538 :
いまさらだが:
エボラ:「お、和尚様ぁ!!う、う、うわぁぁぁ〜ん!!」
和尚:「これこれ、いきなりどうした? エボラ」
エボラ:「うわぁぁぁ〜ん!!うわぁぁぁ〜ん!!」
和尚:「泣いてちゃわからんだろう。何があったか申してみい」
エボラ:「お、和尚様、お願いでございます!!どうか、どうかこのエボラを
殺して下さいませ!!」
和尚:「なんと!?」
エボラ:「お願いでございます!!エボラを殺して下さい!!殺して下さい!!」
和尚:「殺してくれとは物騒な…いったい何があったのだ? エボラ」
エボラ:「エ、エボラは…エボラは一日に二回も…」
和尚:「一日に二回も?」
エボラ:「一日に二回も、ケ、ケツシャンをしてしまいましたぁ!!!」
和尚:「ケツシャンとな?」
エボラ:「煩悩で汚れた人間失格のこのエボラを、どうか殺して下さいませ!!
う、うわぁぁぁ〜ん」
和尚:「…よいか、エボラ。人間はな、一日に二回以上ケツシャンをしても
良いのだぞ」
エボラ:「お、和尚様? 今何と!?」
和尚:「だからな、人間は一日に二回以上ケツシャンをしても良いのだ」
エボラ:「良いのでございますね!?エボラは良いのでございますね!?和尚様」
和尚:「うむ。良いのだ」
エボラ:「よかったぁ…本当によかったぁ…う、う、うわぁぁ〜ん」
和尚:「これこれ、また泣くのか、エボラ」
エボラ:「う、うぅ、ひっく…和尚様ぁ」
和尚:「おー、よしよし。そうか二回か。もうエボラも二回もする年頃か。
クククク…おー、よしよし、よしよし」
お堂の奥深くへと消えていく二人。本当の罪を犯してしまうのは、
これからであった…」