。「平井の清水」が解明されれば、金の出所に少し

 でも近付けたはず。
427名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/30(土) 23:44:26.46 ID:???
>>416
スレチだが、狭山・袴田は難しいんじゃないかな?
再審となると、両者とも警察が証拠偽造している疑義が濃厚だから、
これが明るみに出ると相当まずいことになるだろう。

さらに注目したいのは飯塚事件。
足利事件がDNA再鑑定で揉めていたときに何故か急いで(?)死刑を
執行してしまったから、これがひっくり返るとまた大変なことになる。

帝銀は(おそらく)米国側にあるはずの証拠類がいつ出てくるかが
最重要ポイントだろうね。
これが出てこない限り真相が明らかになることはまずないだろう。
>>407
包装紙さん、コメントありがとうございます。
あくまでもロールプレイの一環としてですが、
やはりこの完全無実説の蓋然性がどれほどあるのかは、
念には念を入れて検討すべきかなと思っておりました。

> 平沢氏完全単独犯よりは可能性があると思っていますが、
> 以下のハードルがあります。
> @ 人相(特に中井)、A名刺、B犯人適格性、Cアリバイ(荏原、中井)、
> D金、E供述(天野屋利兵衛、未遂供述のリアルさ、などなど)

そうです!もうこれだけハードルがあるともう確定だって思いたくなりますが(笑)、
粘り強く、多少ムリ筋の理屈でもいろいろと頭を捻ってみたいと思います。
なお、私自身、以前より収集していた資料(新聞記事、関連書籍など)を
無実説の眼で再チェックしている段階ですので
今回は包装紙さんが挙げられた@−Eに対して、
反論の<方向性>だけを記しておきたいと思います。
>>428の続き)

@人相(特に中井)
これについては平沢氏が逮捕されるに至った理由のひとつが
モンタージュ(人相書き)に似ていたことが挙げられるわけですので、
犯人と似ていない方がおかしいともいえます。
無論、中井の支店長のように強い断言(すごく似ている!)はありますが、
最近の心理学方面の研究成果などでも目撃者心理の危うさはつとに指摘されてますし、
また、中井の支店長証言を重要視する和多田氏(佐伯氏)本の書きぶりは
自説強調のためにいくぶんバイアスが掛かっているように思います。

A名刺
平沢氏が自らの潔白を証明するために弁解した内容が非常に支離滅裂だったため、
正直言ってこの名刺については平沢氏シロ説に貢献しうる材料が少ないですね(笑)。

(以下は可能性として)
まず、平沢氏の証言の怪しさについては
すべて彼のエキセントリックな性格に原因があるとします
(もともと支離滅裂な性格なのであまり深読みしても仕方がない)。

また、包装紙さんは「松井名刺を貰ったにも拘らず持っていなかったのは約20名」と
されていますが、厳密にはこれは14枚、そして「まったく行方不明なもの」が8枚、
これを足して計22枚のなかに荏原で遺された名刺が含まれていることになります。
この「まったく行方不明なもの」が私は気になります。
というのは193様も問題提起されてましたように、
おおっぴらに相手と交換した名刺を犯行に使うのは手法としては間が抜けています。
むしろ、犯人は、通常ではない取得手段、つまり松井氏側との面識がないにも関わらず
何かの経緯でこの名刺を取得したからこそ堂々と犯行に使おうと考えた――。
こういう考え方もありうると思います。
>>429の続き)
B犯人適格性
これはちょっと文脈が入り組んでいるので、今回は飛ばします。

Cアリバイ
当然ですが、「アリバイがない=犯人」ではありませんし、
特に最長で1年近い前の確固としたアリバイがないことは仕方がないと思います。

また、「荏原」のアリバイ主張については身内のものとは言え、
それなりに真実性の手触りのある内容だと思いました。
(平沢氏の記憶に頼っていないので、むしろ信憑性がありそう)

D金
これは最大のハードルです。
特に「完全無実説」の場合は非常に厳しい難関です。
(「無罪説」(法廷論)であれば、いくつか”ありそうな説”は思いつきますが)

まず、「救う会」の春画代金説があります。
蓋然性がどれほどあるかはともかくとして、一応、挙げておきます。

そして、ちょっとアクロバットな説ですが、佐伯氏(和多田氏)の虎の金屏風の代金説。
これをほぼ丸飲みして「完全無実説」に援用するという方向性はあるかもしれません。

煩雑になるので詳しい説明はしませんが、ようするに彼らが調査して明るみにした、
平沢氏のウラの交友関係(歯科医やロッジオーナー)は事実であったけれど、
しかし、真実は、まったく帝銀事件とは無関係だったという可能性です。
もしそうであれば、平沢氏は単に虎の屏風絵を描いてその代金を得たにすぎず、
そして、逮捕後の供述でも<正しく>平井の清水氏に貰ったカネですと言ったが、
捜査側がそれをきっちりと跡付けることができなかっただけだった……となります。
相当に捻った推理ですが可能性のひとつとして挙げておきます。

E供述(天野屋利兵衛、未遂供述のリアルさ、などなど)
これについては、検事聴取書を再読してからご回答致します。
431名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/01(月) 01:22:01.17 ID:???
脇から基本的な疑問をすみません。
>>421に731部隊につき、「青酸化合物を使用した中国人捕虜等への人体実験」とありますが、
731部隊はあくまで細菌戦の研究部隊で、毒物については扱っていても毒ガスがメインでは
ないでしょうか。
道義的な点を全く考慮しないで対敵効果だけを考えれば、空中散布で敵の戦闘力を奪える
細菌兵器や毒ガスに対し、そもそも敵に投与する機会自体が得られない毒液の類では、
兵器としては全く有用性が異なるでしょう。

第九研究所の職員が南京まで行って、捕虜や死刑囚に対し青酸ニトリールの実験を行ったと
いう記事も読んだ記憶がありますが、731関連ならハルピンに行くはずです。
極秘の危険な研究をやっていた組織と言う先入観から、731犯行説が横行している可能性は
ないのでしょうか。
>>423
>>425
731部隊への戦犯免除、そしてその流れでのGHQ「圧力」説については、
未だに研究が続いているテーマです。
結構、入り組んでいてよく分からないところもありますが、論点としては、

1.GHQからの「圧力」はあったのか。あったとすればどういうものだったのか?
2.日本の捜査本部はGHQから「圧力」を受けて旧軍への捜査を緩めたのか?
3.731部隊の戦犯免除が「確約」されたのはいつか?そしてそれはどこまで流布されたか?

この3つがあると思います。
むろん、>>427さんが言うように当時は占領下ですので、
「米国側にあるはずの証拠類」が明らかにならなければ
分かる筈がないではないかという方もおられるかと思いますが、
そもそも日本の警視庁の捜査資料が公開されていないわけですから
一足飛びに米国のシークレット資料「にこそ」真実があると考える理由はないとも云えます。

まあこれは私のスタンスですが、
最終的な真相がどうであれ、すぐに確認可能な細かな事実(ソース)を検証する労を措いて、
一足飛びに「GHQの圧力」とか「731部隊の戦犯免除」とかの
大文字のテーマを持ち出して「なんとなく分かった気になる」説明はイヤなんですね(笑)。

むろん、私のこういう態度そのものは、GHQの圧力がなかったということを意味しませんし、
731部隊の残党に帝銀事件犯の関係者が潜んでいたことを否定するわけではありません。
433包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/02(火) 02:45:44.00 ID:???
私が海外に来る度に地震があるようでなんだか悪い事をしている気になります。
>>428など
見事な攻撃だ、たけちゃんまん(我ながら古い)。特に見事なのは金屏風、清水です。
和多田氏の本はこの辺が支離滅裂。金屏風(事件よりかなり前)の金が入った、
清水は偽名で実在した(金はここから、これさえあれば平沢氏は無罪だった)と、
いいつつ、未遂は平沢氏の実行と。前段と後段がかみ合っていません。それなら
いっそのことサトーさんが試しに展開している論、金屏風の金−清水経由平沢氏
−事件後に平沢氏が持ってた金、の方が説得力があり、平沢氏もこれを目指したかも。
しかし、時期があいません。そして、平沢氏は清水の本名は言えなかった。
434包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/02(火) 02:54:07.80 ID:???
ただ人相の、「モンタージュに似ていたのだから、>犯人と似ていない方がおかしいともいえます」は論理の転倒かつ開きなおりで、
サトーさんの立場なら「犯人に似ている人間は何百人と居る。こんなことで犯人にされてはたまらない」
というべき。しかしこれは法廷では言わずもがなで、取り合えず人相は有罪方向、さて次は?となる。
単独犯の場合は帝銀M証言が反証になるが、共犯説だとこれは無効。

しかし中井証人にはバイアスがかかっているというのには同意します。
バイアスをかけたのはT検事で、犯人と同じ格好をさせ映画を撮り、
取調中にぞろぞろ証人を入室させて見せたり涙ぐましいほど。
これで、違うと証言しろというほうが無理。なので、ここはサトーさんに一つ譲り、
中井証人はあてにならないということにします。しかし指摘したいのは9月23日の中井
証人の「平沢氏で間違いない」と平沢氏に聞こえるよう耳打ちさせた
(事務官に聞こえたなら絶対に平沢氏には聞こえた)直後に、平沢氏の自供が始まったという事実。
いや、それは偶然、というのであれば、ここは大きな貸し一つということで。
435包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/02(火) 05:16:08.17 ID:???
人相証言の話しが出たので、閑話「変」題を許して頂き東電OLについて。>>419
再審無罪になるだとうと<私が言う>根拠は、法曹というより司法、というより高裁周り
の流れからです。真相とは関係ない。再審が開かれたらまず無罪、これはほぼ間違いない。
再審もここまで来たら開かれると思います。
長くなるのでキーワードだけ。高裁刑事5特別部/4部対立というより矛盾−
高木再勾留決定判事兼控訴審裁判長登場−控訴審初回弁護人不在(高木裁判長憮然)
−控訴審とはなんであるかを理解していないような(間接)証拠の解釈変更だけの逆転有罪判決
―同裁判長ご逝去−足利DNA再審無罪(検裁異例の低姿勢、高木氏がですねえの雰囲気ありあり)
−今回の東電OL DNAの高裁の気配り。
436包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/02(火) 06:45:59.77 ID:???
真相論として東電OLG受刑者は無実と考える。根拠は一審弁護団の最終弁論
につきているが(素晴らしかった、特に体毛、DNA担当)、ここでは目撃証言(一審第9回)の、
事件直前の殺害現場アパート前の目撃証言を取り上げる。
被告と対面し見覚えがあるかと検事に聞かれ「正確にはありません」
正確にはとは?と聞かれ、「警察では見たことがある」と。
これで決まりでいいのですが、後、二つ。@被害者と容疑者は
アパート入り口付近で暫く立話しをしていた:
被告と被害者の邂逅は少なくともこれで4度目。この時点で鍵を持っていた
(検察主張)被告が買春目的、後ろめたい目的、で同室を使うのに被害者と
人目につく場所(実際についている)で立ち話をする必然性はない。
早く部屋に入りたいはず。Aその後被害者が先に部屋に向かった:部屋の鍵を持っていた
(持っていなくとも元々知っている)被告が先に向かうのが当然。
つまり、この証言は被害者とその部屋に入るのは始めてであった最後の買春客
(恐らく犯人)がアパート入り口で商談し、成立後被害者が被告人との売春行為で
依然使ったことにある部屋に先導した事を示唆している。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/02(火) 19:40:37.98 ID:LydzIdWd
奇妙な事件と考えられた戦後混乱期の事件

http://s1.shard.jp/rabbit1/0202/9/190.html

その事件とは、「帝銀事件」という事件だった。

( http://book.geocities.jp/japan_conspiracy/0202/p002.html )
438包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/03(水) 02:17:01.05 ID:???
>>431
吉永春子さんの「謎の毒薬」、講談社なので大きな図書館にはある筈、の94、95Pに
731で青酸を使った人体実験について、石井四郎氏ご本人が語っています。(出所は甲斐メモ)
時期はS11とS12年。歯科医が軍役についていたと思われるのもこの時期。
この2回の実験で中国、ロシア人捕虜、20数名が「殺されて」います。
2回目は(捕虜収容所から)解放すると偽って、乾杯させたそうです。
乾杯ですから、当然日本側も仕掛けのある液体を一緒に飲んだと想像できます。
ひでえ事をしやがった癖に、今は「アメ公」(平沢氏が使う言葉)にへつらって
のうのうと年金暮らしかい、と思う人がいてもおかしくないでしょうね。
特に下級技師、周辺者、から話を聞いた人は。同じ本の57Pageに九研出身者で
露天商をやっている元技士の話がさらっと出ている。同じ九研でも化学会社の重役に
収まって銀のケースから出したタバコをすっている人と露天商と。。。
作るのは六/九研、人体実験は中国(外地)でという流れです。上記の2回の実験は
普通の青酸カリでしょう。しかし飲ませ方に仕掛けがあったはず。
「乾杯!」ですから。。
439包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/03(水) 02:31:44.67 ID:???
>>432
米国にある書類はトリプレットという奇特な方がワシントンで探しつくして
いると考えます。
1.GHQの無言・有言の圧力はあった。2.旧軍への捜査には及び腰ではあった。
GHQへの捜査(パーカー、相田宅)はそれ以上。3.帝銀の頃には731戦犯免除は米国GHQとの間では
ほぼ確定していた(ソ連は邪魔だったが)。だから731部隊「上級者」は警察を恐れていない。当時
警察はGHQによるパージの最中。

人体実験説のおかしさ:731部隊は人体実験部隊だった、帝銀は金目当てではない
人体実験だと。。人体実験を既にした人達がもう一度危険を冒してするでしょうか。
目に付いた高額紙幣の大半を犯人は持っていってます。GHQに実力を見せたかった?
GHQが知りたかったのは、それこそ>>431さんの仰る通り、ガス及び細菌などのBWで
あって初期(S11、12年)の頃にしていたありきたりの毒殺などではないはず。
440包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/03(水) 02:47:14.39 ID:???
>>429
>「まったく行方不明なもの」が8枚
仰る通り、まともに考えると残り8枚<しか>ないのですね。14枚は捜査して
ますから。この8枚に人相、年齢etcがある人がいる可能性がどの位あるか。
犯人達の誤算は、全員殺せなかった事と松井博士が非常に几帳面だたこと。
普通の人(私も)ならこの8枚と92枚の比率は逆転するはず。サトーさんと
193さんの疑問には平沢氏が既にこう答えています。「一度会っただけだから
大丈夫だと思った」と。(松井さんがあんな几帳面な人とは思わなかった)
名刺をもらってから何度も会えば印象に残るだろうが、そうではないと。
そもそも名刺って100枚単位で版を(自らの手)で変えたりしますかね。
事務のひとなどに頼む(と思う)のが普通。
441包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/03(水) 02:56:23.69 ID:???
上記に加え、財布の盗難届けを出してあったから大丈夫だと思ったのでしょう。
実際、一度はこれで捜査の手から逃れています。

荏原アリバイ:平沢氏と一緒に出た来訪者が居たという事実が実際に事件当日
だったとして、よく読むと、平沢氏は彼女を駅で<まいた>という感じを拭えない。
普通、家から一緒に出て電車に乗ったら、乗り換えで別れる時には、「それでは
私はここで」といいませんか?
442包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/03(水) 03:08:04.28 ID:???
平沢氏完全無関係説がなり立つ為には、人相、金、未遂アリバイを丸呑みしても、
以下の二つのいずれかがないとだめだと思います。
1.9月23日以降の自供が、全くの検事(事務官)の作文であった。特に事務官は
職業を間違えたと言っても良いくらい、素晴らしい会話文を書く人だった。特に
平沢氏らしいハチャメチャ振りを随所に混ぜながら、徐々に要点に迫っていく自然さ
は特筆すべきである。
あるいは(というかそうでないのなら)
2.平沢氏の記憶力(A刑事から吹き込まれた事を検事の前で再現する能力)は
桁はずれだった。しかし、何故かその能力は未遂2件でだけ発揮された。
443名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/03(水) 18:41:15.01 ID:???
 >>439 731部隊の関係者はただ息を潜めていれば、残りの人生は保障された

 訳ですから、自分から事を起こすとは考え難い。アメリカも彼らを囲った時点で

 一蓮托生になったので、彼らが強制して実験をしたというのも俄かには信じ難い。

 731部隊とその他、中野学校や登戸研究所あたりは分けて考えないと真犯人の

 思う壷かもしれません。
444名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/03(水) 19:00:17.85 ID:???
 >>438 「謎の毒薬」 当時素直にACH説を受け入れられなかった私にとっては

 目から鱗でした。佐伯氏は速攻否定していましたが・・・・佐伯氏ももう少し柔軟

 性をもって他の研究者と連携を取っていれば、と思うと残念です。
>>433
包装紙さん、カウンターパートを務めて下さいましてありがとうございます。
早々に私が「やっぱり完全無実説はムリだ。平沢は犯行に絡んでますね」と
あっさり諦めたらそれこそ八百長みたいなのでもう少し続けましょう(笑)。

■「平井の清水」の件
> しかし、時期があいません。そして、平沢氏は清水の本名は言えなかった。

時期があわないとはどういう意味でしょうか?
包装紙さんは、平沢の供述をもとに判断されていますか?
それとも、佐伯(和多田)氏の調査結果からですか?

仮に金屏風の作成時期が事件よりだいぶ前であっても
カネの支払いがちょうど事件後になったとも考えられますね。

また、清水氏の本名については、平沢は本当に知らなかった可能性もあるでしょう。
死刑囚になってからロッジ一族の兄弟の写真を見せられても本名(苗字)は言っていません。
さらに、平井の清水と推定されている人は二度ほど事業を失敗しているようで、
そういう人は普段から別名で活動していた可能性もあります(債権者対策)。
>>434
>サトーさんの立場なら「犯人に似ている人間は何百人と居る。
> こんなことで犯人にされてはたまらない」というべき。

なるほど(笑)。これは勉強になります。だいぶ印象が違いますね。
>>440-441
■松井名刺の件

> 仰る通り、まともに考えると残り8枚<しか>ないのですね。14枚は捜査して
> ますから。この8枚に人相、年齢etcがある人がいる可能性がどの位あるか。

まず、不所持者の14枚分も警察が「捜査してますから」という理由だけで
除外してはいけないでしょう。
平沢シロ説側は、警察も検察も信用できないから冤罪を主張している(笑)。
そもそもノホホンとした画家程度でも何度か刑事を追い返せた捜査ですから
残る13枚への捜査もどこまで深堀りできたものか……。

つまり、不明の8人だけでなく、14枚分の名刺交換者であっても、
その先の交友関係者に犯人適格者がいた可能性があります(むろんこっちも共犯説はある)。
それらがどういう人たちかを(事件を後年に再検討する我々は)分からない。
捜査側もどういう理由でシロになったかを公開してない。

> 193さんの疑問には平沢氏が既にこう答えています。
> 「一度会っただけだから大丈夫だと思った」と。

> 上記に加え、財布の盗難届けを出してあったから大丈夫だと思ったのでしょう。
> 実際、一度はこれで捜査の手から逃れています。

これは「平沢が犯人であれば」そういう理由で松井名刺を使ったであろうことの説明であり、
他の犯人(例えば松井氏と何度か面識がある人を通じて名刺を得た者)であれば、
違う理由になるというだけかと思います。

つまり、平沢氏の<怪しさ>をいくら強調したところで、
他のベールに包まれている名刺交換者との<怪しさ>レベルとの比較が
できない以上、怪しい、怪しいってだけで「犯人にされてはたまらない」。
>>441
■荏原アリバイ
> よく読むと、平沢氏は彼女を駅で<まいた>という感じを拭えない。
> 普通、家から一緒に出て電車に乗ったら、乗り換えで別れる時には、
> 「それでは私はここで」といいませんか?

どちらがより普通か、自然かと言えば、見解の相違レベルではないですか?
いや、そもそもこれから青酸カリで大量殺人するつもりの犯人であれば、
客人を駅までわざわざ同道したりするのは自然でも普通でもない(笑)。
(しかも2日後には、息子の結婚式でしょう)

むろん、この件はアリバイ成立とするには確証レベルに至っていないので、
平沢にとってプラス材料はない。
ただ、私が言いたかったのは、犯行前の行動としても不自然さは残るということです。
449名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/06(土) 00:45:21.69 ID:???
>>439
ジャーナリストとはいえ一民間人にすぎない米人トリプレットが米国政府
トップ・シークレット級の極秘文書を「探しつく」せるわけがない。
当局が厳重に秘匿しているものを、いくら必死に探しても徒労に終わるだけ。
唯一の可能性は、その文書の中身を知っている人物を探し出し、その内容を
聞き出すことぐらい。

しかしその可能性はまずゼロに近いといっていいだろう。
なぜなら、そのトップ・シークレットは米国諜報機関の要人暗殺に関する内容と
密接にリンクしているからだ。
そしてこれは、かのGHQ総司令官D・マッカーサーの突然の更迭とも関わっている。

推理作家・小林久三は和多田進への取材を基に「月刊問題小説」に「マッカーサー
謀殺事件」という「小説」を発表した。その内容は帝銀と米国諜報機関とマッカーサー
と彼の政敵との関連を示唆したものだった。
帝銀の真相が明るみなることは、同時にマッカーサー更迭と彼の大統領選挙出馬
断念との関連が解き明かされることとなり、さらに米国が世界各地で実行を企図して
いた謀略・謀殺関係の資料が白日に晒されることを意味する。

事件から半世紀以上経過しようと、これはいまだに軍事大国・アメリカ合衆国の恥部で
あり、権力者が全力で隠匿せねばならぬ極秘事項だといえる。

トリプレットは日本での取材で「救う会」のメンバーと会った時の印象を、率直に書いている。
日本のジャーナリストでは絶対に書けない彼の正直な感想が、帝銀事件の不可解な闇の
部分を少しだけ照らして見せたように、今にして思う。
450193:2011/08/06(土) 01:13:05.62 ID:5il6KiD9
@>731で青酸を使った人体実験について、石井四郎氏ご本人が語っています。(出所は甲斐メモ)

松井博士も731で捕虜を人体実験で殺した事を帝銀事件後に警察につかまれて、
捜査協力するか、絞首台の露と消えるかと脅されてますね。

A>また、中井の支店長証言を重要視する和多田氏(佐伯氏)本の書きぶりは
 >自説強調のためにいくぶんバイアスが掛かっているように思います。

そうなんです。
それで私は、検察が中井支店長証言を拠り所としていた、中井モンタージュの
犯人の顔に傷あったかもしれないという部分と、平沢が逮捕時に自分の頬を指
さして、私の顔に傷があるかと目撃者に迫った矛盾を看過できずにいるんです。

B名刺に関しては、松井名刺受領者で事件後不所持な者は荏原での松井名刺使用者
の可能性有りというだけで、それをもって帝銀事件犯人という証拠とは成りえない
のは止むを得ないので(実際、真犯人は松井名刺を拾ったり、スリが財布ごと
松井名刺を入手した中から、荏原で同名刺が使われたのかもしれない。

私が名刺に関して言えば、荏原、中井で使用された名刺、及び板橋で換金された
小切手のどれからも平沢の指紋が検出されなかったという事が、やはりあげられます。




451193:2011/08/06(土) 01:21:12.22 ID:5il6KiD9
修正します。

@>731で青酸を使った人体実験について、石井四郎氏ご本人が語っています。(出所は甲斐メモ)

松井博士も731で捕虜を人体実験で殺した事を帝銀事件後に警察につかまれて、
捜査協力するか、絞首台の露と消えるかと脅されてますね。

A>また、中井の支店長証言を重要視する和多田氏(佐伯氏)本の書きぶりは
 >自説強調のためにいくぶんバイアスが掛かっているように思います。

そうなんです。
それで私は、検察が中井支店長証言を拠り所としていたにも係らず、中井モンタージュの
犯人の顔に傷あったかもしれないという部分と、平沢が逮捕時に自分の頬を指
さして、私の顔に傷があるかと目撃者に迫った矛盾を看過できずにいるんです。

B名刺に関しては、松井名刺受領者で事件後不所持な者は荏原での松井名刺使用者
の可能性有りというだけで、それをもって帝銀事件犯人という証拠とは成りえない
のは止むを得ないので(実際、真犯人は松井名刺を拾ったり、スリが財布ごと
松井名刺を入手した中から、荏原で同名刺が使われたのかもしれない。)、
私が名刺に関して言えば、荏原、中井で使用された名刺、及び板橋で換金された
小切手のどれからも平沢の指紋が検出されなかったという事が、やはりあげられます。


452サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/06(土) 18:19:01.62 ID:OdZfnSXc
詳しそうな方が新たに何人かこのスレに来られているようで
かなり前から入り浸っている自分としては嬉しい限りですね。
453サトーハチロー@平沢氏無実説モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/06(土) 18:35:36.85 ID:OdZfnSXc
いま外出先から携帯での書き込みのため
秩序だった長文を書けないのですが
忘れないうちに一つだけ。

包装紙さんが平沢共犯者説の構成要素として重視されている「GHQのパーカー」についてですが
彼は遅くとも(もっと早いという説もあり)1947年6月には
防疫関連から離任しているというのは確実のようです。

だから、「平井」―「キャサリン台風」の繋がりはいいとしても
この「パーカー」まで繋げるのはもう少し確度の高い状況証拠が必要だと思います。
454サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/06(土) 19:03:16.50 ID:OdZfnSXc
>>450
193様
以下は枝葉のツッコミになるかもしれませんが、
事実認定に厳密さを求めたいので、あえて書かせて下さい。

■松井氏の軍歴について
前にも指摘したかと思いますが、松井氏は731部隊に所属していません。
731部隊は関東軍防疫給水部(大陸)、
松井氏は南方軍防疫給水部(東南アジア)です。
同じ防疫給水部だから(捕虜虐殺などをやったかもしれぬ部隊という意味では)
似たようなものだろうという考えもあるかもしれませんが
やはり、そこは一緒くたにせず、とりあえずは彼の名誉(?)のためにも
分けて考えたほうがいいと思います。
松井氏のジャワでの「人体実験説」についても一応本人は弁明していますし。

■名刺や小切手の指紋検出について
指紋は検出されたけれどそれが平沢のものとは一致しなかったということと、
指紋らしき痕が検出されなかった(もしくは指紋の鮮明度が低かった)ということ、
そして、指紋らしき痕はあったが当時の捜査ではそれを重要証拠として
採用する方針も技術もなかったということ。

言うまでもなく、これら3つは異なりますよね。
私は名刺や小切手に関しては、後の2つのどちらかだったのではないかと思っています。
455包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/11(木) 02:38:58.89 ID:???
トリプレットの本の森川さん当時25歳が空港まで同氏を
迎えに行く場面、思わず本を閉じて暫く嘆息しました。
この青年を裏切ってしまった(ている)事は平沢氏の犯した罪の内の一つ。
サトーさんに同調し、平沢氏無関係の道筋を探ってみることにします。

名刺。実は22名で平沢氏以外全員にアリバイあり、人相年齢が違っていても
平沢氏荏原実行を意味しない。仲間に上げてしまえばいいわけだから。
私が>>396>>397で書いた(松井氏は南方ですね確かに、ここは731に代表される
特務、人体実験グループでもよいです)会話が行われたとして、
自然なのは、名刺をよこせ俺がやってやるという事。共犯説でおかしいのは、
何故名刺を貰った本人がのこのこ行くかということ。共犯の意味がない。
456包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/11(木) 02:42:57.56 ID:???
<ほぼ>確認されている事実:1月26日帝銀当日、昼頃平沢氏は丸の内船舶会に
居た、1月27日金やるという電報が来た(平沢氏が打った偽装?)、
1月28日、市川の妹Sさん宅に行き、平井に寄って金を貰ってきたと平沢氏がSさんに
言った(自分と兄=平沢氏の間には貸し借りがないから嘘をつく必要はないと
Sさんは検事に証言)、1月29日、妻に金を渡し、偽名で預金。これは三つの解釈が可能。
@清水から事件とは無関係に金をもらった(平沢氏無実:電報の偽装がじゃま)
A平沢氏の工作(電報偽装)B清水から平井で共犯者が帝銀で奪った金の一部をもらった。
サトーさんは電報の偽装をどうお考えになりますか。夫人証言では、29日までは
金の動きがない。今回読み直してみて、中井ではなく平井だったのかな、実際には中井経由平井
(B、清水は中井にも足がある)だったのかなと思います。平沢氏は中井に心理的に近づけなかった。
あれ、また共犯説に戻っっちゃてますね。
457包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/11(木) 02:52:05.62 ID:???
平沢氏はロッジの近くの旅館で金屏風を描いていますから、清水の本名を知らないのは
ちょっと考えられない。この人は死んだことになっていますね。だから妻から
お金や絵の注文をもらったことになってい、検事にも、そして妻にも捕まる前に
そう言っている。これは入るべき金が入らなかった事の妻への言い訳だったと考えています。
言い訳+嘘はもう得意中の得意ですから。金屏風は春画とは違い隠す必要みない。
清水の存在自体が隠すべきことだったのではないか?愛人とも繋がっている。
妻には(そして検事にも)中井周辺の話しは一切していない。
平井の待合で遊ぶ時の偽名をそのまま使った。逮捕、家宅捜索(頼信紙)されなければ、
この電報偽装で放免されていたかもしれない。
私は金屏風の金で一揉めグループ内であったと思っています。丁度清水が死んだ
事にされた辺り。
458名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/11(木) 23:16:34.60 ID:???
>>455
平沢が武彦氏を「裏切った」というのは正確ではない。
平沢は、最初から最後まで「養子」の武彦氏を騙し通した。
つまりはじめから平沢は「裏の顔」を見せていたので「裏切った」わけではない。
平沢の「嘘」を知っていた家族は彼から離れ、「嘘」を見抜いた正木ひろし等も
弁護団から離脱した。

自分は昔、弁護団長だった故・遠藤誠氏に「平沢が本当に無実だと確信していますか?」
と、ある場所で問いただしたことがある。
遠藤弁護士は一瞬困惑し「確信していなかったら弁護を引き受けませんよ」と答えた。
自分はさらに「共犯者だった可能性もないと思いますか?」と迫ると、遠藤団長は渋い顔をして
何も答えず立ち去って行った。

佐伯省氏から資料の提供を受けていた遠藤弁護士が平沢関与を疑っていないはずがない。
裁判戦術の必要性から「人身御供」とされた武彦氏が不憫でならない。
459193:2011/08/12(金) 00:07:55.42 ID:YRk30yTV
>サトウ様

>同じ防疫給水部だから(捕虜虐殺などをやったかもしれぬ部隊という意味では)
>似たようなものだろうという考えもあるかもしれませんが

私はそう思っていますので、今後は松井氏の経歴に関して述べるときは、
旧特務機関員と称した方が良いですね。
帝銀事件で731が広く、長く語られるようになったのは、S中佐が浮上
した事もあるので、厳密にはサトウさんが仰る通りです。
460193:2011/08/12(金) 00:19:59.96 ID:YRk30yTV
>>458

お久しぶりです。
この過去スレの最初の方で、遠藤弁護士と面識があり、遠藤氏が平沢の事を、
「限りなく黒に近い灰色」
と述べていた事を書かれた方だと思います。

もしご存じでしたら教えてください。
遠藤氏はテレビで、帝銀事件の真犯人を確認しましたという事を言って
いましたが、遠藤氏が真犯人と言っていたのは、S中佐、歯科医N、ど
ちらの事だったのでしょうか。

当時はまだS中佐真犯人説の方が主体だったと思いますが、遠藤氏は
佐伯氏の著書にも賞賛の言葉を述べていました。
461193:2011/08/12(金) 00:51:49.01 ID:YRk30yTV
>包装氏さん

> 193さんの疑問には平沢氏が既にこう答えています。
> 「一度会っただけだから大丈夫だと思った」と。

この証言は、コルサコフ症候群で呆けていたと思われる平沢氏のまんま
ですね。
平沢が犯人の適格性が最も無いと言われる、特殊な青酸化合物の知識と取扱い
に関しては、平沢周辺に高度の知性を持った毒薬と医療の専門家がいて、平沢に
青酸化合物の取扱いを教示したと考えられるので、その人物が足のつく恐れのある
実在の松井名刺を荏原で未遂犯が使う事に反対しなかったのかという疑問があるの
ですが、平沢がその人物の忠告を忘れて、フライングで松井名刺を荏原で使用して
しまったとも考えられるでしょうね。

荏原での未遂犯の警官とのくだりは常人では考えられない無謀さなので、平沢の
心理を考察するには、常識にとらわれない方が方が良いかもしれませんね。

しかし、荏原での松井名刺の使用を平沢の思慮の浅さとだけで捉えると、
東北大にわざわざ再度松井氏の名前を出して、素顔さらしてまで青酸カリを
入手に行った共犯者と思われる人物の行動が合理的に説明つかないんですよね。

普通なら、
「荏原で失敗した。まずいな、松井名刺置いてきちゃったよ。
手配が回ってるとやばいから、今後、松井博士に係るのはよそう」
ってなると思うんです。

462193:2011/08/12(金) 19:05:33.32 ID:O6dB+enO
>包装紙さん

>共犯説でおかしいのは、
>何故名刺を貰った本人がのこのこ行くかということ。共犯の意味がない。

@平沢が歯科医Nやロッジオーナーに借金があり(包装氏さんが推理するように、
 金屏風の代金又は日水会の金を平沢が使い込んだ等)、平沢がその弁済のために
 責任をとり、犯行の主犯格となった。
A 歯科医Nが最初に犯行に及ぶには、ためらう事情があった。(歯科医N自身が
 旧特務機関員、又はその周辺にいたので、特務機関の捕虜毒殺実験の手口を荏原
 で自分が使用するのは、犯行手口と自分の経歴がリンクしてしまう等)
B歯科医Nは自分の手を汚すのが嫌だったので、コルサコフ症候群で誘導に乗りやすく
 なってる平沢をたきつけて犯行に及ばせた。
C歯科医N等が先に犯行を行うべく計画中だったが、実行者が金の取り分が一番
 多くなるので、平沢のフライング。

という感じではないでしょうか。Cは無いでしょうけど。



463193:2011/08/12(金) 19:18:52.86 ID:O6dB+enO
追加

D平沢は松井博士と、「一度会っただけだから大丈夫だと思った」

Dが一番かな・・w
464包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/13(土) 06:10:21.81 ID:???
193さん、
和多田氏達の言う「平沢氏ははめられた」説はしっくりこないのですが、この東北大学病院
の件が偶然でないとすると(偶然ではない可能性の方が高い)、これだけは
ひっかります。つまり松井名刺の方に目がいくように持っていってる。平沢におっかぶせようと
いう意思のようなものを感じます。それか、193さんも言っていた様に、松井氏
(に代表されるような防疫グループ)に捜査の目を向けようとしたか。それとも
本当にずさんな犯人達で、青酸カリを求めてさ迷っていたか(笑)しかし、
仙台くんだりまでいかないでしょうし。松井さんの知り合いですか、じゃあ
青酸カリ梅干大3つくらいわけてあげましょうと言ってくれるはずもない。
465包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/13(土) 06:19:46.44 ID:???
193さん、サトーさんをはじめこの事件に異常に(笑)詳しい方々のご意見を
伺いたいのですが、平井はどう思いますか。高木検事もこういう言い方をしてます。
「平井に何かあるだろう」この当たりまでとても鋭いのです、この方。大昔話の部類に
入ってしまうのですが、先輩(もう皆さん物故されました)に色々訊いた所によると、
この方は中々鋭いのですね。この発言の前に(平井の清水から靴や着物を1月28日に
もらってきたのは)嘘だろう、と言っている。嘘だけど何かあるね、と。
これに対する平沢氏の言葉は、それまでの、平井の清水の連呼から一転して、
いやあそこは砂糖を買いに言ってただけです、となる。嘘つくなと検事は思ってる。
でも、その日以降平井の追及はやめてしまう。平沢氏はすんなり清水からの金を
認めてくれないのならいいです、もう話したくないと。検事は調べてみたら、
ちょっといやな事が出てきたんではないかと思うのです。清張氏は春画説で
一山当てましたが、検事はそのずっと前に「春画を描いた事があるか」と訊いている。
歯科を含む医療関係者にしりあいは居るか、船底塗料は誰と話したか、などなど。
466包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/13(土) 06:28:29.58 ID:???
起訴という事を重くみると私は書きました。基本的に完全な冤罪というのは
そうそうないと知っています。捜査権というものがありますから検事はその
事件に一番詳しい。平井でパーカー或いはGHQに繋がりそうなものの尻尾をつかんだ、
あるいは見てしまったのではないかしらと。パーカーは英文で読むと、キャサリン台風
以前に任務を解かれた、というより、22年6、7月までにいくつかの任務をアサインされた
事になっています。ベースは韓国だったのですね。応援ベースで来ていた。
東京地検で、もういい追うな、平沢でいけというような話しがあったのではないかと。
467包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/13(土) 06:41:08.82 ID:???
靴と着物の話:平沢夫人:28日に平井の清水からお金35000円と一緒に靴と着物、
大島を形見で貰って(主人は)帰ってきました。
平沢氏妹:28日に平井の清水からお金を貰ったから小樽の弟のお見舞いに少し
やりたいといっていた。兄嫁は、靴や着物はどうも怪しい、サイズがぴったり
過ぎる、と言っていた。
これを受けて、検事が「靴や着物の話しは嘘だろう?」平沢氏「嘘です、御徒町
で買いました」検事「平井に何かあるだろう」平沢氏「何もないです、砂糖を買いに
行ってただけ」
清水の所に寄ってから妹の所に行ったのに、妹は靴や着物(随分な荷物です)
を見ていない。だからそれは嘘、検事なら当然このくらい分かります。

27日偽電報を打ち、28日に形見分けの擬制までして、平沢氏が作りだしたかった
清水との関係、でも検事に靴や着物は嘘だったにしても、平井には何かあるのだろう
と切り込まれると何もありませんと答えてしまう、実は死んだのは15,6年も前の
話しでしたと、遡れない位昔の話にしたくなってしまう何かが平井にはあった。
以前に描いた金屏風の金が入ったとはとても思えない。それなら、闇屋みたいな
ことをしている人に金屏風を売った金ですといえばいい。
468サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/14(日) 16:20:00.38 ID:???
>>456
> サトーさんは電報の偽装をどうお考えになりますか

*名前欄のとおり、以下は「無実説」の立場での回答ではありません。

まず、この電報が本当に平沢氏の擬装だったかどうかという問題があります。
(発信者が平沢氏だという論拠は、彼の自白以外にありましたでしょうか?)

平沢氏以外の人間が発信したとすれば考えられる可能性は2つ。
1つ目は当の”清水”氏本人。
そしてもう1つは愛人が打った電報だったという可能性もある。
(普段から電報を暗号めいた使い方してたでしょうから)

ただ発信場所は秋葉原ですよね(平井方面からの乗換?)。
普通に考えれば平沢氏が打ったと考えるのが妥当なんだと思いますけど(笑)。
469サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/14(日) 16:23:37.26 ID:???
>>457
> 平沢氏はロッジの近くの旅館で金屏風を描いていますから、
> 清水の本名を知らないのはちょっと考えられない。

それもそうですが、そもそもロッジ一族の長男と
清水氏(の正体と思われる兄弟たち)との関係性が、
佐伯/和田氏の本ではもうひとつピンとこないんですよね。。
長男と平沢氏の絡み方がよく分からないし、
一族のうちどの人がどこまで事件に関わっていたのか――。

なお、「清水」ではなくて「林」という偽名?もよく出てきますね。
私が以前から気になっているのは第四回の聴取書の冒頭、
検事が「林は室町二丁目にいたか?」と聞いているところです。
これはロッジ一族の三男のことではないか、と思ってます。
もしそうなら、相当早くから捜査本部は
「清水」周りの人間関係を把握していることになります。

なお、佐伯氏のほうの本では、平沢氏が金屏風を描いた場所は平井だとしてます。
ただ、これに関しては(もし虎屏風を描いたとするなら)、
持ち運びを考えるとロッジ近辺の旅館のほうを
作業場所と考えた方(和多田氏)が正しいのかもしれません。
470サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/14(日) 17:00:57.89 ID:???
>>457
(続き)
> この人は死んだことになっていますね。
> だから妻からお金や絵の注文をもらったことになってい、
> 検事にも、そして妻にも捕まる前にそう言っている。

この清水氏が死んだことになった時期はS22年12月末。
ちょうど平沢が日本堂で詐欺事件を起こした時と重なっており、
この辺りも気になるところです。

清水氏の実在に関しては、佐伯氏の本(『疑惑α』)が
7項目を挙げて一番説得的な考察をしています(P305)。
また、聴取書でも警察が「大島」を調べた結果、
女物だと判明したことで、検事が平沢を責めている箇所がありますよね。
平沢が「ウソをついてました」って言って明かした入手元がまたウソだった、と。
結局、この靴や着物、砂糖などは、最後まで入手元が分からず仕舞い。

平沢が奥さんへの言い訳のためだけに擬装したにしては、
ずいぶん大仕掛けなウソをついていますし、
そもそも帝銀の前から準備しているようですので、
後付けでこしらえた他の弁解(松井名刺を刷られた件など)とは異なる。

清水氏が死んだことが自体はウソなのでしょうけど、
平沢氏が何を隠そうとしたのかはいまひとつよく分からない――
というのが私のいまの考えです。
471サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/14(日) 17:04:42.80 ID:???
>>465
「平井の清水」については捜査本部もある程度は
調べ尽くしていると思っています。

9/30に捜査本部から照会を受けた、平井署の警察官の調べでは、
「そんなやつはいない」という結論になっておりますが、
例の甲斐メモによれば、佐伯氏が特定した二階家(逆井二丁目)のあたりを
当時の捜査本部は調べている痕跡はあるとのこと(『疑惑α』p304より)。

となると、例のスキーロッジまで捜査が及んでいると思うのですが、
しかし甲斐文書にはそこまでの記述はないようなので
これ以上のヘンな憶断は禁物かもしれません(笑)。
472サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/14(日) 17:11:57.75 ID:???
>>466
> パーカーは英文で読むと、キャサリン台風以前に任務を解かれた、
> というより、22年6、7月までにいくつかの任務をアサインされた
> 事になっています。

英文というのは、例のトリプレット氏の著作ですか?
包装紙さんが指摘されているのは「マンロー」という人の報告に出てくる、
王子地区などの防疫を担当した、E・J・パーカーという人ではないですか?

GHQのファイルについては後に遠藤弁護士の著作にも掲載されていますが、
私が確認した限りで、S22年5月末までの活動だったという記録しか
見たことないんですよね。もしご面倒でなければ
「22年6、7月までにいくつかの任務をアサインされた」という箇所の
文脈をもう少し教えてくださると幸いです。

なお、このパーカーの実在については、
検察側は裁判でさらっとスルーとしていますね。
被害者が正しく聞き取れたかどうか分からない、
外国人の名前など意味はない、と。うーむ(笑)。
473サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/14(日) 22:40:47.89 ID:???
ちょっとここで興味深い情報提供を。

安田銀行荏原支店の未遂事件(昭和22年10月14日)の4日前、
江戸川区内の水害地区でこんな怪事件が起きています。
以下、その概略。

とある区会議員宅に50歳くらいの3人の男が訪れて、
うち一名は都の衛生課医学博士、もう一名は都の防疫課技官というような
名刺を出してきて、井戸を消毒したいと申し出てきた。
応対したその家の娘がウチには井戸はないと断ったら
その三人組はそのまま立ち去った――。

この不可思議な三人組と帝銀事件との関連は定かではありませんが、
もし無関係だとしても、恐らくこういう火事場泥棒ならぬ水害泥棒的な連中は、
当時、少ないながらも何箇所かで起きていたという可能性は十分あると思います。
474包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/15(月) 21:06:51.41 ID:???
>>468
頼信紙があったというのですね。どこで言われていたか思い出せないのですが
平塚さんの著書にあったのは覚えています。事件の翌日に打った電報が偽装、
頼信紙がでてきた分かったと。ただこの著書は差出人を混同してます。
475包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/15(月) 21:12:46.06 ID:???
>>468
室町二丁目というのは、その前の3回目で平沢氏が先ずいっています。
確か、という言い方です。4回目はそれを受けて検事が言ってます。
3,4回目当たりではまだだと思いますが、平井になにかあるね?あたり
で段々分かってきているのかもしれません。
>>472
First Lt. Paul E.J.Parker , MC(Marine Corp) 24th Corp (Korea) was assigned
to the Tokyo are on several cases between 30 June 1946 and June 1947 to
assisit in various health control activities.
Undoubtedly the Lt. Parker who was assigned on a typhus control team in Oji ward with Tokyo MG in March 1947.
476包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/15(月) 21:21:14.14 ID:???
海兵隊で韓国に居たんですね、基本的には。それで何かあると(日本に来て)
衛生関係の任務についた。東京の記録にはあまりないが、王子で1947年3月に
任務についたのは間違いないとなっています。何が言いたいかというと本流の
人ではないから、彼が任務についた時に現場で接してないと分からないという
ことです。王子も荏原がらみではある。
検察は立証に際して必要ではあるが分からないという点は触れないようにするか
重要ではない、という傾向にあります。帝銀の場合はそれ以上のものがあったでしょう。
事件当日、高木検事が現場を仕切り、夜9時半で捜査を止めたのだって間違いなく
GHQの名前が出たからです。自分では対応できなかった
477サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/16(火) 00:18:13.47 ID:???
>>474
お返事ありがとうございます。
確かに平塚氏の『刑事一代―』にありました。
「電報局からあとで平沢が書いた頼信紙が出て来た」と(文庫版149P)。

自分くらいの世代だと電報を自分で打つようなことは
経験として皆無なのですが、頼信紙っていうのは下記のURLのようなものですよね。
http://ameblo.jp/yosuke-naito/day-20050814.html

このURL先の画像の頼信紙の場合、
発信人名を一番左の欄に記入するタイプになってますが、
平沢氏が擬装したのがバレたというのは
そこの欄を自分の名前で書いたということでしょうかね。
それとも(さすがにそれではマヌケすぎるので)筆跡でバレたんでしょうかね。

こういう証拠品の写真なども
例の「聴取書」本などに載せてくれると助かるんですけど、
まあ、それは無いものねだりというものかもしれません。
478サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/16(火) 00:37:34.32 ID:???
>>475
> 室町二丁目というのは、その前の3回目で平沢氏が先ずいっています。

あー、本当ですね。見落としていました。。
(しかも和多田氏と思われる方の注釈もついているし)

私はこの「林」にまつわる、第29回の平沢氏の供述の箇所をみて
「おやっ」と思い、逆に前のほうに辿っていったんです。
日本橋室町というのはどこかに出てきたな、と。

なぜ、「おやっ」と思ったかというと、この「林」は、
佐伯氏の本に出てくるロッジ兄弟の三男(柿畑岳夫)と
かなりプロフィールが似てたからです。

ただ、まあ、包装紙さんがおっしゃるように
(「室町二丁目」を検事が持ち出していないのであれば)
この件については、いささか私の勇み足的な推論だったと思います。
479サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/16(火) 01:10:52.72 ID:???
>>475
> First Lt. Paul E.J.Parker , MC(Marine Corp) 24th Corp (Korea) was assigned (……)

わざわざ引用までして頂いてありがとうございます。
読む限り、翻訳版のトリプレット氏のものや遠藤氏の著作に載っているものと
同じ内容ですね。遠藤氏の著作での該当箇所はこうなっています。

「(……)第二四軍(韓国)医療隊0-1745607ポール・E・J・パーカー中尉は1946年6月30日から
1947年6月の間に、衛星対策業務を援助するために数回東京に勤務したことが明かにされた。
その東京勤務の日付については総司令部医務班の記録には残っていない。しかし、上記担当官は
1947年3月、東京軍政部とともに王子地区に派遣されたチフス対策班に参加したと記されている」
(「調査官ジョンソン・マンロウから監督官エンゲルあての報告書」 『帝銀事件と平沢貞通』三一書房 P374)

なお、上記のマンロー氏による報告書の日付は1948年2月24日となっていますが、
興味深いのは例の甲斐メモによればすでに同じ「GHQのパーカー」を
日本の捜査本部が同年2月10日には割り出している旨の記録が残っているんです

「昨年(22年)六月から朝鮮に行く/五月末日迄 王子区役所へ毎日の様に来ていた。
 DDTを撒くのを指揮する 新小岩、小岩川口のXX屋に行っていた」
(『ドキュメント帝銀事件』新風舎文庫版 P289)

時系列を考えると、日本の刑事たちが役所に聞き込んだりして割り出した「パーカー」を
さらにGHQに依頼してウラ取りをしたのかもしれません。
しかし、そんなことよりも、この「新小岩」とか「小岩川口」という地名はドキっとしますね。
480サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/16(火) 01:53:26.64 ID:???
>>476
このスレでも少し前に、当時のGHQと日本の警察(検察)の関係について、
さまざまな考察がなされていましたが、以下は私の自論です。

私は、少なくとも本件の捜査過程においてGHQからの「圧力」云々というのは、
実質的にはほとんどなかったと思っているんです。
むしろ彼らは占領している側としての責任もあり、早く解決したかった。
だから、我々が憶測する以上に彼らは捜査に協力をしたと思っています。

しかし、捜査する側の日本の警察/検察側(特にキャリア)の意識はそうではなかった。
普通ならオイコラで引っ張ってきて、取調室で尋問したかった米軍属は何名もいたでしょう。
例えば、アーレンとか、マニトフとか、パーカーとか……。しかしそれはできなかった。
いや、好意的にみれば、それこそ上で引用したようにGHQの所管の部局を通し、
それなりにウラを取ろうとして現場の捜査官はギリギリまでやってます。しかし――。

よく考えたら警察も検事も公務員(官僚)です。
彼らはたしかにある意味では優秀なんですけど、
それは一定の制約条件のなかで最適な解を出すという意味での優秀さであって、
制約条件の外側に真実があるかどうかはあえて見ようとしないんですよね。

その意味で、帝銀事件の解明という問題における「最適な解」というのが
平沢氏による単独犯行ということだったんだと思います。
481名無しさん@お腹いっぱい。:2011/08/17(水) 00:03:07.95 ID:???
 >>465 いくら適当な供述をしても裏を取るわけですから、平井の清水についても

 ある程度は分かっていたのではないでしょうか。高木検事も清水長蔵について

 「お前が言っていた様な人物がいた」と言っています。

 >>469 ロッジオーナー一族は腹違いの兄弟が多かったようです。

 
482包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/30(火) 09:22:55.60 ID:???
>>480
私も上でGHQの無言・有言の圧力はあったと書きました。無言を先にしたのは
圧力といっても決定的なものではなかったというニュアンスなんです。
警検がへっぴり腰だった。
>>470
>平沢氏が何を隠そうとしたのかはいまひとつよく分からない――
そうですね。三つのステージがあると思います。1.自供前、2.自供中、3.自供を
翻した後。1.は実は詐欺事件発覚前、発覚後に別れます。1.のポイントとしては
26日のアリバイ、これを三越の車寄せで待っていた、から、船舶会に変わる。
これがそもそも分からない。いや何故「変わったか」は分かる。山田弁護士に聞いた
から。船舶会を忘れていたのが分からない。これは数少ない平沢氏無実説を匂わせる要素です。
483包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/08/30(火) 09:27:05.02 ID:???
平沢氏単独あるいは共犯なら、この日の行動を忘れるわけがない。車寄せで花嫁が
次々降りてくるのはぼーっと見てたというより、証人の居る船舶会のほうがはるかに有利
なわけで。要するに自然なんです。
484サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/08/31(水) 23:57:37.60 ID:???
>>482-483
平沢氏がどういうかたちで帝銀犯行に絡んでいたとしても、
また、実はまったくの無実であったとしても、
事件後すぐに松井名刺が問題になっていたわけですので、
少なくともそのときには、1/26の一日の行動を想起すると思うのですね。
「ああ、あの日は午後に船舶会に行ったな。そしてその後は……」と。

しかも事件後、中野の土地を売ってもらった人との雑談で、
「自分は帝銀犯に似ていると思われているので困ってる。でも自分は違う」
などと、(聞かれもしないのに)自らそういう話題を出しています。
つまり、少なくとも平沢氏は、1/26に帝銀事件が起きたこと、
そして、それと自分の関連性(無関連含め)を意識していたことは間違いない。

となると、「船舶会行き」を最初から持ち出さなかった理由は、

1)やっぱり本当に忘れていた(上述から考えにくいが……)
2)氏自身の認識では「船舶会行き」がアリバイ証明になるとは思わなかった。
3)船舶会を出た後、犯行に絡んだ行動をしたため、隠していた。

の3つが考えられると思います。
1)と2)は一見ヘンですが、冤罪事件では意外とこういうのはあるのかなと思ってます。
自分自身は明白にシロにだと認識でしているがゆえに、
逆にそれを客観的に証明しようという意識が希薄になってしまった……ということです。

例としては、三億円事件捜査で誤認逮捕されたKという人は、
任意同行時に「自分にはアリバイがある」とケロっと話していましたが、
その内容は事実ではありませんでした(部分的に記憶間違いをしていた)。
その後、彼は、第三者の指摘により真のアリバイが証明されて釈放されました。

なお、3)は、平沢氏実行犯説、共同正犯説、両方の可能性がありますね。
特に共同正犯説の場合は、ここ(船舶会以降の平沢氏の足取り)を掘り下げる必要がありそうです。
485包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/02(金) 04:09:48.67 ID:???
時差ぼけで書き込みが尻切れトンボになったら、サトーさんに核心を書かれてしまいました。
当初のアリバイ供述で何故船舶会が出てこなかったのかという問題は、
以前193さんに食い下がられて、私がそれまでの持論を撤回せざるを得なかった所です。
どうもここには職業を間違えたような人が多くて困ります(笑)
いや、意外と193さんが判事でサトーさんが刑事だったりするかもしれませんが。
さしずめここは仮面舞踏会ならぬ覆面座談会ですね。

それはともかく、私はサトーさんの3)に近い意見です。近いというのは
船舶会後というより、船舶会前後ではないか、むしろ前ではないかと思っています。
とにかく、三越で花嫁衣装の家紋をずっとぼーっと見てたと言いたかった、
丸の内や<上野>に出かけたというより、そう言いたかった理由があった。
サトーさんも以前書かれてたように上野は裏が取れていたんじゃないかと思うのです。

486包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/02(金) 04:34:02.86 ID:???
中井は1週間前ですから中井には平沢氏は近づきたくなかった。だから金は
平井でもらった。事件後ではなく前に上野で会ったのではないか。
腕章、名刺、薬瓶(?)引き継ぐべきものはあったかもしれない。
あるいはこれらハードは新規に実行者が作ったのかもしれない。(だから帝銀での名刺が
加藤だったという初めの証言が気になる)

にしても1週間前の中井の反省、上手く言った場合の金の処理を話す必要があった。
ハードは引き継がなくてもソフトはあった。上野で会って、それが、娘婿宅での、
近い内に金が入るという平沢氏らしい軽率な発言になったのではないか。
487包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/02(金) 05:08:35.44 ID:???
頭がごちゃごちゃになってしまい、忘れてしまいましたが、
そもそも事件当時、三越は月曜日が定休だったのでしょうか。
どこかでそれを読んだ記憶があります。私の勘違いでしょうか。
488名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/10(土) 09:41:34.34 ID:???
>>436
>>419です 亀レスすいません。そしてスレチもすいません。
もう1回だけ聞かせてください

ならば何故2審は有罪になったのか?裁判官の資質、差別?
それから今回の胸のだ液で再審は決まりでしょうか?
489包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/15(木) 02:44:07.85 ID:???
>何故2審は有罪になったのか?
故人(高木さん)の悪口になってしまうので差し控えます。これで察してください。
この時(拘留継続、有罪)の高裁は変でした。

だ液はどちらに転ぶか(被害者、常連客、第3者)現時点では不明なので、これが
決め手になるかどうか分かりません。ただはっきりしているのは、G受刑者の
有罪立証になり得ないという事で、検察もだから証拠提出しなかったと言っています。
だったらずっと出さなければいいわけです。しかし今頃出す、もう答え(再審の可否)は
出ていると考えていい。私は再審無罪になると思っています。平沢氏とは違い
この事件はすっきりとG受刑者は無罪(臨床医としての判断、これは譲れない)
そして無実(研究医の判断、これは議論があるでしょうが)と私は考えます。

490包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/15(木) 02:55:27.59 ID:???
G受刑者の奥さんが来日されたと聞きました。おかわいそうに。
平沢氏が自供覆した時に、自分が真実を言わないと真犯人が捕まらないからと言った。
警検はなぜ事件直後に出国した外国人の書類の鑑定、つきあわせをしなかったのか。
目撃証言で明白なのは2点、1G受刑者に見覚えはない、2犯人(と思われる人間)
は東南アジア系の外人だった。

司法・行政が恐れているのは、犯人引渡し条項のない(ほとんどの国とない)外国で
誰かが、あれは俺がやったんだというようなネタをジャーナリストなどに
秘密の暴露あるいは物証付きで言ってくる事ではないのかと邪推したくなります。
491488:2011/09/16(金) 08:15:43.39 ID:???
>>490
ありがとうございました。ほんとにもう一つだけ。
ショルダーバッグについていた皮膚がB型だから
G受刑者(B型)の可能性ありについてはどうですか?
だから再審できないとか
492包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/17(土) 02:54:43.08 ID:???
>>491
スレッドの趣旨が違うのと現在進行形の事件で再審弁護団の隠し玉(あれば)に
触れてもいけないので手短に書きます。ショウルダーバックの皮膚片からG受刑者
が怪しいなどといまだに言われている事に驚きました。これはむしろ無罪(無実)方向
で、これとGさんのDNAが一致しなかったことは何故か証拠採用されなかったものです。
だからこれを盾に再審ができないなどという事はない、むしろ石山鑑定を全て採用したら
Gさんは無罪/無実です。

帝銀、下山鑑定で有名な古畑教授の3代後の東大法医学教室トップの石山先生が、
この皮膚片とG受刑者のDNAが一致しなかった、また血液型を云々する事自体がナンセンスと語っている。
下記の3つのサイトをご覧になってください。真犯人はバックの皮膚片と一致するDNAを持つ、G受刑者
以外の外国人だと思います。3月9日以降すぐに日本を出国した外国人(渋谷周辺
に縁のある)を何故すぐ洗わなかったのか。

http://plaza.umin.ac.jp/~forensic/3enkaku.htm
http://tamutamu2011.kuronowish.com/toudennolmuzaihannketu.htm
http://tamutamu2011.kuronowish.com/toudennoliiisinnbennrounnyousi.htm#05
493包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/09/17(土) 03:01:53.47 ID:???
最後に付け加えさせてください。こういう再審事件が起きると、無罪になっても
Gさんは、これこれの点があるから怪しい(上記の無罪判決でもふらふらしている)という話しになります。
それは真犯人が捕まり自供するまで続く、被告人が怪しいのは当然です。だから被疑者になり
被告人になったのです。その怪しいと思われる点を検証しなおすのが捜査、裁判、鑑定です。
私はGさんはストンと無実だと考えています。ここでも以前書きましたが、私は
人権派、冤罪派弁護士ではありません。冤罪というのはそうそうないと思っています。
(大きな事件では)そういう私でも、このGさんはそうそうない冤罪事件の被害者だと
しか思えません。
上記に上げた一審弁護団の最終弁論をお読みになってください。


494名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/28(水) 03:03:43.53 ID:/TP9sre6
おとっとあげ
495名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/03(月) 07:22:57.88 ID:wV4mopK2

帝銀事件は東京裁判のパロディ。

http://2nd.geocities.jp/jmpx759/0202/9/190_1.html

帝銀事件は、東條英機と東京裁判との語呂合わせだった。
496名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/05(水) 06:06:41.04 ID:HaViTAew
さぁ 飲んでw
497名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/06(木) 21:44:12.83 ID:7jwiPnWg
帝銀事件は占領軍時代早期終了を目指した愛国者極右グループが仕組んだこと
平沢は利用されただけで、実際には何もしていない
498名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/09(日) 00:35:05.66 ID:???
平沢です
青酸カリです
オキシフルです
コルサコフです




なんちゃってね
499名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/09(日) 14:35:01.06 ID:OOcka+nW
歯科医はいつ死んだの?
500名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/11(火) 22:02:17.80 ID:CPgfLJQ0
age
501名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/17(月) 22:36:26.14 ID:Vv70de06
age

502名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/18(火) 07:51:52.41 ID:???
まあ平気で嘘を普通に言えたり演技もよくしてたみたいだから。
コルサコフ病になったてかも怪しい気がする。
今ほど医学も発達してなかったしね。なる前から大ボラ吹だったみたいだし。
人間的信用はできない人だったみたいですね。
しかし謎なのは金の出どころをはっきりさせなかった事。
春画説とかはありえないと思うがなあ。
503名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/19(水) 17:22:39.92 ID:7ntkMwbJ

〈帝銀事件・平沢単独犯人説〉を標榜する単行本「科学捜査論文「帝銀事件」―法医学、精神
分析学、脳科学、化学からの推理」の著者は、中村正明氏である。同書の紹介文では、同著者は
日本化薬株式会社医薬事業本部医薬研究所の出身とされている。

日本化薬株式会社(にっぽんかやく)は、東京都千代田区に本社を置く薬品メーカーで、
医薬品や農薬などの薬品のほか火薬なども製造している。火薬事業から出発し、日本初の
ダイナマイトを製造した会社である。〈出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』〉

同著者は、「科学捜査」という固定ハンドルを用い、「使用毒物の科学的探求の結果および
平沢の精神分析の結果〈平沢単独クロ〉という結論がおのずと導かれた」のだから「歯科医は
犯人ではない」という趣旨の内容を、2ちゃんねる「帝銀事件」関連スレッドにおいて、
およそ3年間にわたって書き込んできた。この行為は当人自ら「著書販売の宣伝活動」である
と表明している。

「科学捜査」氏の主張は「平沢単独犯人説」だけではなく、「歯科医真犯人説」を主張した
佐伯省氏の著書「疑惑α―帝銀事件 不思議な歯医者」の内容に対する反論・否定にもある。
しかしこれまでこのスレッドに書き込まれてきた同氏の主張を読んでいくと、
「歯科医真犯人説の否定」こそ、むしろその主眼であることが、強く推察される。

この点についてこれまで本人は否定も肯定もせず、問いかけに対し無視を決めているが、これも
いささか奇妙なことだ。それでいて同氏の主張は必ずといっていいくらい、最終的には毎度
「歯科医真犯人説の否定」に帰着するのである。

2ちゃんねるの書き込みが「著書販売の宣伝活動」だと認めるくらい、ある意味「純朴」な
「科学捜査」氏が、「歯科医真犯人説の否定」こそ主張の主眼であることを、なぜ表明しようと
しないのかは、いまのところ分からない。
504名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/22(土) 05:31:36.95 ID:???
┐('〜`;)┌呑んで
505名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/22(土) 12:37:25.11 ID:ZjFF2QsP
単行本「科学捜査論文「帝銀事件」―法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理」の著者である
中村正明氏は「1972年東京理科大学薬学部製薬学科卒業。1972年日本化薬株式会社医薬事業本部
医薬研究所。1984年株式会社ナック出向。2006年株式会社ナック代表取締役社長」とされている。

日本化薬株式会社とは、ようするに医療関係、厚生労働省べったりの会社である。

「平沢判決支持」なら、帝銀事件の真相およびその司法判断に対して世間一般に50年間もの間存在
してきた疑惑、すなわち帝銀事件に関する日米国家権力、旧陸軍関係者(技本、兵行本、 登戸、戸山
軍医学校および同防疫給水部関係者他)、あるいは民間医療関係者などの組織的あるいは個人的な
関与への嫌疑は、払拭・否定されることにもなる。

単行本「科学捜査論文「帝銀事件」―法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理」の内容、
その「販売の宣伝活動」であるというここへの「科学捜査」HNによる書き込みは、医療関係と
厚生労働省べったりで35年間生きてた人間の、医療業界名誉保身キャンペーンの様相であることは
否定できない。

科学捜査=中村氏がとりわけ反論の論調を強めるのは、佐伯氏の著述中にある歯科医真犯人疑惑説に
対してだ。徹底的に調べれば、あるいは姻戚縁故、師従関係など、なんらかの個人的関連が出てくるかも
しれない。
506名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/23(日) 13:09:34.88 ID:Nm+91Y86

法曹(包装)氏様、サトー様、193様その他の皆様こんにちは。
2年くらい前よくROMってたものです。

私は「平沢犯人説」でも「共同主犯/従犯説」でも「某略説」でもなく、
ただのヤジ馬ですが、ひさしぶりにきてみて、いまだ活発な論議が展開されているのに
感動しました。これはいつか「まとめスレ」を作らなければもったいないですね。

動機、アリバイ、病気、自白内容など、平沢受刑者は確かにいろいろ怪しいですが、
「怪しいのは当然です。だから被疑者になり被告人になったのです。その怪しいと思われる点を
検証しなおすのが捜査、裁判、鑑定です」という東電OL事件のG受刑者にたいする
包装氏様の書き込みを読んで、なんとなくはっとしました。

包装氏様は職業柄、「平沢受刑者は『有罪』か『無罪』か」という法廷論的興味
から出発し、荏原、山口名刺、中井、東北大、帝銀、板橋などの各事例に関する
平沢受刑者の関与の可否の検証から、「共謀しかあり得ない」という真相論仮説に
到達されたわけです。

その各論としては大いに説得力のあるところですが、真相論として原点に立ち戻って
考えたとき、軍関係者、医療関係者など、事件当時の初動捜査時における
プロフィーリングの疑義をしりぞけてまで、やはり平沢受刑者を「第一容疑者」とする
その決め手とは、どこにあるのだろうかと、改めて思ったのです。

松井名刺はもちろん決め手ではありません。供述でも「秘密の暴露」はなかった。
法曹氏様は以前、扇子の件がもっとも疑わしいとおっしゃっていましたが、
これが決め手なのでしょうか。とすると「決め手は自白」ということになります。

平沢受刑者はかなり乱暴な嫌疑で逮捕されました。しかし逮捕後調べてみたら
いろいろあやしい。銀行絡みのサギはあるし、供述はウソばかりだし、金の件で
口はつぐむし、どんどん怪しくなって、ついに誰も信じなくなった。
63年たったいまでも、我々はこの続きをやっているわけです。

もしこれで平沢容疑者が本当に真犯人か共犯なら、皮肉ではなく、
居木井さんの逮捕は奇跡の大命中だったわけですね。
それが真相ならそれで別にいいんですが。

私は「平沢犯人説」でも「共同主犯/従犯説」でもないです。
もはや決して解き明かされることはない、と分かっている帝銀事件の真相に、
ちょっとでもいいから迫れたらいいなと思っているだけのヤジ馬です。

とんちんかん覚悟で質問してみました。
法曹氏様、サトー様、193様、その他の皆様、ぜひお暇なおりにでも、
ぜひご意見をお聞かせください。
507名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/25(火) 19:26:58.25 ID:???
 >>506
 
 はじめまして。

 本当に居木井氏は奇跡を的中させたのか?最初から平沢氏ありきではなかったか?

 というのが私の意見です。
508名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/26(水) 09:11:49.37 ID:???
>>488などで東電OLについてしつこく聞いたものです。
もうスレチの質問はしません。東電の方は結局放送さん
の言う通りになりそうなんで、つ再審→無罪。

自分がおかしいなあと思うのは、裁判は判決までは有罪の証拠が
なければダメだと言っているのに、再審請求になると途端に、
無罪の証拠(東電なら別人の体液、毛のDNA結果)を出せと
なることです。帝銀みたいな古い事件は絶対不可能だし、
↑の言う通り、名刺しか物証がなく決定的でもないまま
有罪にしたくせに。
509193:2011/10/28(金) 22:59:49.54 ID:0RA+Lu/L
すいません、ずっとご無沙汰で
自宅が3月の震災被害にあったので、その対応に追われて
せいいっぱいでした

もう、テンパってます
510包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/10/29(土) 08:54:03.54 ID:???
>>509
それは大変なご災難で、お見舞い申し上げます。お体ご自愛ください。

>>508
ということで、帝銀どころではないご苦労をされている193さんに代わって
私がご質問にお答えします。とはいえ、私は、帝銀当日の船舶会はアリバイ
作りだったのかもしれない、という自身の当初の主張を193さんに追い詰められて、
修正を余儀なくされたへっぽこなのでご期待に応えられるかどうか。。

裁判的には決め手はないと思います。ですから平沢氏は無罪というのは
私は譲れない。と先ず断っておいた上で、真相論ベースの話しを下記します。
東電OLは無罪でありストンと無実、帝銀は原審の訴因では無罪、しかし平沢氏
が無関係である可能性は薄いと考えています。


511包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/10/29(土) 09:01:43.37 ID:???
先ず、扇子は決め手というより、きっかけです。サトーさんが仰る
(この方は実に詳しい、特に新聞記事検索は右に出るものがいない)
扇子は本当に平沢氏にポケットに入れられた可能性もあるかもしれない。
しかしとにかくこれを怪しんだ、或いは、平沢氏の財布を盗んで名刺を
手に入れた者がいるなら、その人間を扇子の線から追って行って裏を
取ろうとした平塚刑事達の執念が、平沢氏放免の流れを止めるきっかけ
になった。私達は事件全体を俯瞰して眺めています。発生から逮捕、判決、
執行されなかった事、その後の特に佐伯、和多田氏達の調査、これらを
手元に置いて考察しています。捜査の過程で、この扇子の一件から、財布
を掏られたという供述自体が怪しいと平塚刑事達が思わ(いこま)なければ、
平沢氏放免となっていた可能性が高い。
平沢氏が放免された場合、歯科医を引っ張ってくる以外に、公判維持できる
ような容疑者はずっと上がらなかったと思います。いや、歯科医を引っ張れる
なら、名刺が歯科医に亘るルートとして平沢氏が出てきて、中井証人はやはり
「間違いありません」と平沢氏を名指した、相田宅の井戸、GHQも一本の線
になった、謎だと言われていた事の殆どが解決したように思います。
歯科医がちゃんと自供した場合ですが。自供しなくても、M証人はこの人です、
と言ったでしょうし、線は繋がる。というより、平沢氏が歌ってしまう気がする、
もういいよと刑事がいうくらいに(笑)
512包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/10/29(土) 09:06:32.55 ID:???
失礼、上記の
>名刺が歯科医に亘るルートとして平沢氏が
は正確ではありません。
>未遂で使われた名刺と歯科医(実行の帝銀)を結ぶ線上に平沢氏が
というべきでした。

医療、軍事関係者(私はこれにGHQからの情報入手可能者という
プロファイリングを付け加えます)を除外してまで平沢氏を、というご指摘は
当時の平沢氏逮捕、単独犯として立件、有罪という流れでは仰る通りです。
しかし、私が言っている、平澤氏、歯科医という組み合わせはこれらを
除外する、というより、満たします。名刺も決め手ではありませんが、
平沢氏関与方向の有力な一つ物証ではあります。
513包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/10/29(土) 09:15:42.87 ID:???
じゃあ、決め手(真相論として)は何だ、と聞かれたら、検事調書の荏原、中井に関する
証言、及びそれに至る流れ、と答えます。拘留期限が目前に迫り、
このままでは詐欺事件で立件して終わりになりそうだった。そこで
中井行員に「間違いありません」と耳打ちさせるという臭い芝居から
平沢氏の「自供」が始まった。荏原、中井に限って言えば、秘密の暴露
に限りなく近いものがありました。

それからOという不動産会社社長の、平沢氏が「帝銀の犯人は年が私より一回り
下だから大丈夫」という証言。小さな事ですが、これはO氏にも平沢氏にも
何の作為もない、検事や刑事に促されてではない、自然な二人の間の会話。
私はこれを無視できない。
514506:2011/10/29(土) 14:25:30.80 ID:wW+j+apK
193様

そんな大変なときにお呼び立てしてしまってすみませんでした。頑張ってください。

包装様

私のようなもののの質問にお答えいただき、ありがとうございます。

包装様の歯科医に対してのスタンスにつきましては、法廷論としてはもちろん
真相論的立場としても、十分理解しているつもりです。

しかし今回のお答えを読んで、大変失礼ながら、やはり歯科医の存在こそ包装様の共犯説の
説得力の決め手なんだと思いました。

平沢判決、あるいは平沢単独犯説に対して誰しも抱くのは「かくも専門的かつ冷徹な重大殺人
事件が、かの絵描きにできるものか」という直感的疑念につきると思います。

共犯者としての歯科医Nなる存在は、いわばその疑念を一瞬で氷解する、いわば平沢と帝銀事件と
を結ぶウルトラC級のミッシングリンクです。

多くの人は、歯科医Nの存在について納得できれば、それこそ直感的に「ストンと」
この事件の全容が納得できるのではないでしょうか。

くだらない話ですが、我々大衆は、理屈では専門家のご意見に反論できなくても、
感覚的に納得がいかない限りは「一件落着」という認識には到底至りません。
逆にマスコミ報道や判決などに説得力があれば、松本サリン事件のように、
我々はいかにも一瞬でストンと納得してしまいます。

言い換えると、おそらく我々と包装紙様の、ここのおける最大の立脚の差異とは、
歯科医の存在の信憑性を、少なくとも平沢受刑者の存在に相当するほど「確信しているか否か」
という、その出発点なのではないかと思います。

なにしろ佐伯・和多田氏の著書は結論が結論だけに、歯科医の存在自体にも、
いかにもトンデモ論の一環ではないのかという疑惑が払拭できません。だからこそ包装様が
いらっしゃる以前は、ここでも佐伯・和多田本はトンデモ本あつかいされていたのです。
包装様はそれを聞いてびっくりしたとおっしゃってましたが、それを読んで私がびっくり
しました。

歯科医の存在やその経歴が立証されない限り、包装様の画期的な共犯説が、一般的共感を得る
ことは、たとえそれが包装様の目的ではないにせよ、難しいのではないかと思います。
持論がもまれるのことに意味があるとおっしゃっていましたが、論理的には穴だらけの科学捜査様
の平沢単独犯説との2年におよぶ堂々めぐりの議論を読み返すと、忸怩たる思いがします。

歯科医の存在や経歴は一般の人間が調べようとして調べられるものでしょうか。
できるものならいっそ徹底的に調べてみたい気がします。
515193:2011/10/30(日) 00:54:24.96 ID:3F1ZNe9w
>506様

いえ、私を包装紙さんやサトウハチローさんと名を連ねて下さるとは光栄です。

>包装紙さん

気になった事があるので、少しだけ。

>それからOという不動産会社社長の、平沢氏が「帝銀の犯人は年が私より一回り
>下だから大丈夫」という証言。

これは不動産屋氏が平沢に、「あなたは帝銀事件の犯人に似てますね」と言ったとき
の事ですよね。
帝銀事件の下記モンタージュの左側は、犯人の頬の傷跡に言及してるので中井の証人に
よって作られたものでしょうけど、犯人は五十歳前後と記載されていますが、右側のモン
タージュは犯人の服装からして椎名町での目撃証言によったものだと思いますが、
そこには犯人の年齢を45才〜50才と書かれてあります。

http://blog-imgs-46.fc2.com/4/5/6/456123554/teigin.jpg

平沢が右側の全身モンタージュで犯人の年齢を45才〜と認識したうえで、
「帝銀の犯人は年が私より一回り下だから大丈夫」
と言ったのならば、無視できない程、重要な証言とは言い切れないとも思え
るのですが、どうでしょうか。

>平沢氏が「帝銀の犯人は年が私より一回り 下だから大丈夫」という証言。

それとも平沢が上記の発言をしたのは、45才〜50才と書かれた全身モンタージュが
公開される前だったのでしょうか。
それと、全身モンタージュが公開される前に、平沢が新聞で犯人の年齢の下限が
自分よりも一回り下と認識していたとも考えられると思うのですが。


516193:2011/10/30(日) 08:37:07.25 ID:mI2x+d/X
>>515

モンタージュではなく、人相書でした。

モンタージュはこちらでした。

http://www.gasho.net/teigin-case/gallery/photo/photo_07.htm
517包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/01(火) 05:55:51.45 ID:???
>>514
真相論となると素人も玄人もないです。訴追する立場の人、まあ検事
です、ですら、悪く言えば麻痺、最大良く言って、達観・諦観の傾向が
あります。何が言いたいかというと、その位事件化しない、或いは裁か
れるべき人(事)が裁かれない事が多い。そういう事に慣れていない普通人の正義感の方が
(このスレッドでは193さんが典型、サトーさんはちょっと玄人じみてる、
この方はひょっとすると元か現xx、笑)真相に迫る可能性がある。
帝銀でいえば、佐伯、和多田氏達の追及です。東電OLがたまに話題に上りますが、
佐野さんの事件と同時進行だった連載が一審判決に及ぼした影響はある。
帝銀も和多田さんがあと20年早く生まれていてくれれば。。
518包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/01(火) 05:58:35.57 ID:???
以前のスレッドを読んだ時に、歯科医の存在そのものが妄想
だというような意見が支配的だった事に驚きました。
私はその歯科医を、大量毒殺事件の実行犯ではないかと強く疑っています。
恐らくこの推測が外れるのは、平沢氏が事件に無関係だった場合のみであって、
その可能性はかなり薄いと考えています。しかしながら、あくまでもその方は、
取り合えずは市井の人としてその人生を終えられた方です。
従って、例えイニシャルであっても、それを書く事は差し控えたいと思います。
ヒントは今までそれとなく出てきましたが、ここでもう一度。
昭和30年代半ばの職業別電話帳、
新宿から出る私鉄の多摩川、神奈川に入る前の急行停車駅、
学校町、駅から馬場、名簿図書館、前世紀初頭から2〜4年生まれ。これで
少なくとも実在した事は確認できるはずです。
519包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/01(火) 06:01:48.28 ID:???
実在そのものがネックで推論がつかえてしまっているようであれば
(そういう事がおっしゃりたいのだと推察します)、それは外して
大丈夫だとお答えします。但し、和多田氏達が調べた以上にそれが分かる
かというと、私も試した事(軍歴、これが重要と考えています)がありますが、
それは無駄でした。和多田氏達の探偵を使った調査は、それこそ素人でなけ
れば出来ない、入念でベストのものだったと思います。私が知りたいの
は、ここでもある方に質問しましたが、同氏の取調べの模様です。これは
捜査日誌(イロハ帳、いわゆる甲斐メモとは別物)を見たいと思ってます。

実在はしておりました。また和多田氏の本にある、聞き取り(
歯科学校の教官も含め)もほとんど受け入れてよいと思います。強いて
いえば、重要参考人であったかどうかは疑問が残ります。面通しをして
いないので。

193さんからの追求については、後日お答えいたします。また、やりこめ
られそうないやな予感がしますが、今度は頑張るぞ(笑)
520名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/01(火) 07:37:35.62 ID:NiWL0XuG
こんな方法で銀行強盗する人間は絶対にいないということ
強盗はカモフラージュ

521506:2011/11/02(水) 09:16:00.57 ID:R/yW44b8

>包装紙様

ありがとうございました。
>実在そのものがネックで推論がつかえてしまっているようであれば 、
それは外して 大丈夫だとお答えします。

というのは「実在は間違いないと確信の上で推論を進めてよい」というお言葉だと
思いますので、あらためて佐伯さん「帝銀事件はこうして終わった」を再読中です。
731陰謀論だけをはずしながら、「歯科医師関連は事実」と仮定しながら読んで行くと
まったく別の本のように感じてきます。

ところで平沢受刑者や歯科医師が出入りしていたとされる金屏風のあったロッジですが
ネットにこんな書き込みがありました。

長いですが、佐伯氏の著述の信憑性の裏付けでもありますのでコピペしておきます。

>日本のスキーリゾートの歴史を辿って行くと、戦前の赤倉、志賀高原(丸池)、岩原に行きつきます。
前二つは、観光立国と1940年(皇紀2600年)の東京五輪招致を目指した政府の肝煎りで、
各国高官やIOC委員等を接待するために、昭和12年(1937年)古くからの温泉地に高級ホテル
(赤倉観光ホテルと志賀高原ホテル)を中心に作られたリゾートでした。
 それに対し、岩原は、昭和7年(1932年)、栗田靖さん・フミ子さん、というご夫婦が、
この岩原の地を訪れて、とても気に入り、山荘を建てて、友人たちを招いたのを起源とする、
民間発のリゾートです。
 この栗田さんと言う方は、相当な素封家だったのでしょうね。その山荘は、かなり豪華な物で、
やがて「岩原スキー・ロッヂ」に発展し、戦後、世の中が落ち着くと、多くの芸能人、文化人が
訪れるようになりました。ところが、昭和32年(1957年)、靖氏が急逝したため、ロッヂの
経営は、元勲・岩倉具視の曾孫にあたる、岩倉具憲氏が引き継ぐことになりました。
その具憲氏の姉は、女優の小桜葉子さん、更に言えば、「アルプスの若大将」加山雄三さんの
お母さんです。こうした人々を中心に、岩原には、前にも増して芸能人、文化人が集まる
ようになりました。
 当時を知る人によれば、上越線・湯沢駅に「岩原スキーロッヂ」の客が着くと、ロッヂから雪上車が
迎えに来ていて、その時、周りの人々からの「あの人、岩原スキー・ロッヂに行くのね。」
という羨望の囁きが、まるでさざ波のように広がったそうです。

ttp://homepage3.nifty.com/dawnpurple/naeba2005repo.html

自分は若い頃、加山雄三さんの妹さんと知り合いで、友人たちといっしょにその湯沢に
スキーにさそわれたことがあります。あのロッジだったのか、とびっくりしました。

ヒントをいただきましたので、自分なりに調べてみます。「駅から馬場」だけ皆目解読
できませんがw

>193様  

鋭い突っ込みですね。包装紙様との論戦も楽しみにしております。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 01:28:00.86 ID:LoIHcutx
春原さんとプリティ長嶋の見分けかた教えろ
523名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 08:14:12.05 ID:???
しかし結構人相覚えれそうな顔だけどなあ。誰も確信もってこの人に間違いないとは言えんとわ…。
昔の人記憶力悪かったのか?それとも似てるように暗示かけられたのか?
524名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 23:20:39.32 ID:???
 包装さんは「偽証事件」についてはどのようにお考えですか?

 ほとんど資料らしいものがないのでなんとも言えないのですが、

 時間があるときにでもお聞かせ下さい。
525名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/04(金) 07:39:49.19 ID:???
>>521
どきどきのカキコだなあ。よく見つけた GJ!
でも
>昭和32年(1957年)、靖氏が急逝
は昭和29年(1月19日)の間違いかな。
この事故てか事件 新潟日報の縮刷で読める?
大→栗、森→田、精→靖 とか?
いずれにしてもゴクリ
 
526名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/04(金) 19:15:47.15 ID:aO0m8vQb
>>525

轍寅次郎「追跡・帝銀事件」では「大森精一」だけど、佐伯省の
「疑惑アルファ」では「柿畑某」、佐伯「帝銀事件はこうして終わった」では
ロッジを開いたのは「栗田強・秋子夫妻」で、平沢と歯科医の仲間だったロッジオーナーの
「秋子の弟」は「栗田誠一」となっている。

>>521で昭和32年に急逝したとなっているのは「栗田靖・フミ子」夫妻の「靖」
とあるから、昭和29年に上越線の湯檜曽駅で変死したロッジオーナーのことじゃない。
29年にオーナーが変死、3年後にその姉の夫の元オーナーが亡くなった
ということでは?

とにかくどの本も勝手に偽名を使うので、すごく分かりにくいね。本名をさらせないのは
道義的に当然としても、せめてきちんと(仮名)と断るのは著者としての筋。

清張からして被害者は全員実名さらしなのに、居木井為五郎だけ、仮名との断りなしに
古志田警部補などと勝手に変えている。佐伯、和多田本も出るたびに仮名が違う。
「米軍の謀略だ」などという決めつけも、妄想はなはだしいが、
仮名の使い方でも信憑性が薄れる。栗田→柿畑など噴飯ものだ。

佐伯が最後に出した「帝銀事件はこうして終わった」でも、相変わらず
(仮名)の断りがないが、栗田の苗字だけは実名になるなど、
一番まともだ(たぶん歯科医「能口ヒロシ」も音読みは実名と同じでは?)。
527サトーハチロー@通常モード ◆pWi/UWMZtg :2011/11/05(土) 00:24:47.28 ID:???
>>506 さん
私から断言的に申し上げますが、例の「歯科医」は実在します(しました)。
そして、そのプロフィールも概ね和多田氏/佐伯氏の著書のとおりです。
ただ、いま彼の住んでいた東京の住所に行っても何の手掛かりもないです。
出生地のほうも恐らく同様の結果に終わると思います。

なお転載されたスキー場の記述ですが、
それはHPに参考文献として挙げられている『極楽スキー』に
記載されている文章のほぼ同じです(私も現物をみています)。
ちなみにこのスレでいうところの「ロッジオーナー」は本当はオーナーではなく、
そこで挙げられている女性の方が真のオーナーだったようですね。

>>525
> この事故てか事件 新潟日報の縮刷で読める?

一部図書館で読めます。
内容は、和多田氏の著書とほぼ同じですが。
528包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/05(土) 10:13:50.67 ID:???
出た、サトーさん(通常モード)この方はひょとすると学者さんでしょうか。
私達のようなヤクザな「言い張り屋」とは違う、文献に丹念に当たる精緻さを感じる。
検事と弁護士はお互いに言い張ってるだけ、それが与えられた役割なのです。
だから私のいう事は眉に唾してききましょう(笑)
しかし、サトーさんも言うのだから、>>506さんも信じていいと思います。
歯科医は居ました。感傷的な言い方をすると、人間悪い事はできないものだなと思います。
ちょっとしたきっかけで(佐伯氏が患者だった、そして彼がちょっと普通でないほどに
こだわりやで執念があった)、60年後、こういう形で知られることになるわけですから。
悪い事ってきめつけちゃってはよくないか。

しかし、今日はなんとなく脱線したい気分です。その位、ここに居る方は凄い。
ゆーみん、加山雄三、帝銀事件と。。。
>>521
、「歯科医師関連は事実」と仮定しながら読んで行くと
ただ、佐伯氏の主観的な記述、確定判決後の遭遇、診療室での雰囲気、
面通しの際のM証人の反応、などは、主観だと思って読んだほうがよいとは思います。


529506:2011/11/05(土) 12:04:37.84 ID:???

>>527
ありがとうございます! サトーさんまでそうおっしゃるなら、ますます包装紙様説に説得力が
増します。私なりにも調べてみたいです。

包装紙様
ありがとうございます。もちろん常に「眉に唾」しつつ読み終えました。

以下、もし既出の論議だったらすみません。

誰であれ、もし帝銀実行犯が荏原/中井実行犯の仲間(別人物)なら、なぜ手口だけでなく、
人相・風体まで、のちに荏原/中井実行犯と同一人物と疑われるほど似ていたのでしょう。そこが
分かりません。

3時すぎ、犯人は帝銀に入ってきた。もし荏原と中井の未遂が事件として扱われ、人相風体の
手配書が銀行に密かに回っていたら、すぐ疑われますね。ちょっとでも疑われたら、
この犯行は失敗します。疑われないために、腕章、名刺、実際の赤痢事例、先導して飲むなどの手腕を
繰り出しているわけで、「疑われないための手練手管」に関しては、荏原/中井/帝銀の各実行犯は
それなり準備万端です。

帝銀実行犯が荏原/中井の未遂を知っていて、普段から間違えられるくらい共犯者と顔が
似ていたとしたら、特務機関でなくても変装くらいしたくなる気がします。目立つ傷をつける
とか、びっこをひくとか、眼帯をするとか、服装を大きく変えるとか。なんとかできるはずです。

とすると
@帝銀実行犯は、荏原/中井の未遂を知っていたが、人相風体をあえて変えなかった。
変装してさらに似せることすら不可能ではないでしょうが、失敗の危険をおかしてまで、そんな
ことをする合理的な理由が考えつきません。なにかの理由で仲間をハメたのなら、取り調べの
どこかの時点で、裏切られた荏原/中井実行犯は真犯人を告白したと思います。またこの線だと、
所持金の出所の疑問も再燃します。この線は佐伯説のような謀略説でしか成立しない感じがします。

Aなにも考えていなかった。
「犯罪者は愚か者」ゆえ、常にあり得る可能性です。しかし「疑われないための準備万端」の凝り方
からすると、二回未遂犯と似た人相風体というのは、同じ手口の犯行としては、なんとも不合理な
手落ちではあります。こんな犯人なら議論する価値もないな、と私は思いますが。

B帝銀実行犯は荏原/中井の未遂事件を知らなかった。
二人で入念に犯行計画を練り、服装などもそろえ、帝銀実行犯が犯行を担当する計画だったが、
帝銀実行犯が田舎にいる間、荏原/中井実行犯が密かに抜け駆けして、そのネタで一人勝手に荏原を
実行し、失敗。報道されなかったのをいいことにそれを相棒には言わず(松井名刺はスラれたとでも
言って誤魔化し)、さらに中井未遂もだまって通し、予定通り帝銀実行犯が犯行をするのをサポート
した。

Bの場合、むしろ荏原/中井実行犯が、帝銀実行犯をハメたことになります。帝銀実行犯は
まさか未遂事件があったとは夢にも思わず、子供にまで毒を飲ませる「全員必殺」の信念と、予定通り
の設定で堂々犯行に望み、その結果危険なヤマを踏まされたあげく、カネの大半を予定通り荏原/
中井実行犯に渡してしまった。この推論なら確かに荏原/中井実行犯は真犯人を告白できないですね。
どう考えても自分が主犯だから。

共犯者がもし特務機関出身のような人物なら、平沢に荏原/中井未遂の手口が実行できたという
ことにも説得力が増しますが、特務機関のような人間が、荏原/中井ですでに使われて知られた
はずの人相風体手口で犯行をやったということは、「荏原/中井未遂を知らなかった」という
以外に合理的な説明がない気がします。すると共犯の存在を言わなかった、金の出所も言わなかった
ということも含め、平沢主犯という線が強くなると思います。
530包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/05(土) 13:31:41.35 ID:???
>>525
事故は昭和29年、確定判決前です。ここから想像の羽を広げる、あるいは土曜ワイド劇場だったら口封じのためとなる所でしょうか。

>>515
荏原、中井に関する供述とは違い、このO氏の証言は、「あくまで私とっては」
かなり決定的(だった)というべきだったかもしれません。つまり普遍性はあまりないので、
193さん、あるいは、他の方が、何故?と思うのもしょうがないかもしれません。
実際の事件で容疑者や証人の何気ない一言、仕草、目配りが、普遍的な証拠にはならないけど、
刑事、検事、などにとって決定的なものがあります。恐らく、居木井/平塚両刑事には
そういうものがあったのでしょう。刑事の勘というもの。
勿論私は現物の平沢氏に会った事がないのですが。
531包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/05(土) 13:34:41.79 ID:???
先ず、私の記述が正確ではなかったです。実際はこうでした。

平沢氏は二歩程私の方に戻ってきて
「大丈夫ですよ、あの犯人は四十七、八で私とは十違いますから」
と言ったと。

これは人相書きが出てからの発言です。だから秘密の暴露というわけでは
ない。それから伊豆からかえってきたばかりで、名刺で調べられる前。
人相書き、モンタージュ、捜査要綱全てに共通しているのは50歳前後です。
45〜50歳というのは、193さんが紹介されているものにありますが、
同じ紙の左側に50歳前後ともある。そして
老人特有の、ともある。世間の共通認識としては、50歳前後だったはずです。
唯一(二)、もう少し若い(44、45)と言った人がいます。帝銀のY、M証人です。
Y氏は自分と同い年と言ったのですね。
532包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/05(土) 13:36:35.51 ID:???
O証人はあの反応は今おもうとおかしかったと言っている。
私は字面しか読んでいませんが、どこがおかしいかと思ったかというと、
「平沢氏は二歩程私の方に戻ってきて」
です。
これは、後にY、M証人に対してしたのと同じです。
(Mさんにはじっと見つめ返した)要するにムキになっているということです。
全く無関係な人はムキにならないものです。被疑者がムキになるのを見た時、
ああ、これは、と私は思うのです。寄って来るのは平沢氏のくせです。
但し帝銀の証人に対してだけ。O証人もそのムキになりかたを、おかしいと感じたのでしょう。

居木井/平塚両氏の勘は当りました、すくなくとも、平沢氏は無垢の画家
ではなかった。少なくとも銀行を舞台にした詐欺事件の犯人であったことは
間違いのない事実なのですから。そして、このO証言に関する私の、
ああ、これは、何かあるなという勘も外れていないと思っています。
大体これは外れません。平沢氏が全く無関係はないと考えます。
と言い張ってみる(笑)
533193:2011/11/06(日) 15:51:15.43 ID:6mDPSnbr
取り急ぎ、他の方が指摘される前にとりあえず1件だけ。

>実際の事件で容疑者や証人の何気ない一言、仕草、目配りが、普遍的な証拠にはならないけど、
>刑事、検事、などにとって決定的なものがあります。

完全に同意です。経験的に嘘や誤魔化しをされた時は、相手の態度で分かる事が多いです。
私が人相書きを出したのは、その年齢の記述と、不動産屋氏に対する平沢の発言の根拠が、
包装紙さんにしては隙があったので、敢えて真逆に指摘した次第です。

@前述の椎名町の全身像の人相書きの犯人の年齢:45才〜50才
A(45+50)÷2=47.5≒四十七、八
B「大丈夫ですよ、あの犯人は四十七、八で私とは十違いますから」

平沢は、@を見てAと思いBとなったのではと。。
534包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/06(日) 23:30:32.98 ID:???
>>528
仰る通り、ここは私の経験からくる主観ですね。平沢氏単独犯説というのは
事件を調べていく過程であまりに説得力がないのははっきりしてきました。
裁判的には問題外なわけです。名刺はあっても指紋はない、犯人適格性もない、
ジープ、GHQ氏名、相田宅、毒物、帝銀証言、挙げればきりがない。
私の懸念は、それなら平沢氏全く無関係というのがあるかなという事でした。
そうなると振り出しに戻るで、これは迷宮、おてあげです。
そういう目で見て行って、それを否定する自然な(自身の調書ではなくて)
供述としてはこれということだったですね。(どうも歯切れが悪い、笑)
ところで、未遂2件では54位というのもありました。ここでも偏りがあります。
未遂と帝銀で。
535包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/06(日) 23:48:48.14 ID:???
>>524
偽証は以前さらっしか書かなかったのですが、言いたい事が2つあります。
一つ目は法律的な話しでご興味ないかたは飛ばしてください。

これは再審請求の過程で出てきました。そしてこの1964年の請求が最も近くまで
いった。高裁刑事の3者協議まで行った。勿論、私はリアルタイムで
はしらない、しかし、これは酷い話(だった)というのは伝わっています。
日弁連の文脈で酷いというのを超えて酷い。
Nという平沢氏及び家族の知り合いが平沢氏から絵を買ったと。それが事件後の
金だったと。その協議の後、N氏を知る別の弁護士が検察に、時期がずれてると
まあ、垂れ込んだ。まずここです。高裁で協議していて、その内容を一般人が
知る事は、特に当時はない。つまり、法曹村内の垂れ込みです。普通なら、既に
協議に入っているわけですから、再審弁護団を呼んで、xx先生、この証言おかしく
ないですか、というのが筋。法曹者なら、そりゃそうだと皆いうはず。
しかし、検察はそうしなかった。調書を取らずに立件してしまったのです。
そして、救う会の森川前事務局長が執行猶予もつかずに臭い飯をくった。
こんなんで有罪になるなら、再審弁護士はだれからも証言など取れません。
なぜこうなるか、それはその前にI検事(事件当時は地裁刑事部長)に対する
刑事告発(違法証拠収集)による再審請求があったからです。
いやらしいの一言につきます。
536包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/06(日) 23:58:49.82 ID:???
失礼しました、上記、調書を取らずに、は、調書と取って、の間違いでした。
上で言いたかったのは、検察の仕返しだということです。私は森川さんという
方には本当に同情します。それでもこの方は志を曲げなかった。
救う会の主張は、真相とは違うと思っています。しかし、再審を行うには今まで
彼らがとってきた方法しかない。特にこの偽証で蒙った森川さんの労苦を思うと
私は救う会に対して否定的な事をいう気になれないのです。

さて二つめ。このNという証人が時期を間違えたのは、作為的だったとしか
考えられません。この人が、平沢氏とすれ違った程度の人だったら、記憶が
あやふやだったという事もあるでしょうが、この人は、中井でロッジ兄弟の
すぐ隣に住み、妻子持ちのくせに平沢氏の長女(未亡人)に求婚し、平沢氏
から絵を買う(といって未払いだった)人だった。ここまで食い込んでいる人
が時期を間違えるとは思えない。
537包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/07(月) 00:15:10.68 ID:???
さて、ここからは想像の羽を延ばしてみたい。根拠もなければ、さしたる
自信もありません。こんな風に考えられなくもないということです。

この1964年という時期は確定から9年、佐伯さんがこの歯科医は怪しいと
思い出してから7年を経過しています。ロッジ関係者、金屏風を調べたり、歯科医専
の人に聞き込んだり、はては面通しと。金屏風の代わりに差し出されたのが、
この偽証だった。平沢氏の人身保護請求がだされるのはずっと後です。この時点では
まだ執行の可能性は、だいぶ遠のきましたがあった。平沢氏がずっと口を噤んでいたのは
言わなければ死刑ではなく、むしろ言ったら執行だったから。では、執行となったら
どうなるか、ちょって待ってくれ、俺は少なくとも帝銀実行者ではないんだよ、と

平沢氏を出しておこうか、と。この偽証ではっきりしているのは、このN氏は
少なくとも再審弁護士団の目を欺くことはできたのです。絵の売買、しかも
現金(現金その場限り)のは、売買の係った両者がそうだったといえば済む話し。

でもこの想像が当たっているとすると、どんどん帝銀犯人グループというのが
大きくなってしまいます。土曜ワイド劇場でいうと2時間では足りない。2夜連続で
やらないと。ロッジ関係だけでも3人が不審死と言うのが言いすぎなら、少なくとも
急逝者が3年程の間に3人います。。。
ああ、匿名で書いておいてよかった(笑)
538包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/07(月) 00:39:12.28 ID:???
この時既にロッジオーナーはこの世にいなかった。
N氏も共犯グループの一員だったわけではなく、
歯科医おるいはxxから、平沢だってもう72歳だ、かわいそうじゃないか
あんなが絵を買ったということにしてあげてはどうか
ということだったかもしれません。

あるいはよく言われるように、単なるN氏の売名行為だったのかしれない。
そうなると本当に平沢氏の周りにはエキセントリックな人だらけだった
のですね。怪しい絵描きと仲間達。。。
ただ一つ確実なのは、歯科医がこういう一連の動きをじっと見ていたこと。
自分が疑われている事は気づいていたはずですから。
539名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/12(土) 01:32:31.18 ID:???
 包装紙様 ありがとうございました。

 平沢氏の詐欺仲間も結局は帝銀実行グループに上手く取り込まれてしまった、

 というところでしょうか(平沢氏クロ説の補完的な意味で)。

 このNという人物も全く何も知らないという訳ではないと思いますが、おそらく
 
 金銭的な動機で再審潰しに利用された可能性もあると思います。
540名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/12(土) 01:40:54.19 ID:???
 そこでもうひとつの疑問が。

 仮に歯科医が実行犯だとすると、彼は何故天寿を全うできたのか?

 要するに彼は「知り過ぎた人物」であり、抹殺されていても不思議ではないと

 思うのですが・・・・・
541包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/12(土) 09:41:10.68 ID:???
>>539,>>540
どういたしまして。
私は経験上、あまり事件を大きく広げて考えないようにしてます。
殆どの場合、こじんまりとしているものです。守秘の問題があるからでしょう。
なので、帝銀グループという大きなものはなくて、ましてや、和多田氏の
言う「GHQのあるセクションが日本人を使って事件を起こした」とは
考えていません。同氏の著書のこの部分は唐突で尻切れトンボになっています。

恐らく、佐伯さん(の結論)に敬意を表した、悪く言えば、迎合して見せた
という事だと思います。和多田氏の本という体裁はあるものの、ネタとしては
佐伯さんそのものですから。和多田氏ご自身も、文庫版後書きになって始めて、佐伯さん、
調査担当者(女性)の実名を挙げて、謝辞を表明し、自分はアンカーマンに
過ぎないと謙遜(実態としてもそうだったのでしょう)されています。
542包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/12(土) 09:58:46.21 ID:???
文庫版になって始めてというのは、もう危険がなくなったからという事だと
考えます。初版からの文中では名前は安全上の問題から言えないとなっていますから。
何が言いたいかというと、歯科医自身がモンスターだったのではないかという事なんです。
後は察してください。周りに不審死が多すぎる。考えてみてください。帝銀で12人死亡、
(平沢氏が犯人だとしても、友人ではあった)、平沢氏が獄に入ってからも、
自分がよく出入りしていたロッジで3人が急逝。こういうドラマチックな
人生を送る人は中々いません。

アリバイを平沢氏が作らなかった、意図していなかった(のだろう)という
事に思い当たった(193さんの追求によって、当たらされた)時点でちょっと
分からなくなりました。いまの私の捉え方は(さして自信はないですが)、
平沢氏先導、歯科医参入/実行、平沢氏は自身が実行していなくても、あたかも
実行したかのような役割になってしまった、事件当日もそのような動き方だった
のはないかという事です。具体的に書けと言われると詰まってしまいますが。
当初の「三越の車寄せで花嫁達をぼ〜っと見ていた」と平沢氏が言いたくなって
しまったような動き方をしたと思うのです。恐らく、船舶会の前後に平沢氏は
歯科医に上野、日暮里辺りで会っている。そして、検察もサトーさんが仰るように
上野近辺で裏が取れている、しかし時間のはっきりしない事があったのではないか。
証拠提出はしない、しかし、証言が出てきてしまった時の為に、平沢氏が上野に寄った事だけは
外せなかった。上野で降りる必然はないのですね、丸の内−池袋ー椎名町なら。
そこが平沢氏のとってものっぴきならなかった。俺は実行していない、関係が
あったとしても薄いのだと最後まで言えなかったポイントなのではないか、と考えています。
543包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/12(土) 10:03:43.60 ID:???
平沢氏のとってものっぴきならなかった

平沢氏にとって、のっぴきならなかった
の間違いでした。失礼しました。

544科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/14(月) 12:35:42.75 ID:???
アルバイトは終わりましたが、相変わらず遊びで忙しいのであまり書き込みが出来ませんが・・・。
「虎の絵の金屏風」の値段はどの程度とお考えでしょうか?いくら不景気の時代でも、円山応挙
の作品なら、今のお金で1000万円以上します。しかし、サインなしの
「虎の絵の金屏風」は、100万円以下でしかありません。
もし、1000万円もするとお考えの方、私の手持ちの「虎の絵の金屏風(?)
(約2mX0.4m)」を送料込みで5万円でお譲りいたします。
佐伯氏が著書に示した虎の絵より一回り作品の質が高いことは保証します。
虎の絵の金屏風が、1000万円なら、大きさからして、500万円ぐらいには
なると思います。
また、100万円もするとお考えの方、私の手持ちのものは50万円の価値になります。
連絡は、私の著書「科学捜査論文帝銀事件」に記載してあります。
ただし、平沢が持っていた大金が、「虎の絵の金屏風」の代金だとお考えの方、
そしてその絵が今の金額で1000万円ぐらいするとお考えの方のみです。
私の推理では、このようなことは包装氏は考えていないと思いますが・・・。
545科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/15(火) 00:00:38.49 ID:???
ちなみに、松月堂栗田表具店の二曲金屏風(絵が書かれていないもの)は、79,800円です。
546科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/15(火) 00:21:47.50 ID:???
お買い得情報!!!
松月堂栗田表具店では、ただいま素晴らしい絵が描かれた金屏風(180X82cm)
がネット直販価格(税込み)で98,000円(40%OFF)で売られています。
商品番号はXー101です。
547名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/15(火) 14:48:26.91 ID:???
単行本「科学捜査論文「帝銀事件」―法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理」の著者である
中村正明氏は「1972年東京理科大学薬学部製薬学科卒業。1972年日本化薬株式会社医薬事業本部
医薬研究所。1984年株式会社ナック出向。2006年株式会社ナック代表取締役社長」とされている。

日本化薬株式会社とは、ようするに医療関係、厚生労働省べったりの会社である。

「平沢判決支持」なら、帝銀事件の真相およびその司法判断に対して世間一般に50年間もの間存在
してきた疑惑、すなわち帝銀事件に関する日米国家権力、旧陸軍関係者(技本、兵行本、 登戸、戸山
軍医学校および同防疫給水部関係者他)、あるいは民間医療関係者などの組織的あるいは個人的な
関与への嫌疑は、払拭・否定されることにもなる。

単行本「科学捜査論文「帝銀事件」―法医学、精神分析学、脳科学、化学からの推理」の内容、
その「販売の宣伝活動」であるというここへの「科学捜査」HNによる書き込みは、医療関係と
厚生労働省べったりで35年間生きてた人間の、医療業界名誉保身キャンペーンの様相であることは
否定できない。

科学捜査=中村氏がとりわけ反論の論調を強めるのは、佐伯氏の著述中にある歯科医真犯人疑惑説に
対してだ。徹底的に調べれば、あるいは姻戚縁故、師従関係など、なんらかの個人的関連が出てくるかも
しれない。
548名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/15(火) 23:51:58.93 ID:???
 >>542 
 
 歯科医は確かにモンスターかもしれません。やはり松井名刺を使うことも彼のアイデア

 だったのでしょうか?

 それとあまり語られていませんが、帝銀の犯行後実行犯はどの経路でどうやって逃走

 したと思われますか?
549名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/18(金) 15:29:48.08 ID:GhD2GOg2
凄いですね
550科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/19(土) 23:04:52.04 ID:???
>542「平沢氏が犯人だとしても、友人ではあった」
 
 平沢と歯科医Nは同じ画会に属していたことは知っていましたが、友人でしたか?
歯科医Nは帝銀の犯人なら確かにモンスターですが、モンスターだと、どのような根拠
からですか。

「大森精一の事故では、酔っぱらって、発車した列車からあわてて落ちた事故となって
いたが、他殺との噂もあった。」「精一が列車から落ちた様子は、ちょっと変わっていた。
来ていたオーバーのボタンを全部外し、ズボンのバンドをゆるめて、ズボンは
足首の方まで落ちていた。」
これについて、佐伯氏は、「歯科医Nが精一のズボンを下ろし、事故死に見せかけた」
と言っている。
私なら、たんなる酔っぱらって、列車から降りようとしたが、発車しそうになって
あわてたための事故と思うのだが・・・。
「歯科医Nが、精一のオーバーのボタンを全部外し、ズボンのバンドをゆるめて、ズボンを
足首の方まで落として事故死に見せた」なら、確かに包装氏が言われるように「
「歯科医Nはモンスター」ですが・・・。
551科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/19(土) 23:30:33.21 ID:???
>457「平沢氏はロッジの近くの旅館で金屏風を描いていますから、・・・」

平沢がロッジの近くの旅館で金屏風を描いていたという証拠は?


>3-615 

ところで、「虎の絵の金屏風」と平沢との関係は佐伯氏の調査では認められたのでしょうか?

「それはですね……、はっきり言ってよくワカランですね(笑)。」(サトー氏)
552名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/22(火) 04:35:47.92 ID:???
>>551
証拠は?て 平沢だっておもいっきりない>名刺だけ なわけで..
2chらしく、疑わしきはやっぱり疑わしい でいこうというのがこのスレ

それよりなんで歯科医は関係ないキリッになっちゃうのか不思議
自分は>>547じゃないけど、ああ言われてもしょうがないよ ネムzzz
553包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 08:46:35.00 ID:???
科学捜査さん、ご無沙汰しております。せっかく来て頂いたので、今日は、
というか昨晩に殆ど書いたのですが、語り尽くしてみたいと思います。

お察しの通り、私は事件後の金が金屏風を売ったものとは思っていません。
ですから科学捜査さんの「金屏風で大金なんて入るはずがない」という
具体例を挙げての説明は心強い。和多田氏(私は佐伯さんの本ではなく
和多田さんのそれを引用します。佐伯さんの本は綿密な調査とご自身の思い込み
がごっちゃになっていて、読者に不要な誤解:この著者は信用ならない、
を招きかねないので。一方、和多田さんの著書は抑制が効いている。
文章力の違いだけではなく、ジャーナリストとしての自覚でしょう。)
の本でおかしいのはここです。
554包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 08:50:01.94 ID:???
帝銀3事件は複数犯によるものであって平沢氏はそのうちの一人、
帝銀実行は平沢氏ではなく、共犯者である、と言う(私はここまでは同意します)
一方で、金屏風を売った金が事件(直)後の金であるから平沢氏は無罪
(無実という言葉も使う)と。筋が通らない。
それよりは、サトーさんがなりすました、金屏風の金だから平沢氏無実/無関係
の方がよっぽどすっきりする。私にとって金屏風が持っている意味は、
それとGHQの関わりにおいてのみです。

そうそうない偶然が起きないと事件後平沢氏が持っていた金は金屏風からのものである
いう推論は成り立たない。どういう偶然かというと、平沢氏も入手者の一人で
あった松井名刺とGHQの名前と情報が使われた一連の帝銀事件の直後(僅か2日、実質一日の間に)、
GHQに売った金屏風の金が入ったという偶然です。私は偶然が嫌いです。嫌いというより、
そういう偶然がないと成り立たないような推論は大体外れているという事を知っています。
555包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 08:53:31.98 ID:???
平沢氏単独犯説というのは、そうそうない偶然のオンパレードです。
例えば、仙台の東北大学病院に松井氏の名を使って青酸カリを入手した男。
平沢氏は年末年始に仙台に行った形跡がない。人相も違う。
これは僅か2ヶ月間に松井氏の名を使って(松井氏の名から青酸カリを連想し)
青酸カリを使おう(入手しよう)と「実行にうつした」全く別の2人の男が
別個に存在し動かないと成立しない。松井博士というのは、別に青酸カリの
権威でもなんでもないのにです。

清張氏の春画よりも金屏風は説得力ない。(春画もないですが)
だって全く恥ずかしくも不名誉でもないでしょう、金屏風あるいは金粉を使った虎の絵は。
ならば、初めからあの金は金屏風を売った金だと言えばいいんです。
事実、平沢氏が否認に転じた後、事件後偽名で入金したのは金屏風の金だったと
弁護士にいっています。しかし、その後が続かないというより、真実を言わない。
GHQに頼まれて、歯科医とロッジオーナーが仲介し、金屏風を書いた金だとは一言も言わない。
556包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 08:55:44.24 ID:???
金屏風の金は平井の待合で飲んで終わりという平沢氏の奥さんへの返事は
(奥さんは、お酒を飲めない癖にまたいい加減な事をいって、と一蹴したようですが)、
私は本当なのではないかと思います。何故そう思うかと問われても困るのですが、自然なのですね、
供述というか発言の流れが。また平井というのが何とも匂う。そして、科学捜査さんの言う通り
大した金額ではなかった、(犯人達にとっては)不足だった。なんだアメ公(平沢氏の言い方です、念の為)
ケチケチしやがってと。証拠はありません。>>552さんの仰る通りこの事件はろくに証拠なんてないのです。
物証は松井名刺(未遂で使われたこと留意してください。また、名刺を貰ったのは平沢氏だけではない)だけ。

あと証言としては、
1.未遂は人相、年齢が平沢氏に近い、帝銀は違う、
2.名刺屋(未遂=中井で使われた山口名刺、帝銀ははっきりしない事に留意)
の証言:平沢氏に似ている。
557包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 08:58:28.05 ID:???
3.もう一つ忘れてはならない証言。事件から十数年後の帝銀生き残り証人に
よる歯科医の面通し。「マスクをして現れた歯科医を見た時に犯人が出てきたと思って緊張した、
今までみた誰よりも=ということは平沢氏よりも、犯人に似ていると思った。
平沢氏にも似ている。マスクを取ったら唇はもっと薄かったようにも思える。
犯人と断定するわけにはいかない」。

歯科医は事件当時よりも太っていた可能性が高い。ロッジの関係者もそう証言している。
そうなると唇、頬、口周りは厚く見えるもの。この証言は勿論、捜査の過程で
得られたあるいは裁判で証拠採用されたものではありません。裁判の時点で歯科医は
容疑者として上がっていないので当然です。裁判での証拠採用というものを
一般の方は重く見るかもしれませんが、真相論においてはそうではない。
あんなものは(と私が言っていいのか、笑)、裁判官の心証によるものであって、
それ以前に検察や弁護のそれぞれの「言い張り」の過程で、出したり出さなかったり、
気がつかなかったりなんです。足利、東電(昨日の高検の通知で再審無罪がほぼ決まりですね)
が何で今になって証拠なるものが出てくるかを考えてみてください。
この14年後の証言が裁判で出てこなかったという理由で無視されていいわけがない。
558包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 09:01:23.49 ID:???
疑わしきは疑わしいというセンスでいうと、私は歯科医が帝銀を実行したと思っています。
また、その後、ロッジ及びその周辺で起きた不審死(急死、事故死)3件に歯科医が関与した疑いを
完全には否定しきれないと思っています。理由は「多すぎる」からです。佐伯氏の治療後の砒素中毒に
似た症状も入れると4件です。再度いいます。私は偶然が嫌いです。

それはともかく、はっきりしているのは、昭和23年1月26日に椎名町帝銀で
12名もの人間を毒殺した人間が居たということです。私はその実行犯は平沢氏はではなく
歯科医だったろうと考えています。ですからロッジ周辺の急死に歯科医が全く係っていなかったにせよ、
歯科医はモンスターだったろうと考えています。
559包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 09:04:46.52 ID:???
歯科医と平沢氏は(友人の定義がよく分かりませんが)知り合いでした。
単に同じ会に所属していただけではない。なぜそう思うかというと、
平沢氏が最初、歯科医の事など知らないと言ったのに(平沢氏は船底塗料の話しを
歯科医と思われる人物にしたと検事に供述していて、知らないはずがない)
知らないという。それは知っていると言わないほうがよいととっさに思うような
関係だったからではないか)、周辺の人間が、平沢氏が歯科医を知らないと
平沢氏が言っているなら、それは平沢氏の頭がおかしくなったのだろうと言っています。
これは、両氏の関係が親密であったことを第三者が知っていたということです。
同じ会に所属していただけなら、「ああ、平沢さんは覚えていないのかもな」
と答えるのが普通ですから。

前述の通り、私は金屏風は決定的なものではないと思っています。
しかし、これは平沢氏によるものと考えます。理由は三つ、平沢氏がそう言っている事、
確かに虎の絵がロッジにあった事、そして、署名(英語で書いたと平沢氏が証言)が切り取られていた事。
GHQの末端の兵士ではなかった隊長が、絵の価値を損なってでも切り取りたかった署名というのは、
GHQも嫌疑をかけられ、困った事になっていた帝銀事件の容疑者、平沢氏のもの以外に考えられないからです。
560包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 09:11:44.46 ID:???
ここまで読んで頂ければお分かりになるかもしれませんが、私は佐伯、和多田、
両氏のご本にある「調査」そのものに信頼をおいています。
これには理由があり、全てではないですが、その内の多くについて、第3者(私に嘘をつく必要のない、
人格、立場的にもそういう人ではない方)から、そのような事実(調査をちゃんとした)
があったという話を聞いているからです。佐伯さんの歯の治療の顛末についてもそうです。
この方は単独で動いたのではなかったのですね。奥様もご協力された。つまり、
佐伯さんには妄想癖があるかのようなお話は、ご夫婦ともに「おかしく」ないと成り立たない。
そして、奥様はごく普通の方でした。佐伯さんは、晩年は、著書を問い合わせてきた人に
無料でお送りしていたと聞いています。執念だったのでしょう。
GHQ陰謀説には首肯できませんが、Sさんという探偵も使った調査及び関係者
(歯科学校、ロッジ周辺、通訳=マニトフつきの人は歯科医でした念の為、アーレン付の人は
直前にしかスケジュールは分からなかったでしょうが、それを決めていたマニトフつきの通訳の人は
分かったでしょう、しかしこの方について佐伯氏達は歯科医との関係を調べたが
何もでてこなかったそうです)への聞き取りは確かなものでした。
561包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 09:15:03.19 ID:???
最後に科学捜査さんにお伺いしたいと思います。
科学捜査さんは、帝銀事件の犯人は平沢氏と考えておられる。
では歯科医に目を転じてみてください。事実だけを列挙します。
歯科医と平沢氏は会費、画材の売買を通して金銭のやり取りもあった知り合いだった。
その平沢氏が12名もの人を毒殺したと。
その後、頻繁に出入りしていたロッジに勤めていた人が3人が急逝
(二人はほぼ即死=一人は列車。現場に歯科医らしき人物が居たという目撃証言<も>ある、
一人は食事後倒れてそのまま死亡、もう一人は同じく食事の後胃が痛くなり、3日程でロッジ内で死亡)、
帝銀事件の確定判決の日に事件の話しをした人(佐伯氏)が妙な歯の治療を受けた後、
砒素中毒を疑われる症状を呈した。一人の人間の周りで、
その人間の関与なく、こういう事が次々に起こり得るでしょうか?
私はそういう人に会ったことがありません。

そしてなにより、
帝銀生き残り証人が今まで見たどの容疑者よりも犯人に似ていると言った。
それでも真っ先に歯科医は事件とは無関係と主張する、
あるいは事件の真相を考えるに当たって(事件に関する著書を著わしているわけで、
当然そうされたのだ思います)歯科医を除外する理由は何でしょうか。
長々と失礼しました。終わります。
それから私はGHW陰謀説は取りませんが、GHQからの情報は使われたと思っています。
思っているというよりこれは事実。
562包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/23(水) 09:23:41.52 ID:???
>>555の「青酸カリを入手した男」は「青酸カリを入手しようとした男」
の間違いでした。すいません。
>>548
良く分かりませんが、松井名刺を使うアイデアは平沢氏だったと思います。
というより、平沢氏が先導、というか言いだしっぺだったという感じがします。
ひょっとすると荏原は平沢氏の単独だったのかという気がしないでもない。
逃走経路は分かりません。
563科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/23(水) 20:23:51.52 ID:???
以前、1月21日の相田宅の状況を書き、そして、誤って前日と書いて
しまって、何回か指摘を受けてしまいました。これが、私にとって、何回か
痛い目にあったうちのひとつです。しかし反対に、「アーレンの相田宅に立ち
寄った」という件では、痛い目にあった時に助けていただきました。
しかし、出来るだけ慎重にお答えしないと、4度目の事故に遭いそうですので、
慎重にお答えするつもりでですが、なかなか時間をさくことが出来ません。
そんなことから、すべてには回答できません。特に重要な箇所は、また、知らせて下さい。
>559
日本に来たアメリカ人は、日本の文化に多少の興味を持ったはずです。
しかし、佐伯氏の著書にある金屏風の価値は気にするほどの値段ではなかったはずです。
「いつ、誰から、いかなる状況の下に入手したかは忘れてしまった」(トルブシェンク)
というぐらいのものです。
日本土産としては、良いものだと思います。
「絵の価値を損なってでも切り取りたかった署名」・・・絵の価値とはいくらぐらいの
ものなのでしょうか?アメリカ人らしいトリミングにしたのではないでしょうか。
この絵を見て、私も手持ちの虎の屏風をトリミングしようと考えました。
しかし、私のものは月に向かって吠えている虎ですので、うまくトリミングは
出来ません。
また、「疑惑α」には次のようなことが、書かれています。
1.「初め平沢に虎の絵を問い合わせた時、金屏風のことは言わなかった。
平沢が自分で描いたなら、金屏風のような大作を忘れるはずはない。」
2.「私の手元にある雌虎は、写真を見て平沢が描いたか、あるいは後述する
平沢の仲間の日本画家が描いたものと思う。」
このような記載があります。しかし、前にも述べたように、佐伯氏の考え方にわずかな
「ねじれ」がここにもあります。
「初め平沢に虎の絵を問い合わせた時、金屏風のことは言わなかった。
平沢が自分で描いたなら、金屏風のような大作を忘れるはずはない。」と考えるなら、
「この絵は、骨董屋で入手したのか、あるいは大正時代以前のものか、あるいは
どこの誰かが描いたか分からない。」となります。
564科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/23(水) 20:32:00.18 ID:???
「列車事故については、和多田氏及び佐伯氏の両方の本に書かれていますが、
突き落とし殺すなら、なにも発車したばかりで速度の出ていない列車から
突き落とすことはないと考えます。ましてや、「歯科医Nが精一のズボンを下ろし、
事故死に見せかけた」という考え方に行き過ぎた想像、一連の考え方から
すると妄想(根拠のない主観的な想像や信念。病的原因によって起り、事実の
経験や論理によっては容易に訂正されることがないもの)に近いものが感じられます。
通常、殺害するなら速度が出ているとき行うはずで、駅構内に落ちる、つまり速度の
出ていないとき突き落としたりはしません。事実、意識はなかったと思いますが
転落後しばらくは生きていました。
また、関係者に食中毒で亡くなった方がいたということについては、あまり分
かりません。歯科医Nが、彼らと一緒に一緒に食事をしていたなら、確かに疑わしい
ことは確かですが。
「歯科医Nは、事実を知った佐伯氏をヒ素で殺そうとした」(?)ということについて。
以前、ここで教わったことですが、歯科用の薬に薬に大量のヒ素を含んでいるものがあ
ることを教わりました。
しかし、これは治療薬です。殺すことは出来ません。たんに、具合が悪くなるだけです。
実際、佐伯氏は具合が悪くなったことは確かです。歯科医Nは佐伯氏の治療に
その薬剤を用いたことは確かですが、それをどのように考えるかです。

当時、歯科医Nは探偵等の調査により、新潟より離れた様子がないのに、また、
時刻表によると東京には犯行時刻に間に合わないので、「米軍の協力により、
仮駅を作りそこから東京に来た」という奇妙な考えもおかしなものです。
また、「上野で平沢と歯科医Nが会った」というものは想像の域を出ません。
佐伯氏の著書は、何度も言うようですが、まじめな「調査・研究書」です。
しかし、毒物は青酸カリだという東大教授、慶大教授、鑑識のすべての意見
をウソだと決めつけたその考え方からも問題は感じます。
565科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/23(水) 20:53:30.25 ID:???
「ドキュメント帝銀事件」(和多田進著)には歯科医N(奥山)のことが次のように書かれています。
@「鼻先にぴたりとついている小豆ぐらいの赤黒いホクロ(いぼ)がついている。」
A「右頬耳寄り、目の下に、タテ約2cmのかなり古い傷跡がある。」
このようなことは犯人についての人相証言にはありません。
Bまた、村田正子さんは歯科医について、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うように
思った」と証明書に書き述べている。
Cまた、佐伯氏によると、歯科医Nが事件当時新潟にいたことも確認されています。

もちろん、「歯科医Nが犯人なら」という前提をつけるなら、帝銀の実行犯
である可能性もありますが・・・。

それに反して、平沢は、名刺、モンタージュ、説明の付かない大金を持っていたなどから
帝銀の実行犯の可能性が高いはずです。
それ以外に、包装氏も同意している「荏原、中井での毒薬作製・実行に関わっていた」
わけですから。
歯科医Nが帝銀を実行し、奪われた金額のほとんどを平沢に渡すと言うことは
考えにくいからです。

566包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 08:14:01.39 ID:???
科学捜査さん、お忙しい中お返事有難うございます。
金屏風は大した、というより、事件後入った金には足りなかったと私も思っています。
というか、金額の多寡に係らず、この金が事件後入った金ではないと思います。しかし、
>アメリカ人らしいトリミングにしたのではないでしょうか。
というのは、いくらなんでもいただけないです。私達は「言い張る」職業ですが、これは
傍聴席から失笑が漏れるレベルです。ある弁護士は法廷で「違うって言ったら違うっ」と
金きり声を上げて、裁判官を含め声を押し殺した笑いが法廷に充満したそうです。
(私じゃないですよ、笑、皆さん時間があったら裁判の膨張にいかれたらよいのに。
面白いのではないでしょうか。私達と違い傍で見ていられるのだから)
署名欄をトリミング。。それはない。ここは素直に平沢氏が描いたとしましょう。

とりぷしぇんくが絵について覚えていないと言ったとありますが、
これは嘘ですね。覚えていないのに、エイプリルフールの嘘で破られたと聞いて、
顔色を変えて怒るはずがない。こういう嘘をつくあたりがかえってかわいいというかわかりやすい、
つまりロッジ内GHQの動揺を表している。帝展無鑑査の画家に絵を描いてもらった、
署名は英語でしてもらった(自慢したいからでしょう)、
「GHQの名を騙った」帝銀事件が起こる、平沢氏が逮捕される、
ある種のかん口令のようなものがGHQ内部で布かれる、署名を消す、平沢氏とロッジ
(GHQ)との関係はなかったことにしよう。こういう事だったと考えるのが自然。
支配人の一人がふと「自分も疑われていて」と漏らしてます。
何に疑われていてかは書いてありませんが、聞くまでもないでしょう。
567包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 08:20:32.32 ID:???
>>565
>「ドキュメント帝銀事件」(和多田進著)には歯科医N(奥山)のことが次のように書かれて >います。
>Cまた、佐伯氏によると、歯科医Nが事件当時新潟にいたことも確認されています。
こんな事は書かれていません。事件当時新潟に居た、その人が東京椎名町で犯罪を
実行した、などという支離滅裂な事を和多田氏、佐伯氏が言っていることになってしまう。

>新潟より離れた様子がないのに、
この事を言っているのでしょうか?10年近く前のある日(佐伯氏達が調べたのは10年後です)、
自分の住んでいた町から「離れた様子が確認できない」のは普通です。
平沢氏には確実なアリバイを求め、歯科医には、離れた様子が確認できないから無関係というのは、
真相を考えるにあたっての公平さに欠けます。どちらかにバイアスをかけてしまっていては、
真相を追究できません。科学捜査さんは歯科医は無関係という根拠のない前提を
まず取り払ってお考えになるべきだと思います。この事件に関する著書を著しているわけですから。
568包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 08:23:33.62 ID:???
私は歯科医が帝銀実行犯だと考えていますが、それにはいままで
縷々申し上げてきた根拠があります。少なくとも、平沢氏は犯人ではないと
一貫して主張してきた生き残り証人が、一瞥した時犯人が出てきたと思った
(こういう証言が一番大事なのです)、いままで見てきた容疑者の内で
最も犯人に似ていると言った容疑者を、無前提に排除して良いわけがない。
人相、年齢、未遂で使われた松井名刺を持っていた平沢氏と知己であった事実、
GHQとの関係/器用さ/薬物知識/従軍経験、即ち犯人適格性において、
この歯科医は限りなく黒い。連休でトリプレットの著書の写真を見たせいか、
今回は気合が入りすぎかもしれません。あの8歳の男の子を含んだ12人を毒殺した
犯人は居るのです。そして、それは平沢氏ではなくて、あの歯科医であったろうと
私は思います。平沢氏はそれを知っていた。
しかし、自分の身を守る為にそれを裁判でいわなかった。
569包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 08:38:33.00 ID:???
>Bまた、村田正子さんは歯科医について、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違>うように
>思った」と証明書に書き述べている。

これは意図的な抜粋による印象操作です。前段を省略している。前段で同証人は、
「一瞥した時犯人が出てきたと思った」と言っているのです。また、「いままで見てきた
容疑者の内で最も犯人に似ている」とも言っている。私も科学捜査さんも帝銀犯人を
見たことがありません。ならば証人の言に耳を傾けましょう。
この方は平沢氏より歯科医の方が犯人に似ていると言っているのです。
もっと解説すれば、一貫して、平沢氏は犯人ではない(違う)と言って来た証人が、
歯科医を一瞥した時、犯人が出てきたと思ったと述べているのです。
どんなに強弁しても、歯科医を無前提に容疑者から除外して事件を考えて良いはずがないです。
それから唇の印象については、昨日も述べた通り、10年以上経っているのです。
加齢によってたるんでくるのは口周りです。それが70過ぎの老年になり食が細くなると、
すぼまってきます。
570包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 08:59:09.47 ID:???
>それに反して、平沢は、名刺、モンタージュ、説明の付かない大金を持っていたなどから
>帝銀の実行犯の可能性が高いはずです。

名刺:松井名刺は荏原未遂で使われました。今問題にしているのは帝銀です。
モンタージュ:平沢氏は主に未遂事件の目撃者が似ていると言ったモンタージュに似ていました。
しかし、帝銀現場の証人は全員が(初めは)「違う」と言った。

説明のつかない大金:説明はつきます。平沢氏が説明できなかった、したくなかっただけです。
帝銀実行犯(歯科医)が平沢氏に渡した金です。この説明だけが、事件後の平沢氏の金に関する供述、
入金状況を説明できます。これだけが、入金額が奪取した金額より若干少なかった事
(実行者が多少抜いた)、更に重要な、一旦入金した金の使い道を平沢氏が説明できなかった事、
及び他の点(アリバイ、人相、犯人適格性)においては平沢氏が帝銀実行犯でないことを指し示しているのに、
金の出所を最後まで(死刑判決が出た後も、冤罪運動の高まりの中で)言えなかった事=言ったら死刑/執行だから、
を説明できるのです。平沢氏の入金した金額の使途を最後まで検察が突き止められなかった事に留意すべきです。
また、平沢氏も、「共犯関係を隠す」という目的以外に金の使途について隠す必要はないのです。
0万円あった(事件から得たにせよ、他からにせよ、あったのは事実でこれについては平沢氏も争っていない)、
競馬に5万、女性に5万使いましたで済むのに。平沢氏は絵の仲間二人の為にそれは言えない、
お赦しくださいと検事に言っています。
571包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 09:03:21.87 ID:???
>歯科医Nが帝銀を実行し、奪われた金額のほとんどを平沢に渡すと言うことは
>考えにくいからです。

奪われた金額を歯科医が持っていることの方がよほど考えにくいです。
複数犯による強奪事件で、実行者がそのまま金をもっている事の方がまれです。
さあ捕まえてくれと言っているようなものですから。だから平沢氏に渡すのは自然、
そして、そのようにして一旦平沢氏に渡った金の使途について上記のように平沢氏が説明できなかったのも自然。

つまり、こういう事なのです。私と科学捜査さんの違いは、帝銀実行者だけ。毒物は青酸カリでよい
(ACHだと東北大学の説明がつかない)、金屏風は事件後の金の説明にはならない、
事件後の金は帝銀で奪われたものであろう、これは同じです。しかし、不思議な事に
平沢氏はどうやら帝銀には来ていない。ならば共犯者について考えてみれば
どうか。人相、年齢、見事な手さばきと説得力=犯人適格性、全て歯科医が
実行犯であれば説明がつく、そこに持ってきて、例の帝銀証人の証言です。
佐伯さんの妄想癖を科学捜査さんは繰り返しお述べになられますが、
はっきりとした事実として、その妄想癖(私は和多田さんに倣って
潔癖症と呼びたいですが)
ででっちあげた(科学捜査さんはそうお考えになられているわけですね)
容疑者である歯科医が、最も犯人に似ている容貌と犯人適格性をもち、GHQとも繋がりがあり、
松井名刺を持っていた平沢氏とも繋がっていた。これはまさにクリーンヒットであり、
ここまでくると、最早、妄想とは言えない、そうお考えにはなりませんか?
572包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/24(木) 09:07:00.62 ID:???
この事件は重大事件において、市井の方が、捜査、司法、行政、ジャーナリストが
迫れなかった真相に迫った非常に稀な例だったと思います。佐伯さんの潔癖さ、
執念がなければ、これは達成できなかった。もう一度繰り返します。
少なくとも、佐伯さん(達)は、事件後ずっと冤罪主張が絶えず、
実質的に迷宮いりしていた事件において、帝銀証人に、「一瞥した時犯人が
出てきたと思った、いままで見てきた容疑者の内で最も犯人に似ている」
と言わせた、容疑者を突き止めたのです。そしてそれを本にして出版した。
科学捜査さんもその後、その論を否定される本を出版された。これはこれでいいのです。
言論の自由。

しかし、前論に対する否定をするなら、理論
(科学という名を謳っているわけですから)を持ってすべきだと私は思います。
毒物が青酸カリであるという主張が科学に基づくものであると。これは理解します。
しかし、毒物が青酸カリであるという事実は、平沢氏単独犯説の証明には全くなっていません。
平沢氏「でも」できたかもしれない、というだけです。そして勿論、歯科医が帝銀実行犯
はない事も全く証明できていません。強いて言えば、毒物がACHであった(佐伯氏)、
あった可能性がある(和多田氏)という、両者の主張の一部を否定しただけです。
勿論だからといって科学捜査さんの本に価値がないわけではないです。
終わります。
573科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/24(木) 14:39:09.72 ID:???
「佐伯氏はでっち上げた」とは、私は言っていません。
佐伯氏は、あくまでも歯科医Nを犯人と信じていたのです。

<「これは意図的な抜粋による印象操作です。」
この部分をそのように言われるなら、帝銀の生き残りの4名が言う、
「犯人は、平沢とは似ていません」というものこそ、意図的な抜粋による印象操作です。
「この4名が、『平沢とは似ていません』」というものは、先に平沢の変装について
論議している時にいわれたものです。
正確に言うなら、「小樽で刑事達が撮った写真を見て、帝銀の生き残りの
4名は、『平沢とは似ていません』と言った」というべきです。
この写真は、居木井刑事等が言う「平沢は顔の形を変え、写真が撮れなかった
ので、何枚か撮り直し、比較的良かったもの」(資料が手元にないため必ずしも
正確ではない)というものです。
刑事達2人が、小樽で平沢と会ったとき、平沢の顔とモンタージュはそっくりだと
判断したのに、本部では、その写真はモンタージュと似ていないと判断されたものです。
当然、「帝銀の生き残りの4名は、『平沢とは似ていません』」と言うはずです。

「容疑者である歯科医が、最も犯人に似ている容貌と犯人適格性をもち、GHQとも繋がりがあり、
松井名刺を持っていた平沢氏とも繋がっていた。」
このうち、「最も犯人に似ている容貌」と言われるなら、包装氏は歯科医Nを
実行犯と考えているということですか?以前は、黒幕的なことも言われていた
はずですが。
まあ、一番のポイントは、「GHQとの繋がり」だと思いますが、3件の事件では、
青酸カリを用いていますので、あまりGHQとは関係ないように思います。
GHQにはなんのメリットもないはずです。
歯科医Nが聞き出し、平沢に下見をさせたとでも言うのでしょうか?
平沢は、相沢宅を21日に下見しているはずです。これが、平沢行動パターンに
ある「計画性」です。
平沢が、21日に相沢宅を下見をしたなら、なにもGHQを持ち出す必要はない
はずです。包装氏も下見説に同意したのではなかったでしょうか。
574科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/25(金) 11:46:52.09 ID:???
>567「事件当時新潟に居た、その人が東京椎名町で犯罪を実行した、
などという支離滅裂な事を和多田氏、佐伯氏が言っていることになって
しまう。」

はじめに、記載に多少の誤りがあました。佐伯氏は歯科医Nが犯行現場に
「来ることは出来ない」というものではなく「新潟に帰ることが出来ない」
というものでした。   それは、
「帝銀事件はこうして終わった」
P.189「土樽や湯沢などといった狭い土地に、昭和20年の戦災以来、
29年までの8年間もいながら、歯科医Nが上京していることを誰も知らないと
いうことは、彼が変装術長けていたためだと思われる。中野学校は変装術に
長けていたためだと思われる。」
と書かれていたため、「疑惑α」に書かれている内容をあまり読まず
勘違いしたためです。

「疑惑α」
P.207 (以下は板橋での小切手現金化の話であるが、佐伯氏はこの現金化
を岩原ロッジ支配人誠一としている。そして、歯科医Nが帝銀での犯行後、
新潟に帰る必要があったためです。)
「ここで、仮に(現金化が平沢ではなく)歯科医Nの場合どうであろう。
歯科医Nは事件当時、新潟県湯沢町近くの土樽村に住んでいた。」
(そして、歯科医Nではなく歯科医Nにだまされた精一となる)」・・・
「上越線のダイヤを調べてみて、私はがっかりした。東京(帝銀)で3時半頃犯行を犯し、
その日のうちに普通列車(時刻表より選択した)で越後中里、湯沢などに帰るのは
不可能に思えたからである。・・・しかし、最終の特急列車に乗れば、進駐軍
か、日本人でも進駐軍に縁のあるものは、仮駅で下車できたのだ。」(「しかし」以下は
概略を記載)
要するに、佐伯氏は歯科医Nが帝銀で犯行を犯し、その後、新潟に帰り、「犯人グループ以外の、
お人好しの誠一を利用して換金したとしている。また、換金当日は誠一は事件のことを
知らなかったので・・・と佐伯氏は言っている。
・・・ここでおかしいのは、犯人グループ以外のお人好しの誠一を使ったという
点である。もし、誠一が捕まれば、歯科医Nの介在はすぐに分かってしまうはずであるが。
これが、その後の列車での殺害につながる壮大な話の始まりである。
また、その章(2冊の本のそれぞれに)にはこんなことも書かれている。
1.平沢は、真犯人たちによって、アリバイをなくすため、帝銀に近くの犯人指定の
相田小太郎におびき出された。仮に誠一が捕まっても、小切手を平沢から貰ったと歯科医Nが
言うと、平沢が集団偽証の罠にはめられるのだ。(ここで、佐伯氏はトリプレットの説をあげている。)
帝銀を実行したのなら相沢宅を見ることが出来なかった。罠であるとのことである。)
2.同一人単独犯説を採る当局は、平沢が帝銀事件の真犯人ではなく、未遂だけをやったことを
承知の上で、真犯人をかばわざるを得なかった。その理由は、アセトンシアンヒドリン(国家最高機密の
化学兵器←ただし、これは単なるプラスチックの原料であるが・・・)を接収した、米軍が、この薬を
使って毒殺に習熟しした特務機関にやらせたのが帝銀事件であったことを知ったからである。
575科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/25(金) 12:44:43.52 ID:???
平沢の自供に次のようなことがある。
「ちょうどジープがいたので、私はあれを見ろという知らせだなと思って
そばへ行ってみたら進駐軍が1人、日本人が2人、玄関に入ってなにか
見ておりました。私はそのところの表札を見て番地と名前を覚えて、今の図の
所を銀行へ来て表へ廻って見たら木の札が掛かって本日は終了と又又(ママ)
明日おいで下さいと書かれてあった気がします。」
このように、第3の事件帝銀当日のことを自供している。

先に、私は高木検事の調書には高木検事の嘘があると述べましたが、それは
間違いです。筆が滑りました。正確には、高木検事の調書には誤りがあるというものです。
これは、平沢があまりにも多く嘘をつくためです。

ここで、「本日は終了と又又(ママ)明日おいで下さい」と書かれた表札からすると、
この相沢宅に関しての自供内容(相沢宅様子)は、21日のことだと分かる。

つまりこの歯科医Nが犯人であるという理由のひとつ「帝銀に近くの犯人指定の
相田小太郎におびき出された」というのは根拠のないものと分かる。
また、非常に安易に小切手換金の犯人が誠一だとしたことは、佐伯氏が直感で
歯科医Nを犯人としたものと同じである。
平沢のこの自供は、心を入れかえて行ったものであるが、コレサコフ病の
重要な症状である「作話」によると考える。
576名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/25(金) 12:50:24.98 ID:???
平沢真っ黒
577名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/26(土) 16:49:38.55 ID:???
トリプレットの「帝銀事件の真実」を今読んでいるのですが、以下の二点は事実でしょうか?
1. 平沢はテンペラ画に青酸カリを使用していた
2. 平沢はすくなくとも10人の女性に中絶を施していた

それから、この本には椎名町支店内部の写真に関しては二枚だけ出ているのですが、英語の原著でも同じでしょうか?
578包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/26(土) 19:02:49.34 ID:???
>>573
「この4名が、『平沢とは似ていません』」というものは、先に平沢の変装について
論議している時にいわれたものです。
正確に言うなら、「小樽で刑事達が撮った写真を見て、帝銀の生き残りの
4名は、『平沢とは似ていません』と言った」というべきです。

これは事実と全く違う。モンタージュに似ているかなどというのは、何度も
言われている通り、どうでもよいでしょう。現物が似ているかどうかです。
私が言っているのは勿論、「現物の」平沢氏が帝銀に現れた犯人とは違うと
目撃者が全員証言したということです。その内の二人の女性は、警察にどう
いわれ(誘導され)ようと違うものは違うと言ったのです、科学捜査さん事実を
捻じ曲げるのは如何なものでしょうか。私は意図的な抜粋などしていません。
M証人の歯科医への面通しに関しても、唇はもっと薄かったという否定的な
証言も併記しています。モンタージュに関して述べなかったのは、意味が
ないからです。意味がないでしょう、現物がでてきているのですから。それから
写真を取る時、平沢氏は変装などしてません。先に科学捜査さんは
表情を変えたといい、今回は変装という。事実を捻じ曲げてはいけない。
刑事に写真を取らせる時、どうやって変装するのですか?
579包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/26(土) 19:11:45.75 ID:???
約十年前にある人が郷里を離れたかどうか確認できないのは普通です。
事件後、特急でもっとも近い停車駅で降りて、なんらかの方法(車など)
で家に帰り着くことは可能でしょう。電車も車(平塚刑事は銭湯にいて、電車、
車で現場にたどり着いたと行っています)
佐伯さんの本は、GHQに結び付けたい意図が先行してしまっています。だから、
和多田氏の本には仮駅の記述がない。極端ですからね。しかし、佐伯氏、和多田氏、
あるいは科学捜査さんの著書に瑕疵があろうとなかろうと、事件の真相は動かされ
ません。

私は歯科医が黒幕などと考えていませんし、そう書いたこともない。一番有り得ない
と私が考えているのは、繰り返しになりますが、平沢氏単独犯(原判決及び
科学捜査さん)です。そして、平沢氏が事件に関与しているなら(私はしている
と思う)、帝銀実行は歯科医だろうと考えています。歯科医は平沢氏から類推される
のであって、最初に歯科医ありきではない。
580包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/26(土) 19:20:21.36 ID:???
しかしこれも「たまたま先に平沢氏が逮捕されていたから」であって、
歯科医が先に逮捕されていたら(容疑者として挙がっていた歯科医にM証人
が事件当時に面通ししていたら、「この人です」と指差した可能性は非常に高い。
その場合は中井、荏原で歯科医のアリバイがあるでしょうから、逆に歯科医からの
類推で平沢氏が上がったでしょう。歯科医に金が入った形跡がない、どうしたんだ、
仲間に上げた(科学捜査さん、これは実に自然で、むしろこちらのほうがよく
あることなのです、金銭を奪う犯罪で複数犯の場合、実行者は金をもちません)
そして、中井の支店長が平沢氏を指して、この人に間違いありません、と言った
可能性が高い。
581包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/26(土) 19:26:30.94 ID:???
私はそうなっていれば、この事件は全貌が明らかになっていただろうと思うのです。
しかし、運命のいたずらでそうはならなかった。
事件後60年経って、科学捜査さんのご本が上梓された。結論は、原判決と同じ。
なんだ結局そうだったのかと。人は冤罪事件を欲します。権力(和多田氏は
この言葉が好きですね、私は嫌いというより、そういうものはとりあえず関係
ないと思っています)はでっちあげをやるのだと。その一方で、そうは言っても
やっぱりxx(被告、受刑者)がやっぱり真犯人なのではないか、という思いが
あるのです。私は是々非々だと思います。冤罪というのは、非常に少ない。
東電OLはその少ない例の一つでしょう。帝銀は、私の用語ですが、捩れ冤罪です。
582包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/26(土) 19:33:48.11 ID:???
私はこの事件が好きで一時期は本当によく調べました。
結論ももう一度いいますと、一番確信度が高いのは平沢氏単独犯(科学捜査さん、
原判決)ではないということです。そこで科学捜査さんにもう一度、2点問いたい。

1.東北大学に来た男は事件と全く無関係と思われますか。(無関係だとすると、
松井氏の名前から青酸カリを連想した人間が同時期に二人いることになる)

2.M証人は平沢氏は違うといい、歯科医を一瞥した時に犯人が現れたと思った
と述べました。(これは事実です)この事実をもってしても、歯科医は除外すべき
だと思いますか。そう思われるなら理由を教えてください。
583包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/26(土) 19:44:54.23 ID:???
>>577
1.は事実ではないと思います。事実なら入手先で検察はあんな苦労をしなかった。
2.は事実だと思います。それから平沢氏を犬を殴り殺したことがあるようですね。

トリプレットの英語版には(日本語版を私は読んでません)、現場写真が写真が5点あります。
584名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/27(日) 21:04:24.71 ID:wbuv6qdx
好き嫌いであれこれ人を犯人よばわりされたらかなわんわ
585科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/28(月) 11:24:09.00 ID:???
多くのことについて、回答しなければならないのですが、とりあえず、GHQ
の関与または歯科医Nが相沢宅の情報を知り得たという情報漏れについて述べます。
相沢宅の状況については、平沢が21日に下見をしたことは確かです。
26日のGHQの動きについては、この事件についてはまったく関係ありません。

「中井銀行事件の翌日20日には豊島区上落合2-717(中井駅近く)の落合信用
組合上落合出張所にも不審な男が現れていた。」(「無限回廊」)

これなどは、椎名町から中井にかけて下見をしているのも、平沢と考えることが
出来、21日の相沢宅下見については、GHQよりの情報漏れとは考えられません。
つまり、GHQは3件目の事件帝銀にはまったく関係ありません。
荏原、中井、帝銀が一覧の事件なら、帝銀だけがGHQ関与または情報漏れとは
考えられません。

歯科医NがGHQよりの情報漏れを利用して、帝銀だけを自分で実行した????。
586科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/28(月) 11:55:15.78 ID:???
書き込んだ後、読み直すと、誤字、用語の使い方に問題があることに気づきます。
また、筆が滑ることも多々あります。
・「本日は終了と又又(ママ)明日おいで下さい」と書かれた表札
「表札」→「木の札」
・「荏原、中井、帝銀が一覧の事件」→「一連の事件」
・「歯科医Nが黒幕」→「歯科医Nは実行犯」
申し訳ありません。
取り調べでの面通しについてさらに述べたいのですが、「アクセス規制」、
さらに多くの反論が出ることが予想されますので、先にタドンリレーについての
私の考えを述べたいと思います。

私は、タドンリレーはなかったと考えます。
この事件は計画的で、また、巧みなトリックが使われている。
・消毒薬に見せるため青酸カリをオキシドールに溶かし味付けをした。
・第1液を飲んだように見せた。
・名刺、スポイト、腕章、GHQ・・・と巧みな演出をしている。
・口を尖らせたりして表情を変え、人相を変えている。(後ほど詳しく
述べます。)
そうすると、タドンリレーも同じアリバイに関するトリックと考える。
まず、帝銀で犯行を犯したなら、その後、タドンを受け取り持ち帰ることは
ないはずである。

つまり、26日、平沢は船舶運営会で山口にタドンをもらいに行くと言った
のはアリバイ作りである。
そして、平沢はタドンを貰うことなしに、中野の家に、現金、長靴、腕章などを
ボストンバックに入れて帰った。

「検事聴取書全62回」には、山口の一番初めのタドンについて証言がある。
「1月中に義父が日暮里の私方に来たのは6日と17,18日です。
6日は、・・・。
17日は・・・。
18日は・・・。この日も義父はタドンを持って帰りました。その入れ物に
貸したボストンバッグはまだ中野の家(平沢の家)にあります。」

18日が最後で、その後、ボストンバックは戻っていないようである。
相沢宅を下見した平沢が、事件当日の犯行を知らないということは
ないはずである。
つまり、実行犯でなければアリバイ作りをする必要がないはずである。


587科捜 ◆OFa0FInsIU :2011/11/28(月) 14:02:58.17 ID:???
>582「1.東北大学に来た男は事件と全く無関係と思われますか。(無関係だとすると、
松井氏の名前から青酸カリを連想した人間が同時期に二人いることになる)」

>43記載の通り、平沢が当初持っていた青酸カリは約16gと考えます。

検事の言う、「梅干し大2個約16g、荏原200mg使用、帝銀残りを使用」
とあるが、検事の捏造なら、「約5g、荏原200mg使用、帝銀残りを使用」
となるはずです。
ここで、信用がおける数値は、「梅干し大2個約16g」だけです。
これから、「荏原約5g、中井約5g、帝銀約5g」とした訳です。
荏原オキシフル使用、中井消毒用アルコール使用(小切手に振りかけられた
液は鑑識の結果アルコールと判明。これは第2液のはずでないので第1液である)
帝銀では水を使用。これで、すべての第1液に対する疑問がつくはずである。
つまり、東北大に行って盗む必要がありません。
ある証言した検死官が言っていた、「2日に1度は青酸カリによる死体を
検死していた」とあるように、比較的入手しやすいものだったのでは
ないでしょうか。なにも、東北大まで行かなくても。また、なにも、松井氏
との関連を匂わすようなこともしなくても。
また、東北大から入手されていないのに、帝銀では青酸カリが使われたことも
松井氏と関係がないことを物語っています。

「梅干し大2個約16g、荏原200mg使用、帝銀残りを使用」
平沢のこの自供は、心を入れかえて行ったものであるが、コレサコフ病の
重要な症状である「作話」によると考える。


588名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/28(月) 21:58:19.43 ID:2dc+dk7y

このスレの人達、凄いなあ……

ただ ただ、感心……
589包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/29(火) 02:33:53.77 ID:???
>>577
失礼しました。英語版には16点の内、現場写真が8点あります。私が持っているのは
初版です。その後増刷されたかどうかは知りません。凄惨な写真が多いので
日本語版では省略されているのかもしれません。

>>585
>出来、21日の相沢宅下見については、GHQよりの情報漏れとは考えられません。
>つまり、GHQは3件目の事件帝銀にはまったく関係ありません。

これも頂けません。@まず21日に椎名町に行ってもジープを見ることはできません。
A帝銀/池袋あるいは椎名町駅と相田宅の位置関係を下記のサイトでみてください。
http://www.geocities.jp/t_shimizu2003/kiri_1_2_photo.html
590包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/29(火) 02:43:14.25 ID:???
池袋からでも椎名町からでもあるいは交番前のバス停からでも、そして中井からも
相田宅は遠回りしないと見ることができません。つまり、意図を持って回り道を
しないと偶然見かける位置関係にありません。
Bしかも最後の再審請求意見書で言われている通り、通りからは井戸すら見えない。
しかし犯人は共同井戸と発言している。つまり、これは視覚的にではなく、
文字情報あるいは解説つきの情報を入手していないとできない発言なのです。
C上記3点をとりあえず度外視して考えてみます。たまたまふらふら歩いていたら
相田宅での疫病発生を知るという確率がそもそもどのくらいあるとお思いですか?
すぐ近くで働いていた帝銀従業員の誰もそれを知らなかった。つまり、そんなに
大きなイベントではなかったのです。そして、発病したからGHQが来るという発想自体を
持つ事、及びその通り、自分が犯行を犯すドンピシャのタイミングでジープが
来るという偶然が重ねて起こる。有り得ないでしょう。
591包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/11/29(火) 02:57:46.56 ID:???
GHQ関係でもう一つ付け加えます。パーカーという実在する人間の名前が
未遂で使われた事はどのように説明されますか?私が一番お聞きしたいのは
何故そこまでしてGHQ無関係及び歯科医無関係を声高に、そして無前提に
(というより誤った理解で)述べ立てるのかという事です。私はGHQが
この犯罪に積極的に関与しているとは思えない。しかし、情報は使われた。
そうでないとこの事件が成り立たない。

次にタドン(>>586)@E軍曹の休みとタドンが結びつくのは事件当日だけ、
A>平沢はタドンを貰うことなしに、中野の家に、現金、長靴、腕章などを
>ボストンバックに入れて帰った。
そんな馬鹿な。平沢氏が実行犯だったという人でも(科学捜査さんでも)、
丸の内、帝銀、日暮里(山口氏宅)というルートだとお考えでしょう。
ならば腕章などは帝銀からの道すがら捨てるでしょう。帝銀、日暮里は随分な
距離だ。それまで長靴や現金はどこに入れておいのですか?

592包装 ◆Rmj3I82Y8M
B>タドンリレーも同じアリバイに関するトリックと考える。
ならば何故平沢氏は取り調べの最初から、これを言わなかったのでしょうか。
(これは193さんの受け売りですが)

>>587
論点をはぐらかされるのでわかりにくいですが(松井氏が帝銀事件に関係して
いない事は承知しています)、東北大学に現れた人間は事件と無関係というのが
お答えですね。そうすると、平沢氏単独犯が成立する為の長い偶然リスト(以前
書いたので繰り返しませんが)にもう一つ加わる事になる。つまり、僅か2ヶ月程
の間に、松井氏の名前から青酸カリを連想した人間が二人居て、その二人は全くの
無関係の関係であった。これだけでも、かなり有り得ない偶然です。それに、
上記のたまたま遠回りしたら相田宅の、から始まって、M証人達の平沢氏ではない
まで延々と偶然が続かないと単独犯は成り立たない。私は平沢氏単独はらくだ
が針の穴を通る位有り得ないと思っています。平沢氏完全無関係は、五寸釘が針の
穴を通る(削れば通るかもしれない)位の確率でしょうか。そうなると、
帝銀実行は歯科医である蓋然性が非常に高まるのです。@帝銀に平沢氏は来なかった、
A平沢氏は一連の帝銀事件に関与している=未遂実行者である、B未遂と帝銀の犯人の
人相は似ている、C帝銀当日の歯科医のアリバイははっきりしない(離れた形跡がない、
というのはアリバイではない、D歯科医はGHQと関係があった、E歯科医は歯科学校の
教員から非常に器用な男と言われていた、FM証人は歯科医を一瞥して、犯人が出てきた
と思ったと証言した。