>>310 お尻倶楽部と言えば・・
大学の時、夏休みに実家に帰った時のこと。
お父さんが駅まで迎えに来てくれたんだけど、
途中でお客さんの所に寄る用事があって、車の中でしばらく待っていた。
ふと運転席の方見たらシートの下から本の端がちらりとこちらを覗いていた。
そうそれが「お尻倶楽部」。
「うわぁ」と思ってすぐに元に戻したんだが、お父さんはお客宅から中々帰って来ない。
「ちょっとだけ」そう思ってページを捲ったのが過ち。
その手の媒体など欠片も見たことなかった私は、あまりな生々しい写真に思わず没頭。
そして開かれるドア。座ろうとして停止するお父さん。全開の「お尻倶楽部を膝の上に何も言えない私。
「ああーそれなー友達が勝手に車に置いてっちゃうんだよ」「そうなんだ。びっくりしちゃった」
「悪いなー」「全然、でもちゃんと捨ててね」上っ面を滑る会話。
お母さんが亡くなってから七回忌も済んで、ずっと男手一つで育ててくれて、
大学行かせてもらって一人暮らしまでさせてもらって、お陰で就職も決まってて。
本当に育ててくれて有難うございますだから、
これっぽちも責める気持ちも、気持ち悪いとかいった感情もなくて、
でもその夜はただ、お父さんのことを考えると泣けて泣けて。
これが私の「お尻倶楽部」の切ない思い出。長文スマン。