1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
2009/12/12(土) 12:59:50 ID:XBlp3VbV
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/12(土) 13:55:07 ID:7sV4w3zE
3スレ目がまだまだ残ってるけど・・・
あの事件の真犯人は、旧日本軍の731部隊の細菌兵器に詳しい上官だったみたいだよ。 GHQが警察の捜査を禁止したため、平沢貞道が捕まったみたいだ。平沢は画家であり、 青酸化合物など作る知識も才能も無かった。青酸化合物製造に長けていて、実際に中国、 北朝鮮、ロシアで細菌兵器製造と「丸太」(人体実験にされる人)を殺害することに関わ り、公職を追放されて金に困っていた人物が真犯人だと思うよ。
>>3 「ひらざわさだみち」と入れると、貞道になってしまう。これもアメリカの陰謀か!
「平沢貞通」です。
アメリカはこの事件に触れられたくないんだよね。アメリカの過去の犯罪が暴かれる 切っ掛けになるから。 アメリカの戦争犯罪 1東京大空襲 2広島原爆投下 3長崎原爆投下 4ベトナム戦争の下での住民虐殺、少女陵辱 5イラク戦争での捕虜虐待 あとケネディ大統領暗殺事件は、アメリカの人種差別主義者達の計画的陰謀事件と言われて いるではないか。オバマ大統領も候補の時にネオナチに暗殺されかけている。「自由、平等」 と言いながら、本質は悪魔の国がアメリカなのだ。なので2001年9月11日にテロ報復を 受けたわけだ。日本のマスコミもアメリカに偏るな。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/13(日) 07:57:34 ID:olsBiIdt
エリ−軍曹は、平沢を個人的に知っていて 「あの人がそんなことするはずがない」と確信していたのだろう であるなら、「多少事実と異なること」を主張したり、マスコミなどを利用して 平沢冤罪説を流布しようとしたとしても、不思議はない そもそも平沢の妻マサ、三女窕子らが、平沢帰宅は日没前と強調していないのに エリ−軍曹だけそれを強調し、四時半頃の帰宅としているのも不自然だ 五時頃と四時半頃では、30分の誤差がある 身内は多少早めの時刻を主張し エリ−軍曹は、自分の確信をアメリカ人らしく多少誇張した言動であらわした それだけの話である エリ−軍曹の確信=真実 というわけではないので、参考程度の話にしかならない 他方、現在のお金にして1000万円以上もの金の入手ルートを 「善良な市民が説明できないなどということは絶対にない」 というのは、誰もが共有する認識であり 平沢が「殺人の汚名」をきせられ、「死刑の恐怖」にさらされても 入手ルートを説明できなかったのは客観的事実である アリバイに関しては、証人の「記憶」にたよる証人の主観的事実以外になく その証人が身内と親しい知人では、証明されたことにはならない その結果、犯人と断定されたのは自明な話だ 付帯的事実が平沢の供述と一致しない点があっても、本質的ではない 1毒物が青酸性のものであったこと、2テンペラ画家が日常青酸カリを仕事に使うこと 3事件前金に困っていて事件後大金を入手し入手ルートが明確でないこと 4当日のアリバイがあいまいなこと、5犯人と体型が一致すること このような客観的事実の積み重ねにより、現在の裁判員裁判でも有罪の判決がでる可能性は高い
この3つの事件で、2つの事件は予行演習だという考えがあります。それは、 第2液反応液説は予行演習でないと説明がつかないからです。また、第1の 事件では第2液は飲んでも飲まなくてもよいと犯人は言ったので、その予行 演習はまったくいい加減なものとなります。 私は、ここでは毒物青酸カリで先の2件の事件は犯行失敗という説を採ります。 3つの事件で犯人は同じような台詞を述べました。しかし、銀行側の対応が大きく異な りました。第1の事件では、不審に思われ警官を呼ばれてしまったことです。 また、第2の事件では、支店長に大げさすぎると言われてしまったことです。 犯行は、すべて計画的です。素晴らしい演出です。 戦後と言えば思い浮かぶものに、GHQ、パンパン、闇市です。 そして、伝染病と言えば、GHQ・MP、ジープ、ヘルメット・ブーツ、D.D.T.です。 消毒にきた、GHQ、ジープは関連語です。そして、演出です。 当時は、防疫はGHQがかかわっていました。その指揮下に都・区の衛生担当がいたのです。 銀行に防疫で都の衛生担当が徒歩でひとりで来るとは思いません。徒歩で、ひとりで、 来ると不審がられるのではないでしょうか。そのため、犯人は、すべての事件にG.H.Q.を上げているのです。 第2の事件では、「消毒のためGHQのパーカー中尉とジープで来た」と言って います。 しかし、GHQのパーカー中尉とジープでは行っていません。 第3の事件では、GHQのホートク中尉はあとで来ると言っていますが、あとに は来ていません。当然、ジープを見たというのもいい加減なものと考えます。 この事件は、計画的で、前準備がよく行われています。 中井銀行事件でも、井華鉱業会社寮を事件の4日前に調べているのです。 帝銀事件でも、事前に調べたと考えることは、自然な考えです。 また、中井銀行事件では椎名町より歩いて行ったと供述しています。 やや広範囲(中井駅より見れば銀行より遠い)な調査です。帝銀でも、 やや広範囲(椎名町駅から見れば帝銀より遠い)な調査をしたと考えます。 帝銀事件の数日前に帝銀の3スパン先を歩いていたら、100軒近くの家 にDDTを散布していたことを見ることが出来ると思います。この可能性の方が、 事件当日、ジープに気が付き、相田宅について知ったという可能性より高いと 思います。なお、お祭り騒ぎというのは、言い過ぎです。数日前には、DDTは、 患者家を中心に半径100mぐらいに散布をしていたのです。また、付近一帯 に500名ぐらいの人に予防接種をしていたのです。 GHQが都衛生担当とジープで行くというのは、当日に決まることのようです。 携帯電話の普及した今ならともかく、当日のGHQの行動は知ることは、無理です。 なお、コルサコフ病は知能にはあまり関係ないので、主犯、従属犯には関係ないと 思います。症状が悪化したのは、ストレスが非常に強く加わった取調中です。 知能にはあまり関係ないと書いていますが、短期記憶は知能にも関係します。 そのため、「あまり」という記載をしています。
平沢が、事前に相田宅付近を訪れたという証言はないのは、記憶の曖昧さです。 銀行事件では、一種の特異的なことだったので不審がられましたが、 DDTを散布しているところをうろついても、単なる野次馬と思われるからです。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/13(日) 10:12:52 ID:9t5YMbcD
事件があまりに異常であることから 陰謀論的説を主張する願望を抑えがたいところがあるのではなかろうか 帝銀事件は、1948年(昭和23年)1月26日、サンフランシスコ講和条約1951年9月8日 事件が起きてから三年後である 帝銀事件当時は、いつ講和条約締結となるか、まったくわからない状態であったが 事件後、このまま占領状態を続けているとGHQを語った犯罪が増え 反米的動きが起こるのを恐れ、講和へ向けての動きが加速した もしそうであるなら、最初の二度の事件は平沢が実行したが 三度目は、先行する二度の事件を知ったとある組織が講和へ向けての動きを促進させる目的で 組織的に行った、そう妄想することも可能だ たとえば金に窮している平沢のところへ裕福な風体の紳士がやってきて 「私は、あなたのファンです お金を融通しましょう ただ、一つだけ条件があります 金の出所はいっさい他言無用ということです 万が一あなたの口から漏れることがあると あなただけでなく、あなたの家族にも命の危険があるかもしれません それだけは、わすれないでください」 などといわれた これなら、善良な市民でも、誘惑に負け金をうけとり、 家族の身の安全を思い、出所はいっさい話さないかもしれない
荏原銀行事件では、失敗したことが2つあります。 ひとつは、青酸カリをオキシフルで溶かしたため、無毒化されたことです。 もうひとつの失敗は、一定量の第1薬をピペットを用いて均等に分けることが出来なかったことです。 この均等に分けることは、やさしいようで実は大変難しいのです。 医者でも、731部隊関係者でも、普段均等に分ける操作をしていない人には難しいのです。 この失敗があってこそ、帝銀事件で、ピペットを用いて均等に分けることが出来るのです。 均等に分けるポイントは、いくつかあります。ひとつは全体の液量を覚えていることです。そして、銀行員の人数を把握して、液量を 人数で割り、どの程度使用するかを暗算することです。 また、ピペットのゴム帽には何種類かあります。1,2,5,10mLなどがあります。 犯人は、2mL用を用いたはずです。この2mL用を用いると、前もって練習 (計画的)しますと、コンスタントに約2mLを入れることが出来ます。 その時の液の高さを覚えると約1mL、約0.5mL、約1.5mLを入れること が出来ます。 私は、何度も駒込ピペットを使ったことがありますが、コンスタントに入れる 操作を一度もしたことがありません。731部隊関係者も、日頃、毒物(ある いは薬液)を均等に入れる操作をしている人ならともかく、難しいと考えます。 医者も、日頃、駒込ピペットを用いて均等に分ける操作はしていないのではな いでしょうか。 また、人を殺すとき、震えずに行える人は少ないと思います。なぜなら、 見つかれば死刑となるわけですから。戦時下の捕虜を殺すときとはわけが違います。
>>603 >疑点A
なぜ、平沢逮捕後の警察や検察は、
一連の裏づけ捜査のなかで共犯者の「影」や「痕跡」を発見、追跡しえなかったのか?
これが一番私の感じるイヤな所です。追跡しえなかった、のならまだいいです。
しなかった、のではないかと思います。私は、単独同一犯という間違いを
司法は犯した、或いは、途中からはうすうす分かっていたが、そのまま押し
切ったのではないか、と書きました。この司法と言う中に弁護/被告も入る所が
この事件の特殊な所です。被告にとってもそれが良かった。ということなので、
直接質問にお答えすると、『同じ問いを共有します』です。
サトーさんが触れている船底塗料の件も匂う、しかしこれは場合によっては、
見過ごしにされることがあるかもしれない。私も偉そうな事を書いていますが、
それは後年になって、多くの資料、付帯的な証言(捜査、司法、家族のものも含めて)
を手元に置き、事件をゆっくり俯瞰できる立場にあるからです。
謙虚に考えれば(私ごときは、自分の能力を考えれば謙虚になるべきです)、
事件の渦中に居て、逮捕、立件、起訴(ここまでは特に時間的な制約がある)
公判の中で、今と同じ判断ができたかは疑問です。ただ、東北大学病院の件、
これは船底塗料とは違い、見過ごしにしていたとしたら捜査員、検事としての
資質が問われても仕方ないと思います。(可能性として検事まで報告が上がって
いなかったということも有り得る事は一応述べておきます)
S22年12月末から翌年の正月頃にかけて、東北大学病院薬局長に松井さんの 紹介ですが、青酸カリをください(シゲル、という松井氏の下の名前、 難しい字を書く、は言わなかった)と、正確には同病院の廊下で言ってきた男が居たと いう一件です。荏原事件の約2ヵ月後、つまり松井名刺は使ってしまった後です。 この捜査記録の日付はS23年10月2日。平沢氏は自供を始めていました。 この報告の一週間後にI検事が拘置所で平沢氏から61回、62回の調書を 取った事になっています。(私は偽造だと思います)そこでも薬の入手先は 明らかにされなかった。 ここでほぼ断言してしまって良い事があります。この東北大学に来た人間は 平沢氏ではなかった。この薬局長が証言した10月2日の時点で平沢氏の人相 は全国に知れ渡っている。あっさりと彼は平沢氏ではないと言ったはずです。 でなければ、この日から平沢氏に対する猛烈な追求が始まっている筈だから。 凶器(及びその入手)の特定は捜査がもっとも欲しかったものですから。
自分の推測、考えを書く前にこの事件に興味のある人に伺いたいと思います。 この人物が一連の帝銀事件と無関係である可能性があると思いますか? もう一つ、似ているようで違う、しかし重要な質問、少なくとも無関係と あっさり切って捨てられる問題、だと思われますか? 自分は平沢氏が全部やったと思う、いや共犯が居たと思う、いや平沢氏は 完全にこの事件とは無関係(この場合はこの人間が犯人である可能性が高い、 というかこれと残された松井名刺の渡った先以外に犯人に繋がる線がない) だと思う、そういう現時点での自分の推測から一旦自由になって、この一件 だけについて考えて見てください。最初に結論を持っていると往々にして 間違えます。むしろ自分が一旦持った(持ってしまった、書いてしまった) 推理を否定する(かもしれない)材料を無心で検討することからしか、真相 に迫れないと思います。それから、しつこいようですが、警検裁弁及び それぞれが出した結論を鵜呑みにしないことです。でなければ、判決文、或いは、救う会 の主張だけ読めばいい,あるいはせいぜいそれを補足すればことになってしまいます。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/13(日) 11:25:46 ID:4m29CQgc
殺害の実行犯(誰だかまだ分からない)以外にも、 銀行内に共犯者が銀行の客のふりをして 座っていたりした可能性はないのか?
>>644 松本清張さんの本を読んで冤罪だと思ったというレベルではないです。
このアリバイと目撃証言を仔細に知って有罪認定を支持する法曹資格者に、
私は会った事がないし、危ないと思います。同氏の本をそのまま鵜呑みにする人もまた少ない。
下山事件を他殺と見るとか、権力に対するスタンスが固定化されてしまっていますから。
田中伊佐次さんの場合、私達と違って、リアルタイムで事件を知っています。
(事件当時既に法曹資格を持った衆議院議員)
前のスレッドで紹介した坂口安吾の文章でもほのみえるように、明らかに
帝銀証人の首実験の結果、それが公判で変わってくること、アリバイ証言の
証拠採用経緯を見ていれば何が起こったいたかは彼等(リアルタイムで法曹
資格を持っていた人)なら想像がつきます。田中先生は憲法論がご専門で
あったと思います。旧刑訴法の問題点については熟知というより、意見を
おもちでいたでしょうから、この裁判の問題は松本氏の著作でどうのこうの
のレベルではなかった筈です。
>>644 さんの仰る通り、有罪認定に疑問を
持っていたというより、犯人(帝銀の)ではないと思っていた筈です。
>>648 正確には先ず高検(一審で確定の場合、地検)が「上申書」を法務省に挙げ、
(これは確定後大体6ヶ月以内で、事務的な作業、ここからが長い)
法務省刑事局が起案書を、矯正局、保護局などを回し、決裁されたら
それが執行命令書になり、大臣官房に上げられます。これに大臣が判を
押したら、上申書に対する回答のような形で高検に命令書として戻す。
3つの決裁が抜けていたとしたら、官房長、事務次官、大臣です。
ちなみに、検事総長への道ということで言えば、官房長―刑事局長―事務
次官というルートが殆どで、上記の書類の流れは、逆流してます。(刑事
局―官房長)
>執行命令書自体は60年代初頭にすでに作成されていたようですが
これは、恐らく62年だと思います。中垣国男という大臣が鍵です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9E%A3%E5%9C%8B%E7%94%B7 62年の流れはこうでした。
3月 磯部弁護士が検事を偽証で告発。(公文書偽造の「行使」を
メインとして、行使が確定判決にまで及んだという解釈して、
時効は適用されないとして告発した)
7月 中垣大臣就任。
(恐らくこの後、起案書が命令書に変わった。つまり刑事局内で決裁した。
注:刑事局長は官房長より上。これは漏れたと思います)
10月 法務小委員会で上記告発が取り上げられる。
11月 平沢死刑確定囚が刑場のある宮城に送られた。
法務省、検察庁と弁護人の間の水面下の応酬が伝わってきます。ちなみに、
皮肉な事に、磯部弁護士は法務省人権擁護委員でした。上記の「漏れた」
という私の推測はここから来てます。
なお上記Wikipediaの中にこういう一文があります。
? 中垣は1962年11月10日の衆議院法務委員会で、
「藤本の書類が一番上にあったので捺印をした。」「第3次再審請求は知らなかった」
「法律に基づいて執行しただけだ」と述べた。
最後は良いですが、その前二つは、そんなことはないでしょう!
大臣といいたいですね(笑)冗談はともかく、この11月10日の
法務委員会での藤本事件に関する追及がなければ、
平沢氏は執行されていた可能性が高い。それ以外に平沢氏を仙台送りにする理由
はないので。もう一つ、肺炎を起こさせ獄死させようとしたという
説もあって、恥ずかしい事にタイム誌に載ってます。
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,829904,00.html
>>16 相変わらず丁寧なコメントを頂きましてありがとうございます。
私が前スレの
>>648 で書いていた「10年以上前に読んだ新聞記事」、
これを再度、確認したところ、読売新聞(朝刊)1997年4月21日の社会面の記事でした。
見出しは「帝銀事件・幻の死刑執行命令書 打診を受けた法相、決断見送っていた」です。
なお、この”決断を見送った”法相は、中垣氏の前の大臣、植木庚子郎氏とあります。
そのほか、当時の複数の法務省関係者の実名も交えながら興味深い内容が書かれていますが、
結構長い記事でかなりヤヤコシイ内容なので、ご興味のある方は私の下手な要約よりも
現物を見たほうがよいかと思います。
一点、「包装 ◆Rmj3I82Y8M」殿のコメントに関して。
> 3つの決裁が抜けていたとしたら、官房長、事務次官、大臣です。
この記事ではこうありました。
「当時の決裁ルートは刑事局総務課長―刑事局長―秘書課長―事務次官―大臣の五人」
「幻に終った執行命令書は現在も法務省に保管されており、
添付の決裁用紙は、秘書課長、事務次官、大臣の三人分の決裁欄が空欄のまま残されている」
官房長(法務大臣官房長)の決裁について書いてなかったので、??と思ったんですが、
もしかしたら、当時(60年代前半)はまだ官房長を置いてなかったのかな、と。
国会議事録DBで「法務大臣官房長」を検索してみると、1968年以降からヒットしますし。
法曹関係者殿。
前スレ
>>669 、そして
>>11 についても
ご回答ありがとうございました。
私ももう少し自分の頭を整理して考えてみます。
> それは後年になって、多くの資料、付帯的な証言
> (捜査、司法、家族のものも含めて)を手元に置き、
> 事件をゆっくり俯瞰できる立場にあるからです。
これについては、まったくおっしゃるとおりだと思いました。
帝銀事件に関わらず、こういう昔の(未解決)事件を推察するうえでは、
忘れてはならない視点だと思います。
自分も含めた後世の人間は、これまでに伝えられている情報すべてを、
都合よく組み合わせたりして、お絵かきしてしまう傾向がありますから。
毒物について、私の説は次のとおりです。 ・荏原銀行事件では青酸カリ16gの約1/3をオキシフルに溶かした。 ・中井銀行事件では青酸カリ16gの約1/3をエタノールに溶かした。 ・帝銀事件では青酸カリ16gの約1/3を水に溶かした。 また、検察の結論は ・荏原銀行事件では青酸カリ200mgを水で溶かした。 ・帝銀事件では青酸カリ約16gを水で溶かし、16人に与えた。 というものです。 瓶についての証言は ・荏原銀行事件 (?) ・中井銀行事件 アルコール瓶のような瓶 ・帝銀事件で第1液の瓶を見た人は、支店長代理だけでした(?)。 その記憶に基づき、警官用の手配書?に描かれているのは、無色の角瓶(無色透明良質のガラス瓶)です。 また、そこには「生存者の記憶によるものであるが多少の違いがあるかも知れない」とあります。 平沢の証言より警察は、長崎神社境内ゴミ捨て場で褐色中口100cc入り丸瓶を発見しました。ただし、これは検察による証拠捏造の疑いがあります。 毒物及び瓶についての平沢証言には次のようなものがあります。ただし、これは検察による偽証の可能性があります。あるいは、平沢の記憶違い・嘘があります。 荏原銀行事件 a-1 オキシフルの空き瓶で青酸カリを溶かした。 a-2 青酸カリの空き瓶は台所口から、裏の小川に捨てた。 中井銀行事件 b-1 中井へ行くときもうこれが最後だと思って全部(約16g)溶かしてしま した。 帝銀事件(異なる二つの証言) c-1 中井銀行で作ったものを使った。 c-2 梅干し2つ分ぐらいを全部オキシフルの瓶一杯の水に溶かして持って 行きました 。 そして、平沢の大まかな証言を頼りに、警察は長崎神社境内ゴミ捨て場より褐色中口100cc入り丸瓶を発見したのです。 もし、検察が証拠捏造をするとしたら、どのような瓶なのでしょうか? それは、アルコール瓶のような瓶、あるいは無色透明良質のガラス瓶です。
そして、検事等は発掘した瓶がどのようなものか気づいていません。 それは当然です。検事は、荏原銀行事件は平沢証言(a-1,a-2)で完結しているからです。 1.鑑識への質問 問 この瓶の名称はなんと言いますか この時検事は長崎神社境内の捜査の結果、同境内埋め立てたるゴミ捨て場 より発掘せしめたる褐色の約100cc入り中口瓶を示したるに 答 それは褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶と申します。水を一杯入れれ ば100cc入ります。 普通はコルクの栓か木の栓を使います。 2. 2-1 平沢証言 問 青酸カリを溶いて持って行った瓶はこのような瓶ではないか この時検事は警視庁鑑識課より類似品として提出せしめたる無色ガラス蓋 付き瓶1個を提出せるに 答 これによく似た形のもう少し肩が高く首の短いやつで蓋にはコルクの やつでした。私の記憶ではそして薄茶の色が着いていたように思います。 2-2 平沢証言 問 荏原銀行へ青酸カリを入れていったのはオキシフルの空瓶に違いないか。 答 オキシフル、オキシドールの小瓶の空き瓶に違いありません。 ・・・ 問 その中井で青酸カリを入れていった瓶はこれと違うか。 この時検事は長崎神社境内ゴミ捨て場より発掘したる褐色中口100cc入り 瓶を示したるに、 答 ええこれです。これに間違いありませぬ。そういう風 に口が短くて少 し広い色の着いたやつでした」と供述する。 ・・・ 答 皆で飲んでいた丸の肝油の空き瓶ですね。思い出しました。 しかし、以上は主として「検事聴取書全62回」より抜粋したものですが、 やや異なった記載もあります。 第046回国会 法務委員会 第41号 (昭和39年6月5日) ・赤松委員の発言 ビンは高級な市販してないビン即ち「ビンはとても高級な薬か、医院で ないとない高級なビンだったと言うじゃないか」と言った検事の言一果を 自ら訂正するために「オキシフルのようなビンだったんだろう」と言って 前言を変えてしまい、…… ・精神鑑定全文(東大名誉教授 秋元波留夫) 内村・吉益鑑定 全く記憶がありません。とに角"ごもっとも時代"でしたから、何でも檢 事のいうまゝを自白しました。…… 荏原の時の毒藥瓶もオキシフルの瓶 と言ったところ、"透明な瓶だろう"と言われて透明な瓶を示されたので、 "その通りです"と答えました。 また、昭和40年の鑑定資料では 問 鑑定資料の瓶は市販のオキシフルの瓶か 答 不明 問 鑑定資料の瓶の総容積 答 オキシフルの瓶とすると総容積127ccである。 とあります。 ともかく、検察が証拠を捏造するなら、アルコール瓶のような瓶、あるいは無色透明良質 のガラス瓶です。 また、「皆で飲んでいた丸の肝油の空き瓶ですね。思い出しました。」という証言の偽造 はしないと考えます。 そして、荏原銀行事件に関しての証言にあるオキシフルの瓶からの推論「荏原銀行事件 では青酸カリをオキシフルに溶解して、無毒化されたという」は出ません。 青酸カリをオキシフルに溶かしたという考えが、唯一、荏原銀行事件の銀行員達の証言に マッチするからです。
検事聴取書には、検事は帝銀で用いた瓶がオキシフルの瓶だと気付いている箇所は ないように思います。
帝銀事件(平沢による異なる二つの証言) c-1 中井銀行で作ったものを使った。(証言C-2訂正後の平沢証言) c-2(帝銀では)梅干し2つ分ぐらいを全部オキシフルの瓶一杯の水に溶かして持って行きました 。 検事は、平沢に 問 その中井で青酸カリを入れていった瓶はこれと違うか。 この時検事は長崎神社境内ゴミ捨て場より発掘したる褐色中口100cc入り瓶を 示したるに 答 ええこれです。これに間違いありませぬ。そういう風に口が短くて 少し広い色の着いたやつでした。 つまり、C-2とは思っても見なかったようです。つまり、オキシフルの瓶 というものは、荏原銀行事件での話と平沢が勘違いして話したものと検事は 考えたわけです。 そして、検事の結論はC-1となって裁判に挑んでいます。 しかし、私の考えは中井銀行事件と帝銀事件では別々に作ったというものです。 検事の青酸カリ16g/16人(一人当たり1g)は間違いだからです。 別々に作ったということは、鑑識の考え方、一人当たり300mgと一致します。
発見された褐色中口100cc入り瓶は、オキシフルの瓶です。 また、平沢の証言c-2にオキシフルの瓶というものがあります。 青酸カリ5gをオキシフルの瓶に入れ、水で溶かしたのです。
25 :
前スレ663 :2009/12/15(火) 02:33:53 ID:???
666 :科 ◆bDjY/vSkY2b7 :2009/12/12(土) 09:02:38 ID:???
663
>しっかりした、回答をしなければと思いますが、今日は忙しいので、しばらくお待ち下さい。
>本日中に回答できればと考えております。
じゃなかったの?上にダラダラ書いてるのが回答?自分が
>>663 で聞いたのは
>次に襲う銀行として椎名町帝銀に目を付け(その理由はなんでしょうか)、
と
>もし下見で、帝銀から十分離れていた
>相田宅の状況を偶然犯人が「見かけた」にしても、翌週GHQのジープが来るという
>所までは分からない。やはり、結局GHQから何らかの情報が漏れてしまって
>いたという事に変わりなく意味がないから。科学捜査さんはジープの件は
>どう説明されるのでしょうか?
以上2点だよ。荏原は平沢だろうと放送も書いてるから上のダラ文は無意味。
神社に捨ててあった瓶もずっと前に反論されてて逃げてるじゃん。
26 :
前スレ663 :2009/12/15(火) 02:52:35 ID:???
連投スマソ
前の前スレで火葬が自己宣伝、それをよいしょてパターンが繰り返された。
火葬は宣伝はしたけど、スレ内自演はないと言い張った。どっちでもいいけど、
>>6 で頭の悪くて頑固な正確な時刻厨アゲオジサンがアリバイでまた
ピントのずれたカキコしてるけど、これが回答ってことなの?↓
>「多少事実と異なること」を主張したり、マスコミなどを利用して
>平沢冤罪説を流布しようとしたとしても、不思議はない
不思議だらけだろJK。このコンビはどうしようもない。
30分ずれてるとかじゃなくて、日没が問題だと何度もいわれてるんでしょ。
証言で30分位ずれるのはかえって自然だしさ、前スレで自分(たぶん
が可能なのは5時半って言ってるじゃない。それより4時半も5時も早いんだが。
この二人、単に頭が悪いだけならいいけど、わざとだったらいい加減腹立つ。
仮想と議論しても無駄と何度言ったら。 未遂は予行演習じゃないと言っておきながら、 青酸カリは各事件で3分の1ずつ使ったとか、都合よく解釈しすぎ。 初めから失敗を見越して3分の1だけ使ったわけ?w 前日に下見?前日は日曜で銀行がやってない、問題外。 反論にはマトモに答えず延々と自説反復。話にならない。
>次に襲う銀行として椎名町帝銀に目を付け 何件かあった幸保のうちの一つにすぎない。 >相田宅の状況を偶然犯人が「見かけた」にしても、翌週GHQのジープが来るという 所までは分からない。やはり、結局GHQから何らかの情報が漏れてしまって いたという事に変わりなく意味がないから。科学捜査さんはジープの件は どう説明されるのでしょうか? 帝銀犯行時、犯人の台詞は「赤痢が**で発生。GHQの***。ジープ。消毒」 は、一つのパターンで演出である。
誤字 幸保→候補
>27 梅干し大の青酸カリ16gを持っていたところから、推論したのです。 詳しくは、私の著書をご覧下さい。 ところで、あなたは毒物、3件の事件の犯人をどのように考えているのでしょうか? なお、「前日」を「犯行当日より前に」と修正いたします。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/15(火) 20:14:54 ID:ZgGx/Pip
縁側は庭と部屋との中間にあって、紙障子に畳敷きという和室を、外から吹き付ける風雨から守る緩衝地帯のように広縁の厚い板敷きのスペースで、深い庇の下に張りめぐらせたものである。
http://www.token.co.jp/pr/ad/shoseki/online_book/oshare_house/contents/06/index03.shtml 縁側の機能からして、障子の戸でないと本来意味がない
障子紙が雨に濡れないための緩衝地帯=縁側なわけだから
「近年はガラス戸やアルミサッシ戸の普及により、部屋と縁側の間、縁側と庭の仕切りにそれぞれガラス戸をはめている家が多い。」
近年とは、昭和23年まで遡らない
だから、エリー軍曹は、冬季における練炭火鉢使用のため一酸化中毒防止の目的で
定期的に縁側の障子戸を開けた時、平沢が帰ってくる姿をみて手を挙げて歓呼した
という話なら現実味はある
もうそうであるなら、印象的な出来事であろうから、平沢の妻マサ、三女窕子らが、そのことを強調し帰宅時間に関する記憶の正確さを証明しようとしたはずだ
もし、その場に二人がいなかったということなら、証明力は非常に低い
エリー軍曹が平沢に声をかけたという話は、第三者どころか
妻マサ、三女窕子でさえも証明してくれない、ということになる
歓呼したというのに、誰もその声を聞いていないのか
それでは、エリー軍曹の記憶だけが証拠ということになってしまう
かかる希薄な証拠をもってして、アリバイ証明となるはずがない
本来なら、妻マサ、三女窕子以外の第三者がエリー軍曹の記憶をサポートしなければ証明力が低いのに
妻マサ、三女窕子も、エリー軍曹が歓呼している光景を覚えていない
これでは話にならない
だからこそ、熱烈に平沢冤罪説を主張する人のサイトにも、エリー軍曹が歓呼した話は記載されていない
第046回国会 法務委員会 第41号における質疑で指摘されほど有名な話だから
知っていて、あえて記載していないのである
エリー軍曹の話を切り捨てた方が、時刻に関する「ずれ」を突っ込まれる恐れがないからだ
証言を証拠としたい側は、少しのずれも隠したいものである
ただ、人間の記憶はいいかげなものだから、複合的な裏づけがないと、証拠としては希薄だ
歓呼したのに誰も聞いていない
ずいぶん小声で歓呼したものである
>>包装紙さん 歯科医Nが状況と確立論からして真犯人だと思得る包装紙さんの論拠は判ったけど、 Nが平沢よりも先に重要参考人として警察に引っ張られた後に、速やかに放された 根拠が未解決なんです。 「未遂事件を含む2件のアリバイが確認されたら放すでしょう」という包装紙さんの 論拠は、未遂事件が平沢犯人という推理に則っているでしょう。 再度問いますが、歯科医Nが参考人として警察の事情聴取を受けていながらも、 すぐに放された事、及び平沢帝銀実行犯で押し切った検察が四十年近くも平沢の 死刑執行できない状態のまま放置した事。 この2件についてが、本事件の非公開未解決事項なんです。
>>30 宣伝乙
>>28 自分で書いてて変だと思わない所が不思議。
だって、これだと、
たくさんある候補地うちの帝銀にたまたま行ったら
通り道でもない間家の伝染病を知り(木、金のみ↓)
あてずっぽうで言ったジープが本当に来た?
偶然がきらいなんじゃなかったけ?
>前日」を「犯行当日より前に」と修正いたします。
推理本を書いてるくせに大まかすぎ。
犯行前週の木、金のいずれかしかないよ。相田家の事がわかるなら。
>>31 は読む気も起きない。とにかくこの二人は話にならない。
全てが救う会サイトに書いてないとダメとか、歓呼が小さいとか
問題外。この証言は当然英語だったという想像力もないんか...
歓呼は英語で何と表現したかによるだろ、言葉問題にするなら。
>>30 俺は基本的には和多田本を支持する。放送氏も大体その線じゃないか?
違うのは平沢の関与の深さ(和多田=浅い、利用された、
放送=深い、言い出した)。放送は金の出所を平沢がずっと言わなかった
ことに対する説明がこの方がつくということだろう。
毒物は荏原=塩酸プロカイン、中井=使ってないんでわからん
帝銀=ASHと思ってたが、これについては放送氏の意見をいれて
青酸でもいい。ASHなら平沢じゃないというのは、あくまで単犯で無罪、
再審を勝ち取ろうとした弁護団の戦略に過ぎず、青酸だから平沢
だという火葬の説は間違いというより、思い違い。
あとは和多田本をご覧くださいw
>34 考え方を教えていただきありがとうございます。 毒物が青酸カリで、その量を16g(梅干し大2個)と仮定して、述べます。 検事の見解(=平沢供述)は、荏原銀行事件では青酸カリ0.1gを20名に、帝銀事件では約16gを16名の飲ませたというものです。 青酸カリ16gを持っていたなら、なんで荏原銀行事件では耳かき1杯(100mg)程度しか使わなかったのでしょうか。 また、帝銀事件では、残り全量(約16g)を16人に飲ませて、4名もの生存者が出たのでしょうか。 これについては、成智警視も疑問を抱いてます。 16gを16名、これは一人当たり1gです。青酸カリの致死量200mg から300mgに対して、3〜5倍に相当します。この致死量は、外国の文献からしても大きな問題はないものです。 致死量というものは、ほとんどの人が死ぬ量です。ただし、致死量を0.8gから1gとしている考えもあります。 200mg〜300mgを小動物から推測した量であるという考えもありますが、小動物から推測したものではありません。 小動物からの推測量という曖昧なものは人間の致死量としては用いません。必ず、**mg 〜**mg/Kg(ラット)などのような記載にします。 一人当たり、1gというものは、間違いと考えました。 また、平沢の自供(検事の考え)に「100mg(耳掻き1杯ぐらい)ぐらいを、オキシフルの瓶を洗わずに入れ、 水で溶かした」というものにも、疑問を感じました。このぐらいの量を 60mLから100mLの水に溶かしたら、味・刺激性はほとんどないはずです。 ためしに、塩味がする食塩約100mgを水約50mLに溶かし、飲んでみましら、味はほとんどありません。 さらに、炭酸カリウム、そして刺激性が非常に強い水酸化カリウムを それぞれ、100mgを水50mLに溶かし飲んでみました。 ほとんど味は感じられませんでした。 検事の言う、「荏原銀行事件では青酸カリ0.1gを20名に、帝銀事件では約16gを16名の飲ませた」 というのは誤りです。 ここで壁にぶつかりました。
銀行員の証言に「色はお茶を薄めたような色、味は苦い」とあります。 なにが入っているにしても、ある程度の量が必要であると考えました。 また、平沢の証言に「オキシフルの瓶に瓶を洗わずに入れ」とありました。 私は子供の時、消毒薬オキシフルをよく使っていました。また、ヨードチンキやその他の薬も用いました。 当時は、今と違い独特の味があったのです。 そこで、ふと「オキシフルを味付けとして用いた」のではないかと考えました。 オキシフルは、強力な酸化剤です。これなら、青酸カリは分解するはずです。 分解後のことを考え、味の推測をするため、炭酸カリウム5gを水100mLに溶かしました。苦い味がしました。 仮に(あくまでも仮にです)、青酸カリ5gをオキシフルで溶かした場合、 無毒になり、オキシフルの刺激性がなくなる量を計算しました。この場合、オキシフル87mLになります。 そうすると、色の説明がつきました。鑑識の証言に、青酸カリは古くなると着色するとあります。 青酸カリ中の不純物を考え出しました。それは、製造法などからして、シアンと第1鉄との化合物と考えました。 これなら、初めは、無色で、オキシフルにより酸化され、酸化第2鉄が出き、着色します。 「青酸カリを、味付けとしてオキシフルに溶かした」と考えて、事件をながめると、次のようなことがあります。 ・「この薬は相当強い薬ですから歯に付くと歯のほうろう質を傷めますから一度に咽の奥の方に 注ぎ込むようにして飲んで下さい。そして、2分経ったらこの中和の薬をうがい するようにして飲んで下さい。そうすれば歯は大丈夫です。」という平沢証言がある。 私もオキシフルを飲んだら、歯を痛めるような気がする。 ・中井銀行事件では、犯人は小切手?にエタノールを掛けたという鑑識の証言 がある。また、銀行員の証言では、瓶はエタノール瓶のようなものだったとあ る。オキシフルを使い終わったら、次に使うのは、家庭にあるものでは消毒用 エタノールである。ともに、消毒薬であり、味がするものである。 ・帝銀事件での青酸カリ使用量は、東大及び慶大も300mgと言っている。 これは、16人では総量4.8gであり、つまり約1/3である。 以上が、私が述べた「荏原銀行事件ではオキシフル、中井銀行事件ではエタノール、 帝銀事件では水を溶解液に用いた」という理由です。 また、3件の事件があり、平沢の証言で「中井銀行事件ではもうこれが最後 と思い全量をとあります。青酸カリ16gは3件の事件で全量を使ったと考えま した。これが、荏原銀行事件で1/3を使ったという理由でもあります。 出来ましたら、発言者を特定したいので、名前を付けていただくとありがた いのですが。
これほどの大それた凶悪事件で、帝人の前に、2件も予行演習とは考えられません。 佐伯説では、歯科医Nに騙された平沢が・・・とあります。 最初から本番ではなぜいけないのでしょうか? この点がいまいち分かりません。
37 誤 帝人 → 正 帝銀
39 :
33,34 :2009/12/17(木) 08:38:46 ID:???
>>37 本当に読まない人だなあ。
火葬氏が予行演習だと思っていないのに、何で薬の量を3で割るのか?
と言ってるんで、俺が予行演習だと思ってるてことじゃないよ。
和多田本を支持と書いてるでしょ。和多田本は予行演習説じゃない。
放送氏も違うでしょ。だれも、俺も、予行演習とは思ってないって。
他人の書き込みや本を読まないから、こういう堂々巡りになる。
それより
>>33 に答えて欲しい。こんな偶然が立て続けに続くと考えるより
GHQから漏れてたと思う方が自然なのに、
そうだとしても平沢実行もありえるのに(犯人が知ってたってだけの話)、
なんでそんなにGHQからは絶対に漏れてない、下見で見た
と必死になるのかわからないと言ってるわけだよ。
自分の説が否定されるのは絶対イヤだ、反論はスルーじゃだめでしょ
佐伯本を丸々肯定してる人なんかいないよ
でも佐伯本のある部分が否定されるから平沢黒ではないと考えるのが普通。
40 :
33,34 :2009/12/17(木) 08:42:18 ID:???
佐伯本のある部分がおかしいことイコール平沢黒 ではない という意味。
>GHQからは絶対に漏れてない、下見で見た。 ジープで行く場所を当日決めるとあるので、組織的閑与はないと考える。 そして、携帯電話のない当時、当日の行き先は連絡が難しい。漏れることは ないと考える。 現在の貨幣価値で1000万円ぐらい(?)のお金を、青酸カリを用いて 組織的に行い、多くの人を殺してまで奪うとは思えない。 >火葬氏が予行演習だと思っていないのに、何で薬の量を3で割るのか? 私は、3件とも本番で、そのうち2件はたんに失敗しただけだったと考えます。 >たくさんある候補地うちの帝銀にたまたま行ったら通り道でもない間家の伝染病 を知り 中井銀行事件でも、前もって駅より遠いところを下調べしています。 また、当時の法定伝染病の発生件数は非常に高く、患者数で言うと 昭和22年 赤痢 39,219 腸チフス 17,809 昭和23年 赤痢 14,665 腸チフス 9,486 です。 これは、患者数であり発生件数ではありません。また、豊島区の人口、 疑似を加味しなければなりません。 しかし、豊島区の衛生関係(保健所?)では、当日、GHQと打ち合わせ 行く場所を決めていたとあるように、発生件数は多かったと考えます。
>佐伯本のある部分がおかしいことイコール平沢黒ではない。 佐伯本での 1.毒物はアセトンシアンヒドリン 2.歯科医Nが事件に関与している ということでの、1は誤り、2は歯科医Nは事件に関与していることは証明 されないということである。
>佐伯本のある部分がおかしいことイコール平沢黒ではない。 私も、「佐伯本のある部分がおかしいことイコール平沢黒ではない」という考えに 立っています。 佐伯本での 1.毒物はアセトンシアンヒドリン 2.歯科医Nが事件に関与している ということでの、1は誤り、2は歯科医Nは事件に関与していることは証明 されないということである。「証明されない」と書きましたが事件に関係ある ものは何一つないということです。 ただし、人相が犯人と似ていることは確かです。また、平沢とも似ているようです。
食事しながら、なおかつ、テレビを見ながら書き込みをしていて、 また失敗しました。二重に書き込み、申し訳ない。
45 :
33,34 :2009/12/17(木) 10:19:02 ID:???
ダメだこりゃ。先ず和多田本嫁。GHQ内部では前の週に目星をつけるんだよ。 区役所に言うのが当日ってだけ。 >組織的閑与はないと考える。 組織的関与なんて言ってない、情報が漏れただろうと言ってる。 >患者数であり発生件数ではありません 伝染病なんだから、当然、患者数>>>>>>>>発生件数、中学生でもわかる。 つ件数は患者数よりはるかに少ない→偶然見かける確率はこの数字より下がる。 ほんとに理系なのか... 中井は平沢がしょっちゅう行ってた所。下見じゃなくても通ってる。 大きな数字を出すのではなくて、冷静に考えればわかるでしょ。 365分の2日なんだよ。それよりはず〜〜〜〜と可能性が高い、 GHQからの情報漏れを、何故そんなに必死に除外するのかって話。 >2は歯科医Nは事件に関与していることは証明 >されないということである。 平沢だって証明されないから問題になってるわけでしょ。 証明を言ったら何にもならないでしょ。 そも、この自分の書き込みが、真上に自分が引用してる質問に対する 返事になってると思うの?だとしたらほんと議論にならない。 佐伯本におかしいとこがあるイコール平沢黒にはならないでしょっきいてる。 それに対して、 佐伯本のおかしい所と自分が思う部分をまた書いたら永遠ループでしょ。 そう思わないかなあ。GHQ外しの執念もそうだけど、不思議でしょうがない。 わざとなの?
46 :
33,34 :2009/12/18(金) 02:26:06 ID:???
↑一行目を、GHQ内部では前の週に目星をつけたんだよ。 つける、だと毎回てことになるから。 に訂正しとく。判ったのは前の週の水か木。 そこで次の日の予定を決める。しかしアーレンは週後半は東京に来ない。 自動的に月曜日となる。携帯は不用。区役所には突然だがGHQ内部は違う。 だからGHQ内部から漏れた、これが和多田本の推理。 月に判れば火曜、これは前日。でも相田家の場合は水曜発生だから違う。 ここまで和多田本は調べてる。365分の2よりずっと確率が高い。 自分の本で他の本を否定するなら、ちゃんと読んでからすべき。
>>44 仮想は言ってることは無茶だが、憎めないな
二重書き込みって、結論が違うから桶だよ
あと 食事しながらテレビみながら書き込みてどういう体勢だよ
実は理科大中退28歳ニートだったりしてw
>>18 なるほど。勉強になります。図書館で縮刷本でしょうか。よく調べて
いらっしゃる。大臣官房まではわりと早く上がっていたわけですね。
仙台送りが中垣大臣時代なのは間違いないので、ここで何らかの指令が
あったのでしょう。仙台送りは矯正局だけの判断ではないから。
>>34 まとめて下さって有難うございます。大体そういう感じです。純粋に私の
オリジナルな発見や考えなど、実はありません。また、公判でそういう
ものがある、あるべきとも思わないのです。とにかく事実のみに
導かれてというのがあるべき姿かと思います。それを教えてくれるのが
調書(作文であることもありうるという視点も持った上で)、公判
、捜査記録、こういう著書。この事件を知りたいという人にどれか一冊進めるとしたら、
和多田氏の本です。佐伯氏のものに負う所が多いものの、ジャーナリスト
としてのフィルターがかかっていて、比較的冷静でバランスが取れている
と思います。ただ、結論(めいたものに)および事実の解釈に賛成できない
所はいくつかあります。具体的に言うと、以下のような部分です。
文庫版152p『考えられるのは、進駐軍の何らかのセクションが日本人を 使って犯行を実行させたか、それとなく助けたかである。いずれにしても 絡んでいたことは事実であろう』(一部省略) これは論理的におかしい。和多田氏(達)は歯科医が椎名町帝銀の実行 犯と考えているわけだから、順序として、歯科医とGHQの関係に言及 しないと、これはいえない。GHQからの情報漏えいがあったことはほぼ 間違いないでしょうが、『日本人を使って犯行を実行させた』事はない と思います。「犯人(達)がGHQの情報を使って犯行を実行した」のだと思います。 平沢氏が国家権力の犠牲者であるとか、国家の犯罪である とか、国家(というもの)に対するスタンスが私と違ういうことでは なくて(私はそういうものを明言できる形では持っていません)、そういう バイアスは排除すべきだと考えます。 個々の賛成できない部分を列挙していくと長くなるので、一言で言うと、 和多田氏は「歯科医グループ」の犯行(*)と考えていて私は「平沢氏グループ」 の犯行と考えているということでしょうか。(未遂も含めた一連の事件がという意味です) *こういう言葉は本の中にはでてきません、平沢氏が踊らされた、操られた という形になっています、対比をはっきりさせる為に便宜上私が作ったもの であることを断っておきます、
>>32 歯科医が『重要』参考人という意見にそもそも私は頷けません。
これも和多田氏(達、つまり佐伯氏も含む)の著作からでしょうが、明らかに
矛盾しています。
何故なら、ずっと後年になって彼等自身が歯科医の首実験をしています。
その証人が歯科医と会ったのは初めてである事は明らか。ということは、
事件当時の取調べでは面通しを行っていない。重要参考人という言葉の
定義にもよりますが、一般論としては違うのではないでしょうか?
少なくとも、「面通しは必要ないと捜査陣が判断した程度の参考人」
であったというのが、事実だと思います。言葉に振り回されないように
した方が良いと思うのです。特に佐伯氏には、極端な言い回しがあるので。
科学捜査さんもそうです。本を書く人は、これは自分による新説だ、
これを世に問いたい、という自負、悪く言えば気負いがあるのかもしれません。
後年、書かれた物、言われた事、書いた人の人格、精神的な傾き、それらは
60年前に起きた事実を1ミリも動かしません。
事実を淡々と考えれば、上記のように考えるのが合理的な道筋では ないでしょうか。繰り返しますが、捜査陣が重要参考人として考えた から歯科医が犯人の可能性が高い(和多田氏達にはこういう含意があり、 それがこの言葉に現れたのかもしれません)とわけではなく、また、 逆に重要参考人として呼ばれたのではないから、歯科医は無関係でも ない。ただ、単に警察が当時そのように判断したという事に過ぎません。 そしてその判断は本当に往々にして間違えるのです。任意一発で逮捕、 起訴まで行かないというのは、ありきたりのことです。 むしろ注目するのは、歯科医が平沢氏よりも早く呼ばれていた ことです。歯科医と平沢氏に親交があったことは、ここに居る皆さんは 知っている。金銭的なやり取りもあった。共犯だったら、当然その話は 平沢氏に入るだろうというのが一点。もし、仮に後で強奪した金の分け前を 貰おうと(広い意味で自分にも回ってくると)歯科医が思っていた としたら、その時期はとりあえず伸びたでしょうね。そして、その内に 平沢氏も名刺班の刑事達経由で小樽署員から取り調べを受ける。この時点で、 そういう事は無期延期でしょう。付け加えれば、もし歯科医が実行犯なら、 取調べを受けたときに、強奪した金が自分の手元にないことを、やはり こうしておいてよかったと思うかもしれませんね。(推測です)
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/19(土) 07:21:58 ID:dOb6JQQa
過去の事件について再検証する際重要なのは、「事実認定」である たとえば、 「エリ−軍曹が遠くに帰宅途中の平沢の姿をみて嬉しくなり、思わず平沢の名前を呼んだ」 という話が事実として認定可能かどうか、再検証するわけである 本人の主張だけで事実として認定可能かといえば、それは無理である 平沢と親しかったというだけでなく、人間の記憶が不確かだからである そこで、いろいろと検証しなくてはならない 通常、遠くにいる人間に声をかける時、かなり「大きな声」になる つまり、この場合「声をかけた」のが事実なら、少なくとも平沢の妻マサ、三女窕子らが、その声を聞いているはずである かりに、二人が聞いていたなら、刑事に平沢帰宅時間について質問された時、まっさきに思い出すはずである 他に印象的出来事がなかったわけだから もし二人が刑事に、その出来事を話していたなら、エリ−軍曹の話も真実めいてくる もちろん、平沢への嫌疑がかかる前に、それとなく質問したら、そのような返事がかえってきた、というような場合であるが それに関して「冤罪説サイトに記載がないから駄目」ということではなく 「冤罪説サイトでさえ、エリ−軍曹が中野駅からくる平沢に呼びかけた話を裏づける証言を平沢の妻マサ、三女窕子らがしたと記載されていない」、それ故、そのような事実はないのだろう という話である。なにしろ、冤罪説に相当有利な材料であろうから 他のサイトに記載があるというなら、それでも問題ない、別に冤罪説サイトに記載されていないから事実でないという話をしているわけではない 重要なのは、平沢が中野駅に下車した時、何故エリ−軍曹は中野駅方向をみていたのか、である 平沢がその時刻帰宅するのを知っていたのか、それとも中野駅方向をみるのが癖だったのか たまたま遠くに見かけた人影を簡単に知人と認知できるものではない ある程度予測しているから認知できるものである たとえば、三女窕子が「もうそろそろ、お父さん帰ってくる頃だけど」とでもいい エリ−軍曹が中野駅近くで電車が通る音を聞きつけ 「たぶん、この電車で帰ってきたよ」 といい、縁側の戸をあけ、中野駅方向を見ると平沢の姿を認知し 「平沢さん」と大きな声で呼びかけた というような証言が三女窕子からあったのか そのような証言があったと、どこかのサイトに記載されているのか、という話である もし、そんな証言があったら、真っ先に冤罪説サイトに載っているだろう、という話である 当人にとってのみ事実である話は、事実として認定されない 何かの出来事が事実かどうか検証するためには その前後の事実関係を検証する必要がある そこに至るまでの、関係者のあらゆる動作を検証し、出来事の後、 個々の人間がどのような動作をしたか、検証し すべてに整合性が確認されれば、事実として認定される可能性がでてくる 再検証するとは、このようなことであって、エリ−軍曹が嘘をつく理由について考察してみても 嘘をつく理由は千差万別であり、人それぞれ、 自分でも「何であの時、あんな嘘をついたのだろう」などということは、よくある話だ
>そこに至るまでの、関係者のあらゆる動作を検証し、出来事の後、 >個々の人間がどのような動作をしたか、検証し >すべてに整合性が確認されれば、事実として認定される可能性がでてくる ・・・・ え〜と 上げおじさんはスルーでいいと思うに15億北朝鮮リラ
>>32 >再度問いますが、歯科医Nが参考人として警察の事情聴取を受けていながらも、
すぐに放された事、及び平沢帝銀実行犯で押し切った検察が四十年近くも平沢の
死刑執行できない状態のまま放置した事。
この2件についてが、本事件の非公開未解決事項なんです。
私達が常に排除しようと心がけているのは、他に犯人らしき人間が居ないから、
この被告人、被疑者が犯人なのではないかという予断です。そういう予断
は、これだけの犯罪を犯したものは罰せられるべきだという(自然な感情)、
ある種の応報感情に裏打ちされています。。
>>32 さんがそういう予断をお持ち
だといっているわけではない事をご理解ください。裁判員裁判の(危惧される)
問題点はここです。私達はとりあえず、今現前にある訴因のみに注目します。
こいつが犯人でないなら誰が犯人なのだという問いは立てません。
裁判員裁判で、少なくとも一名の裁判官(プロ)が有罪と認めなければ 有罪判決が出ないというルールが決められているのは、これが理由です。 帝銀で言いますと、先ず平沢氏だけが問題です。私の意見をもう一度書きます。 1.平沢氏は帝銀実行犯ではない。(ほぼ確信) 2.未遂は平沢氏が実行した可能性が高い。(1.に比べれば確信は薄い) 1.と2.の(類推)から(あくまでも1.2.が正であることを条件にして) 3.椎名町帝銀は歯科医が実行したのではないかと、あくまでも、『類推』 する。根拠は、平沢氏と利害(金銭)を共有、やりとりする立場であった こと、歯科医であること、GHQとも付き合いがったこと、従軍経験があり 所属がはっきりしないこと(特務機関員だったことを窺わせる)、人相が 似ている。全て曖昧、薄弱なもので、しかも 1、2、が正であった場合の類推としてしか、歯科医が犯人であるとは 言えません。アリバイも潰しようがない。包括的な根拠を挙げる と、平沢氏(あるいは同一人物)のまわりに、これだけの犯人適格性を 備えた人間が二人以上いるという偶然は考えにくい(私は偶然が嫌いです) というだけです。これも1.2.が正であることが条件。先ず、平沢氏ありきです。 こんな風なので、歯科医がすぐ放免されてもそんなもんだろうなと思うだけです。 私は、どなたかに「じゃあ、誰が犯人と思うのか」と訊かれるまで、歯科医 の事は持ち出しませんでした。起訴は勿論逮捕さえされるべきでないと 書きました。どなたかが執拗に名前を言えという書き込みをされた時も 言うべきではないと書きました。上記のように思っているからです。
じゃあ、先に歯科医が捕まっていたらどうなんだ?(この場合、歯科医からの
類推として逆に平沢氏の未遂実行が炙り出されてくるかもしれません)
事実先に調べられているではないか、何故、捕まらなかったのだ?
という事を
>>32 さんは聞きたいのだと思います。これには以下のように答えます。
逆から考えてみます。歯科医を任意で調べて、そのまま逮捕、拘留
までできる要素、根拠、きっかけ、はなんでしょうか。あるいは、こう問うても
いいです。当初、捜査陣が持っていた逮捕に繋がる証拠はなんでしたか?目撃
証人達は記者達にもつれまわされ引っ張りだこでした。だれかが似ていると
言い、誰かは違うという。人相は当てにならないというムードは割りと初期に
漂っていました。凶器もはっきりしない。物的証拠は松井名刺だけ。状況証拠は特務部隊を思わせる口上と
GHQからの情報漏えいだけです。前者は歯科医は勿論パスです。後者は調べ
られたかもしれない。あるいは、そこからの類推で引っ張られたのかもしれない。
歯科医を調べていたグループが引っ張ったと思いますが。
それを調べようと思う前に、挨拶のようにアリバイを聞きます。
アリバイというものに関して、相変わらず誤解されている方がいらっしゃい ますが、ないから(説明、立証できない)から有罪なのではなくて、あったら その場で放免なのです。3つの事件があり、どれかにしっかりしたものが あり、なおかつ、当時警察が持っていた非常に手薄な証拠にひっかからな ければ放すと思います。3つの事件全部にアリバイがあり、なおかつそれを 覚えているというのは、私達にとってはかえって不自然です。むしろ、う〜ん、 1月26日(帝銀)はなにしてたかな、19日(中井)の時は県庁に言ってました (例えばです)という風であれば、むしろその方が自然で、わかりました、今日は ご足労さまでしたと帰すことはあります。 では、平沢氏は何故、逮捕、拘束されたのか?名刺を渡され、もって居なかった うちの一人だったからでしょうか。そんなことはずっと前に判っていたけれど、 ずっと野放しでした。アリバイも禄に調べない。もちろん面通しもなし。 扇子です。
この扇子に私は拘りますが、実際にはどうということのないものです。 裁判でも決め手にはならない。私が弁護人だったら一蹴します。それは 虚言癖がありおしゃべりだった平沢氏の戯れ言だったと言えばおしまい。 しかし、そうはならなかったし、私も平塚氏の立場だったら、同じように こいつは怪しいと断じます。そういう嘘は逮捕に踏み切る心理的なきっかけ になります。特に当時は今よりも逮捕の基準が緩かったでしょうから。 (この時点では虚言については刑事達は認識していなかった) その前に平塚氏は、平沢氏が、すらすらっと盗まれた 財布に入っていた、と答えた時点で怪しいと思っていたはずです。 (私もそう思います)そういう偶然、ああ、あの名刺は財布の中に 入れておいたという偶然、それを覚えている偶然、盗まれたという偶然。 これが逆にあれ、どこだったけかなという方が自然で私は気に入ります。 平塚名刑事もきっと同じだったでしょう。掏りが扇子入れていったと平沢氏 が言い、扇子の線をブツに執念燃やす刑事が追う。理由は当然、その盗んだ 犯人が荏原に来たかもしれないから。調べてみたら、実はそれは平沢氏の だった。こいつを引っ張ろうというきっかけです。このきっかけがなければ、 平沢氏ですら放免でした。名刺が何らかの形で犯人に渡り、犯行に使用 されたこと、これだけが確かなことだったのだから。そしてそれは、後になって 冷静に考えれば、実行犯持ち回りということもあリ得る事に考えが及べば、実は荏原 だけに係わるものだった。
>>32 >何故なら、ずっと後年になって彼等自身が歯科医の首実験をしています。
>その証人が歯科医と会ったのは初めてである事は明らか。ということは、
>事件当時の取調べでは面通しを行っていない。
これはおっしゃるとおりだと思います。
参考まで下記の記事をご紹介いたします。
これは、平沢氏の最終判決当日の記事(読売新聞 1955年4月6日)ですが、
生き残りの四人の方のコメントが載ており、以下は預金係のMさんのものです。
------------------------------------------------------------
「今でも犯人とは思えぬ」
いまでも平沢被告は真犯人でないと思っている。
私は犯人を正面から見ていた。(中略)
四十四、五歳の鼻筋の通った弱々しい感じの人で
落ち着いて”歯のホウロウ室をいためると
いけないからひと息で飲んで下さい”といかにも医者らしくいった。
容疑者として三十人ぐらい面通ししたが
いずれも前科何犯といった一目みて犯罪者らしい人ばかり、
この中では平沢被告が一番犯人に近いとは思うがやはり感じは違う。
-------------------------------------------------------------
写真はもっと多かったと思いますが、
いわゆる面通しはたった三十人くらいだった、ということです。
ほんとうに「重要」容疑者であれば、当然、Mさんと面通しさせられているでしょうね。
あと、これは余談ですが、 佐藤正さんという方が書かれている関連本には、 ”軍関係に出入りしている都内某歯科医”が有力容疑者として 捜査線上に現れた……ウンヌンという記事(時事新報)が紹介されてます。 佐藤さんはこれを佐伯説でいうところの 「不思議な歯科医」だと同定されているようなんですね。 ただ、私見では、これも実際のところは、よく分からないんですよね。 佐伯氏が示唆されている取調べ時期ともズレてますし。 いずれにせよ、そこまでの重要容疑者でなくとも、 当時の警察が日本歯科医師会会員のようなリストをもとに 「東京都内」の「40代〜50代」の「歯科医」を絞り込んで、 片っ端から周辺捜査したであろうことは想像に難くない。 そして、某氏がそのうちの一人として、 任意で調べられたことは十分にありうると思いますし、 上記の絞込み条件からみても、それは、不思議なことでもない、かと。 もちろん、この人がまったく帝銀事件と無関係だとしても、です。
アンカーミスにて以下、補足。
>>59 は、
>>50 の法曹関係者殿に対してのコメントでした。
>>60 今日は筆を滑らしてみます。事実だけを淡々と見た(つもり)上で、
この事件が複数犯、実行犯持ち回りだと一旦結論づけて後での、
推論だと思って読んで下さい。証明してみろと言われても無理なので、責めないで下さい(笑)
>「東京都内」の「40代〜50代」の「歯科医」を絞り込んで、
片っ端から周辺捜査したであろうことは想像に難くない。
歯の琺瑯質を傷めないように、との如何にも歯科医を思わせる口上を使って
歯科医が犯行に及ぶのではあまりに芸というか策がない。荏原も中井も
予行演習では勿論ない。@歯科医と思わせてぼ〜っとした画家がやるとこが
味噌。名刺?A盗まれた事にして盗難届けを出しておけばいい。2度失敗した
時点で、歯科医が、しょうがない俺がやりましょう、B実行犯を替えましょう、
アリバイの説明が二人ともつくから。
Cやった後で金を自分が持っているのではしょうがない。
平沢さん、元々の言いだしっぺは金に困ってた貴方だ、
貴方が持ってなさいよ。私には未遂2件に完全無比なアリバイがある。
荏原、中井で成功していれば、東京と言わず全国の歯科医師名簿を洗っても出てこない。
浅はかな犯人達(犯罪者は浅はかです)が思いついた、トリックらしいトリックはこの4つ。
Bは効いた。また、意外に最後のCも効いた。結局決め手になったのはこれだった。 冤罪派で有名なM弁護士も、ここの書き込みも、平沢氏が出所不明の金を持っていた事を 決め手(不安材料にしました。しかし、冷静に考えれば(単独犯の呪縛から自由になれば)、 実は実行者がそのまま金を持つ事はむしろ不自然。 場合によっては、いや多くの場合、複数犯のメリットというのは、犯罪の果実 (この場合、金)を実行犯がほとぼりが冷めるまで享受しないことです。 平沢氏は自分が入れた金が盗んだ金額に足りない事の説明を自供中ですら説明 できなかった。二人に恵んでやったという舌足らずの説明をし、相手の為に 言えないといったり、自分のために言えないとも漏らしたりする。 実行犯は逃げ切った、平沢氏は執行されなかった、大量殺人犯としての汚名を 司法から着せられたが、市井の人々、ジャーナリズムによって実質的に その汚名を雪いでもらった形でその人生を終えた。司法も、冤罪派も、 上記4つの考えてみればあまり利口とは言えないトリックに引っかかったのかもしれません。 (推測です。さしたる自信はありません)
帝銀は実行犯でないという多くの意見があるが、平沢実行犯説の人が少なく、あまり反論が出来ない 状態になっています。 とりあえず、相沢宅情報・GHQ情報漏洩について述べます。 佐伯氏の著書には次のようなことが書かれています。 1.歯科医Nは、帝銀事件の犯人に似ている。 2.毒物はアセトンシアンヒドリンである。3件の事件で、GHQの存在をにおわ せていた。アセトンシアンヒドリンを入手できるのは、731部隊関係者、 登戸研究所、あるいは特務機関員しかいない。犯人は、ほうろう質という 特殊な用語を用いていた。また、ピペットの基本的操作を知っていた。 そして毒液を均等に分けることが出来た。歯科医Nは医大卒業者名簿に載って いない。特務機関員に違いない。 3.会話で、帝銀事件のことを言うと怪しい反応を示した。そして、歯科医N は佐伯氏に怪しまれたため、歯の治療で、ヒ素を用いて佐伯氏を殺そうとした 。後に、毛髪検査をしたところ多量のヒ素が検出された。 歯科医Nは犯人に間違いない。 4.だいぶ事件から経過したとき、歯科医N・金屏風のことを平沢に聞いたと ころ、平沢は認めた。 こんなところだろうか。 1.歯科医Nは、帝銀事件の犯人に似ている。また、平沢は歯科医Nに似ている。 2.異論はあると思うが、毒物はアセトンシアンヒドリンではない。犯人は、 ほうろう質という特殊な用語を用いて、ピペットの基本的操作を知っていた。 これはたんに、高校理科課程での知識のものである。毒液を均等に分けること が出来た。これは、先の荏原銀行事件で犯人は均等に分かれことが出来なかっ たため練習したと考える。3件の事件すべてにGHQ指揮下で行っているような ことを話している。2件の事件と帝銀事件とで特別異なったものは、帝銀事件 では、犯人は相沢宅のことを知っていたことである。 3.ヒ素が検出されたことは、歯科用医薬品に大量のヒ素を含むものがある。 4.平沢は、歯科医Nのことを聞かれる以前は、すべて適当な人の名前を言っ ていては、検察から反論されていた。聞かれれば、当然、歯科医Nに金屏風を 売って得た金だと答えるに決まっている。(冤罪説の方には反論がある箇所 であるが。)
しかし、歯科医NとGHQを直接結びつけるものはない。 ・GHQ関係者が所有していた虎の絵の金屏風と平沢と結びつけるものは、何一つ 確認出来ていない。 ・歯科医大職員は歯科医Nのことについて、住所が確認できなかった(名前が 載っていなかった)ことは、よく承知していた。歯科医Nが疎開したままで あったため、住所が確認できていなかったからではないか。 つまり、歯科医NとGHQ、あるいは豊島区保健所(?)との関連が分からなけれ ば単なる推測の域を出ない。 週に定期的に豊島区保健所(?)にGHQが来るなら、豊島区では月当たり数 件の疫病が発生していたと考える。 平沢は、13件の銀行の下見をしたと言っている。また、中井銀行事件では 2度ほどの下見をしたことが分かる。つまり、帝銀事件で2度の下見(犯行よ りだいぶ前と犯行より少し前の2度)を合わせると、計17回ほどの下見をし たことになる。 期間を1ヶ月、場所を豊島区で限定して考えると、ひと月に数件の疫病が発 生していて、豊島区内で17回下見したなら、どこかで誰かの家で疫病が発生 していたことを見つけることは、それほど確率的にあり得ないものではないと 考える。 これは、期間を延ばして、場所を拡大して、月を数ヶ月にわたって考えても、 月当たりの下見件数が減るものの総下見件数は同じであり、また、人口当たり の発生件数は同じとすると場所が拡大しても歩き回る面積は同じであり、確率 的には上記の考えと同じである。
2件の事件は、平沢が騙されて行ったと佐伯氏及び和多田氏も考えている。 和多田氏の著書を読む限り、やはり、平沢は騙されたことになる。 毒物が青酸カリなら、大量殺人事件で予行演習を2度もやるという考えは、 お笑いぐさである。
67 :
33,34 :2009/12/22(火) 06:28:45 ID:???
>>65 >平沢は、13件の銀行の下見をしたと言っている。
これは平沢が自供をしている時の話でしょ?当然そうだよね。
自供はしたが真実は違うんじゃないかという話をしてるのに
自供した時の言葉を持ち出してどうすんのよ。
だったら平沢は一度は自供したから平沢が犯人で終わりだろう。
ほとんどの冤罪は一度は自供してる。自供したから犯人つうだったら
毒物が何だろうが関係ない。
誰かが知力が足りないと言った、
自分はそこまでは思わないし言わないよ
でもこういう無限ループが続くとそういいたくもなる。
わざとだったら腹立つ。
68 :
33,34 :2009/12/22(火) 06:38:09 ID:???
>帝銀事件で2度の下見(犯行よりだいぶ前
一番初めは前日(日曜日)と書き指摘されて訂正。
今度は犯行よりだいぶ前っていうの??
中井より前なの?
中井は予行演習じゃないわけでしょ
これも何度も言っているけど皆そう思ってるんで
>>66 みたいな意見はもういいよ、無意味に空回りしてるだけ
中井で成功したらそれで終わりなのに、中井の前に帝銀も見たの?
でもいくらみたって、前週の水、木しかないから確率は変わらんよ
も一度聞く
より可能性が高くてすんなり行くGHQから話が出てたというのを
どうしてそんなに必死になって否定するわけ?
>中井は予行演習じゃないわけでしょ これも何度も言っているけど皆そう思ってるんで 今後、毒物は青酸カリ、荏原、中井は本番として発言します。 >可能性が高くてすんなり行くGHQから話が出てたというのを どうしてそんなに必死になって否定するわけ? GHQが知っていたとしても、誰に関係があるのでしょうか?
そうすると、相沢宅の情報が分かったのは、次のうちのどれかである。 ・平沢が、犯行以前(当日は除く)に下見をして見つけた。 ・GHQの誰かより、帝銀事件に関係する誰かに情報が漏れた。 ・豊島区保健所の誰かより、帝銀事件に関係する誰かに情報が漏れた。 誰なんでしょうか? 想像は、いくらでもふくらむようです。
71 :
33,34 :2009/12/23(水) 02:41:10 ID:???
69と70 >GHQが知っていたとしても、誰に関係があるのでしょうか? GHQが知っていたってどういう意味なの?GHQは知ってるに決まってる。 それが漏れたかどうかって話をずっとしてたんだから、GHQから漏れたとしても と書かないとダメなんじゃない? もういい。話になんない
>>63 そうなんですよね。確か15万のうち4、5万足りない。
こういのって追求されないのでしょうか。
単に平沢の取り分が3分の2だったという可能性もなくはない。
>>49 >一言で言うと、
>和多田氏は「歯科医グループ」の犯行(*)と考えていて私は「平沢氏グループ」
>の犯行と考えているということでしょうか。(未遂も含めた一連の事件がという意味です)
なるほどねえ。ちょっと背筋が寒くなるまとめですね。仮想も意地貼らず認めればいいよ。
放送氏も平沢が犯人と言ってる。青酸カリだから、精神異常だから
平沢が犯人だ〜(キリ)というのと実質的に同じ意見。ただ帝銀は平沢じゃないぞ
と言ってるだけ。それだと人相もアリバイもクリアできる。仮想みたいに
反論から逃げ回る必要もないし。
科の駄文はいい加減うんざり。 これだけ中身がないことを、さも学識ありそうな ゴテゴテ粉飾で誤魔化した文章というのも珍しい。 初心者は騙せても、事件の経緯について詳しい このスレの住民はその手には乗らないだろう。 事件関連本を読んでみて(科のクズ本は除く)、 佐伯本が自分の推理に最も近いと思っていたが、 包装説はさらに説得力があるように思う。 平沢は、和多田・佐伯説がいう「主犯に嵌められた 気の毒な冤罪被害者」などではないだろう。 平沢が金の出処を最後まで明かさずに死んだ理由が、 これでは合理的に説明できない。 平沢は、二件の未遂事件だけでなく、帝銀本番にも 深く関わっているのだろう。 当日、相田宅のジープを確認し、帝銀に行き見張り役 を担当しているはず。 さらに、阿鼻叫喚の行内に主犯と入替わりに入り、 現金を奪って逃げたのが、他ならぬ平沢本人だと思う。 平沢が、死ぬまで明かせなかったあのカネは、すばり 自分が帝銀事件現場から奪って逃げたそのカネだからだ。 金の入手先について真実を告白するということは、平沢自身が 帝銀事件の共同正犯だったことを明かすことであり、即ち 死刑台直行となる。 平沢が天寿を全うするのは、「救う会」の「完全無罪冤罪説」 に乗っかり、「可哀想な冤罪被害者」を演じることしか方法は なかったはず。 残念なことに、ことは平沢の思惑通りになってしまった。 この責任は第一に米軍と日本の捜査当局が負うべきであり、 それを裁けなかった司法当局もむろん同罪であり、 平沢の嘘に振りまわされ続けた「救う会」とマスコミにも その一端はあるだろう。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/24(木) 22:49:23 ID:9nKT1xxz
エリー軍曹が謀略の背景組織に接触があったとしたら。。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/25(金) 00:15:56 ID:/lBzT4iS
「罪悪感の共有」こそが「共犯の条件」である 帝銀事件の場合、「十数名殺害の罪悪感」の共有こそが「共犯の条件」となる また、実際十数名同時に薬を飲ませるには、複数の人間で手分けして行った方がよい まさに、その時共犯の必要性がある その点からして、帝銀事件における共犯の存在は排除して間違いない 来年は帝銀事件の真相にせまる年となることを祈り Herbei, o ihr Gläubigen, Jauchzt und triumphieret, O kommet, o kommet nach Bethlehem! Schauet das Kindlein, Uns zum Heiland geboren! O lasset uns anbeten, O lasset uns anbeten, Den König, den Herrn! メリー・クリスマス このthreadの帝銀事件研究者一同へ
>>75 ,
>「罪悪感の共有」こそが「共犯の条件」である
すいません。意味がよく分かりません。特に『共犯の条件』が意味不明です。
単独ではなく共同で犯行に及ぶ動機及び理由ということでしょうか。
沢山の共犯事犯を知っていますが、共犯の理由は言うまでもなく、第一義的には
共犯の方がやりやすいか、犯罪が露見しにくい(と犯人達が考えた)という
事です。統計的にはっきりしているのは、計画性があり、複雑で、込み入った
犯罪ほど、共犯が多い。それから『罪悪感の共有』というのは、犯行を完遂
した後に結果的に起こるもので、反抗に至る過程で起こるのは、罪悪感の希薄化
です。それは往々にして凶悪犯罪に向けて犯人達の背中を押します。また、
単独犯の方が、高度な緻密さ、行動力、情報力(帝銀ならGHQの同行、
薬に関する知識、旧軍特務部隊を思わせる飲ませ方、などが個人に集中して
いなければ為しえない)意志力、総じて言えば犯行を成就させる能力、が個人
に要求されます。
>実際十数名同時に薬を飲ませるには、複数の人間で手分けして行った方がよい
これよりははるかに
>>73 さんの言う、見張り、露見した時のサポート、逃走
幇助、犯罪の果実の分散所持の方が多い。実はこの方の仰る
>さらに、阿鼻叫喚の行内に主犯と入替わりに入り、
現金を奪って逃げたのが、他ならぬ平沢本人だと思う。
はこの事件の一件書類を読んだ後に私の頭に先ず浮かんだ推測でした。
私がこの線を捨てたのは、タドンリレーですが、今でも完全には捨て切れない。
これは後で詳述します。
単独犯説は実に沢山のハードル(こう考えれば不合理とは必ずしもいえない、 xxというには証拠がない、証明できない、xxは偶然である、 xxでもぎりぎり間に合ったはずであるetc)を越えないと成り立ちません。 先ず真っ先に越えなければ行けないのは、東北大学に来て松井氏の名を使って、 中井の直前に青酸カリを入手しようとした人物が居たことです。 『それは偶然である』という単独犯説の苦しい言い訳がここからスタートします。 私はこの年末年始の休み中にここでの書き込みを終え、 2010年からはありふれた事件に取り組む日常に戻る積もりです。 なので今しばらくお付き合いください。 メリークリスマス。
どうやら、ここでは単独犯説の人は少ないようです。 しかし、複数犯説は、佐伯氏が私しか言っている人はいないと嘆いていたものです。 歯科医Nを主犯として、平沢氏は騙されたとあります。 しかし、歯科医Nと事件を関連づけるものは何一つないと考えます。 法曹氏は「2010年からはありふれた事件に取り組む日常に戻る積もりです」 と言われていますが、やはり歯科医Nは事件と関係があるとお考えですか? この点を、最後には明確にしてからありふれた事件に取り組んでいただければ ありがたいのですが・・・。
もちろん、歯科医Nが関係ないとしても、単独犯説だというものではないことは 承知です。
>>79 先ず
>>55 で私が書いたものをコピーしておきます。
>1.平沢氏は帝銀実行犯ではない。(ほぼ確信)
2.未遂は平沢氏が実行した可能性が高い。(1.に比べれば確信は薄い)
1.と2.の(類推)から(あくまでも1.2.が正であることを条件にして)
3.椎名町帝銀は歯科医が実行したのではないかと、あくまでも、『類推』
する。根拠は、平沢氏と利害(金銭)を共有、やりとりする立場であった
こと、歯科医であること、GHQとも付き合いがったこと、従軍経験があり
所属がはっきりしないこと(特務機関員だったことを窺わせる)、人相が
似ている。全て曖昧、薄弱なもので、しかも
1、2、が正であった場合の類推としてしか、歯科医が犯人であるとは
言えません。
その上でご質問に直接お答えするとこうです。『私は平沢氏と親交、及び金銭
の授受があった歯科医が帝銀実行犯ではあると類推しています。しかし事件全体を主導、
というより先導したのは、歯科医ではなく平沢氏だったと推測します』
単独犯行説は多くの事実について、偶然、証人の思い違い、xxでも可能、 xxでもぎりぎり間に合うという言い方をしなければ成り立ちません。 以下にそういう言い方を列挙します。 東北大学に松井氏の名を使って青酸カリを入手しようと試みた人物が居た がこれは偶然である、帝銀当日の長靴に関しては、Y支店長代理か船舶会の 人間のどちらかの思い違いである(別人物であれば説明はすぐつくのに)。 船舶会のエレベーター運行時間という客観的な事実を考えれば、平沢氏が 帝銀で現金を金庫に仕舞うまでの間に銀行につくのは、船舶会サイドの 証言を前倒しにし、帝銀サイドの時間を後ろ倒しに考えければ成立しないが、 それは検察が絞り出したギリギリの時刻表にそって動くのだという強弁、 そしてようやく辿り着いた平沢氏が犯行に及んだと考えるのではあるが、 なんと証人4人とも平沢氏ではない、と証言した、(これは思い違いで ある、但し、中井の支店長の証言は思い違いではない)、タドンリレー に関しては、証人全員一丸が偽証、思い違いをし、それが不思議なことに 一本の意味のありなおかつ自然な繋がりを見せているが、こういう事も 絶対にないとは言えない、E軍曹は自ら進んで通信社にも虚偽(控えめに 言っても思い違い=特に日没前)を喧伝する変わった人物であった、 なおかつ、打ち合わせをする前に平沢氏が藪から棒に逮捕されたが、 あたかもテレパシーで繋がっているかのように、娘達、娘婿、軍曹の証言が 一本の線を描いている事に関しては、、、コメントのしようがない、etc。
共犯説はこの全てを 説明できます。というより、こういう事実の連なりに沿って考えているから 、事実と矛盾しないのです。例えば、東北大学の一件が偶然だとしても 共犯説は揺るぎません。ああ、そういう偶然もあるんだなあ、これで 終わりです。実際の事件ではよくあるんです。自分が考えた全貌は大体 合っているけど、この一点だけは違ったな、ということが、です。しかし、 それはあっても一つです。二つ目が出てきた時には、考え直した方がよく、 殆どの場合、考え直した結果の方が事実に合っています。
今まで科学捜査さんにいくつか質問をしています が<質問そのものに直接>お答え頂いた事が少ないと思います。(私どもの 仕事では質問に直接答える(答えさせる)事が常に要求されます。 先ず包括的な質問からいきます。 この事件の捜査、裁判、再審請求、真相追究史の流れでいくと、 裁判(確定判決まで)は平沢氏単独犯説でした。しかし、裁判の最中から ずっと平沢氏冤罪説(完全無実説)が綿々とありました。その根拠は @ 薬物、A薬物の飲ませ方(以上2つは犯行能力の問題)、B人相 (特に帝銀現場)、Cアリバイ(特に帝銀当日)です。1980年代 後半から、一連の帝銀事件を合理的に説明するには、複数犯(実行 犯持ち回り)しかないという意見が出てきました。最近出た科学 捜査さんのご本は、実は原判決通りだったのだというのが趣旨です。 (もちろんそれでもいいのですが)その根拠は私が見る限り二つです。 A.帝銀の薬物は青酸カリであって、ASHではない。 B.平沢氏は脳に異常がある、この犯行は異常である。こういう犯行は 平沢氏のような脳に異常にある人間以外は起こしえない。よって 平沢氏が犯人である。
申し訳ありませんが、B.は検討に値しないと思っています。毒入り カレーを考えてみてください。私は精神(鑑定)医と付き合いが ありますが、どなたもこの説は支持しないと思います。彼らは、 こういう因果関係(つまり、こういう病気の人間<しか>こういう 犯罪は犯せないという因果関係)がないことを知っているから。 <しか>が<ならば、、起こし得ると>いう事ならまだ言い得る かもしれませんが。 残るAですが、私も帝銀の毒物は青酸カリである可能性が高いと 考えています。科学捜査さんの主張は割と単純な勘違いから来て いると思います。ここで質問です。 帝銀の毒物が青酸カリであるとしても、それは平沢氏<でも> 犯行が行えた(厳密には薬物を入手できた)という事を意味する だけであって、平沢氏<が>実行犯である事を全く意味しな いと思いますが、この点についてどうお考えですか? この質問の論理的な道筋についてだけ<直接>お答え頂ければ幸いです。 どなたが青酸カリは画家である平沢氏なら入手が容易かったはずだと書いていま したが、予め断っておきますと、こういう回答は受け入れがたいのです。捜査、 裁判というのは中々厳しいものです。画材として入りやすいというのが当然の 認識であれば、当然八方手を尽くして調べます。それでも、出てこなかったのです。 最終的にはNという薬局から入手した事で押し切ろうとして、そこの主人 の奥さんから、ないものはお渡しできません、とけんもほろろだった。それで 押入れに仕舞ってあった梅干大の青酸カリでとなりました。いくらなんでも、 ずさんですよ。検事もそんなものではできないと判っていたから必死に調べ、 尋問した。科学捜査さんは平沢氏が化学が得意だったと仰りますが (高校の成績表が必要ですね)化学が得意な人間なら、梅干大とは言わず、 目分量であっても大体何グラムくらいのという言い方をすると思いますが。 科学捜査さんの勘違いとは永年、冤罪派がASHだから平沢氏が犯人ではない、 と言ってきたので、ASHでないと証明できれば、平沢氏が犯人だと言えると いう素朴な勘違いではないかという意味です。AであればBではない、 という意見がずっとあったので、AでないからBだ、と言い募ってしまった、 と思うのです。実は、Aではないから、Bである可能性も出てくるという だけなのです。
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/27(日) 12:58:09 ID:xIt0hoEE
誰かがH氏を陥れるべく、依頼主を伏せて金を渡したりしたのだろう。 自宅を捜査されて金が出てきたとき、これはどうしたのかと言われても 説明が出来ないように、裏付けが取れないように。 やはり特務機関の集団プレーに嵌め込まれたのであろう。
いくつか回答し忘れた件について。
>>72 >そうなんですよね。確か15万のうち4、5万足りない。
こういのって追求されないのでしょうか。
単に平沢の取り分が3分の2だったという可能性もなくはない。
実際に追求されましたが、平沢氏はのらりくらりと言い逃れをしています。
特に気になるのは絵の仲間(二人)に分けてやったけど、言えないという
くだりでしょうか。ですから、金の入手先が言えなかったから平沢氏が犯人、と
いうのは、ちょっと聞くと通りがよいのですが、じっくり考えると、こう訂正
すべきなのだと思うのです。『金の入手先を言えなかったのは、平沢氏が帝銀
事件に無関係ではない事を示唆しているが、もう一方で、平沢氏が全額渡って
おらず、差額について自供中でもはっきりと述べなかった事は、共犯者が居た
事を示唆してもいる』
>>32 >平沢帝銀実行犯で押し切った検察が四十年近くも平沢の 死刑執行できない
状態のまま放置した事。
これは端的に言えば、帝銀の生き残り証言を生で聞いた人達からの話が
伝わっているからだと思います。私も実はその一人です。私にそれを
話した方が嘘をつく理由は何もないし、プロですから、証言の確信度
を見誤る事はないはずです。ただ、そこで平沢氏を単純に白とするのか、
複数犯で未遂は平沢氏だったと考えるようになるかは、全体を俯瞰できる
ようになるかにかかってくると思います。あくまで、私の感覚ですが、
1990年頃(私が事件を深く知った頃)からそうなってきた(複数犯なら説明がつくなという
ことになってきた)と思います。
そうなるようになったきっかけはやはり佐伯氏の本でしょう。あまり指摘
されませんが、平沢氏の家族が協力的です。救う会には積極的に加担して
いないのに。佐伯氏(和多田氏)の本は救う会では推奨されていない。
事件後に家族が持った感覚というか平沢氏本人に対する疑惑が、佐伯氏
達のそれに近かったのではないでしょうか。帝銀の日は、時間的に犯行はでき
なかったはずだが(だから原判決には納得できない)、金の事を考えると
すっきりとはしないし、未遂の時は家に居たという証言をお母さんがしたものの。。
ということです。そして、そうした家族から協力してもらい拘置所に居た
平沢氏から情報を取ってもらった佐伯氏(和多田氏)達にしてみれば、やはり、
平沢氏は騙された、乗せられた、嵌められた、という形で捉えたい、という
心理が働いたのではないでしょうか?私がこういう場所で書く事に意義がある
としたら、そういうシガラミから自由になって、自分の意見、見方を皆さんに
提起して考えるきっかけとしてもらうということだと思っています。
>>78 >歯科医Nと事件を関連づけるものは何一つないと考えます。
あります。平沢氏です。何度もいうように私は平沢氏からの『類推』から歯科医を
語っています。科学捜査さんは平沢氏が犯人だという主張をされています。
そして、佐伯氏の本を全て否定しているわけではない。よい研究書だとお思い
だと何度か書いてらっしゃる。ということは、平沢氏と歯科医の間に親交が
あったことは認めていらっしゃる。ならば、
>歯科医Nと事件を関連づけるものは何一つないと考えます。
というのは矛盾しています。
『歯科医が平沢氏と知り合いだった事=歯科医が事件に<関与>している、
ではない』というのは分かりますが、関連づけるものは何一つないとは
決して言えないはずです。それが、「関連づける」という言葉の通常の使い方
だと思います。
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/28(月) 00:17:49 ID:UB8VGfzP
犯行を行う前に、替え玉というか濡れ衣を着せるべき人物を用意周到に 準備しておいたものとおもわれます。名刺の下りも陥れる工作の一環だと 思えば怪しい気がする。
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/28(月) 00:49:18 ID:eo4iytTV
平沢氏の死刑が39年間執行されなかった最大の理由は、 39年間のうちほとんどの期間、再審と恩赦の請求が行われていたため 再審・恩赦の請求期間外は、90日未満だった
>1980年代 後半から、一連の帝銀事件を合理的に説明するには、 >複数犯(実行 犯持ち回り)しかないという意見が出てきました。 佐伯氏の著作における主張そのままです。 帝銀事件について、歯科医Nを追求する事に生涯をかけた佐伯氏の 執念を感じます。
>>90 これは事実と違います。
再審請求は執行停止事由にならない。同一主旨の再審請求は執行を逃れるためで、
法の正義を守るために執行もあり得る
というのが国の見解であり、執行例も少なからずあります。
請求中は忌避する傾向にあるというだけです。
補足します。どなたかも言われていましたが、救援グループが途切れなく 再審請求を出していた事は、執行しない(で済む)口実を司法に与えたという 側面はあるかもしれません。ただ、その根底にあるのはやはり、( 執行したくないというムードが漂ったのは、やはり)平沢氏が犯人ではない のではないか、という恐れだったと思います。 更に、もし仮に平沢氏が犯人だとしてもGHQや旧軍との関係は解明されなかった。 関係がなかったにせよ、なかったということは解明されなかった。そういう嫌らしさが この事件にはありました。GHQの支配下に置かれて事件に恩赦が降りたり、 再審が認められた時期がありました。しかし、帝銀は対象外だった。 GHQが絡んでいそうだと思われたのは帝銀だけなのに。いや、そう思われたからこそ、 再審も恩赦も(平沢氏が自由に発言するようになる)認められなかった のかもしれません。GHQの関与があったかがどうかは議論が分かれる所で しょうが、影響がなかったということはないと言っていいと思います。
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/28(月) 04:13:47 ID:UB8VGfzP
少なくとも警察の初動捜査では旧軍の登戸研究所か731部隊の関係者が 怪しいといわれてマスコミにもそういう情報が流れたが、ある時急に ぴたっとそれが消えてそうして平沢氏が出てきた。 GHQは国際世界と中国やソ連との手前、彼らにとって戦争犯罪人であった 化学兵器生物細菌兵器を開発し実戦使用した旧日本軍の関係者に情報の 米軍独占提供と引き換えに事実上の免責を与えたという事実は公にしたく は無かったであろうからだ。おそらく捜査の方向に上層から圧力をかけたと 思われる(日本政府の要人を通じてか?)。そういう事実があったと しても、日本政府としてはそれを公に出来ないししないのは、核密約 と同様の話なわけで、将来アメリカの公文書から文書が出てきや しないかという懸念を持ちつづけていたと思われ。
>帝銀の毒物が青酸カリであるとしても、それは平沢氏<でも> 犯行が行えた(厳密には薬物を入手できた)という事を意味する だけであって、平沢氏<が>実行犯である事を全く意味しな いと思いますが、この点についてどうお考えですか? 多くの質問に答えなければならないと思いますが、なにぶん限られた時間 しかないので、まず、重要と思われる質問に対してお答えします。 荏原銀行事件で、平沢が毒物を調合したのは、次のことから推論したわけです。 ・毒物は青酸カリである。 ・初めの2件の事件は、よく演習ではなく本番だとしたら、なぜ荏原事件では 無毒だったのか。それは、青酸カリをオキシフルで溶かした場合無毒化するからで ある。平沢は、オキシフルの瓶を洗わず用いたと証言している。 私は、平沢が味付けのためにオキシフルを用いたと考えた。この、オキシフルの 重要性については、検事はまったく気付いていない。つまり、検事の証拠捏造では ない。 ・中井事件では、オキシフルの次に消毒用エタノールを用いたと考えた。これは、 家庭にある消毒薬で、オキシフルがなくなれば消毒用エタノールを用いるはずである。 銀行員の証言に、瓶はアルコール瓶のような瓶だったとある。また、鑑識の証言に 小切手に掛けられた液はアルコールだとある。 ・梅干し大2個 この重さは難しいですが、とりあえず16gとして推論した わけです。20%以上の誤差があるかも知れません。東大、慶大の法医学教室 教授の証言に、一人当たりの投与量が300mgとある。 これは16名では、4.8gに当たる。つまり、16gの約1/3に相当する。 以上が、3件の事件で平沢が毒物を調合したと考えた理由である。 帝銀事件では、平沢が毒瓶を長崎神社に捨てたと次のことから推論したわけです。 ・帝銀事件の生き残りの証言から、第1薬の瓶は角形透明瓶を手配した。 しかし、これは確かなものではないとのコメントがあった。 ・平沢の証言から、長崎神社に毒瓶を捨てたとの証言により、丸型褐色瓶が 見つかった。検事が証拠捏造するなら、角形透明瓶のはずである。 ・検事は、はじめに類似の瓶として角形透明瓶を平沢に見せたが、平沢は 用いた瓶は丸型褐色瓶であると証言した。 ・平沢は、帝銀ではオキシフルの瓶に入れ作った、中井事件で使わなかった液を 使ったと異なる証言をしている。ここで、検事は異なった証言のうち中井事件で 使用しなかった液を用いたと考えた。これは、約16gを16名に飲ませたという 検事の考え方からもよく分かる。つまり、瓶はアルコール瓶のようなものと 考えた。第1回目の裁判でも、検事側はオキシフルの瓶とは言っていない。 ・しかし、この瓶はアルコール瓶ではない。また、オキシフルの瓶はこの形状に 合致する。 ・帝銀事件の生き残りの証言では、この褐色丸瓶が使われたと証言している。 これは、当初手配された瓶とは異なる形状である。しかし、生き残りの方が 偽証したとは考えられない。 私は、平沢が帝銀事件では青酸カリ16gの約1/3を水で溶かし、オキシフルの 瓶に入れて使用したと考えたわけである。オキシフル瓶は、100mL、 褐色丸型、中口(細すぎるとコルク栓の破損原因となる)、コルク栓のものである。
帝銀事件の場合、 なぜ当初複数犯と考えたかというえば 一人の人間が、10数名もの人間を一度に殺害するなど 「物理的に」、さらには「心理的に」可能か ということである ところが、生き証人が、実行犯が一人であったと証言したことで 基本的に複数犯の線は消えた
佐伯氏の著書には、歯科医Nが犯人だということをきめ細かく書いてあります。 裁判に影響を及ぼすほどの意見は、佐伯氏がいっているものです。 毒物アセトンシアンヒドリン+ルビジウム説の考え方は、裁判でも非常に 論議されたものです。 歯科医Nは帝銀事件の犯人と顔が似ている、歯科医であるということから、 犯人ではないかという考えは以前からあったと考えます。しかし、弁護士等 に強い影響を及ぼす程のものは、佐伯氏のものです。 つまり、和多田氏の考え方も弁護士の考え方も佐伯氏の影響を非常に強く 受けていますので、元となる佐伯氏の考え方を調べたわけです。 毒物について調べたところ、佐伯氏は鑑識の意見をすべて否定していました。 ・東大で鑑識した人すべて(6名以上)がすべて嘘を吐いている。 ・慶大の教授は嘘を吐いている。 ・警察の鑑識も嘘を吐いている。 そして、アセトンシアンヒドリンについてハワイ(?)にまで行き調査しています。 ここで、ひとつ引き下がって考えると、どれもすぐに嘘ではないことが分かり ます。では、なぜ佐伯氏(早大理工学部卒)程の人が、アセトンシアンヒドリン説に こだわったのかと考えました。もちろん、松本清張の国家陰謀説が強い影響を 及ぼしていることは確かですが。 非常に強い思い込みがあったと考えました。調べていくと、次のようなことが 佐伯氏の著書から分かりました。 ・帝銀事件から9年後に、直感で歯科医Nが帝銀事件の犯人ではないかと強く 考えた。 ・お茶を勧めたが歯科医Nは飲まなかった。特務機関員なら指紋を採られないよう そのようなことをするはずである。しかしあとで勧められた紅茶は歯科医Nは 飲んだ。普通の人なら、この矛盾したことは記載しないはずである。 ・佐伯氏は、歯科医Nが帝銀事件の犯人ではないかと強く考えた時から2年後に そのことを忘れて歯の治療に行った。 ・精神病院に6ヶ月ほど入院した。 つまり、先の毒物はアセトンシアンヒドリンだという考えは、病気から来て いるものと考えた。これほど毒物について調査した人なら、pH、死体の色、 ルビジウムに関して問題は分かるはずだと、私は考えた。 そうすると、佐伯氏の考え方には非常に奇妙な点が見つかりました。 ある精神疾患を患った人の考え方である。それは、将棋の駒の桂馬が飛び跳ねる ような考え方というものである。 ・歯科医Nは当時新潟に住んでいた。帝銀事件は、日帰りで犯行を行った。 そして、時刻表を調べ、日帰りでは出来ないことが分かった。GHQが関与して、 仮駅に列車を止めたと考えた。 これは、普通の人が考えるなら、事件当時は、前もって東京に来ていたと 考えるはずである。 ・相沢宅の情報は事件当日分かるはずはないと佐伯氏は考えている。そして、 「無理に患者を仕立てたような感じもするのである。患者発生から進駐軍の 査察を含め、何か裏で画策しなくてはこう巧くはいかないような感じがする」 と言っている。無理に患者を仕立てた??? そして、疑惑(佐伯氏の2冊の著書題名)と精神疾患である統合失調症について 調べると、「統合失調症は見事に社会の中で起こった疑惑を家の中や個人の中で 妄想に膨らませて行く病気である」(森山公夫著「統合失調症」ちくま新書)と あります。 歯科医Nに付いての記載は、まさに疑惑がふくらんでいき、最初の直感「歯科医N は帝銀事件の犯人だ」という結論に達しています。 非常に多くの記載内容があるが、多くは疑惑から成り立っています。 あなたは、歯科大卒業名簿に名前がなっていないという理由で、特務機関員だと 思いますか?
なお、私は佐伯氏が統合失調症を患っていたとは言っていない。 統合失調症の患者と同じような思考過程があると言っているだけである。 なお、歯科医Nは卒業名簿に名前が載っていないと書きましたが、正確には 「名前は載っているが、行方不明者と記載されている」です。
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/28(月) 17:29:42 ID:UB8VGfzP
とにかくGHQの指令により、捜査は容疑者として旧軍関係者を外す方向で 進められることになったわけです。
遠藤弁護士は帝銀事件の真犯人を突き止めたと テレビで言っていましたが、それは歯科医N? それとも731の諏訪?どちらなんでしょう? 包装紙も歯科医Nが真犯人と考えられると推測 しているけど、平沢単独犯説の困難さから、平沢 の周辺の人間達の中からNのプロフィールと村田さ んの証言を元に確立論的に推測しているわけで、 Nが実行犯たる証拠は無いし、包装紙もNは起訴 されるべきではない?(起訴に値しない?)と も言っている。 東北大での松井博士の名を語った存在からしても、 本件が複数犯である可能性は高いと思うけど、 平沢が犯行当日の困難さを克服して実行行為に 及んだとするのも、平沢無実たる証拠が無い以上は、 逆に不可能とも言い切れない。
そもそも何故複数で行うか、である 成功の確率が高くなり、さらには、「罪悪感を分担」できるからだ 映画「Bonnie and Clyde」を見れば そのことが、はっきりする 実在した二人組の銀行強盗をモデルにしていて 強盗の実行は常に二人で行った 銀行強盗が二人なら、実行犯も二人でないと意味がない 銀行強盗実行が一人だと、たいへんだから、二人が一組となって銀行強盗を実行するわけである
>>95 >>84 であんなにしつこく質問に直接答えてくれといわれているのに
よくこうも完全に肩すかし食らわせて自説を延々復唱できるな。
ある意味感心するw
>>84 の質問をも一度貼っとく
>帝銀の毒物が青酸カリであるとしても、それは平沢氏<でも>
>犯行が行えた(厳密には薬物を入手できた)という事を意味する
>だけであって、平沢氏<が>実行犯である事を全く意味しな
>いと思いますが、この点についてどうお考えですか?
>この質問の論理的な道筋についてだけ<直接>お答え頂ければ幸いです。
どぞ
というより仮想に問いかけてマトモな答が返ってくると思ってる放送が甘いよ。 放送がいじらなければ、仮想は自演自賛がばれて逃走したままだったんだから。
>>98 統語失調症と同じような思考過程....
自己紹介乙
将棋の駒の桂馬が飛び跳ねる....
論点を外して逃げ回る自分の戦法を形容してるんですね 分かります
105 :
100 :2009/12/30(水) 09:05:22 ID:???
前々スレまでは、妄想、小説と一蹴されていた佐伯説が、 包装紙の登場で実は真相に迫っている可能性が高いという 展開になっている事には驚きます。 前々スレでは平沢単独犯説と複数犯説とで半々位な印象で したが、今スレでは手のひらを返したように佐伯説に傾き 平沢単独犯説をとなえる科捜氏を攻撃するあたりが2ch だなと思っています。 平沢氏を救う会が論拠としていた、帝銀で使われたのはASH 等の特殊な青酸化合物で、それは旧軍特殊部隊で使用されて いたものなので、画家の平沢氏にはその入手も、取り扱い も出来ないので、平沢氏は犯人ではありえないという件を、 科捜氏は帝銀で使用されたのは青酸カリであると科学的に 分析して、救う会の論拠を崩した事。 及び荏原支店で薬品が効果の無かった理由を、オキシフルの 瓶を使用した事による中和と解明し、それに関する平沢証言 と併せ、未遂事件の犯人は平沢と解明した事。 及び荏原支店で、犯行直前に警官に顔を見られ、会話まで しているのに、平然と犯行に及んだ常軌を逸した行動をコル サコフ症候群の精神疾患に因るという合理的な説明した事。 これらは、本件の分析の大きな功績だと思います。
106 :
100 :2009/12/30(水) 10:36:40 ID:???
マジレスすると、同じ人間が手の平を返しているのはないと思われ
前々スレは科による自演自賛が酷かったのはずっと読んでる人間なら
承知だし、本人も認めてる。皆それほどアホで単純じゃないよ。
未遂平沢・帝銀青酸カリ・未遂は本番という一致点が科と法にあり
論点はその先と分かっているのに肩透かしばかりだから非難が湧いてる
自分が
>>100 のような書き込みをしたのは、科が言っているのが
平沢、佐伯は頭がおかしいから犯人とか説が間違っているとか、
家族も共犯とか他人を根拠なく誹謗していることプラス
>>95 、
>>97 なんかは
流れからしてまともじゃないと思うから。つ
>>102 に同意。
107 :
100 :2009/12/30(水) 14:52:23 ID:???
108 :
100 :2009/12/30(水) 14:56:04 ID:???
>>106 アンカーの付け方や、名前が重複してたりして
誤解を招きやすいので、修正してください。
109 :
106 :2009/12/31(木) 07:41:49 ID:???
>>107 、
>>108 ゴメン、間違えた。
>>106 の名前欄は
>>104 で、アンカーをつけたかったのは
ていうか、
>>106 全体を書き直してコピペする↓
106 :104:2009/12/30(水) 10:36:40 ID:???
(
>>100 に)マジレスすると、同じ人間が手の平を返しているのはないと思われ
前々スレは科による自演自賛が酷かったのはずっと読んでる人間なら
承知だし、本人も認めてる。皆それほどアホで単純じゃないよ。
未遂平沢・帝銀青酸カリ・未遂は本番という一致点が科と法にあり
論点はその先と分かっているのに肩透かしばかりだから非難が湧いてる
自分が
>>104 のような書き込みをしたのは、科が言っているのが
平沢、佐伯は頭がおかしいから犯人とか説が間違っているとか、
家族も共犯とか他人を根拠なく誹謗していることプラス
>>95 、
>>97 なんかは
流れからしてまともじゃないと思うから。つ
>>102 に同意。
ことせわ、あけおめ!!
>106 >家族も共犯とか他人を根拠なく誹謗している 私は、けっして家族を誹謗しているわけではありません。 憶測だけで、歯科医Nを犯人とする理由より、家族の方が犯人 とする根拠の方が多いというとです。私は家族が犯人では ないと考えていますが、歯科医Nが犯人であるという根拠は、 家族が犯人であるという根拠より少ないと言っているのです。 つまり、歯科医Nは犯人と憶測して議論しても始まらないと 言うことです。 歯科医Nが犯人ではないかと言うことは、たんに犯人と顔が 似ている、平沢と同じ日水会に所属しているということだけです。
>歯科医Nが犯人ではないかと言うことは、たんに犯人と顔が >似ている、平沢と同じ日水会に所属しているということだけです。 ほうろう質という言葉が、Nの出身校である歯科大特有の言い方。 歯科大で指導的立場にあり、薬物投与の手順と指導に習熟していた。 平沢よりも、年齢(人相も)が帝銀事件実行犯に近い。 犯人は医師などの上の立場にあるような、品の良い、消毒薬が臭い立つような 人物@村田さん 帝銀事件生存者の村田正子さんが、Nは今まで会った人物の中で、一番犯人に似ていると証言。 Nは旧軍特殊部隊出身の可能性有り。 平沢が、Nは非常に怪しい人物だと証言している。
あけましておめでとうございます。
>>110 これにはちょっと驚きました。前々スレというのはこういう話で満ちていた
のですか。だとすると酷い。家族が犯人という可能性は皆無ですよ。
科学捜査さんは歯科医Nと事件とを関連付けるものは何もないと最初は
言い、いやありますよ、と指摘されると画会のことだけ認める。
平沢氏と彼は交友関係にありました。GHQの幹部の奥さんの肖像画まで
描いています。
憶測だけで犯人というのは平沢氏も変わりありません。松井名刺は20分の1。
平沢氏の家族は実名が出ています。その辺は本当に気をつけた方がよいです。
もう一度言いますが、家族が犯人である可能性が歯科医よりは
高いというのはとんでもない話です。家族が犯人でないと思っているなら、
それで止めておけばいい。そして、歯科医も犯人だと自分は思わないと書けば
いいだけです。前にも書きましたが、どっちの料理ショーではないです。
新年そうそうこれは酷い。
>どっちの料理ショーではないです。 裁判では、確かにそうですが、ここでは裁判をしているわけではありません。 歯科医Nは平沢冤罪説の方が選んだ最有力候補者のようなものです。 平沢は、平沢犯人説の人たちが選んだ最有力候補者のようなものです。 歯科医Nが落とされれば、より平沢が真犯人の可能性があるということです。 >歯科医も犯人だと自分は思わないと書けばいいだけです。 依然、歯科医Nが犯人だと考えている方が多いからです。 >憶測だけで犯人というのは平沢氏も変わりありません。 ですから、長崎神社で見つかった瓶について議論しなければいけないと 考えていますが、その前にいろいろな事項について話したいと考えています。
歯科医Nは、平沢冤罪説の方が犯人として候補に挙げた2番目の人です。 第1番目は、第3次再審請求が行われたときの、千葉県在住の医師H氏です。 冤罪説の方は、共犯として上げるなら、「誰だか分からない共犯」とするべきです。
>111 ほうろう質という言葉が、Nの出身校である歯科大特有の言い方。 私は、ほうろう質、エナメル質などの言葉は、高校?(中学?)のとき、 習いました。 アンカーが、「取材した記事や資料を最終的にまとめる人」として、使われる ことはこの2ちゃんねるで思い出しました。 私にとって、エナメル質(当時はほうろう質)より、アンカーが取材した記事や資料 を最終的にまとめる人ということの方がよっぽど専門なものに感じました。
116 :
33,34 :2010/01/02(土) 04:22:41 ID:???
あけおめ、仮想の説が科学的だというのは悪い冗談としか思えない。
質問から逃げ回る科学なんてあるわけないだろ。
特に
>>84 ではそれを見越して直接質問にこたえてくれと言われてもこうだし
平沢は頭おかしいから犯人ていう説のどこが科学なのか教えてほしい。
精神臨床医の意見も聞かないでだよ。少なくとも放送はそうしてる。
放送氏がこの休みで書き込みを止めるなら、その前に聞いておきたいのは
平沢が実行犯でないと思うようになったきっかけは、帝銀の目撃証言を
聞いたことなのかな?論理的な考え方をする人だと思うけど、やはり
とっかかりは感覚的なものなの?
>>113 ちょっと待ってください。前のスレッドで、裁判員裁判なら歯科医ではなく
平沢氏が有罪になるだろう、その後で、家族が共犯となる状況証拠がある
(これに関してはおかしいと反論しましたが、例によって回答、返事を頂け
ない)と書いたのは科学捜査さんですよ。それの続き(同じ感覚で)、
平沢氏の家族が犯人(今度は共犯から格上げ!して犯人です。
本当にいい加減にしなくてはいけません)
の可能性が歯科医よりも強いなどという支離滅裂な事を書くから指摘したのです。
>歯科医Nは平沢冤罪説の方が選んだ最有力候補者のようなものです。
歯科医が実行者ではないかと言っている人達は共犯者として言っているのです。
ということは冤罪派ではない。他の真犯人説(千葉の医師、S中佐など)とは
違うのです。この事件に関して本を著して、ここでこれだけ議論していて、
何故未だにこんな基本的な事が分からないのか理解できません。
私は平沢氏が共同正犯として裁かれるべきだった、量刑も変わらなかった、
それどころか、真実が明るみにでたら執行されていたのかも知れないと何度も書いています。
しかし、帝銀実行者ではなかったと言っているわけです。ですから、
>歯科医Nが落とされれば、より平沢が真犯人の可能性があるということです。
などということは全く意味がありません。
質問にご回答頂けないのは、回答のしようがないからだろうし、あまり追い詰め
てもしょうがないと思っていましたが、やはりもう一度、科学捜査さんの論理の
おかしさを以下に指摘したいと思います。そうでないと、家族が犯人などという
とんでもない話がまた出てきてしまうので。
>>95 >裁判に影響を及ぼすほどの意見は、佐伯氏がいっているものです。
これは明らかに事実と違います。佐伯氏が意見を発表したのは、確定判決から
ずっと経った後で、その後、再審は開かれていないわけですから、
裁判に影響など及ぼしようがありません。これは議論の余地のない、事実の
問題だと思いますが、如何ですか?
仮に
>>84 の私の質問に対する答えが、平沢氏が瓶を神社に捨てたと供述し、
そこから瓶が出てきた、だから平沢氏が犯人(これも私の問いの答えには
直接なっていませんが)ということだとしたら、これは間違いであると言い切っていい
と思います。
いや、自分はちゃんと質問に答えられる、という事であれば、
>>84 (直接
お願いします)と
>>81 に列挙した偶然、ギリギリリストにお答えください。
それは大歓迎です。
>平沢の証言から、長崎神社に毒瓶を捨てたとの証言により、丸型褐色瓶が 見つかった。 こんな事はないです。もし、そうだったら、秘密の暴露で一発で決まり。60年 経って私達が議論する余地など全くない。自供が当てにならないから 問題なわけで、こんなものは全部作文です。瓶が見つかったから平沢氏が言ったことにしているだけ. 犯行現場までの道順も同じ。そうすると間に合から、そう供述したことにしただけ。 瓶の形は目撃証言があいまいでどれか一つを取っただけ。順当に秘密の暴露だったら検察がこれを 逃すわけがない。検察を信頼する必要はありませんが、彼らの知的能力は高いです。 科学捜査さんの本は、ようするに結論として原判決通りということですね。それはそれで 構いません。問題は論旨が、表計算でいう循環参照になってしまっている ことです。原判決は、当然そのように調書を作ってあるのです。それを参照 して、平沢氏が犯人だと言っても、何にもなりません。今議論しているのは 原判決の妥当性なのであって、原判決及びその根拠となっている調書をその まま肯定して論じても全く意味がない。
>荏原銀行事件で、平沢が毒物を調合したのは、次のことから推論したわけです。 ・毒物は青酸カリである。 ・初めの2件の事件は、よく演習ではなく本番だとしたら、なぜ荏原事件では 無毒だったのか。それは、青酸カリをオキシフルで溶かした場合無毒化するからで ある。平沢は、オキシフルの瓶を洗わず用いたと証言している。 私は、平沢が味付けのためにオキシフルを用いたと考えた。この、オキシフルの 重要性については、検事はまったく気付いていない。つまり、検事の証拠捏造では ない。< 例えばこういう記述。これ、一番初めの、>・毒物は青酸カリである。、 こういう前提をポンと持ってくること自体が問題です。(私は青酸カリ か、塩酸プロカインのどちらかだと思います)それから、よく読むと判りますが、 >平沢は、オキシフルの瓶を洗わず用いたと証言している。 私は、平沢が味付けのためにオキシフルを用いたと考えた。< これもおかしい。味付けに使うというのは、<意図的>にオキシフルを混ぜるという事です。 普通の日本語の流れとしては、洗わずにというのは味付けるなどの意図的な感じがしません。 オキシフルの残存量が殆ど無かったから洗わずに(随分いい加減な話ですが)、使ったというニュアンスでしょう。 もし、味付けに意図的に用いるなら、たまたまオキシフルがあり、 残量もそこそこあったので、これに青酸カリを注ぎ足したという意味の供述になるはずで、 洗わずにというのは自然ではない。 しいて言えば、オキシフルが相当量残っていたので、味付けして飲みやすくなるのではないかと考え、 <敢えて>洗わずにこれを用いたというニュアンスになっていないとおかしい。 従って、有り得るとしたら、オキシフルの瓶を洗わずに使ってしまったら、無毒化してしまったということでしょう。 その可能性もなくはないと思います。この場合、オキシフルに混ぜると味付けになるという 知識は持っていたが、無毒化(麻痺させる効果もない)するという知識は持って いなかったことになります。
佐伯、和多田氏の説にもあきらかな瑕疵は当然あります(例:下記)。しかし、 しつこいようですが、この事は60年前に起きた事実を1ミリも動かさない、 以前、東北大学に来た人間、これは非常に重要だと思うのです。 この一件は偶然で事件とは無関係というなら(そういうことも無くもないでしょう)、 それでもいいのです。ただ、和多田氏のようにこれは当然事件に絡んでいるのだ というのであれば(私もそう思います)、和多田氏達の考え(帝銀の毒物はASHである)には 矛盾があります。この人物が東北大学に訪れたのは、12月の末か1月の頭です。中井のわずか2週間前。 この時点で一味が青酸カリを入手しようとしている。つまり、ASHの手配が ついていないという事になります。ASHは特殊なものです。わずか2週間 で特務部隊と知り合いになり、この毒物の特殊な作用について知り、犯行に 及ぶという事は有り得ないと考えます。私が帝銀で使われたのは 青酸カリである可能性が一番高いと考える根拠の一つがこれです。そうしないと 辻褄があいません。要するに自分(自説)に都合の良い所だけつまみ食いして しまうんですね。東北大学に来た、これで共犯者が居るというのが現実味を 帯びるであろう、という具合です。しかし、事実の流れを客観的にみないと 後で矛盾します。ここで和多田氏達が乗り越えなければいけないのは、 わずか2、3週間で特務部隊員としりあって、効果も使い方も分かって犯行に及んだという 偶然です。念の為断っておきますと、これは帝銀実行者が平沢氏であろうと なかろうと同じで、いずれにしても矛盾してしまいます。
和多田氏の説はこうです。荏原は塩酸プロカインの可能性がある、年末、年始に東北大学に 松井氏の名を使って青酸カリを求めに来た人物は共犯者(ここまでは辻褄があってる、 塩酸プロカインではダメだと判ったから、青酸カリにした。私もその可能性はあると思います)、 しかし、帝銀はASH。これはそうそう有り得ないのではないか。 私の考えはこうです。 犯人達は荏原で青酸カリを使い切ってしまったか、塩酸プロカインでは効果が 無いことが判ったか、このうちのどちらかの理由で青酸カリを求めて東北大学に現れたが、 入手できなかった。そして、遅くとも帝銀までには青酸カリを別のルートで入手した。 事実に沿って考えるというのはこういうことです。 和多田氏の本はバランスが取れていて、 優れていますが、協力者(先行者と言ってもいい)の説を否定するようなこと に関して、よく言えば遠慮、悪く言えば追随があると思います。平沢氏のご 家族に対してもそれがあったのではないでしょうか。だから、平沢氏は無垢で 騙されたという話になります。先ず自分達が辿り着きたい結論があって (毒物はASH、平沢氏は騙された)、そこにとにかく持って行こうとするから、 上記のように途中で自己矛盾を露呈してしまう。科学捜査さんも同じです。しかし、 和多田氏にはジャーナリストとしての常識というか抑制があります。
>>100 >包装紙もNは起訴 されるべきではない?(起訴に値しない?)と
も言っている。
誤解のないようにお断りしておきますか、私は平沢氏も<起訴されるべきでなかった>と考えています。
歯科医と同列です。事件に関する私の推測が正しい、正しくないに関わらず、私の信念です。
また、現在、法曹資格を有していて(現行の刑訴法に基づいて仕事をしている*)
私と同程度までこの事件を知っている人間なら、同じ考えを持つ筈であると信じます。
>平沢が犯行当日の困難さを克服して実行行為に 及んだとするのも、平沢無実
たる証拠が無い以上は、 逆に不可能とも言い切れない。
平沢氏が困難を克服するのではありません。言ってみれば、検察起訴状の中
で公訴事実として述べられている、検察が事実であると言い立てているプロット
によって事実をねじ伏せようとする無意味な試みが功を奏して、裁判官を納得
させ冤罪事件が有罪になることがなくはないということです。(私は
、帝銀は単純な冤罪ではないから難しく且つ考察に値すると思っていますが)
それから、“不可能とは言い切れない“という論法を何度もこのスレッドで
読んできました。悉く、平沢氏が帝銀を実行したという説を主張する時のもの
です。一つ位ならいいでしょう、しかし二つはほぼ有得ない、3つとなったら
ダメです。
*帝銀は非常に微妙な時期に起きました。21年11月3日憲法公布(後の帝銀 上告審裁判長、田中耕太郎氏も文部大臣として署名)、22年5月3日施行、 23年1月26日帝銀事件発生、8月平沢逮捕、10月起訴、12月初公判、24年1月1日新刑訴法施行。 但し『新憲法の施行に伴う刑事訴訟法の応急措置に関する法律』は新憲法と同時に施行。 これはよく言われている憲法38条関連の問題ですが、私がここで言いたいのは、 GHQに係わる事です。極東委員会(憲法に関してはGHQの上部にある =憲法改正問題に関して米国政府は、極東委員会の合意なくして GHQに対する指令を発することができないとされた)は、 新憲法が日本に合わないのではないかと考え、憲法の施行後1年を経過する 23年5月から翌年の5月まで(帝銀との関連で言えば、平沢氏逮捕、起訴、一審公判の時期) の間に国会で憲法の見直しを国会で議論するよう命じた。正確にはGHQにその旨を政府に伝え、 かつ公表するよう命じた。 しかし、GHQはこれを単に吉田首相への私信としてしかこれを伝えず、この件 に関する報道を<全て>検閲削除した。二つの事を帝銀事件に関連して言いたい。 @事件当時、この憲法(刑事部関連でいえば38条)は時限的なものとしてしか捉えられていなかった、 はっきりとした意識としては定着していなかった可能性がある、 A憲法という大問題においてさえ、連合国の総意を代表する極東委員会の命令を無視して、 検閲、削除を行ったGHQが、一刑事事件に過ぎない帝銀事件の報道、捜査に口を挟む事など、 極めて容易な事だった。 その後、そうした見直し期間も過ぎ(実質的な論議は国会で行われなかった) た昭和30年、上記、新憲法の署名者に名を連ねていた田中耕太郎裁判長が上告を棄却します。 新憲法、新刑訴法に基づいて原判決は問題がないとしてです。 上告趣意書で被告が申し立てた事(調書偽造)は年月が過ぎているので 判断を与えない(否定も肯定もしない)と退けた上でです。 私が<今なら>平沢氏は起訴に値しないと何度も言っているのは、こういう事を 背景にしています。
↑ しかし明晰な人だな〜。オキシフルの味付けの話なんかは言われるまで 全く気づかなかった。 平沢も起訴されるべきではなかったのですか?法定論では起訴もなし 真相論では死刑執行まであったろうというのは皮肉な話ですね
友人にも弁護士いて、普段は馬鹿話しかしないんだけど、やっぱ仕事の時は これくらい頭廻ってるのかねえ ぜんざいに少し塩を入れた方が甘みが立つのと同じで、家相の根本的な頭の悪さが、 絶妙の引き立て役になってるし(w
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/04(月) 09:16:39 ID:8juk3uzW
いくつかの先行する事件が予行演習であると断じているようですが、 先行する事件を見聞きして、無縁の模倣者が模倣事件を起した 可能性も大いにあるでしょう。
>犯人達は荏原で青酸カリを使い切ってしまったか、塩酸プロカインでは効果が 無いことが判ったか、このうちのどちらかの理由で青酸カリを求めて東北大学に現れたが、 入手できなかった。そして、遅くとも帝銀までには青酸カリを別のルートで入手した。 事実に沿って考えるというのはこういうこと >塩酸プロカインは局所麻酔薬です。もちろん大量に用いるなら、腸から吸収されて、 全身麻酔になると思いますが。その場合、短時間で効果は出ないことぐらいは、 歯科医なら分かるはずです。胃炎での痛み程度ならすぐに治るかも知れませんが。 また、オキシフルは強力な酸化漂白剤です。青酸カリ中の不純物鉄化合物なら、 褐色になりますが、塩酸プロカインはオキシフルによって褐色になるかどうか は実験してみなければ分かりません。佐伯氏の言うように塩酸プロカインが 褐色瓶に入れられているのは、遮光であり、劣化すると褐色になると思いますが、 それは、光の影響です。 なお、東北大での青酸カリの件については、分かりません。つまり、帝銀事件に 関係しているかどうかも、私には分かりません。 また、炭団リレーの件は、長年議論が分かれていた箇所ですので、そのため私は アリバイ・人相に付いては著書には記載しなかったのです。しかし、明らかに 分かる箇所はここで述べているわけです。炭団リレーの件は、記憶の曖昧さから くるものと考えています。 人相に関しても、3件の事件+小切手換金では、犯人は平沢に似ているという ものが多いですが、また、どこか似ていないとするものも多くあります。 なお、
> >平沢は、オキシフルの瓶を洗わず用いたと証言している。 私は、平沢が味付けのためにオキシフルを用いたと考えた。< これもおかしい。味付けに使うというのは、<意図的>にオキシフルを混ぜるという事です。 意図的に、オキシフルを混ぜたと考えております。平沢の証言そのものは、信憑性に欠けるものです。 そのため、私は推測しているわけです。 それは、平沢の証言「歯を傷めるから、中和液(第2液)を飲んで下さい」という ものからです。「オキシフルを混ぜたから、歯を痛める」 という考えからオキシフル 混ぜたと考えたわけです。「洗わずに用いた」という証言から、オキシフルが 混ざったと考えたわけではありません。中井事件では、アルコールが使われた ことも、平沢が作ったものは、消毒薬でもあり、また、味付けのため加えたと 考えたわけです。
平沢は、荏原事件の瓶は家の裏(?)に捨てた、事件の帰りに捨てたと証言しています。 また、荏原事件での瓶についてはあまり述べられていません。 つまり、高木検事はこのときの瓶についてはほとんど気にしていません。 また、帝銀事件生き残りの方の証言では、透明の丸瓶だったはずです。 そして、銀行員は中井事件ではアルコール瓶のようなものだったと証言しています。 また、平沢の証言には非常に混乱(嘘)があると高木検事は思っていたはずです。 平沢は、帝銀事件では、毒液はオキシフルの瓶で作った、中井事件の残りを そのまま作ったと異なった自供をしています。 ここで、高木検事は、「毒液をオキシフルの瓶で作った」という自供を、平沢が 荏原事件のこととの記憶の混乱と考えたのです。 だから、高木検事は中井事件で作った、青酸カリ約16gを16名に投与した と間違った考えを持ったのです。 高木検事には、帝銀事件での瓶はオキシフルの瓶という考えはまったくなかっ たのです。 はじめのうちの裁判では、誰もオキシフルの瓶とは気づいていません。 帝銀事件では、16gの約1/3がオキシフルの瓶に入っていたのです。
>原判決の妥当性なのであって、原判決及びその根拠となっている調書をその まま肯定して論じても全く意味がない。 私は、調書のほとんどを否定しているようなものです。 ・荏原事件では、青酸カリ約200mgを用いた。 →青酸カリ約5gを用いた。 ・帝銀事件では、中井事件の残りの液(青酸カリ約16g)を用いた。 →新たに、青酸カリ約5gを用いて作った。 ・当日、相田宅を調べた。 →事件以前に相田宅を調べていた。(犯人は「計画性がある」のが特徴) ・平沢は池袋で時計を見た。 →このときの時刻など覚えているはずはない。 ・上野駅で降りた。 →上野駅では降りていない。 毒物、アリバイに関しては、調書には間違いが多くあると思います。 私は、平沢冤罪説の方の意見も、検事の意見もそのまま言っているのでは ありません。私自身の考えを述べているのです。
>オキシフルは強力な酸化漂白剤です。青酸カリ中の不純物鉄化合物なら、 褐色になりますが、塩酸プロカインはオキシフルによって褐色になるかどうか は実験してみなければ分かりません。佐伯氏の言うように塩酸プロカインが 褐色瓶に入れられているのは、遮光であり、劣化すると褐色になると思いますが、 それは、光の影響です。 これを訂正いたします。佐伯氏は、実際に実験をして塩酸プロカインとオキシフル が反応して褐色になるということを確認しています。 なお、佐伯氏の説では、あくまでも平沢が騙されたということです。 「荏原支店未遂事件の、何とも言えぬ頓狂さは、飲んだのでは分解して効果のでない 塩酸プロカイン「歯科用」を、単に麻酔薬ということで、平沢が騙されて使用した ために起こったものに間違いない、と私は思う」(「帝銀事件はこうして終わった」) そして佐伯氏は、帝銀事件当日、歯科医Nは上野で平沢と別れ、上越線で赤羽に行き、 そここから、変装して池袋に行って犯行におよんだと述べています。また、当日、 米軍の協力を得て仮駅に列車を止め、変装をして平沢と会ったと言っています。 また、歯科医Nは犯行時間には帝銀にいた、遅れて行った平沢は相田宅付近に いたというものである。 このような考えは私には思いつきません。
修正前 変装をして平沢と会ったと言っています 修正後 東京へ変装していき(東京に出るときは変装するので)、平沢と会った と言っています
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/07(木) 23:30:20 ID:sXQIK1nH
変装か、やはり元特務機関員だったのだな。
____ / \ /\ キリッ . / (ー) (ー)\ / ⌒(__人__)⌒ \ <やはり元特務機関員だったのだな。 | |r┬-| | \ `ー'´ /
火葬は便所の落書き書く前に平沢家族に 名誉毀損の謝罪しろ。 そのあと青酸カリ飲んで相田家の井戸に 飛び込みなさい。 骨は拾ってやる。
諏訪中佐と称される人物は、旧軍特殊部隊に所属していなかった 事が確認されたと、森川弁護士の著書に追記されていた。 救う会が、真犯人と称していた人物はいったいなんだったんだ!?
>>137 救う会は、その人物を一時重要容疑者の一人として
挙げていただけで、別に真犯人と断定していたわけではない。
救う会は完全無実主張だったんだから 真犯人が誰であろうと本来関係ない 真犯人が分れば無実があっさり決まるから詮索しただけ 共犯だという事になると話はこじれる やぶ蛇になるから救う会は歯医者に全く触れない 平沢の家族は歯医者というか怪しい絵の仲間達や 事件前後の平沢の動きに思い当たる節があったのだろう だから救う会よりもむしろ佐伯に協力的だった 佐伯の話がトンデモだったらこうはならないよ
つまるところ
>>81 しょ
これに答えられない平沢単独は説得力がない
仮装は結局答えてないものね
炭団は思い違いだろうの一言だけ
包装が言っているのは思い違いがつながることはないから
意図的偽証しかない、でもいつ打ち合わせたの?ってことでしょ
そうなると平沢は帝銀に来てないよ、でも説明できない金は持ってた
名刺もつながる、中井の証人は平沢だっていってる
これを説明できるのは複数犯しかない
てな具合で、包装が言ってるのは割と単純だと思われ
これから仮装がひたすら逃げ回るというのが
このスレで繰り返されてる光景
荏原→麻酔薬か無毒化された青酸カリ、全く効かずオマワリまで呼ばれるヘタレ 中井→不明多分青酸カリ、飲ますことさえできず、小切手にふりかけるだけの ヌケ作っぷり。顔だけきっちり覚えられる 帝銀→アンタじゃだめだ、俺がやってやるから見とけ でガチ青酸カリで大量殺人&強盗。足がつくとやばいから 金はあんたがもっときな、おっとN県に帰る旅費と遊び代くらいは もらっとくかで一生逃げ延び 後になって一味の○森も口封じで毒殺gkbr 板橋→精薄と言われてた○森か野次馬。こんなところか ここまでズサンテキトーな奴らを上げられなかった刑検察のダラシナサはぱねえ
>一味の○森 これって誰ですか?
GHQに接収された山荘のオーナー、平沢とも歯医者とも知り合い 事件の数年後謎の死 死んだ時インテリ風の男が居たがすぐ姿をくらましたといわれている 少なくとも最初の2行は紛れもない事実...
>一味の○森 本名はなんですか?
本名なんか実際に取材した人間しか知らんよ。 知ってても容疑者でもない人間の実名なんか 書けるわけない。 「疑惑の歯医者」でさえ仮名だというのに。
能口って、本名はなんですか?
放送(偽)です。 本名は知っているけど書けない、てか 今は石○議員の弁護準備でそれどころじゃない 佐○間特捜部長とは長銀のリターンマッチだが返り討ちにしてみせる 大体こういう事件には当然共犯が・・・ なに?池○も捕まった? そういう雑魚じゃなくて 主導先導した人間が、うん?こんな時間に誰かがドア(ry
あながちこの話はスレチじゃないぞ。 俺は民主も小沢も全く支持しないが、検察の一貫した反米経世会潰し 新米清和会スル〜は一目瞭然。帝銀も露骨なまでにGHQにへいこらした。 放送が言うように帝銀時の最高裁長官、裁判長?が大物だったらなお更ににおう 長銀だって前経営陣は悪、アメリカさんが助けに来たという演出くさい それで最終的に無罪ってなんだよw
>>148 、
>>149 滅相もないです(笑)特捜部の考えている事など私には図りかねます。
小沢氏の件はコメントする立場にないというか知識もないですが、
帝銀についてはGHQの干渉、どう贔屓目に見ても、
捜査当局に遠慮があったのは間違いないと思います。
>>73 >残念なことに、ことは平沢の思惑通りになってしまった。
この責任は第一に米軍と日本の捜査当局が負うべきであり、
それを裁けなかった司法当局もむろん同罪であり、
平沢の嘘に振りまわされ続けた「救う会」とマスコミにも
その一端はあるだろう。
手厳しい意見ですが、反論のしようがないです。細かい事を言えば米軍に第一
の責任まではないのではないか位ですが、これは本質的な問題ではないし。
12人もの人が亡くなっていますから、ちゃんと裁けなかった(断罪できな
かったのは事実)という事実は重いです。
一つ言い忘れていた事がありました。 私が目撃証言に重きを置いていることには理由があります。 普通の状態と違ってこの犯人は至近距離で自ら手本を示しています。 つまり注視する時間がかなりあったのですね。それからもう一つ、 平沢氏は逮捕後ほぼ同じ動作を証人達の前でさせられています。 こういう時は、別人でも、似ている、この人だ、という風に証言が傾くのです。 同じ動作(しかも変わった)をするわけですから。下手すると誘導だと言われかねない。 その上で帝銀証人があそこまで『違う』とはっきり証言している事は見逃しにできない。 この事件に深い興味を抱く方にお勧めしたいのは、1時45分に丸の内のどこかのビルで7階まで昇り、 話をしながらタバコを2本吸い、こんどは1階までおり東京駅、池袋、椎名町を歩かれてみることです。 2時15分にビルの7階を出て、電車を一つやり過ごして(電車の間隔とスピードが違うから)。 遅くとも3時10分頃までにはつくように歩く。(お金が全部金庫にしまわれた後ではこの犯罪 は成立しません)そして(ここからは想像するしかないのですが)、椎名町のどこか店員さんが4人居る所で、 至近距離でじっくりと顔を見せて、非常に印象に残る仕草(舌を大きく出して薬を飲み込む)をする。 その後、巣鴨に行きお茶を飲み、ボストンバックも持ち(肩下げはもったまま)、 東中野の家まで(E軍曹達の日没前というのが勘違い=科学捜査さんの意見、だとしてです)帰って、 アメリカ人相手トランプに興じる。実にタフな56歳の男性です。そして、逮捕され、例の4人の目撃者に顔を近づけ、 さあ、じっくりどこからでもみてくれといい、同じ仕草、動作をし、服装まで同じにして写真を撮られ、 それでも4人とも違うと言ってくれる。そんなことはそうそう起こり得ないと思います。
>>141 と
>>142 さんが簡潔かつざっくばらんに纏めてくれました。
こういう文才が私にはありません(笑) 仰る通り、私が言っている事は単純で、
>>81 みたいなことはそうそうないでしょう、ということです。随分沢山書き込みをして
しまってそろそろネタ切れでもあり、後は若い人達にお任せします。
たまに拝読させてもらいます。今まで、「それは事実と違います」というような
厳しい言い方をしたこともあり、該当する方はどうかお気を悪くされないでください。
以前も言いましたが、車好きのサークルに紛れ込んだ修理屋のオヤジが車
(法律、捜査、証拠)というのはそうやってなおすんじゃないと、
ぶつぶつ言っていたようなものです。
科学捜査さんは、やはり一冊の本を著したという事で引くに引けない
所もあると思います。また色々検討されて続編なり改訂版なりを出版された
暁には喜んで買わせて頂きます。私も荏原、中井は平沢氏ではないか、
騙されたわけではなく先導しただろう、毒物は青酸だろうと思っているのです。
それから、科学捜査さんのご主張はほぼ原判決通りで(結果的に執行なし)、
私のはそれより厳しいです。それが、真実が語られなかった理由だろう、
平沢氏が自供中ですら金、薬、情報の出所を言わなかった(言えなかった)事、
そして否認に転じた後も言えなかった事は、それで説明がつく
(それでしかつかない)だろうということです。人間の
やること(犯罪も所詮そう)は、多少の寄り道や不合理な所もありますが、大体
一本の線(多少曲がったり捩れたりしていても)になるものだというのが私の経験です。
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/16(土) 19:04:44 ID:7/tGwoYi
平沢は、数十人しか持っていない名刺を持っていた。 その名刺を財布ごとすられたと言ってる。 しかし、すり犯人が財布の代わりに平沢のポケットに入れたとする扇子は、 平沢の子供の近所の店が何かの祝いに配った数十本の扇子の一つだった。 平沢は別件の銀行相手の詐欺でも有罪になってる。 しかも、この件も自白調書あり。 帝銀事件で強奪された大金とほぼ同じ額を、平沢は持っていた。 その大金の出所を遂に説明できなかった。 平沢は黒だね。
相田家に米軍の衛生兵が来ていて、平沢はそのジープの確認を していた、という話がどうもひっかかる。 見張り役は、平沢と米兵の二人だったのではないか? 平沢は現金強奪の役目を担い、米兵は毒物の「効目」を確かめる 任務だったにではなかろうか? 下山事件のあとに出回ったという怪文書に、これを匂わす記述が でてくる。 毒に苦しむ犠牲者の頭を押えて米兵が言ったという言葉― ―Don't Speak ! この言葉は、「共犯者」平沢に向けて発せられた言葉でも あったような気がする。 そして、平沢はその「命令」を守って、あの世に行った。
>包装紙さん >12人もの人が亡くなっていますから、ちゃんと裁けなかった(断罪できな >かったのは事実)という事実は重いです。 法曹関係者の中で、真犯人ではないかと連綿と語り継がれた程の歯科医Nを、 警察も検察もあげなかった理由は、 1)証拠が全く無く、事情聴取も逮捕も出来ない。 2)同じ理由で、立件も送検も出来ない。 3)同じ理由で、仮に起訴できても公判で検察の黒星になってしまう。 4)平沢の事件関与は疑いないようだから、検察の黒星を招くくらいなら、 平沢単独犯で押し切ろうとした。 というところでしょうか?
156 :
R :2010/01/17(日) 10:35:10 ID:Twf2/lSa
銀行内部に共犯者がいた可能性はないのですか?相田小太郎方の赤痢発生の事実を、 犯人はどうやって知ったのですか?行き当たりばったりに見つけたとは、とても思えない。 そこから、「犯人は、伝染病情報を正規ルートで入手できる立場にあった専門家」説が 出てくるのですが、それでは1回目、2回目に架空の伝染病患者をでっちあげて、警官に 不審がられるような行動をとった理由を説明できないと思うのです。 また、山口二郎名刺の官職を「厚生技官」でなく「厚生省技官」と間違って書いている ことも変です。その名刺を受け取った銀行員が不審がるかも知れないのですから。
157 :
R :2010/01/17(日) 11:22:07 ID:Twf2/lSa
155> 5)刑事時効を過ぎている 6)民事時効も過ぎている 7)一事不再理 も追加というところでしょうか。
>>155 ,
>>158 7)の一事不再理だけは外れます。それから時効は、共犯者の場合、
他の共犯者の公訴が提起されて確定判決が出るまで時効が停止されます。
帝銀は確定判決が1955年でなので1970年まで共犯者は逃げなければならなかった。
今話題の小沢氏の件も同じ。国会期間中の不逮捕特権があり、逮捕許諾請求が通らないと
時効になるのではないかという話があるようですが、在宅起訴という手段を用いなくても、
共犯者(既に逮捕済みの公設秘書)の公訴提起が行われた時点で時効は停止します。
恐らく検察は斡旋利得処罰法を狙っているだと思います。これなら政治資金規正法の不記載のような形式犯
(簡単に言えば、免許不携帯みたいなもの)で何でここまでやるのだという謗りを受けずに済む。
これは平成12年にできた比較的新しい法律で、対象が国会議員だけでなく、公設秘書も入る。
皮肉な事に当時野党だった民主党は、この議員立法を手ぬるい、私設秘書も対象にしろと批判していた。
世の中どうなるかわからないものですね。
今週は休みを取っていて暇で、筆が滑りました。民主党支持者の方、
気を悪くされないでください。あくまで客観的な法律論です。小沢氏はじめ
秘書の方が、斡旋利得を得たであろうという意味ではないです。ただ、検察も、
ここまで視野に入れてなかったら、やり過ぎだろうという気がします。
それから帝銀の共犯者の時効停止も実は微妙です。(原審の訴因が共同正犯
なら間違いないですが)
検事は独立して公訴権を持っていて、全てここから始まる。この訴因に従ってしか
裁判所は判断を下せません。(訴因の拘束力)訴因では裁けないと考えられた時に
訴因変更を裁判所は検察官に要求できるが、検察は拒否できる(これを覚えておいてください)。
ここから帝銀の話。もし私が考えているのが真相だったとして、再審が行われ
真相に沿った判決が出る可能性があるかというと難しいと思うのです。
証拠に問題があるから再審となったとして、検察官は訴因の変更を当然認めないでしょう。
(起訴状通りの確定判決が出ているのですから)
再審裁判所はまたしても同じ訴因について判決を下すしかない。そうすると、
真相に極力近い、原判決と違う判決は一つしかありません。
荏原の強盗殺人未遂と中井の強盗殺人予備は平沢氏有罪、椎名町帝銀は無罪。。。
12名の犠牲者は結局浮かばれない。
以前も例に出しましたが、ロス銃撃事件の一審で、何と裁判所が判決で訴因変更をしました。
実行者氏名不詳の共同正犯でM氏有罪、実行犯O氏無罪という判決。
これは控訴審で棄却され、控訴審が自判してM氏無罪でした。
原審判決そのものを刑訴法379条違反、法令違反として退けています。どう考えても
これ(控訴審)は正しい。そうなると帝銀も再審の判決で共同正犯に訴因変更などできません。
だから、結論は上記の通り。やりきれない事件です。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/giwaku.htm (ロス銃撃事件の高裁の無罪判決の要旨が載っています)
すいません。よく考えると一つだけ可能性があります。上記のような再審判決: 荏原の強盗殺人未遂と中井の強盗殺人予備は平沢氏有罪、椎名町帝銀は無罪。。。 が出た後で検察が控訴して訴因を共同正犯に変更することです。 帝銀を裁けなければ検察に取って何の意味もないから、これは有得ますね。確か、 ロス銃撃も控訴審の途中で検察が訴因変更をしたはずです。 このままでは無罪になってしまうなと検察が考えたのでしょう。 裁判、司法というのは検察が主導権、拘束力をもちます。 小沢氏関連の今の事態もそうだという事は皆さんも実感していると思います。 それではこれで私は隠居します。
158>>包装紙さん どうもありがとうございます。 隠居などと言わず、これからも常駐お願いします。 話す題材は語りつくしたのでしょうけど、まだまだ 関心の尽きない事件なので、質問や意見が出ると思い ます。 包装紙さんの明晰な理論展開は、このスレの良心とも 言うべき存在で、2chでは考えられないほどの良質 さを維持できました。 これからも宜しくお願いします。
7)一事不再理 は、平沢の一事不再理という意味だったのですが、 それもないのですね。
>>159 なるほど、検察は石川逮捕で外堀を埋めたというより時効をストップさせたのか。
その上で国会終了する6月以降に小沢逮捕が選挙絡みでミンスにとって一番痛いな。
こういう検察のさじ加減一つってのが検察は横暴だ説になってくるんだろう。
これをストップする手立てというのはないものなんでしょうかね?
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/20(水) 08:00:11 ID:DxkbIVDQ
検察の横暴、暴走は、当然国民が監視すべきで 検事総長・最高裁長官も、4年に一度国民投票で選出すべきである 審査では、あまりに消極的チェックだ ただ、検察官も間違いを犯したくないと願っているはずで 多くの場合は、正しい判断をしているだろう 帝銀事件の場合、高名な画家が10数名殺害したということで 信じられないため、検察のでっちあげ、のように伝えられ そう思っている人間も多いだろう ただ、このスレッドに提示されている事実を詳細にみていくと 意外と、平沢犯人説が正解のようにみえてくる 検察は間違ってばかりいる、というのは誇張している
放送氏は東大法出の意外にも実は女検事ではないかと… 検事が今回の特捜はやりすぎでは?というのだからやりすぎなんだろうなあ
法曹さんが「偽証事件」をどうみているのか知りたいな。 あの事件は、ただの売名目的男に森川氏が嵌められた ということになってはいるが、どうも腑に落ちない。 「追跡・帝銀事件」では本のあとがきで「偽証事件」について 続編(?)で触れるようなニュアンスがあって期待したが、 結局梨のつぶて。 和多田本の基ネタになった佐伯本でも全く触れていないし、 帝銀本件とは、本当に何の関係もないのだろうか?
そうなんだよね 私も包装さんは♀じゃないかと思っていたよ〜 書き方がね そこはかとなく女性的
女性はメール命みたいなところがあるから、 もう少し行かえ等が丁寧だと思う。 包装紙さんは、現場検証を男の足で行った場合の 時間的な説明をしているから、男だと思う。 >椎名町帝銀は無罪。。。 でもここいらへんは、女性的。。。
170 :
R :2010/01/23(土) 15:59:57 ID:oNLgF+EV
要するに、このスレで書いている人たちは、松本清張の「小説帝銀事件」が全ての出発点なんでしょ? 他の作家のものや、救援運動など、直接的にか間接的にか、この影響を受けている。 僕も、この本を中学のころ初めて読んだときは、絶対これが真相だ!!なんて思い込んじゃった けど、あとで振り返ってみると、憶測や、嘘を寄せ集めて、読者を一つの方向(旧軍隊、GHQ、警察一体と なった陰謀説)へ誘導しているだけの気がする。 彼は、作家としては天才だと思うけど、この事件の本当の姿を考えるには、一旦この本の呪縛を全部取り 払い、頭を白紙の状態にして、事実関係をもう一度洗いなおす必要があるんじゃないかな。 たとえば、 1.アセトンシアンヒドリンは、青酸カリのような強アルカリ性でないので、飲んだらあんな味はしないことは 、化学をやった人間なら誰でもわかる。 2.伝染病情報を、正規ルートで入手できる専門家なら、なぜ1回目、2回目の未遂で、嘘の伝染病情報を捏造し て、バレる寸前まで行くようなことをしなければならなかったのか?→そこから、帝銀は専門家が、2回の未遂は 平沢がやった、といった珍妙な説を出さざるを得なくなる。 3.また、防疫対策の行政とかかわりのある人物なら、「山口二郎」名刺の官職名を間違うはずはないのでは? 4.平沢が入手した金の出所、重大なポイントだが、”春画説”でお茶を濁しているだけ→のちに救援運動が春画 を”発見”するも、あまりの稚拙さに誰も信じていない(笑) 5.アリバイ成立説。東京の地理を知っている人なら、清張が強引にアリバイ成立に持っていこうとしているのが よくわかる、歩行時間の延ばし方(笑)→事件の被害者のはずの女子行員が、救援運動にかかわり、のちに事件 発生時刻を早める証言をした(偽証だと考えるが、なぜここまでする必要があったのか?ほかの生き残り行員はど う思ったかな?)
171 :
小沢の断末魔 :2010/01/23(土) 19:36:53 ID:doOi+qX+
米軍がこんな事件に関わる訳が無い。 米軍の関与が漏れたら、占領政策が大きく揺らぐ。 当時、ポツダム宣言に反して日本を分割占領しようとする動きが米国側に あった。 しかし、日本が「そういう約束破りをしたら、ポ宣言は無効になり、全国 で武装蜂起が起きるぞ。」と米国側を押しとどめた。 それ位、米国は占領政策に気を使っていたんだ。 まあ、陰謀論で反米をやりたい人達を引き戻すことは不可能だが、妄想本 を信じ込んで深みにはまっただけの人達は、未だ可能性がある。
米軍といっても組織は巨大なんだから、その中の誰かが 関与している可能性は否定できないだろう。 清張説を批判するなら論理的にやらないと「妄想本」と一蹴 するだけでは説得力ないぞ。
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/26(火) 10:53:32 ID:8b+z6aZL
事件発生から今日で62年
>米軍といっても組織は巨大なんだから、その中の誰かが >関与している可能性は否定できないだろう。 米軍が公然と青酸カリの生体実験して、なんのメリットが あるんだよ!? データだけ、旧軍特殊部隊からとれば済む事だろ! 進駐軍は日本の統治がスムーズに行くように、当初戦犯とし て挙げようとまで思っていた(実際、宮家の人間は身柄拘束 された)天皇まで容認して存続したのに、市中で毒物の人体 実験して占領政策の障害を招いたってなんのメリットもないだろ!
「誰かが関与している可能性は否定できないだろう」と 言ってるだけなのに、なぜそう大袈裟にとらえるかね? ちょっと誇大妄想気味じゃない? 陰謀説論者を笑えないぞ。
陰謀論の特徴は、リスクとリターンがあわない点にある
178 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/28(木) 02:04:44 ID:VrPJFcgJ
真版人が見つからないあるいは逮捕の手が届かない存在だったので、 手頃に犯人に仕立てる対象として少し頭がおかしい男を生贄にしたという ことはあるだろう。古畑教授のように、警察や検察の望みどおりに 「科学的証拠」を整えて何人もの容疑者被告に死刑判決を出すのに 協力したような人もいたぐらいだ。誰でもいいから犯人が捕まる、 それが大事だった(追従を試みるものを思いとどまらせるために) そういうのが社会正義だと信じられていた時代があるのだ。
>手頃に犯人に仕立てる対象として少し頭がおかしい男を生贄にしたという >ことはあるだろう。 それは違う。 警察は平沢を容疑者として捜査したとき、捜査班を2グループに分けて、 片方は平沢が真犯人としての捜査、もう片方は平沢は真犯人ではないという 方向で捜査を平行して行い、誤認逮捕を防ぐべく捜査していた。 しかし、松井名刺つながり、中井支店長証言、人相、過去の詐欺事件、 そして何よりも事件後に被害金額とほぼ同額を隠し預金しており、その金の 出所を説明できなかった事で、警察も検察も裁判官も平沢の事件関与は間違い 無いと結論づけた。 しかし村田証言、帝銀の身元不明の指紋等から、万が一の冤罪をおそれて 死刑執行できなかった。 つまり、平沢は生贄にされたんじゃなくて、遠藤弁護士の言うように、 「限りなく黒に近い灰色」 であり、証拠が無いので死刑執行できなかったという事。
180 :
小沢の断末魔 :2010/01/29(金) 00:12:33 ID:lM+TtNAo
あの世で今頃、平沢はペロっと舌を出して苦笑いをしています。
181 :
179 :2010/01/29(金) 00:34:40 ID:???
>誰でもいいから犯人が捕まる、 >それが大事だった(追従を試みるものを思いとどまらせるために) 日本の警察の誤認逮捕をみると、これは確かに現在でも有るだろうね。 違法証拠収集もよく有る様だし。 でも、それは追従を試みるものを思いとどまらせるためにだけではなく、 お宮入り事件を出すと、自分達の昇進にマイナスとなるという利己的な 理由も有ると思うよ。 検事も起訴して無罪になると、自分の成績に係るそうだし。
>>179 >つまり、平沢は生贄にされたんじゃなくて、遠藤弁護士の言うように、
>「限りなく黒に近い灰色」
>であり、証拠が無いので死刑執行できなかったという事。
妙な理屈だな。
証拠があったから最高裁までが死刑判決を出したんだろ?
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/30(土) 10:35:42 ID:ntf6JAnc
>そして何よりも事件後に被害金額とほぼ同額を隠し預金しており、その金の >出所を説明できなかった 普通なら、その金が犯罪がらみならば、公的にも目に付く形である 預金の形で「隠し持つ」とは考え難い。偽名口座ならばまだしも。
完全犯罪を信じてたんだろう
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/31(日) 00:05:25 ID:4WeYyrn+
実在の名刺を使ったり、奪った大金をすぐに預金したり。 まあ、プロの犯行ではないね。 犯人の平沢は、「人権」をアピールして逃げ切った外道だな。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/01/31(日) 00:07:34 ID:DpknKuHB
本人にも知らない間に預金口座が作られていたり、 あるいは入金されていれば説明は出来ないだろう。 何しろ銀行では口座から金を下ろす時はチェックが 厳しいが、入れる時はどこの口座に幾ら入れたいと 指定した紙と現金を窓口に出せば、本人ではなくても 全く無関係の人間であってもあたかも本人のように その口座に金を入金できる。
187 :
179 :2010/02/01(月) 02:36:53 ID:???
証拠無し 偽名口座 平沢は、口座作成と入金を否定していない。 入金した金の出所を明らかにしなかった。
ご無沙汰してます。久し振りに休みが取れてスレッドを読んで見ました。
そうですね、もう62年経つんでですね。。恐らくここには事件をリアル
タイムで知っている方は居ないと思います。私の場合、両親とも学生時代で、
父が平沢氏白説、母が黒(お金を持っていたのが怪しい)でした。
(ともに法律とは無縁でどちらも野次馬)
>>170 私の松本氏の本を読んだ際の感想は、ははあ父の元ネタはこれだな(笑)
と思った程度でした。松本氏の意見はバイアスがかかっているから、という
自分の中のバイアスを先ず取らなければならなかった程度のものでした。
国家とか組織とか事件を膨らまして考える方向性はあまり自分の中にないです。
>>162 有難うございます。それほどの者ではないのでたまに覗かせて貰います。
>>169 (他) 私の性別、出身校を知ってもあまりお役に立てないかもしれません
が、検事ではないです。(これは多少参考になるかもしれません)
>>181 >検事も起訴して無罪になると、自分の成績に係るそうだし。
日本の有罪率の高さは異常という説があります。ただ、検察サイドから言わせ
ると起訴を慎重に行っているからだということになります。日本は、謂わば、
疑わしきは罰せず、ではなく、疑わしきは起訴せず、という事だというわけです。
ただ最近の特捜(東京)の打率の悪さが目立ち、今頃日比谷公園を見下ろしながら、
今度こそはと歯軋りを噛んでいるかも知れません。怖いですねえ(笑)
以前、斡旋利得で立件を狙っているんだろうと(小沢氏の件)書きました。
(あまりあてになりませんね)小沢氏には検事総長寸前でスキャンダル失脚した
大物ヤメ検さんがついているのは良く知られた話で、そういう事から考えると、
斡旋収賄とか所得税法でひっかかるようなヘマはしないのではないかと思ってました。
帝銀に絡めて言うと、今3人逮捕されて別個に聴取してますね。あれは共犯者が 居ると踏んだ時に、立件の為に有効なんです。どうしたって食い違いが出てき ますから。悪い事をしていなくても記憶違いなどが出る。そこをずんずん突いて 行きます。平沢氏が3件ともやったのだろうと考える人でも、誰かが平沢氏に 薬の飲ませ方などを教えた人間が居たとしても不思議ではないと思うのでは ないでしょうか?それについては平沢氏は一貫して言及しなかった。誰かから 聞いたではなくても、こういう経緯で知ったという事も言わない。 これは不自然だと私は思います。だから、たまたま知ったのではなくて、ある種の謀議が あったと思います。椎名町帝銀だけが防疫のプロとは思いません。しかし、 少なくともその周辺の人の知恵が入らないと。たまたま知ったのではないから、 それが共犯に直結するから、つまり刑が本当に確定してしまうから言えなかった と私は考えます。
平沢氏は白か黒かはたまたグレーかというのではなく、(白と黒の)「ブチ」 あるいは「縞」だったのだと思うのです。一方から(あるいはある部分を) 見れば白(冤罪派)、別から見れば黒(刑検)と。裁判はこういう場合、 無罪認定をしないと行けないので(これは議論の余地がありません)、 当然弁護団はこの方向で行く。執行されなかったのもこれでしょう。 田中伊佐次法相がこれは冤罪だろうと言ったのは、正確にはこれはブチだろうと。。 しかし、実相をよく見ると、あるいは問題を仕分けすると、白い部分は椎名町帝銀、 クロい部分は未遂2件、中間のグレーが金の出所(被害金額とあっていない)、名刺(20分の1)、 東北大学に来た人間などなど。 平沢氏が天国で舌を出しているというのは、そうなのかもしれません。 しかし、私には少なくとももう一人、生きている間に舌を出していたか、 戦々恐々としていた人間が居たと思えてならないのです。 平沢氏が全て一人でこれをやってのけた(飲ませ方についても独創)というのは、 椎名町を考えるとほぼ有得ない。百歩(いや一万歩かな)譲って、 椎名町も彼の実行だとしても、誰か知恵を与えた人間が居た、 松井氏の名前を平沢氏から聞いて東北大学に青酸カリを貰いに行った、 ちょっと間抜けな人間が居た、と思えてなりません。 (私は一連の帝銀事件を起こした人達は間抜けで杜撰で場当たり的だと思ってます) この凶悪犯罪の幇助は大変重いですから。
たびたびすいません。
>>189 の>歯軋りを噛んでいるかも
は変で、「歯軋りをしている」、ですね。本当にそうらしいです。
日本の検察が捜査権と公訴権両方を持っているのは、議論の分かれる所ですが、
特捜がやってる事、これは警察じゃ無理だろうというのが、
両方あっていいのだという人達の論拠の一つになってます。
帝銀も発生直後からT検事が捜査を取り仕切り(小切手手配が遅れた責任はここ)、
平塚氏達が平沢氏を連行した途端に同検事が取り調べました。特捜並だったわけです。
193 :
179 :2010/02/01(月) 23:03:46 ID:???
包装紙さん お帰りなさい。 ご謙遜なさらなくても、貴方の明晰さは衆目の一致する所です。 これからも、宜しくお願いします。 >(私は一連の帝銀事件を起こした人達は間抜けで杜撰で場当たり的だと思ってます) 平沢がそうですよね。 未遂で警官に顔を見られて、会話までしても、その直後に犯行を行おうとするなど 常軌を逸しています。 その未遂犯の杜撰で間抜けなところが、椎名町の知的で上品で水際だった医療関係者とし ての犯人の立ち振る舞いと一致しない。 椎名町の実行犯がホウロウ質と言ってしまったのは、日常の歯科医としての経験から、 ついうっかりという感じでしょうね。 しかし佐伯氏がもし歯科医Nと近所でなければ犯人歯科医説も表にでなかったと思うと、 佐伯氏と歯科医Nの不思議な因縁を感じます。 >誰かが平沢氏に 薬の飲ませ方などを教えた人間が居たとしても不思議ではないと思う のではないでしょうか? 検察は公判でも、この点を解明せずに判決を出しているんですよね。 検察も指紋の件といい、この件といい、杜撰な印象を持ちます。
>>189 大物ヤメ検さんがついている→♀スキャンダルでアボ〜ンされた則定?
武富士の弁護なんかもしてた。ヤメ検を雇う企業ははなからブラック。
小澤で分ったのは特捜の取り調べは893を締める刑事と同じって事。
脅しすかし、喋らないと子持ちの秘書も逮捕するぞとか。
締め上げて吐かせて、裏が取れたら起訴して有罪、細けえこたあいいんだよ!の世界。
エリートでもなんでもない。
>>192 犯人がGHQの名前を持ち出した、て証言を聞いてすぐ検事がすっ飛んで来たらしいね。
こんなヤバイ山を警察に任せておけないということか。
茶碗を洗ってしまったとか、醤油と混ぜたとか、盗まれた金額を調べなかった
とかドチョンボとしかいいようない。GHQはやべ〜、どうしようとgkbrして
やるべき事もしなかったのか。鳩山みたいにw
前から不思議に思ってたのは、検事とか元はと言えば、勉強ばかりしてきた奴
だよね。そういうのが殺人現場とかでgkbrしないのかな?医者もそうかもだが、
あれは学校入ってから解剖とかするわけだし。
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/02(火) 23:08:08 ID:WsXmY9Lz
あなた方もオークションとかで自分の口座にお金を振り込んで下さいなどと 第三者に口座名口座番号を教えてしまうと、ある日身に覚えの無い金額が 入っていて、翌月刑事がやってきてこの口座の持ち主はお前だろう。 なぜこのような大金が入っているのか説明して貰おう。大体この額は 先月強盗殺人事件の現場から盗まれた額に近い(少し少ないが)と 言われた時、あなたは合理的な説明ができるか? おそらく分からない というしかないだろう。
>>198 なるほど
これからは、ヤフーかんたん決済にしよう
でも入金の説明はできなくても、事件に無関係の説明ができれば
いいんじゃない?アリバイとか。
あとは、自分の口座を教えた落札者を警察に教えるとか。
平沢の場合、自分で偽口座作って偽名で入金してるしwアウトじゃない? でも問題は盗まれた金額と会わないことでさ 自供中もずっと帳尻が合わなかったのが共犯者を匂わせてる 結局、全額自分の手元には来なかったのでは?
●明治中央早稲田・・私大馬鹿が多い検察 キャリア官僚のように、東大京大出でないと難しい総合的で複雑な範囲の国家上級試験とちがって、 検察の司法試験組は 中央 早稲田 明治 日大 など法律だけの単純試験であり私大出でも十分 うかるのだ。 おまけに、検察事務官なども国家2種採用で私大が多く、総合的に国家組織の中でこの検察は法律 バカの私大出が多い. キャリア官僚に比べて、法律だけに限定された単純な試験バカの集団である。 つまり試験が法律専門だから長期の受験回数とテクニックと根気があればなんときあなる単純な 受験暗記型のバカでも受験回数や慣れやコツや予備校テクや偶然でうかりやすいといえる。 明らかに国家上級のほうが受験者の質やレベルや採用数においても難関であるといえる。 その証拠は 司法試験と国家上級の大学別合格者数をググってみな。すぐわかるよ。どちら が優秀な大学が多いか、人数も国家上級のほうが採用数が少ないので難関である。こんな バカどもは、裏カネ 冤罪 恐喝 でっち上げ 人権侵害 マスコミを脅す犯罪をやって もおかしくない犯罪集団なのだ。 なぜなら、日々情報がほしい新聞 バカテレビは、検察が事件や捜査のネタ提供と報道で お互い貢献してくれる癒着の関係だから、バカマスコミは週刊誌以外はその真実をかけ ないだけなのだ。
さして長くない文章の中にバカが7回...これコピペ? 小澤問題はそういう司法試験位しか受からなかったバカが 司法試験も受からなかった私大卒のバカを 2回も聴取したのに起訴できなかったというバカな話しなのか? 今特捜に居るのは法科大学以前の非ゆとりの旧試験合格者だろうし 当時は確か3人に一人は東大京大だったはずだが
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/03(水) 13:48:35 ID:ByM5wkBv
裏政治献金と同じで、誰が入金したのかはなかなか分からないんだよ。 金額は数字でしかなくて、奪われた紙幣や小切手などのような物理的 実体ではないから、誰にでも金額さえ揃えれば事件に無関係でも 誰かを陥れるために振込みができる。自分が実行犯ではなくても、 あるいは犯罪に加担していなくても、口座情報が友達に、そうして 友達の友達に、。。。と拡散していって誰が振り込んだか分からない ことだってありなんだよ。しかも真版人が遠まわしに振り込んでおいて 警察に振り込んだ先の人間が怪しいといってリーク電話をすれば 捜査はそちらに向かう。
>>201 なるほど
これからは、ヤフーかんたん決済にしよう
でも入金の説明はできなくても、事件に無関係の説明ができれば
いいんじゃない?アリバイとか。
あとは、自分の口座を教えた落札者を警察に教えるとか。
かけあい漫才ワロタ。それから
>>199 はコピペ
放送さん、やはり疑わしきは起訴せずになっちまったですね。
これでしらっと秘書が起訴された時の議員の扱いだの企業献金禁止規定強化を
クリーンな政治を目指すとか言いいながらやるんだろう。あほくさ。
>ある検察幹部は、「10人中9人は有罪を出すかもしれない。しかし、 >10年後、裁判で万が一無罪が出た時に取り返しがつかない」と >本音を漏らした。 だとさ。検察ってそんなに慎重だったか? 有罪率99%というくらいだからこんなもの?
裁判官も罪状についての認識は検察官と同じだから、無罪にすることは勇気が必要だ。 無罪判決を多く出す裁判官は「変わり者」とみられて、処遇も恵まれない。 弁護士も確実に負ける刑事裁判はやりたがらないので、いい弁護士がつかない。 したがってますます無罪になりにくい・・・という悪循環になってしまうのである。 という意見もある。こうなると起訴されたらまず有罪てことになる。
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/04(木) 10:24:09 ID:6PlI7NiN
>でも入金の説明はできなくても、事件に無関係の説明ができれば >いいんじゃない?アリバイとか。 本事件の場合、アリバイはあるといっても認められていない。 そうして銀行で奪われた金額に近い金を口座に持っていたことが 犯人とされた大きな理由を占めていることに注意。 アリバイが認められない場合、無関係の存在というのは いわゆる「悪魔の証明」というものになり不可能。 アリバイが無いことを理由に有罪にしないためにも、 戦後の刑法では疑わしきは罰せずの原則があるが、本件は そういうのが無かった時代最後の事件。
>>206 なるほど
これからは、ヤフーかんたん決済にしよう
でも入金の説明はできなくても、事件に無関係の証明ができれば
いいんじゃない?アリバイとか。
あとは、自分の口座を教えた落札者を警察に教えるとか。
今回の検察はだらしなかったが 帝銀みたいな刑事事件で10年後に無罪判決が出るのと 特捜が追ってる汚職とじゃ質が違うんじゃないか 帝銀はその間に真犯人を取り逃がしちゃうわけで 小澤の一件はあくまで証拠不十分で無罪つだけだし 足利事件真犯人はその後も事件起こしてるんでそ
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/07(日) 00:15:51 ID:sUvZqBIQ
「刑事一代」での榎木孝明はミスキャスト
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/08(月) 06:38:09 ID:pUL0cJet
この事件最近またフジテレビでドラマ化されたが犯人役が志村けんで 鮮やかな手つきでピペットを掴み会話も巧みに銀行員に毒を飲ませていた。 志村けん『さ、さ、さ、最近ここいら辺で、で、で、で、伝染病が はやってるだでよ、よ、よ、よ〜〜〜よ、よ、よ、予防の く、く、く、薬のんでけれ、れ、れ、れ〜〜〜 (ピペットの音)「カチ、カチ、カチ〜〜〜」 志村けん『ブハーーー』 『じ、じ、じ、自分での、の、、のんじまったじゃねーか』
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/09(火) 09:58:57 ID:7jOhXwsJ
まず、アリバイのなさそうな人間(ニートなど)にめぼしを付けて置いて、 その人間の銀行口座(できれば仮名口座が良い)を調べ上げてから、 そこに金を本人に成りすました人間が入金して、そうしてあの者が 怪しいとリークする。 すると、アリバイも無い、金の説明も出来ない、金額は奪われた額に 近い。これで死刑にできる。
平沢は事件直前に、家族に「近く大金が入る」と漏らしている。 そうして実際に大金を手にしていて、それが帝銀とほぼ同額で、 その出処について、家族にも弁護士にも本当に事を明かせない、 となれば、平沢が帝銀実行犯ではない、としても事件になんらか の関わりがある、と思われても仕方なかろう。 かえすがえすも、平沢完全無罪説をとった「救う会」の存在が残念。 彼らの方針が、もっと冷静なものであったならば、平沢も「救う会」に 乗っかって一生貝になってしまうことはなかったかもしれないのに。
>かえすがえすも、平沢完全無罪説をとった「救う会」の存在が残念。 同意。 救う会が、帝銀事件=平沢無実を唱え続けなければ、平沢は椎名町は無実 でも未遂には関与していた事を話したかもしれない。 平沢に容姿の良く似た椎名町実行犯が明らかになり、村田さんらの生存者 も犯人を特定し、昭和史に残る本件も真実が解明されていたかもしれない。
磯部って弁護士が千葉の医者が真犯人だって意気込んで 再審請求をしたあたりから平沢も お その線でいけるか! てなっちゃったんだよ それからは延々と完全無罪で再審請求の嵐で 本人も俺は無実と思い込んでたんだろうな
この事件を深く考えた人の中には、平沢完全無実説はいないてことで桶? ある意味面白いよね、ジャーナリズムはずっと無実説が有力で 冤罪だから執行しなかったてのが、一般的な総括なんだから ジャーナリズムとか世論ていうのは当てにならないつことだわな。 放送(帝銀別人)と仮装(平沢単独)が議論してたようにみえるけど 放送の推測通りだった場合の方が平沢に不利だというこの皮肉 仮装のは何のことはない元の判決通りてことで、平沢は天寿をまっとうできちゃう ビシッと真相が分からなけりゃ吊るせないわな、たしかに コル病のヌケさくが薬の調達、配合、731並の飲ませ方を 一から単独で考え実行できるわけない。
>>193 有難うございます。お褒め頂いた事に対してもそうなんですが、
この書き込みのお陰で今まで整理がつかなかった、
もやもやしていたものが晴れました。結論から先に言うと、荏原の
毒物(中井、帝銀も恐らく)は青酸カリで歯科医の関与は最初から何らかの形であった、
そして平沢氏は荏原において殺意ありという事です。
>椎名町の実行犯がホウロウ質と言ってしまったのは、日常の歯科医としての経験から、
ついうっかりという感じでしょうね。
実は椎名町帝銀だけではなく荏原でも犯人は歯のホーロー質を痛めると言ってます。
だからついうっかりではないです。そして、この事は二つの可能性を示唆します。
@<例の>歯科医は関係ない=椎名町だけで歯の事に口を滑らせたのであれば、
未遂2件は平沢氏が実行、帝銀は歯科医が平沢氏に代わった事を裏付けるが、
この事実はこれに反する。(科学捜査さんのご意見の補強)ただし全く別の歯科医が
3件ともやった可能性は<この事からは>否定されない事は注記しておきます
A歯科医が噛んでいるとしたら最初から、以上の2つです。私は後者だと考えています。
そう考えるべきなのですね、今まで迂闊にもはっきりとは意識しませんでした。
荏原の薬物には3つの可能性があります。 @ 塩酸プロカイン:和多田氏達。荏原では塩酸プロカインで、 昏睡強盗を狙ったのではないかと言ってます。行員達に異常がなかったから。 歯科医は初めから噛んでいたなら、注射で麻酔効果があるから 経口でも同じ効果だろうというのは、歯科医なら考えないはずなので、 歯科医帝銀実行説を取る和多田氏達の説としては自己矛盾。 A青酸カリ+オキシフル:科学捜査さんの説。A:平沢氏は味付けとして オキシフルを混ぜた。しかし、B:これによって青酸カリが無毒化されるとは 知らなかったという説です。科学捜査さんはBを言っていませんが、 説の論理的一貫性を保とうとするとそうならざるを得ません。 未遂は予行演習ではない、殺意があったと仰るわけですから、 当然無毒化されることを知っていたとはならない。 私はこの科学捜査さんの説は面白いと思いますが(以下に一部援用します)、 もしこれが成り立つとしたら、無毒化される事も知っていたと考えるべきです。 つまり@と同じく昏睡強盗、死には至らないある種の悶絶強盗、を狙ったということです。 平沢氏は自供の中でできれば殺したくないと最初は思っていた、 と述べています。後に覆す事をぼんやりとではあっても想定している自供というのは複雑で、 本当の部分がちりばめられている事があります。(これがそうかは分かりませんが) 以下に述べる梅干大の青酸カリも同じです)
B荏原で使ったのは、平沢氏が言う所の押入れにあった梅干大の古い青酸カリだったのではないか? (私が今回、整理がついたというのはここです)T検事が後ずっとに平沢氏の娘が引き揚げの際に 持って帰ってきたという供述は得ていたが、家族の名誉の為には言わなかったと述べたブツです。 検事がTVで嘘をつくとは思えない。供述書の中に娘が持って帰ってきたという部分は除いて 梅干大の青酸カリと書いたのでしょう。これが3年近くたって、毒物としての効果がなくなっていた。 あるいは、科学捜査さんの説にあるように、オキシフルの瓶を使い、そこにある程度の量が残っており 『図らずも』無毒化されてしまった。この二つのどちらか(前者の方が可能性が高いと思いますが) あるいは相乗効果で無毒化された。 この場合は、平沢氏に殺意があったことになります。それで その古い元々質もよくない青酸カリではダメだと分かった 犯人(達)は、荏原の一件が事件化されなかった事を確認した (松井名刺をそこで使っていますから)後(荏原から2ヶ月経っている時点で)で、 東北大学病院に松井氏の名を出して青酸カリを入手しようとした。 2ヶ月経ち事件化していないとは言え、同じ人物が同じ名前(松井氏)を持ち出す事 に抵抗があった犯人(達)は恐らくロッジオーナーにその役をさせた。
>>199 国家公務員上級試験がどの位難しいのかは分かりませんが、司法試験はある
程度の知力とかなりの根気強さがあれば合格すると思います。中々手厳しい
ご意見ですが、超難関の試験を受かっているからという理由で無闇に司法
(関係者)が信用されるよりはいいと思うので、もって言ってください。私はマゾか(笑)
>>205 さんが紹介されているコメントは法曹資格を持っている人のものとは
思えないです。>裁判官も罪状についての認識は検察官と同じだから<
これでは有罪率以前の問題として、裁判が成り立たないです。それから今の
最高裁判所長官は確か2度無罪判決を出しています。だから、無罪判決が
出世にかかわるというのは俗説かと思います。ただ、刑事弁護士が不足して
いるのは確かで、難関の上級試験を受けるより司法を受けられてはどうでしょう。
最近人気の公務員にもなれ、その後大手を振って民間(ヤメ検さん)にもなれます。
私の頃はバブルでそういう発想(公務員に憧れる)はなかった。。あ〜失敗した(笑)
書いていて二つ思い出しました。大した話じゃないですが。 帝銀の遠藤弁護士は意外にも元判事(確か千葉)だったんです。 それから、 刑法239条に(昏睡強盗)があって、昏睡強盗は強盗として論ずるとなってます。 強盗(236条)の構成要件を満たしていないとみなされないように、 弁護士が強盗ではなくて軟盗だとか柔盗だとか、屁理屈を言えないように(笑) なってます。
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/12(金) 09:39:14 ID:wyLYAPBY
平沢自身も過去に日本軍の特務機関に関わっていたり、戦後に 軍の物資の横流しに一枚噛んでいたという可能性はないのでしょうかね。
222 :
205 :2010/02/12(金) 10:58:37 ID:???
>>219 流石すねw仰せの通りこれは弁護士でなくエコノミスト池田信夫のブログコメントで
これに対して元検弁護士が自分のブログで放送さんと同じ箇所にホンマかいな
みたいな突っ込みをいれてました。餅屋は餅屋か
>>219 >私の頃はバブルでそういう発想(公務員に憧れる)はなかった。。あ〜失敗した(笑)
今そう思って地団駄踏んでる人多そう。ところで、放送氏の今回の書き込みはよく
分からなかった。放送さん自身はB(
>>218 )と思ってるってこと?
そうなんだろうけど、これでどうして整理がついたというのかが分からない
193>>包装紙さん
あ〜、分かった。。
私の書き込みがプロのお役に立てて光栄です。
包装紙さんが
>>193 の書き込みで何故整理がついたかというのは、
自分で書いたから分かりますよw
歯科医Nの最初からの関与、平沢の荏原の殺意と梅干大ですよねw
私も理詰めで考え続けても結論が出なかった事が、見方を変えたら
一気に得心しましたww
笑いが止まらない、腹いて。。
hらいて
>>223 書き方が曖昧ですいませんでした。私はBだと思っています。62 年も前の事件
です。平沢氏、真犯人の自供も真相告白も確定的な証拠も最早でてきません。
私が試みてきたのは、頭の先からつま先まで矛盾のない、合理的な推測です。
その際に大事な事は証拠、分かっている事のいいとこ取り、つまみ食いをしないことです。
自分の推測に不利な事を切り捨てない事。これに尽きます。
詐欺、経済犯、入り組んだ事犯、などではこういう説明ができたら、ほぼ例外
なくそれが真相である事を知っているからです。勿論、全ての事象、人間が
合理的に動くわけではないので、そういう推測に反する事が一部あって、へえ
そうなんだと驚かされる事<も>あります。でも大筋においてはそれが真相です。
もやもやした部分があるとダメ、それが晴れた気がします。
帝銀の場合、東北大学に現れた人間が事件と無関係だったら、へえそういう
偶然もあるのか、と驚かされるかもしれません。でも、それは致命的な事では
ない。逆にこの人物が事件と関係があったら、確定する事が二つあります。
1. 一連の事件は平沢氏の単独犯行ではない(100%確定)
2. 帝銀毒物はACHではない。(ほぼ間違いない)
事ほどさように、平沢氏単独犯説というのは、脆いものです。もしこれが無関係
でも、次々にハードル(アリバイ、目撃証言、犯人適格性)があります。また同時に、
冤罪派が主張してきたACHもそう。この双方とも違っていたというのが、
この事件の言ってみれば<コク>なのかもしれません。あれほど沢山の方が無残
に毒殺されているので、<面白い所>とはとても書けません。
今回はもやもやが晴れた部分を説明します。長くなりますがご容赦ください。
科学捜査さんの本を検索したのが、このスレッドを私が読むきっかけでした。 科学捜査さんが何度か梅干大の青酸カリを分けて使って、 平沢氏が3件全てを実行したと書かれていました。私は、そんな古い青酸カリを 梅干大なんて適当な表現しかできない平沢氏が使って、成功しますかね、 それにこれは東北大学に松井氏の名前を使って青酸カリを求めて現れた人物が 事件に無関係でないと成り立ちませんよ、と反論した。だって、3回に分けて使うなら、 東北大学に行く必要がない。それからT検事が平沢氏の娘が外地から青酸カリを持ってきていた 云々という発言をTVでした事を批判しました。 和多田氏は東北大学に来た人物(ロッジオーナー)が事件と無関係だといい、 一方で帝銀毒物はACHだと言う、これは矛盾だと私は書いた。2週間足らず で青酸カリからACHに毒物を変更し、ACHという731部隊秘蔵の薬物を調達 し、使い方を習得(毒物が変わったのに飲ませ方その他が変わらないのも不自然) するのは無理だというのがその理由。
>>193 さんの、歯科医が帝銀をやったからホーロー質という言葉をうっかり使った、
という書き込みを読んで、いやいや残念ながら荏原でも実行者が使ってたからそう
は言えない、と私は思った。他人の粗(抜け)は気がつくけど、
自分のは気がつかないものという見本(笑)。しかし、これはそう書き込む前に
思いとどまりました。まてよ、と。最初から歯科医が噛んでいるなら、荏原が塩酸プロ
カインはないだろう。(飲んで麻酔効果がないこと位歯科医なら分かる)
だとしたら青酸と考えて間違いない。じゃあ、なぜ失敗した?古い(娘がもってきた)、
梅干大青酸カリだったから。
そもそもそんな古い青酸カリでやれますか?と科学捜査
さんに反論した時点で私は気づきべきだった。見事に失敗した事件(荏原)
があったのだから。それで東北大学で入手失敗、どこかで入手、中井、帝銀
となるわけです。よく言われるのが、青酸カリは画家なら手に入る、だから平沢
でも手に入るという説です。さて、ずっと格下ではありますが、もう一人画家が居ます。
歯科医です。平沢氏が画材屋方面で青酸を入手しようとしたのではないかという調べは、
徹底的にしている筈です。しかし、何もでなかった。
実行者が凶器の手配をしない、その位の頭は働かすものです。
分かりやすくする為に、今回は敢えて断定口調で書きました。最後にぼかして、 周縁を描いて見ます。これは決定的ではない。 歯科医(帝銀実行犯)とロッジオーナー(東北大学に来た人物)は東京に住んで いなかった事は重要。外野席でアドバイザーで居られた、。中井 までは。銀座のミモザや待合、中井のアジトで(女性道楽が共通の趣味だったかもしれませんね)、 ちょっと頭が緩いと言われていたロッジオーナー資産家でしたが、財布は奥さんが握っていた、 GHQに売る絵の算段や、金粉の手配、悪事の話をしていられた,翌日には自分達はもういない。 それからもう一つ。今は事情が変わってきましたが、昔の歯科医院は 月曜日休診の所が多かったのは、四捨五入すれば50歳以上の人は 大体同意してくれるのではないでしょうか。荏原は火曜日だった。帝銀は月曜。 帝銀の日、さあ休診で家にいました。荏原の日、火曜日なら診察ですよ、カルテも ある、患者さんに聞いてみればいい。中井に金を置いて(多少の取り分、 疑われない程度の、を懐に入れ)夜汽車で帰る歯科医の姿。。 上の2段は推測です。
230 :
R :2010/02/14(日) 21:34:36 ID:wz3UXNCF
ホーロー質という言葉くらい、歯科医に治療を受けた患者でも知っていますよ。 ランゲルハンス島という言葉を糖尿病患者が知っているのと同じです。 私の体験で言えば、「ホーロー質」ではありませんが「エナメル質」という言葉 は小学生のときから知っていました。治療の際に医者から聞いたからです。 また、青酸化合物を、わざわざ仙台の大学まで入手しにいく必要などまったくありません。 薬局、化学薬品販売店、メッキ工場などへ行けば簡単に手に入ります。
231 :
R :2010/02/14(日) 21:42:02 ID:wz3UXNCF
まともに考えるのもバカバカしいと思えるのですが、仮に未遂事件2件を平沢が、 本番を別人がやったのなら、どうして奪った金の100%近くを平沢がもらうような 不公平な分配がありうるのでしょう。現在の貨幣価値にして1000万円程度の金、 未遂(練習?)しかしていない平沢がほぼ独り占めし、自分は帝銀実行犯として捕まれば 死刑、分配金はゼロ、そんなことを誰が承諾しますか? 平沢は、旧軍隊の専門家、防疫担当の行政かGHQ関係者を含む犯行グループの”ボス” だったのでしょうか? 平沢単独犯よりも、はるかにありえない話だと思いませんか?
232 :
193 :2010/02/14(日) 22:12:06 ID:???
>また、青酸化合物を、わざわざ仙台の大学まで入手しにいく必要などまったくありません。 >薬局、化学薬品販売店、メッキ工場などへ行けば簡単に手に入ります。 東北大で「松井」の名を語って青酸カリを入手しようとした事を、包装紙さんは 重視してるんですよ。 そして、その時期が荏原での失敗の2ヶ月後だったという事。 >まともに考えるのもバカバカしいと思えるのですが、仮に未遂事件2件を平沢が、 >本番を別人がやったのなら、どうして奪った金の100%近くを平沢がもらうような >不公平な分配がありうるのでしょう。 自分が実行犯であれば、逆に盗んだ金を自分が持っているリスクを避けたいために、証拠と なる現金を平沢に預けたという事でしょう。
>>231 いちいち諭すのもバカバカしいが、ちゃんと前の書き込み嫁 全部説明されてる
>私の体験で言えば、「ホーロー質」ではありませんが「エナメル質」という言葉
>は小学生のときから知っていました。
これなんか完全に裏目ってるww、エナメルじゃなく琺瑯しつという言葉を
使ったからむしろ歯医者が犯人て主張する歯医者のブログもここで紹介されてる
でもそれを鵜呑みにしてるわけじゃないからね
>平沢は、旧軍隊の専門家、防疫担当の行政かGHQ関係者を含む犯行グループの”ボス”
>だったのでしょうか?
誰もそんな事いってないしw このRてのは知識なさすぎ、
関連書を先ず読んだほうがいいレベル
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/15(月) 16:33:56 ID:0e5vSzPS
戦時中は敵性語を一般人は使わないようにということでホウロウ質と 言ってたのではないか?
>>226 レストン。解りました。あ、自分は
>>223 です。
歯医者が無関係で、平沢がしつこく同じ青酸カリ使って一人でやって、
金を独り占めして、捕まってというはしょっぱなに東北病院が事件に無関係
てことにならないと成立たないということね。それと荏原の失敗の原因の
説明がつかないということもないですか?
>>230 は初歩的なとこで躓いてるけど、裁判はこれに振り回されたんだなあ、
と自分は思うんです。正木弁護士もそれでおりた。金は分けたのではなくて
東京に置いていったということですね?1000万円ポケットに突っ込んで
うろつけないw
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/15(月) 22:14:15 ID:Z8cM2Pmh
>>232 東北大で「松井」の名を使った青酸カリ未遂事件というのは、私はよく知りませんが、
実際にあったこととしても、全然帝銀とは無関係の可能性が強いですよね?
リスクという点から、偽名での薬品店からの購入等、別の手段を使ったほうがはるかに
合理的だと思います。
また、困窮の極にあった平沢に金を預けるなどということは、間抜けというほかなく、
ありえない話です。事実、平沢はその金をほとんど使ってしまっています。
また、自供した際に、そのことを言わずに殺人罪を全部引っかぶる理由がない。
>>233 全く馬鹿馬鹿しいことだが、君たちの言う「荏原・中井=平沢、帝銀=別の人物」
説を前提にするなら、論理的必然として「平沢=グループ内の支配的地位にあった
人物(ボス)」という結論が導き出されてしまう、ということを言っているだけだ
よ、私は。いわば君たちがそう言っているのと同じ、そして、私はそんな説は全く
ナンセンスだと考えているだけ。
社会通念上、「危険な仕事をしないで、得た金のほとんどを取れる人物」とは、
グループ内でどういう地位にあると思うか。暴力団組織や、普通の会社組織から
類推してみなさい。
よほどの社会常識の欠如した人や、論理能力のない人以外はわかるはずだ。
また、君の場合、国語力そのものが弱い。日本語として意味が通っていない。
小学生に戻って勉強すべきだ。それと品位もね。 大人になってからにしなさい。
こういうところに書き込むのは。
237 :
R :2010/02/15(月) 22:21:31 ID:Z8cM2Pmh
236=237=R=私です
238 :
193 :2010/02/15(月) 23:21:22 ID:???
>リスクという点から、偽名での薬品店からの購入等、別の手段を使ったほうがはるかに >合理的だと思います。 全くの偽名では入手できない場合もあるから、医学博士(松井)の名を語ったという事。 >また、自供した際に、そのことを言わずに殺人罪を全部引っかぶる理由がない。 この件は、包装紙さんが繰り返し話してるでしょ。 帝銀椎名町への関与を部分的にでも語れば、共同正犯で有罪死刑判決になるから、 本件には全くの無関与を決め込んだという事。 自供時にその件を話さなかったのは、コルサコフの後遺症で、単独犯説をとる警察、 検察の誘導のままという事。 少しは前スレを読めよ
自分が先にばかばかしいと書いといて ほかの人間が書くとぶちきれるってどういう? >東北大で「松井」の名を使った青酸カリ未遂事件というのは、私はよく知りませんが、 >実際にあったこととしても、全然帝銀とは無関係の可能性が強いですよね? 知らないのに無関係とかばかばかしいとか一体どういう人なんだろか
人に品位を持てと説教するその文章が全然品位の かけらもないというRさんに爆笑。 ひょうっとしてわざと?ウケ狙い?
確かに釣りとも取れるボケっぷりだが敢えてマジレスする。
>>236 よく知らないなら、少なくとも他人の意見を馬鹿馬鹿しいなどというべきでない
>実際にあったこととしても
あったんだよ。大学病院の薬局長が証言し警察の調書に残ってる。
>全然帝銀とは無関係の可能性が強いですよね?
松井博士は東北大学助教授だった。平沢は松井の名刺を使った。
ロッジオーナーは仙台に定期的に行ってたので、わざわざ行ったんじゃない
未遂(薬が効かなかった)と帝銀の間に現れた。こういう偶然があるか?
という話をここではしてる。清張本のレベルではない。
それから薬局で簡単に手に入ると貴方は言っているが、実際この時は断られてる
和多田本には、もちろん断られたとあるよ。つ、そんな簡単には手に入らない。
明らかに貴方の事実誤認。
242 :
193 :2010/02/20(土) 20:38:34 ID:???
Rはどうみても初心者なので、釣っているのではなく 知識不足の事実誤認でしょう。 既にさんざん語られ、説明もされてきた事を述べたり、 情報不足で誤認も多い。 まあ、最初はこんなもんでしょ
243 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/21(日) 10:17:47 ID:D3Qi+S3A
60年前の事件を喧々諤々する自体が馬鹿馬鹿かもだが、同病相何とかだねw 自分は警系、平塚本で興味を持った口。放送も同じだろが常に犯罪者を見てる 目からすると、平沢みたいなキ印しか起こさないという仮装の意見は犯罪初心者。 何でもありなんだよ。察のおっさんが女の子の頭ひぱったいて抱き上げたりw ツメで平沢に同情的な佐伯和多田もそう。玄人はもっとさめた目で見る。 放送氏に聞きたいのは、東北病院の件が検事に上がってたかって事。 常識的に考えて、初動で単独犯見込みの方が変。見張り役がいるかもと疑うべき。 特にこの大学病院が判ったら共犯者絡みで平沢を徹底的に絞るでしょ? 共犯を娑婆にほっとくと証拠隠滅の恐れがある。この山は警察じゃなくて 検察がでしゃばってきた上に下手打った。そういう話は内部に残るから 平沢を吊るせなかった。執行命令も出すのは結局検事なわけだし。
>見張り役がいるかもと疑うべき。 帝銀から犯人が出てきて、他の人間が待機してた車に乗って逃げた という目撃証言があります。 救う会も話を載せている本に上記がでてきますが、救う会のHPには その話は出てこないので、真実かどうかは分かりません。
245 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/02/24(水) 19:00:06 ID:wZQ2gRtT
障害者向けの郵便割引制度が悪用された郵便不正事件にからみ、 虚偽有印公文書作成などの罪に問われた村木厚子・元厚生労働省局長(54)の公判で、 検察側証人が次々と取り調ぺ段階の証言を翻すという前代未聞の異常事態が続いていている。 民主党・小沢一郎幹事長の政治資金規正法違反事件に続き、またも政治的意図をもった検察の"暴走"捜査に批判が高まっている。 ある永田町関係者は捜査の意図をこう解説する。 「大阪地検特捜部の狙いは当初から、民主党の大物である石井議員だった。 東京地検特捜部が西松建設事件でミソをつけたんで、手柄を取るチャンスだと思ったんだろう。 東京の佐久間達哉特捜部長と大阪の大坪弘道特捜部長はライバルだから。 たとえ立件できなくても、石井議員や他の複数の民主党議員が関与しているかのようにマスコミに書かせることには成功した。 まさにいつ選挙があってもおかしくない時期の着手だから、政権交代を阻みたいという政治的意図はミエミエでしょう。 かわいそうなのは村木さんだよ。そんなことの足がかりにされ、まさに被害者」 政治的な意図のもと、ロクな証拠もないまま、ウソや洞喝で、事件をでっち上げ、 次々と人を逮捕する。こんな人権侵害を犯しながら、検事は誰一人、処罰されていない。 これでも、法治国家といえるのか (週刊朝日3/5号) 検察の不正を正す法律は絶対必要だ ただ、帝銀事件はどうなんだろう それほど酷くはなかったようにも思えるが
特捜は正義の味方でも横暴でもないだろう。 帝銀の場合調書偽造という不正があった。 何としてもこの事件をあげねばという 焦りがあったんだろう。小沢は許せない という世論を背景に今回特捜が見切り発車したのも同じ
247 :
R :2010/02/27(土) 11:01:25 ID:EPwHFCOB
>>238 >>239 >>240 >>241 >>242 俺は、他人の珍説には関心ないんだよ。珍説の受け売りをするしか能のないお前たち
にも用はない。作家は、商品(本)を売るために、適当に歯科医などを使ってもっともらしく書いているが、
根拠など何もありはしない。
青酸カリなど、規制が厳しくなった現在でも簡単に手に入る。東北大学でしか研究して
いなかった新化合物じゃあるまいし、東北大学まで取りに行く理由はない。
今日でも薬品店に買いに行き、自分で実証してみろ。
>>239 >この件は、包装紙さんが繰り返し話してるでしょ。
>帝銀椎名町への関与を部分的にでも語れば、共同正犯で有罪死刑判決になるから、
>本件には全くの無関与を決め込んだという事。
人の受け売りをするな。平沢は、帝銀椎名町への関与を全面的に認めたんだ。
また、帝銀に関与せず、未遂だけで共同正犯が成立するという、一つの刑法理論
を平沢が知っていた(笑)と考えるのは、平沢がニセ医者をやったと考えるより、
よほどありえない話だろ?
また、その珍説によれば、未遂しかやっていない平沢が、なぜ一人ですべての罪を
かぶる必要があったと思うか?論理的矛盾を突かれると、お前たちはすぐに辻褄合わせの珍解釈をし、ますます
現実離れした迷路にはまり込んでいく。たとえば、次の質問にはどう辻褄を合わせるか。
Q。未遂だけで全額平沢がもらうのはおかしい
A。平沢は預かっただけだ。
Q。当時無一文に近く、金など預ければすぐ使い込む危険の大きかった平沢になぜ預けるか?
ほかにいくらでも手段はあったのではないか?
A。????
>自供時にその件を話さなかったのは、コルサコフの後遺症で、単独犯説をとる警察、
>検察の誘導のままという事。
これは、どちらかというと、清張の受け売りだね(爆笑)
>>241 >あったんだよ。大学病院の薬局長が証言し警察の調書に残ってる。
それが君たちの言うロッジオーナーだか歯科医だった証拠は?
>松井博士は東北大学助教授だった。平沢は松井の名刺を使った。
>ロッジオーナーは仙台に定期的に行ってたので、わざわざ行ったんじゃない
>未遂(薬が効かなかった)と帝銀の間に現れた。こういう偶然があるか?
>という話をここではしてる。清張本のレベルではない。
そもそも前提が架空のものなので取り上げる価値はないが、「犯罪がある町で
起こった」、「Aはその町に住んでいる(または定期的に行っている)」「だから
Aが犯人だ」という論理がナンセンスなことだけは、君にもわかるだろう?
>それから薬局で簡単に手に入ると貴方は言っているが、実際この時は断られてる
>和多田本には、もちろん断られたとあるよ。つ、そんな簡単には手に入らない。
>明らかに貴方の事実誤認。
病院の薬局は、医薬品や毒物などを販売することを業務にしているのではなく、医師
から特定の患者に処方された薬を、その患者だけに交付することを業務にしている。
だから、外来者がいきなり「青酸カリをくれ」と言っても、渡すことはありえない。
町の薬局や、化学薬品販売店は、不特定の客に医薬品、化学薬品などを販売できるから、
入手可能。
248 :
R :2010/02/27(土) 11:04:04 ID:EPwHFCOB
>>238 >>239 >>240 >>241 >>242 俺は、他人の珍説には関心ないんだよ。珍説の受け売りをするしか能のないお前たち
にも用はない。作家は、商品(本)を売るために、適当に歯科医などを使ってもっともらしく書いているが、
根拠など何もありはしない。
青酸カリなど、規制が厳しくなった現在でも簡単に手に入る。東北大学でしか研究して
いなかった新化合物じゃあるまいし、東北大学まで取りに行く理由はない。
今日でも薬品店に買いに行き、自分で実証してみろ。
>>239 >この件は、包装紙さんが繰り返し話してるでしょ。
>帝銀椎名町への関与を部分的にでも語れば、共同正犯で有罪死刑判決になるから、
>本件には全くの無関与を決め込んだという事。
人の受け売りをするな。平沢は、帝銀椎名町への関与を全面的に認めたんだ。
また、帝銀に関与せず、未遂だけで共同正犯が成立するという、一つの刑法理論
を平沢が知っていた(笑)と考えるのは、平沢がニセ医者をやったと考えるより、
よほどありえない話だろ?
また、その珍説によれば、未遂しかやっていない平沢が、なぜ一人ですべての罪を
かぶる必要があったと思うか?論理的矛盾を突かれると、お前たちはすぐに辻褄合わせの珍解釈をし、ますます
現実離れした迷路にはまり込んでいく。たとえば、次の質問にはどう辻褄を合わせるか。
Q。未遂だけで全額平沢がもらうのはおかしい
A。平沢は預かっただけだ。
Q。当時無一文に近く、金など預ければすぐ使い込む危険の大きかった平沢になぜ預けるか?
ほかにいくらでも手段はあったのではないか?
A。????
>自供時にその件を話さなかったのは、コルサコフの後遺症で、単独犯説をとる警察、
>検察の誘導のままという事。
これは、どちらかというと、清張の受け売りだね(爆笑)
>>241 >あったんだよ。大学病院の薬局長が証言し警察の調書に残ってる。
それが君たちの言うロッジオーナーだか歯科医だった証拠は?
>松井博士は東北大学助教授だった。平沢は松井の名刺を使った。
>ロッジオーナーは仙台に定期的に行ってたので、わざわざ行ったんじゃない
>未遂(薬が効かなかった)と帝銀の間に現れた。こういう偶然があるか?
>という話をここではしてる。清張本のレベルではない。
そもそも前提が架空のものなので取り上げる価値はないが、「犯罪がある町で
起こった」、「Aはその町に住んでいる(または定期的に行っている)」「だから
Aが犯人だ」という論理がナンセンスなことだけは、君にもわかるだろう?
>それから薬局で簡単に手に入ると貴方は言っているが、実際この時は断られてる
>和多田本には、もちろん断られたとあるよ。つ、そんな簡単には手に入らない。
>明らかに貴方の事実誤認。
病院の薬局は、医薬品や毒物などを販売することを業務にしているのではなく、医師
から特定の患者に処方された薬を、その患者だけに交付することを業務にしている。
だから、外来者がいきなり「青酸カリをくれ」と言っても、渡すことはありえない。
町の薬局や、化学薬品販売店は、不特定の客に医薬品、化学薬品などを販売できるから、
入手可能。
249 :
R :2010/02/27(土) 12:52:36 ID:EPwHFCOB
追記。まず、さっき、239へのレスとして書いたのは、238へのレスの間違い。 それから、自供時に、なぜ未遂事件のみ実行したことを言わなかったのか?という私の 問いに対する238の答え、 >帝銀椎名町への関与を部分的にでも語れば、共同正犯で有罪死刑判決になるから、 >本件には全くの無関与を決め込んだという事。 が、論理的に全くおかしいので、あえて自分でこの文章の趣旨を解釈しなおすと、 自供撤回後に「自分は主として未遂事件に関与しただけで、帝銀事件には無関係」 という主張をしても、帝銀事件にチョイ役であれ関与していれば共同正犯で死刑 になるから、関与を否定した、ということになるかと思う。 その場合でも、平沢が、難しい刑法理論(諸説あるうちの一つ)を知っていた、 とすることの不合理性については変わらない。 241へのレスの最後に、病院の薬局の業務について書いた部分は、わかりづらい かも知れないので補足する。 病院の薬局は、病院組織の一部として、病院の事業目的に合致した業務(病院の医師 による処方に基づき、処方を受けた患者にのみ薬を交付する)のみしか行えないことに なっていて、市中の薬局(病院からは独立した事業体)のように、不特定の客に対して 、医薬品、化学薬品、雑貨などを販売することはできない。 グループ内に歯科医のような専門家がいたのであれば、病院の薬局に青酸カリを入手しに 行くような、馬鹿げた行為を行うことは考えられない。 実在の人物名を出すことで、アシもつきやすいし、偽名で簡単に入手できる市中の薬局や 化学薬品店を利用すると考えるのが自然。
実行犯は米兵のジープに乗って去ったのだと思う。 入替わりに実行犯と同じ扮装をした平沢が行内に入り、 金を奪って徒歩で逃げた。 奪った金はその日のうちに主犯に渡っている。 事件の翌日、平沢は「平井の清水」に逢い、 絵の代金として金を受け取っている。 この金額が帝銀の金とほぼ同額というのがミソ。 平沢が、自分が嵌められたことに気付いたのは 判決確定後。 取調べ中に気付いたいれば、あるいは仲間のことを しゃべっていたかもしれない。 警察は「平井の清水」が何者かは、掴んでいた。 ただそれが、捜査方針が「平沢単独犯」で決定 したあとだったのが残念至極。
251 :
193 :2010/02/27(土) 23:57:17 ID:???
>>247 相変わらず、事実誤認が多いな〜
先にもレスされたように、基本的な入門書レベルでよいから
読んでから書けよ。
>人の受け売りをするな。平沢は、帝銀椎名町への関与を全面的に認めたんだ。
平沢は厳しい連日の取調べの後、事件への関与を認めたが、その後に全面否定してるだろ。
それから平沢は、事件への関与は全面的に認めていない。
事件後に隠し持っていた被害金額に近い大金の出所を明らかにしていない。
その事が、平沢の致命傷にもなったんだよ。
>東北大学まで取りに行く理由はない。
東北大学まで取りにいった事ではなく、「松井名刺」を使用して未遂事件を
起こした後に、再度「松井」の名前を出して青酸カリを入手しようとした人物
がいた事が大事なんだよ!
>また、帝銀に関与せず、未遂だけで共同正犯が成立するという、
帝銀に関しては未遂で共同正犯が生じるというのは、警察は
単独犯行とみなして、平沢を死刑台送ろうとしているから、部分的
にでも本件に関与していたら、死刑になるという恐れがあった。
共同正犯の知識は、担当弁護士などから聞いたんじゃないの?
ああ、めんどくさいから、後よろしこ。。
252 :
193 :2010/02/28(日) 01:02:49 ID:???
修正> 帝銀に関与せず、未遂だけで共同正犯が成立するという、 共同正犯の知識は担当弁護士などから聞いたんじゃないの? 弁護士でさえ、平沢が金の出所を明らかにできないから、 無実とは信じきれていなかったそうだから、未遂事件だけ でも関与を認めれば死刑確定するから、平沢に法廷戦術と して完全否認を促した可能性は充分あるでしょう。
これはあれかもしれんね
どうみたって
>>193 は受け売りしてるんじゃなくて
Rちゃんに根気強く解説してあげてるんでしょ
まいい、これからマツキヨで青酸カリくださ〜いっていってみる
売ってくれたら報告しまつ
Rさんが書かれている事に関して二つ程。私の書き方が不十分な点もあったので。 共同正犯という概念は知らなくても関係ないです。普通の犯罪者達、市井の人々、 平沢氏(達)は共犯という言葉で処理してるはずです。それだけの事です。 この事件に沿って、分かり易い例をあげます。証拠がないと言えば、平沢氏起訴、 有罪の証拠もないのです。自供がありますが、新刑訴法では、これを唯一の証拠 としてはいけない事になっています。詐欺事件がなかったと仮定して、私が検事だったら、 偽計業務妨害、刑法233条の別件で取りあえず上げて帝銀を取り調べます。 何の事?と思う人が多いかもしれません。平沢氏は名刺が入った財布を掏られた、 と届け出をしてます。更にスリが扇子を入れて言ったという虚偽(恐らく)を言ってる。 これです。平沢氏はこれが偽計業務妨害で処罰の対象になるという意識はなかったでしょう。 恐らく、狂言という言葉で処理してたと思います。法律用語の事は(自分で持ち出しておいてなんですが) 忘れた方がいいと思うのです。つまり、全貌が分かれば、自分も共犯者として死刑になってしまうと考えたから言えなかった。
もうひとつ。平沢氏はいったん自供をしましたが、全面自供は一度もしたことが ありません。組織犯罪などでは、私がやりましたなんていうのはざらです。しかし、 これは全面自供ではない。全面自供というのは、組織犯罪の場合、親分の命令で兄貴が やりました、というものです。帝銀の場合なら、薬物はどのように入手して、GHQが 事件当日やってくるのをどのようにし知ったか、飲み方のトリックの種明かし (自分だけ平気だったわけ)、第1薬、2薬の説明、なぜ未遂では失敗したか、娘夫婦と軍曹との アリバイ打ち合わせをどのようにしておこなったか、こういう事を全て話さないと。 お金の事もそうです。入りはともかく出についても言わない。まず、全額は渡っていない。 渡ったお金の使途も言わない。特に後者は言えない理由はないはずです。それが共犯者 とのかかわり(分け前をあげた)という事以外なら。普通の銀行強盗で、得た金を遊興費 や生活費に当ててしまったなら、そう言えばいいだけです。それで罪が重くなるわけでは ない(厳密には、量刑には影響することがあるが、帝銀の場合どう転んでも死刑以外ない) それから、Rさんはこのスレッドの人達が皆私と同じ複数犯説だというような事を 仰るけれど、それは殆ど私だけで、他の方から異論がずいぶんでてると思います。 そこがまた面白いところでしょうね。
>>167 私が想像を逞しくして最大この偽証事件を考えると(なので恐らく外れているでしょうが)
このNという人も銀座ミモザの常連であり、平沢氏周辺の怪しい絵仲間であった事は
知られているので、場合によっては、平沢氏奪還作戦だった<かもしれません>。
私がこの考えを捨てたのは、そうすると仲間が多すぎてしまうからです。
>>226 で私は
こう書きました。
>帝銀の場合、東北大学に現れた人間が事件と無関係だったら、へえそういう
偶然もあるのか、と驚かされるかもしれません。でも、それは致命的な事では
ない。逆にこの人物が事件と関係があったら、確定する事が二つあります。
1. 一連の事件は平沢氏の単独犯行ではない(100%確定)
2. 帝銀毒物はACHではない。(ほぼ間違いない)<
正確にはもう一つあります。それは
3.少なくとも3人組だった。 これです。
平沢氏と歯科医は似たような風貌でしたから。平沢氏と違うと薬局長が思ったなら、
歯科医でもない可能性が大です。
放送さん、亀レスになっちゃうけど、大手町、椎名町、 巣鴨、東中野、雨の日に実際やってみました。 2時15分にでればどうにか3時15分前後に着きます。 でもその後が厳しい というより心理的に無理という実感。当方30代♀ そこで思ったのが上で誰かが言ってる、ずっと車という線はないのかな これなら2時30分にでても着くし、やはり複数犯となるけど 日没前に東中野につくかも。
ずっと車なら共犯者がいないと無理だな 平沢は車運転できないしタクシーならすぐ足がつく
平沢の自供調書にある、進駐軍のジープを指して 「あれを見ろ、ということだな」 というくだりがずっと引っかかっている。 平沢が共犯者の存在を示唆したともとれる。 ジープを見るという行為は、一体何を意味して いるのだろうか? 進駐軍のジープが相田家に来ていることを、 帝銀実行犯は知っていた。 ならば、平沢はジープを目視し、その存在を 実行犯に伝える役目を担っていたのではない だろうか? 「ジープを見ろ」という言葉が命令形である以上、 平沢は主犯から指図された「従犯者」であった 可能性が高いように考えられないだろうか。
↑ >平沢の自供調書にある、進駐軍のジープを指して >「あれを見ろ、ということだな」 >というくだりがずっと引っかかっている。 これ自供調書にありましたっけ。どんなシチュエーションで 言ったんでしょうか、教えてください、すいません。 これが自供調書にあるてことはもろに共犯者を匂わせてると思うんだけど。
この事件で不思議なのは現場検証というのか 犯人を捕まえて現場に連れてってここでこうやったとか どう話したとかやっていないようですけど、やりませんか?普通。 薬の飲ませ方もたしか映画にして証人達に見せたということだったし 初心者なんで色々訊いてすんまへん このスレ面白いです zzz
263 :
193 :2010/03/06(土) 09:51:47 ID:???
>>包装紙さん
スレの傾向としては、平沢単独犯説派と複数犯説派は半々位
だと思いますよ。
包装紙さんが登場するまで歯科医N実行犯説は妄想、小説扱いで、
ごく少数派でした。
説得力では、平沢単独犯>>>>>歯科医N椎名町実行犯位の
差があったと思います。
>>261 >平沢の自供調書にある、進駐軍のジープを指して
>「あれを見ろ、ということだな」
これは事実、自供調書の中で述べられています。
しかし平沢はコルサコフ症候群で、言っている事が二転三転
したので、その信憑性は確かではありません。
仮にこの供述が事実だとすると、平沢が椎名町実行犯かつ共犯者
有りという事になりますが、平沢自身が調書は誘導によるものだ
と供述を撤回し犯行を否認したので、ますますその信憑性は不確
かなものとなってしまいました。
警察も検察も上記供述は無視し、平沢単独犯で押し切りました。
佐伯氏もこの供述を取り上げ、共犯者有りの根拠としていました。
少し違うのが、佐伯氏は平沢は帝銀椎名町近くまで行って、引き返し
たとしているので、上記供述は事実を述べているとしていますが、
ここで包装紙さんが述べられている平沢のアリバイ成立説とすると、
平沢は帝銀椎名町へは当日行っていないので、上記供述は偽りという
事になります。
平沢単独犯説をとなえている人って、 仮装とかいう薬屋さんだけじゃないの?
>>243 同病。。確かに。私の業界でもこの事件を知ってる人が少なくなった。
共同正犯に訴因変更と言えばロス銃撃、もっと酷いのは帝銀、ボルボ?とか(笑)
大先輩の物故されたヤメ検さん(かなり有名な方)とこの事件について話をした時、
彼女が呻くように、それ(東北大学の件)は検事に報告されなかったと思いたい
と呻くように言っていたのを思い出します。この方は在学中合格で、確定判決時は
修習を終えるか終えないかの頃で、忙しくてあまり覚えていないけど、
平沢氏が移送された時は学生でよく覚えてると。移送直後、証人達が平沢氏は犯人ではないと
言い、自分もぼんやりとそう思っていたそうです。
>>257 ご苦労様でした。私が20年以上前若かりし頃歩いた時の感想は、平沢氏
が実行したとしたら、何の為に丸の内に行ったのだろうという事(意味がない
プラス焦る)と赤長靴、コート、大きめの肩下げカバンという姿は目立つし、
多額の現金を持っていたら職質でアウトだな、という事でした。それで、
やはり車の事は考えました。しかし、
>>259 さんの仰る通りで、それだと
事件が大きくなってしまう。それより見張り兼カバン、コートを受け取って
別のバッグに入れて運んだ人相(もっといいのは性別)が違う人間が居た
のではないかというのが、その頃の私の推理でした。女って誰だよ、と
聞かないで下さい(笑)。このスレを読む方には分かると思います。
確信はないし、今はそう考えていません。これこそ探偵趣味で、単にそれなら
露見しにくいというだけです。
>>260 、
>>261 >>263 さんが纏めて下さった通りなんですが、この件から二つの事が言えると
思います。先ず、原判決が如何にいい加減かという事。
自白は強要されたものではない、補強証拠もある(目撃証言:例によって
3現場の平均)と確定判決でいうわけです。しかし、この部分は無視して
しまう。私は、調書は丸ごと信用できないと言うスタンスです。
この件が共犯者を思わせるから、この部分だけは自説に有利だから取るという事はしない。
しかし、判決は、自白は信用に足る(薬物も飲ませ方もGHQからの情報入手先
も、何も説明できていないのですが)というわけなのだから、
この、あのジープを見ろということだな、という他人事みたいな言い方も検討しなければいけない.
私は、単純に検事が、みたんだろジープをここで、と地図でも指しながら言い、
平沢氏が、ああ、これを見ろということでしょうかね、のような事を言ったのを、
検察事務官がそのままというか、もつれたまま書いてしまったというような事だったと思います。
椎名町帝銀に関する自供は何と言うか、他人事のような感じが一層強いんです。
これが荏原になると、平沢氏が能動的という感じがします。確か、サトー
ハチローさんもそのような事を言われていた。科学捜査さんのオキシフル瓶の話も
その通りである可能性(秘密の暴露とまで言えなくても、検事の誘導ではない)もありますね。
もう一つは、和多田氏と佐伯氏では微妙に意見が違う所があり、ここがその最大 の所(和多田氏:アリバイがあるから平沢氏は現場に行かなかった、 もしかすると帝銀実行は知らなかった、佐伯氏:帝銀は知っていて見張り役として行こう としたが、遅れた)です。だから、和多田氏の著作が盗作云々というのは(法律 的には全く盗作ではありません)、こういう意味でも違うなと思うのです。私は、 この点(平沢氏は行かなかった)に関しては、和多田氏説と同じです。佐伯氏の 本は強引というか思い込みが強すぎる所があります。船舶会と娘宅、東中野と いうルートが否定されないなら、椎名町現場近くまで行くのは忙しすぎるし、 遅れてしまったなら、その後の対応、実行犯と落ち合うなど、もあるから、タドン リレーは有得ない。そうなると、E軍曹には大活躍(?)してもらわないと いけない。漏れ伝わる話によるとこの軍曹は、生真面目なクリスチャンの軍人 だったそうです。
私は自説に有利だからと言って、証言、供述、証拠のつまみ食いはしません。 ここではです(笑)、法廷だとたまにします。つまみ食いというより、強調 と私は呼んでいますが。情状証拠などは特にそうです。ロールプレイですから。 ここは真相追究の場です、法廷と違って。(いいのかなこんな事いって、笑) 皆さんも裁判員になられた時は気をつけてください。検事と弁護士は強調し あいますから。割り引かないといけません。 考えてみて頂きたいのは、以下のようなことです。 車を使ったのではないか?事件後に犯人の目撃証言がないのは見張り役が居て カバンを受け取ったからではないか?この事件が成し遂げられ、長い間、 犯人が捕まらなかった事から、色々な可能性を考えると、悉く、単独犯では なかった、協力者がいたから、という方向を指し示すのです。
269 :
193 :2010/03/06(土) 23:47:16 ID:???
263>>包装紙さん お帰りなさい。これからも宜しくお願いします。 >帝銀から犯人が出てきて、他の人間が待機してた車に乗って逃げた >という目撃証言があります。 >救う会も話を載せている本に上記がでてきますが、救う会のHPには >その話は出てこないので、真実かどうかは分かりません。 これをどう思いますか? 必要ならば上記目撃談を、より正確に記載しますが、内容はお分かりだと思います。
270 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/08(月) 20:48:04 ID:7l4V6Mz9
平沢黒説のほうに無理があり731部隊の生き残り犯行説のほうが合点行く。 自分で飲んでみせるやり方はマルタにやっていた事だし1分間待ってからセカンド薬(ただの水) 飲ませるなんて行為を絵描きができるかと言う事(青酸カリではなくアセトンシアンヒドリン) 青酸カリなら戦後間もない頃にメッキ工場などで手に入れる事が可能だったが 毒薬は青酸カリと断定調で言われていたのも不自然だしGHQ統治下で731部隊の 存在が公になるのは冷戦下のアメリカには都合の悪い事だっただろうし、圧力がかかり 旧軍関係が主流だったのが詐欺師に傾いたのは今だったら相当に無理があるが 当時の情勢ではありの事だった。平沢さんの黒説は否定されたら軍関係なんだが GHQと警視庁上層部は犯人特定してたんじゃないかな?
271 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/09(火) 00:17:37 ID:qrkh5GOX
>>270 犯人は九研トップの篠田さんなんですよ。
ACH開発の当事者であり、なおかつ終戦後にACHを自由に扱える立場の人は
篠田さんしかいません。
272 :
261 :2010/03/09(火) 10:10:08 ID:???
>>263 レスありがとうございました。よくわかりました。
>>269 同じ人かな。
>必要ならば上記目撃談を、より正確に記載しますが
お願いしちゃっていいですか?どの本なのかも解らないので。
自分は、絵の関係からこの事件を知って、読んだのはドキュメント帝銀
(和多田進)と救う会ホムペはじめWebだけです。すいません。
平沢の春近しという絵に衝撃を受けました。この絵はかなり凄い....
273 :
269 :2010/03/09(火) 10:38:55 ID:ftzfg/J8
270様 旧軍関係説の毒薬入手ルートから具体的な人名で平沢黒説に無理ありと思いますし 戦後、最後の自白偏重案件(自白が証拠になってしまう)と不運が重なった 事件だと思います。 しかし平沢さんのひっかかる点は強奪された小切手と同額の金を入手していた事 病気からの影響で作話癖があった事。金の出所は春画を書いて稼いだ金、口を 割らないのは画家としてのプライドなんて言われているが「命、頂戴する」と 言われているのに画家のプライドもないだろうからこの説は否定される。 どう考えても解けない謎は帝銀の実行犯ではないのに強奪された金の同額の金を持って いた事が当時の情勢と複雑に絡み迷宮の扉を開いてしまったのでは。 731の蛮行が白日の下に晒されるのは昭和50年代後半、某作家の 「悪魔の飽食」で731部隊の蛮行が明らかにされたが但しこの本もかなり 信憑性と言う点では?なので何とも言えないが。
雨の日、赤い長靴をはいて、たった一人でやってきて 何々博士と名乗る しかるべき組織に属し、しかるべき地位があるのに 一人の助手もいない そもそも晴れていても徒歩でくるわけがない 帝銀事件が複数犯ないし組織的犯行なら まずその辺の配慮があったはず
275 :
193 :2010/03/09(火) 22:55:17 ID:???
>>273 で269と書かれていますが、それは違います。
書き間違いでしょう。
276 :
193 :2010/03/09(火) 23:40:17 ID:???
>>265 >>257 です。レス有難うございました。私が3時過ぎに約束してたら
池袋でも2時15分には大手町を出ます。池袋から歩いて椎名町までなら
2時には出ないと気持ち的に余裕がない。友達と待ち合わせとは違うし。
なので丸の内に行く意味がない、焦るというのは同意です。
だから車かなと思ったんですが...
>>276 >>272 です。早速有難うございました。読んでみます。
>>269 かなり前に帝銀当日に船舶会に寄ったのはアリバイ工作としては、何か特別な
しかけ(移動手段)がなければ、無意味と書きました。つまり、意図的な
アリバイ工作ではなかった、いや意図的ではあるのか、何と言うか、単純に
アリバイを成立させるためのものだった、という事です。ただ、車というのは、
今とは違い当時は、特別なしかけたり得たと思うのです。例えば、殆ど空想
に近いですが、平沢氏が車の運転を習得し(免許はもっていなかった、これは
確定)、車を調達し、丸の内から車で移動し(帝銀、娘宅、自宅)というルート
を通って犯行を「たった一人」で遂行したということならアリバイ工作になる。
しかし、それでもなお帝銀(M女史証言)が立ちはだかります。平沢氏は帝銀
にその日行かなかったと思います。
次に平沢氏以外の実行者(共犯者)が車を使った可能性。豊田が事件前年に
300台だけ乗用車(トヨペットだったと記憶していますが、随分昔に調べたので
自信がないです)を始めて作りました。そういう事を考えるとこれも市井の人
には難しかったと考えます。そうなると当時車を動かせたのはGHQ、旧軍
関係者だけだったと言ってよい。とくると、これは救う会が言う、平沢氏
無関係、旧軍関係者の犯行という救う会の線になってきます。そうすると、
この本が救う会関係で出てくるのも頷ける。平沢氏完全無実(
>>270 、
>>271 さんの主張)、今度はこれについて考えて見ます。
平沢氏無実(無関係)説に対する反論は以下の3点でしょうか。 1. 松井名刺(荏原) 2. 人相 (中井支店長) 3. 金の大部分を持っていた(帝銀) 私は荏原、中井は平沢氏の実行ではないかと考えているので、1と2に反論する 必要はありません。つまり、上記の反論に同意するわけです。これに対する無実 説サイドからの反論は1.は偶然(名刺をもっていた偶然、20枚は不明、但し、 名刺を持っていて人相も似ていたという二つの偶然です)、2.は中井支店長の 思い違い。この二つは有罪の決め手にはなりませんが、あまり起こらない偶然と (3つの)言わざるを得ません。次に3。私はこれに対しては無実説の人(春画) とは違う反論があります。先ず春画ですが、平沢氏は松本氏の本に線を引いて 読んでいた事が知られています。ちょっと記憶が定かではありませんが、 その本が残っていたのではないでしょうか?ならば、既に、自分が春画を書いていた事 (少なくともその可能性が大である事)が世間に知られている事を平沢氏は知っていた。 ならば、もはや隠す理由はない筈です。「そうなんです、恥ずかしながら。。。」といえばよい。 命と引き換えなのだから。でも言わなかった(言えなかった)、何故か、 時期的に合う形で春画を販売して得たお金がなかったからでしょう。 次に私の反論を書いてみます。
確かに平沢氏は強奪された金の大部分を持ってはいた、しかし全てではなかった。 これは実行者が多少、目立たない範囲でもっていった事を匂わせる。もっと重要 なのは、一旦は自分の偽装口座に入れた(これは非常に怪しい=無実を疑わせる) 金の大部分(8万)が消えていて、使途が不明である。ここまで正確に書かないと いけないと思うのです。(以上はわかっている事実です) 複数犯の場合、顔を見られた実行者が奪った金を持っているのはむしろ不自然。 事件後平沢氏は伊豆で絵を描いた後、小樽の実家に身を寄せています。 そんな大金が必要だったでしょうか。愛人に上げた、預けたという可能性はあると思います。 検察が彼女の金回りを調べたかどうかはわかりませんが、今なら調べています。ほとぼりが 醒めたと思われた時点で、平沢氏も歯科医も放免された時点で、分け前を与えた と考えるのが自然ではないでしょうか?これはあまり自信がありませんが。 犯人達に聞いて見なければ分からないのは、この点です。金の分け方。 平沢氏単独だとしても、ここは(消えた金)は分かっていないのです。
>>274 さんの意見も面白くて私も考えた事があります。二人組の方が説得力が
あるだろう、博士と助手の役割でと。この犯罪は説教強盗ならぬ説得強盗なのだから。
私のつけた説明は、順序を負うと三つです。@始めは平沢氏が一人でやろうとしていた。
=共犯者の関与が薄かった。A顔を晒す人数を少なくしたかった。
B未遂を2回失敗した後の犯行なので、別の人間がやって捜査を撹乱させた
かった。平沢氏が出ていったら意味がない。なんと言うか、段々盛り上がって
行ったと思うのです。犯人達は。歯科医などは始めは冷ややかにみていたのかも
しれない。このエキセントリックな歯科医(いくつかの証言がある)は、
自分がやって見せてやるという気になっていったのではないか。
荏原失敗の後、時間が空いています。事件化していないことを確認した。
念の為同じ銀行(の支店)は狙わなかった。毒物を入手してから中井でやって
みたがまた失敗した。時を開けずに別の系列の銀行(社内で話が伝わるのを
恐れた?)で犯行に及ぶにあたって犯人達が考えたトリックは荏原で警察官
にまで顔を見られている平沢氏ではなく、別の人間がやることだった。
万一捜査の手が歯科医に及んでも、荏原の警察官がこいつは違うと言えば、
即座に放免されると考えた。
282 :
193 :2010/03/14(日) 23:40:38 ID:???
>>271 九研トップの篠田陸軍中将は、帝銀で使用された毒物が
ACHだった?という前提だけで浮上していて、それ以外
の情報が皆無です。
帝銀事件で、これだけ説得力のある論拠が平沢無実、
平沢有罪で双方拮抗してるのは、複数犯と思える本件を
平沢単独犯であげようとするから、処々の矛盾(中井
支店長証言VS村田正子証言&被害金額の平沢所持)と
いう事態になってしまっているのだと思います。
本スレは包装紙さんの独壇場となっていて、もはや
異論の余地も無い様なので、包装紙さんの論拠を本件
のとどめとして伺いたいです。
でも、帝銀では顔を見られているではないか?という疑問が出てくると思うので、 先回りします。自信家だった歯科医は自分なら全員殺害してみせると考えた。 平沢氏は船舶会に居る。これで完全犯罪だと。。怖い話ですね。 長々と失礼しました。終わります。
284 :
193 :2010/03/15(月) 00:05:22 ID:???
包装紙さん、お帰りなさい。 >このエキセントリックな歯科医(いくつかの証言がある) 上記について伺いたいです。 宜しくお願いします。
私が聞いている話では、このS氏は人相がちがうとのことです。 これだとあっさりしすぎていますが、それ以外は縷々述べてきた事を 参照してもらえばと思います。ACHでない可能性が強い事も以前書きました。 しかし、これは絶対ではないです。ただ、ACHだった場合でもなお、 私はそれが、何らかの形で、平沢氏達の手に渡ったのだと考えます。 飲ませ方が旧軍特務部隊から伝わった可能性がかなりあるわけなので、 情報だけではなく物が伝わっていても私はさほど驚きません。 ただ、その可能性は低いと考えます。荏原の失敗の説明がつかない、 東北病院もつかない、以上2つの理由からです。二つあるとかなり補強されて、 殆ど間違えないというのが私の経験です。3つあったらまず間違いない。 裁判の発起人は検事です。この事件の場合、捜査も検事主導だった。 T検事は何故か単独犯に拘った。複数犯説を探偵趣味だとまで言った。 引っ込みが付かなかったのでしょうか。その辺は分かりません。 それに乗ってACHだったら平沢無実と救援組織が躍起になり、 更にそれが60年後まで波及して、逆に青酸カリなら平沢が犯人 (これは論理的におかしい)という本事件に関する最新の著作 (科学捜査さんの著書)が出る、と振り回されました。 松本氏でも救う会でもなく、科学捜査さんでもなく発起人が悪い、 これが結論だったりして(笑)平沢氏の家族が救う会ではなく、 むしろ佐伯氏達に協力的だった事を考える時、私は妙な気持ちになります。 それ(平沢氏は共犯者だった)に思い当たる、それでしか説明がつかないことが 彼らにもあったのではないでしょうか。こういう冤罪事件は珍しい。 袴田事件の被告のお姉さんと比べてみてください。
286 :
193 :2010/03/15(月) 01:42:22 ID:???
>平沢氏の家族が救う会ではなく、 むしろ佐伯氏達に協力的だった事を >考える時、私は妙な気持ちになります。 平沢氏の家族でさえ平沢の本件無関与を信じきれておらず、 「帝銀椎名町実行犯は他にいる(歯科医N)。平沢は一人も殺していない」 という佐伯説に同調し、平沢は一人も殺していないという 考えにすがったという事でしょうね。 「お父さんが、お金の出所を明らかにできないのなら、 私たちもお父さんが犯人だと思わざるを得なくなる」 この言葉が、重く響きます
287 :
193 :2010/03/15(月) 01:51:13 ID:???
え〜い、もう一丁 帝銀事件の被害者の中で、最も薬物被害が軽く、失神を繰り返し ながらも、唯一帝銀外まで這い出て救助を求め、帝銀事件の犯人 の人相、風体、立ち振る舞いに最も詳細な証言を残している、本件 最重要証人である村田正子さんが、帝銀事件の全裁判を通じ、終始 一貫して言い続けた、 「私が会った犯人は、平沢さんではありません」 これが決めてだよ。
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/16(火) 02:28:13 ID:/qIx0U/H
大学のため上京。椎名町に住むと言ったらじいちゃんが「帝銀事件があったところだ」と言ってた。
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/20(土) 09:19:15 ID:3xCMDI/8
どこかに記念碑建っていますか?帝銀事件発生の地とかの。
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/03/27(土) 11:48:43 ID:eMw+vrBc
>>284 これは和多田氏の本に纏められていて、
>>193 さんなら当然ご存知でしょうから
それ以外に私が伝聞した事を書きます。
彼は英語が得意で論文も書けた。そしてそれに自信を持っていた。
彼にとって絵は趣味以上のものであり、それにも自信を持っていた。
短気なというか突飛な言動をするという評判があった。弁が立ち負けず嫌いだった。
私の独壇場という事はないです。若い人もいるし(大学の下宿か、いいなあ,笑)
私の方はほぼネタ切れですが、足利の自供で思いだしました。
随分以前に平沢氏の自供について考えた事があります。長くなりますが書いてみます。
平沢氏を中心に考えた場合、以下の3つの可能性しかないはずです。
1.平沢氏完全無実(無関係)
2.平沢氏単独犯
3.平沢氏を含む複数犯で帝銀実行者は平沢氏以外
そして、自供の様態は以下の3つ。 A.取調から逃れたくて無実なのに自供。1しか有得ない。 B.事件とは無関係ではなく、後で覆す積り(*)で自供。1は有得ず2か3 C.正直に全て自供。1は有得ない。 1−A有得る、1-B/1-C有得ない。 2−A有得ない、2−B有得る、2-C厳密にはない。(金の使途、 薬の飲ませ方、薬/GHQからの情報入手について話していないから) 3−A有得ない、3−B有得る、3-C厳密にはない()内は同上+ <共犯者について一切述べていない>⇔ここが大事。 上記の仕分け自体には殆どの人が異論なしと思います。1.は取り合えず除外 します。有得ないというわけではないですが長くなるので。(私は2よりは まだ可能性がある、逆転満塁さよならホームランですが、と考えています
「後で覆す積もりで」の後に(*)を入れましたが、実はBは(特に2−Bは)後で覆す事を前提 (=秘密の暴露になることを恐れて核心部分はぼかす、とぼける、 かなり高度な対応で初犯の人間には難しい)としていないとおかしなことになる。 後で覆す積もりはないつまり、その場では観念して全て洗いざらい正直に話すのだったら、 ()内の事柄も全て話している筈です。即ち、全て自分でやっていて (全て知っている)なおかつ洗いざらい話すのなら()内も話している (<知っているから話せた>)筈。3−Bは少し違う。他人の協力を得ている部分で知らない部分ha 話せなかった、そして(あるいは)共犯者については、どちらかが先に捕まった時に話さない約束になっていた、 という歯止めがかかれば話せないことばかりなのです、()内の事柄は。 科学捜査さんは、平沢氏は病気のせいで抑制がきかなかったと仰ったけれど、 1月にも及ぶ過酷な取調べを経て自供する際にだけ、プロの犯罪者(知能犯)の如く抑制が効き、 後で自供を翻す事を前提にして、秘密の暴露(特に薬の入手先は致命的)になる事だけは周到に 避けた、という事がある得るでしょうか?私は、平沢氏は取り調べに根を上げて 知っている範囲の事を、共犯者に係わる事だけは避けて話した、後は大部分検事 の作文に付き合った、と思うのです。百歩譲って平沢氏が帝銀を実行したにして も、協力者(何らかの形で幇助した、教唆した者)が全く居なかったとは思え ない。そう考えれば、この自供の問題も説明がつく。
後で自供を覆すという明確な意図を平沢氏が持っていたかどうかは分かりません。 しかし、私の推測が正しければ、裁判で帝銀証人が違うと証言すれば、 船舶会の時間の経緯がはっきりすれば無罪放免されるとは思っていたのではないでしょうか。 但し、共犯者について口を割らなければ!です。だから言わなかった、金の使途も、 薬の飲ませ方も、薬/GHQからの情報入手元も。 私が平沢氏単独犯行は非常に細い道を通ってしか有得ないと再三言ってきた のはこういうことです。まだ1−Aの方が、少なくとも自供したという 事実を中心に考えた場合はすっきりします。所謂冤罪事件の典型です。足利でも 何故菅谷氏は自供なんかしたのだ、真犯人を取り逃がしたではないかと思う人も 居るかもしれません。しかし、起訴前弁護士がつかない現状で被疑者は往々に して、裁判で本当の事を言おうと思うものなのです。酷い場合は刑事が本当の 事は裁判所で言え、今はこの調書の署名しろという事が随分ありました。 代用監獄から出て拘置所で弁護士とあった時に、世界がぱあ〜と明るくなる ものです。終わります。
相変わらず明晰ですね〜。 放送さんは他の事件の推理とか興味ないですか? 3億円とか冤罪事件、足利とか。 かちっとした見解もってそう。
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/01(木) 01:26:42 ID:fkHMJ7yZ
おっとこのスレまで落ちちゃうと
20世紀最大のミステリーの一つである
この事件が完全に風化しちゃうんで上げとく。
>291、
>>292 、
>>293 なんかは、とおりいっぺんの関連本を読んだだけの
人にはチンプンカンプンだろうな。このスレをずっと読まないと分からない。
このディープさは何なんだろうか。未遂が二つもあったから?毒物の飲ませ方?
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/06(火) 22:30:21 ID:bboCHjTt
証拠物件である吐しゃ物を現代の技術で再鑑定することはできないの?
この事件は冤罪ではないだろう。平沢の大胆不敵な行動からして黒と思うがなあ。逆に言えば平沢にしかできない。嘘つきの平沢にしかできない事件と思う。
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/13(火) 22:19:38 ID:xP/R7Akt
皆アク禁?age
300 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/15(木) 13:39:06 ID:OmnrOTJW
貴方の家の近所で強盗があったとする。X円がうばわれたと報道された。 しばらくして貴方は自分の銀行口座にX円が入金されているといわれ、 犯人として警察に逮捕される。貴方はそのX円の入手先をいえと言われても 思い当たるふしが無い。さてどうする? 戦後しばらくの状況に身を置き換えて考えてみよう。 逮捕の決め手は、自白とこのX円を持っていたことだけしかない。
>>300 さんの意見がアホと言われてしまうのは陰謀論の匂いが
するからでしょうが、椎名町帝銀に限っていえば、確かに仰る通り
>逮捕の決め手は、自白とこのX円を持っていたことだけしかない。
わけです。だからこの裁判はとにかくおかしい。
私も陰謀論は取りません。でも強いて言えば、GHQ/アメリカではなく、
反GHQ、ソ連、日本人共産党及びそのシンパというのは考えた事が
あります。むしろそちらの方が興味深い。これはその後の松川、三鷹
に繋がっていくような気もします。
田中清玄自伝という本が過小評価されるのか不思議です。
この人は三鷹、松川はソ連絡みだろうと言ってますね。
下山事件には言及しない所がいい。あれは自殺でしょうから。
ソ連も731がアメリカに丸々取られてしまうのは嫌だったでしょうし。
帝銀はGHQも731も悩ませたでしょうから、現象面だけとるとソ連には
好都合なわけです。
つまり、犯行グループはアメリカというよりソ連からGHQの情報を
貰っていたのではないか?と。しかし、これは荒唐無稽かもしれません。
平沢氏と共産党の結びつきは私が知る限り全くないですから。
>>300 さんの薦めに従って昭和23年に時計の針を戻すと、
共産主義者でなければインテリにあらずという時代だったようです。
帝銀の年に太宰が自殺していますが、彼ですら共産党員であったことがあるくらいです。
田中氏の本は現代の共産党員の方には不愉快でしょうが、同氏は元書記長なんでご容赦を。
私が言いたいのは陰謀論で考えていくなら、アメリカではなくソ連の
方が筋が通るだろうということです。
それから田中氏の本は帝銀には全く触れていません。これを読んでる人に
無駄なお金を使わせるのは申し訳ないのでお断りしておきます。
>>296 確かにそうですね、風化してほしくない事件です。その為には私ばかりが
書き込むのはよくないと思うのです。この事件は戦後、新憲法、新刑訴法下での
刑事裁判、死刑執行の汚点だと思います。例えば足利事件の元受刑者の方は
大変お気の毒でしたが、内側に潜むものとしては帝銀の比ではないです。
ほぼ同時期(ちょっと前)に小平事件というのがありました。この犯人も
実はGHQの腕章をまいていました。だからGHQの威を借りてという事自体は
驚くべきことではなくて、ひょっとすると帝銀の犯人達もその趨勢に
乗っただけという可能性もなくはない。しかし、あの毒物の飲ませ方の出所を
うやむやにしたまま死刑を判決を出し、そしてずっと執行しない、そのくせ
その間に無数の死刑囚を刑場に登らせるというのは問題視されてもいい。
結局、司法は何かを隠し、守ったと思うのです。田中耕太郎氏の名誉、GHQ、 731(繰り返しますが、私はこれらが事件に直接かかわったとは思っていません) 担当検事の上司の名誉。それでも執行に踏み切れなかったのは、思い留まらせたのは 帝銀のM女史の確定判決後のコメント、平沢氏ではない、だったのでしょう。 ならばなぜ掘り下げなかったのかということです。、根拠のいい加減な陰謀論が 湧き出てきましたが、それらの責任は司法にあるのだと思います。
>>302 田中清玄さんの自伝、あれは確かに面白いです。
ソ連の謀略説云々はともかくとして、
昭和の裏面史という意味でも比類のない面白さ!
ちくま文庫から2年ほど前に再刊されたので、
たぶん入手しやすくなってるかと…。
同意 自分は文春のハードCを持ってる 三鷹松川のかしょ読み返してみた ソ連の仕業と確信してると… この人がいうならそうかも試練、もし帝銀もそうなら ソ連によるGHQ占領妨害3部作だね 普通は三鷹松川に下山を加えて3部作とされてるが 田中清げんが話題になるとは、サトハチ、放送氏はじめ、このスレ水準高い 所で放送さん、下山自殺とする根拠はなんでしょう?
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/20(火) 08:29:09 ID:NPyvUK1m BE:2530849267-2BP(0)
下山他殺説?殺して線路まで連れてって電車に轢かせる? 誰もそれを見てない?旅館の奴らもグル?あほくさ。 とにかく清張は国家(アメも日本も)に怨念を持ってるから なんでも陰謀だ〜になる。帝銀もそう。 平沢が無関係?春画の金が言えない?なこたあない。
下山事件はスレチだが清張については
>>309 に同意。
以前、このスレはどうせ清張本読んでイカレタ奴ばっかだろう、
てレスがあったけど 全然違う。
事件の経緯を知るにはいいが、結論はえっ???ばかりだろ<清張
清玄自伝読了、面白かった。 この人も平沢も刑務所いた人は長生だよね。粗食がいいのか... ところで、 半年位前に痴漢にあった、そいつの顔をじっと見た、睨んだ 今週そいつがまた電車にいた、すぐ分かった 沢山の人の中で、その男の顔だけ浮かびあがる感じだった 村田さんの証言は信用できると思う...
椎名町に住んでます。帝銀跡は今どこですか。駅前通りと聞いたのですが
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/04/27(火) 23:50:24 ID:zV8u7Tc3
実行犯は平沢では無いのだろう。もしも平沢が関わっているとしたら、 小切手の換金ぐらいでは。手形を渡されて単なる手形詐欺の片棒を 担ぐのだと思っていたら、実はその手形は帝銀事件のものであって、 最終的に密告されて実行犯にもされてしまったといったぐあいかと。 おそらく本当の実行犯は別にいて、なぜ平沢が手形換金に加えられた かといえば、トカゲの尻尾切り用に容貌の似た男として利用が計画 されたのではあるまいか。絵描きとして骨董画の贋作などもやって たりしたのではないか。犯罪網の一員としてお互いに足がつかない ように連絡はお互いに顔や正体を隠して行ってたり、手紙や電話で のみ指示するようなやり方で組織が構成されてたのかもしれない。 などと妄想は無限に広がりを持つのであった。
放送さん。小沢が一転して起訴されそうです。 起訴とか不起訴とかこんなに恣意的てか ころころ変わるものなんですか? 今回は審査会で逆転したけど 帝銀みたいな普通の刑事事件の場合 たまたま検事が起訴しなかったら、平沢もずっと野放し?
検察審査会は別物だし
731部隊が無関係であるわきゃない、飲ませ方はそのものずばり。 一薬、2薬も。 お偉いさんは大学役所大企業(ミドリ十字始め)に散らばっていった。 諏訪とかそういう上の人間じゃない。 下っ端で実際に実験してた人間が関与してる。 だからわからなかった。
>>315 検事は裁判の発起人で、検事が起訴しなければ弁護士も裁判官も出番なしです。
(起訴前弁護士が日本では一般的ではないので)帝銀でもT検事が起訴を断念
していれば平沢氏はあっさりと放免されていた筈です。
>>317 仰る通りだと思います。私も731部隊が全く無縁とは思いません。そこから
の情報がなければ(ブツ=毒物はともかくとして)、帝銀事件はなかった。
ハルビンには2500近くの人間が居ました。終戦直前に証拠となるものを
焼却した後、日本各地に散らばった部隊員(特に第一部、
第三課(生理・マルタ=人体実験を意味する、管理)、ここに薬理班があり、
捕虜入出管理部署もある)から情報が漏れても不思議ではない。
問題は平沢氏がその入手について何も語れなかったことです。
この事は(も)、少なくとも平沢氏単独犯行の可能性が低い事を示しています。
はっきりしていること:平沢氏に軍歴はなかった、歯科医にはあり、その所属が分からない。
皆さんの周りに旧軍に属していたのに所属が分からない(言わない)人は居ますか?
731部隊の細菌実験については、東京地裁民事18部が判決を出しています。
賠償請求は退けていますが細菌実験そのものは認めています。(現在控訴審)
>>307 大体
>>309 さんと同意見です。この事件も帝銀と同様に科学的(医学/検死、
物理=カーブと死体/線路の位置関係)論争が起きました。帝銀の場合は毒物で、
ACHだったら平沢氏は犯人ではない説が(私は同意しません=ACHだったら平沢氏単独の
可能性が薄れることには同意しますが)でました。下山の場合は死後轢断なら、
*(自殺死体を見つけた人が更に列車に轢かせた、という特殊な場合を除いて)
他殺で間違いない。しかし、死後かどうかは意見が分かれている。
それより問題なのは、立った状態で轢かれたかどうかで、
私が知る限りでは心臓の位置が大きく右に動いていることから
立った状態だったという見解が優勢なようです。他殺では無理=自分も轢かれてしまう、から。
これにも異論が出てはいます。そういう場合、科学論争は一旦置き、
事件全体を見るべきだと思います。そうすると他殺説というのは、上記の、
<*(自殺死体を見つけた人が更に列車に轢かせた >
に匹敵するような、不自然さが伴う気がします。殺す事自体が目的なら
死後列車に轢かせる必要は当然ない、隠蔽/遺棄を目論むのなら線路まで
持ってくる以外にもっと安全で手間のかからない方法がある。
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/01(土) 12:06:55 ID:Wr0wQh63
歯科医は特務機関員(謀略組織の一員)だったのでしょう。
321 :
193 :2010/05/02(日) 23:34:04 ID:???
>はっきりしていること:平沢氏に軍歴はなかった、歯科医にはあり、その所属が分からない。 >皆さんの周りに旧軍に属していたのに所属が分からない(言わない)人は居ますか? 軍隊及び警察ほど、その構成員の出自や配属先等の経歴管理に厳格な組織はないです。 私の身内にも旧軍経歴のあるものがいますが、戦後何十年も経っても正確な同部隊名簿 に基づく案内や通信が送られてきれて、各部隊の所属軍人の消息の問い合わせも繰り返し 行っています。 旧軍出身者の現状ならいざしらず、旧軍時代の配属先が不明ということは、軍隊では有り 得ないです。 有るとすれば唯一、その出身や配属先を隠蔽する旧軍特務機関しか有りえないです。
322 :
193 :2010/05/03(月) 11:53:31 ID:???
歯科医Nが旧軍特務機関員だったとすると、青酸化合物の 捕虜への投与の人体実験に関与していた、或いは情報とし て知っていた可能性が出てきて、一気に歯科医帝銀実行犯 説は信憑性が高まりますが、逆に上記人体実験に直接関与 していたとしたら戦犯として極刑に値するので、その人体 実験の経験を表沙汰にする事になる帝銀事件を起こすだろ うかという疑問もわきます。 包装紙さんが以前指摘していたように、旧軍特殊部隊出身者が 本件の真犯人だとすれば、捕まえてくれと言わんばかりですと いう事が非常に説得力があります。 米軍が731関連の捜査を中止する様に圧力をかけたのは、帝銀 事件後、捜査が特務機関に及びそうになった時なので、旧特務機関員 が731まで捜査は及ばない事を犯行前に知りえた可能性は非常に低い と思われます。 考えられるのは、731の人体実験のデータを米軍に提出するかわり に人体実験の件は免罪するという米軍の了解が得られていた事は、旧 特務機関員は把握していたでしょうから、それで捜査は731まで及ば ないと考えた可能性はあるかもしれません。 或いは、歯科医Nは人体実験に直接関与せず、情報だけ知っていて、それ を歯科大での指導経験とあわせて本件を行った。 或いは、佐伯氏が言うようにNは中野学校出身で、佐伯氏の説とは逆になり ますが、中野学校は人体実験を行っていなかったので、Nは当然人体実験へ の関与は無いので、自分に捜査が及ぶ事は無いと思っていたのかもしれません。 帝銀事件で関与が疑われるのも、米軍が操作中止にしたのも731関連であり、 中野学校の関与を謳っているのは佐伯説だけたと思います。
323 :
193 :2010/05/04(火) 00:57:33 ID:???
帝銀事件犯人の人相書きに、 「左の耳下の顎に傷痕があるかもしれない」 というやや不確かな記述があり、平沢は目撃者に、 「私のここに傷がありますか!」 と自分の左顎を指して激昂するように言ったそうですが、歯科医Nは右頬耳より、目の下に 二センチ位の傷痕があったそうで、人相書きのやや不確かな記述は、犯人の顔の左右を記憶違い したとも考えられ、逆に傷痕に関する証言の信憑性の確かさを感じます。 経験的にCDジャケットに印刷されているアーティストの顔の向きやメンバーの配列等が、左右 逆に記憶違いしていたという事はよくあります。 >包装紙さん 上記の犯人の顔の傷痕に関する人相書きは、荏原、中井、椎名町の、どの 目撃証言によって書かれたものか分かりますか? 歯科医Nの目撃は椎名町でなされたと考えられるので、傷痕の証言は椎名町 だと良いのですが。
324 :
193 :2010/05/04(火) 01:17:01 ID:???
それでも解せないのが、村田正子さんが歯科医Nを麺通しした際、 震えだしてしまうほどNは犯人に似ていて、Nの犯人としての適正 も平沢よりも遥かに高く、平沢がNが一番怪しいとまで言って いたのに、村田正子さんの夫は平沢無実派の新聞記者である にも係らず、何故歯科医Nを記事にしなかったのかという事です。 これは、他のマスコミ、当時の警察にも言える共通した疑問です。 >包装紙さん 歯科医Nが限られた出版物でとはいて、その存在が知られるように なっても、警察が一向に参考に事情聴取する事すらしなかった事に 関して、何か話はありませんでしょうか。 仮に歯科医Nが真犯人だとすると、平沢は誤認逮捕で、警察の黒星 になってしまうという事情もあったのかもしれないですが、どうで しょうか?
325 :
193 :2010/05/04(火) 01:21:33 ID:???
麺通し>面通し 出版物でとはいて>出版物でとはいえ でした。
死刑判決でてるのに冤罪の可能性のある事件は死刑執行しない。 かといって徹底的に荒いなおしもなし。 なんの為の判決なんだと思う。矛盾してる。
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/08(土) 00:09:33 ID:esDiv8ju
三億円事件でも、実際には警察の身内の犯行だと思われるが、 それを徹底的に遮蔽隠蔽してきていたわけだ。 731部隊の首脳クラスのものは米軍と一種の司法取引をしていて、 戦犯として告発もしないしソ連や中国にも要求されても身柄を 引き渡さない特権を保証するのと引き換えに、人体実験の資料 や実験方法などの再現や実演を要求されて、それに応えた。 ところが、満州で731がやっていたのとそっくりの手法を用いた 銀行強盗殺人事件が発生してしまったが、警察が旧軍の特殊研究 との関連性を洗い始めた。報道などに731の過去などが出てくれば、 裁判の過程で(たとえ犯人が731とは直接関係なくとも)731関連の 話が公開の形で出て来てしまいかねない。すると731の関係者が俎上 に上り、戦犯として告発すべきだなどと中国やソ連などが主張して くることはほぼ確実と思われた。米軍との裏の密約はGHQの建前からは、 表には出せない性格のものだ。そうなると、マスコミと世間の関心を 旧軍の731などの秘密研究から逸らす必要が生じる。そのように 司法取引をした当事者は感じてGHQにもちかけせがんだであろう。 GHQレベルの権力(天皇をも超越した超放棄的存在)であれば、 圧力をかけて、捜査の方向性変更の指示、証拠の捏造、 捏造証言者とその捏造証言の作成、などは不可能では無い。 GHQなどと裏取引していたような人間や、戦犯か戦犯すれすれの 行為を握られていると感じた者、あるいはそのような行為がなくとも GHQにやっただろうといわれるだけで立場が吹き飛んでしまうような 状況下では、言われたとおりの偽証言をする者がいたとしても 驚くにはあたらない。
>>193 さんは、何故歯科医は訴追されないのか?と問いかけていた人でしょうか。
礼儀正しい人で非難する感じがない所が、逆に申し訳ない気持ちになります。
おかしい、と憤る方が健全で、私(達)のように日常的に犯罪者に接し、
多くの犯罪が事件化されず葬られていくのを眼にしていると感覚が鈍磨していきます。
せめてもの罪滅ぼしになるべく丁寧にご質問にお答えしようと思います。
>>323 傷痕証言は意外なことに中井です。(傷痕と斑点を区別すればですが)
記憶の左右逆転(CDのジャケ写)の話、その通りですね。私達が証言を聞く時、
左右というのは非常に大事であると同時に、あてにならないのです。
確か左にxxがあった、という時は私は左右どちらかは不明とノートします。
ここで左に拘ると全体を間違える事があるので。
但しxxがあったのはほぼ間違えないと思っておく。
ないものは人は覚えていないものです。それから犯人に傷、痣があった、
容疑者にもある(ない)、だから犯人だ(ではない)というより、
見た時に、この人です(ではありません)!と言う方が信頼がおけます。
(非)同一という認識は曰く言い難いものがあります。論理(痣があるからこの人)
というより暗黙知の領域かもしれません。
中井未遂警察文書に犯人の特徴として、左か右の頬の下に腫れ物の 治療の痕らしいもの一つ、とあります。(やはり左か右かわからないわけです)。 中井では特徴と言われたこの傷跡がその前の荏原未遂では犯人と対峙した警察官の証言にもない。 (警官「顔に特徴は思い出せない、顎の髭に白毛があったようにも思う」 ;当時平沢氏56歳、歯科医44歳))椎名町帝銀では左頬に茶色の斑点(5分くらい) 2個ありというが、適格ではないとあります。 ずっと後年、歯科医と長い時間接触した女性が、「右頬耳より眼の下に縦2cmの かなり古い傷跡、切って縫ったような跡」がある事を発見してます。 この方は、帝銀実行犯ではないかと疑って、凝視していますから間違いないでしょう。 これは、奇妙な事に中井の実行犯と合致します。諸説の中で歯科医が3件とも犯行に及んだ というのはないのにです。(私もそう思っていません)
重要なのは平沢氏が詰め寄ったのは、椎名町帝銀のY支店長代理だという事 です。よく見てくれと言って顔を突き出したと。平沢氏は椎名町については 絶大の自信と持っていた、れだけが拠り所だったと思います。 この経緯は平塚氏の著書にあります。後年平塚氏がY氏を町で見かけたが、 向こうは覚えていないようで立ち去った。あの人は平沢に詰め寄られびっくりしてた からなという平塚氏の述懐ですが、私はあえてもう少し深読みしたい。 Y氏は当初の、平沢氏は違う、から、似ている、に証言を変えています。 それで死刑判決が出た。冤罪説が有力で一つの運動のようになっていった。 心の傷であったと思います。それは、M女史(一貫して違うと証言)も 同じだったでしょう。M女史の裁判での証言が若干トーンダウン=明らかに 違うから、似てはいるに(私が弁護人だったら少しがっかりしたかもしれない)、 したのもY氏の証言の影響もあったでしょう。ここからが本題の何故歯科医は 取り調べられなかったかについては、連続になってしまうので日を分けて貼ります。
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/08(土) 15:44:49 ID:esDiv8ju
よく似ている人間を替え玉として探し出してから、証拠も作ったんだろ。
332 :
193 :2010/05/08(土) 22:00:56 ID:???
包装紙さん
お帰りなさい。丁寧な書き込み、ありがとうございます。
>>193 さんは、何故歯科医は訴追されないのか?と問いかけていた人でしょうか。
そうです。以前、下記の書き込みをしましたが、疑問が中々解けないので、包装紙
さんも多忙で私の様な者の質問に追加追加で答えるのも手間でしょうから、二度手間
にならないように「 」で再UPしておきます。( )内だけ今回追記します。
それから、以前、包装紙さんが、警察は単独犯説だったから、歯科医Nに未遂事件の
アリバイが一つあればNを放したでしょうと書かれた事は理解いたしました。
私が疑問なのは、警察や検察の良心として、本件の複数犯の可能性を調べなおさなかった
のか、及び平沢の共犯者として歯科医Nを取り調べる事を何故しなかったのかという事です。
宜しくお願いします。
「>包装紙さん
>12人もの人が亡くなっていますから、ちゃんと裁けなかった(断罪できな
>かったのは事実)という事実は重いです。
法曹関係者の中で、真犯人ではないかと連綿と語り継がれた程の歯科医Nを、
警察も検察もあげなかった理由は、
1)証拠が全く無く、(強制の)事情聴取も逮捕も出来ない。
2)同じ理由で、立件も送検も出来ない。
3)同じ理由で、仮に起訴できても公判で検察の黒星になってしまう。
4)平沢の事件関与は疑いないようだから、検察の黒星を招くくらいなら、
平沢単独犯で押し切ろうとした。
5)刑事時効を過ぎている
6)民事時効も過ぎている
7)(平沢の)一事不再理 」
333 :
193 :2010/05/08(土) 22:39:53 ID:???
すいません、少し修正します。 「>包装紙さん >12人もの人が亡くなっていますから、ちゃんと裁けなかった(断罪できな >かったのは事実)という事実は重いです。 法曹関係者の中で、真犯人ではないかと連綿と語り継がれた程の歯科医Nを、 警察も検察もあげなかった理由は、 1)証拠が全く無く、(強制の)事情聴取も逮捕も出来ない。 2)同じ理由で、立件も送検も出来ない。 3)同じ理由で、仮に起訴できても公判で検察の黒星になってしまう。 4)平沢の事件関与は疑いないようだから、検察の黒星を招くくらいなら、 平沢単独犯で押し切ろうとした。 5)刑事時効を過ぎている 6)民事時効も過ぎている 7)(平沢の)一事不再理 というところでしょうか?」
age
age
age
age
保守
保守
保守
保守
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/27(木) 00:59:31 ID:OcHCWkqo
。
,
帝銀もこれと同じ経過(別件で逮捕後自白か自首)を辿るのでなければ、 実行犯は逮捕されなかったと思います。=1)、2)、3) 逮捕令状は裁判所(官)が出します。確定判決が出ているものに対して出すのは 自己矛盾です。上記の富山の場合、、長いので止めます。さして面白い話でもないので。 4)はそこまで検察が考えたかは疑問です。頑ななんです、彼等は。それから >法曹関係者の中で、真犯人ではないかと連綿と語り継がれた程の歯科医Nを これは私の書き方が悪かったのかもしれません。語り継がれていたのは、平沢氏 無罪(無実)です。救う会の森川さんのご著書によると、田中伊佐次元法相 は救う会にメッセージを寄せています。この方は一度に何人もの死刑執行 命令を出した人で(平沢氏のだけこれは冤罪だろうといって脇によけた)、 死刑反対論者としてメッセージを寄せたわけではないのは明らか。 法務省を構成しているのは実質的に検事です。 この中で、この事件はまずったかもな、という空気は綿々とあったはずです。 殆どの方がお亡くなりになられましたが、私が話した人の間で言われていたのは それ(歯科医共犯説)でしか説明がつかないな、ということです。 ストンと説明がつくのはそれだけだという意味です。私達(捜査、裁判関係者)は 往々にしてそういうのが真相である事が多いのを経験上知っています。 コレ何かおかしくないか、どうも腑に落ちないという時、そこにはまるもの があるとそれが真相である事が殆どだという事を知っています。
すいません。一つ私の方が自己矛盾してしまいました。ダメだ冴えない、 歳かしら、前からだけど(笑) 共犯者として逮捕状を出すなら自己矛盾しませんね。 判決文は間違っていたけれども(平沢氏が帝銀実行者)、平沢氏と共謀した強盗殺人、 同未遂(荏原)、同予備(中井)を行った容疑。捜査、裁判は不当に平沢氏を逮捕、 拘束、拘留、(死刑執行がなされていないので刑の執行は未だ)したことには ならない。そうすると死刑執行さえしていなければ、失点は大きくないという事に なるかもしれません。そこまで考えていたとは思えないけれど。。
包装さん。 何度も指摘しているが「この事件はまずったかもな」 ぐらいの感覚では、日本の権力機関は執行回避などしませんよ。 実際、ある法務大臣が平沢の執行命令書が上がってこないのは なぜかと法務省の官僚に問い質したことがある。 そりゃそうでしょう。 日本犯罪史上最も凶悪非道な事件の犯人を執行せずして 先に他の死刑囚ばかりを死刑台に送るというのは法の正義に 悖るといえる。ごく単純に考えるとそうなる。 なのに平沢は死刑執行されず結局「天寿」をまっとうした。 これでは誰のための裁判か何のための死刑制度か分らない。 もし本当に当局が「まずったかも」と思っているのなら、堂々と 再審請求を受ければいいだけの話ではないか。 しかし、これがどうしてもできない。 結局すべては米国側から真相が明るみに出ることを 彼らが恐れたからとしか考えようがない。 新証拠が出て平沢が実行犯でないことが判明し、そのとき 平沢が執行済だった場合、誰がどう責任をとるのか? 法務官僚が最も恐れていたのは、責任追及の波が誰に 波及してくるのか、だったはず。 この事件が特異なのは、このことを熟知していた平沢が、 事件に関与していたにも関わらず、当局の「弱み」に 付け込み、彼の救援活動で名を売りたい連中をも利用 して「悲劇の冤罪被害者」を演じ続け拘置所で「特別待遇」 うぃ享受し続けたこと。 平沢と権力者とマスコミが結果的にぐるになって長年国民を 愚弄し続けた罪は非非常に大きいといわざるを得ない。
348 :
193 :2010/06/06(日) 22:01:27 ID:DKwcOxuW
>殆どの方がお亡くなりになられましたが、私が話した人の間で言われていたのは >それ(歯科医共犯説)でしか説明がつかないな、ということです。 包装紙さん、お帰りなさい。 丁寧なご返答、有難うございます。 村田正子さんが歯科医Nを面通ししたとき、まだ時効前だったのですか。 村田さんが歯科医Nを面通ししたとき、村田さんは震えだしてしまうほど 歯科医は帝銀実行犯に似ていたのに、警察も検察もNの事情聴取を行って 事件の真相解明に動くという、法の執行官たる責任感も正義感も無かった という事ですね。 私は愛媛県警の件も含めて、警察に失望しています。
349 :
193 :2010/06/06(日) 22:25:47 ID:DKwcOxuW
平沢も歯科医Nも佐伯氏も、みな亡くなりました。 真相は、平沢と歯科医Nが持っていったという事ですね。 以前、作家の小林久三氏と本件について話した事がありますが、 平沢が実行犯でないとしても、平沢が本件に全く無関係とも言い 切れないという思いを多くの人が抱えていると話していました。 平沢は死刑判決が確定してから、歯科医Nが帝銀実行犯で はないかとポツリポツリと語りだしていますが、それが 何か中途半端で、未だに腑に落ちません。 平沢が、犯行当日にアリバイ作成のためと思われる外出と 面会等を行っていた事から、平沢は当日の本件実行行為を知 っていたと思われるので、歯科医Nが実行犯たる証言を自ら 行えば、荏原、中井の未遂事件への自分の関与を明らかにせ ざるを得ず、自分の無実と死刑執行回避を勝ち得なくなると いうのは理論的には理解できるのですが。 この疑問は、共同正犯の件でご回答を受けていますので、 返答は不要です。
350 :
193 :2010/06/06(日) 23:02:31 ID:DKwcOxuW
帝銀事件で、村田正子さんが銀行の外まで這出て助けを 求めなかったら、間違いなく16人全員死亡していたと 考えられますが、松井名刺繋がりと中井支店長証言で、 平沢の未遂事件関与はいずれ明らかになったでしょう。 包装紙さん。 以前にもUPしましたが、帝銀事件当日、犯人らしき人物 が帝銀からでてきて、複数の人間と一緒に車で立ち去った 件について、どう思われますか? その目撃証言は、詳細で具体的で、信憑性が高く思われる のですが。
351 :
193 :2010/06/06(日) 23:21:14 ID:DKwcOxuW
352 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/11(金) 21:13:43 ID:q+7fpJNg
保守
353 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/13(日) 01:25:31 ID:k0UFKcCk
age
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/13(日) 23:19:45 ID:k0UFKcCk
維持
>>355 おっ!これは金屏風ですね。
ただ画題は例の「虎」ではないですし、
制作年も1925年……氏が30代前半の頃の作品か。
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/20(日) 03:26:18 ID:D97Z9rfM
保守
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/21(月) 00:18:05 ID:chFp91Or
age
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/21(月) 03:17:09 ID:jziWVgP4
椎名町に住んでるよ。北口の駅裏の神社らへんにあったんだっけ
360 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/25(金) 23:21:03 ID:wempDrYm
そうです
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/28(月) 05:46:19 ID:0Y9xY9GP
保守
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/06/29(火) 03:56:01 ID:yRSl/nOK
平沢を逮捕したまでは良かったんだが、何故、複数犯の 可能性を否定して、徹底捜査しなかったんだろう。 平沢は逮捕されているんだから、犯人グループは袋のね ずみだったのに。
>>356 そうですね。ここで分かるのは平沢氏が金屏風を描く事に慣れていたこと。
歯科医が居なくても金を調達できた事。この頃歯科医は開業していませんから。
しかし、戦争を挟んで金の調達が容易に出来たのかどうか。。
>>347 仰る通りと思う点が多いです。執行が忌避される理由に大きく分けて3つある
と考えます。
1. 冤罪の可能性(証拠収集、採用に疑問があって、判例として残った場合、
(私達はこれを気にします)問題があると思料される)
2. 政治的な配慮(ご指摘されている点です)政治(宗教)犯もこれに該当。
3. 確定囚の健康状態、年齢。
平沢氏の場合、当初から1と2があったと思われます。1.は私が指摘し、
2は
>>347 さんが指摘されました。そして70年代以降は3.も。余談ですが、
連赤のN確定囚の場合、2.3の組み合わせですね。それから、執行命令は
大臣官房に上がっていたと思います。だから宮城送りになった。
>>349 、
>>350 平沢氏は少なくとも2度、真犯人に言及しています。一人はS中佐(森川哲郎氏の著作)、一人は歯科医(和多田氏の本)。
前者はいいです。自分と無関係の人、周りがいうからそうなんだろうと。でも後者はそういう他人事では終わらない。
荏原で松井名刺が使われ、自分がその内の一枚を持っていた、という確定的な事実があって、なおかつ、
自分の知り合いの歯科医が事件に関わってると発言することは、自分が事件と全く無関係というのはほぼ有り得ない
と宣言しているようなもの。
車の件は、裁判所が証拠採用しなかったから、そういう事は無かった筈だ
とは考えません。あまり信用していないんです、裁判を。私は
>>349 さんの
警察に対する不信感を、というより、捜査起訴裁判、に対する不信感を、共有します。
愛媛はひどいですね、確かに。ただ、どちらに転んでも(車であってもなくても)
平沢氏単独犯説を補強はしないのですね。それから荏原、中井ではそういう車の話がない。
ここでも、帝銀だけ様相が違うという話になる。一方、車だったら平沢氏独りというのは有り得ない。
この事件は実にこういう事が多いのです。最近話題に登らなくなりましたが、毒物もそう。
ACHか青酸かという議論が延々とありました。ここでも、裁判(再審)でも、ジャーナリズムでも。
これもACHだったら平沢氏単独はまず有り得ない(それならば平沢氏シロというのが冤罪派の
主張ですが、共犯者がいれば可能)、青酸だったら平沢氏を含む広範な
範囲の人間の犯行。単独か共犯者がいるかどうかには影響しない。。
365 :
193 :2010/07/02(金) 01:41:30 ID:stxHUAhH
包装紙さん、お帰りなさい。 ご返事、ありがとうございます。 帝銀外での共犯者らしき複数の人間達と車を目撃した事が 証拠として採用されたら、本件の流れは大きく変わったで しょう。 平沢に共犯者ありという事ならば、平沢周辺の人物を 徹底して調べたでしょうし、歯科医の未遂事件でのア リバイも、歯科医の無実を証明するものとはならなかった でしょう。 何故、裁判官は帝銀外の車の目撃を証拠採用しなかった のだろう。 多くの疑問点を無視して、平沢単独犯行にまとめこんだ 印象があります。 救う会も、犯行に見張りがいないのは不自然すぎると主張 していますし。
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/02(金) 06:50:17 ID:vtOQ5vCL
ここでいろいろ騒いでるやつ!!!!アホか、 俺は平沢なんかどうでもいいが、毒の素人ができる犯罪ではない。 名刺犯は毒物については何もおってない。ただ防疫医師の名刺から 犯人を偽造しただけだ。 諏訪三郎だろ、これをやったのは。 諏訪三郎の名前が軍歴に名前ない。 当たり前だろ、謀略部隊の731部隊に本名なのる馬鹿はいないよ。
>>365 証拠採用は裁判官の自由心証主義(対義語は法廷証拠主義)。
>>365 さんはこれを踏まえて仰られてるのでしょう。
しかしその前に証拠申請というのがあります。ですから、この場合裁判所が採用しなかったのではなく、
証拠申請がなかった。車、複数の人間について検察が申請する筈がないのはお分かりだと思います。
(実は可能性がなくはないのですが、−アリバイが崩れる、間に合う)そうなると弁護側。
さて、平沢氏無罪(無関係)を主張する弁護人にとって、車に関する目撃証言はメリットがあるでしょうか?
共犯者が居た(かもしれない)ことは、平沢氏の単独犯行ではなかったことを証明しますが、
平沢氏が一味の人間だったことを否定はしない、それよりもむしろ、
船舶会から椎名町までは間に合わない、軍曹が居た東中野の家までも間に合わない
というアリバイ証言で弁護しているのに、車があったのか、共犯者が居たのか
(ここで共同正犯に訴因変更要)、じゃあ間に合いだろう、誰ですか、言えないのですか、
という流れになる。名刺は消えないわけですから。私が一審の弁護人だったらやはりアリバイで
押したと思います。アリバイは無罪確定のホームラン王なのです。
>>365 さんは正義感が強い方なので、納得できないと思いますが、私が裁判は
真相究明の場ではないというのはこういうことです。検察と弁護のロール
プレイの弊害でしょうか。。あらゆる可能性を勘案
して真相に迫る、これは捜査段階(検察も含む)です。ここで平沢氏単独犯
という結論が出て訴因が出されると、それに沿って検察は有罪を、弁護側は
(罪状認否で無罪主張の事件では)無罪を、それぞれ勝ち取る為に弁論を
張ります。アリバイ、人相で行けると弁護が考えたのも無理がないかもしれない。
もっと言ってしまえば車は弁護側にとって邪魔かもしれないのです。「
まとめ込んだ」(検察)という表現はいいですね。そういうことだったと思います。
弁護もそのまとめ込みまれた中で勝てると思ったのでしょう。(ちなみに最初の弁護
人は民事専門の小樽の出身で絵が好きな人で、刑事事件は初めてだったそうです)
なお上記は、車の目撃証言が公判に出せる精度があったと仮定しての話で、真偽の程は分かりません。
>>366 >毒の素人ができる犯罪ではない。 名刺犯は毒物については何もおってない。
仰る通りだと思います。
>ただ防疫医師の名刺から 犯人を偽造しただけだ。
ここは犯人に繋がる人間を引っ張ってきただけだ、というのが事実だと思う
のです。そこから検察が「まとめ込み」、裁判が行われ、死刑判決が確定し、
すったもんだの上、38年間執行されなかった。その後、他の方はともかく
私のような物好きなアホが(笑)、あ〜だこ〜だ言ってるわけです。しかし、
二つ指摘させてください。先ず、731部隊でも実名が分かっている(そうそう
たる)人々が居ます。中佐レベルでも。それから、それと思われる人の人相
がどうやら違った(M女史のご主人はこの線を追ったのですね)ようです。
何度も失礼しました。夏休みで暇なもので(笑)
370 :
366 :2010/07/03(土) 09:45:24 ID:Wfzj+0VL
上の方へ、失礼しました。 ちゃかすつもりはなかったのですが、気分を悪くしたらごめんなさい。 はっきり言えば歴史の闇の事件は、石田基検事怪死事件この方推理合戦は面白いけど、 推理合戦がかえって、真実から答えを遠ざけると思い書いちゃいました。 当初は決して解のでない事件ではなかったと思うので、一番解にちかい意見を書きました。 たとえばマリーセレベス号事件でも、いろんな余分なことを削った答えがたぶん正解だと思います。 この帝銀事件も、当初メインの毒物班のおった筋に犯人がいるとかんがえます。 なお、個別課題について 確かに731部隊出身者でも実名が分かっている人います。 しかし、その人たちはだいたい大学に戻れた人、つまり戦後一応社会復帰できた人ではないでしょうか。 731の医師の中には、人体実験で精神を病んだものも多くいたと聞きます。 戦後、闇に落ちた人物の本当の名前は多分残らないでしょう。 そのひとりが通称「諏訪三郎」だと思います。 長文失礼
371 :
193 :2010/07/04(日) 10:32:33 ID:4Z+2pBwp
包装紙さん、レスありがとうございます。
>船舶会から椎名町までは間に合わない、軍曹が居た東中野の家までも間に合わない
>というアリバイ証言で弁護しているのに、車があったのか、共犯者が居たのか
>(ここで共同正犯に訴因変更要)、じゃあ間に合いだろう、誰ですか、言えないのですか、
>という流れになる。
なるほど、車や共犯者の存在は平沢のアリバイ成立の妨げになるという事ですね。
私が思ったのは、救う会の森川氏の著書に上述の車と共犯者らしき存在が出てく
るので、
救う会の論拠
1)平沢にはアリバイがあり、本件とは無関係。
2)車と共犯者の目撃証言で検察の単独犯説を批判し、他に真犯人グループ
がいると主張している。
3)平沢の、薬物の知識と取り扱い経験の皆無。
4)その他。
という様に理解していました。
救う会と弁護士では、スタンスが少し異なっていたのですね。
森川氏の著書で、
「銀行内で犯行に及んでいる時に、誰かが行内に入ってきたらどうするのか。
外に見張りがいないのは不自然過ぎる」(要約大意)
と、単独犯説を批判していたので、救う会としては車と共犯者の目撃証言を
裁判官に採用して欲しかったのだと思っていました。
車と共犯者の目撃証言を証拠申請されていなかったのですね。
>>370 諏訪中佐は犯人と人相が似ていない。
諏訪中佐犯人説を主張する側が、諏訪中佐への調査を充分行っていない。
諏訪中佐は、帝銀事件が起きた時は九州に在住していた。
という批判があります。
さらに上述の森川氏の著書で、諏訪中佐は731には所属していない
事が確認された事が追記されていて、この諏訪犯人説は落着したと私
は思っています。
372 :
サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2010/07/06(火) 23:28:12 ID:lGEaypkt
>>193 様
すいません。流れを無視して恐縮ですが、
>>349 で書き込まれた件で、教えて下さい。
小林氏とお話されたのはいつ頃のことでしょうか?
氏は本件を小説にしたことにより、
ネタの取扱いを巡ってトラブルがあったと思いますが、
193様がお会いされたのは、その後のことでしょうか?
373 :
193 :2010/07/07(水) 23:11:56 ID:jma/tUhU
>氏は本件を小説にしたことにより、 >ネタの取扱いを巡ってトラブルがあったと思いますが、 >193様がお会いされたのは、その後のことでしょうか? マッカーサー暗殺計画でしたでしょうか。 そのトラブルの後だったと思います。
374 :
サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2010/07/10(土) 00:01:48 ID:sT6cSE8Q
>>373 (193様)
お返事ありがとうございます。
あの後ということですね。
193様とどういう遣り取りをされたのか興味があります。
なお、小説のタイトルは正確には、「マッカーサー謀殺事件」でした。
その一年前にも「ノンフィクション・ノベル 帝銀事件」というのも書かれてましたが。
それと、193様も便宜的に固定のハンドルを持たれた方が
良いかと思いますがいかがでしょうか?
(特にトリップ付けて頂くと助かります)
375 :
193 :2010/07/11(日) 00:18:29 ID:tfT4U5zk
小林氏と帝銀事件の話しをした時、 「平沢が真犯人とは思えないが、かといって 平沢が全く事件と無関係とも言い切れない〜」 「僕は皆から馬鹿にされたんだけど、帝銀事件は マッカーサー暗殺計画ではなかったという事を 書いたことがあるんだよ」(自嘲的に笑いながら) みたいな話になりました。 最近、過疎ってて、スレが落ちてしまいやしないか と心配してます。
376 :
サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2010/07/11(日) 02:00:05 ID:rApMVS3v
>>375 193様。コメントありがとうございます。
小林先生の本件の推理小説は、「従軍歯科医」みたいな見立ても出てきて、
元ネタの取扱いの件を割り引いたとしても、
なかなかセンスオブワンダーに富んだ面白い作品でした。
さて、ところで、過疎化うんぬんというお話もありましたので
活性化する意味で、193様(だけでなく他の方も)へ質問です。
平沢氏の聴取書の早い段階で出てくる「清水虎之助」のエピソードの件、
私は、これは、いろいろと示唆に富む箇所だと思っておるのですが、
特に、清水氏が1947年12月末に急死したことをを平沢氏は述べています。
果たして、これをどう解釈すればよいのでしょうか?
捜査側のいうようにすべて平沢の「作り話」なんでしょうか?
(であれば、翌年1月末の電報(「シミ」)は何なのか?)
この「急死」のエピソードはかなりリアリティのある……と思うのは私だけでしょうか。
377 :
サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2010/07/11(日) 02:33:54 ID:rApMVS3v
上の補足です。 (平沢の供述を思いっきり端折ってみる↓) 47年末、平沢は清水氏からカネを貰える約束があった(色紙代として)。 その話のあと、平沢はすぐに約束の額の一部を貰ったが、 残りのカネをなかなか清水氏が払わなかったため、 その催促に平井まで行ったところ、なんと清水氏が急死したと知らされる。 (死因は、「風呂がぬるいので火にくべる薪割りをしてたら脳溢血おこした」) 平沢は通夜と葬式にでる。 そこで、清水氏の(正妻か二号かわからないが一緒にいた)女から、 形見分けのようなかたちで三万円と砂糖ほかを受け取った――。 (以上) これ、なんなんでしょうね。 いずれにせよ、警察(検察)側は、「清水虎之助」の存在自体を 架空(作り話)という扱いにしているため、 上記のエピソードもその後、一顧だにされていないようです。
378 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/07/15(木) 01:10:46 ID:giDDyIgr
確かにこの事件が埋もれてしまうのは寂しい。私も一度に沢山アップはやめて
少しずつにして頻度を上げていきます。上げるというのもやってみますか。
>>370 いえいえ気分を悪くなどしていません。むしろ、私は平沢氏無実(無垢)説が
どうして出てこないのかと思っていました。S中佐は
>>371 さん
(しかしこの方は本当に詳しい、というより頭がいい。私など同じものを読んでいても
さっと頭に浮かばず、書かれてみて、ああ、そうそう九州九州とか言っている始末です)
の仰る通りですが、このS中佐だけではないですから。この辺りに関して、
簡単に読めるサイトとしては以下があります。
http://www.shimin.gr.jp/library/booklet4/teigin10.html 見方がやや偏っているものの、帝銀裁判事件、という捉え方は面白い。
確かに酷い裁判でした。それから成智警視がT検事のことを大学出たて
で青い、みたいなことを言っているのも。この警視の手記の内容も下記で
読めますね。二つとも731部隊による犯行説を取った人達です。
おかしいと思う点もありますが、それはまた今度。
379 :
193 :2010/07/18(日) 12:27:31 ID:v9aJXsTM
>>378 包装紙さん、お帰りなさい。
私など包装紙さんに比べれば大した事ありません。
せっかくお話しがあったので、諏訪中佐について書き落としがあったため
追記、修正します。
>>370 諏訪中佐は犯人と人相が似ていない。
諏訪中佐犯人説を主張する側が、同中佐への調査をろくに行っていない。
諏訪中佐と松井名刺の繋がりが無い。
諏訪中佐は、帝銀事件が起きた時は九州に在住していた。
という批判があります。
さらに上述の森川氏の著書で、諏訪中佐は731には所属していない
事が確認された事が追記されていて、この諏訪犯人説は落着したと私
は思っています。
以前、731の残党の消息についての話題が出た時、私もミドリ十字の件
が頭に浮かびましたが、上述の松井名刺繋がりが無い人物への否定的見解
は、ミドリ十字、千葉の医師等、平澤関連以外全てに当てはまる否定的要
素です。
HNを193にちなんで、一休さんにしようかと思ってます。
380 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/19(月) 05:28:44 ID:ddaWjksU
みどり10時ってかなりやばい生い立ちなんだね 戦後医者学者薬屋はghqとの密約で無罪放免散らばってたわけか 帝銀で盗んだ金で制約会社を興したとかだと痺れる話だが それほどの金額じゃないし せいぜいできてドラッグストアとか? 久三さんは3億とかトンでもな面もあるけど 平沢が無関係とは思えないというのは同意だなあ 虎之助りよ大森兄弟歯医者 怪しい奴が回りに多すぎ 一休さんw 座布団一枚
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/19(月) 08:46:38 ID:tgI85t1H
中学生による実母殺人未遂事件 1997-10-01 中学3年生(15歳)は自宅台所において、実母(44歳)の背中等をナイフや包丁で刺し、殺害しようとしたが、傷害を負わせたにとどまり、その目的を遂げなかった。(10月、長野) 警察庁「少年非行等の概要」引用。 ↑現在医者。28〜29歳 少年院出身者マシモトジャン
その後、北関東で一家毒殺事件を起こした緑某(逮捕後、護送中に自殺)は 帝銀事件に関係があるのだろうか?当時は関係があると言われていたようだ が?みなさまのご教示をお願いします。
383 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/24(土) 09:11:42 ID:7gP7f0Gj
ひさびさにカキコ&ageします。 以前毒物関連で書き込みしたものです。 北関東毒殺は松井博士名刺と人相からして無関係かと。 それより名刺でふと思ったんだけど 青酸化合物を飲ませようとしたわけだから 全員必殺のつもりで犯人はいったはず。 なら、名刺は回収して帰ってくるつもりだった。 つ、名刺が証拠になるとは実行時には考えなかった。
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/24(土) 09:19:05 ID:7gP7f0Gj
お、規制されてないw 何が言いたいかというと 最初の銀行(エバラ?)は平沢で、その次(仲居?)は別人 帝銀も別、つまり3人だったってことはないかてことです。 自分なら青酸イコール全員必殺。生き残りの事は考えない。 むしろ前の事件の証拠、名刺とか人相が怖いしいやだ 小切手を金にかえた第3の人間がいるという説もあるらしいから 3人で交代でやったってことはないのかな いずれにしてもこの事件は興味ある 特に薬の飲ませ方てか犯人の飲み方 結局わからずじまいだったんですよね?
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/24(土) 09:26:39 ID:7gP7f0Gj
犯人は薬に詳しいもの!って意見がありますよね 自分は毎日扱ってるけど 青酸なんて飲む振りするのだってイヤだw 上に油を浮かす?これはもっといやだ 連投すんまへん ROM専にもどります
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/07/27(火) 00:16:42 ID:H3Wq4gFR
諏訪が犯人にソックリだったんでしょう、事件の後、死んだんじゃなかったけ? 家族は大金もらっていい思いしたんだろうな。
387 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/07/28(水) 08:37:11 ID:n2p/VfRx
ご無沙汰してます。暑いですねえ。
>>384 3人持ち回りは、実は私も考えました。ただ、そうなると順番としては、
荏原=平沢氏、中井=ロッジオーナー、椎名町=歯科医が順当で、中井の人相が合わない
(支店長が平沢氏だとほぼ断定)それから、ロッジオーナーは適格性が平沢氏以上にない。
この事件はやはり金銭が目的で、金銭を一番必要としたのは平沢氏、というより職業画家だった
平沢氏の売買、金銭に絡んでいたグループの犯行だと思うのです。ならば一番初めは平沢氏でないと。。
サトーさんが言っている清水氏というのも、この金銭がらみで、創作、嘘が絡んでいたにせよ、
平沢氏が持ち出したと思います。色々出し入れがあったんだ、しかし、本当の事(本名も)はいえない、と。
裁判では、犯人は飲む振りをしたとなっていてこれはおかしい。
底の浅い湯のみをもって、歯を舌で隠しながら、少量の液体を飲んでみたら分かります。
かなりの角度で首と湯のみを傾けないといけない(そうしないと飲んでいるように見えない)。
誤って液体が口に入っても、吐き出すわけにも行かない。飲み干した筈の薬物が残っていたら、
それまで。私の推測は以下。確信はないのでもっといい手品があったら教えてください。
388 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/07/28(水) 08:48:42 ID:n2p/VfRx
予めスポイトに水を入れておき、湯飲みが出された後、スポイトを瓶の中に入れ、
薬品を吸い上げる振りをした。一番手前にある自分の湯のみにそれを注ぎ、後は
普通に薬瓶から湯のみに分ける。このやり方のいい所は万一、スポイトの水が
出てしまっていても、スポイトを洗う必要があるなどといいながら、洗面所に
行き、水を入れられることです。それ以外には、やはり油膜でしょうか。。
でも、これは
>>384 さんのようなプロの方でも厭だというし(笑)
389 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/07/29(木) 08:13:48 ID:9aVbSFnd
すいません何度も。よく考えてみると、193さんの言う共犯者が居て、車で実行者を乗せた、 という救う会の主張でも再審請求(通るかどうかはともかく) が理論的にはできますね。間違った事を書いてしまいました。(詳細は略) 何故しなかったかは分かりませんが、証拠能力が低かったのでしょう。 それから、執行を止めるという意味では、少なくとも共犯者が居たという 世論喚起はかなり効きます。共犯者が居る場合、その人間が逮捕され刑が確定 するまでは通常執行は行われません。それにしても万一死後再審が行われたり したら、このスレッドも活気づくでしょうねえ。科学捜査さん(お元気でしょうか) の本もまた売れ出すかも知れない。まともなら平沢氏無罪で、無罪の人間 をあれだけ長い間デスロウに留め置いたということで、大問題でしょう。 有罪、無罪は真相以前の問題で(例、ロス銃撃無罪)裁判はちゃんとやらないとダメですね。
390 :
193 :2010/07/31(土) 05:17:55 ID:mjRyRLHY
>自分は毎日扱ってるけど >青酸なんて飲む振りするのだってイヤだw >上に油を浮かす?これはもっといやだ こういうプロの自然な意見が大事なんです。 以前、ホウロウ質という言葉を使う歯科大を特定できるので、 この言葉の中に真犯人がいたという歯科医のブログがありまし たが、同様です。 私は油膜でトリックを行ったとしたら、犯行に使うのと同じものを 用意し、金魚等を入れた水槽に油膜の部分だけをついで、何度も安 全を確認したと思っています。当然ですね。 それから毒薬が青酸カリなら、自分が飲む分を舌につけた時に、 青酸カリの味がしなければ安全、もしあれば薬品がいたんでいる等 を言って犯行を中止し、別の薬品を持ってくるなどの理由で退去する 事も計画に入っていたかなと思いますがどうでしょうか。 犯行手口について曖昧なままで裁判を済ませてしまったのは、何故なん でしょう。 特殊な青酸化合物の取り扱いに言及すると、731まで遡ってしまうから、 GHQの意向に配慮したという事でしょうか。 731の人体実験では油膜のトリックを使っていたと思いますが、スポイト に水の方でしたでしょうか。
391 :
193 :2010/07/31(土) 09:35:45 ID:mjRyRLHY
包装紙さん、お帰りなさい。 >何故しなかったかは分かりませんが、証拠能力が低かったのでしょう。 記載された内容からすると、単独の目撃証言だったのでしょう。 実際、大きな事件がおきると、想像力たくましい人が話を作って 証言してしまう事がありますから、単独の証言だけでは難しいで しょう。 他にも帝銀から犯人に似た人物が凡そ犯行後の時刻に出てきた目撃証言が ありましたが、その目撃証言に車で立ち去った事は述べられていなかった です。 その目撃証言が事実かも、分かっていないですが。 しかし、共犯者が存在したと思われる目撃証言が事実だったすると、 裁判はかなり様相が変わったでしょう。 コルサコフ症の平沢は未遂事件では車を待機させていなかったようですが、 全身から薬品の匂いが漂ってくるような、医師や消毒係の立場の上の様な 知的な実行犯なら、逃走を速やかに行えるように帝銀では車を待機させた という事も考えられるかなと思っています。 未遂と帝銀椎名町では犯人の様相や犯行の詳細が微妙に異なるので、 犯行後の逃走についても、未遂では車は用意されていなかったと思わ れる事は、あまり参考にしない方が良いかもしれませんね。
392 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/03(火) 08:16:58 ID:t0FXDnPD
>>390 >731まで遡ってしまうから、 GHQの意向に配慮したという事でしょうか。
残念ながら、そういう事だったと思います。
62年に亘って論争が続いている稀有なこの事件、レスを読み直して思ったのは、
193さんの
>>282 の以下の書き込み、これに尽きると思います。
>帝銀事件で、これだけ説得力のある論拠が平沢無実、
>平沢有罪で双方拮抗してるのは、複数犯と思える本件を
>平沢単独犯であげようとするから、処々の矛盾(中井
>支店長証言VS村田正子証言&被害金額の平沢所持)と
>いう事態になってしまっているのだと思います。
検察が単独犯という誤ったボール(ラグビーボールみたいなどっちにいくか
分からない代物)でキックオフしてゲームが始まってしまい、皆が右往左往して、
結局誰もシュート(裁き、断罪、執行)できなかった。途中から、真っ当な
ボールでプレーを再開すべきだったのに、プレーヤー達(検察、被告人、救援
組織、GHQ、旧軍、法務省)の利害が妙な形で一致してしまい、誰もそれを言い出さず、
引き分け、或いは無効試合を望んだ。そして皮肉な事に16人もの人を毒殺した、
と判決された平沢氏は他の関係者の誰よりも長生きした。
393 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/03(火) 08:35:54 ID:t0FXDnPD
長生きで思い出しました。荏原の証人でまだご在命の方はいるのでしょうか?
荏原では行員さん達が自席に戻って薬を飲んでいます。これは薬を湯のみに
注ぐのに時間がかかったからではないかと思うのです。つまり、一旦は
集まったけれども、こんなとろとろしたペースでは埒があかないから、
席に戻って仕事をしようと思った。もし、こういう事情だったら、少なくとも
荏原と椎名町帝銀は実行犯が別と断じていいと思います。再審にかかるかどうか
はともかくとしてここではそう結論づけていいかと。帝銀ではお小使いさんが
湯のみをもってくるのと皆が集まるのがほぼ同時。それから、全員を掌握しつつ、
自分の分も含め17杯にピペットで素早く注いだ。平沢氏はこういう事を
根気よく練習するたまではない。練習するにしても場所、アジト=共犯者、
が必要。殆ど家には誰かが居たでしょうから。
これに関しては、科学捜査さんの
>>10 の書きこみがあります。
>もうひとつの失敗は、一定量の第1薬をピペットを用いて均等に分けることが>出来なかったことです。
これはおかしい。<均等に分けられなかった事>が失敗ではなくて、絶対量が
全ての湯のみにおいて足りなかったという失敗だったわけです。何故なら、
均等でない、というのは多い湯のみがあったということで、
なおかつ薬を飲んで異常を来たした人が一人もいないわけだから。
おしなべて、少なかったわけです。ひょっとしたら均等だったのかもしれない。
それはわからないけれども、少なくともはっきりしているのは、
全ての湯飲みにおいて量が足りなかった(あるいは薬の純度、濃度が低すぎ,無毒化されてた)
という事です。
>>10 では、これに続いて、この失敗があったからこそ、帝銀までに練習して
(科学捜査さんは平沢氏単独説ですから)、均等に分けられるようしたのだとなっています。
しかもこれは自分(科学捜査さんや731のようなプロ)でも難しい、とある。
394 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/03(火) 08:42:17 ID:t0FXDnPD
>私は、何度も駒込ピペットを使ったことがありますが、コンスタントに入れる
>操作を一度もしたことがありません。731部隊関係者も、日頃、毒物(ある
>いは薬液)を均等に入れる操作をしている人ならともかく、難しいと考えます。
また、
>均等に分けるポイントは、いくつかあります。ひとつは全体の液量を覚えてい>ることです。
>そして、銀行員の人数を把握して、液量を 人数で割り、どの程度使用するかを暗算することです。(
>>10 )
とある。こんな芸当が平沢氏にできるでしょうか?
上の論理に従えば殺害するに充分な量を均等に注ぎ分けるということ
ですが、平沢氏はそういう努力をする人、できる人ではないだろうというのが
一つ。もっと重要な事は、スピードだったのではないか、この難しい事をしかも手早く
そしてこれから殺害しようと思っている32の目に見つめられながら、やらなければならない。
ここから脱線です。当時は歯科技工士などを使わず自分で細かい作業をしていた
歯科医なら、薬学部出身者や普通の医者よりはるかに巧く。。こういう事を
考えるたびに私は俯いて歯に被せる物を削っている歯科医の姿が目に浮かびます。
395 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/03(火) 20:32:41 ID:zCEEnKoj
>>394 歯科医は器用だから毒薬を手際よく用意できたのでは…
というならば、
芸術家や美術家も十分疑われてしかるべきだと思います。
私は高校時代に美術部に在籍していましたが、
こと器用さが要求されることに関しては彼らはセンスの塊です。
余談になりますが
最高に器用だった部員は、手慰みに割り箸を削って甲冑をきた戦国武者を作り、
続いて楊枝を削って刀を作ってみせたのを目の当たりにした時は、
その手先の繊細な感覚に驚嘆したものです。
プロの芸術家平沢も器用なタイプだったのではないでしょうか?
もしそうならば、ピペットで毒薬を素早く均等に分けることも
少しの練習で習得できたのでは?という気がします。
歯科医も普段ピペットを扱うことなどありませんし(大学に残って基礎科目
の研究でもしてれば別ですが、ちょっと考えられません)、
犯人が歯科医にしろ平沢にせよ、相応の練習、訓練は必要だったと思います。
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/04(水) 00:23:34 ID:+PjVssRK
>私は高校時代に美術部に在籍していましたが、 >こと器用さが要求されることに関しては彼らはセンスの塊です。 これは完全同意!絵心と技術のある人は通常50人に一人 (一クラスに一人)位で、どこのクラスにも一人くらいは絵の上手い 奴がいるものだと言われ、一度でも絵が描ける事を示すと、そのクラス で手先の器用さが要求する事があると必ず徴用されたものです。(文化祭 のクラス出展の展示やポスター等) 中一から高三まで全部、大学も学祭でよく描かされた。 運動部出身者が、その競技の校内大会があると、現役部員以外は必ず声が かかったりしたのと同じです。 余談に余談でとなりましたが、ここで包装紙さんの指摘しているのは、 手先の器用さよりも、「ひとつは全体の液量を覚えていることです」という ヘッドワークがコルサコフ症の平沢にはできたのだろうかという疑問で しょう。 もひとつはスピード。 病気で頻繁にぼんやりしているコルサコフ症の平沢に、敏捷な立ち振る舞い が出来たかという疑問でしょう。
397 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/04(水) 15:38:35 ID:1Vx9UwVi
>>395 ,
>>396 レス有難うございます。私と一休さん?以外の人の書き込みがあって
スレッドが盛り上がるのは嬉しいです。
>>395 さんの仰る通り絵描きさんも器用なのだろうと思います。
しかし私の論点は、荏原と帝銀で違うということなのです。
>最高に器用だった部員は、手慰みに割り箸を削って甲冑をきた戦国武者を作り、
私が言いたいのは、このご友人は2ヶ月で急にそうなったのでしょうか?
ということです。恐らく元々器用だった。ならば荏原でも巧く薬を注いでみせた筈
、帝銀と同じように、ということです。
それから、私の書き方が曖昧だったのですが、歯科医の姿、というのは
歯科医一般ではなくて、私が実行犯だったのではないか疑っている
歯科医です。そして、その歯科医は、これがちょっと怖い所なのですが、
>>395 さんの仰るまさに
>大学に残って基礎科目 の研究でもしてれば(別ですが)、
の、大学に教員として残った人であり、なおかつ、これは推測の域をでませんが、
旧軍である種の、特務、研究機関に居たことを、(軍隊にはいたけれども、所属がはっきりしない
という消極的なことからではありますが)思わせる人物なのです。
398 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/04(水) 16:05:40 ID:1Vx9UwVi
暑い夏休みですけど、この事件の事を考えていると背筋が寒くなります。 他の方の意見を読んで、それについて考えていると、やはりあの歯科医に 向いていく気がしてならないのです。12人の犠牲者の方にはっきりしてくれ、 と言われているような気がして。 荏原の事をもう一度。何故失敗したか?これは二つに一つしかないと思います。 無毒化されていたか、分量を間違えたか、この二つです。このどちらであるか、 平沢氏独りで分かったでしょうか?オキシフルで無毒化された、という科学捜査 さんの説は非常に斬新でした。しかし。事件ご60年経って科学捜査さんが 始めて指摘するこの事実(というか可能性)に平沢氏が気づくでしょうか? 致死量を再考して、分量を変える。これまた専門的な領域です。梅干位の、と いう認識しかない平沢氏にできるでしょうか。荏原から帝銀まで3ヶ月、飛躍的 にピペットの扱いが巧くなるよう猛特訓をし、当日はぎりぎりまで丸の内で時間 を潰し、大急ぎで現場に急行し、荏原に比べれば飛躍的に改善した手さばきと 掌握力を発揮する、初老(54歳は当時で言えばそうでしょう)の男。私には 想像がつかない。 私が言いたいのは荏原と帝銀のギャップです。193さんの書き込みを読んで いると、不思議なもので、今までは、ないだろうと思っていた車も考えられなくはない と思えてきます。荏原は事件化しなかたから往路、帰路の目撃証言がなくても おかしくはないが帝銀は違う。上記のギ2現場のャップといい、 どう考えても一人ではない、と思わせることばかりなのです。
399 :
サトーハチロー ◆pWi/UWMZtg :2010/08/05(木) 00:05:17 ID:twrTQwox
佐伯さんの平沢共犯説に与する人のなかでも、
荏原は平沢の実行ではない(つまり中井だけが平沢)という説を
唱える人もいるそうです。
その根拠については、私はよく分かりませんが、
やはり、平沢に殺意があったこと(だけ)は否定したいという
心理が働いているのかもしれません。
>>398 自作で指輪を製造できるほど……って話もありましたよね。
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/06(金) 23:01:35 ID:TyohsGUG
実行犯入れ替わり説だとどうしてもひっかかることがあります。 共犯者はいたかもしれませんが、銀行に突撃したのはやはり一人ではなかったかと。 この事件は多数の人が見守る中で詐術を使って毒を飲ませているわけですが、 このことから自分なりに思い浮かぶ犯人像は、 人を騙すことが得意で嘘をつくことをなんとも思わず、多数の人の前でも 上がることなく説得力のある説明のできる話術のたくみな人物です。 ただの泥棒や強盗とは違って相当特異な能力、才能が要求されます。 はたして犯人達は、「オマエが失敗したから今度はオレが」 「オレが失敗したから次はオマエが」というように考えるでしょうか? そんな簡単な犯罪ではありません。 おそらく最初から一番向いてそうな人選をするはずです。 このスレでは批判の多かった意見に戻ってしまいますが、 帝銀で成功したのは実行犯が入れ替わったのではなく、犯人が失敗を踏まえて 一度目より二度目、二度目より三度目と慣れてコツのようなものを掴んで いったせいだと考える方が可能性は高いのではないでしょうか? 例えばですが、荏原では素人平沢が失敗したと仮定します(ここは別に歯科医 でもかまいません)。 まず真っ先に素人が考えそうなことは、毒の量が足りなかったのではないか? 続いて、まぜた液が悪かったのではないか(もしもこの時オキシフルが使われていたの なら)?、もしや薬自体に効き目がないのではないか? といったところではないでしょうか。 ならば次にやる時はとりあえず量を増やすでしょうし、溶媒も変えてみる。 犬か猫で薬の効果を確かめることもできる。 当然共犯者がいれば一緒にいろいろと知恵を絞ったでしょう。 ピペット操作が思うようにいかなかったら練習したでしょう(私は特訓したと 思います。なんせこれが上手くできなければ全てが水の泡になるかもしれない のですから!)。 とみてきたようなことを書きましたが、他にもいろんな妄想が浮かんできます。 事実がわかれば意外に単純だったりするのかもしれませんが、そんな事は もうないのでしょうね。
401 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/07(土) 08:52:45 ID:bDoYs5qG
>>400 このスレッドには一休さん、サトーさんを始め説得力のある事を書く方が多く、
自分の職業を脅かされている気がします(笑)
>>400 さんが仰りたいのは、@共犯者は居たかもしれない、あるいは、A平沢氏
でなかったかもしれない、しかしB銀行に(三度)行ったのは、それが誰であれ、
同一人物だったのではないか?という事だと思います。理由は、特別な能力、資質が必要だった、
つまり、そんな人はそうそう居ない、と。(>>人を騙すことが得意で嘘をつくことをなんとも思わず、
多数の人の前でも 上がることなく説得力のある説明のできる話術のたくみな人物です。
ただの泥棒や強盗とは違って相当特異な能力、才能が要求されます。)
@とAには同意します。問題はBです。
平沢氏に備わっているのは、この内、<嘘をつくことをなんとも思わず>
くらいで後は悉く当てはまらない(だから詐欺事件などでまんまと騙された人はいない)。
しかし、これは実は
>>400 さんへの反論にはならないのですね。(そこが説得力がある)
つまり、だからA平沢氏ではなかったかもしれない、と断っている。
しいて言えば、それでは犯人に近づけないという事くらいです。
「そんな人はそうそういない」これに反論しないといけない。
私の実感は、人を騙すことが得意で嘘をつくことをなんとも思わず、
と言う人はごろごろ居る、です。。しかし、能力として、説得力として、
資質として、あれだけの犯罪を、これは確かにそうそういない。
だから未遂で別の人間が失敗した。という道筋でしょうか。
そういう資質は(というより資質、能力、才能とはそもそも)、
ピペットの使い方と違って、ここを強調したいのですが、
<僅か1週間で=中井から帝銀>で身につくものでしょうか?ということです。
402 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/07(土) 09:03:06 ID:bDoYs5qG
前も書きましたが、平塚刑事が帝銀のY支店長代理を見かけたが、 気がつかずに行ってしまった、そうです。この辺は平塚刑事も鈍感だな、と思うのです。 荏原では警官を呼び、中井では薬など飲む必要はないだろう、と 支店長が突っぱねた。この支店長は20人位の行員の命を救ったかもしれない。 さて、帝銀は?お手伝いさんに湯のみを持ってくるように命令し、皆を集め、 しかも自分は生存した。さぞかし辛かったと思います。特に、ここもまた 強調します、犯人が荏原、中井と同一人物だったらなおさらです。それから、 荏原の警官。これは、T検事からかなり突っ込まれたでしょう。身内、というか ある意味で部下ですから。調書以外に平沢でいいのだな、という突っ込みがあったはずです。 それにかなり肯定的な答えをしたと思います。これと中井の支店長証言。これで 少なくとも平沢氏が無関係ということはない、とほぼ確信したのでしょう。 でも、帝銀では、当初は4人とも違うと言った。 私が言いたいのは、「嘘をつくことをなんとも思わず」という人は沢山いる、 そしてそういう人達はつるむ。振り込め詐欺団をイメージしてください。 騙せる才能、資質は、特に説得力、掌握力を持った人はそういない。 そして上記の人相のギャップも考えると、<荏原、中井>と<帝銀>の 実行者は別人と考えるのが合理的、あるいは、そう考えるともろもろの事に 説明がつくということです。 平沢氏は詐欺事件も入れるとミスター未遂といってもいい位です(笑) 嘘はどんどんつくが、誰もその手に乗ってくれない。
403 :
193 :2010/08/09(月) 15:15:45 ID:tbyeYB2i
包装紙さん このスレへの常駐者が、包装紙さん、サトウさん、私のほぼ3人に なってしまいました。 包装紙さんが大変な論客で、前々スレでは、 平沢単独犯>731等旧軍特殊部隊出身者>>>>>>>>歯科医N共犯(椎名町実行犯) 位の印象でしが、ほぼ歯科医N椎名町実行犯に落ち着いたようです。 あえて真逆に考えてみたいのですが、 椎名町生存者4人の記憶違い:検察が主張するように、帝銀事件から 平沢が逮捕されるまで8ヶ月が経過して、目撃者の記憶が薄れた事や、 小樽から東京まで平沢を護送するのに夏場に長時間身柄拘束したので、 (平沢に毛布をかぶせることまでした)平沢が憔悴し、事件で目撃され た時よりも老けて見えた等で、平沢は犯人ではないと記憶違いで否定した。 特に村田さんが平沢は犯人ではないと否定し続けたのは、女性特有の気の 弱さからくるものであり、夫が主張する平沢無実説の影響も受けている。 佐伯氏の歯科医説は、論拠の無い印象から突然始まってるので、やはり 精神病を患っていた佐伯氏の妄想。 歯科医Nが歯科大の名簿に載っていないのは、単なる情報漏れ。 卒業生の所在不明はよくある事であり、まして戦中、戦後の混乱期を経 ている。 歯科医Nの軍歴が不明なのも、Nは従軍歯科医であり兵員ではないので、 Nの配属部隊が必要に応じて変遷し、戦中、戦後の混乱期に配属先を示す 書類が紛失した等で、Nは軍歴不明となった。 警察も村田さんの夫も、Nにはアリバイ等で嫌疑を抱くところはなかった ので、Nを調べなおす所は一切無かった。 犯人目撃証言の、犯人の顔のしみは平沢に一致している。 中井の目撃証言の犯人の目の下の傷は歯科医の特徴と一致するが、中井支店長 は平沢が中井の未遂犯で間違いないと思うと証言しており、歯科医Nが中井の 未遂犯だとすると中井支店長証言と矛盾するし、平沢が中井の未遂犯だとすると、 中井の目撃証言の未遂反の犯人の眼の下の傷と平沢の人相が一致しない。 というところでしょうか。
404 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/10(火) 00:00:26 ID:uNa+JA3K
>>401 、402
さすが包装さんです。筋道が通っております。
中々に反論しづらい。。。
しかしかかし、
それでもなお腑に落ちないことがあります(もっとも全てを納得させる
回答など真実がわからない限り不可能だとわかってはいるのですが)。
>>「嘘をつくことをなんとも思わず」という人は沢山いる、
そしてそういう人達はつるむ。振り込め詐欺団をイメージしてください。
イメージしてみます。
そういった小規模犯罪団は、
振り込め詐欺団、窃盗団、すり団、麻薬密売団など、他にも諸々あると思いますが、
いずれも定職のない食い詰めた人間の集まりです。
では歯科医は?
現在と違い、当時は歯科医が本当に少なく希少な存在であり、儲かってしょうがない時代です。
はたして犯罪に加わるでしょうか?それに金に困っていた平沢と違い動機は?
またどうしてもこだわってしまうのですが、
共犯者がいたとして、2度失敗してから3度目により優れた人材をもってくるというのも
やっぱり解せません。
鮮やかに成功させる腕があるならば、ケチな詐欺事件を繰り返していた平沢
を先発などさせないで最初から自分でいくはずです。
失敗に備えて待機していたという可能性は
荏原や中井で捕まったり、あるいは捕まらなくても警戒されてしまう
恐れもあったのですからありえないと思うのです。
これでは予行演習説と一緒になってしまいます。
犯人目撃証言の人相の矛盾はありますが、人の記憶の曖昧さを考えると、
(私も人と接する仕事ですが、一度や二度会っただけではよほどインパクトの
ある顔でないとはっきりとは覚えていません。)
平沢単独実行犯(あくまで銀行に行ったのはです)の可能性強しと感じるのですが。
405 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/10(火) 08:39:17 ID:Yqswz7jI
当時あの歯科医は金に困っていたという事情があるんだよ。
406 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/15(日) 15:57:22 ID:RJ2fvJfs
>>403 >>405 さんのような一行怪情報?や
>>404 さん、薬剤師と思われる人とか
他にも読んでくれてる人はいるようです。良かったですね。ちなみに、
私は歯科医がお金に困っていたという話は知りません。非常に変わった人
かつ攻撃(好戦)的な人であったとは聞いていますが。
>小樽から東京まで平沢を護送するのに夏場に長時間身柄拘束したので、
>(平沢に毛布をかぶせることまでした)平沢が憔悴し、事件で目撃され
>た時よりも老けて見えた等で、平沢は犯人ではないと記憶違いで否定した。
護送で憔悴し、というのはいい論ですね。弁護士になられたらどうでしょうか、
いやほんとに。私も193さんの真逆論法に加わるというか援軍を出します。平塚
刑事の本に、三河島で平沢氏からスリの被害届けを受理した警官が、平沢氏の
年齢を、44歳と調書に書きとめています。平沢氏のおしゃべりにつきあって、
うっかり年齢を聞くのを忘れ、あとで大体この位だろうと書いてしまいました、
すいませんと平塚氏に謝っている。つまり若く見えた。
元々若く見えた、逮捕、護送で憔悴して老けて見え、印象ががらりと変わった、
しかもその前8ヶ月の逃亡?生活(東京―伊豆―小樽)がある。逃亡者は老けます。
407 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/15(日) 16:09:36 ID:RJ2fvJfs
ここで真逆の真逆を私がやってみます。 最後の段落(<犯人の目撃証言の、略)は結局この手の証言 (傷、しみ、中井の支店長のも含め)はあてにならない、という事で、 何かを指ししめしているわけではない。そうすると、こうなりませんか? 村田さんのも当てにならない、中井支店長のも同じ条件(憔悴、期間) なので当然当にならない。それから歯科医の経歴が分からない という事から類推される怪しさも当てにならない。これは平沢氏の友人の歯医者は 怪しいとはいえないということです。歯科医が怪しいということは、実は平沢氏は事件と 全く無関係ということを強く否定する。少なくとも私はそういう意味で言ってます。 つまり、ここで指摘されているのは、目撃証言(村田さん、中井支店長) 及び状況証拠の証拠能力の無さ(弱さ)に過ぎない、 ということは平沢氏が犯人であることをむしろ否定する。 目撃証言を裁判では平沢黒ととったのです。で、これを否定してしまうと、 松井名刺(唯一ではない)と、さんざん調べた挙句の凶器も特定できない程度の自供だけ。 これは起訴にすら値しない。 もっと重要な事は、ここにはアリバイの真逆がありません。車でしょうか。 しかし、これは平沢氏が実行犯で有り得た (丸の内―椎名町―巣鴨―東中野が間に合った)事にはなりますが、 単独犯だった事はやはり否定してしまう。逆に平沢氏 単独犯説について同じ事をしてみる。中身は今までさんざん私が書いたので 省略しますが、こちらの方は証言を全て(中井も村田さんも)そのまま受け、 分かっている事実(東北病院も)を受け入れた上での反証でそこが違う。
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/17(火) 09:02:57 ID:QgBkcLy9
>>403 >>390 で知恵者一休さんに持ち上げられちゃんたんでまた書きこします。
おじさん3人じゃかわいそだしw
自分は包装さんの意見に酸性で(この人女性だと思うんだよなあ
ま、そういうのがわからないのが2chのいいとこかw)
手さばきはすぐによくならない てか薬効がなかったわけだから、
手さばきではなくて薬そのもののせいと考えるはず
こぼしまくりとかは問題 でも早くやる訓練はかえってダメ、逆に丁寧さ
それより均等十分な量がマスト つ未遂で遅くて帝銀で早ければ別人に賛成
失敗したのは自分が遅かったのが問題だと思わん普通
だって飲んではくれたわけだから でも効かなかった なんでだろ
薬の濃度純度に目が向く、そうじゃなければいつまでだっても成功しない
それは素人じゃあ無理、金魚の実験もX 水溶液濃度、体重の問題
風邪薬の処方量じゃなくて青酸カリなんでw詳しい人いないって
謎の毒薬って本でぞっとしたのは、登戸研の人?が青酸カリを飲ませるなら
舌を丸めて、て犯人と全く同じ事言った。こんなこと学校では習わない…
409 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/22(日) 13:46:22 ID:0bxLeGfJ
>>407 の>歯科医が怪しいということは、実は平沢氏は事件と 全く無関係ということを強く否定する
を補足します。歯科医が怪しいという事は三つの事を指し示します。
@3件とも実行犯が歯科医だったかもしれない。
この場合、松井名刺は平沢氏から歯科医に渡った可能性が非常に強い。
A帝銀だけ歯科医だったかもしれない。未遂特に荏原は平沢氏。(松井名刺)
B歯科医の知識、指導を得て平沢氏が3件とも実行した。
3つの可能性全てに平沢氏が登場している。つまり歯科医が怪しいなら
平沢氏が事件に全く無関係という事はほぼ有得ないということです。だから和多田氏の
本(文庫版p164で、「重要な核心に触れてきました。この中に私が犯人と信じる歯科医がおり」
云々の平沢氏ののんきな発言は、とんでもないことを言っているわけです。
私は
>>404 さんのの意見にほぼ同意します。けれども結論が違う。
>共犯者がいたとして、2度失敗してから3度目により優れた人材をもってくる>というのも やっぱり解せません。
>鮮やかに成功させる腕があるならば、ケチな詐欺事件を繰り返していた平沢
>を先発などさせないで最初から自分でいくはずです。
同意です。それから予行演習ではなかったというのも。
だから私はこの事件は平沢氏が先導したものだと言っているわけです。そこが
和多田氏(達)と違います。だから金の入れ出し(変な言葉ですが、順序から
して入れ出しです。特に出しについて言えなかったのがKeyだと思ってます)
を言えなかった。真相よりもアリバイ、人相(後で詳述します)
で丸ごと無実と思ってくれた多くの人々に縋る方がよほど良かった、
というよりそれが唯一の執行を免れる道だった。
410 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/22(日) 13:56:17 ID:0bxLeGfJ
科学捜査さんの本に導かれてこのスレッドに来ましたが、193さんを初め、
皆さんの書き込みは(特に
>>403 )、自分の中では実は大体分かっていた積もりだった事に
抜けがある事に気づかせてくれました。今はこの事件をよりよく理解したと思っています。改めて御礼をいいます。
この休みで自分なりに考えがまとまりました。
結論はやはり、荏原と中井は平沢氏の実行、荏原の失敗は、少なくとも犯人(達)は、
薬の純度、濃度だと考えた(この辺りまでには確実に他の2人が参加)、
ここまでは科学捜査さんの仰るだったでしょう。梅干大の青酸かりも含め。
オキシフルのよる解毒化も可能性としてはある。あるけれども、犯人達は梅干大
青酸カリではダメだと理解したはず。サトーはちろーさんも、そして科学捜査さんも
仰る通り荏原に関する供述は実に自然。調合時と注いだ時の色の違いなど、
これは秘密の暴露に当たるかもしれない。そして帝銀ではこういうものが一切ない。
まるで他人事、自供してしまっているわけだから、隠す理由がないのに。
東北大学で青酸カリ入手失敗後何らかの形でそれを手に入れる、
中井で平沢氏が薬を飲ませることに自体に失敗、帝銀は歯科医実行。
3人(平沢氏、歯科医、脇役のロッジオーナー)の金銭貸借関係の細部は不明だが、
恐らく平沢氏が借りている立場だった。これが事件まで。事件後、
歯科医から平沢氏に一旦金が渡った、しかし、全額ではなかった。
実行犯である歯科医が目立たない金額を取った上で渡したかアジトに置いて行った。
板橋でロッジオーナーが小切手換金に失敗。(野次馬の可能性も否定はできないが)。
その後、金は平沢氏に架空口座に一旦入れられた
後、その一部が(約5万円)残りの二人に支払われた。
平沢氏は逮捕後も裁判で無罪を勝ち取れる希望を持っていた。
但し、共犯関係に口を噤んでいる限りにおいては。
【帝銀でのアリバイ、人相に自信があったから】確定判決後も、救う会ができ、
有力政治家(大野伴陸、中川一郎=北海道選出)らの後押しがあることも分かった。
(こういう情報は確実に入ります。弁護士は接見できますから)
どのように
>>403 の書き込みに触発されたかは、明日以降に貼ります。
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/08/24(火) 08:55:51 ID:p1+6ep13
包装さん、不勉強な学生です。久々にまとめて読んだ上で質問です。
荏原供述が自然、秘密の暴露に当たると思う箇所はどこでしょ?
違法性排除原則で自供の証拠採用がXはわかります。
しかし一貫性についてはどうでしょう?狭山裁判の
一貫性がないからこそ任意性ありという判例、
んなアホなと解同から糾弾されてるものの
極刑もありの被告として自然という意味なら分からなくもない。
>>404 共犯の可能性ありとするなら、直前に顔を見られている実行犯を引っ込め、
別の人間(持ち駒)でと考える方が自然では?3件同一実行なら犯罪自体が単独。
412 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/08/29(日) 13:09:04 ID:4liliP3a
>>411 こう暑いと勉強する気もおきず大変ですね。図書館満員でしょうね。
自分の学生時代を思い出して懐かしいです。頑張ってください。
科学捜査さんも指摘されてますが、オキシフル瓶を使ったという供述、それから
なんと言っても調合時と使用時の色の違いの供述速記がとても自然です。
第49回検事聴取書「注いで見たら色があるので、おやっと思いましたが、
略、薄い茶色になりました」という部分。これは検事の作文ではないと思います。
こういうのが椎名町帝銀では皆無です。一人の人間の中で時間が自然に、逆行も織り交ぜて
流れています。おや、と思ったのは調合時と違うからです。そういう感覚は調合も
した人でないと出てこない。
狭山と違うのは複数(3つ)の事件があり、事件間でアリバイ、自供の
一貫性というより落差があるということです。狭山判決は論外だと思いますが、
性質が違います。一貫性ではなくて、落差、濃淡というべきでしょうか。
413 :
411 :2010/08/31(火) 06:32:47 ID:E2CaGBf0
レストンです。ひたすら早起きで凌いでますorz 俺はじいさんかとw おやっと思い、てのは決定的かもしれない。なるほど。 この事件に限らず公判記録読んだり裁判傍聴したりすると 思わず漏らしてしまった本音みたいのがある。これなんか典型かも。 検事の誘導ならただすいでみたら茶色でした、で終わりだろし。
秘密の暴露というレベルにはならないかもしれませんが、 個人的には、「進駐軍がやかましいから」ってセリフが気になります。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/08(水) 05:38:37 ID:pMY7aAWS
>>412 は説得力がある。となると火葬と放送の違いはあまりないんだな。
いやあるけど、平沢無関係はあり得んという点では完璧に一致。
たく60年間にも及ぶエンザイだ〜の空騒ぎはなんだったのか!と 上げとく
416 :
413 :2010/09/11(土) 05:13:40 ID:kUtwJ0eY
村木さん無罪。やはり弁護士次第か。 帝銀の最初の弁護人が民事専門というのに驚いた。 平沢が金の出所を言わなかったため、正木弁護士に断られたにせよ よりによって民弁じゃあ...いっそ国選の方がましじゃないですか。
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/13(月) 21:25:17 ID:+CazKX+1
松川事件は無罪になってるし、三鷹事件も再審開始の一歩手前までは行った。 のに帝銀事件だけはそうならなかったのはなぜ?戦後日本の闇の勢力でも ある大野伴睦も支援(ということは児玉とか笹川やそれに連なる勢力からの 圧力も考えにくい。)
418 :
193 :2010/09/13(月) 21:48:50 ID:VJpZg3hF
解除!
419 :
193 :2010/09/13(月) 22:01:10 ID:VJpZg3hF
この1ヶ月、アク禁に巻き添えされて書き込み出来ず、スレが落ちて
しまうのではないかとヒヤヒヤしてましたが、無事でなによりです。
なにげに書き込んだ、
>>282 >>403 が包装紙さんの目に留まり、本件考察のお役に立てて幸いです。
少し検証と情報収集して再度UPするので、保守宜しくお願いします。
420 :
193 :2010/09/13(月) 22:05:11 ID:VJpZg3hF
あ、すいません。 自分で書き込みできるので、保守依頼は必要ないですね。 失礼しました。
421 :
193 :2010/09/14(火) 03:57:20 ID:hDxiey1B
再度UPというのは平沢の隠し預金の事についてですが、その前に、
>>404 過去レスで既に語られた内容が多いので、レスします。
>現在と違い、当時は歯科医が本当に少なく希少な存在であり、儲かってしょうがない時代です。 はたして犯罪に加わるでしょうか?それに金に困っていた平沢と違い動機は
>?
これは私も疑問に思っていましたが、包装紙さんのレスで、愛人と遊ぶ金欲しさに、誘拐殺人
を犯した歯科医がいて、その犯人はNと同じ歯科大卒であり、犯罪者とはなんでもありという
という事が大分理解できました。
歯科医Nは地方でずっと往診を行っていて、その後、自分の歯科医院を設立したはずです。
歯科医院設立で借金があったのではと思っています。推測でしかありませんが。
>共犯者がいたとして、2度失敗してから3度目により優れた人材をもってくるというのも やっぱり解せません。
これは包装紙さんが解説したように、平沢が主犯であったという事でしょう。
私は歯科医Nは中野学校の経験が事実だとすると、薬殺マニアになっていたのではないかとも思
っていました。
チェーザレ・ボルジアに関する本を読むと、毒殺は病みつきになり、一度やったらやめられなく
なると記載されてあり、Nは帝銀で再犯を犯したのではないかと思っていました。
それは佐伯氏が歯科医Nにヒ素を盛られたという記載があったからです。
佐伯氏は自分の体内に残留ヒ素が確認された証拠を掴んでいたのだから、警察にNを告訴すれば
良かったのにとずっと思っていました。
佐伯氏がNにヒ素をもられたのが事実ならば、警察はNの余罪を追及したでしょうし、過去に
Nは帝銀事件で事情聴取を受けた人物なので、その男が患者に毒を盛れば、いかに帝銀単独犯説
をとる警察でも捜査に動き、意外に早く時効前に事件は解決したかもしれません。
>犯人目撃証言の人相の矛盾はありますが、人の記憶の曖昧さを考えると、 (私も人と接する仕事ですが、
一度や二度会っただけではよほどインパクトの ある顔でないとはっきりとは覚えていませ
>ん。)
これは帝銀事件の4人の生存者全員が、最初の平沢の面通しで、平沢は犯人とは違うと
証言している事実があります。
包装紙さんの言うように、
「犯人の顔をはっきりと覚えていないので分からないではなく、違うと言っているのです」
それと、村田さんは同僚と、
「私たちが犯人は平沢さんだと言えばそれで解決するのかもしれないけど、いくら言われても
違うものは違うとしか言い様がないよね」
とまで話していて、証言に殆どぶれがありません。
(違うから、似ているけど違うに証言が変化してますが、Nは平沢に似ていたの
は事実なので、大きくぶれたとは言えないでしょう)
村田正子さんの平沢の面通しの後の証言は、詳細かつ明瞭で、確信に満ちていて非常に重みが
あります。
村田正子さんが、後に歯科医Nの面通しを行った時、頬が紅潮して、震えだしてしまい、
恐くなって逃げ出してしまったという事からも、村田さんは犯人の顔をはっきりと覚えて
いたという事は間違いないでしょう。
なぜ犯人は、昭和23年1月26日を犯行の日に決めたのでしょうか?
423 :
193 :2010/09/15(水) 21:59:05 ID:CdtO/LD5
>包装紙さん @歯科医Nの警察による事情聴取の件ですが、帝銀事件当時Nは新潟 に在住していたにも係らず、警視庁管轄の事件で事情聴取を受けるとは、 当時の警視庁捜査一課は関東甲信越の該当年齢の歯科医を各県警に依頼 して、或いは警視庁自ら総当たりして事情聴取したのでしょうか!? Aそれとも松井名刺繋がりで平沢が既に網の中に入っていて、日水会 繋がりで歯科医Nを事情聴取したのでしょうか。 平沢逮捕時は警視庁幹部でさえ平沢が犯人であるとは思っていなかった そうだから、歯科医Nが警察の事情聴取を受けたのは平沢逮捕前である 事からも@しか考えられない様な気がしますが、どうなんでしょう。 それとも、歯科医Nは帝銀事件後から平沢逮捕までの8ヶ月の間に、 新潟から東京に転居していて、警視庁の事情聴取を受けたという事実 があるのでしょうか?
424 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/16(木) 12:05:32 ID:aJEDFqjJ
平塚八兵衛が昇進試験を一度も警視にまでなって60過ぎまで 勤務できたのは帝銀事件の功績からですか?
425 :
193 :2010/09/16(木) 19:58:36 ID:cgqBvLA8
>>424 送検し有罪となった件数が、所轄、警視庁捜査一課時代を含め、
抜群に多かったから。
その中には下山事件、帝銀事件等の大事件も含まれている。
しかし帝銀事件等、大方の推理とは異なる単独犯説に固執し、
実質未解決としてしまった負の功績も多い。
平塚氏が60過ぎまで勤務できたのは、秦野警視総監等による慰留。
426 :
193 :2010/09/16(木) 22:27:44 ID:cgqBvLA8
平塚氏は、下山事件は国鉄総裁自殺説をとっていたので、 送検云々は該当しませんでした。 総裁自殺に関しては、総裁が亡くなる直前に立ち寄った 旅館の女将の、総裁と思われる人物の靴の紐のほどく仕草 からして、自殺確実。 要は、平塚氏は大事件を解決したという事。
427 :
193 :2010/09/16(木) 22:29:44 ID:cgqBvLA8
紐のほどく紐をほどく
428 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/22(水) 06:54:59 ID:xB8Zlm6V
age
429 :
411 :2010/09/22(水) 09:53:22 ID:AWRj9ejS
こりゃ法曹氏も帰省だね。 村木事件で主任検事が証拠隠滅で逮捕… 帝銀の調書捏造もあったな。 こういう体質は検察内部で綿々と受け継がれているんだろう。 ひどい話しだ
430 :
193 :2010/09/23(木) 01:30:50 ID:s04Qi+W3
>>429 同意
警察だけでなく、検察までもが信頼できないとなると、その
体質は冤罪の温床になっててひどい話です。
司法が国民の信頼無くすと、日常での国民の捜査協力が減殺
されるから、結局自分たち(司法)が困るという事を分かって
ないようです。
昔、秦野元警視総監が都知事選に出馬したとき、政策などでは
秦野氏の方が現実的で優れてたと思われたけど、結果は美濃部
氏の圧勝だった。
あの時も、日常の選挙民の警察への反感が選挙に反映したと言
われた。
美濃部氏のイメージ選挙も良かったけど。
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/25(土) 01:41:26 ID:5uXZCyZd
age
432 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/26(日) 22:11:20 ID:OLFgz7LO
age
433 :
429 :2010/09/28(火) 06:48:22 ID:iAw5gg+W
自分も上げに協力。 船長釈放で検察は完全に終わった。 試験受かって修習所で検事選ぶ人間も減るだろう。 でも弁護士じゃ食えないんだよなあ
434 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/28(火) 07:30:22 ID:mkpwM7d6
最近の新人弁護士は、資格を取っても弁護士事務所に 就職できないケースが有るみたいですね。 司法書士の業務拡大等で、弁護士の仕事が減ってるの でしょうか。 行政書士も漫画の影響で志願者が増えているそうですけど、 漫画みたいに弁護士のように活躍する行政書士は聞いたこと が無いです。
435 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/29(水) 01:34:43 ID:XuqRyprO
age
age
437 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/09/30(木) 02:32:47 ID:da+8LRO6
検事個人に対する権限の集中が酷過ぎる 起訴された時点で失職か停職がデフォの日本だと尚更 国会議員は別だけど age
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/01(金) 10:35:41 ID:pVXMs9SL
>>434 会計士はともかく弁護士は必要悪だから
悪いヤツが居なくなれば刑事弁護士はいらない
揉め事ななくなれば民事も不要
居るのはM&Aみたいなビジネス法務弁護士だけ
age
age
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/05(火) 01:28:29 ID:PWDg/8vD
この事件に愉快犯的な要素はないのか GHQの名を語りちょっと調べれば731が怪しまれるみえみえのやり方 731のハシッコに居た人間で、 戦後GHQとの密約で戦犯を逃れふんぞり返ってた元731上層部に 一泡吹かせてやりたいと思ってた人間・・・
age
age
444 :
437 :2010/10/06(水) 07:08:11 ID:Z+2kie88
その国会議員が検察審査会で強制起訴されたわけだが 素人の集まりがそんな事決めていいのかと小沢支持者が 声高に言う始末 全くおかしい 素人が有罪無罪はおろか量刑まで決める裁判員制度を決めたのは立法だろう あげ
age
当時の物価の13億円ってそんなに価値薄かったの?
すまん、棒読みちゃんに無限回廊を読ませて聞いてたら 何故か「13万4000円」を13億4千円と読んでやがった・・・
うわっ何だこのスレテンション違うな、こわっ
age
450 :
193 :2010/10/10(日) 16:50:15 ID:???
坂井三郎氏の記事を読んでいて、敗戦時の事情がより理解できたので、
>>403 を少し訂正します。
>歯科医Nの軍歴が不明なのも、Nは従軍歯科医であり兵員ではないので、
>Nの配属部隊が必要に応じて変遷し、戦中、戦後の混乱期に配属先を示す
>書類が紛失した等で、Nは軍歴不明となった。
上記の紛失云々は、自分で書いててもご都合主義だなと思っていたのですが、
敗戦時の状況に照らして修正します。
歯科医Nの軍歴が不明なのも、Nは従軍歯科医であり兵員ではないので、
Nの配属部隊が必要に応じて変遷し、敗戦時に日本軍は進駐軍が来る前に
軍関連の書類を焼却処分したので、Nの配属先を示す書類等も処分され、
Nは軍歴不明となった。
戦後明らかになっている旧軍の実態は、敗戦時の焼却処分を免れた資料や、
旧軍出身者の証言によるものであり、全てが確定した資料に基づくもの
ではない。
佐伯氏の唱える歯科医N=中野学校出身説は、N=軍歴不明=中野学校出身
という推測だけである。
戦後になって、731、登戸研、中野学校等の旧軍特務機関の上層部出身者
の中には、その所在や実名が明らかになっている者もあり、特務機関の軍務
について語っている者もいるが、歯科医Nが中野学校等の特務機関出身である
ことの証言は、それら特務機関出身者から得られていない。
451 :
193 :2010/10/10(日) 17:14:47 ID:???
ちょっこし修正 佐伯氏の唱える歯科医N=中野学校出身説は、 N=歯科大卒業名簿不記載&軍歴不明=中野学校出身 という妄想的推測だけである。
452 :
193 :2010/10/10(日) 17:30:31 ID:???
歯科医Nを追い詰めるには、旧軍特務機関出身者からNの所属や 軍務に関する証言を取る事が必要だったと思うのだけど、さすがの 佐伯氏も特務機関までは手が届かなかったのだろうな。 警視庁も某氏が旧軍特務機関出身である事を把握していて、 死刑台の露と消えるか、帝銀事件に捜査協力するかと恫喝したそ うだから、もう一歩踏み込んで歯科医Nについても捜査して欲 しかった。
453 :
193 :2010/10/10(日) 17:41:25 ID:???
ああ! 書いてて大変な事、気が付いた。 手元に資料が無いのでUPは後にしますが、 今までコルサコフ症候群の呆けた状態よると思われて 事が、実は違う理由によったのかもしれない。
454 :
193 :2010/10/10(日) 21:32:37 ID:???
誰が犯人であっても、犯人が荏原で松井名刺を使った事が、実在の人物の名刺を 使うか??という疑問が常にあったが、それは平沢がコルサコフ症候群の呆けた 状態だったからという理由で納得していたが、歯科医Nが未遂事件の荏原から係 わっていた事は、未遂犯の手口やホウロウ質という言葉からも有り得ると思われ るので、知能が高い歯科医Nは平沢に実在の松井名刺を荏原で使用する事を、名刺 から足がつくとまずいから止めようとしたと考えられるのが自然なので、何故実在 の松井名刺を犯人は使用したかがやはり疑問だった。 荏原で犯人が実在の松井名刺を使用したのは、歯科医Nは自分自身が特務機関員だったので、 松井博士自身が731部隊出身者であり、松井博士は捕虜を毒薬で多く毒殺していた事を知っ ていて、平沢に行員全員を毒殺し松井名刺を現場に遺してくれば、捜査は松井博士に向かうと いう事を促したのかもしれない。
455 :
193 :2010/10/10(日) 21:59:22 ID:???
時々、誤読していろいろ言ってくるケースがあるので、分りやすく書き直します。 平沢:松井博士の名刺を持っていた。 歯科医N:歯科医N自身が旧軍特務機関員だったので、歯科医Nは松井博士自身が731部隊出身者であり、 松井博士自身が捕虜を毒薬で多く毒殺していた事を知っていて、「この松井名刺は使える!」と思って平沢に 同名刺を荏原で使用する事を促したのかもしれない。
456 :
193 :2010/10/11(月) 10:48:47 ID:???
中井や椎名町の時の様な山口や厚生省厚生部〜という名刺を作 れば済むのに、わざわざ警察に財布をすられたと被害届を出す という手間のかかる事をしてまで、足がつく恐れのある実在の 松井名刺を荏原であえて使用したり、既に一度、荏原で使用し た松井博士の名を語って東北大学で青酸カリを入手しようとし たりした事がずっと疑問だった。 荏原は未遂に終わり、松井名刺を遺してるのだから、東北大で 松井博士の名を使えば、もし次の犯行が失敗しても成功しても、 松井博士の名前繋がりで、東北大に青酸カリを入手しようとした 際に犯人は顔を見られてしまった事が露見してしまうではないか。 荏原と東北大で松井博士の名刺や名前を続けて使ったのは、スケープ ゴートとして捜査の目を松井博士に向けたかったという事は考えられる のではないでしょうか。 その理由に、上述した様に松井博士が731出身で捕虜を多数毒殺して いた事実以外に、松井博士は真犯人のモンタージュにそっくりだったと いう事があります。 モンタージュに似ているという事は、松井博士は平沢にも似ているとい う事です。 平沢が松井名刺を持っている事を知った歯科医Nが平沢に、 「松井博士は731出身で捕虜を多く毒殺しているよ。顔も平沢さんに 似てるから、もし貴方が荏原やその近辺で目撃されても、松井名刺を 遺してくれば、松井の経歴や犯人に人相が似ている事から、松井博士 に捜査の目が向くから、この松井名刺を荏原で使いなさいよ。 もちろん犯人が自分の名刺を使って犯行に及ぶ事はありえなから、 松井が犯人という事にはならないのは間違いないけど、警察の目が 松井に向く事で捜査が混乱するよ。少なくとも薬物素人の平沢さんよ りも、松井名刺繋がりで731に捜査の目が向いて混乱するのは 間違いないよ」 なんて事があったのかもしれない。
457 :
193 :2010/10/11(月) 11:00:35 ID:???
実際、アリバイで松井博士への嫌疑はすぐに晴れたが、 事件の捜査開始直後から平沢に死刑判決が出た後までも、 諏訪中佐が731に所属していなかった事が確認された 最近まで、本件の731関与説は絶える事が無かった。
458 :
193 :2010/10/11(月) 11:24:16 ID:???
>>456 の続き
平沢:「でも捜査が731に向いたら、特務機関出身のあんたも困るん
じゃないの?」
歯科医N:「敗戦時に進駐軍が来る前に特務機関の書類は焼却したから、
私が特務機関出身の証拠は残ってないから大丈夫だよ。
しいて言えば歯科大の卒業名簿で私は行方不明となってるけど、
戦中、戦後の混乱期に卒業生の所在不明なんて珍しくないし、そんな
事で私が特務機関員だったなんて証拠にはならない。そんな事を言う
人間がいたら、妄想だって言われるよw」
という事があったのかもしれない。
以上は歯科医Nが特務機関出身だったらという仮定の上での妄想ですが。
459 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/11(月) 14:05:52 ID:UEE6L8vC
大変ご無沙汰しております、必要悪(
>>438 )です(笑)
今回の検察不祥事は自分達を必要悪どころか
絶対善と思い上がっていた人達が起こしたのかもしれません。
>>444 同感です。制度そのものは玄人が作ったわけですから。
実は検察審査会というのは帝銀事件と同年に制定されました。GHQから
米国に倣って検事公選制を押し付けられそうになった法曹界が、事前の策というか
セーフティネットとして作られたが,効力が殆どなく、2009年に強制起訴権が与えられた。
小沢氏の一件に関しては何の見解も持ち合わせませんが、少なくとも検察審査会に
強制起訴権がある事自体をおかしいというのはおかしい。
検察の起訴、不起訴がかなり恣意的であることはかなりの人(それこそ玄人)が
感じている筈です。二つハードルがあります。先ず警察が事件化するか、
そして検察が起訴するか。この二つのハードルを超えたらまず間違いなく有罪(99%)
というのが日本の裁判です。
460 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/11(月) 14:31:06 ID:UEE6L8vC
>>423 歯科医は画会繋がりではなくて、東京で開業して居たころを知っている人間からのタレコミだった
と聞いています。例のホーロー質の口上があったので歯医者は集中的にやらていましたから。
同業者から、あれならやりそうだという話しが出た、とか人相が似ていたとかいう話しがあったのだ、
とも聞いていますが真偽の程はわかりません。
>>193 さんの仰る通り、この事件は平沢氏が松井名刺を貰った時に
ぼんやりと構想され、三河島で盗難事件を出した時点でかなりはっきりと
計画されたと思います。私の好きなアメリカの小説にベトナム戦争ものが
あって、そこに歯科医が巡回してくる話が出ています。日本もそうだった
かもしれませんね。そしてこの歯科医は朝鮮に近い中国にいたそうです。
そして巡回していた。そこから先は分かりません。今回の193さんの
ご意見については次回以降小出しに書きます。
それから193さんの書き込みに何を教えてもらったか。はっとしたか、
さわりだけ書きます。感の言い方だからこれだけで分かると思います。
平沢氏は護送で憔悴していたから目撃者が間違えていたのではないか、
という話。これはいい論だと言いましたが、なにかもやもやしたので
調べてみました。公判証言で捜査1課の刑事が、逮捕前に平沢の写真を帝銀
生き残り証人に見せているんです。答えは、平沢氏ではない、だった。
そして名刺班に諦めろと言った。その後、、続きは次回。
帝銀は平沢氏ではないと思います。これははっきりしてる。
また、歯科医が関係しているなら、平沢氏無関係はない。
これもはっきりしている。この根拠は名刺。実に不思議な事件です。
461 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/11(月) 14:56:30 ID:UEE6L8vC
もう一つはっきりしている事を書き忘れました。 名刺をもらったのは平沢氏だった、これは確認されている事実。 だから、もし共犯者が居たにしても平沢氏がこんなものを貰ったよ と言わなければ、この事件は始まらなかった可能性が高い。 だから首謀者とまで断定できないにしても先導者は彼だったであろう。 そしてその方がその後起こったこと、裁判から彼が亡くなるまでの 支援者達に対する言動も含め、説明をつけやすい、一本の線で繋がる。 従軍経験のない平沢氏が松井氏と毒殺、731が結びつくという知識を持っていたか。
462 :
193 :2010/10/11(月) 21:36:25 ID:???
包装紙さん、お帰りなさい。 >従軍経験のない平沢氏が松井氏と毒殺、731が結びつくという知識を持っていたか。 そうです、その通りです! 今回、私が突然、あ〜〜〜っ!と思ったのが、従来、自分の名刺を流用された程度にしか 思われていなかった松井博士が、その松井博士の731での毒殺の経歴を知る歯科医Nの サジェッションによって、平沢が荏原で松井名刺を使用して犯行に及び、未遂を繰り返し て帝銀事件へと発展したのではないかという事です。 平沢が実在の松井名刺を荏原で使用したのは、コルサコフ症候群による呆けた状態によって なされたのではなく、松井の経歴と人相を知っている歯科医Nによるアドバイスがあったの ではないか!?という事です。
463 :
193 :2010/10/11(月) 21:57:16 ID:???
464 :
444 :2010/10/12(火) 04:23:58 ID:oUPhbtCK
>>459 レストン 検察は事件を小さくしたがりませんか?
複数犯より単独犯を好む てかそれでまとめようとする
そこまで行かなくても 起訴の人数を最小限に抑える
裁判の迅速化を目指しているわけでもないだろうけど
465 :
444 :2010/10/12(火) 05:57:11 ID:oUPhbtCK
↑補足。事件の背後に組織、大げさにいったら闇 があってもそれには手をつけず 引っ張ってきたネズミ一匹ですまそうとする 帝銀がどう考えたって平沢みたいな人間一人で できるわけないとず〜と言われ続けたのも ネズミ1匹で済まそうとしたからでは?
466 :
444 :2010/10/12(火) 09:53:32 ID:oUPhbtCK
連投スマソ。誰かも言ってたが、歯科医が浮かび上がった時点で 面通しだけでもしなかったのか? 時効は共犯者の公訴提起でストップするから十分間に合った筈 これだけの大事件で何やってんの?てことになるよね
467 :
193 :2010/10/12(火) 21:05:37 ID:???
>連投スマソ。誰かも言ってたが、医が浮かび上がった時点で >面通しだけでもしなかったのか? これは、何度も出てるでしょ。 村田正子さんが予備知識無しに歯科医Nに面通しして、Nの顔を見た 村田さんは、Nが犯人そっくりなので顔が真っ赤になり震えだしてしまい、 その場から逃げ出してしまった。 事実関係だけではなく、その奥と先を考えて、ここで語ってるんだから、 基本レベルで良いから読み込んでからレスして下さるようお願いします。
468 :
466 :2010/10/13(水) 01:39:14 ID:Ao//vMA3
↑違う違う 自分が言ってるのは司法警察が何故しないかって事 和多田本は読んでるからその民間人による面通は知ってる 自分が決めたら何がなんでもそれで行くて検察の姿勢が この歪んだ冤罪?(犯人だけど裁判上は無罪相当)を生んだのでは?てこと
469 :
193 :2010/10/13(水) 07:53:43 ID:???
>>468 私の誤読で失礼な事を申してしまい、申し訳ありませんでした。
470 :
466 :2010/10/13(水) 09:05:43 ID:Ao//vMA3
↑全然OKですよん!気にしない気にしない この事件は裁判的にすごく興味がある 法曹氏の推測通りなら共同共謀正犯で死後再審もありだが <実行者不詳の共同正犯の裁判は普通にあるし 平沢の名誉回復目指す救う会じゃそれもないか
>>460 >
>>423 > 歯科医は画会繋がりではなくて、東京で開業して居たころを知っている人間からのタレコミだった
> と聞いています。
包装紙様。
上記で「東京で開業していた頃」と書かれているのは、
戦前の頃のことをおっしゃているんですよね?
というのは、彼は、戦後も東京で(再度)開業しているわけですし。
戦前は、彼がまだ旧区名のUに居た頃だったかと思います。
それはともかく、包装紙様はさらっと書かれていますが、
上記のこと(捜査線に上った経緯)は少なくとも私の知る限り、
これまで公になった文献には載っていない情報だと思います。
実を言うと、私個人は、包装紙様の論理的な考察の素晴らしさもさることながら、
それ以上に、この手の UNOFFICIAL な情報をもっと聞きたいと思っております。
(包装紙様の職業上は難しいのかもしれませんが……)
472 :
193 :2010/10/13(水) 23:29:39 ID:???
>>468 歯科医Nが事情聴取された時、未遂事件の時のNのアリバイが確認されたら、
歯科医Nは放免されたでしょうという包装紙さんの意見でした。
村田さんの歯科医Nの面通しの様子からして、最初にNが事情聴取された時は、
Nの面通しはされていないでしょうね。
Nが訴追されて、帝銀事件の真相が明らかになる機会が二度あったようです。
一つ目は、歯科医Nが事情聴取された時に、複数犯の可能性を考えて、村田さんに
Nの面通しをすべきだった。
二つ目は、佐伯氏が歯科医Nによる治療後に体内から砒素が検出されたという検査結果
が出た時に、佐伯氏は警察に被害届、又はNを刑事告訴をすべきだった。
佐伯氏がNに本当に砒素をもられたのか、薬品に含まれていた含有砒素だったのかは疑問
ですが。
473 :
193 :2010/10/13(水) 23:43:19 ID:???
Nの事情聴取の経緯を質問したのは私ですが、 > 歯科医は画会繋がりではなくて、東京で開業して居たころを知っている人間からのタレコミだった > と聞いています。 私もこの件は初めて知りました。 Nが警察の事情聴取を受けたのは平沢が捜査線上に上がる前なので、日水会繋がりは有り得ないしと 疑問に思っていました。 包装紙さんが、「あいつならやりかねない」と連綿と語り継がれて来たというのは、上記のタレこみ に関する件なのですね。
包装紙様。 もうひとつ、自分なりに本件の裁判過程でいまひとつ不明な点がありますので、 よろしければ、教えて頂きたいと思います。 事件で使われた松井名刺。 これは、松井氏が宮城県庁地下の印刷所で作成したという、 「100枚中の1枚」だったというのは確かな事実かと思います。 しかし、平沢氏の受け取った「松井名刺」が上記の100枚中の1枚であるというのは、 どういう点で事実認定されたのでしょうか? ※注 松井氏はこの「100枚限定」のものとは印字の異なる「500枚」のものも持っており、 そちらのバージョンの名刺も事件が起きる直前頃まで、多くの人に差し出している。
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/14(木) 01:54:03 ID:HBToeFBb
それは現場に残された名刺の活字が100枚の方だたから、違うの? 自分がむしろ不思議なのは何で名刺に指紋が残ってないのか、です
476 :
193 :2010/10/14(木) 20:35:17 ID:???
>しかし、平沢氏の受け取った「松井名刺」が上記の100枚中の1枚であるというのは、 >どういう点で事実認定されたのでしょうか? これは事実認定されていませんので、松井博士が平沢と名刺交換したときの、記憶 によっているのではないでしょうか。
477 :
193 :2010/10/14(木) 21:44:14 ID:???
>>410 >板橋でロッジオーナーが小切手換金に失敗。(野次馬の可能性も否定はできないが)。
>その後、金は平沢氏に架空口座に一旦入れられた
>後、その一部が(約5万円)残りの二人に支払われた。
包装紙さん、上記は私の知る事とは異なります。
犯人は帝銀の現金、換金された小切手の合計で、181,860円を奪い、
145,000円を隠し講座などに入金していたので、平沢の入金前に、
36,860円が行方不明となっています。
478 :
193 :2010/10/14(木) 21:51:11 ID:???
被害金額=平沢の約入金額では無かったと思います。
479 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/17(日) 10:36:05 ID:aZ+P+p6z
>>477 ,
>>478 私も同じ考えです。書き方が悪かったのかもしれません。
>>410 で私は、
事件後、 歯科医から平沢氏に一旦金が渡った、しかし、全額ではなかった。
実行犯である歯科医が目立たない金額を取った上で渡したかアジトに置いて行った。
と書きましたが、それはそういう(
>>478 、被害金額=平沢の約入金額では無かったと思います。)
意味です。ただ私は別の間違いを>>410でしています。
>板橋でロッジオーナーが小切手換金に失敗。(野次馬の可能性も否定はできないが)。
これはまんまと換金して逃げ延びていますから失敗ではなく、成功ですね。失礼しました。
480 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/17(日) 10:59:16 ID:aZ+P+p6z
>>474 、
>>475 、
>>476 サトーさんが仰られているのは、平沢氏が松井氏からもらったのが、
帝銀で使われた名刺ではなく、その前のバージョンだった可能性はないのかという事だとと思います。
証拠採用、能力、事実認定に関わる面倒な説明は省いて結論だけ言うと、
判決では松井名刺は平沢氏がもらったもので、なおかつ平沢氏の主張する、
盗難にあった財布の中にその名刺が入っていた=平沢氏以外が現場に持っていったのではない、
と事実認定されています。その根拠は193さんが仰る通り、松井氏の裁判における証言、
確か、その名刺は自分が平沢氏に渡したものと同種のものと思われます、という意味の証言でした。
以下のサイトで最高裁の上告棄却判決が読めます。(7ページの終わりから8ページにかけてが名刺の部分です)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/js_20100319122819990797.pdf 有力な物証が松井名刺しかないとよく言われているので、それすら裁判で事実認定されていないなら、
有罪判決は無理だろう、というのがサトーさんの質問の趣旨かと思います。
この判決の構造は簡単にいうとこうです。自白の強要、違法性はなかった、
そしてそれを補強するものとして、名刺、青酸カリ、銀行目撃証言
(全て証拠採用されている)があるので、有罪!上記判決文を参照ください。
481 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/17(日) 11:08:18 ID:aZ+P+p6z
私自身は現場に遺された松井名刺は平沢氏がもらったものだと思います。 同氏が名刺を作ってから平沢氏に渡すまでに一月程経っています。 新しい名刺が入ってきて使い出すまでには十分な期間だと思うのが まず一点。平沢氏が盗難届を出したのが、もらってから更に4ヵ月後、 4ヶ月ずっと名刺を財布に入れていて、そういうだらしない人が 4ヵ月後にすられた財布にそれが入っている事を覚えていて、 名刺をもらってから8ヶ月後に現れた小樽署の刑事に、 あの名刺は4ヶ月前に財布と一緒にすられました、というのは不自然。 また、私のものだったら裏に住所を消した跡がある筈だと (これは逮捕された後に)言っている。 平沢氏(達)が犯人だとしたら、ここは2重、3重に知恵を絞った積りだったのではないか。 (小樽の刑事はともかく本庁の猛者は騙せないというより、むしろ怪しみます) つまり、捜査が先ず松井氏及び周辺=同業者に向かう(名刺の数が少なかったのは誤算だったが)、 平沢氏に捜査が来ても盗難届でなんとかなる(事実小樽署はこれで放免した) それから三つ目の知恵はあまり注目されていませんが、私はこういう事だったと推測します。 つまり、平沢氏は名刺交換した時は、何の気なしに住所を書いた、暫くしてこの名刺は使えると思い 筆跡を消す為、及び人に渡すのに不自然だからそれを消した (そうでなければ消す理由はないでしょう)、完全には消えないず盗難届を出した。 そして捕まると、裏に私がもらったものだったら、跡がありますよと供述する。 完全に消しきれていて跡が見つからなければそれでOK。 見つかっても、それは財布をすった人間がやったと。 恐らく彼らは天秤にかけた。松井名刺を使うメリット(実在する博士の権威+捜査撹乱)とリスクを。 医学博士だから名刺交換は数限りなくしているだろう(これは誤算だったが)から、 名刺から自分(達)に辿りつくリスクは少ないと見た。むしろ、松井氏及び同氏が名刺を配る 沢山の医師防疫関係者に捜査が向くメリットのほうが大きいと判断した。 そして実際にそうなった。居木井、平塚コンビが来るまでは。 いや正確には、このコンビも一回目(S23年5月)の来訪では追い返す事ができた。 平塚氏が扇子の擬制を暴いてからです。急展開するのは。
482 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/17(日) 11:59:58 ID:EFjNJ/y+
もっと重要な点。名刺を貰った、住所を裏に書いて財布にしまった。 後でそれを消したと言ってる。ということは財布にずっと入れっぱなしだった のではなく、最低でも一度は裏の書き込みを消すために出している。 それをまた財布にしまいますか? 万の一つの割合で荏原が平沢氏以外だったとしても、名刺は平沢氏 が渡しています。平沢氏無関係は有り得ないとほぼ言い切れますね。 救う会の方には大変申し訳ありませんが。。。 荏原は平沢氏でしょう。 供述の自然さといい。先ず間違いないと思います。
このスレでは平沢が犯行グループの一員で歯科医Nが帝銀事件の実行犯説が主流のようですが、平沢完全無罪説を主張される方はいないのでしょうか?
484 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/17(日) 16:57:03 ID:z0CO/Vnw
今回サトーさんと193さんの名刺がらみの話を読み考えてみて 本当にはっとさせられました。人間(自分ですが、笑)なんて 所詮浅はかなものですね。私は荏原は平沢氏だろうと思っていたので 名刺は平沢氏が松井氏からもらったものだろうと普通に考えていた。 それは変わらないのですが、確度が全く違います。 自分の身にひきつけて考えればわかります。 人から名刺を貰って、住所を教えてもらって書く。財布にしまう。 財布は名刺の仮置きの場です。まず、せっかく書いた住所を消す動機が ありますか?なりすます以外に。そして仮置き場からこれまたせっかく 出したのにまた仕舞いますか? どうしてこれに気がつかなかったのか。頭が悪いとしかいいようがない、 我ながら情けない。平沢氏の無垢はない。
485 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/10/17(日) 17:00:07 ID:z0CO/Vnw
これに反論するとしたら、いや盗まれた財布に名刺が入っていたのだと いうしかない。しかし、普通に考えれば、せっかく財布から出した名刺を 財布に戻すことはしない.入れっぱなしはあるでしょうが。 一度は出したのです。確実に。現場にあった名刺には消した跡があった。。。 ですから一番可能性の低い順にいうと、@平沢氏が事件に完全に無関係、 A平沢氏が3件とも実行者ではない、B平沢氏が3件とも実行した、 C平沢氏には共犯者がいて、椎名町帝銀はその共犯者が実行した。 以前は@/AとBを逆にしていました。これは間違いでした。 長々と失礼しました。しかし、これで本当にすっきりしました。 @は絶対に(限りなく近いと言ってよいほど)ありえないと思います。
平沢も歯科医Nも事件に無関係の可能性はないのでしょうか?
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/19(火) 20:28:42 ID:uhg8hnJv
>>484 なるほどなるほど 平沢無実はなしですね
そうすると判決>死刑 が結果的には正しかったことになる
自分は裁判的なことに興味があります。
裁判官がそこまで読んで つ 平沢無関係はありえない
多少不明な点があっても起訴状、求刑通りに判決した
てことは有り得まないですか?
>>480 お返事ありがとうございます。
一応、私なりに法曹氏さんの回答にコメントします。
>サトーさんが仰られているのは、平沢氏が松井氏からもらったのが、
>帝銀で使われた名刺ではなく、その前のバージョンだった可能性はないのかという事だとと思います。
おっしゃるとおりです。
100枚のバージョンの名刺は、最終的に現物確認が取れたのが70枚なんですよね。
(交換相手先で62枚、松井氏手元に7枚、そして荏原で使われた1枚)。
あとの30枚は現物確認ができない。
また、いろいろ文献を漁っても分からないのは、「旧バージョン」の500枚の内訳。
少なくとも松井氏が警察の捜査に協力した時点で、
どれだけこの「旧バージョン」の名刺が残っていたのか?
松井氏は名刺を交換した時期をメモってたという話ですが、
そのうち、500枚バージョンの名刺が交換された最も新しい時期はいつなのか?
こういう情報を警察側が発表しないのでなんとも不審感がのこる。
ただし……。
>>481 >私自身は現場に遺された松井名刺は平沢氏がもらったものだと思います。
>同氏が名刺を作ってから平沢氏に渡すまでに一月程経っています。
>新しい名刺が入ってきて使い出すまでには十分な期間だと思うのが
>まず一点。
たしかに、500枚バージョンの名刺が切れそうになったから、
新しく100枚を追加作成したと考えるのが常識的ですので、
この「一ヶ月程」というのをどう見るか。このスパンを長いととるか短いととるか?
結局は、松井氏の記憶次第になるのかもしれません。
遠藤誠氏の著作では、松井氏は2つのバージョンの名刺をランダムに使っていたと
思わせる記述もありますが、これ自体、松井氏の記憶に過ぎないわけで……。
>平沢氏が盗難届を出したのが、もらってから更に4ヵ月後、
>4ヶ月ずっと名刺を財布に入れていて、そういうだらしない人が
>4ヵ月後にすられた財布にそれが入っている事を覚えていて、
>名刺をもらってから8ヶ月後に現れた小樽署の刑事に、
>あの名刺は4ヶ月前に財布と一緒にすられました、というのは不自然。
これは本当にそのとおりですね。
どうせなら、「記憶にないが、手元にないなら捨てちゃったんだと思います」
のほうがまだいいですよね。
>>481 >また、私のものだったら裏に住所を消した跡がある筈だと
>(これは逮捕された後に)言っている。
>>482 >後でそれを消したと言ってる。ということは財布にずっと入れっぱなしだった
>のではなく、最低でも一度は裏の書き込みを消すために出している。
>それをまた財布にしまいますか?
この名刺裏の「傷跡」の件は、私個人は微妙だと思っているんです。
まず、平沢氏の当初の供述は、
「松井氏の手によって万年筆で書いてもらった」というものだったかと思います。
しかし、その後、「鉛筆で書いてから自分で消した」というように供述が変化したのは、
検事聴取書の流れを信用するかぎり、
いわゆる「自白モード」に入ってからではないでしょうか?
つまり、ことこの時点においては、警察側との共同作業に入ってるわけですから、
この証言をもってして、平沢氏が「尻尾を出した」と言えるかどうか……。
しかも、森川氏の著作を読む限り、
裏書された文字は「鈴木八郎方云々」というもので、
これは、事件発生後に読売の記者が現物(名刺の裏)をみて
報道しているという事実もあるようです。(『秘録 帝銀事件』より)
つまり、名刺の裏の「傷跡」の数や形状がどのようものかは知りませんが、
森川氏の調査を信用するかぎり、少なくともその一部は捜査側の手
によるものであるという可能性が濃厚であり、もしかしたらそれを逆利用して
平沢の証言を誘導(捏造?)したという推論も成り立つのかもしれません。
(ただ、そうだとしたら、捜査側の情報管理のずさんさは信じがたいですが)
包装紙に質問 自分は偽証事件が共犯がいたことの証と考える どう思いますか?
一休さんがまた来なくなっちゃたね また規制かしらん この人の潔癖生真面目一直線なとこが結構好きなんだけどw なるほど<財布から名刺を出してまたしまう人はいない サトハチさんがいうように 裏を消したがでっち上げとすると 名刺の存在を忘れてたから入れたままてことになる なのに財布をすられたら思い出すてのはおかしい
続き またお薬の話だけど荏原は分量の問題ではないと思われ 20人以上いたんですよね?だったら誰もなんともないのは変 青酸カリの純度劣化が一番ありそう 次は、別の薬、塩酸プロカイン? オキシフルで解毒はよほどオキシが瓶に残っていないとだめ 外地から平沢長女が持ってきた青酸カリで劣化さらには偽薬の可能性 が一番強いんじゃないかな で帝銀は別に入手した真正と 三件全部同じ薬(判決はそうだったんですよね)というのは、 少なくとも薬を扱う人ならないですね だめだったものは2度使わない 戦後3年たってたわけでしょ、なら劣化を一番に疑う 量の問題とは思わない 普通 そんな素人がきっちり10何人も殺せない
495 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/25(月) 01:38:15 ID:VA4/VuB0
平沢さん白説は特務機関絡みで何となく話が合いそうだが、考えたら平沢さん クロ説の有力な証拠は自白以外に何かあるのか?
↑名刺、金、中井目撃証言
497 :
包装 ◆qufviFGCQ6 :2010/10/26(火) 20:09:09 ID:4ZpLW34l
サトーさんへ
私もその事(検事の誘導)は考えました。が、それは恐らくないだろう
と思ってます。(理由は後述)
先ず、名刺の旧版を平沢氏に渡した可能性。これも低い。松井、平沢両氏が
あったのは松井氏の行幸随伴の帰途です。この一ヶ月前に名刺を新調してます。
恐らく名誉な行幸には真新しい名刺で臨もうとしたのでしょう。ですから、
平沢氏がもらったのは新版と考えてよいのではないでしょうか。
さて、名刺の裏の悪戯について。刑事もしました。また鑑識の技官もしてます。
検事に何か跡がないか調べろと言われて、読み取った振りをした。しかし私は
一番先に悪戯したのは平沢氏だと思うのです。
http://www3.ocn.ne.jp/~izaki/hirasawa11.html この辺の事はこのサイトに詳しく書かれています。私はこれを鵜呑みにして
いるわけではないですが、サトーさんが挙げたものとこれを読めば大体の事情が
分かると思います。万年筆だったり鉛筆だったり色々ですが。
498 :
包装 ◆qufviFGCQ6 :2010/10/26(火) 20:35:05 ID:4ZpLW34l
このサイトを書いた人は東拘の看守だった人です。死刑確定囚と看守は 懲役囚と看守よりも心を通わせる事があります。時には趣意書の指南まで したりする。加賀乙彦氏の宣告などで伺いしることができます。 この看守さんは職権をやや逸脱するほどに平沢氏とある俳人死刑囚と親しかった。 そして平沢氏の無罪いや無実を確信するのです。しかし、私はそういう 人の文章を読んで、逆に平沢氏が事件とは無関係ではないことを ほぼ確信します。この人の言っている以下の部分がその通りであれば、特に。 『また平沢は「私がもらった名刺なら、その時、松井博士が名刺の裏に鉛筆で書いてくれた住所を、 私が後で、ゴムで消し、親指の爪で消した跡があるあるはず」といっている。 調べたら、確かに、消した跡らしいものがあった。これは、弁護側の主張では、 平沢は「もし消したあとがあれば、私がもらった名刺で、三河島でスラれたものだ」 というつもりだったのだという。』 少なくとも平沢氏とこの看守さんが「心を通わせている間」は、平沢氏は 少なくとも、違うんだ、私は名刺の裏の住所を消したりしていないんだ あれは検事のでっち上げだとは言っていないのは明白です。なぜなら、 この看守さんは平沢氏の無実を信じ、ずっと後年に労力をさいてこの サイトを書き上げたのです。印税が入るわけでもなんでもないのに。
499 :
包装 ◆qufviFGCQ6 :2010/10/26(火) 21:09:06 ID:4ZpLW34l
今、問題になっているのは、平沢氏が消した、か、消していない(それは 検事の作文だ)、どちらだったかということです。前者なら前述した通り 二重の意味(消す理由がない、及び、消したということは財布から一旦 だした、なのに何故またしまうのか、そしてすられるのか)で平沢氏は 疑わしい。後者だったら、もうその時点で無罪放免です。 自分の身に置き換えてみてください。普通名刺の裏に松井氏のような名士が (行幸に随伴するような)折角買いてくれた住所は消さない。それをすられた。 それが犯罪に使われた。そう言えば、名刺の裏に住所を書いてもらいました。 私がスられた名刺が犯罪に使われたなら裏に住所が買いてあるはずですよ、 といえばそれで終わりです。それが普通の反応です。 サトーさんが気にされたようにこれは唯一の物証です。それなら、平沢氏は 声を大にして違う、私は消していないというはずです。消していないならですが。 平沢氏は1987年まで生きました。事件当時とは鑑識技術は格段と 進歩しています。私が再審弁護人なら、名刺裏の再鑑定を要求します。 2度消されているか、松井氏の住所の内の一文字でもあるか。しかし、 どなたもそれをされない。何故か。上記の看守さんが書いたように 弁護人にも進んで、平沢氏が自分は消したと言っているからではないか。
500 :
包装 ◆qufviFGCQ6 :2010/10/26(火) 21:21:16 ID:4ZpLW34l
>>492 仰りたい意味は分かります。以前も同じ事を書かれた人が居ました。
ちょっと言いづらい(私は救う会の人達のご努力に敬意を持っているので)
ので、ぼかして書きますと、仙台送りになって、救援活動が活発というか
必死な感じになってきて、暫くしてこの偽証が起きる。救う会のM氏は
あくまで義憤に駆られた正義感をもった人だったと思いますが、もう一人。。。
いややはり言い難いですねえ。ヒントだけで勘弁してください。ミモザ、
獄中の平沢氏への圧力。このくらい書けば
>>492 さんのような人なら
大体分かると思います。共犯者が居たとして、一番彼らが恐れるのは
どうせ執行されてしまうなら、洗いざらいということでしょうし。
501 :
492 :2010/11/04(木) 07:41:44 ID:TDP0XyCL
>>500 この話は怖いと思うんですよ。死刑囚はどこまで情報が入りますかね。
刑事事件がのってる新聞は塗りつぶしですよね
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/04(木) 17:23:55 ID:8uFmzaZ2
戦時の辺境において敵国人で死刑囚のシナ人やロシア人を731は防疫のために 殺しはしたが、平時に首都のど真ん中において自国民の市民を金のために素 人を使って大量殺害。 妄想だね。
503 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/13(土) 23:20:45 ID:bVIZBjQO
↑誰もそんなこと言ってない あげ
504 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/13(土) 23:28:26 ID:bVIZBjQO
お、書き込めるw 平沢はたくさんの執行見送りをしてるが 執行されない囚、最終的には再審無罪も知ってる 自分もそっちの方の人間だという意識があっただろう そのよりどころは救う会だった その救う会が偽証事件を起こした そこに昔の仲間が絡んでいた 俺たちがお前を執行から守っているんだぞ 分かってるだろうな、てことでしょうか、包装さん
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/11/23(火) 03:51:24 ID:WQfCj/8Q
平沢がいた頃と今じゃ死刑囚舎房もずいぶん変わってるんだろうなあ 上げときましょうかね
506 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/01(水) 03:30:08 ID:y7KgPzEy
この事件は一人ではできないだろうてのは分かる しかし現場には一人で現れた これが分からない 何故? 博士+助手てほうが説得力あったろうし薬の注ぎ分けも早い 全員殺してしまうつもりだったなら 顔を二人見られる<リスク2倍という心配もないだろうに スレを読んだ後の自分の推理は共犯者が居たにしても協力者に過ぎなかった 放送さんの意見だと 元々は協力者だった歯医者が実行者に躍り出た、てことになるのかな 確かに実行犯が入れ替わると色んな事に説明がつく 人相とかアリバイとか 昭和のというか犯罪史上稀に見る怪事件であるのは間違いないんでage
507 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/14(火) 20:23:37 ID:ePUj17yA
>>502 部○が野蛮なのと同じ。
シナ人であれ動物であれ哺乳動物を大量に残酷に
殺した連中なんて残虐行為をなんとも思わない人間になっている。
瀬島は当初の目論見のように最高幹部以外は強制的に自決させて
おいたほうがよっぽどよかった。
508 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/12/18(土) 05:40:57 ID:PoL3xBR+
ご無沙汰してます。海外に来ています。ここからなら書きこめるでしょうか。
>>506 >放送さんの意見だと
>元々は協力者だった歯医者が実行者に躍り出た、てことになるのかな
そうです。一言で纏められてしまいました(笑)ここの人は実に短く的確に書きますね。
私はだらだら長くしか書けないので、本当に感心します。
>>501 死刑が確定した途端に面会制限がとても厳しくなります。基本的には肉親と再審
弁護人だけ。だから現在の救う会の事務局長さんも養子縁組をされたのでしょう。
双方とも救援活動とは密接で、誰がどのように動いているかの情報は入ると思います。
509 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2010/12/18(土) 06:08:55 ID:PoL3xBR+
>>504 再審請求棄却後死刑執行というのはよくありますが、再審が認められてから執行
というのは先ずない。帝銀事件はその先ずない、が有り得た事件だったんじゃ
ないかと思うんです。つまり、再審請求を出している間はいい、執行は
ない。平沢氏に(一人で)できるわけない、と多くの人が思ってるわけだから。
>>505 平沢氏は3つの刑場で執行される可能性のある日々を送っていたはずです。
東拘に刑場がなく巣鴨(宣告の主人公が執行された)で執行されてた時期、
宮城、東拘にできてからの時代、今は(平沢氏の死後)東拘も改築され
千葉法相が公開したモダンな?刑場になっています。
モダンといえば、以外と犯人(達)はコーヒーでも飲みながらこの凶悪犯罪に
思いを馳せた当時のモダンボーイ(不良中年)達だったかもしれない。731に罪を
なすりつけてやればいい、とかいいながら。名刺取得、盗難届け、名刺現物を犯行に使用
という流れはそれを匂わせます、193さんの仰る通りに。実際に平沢氏完全無実説の
うちの大きな柱の一つは731部隊犯行説だったわけだから、ある意味で功を奏したとは言えます。
510 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/12/30(木) 10:37:45 ID:WDneQXrH
レストンです 私も731はあまりにあからさまという気がしてます 博士名刺を見せて1薬2薬で毒殺。 もう頼むから疑ってくれといわんばかり 自分が貰った名刺は盗難届けを出しといて731に捜査の目を向け 自分は娘が軍曹と結婚したら米にでも高飛びする積もりだったんじゃ?
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/07(金) 20:27:51 ID:OWvjpdED
>>509 再審開始決定がされると死刑事件なら同時に死刑執行は停止されるから
(過去そういうケースではすべて再審開始決定と同時に執行停止もされている
ー執行停止は抗告されても抗告で再審請求棄却されるまでは続く)
法務大臣と拘置所長が殺人罪になるのを覚悟でやらない限り執行はありえないよ。
512 :
411 :2011/01/08(土) 06:48:10 ID:q3809hp4
ご無沙汰&アケオメです。相変わらず早起きしてますw
久々にカキコあったけど、
>>511 は誤解
包装紙が
>>509 で言ってるのは、再審請求が通ったら執行てことじゃなくて
(んなこたあ〜ない、それじゃたしかに法務大臣が殺人犯だ)
再審で真実が明るみに出ると、何のためらいもなく執行できるて事でしょ
死刑なのになんで本当の事を言わないのか、ていうよくある疑問に対して
そうじゃない、真実を言ったら執行だったから共犯者について言えなかった
つ平沢は無関係じゃない、てのが包装紙の一貫した主張なわけで
513 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/17(月) 09:24:53 ID:u14WGPA1
現金は一部かすめ取られただけで殆ど残っているらしい。 やはりアセトンシアンヒドリンを人体で試す実験だったのか? 731部隊、陸軍登戸研究所、キャノン機関が関与か?
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/26(水) 07:03:45 ID:g+uxc5+I
合掌 黙祷
516 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/01/26(水) 12:49:14 ID:S2VVb8Po
ご無沙汰しております。またこの日が巡ってきましたね。
私は最近以下のサイトを見つけました。
http://larmore-elegance.at.webry.info/201005/article_9.html これは以前紹介されていた歯医者さん(おそらくベテランの)の
サイトでしょうか。歯科用の麻酔薬が青酸の毒性の発揮を遅らせるというのは
初耳でした。結論は和多田さんと同じ(おそらく影響をうけていらっしゃる)
これが私とは違うのですが。つまり、平沢氏が従犯ということですね。
この方が未遂も歯科医だと思っていらっしゃるかどうか非常に興味のある所です。
これを読むと、第2薬が青酸ということで、この可能性は私も考えていました。
私はやはり、荏原では青酸が劣化していて失敗、その後青酸入手、
中井で薬を飲ますこともできずに失敗(いずれも平沢氏)、業を煮やして
歯科医が帝銀実行ということではないかと考えています。そうすると、
東北大も船舶会も目撃証言(帝銀、中井)、金の流れに対する供述
およびその曖昧さ、ためらい(特に使途について言えなかったこと)
逮捕後の平沢氏の動き、全て一直線に揃います。合掌。
今日の昼、日テレで特集?
518 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/28(金) 13:15:20 ID:VzBqOYGs
見てる この報道では犯人は731部隊関係者でGHQの圧力で捜査出来ず仕方なくでっちあげたと取れるな
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/01/29(土) 11:38:29 ID:87j7zk78
特務機関説や、その大金が残されていたために強盗目的ではなく人体実験説 元特務機関員の、平沢氏無罪の状況証拠はたくさんあるが、考えたら? 平沢氏がクロの決め手は氏が起こした詐欺だけか?
去年にこのスレを知り、拝読しています。 1点疑問があります。 あれだけの犯罪を犯したにも関わらず、奪った金額が 少なく感じます。もっと行内を探せば現金はあったと 言われています。 約18万は犯人にとって必要十分だったのでしょうか? ●前スレを読めば議論されていたのかもしれませんがどうやって それを読むのか?わかりません。(2ちゃん初心者です) ●個人的には単独、共犯であろうと平沢氏関与と考えていますので 犯人=平沢氏&関係者として。 どなたか証言や説得力のある想定でもかまいませんので よろしくお願いします。
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/05(土) 09:51:47 ID:oFpZEd3v
≫521 520です。 金銭に関して確かにおっしゃる通りですよね。 後から事件を見てしまうと、あそこにも金があったはず、とか 思ってしまいますが、その時の当事者としては見えた金は 奪っている(持てる量も限られているでしょうし)。 納得致しました。 わざわざご回答頂きありがとうございました。
523 :
521 :2011/02/08(火) 02:27:18 ID:WFyNunHP
いいってことよ。このすれは2chじゃちょっとないくらい面白いよ。 科捜、包装紙の論争に几帳面な193が突っ込みを入れサトハチが要所で質問。 惜しむらくはもう少し早く2chがあったらだねえ。 12人も殺されてて結局平沢も天寿を全うしてしまった。 80年代頭にこのスレがあったら世間も動いたろう。 平沢も墓まで秘密をもっていかなかったろうに。 連赤の永田が獄死したけどミステリ度が全然違う。 死刑確定後の拘留期間も結局平沢の記録を破れんかった。 まさに日本犯罪史に残るってやつだ。
>>521 おかげさまで過去ログ(帝銀事件1〜3)も読むことができました。
帝銀事件は知っていはいましたが、こんなところを読んでいる訳ですから
判決通りとは思っていませんでした。しかしGHQや731の陰謀論もまた
信じられる内容ではないです。
平沢氏の怪しさを考えれば、共犯だろうな、となんとなく思っていました。
しかし共犯とする和多田氏の著書なども結論は腑に落ちず・・・・
包装紙の意見を読み、事件の構造は納得できたように思えました。
包装紙は持論の強度を試してみたいということでの書き込みだったようですが
ご本人は持論により確信を深めることができたのか?それともまだ
なぜここを突っ込んでくれないのか?いまはどのように考えて
いらっしゃるのか、気になるところです。
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/11(金) 02:56:30 ID:EgY4vorX
↑ >こんなところ ワロタ いずれにしても帝銀ワールドへようこそ 2chは侮れないよ。秋葉のビルを買った伝説のトレーダーBNFも株板に居た ごみ山の中から真珠を探す楽しみがある。このスレは真珠の部類。 残念ながら遅すぎたが あげ
ひさしぶりに当スレにきました。
ヒマをみて今でもこの事件についての現場探訪や文献集めを続けていますが
さすがに発生後60年以上という壁を大きいですね。
なかなか小躍りするような情報には出遭えないようです。
>>524 > 包装紙の意見を読み、事件の構造は納得できたように思えました
私も包装紙さんの意見を読み、「事件の構造」に関しては
「おおむね、そうだろうな……」と思うようになりました。
しかし、一方では、その「事件の構造」を
当時の警察が解明できなかった――。
これはこれで、不思議なことではないでしょうか。
以前包装紙さんへも遠回しに疑問を投げかけましたが、
私は、当時の警察もどこかの捜査段階で
その「構造」が仄見えたのでは……と思っています。
しかし、様々な事情からそれ以上の捜査を打ち切り、
公判に耐えうるかたちを模索した結果、「平沢単独犯」にてを採った――。
(仕上げ段階では別の検事も登場)
今はそう思っています。
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/12(土) 02:22:10 ID:K93pRu/P
サトハチさん お帰りなさい。 ほんとにそうですねえ。 確か包装さんもこの事件のイヤなとこは途中から警察法曹もこれ(共犯) に気づいてたけど気づかないフリをしてたんじゃないかと書いてた。 ところで村田さんはまだご在命なんでしょうか。
>>527 残念ながら存じ上げておりません。>村田さんの件
ただ、旦那様はだいぶ前に亡くなられていたかと存じます。
(これは新聞記事でみました)
524です。 525さん(及び他の方へ) 「こんなところ」発言、失礼しました。 悪い意味ではなく、こんなところ=判決に疑問を持たないとこないような スレ、というような意味です。
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/15(火) 02:28:49 ID:R5S5FJD/
全然OK、気にする事ないですよ。 平沢が真犯人!が真相なら犠牲者・遺族も多少は救われるんですけどねえ。 そうじゃないでしょうな。といって春画も731もGHQも的外れ。 8歳の子供も殺されてて、もし生きてたら70を超えてるわけで 村田さんが救う会と距離を置いてたのもわかる気がする。 こういう仲間だった遺族が居て、一応平沢が捕まってるし 平沢じゃないという運動に入るのは抵抗があったろう。 でも最高裁のあとも平沢じゃないと言い切った。 違うんだろうね、本当に。
531 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/02/15(火) 09:25:19 ID:R5S5FJD/
連投すまそ。長生きしてる人の情報は貴重 犠牲者の無念を晴らす為にコピペ↓
1970年代に、ある人が「真犯人は平沢さんの絵画の仲間で、
成城学園で歯科医をしている男である」と突き止めて、
しかるべき証拠資料も揃えて警視庁に届けたのでしたが、
「時効成立後」ということで、全然相手にされなかったのだそうです。ry
これは私がしかるべき筋から直に聞いたことであり、
また、別の筋からも聞こえてきましたので、信憑性は高いです。
この歯医者、友人を犯人に仕立て上げて罪をなすりつけ、
自分は盗んだお金で裕福に暮らしていて、まったく鬼畜です。
http://home.att.ne.jp/grape/shindo/mougo6.htm#SHINJITUnoREKISHI 初めのスレで疑惑の歯医者など妄想とかあるがそんなことないんで惑わされないように。
この人(おそらく80台後半)と琺瑯質云々の歯医者さん、包装紙サトハチさん
等は氏名を掴んでて良識から書かないだけ。実在してた事は間違いない。
そして恐らく・・
>>531 >初めのスレで疑惑の歯医者など妄想とかあるがそんなことないんで惑わされないように。
>この人(おそらく80台後半)と琺瑯質云々の歯医者さん、包装紙サトハチさん
>等は氏名を掴んでて良識から書かないだけ。実在してた事は間違いない。
このスレを読んで歯科医の実在を信じられるようになりました。
当り前ではあるのでしょうが、歯科医の名前を出さないのは僕も良識だと
思います。もう裁判は単独犯で決まっていますし、名前を出すことで
いやな思いをするひとが増えるだけだと思えます。
真実を知りたいという気持ちは強いけど、名前を知ることがその役に立つとは
到底思えません。
533 :
193 :2011/02/24(木) 21:27:09.43 ID:w6dvEa4p
お久しぶりです。 数か月ぶりに規制解除になりました。 以前のスレの話題は、平沢が真犯人か否か、731関与が真相か否か、 あたりが主体でしたが、最近は歯科医円N真犯人説に話題が移り、書き込み ができずに毎日イライラしていました。 書き込めるようになったので、常駐しますので宜しくお願いします。
534 :
193 :2011/02/24(木) 21:54:51.81 ID:w6dvEa4p
私も以前に書きましたが、佐伯本、和多田本の村田さんの歯科医Nの 面遠しが事実かどうか、村田さんの話が聞きたいとずっと思っていま した。 歯科医Nが帝銀実行犯たる証拠皆無なので、村田証言がよりどころの 一つなので。
諸説における平沢氏の関与具合について簡単にまとめてみました。 こんか具合でいかがでしょうか? 判決 救う会 親族 731関係者 共犯説(包装紙説) 荏 原 ● × ▲ × ● 中 井 ● × ▲ × ● 椎名町 ● × × × × 板 橋 ● × × × × 当り前ではありますが、帝銀=平沢氏は単独犯の場合のみなんですね。
536 :
193 :2011/02/26(土) 18:58:39.57 ID:8GtBH90C
今晩は、サトウハチローさん >しかし、様々な事情からそれ以上の捜査を打ち切り、 それは既に語られてきた事ですけど、平沢単独犯でまとめ上げないと、犯行手口からして 731に捜査の方向が向いてしまうという事でしょうね。 >公判に耐えうるかたちを模索した結果、「平沢単独犯」にてを採った――。 これは包装紙さんも分からないとおっしゃましたが、私は平沢に証拠が無い以上に、 証拠がない歯科医Nを有罪にするのは非常に困難で、帝銀実行犯が平沢ではないという 方向でNを起訴すれば、Nも平沢もともに証拠不十分で無罪になる危険性をはらんで いた事を危惧したのではないかと思っています。
537 :
193 :2011/02/27(日) 00:32:21.43 ID:sARqFWHg
>ただ、旦那様はだいぶ前に亡くなられていたかと存じます。 私は村田さんの旦那さんの件がずっと引っかかってます。 村田さんの旦那さんは平沢無実派で、村田さんにも影響を 与えたとも言われていて、旦那さんは諏訪中佐を追ってい た程の熱心な事件記者だったのに、村田さんの歯科医Nの 面通しや佐伯氏の調査の件も当然旦那さんの耳に入って いたはずなのに、旦那さんが歯科医Nを追いかけた事は 聞いたことがありません。(私が知らないだけかもしれ ませんが) 事件記者からすれば、非常に大きな記事になったはずです>歯科医N それゆえ、村田さんの歯科医Nの面通しは事実だったの かを知りたいとずっと思っていました。 歯科医Nには、私たちが知らない明確な帝銀事件関与の否定材料 があったのではないかという疑問が残ります。
久しぶりにここに来ました。 名前は以前と同じように表示されているのでしょうか? 「sage」を入れました。 森川哲郎著「秘録帝銀事件」には、犯人のモンタージュ写真と名刺班の刑事が撮影した平沢の写真が載っている。そして、モンタージュ写真には「平沢と似ているだろうか」との記載がある。私は、この平沢の写真とモンタージュ写真を比較すると、2人は別人のように見える。 そして、最初の2度の面通しでは、面通しした人はほとんどが犯人と断定することは出来なかった。 これは、同じ理由が隠されている。 モンタージュ写真について 1.刑事が撮影した平沢の写真は、本人とは似ていない。これは、平沢の妻マサも似ていないと言っている。「彼女(妻マサ)に小樽で撮った写真を見せると、彼女は、あら、まるで顔が違いますね、と言った」と松本清張著「小説帝銀事件」にある。 2.モンタージュ写真は平沢に似ている。これは、平沢、平沢の家族も似ていることを認めている。 3.名刺班の刑事は、中井銀行銀行員が述べた犯人の顔の傷跡等について細部の特徴も確認している。 4.名刺班の刑事が撮影した平沢の顔には2つの特徴がある。それは、視線を逸らしているということと、顔の表情を変えていることである。唇を結んで、上下の歯を離しているのだろうか。 面通しについて 1.「小説帝銀事件」には次のことが書かれている。帝銀事件生き残りの支店長代理は、「平沢貞道のあの日の新聞を見てハッとしました。八月二十三日のときの平沢の顔とほとんど違うのですが、事件当時の犯人の真剣な顔そっくりに見えました」と述べている。 2.1.面通しのことを書いたサン新聞?には、「平沢は視線を逸らしていた」と書いてある。 つまり、面通しのときも顔の表情を変えていた可能性が高い。そして、この面通しのときの印象が非常に強いため、「平沢は犯人の顔と異なるという印象」を目撃者達に与えたと考える。
>537 それゆえ、村田さんの歯科医Nの面通しは事実だったの かを知りたいとずっと思っていました。 帝銀事件を一番調査した人は佐伯氏である。佐伯氏は、自分のお金を使って探偵を雇い 村田さんに歯科医Nの面通しをして貰った。その結果は、 1.始め歯科医Nがマスクを着けて現れた時は、帝銀犯人にそっくりで本当に驚いた。 2.マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うように思った。 3.しかしながら、今まで見た人物及び写真の中で、歯科医Nが最も犯人に似ている。 4.平沢にもよく似ている。 以上、佐伯省著「疑惑α」より。 ただし、佐伯氏は事件当時歯科医Nは新潟に住んでいて、東京へは変装して来たと言っている。 それも、米軍の協力の下に仮駅に列車を止めて、事件当日、東京に来たと言っている。 青酸カリを用いた事件で、米軍の協力?????
当初、歯科医Nが帝銀事件の犯人だと佐伯氏が考えたのは、直感でしかなかった。 そして、歯科医Nが犯人だと佐伯氏が主張しだした時、誰も信じなかった。 そして、たぶん、あまり騒いだためと考えるが、佐伯氏は義父により精神病院に 強制入院させられてしまった。 当時、佐伯氏が精神を病んでいたと考えたのは、義父と医者がいることは確かである。 病院では、インシュリン療法、電気ショックを受けていた。約半年間の入院であった。 その後、信じる人が現れたのは、佐伯氏の毛髪から多量のヒ素が検出されたからである。 佐伯氏は、歯科医Nに殺されそうになったのか? この2チャンネルで、歯の治療薬(神経を殺す薬)でヒ素を多量に含むものが あるとの指摘があった。歯科医Nの治療をうけてから具合が悪くなったのは、 治療薬の副作用と考える。 毛髪から、多量のヒ素が検出されたら、誰しも佐伯氏の話を信じないわけにはいかない。
541 :
193 :2011/02/27(日) 23:20:45.14 ID:mNDHaxw6
お帰りなさい>科学捜査さん
>青酸カリを用いた事件で、米軍の協力?????
このスレでは、米軍や731の組織的関与は無いという事で
既にまとまっています。
それから佐伯氏や和多田氏の本で、村田さんの歯科医Nへの面遠し
の結果がどのようなものであったかではなく、それらの本に書かれた
面通しの内容が事実なのだろうかというのが私の疑問です。
疑問に思う理由は、
>>537 に書いた通りです。
731部隊犯人説が強かったからです。 歯科医N説は、犯人諏訪中佐説より根拠の乏しいものだからと考えます。 しかし、佐伯氏の調査には間違いはあるが、嘘はないものです。 また、佐伯氏が、犯人は歯科医Nと考えたのは事件後10年たってからです。 時間的なものもあったのかもしれません。
そもそも、モンタージュは荏原・中井・帝銀の33人の目撃者により作られたものです。 人相描きは、従来の手法とモンタージュ法の2種類を作り、最終的に帝銀事件の生き残りの 人たちの意見で、モンタージュ法のものが採用されたのです。 荏原・中井の犯人と、帝銀の犯人が異なればこの時点で気がついたはずです。 人相描きと似ている平沢と歯科医Nの二人が、同じような台詞と同じ毒物(青酸カリ)を用いて 事件を起こしたとは? そもそも、佐伯省著「疑惑」では、帝銀事件の犯人が平沢ではなく歯科医Nだと 断定している一番の根拠として、毒物がアセトンシアンヒドリンということをあげています。 もちろん、毒物がアセトンシアンヒドリンなら、犯人は平沢であるはずはありません。
544 :
193 :2011/02/28(月) 00:45:21.07 ID:LDJShDX6
>731部隊犯人説が強かったからです。 >また、佐伯氏が、犯人は歯科医Nと考えたのは事件後10年たってからです。 >時間的なものもあったのかもしれません。 なるほど。 村田さんの夫は、自らが追ってきた731犯人説を信じていて、歯科医N犯人説 には関心を持たなかったという事ですね。 どうもありがとうございます>科学捜査さん
生き残りのMさんの旦那さん(読売記者)が 佐伯氏の歯科医犯人説をどう思っていたか、そして、 なぜ、そのセンを追いかけなかったのか――。 このナゾを巡って193様と科学捜査様(お久しぶりです)で議論されております。 ただ、私自身、この議題について深堀りするのはどうかなと思ってます。 そもそも、そこに、ナゾはあるのだろうか……という疑問があるのか、と。 上手くいえないのですが、まあ、記者というのはやはりサラリーマンなわけで、 正義感の強い方だったというMさんであっても限界はある(笑)。 (帝銀事件以外でも多数のこなさねければならな仕事もあるでしょうしね……)
それと、もうひとつ。 私個人としては、包装氏様はご提示された「事件の構造」に関しては、 現在、「まあ、概ねそういうことだったのかな……」という気持ちはありますが、 しかし、帝銀実行犯が例の歯科医だったかどうかについては
(途中で送信してしまいました・笑) しかし、帝銀実行犯が例の歯科医だったかどうかについては、 まだまだ、未確定なところが多いと思っています。 私が伝聞レベルで知っている範囲でも、佐伯氏の調査のなかには、 部分的にちょっと???な点もあるとのことです。 そこで、改めて申し上げますが 私が本事件でどうしても譲れない一線は下記の2点です。 1:「本事件の一部もしく全体に、『平沢氏が絡んでいない』ということは考えにくい」 2:「しかし、本事件は、どうみても、複数の人間が関わっている」 実際、これだけなんですね。だから、通常であれば、 人権面でも、それ以上を云々することは禁じなければならないと思います。 しかし、あえて、その先までふみこんで推理するとすれば、 平沢氏の交友関係のなかで犯人の適格性のある人物は、 たぶん、例の歯科医しかいないのではないかもしれない――と。 こういう推理は成り立つかと思います。
それでは、歯科医Nはどのようなことに関わったのでしょうか?
>>548 科学捜査様
> それでは、歯科医Nはどのようなことに関わったのでしょうか?
うーん、それが分かれば、こういうところ(失礼)に来て
ああだこうだと議論しないのではないでしょうか?(笑)
(私は、前も似たようなことを書いた気がします……)
むしろ、それを知っていれば、なおさらこういう場では書かない(笑)。
こういう場でできることは、ある程度確定した事実(ソース)をもとに、
可能な限りフェアに推論をすることぐらいかと思います。
それと科学捜査様に逆に質問ですが、
ご自身の持説について当初のバージョンからの変化はおありでしょうか。
平沢氏の単独犯説は良いとして……微修正などはありますか。
微調整はないです。 ・毒物は青酸カリ ・3件の銀行での事件、小切手交換・・・全て平沢単独犯行 今後の予定 ・帝銀での犯行が平沢であることを主張する。 ・小切手交換も平沢であることを主張する。 ・取り調べ時に立ち会った記録係(刑事)から見た帝銀事件の記録を公開する。 「取り調べ時に立ち会った記録係(刑事)から見た帝銀事件の記録を公開する。 」と言うのは、この刑事?のお孫さんから、これを戴いたからです。ワープロに して、打ち出されたものですが、電子ファイルがないため、これをワープロで 再度打ち込む必要があるからです。 著作権はお孫さんのものですが、私が発表してもよいとのことですので、 この2ちゃんねるで帝銀事件も平沢の犯行と決まれば、私のホームページで 発表するつもりです。 2,3年ぐらい先になりますかね?
>>550 ほう、その記録は凄そうですね……!
ぜひとも発表して頂けますようお願い致します。
552 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/01(火) 02:51:15.12 ID:WJI3l5YF
>>524 私はこのスレッドで平沢氏の未遂事件の関与に対する確信が増しました。
これは科学捜査さんの指摘に負う所が大きいです。科学捜査さんがカンバック
された事は非常に嬉しいです。
>>541 私も面通しは実際に行われたと聞いています。和多田氏の本は二重構造になっています。
基本は佐伯氏のものに則っているものの、それはある人の調査という形になっている。
それからこれは聊か驚くべきことなのですが、後書きに調査に協力された方の実名が乗っている。
面通しとは別に実際に歯科医にアプローチしている部分も,実際にあった事と聞いています。
但し(私は疑り深いので、面通しの際に背後で証人が取ったとされる驚愕、とか、
佐伯氏が感じたなんとも言えないいやな感じ、確定判決の時、歯科医の治療室において、
は彼らの主観に過ぎないと思っています)
一つ今まで書き忘れていた事があります。声です。この証人、帝銀の残りの3人、
中井支店長、彼らは単なる目撃者(見た)ではなくて接触者なのですね。声、語り方、
それらを総合して、まず間違いない(中井)あるいは違う(帝銀)といい、
10数年後に会った時に驚いた(これは返答文書にも書いてある)わけです。
553 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/01(火) 08:30:16.53 ID:WJI3l5YF
>10数年後に会った時に驚いた(これは返答文書にも書いてある)わけです。
というのは、証人が面通しで歯科医の声を聞いた時の反応です。
>>547 全く同感です。平沢氏からの類推でしか歯科医は出てこない。以前も書きましたが、
この事件に関係する全ての人々が不老不死だとして、現在進行形であったとしても、
歯科医は逮捕、起訴すらされるべきではない。平沢氏が真実を話し、歯科医が自供し、
それが証拠で裏づけされなければ。サトウさんが挙げた二つに加えて
もう一つ私にとって譲れない点を挙げますと、
3.平沢氏は無罪、です。これはここの方には受け入れがたいかもしれません。
私はロス銃撃事件一審有罪判決は日本裁判史の汚点であり(帝銀判決も同じ)、
控訴審無罪判決はその汚点を消し去った良い(当然の)判決だったと考えています。
三浦氏はやっただろう、という考えは私人として多くの方と共有してもです。
554 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/01(火) 09:03:05.84 ID:WJI3l5YF
それからもう一つ。これはせっかく科学捜査さんが戻ってきてくださったので、 議論を堂々巡りにしない為に付け加えます。4.毒物が青酸カリであっても (私はその可能性の方が強いと思っている、つまり科学捜査さんと同じです) 平沢氏が帝銀実行犯であった事を意味しない。 逆にACH(この可能性は低いと思うが)であっても、 平沢氏が帝銀実行犯ではなかった事を意味しない。後者の場合、 平沢氏単独説の可能性が益々低くなり、かつ共犯者が731部隊に近い人 であった可能性が強くなるというだけです。 A(ACH)ならばB(平沢氏)ではない、という間違った主張がずっとあった為に、 AではないからBだ、というのは論理的におかしいということです。 AではないからBだ、という命題が別の形で単独で立証されなければならない。 これは共犯者は絶対にいない、という、立証不能な前提がなければ成り立たない。 共犯者は絶対にいないという立証は実は殆ど不可能に近いのです。 だから、実行者氏名不詳の共同正犯というのは、非常に危険です。 誰でも犯人になってしまいます。つまり、人相が違う?アリバイがある? 他の人間にやらせたんだろう。他の人間って誰?。氏名は分からないが、 平沢(三浦)氏が共謀した誰かである。こうなってしまう。しかし、 共犯者が居たという事の立証はできるし、それによってしか、犯行可能性を立証できない場合 (アリバイがある、人相が違う)時はするべきです。帝銀の場合、未遂が平沢氏なのに、 平沢氏が帝銀には来なかった場合(私はそうだったと思っています)です。
555 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/01(火) 09:24:39.93 ID:WJI3l5YF
毒物の特定はあまり意味がないという事です。共犯者が居たかを議論しているわけですから。
むしろ、科学捜査さんに毒物関係でお伺いしたいのは、
http://larmore-elegance.at.webry.info/201005/article_9.html この歯科医の方の意見をどう思われるかです。毒物の特定という問題としてではなく、
この歯科医の方が主張される歯科医なら簡単に思いつくことだという主張です。
そうだとしても、これは単なる状況証拠でしょうが。
平沢氏の帝銀当日のアリバイは状況証拠ではない。証人証言も単独犯という訴因に基づけば、
あっさりと無罪判決が出るべきレベルです。真相論としても平沢氏は帝銀に現れてはいない
ことを濃厚に示唆している。しかし未遂2件は平沢氏であろう、
だとしたら平沢氏の知己で犯人適格性があるのは歯科医だけ、
ということでサトウ氏と同じ意見です。
つまり皮肉な事に科学捜査さんのご労作は、未遂の平沢氏関与についてかなりの
説得力を持っているので、科学捜査さんが、どうしても認めたがらない(ように
思える)、歯科医帝銀実行説を補強してしまうのです。
元刑事の方のメモは大変楽しみです。すんなり平沢氏単独犯行というのが
それによって分かるのであれば、私としては非常に救われます。結果的に
司法は間違いを犯していないので。(但しそれでも昭和30年5月に確定した帝銀
有罪判決は間違いだと私は考えます、これは譲れない)
余計なお世話かもしれませんが、タイプで打ち直されるのは大変でしょうから、
ScanしてどこかのUploaderを使えば如何でしょうか?
>「琺瑯質を傷める」という口上は絶対に歯科医でないと口にしない。 私は、医者ではありませんが、「角質」という言葉を知っています。また、「ランゲルハウス氏島」 という言葉も知っています。これは、大学で習ったものではありません。 もちろん、「エナメル質」という言葉も知っています。 「琺瑯質を傷めるという口上は絶対に歯科医でないと口にしない」と言われたこの方は、 これらの言葉を知っている私を医大出身者と確信するでしょうが、私は医大は出ていません。 当時、一般の人が、歯の表面部分にある組織を言い表すなら、「エナメル質」では なく「ほうろう質」のはずです。 なお、現在の生物の教科書には「ほうろう質」は出ていませんし、たぶん習わないかもしれません。 しかし、驚くことに「ゲノム」という言葉が出ています。 たぶん、ここで「ほうろう質」が歯科医でないと口にしないと言われる方には、 この「ゲノム」の説明は出来るはずはないと確信しています。 反対に以前指摘されたとおり、私は「アンカー」という言葉は知りませんでした。 たぶん、高校で習うような言葉かもしれません。私は、知らなかったですが、 高校は出ています。
そのクレオソート系であれ、ホルマリン系であれ、刺激的歯科用薬品は 青酸化合物の薬効の時間を遅らせる効果がある。 歯科用薬品ほどでないが青酸化合物も、異様な臭いはある。それを嫌がっ て飲まない、では困る。全く青酸化合物の異臭に無頓着になるようにさせる ためだった。 刺激から逃れるために躊躇なく第二の青酸化合物を飲むことを可能にする ・・・、と考えたはずだ。 以上のようなことがこのホームページに書かれています。 しかし、青酸カリ水溶液を飲ますより、クレオソート系であれ、ホルマリン系の 薬を飲ますことの方が困難です。 ・これらの薬が、青酸カリより刺激が少なければ、「第2液が水のようだった」という 証言にはなりません。 ・これらの薬が、青酸カリより刺激が強ければ、なにも最初にこれらの薬を飲ます 必要はありません。 青酸ナトリウムを取り扱ったことがありますが、においには気づきませんでした。 しかし、クレオソート系の薬物、ホルマリン系の薬物は強烈すぎるにおいがします。 わずかに茶碗に残った液を鑑識は分析しています。このホームページにあるように 第2液が青酸カリ溶液なら、残液から容易に成分が分かるはずです。 つまり、この薬物説は??? 「彼女が平沢では絶対にない、と断言している。似てはいるが年齢が一回り以 上は違っている。」と書かれています。 また、財布が盗まれたという届けのときも、警官のメモでは、平沢の実年齢より 若かったはずです。 それでは、その届け出は歯科医Nがしたのでしょうか?
>余計なお世話かもしれませんが、タイプで打ち直されるのは大変でしょうから、 ScanしてどこかのUploaderを使えば如何でしょうか? PDF変換して、アプロードする気はありません。PDFファイルは重すぎます。また、 OCR変換してアップロードしたいのですが、以前行ったことがありますが、変換が うまくいかなかった覚えがあります。もちろん、ソフトもだいぶよくなってい るので、変換効率は上がっていると思いますが・・・。 とにかく、私のPC関連環境は最悪です。 この2ちゃんねるで帝銀事件も平沢の犯行と決まれば、私のホームページで 発表するつもりですので、3、4年ぐらいお待ち下さい。 あるいは、公表されないままとなるかもしれませんが。
559 :
193 :2011/03/01(火) 20:09:24.74 ID:OaYgf/PW
>>550 それは楽しみです。
是非、公開を宜しくお願いします。
>>包装紙さんおかえりなさい。
>但し(私は疑り深いので、面通しの際に背後で証人が取ったとされる驚愕、とか、
>佐伯氏が感じたなんとも言えないいやな感じ、確定判決の時、歯科医の治療室において、
>は彼らの主観に過ぎないと思っています)
急に、ここも以前の賑わいが増してきて、速やかに書き込まないと他の方が書き込まれる
ので焦っています。
私が村田さんの歯科医Nの面通しが事実だったのかについて懐疑的だったのは、
和多田本には、村田さんが歯科医Nを女性の背後から見たとき、
「頬が紅潮して、震えだしてしまい、途中で怖くなってその場から逃げ出してしまった(要約大意)」
という記述があり、それは村田本のクライマックスであり、かつ非常に小説的、映画的であり、話が出来過ぎでは
ないかと思えたのと、和多田本は佐伯氏本を元ネタにしているにも係らず、その元ネタの佐伯本には上述の村田さん
が歯科医Nを見たときの驚愕と逃亡の記載が出てこない事が腑に落ちなかったからです。
560 :
193 :2011/03/01(火) 20:16:31.08 ID:OaYgf/PW
訂正>「 」 という記述があり、それは「和多田本」のクライマックスであり、かつ非常に小説的、映画的であり、話が出来過ぎでは ないかと思えたのと、和多田本は佐伯氏本を元ネタにしているにも係らず、その元ネタの佐伯本には上述の村田さん が歯科医Nを見たときの驚愕と逃亡の記載が出てこない事が腑に落ちなかったからです。 それ故、前述の和多田本の村田さんの驚愕は、和多田氏の脚色ではないかと思っていました。
561 :
193 :2011/03/01(火) 20:32:35.25 ID:OaYgf/PW
それで以前から繰り返し書いていたのが、村田さんが存命ならば歯科医Nの面通しに
ついて村田さん本人の話を聞きたいと思っていたという事です。
>>547 私も平沢の本件関与は疑いの余地がないと思っているので、仮に平沢未遂犯、
椎名町は他の実行犯という事になると、いつもポイントになるのが松井名刺です。
諏訪中佐、H中将、その他の実行犯候補者が話題に上っても、それらの人物と
松井名刺との繋がりが、いつも見いだせない。
それ故、椎名町実行犯は松井名刺と直接、間接結び付けれる人物でないと話が進まず、
必然的に実行犯は平沢周辺の中に存在すると考えられるので、その適格性から歯科医N
に疑惑が向いてしまいます。しかし証拠はない。
562 :
193 :2011/03/01(火) 20:41:21.19 ID:OaYgf/PW
>包装紙さん >3.平沢氏は無罪、です。 これは昭和30年5月に確定した帝銀有罪判決の事ですよね。 包装紙さんは、帝銀事件は平沢主導で行われたと考えられるので、実行犯が 歯科医Nだとすれば、平沢は共同正犯で死刑と仰ってたので、一瞬驚きました。
563 :
193 :2011/03/01(火) 21:06:48.30 ID:OaYgf/PW
http://larmore-elegance.at.webry.info/201005/article_9.html この歯科医は、このスレを読んでいるでしょうね。
以前、私と包装紙さんで話した、「この名刺は使える」「こんなものを貰ったよ」
の話題が見て取れます。
歯科医Nの疑惑の根拠は、村田さんの証言による、犯人の人相、風体、立ち振る舞い
と一致するという事が主体だと思うのですが、真犯人は松井博士の731での経歴を
知る立場にあったという点も追加したいと思っています。
731や中野学校、九研等の特務機関の上級幹部の名前や存在が一般の人にも知れる様に
なったのは、戦後ずっと後年にマスコミ等が取り上げるのを待たねばならなかった
ですから、帝銀事件当時の平沢が犯行に松井名刺の使用に固執したのには、平沢の
周辺に松井博士の軍務経歴を知る立場にあった旧軍出身者の協力者がいたと考えられるのは
妥当だと私は思います。
よく見れば、科学捜査間のトリップが前のものと異なってますね。 まあ、書き込みの文体、内容からみて、真正の科学捜査様だと思います(笑)。 というわけで、さて…… > 550 名前:科捜 ◆OFa0FInsIU [sage] 投稿日:2011/02/28(月) 23:16:43.67 ID:??? > 微調整はないです。 > ・毒物は青酸カリ > ・3件の銀行での事件、小切手交換・・・全て平沢単独犯行 うーむ。 そうですか(笑)。持論は揺るがず、ですね。 でも、これまでのスレの流れを見る限り、どうでしょうか。 特に包装紙さんによる平沢単独説への反論に対しては、 もう少し、明示的に再反論をすべきかと思います。たとえば以下の件など。 1)帝銀(椎名町)の事件におけるアリバイ 2)人相の不一致の件 さらに、もうひとつ、私が平沢氏の単独説に対して疑問なのが、 3)取調べの「自白」内容に”秘密の暴露”が含まれていないこと もし平沢が「単独犯」であれば、逮捕後に取調べで「落とされた」際に、 なぜ洗いざらいブチまけないのか。何を守る必要があったのか。 特に肝心の椎名町の事件についての「自白」内容はどうにもいい加減なものばかり。 むしろ、検事含めた捜査陣は手を焼いているほどなんですよね。 これは例の、検事聴取書の流れを読めば誰でも思う疑問かと思います。
取調べの「自白」内容に”秘密の暴露”が含まれていないことに関して、 【あえて】平沢単独犯説に立ち、こういう仮説を考えてみます。 A)帝銀事件含めた一連の事件は平沢が単独で行った(平沢単独犯説)。 B)平沢は逮捕後の取調べではは頑なに犯行を否定した。 C)しかし警察側の取調べが苛烈だったため一旦、表面的に自白した。 D)ただし、公判に備えて決定的証拠(秘密の暴露)は死守した。 E)そのため捜査側は取り調べに難航。最後は、無理やり「自白」のみで起訴した。 こういうストーリーであれば平沢のあの不思議な「自白」も筋が通るかもしれません。 ただ、どうでしょうね……。 自分で書いておいてなんですが(笑)、 コレ、相当に無理やりな想定だといわざるを得ないですよ。 そもそも平沢氏はこんな凄玉だったのか、と。 身内の証言にある「嘘はつくけどすぐバレる」という氏のキャラクターともそぐわないですよね。 科学捜査様。 先の。1)と2)に加え、、 この件(自白したのに「秘密の暴露」がない)についてはどうお考えですかね。
566 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/02(水) 07:21:01.34 ID:RIIBjFjs
>>558 科学捜査さんが戻ってくると途端に活気づきますね。ご無理なさらずやってください。
そのメモに平沢単独説を補強する部分があったら、そこの部分だけ抜粋だけでもよいと思います。
アリバイに関して何か瞠目するような事があればお願いします。帝銀当日の
平沢氏の現在知られているようなものなら、共犯者がいるとしか私には思えないので。
科学捜査さんに沢山質問が来ているようなので、私からは今回は遠慮して、一つだけ感想を。
この歯科医さんのブログにある第2薬が青酸カリというのは以前私も考えた事があって、
捨てきれないものではあります。素朴に言えば2薬を飲むまでは
被害者はどうにか立って居たわけですから。
ただ、科学捜査さんとは別の理由で、この説には無理があると思っています。
それは荏原で犯人が、第2薬が途中でなくなってしまって、飲んでも飲まなく
てもどっちでもいいと言ってることです。2薬が本番ならこれはない。
荏原以降薬の種類、飲ませ方の変更がないのであればこれはおかしい。
567 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/02(水) 07:56:38.90 ID:RIIBjFjs
>>562 共同正犯以外で平沢氏に有罪判決を下してはいけないと思っています。
単独犯ではダメ(これは科学捜査さんの説がダメといっているわけではなく
裁判ではダメという意味です)実行者氏名不詳共同正犯もダメ。これを途中でというか判決で
変えてしまったのがロス銃撃です。(実行者O氏の訴因なのに判決はO氏無罪、
M氏実行者氏名不詳の共同正犯で無期懲役)原判決自体が違法と断じたのが、控訴審無罪判決。
当然とは言え、画期的な出来事でした。高裁が地裁をおまえはあほか?
といってるわけで。私もこの原判決を聞いた時は開いた口がふさがらなかった。
松井名刺は決定的ですね。(偽)盗難届けは架空(偽名)口座、偽電報など
やった平沢氏が如何にもやりそうではあります。もっと後に言えばよかったのに
と思います。あれ名刺ないおかしいなあ、と言ってしばらく経って、
もっと詳しく取り調べを受ける羽目に陥った時に、
あ、そうだ思い出した財布を摺られてた!というと平塚刑事も
引き下がったかもしれません。それを初めから、あれは摺られた財布にある
とかいうから執念をもって追われる。タイミングというのは大変重要です。
裁判もそうで結審近くにそういう話をだす。裁判員裁判の場合特にそうでしょうね。
>>552 >私はこのスレッドで平沢氏の未遂事件の関与に対する確信が増しました。
包装様ご回答ありがとうございます。
確かに過去スレを読むと論の具体性が増しています。
話して、議論して確かめてみることは大切ですね。
あと、平沢氏に対して、無罪であるという主張は同感です。
このスレでやっぱり黒だという印象を強くしましたが
それでも裁判という場のルールは守られるべきです。
自分の欲望の為に多くの死者をだした犯人はとうてい
ゆるされざるもの、だからこそきっちり犯人と証明し
さばいて欲しかった事件です。
569 :
193 :2011/03/02(水) 21:20:19.59 ID:NuWUzzPn
>>567 >M氏実行者氏名不詳の共同正犯で無期懲役
私もこの判決を聞いたとき、うわ!強引だな〜と思いました。
証拠も自供も無く実行犯も不明で、Mの供述を併記して、これらの
供述ではここに矛盾があり、虚偽がある。Mが事件に無関係なら、
この矛盾と虚偽を供述する必要がない。よってMは事件関与がある。
の様な判決だったと思います。
ワイドショーや週刊誌レベルなら、それで良いかもしれませんが、
裁判でそれでいいのかと思った記憶があります。
あれ、なんか書いてて歯科医Nの件みたいな気がしてきた。。
まず回答しやすいものから回答いたします。 1.人相について モンタージュは荏原・中井・帝銀の33人の目撃者により作られたものです。 人相描きは、従来の手法とモンタージュ法の2種類を作り、最終的に帝銀事件 の生き残りの人たちの意見で、モンタージュ法のものが採用されたのです。 もし、荏原・中井の犯人と、帝銀の犯人が異なればこの時点で気がついたはずです。 名刺班の刑事が平沢を逮捕した理由は、三つあります。一つが名刺からであり、 一つはモンタージュに似ているからで、残りの一つが父親が病気でもないのに 病気だと嘘をついていたからです。つまり、人相は重要な決めてであったわけです。 「刑事一代」P.115の中央写真にある平沢自身と「秘録帝銀事件」に掲載されている モンタージュを見比べて下さい。私は、平沢を逮捕した刑事と同じように本人 と非常に似ていると思います。 このモンタージュと平沢が似ていることは、平沢および平沢の家族も認めて いるのです。 また、刑事は、中井銀行銀行員が述べた犯人の顔の傷跡等について細部の特徴 も確認しています。 では、なぜ最初の面通しのとき平沢を見た人たちが断定できなかったのでしょうか。 それは、小樽で写真を撮ったときも、面通しのときも、顔の表情を変えていたからです。 刑事が小樽で平沢を撮影しましたが、この写真は本人とは似ていません。これは、平沢 の妻マサも似ていないと言っています。「彼女(妻マサ)に小樽で撮った写真を見せると、 彼女は、あら、まるで顔が違いますね、と言った」と松本清張著「小説帝銀事件」 にあります。 この写真には2つの特徴があります。それは、視線を逸らしているということと、 顔の表情を変えていることでです。唇を結んで、上下の歯を離しているのでし ょうか。 「小説帝銀事件」には次のことが書かれています。帝銀事件生き残りの支店長代理 は、「平沢貞道のあの日(たぶん逮捕時)の新聞を見てハッとしました。八月二十三日 (面通しの日)のときの平沢の顔とほとんど違うのですが、事件当時の犯人の真剣 な顔そっくりに見えました」と述べています。つまり、面通しのときは平沢は 帝銀事件の犯人には見えなかったが、新聞にある平沢は事件のとき見た犯人と そっくりだと述べているのです。 また、帝銀事件生き残りの田中徳和は、最初の面通し、および上野駅のホーム に降りた際、ハッとして、犯人に間違いないと思ったが、次に行った警視庁で 行った面通しでは、違うと断言しています。しかし、生存者の中で彼はもっとも 強く、平沢は「黒」だ、と主張しています。 この二人は、面通しのときは、平沢が犯人に見えなかったことは確かです。 この面通しのことを書いたサン新聞?には、「平沢は視線を逸らしていた」とあります。 この新聞記事から、面通しのときと小樽で写真を撮られたときの行動は同じ であり、視線をそれし、また、顔の表情を変えていた可能性が高いと考えます。 これが、面通しの際、平沢が犯人だと特定することが出来なかった理由と考えます。 そして、多くの目撃者は、この面通しのときの印象が非常に強いため、「平沢は 犯人の顔と異なるという印象」を受けたと考えます。 また、多くの目撃者は、「多くの写真、人物を見せられたため記憶が曖昧に なっている」とも述べています。そのため、荏原・中井の目撃者も、帝銀の目 撃者も同じように曖昧な証言となっているのです。 村田正子さんの話 @平沢について、「今まで何人も見せられた容疑者のうちでは、平沢という人が 一番似ている。しかし、なんか感じが出ない、ピンとこないのです」というように 否定している。 @歯科医について、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うように 思った」とも言っている。 どちらも、ピンとこなかったのではないでしょうか?
571 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 10:13:25.28 ID:2XrnET5G
>>570 科学捜査さんへ、こうしてまたお話できるのは大変嬉しいです。
科学捜査さんは、会社役員の現役時代は信念の人としてご活躍された事と思います。
以下に反論を書かせて頂きますが、これはあくまでロールプレイとご理解頂き、
お気を悪くされないようにお願いいたします。私としては、平沢氏単独犯行が
正しいのならそれを歓迎したいです。、貴著もそういう期待を持って拝読いたしました。
私は荏原、中井は平沢氏の実行だと考えます。モンタージュ
(A、B、いずれもできがよくありませんが)が平沢氏に似ているのはある意味当然です。
似ている云々は平沢氏は全く無関係という説には反証にある程度はなるでしょうが、
共犯説には全く無効です。できれば共犯説に対する反証をお願いしたいのです。
572 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 10:25:24.77 ID:2XrnET5G
>もし、荏原・中井の犯人と、帝銀の犯人が異なればこの時点で気がついたはずです。 > 名刺班の刑事が平沢を逮捕した理由は、三つあります。一つが名刺からであり、 >一つはモンタージュに似ているからで、残りの一つが父親が病気でもないのに >病気だと嘘をついていたからです。 これも上と同じ理由で共犯説を全く否定しません。この3つだけが理由なら 平塚刑事達は共犯の可能性を捨てるべきではなかったのです。共犯説を否定 するなら、帝銀に来たのが間違いなく平沢氏であったこと、板橋換金も 平沢氏であったこと、東北大学に松井氏の名をかたって青酸カリを入手 しようとした男は平沢氏であった(これはまず有り得ない)か、この件は 全くの偶然だったことである必要があります。 >「平沢貞道のあの日(たぶん逮捕時)の新聞を見てハッとしました。八月二十三日 >(面通しの日)のときの平沢の顔とほとんど違うのですが、事件当時の犯人の真剣 >な顔そっくりに見えました」と述べています。つまり、面通しのときは平沢は >帝銀事件の犯人には見えなかったが、新聞にある平沢は事件のとき見た犯人と >そっくりだと述べているのです。 これは全くおかしい。むしろこの帝銀で最も近くで平沢氏と言葉を交わした支店長代理が 最初の面通しの違うという印象を何らかの圧力で(この圧力は村田証人にも同じようにのしかかる) 変えられた事を如実に表しています。考えてみてください。間近で顔を 見、声も聞いた面通しの時より、その後で新聞の不明瞭な白黒写真の 印象の方が正しいという事が有り得ますか?
573 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 10:35:33.60 ID:2XrnET5G
>また、帝銀事件生き残りの田中徳和は、最初の面通し、および上野駅のホーム
>に降りた際、ハッとして、犯人に間違いないと思ったが、次に行った警視庁で
>行った面通しでは、違うと断言しています。しかし、生存者の中で彼はもっとも
>強く、平沢は「黒」だ、と主張しています。
最初の面通しで違うと断言した人が、生存者の中でもっとも強く黒を主張した、
というのは、意味が全く通りません。
帝銀証人は全員が当初は違うと言っていました。
>>570 の人相に関する記述は恣意的過ぎます。
まず、小樽で撮った写真を本庁に送ったら帝銀4人とも違うというからお前達(平塚刑事達の班)は
もう帰って来いと言われた。名刺班刑事達は、平沢氏が表情を変えたからだ
と子供じみた言い訳をしています。奥さんの証言もこれに沿うものです。この写真は普段の平沢と違うでしょう?
と誘導し、そういわれればそうね、位の事を呟いた、いや呟かなくても、そういう事になるのです。
しかし、この写真は私は平沢氏そのものだと思います。別にアッカンベーをしているわけではありません。
アインシュタインのアッカンベー写真、あれでも彼であることは分かるのに。
私の経験を言います。写真で違うといい、実物を見ても(特に声を聞いても)
違うと行った場合は、まず違うと考えていい。そう考えなければ捜査など
できません。あらゆる人が犯人になってしまう。写真は違う?きっと表情を
変えているからだ、実物見ても違う?でも黒と断言してくださいね、こんな
捜査は有り得ません。そうなったら次の容疑者に移るのが捜査です。でも
帝銀は違った、現場が三つあり、残りの二つ(モンタージュ)が平沢氏かもしれない
いやそうだ、という期待を持たせたからです。
574 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 10:42:02.97 ID:2XrnET5G
視線をそらしていた?面通しの時はほとんどの容疑者がそうです。 それが決め手だというなら、平沢氏がY支店長代理に実質的な最初の面通しの時に さあ見てくれと顔を突き出したのはどう説明されますか? 正々堂々と顔を近づけて行ったのだから犯人ではないという事になってしまう。 恣意的な証拠や供述のつまみ食いではなく一貫性と客観性が大事だと思うのです。 M証人の話の引用はもっと恣意的です。ほかの銀行の人が似ていると言い、 同じ銀行の上司も途中から供述を変え(初めは違うと思ったけど、 やっぱり黒だ、間違いないという筋の通らない論も含めて)た現状で、 似ているけれど違うというのが精一杯でしょう。Aという証人 (同じく若い19歳の女性)と一緒に言いあっていた事、 「いくら警察にそうだろう、と言われても違うものは違うわよねえ」、 という感想が全てを率直に物語っています。
575 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 11:03:17.60 ID:2XrnET5G
>@歯科医について、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うように
>思った」とも言っている。
どちらも(歯科医も平沢氏も)、ピンとこなかったのではないでしょうか?
科学捜査さんは故意かどうかはともかくとして、非常に重要な点を書き漏らして
います。M証人は最初歯科医が眼前に現れた時(そして声を発した時!)、
「帝銀に来た犯人が現れたと思った」と述べたのです。しかも文書でです。
付き添った人が背中に感じた、同証人が表した(と思われた)戦慄という
付き添い人の主観ではなく、です。こういうのをピンと来たというのでは
ないですか?
それから、
>>557 の、
>「彼女が平沢では絶対にない、と断言している。似てはいるが年齢が一回り以
>上は違っている。」と書かれています。
> また、財布が盗まれたという届けのときも、警官のメモでは、平沢の実年齢より
>若かったはずです。
そう平沢氏は若く見えた。この交番警察官も若いと思ったことは私も以前書きました。
しかし、この警察官がいうのとM証人が言うのは全く意味が違うのです。何故なら、
警察官は単に一度だけ見た人の年齢を若く見すぎただけ。一方のM証人は、
逮捕された平沢氏を見て、帝銀に現れた犯人はもっと若かったといったのです。
つまり、二人(正確には二回に分けて見た二人あるいは一人)の人物について、
前者は後者に比べて年を取りすぎていると言ったのですから、この二つ(警官と
m証人)の供述を同列に並べるのはナンセンスです。
576 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 11:10:54.69 ID:2XrnET5G
人相についての反論はこのくらいにしておきます。帝銀4証人が完全に 勘違いをしているか、平沢氏が(7ヶ月)逃亡期間中に急に老け込み、 人相も変わってしまったということだってなくはないかもしれません。 あとはアリバイです。 その前に科学捜査さんにお伺いしたいのは、東北大学に現れた男について どう思われるか、お伺いしたいです。これは偶然であった、という他に 共犯説を否定できないのです。(そういう男が中井の2〜3週間前に 現れた事、および平沢氏ではなかった事はほぼ確定した事実です) 偶然だという事でもいいのですが、そうだとすると平沢単独説は あまりありえない偶然という借りを一つ作ったことになります。 アリバイについて考えると、この借りがどんどん増えていくことに なるのです。科学捜査さんが借りを作るというわけではないのです。 単独犯説が有り得ない偶然という借りをどんどん作る、つまり、 事実でないと考えざるを得なくなるということです。 長々と失礼いたしました。終わります。
577 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/05(土) 11:14:22.62 ID:2XrnET5G
すいません、もう一つだけ。
>>576 に
>これは偶然であった、という他に
>共犯説を否定できないのです。
と書きましたが、これ(だけで)は帝銀にきたのは平沢氏ではなかった、
という事は意味しないという事を申し添えます。しかし、共犯者は居た
という事にはなります。凶器の調達(未遂)ですから、協力者ではなく、
共犯者であることには間違いありません。終わります。
578 :
”管理” :2011/03/05(土) 11:53:07.81 ID:dAm7MEJe
サトーハチロー氏から、3つの質問がありましたが、その内の1つを答えただ けで、包装氏より数多くの反論がありました。 とりあえず、その反論に対して答えやすいものからお答えしますが、またそれ に対して反論がくることが予想されます。 大変だ!というのが私の気持ちです。 共犯説がどうかと問われても、なかなか反論できません。 もちろん私の人相に対する意見は、単独犯説、共犯説には関係ありません。 私は、共犯説に対して明確な反論は出来ないのです。 たとえば、平沢が平和堂で詐欺を働いたとき、平和堂から出る時、数人が一緒に出て行った、 彼らが怪しいと言っている方もいますが、これを否定することは出来ません。 閉店間際なら、さらにぞろぞろ一緒に出て行った方も多いと思いますが、彼らが 怪しいと言われても、私には否定は出来ません。 サトウハチロー氏が、私の質問「歯科医Nはどのようなことに関わったのでしょうか?」 という質問に対しても「それを知っていれば、なおさらこういう場では書かない(笑)」 と回答されては、歯科医Nが共犯でないということを証明することは難しいと考えています。 包装氏の反論に対して、重要で、かつ回答しやすいものからお答えいたします。 私の人相についての意見は「570」で書いたものが全てです。 >写真で違うといい、実物を見ても(特に声を聞いても)違うと行った場合は 、まず違うと考えていい 同意します。しかし、平沢の場合は違います。 小樽で刑事が撮った平沢の写真では、平沢と直ぐ分かるものではありません。 。「彼女(妻マサ)に小樽で撮った写真を見せると、彼女は、あら、まるで顔が 違いますね、と言った」と松本清張著「小説帝銀事件」にありますが、 これは包装氏が言われる、「この写真は普段の平沢と違うでしょう? と誘導 し、そういわれればそうね、位の事を呟いた、いや呟かなくても、そういう事 になる」というものとは考えません。この写真は、モンタージュには似ていません。 しかし、平沢はモンタージュに似ていることを本人も認めています。 >小樽で撮った写真を本庁に送ったら帝銀4人とも違うというからお前達(平塚刑事達の班)は もう帰って来いと言われた。 当然です。その写真は、モンタージュ写真にも平沢本人にも似ていません。 写真を撮られる時、すぐに、これほど顔を変え対応できる人は、面押しの時も 出来るはずです。 >最初の面通しで違うと断言した人が、生存者の中でもっとも強く黒を主張した、 というのは、意味が全く通りません。 説明が悪かったようです。帝銀事件生き残りの田中徳和は3回も面通しをしています。 「生存者の中でもっとも強く黒を主張した」というのは、松本清張著「小説帝銀事件」の 文をそのまま引用したものです。この方は、警視庁での面通しの時、違うと感じたのですが、 別の2度の面通しなどから黒と主張したのです。 村田正子さんが、「歯科医について、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うように 思った」と言うことは、佐伯氏がお金を払って探偵を雇って調べた結果です。 たぶん、最も村田正子さんが平沢に近づいた瞬間です。 村田さんは、探偵から「平沢が犯人ではない。歯科医のはずだ。人相を確認して ほしい」と頼まれたはずです。ということは、平沢について今ひとつピンとこなかった 村田さんが震えるということは間違いありません。 もし、穴の中に、毒蛇か宝石があるから手を突っ込んで取ってみろと言われたなら、 私も怖くて震えます。たとえ、宝石を手にしたのちも震えているでしょう。
面通し等、似ている、似ていないなどあいまいに感じる 人相の話も、包装紙のように一貫性があると説得力というか迫力を感じます。 (ほんとかどうかは別にしても) 歯科医の話は単独犯VS複数犯で考えるなら必要はないですね。 ハトハチさんのおっしゃるとおり、あえて推理すれば・・・ でも歯科医でなくとも複数犯説は成立しますし。
581 :
193 :2011/03/06(日) 10:51:01.73 ID:f+p6y5TW
>>580 >でも歯科医でなくとも複数犯説は成立しますし。
安田板橋や東北大に現れた人物を共犯者として考えることは
可能ですが、椎名町実行犯を歯科医以外で複数犯として成立
させるには、松井名刺と直接、間接関与できる位置にいた人物
である必要があるので、情報不足で雲をつかむようです。
前述したように、諏訪中佐、H中将など真犯人候補者が見つかって
も、いつも松井名刺との関連性がみられないので、話しが進みません。
他にも帝銀事件と似たような手口で犯行を行おうとして、捕まる前に
自殺した男などもいますけど、人相、松井名刺などがネックになり
事件とは無関係とされています。
582 :
193 :2011/03/06(日) 11:37:38.77 ID:f+p6y5TW
>科学捜査さん
>>538 >3.名刺班の刑事は、中井銀行銀行員が述べた犯人の顔の傷跡等について細部の特徴も確認している。
この件に関し、もう少し詳しくお話を伺いたいです。
犯人の顔の「傷跡」の目撃証言を整理すると。
「傷跡」 平沢 歯科医N 傷跡のみの適格性
平沢 歯科医N
@荏原支店 :無し 無し 有り ○ ×
A中井支店 :有り 無し 有り × ○
B椎名町支店:無し 無し 有り ○ ×
平沢単独犯説:Aが矛盾
佐伯説 :ABが矛盾
となってしまい、特にAに関しては包装紙さんも、犯人の顔の傷跡
のモンタージュは奇妙なことに中井支店での目撃証言を元に作られ
ている、と以前書かれていていて、腑に落ちません。
583 :
193 :2011/03/06(日) 11:41:16.99 ID:f+p6y5TW
(ずれたので修正)
>科学捜査さん
>>538 >3.名刺班の刑事は、中井銀行銀行員が述べた犯人の顔の傷跡等について細部の特徴も確認している。
この件に関し、もう少し詳しくお話を伺いたいです。
犯人の顔の「傷跡」の目撃証言を整理すると。
「傷跡」 平沢 歯科医N 傷跡のみの適格性
平沢 歯科医N
@荏原支店 :無し 無し 有り ○ ×
A中井支店 :有り 無し 有り × ○
B椎名町支店:無し 無し 有り ○ ×
平沢単独犯説:Aが矛盾
佐伯説 :ABが矛盾
となってしまい、特にAに関しては包装紙さんも、犯人の顔の傷跡
のモンタージュは奇妙なことに中井支店での目撃証言を元に作られ
ている、と以前書かれていていて、腑に落ちません。
584 :
193 :2011/03/06(日) 11:42:51.36 ID:f+p6y5TW
(ずれたので修正)
>科学捜査さん
>>538 >3.名刺班の刑事は、中井銀行銀行員が述べた犯人の顔の傷跡等について細部の特徴も確認している。
この件に関し、もう少し詳しくお話を伺いたいです。
犯人の顔の「傷跡」の目撃証言を整理すると。
「傷跡」 平沢 歯科医N 傷跡のみの適格性
平沢 歯科医N
@荏原支店 :無し 無し 有り ○ ×
A中井支店 :有り 無し 有り × ○
B椎名町支店:無し 無し 有り ○ ×
平沢単独犯説:Aが矛盾
佐伯説 :ABが矛盾
となってしまい、特にAに関しては包装紙さんも、犯人の顔の傷跡
のモンタージュは奇妙なことに中井支店での目撃証言を元に作られ
ている、と以前書かれていていて、腑に落ちません。
585 :
193 :2011/03/06(日) 11:47:39.23 ID:f+p6y5TW
連投すいません。 表にしないで繋げて書けば良かったです。反省・・
>東北大学に現れた男についてどう思われるか 検察の見解と私の見解では異なりますが、当初、梅干し大2個(約16g?)を 持っていて、荏原銀行でその1/3をオキシフルで溶かし、中井銀行で1/3 をエタノールで溶かし、帝銀で1/3を水で溶かし使用したというのが私の意見です。 この場合、荏原では液は薄めた茶のような色となり、中井では、小切手に振りかけた液が アルコール(鑑識結果)となりなります。 中井の2〜3週間前では事件と関係ないと思います。 東大医学部講師桑田医師には、次のような証言があります。 「私は変死人の監察医として、1946年4月から1948年春まで東京都 の変死体の検視をしたが、その中で青酸の中毒による死者は 2日に1人ぐらいであった」 このように述べています。自殺などによく使っていたことが分かります。 なお、ここでは荏原、中井では平沢という意見が多いと思いますが、 面通しの結果も、また、証言の曖昧さも荏原・中井の人たちと帝銀の 生き残りもあまり違いがないものです。 それでは、なぜ、面通しでは、荏原、中井の証人も間違えたのでしょうか? 私には理解に苦しむところです。
>>581 193様
歯科医が適格性が高いことは恐らく間違いはないと思います。
いらないことを書いてしまいましたね。
588 :
名無しさん@十一周年 :2011/03/06(日) 17:19:11.13 ID:hEHhYub6
そろそろ再審して、軍医の犯行を認めたらどうかね? 戦後60年以上経っているし、ネット時代、誰でも知っている事なんだからさ。
589 :
193 :2011/03/06(日) 18:44:42.30 ID:RJyF61jc
>>587 捜査は無駄の積み重ね
捜査は根性@平沢刑事
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/06(日) 20:21:05.74 ID:2Sl6YpGI
いまだに、軍医(たぶん、諏訪だろ?)とかを真実だと思っている半可通がいるということに萎える。 その点、ここのコテハン連中の遣り取りは本当に貴重なほどクオリティが高いな。
傷跡について 全員が覚えているとは限りません。 10分程度の出来事で、それほど特徴を覚えているとは思えません。 人相について一番まとめられているのが松本清張著「小説帝銀事件」です。 また、歯科医Nについて一番確かなものは、佐伯省著「疑惑α」です。 佐伯省氏の依頼で探偵芦沢さん立ち会いのもとで村田正子さんが歯科医Nについて 面通しを行ったものが一番確かです。 以下が、「疑惑α」に書かれている内容です。 1.始め歯科医Nがマスクを着けて現れた時は、帝銀犯人にそっくりで本当に 驚いた。 2.マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うと思った。 3.しかしながら、今までに見た人物及び写真の中で、歯科医Nが最も犯人に 似ている。 4.平沢にも似ている。 以上です。 なお、歯科医Nはこのくらい、帝銀事件犯人に似ていることは確かです。 これ以上でも以下でもありません。 また、歯科医Nは、平沢と同じ一水会に所属していました。 佐伯氏が、歯科医Nを怪しいと思う点に 1.犯人に似ている。 2.帝銀事件の話をしたら、歯科医Nの顔にかげりがあった。 3.茶碗に注がれたお茶を飲まなかった。これは指紋を採られないようにするため である。彼は、特務機関員だ。(しかし、紅茶は飲んでいるが・・・。) 4.歯科医Nの建物の造りも怪しい。 5.歯科大学の名簿にも載っていない。これは、特務機関員だからだ。 6.歯科医Nが、事件当時、新潟に住んでいた。そして当日、米軍の 協力の下に仮駅を作り帝銀の犯行を行った。(ものすごい推理力!) 7.また、平沢の供述に、虎の名前がついた人の名前をあげた。平沢が描いた のは虎の金屏風だ。(ものすごい推理力!) 8.昭和30年4月に、歯科医Nが犯人だと直感で判断した。しかし、そのことを 忘れ、また、そこに訪れ昭和30年4月の出来事を思い出た。 佐伯氏は、東大、慶大、警察鑑識がすべて毒物は青酸カリだと言っているにもかかわらず、 毒物がアセトンシアンヒドリンだと主張し、それを1冊の本にし出版した方です。 歯科医Nにあってすぐに彼が帝銀事件の犯人だと断定し、その後の人生を帝銀事件に 捧げた人です。 しかし、これらの背景には、毒物がアセトンシアンヒドリンで、彼が特務捜査員で あり、米軍とつながっていると考えたからです。 ここでは、毒物はアセトンシアンヒドリンではないことでコンセンサスが得られています。 また、特務捜査員、米軍とのつながりも?とされています。 残るは、人相であり、それは、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うが、 、までに見た人物及び写真の中で、歯科医Nが最も犯人に似ている」からです。 これらから、歯科医Nが帝銀の犯人だと主張されるなら、これ以上、反論することは 私には出来ません。 あまり書き込み回数を増やすと、書き込み禁止になる可能性もありますが・・・。
592 :
193 :2011/03/07(月) 00:20:32.66 ID:vl6uwZ46
科学捜査さん >3.名刺班の刑事は、中井銀行銀行員が述べた犯人の顔の傷跡等について細部の特徴も確認している。 上記について話してくださるようお願いします。 >584 で記載した内容は目撃証言の曖昧さを示すとともに、目撃証言の信ぴょう性について 伺いたいために、あえて書いた次第です。
松本清祥著「小説帝銀事件」に記載されています。 「人相書きにあるような茶色のシミを二つ発見したが、三菱中井支店の小川支店長が 認めたという顎の傷跡は確認できなかった。」 その後、写真を撮る時、「顎の下に手術の痕らしい傷がはっきり見えた。これだ、警部 補は打たれたようになった。三菱中井支店の小川支店長が見た顎の傷はまぎれ もなくこれだ、と直感したのである。」 つまり、中井支店での犯人であることは、間違いないようです。 しかし、面通しの時、犯人ではないとされたのです。 591 誤「8.昭和30年4月に、歯科医Nが犯人だと直感で判断した。しかし、そのことを 忘れ、また、そこに訪れ昭和30年4月の出来事を思い出た。 」 正「8.昭和30年4月に、歯科医Nが犯人だと直感で判断した。しかし、そのことを 忘れ、また、昭和33年の暮れそこに訪れ、昭和30年4月の出来事を思い出た。」
帝銀事件でのアリバイについては、議論の分かれるところである。 私が述べることは、「帝銀で使われた毒物は平沢が作り、その毒瓶は平沢が帝 銀事件現場付近の長崎神社ゴミ捨て場に捨てた」ということである。 1.荏原銀行での犯行は平沢であり、青酸カリはオキシフルで溶かされ無毒化 された。ここまでは、コンセンサスが得られていると思う。そして、青酸カリ 溶液はこのオキシフルの瓶に入れられていたと考える。 平沢は、このオキシフルの瓶に入れたことを自白している。 なお、松本清張著「小説帝銀事件」には、高さ三、四寸、茶褐色の瓶と、 無色透明の瓶とある。 「救急袋のようなズックの鞄から、高さ三、四寸、茶褐色の瓶と、無色透明 の瓶をゆっくりした調子で取り出した。それから、支店長、行員二十九名を集 めて、各自の茶碗に、まず茶褐色の瓶から、茶褐色の液体三滴ずつ、およそ 1.5ccばかりを入れ分け、・・・」 この茶褐色の瓶が青酸カリ溶液が入ったオキシフルの瓶である。 2.中井銀行では、使われた瓶についての目撃証言は、アルコール瓶のような 瓶である。そして、この中の液は消毒するとして小切手にかけられたが、鑑識 の結果、振りかけられた液はアルコールだと分かった。つまり、アルコールの 瓶に青酸カリ溶液が入っていたと考える。 3.警察本部の「犯人捜査必携」には、帝銀で使われた瓶は、第1薬が無色透明 良質ガラス瓶、第2薬が着色(褐色??)ポンド瓶とされている。また、コメ ントに生存者の記憶にあるものであるが多少の違いがあるかもしれないとある。 4.平沢は、小杉留置所に移されてから錯乱があったが、取調期間中も観音様 の幻覚を見ていた。そして、平沢は記憶が曖昧であると言い、また、言うこと に問題があった。 ・・・・・・・・・・・・・・ 平沢の自供から、長崎神社境内のゴミ捨て場から数本瓶が見つかった。 この自供および瓶は検事のねつ造かもしれない。 検事がねつ造するなら、「犯人捜査必携」にある「第1薬が無色透明良質ガラス 瓶、第2薬が着色(褐色??)ポンド瓶」である。 あるいは、検事は平沢の自供(ねつ造)により、中井銀行で使われた残りを 帝銀で使ったと言っているので、この瓶は「アルコール瓶のような瓶」である かもしれない。 また、平沢が新たに帝銀で青酸カリウム溶液を作り、容器に入れるなら、それ は荏原での事件と同じ茶褐色のオキシフルの瓶(荏原から持ち帰ったもの)の 可能性もある。 ここで、オキシフルの瓶に入れて溶かしたなら次のことが考えられる。 1.荏原では、青酸カリウムにオキシフルを加え予防薬兼消毒薬を作ったと考 えているが、青酸カリウム約16gの1/3が無毒化されるときオキシフル約90mLが 必要となる。 2.帝銀事件では約5mLの液を16人に飲ませたわけであるから、この時用いた 瓶は約80mL入るものでなければならない。 以上の2点から、帝銀でオキシフルの瓶が用いられたなら、その瓶は「ガ ラス製、褐色、コルク栓使用、容量100mL、口の形状は液体用であるため 広口ではない」となる。 ・・・・・・・・・・・・・・ 平沢は、検事の取り調べで、帝銀で使われた青酸カリ溶液および瓶について 、次の2通りの回答をしている。 1.青酸カリ溶液は、中井銀行で作ったものの残りの液を用いた。 2.帝銀のときは、オキシフルの瓶に入れて溶かした。 しかし、検事は、多分、「第1薬が無色透明良質ガラス瓶、第2薬が着色 (褐色??)ボンド瓶」と考えたためか、この「オキシフルの瓶に入れて溶か した」ということを否定し、「青酸カリ溶液は、中井銀行で作ったものの残り の液を用いた」と言い、平沢もこれに同意した。 ・・・・・・・・・・・・・・ そして、裁判で提出された、毒物を入れている瓶は、ガラス製、褐色、中口、 コルク栓使用、容量100ccであった。 私は、帝銀事件で、検事が自供・証拠のねつ造をするなら、オキシフルの瓶という突拍子 もないものにはしないと考える。
次に、取り調べについて ☆第37回聴取書(昭和23年9月24日) 問 (青酸カリは)どういう風に使ったか 答 荏原で使ったときには分量が分からぬのでどれ位入れてよいか分からず 耳かき一つ位を茶色のオキシフルの瓶に入れて水を一杯入れて行ったのです。 その瓶の中に何か色が付くものがあったのでしょう、薄い茶色になりました。 少なすぎて利かなかったのです。 問 帝銀では青酸カリはどういう風にして使ったか 答 梅干し2つ分ぐらいを全部オキシフルの瓶1杯の水に溶かして持って 行きました。 (コメント:平沢は帝銀ではオキシフルの瓶を用いたと言っている。私は著書 「科学捜査論文帝銀事件」で、荏原で青酸カリ約5gをオキシフルに溶かし、 中井で約5gをエタノールに溶かし、帝銀では約5gを水で溶かしたと述べている) ☆第39回聴取書(昭和23年9月25日) 長崎神社に飛び込みその境内で腕章を外し草むらの中へ、ゴミも少しありま したかそこへああこんなもんと思いながら青酸カリの入れてあった、オキシフ ルの瓶をぽんと投げ出し・・・。 ☆☆昭和23年9月27日、長崎神社境内より毒瓶が発見される。生存者の証言に よって瓶は犯人が使用した毒瓶であることが確認された☆☆ ☆第45回聴取書(昭和23年9月27日) 帝銀に行った時の準備(青酸カリ溶液の作り方)から話す。 ☆第46回聴取書(昭和23年9月28日) 問 青酸カリを溶いて持って行った瓶はこのような瓶ではないか この時検事は警視庁鑑識課より類似品として提出せしめたる無色ガラス蓋 付き瓶1個を提出せるに (コメント:警察本部の「犯人捜査必携」には、帝銀で使われた瓶は、第1薬が 無色透明良質ガラス瓶とあるため、検事は、帝銀で使われた瓶は、平沢が言っ たオキシフルの瓶とは考えていなかったと考える) 答 これによく似た形のもう少し肩が高く首の短いやつで蓋にはコルクの やつでした。私の記憶ではそして薄茶の色が着いていたように思います。 問 水を入れていったのはこのような瓶と違うか この時検事はうがい瓶2個を提示せるに被疑者はそのうち高さは12cm直径6cm の薄青色中口肩丸型の瓶を提出したる上 答 そうです、これです、これと同じやつです と称したるをもって右2瓶を後刻警視庁より任意提出せしめることとしたり。 (コメント:これは水を入れた瓶のことであるが、神社で見つかった数本 の瓶の1本である。ここまでで、当初、帝銀事件で手配された瓶と異なった 結果となっている。)
☆第49回聴取書(昭和23年9月29日) 問 それでは前の安田銀行に行った時の模様を聞こう 答 (略)青酸カリを入れるため茶色で確かオキシフルの空瓶と思う高さ 三寸直径一寸二、三分位のものを取り出しどうせ自分が飲むのでないから とすすぎもせず・・・ 問 第三回目(帝銀)は 答 三回目は水だけを入れ替え・・・ (途中経過略) その薬は相当強い薬ですからはに付くと歯の琺瑯質を痛めますから一度に咽の 奥の方に注ぎ込むようにして飲んで下さい。そして、2分経ったらこの中和の 薬をうがいするようにして飲んで下さい。そうすれば歯は大丈夫ですから。 (コメント:第2薬を飲ませる時の、最も詳しい内容が述べられている。この 第2薬は、荏原で溶解液にオキシフルを用いたため、歯が溶けないようにするため 述べたものである。帝銀では第2薬は水であるので、その必要はないが、この 供述は検事が作文することは出来ないものである。ここで、琺瑯質という部分だけを 作文したとは考えられない。) ☆第52回聴取書(昭和23年9月30日) 問 薬の方はどうか。(中井について) 答 日曜日では皆が休んで家に居るので作れないと思い確か銀行に行く二日前 の土曜日の午前中妻の留守に家で作ったと思います。 その時全部薬を入れて作ったのです。 問 この前は椎名町の帝銀の前の土曜につくった様に言うたがそれは間違いか。 答 間違いました。 中井の前に作って帝銀のときは持って帰ったのを取っておいて使ったのです。 (略)中井へ行くときも、もうこれが最後だと思って全部溶かしましたのです。 (コメント:荏原で使用した残りなら約10gとなる。これは、赤松議員が指摘する ように全員が死亡することになる。また、中井の銀行員が言う瓶とは違う。) ☆第57回聴取書(昭和23年10月5日) 問 中井で青酸カリを入れた瓶はこれと違うか このとき検事は長崎神社境内ゴミ捨て場より発掘したる褐色中口100cc入り瓶 を示したるに 答 ええこれです。 ☆聴取書(昭和23年10月5日) 鑑識への質問 問 この瓶の名称はなんと言いますか この時検事は長崎神社境内の捜査の結果、同境内埋め立てたるゴミ捨て場 より発掘せしめたる褐色の約100cc入り中口瓶を示したるに 答 それは褐色窯焼き丸剤50入り中口瓶と申します。水を一杯入れれば100cc 入ります。普通はコルクの栓か木の栓を使います。 ・・・・・・・・・・・・・・ 1.当初、検事は青酸カリウムを溶かした液は、無色ガラス蓋付き瓶と考えていた。 2.平沢は、第2液が歯を守るためのものだと、はっきり述べている。この時の 証言に琺瑯質という言葉を用いている。この証言は検事のねつ造とは思えない。 こんなところから、帝銀では青酸カリ溶液を作ったのも、瓶を捨てたのも平沢であると 考える。 アリバイに関しては続きますが、しばらくお待ち下さい。
【交通整理】
科学捜査様へ。
書き込みが多くなってきましたので
ギャラリーの方への整理の意味でもご質問です。
いまの状態は、一応、私が
>>564 で書いた質問に
順繰りでお答えなさっているということでよいですよね?
<質問の再褐>
1)帝銀(椎名町)の事件におけるアリバイ
2)人相の不一致の件
3)取調べの「自白」内容に”秘密の暴露”が含まれていないこと
で、現時点の科学捜査様の回答は、
1)は、少し待ち。もう少し時間がかかる。
2)は、
>>570 で回答。その後いくつか質疑応答がありますがとりあえず終了。
3)の回答が、
>>594-596 科学捜査様、上記で合ってますか?
【交通整理】
193様。
>>583 で表を作ってまでご質問されている、その真意について教えてください。、
まず、193様は、顔の傷の有無に関して「平沢はなし」、「歯科医はあり」と認識されていて、
あの表を作ったということですか?
そして、上記の認識のもと、
平沢単独犯説、複数犯説、それぞれを「顔の傷」の目撃情報に絞って検討した場合、
ともに、欠陥(矛盾)があるのではないかと提議された。
で、それに対して科学捜査様は、清張の「小説帝銀事件」を典拠に、
平沢にも顔の傷があったと回答された(
>>591 と
>>593 )。つまり持説に矛盾はない、と。
……と、現在までの流れはこれでよいでしょうか?
>取調べの「自白」内容に”秘密の暴露”が含まれていないこと この秘密の暴露というものの意味が分かりません。 自説には矛盾はないですが、ここで述べたアリバイ?では、 あくまでも、「帝銀で使われた毒物は平沢が作り、その毒瓶は平沢が帝 銀事件現場付近の長崎神社ゴミ捨て場に捨てた」ということだけです。 その後、たいした意見ではないがアリバイ(その2?)について述べます。 また、193氏があげている、歯科医Nの傷跡の出典を知りたいのですが。 そして、サトーハチロー氏は、平沢が入手した名刺をなぜ歯科医Nがそのこと を知ったとお考えでしょうか?その根拠(出典)を教えて下さい。 私が、人相書きで特に問題としていることは、「写真を撮る時、すぐに違った 顔をすることが出来る人」は、「面通しの時も同じ行動をとるはずである」という ことである。 こういう行動が出来る人は、計画的に物事を考える人であるということである。 計画的に物事を考える人は、事前にその場に遭遇した時のことを考えている。 自説に矛盾はありません。
追記 駒込署での最初の面通しでは、中井店の二人は、一人は似ていると言い、もう一人は 違うと断定した。 中井支店の犯人を平沢と考えるなら、この面通しのどこかに問題があるはずである。 つまり、3度の面通しを行った帝銀生き残りの田中徳和が言う、「最初の面通し 、および上野駅のホームに降りた際、ハッとして、犯人に間違いないと思った が、次に行った警視庁で行った面通しでは、違うと断言した」ということも同じ 理由からである。 彼は、この面通し以外での感じた人相から、生存者の中で彼はもっとも強く、 平沢は「黒」だ、と主張している。
>>599 科学捜査様。
>この秘密の暴露というものの意味が分かりません。
検索してみて下さい。
たぶん、検索結果の一番目にWikipediaあたりの説明が出てくるでしょう。
ヒトコトでいえば「真犯人しか知りえない事実」です。
> 自説には矛盾はないですが、ここで述べたアリバイ?では、
> あくまでも、「帝銀で使われた毒物は平沢が作り、その毒瓶は平沢が帝
> 銀事件現場付近の長崎神社ゴミ捨て場に捨てた」ということだけです。
この毒瓶を巡る考察が「アリバイ」の質問に対する回答(の一部)なんですか?
ごめんなさい。。ちょっとお書きになられている意味が…。
私は、これ、むしろ、「秘密の暴露」(質問3)の回答だと受け取ってました。
> また、193氏があげている、歯科医Nの傷跡の出典を知りたいのですが。
これはそうですね。私も知りたいです。
> そして、サトーハチロー氏は、平沢が入手した名刺をなぜ歯科医Nがそのこと
> を知ったとお考えでしょうか?その根拠(出典)を教えて下さい。
これはなぜ、私に聞かれるのか不明です。
しかも、質問の意図もよく分からないです。。ヘンな意味でなく本当に、ごめんなさい。
うーん、すみません、お気に触られたら申し訳ないのですが、
私は議論が拡散しないように交通整理したつもりなんですよ。
しかし、どうも上手くいかない(笑)。うーーん
要するに、科学捜査様は、
「歯科医クロ説には何の裏づけもないのに、それを反証しろって言うのはズルい」
「反証するための材料はクロ説に立つものが出せ」
ということが言いたいのでしょうか?
(例えば、
>>591 の書きぶりから)
もしそうだとすると、それは堂々巡りになると思いますよ。
(少なくとも私は、歯科医クロ説に対する立場は
>>547 のとおりです)
そして、たぶん、このスレに来ている誰もが科学捜査様が期待するレベルでの
歯科医クロ説の積極的材料は提示しえないと思いますから。
むろん、佐伯氏や和多田氏のテキストに対する批判的検討はアリですし、
(部分的に論理の飛躍がある、とか)、
さらに、両者以外のルートでの情報を求めて、
改めて関係者に直当たりするするのもいいと思います(これは厳しいが)。
ただし、前に私も書きましたし、包装紙様もたぶんそうだと思うのですが、
あくまでもこういう場で立論可能な歯科医関与説の提示は、
「<平沢共犯説>を経由したうえでおぼろげに仄見える<歯科医・帝銀実行犯説>」です。
それ以上は、ウラの取れない推測でしょう。
そして、それを「単なる推測にすぎん!」と叩いたところで、
自動的に「平沢単独犯説」が浮上するというわけでもない。
この理路をきっちりとご理解して頂きたい。
というか、科学捜査様がこれを理解されていないということがフシギです。
というわけで、引き続き本論をどうぞ、です。
佐伯氏の推理は、本当に感心する。たぶん、その推理について多くの人が感動した のだろう。板橋の小切手換金などは、次の通りである。 「歯科医Nの場合は、犯行後ただちに東京を離れ湯沢町近くの土楢村に帰り、 翌朝早く誠一と打ち合わせしたとしても、東京で換金するのは、午後二時四十分 頃という遅い時間にならざる得ないことが分かる。犯人が現れた時間に一致するだけではなく、 遅く現れた理由も分かる。そうかといって、誠一が犯人のグループであるとは、私は 思わない。お人好しの誠一は、歯科医Nに頼まれて、小切手の換金に応じたのだと 思う。 板橋の小切手換金の犯人まで推理するとは、本当に驚きである。 こんな点も、多くの人が感動したのだろう。 そうすると、板橋での換金した人も、証言にあるように平沢に 似ていたのだろう。 顔の似た人が3人も出てきた。 お笑いの双子兄弟ザ・タッチ以上である。すばらしい!
601,602を読まずに603を書いてしまいました。 秘密も暴露は、先に書いたものとなります。 佐伯氏が、歯科医Nについて自分で調べた結果、また探偵を調べて知り得た 結果で一番重要なことは、当時、東京に住んでいなかったことです。 だから、仮駅、仲間(誠一)も新潟にいたという変な結論に至のです。 つまり、「歯科医・帝銀実行犯説」はたんなる「単なる推測にすぎん!」です。 もちろん、自動的に「平沢単独犯説」が浮上するというわけでもないことは承知です。 「平沢が入手した名刺をなぜ歯科医Nがそのことを知ったとお考えでしょうか? その根拠(出典)を教えて下さい」の回答は出ることはないと思っています。 しかし、歯科医Nをつぶさない限り堂々巡りのような気がするからです。 <しかし、あえて、その先までふみこんで推理するとすれば、 平沢氏の交友関係のなかで犯人の適格性のある人物は、 たぶん、例の歯科医しかいないのではないかもしれない――と。 こういう推理は成り立つかと思います。 <おぼろげに仄見える<歯科医・帝銀実行犯説> このような文章で終わるから、また、歯科医N説に対して反論しなければと考えるのです。 何となく、歯科医Nという意見ではダメです。 しかし、サトーハチロー氏の「交通整理」は進行を助けるものだと考えます。 先に進めるため、このスレを立ち上げた方の意見も聞きたいところです。
605 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 07:48:15.25 ID:3UgrMgk3
>>586 科捜さんはどうも論点をずらしてしまいます。私の質問は青酸カリが
偶然だというのではなく、松井氏の名前を使った事が偶然だということです。
だから青酸が当時は比較的ありふれたものだから云々という記述は意味が
ありません。帝銀3件は僅か3ヶ月の間に起こりました。その間に挟まれるように
松井氏の名(名刺)が凶器と科捜さんも断じられている青酸がらみで使われるたのは
偶然でしょうか?ということです。
これを偶然としないと、この一発で単独説は終わってしまうので、それはそれでいいです。
(単独説は事あるごとに終わってしまうのです=たどんリレー、帝銀証人、
東北大学)ただ、論点をずらさず、事件と関係なく、ということではなく、
有り得ない偶然がここで起きたという事は共通認識としてもっておいたほうが
よい。
606 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 08:00:29.26 ID:3UgrMgk3
「平沢が入手した名刺をなぜ歯科医Nがそのことを知ったとお考えでしょうか? その根拠(出典)を教えて下さい」の回答は出ることはないと思っています。 しかし、歯科医Nをつぶさない限り堂々巡りのような気がするからです。 これは呆れるほど簡単です。平沢氏と歯科医が怪しい友人だったからです。 それからオキシフル、神社は忘れたほうがいいです。平沢氏がまずいい、捜索し でてきた、青酸が残り、指紋があり、古くもなく、ということでなければ 意味が全くありません。だから検察も投げたのです。おそらく古かったのです。 そんなことがあれば平沢氏はとっくに執行されています。これは本当に問題外です。 まずつぶすべきは平沢氏の帝銀当日です。今日は時間がないのでこのくらいで。
607 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 08:13:40.34 ID:3UgrMgk3
上記から「怪しい」を削除します。怪しいの根拠を言えといわれそうなので。 友人が話しを聞くことは自然ではないですか?
>松井氏の名前を使った事が偶然 申し訳御座いませんが、このことは知っていましたが、最も詳しい元文献を教えて下さい。 >平沢氏と歯科医が友人 1.歯科医Nについて一番調査された佐伯氏の考えでは、歯科医Nは事件当時 新潟に住んでいた。 2.すでに歯科医Nは警察に、たぶん人相書きと似ていると言うことから、 取り調べらを受けている。しかし、ただそれだけであった。つまり、警察または 検察は白と判断した。 3.歯科医Nは、犯人と非常に似ていると言われているが、村田正子さんが そばで見た印象は、「マスクをとった時、唇の印象が自分の印象と違うと思った」 というものであり、歯科医Nも犯人に似ていないと言うことである。 4.歯科医Nを表情だけで帝銀事件の犯人と判断した佐伯氏は、当時、精神を病んでいた。 そのため、「建物の造りも怪しい」、「お茶を飲まなかったのも怪しい(紅茶は飲んだが)」 という過敏な状態であった。歯科医Nと会って、すぐにこの男が帝銀の犯人だと 過敏に感じたからと考える。 歯科医Nが犯人ではないとなると、共犯は、「誰だか分からないが、モンタージュ 写真に似たX」と表現するようになるが?あるいは、歯科医Nが共犯だと主張し続けるか? なお、歯科医Nと平沢が似ていて、さらに二人ともモンタージュに似ているなら、 友人として一緒にいたら話題になったでしょう。
609 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 22:20:46.40 ID:3CF++Fv3
科捜さん お返事有難うございます。私ただいま海外に来ておりまして この書き込みができるかどうかわかりません。 まずこの文章をテストとして書き込んでみます。
610 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 22:43:18.62 ID:3CF++Fv3
書き込めるようですので続けます。
東北大学の件は警察の調書にのっております。一般に読めるものとしては
和多田氏の本の中で紹介されています。調書に載っているわけで事実です。
調書を取った警察官の名前もわかっています。今手元に本がありませんが。
M証人の件はもう一度私の
>>575 を読んでみてください。誘導されて、どきどき
して、あ、この人だと口に出したのではないのです。後で冷静になったうえで
犯人が出てきたと文書で書いているのです。同じ銀行の上司二人が供述を翻し
平沢氏に有罪判決が出た後にそれら全てを一発で否定するのは普通の人には
できません。冷静に振り返って、まず本人だと思った(これが実は一番重要
です。殆どの事件で、いや私が関わった全ての事件で、こう目撃、いや接触
証人が言った場合はその人です)、今まで見た全ての人の中で一番似ている、
(つまり平沢氏よりも似ている、しかし留保とつけるとすれば唇が違う。
これが精一杯であり十分でしょう。しかの、10年以上の時を経てますから。
よほど自己主張の激しい人でなければ、あの人です!とは言いません。
611 :
193 :2011/03/08(火) 22:56:59.76 ID:GSfsdeNo
> また、193氏があげている、歯科医Nの傷跡の出典を知りたいのですが。 平沢の顔に傷跡の無し:これは平沢が椎名町証人との面通しの時に、自分の顔を指さして、 「私の顔に傷がありますか!?」と詰問した事に依っています。 歯科医Nの顔に傷跡有り:これは和多田本に、調査にあたった女性Aが村田さんを自分の背後において、 歯科医の待合室でNの面通しを行った時に、Nの顔を注視した女性Aの証言に依っています。 私が傷跡にこだわったのは、中井支店長証言と村田証言が正反対で拮抗している ので、検事も弁護人も、ここでの論者も多くがそれら二人の証言を各々自説の拠り所 としていてどちらも譲れない状態で堂々巡りになっていたり、それら目撃証言を双方 採用する佐伯説が説得力を増している印象があるので、証言のいいとこ取りをせずに ディテイルにこだわって整理すると、平沢単独犯説も佐伯説も目撃証言とは双方矛盾を 抱えているという事を書きたかった次第です。
612 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 23:03:30.53 ID:3CF++Fv3
上記、しかし留保とつけるとすれば唇が違う、は、唇の印象が違うように 思ったです。科捜さんの説を読んでいると苦しそうだなあと思います。 特に写真そして実物よりつぎはぎのモンタージュのほうが信頼できる、 というようなご主張です。それはどこに出しても通用しません。検事も 苦笑いするでしょう。平塚さんの刑事一代に最初の面通し(これが大事です) の結果は明らかに(科捜さんの主張とは違い)帝銀が全員(この時は3人しか いなかった)が違う、ほかは大半が似ているでした。結果は5対6に似ているの 優勢。こういう実行犯持ち回りの可能性を念頭におけば全く無意味な多数決 で裁かれたのがこの裁判です。しかし、ここで念を押しときますが、検事も いくらなんでもモンタージュと似ているからなどという奇妙な論は持ち出しません。 当然実物です。それでなければ何の為に犯人を逮捕し連行したかがわからない。
613 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/08(火) 23:17:45.04 ID:3CF++Fv3
苦しそうに見える科捜さんに代わって、
>>565 のサトーさんの意見に私が
科捜さんに代わって反論してみます。実はこれは私自身やサトーさんも
考えなければならないことだと思います。
平沢氏の自供中、帝銀だけが不自然でおかしい、自分が実行犯ならなぜ洗いざらい
しゃべらないのか?という質問ですが、これは共犯説だって同じ詰問を受ける
ことになる。すなわち、荏原、中井と進み帝銀に来た時になぜ平沢氏は
サトーさんや包装紙が言う所の真相、すなわち、帝銀だけは歯科医がやりました
と洗いざらい言わなかったのですか?ということです。真相について語らなかった
ということについては同じでしょう。
実は私はこの問いに対して自分なりの回答をもっています。一言でいうと、
打ち合わせ済みであったから、ということです。時計の針を戻してみます。
私とサトーさんは共犯者が居たと言っている。それなら事件後、二人は会わなければ
ならない。事件後ぷっつり会わなくなるのは、仲間割れを除けばむしろ不自然。
そして平沢氏逮捕前はどちらが捕まるかはわからなかった。ところで私は伊豆で会ったと
思っています。ただ、これは推測にすぎずあまり意味もない。どちらかが
捕まっても無罪になる可能性が大きい。何故か?あんた(平沢氏)は帝銀を
やっておらず、自分は未遂をやっていない。実行者が違うというトリック
なのだから、どっちが捕まってもその事を言ってしまったら、それで終わり。
そんな簡単なトリックなんて意味がないと思われますか?しかし、捜検裁弁
そしてジャーナリズム、おそらく科捜さんも、このトリックにとらわれた。
無罪にはならなkったが(今なら無罪でしょう)、執行はされなかった。
これは事実です。
614 :
193 :2011/03/08(火) 23:18:29.46 ID:GSfsdeNo
> そして、サトーハチロー氏は、平沢が入手した名刺をなぜ歯科医Nがそのこと
> を知ったとお考えでしょうか?その根拠(出典)を教えて下さい。
上記は質問は、サトーハチロー氏宛てではなく、私の
>>563 への質問だと思います。
それは推理だけの事で、具体的な根拠(出典)はありません。
(具体的にあったら佐伯説の実証にかかわる事です)
松井名刺を歯科医Nが知り得たのは、すでに包装紙さんが書かれたように
平沢とNが友人であったという事で充分でしょう。
私が犯人が松井名刺を犯行で使用した件で叫んでしまうほど驚いて資料確認に飛んでったのは、
歯科医Nが平沢が松井名刺を貰ったことを何故知り得たかではなく、前述した様に
何故犯人が足が付く恐れのある実在の人物の名刺を、わざわざ盗難届を出してまで
荏原で使用したかという事に気づいたからです(あくまで推理でしかなく、確証はありませんが)
以下は、
>>563 に書いた通りです。
参考:【東北大学に青酸カリを求めて現れた男】 手元のある資料を漁った範囲ですが 私が知っている出典は下記です。 ■『ドキュメント帝銀事件』 まず、包装紙さんが挙げられた和多田進氏の『ドキュメント帝銀事件』。 最後に文庫化された新風舎版の場合、P83にあります。 (2章の「清水虎之助の『不実在説』を疑う」内) ここでは昭和23年10月2日、同大学付属病院の薬局長Tの供述内容が紹介されています。 *『ドキュメント―』の元になる晩聲社版『追跡帝銀事件』)ではP75) なお、この男の存在は、事件発生直後にはすでに捜査当局に知られていたのことで、 昭和23年2月6日の朝日新聞に報じられています。 この辺りの経緯については下記の文献にまとめられています。 ■『検証・帝銀事件裁判』(竹澤哲夫/イクォリティ) →P203の「東北大病院の現れた男」 同書には、この証言者(薬局長Tさん)が一審でも 証言していることについても書かれています。(昭和24年8月12日 証言)
>>611 了解しました。
たしかに、犯人の顔の傷の有無については、
平沢単独説も共犯説(歯科医関与説)も、双方にとって説明不足なところがありますね。
ゆえに、平沢完全無罪説の方(救う会)の筆鋒が冴えている印象です。
ちなみに、この傷の件の詳しい考察は、
『獄中一万日』(森川哲郎/図書出版社)のP234とP384に詳しい。
曰く、荏原・中井・椎名すべての目撃者を通じて、
「犯人」の顔の傷を目撃したのは、中井の女子行員O証人だけとのことです。
さらに、事件前後の時期、平沢はアゴに面疔(オデキの一種)を患ってましたが、
検察は公判のなかで、O証人に対して「アンタが見た傷はこのオデキでしょ!」と、
迫ったのですが、Oさんは「いや、場所が違うと思います!」と抗弁した。
逆に言えば、平沢完全無実派(≒救う会)の主張では、
もし平沢が帝銀の犯人であれば当然、この面疔の痕を目撃されているのに
その証言は皆無であること――。これを強調されていますね(つまり平沢は完全シロ)。
>>613 >すなわち、帝銀だけは歯科医がやりましたと洗いざらい言わなかったのですか?
その視点については、まさにそのとおり。
というより包装紙さんは覚えておられると思いますが、
私は一年以上前に同様の議案を提示してたことを思い出しました。
(「帝銀事件3」スレッド の603)
>疑点B
>なぜ、平沢は過酷な取調べを受け、自暴自棄な心的状態になりながらも、
>自らが共同正犯だったという「真相」だけは死守しえたのか?
>(なぜ、すべてをぶちまけなかったのか?)
http://unkar.org/r/archives/1249798952#l603 今回、ようやくこの件における包装紙様の「回答」を知ることができてよかったです。
やはり、包装紙様は「平沢-歯科医」の共犯関係を rigid なものだと思っているのですね。
なるほど、あの伊豆旅行がそういう意味だという推理は、これはありうる……。
同様の推測にもうひとつ加えるとすれば、
私見では、もしかしたら平沢は誰かを守ろうとしてたのではないか?という想像もしたことがあります。
(これは、主任弁護士も同様な感触をもっていたこともあったらしい)
洗いざらいぶちまける、その一歩手前にブレーキかかるだけの何か……です。
まあ、この件に関しては、すべて推測に過ぎん(笑)ですが。
(というわけで、また交通整理役に戻ります……)
初心者ギャラリーなので間違っているかもしれませんが 現在、単独犯か否か、と歯科医の関与が同時に議論されてますが これを同時に扱うと論点や論がぼやけてしまうように感じます。 過去スレを読んだ感想としては、一旦共犯と仮定し、歯科医に 言及しても(常識的な範囲で)良いように感じます。 (現在のところ共犯説に無理はないですし、先に進めるかどうかで さらに試されるのではとも思えます) 単独犯説は新たな資料や着眼点、論の再構成などがないと不利は否めない感じです。 科学捜査様だけが持ちえる資料に興味が行きますが、公開はしないかも・・・ ということは自説を補強できる材料ではなさそうで残念ですが。
619 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/09(水) 07:22:47.06 ID:rL9EfgGz
>>617 事件の時点で切ってしまわないでその先を考えないといけないと思います。
単独説でも共犯説でもですね。何度も言っていますが、金の使い道について
平沢氏が最後まで言わなかったのはおかしいのです。自供時点で入りは当然
銀行で盗んだとなる、しかし、出はどうですか?それこそ洗いざらいという
までもなく、普通に話してよいでしょう。現代だったらギャンブルに使いました
女性に使いました、なんでもいいのです、裏の取れる、つまり真実をいえばいい。
これは罪の軽重には関わらないし。
私はセットで言えなかったと思います。共犯者の存在と一緒に。歯科医自身も
平沢氏も調べられ、情報を共有していたはずです。捕まったらどうするという
相談も含めて。前のスレッドで申し上げた、言ったら死刑(執行)ということも
含めて。判決前は冤罪論が強かった。(今ですが)判決前日の弁護人の感触は
無罪判決だったのではないでしょうか。私ならそうです。もしそうだったら、
まんまと彼らの予定通りだったわけです。しかし、コレだけの犯罪ですから、
無罪を出してしまうと一事不再理の怖さがあります。実は日本には本来の意味
での一事不再理が実現されていないのですが。無罪判決を出していたら、裁判官が、
検察官、控訴されてはどうですか(欧米ではできない)と異例のお願いを
していたかもしれません。
返す返すも残念なには控訴、確定判決です。上告審は自判の必要はありません。
差し戻しという手だってあったのです。一言、特に帝銀は平沢氏が現れて、
実行に及んだとするには合理的な疑いが残るを言わざるを得ない。一方で
強奪した金銭は被告人に渡っていることを強く匂わせてはいるが、その使途の
一部に不足がある。共犯者の存在も含めて再度審理すべきであると。
>>618 > 初心者ギャラリーなので間違っているかもしれませんが
いえいえ、ご遠慮なさらずに今後もご意見お願いします。
> 過去スレを読んだ感想としては、一旦共犯と仮定し、歯科医に
> 言及しても(常識的な範囲で)良いように感じます。
うーむ、一部賛成ではありますし、
共犯説自体のバリエーションを吟味したいという気持ちはありますね。
ただ……。
> 単独犯説は新たな資料や着眼点、論の再構成などがないと不利は否めない感じです。
この辺はよく分からないですね。
たしかに包装紙さんが異様に理路整然とされているので(笑)、
さーっと読んでいくと、もう単独犯説はアウトって感じではあるんですけど、
(あくまでも個人的にですが)詳細なところはまだまだ未解明な面も多く、
そこに光が当たったら、あれ?単独犯説のほうが有利かも?って可能性はあると思います。
というか、一般的には、平沢氏の完全シロ説というのが主流なわけですし。
いずれにせよ、科学捜査様の回答をお待ちしたいところです。
>>619 海外におられるにも関わらず、即答いただきありがとうございます。
> 私はセットで言えなかったと思います。共犯者の存在と一緒に。歯科医自身も
> 平沢氏も調べられ、情報を共有していたはずです。
なるほど、セットで言えなかった……か。
凄いですね。。包装紙さんは……。
ちょっとそのセンに沿って再度、資料を追ってみます。
>何故犯人が足が付く恐れのある実在の人物の名刺を、わざわざ盗難届を出してまで 荏原で使用したかという事に気づいたからです 当初は、ある人から1万円の借金返済に訪れたところからはじまるのです。 それは、借金返済が出来なくて、盗まれたと言ったので、それでは、交番に 届けなさいと言われ、届けたのです。つまり、届けたのは平沢に間違いのないものです。 事件での名刺の使用はその後に考えついたものと思います。 また、名刺が財布の中に入っていたというのは、刑事に問い詰められたからと 考えます。 >平沢とNが友人であった これは、たんなる推測に過ぎません。 >科学捜査様だけが持ちえる資料 たいしたものではありません。どちらかというと、検事の取り調べ状況などを 綴ったものです。この刑事が過去に取り扱った大事件を書いたものですが、 この奥さんにすべて燃やされるところを、お孫さんが、一部残したものです。 青函連絡船で青森に来る時、DDTを散布されたとか、平沢がコーヒーが好きなので 一緒にコーヒーを飲んだとか、本当に直接事件でどうのこうのというものでは ありません。 誰かがスキャンし、テキスト化して、それを返送し、私のホームページに載せるという 条件なら、前向きに検討しますが・・・。 現在、お孫さんとは連絡がつきませんが、一応、私が発表することの許可を 得ていますので・・・。 ただ、平沢の精神に問題があったことは述べられていますが、これも他で言われていることです。 >615 和多田進氏の『ドキュメント帝銀事件』。 最後に文庫化された新風舎版の場合、P83にあります。 ありがとうございます。ここに元文献が書かれていますが、この本ではなく、 どこかで、「松井とか、松?とか」という記載を読んだような気がしますが、 正確には覚えていません。こんな記憶があったもので、先のような回答(たんなる偶然) になっています。 「松井から」と言われれば、これは憶測で物事を言っている、たとえば「平沢は 歯科医Nと友人だった」とは異なります。 ただし、これに関しては、とりあえず、包装氏が言われる「かり」として下さい。 あまり「かり」が多くなるようでしたら、確かに「かり」が多い人に論理的に 問題があることは確かです。 >「彼女(妻マサ)に小樽で撮った写真を見せると、彼女は、あら、まるで顔が 違いますね、と言った」と松本清張著「小説帝銀事件」にありますが、 これは包装氏が言われる、「この写真は普段の平沢と違うでしょう? と誘導 し、そういわれればそうね、位の事を呟いた、いや呟かなくても、そういう事 になる」 このようなものとは考えません。この写真は、モンタージュにはほとんど似ていません。 平沢がモンタージュ写真に似て、この刑事が撮った写真がモンタージュ写真に 似ていないのなら、明らかに顔の表情を変装とも言えるほどに変えている!
623 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/09(水) 23:43:51.70 ID:rL9EfgGz
>>622 >平沢とNが友人であった
>これは、たんなる推測に過ぎません。
う〜ん、科学捜査さんはもう少し丹念に本を読まれたほうがよいです。
推測ではなく画会の方が認める事実です。モンタージュ写真というものが
どういうものか、どのように作られるか、も調べるというか考えられた
方がいい。それと平沢氏の例の写真を見ていますか。松本氏は当然、刑事が
表情を変えたと言い募っている写真を見せたのです。みんなが変えた変えた
という写真です。ちょっと困りましたね。しかし、科学捜査さんは私(達)の
同志といって大げさなら同好の士だと思います、この事件は非常に興味深く、
また(たくさんの方がなくなっているのでこういう言い方は不謹慎と思われる
かもしれませんが)コクがあります。捜査、裁判、法務省(矯正局)の対応、
どれをとっても。別に科学捜査さんに、間違ってましたと言わせるのが目的では
ないので、それでよいと思います。そのように言い続けてくださったほうが
いろいろな事が浮き彫りになるので。実は裁判では検察官よりも弁護人の方が
頑迷で、聞いていて(あるいは自分で話していて)恥ずかしくなるような
事が多いのですね、もちろんそういう時はまず間違いなく敗訴します。それは
職務(役割)ですから言いのですが、困るのは傍聴席、ひどい時は裁判官から失笑が
漏れたりすることです。何故弁護人の方がそうなることが多いかというと、
被告(依頼)人の意に沿わなければいけないからです。明らかにxxであろうと思われる
事でも、頑として違うといい続けなければならない。ひどい時は違うものは
違うんですよ!みたいな事を言います。検察官はその点自分の意思と論理で
立件していますから、そういう事はあまりない。そうである時は自分の論理が
おかしい時だけです。それはあまりありません。一応試験に通り、修習もしてますから。
ここでは私はその制約から逃れているので非常にのびのびした感じです。
624 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/10(木) 00:06:43.58 ID:I5y1c5Nc
同好の士である科学捜査さんに助け舟を出したいと思います。
>>618 さんの
言う、単独犯説を(一部)補強する着眼点ですね。
平沢氏が帝銀実行犯でない根拠として挙げられるのは以下の3点です。
1.人相、2、アリバイ(これは決定的)3.犯人適格性
3.の現象的な根拠の一つに未遂では失敗したのに帝銀では成功した、
というものがあります。ほかには毒物知識、口上などがある。
しかし、一つあまり指摘あるいは強調されない事実があります。
帝銀支店長の病気、早退です。
これは伝染病ではないのかとM証人と亡くなられたAさん(女性)が
話していたそうです。3億円事件は爆弾予告の伏線がなければ、発煙灯
だけで銀行員達は車から降りなかったかもしれない。あれと同じです。
帝銀の時だけです、これがあったのは、全員が唯々諾々と犯人の
指示に従った理由の一つにこれがあったからという側面は否定でくない。
この事実は平沢氏でもできたという事をある程度補強する。じゃあ、
アリバイと人相を忘れれば、平沢氏が帝銀に来たと思うかと訊かれれば
やはりNOと答えます。一つ薬の飲ませ方です。帝銀証人は
平沢氏の実演(再現)に異を唱えています。ほかの銀行はほぼあれで
いいと言っている。これも自供中の出来事です。平沢氏は後々の事を
考えて細工をした?サトーさんの質問が、今度は反論できない形で出て
きます。しかも、ほかの銀行に人はあんな感じと言っている。つまり
まるきりのでたらめをやったというわけでもない。あれは正直
に自分が荏原と中井でやったとおりの事をしてみせたのでしょう。
平沢氏が帝銀でだけやり方を変えて実行し。、再現時は変える前のやつをやってみせ、
あとで無罪を勝ち取ろう、などという知恵が働くをはとても思えません。
平沢氏は荏原、中井だけをやったと考えるのが自然です。
私が、今述べているのは主として2点だけです。 1.それは、歯科医Nが共犯でない。 2.小樽での写真は、変装(たくみに表情を変えている)ということです。 そして、その写真を撮って時の様子が「小説帝銀事件」に書かれています。 「そんなときの表情ってのがヤツはすっとぼけて、下あごをつきだし・・・」、 「メガネをかけていた・・・」(福井刑事?) つまり、この時の写真は警察本部も言うとおり、モンタージュに似ていないのです。 つまり、この写真を見た人の最初の記憶は、写真、つまり平沢は犯人ではないというものである。 素早くこのようなことが出来る人は、面通しの時もこのようなことが出来るという ことです。 写真が違うと判断された居木井刑事が、わざわざ平沢の妻に小樽の写真の件を 聞いたのは、真剣だったからです。 面通しにまた、このようなことをやられたら「似ている」いや「似ていない」と なる。 また、だから、帝銀生き残りの田中徳和が言う、「最初の面通し 、および上野駅のホームに降りた際、ハッとして、犯人に間違いないと思った が、次に行った警視庁で行った面通しでは、違うと断言した」ということにもなる。
帝銀生き残りの田中徳和による、3度の面通しの結果からの意見である。
科学捜査様
最近、もっぱら典拠に採用されている『小説帝銀事件』にも、
例の、アゴの傷の件を巡る遣り取り(中井の女子行員O証人)が載っていますね。
(角川文庫版のP114)
内容は、私が
>>616 で紹介した森川本と同じです。
しかし、科学捜査様は、この清張本のなかでの、
刑事の述懐箇所(平沢にも傷があった!)を紹介し、
>つまり、中井支店での犯人であることは、間違いないようです。
と批判的検討も経ずに自説へ積極採用してますが、
同じ本のO証人が否定した箇所(傷の場所が違います)はご提示されない……。
うーーん、これはいかがなものか。
こういう論法では少なくとも平沢完全シロ説の人が聞いたら怒りますよ。
知らなかったとすれば、読み込み不足ですし、
知っていてそうしたならば、もう少し上手く騙して欲しい(笑)。
これは、公平にみて、そう思います。
それと、本スレにおいても、すでに、193氏と包装紙さんが、
傷の件については議論されていますね。私も忘れてました。
(
>>323 あたりから。こちらも非常に示唆に富みますのでご一読を)
>>625 >素早くこのようなことが出来る人は、面通しの時もこのようなことが出来るという
ことです。
うーん、包装紙さんの肩を持つわけではないですが、
科学捜査様の主張する前提というのはこういうことですよ。
「人間は、顔の表情を変えることだけで別人に化けることができる」
これはすごい。平沢氏は顔マネ芸人だったとでもいうのか。
そんな変顔芸を持つ、コロッケ氏のような……。
ごめんなさい。茶化すつもりはないのです。
百歩譲ってもしそうだったとして、
例の小樽の寿司屋での写真撮影時だけであれば
その変顔芸が効を奏したということもありうる。
※参考(になるかどうか?)
http://www.tanteifile.com/diary/2005/08/21_01/index.html しかし、実際の面通しというものは、ある瞬間を捉えた表情だけを見比べられるのではないため、
それこそ、コロッケ氏どころではない超絶技が要求されますよ。
そして、さらにその超絶は、なぜか帝銀行員の人たちだけには100%効いたが、
他の行員には、そこまでの効力はなかった……と。
うーん、この論法はやめたほうがいい気がしますね。
もし、私が平沢単独犯説に与する者ならば、
初めの面通しは原因不明ながら「たまたまそうなった」でゴリ押しする(笑)。
もしくは、面通し前の行員たちに平沢のプロフィールがどれほど伝わっていたか、
これをまず調べます。もし、画家とか帝展無鑑査うんぬんとかの情報が
事前に伝わっていたのであれば、それらが行員たちの判断過程にどう作用したか、
これをを論証する。いずれにせよ突破せねばならない前提が多すぎますが。
629 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/10(木) 05:49:06.96 ID:I5y1c5Nc
>>625 私が、今述べているのは主として2点だけです。
1.それは、歯科医Nが共犯でない。
2.小樽での写真は、変装(たくみに表情を変えている)ということです。
論点を整理しましょう。まず1.歯科医が共犯者ではない、という事では
なく、共犯者は居ない=平沢氏の単独犯行である、ということを科捜さんは
おっしゃりたいのではないですか?私もそこが、恐らく今となっては
(救う会の方々には申し訳ないのですが)唯一の論点だと思います。
つまり平沢氏は帝銀に来たか?です。
2.は殆ど無意味です。(すいません)
あっさりいいますと、これに意味があるのは、平沢氏が逃亡している時
(場合)だけです。逮捕され実物があるわけですから、モンタージュの
出来とか小樽の写真と似ているかどうかとか無関係だと思われませんか?
モンタージュ写真というのはあくまでも逃亡中の犯人を追うための、
あまりあてにならない一つの手段にすぎません。3億円を思い出して
ください。しかもこの事件はその20年前、そしてはじめての、
いや止めましょう。ともかく実物がいればもはや意味がありません。
平塚氏の刑事一代に最初の面通しについて書かれています。かれらが
平沢氏と雑談している時にそばを通らせたそうです。その時も平沢氏
は顔面変身術を使っていたのでしょうか。会話しながら。
この話は科捜さんにとって不利だと思います。とんでも論にしか聞こえ
なくなってしまう。ロールプレイの相手がそれでは私もやりがいがありません。
アリバイに行きましょう。たどんリレーはなかったとお考えですか?
630 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/10(木) 06:21:05.64 ID:I5y1c5Nc
アリバイに行く前にもう一つだけ。 科捜さんの言う三河島の財布紛失事件は、その通りだと思います。 私も荏原は平沢氏の実行だと思っていますので、その事自体は問題では ないのですが、この1万円の話です。今、Occupied Cityという David Peach(英国人)が書いた小説を読んでいます。翻訳が出るまで 待ちきれなくて。これに、恐らくは森川さんのご著書にインスパイアされた このくだりもでてきます。小説家ですから非常に生き生きとした描写 で、平沢氏はうそつきなんだなあとわかります。返すあてのない1万円 を返しにいく振りをして、掏られたことにした。だから、この盗難を 名刺がない口実に使おうとした、というのはその通りでしょう。そうなると コレ実は、計画性の低さ(その時期の遅さ)と少し繋がるんですね。名刺をなくしたことに したくてそうしたのではない、ということです。少なくともこの時点では。 荏原でこれを使った時(正確には使う前と使った後)、こう考えていた のではないでしょうか。つまり、使う前:全員殺害してしまうから名刺は 回収すればいい、使った後:失敗して回収できなかったから、三河島で 一緒に掏られたことにしよう。 193さんが、なぜ足のつく実物を使ったのか、という疑問にはっきり 答えていなかったように思います。今回答いたしますと、二通り 考えられるのですね。 1.使用前:行員に対する説得力があり、実物は 全員殺害後、持ち帰れば証拠は残らない、使用後(特に帝銀発生、自分に 警官が来た時:三河島で一緒に掏られたことにしよう。 2.731に捜査の目をむけよう。 どちらかはわかりません。ただ、David Peaceの小説を読んでいて (驚いたことに被害者の全氏名と住所が載っています。変わった 小説家ですね)、どちらかというと1の行き当たりばったりな感じが します。なんで、こんな適当な人の策にまんまと捜査、裁判、がふり まわされたのでしょう。検察と平沢氏無垢説の間でもみ合いをしている うちに、合理的な考えである実行者が別だったのではという観点が 抜け落ちてしまった。どちらかというと、検察のほうがまだ真相に 近かったと思います。それがまたいけない。特に中井証言は決定的 だった。少なくとも平沢氏無関係はありえんぞ、というのがT、I 両検事の確信だったのでしょう。そうでなければ、ここまで事件は 作れません。調書をでっちあげてまで。立件して、裁判にかけなければ お蔵入りだぞと思ったでしょうね。私もそう思います。
>>630 財布を掏られたことを口実に借金返済を遅らせるのは、
この頃の平沢氏の常套手段なんだと検事側も言ってますからね(笑)。
三河島以外にも3回もこの手を使っているようです。
時系列的にはこの三河島が最初のようですので、
もしかしたらこの時だけは本当に盗まれたのかも、と警察も捜査してます。
しかし結果は……これも虚言だろうとの判定だったかと存じます。
ただ、例の『刑事一代』(平塚八兵衛氏)の扇子のいきさつ、
これは私見では平塚氏の言ってることは怪しい(説明不足だ)と思ってます。
まったくのウソではないが他の文献と付き合せると辻褄が合わない部分がある。
>平沢氏がうそつき
そもそも私見では、この帝銀事件、そしてその後の裁判から再審運動、
これら全体は、まさに平沢事件と呼ぶべきだと思います。
平沢氏のエキセントリックな性格が事件の不可解さに多大な貢献をしていると思います。
David Peachは小平事件をテーマとした本も書いている人ですよね。
(翻訳版が出たとき、少し話題になってた記憶あり)
私はどれも未読ですが、帝銀モノが翻訳されたら読もうと思ってました。
632 :
193 :2011/03/10(木) 23:17:35.99 ID:kJXs5dmF
>>593 松本清祥著「小説帝銀事件」に記載されています。
「人相書きにあるような茶色のシミを二つ発見したが、三菱中井支店の小川支店長が
認めたという顎の傷跡は確認できなかった。」
>>616 ちなみに、この傷の件の詳しい考察は、
『獄中一万日』(森川哲郎/図書出版社)のP234とP384に詳しい。
曰く、荏原・中井・椎名すべての目撃者を通じて、
「犯人」の顔の傷を目撃したのは、中井の女子行員O証人だけとのことです。
困った。
傷跡を視認したのが、小川支店長かO女子行員かという矛盾が発生してしまいました。
私は傷跡の有無に強くこだわっているのではなく、検事、弁護人が双方自説の拠り所とした
中井、村田証言はかように曖昧さと矛盾も含んでいるという事を述べたかっただけだったのです。
松本氏の小説はエンターテイメントで、自説に沿った読み物なので、偏りがあると思っています。
平塚警部の松本作品への批判と解釈は妥当なものだと思っています。
633 :
193 :2011/03/11(金) 00:12:58.93 ID:of+GOH7Z
>包装紙さん
私は本件に関心を持ち始めた当初は、平沢がコルサコフ症候群で呆けて
注意力を欠いていて、実在の人物の名刺を深く考える事なく使用して
しまったと自分を納得させていました。
しかし以前にも書きましたが、松井博士が731に所属していて捕虜を
青酸化合物で人体実験していた事に関与しており、その実験の手順が帝銀事件
の犯行手口と同じである事から、このような偶然は考えにくい、犯人は松井名刺を使用し、
731の人体実験の手順で犯行を行う事で、松井博士の経歴を通して731に捜査の目を
向けて捜査かく乱させようとしたのではないかと思いついて、あ=っと叫ぶほど驚いてし
まったのです。
その確信を深めたのは、荏原で松井名刺を使った後に、犯人?は東北大で再度松井博士の名前
をわざわざ出しているからです。
既に荏原で松井名刺を遺しているのに、再度松井博士の名前を出して青酸カリを入手しようと
すれば、そこで自分の顔を東北大の従業員に見られてしまうではないかという事です。
次の犯行前に前足で顔を晒してまで、あえて松井博士の名前を出して、しかも青酸カリを入手しよう
とするなど足が付きかねない行動をとった事から、犯人が荏原で松井名刺を使用したのは
浅慮ではなく、恣意的な行動だと思ったのです。
以下は、
>>563 に書いた通りです。
634 :
193 :2011/03/11(金) 00:43:43.08 ID:of+GOH7Z
>包装紙さん >1.使用前:行員に対する説得力があり、実物は 全員殺害後、持ち帰れば証拠は残らない、使用後(特に帝銀発生、自分に 警官が来た時:三河島で一緒に掏られたことにしよう。 >2.731に捜査の目をむけよう。 上記>1と>2は両方採用できると思います。 @荏原で全員殺害できたら、松井名刺は回収する。 A荏原で失敗して松井名刺を回収できなくても、松井名刺を通して捜査を731に向けさせれる。 私が今、思っているのは、 B犯人は荏原の犯行未遂後、 「まずい、名刺を回収できなかった。薬も効かなかったから、再度青酸カリを入手しなければならない。 念押しで東北大に行って松井博士の名前を出して、青酸カリを入手しよう。 そうすれば東北大で薬を入手出来ても、出来なくても、捜査の目はますます731に向かうよ」 という、松井名刺を荏原で回収できなかった事の危機感や心配が、東北大で再度松井博士の名前を 出すことに繋がったのではないかという事です。
>>632 > 傷跡を視認したのが、小川支店長かO女子行員かという矛盾が発生してしまいました。
これはO女子行員(のみ)で問題ないと思いますよ。
検察側の資料(論告)にもそう載っていますので。
清張の小説で支店長の目撃という記述になっている理由は不明です。
ただ、もしかしたら私はこういう事情があったと睨んでいます。
恐らく、中井の支店長はこの女子行員から傷の件を早くから聞いており、、
自身も帝銀事件発生後から何度か協力したでろう面通しの際には
常にその有無に着目していたと思われます。
さらに刑事へも(銀行の長として)この傷の重要性を訴えていたと思われます。
ちなみに典拠は忘れましたが、この支店長は平沢との面通しの結果、
「犯人と似ている。しかも、(O女子行員の言ってた)傷もありますので」と証言をしてます。
そういう「”傷”重視派」としての存在が、清張のあの記述を招いたのではないか、と。
> 松本氏の小説はエンターテイメントで、自説に沿った読み物なので、偏りがあると思っています。
松本清張が使った資料は恐らく、圧倒的に検事論告を中心とした公判資料が多く、
次に平沢の獄中手記、そして旧軍関連を追った読売新聞を筆頭する記者たちからの
情報という構成だったと思いますね。
個人的には『日本の黒い霧』よりは推理部分も抑制していると思っています。
>>630 >ここまで事件は作れません。調書をでっちあげてまで。
平沢の「真実の暴露」……とまではいかないにせよ、
限りなくそれに近いであろう証言の有り無しのこと。
これは、検事側の言い分としては、かなりあるようです。
いちいち列挙しませんが、
中井支店の銀行内の構造とか、
患家(赤痢発生したと称する施設)の模様、呼び名など、
新聞報道されていない関係者の風貌など……
正確な被害金額、
その他、犯行過程など(個人的には中井のときストーブの件)
これらは検事聴取書を丹念に読めばどうしても気になってしまいます。
私自身、やっぱり、平沢は……というような予断を持たざるを得ませんでした。
しかし、これまで、あえて当該テーマを具体的に語らないようにしたのは、
一方では強烈に”作文”のニオイ(誘導尋問含む)を感じる箇所もあるからです。
だから自白調書に対する批判的態度を取ることの重要性については、
いくら強調しても強調しすぎることはない――と思っています。
そうでないと、不当に、平沢単独クロ説に利することになりますから。
>>636 の文章を一部、下記のとおり修正。
×「真実の暴露」
○「秘密の暴露」
638 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/11(金) 08:37:57.06 ID:n1I9vMRI
193さん、サトーさん、 なるほど勉強になります。有難うございました。 私の書き方が悪かったと思いますが、検事の調書のでっち上げというのは、 東拘での最後の2回、つまり聴取していないのに上げた分です。 それ以外はよろよろと調書を取っていったと思います。平沢氏がしゃべり、 修正し、検事がしゃべり、そうだろ?という風に。どうもその逆がないように 思えるのですね、つまり、検事がxxと言って、いや違います、と平沢氏が 言うという。ただ、これは単に平沢氏のキャラクターかもしれません。 とにかく変わった人だった。検事も手を焼いたでしょう。しかし、中井の証言で 平沢氏に間違いないとして、あとは自分達が作っていくしかないと考えた。 これじゃあらちが明かないと。 サトーさん、 >ただ、例の『刑事一代』(平塚八兵衛氏)の扇子のいきさつ、 >これは私見では平塚氏の言ってることは怪しい(説明不足だ)と思ってます。 >まったくのウソではないが他の文献と付き合せると辻褄が合わない部分がある。 これどういうことでしょうか?
サトーハチロー様 教えていただきたいことがあります。 「秘録帝銀事件)(森川哲郎著)にある小樽あるで撮影された平沢の写真は、 「刑事一代」P.115にある平沢の写真と同じ人物の写真に見えますか?
640 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/11(金) 20:32:16.07 ID:oPu6xcQk
◆自殺未遂を起こした帝銀事件「平沢貞道」養子の葛藤 【週刊新潮3/17号】 戦後間もなく起きたあの「帝銀事件」から63年。死刑囚平沢貞道が獄死(享年95) してから24年経つが、遺族達は今も重い十字架を背負っている。 その葛藤を抱えた平沢の養子がつい先日、人知れず自殺を図っていたのだ。 (中略)平沢の生前からその運動の先頭に立ってきたのが、養子の武彦氏(52)だ。 そんな武彦氏がさる2月28日、睡眠導入剤や抗うつ剤、安定剤など300錠あまりを 一気に飲み、意識不明の重体に陥って救急車で搬送されたのである。 未遂に終わったものの、事件から半世紀以上も経た今になって何故自ら命を絶とうと したのか。「私は再審請求を単に無罪を勝ち取るためでなく一人の人権運動として 取り組んできました。と同時に、平沢の実の孫や曾孫たちが、平沢は立派な画家だと 胸を張って生きていけるようにしたいと頑張ってきたのです」と武彦氏地震が失意の 思いを力なくこう語る。「(略)でも現実には遺族の大半が私の運動をずっと迷惑が っていた。この運動に人生をかけてきたのに、その思いが空転している。なぜ自分は 遺族から迷惑がられるのか、いったい自分は何のために頑張っているのか、そんな葛藤 がずっと続いていました。それがついにあの夜、爆発してしまったのです」
641 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/11(金) 20:33:05.59 ID:oPu6xcQk
◆自殺未遂を起こした帝銀事件「平沢貞道」養子の葛藤 【週刊新潮3/17号】 (続き) 武彦氏は、平沢の支援組織を立ち上げた実父の影響から、22歳の時に平沢の養子になる。 すでに88歳と老境に入り死刑執行がなくとも死期が迫っていた平沢の死後に再審請求をする には”戸籍上”の相続者になる必要があったのだ。平沢自身の実の家族は、逮捕後、妻は 離婚し、長男は妻子を捨てて失踪。次男と3人の娘は平沢の戸籍から離れ、ある親族の養子 となることで「平沢」の姓さえも棄ててしまっていたのである。 「かっては平沢の奥さん、その兄さん、長女とは細々と交流があったのです。でも奥さんと 兄さんは亡くなり、長女の息子、つまり平沢のお孫さんのお嫁さんからは2年ほど前に ”今後一切かかわりを持たないでください”とまで言われてしまった。その他の孫、曾孫さん 達は、今では住んでる場所さえ知らないんです」 そうした葛藤の積み重ねからか、いつしか同居する武彦氏の実母がうつ病になり、10年ほど前 からは武彦氏自身も同じ病に苦しむようになる。 加えて再審運動のためにまともな就職も叶わなかった武彦氏の収入は月に原稿料など10万ほどと 実母の年金のみで、長年、生活は困窮し続けていた。 「不安定な暮らしぶりで、母にも苦労と心配をかけ、そんな自責の念も一挙に激しく湧いてきて・・・・」 一命を取り留めたことを幸いと思い、今後も活動は続けるという。事件の余波は、今も続いているのだ。
642 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/12(土) 07:16:03.00 ID:MWes2sBo
私はたまたま海外にいます。皆さんの安全をお祈りいたします。 上記の森川さんの自殺未遂の件は知りませんでした。 以前も書きましたが、私は救う会の皆さん、弁護人も含めて、 の献身的な活動に心から敬服しています。 一日も早く再審が開かれ、平沢氏に無罪判決が降りることを願っています。 既決の再審が開かれ原訴因に基づいて審理がなされるなら平沢氏は無罪であるべきです。 実は武彦さんのお父様も同じ趣旨をさらりとですが著書で述べられていました。 同じ趣旨というのは、百歩譲って平沢氏が事件に関与していることがあったにせよ というような事です。今、手元に本がないので詳述できませんが。 武彦さんがこれ以上のご苦労をなさらなくても、再審が開かれることを願います。
私は、平沢が単独で犯行を行っていると確信しています。 しかし、これは狂犬病ワクチンの副作用による脳障害からのものと考えています。 ここには、本質的な罪はありません。 脳の言語を司る部分に障害が生じた時、誰しも言語に障害が出ます。 これと同じように、コルサコフ病の後遺症により次の障害が出たのです。 1.短期記憶障害 2.作話(嘘をつく) 3.大胆な行動・抑制のない行動 私の著書にも記載してありますが、刑事・検事、鑑識、弁護士・救う会の人たち に敬意を払っています。 また、歯科医Nが犯罪に関わっていないことも主張しています。 佐伯氏については、このような言い方をして申し訳ないのですが、精神的 な病、及び歯科治療薬によるヒ素検出からわき出したような妄想からというもので、 この妄想も病からというものです。 戦後という時代が作った出来事のような気もします。 なお、ここでは荏原・中井の犯行が平沢、脳障害に関係ないというなら、 裁判で有罪・無罪に関わりなく、犯した罪は許されるべきではないと考えています。
644 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2011/03/12(土) 19:53:13.18 ID:4+bjJKUq
その「コルサコフ病の後遺症」の三つの障害とやらが 平沢よりもそっくりそのまま当てはまる人物を俺は 知ってるんだけどな。 まぁ… それが誰かは言わぬが花だけど(嘲笑)
週刊新潮が報じた平沢の養子・武彦氏の自殺未遂には、少なからず驚かされた。 自己の固い信念と正義感の許に行動するタイプの人だけに、自殺とは最も 縁遠いと思っていたからだ。 記事によれば、自殺未遂の理由は平沢の親族の協力が得られないことで悩み, うつ病になり、経済的に困窮したこともあって発作的に…ということらしい。 だが、これが自殺未遂の本当の理由だとはとても信じられない。 そもそも彼は「凶悪殺人犯」とされた平沢の養子になることが、平沢の冤罪を 晴らす唯一最善の方法として、この道を選んだはず。 つまり、家族が再審請求に背を向けていたからこそ、彼は窮余の策として平沢の 養子になったわけだ。 それがいまさら平沢の親族と音信不通となったからといってノイローゼになると いうのは、どうも解せない。 ここでひとつ、彼が父親の森川哲郎氏から引き継いだ「救う会」の過去の活動の 意味を考えてみる必要があると思う。 「救う会」は一貫して平沢が完全無罪であることを主張し続けてきた。 家族が「救う会」の協力せず、結果的に平沢を見放した主因が、この「完全無罪」 の主張にあることは、武彦氏も十分に理解していたはず。 しかし彼は、一途に平沢が事件にまったく関係ないことを固く信じて活動して きた(と思う)。 だがしかし、事件を調べれば調べるほど、平沢が何かを隠していること、そして それは平沢自身が事件に関与しているからとしか説明できないことが推察できる に至ってきた。 武彦氏は、これまでの活動主意根底から覆されかねないこの事実にどう対処すべき か苦悩していたのではなかろうか。 武彦氏と「救う会」のメンバーに問いたい。 結果がどうなろうと、戦後最大級といえる凶悪犯罪の真相は暴かれねばならない。 その真相が、今までの「救う会」の主張を否定する内容であっても、事実の前には 謙虚かつ真摯に向き合わねばならない。 それが真の正義といういうものだ。 いま一度、帝銀事件の真相に迫るために「平沢完全無罪説」を疑ってみる英断を 期待したい。 必ず真相解明の突破口は開けると思う。
646 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/15(火) 03:09:08.40 ID:d+1s5ZLI
科学捜査さんは地震の被害に合われていないようでなによりです。
>>645 なるほど、興味深いご意見だと思います。
>平沢完全無罪説を疑ってみる英断
と完全をつけてらっしゃるのも頷けます。要するに無実説ということですね。
無罪を勝ち取るという趣旨は間違っていないと思うのです。私などは全てが
終わった後で、全体を俯瞰できる視点と情報、時間的余裕を持ってああだこうだ
と言っています。しかし、救う会の方々は死刑判決が出た後で(これは本当に
間違い)、執行回避も含め待ったなしの状況で活動されてきました。ここで
徒に平沢氏関与説を持ち出すのは執行を促す事にもなりかねない。従って、
弁護団はよいお仕事をされたと思います。
冤罪弁護、救援活動にはそういうジレンマがつきまといます。こういう複雑な
事件では事実誤認のリスクからは逃れられません。しかし、平沢氏完全無罪の
主張は、原判決、このスレッドで言えば科学捜査さんのご主張よりは、妙な
言い方になりますが、事実誤認(歪曲、すりかえ、恣意的な言い逃れ)の
強度は弱いです。一番確かな事は平沢氏は椎名町帝銀に1948年1月26日に
現れなかったということです。上の私と科学捜査さんのやり取りをお読み
頂ければお分かりかと思いますが、まず人相に関してだけでも、結局は
写真(及びモンタージュ)が平沢氏と似ている、似ていないという、ある意味、
珍妙な(失礼、しかし実物が捕まっているのにこの議論は全く無意味ですよ)
理屈でしか、平沢氏が帝銀に現れた(単独犯だった)という事を主張できないのです。
これはアリバイになるともっとくっきりします。以下アリバイについて
科学捜査さんに質問します。以前の質問にご回答いただけなかったので。
647 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :2011/03/15(火) 03:22:28.75 ID:d+1s5ZLI
科学捜査さんは下見説を主張されています。前日に下見をしたらなお更 、当日もそこを覗いてから行きたくなるでしょう。まずます時間がなくなる。 しかも井戸は見えなかった<最新の再審請求証拠。M証人は30枚の小切手処理は10分で終わる、 と言っている。<どんなに遅くても>3時15分には犯人は現れた。 船舶会にどんなに早くても2時15分までは犯人は居た。 そんな劇物を持って親戚が勤める会社に行き、56歳の男が丸の内のビルを長靴(?)を履いて 7階から降り、国電に乗り、池袋から椎名町まで歩き、相田宅を確認し(科学捜査さんの説では再確認?)し、 12人を殺害し、当時にしては大金を盗み(100円札でも1600枚)、 それを持って巣鴨に行きたどんを受けとり、日没前に東中野まで ボストンバックにタドンを入れて帰る?(盗んだお金はどこに置いたのとお考えですか) 夜9時過ぎまで米兵も交えてトランプをする。有り得ないでしょう。 こんな慌しく過密・激烈な一日を送る犯罪者がいますか。しかも殺人は初犯 なおかつ薬物知識はなし(梅干大の青酸?)、すぐばれる嘘つき、 詐欺も殆ど失敗、早く帰ってくれないかなと義理の息子にも思われるほどの 緩慢な動きの男が、できますか?しますか そうではない。犯人は早めに銀行周辺につき、相田宅の様子を伺い(前日の下見もした かもしれない、しかし、した場合はなお更当日も見るはずです、人間というのは そういうものでしょう)逃走経路を確認し、銀行から全ての客が帰るのを確認し、 薬の細工(自分が飲む分)も確認し、息を整えて 銀行に入っていったはずです。平沢氏は丸の内を出て、松坂屋で食事をして(恐らく)、 巣鴨に行き(娘とお茶を飲み、近々大金が入ると要らぬ事を言い)、東中野の自宅に ボストンバックを下げて帰ったはずです。そして次の日から彼は忙しかったろう(この 部分は私の推測です)。こう考えると全ての証言と矛盾は生じず、無理な時間的な設定 の必要もない。
648 :
包装 ◆Rmj3I82Y8M :
2011/03/15(火) 04:16:25.18 ID:d+1s5ZLI 結審後に裁判所が犯人の足取りを実測するなどというのは実に異例で、 よほど自信がなかった。疑わしきは被告人の有利にという声は、彼らの頭の中には 響かなかったのでしょう。xxは偶然だった、こうすれば間に合わないわけではない、 こう考えれば平沢氏にだってできる、これは都合が悪いから聞く耳はもたない(E軍曹 の証言・休暇届)、こういう事を積み重ねて、身内の調書偽造は時効を盾に逃げる。 私は科学捜査さんと違って、検察にも敬服するというような八方美人にはなれません。 強いて言えば、あまり罪の意識はかんじなかったのだろうな、という程度です。 平沢氏が全くの無関係というのは有り得ないという確信があったのでしょうから。それは 荏原(警察官が目撃者=接触者、中井(支店長)についてですが。ちょっと前の科学捜査 さんなら立派な(クリチャン)の検事がそんなことがしますかといわれそうですが、村木 さんの一件の後なら、それに反論する必要もないでしょう。この調書偽造は然るべき捜査を して、立証されれば罰を受けるべきです。帝銀事件関連で真っ先に罰を受けるべきだった 人間は私はI検事だと思います。彼がクリスチャンだったとかそんな事は関係ないです。 私は死刑時効については法務省の見解が正しいと思います。(それでも恩赦はでるべきと思い ます)その一方でというか同じような理由で、この調書偽造の時効は延ばされるべき、 少なくとも時効を盾に言及しないというのはおかしい。行為の(調書偽造の) 影響は最高裁確定判決まで及ぶという解釈が成り立つというのは磯部先生の主張だった。 これを更に進めれば、(違法)行為の影響は平沢氏の執行まで続く(続いた)というべきでしょう。 死刑の時効が停止するなら、調書偽造の時効も停止すべきです。誤判による死刑の時効は停止させ (繰り返しますが私はこれに賛成します。複雑なので省きますが純粋な法解釈上の問題です)、 身内の犯罪(犯罪です)はさっさと時効を認め、捜査はおろか言及すらしない、こんなおかしい事をやって きた人達を敬服する気持ちには私はとてもなれない。この方の人格を 言っているのではない、法曹人としての能力を有る無しでもない、 これほどの重大事件で重要な調書偽造の疑いが持たれているのだから 捜査、裁判が行われるべきです。この裁判で有罪が確定すると、違法 証拠収集で帝銀事件の本裁判はほぼ自動的に逆転無罪です。 繰り返しますが、これだけで平沢氏は無罪なのです。