人類進化総合スレ 〜600万年を語りつくそう〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
938Azanian:2005/07/18(月) 10:26:02 ID:XSTuimuQ
私は自分が前世を南アフリカで送ったという気がしていて、どうも南アに親近感を感じています。
でもいろいろと調べてみると、クラシーズ河口洞窟で裸化した人類が、世界を制覇したという説が有力であるようですね。
だとすると、みんなふるさとは南アなのかなあ。

島泰三先生の「はだかの起原 不適者は生きのびる」(木楽舎)を最近読み、
人種とか民族とか文化とかの違いはごくわずかで、
文化をもった裸の猿が地球上に繁殖しすぎたことが、問題なのだという気がしています。

現代人類のルーツは、南アのクラシーズ河口洞窟にみんなたどりつくというのは本当なのでしょうか。



939出土地不明:2005/07/27(水) 02:38:35 ID:ZpDDoojs
>>934
今のところ、ミトコンドリアがどうとかこうとかでアメリカの学者が
否定しているわけだけれども混血説もあり得ないわけではないと思う。
かりにミトコンドリア単一起源説が正しかったとしても、
クロ女 ネア男のカップリングで生殖できていた可能性は否定できてない。

同時代に生きていた事は確かで、同じ集落に住んでいた痕跡もあるらしい。
となれば、混血するのも自然。
940出土地不明:2005/07/27(水) 15:23:27 ID:JluuYd2R
>>420はどうなったの?
941出土地不明:2005/07/31(日) 23:19:50 ID:wo5cD8Lp
アボリジニとパプアンはモンゴロイドなり
人種民族の遺伝的近縁関係
http://www.goodrumj.com/Tree-1.jpg
942出土地不明:2005/08/01(月) 02:09:13 ID:W1nZvocm
アボリジニは白人だよ
何を変なこと言ってるんだ
943出土地不明:2005/08/01(月) 02:54:05 ID:ef++gdt/
アボリジニとパプアンはモンゴロイドなり
人種民族の遺伝的近縁関係
http://www.goodrumj.com/Tree-1.jpg
944出土地不明:2005/08/01(月) 23:03:49 ID:snm4cR2s
猿と人間が混血した場合も、女性のミトコンドリアが伝わるのだろうか?
945出土地不明:2005/08/04(木) 01:42:58 ID:A2nL5K08
ミトコンドリアが女系のものしか伝わらないというのはどういうメカニズムなの?
精子のやつは捨てられるってこと?
946出土地不明:2005/08/04(木) 09:37:03 ID:gfhraJAO
ミトコンドリアは核とは別に遺伝子もっているし、精子にはミトコンドリアはもっていない。
男のミトコンドリア遺伝子は伝わりようがない。
947出土地不明:2005/08/04(木) 20:22:25 ID:AApQaPfN
>>946
当然、精子にもミトコンドリアはある。
しかし、受精したら消える。
948出土地不明:2005/08/04(木) 21:34:06 ID:dQUGhc5U
>>945,947
私は生物学科出身でしかも発生やっていたもので受精の現象を十分知っていたし、
しっぽだけ残して精子が卵細胞内に潜り込んでいる画像を何度も見ていたもので。
ミトコンドリアが母性遺伝(母親の遺伝子しか子に伝わらない)をするという
知識を得たのは実はイブ仮説が提唱されてから何だよな。
私の周りの博士号を持っている(元教授)人も大体同様だったですよ。
受精卵内でどうやら精子由来のミトコンドリアは消化されるみたいですね。
949出土地不明:2005/08/05(金) 00:46:55 ID:9FR6znAI
ようするに、DNAだけが必要なんで、他のものはいらないってことなんだね。
950出土地不明:2005/08/05(金) 05:51:50 ID:2Q8Tpho8
ある歯科医院のデータによると、最近、永久歯が生えない子供の割合が10%を超えてるそうだが
(去年は14%)これはDNAによる物なんでしょうか?
またその子供もまた永久歯が欠けているんでしょうか?
951:2005/08/05(金) 06:57:43 ID:lbzuyhC7
>>950
俺、下の前から5番目の永久歯が左右無いよ。
妹も無いし母親も無い。
これは間違いなく遺伝だと思う。
952出土地不明:2005/08/05(金) 08:48:58 ID:1/KNLdY0
>>950>>951
遺伝は疑問ですね。日本人の親知らずが生えなくなってきているのは、
急速な短頭化と顎の退化で、顎の奥行きがなくなってきているからでしょう。
あと、日本人は奥歯が太いので、はえるスペースを確保できないことも原因している。
953出土地不明:2005/08/05(金) 08:59:34 ID:1/KNLdY0
一昨年、ルーマニアで発見された欧州最古となる3万6000〜3万4000年前の化石人骨は
親知らずの最大幅がなんと1.4センチもあったそうです。現代人より遥かに歯が太かった。
あまりに巨大な歯なのでネアンデルタール人との混血説がぶり返してしまったようですが、
混血説は遺伝子調査では否定されている。もしこれが白人種の先祖なら、3万年前は現在の白人とは
まったく別の人種だったことになるでしょう。
954:2005/08/05(金) 09:25:15 ID:lbzuyhC7
>>952
生えるスペースが無いって言うか永久歯自体が元々無いんだよね。
レントゲンにも写らないし。
955出土地不明:2005/08/05(金) 09:33:14 ID:2Q8Tpho8
おいらの場合は親知らずの生えるスペースがあまりなくて
周りの歯を圧迫して歯並びが悪くなった。特に犬歯周り。
横になって歯茎の中に隠れてる一本を残して残り三本の親知らずを抜いたら
不思議と自然に抜いた側の歯並びが矯正したみたいに綺麗になった。

歯の裏に二重になって生えてくるケースもあるし、スペースがないってのは違うだろう。
956廃車:2005/08/05(金) 13:40:55 ID:5JoFYunH
>>952
はえるスペースが無くなってきているのは事実です。
しかし歯のサイズと数が変わらずにいるために、955氏の様に歯並びがメタクタになったり
また智歯がはえられずに横向きになったまま骨を圧迫したりと、色々です。
矯正歯科が近年とみに増殖中であることからも、顎の狭小化で日本人が困り果てている事が分かります。

根本的に歯牙自体がない人もおられますが、歯の原基を作る遺伝子は未解明と思います。
ただ、智歯がはえない人の親も同じくはえていないので遺伝は確実にあるでしょうね。

擦れ違いですみませんです。
957こちらもよろしくお願いします:2005/08/05(金) 15:08:48 ID:XaeZxOOP
958出土地不明:2005/08/06(土) 10:35:10 ID:s2fN3e2I


日本のマスコミ不人気投票やってるぞ 朝日ダントツ!
http://www.amiva.com/an/vote002/tvote.cgi?event=002&show=all

959出土地不明:2005/08/06(土) 21:23:02 ID:qk9DzMwN
>>952
短頭化や顎の狭小化が遺伝では無いという根拠を示す資料は見たこと無い。
もし論文としてあるなら教えて欲しい。大概はこんな短期間では変る
筈がないという論文ばかり。単純な性選択でも説明可能なんだが。
960出土地不明:2005/08/06(土) 22:32:31 ID:JHpx3DTq
日本人も、古墳時代から鎌倉時代まで長頭化を続けた時代がある。
鎌倉時代は頭示数75以下とゲルマン民族以上の長頭になっていた。
その後、鎌倉時代から折り返して700年間、短頭化が続いたわけだが、
この日本人の長頭化・短頭化現象は未だに万人が納得のいく説明はなされていない。

因みに最近、日本人の短頭化が止まったらしい。以下の記事は2002年の新聞にも載った。
http://melma.com/i/bn/83/m00020583/727.html
>産業技術総合研究所の研究員によると、鎌倉・室町時代から続いてきたとされる
>日本人の短頭化現象が、約700年ぶりに止まった可能性が高い。短頭化とは、真上から
>見た場合、横幅が広くなる傾向のことで、人類学や考古学上でも謎とされている。
>今後は、欧米人同様の長頭化(前後に長くなる)になる可能性もあるという。

実際に、最近の日本の若者は長頭化の傾向にあるそうだ。
http://www.odori-kyousei.com/co.htm
脳研究で有名な川島教授も、最近の若者は長頭化の傾向があると言っている。
961出土地不明:2005/08/07(日) 00:32:33 ID:gTZxeShD
>>960
食物、平均気温、枕、平均寿命、歩行量、食物の堅さ、、
何だろう?
962出土地不明:2005/08/07(日) 22:42:46 ID:WcBB2Ac4
日本人種の短頭化現象は20世紀に急速に加速した。

20世紀初頭までは日本のほとんどが中頭であったが、
20世紀後半までには東北以北を除くほとんどの地域が短頭なってしまう。

ヒートアイランド現象による都市部の温暖化に関係があるような
気がしなくもない。
963出土地不明:2005/08/08(月) 00:35:23 ID:XOKtPnRs
短頭化が起こったのは日本人だけじゃなく、
ヨーロッパのアルプス人種も最初は長頭に近い中頭だったのが、
17世紀には頭示数84の短頭になっていたようです。
最初は人類学者も蒙古系との混血を疑ったようですが、
アルプス人種は純粋なコーカソイドのようだ。

それにしても、鎌倉時代の日本人は頭示数59なんて長頭の人骨も
発見されてる。現在の日本人ではまず見られないです。
964出土地不明:2005/08/08(月) 01:19:48 ID:+HNf8vgm
なすび
965出土地不明:2005/08/09(火) 17:10:29 ID:ARuag0hQ
顎と歯の問題は遺伝が、原因だろ。

歯がでかくなる遺伝子=優性
顎が小さくなる遺伝子=多分他因子&顎への後天的刺激

日本人は、明治以降遺伝子的シャッフルが急激に進行。
その結果だ。
966出土地不明:2005/08/09(火) 17:44:35 ID:nZXmlbN4
生える場所がないから永久歯の芽がないというのは違うな。
それが前歯や犬歯がない理由にならない。
967石川謙司:2005/08/09(火) 20:51:34 ID:D2i4/QNM
ある考古学者の自殺

http://spaces.msn.com/members/ny1990in/
968出土地不明:2005/08/14(日) 10:48:34 ID:nX75vwD9
北京原人=中国人=ネアンデルタール人というのは本当ですか。
969出土地不明:2005/08/14(日) 11:23:52 ID:FSlRKHQ1
>>963
前にもどっかで書いたが、日本人をふくめて、アジア系の人の場合、
近縁の人どうしの結婚だと、長頭化し、遠縁の人同士の結婚だと、
短頭化することがしられている。これは、ハワイにおける日系人の
調査からわかったことで、ようするに、F1効果の一つで、遠縁の
人どうしの場合は、頭が短くなる、というよりは、F1効果で幅が
広くなる、ということらしい。
だからといって、鎌倉時代に近縁の結婚ばっかりだったのか、という
とそうでもないと思うが。
江戸時代の低身長(男性が150センチ台)というのは、あきらかに、
地域間の移動がへった近縁のものどうしの婚姻による結果とされてい
る。
970出土地不明:2005/08/14(日) 11:35:36 ID:QUSvDVxf
>>968
ぜんぜん間違い。時代が違う。
北京原人 学名では homo erectus で、200万年前ごろアフリカを
出て、世界各地に広がったいわゆる原人の子孫。ジャワ原人などとも
近いが、年代としては、30万年前ごろなので、原人としては新しい
ほうに属する(ジャワ原人は、180万年前にさかのぼるとも)。
その後、脳の肥大化した原人あるいは旧人段階に移行したかのような
化石もみつかっているが、これが、北京原人の子孫なのか、下記の、
ハイデルベルク原人の子孫なのかはよくわからない。

ネアンデルタール人 学名では、homo neanderthalensis で、旧人の
代表。50万年前ごろ現代人の祖先とわかれたとされる(遺伝学的に
もそれを示唆する)。共通祖先としては、脳の肥大化がおこりはじめ
たハイデルベルク原人( homo heidelbergensis)あたりとされる。
現在までのところヨーロッパ全域を中心に、中央アジア、中近東まで
進出していたことはしられているが、東アジアへの進出はない。

中国人 系統としては雑多といえるが、homo sapiens の多種多様な
系統のまざったものとして定義可能。ただし、昨今のシラミの研究
などから、現代人の一部が、北京原人と交わった可能性が示唆されて
いる。ただ、その交わった子孫というのは、アメリカ大陸の人々で
中国人と関係するかどうかは不明。
971出土地不明:2005/08/14(日) 15:23:22 ID:TdKlDhma
中国人はシベリアから南下した人種。
農業とともに急拡大し、他の民族を追い出した。
972出土地不明:2005/08/14(日) 18:51:59 ID:LPjcFkqH

やがて、6000年ほど前、このような北方アジア人が、シベリアから
南下し、中国の大部分に広がっていきました。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/5-10.html

やがて、6000年ほど前、このような北方アジア人が、シベリアから
南下し、中国の大部分に広がっていきました。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/5-10.html

やがて、6000年ほど前、このような北方アジア人が、シベリアから
南下し、中国の大部分に広がっていきました。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/5-10.html

やがて、6000年ほど前、このような北方アジア人が、シベリアから
南下し、中国の大部分に広がっていきました。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/5/5-10.html
973出土地不明:2005/08/14(日) 18:53:36 ID:LPjcFkqH
中央モンゴロイド(中央蒙古人種)は華北に広がる人種で、
南方モンゴロイドと同系統の先住民に6000年前に北方新モンゴロイド
が侵入して交配した混血人種である。

中央モンゴロイドは北方新モンゴロイドや南方モンゴロイドのように
自然に進化して誕生した人種ではなく、両者の交雑によって生じた。

朝鮮人は2〜3割の土着の北方古モンゴロイドと3〜4割の中央モンゴロイド
と3〜5割の北方新モンゴロイドと交雑した人種と考えられる。

朝鮮人の血の半分以上は新モンゴロイド由来であろうが、遺伝学から
日本の北方新モンゴロイドとは別系統という事も分かっている。

重要な事は、朝鮮人は中央モンゴロイド(南方モンゴロイドと北方新モンゴロイド
の混血人種)を通して間接的に入ってきた北方新モンゴロイドの血も
あるという事で、これが日本人とは大きく異なる特徴の一つでもある。
974出土地不明:2005/08/16(火) 04:57:15 ID:Rw24GYx6
2003年にルーマニアで発見された欧州最古となる3万6000〜3万4000年前の
現代人化石は、親知らずの幅が1.4センチもあったそうです。
これはクロマニョン人なのでしょうか?
975出土地不明:2005/08/16(火) 07:19:11 ID:EkCLqLiB
>>974
多分、初期のクロマニョン人はアボリジニとよく似た容姿であったのだろう。
初期のクロマニョン人は鼻も低かったというし。
その後の一万年くらいで現在の白人の容姿になったのでは。
976出土地不明:2005/08/16(火) 22:23:58 ID:StxM0049
クロマニョン人って何万年前までの人?1万年前の欧州人もクロマニョン人?
4万年前は?何万年もの時代差があるならずいぶんと違ってくるというか別人かも。
1万年前の日本人(たぶん縄文人)と4万年前(石器はあるらしい)の日本人は別人かも。
977出土地不明:2005/08/17(水) 23:43:47 ID:+5Y3oV2b
>>976
クロマニョン人をどう定義するかは、かなり微妙な問題だ。
ざっくり言えば、ヨーロッパに入り込んだ初期ホモ・サピエンスとする
ことができる。ただし、ヨーロッパには、なんどもいろいろな別の
ホモ・サピエンスが入り込んでいるので、この定義ではどれをクロマニ
ョン人とするかが、わからない。
たとえば、一般的に、ラスコーとかアルタミラとかの壁画をかいたの
がクロマニョン人とされるが、そんなのは、1万8千年とかその程度の
時代で、日本の草創期の縄文時代のちょいと手前という程度だ。
もっとも古いとされているのは、だいたい4万年前のオーリニャック
文化のころで、その後、2万5千年前ごろのグラヴェット文化、そして
ソリュートレ文化、さらにマドレーヌ文化などといろいろあるが、それ
ぞれ、のちのち混血などしてまざったようではあるが、みな別系統の
人々が入ってきたものだから、うーん、まあそういうことをしっかり
わかった上でクロマニョン人とく言葉を使う必要があるね。
だから、顔立ちだって、初期のクロマニョン人(オーリニャック文化)
と、マドレーヌ文化の時代ではかなり違うだろ。
978出土地不明:2005/08/17(水) 23:49:52 ID:+5Y3oV2b
>>974
以前にも書いた通り、最初期のクロマニョン人は、ホモ・サピエンスで、
かつ、オーリニャック文化をヨーロッパに持ち込んだとされるが、一方
で、オーリニャック文化は、中近東ザクロス山系を発祥の地とするという
のが、中近東の石器時代考古学の一般的な考え方らしい。
理由は、その地における中期旧石器文化(中近東のムスティエ文化)と
連続し、そのまま、石刃などをもつ原オーリニャック文化へと連続的
に続いているからなのだが、ところが、やっかいなことは、この、
中近東のムスティエ文化は間違いなく、ネアンデルタール人のものだ。
考えられるのは、ネアンデルタール人の住む地に侵入したホモ・サピ
エンス(だいたい5万年ぐらい前だろう)が、その地のネアンデルタール
人と共同で生活し、その中で、独自のオーリニャック文化を生みだしたと
するものだ。いずれにせよ、そうなると、ヨーロッパに侵入した、
クロマニョン人は、ネアンデルタール人の混血か、あるいは混血とは
いわないまでも、ネアンデルタール人と共同で、ヨーロッパに入った
ことになる。ヨーロッパにおける、オーリニャック文化を担った人々が
はたして、ホモ・サピエンスなのかそうでないのか、というのも、
かなりあやしく、あまり確定的なことがいえるような資料もそれほど
多くはない。
979出土地不明:2005/08/18(木) 00:01:57 ID:7DjJU811
ここは、トバやイエローストーン取り扱いますか。
980出土地不明:2005/08/18(木) 00:15:29 ID:KjnroKgf
>>977 >>978
どうもです。クロマニョンって発見された地名だもんね。イブの7人の娘・・・を
読むと年代、地域バラバラだし、欧州の化石新人を全部クロマニョン人と呼ぶのは
チト乱暴かな?でもイブは母系のミトコンドリアDNA限定の話・・・
ところで今発売中の「ひと目でわかるDNA」を読むと南米の先住民や混血人は
ミトコンドリアDNAの90%以上が先住民なのに、父系のY染色体は90%以上
がヨーロッパ人だったというのに驚く。要するに南米人の多くが、母親が先住民で
父親がヨーロッパ人の両親を先祖に持つことが解る。植民時代に何があった事やら。
981出土地不明:2005/08/18(木) 00:31:12 ID:zEKV2Jqb
>>980
おおむね、あの、イブの七人という、U,X,T,K,H,V,J ですが、ハプロ
グループと、考古学的な石器文化とが対応します。Uは、間違いなく、
ヨーロッパのオーリニャック文化でしょうし、Xは、その発祥の地が、
黒海沿岸あたりで、さらに、シベリアから、アメリカ大陸まで、と
いう点から、しても、グラヴェット文化でしょう。その後の、T,K,H,
V,については、時期的も、1万5千年前後前で、氷河時代のもっとも
激しい時期から、その終わりごろまで、ということで、これらが、
ソリュートレ、マドレーヌなどの文化と対応するとは思うのですが、
どれがどれとはなかなかいえないでしょう。Jについては、おそらく
中近東系の農耕民というのは正しいでしょう。ただ、インドヨーロッパ
語は、あとから入ってきたUの系統だと思われます。サイクスの
ホームページにいくとわかりますが、初期4万年前のU は、「アースラ」
としていますが(ウルスラだろうが)、サイクスも後に入ってきた、
Uについては、「ウルリケ」としています。この系統は、中近東から
インドにも広がります。あるいは、VやHとインドヨーロッパ語との
関係もありそうです。いずれにせよ、かなり新石器時代的な感じが
します。
ちなみに、Y染色体については、「イブの七人...」の続編である、
「アダムの呪い」に詳しくあります。
982出土地不明:2005/08/18(木) 01:03:17 ID:ORm6aT4O
「イブの七人の娘たち」の世界での評価ってどうなんですか?
あの系統樹とかは、信用できそうですか?
983出土地不明:2005/08/18(木) 01:28:32 ID:u1se1Ji6
984出土地不明:2005/08/18(木) 21:44:58 ID:hKA/QwZr
>>983
レス感謝
985出土地不明:2005/08/19(金) 15:15:06 ID:tJpO0eqs
てか、解るの? あげるのも学者で、返礼するのも学者さんね。しかも英語・・・
986出土地不明:2005/08/19(金) 16:09:54 ID:OJdZCP4Q
It's vain of you to say so.
987出土地不明
>>981>>981です。

その方面の学者じゃないけれど、英語は自分の専門分野については、
一応論文なども英語で読み書きすることがある(多いとはいわん)。
「アダムの呪い」は日本語版で読んだあと、英語版もほとんど読んだ
けれど、あれは、一般向けなので、まあかなり読める。
ちなみに、>>983にあげた文献には、mtDNAの進化系統樹がある。
これについては、別に英語がわからんでも、その部分を見る分には、
それほど問題なかろう。
この手の論文は、基本的に、目的とするのは、過去の人類の移動とか
そういうことなのだが、実際には、実験手法、それもmtDNAの抽出の
しかた、その後の処理、および、配列比較方法などの詳細が多く、
結果として、人類の過去の移動とかに関する記述はごくごくわずかで、
結論としてかかれている程度だ。まあ、私は、分子生物学のほうは、
ある程度専門なのだが、遺伝子の分析には興味ないので、系統樹だけ
みて、楽しんでいるんだが。それと、地図ね。