【黄色い涙】新人女優の保倉幸恵さん、身元不明のまま火葬にされる【森本レオ】
1974年、NHKで放送された幻のドラマ「黄色い涙」、
主演は森本レオ 。
そのドラマのマドンナ役で女優デビューした保倉幸恵。
彼女はそのドラマが終了してまもなく、蒲田で電車に飛び込んで、
その若い生涯を閉じた。まだ二十歳位だったと思う。
当時、原因もわからず謎の自殺といわれた 。
保倉幸恵(やすくら さちえ)。
1953年東京都生まれ。モデル・女優。
60年代から70年代初頭にかけて『週刊マーガレット』『女学生の友』
『少女フレンド』等の 少女雑誌や、『週刊朝日』において人気カヴァーガールを
務める。
1972年の市川森一脚本、永島慎二原作のNHKドラマ『黄色い涙』に出演、
女優としても活躍するが、1975年7月8日死去。享年22歳。
仕事も順調、少女から上手く大人の女性への脱皮を図りだした矢先の死だった。
しかも、それは自ら選んだ死。自宅近くの袴線橋から、久里浜発東京行きの横須賀線に
飛び込んだ。
「警察では身許が確かめられずに身許不明のまま火葬にしたという。
二十二歳の若さだし、仕事も順調にいっていたので誰もが自殺するとは
思わなかったのだ。」
(川本三郎著『マイ・バック・ページ』)
http://members.at.infoseek.co.jp/lovelytsubasa/sachie.htm