三国志大戦の武将はエロかわいいスレ 27人目

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831ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 21:57:54 ID:gPQhUYqB
貧ぬーが好きな者はいるか?!
貧ぬーが好きな者はいるか?!!
貧ぬーが好きな者はいるか?!!!
832ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:03:02 ID:I+2pPzqK
ここにいるぞぉ!!
833ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:18:15 ID:LxsHzz7T
ここにもいるぞぉ!
834ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:23:57 ID:P0yCRKkl
巨乳が好きです!




でも、貧乳はもっと大好きです!!
835ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:32:24 ID:gPQhUYqB
この勝利、我が民に捧ぐ!!
836ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:54:43 ID:NeFaNhVv
蔡文姫な流れの中、ウホ徳と馬岱の友情物語な電波を受信したのでSS投下。ちなみに事実を基にした完全なるフィクション。
え、男は需要無し?やおいは禁止?じゃあ馬岱は女性という設定で(違

(ここから)
敵将の顔が雷光で明らかになる。
もっとも、魏将で私を知っている者などいないだろうし、私だって魏将の顔など知らない。
はずなのに。雷光に照らされた馬上の将は、かつて私の隣で――
「・・・馬岱?なぜここに居る。漢中にいるのではないのか」
相手も少々驚いた様子だ。無理も無い。馬超が、漢中の西を脅かす異民族を討伐中というのは周知の事実だ。
ならば私がここに居るとは予想外だろう。
「ホウ徳、私が常に馬超の傍に居るというのは浅慮だな。君が今、そうでないのと同じだ」
私達は常に二人で馬超の傍に侍り、一時も離れずに戦い抜いてきた。物心付いた頃から、ずっとだった。
「俺はともかく、貴様は今も昔も、そしてこれからもそうでないかと思っていたのだが。
ははは、皮肉なものだ。お前たちと戦いたくないがために、ケイ州の戦場を志願したのにな」
その言葉に偽りは無いのだろう。この男、嘘はつけない男だ。
「噂は聞いている。棺桶まで担いでご苦労なことだ。・・・なあ、蜀に来る気は無いか?
また、3人で共に戦おうじゃないか」
無駄だ。一度槍を構えれば、この男は、決して引かない。
一度決めたことは覆さない。それは私が、一番よく知っている。それでも聞かずにはいられない。
「はっはっは、馬岱よ、蜀に行って呆けたか?俺がそんな言葉を聞いて降るとでも?」
「・・・思ってない、がね。仕方ない、やはり戦うしかないのか」
槍を構える。左利きの私は右手に手綱を、左手に槍を持ち、相手を見据える。






837ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:56:31 ID:NeFaNhVv
まるで鏡だな、と思う。
似たような構えに、左右の利き手が違うものだから、向こうに見える馬岱の姿は、
俺の鏡そのものだ。アイツからも俺がそう見えるだろう。
「やはり違和感を感じるな。このように正対するというのは」
俺達は常に馬超の後ろ、俺が右で馬岱が左。
大上段に構える馬超を加えて、3人で固まって戦場を駆ける姿は、一分の隙もなく。
「左が寂しいか?ホウ徳。今からでも遅くは無いんだぞ?」
相変わらず小憎たらしい奴。心を読んでやがる。
「抜かせ。では行くぞ!」

我々の間に小手調べなど必要ない。渾身の一撃を相手に叩き込むだけ。
だが、互いの一撃は相手に届くことなく、
互いの姿は波間の向こうに消えた。





838ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:57:10 ID:NeFaNhVv
また、見失ってしまった。
戦場で奴を見失うのはこれで二回目。
しかし、突然の大波くらいに流され、相手を見失うとは情け無い。
「流木を集めて筏を作れ。・・・奴を探し出す!」
周りの部下に命じる。今度見つけ出せなければ、アイツはもっと遠くへ行ってしまう。

「ちっ、この雷雨に強風、大波が来ることくらい分かってたはずなのに・・・」
だが、ある意味これでよかったのかもしれない。
これでもう、アイツと戦わなくて済むかもしれないから。
「脱出するぞ。船はあるな?・・・本陣まで引く」
周りの部下に命じる。正直、この状況では引くしかない。
魏の一員となってから、退却するのも勇気だ、と知った。
あの頃は猪のように猛進することしか考えてなかったが、今はもう違うのだ。


839ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 22:58:03 ID:NeFaNhVv
前方に船が見える。そこで指揮する将の姿を一瞥しただけで、馬岱はそれが誰か直ぐに分かった。
何年、いや何十年も見続けてきた者の姿を見まがうことは無い。

「ホウ徳、待て!逃げることは許さん!」
ホウ徳は振り向かない。
こちらの声など聞こえないという風に。
「ホウ徳!くそっ!聞こえているのだろう!」
筏を小船に寄せて、力の限り叫ぶ。無反応。
「ああそうか、分かったよ。もうお前は―――魏の武将なんだな」
「いかにも。俺は魏の将、ホウ徳だ」
反応があった。だが、その言葉は、まるで万里の彼方から聞こえてきたように、馬岱には感じられた。

「そうか。もう君と私の間には」
筏をぶつけて、船を沈める。
「超えられぬ境があるというわけか!」
そのまま海に飛び込んで、あいつを――
840ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:00:02 ID:NeFaNhVv
予想外にも決着は早くついた。
いや、「逃げ」を考えた時に、もう決着はついていたのかもしれない。
だとすれば、この結果も至極当然。
「見事な武だったな、馬岱。まっすぐな西涼の武、お前は昔から変わってない」
「ホウ徳・・・もう一度聞く、また共に戦わないか?」
「馬岱、言ったはずだ。俺は魏の将、ホウ徳だと。西涼でも蜀でもない、『魏』のホウ徳だと」
冷たく言い放つ。決めたことは決して覆さない。
「・・・・魏将、ホウ徳を本陣に搬送しろ。関羽殿に引き渡せ」
「それでいい、馬岱。だが、お前に一つ伝言を託っている。死ぬ前に伝えておきたい」
馬岱の目が、なんだ?と言っている。
「西涼のホウ徳からだ。お前と共に戦場を駆け巡った日々は、とても楽しかったと。何にも替えがたい思い出だったとさ。あと馬超を頼む、と言ってたな」
「そうか。では私からも彼に伝えてくれ。私もまた、そうであったと。そして、馬超のことは安心して任せてくれ、と」
「ふっ、伝えておこう。ではな、馬岱」
縛られたまま、兵に引かれて立ち去る。

不器用なところは何一つ変わっていなかった。
直情単行のくせに、変なところだけ素直じゃなくて。
でも、あいつのそんなところが好きだったから。
ずっと一緒に戦ってきたのに。ずっと一緒に戦えると思っていたのに。
「馬岱将軍、これから如何なされます?」
兵士に突然問いかけられる。
「漢中に帰る。ここでのことは・・・そうだ、君の名は?」
「は、い、いえ、、、周倉、と申しますが」
「そうか、ではここでの私の手柄は全て君の手柄だ。そう関羽殿に報告しろ。いいな?これは命令だ」
「え、あの、ちょっと・・・」

この戦いでの馬岱の行動は、全て周倉、という者の行動として語り継がれるようになる。
なお、周倉、という者の名は、歴史書に記されてはいない。
841ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:12:10 ID:6DsF5Bh7
http://p.pita.st/?m=tcecntzo
やっつけスマソ

>>836
かっけぇ!
やっぱ、こーゆーのの方が三国志の醍醐味って気がするのぅ
842ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:15:59 ID:dVH2HFLc
>>836-840
やばい、何かぐっときた。GJ!
843ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:21:35 ID:oEVyvQHg
涼武将は「後に○○に渡って云々」が多いからこういうドラマが色々想像できていいなの
まぁ、残りは「董卓に見切りをつけて逃げたけど、○○で(に)斬られる」とかだが
844ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:26:36 ID:inBbDPxZ
>>831
ここにもいるぜ。でもUC蔡タンも大好きだぜ。
>>836-840
カコイイネ。GJである。>>841の蔡タンもGJ!
845ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:34:14 ID:FoG4DNK6
>>841
GJだ。
漏れも貧ヌー派だが蔡タソは別だぁぁぁ!!
846ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:34:17 ID:NeFaNhVv
>>841
ひんぬー派閥だが、蔡タンはUCの方が好きだぜ!
大きすぎるのを気にするUC蔡タンも可愛くていいね。

>>843
牛輔のことかー(AA略

牛輔でだって、きっとドラマを、いい話を作れるはずなんだ。
なんせ董卓の娘婿。そこにドラマがあったって!
「これだけあればワシの人生薔薇色じゃあ」(こそ泥マント装備中)

・・・ごめん無理。
847ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:49:53 ID:vVHRsNZQ
初志貫徹5は中々のイケメンだ
fanもそうだし、栄斗も人の良さそうな兄ちゃん
・・・ブサメンじゃ有名覇王にはなれないのかorz
848ゲームセンター名無し:2006/08/31(木) 23:50:48 ID:nu+1pWVp
>>836-840
すごいとしかいいようがない!GJ!
マジで質問するが、どうやったらうまく書けるの?
とりあえず書いて書いて書きまくる、って感じんはのかなぁ?
849ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:06:39 ID:XoWwAWGr
>>847
ごっt…いや、なんでもない
850ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:29:51 ID:+I2CYU/B
>>847
国姓爺をなめんな
851ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:33:43 ID:4n82YeSa
オレ「あー、もう8月が終わったってのに、宿題が終わらねー」
UC小喬「お手伝いします」
オレ「やた! それじゃ学校に流星を落としてくれ!
   そうすりゃ、もうしばらく学校に行かなくて済むからな!」

・・・スマソ、切羽詰って変な妄想をしちまった。
852ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:34:56 ID:Ov1faWnM
>>851
変な妄想してないで現実を見るんだ!w
853ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:37:16 ID:5pLlazOJ
切羽詰まってんのに2ch見てたらそりゃ終わらんわw
854董白:2006/09/01(金) 00:42:14 ID:6SwRSwIK
現実から逃げられなくしてやろう
855ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:49:35 ID:n6VwlkXW
>>848
>>836ですが、一応自分のSSの作り方を書いておきます。
@とりあえず電波を受信したら、それをメインに全体を組み立てる。
ここでの電波とは、テーマにしたいシチュエーションです。
華雄と小董白なら「華雄戦死」、馬岱とホウ徳の話なら「ホウ徳の最期」
という風に、テーマを決めて、そこが盛り上がるように、設定を付けて、エピソードを盛り込んでいく感じで・・・
A設定とエピソードの組み立て
例えば上の話なら、「前に馬超、右にホウ徳、左に馬岱」という「絵になる」設定をつけて、
それに合わせてエピソードを組み立ててしまう。自分は絵を全く描けないから、絵になるシチュを文章で表してやれ、的な感じで。
ちなみに、設定自体、テーマを盛り上げるようなものにしています。
エピソードは、三国志の史実があるなら、それにかぶせる形で、勝手に手を加えて改変改変。
B文章にしてみる
あとは文章にするだけですね。台詞、情景、心理描写が偏らないように、適度に散らします。
(油断してると、台詞ばかりになりがちなので、キャラを動かして情景を入れます。
情景が台詞や心情に被さる様になると、自画自賛できますw)
C推敲
結構大事です。3回は読み直してみることを薦めます。
大抵、文章的におかしいところがいくつか見つかるので、直して完成。


ただ、拙い自分のを参考にしたところで、うまくなるかどうか・・・
普段から小説の類を読むのがお勧めかと。作家はプロなので、余程変な人で無い限り皆上手いです。
プロの文章は「頂上対決」みたいなものですから、リプレイを見つつ、テクを盗みましょうw
自分はあんな風に上手くかけないや、と思っても、細かいところで、使えるものは多いはず。

856ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 00:56:16 ID:5pLlazOJ
小説の書き方と言うよりラノベの書き方のが楽だよな
857ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 01:31:21 ID:PmePWJMB
>>855
ご親切にありがとうございます。>>848です。
これを機にがんばってみようかと思います!
いつか、このスレに投下することを夢みて・・・・・
858ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 01:38:11 ID:yMA+RIDD
学園モノな流れに乗り遅れ、呂姫な流れに乗り遅れ、
そして今、何とかシリアス路線に便乗しようとしている漏れガイル
でも、明日も仕事&呑みだお・・・(´・ω・`)

多少の御期待は頂けた様ですので、
週末に>>474の続編を書いてみます
>>855が勉強になったので、意識しながら
ただ漏れの場合、拘り過ぎて押し付けがましくなるので気を付けます
859ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 01:40:25 ID:Fum63+OV
>>841
違う、俺は貧乳派だが蔡文姫タンは嫌いじゃないんだ
むしろ最高に大好きなんだUCがGJ
860ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 01:51:10 ID:t3wJvZlP
>>847
あんまさ・・・・その辺でやめておこうや
彼らも好きでブサメンになったわけじゃないし
861ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 02:05:41 ID:oi2Q7ksL
>>836
GJ
だが少し欲を出すなら





字で呼び合って欲しかった


さて、明日辺りシリアス系SS書いてみようかと思う
まあ期待しないでwktkしてくれ
862ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 02:11:26 ID:KFnBDF52
>>836
格好良いな、こういうの俺好き

>>861
馬岱は字伝わってない件……つか期待しないでwktkってどうすりゃいいんだw
とりあえず普通にwktkしとくwww
863ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 02:16:34 ID:Dukrk2av
>>836
クソッ、泣けるじゃねぇか。

>>841
とりあえずその胸にルパンダイブさせてもらいますね。
864ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 02:40:57 ID:n6VwlkXW
>>861
>>862
さんの言うとおりです。最初は「令明」なり「孟起」だったんですが、
・・・・・馬岱(涙
ということに気付き、やむなく姓名で呼ぶことに。
馬岱よ、そこまで地味だったのかと。呉懿(笑)ですら字は伝わってるのに。
まあ、呉懿(笑)は皇帝の義兄なのですけどね。

あと、誰も気付きませんが、その4のラスト
・・・海かよ。
世界に入ってしまうとたまーにあることです。推敲時もスルーしてました。
皆さんはこのようなことがないように・・・

ということで、>>861さん、期待してます。

865ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 02:49:34 ID:oi2Q7ksL
>>864
最期のシーンがな…
「西涼のホウ徳からだ」じゃなくて「令明からだ」だったらと思ったら脳汁出ちまってさw
866ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:00:08 ID:OzICVJMh
かゆーと董白の話を読んで、勢いで書いてしまった。
ちょっと反省してるけど、投下してみる。
867866:2006/09/01(金) 03:01:12 ID:OzICVJMh
薄暗い部屋の中。
しまい忘れた風鈴が、夜風を受けて涼やかに啼く。
もう夏も終わり。
地獄のように熱くて紅い夏も、もう終わり。
窓辺に佇む少女の、その虚ろな瞳には、薄い雲を纏った三日月がぼんやりと反射している。

「・・・かゆー・・・」
思わず呟いた言葉が届くことは、もう無い。
その言葉は、もう誰にも届かない。
小さな小さな残響が、ぼんやりとした闇に吸い込まれていく。

二人の華雄。

一人目は、悪鬼。
二人目は、悪鬼の遺志を紡いだ悪鬼。
一人目は、仮面で全てを殺す大男。
二人目は、仮面で己を殺した大きな男。
一人目は、知らない間に私を護ってくれていた。
二人目は、目の前で私を護ってくれた。
一人目は、私の知らない所で悪鬼となり、死んだ。
二人目は、私のすぐそばで悪鬼となり、死んだ。

華雄と、華雄。
二人とも、華雄。
かゆーと、かゆー。
二人とも、かゆー。
二人とも、もういない。
868ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:03:22 ID:OzICVJMh
「・・・かゆー・・・」
もう何度目かも分からない程、繰り返された独り言。
誰にも届くことの無い、でも届かせたい独り言。
涙はとっくの昔に涸れ果てた。
泣き声はとっくの昔に嗄れ果てた。
それでも呟いてしまう、どうしても止まらない、手紙。

少女はあの瞬間を思い出す。
うだるような暑さの中、赤く紅く緋く燃えていく華雄を。
自らの血で、赤く紅く緋く斃れて行く華雄を。
地獄が狂う風景。
炎が乱舞する風景。
血飛沫のキラキラとした風景。
もう何度思い出した事か。
何度、思い出したくなかったか。

ちりん、と風鈴が啼く。
三日月にかかっていた雲が、さぁっ、と晴れる。
少女の座る窓辺が、淡く優しく照らされる。
幼い頬に、少女は確かに、温もりを感じた。
869ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:03:51 ID:Ovc5Q2fO
亀頭炎ってどうしたらなおるのかなー
870866:2006/09/01(金) 03:06:09 ID:OzICVJMh
「・・・かゆー・・・?」
『・・・』
「かゆーなの?ねぇ、かゆーなの!?」
『・・・』

少女は思わず声を上げた。
「かゆーなのっ!?」
誰にも届かない手紙の、筈だった。

『・・・もう・・・華雄さん、何か喋って下さいよ』
『・・・』
『董白さまが怒っていますよ?』
『・・・ソレハ、困ル』
『でしょ?だから挨拶しましょうよ、董白さまに』

手紙が、届かない筈の手紙が、この夜、確かに届いた。

『『こンばんワ、董白サま』』
不器用な大男の声と、優しい大男の声が重なって、ひどく滑稽な挨拶が少女の耳に残る。

華雄だ!華雄だっ!!華雄だっっ!!!
かゆーだ!!!!かゆーだっ!!!!!かゆーだっっ!!!!!!

唖然としながら、呆然としながら、歓喜しながら、感嘆しながら、泣きながら、笑いながら。
少女は駆け回って、はしゃぎ回って、飛び跳ねて、「華雄」の声がする方向に飛び付いた。
「かあああぁぁぁーーーーゆうぅぅーーーーーーーーっっっ!!!!!!!!」
そして、少女は確かに、二人の華雄に抱き締められた。
きつく優しく、ただひたすらに、暖かく。
871866:2006/09/01(金) 03:07:50 ID:OzICVJMh
そして無口な華雄と、優しく喋る華雄と、一人の少女は夜通し語り合った。
二人とも死んじゃったけど、少女をずっと考えていた事。
なかなか話すきっかけが無かった事。
あの世で、二人が仲良く死んでる事。
少女が悲しく泣いて、迷って、怒って、それでも生きてる事。

たくさん、たくさん喋った。
たくさん、たくさん泣いた。
たくさん、たくさん笑った。
たくさん、たくさん嬉しかった。
たくさん、たくさん悲しかった。

夜が明ける頃、二人は泣きながら笑って、顔がぐしゃぐしゃだった。
一人は相変わらず、無口だった。

『もう、行かなきゃなりません。残念ですが』
「やだっ!もっとかゆーたちとお話する!」
『駄目です、董白さま。本来、この場所にいるのもご法度なんですから』
「やだっ!もっとかゆーたちと生きてたい!」
『無理ですよ、董白さま。もう私たちは死んでるんですから』
「やだやだやだやだやだやだ!!!」
少女はひたすらにだだを捏ねる。
髪を振り乱し、泣きながら、喚きながら。
872ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:22:02 ID:u/L+XlBY
>>871
つ…続きが気になるΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
873ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:39:48 ID:Pb1TKJVc
昨日も書いたような気がするけども、
最近、甘皇后とか可愛いなでなでタイプではなく、呂姫みたいなツンツンも魅力的に感じてきた


で、どちらかというとなでなでタイプの彼女に、各場面でツンツンタイプになってもらった















ツンデレは2次元専用だということに気付きました
ただ人によるかもしれんが…
874ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:42:42 ID:dRVs/hdb
なんぞ描いてみました。
なぜ真島ヒロは人気がないのだろうか。
ttp://www.taisen2.x0.com/card/img/up727.bmp
875866:2006/09/01(金) 03:46:27 ID:OzICVJMh
「だって!かゆーたちがいなくなったら、私はどうすればいいの!?」
叫ぶ。
「私はおじーさまみたいに、暴虐にはなれない!」
叫ぶ。
「私は呂姫おねーさんや、呂布おじさんみたいに、強くない!」
叫ぶ。
「私は厳おばさんや文姫おねーちゃんみたいに、頭も良くない!」
叫ぶ。

「わたしは・・・かゆーたちみたいに、大切な人を護ることも出来ない・・・」
叫べない。
「わたしは・・・どうすれば・・・いいの・・・?」
叫べない。
「ねぇ・・・かゆー・・・教えてよ・・・」
叫べない。

『今ノ、気持チ、ソノ気持チ・・・ソレデ・・・生キロ・・・』
「!?」
『生キテ・・・死ヌナ・・・』
「????」
876866:2006/09/01(金) 03:48:03 ID:OzICVJMh
『んもう・・・華雄将軍、それじゃ分かりにくいですよ』
「どういう、事?」
『そうですねぇ・・・董白さまは今、私たちに対してどう思ってます?』
「嬉しくて悲しい」
『いや・・・そうじゃなくてですね・・・うーんと・・・』
「もっと話したい」
『うんうん、近いですね』
「もっとわしゃわしゃしたい」
『だいぶ遠くなりましたね』
「・・・もっと、一緒にいたい」
『もう一押し!』
「もっと喋りたい!話したい!笑いたい!泣きたい!わしゃわしゃしたい!喜びたい!傷付けたい!愛したい!」
『ちょっと違うのも混ざってますが・・・』
「・・・一緒に、生きていたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・帰って欲しくない」

『『ソれでス』』

『全テヲ抱エズニ』
『私たちの事を思い出して下さい』
『敵ヲ殺サズ』
『私たちが、敵を倒す』
『董白サマハ紅クナラズニ』
『我々二人が緋く染まりましょう』

『『ダかラ、安心して、生キテ、生きて、下サい』』
877ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:48:51 ID:aYBx1z2M
>>873
お前は俺かwww
確かにそれは思った
しかし素直に応じる彼女を持つ>>873が羨ましい


俺のなんてなぁ、顔が審配なんだぞ審配・・・
外堀決壊なんだぞ・・・
ただなぁ、体は甘皇后なんだぞ!
中身は良いんだぞ!

顔がなぁ
878ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:56:54 ID:Pb1TKJVc
>>877
大丈夫、俺のもリアル究極の選択だから


究:顔はいいが性格悪い
極:顔は悪いが性格いい
選:体はいいが性格悪い
択:体は悪いが性格いい


俺の彼女はヒンヌーだし俺もヒンヌー
やべ、なぜかおっきしてきた(*´д`)ハァハァ
879ゲームセンター名無し:2006/09/01(金) 03:58:28 ID:hyDO2rMR
>>877
もうだめだぁ〜
880866
少女の身体が、軽い酩酊を覚える。
ふわりと浮く、奇妙な感覚。
優しく暖かい風が、董白の頬を撫ぜる。
二人の華雄が、董白の頬をくるりと撫ぜる。

華雄と華雄。
かゆーとかゆー。
二人は、少女に生きて欲しかった。
もう二度と、死んで欲しくなかった。
少女の虚ろな瞳を見るのは、死ぬよりも地獄だった。

でも少女は、戦う事を決意した。
二人が死んだ同じ場所で、死を求めていた。
その事実は二人にとって、どんな毒矢よりも辛く、どんな傷口よりも痛かった。

だから。
だから、逢いに来た。
少女の生き様を否定しても始まらない。
せめて少女の生き様が、終わらないように。


少女が目覚めた時、もう窓辺は夜では無かった。
銀色の月は堕ち、黄金色の太陽が昇る。
風鈴は、もう、啼かない。



「かゆー・・・華雄達への退路遮断・・・失敗しちゃった、ね」