ウチの母親、当時某全国紙の記者やってて、カメラマンの人が窓?からカメラ突っ込んで
撮った写真を全部現像室で見せてもらったらしいんだが、中にはバッチリ映っているのが
あって怖かったと言ってた。
結局紙面には首が転がってるのがわかる程度の写真を載せたんだと。
933 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/20(火) 11:03:05 ID:oK6MpfZ4
のぞき窓から、警察隊が写真撮っていたんだよ。
934 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/20(火) 11:41:03 ID:q/SEaV1J
あの演説はちゃんとした形で文字起こしされて残っているのか?
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/20(火) 16:48:35 ID:q/SEaV1J
937 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:41:45 ID:eA3K54De
「洋食の作法は下らないことのようだが」と本多は教えながら言った。
「きちんとした作法で自然にのびのびと洋食を喰べれば、それを見ただけで人は安心するのだ。
一寸ばかり育ちがいいという印象を与えるだけで、社会的信用は格段に増すし、日本で『育ちがいい』ということは、つまり西洋風な生活を体で知っているということだけのことなんだからね。
純然たる日本人というのは、下層階級か危険人物かどちらかなのだ。
これからの日本では、そのどちらも少なくなるだろう。
日本という純粋な毒は薄まって、世界中のどこの国の人の口にも合う嗜好品になったのだ」
三島由紀夫
「天人五衰」より
938 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:43:06 ID:eA3K54De
「…僕は君のような美しい人のために殺されるなら、ちっとも後悔しないよ。
この世の中には、どこかにすごい金持の醜い強力な存在がいて、純粋な美しいものを滅ぼそうと、虎視眈々と狙っているんだ。
とうとう僕らが奴らの目にとまった、というわけなんだろう。
そういう奴相手に闘うには、並大抵な覚悟ではできない。奴らは世界中に網を張っているからだ。
はじめは奴らに無抵抗に服従するふりをして、何でも言いなりになってやるんだ。そうしてゆっくり時間をかけて、奴らの弱点を探るんだ。
ここぞと思ったところで反撃に出るためには、こちらも十分力を蓄え、敵の弱点もすっかり握った上でなくてはだめなんだよ。
三島由紀夫
「天人五衰」より
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/27(火) 17:43:56 ID:eA3K54De
純粋で美しい者は、そもそも人間の敵なのだということを忘れてはいけない。
奴らの戦いが有利なのは、人間は全部奴らの味方に立つことは知れているからだ。
奴らは僕らが本当に膝を屈して人間の一員であることを自ら認めるまでは、決して手をゆるめないだろう。
だから僕らは、いざとなったら、喜んで踏絵を踏む覚悟がなければならない。
むやみに突張って、踏絵を踏まなければ、殺されてしまうんだからね。
そうして一旦踏絵を踏んでやれば、奴らも安心して弱点をさらけ出すのだ。それまでの辛抱だよ。
でもそれまでは、自分の心の中に、よほど強い自尊心をしっかり保ってゆかなければね」
三島由紀夫
「天人五衰」より
940 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:32:47 ID:130WKAfa
三島みたいな人は、もう現れないんだろうな
941 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 00:50:04 ID:IN+FaSCl
三島由紀夫って低レベルなんだな。
昔の人だとこんなものなの?
しかし明治時代の人はもう少しましだった気もするが。
942 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/28(水) 12:52:38 ID:SNq5p7/A
「豊饒の海」(春の雪、奔馬、暁の寺、天人五衰)は、いわば本質的に強烈な挑戦をふくんだ作品であり、今なお解きほごしがたい数々の謎と問題をはらんで、ぼくらの前に屹立している。
佐伯彰一
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/29(木) 21:31:34 ID:hz4XDn7t
>>942 あっそ、
素直に、わかんねえ、つまんねえって言っとけよ、三流評論家。
945 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/02(月) 16:09:37 ID:F/yWpx2S
三島由紀夫に影響を受けたと指摘されているアーティストの一人に、日本のアニメ「巌窟王」の音楽を担当したジャン・ジャック・バーネル(フランス人)がいますが、
ジャンは70年代の伝説の英国パンク・ロック・グループ、ストラングラーズの名ベーシストでした。
バンドの3rdアルバム『ブラック&ホワイト』には「ユキオ」の副題が付けられた「デス&ナイト&ブラッド」(死と夜と血)という曲や、次のアルバム『レイヴン』の「アイス」という曲にもハガクレという言葉が出てきます。
「死と夜と血」
俺が彼の瞳のなかに
あのスパルタを見た時
夭折はいいこと
だから俺たちは決めたんだ
死ぬこと以上に
すばらしい愛はないと
俺は俺の肉体を
俺の武器にまで
鍛えあげるんだ
ジャンは三島の熱心な愛読者でもあり、極真会館の道場生でした。現在は士道館の空手ロンドン支部長をしているそうです。
946 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/02(月) 16:10:14 ID:F/yWpx2S
78年12月に単独来日した際にジャンは、「なぜ日本はこんなアメリカ・ナイズされているのか、日本の若者は眠っているのか」と怒りまくったという逸話があり、
「米国資本の市場戦略は安逸な快楽を与え、人々の感性を鈍らせることから始まっている。
それはヨーロッパの伝統的な明晰さにとって第一の敵といえるが、
日本人もそれに毒されている自分たちを自覚し民族の知的遺産である伝統、それは魂(スピリット)といっていいが、それを救出しなければならない。」と誌面にメッセージを残しています。
そういやJJは初来日の時に日本のライブハウスでバンド見て
「何で日本語で歌わねえんだ」
って怒ってたな。
懐かしい。
JJバーネル自身はユダヤ系だからドイツ人をエラく敵視して差別しまくり千代子だな。
(´・ω・`)
949 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/03(火) 00:38:17 ID:JWQlcOJp
odoru kimi wo miteru
950 :
名無しさん:2008/06/06(金) 02:19:49 ID:BVxlG++j
三島さんが亡くなってずいぶんたっし、関連図書もかなり出てる割に
読んでない人、まだまだ多いようだ。
ホモだと思ってる人、「仮面の告白」が実話だと思っている人 まだ居るんだね?!
951 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 02:55:56 ID:QSO0jAJQ
いまだにノンケだと思ってる人がいるのもびっくりw
思いっきり釣られた??
952 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 05:42:55 ID:jW65rtU3
昔、写真週刊誌で三島の首なし死体を見たことある。
954 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 15:56:29 ID:299b7t4X
955 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 20:31:33 ID:hla9rT/x
三島がホモでしかもオカマだよ
幼少時代の三島が全て 男ぶるのは大変だったことでしょう
オカマだったら、同じオカマの美輪に恋するわけない。
三島はバイセクシャル。
957 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 23:37:32 ID:WswxvHYs
チビが「ボディービル」で筋肉というと、
宮崎あおい事件のキムと同じですが、
キムはホモじゃないね。
958 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 15:38:23 ID:SgXExaiL
今日の読売新聞に、辻井喬(堤清二)が回顧録『叙情と闘争』で、三島由紀夫のことを書いてるね。
祖国防衛隊(楯の会)の資金つくりのため、財界人の桜田を三島に紹介して失敗したことや、制服のこと等。
先週の土曜日(5/31付)にも、三島由紀夫との出会いのことが少し出てる。
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 16:33:49 ID:/Add0cGX
お釜もオカマ好きな人はいる。ニューハーフや性同一性障害と
オカマ(男として男がすき)一緒にしたらだめよ。
960 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 18:49:31 ID:HfSEHDe6
958
しかもマッチョ系の店に連れてかれたらしいぞ。
なんか試されてたのか?
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 20:21:14 ID:sK5ASJ7j
西武の息子をホモにできたらホモ界全員快哉を叫ぶだろうな。
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 20:38:08 ID:qHNCesl3
ノーマルの方たちがそれぞれタイプや嗜好が
あるようにホモの人達にもタある。
>>959 違う。
オカマ=ニューハーフ、性同一性障害。
美輪は性同一性障害。
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 00:09:53 ID:WM6F1fx5
三島さんはがっちり系の男臭いのから
美輪さんみたいな美少年系(ジャに系?)まで幅広く
イケたんじゃないの?いわゆる誰専。
当時三輪さんも若かっただろうし!
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 11:58:14 ID:paIoH1Bp
猪瀬直樹著『ペルソナ』に出ていたマダムX(三島と4年間恋人だった満佐子という女性)のことが書かれた本が出版されてます。
岩下尚史『見出された恋 「金閣寺」への船出』(雄山閣)
966 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 13:03:04 ID:s1QmIENy
豊穣の海は春の雪は美しく、面白い。
でも、後半は??。
作家としての行き詰まりもあったろうね。
川端にノーベル文学賞取られたのもショックだったそうだし。
でも、切腹の美学に異常に憧れていたのも事実。
豊穣の海で右翼青年が、
「自分の夢は、白砂の浜の松ノ木の枝の下で、登る日輪を見ながら
切腹する事です」(要約)
と、三島の心境を代弁している。
市谷で切腹する前に最後の男色して行ったので、胃の中から精液が検出さ
れたんでしょう。
967 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/08(日) 16:49:45 ID:ZATLbDhV
最後の一文は同意できないけど、、、
そのほかは同意。
968 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 06:53:16 ID:2XRjnVr8
三島が市ヶ谷で、森田を一緒に連れて行ったいきさつは
なんなのでしょうか?
森田が自発的に殉じると申し出たのかな?
広島にもいたよね.それは、誇りだ
972 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 21:41:55 ID:2XRjnVr8
973 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:30:06 ID:GY0NONwX
二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変えはしたが、今もあいかわらずしぶとく生き永らえている。
生き永らえているどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまった。
それは戦後民主主義とそこから生ずる偽善というおそるべきパチルスである。
こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終わるだろう、と考えていた私はずいぶん甘かった。
おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。
政治も、経済も、社会も、文化ですら。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
974 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:32:33 ID:GY0NONwX
私は昭和二十年から三十二年ごろまで、大人しい芸術至上主義者だと思われていた。
私はただ冷笑していたのだ。或る種のひよわな青年は、抵抗の方法として冷笑しか知らないのである。
そのうちに私は、自分の冷笑・自分のシニシズムに対してこそ戦わなければならない、と感じるようになった。
(中略)
この二十五年間、思想的節操を保ったという自負は多少あるけれども、そのこと自体は大して自慢にならない。
(中略)
それよりも気にかかるのは、私が果たして「約束」を果たして来たか、ということである。
否定により、批判により、私は何事かを約束して来た筈だ。
政治家ではないから実際的利益を与えて約束を果たすわけではないが、政治家の与えうるよりも、もっともっと大きな、もっともっと重要な約束を、私はまだ果たしていないという思いに日夜責められるのである。
三島由紀夫
「果たし得ていない約束――私の中の二十五年」より
975 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:38:42 ID:GY0NONwX
個人的な問題に戻ると、この二十五年間、私のやってきたことは、ずいぶん奇矯な企てであった。まだそれはほとんど十分に理解されていない。
もともと理解を求めてはじめたことではないから、それはそれでいいが、私は何とか、私の肉体と精神を等価のものとすることによって、
その実践によって、文学に対する近代主義的盲信を根底から破壊してやろうと思って来たのである。
三島由紀夫
「果たし得ていない約束――私の中の二十五年」より
976 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/09(月) 22:40:46 ID:GY0NONwX
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。
このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。
日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。
それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。
三島由紀夫
「果てし得ていない約束――私の中の二十五年」より
977 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/10(火) 00:22:59 ID:FjWlWoVo
最後の一文以外はガセとは思わない。
978 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 12:22:33 ID:r1ziYjdK
三島由紀夫「伊沢さんは保田與重郎さんが好きですか、嫌いですか?」
伊沢甲子麿「保田さんは私の尊敬する人物です。
…戦後、保田さんを右翼だとか軍国主義だとか言って非難するものがありますが、私はそのような意見とは真向から戦っています。
保田さんは立派な日本人であり文豪です。」
三島「私は保田さんをほめる人は大好きだし悪く言う人は大嫌いなのです。今、伊沢さんが言われたことで貴方を信頼できる方だと思いました。」
当時、三島氏は大蔵省の若手エリート官僚であった。
…三島氏は天才的な作家であり東大法学部出身の最優秀の官僚でありながら、いささかも驕りたかぶるところがない謙虚な人柄であった。
そして義理と人情にあつい人であるということがわかったのである。
伊沢甲子麿
「思い出の三島由紀夫」より
979 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 12:23:44 ID:r1ziYjdK
三島氏の要望により私は歴史と教育に関する話をいろいろとするに至った。
特に歴史では明治維新の志士について。中でも吉田松陰や真木和泉守の精神思想を何度も望まれて話した。
…三島氏は松陰や真木和泉守の話を私が始めると、和室であったため座布団をのけて正座してしまうのだった。
…その外では西郷隆盛の西南の役の話や、また尊皇派の反対の佐幕派の人物である近藤勇や土方歳三の話も何度となく望まれて語った次第である。
特に近藤勇は三島氏の祖母の祖父である永井尚志が近藤勇とは心を許し合った友人であったため、深く敬愛の情を寄せていた様である。
伊沢甲子麿
「思い出の三島由紀夫」より
980 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 12:25:06 ID:r1ziYjdK
三島由紀夫は、戦争末期の終末感と日本浪漫派系の文学趣味を背後に押し遣って、戦後に登場したとき、何をいちばん怖れたかといえば、
日本浪漫派系の没落と入れ替わりに登場した、第一次戦後派文学と呼ばれる転向左翼の文学者でもなければ、無頼派の文学者でもなく、
戦争末期の終末感を抱いたまま生き埋めにされ、なお節を曲げずに「紙なければ、空にも書かん」とつぶやいている保田與重郎という存在であろう。
桶谷秀昭
「三島由紀夫と保田與重郎」より
981 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
三島さんの文学には倫理や道徳を侵すことをテーマにした作品が多いことはよく知られています。
その一方で、楯の会の制服を私の会社に注文した時の生真面目な態度にも表れているように、現実の行動においては極めて倫理的、道徳的であったことも、三島さんをよく知る人々の間では、つとに知られていました。
辻井喬