ケプラーと火星

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ケプラーは火星の公転運動の観測結果から火星の公転軌道が楕円であることを発見し、さらには火星がその近日点付近と遠日点付近では公転速度が異なることを発見したのであったが、
ケプラーがこのことを発見できたのは火星が地球よりもはるかに著しい楕円軌道(火星の軌道離心率は0.0934、ちなみに地球は0.0167)を描いて公転しているからであることを忘れてはならない。
 このように火星の公転軌道がかなり顕著な楕円であることは次のことからも明らかである。つまり、ご存知のとおり外惑星(地球よりも軌道長半径の大きい惑星)は一般に地球から見て太陽と反対の方向にあるとき
(「衝」と呼ぶ)に地球に最も近くなるが、火星の場合は「衝」となる位置によって地球からの距離が大きく異なってくるのである。つまり、火星の接近には
著しく近づく「大接近」(2003年8月27日の55.76Gm)とあまり近づかない「小接近」(2027年2月20日の101.42Gm)があり、
一般に火星が8月下旬に衝となるときには「大接近」となり、逆に2月下旬に衝となるときには「小接近」となるのである。
 この理由は、言うまでもなく火星の軌道離心率がかなり大きい(実際、火星の「衝」ごとの地心距離の相異はほとんど火星の日心距離の変化のみで説明できる。)
ことと、太陽から見て地球が火星の近日点の方向に来るのが例年8月末ごろであることである。

ソース
http://www1.kcn.ne.jp/~mituto/mat.htm
22:03/10/17 23:21 ID:StisUOnG
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3 :03/10/19 04:23 ID:rSRUyUDG
火星をもっと極端にしたのが彗星
4 :03/10/21 02:27 ID:L7+0KJ0p
「公転周期の法則」は他の「ケプラーの法則」のメンバーとは異なり円運動のみを考えても理解できる法則である。
したがって、この「公転周期の法則」は「ケプラーの法則」の中でもずば抜けて理解しやすい法則なのである。なお、言うまでもなく「振り子の等時性」はこの法則の単振動版である。
事実、「振り子の等時性」はだいぶ昔にガリレイによって発見されたが、一般には振り子の軌跡が楕円になることや単位時間内に振り子のおもりとその軌跡の中心を結ぶ線とが描く面積が一定となることは
(それぞれケプラー運動における「2次曲線軌道の法則」、「面積速度一定の法則」に相当する)それよりもかなり後になって発見されたのである。
なぜなら、御存知のとおり直線運動や円運動は特別な運動であり、したがってその運動の解析も簡単となるからである。

 それにもかかわらず、ケプラーが「公転周期の法則」なる法則を発見したのは他の法則を発見してから10年ぐらい経ってからであった。
この理由は、ケプラーが火星の公転運動に気を取られ、他の天体の公転運動にまで手が回らなかったからである。さらにこの理由は、火星の軌道離心率が比較的大きかったからである。
(火星の軌道離心率は0.1弱)したがって、当然のことながら火星は公転速度の変化も比較的大きく、したがって当時の観測技術でも火星の公転速度の変化が観測できたのである。

 したがって、「ケプラーの法則」のメンバーの中で最も簡単なはずの「公転周期の法則」の発見が他の法則の発見よりも遅れたのは決して必然ではなく、偶然である。
また、この「公転周期の法則」を「ケプラーの第三法則」とも呼ぶがこの「第三法則」なる呼称は言うまでもなく「第一法則」、「第二法則」よりも後になって発見されたからつけられた呼称である。
したがって、ケプラーが「ケプラーの法則」の各メンバーを発見した順序には何の科学的必然性もないのである。
ましてこの法則の各メンバーの名称に使われている数字にはまったく科学的な意味がないことが明らかであろう。

(http://www1.kcn.ne.jp/~mituto/mat53.htm より引用)
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生物はマクスウェルの魔である
http://science.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1057225309
このスレもよろしく。