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オウム信者は思想矯正されて、殺人や毒ガス散布を実行:
. *** 宗教の名の下に集まった者が、殺人実行したのを不思議に思わないか ***
麻原の宗教創設は当時の資料などから、高額お布施やインチキ霊感と同類の、かなり俗世的な知見から出発している。
そのようなまともな宗教教理を持たない中で信者を集めるために、SF的終末混乱とそのための教団武装化を唱えた。
そこに、元々テロを画策していた連中に目を付けられたと思われる。
いくら狂気じみた宗教信者集団とはいえ宗教の名の下に集まった者が、何件かの殺人を実行したり毒ガス製造までも
行おうとしたのは、旧ソ連や北朝鮮の政治犯強制収容施設での、
集団的 ・ 個別的な思想矯正プログラムが使われていたようだ。 この矯正方法には年期と実績が入っていただろう。
. *** オウムの信者は思想矯正されて、殺人や毒ガス散布を実行した ***
まず分かっているだけでも、向精神薬類似の “ 薬物 “ が食事に混入されて、自主的意欲や理性的判断の減弱が
図られた。 さらに長時間続くオウム教義の断続的呼称など、不規則で不充分な睡眠時間で生活させられたようだ。
これによって、オウム独特の殺人を許容するような教義が受け入れられて行く。
さらにオウムの幹部クラスには電気ショックが多用されている。 これは本来精神科で自殺衝動が起きるうつ病治療に
用いられるが、副作用として記憶欠損が起きることが知られている。
この記憶障害は個人差が大きいが、電気ショックが多用されれば記憶欠損以外にも思考障害が起きるのは確実だ。
このように、テロ画策組織と内通したオウムの最高幹部が、その他の幹部クラス信者や一般信者に対しては、
“ 薬物 “ や電気ショックを用いて “ 人格変容と思えるほどの理性劣化を起こさせ “、
これらの副作用を利用して幹部クラスには、かなりの悪業に加担させたようだ。
特にオウム幹部信者で医師の林郁夫は、慶応大学病院の心臓血管外科医時代の1981年に、俳優の石原裕次郎の
心臓疾患に執刀している。 この林郁夫も地下鉄サリン事件では、自ら毒ガスを散布した。
利用価値のある信者にはこのような理性減弱する方法を採り、まずリンチ制裁など小さな悪行に加担させて
抜け出せない事実を作り、次第にエスカレートして殺人実行や毒ガス製造加担に至らしめた。
その他、集団幻想だったり、そして極端な閉鎖性の中での忠誠心競争とか。