1 :
ゲームセンター名無し:
エプロン姿…ハァハァ
ん?
文法
あなたを犯人です
天地がひっくり返っても良スレになれないこの糞スレを
あえて良スレという俺の反骨精神を賞賛しろよ
ナコルルを家政婦として
家にいたら
最高だ。
だろう。
あらやだキモイわね
お金を無い
おいおい・・・『 が 』だろ・・・
毒されんなよ・・・ ナコルルが家政婦として家にいたら最高だな だ
個人的には
家政婦よりもメイドの方がいいんだが・・・
いや>1はきっと言いたい通り言ったんだろう、そのまま解釈してやるべきだ
つまり>1は、自分が殺されたりなんかしてる所を
ナコルルに襖の隙間から覗いてほしい・・・と、
そう仰る?
日本語が不自由なアホが立てたスレ
ナコルルを家政婦として、家にいたら最高だな
まんま読み取るなら「、」の前後が並列。
ナコルルを家政婦として家においたら じゃないの?
を→が
ナコルルを家政婦として(仮定)
家にいたら最高だな
家政婦とメイドて何がちがうの?やる事いっしょじゃねえのか
それとも、メイド=侍女とか。これも一緒だけど
なかなか読解力を要するスレタイだな
家に「お」いたら
↑
が抜けただけかもしれないが
で、なんのスレだよ此処(藁
A「ナコルルを家政婦として」
B「家にいたら最高だな」
C「エプロン姿…ハァハァ」
料理はできるのか?
ナコルルを家政婦として家にいたら最高だな。(そのまま派
ナコルルが家政婦として家にいたら最高だな。(助詞違い派
ナコルルを家政婦として家においたら最高だな。(動詞違い派
ナコルル犯せ、ふとして言え、ニータラ(謎)最高だな
ナコルルを貸せ。Ifとして言え。ニータラ最高だな
たぶんこのスレに女は居ないと言い切れる。
“ナコルルを貸せ”IFとして、家にいたら最高だな
だめだ、五分考えたが強引な解釈が浮かばなかった
また、男もいないと言い切ってしまって構わないだろう
Qクラスでもとけねーよ、この暗号。
まてまて・・・アルファベットに置き換えてみよう・・・
まずはアルファベットにしてみて名詞や動詞と接続詞を分けてみる。
で、最初の二文字を下から読んでみると・・・
nakoruru
wo
kaseihu
tosite
ieni
itara
saikou
dana
ダ サ イ 家 と か を な
>>38-
>>39 そのあまりの無駄な努力に感動した
なんでこんなウンコスレが、開始後たった5時間でレラスレを追い抜いてるんだよ?
なみもでて おぼんちいさく もちにくい
←←←←←←←←←←←←←←←←
あれだ 今流行りの携帯のTel番号になる暗号だよきっと
>>45 高校生のギャルじゃないんでそんなの聞いた事がありません
要するにナコルルにメイドさんになってほしいんだな?
このスレの住人はナコルルが作った料理食べるのか
アイヌ料理店って今でも中野にあるんだったっけか
ナコルルを家政婦として〜家にいたら最高だよな〜
シャルロットを家政婦として〜家にいたら最高だよな〜
NG設定してんじゃねの?
見えなかったらなんだっつーんだよ?えー?
シャルロットてサクラ対戦3でいうと具李氏‐ぬやね。貴族やね
56 :
ゲームセンター名無し:04/11/11 12:23:47 ID:41AgwF4q
ナコルル家政婦って、
家族八景みたいになったらやだな。
57 :
ゲームセンター名無し:04/11/11 12:47:26 ID:cEL+WbcK
カピカピになった僕のパンツをナコルルが…
なにこのキモスレ
そこでガーネットですよ
ロックくんの方が良いと思います!
アラン君の方がいいと思います!
ここは冥途にしたいキャラを挙げるスレになりました のか?
和風か洋風かどちらがいいかも書くこと
ロック君をメイドの格好で
>>33 女です。こんな女も居るんですw(レズではない)
ナコなら和風がイイ(゚∀゚)!!かな。
メイドも可愛いけど。
和服にヒラヒラエプロンって何か大正的でよくない?
家政婦っていうとなんか割烹着姿を想像してしまうな・・・
家に住み込みで、昼間は高校行ってるってのはどうだろう。
高校から帰ってくるとセーラー服にエプロン引っ掛けて
家の雑事をする、と・・・。
>>66 それだと怪しげな薬や植物を作って箒で空飛びそうなので却下
ナコルルを家政婦として(俺と)家にいたら最高だな
ナコルルが妻だったら最高ですよ
それか奴隷。
ナコルル「が」家政婦として家に居たら最高だな
…の間違いでしょ。
日本語おかしい。
ナコルルを加勢/ふとして家にいたら/サイコだな
の間違い。
ナコルル犯せ慰婦と姉弟にいたら最高だな
真面目なメイドさんの姉
元気なメイドさんの妹
ナコルルって年いくつよ
作品によって変わるだろうけど、結局のところややロリキャラだった記憶があるんだがね
マジレス
零15(←これは例外かも)
で初代17−真18−ポリ19
案外ちゃんとした女性。
ポリなんか現代だったら、奇麗な女大生
78 :
ゲームセンター名無し:04/11/12 22:38:30 ID:8KQXe+Dj
俺の中ではナコ9歳リム6歳でつよ。
むろんお風呂も一緒;居h;んd;h;hrph;fgh;g
美味しそうな出汁がとれそうでつねw
で、結局の所ナコルルを
家政婦
メイド
ハウスキーパー
どれにしたいんだ?
何も知らずに献身的に働いてくれる姉と、毎夜毎夜辱めを受ける妹。
愛姉妹・蹄
君の脳が
大学なんてバカでもいけるだろ
女子大生にメイドさせる
夢のようじゃないか
メイドに一票
市原悦子を家政婦として家にいたら最高だな
ナコルルに重点押しすぎ!
ナコルルはメイドじゃなくて家政婦だろう。翡翠じゃなくて琥珀というか。
メイドはイングが似合いそう。
アナルムツベ
日本人であまりメイドという言葉が似合わないナコルルに
メイドをさせるから面白いんじゃないか
裏庭で怪しげな植物を栽培する家政婦ナコルル
子育てなら春麗、セフレならマチュア、デートならナコルルがいい
>>91の例えが意味不明な気がするのは気のせいだろうか
気のせいか、そうか
>96
それが分からないオマイはしあわせだ。
分かる俺は俺の将来が心配だ。
よし、まずはメイドと家政婦の違いから話していこう!
>>96 エロゲーのシナリオ以外でも、活字に親しんだ方がいいぞ?
)
(
,, ) )
゙ミ;;;;;,_ (
ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
゙ゞy、、;:..、) }
.¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
/;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._ 、}
".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
/;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ
゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._ .、) 、}
".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
/i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、) 、}
ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
◆CguL0MAxVk の モ リ モ リ 野 グ ソ
お茶いれてほしい
お茶の代わりにオシッコ入れてもらう
じゃあ俺はそのシーンをこっそり見学する
じゃあ俺は103に見られて本気で嫌がってるところを見学する
105 :
ゲームセンター名無し:04/11/20 01:10:32 ID:TwDbr784
俺が書斎か何かで本読んでると
ナコルルがお茶をいれてくれるのか
いいなあ
メイドつきの家に住むなんて男の夢だね
>>105 黒ナコだったらムスーっとした顔で無言でお茶をドンって置きそうだな。
女中としてやといたい
給料は無しで飯だけ
休みは年末年始だけ
それでもけなげに働くナコルル
それを見ていろいろと改心する108
オレがナコルルのご主人様だったら
・仕事は毎日の飯の支度&洗濯、及び週に二度の家の風呂掃除。
それさえきちんとやってくれればあとは寝てても遊んでてもいい。土日祝は一日中休み。
・衣食住完備の住み込み・外泊は事前に連絡を入れること。
・給料はオレが職場でもらう給料から生活費を差し出し、食費や光熱費などを引いた余りを用いる。
例えば食費をケチればケチるほどナコルルの給料が増える仕組み。
どうでもいいけどヒスコハは24時間365日休みないんだよな。
そりゃ造反もするよな。
ナコルルとリムルルを家事手伝い、
レラを飼育係、
閑丸を執事にしたい!
ナコルルが姉さんであってくれるといいなぁ
オマイラはどっちがいい?
俺は20代以下の家政婦を見たこと無いけど居るものなのか?
40代ぐらいの家政婦しか見たことない・・・
家政婦自体見たことねーよー
メイドと家政婦の違いがよく分かりません
そんなものがいればいろいろと便利なんだろうけど
あなたを犯人です。
チャイでは流行ってるんだろ?
インドの紅茶のことかい
ナコルルにチャイ淹れてほしい
a
あはは
とりあえずぶっこむ
というかナコルルが家政婦なら着替え覗きにいく
主人の漏れは絶海の孤島を買い切ってでかい屋敷を立て
SNK系格ゲーの美少女キャラや美女キャラや美少年キャラを
そこに住まわせてハーレムをつくってる
そしてナコルルをはしためとして扱き使う。
給料は無し。睡眠時間は夜の12時から朝の6時。
服は土留色とかの薄汚いぼろぼろの着物。
寝泊りは離れの蔵の2階。寝る時間になると蔵の中の部屋と
蔵の外に二重に鍵が閉められる。
部屋は窓も無い部屋でトイレも無いので
トイレの代わりに部屋の桶を使わせる。
そして風呂は水道代が勿体無いので週2回しか入らせない。
ナコルルにやってもらう仕事の一つである洗い物においても
ガス代が勿体無いので冬でもお湯は使わせない。冷たい水でキッチリ食器を洗ってもらう。
しんでレラ風の展開キター
労働基準法違反の罪でガルフォードにナコルルをさらわれても
>>128は文句言えねぇな。
市原悦子扮するナコルルか。
レラはナコルルの分身みたいなもんだ
そしてひとつになるんだっけ?
初代からは一人にならない。
もうずっと2人は独立している。
レラのせいでムラナコが消えた。
これ事実。
カプエスでもいなかったよなたしか
一体ムラナコに何があったのか
ムラナコ=レラだろ。
ちがうわ〜っ
この辺の設定がよくわからんのでとりあえずオレは
赤ナコとレラがフュージョンして黒ナコになると脳内捏造している。
ナコルルをジキルとしたらムラナコはハイドみたいな存在と言うのは基本ですか?
ナコルルをトキとしたらムラナコはアミバみたいな存在と言うのは基本ですか?
マジで142の「ジキル」というのが、一瞬「トキ」に見えた
セットみたいなもんだ
DBの神様とピッコロはピッコロのほうが強くて人気もある。
本体を凌ぐ分身。
さてナコルルはどうだろう。
クソDBなんぞと一緒にすんなYoリア厨が
そういう君もリア厨でしょうが
俺達はこんな奴らを相手にしていたのか・・・
バカなのは無理ないか
みんな落ち着け。
紫ナコはネオコロの隠しキャラとして出るはずだ。
間違いない。
つり目なのにナコルルと同じ事を言うのが好き
家政婦になったナコルルが俺のパンツ洗うかと思うと
もうそれだけでいろいろ感じてしまいます
変態↑
ナコが主人公で家族八景みたいな小説が読みたい。
姉ナコルル
子供の躾すら、『大自然のお仕置き』という名目でぶっ殺すんだろうね
こういう事件見るたびに
こんな馬鹿でも親になれるんだなあ、と、悲しい気分になる
>>158 性格など関係なく子供が出来れば自動的に親になる訳だからな
ただ本当はそこに子供が出来たって部分で男でも女でもしっかりと意識をするようになるんだけど
そう言う意識とかっていうのの無い連中がごまんといるからなぁ
2ちゃんねらーに説教されちゃあ、おしまいだよ
児童虐待で捕まってる地点でおしまいだけどね
犯罪者に比べたら只の2ちゃねらーなんて遥かに善良な市民
犯罪者に人権は無い。極刑当然
ただの2ちゃんねらー全体が
>>162みたいな香具師等だと思われたらたまらないなぁ
が、逮捕されるようなahoもいっぱい居る
まあ、おまえたちは大丈夫だよな?きっと…
子供たちやナコルルを虐待するような奴にならないでくれよ…
もう、残虐ヲタは公安にマークされてるんじゃない?
家政婦ナコルルハァハァとか言ってるのが一番健全さ
ハアハア
俺の体を綺麗にしてもらおうか
あっ、今日のお風呂は早めに沸かしときますね。
なんて・・・
ナコルルが背中流してくれるのか・・・
と、思ってたら使用人の幻庵がおせっかいにも
背中流しにきてくれた。
良い奴なんだがなあ、ってつぶやいてみたり。
リモコンバイブ入れさせて、スイッチをカチカチしながら遊ぶ。
しかしナコはソレの入れ方?が分からずリムルルに相談、
結局コッペパンにはさんですごいホットドックにしてご主人様のもとへ。
俺が手ずから入れてあげるから大丈夫だよ
その前に俺のを入れて中に注いでから栓をするように入れる
すごく痛がるぞ
ムラナコなら自分から入れそう
生のタラコとかいれたら大変だよな?
さすがのナコルルも本気で怒ります
こ、これ以上は駄目です!!
ナコルル。ズボンの下はすっぽんぽん
>178
オマイの頭ん中はどうなっているのか?
たらこならまだいいほうだ
普通に食べさせてあげるんちゃうの?
北海道ならたらこぐらいあるでしょ
たらこくちびるなナコルル('A`)
その場合、おっぱいも大きくなるぞ
おっぱい大きくして中途半端な色気つけたって春モリ舞マリーにゃ勝てん。
アイヌ姉妹はロリでなんぼ。
ナコルルはロリというより、童顔だろ。ロリなんていえる歳じゃない。
一番年齢高いときで19だぞ。
個人的には童顔巨乳の方がよいけど
最近は貧乳の需要も大きいのでどちらも可
ナコルルはどんどんスタイルよくなってるよ
ロリというよりも隣の奇麗なお姉さん系って感じだな。
>>191 だって漏れが毎日乳揉んであげてるもの。
毎日よがって、ヒィヒィ言わせてるから。
それはすでにナコルルではない。
黒ナコルルならスタイルよくても問題なし
胸よりもおしりだよな
キュートなおしりもよい
全てよい
200人のナコルル
初夢はナコルルがよかったなあ
俺の初夢は王虎のケツだった。鬱
ナコルルが家政婦の場合日当いくらくらいだろう
カクゲーキャラという括りで考えたら、恐らくナコルルよりも品質の良い
家政婦は居ないと思う。 ぱっと見、性格、仕事の器用さとか。
反対にダメなのは・・・うーん誰だろう
おキヌちゃんはたしか日当10円だったな。
らしょうじんみずき
イングとかメイド服似合いそうだが
あとね、可愛い子は何着ても可愛いんだよ
208 :
ミカ:05/01/08 00:40:34 ID:???
誤爆か?
ごはんを残すと怒られそうだ
怒りはしませんが、悲しそうな目でじっと見つめられます。
レラモードのときは、大自然のおしおきが待っています。
雑巾がけは早そう。ぶつかったら足切られるけど。
家事ならナコルルよりできる奴は居ないんじゃないか?
あえて言うなら、タイプは違うが響か・・・。
↑キモイキャラヲタハケーン(・∀・)
指にカットバンつけたアテナ萌え
ちょっとぐらい隙があったほうがかわいげがあるもんだよ
欠点といえば考え事を始めると
紫ナコ、レラを交えた三者脳内会議を開催するため自分の世界に入って帰ってこないぐらいか
その間に脱がしちゃえ
お茶いれさせたい
>>213 今の電化製品はまったく使えそうに無い。料理もアイヌの伝統料理のみ。敵と判断すると斬殺。
結論、向いてない。
>>222 >敵と判断すると
そんな漫画みたいなぶっ飛んだキャラじゃないだろw
アイヌの戦士は私だけ、入りくるなら死あるのみ
初代のナコルルはけっこうおてんばですね
リムルルが出てからお姉さんという属性が付加されたからな。
初代の凛然としたナコが一番だ、だからカプエス2のキヌ絵ナコ最高
あんなナコが家政婦なら留守も安心だぜ。
ごめん、俺カプエス2のナコが今までの絵で一番不細工だと思っちゃったから・・・。
やっぱり真以降のナコがすきって人はナコルルアドベンチャーゲー支持してるの?
あ、いや別に煽りでもなんでもないよ、純粋に疑問なんだけど。
俺は嫌いだぞ。
俺は好きだよ。
一度やってみな、やってみないとわからんよ
ガルナコ派のオレとしてはあのゲームの存在自体認めたくないな。
>>231 サムスピのナコとは別物、と割り切ればそこそこ面白いけど、
このゲームのオリジナル設定がサムスピ本編である零に導入されてしまったからな。
ナコルル人気に引導を渡した罪深いゲームだ。
OVAとかも色々でたけどなぁ・・・
OVAの見所がよりによって乳だしだもんな・・・
はおーまるがけっかいをやぶったよー。しゃるろっともいっしょだよー。
>>236 7背版は結構良く出来ていたと思う。各々のキャラが「らしい」しな。
>>237 乳?そんなシーンあったか? 鎖のところか? 最後のワキもよかったな
>>238 あれこそパラレルワールドって感じだったよな。兄スレイザって何よw
ナコルルを家政婦として雇ったら
家をアンブロジアが襲ってくるのか
>>239 乳ってのはなこりもののOVAな。
下巻が発売中止になった駄作、別に知る必要も無いし、俺も知らない。
ナコルルはアンブロシアのお仕置きを企んでいるけれど
アンブロシアはナコルル眼中にないので問題ない
メリケン忍者が押しかけて来るぐらいです
アンブロジアじゃなかったけ?
いやかなり適当だが
「姉さま〜〜」と妹が駆け込んでくるなら大歓迎だけどなぁ・・・・
その後を追って外道が乱入してきたらどうする?
俺は逃げる。戦うのは家政婦だ。
ナコリムでドラマチックバトルか。無敵じゃん。
外道かわいそう。
ナコルルとリムルルが腐れ外道と戦うことになったら
一番困るのがナコルルを家政婦として置いてる家主だ
あいつ勝とうが負けようがウンコなげるからなぁ・・・・・
>248
ナコルルがそんなことを・・・・・・
あの小娘め。
怪物なんぞ呼び込みよって(妹は許す)、もうクビにしてやる。
「あ、ご主人様。掃除終わりました。
あの、ご迷惑をおかけして、その、本当にもうしわけありません」
で、できねえ・・・。
川´Д`) はらへっだぁ〜・・・
ノ(ヘつヘ
腐れ外道にエサをやるのが日常になるのか
腐れ外道はナコの母性的な優しさと、リムルルの素朴な優しさ
で、正気を取り戻し、人間の姿に戻ります。
|┃三
|┃ _______
|┃ ≡ г∈三三 /
____.|ミ\__「 `д´) < いい恋してるかい!?
|┃=__ \ \_______
|┃ ≡ ) 人 \
ガラッ
なんとげどうがおきあがり
かせいふになりたそうにこちらをみている
かせいふにしてあげますか?
.i\ /i .
< '´  ̄ ヽ
_彡ノメノノlノリ〉
.\ソリ!゚ ヮ゚ノi . とりあえずIマッカあげてみる
=〔~∪ ̄ ̄〕.
= ◎――◎
257 :
ゲームセンター名無し:05/01/24 19:25:49 ID:6peKAjvK
ガルフォードとアースクェイクを一度に弟子にした
忍術のお師匠の気分だ
まあ腕にドリルが付いてるメイドが居る世の中だから、
腕にパイルバンカー付いてる人食い冥土がいてもいい・・・のかな?
ペットにしようペット
犬小屋で飼うのか
エサをあげる役のリムルルが怖くて泣きます
エサをあげるのはトップブリーダーである
ニンジャジャスティスのお仕事ですよ
>>262 もしうまくしつけることができたら…最強のオプションだな。
ナコルルは神の力で外道をなおしてあげて下さい
というか、あのでかい坊主なんとかしてくれねえのか
破戒僧じゃねーか
そして破壊僧でもある
人食いって尻の穴とか大腸も食うのかな?
そりゃあ、食べるんじゃない?
269 :
赤頭巾:05/02/10 06:45:59 ID:???
人人人
/ \ ___________________
/ .# /=ヽ \ /
| ・ ・ | < くだらねえスレ立てんな!!
| )●( | \
\ ー ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\____/. .||
/ \ .||| ゴン!!
./ /\. / ̄\ |||| .' , ..
_| ̄ ̄ \ / /\ \从// ・;`.∴ '
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\__)< ,:;・,‘
||\ \ ’ .' , ..
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ||. ||.
スルーして下さいね。
(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::\
/:::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ::::::::::::::::)
(::::::::::/:::ハ):::ノ::::ノ ) ノノヾ::::::::::::丶::::ヽ
(:::::::::/ 彡 ノ ノ :: 彡:/)) ::::::::::)
(::::::::::/彡彡彡彡彡 ミミミミミミミ :::::::::::)
(:::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
| =ロ -=・=- ‖ ‖ -=・=- ロ===
|:/ ‖ //ノ ヽ \ ‖ ヽ|ヽ
|/ ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ. ..| | カタカタカタ・・・
.( (● ●) ‘)ノ
( / :::::l l::: ::: \ . )
( // ̄ ̄ ̄ ̄\:\. .)
\ )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄ | ::::(: /
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(ヽ ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_ ノ
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赤頭巾◆CguL0MAxVk [2格][雑][電][空]
無職、童貞、汚い眼鏡、親戚の幼女にいたずらの経験のある変態。
場の空気を読まないどうでもいいレスを故意犯でやらかす迷惑なコテ。
最近はうんこAAや粘着にストーカーされている。
◆CguL0MAxVkがきたら徹底無視、奴が話題に乗ってきたら無理やりネタを変えよう
トリップついてないのは偽物だよ
それくらい分かってくれよ
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(::::::::::/:::ハ):::ノ::::ノ ) ノノヾ::::::::::::丶::::ヽ
(:::::::::/ 彡 ノ ノ :: 彡:/)) ::::::::::)
(::::::::::/彡彡彡彡彡 ミミミミミミミ :::::::::::)
(:::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
| =ロ -=・=- ‖ ‖ -=・=- ロ===
|:/ ‖ //ノ ヽ \ ‖ ヽ|ヽ
|/ ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ. ..| | カタカタカタ・・・
.( (● ●) ‘)ノ
( / :::::l l::: ::: \ . )
( // ̄ ̄ ̄ ̄\:\. .)
\ )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄ | ::::(: /
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赤頭巾◆CguL0MAxVk [2格][雑][電][空]
無職、童貞、汚い眼鏡、親戚の幼女にいたずらの経験のある変態。
場の空気を読まないどうでもいいレスを故意犯でやらかす迷惑なコテ。
最近はうんこAAや粘着にストーカーされている。
◆CguL0MAxVkがきたら徹底無視、奴が話題に乗ってきたら無理やりネタを変えよう
>>272 じゃあ奈々氏にもどれや!
お前がトリップ又は名前入れると、AA荒らしが反応して
ウザイレスが付くだろうが!
七氏に戻るか、ハンドルネーム代えろ。
意地でもそのトリップ続けるのなら、ただの自己顕示欲が強いだけ
だと思われるぞ。 AAで迷惑掛ける奴が一番悪いのは違いないが
お前も考えれ
(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::\
/:::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ::::::::::::::::)
(::::::::::/:::ハ):::ノ::::ノ ) ノノヾ::::::::::::丶::::ヽ
(:::::::::/ 彡 ノ ノ :: 彡:/)) ::::::::::)
(::::::::::/彡彡彡彡彡 ミミミミミミミ :::::::::::)
(:::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
| =ロ -=・=- ‖ ‖ -=・=- ロ===
|:/ ‖ //ノ ヽ \ ‖ ヽ|ヽ
|/ ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ. ..| | カタカタカタ・・・
.( (● ●) ‘)ノ
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\丶\_::_:::::_:::: :::::_/:::: /
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赤頭巾◆CguL0MAxVk [2格][雑][電][空]
無職、童貞、汚い眼鏡、親戚の幼女にいたずらの経験のある変態。
場の空気を読まないどうでもいいレスを故意犯でやらかす迷惑なコテ。
最近はうんこAAや粘着にストーカーされている。
◆CguL0MAxVkがきたら徹底無視、奴が話題に乗ってきたら無理やりネタを変えよう
家政婦さん
火星婦さん
278 :
ゲームセンター名無し:05/02/16 21:12:22 ID:GmLfb4cT
ナコルルが住み込みで働いたりでもしたら
俺は正気を保つ自信がない
俺の家にきたら一週間でナコルルが正気を保てなくなるな。
>>278 三日目でお前は「フジコちゃ〜ん!」をやる。
>>279 ((;゜Д゜))イッタイドンナプレイヲ・・・
とりあえず小学三年生から一回も掃除をしていない俺の部屋を片付けさせてみる
キモッ
鼠やらゴキブリやら消防の頃の食い物だとかそういうものにまみれて生活しているお前の常識を疑うよ
こぼした牛乳を袖で拭かせてみる。むろん洗濯はさせない。
おいゴミドモ、妄想も程々にしとけ
いつものあの服以外の姿を見たい
おしゃれに興味の無いイモ女だから一張羅なんだろ。
,./-‐'⌒ ̄⌒ー-、 \:.:.:\ \
/':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:\ ヽ::.:.:.:.|/_/
/.:.:.:.:.:/:.:.:.:,:.:.:|:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.', } /:.:.|
l{:.:.:.:|:.l:.:.:.:/l/'ハ:、.:.:ヽ.:.:.:.:}/.:::.:.:.:.:l
ハ:.:.:.|:|:.// ノ ‐ヾ\_|l.:.:.:i.:.:.::.:.:.:.:.',
ヽ:.:.{. ,:=、 ==、 ノ.;.:.::i /::.::::.:.:.:.',
ヽゝ 、 ソ!:.::.}::.::.::.::.:.:.:.:.|
{ `ヽ、ヽフ /イ:.::.:/‐、_:.:.:.:.:.:.:.|
f^)^)^)^)^)^)^)^)^)^)「-、_,{::.::} r′ヽ:.:.:.:.|
r''⊇、 l|ヽ_/:.::.:} t′ ',:.:.:.:|
{ =='、 知ってるが l|!_/!::.::{ t′ ',:.:::.|
ハ,,_う´ l||/l}.:.::.:{, !:.::|
_{'V|l あなたの態度が l|| {::.::.:} !、
ゞ |l l|.l {::.::.:} }
\,,|l気に入りません l| {.::.::.{, /|
|l________l|,rn}::.::.} \ / 〉
興味が無かろうと汚ギャルよりゃマ・・・
比るのがアホらしいか。
そんなこというから
ナコルルの入浴シーンを想像したじゃないか!
ちくしょうどこから洗うんだ!
家政婦ナコルル&お坊ちゃま閑丸(柳生課長に出てくる方)のやり取りが見たい。
ダメ!
>>298-299は耐えられなくて「フーズィコちゃ〜〜ん!」
ってなっちゃうから!!
もちろん漏れも
むっちゃ番号間違えてたorz
みなさんルパンダイブが通常装備されてるようですな
>>290 ナコを自分の専属メイドにする閑丸うらやましすぎ
>>293 くうっ、どうしても空中でパンツが脱げん、コツ教えれ
いつも不貞腐れた表情してるナコルルが家政婦なんかしたら家の中が暗くなりそうだ。
>>294 柳生課長の閑丸って性格悪くて意地悪そうだから相手すんの大変そうだな
転職するとしたら
ナコルルのような受付嬢がいる会社がいいぜ
ナコルルが受付で寝ている隙にほっぺに落書きをする
目的の階に連れてってもらえるように頼んで、一緒にエレベーター乗る
俺は硬派だからルパンダイブなんぞしない
ただ後ろにまわりこんで(;´Д`)ハァハァ
どこが硬派なんだYO!w
甘っちょろい愛情を注いだりせず
ひたすら肉欲のはけ口として貪るという点においては硬派なんじゃないかと。
セクハラというものをしてみたい
セクハラか、俺も好きだな
コバンザメみたいにさり気なく追いかけまわせ
「あの…なんでしょうか…?」とか言われても、ナコルルは強く言えないタイプだから
勝算は十分にある
無言で刺してきそうだけど
リムルルなら年中かき氷食べ放題だな
ハッ……
二人で海の家経営すればいいんだ
かき氷はたしかに年中食べ放題だが
冬に食べたいとは思わないぞ
家政婦にするなら制服の用意が必要
もちろんノースリーブでw
>>311 ああ、脇ってことね
確かにナコルルの魅力ポイントのひとつだからね
むねを強調
むねないぞ?
こんなこと本人の前で言ったら即アンヌ
チラッと見えるナコわきに萌へ萌へ
実は結構恥ずかしがり屋さん
「み、見ちゃだめです・・・」
弱々しくわきの下をかくすナコルル
だが、なぜか家の調味料は全部戸棚の最上位
もちろんみんなが寝静まったころにこっそりうつしてるんだよな
sage
薄暗い台所で、明日の為にこっそりと調味料を下ろすナコルル
「これでよしっと・・・」
だが、なぜか翌朝には元に戻っているのに気付き、オロオロするナコルル
そこでマイ調味料ですよ
明日のために、マイ調味料を点検するナコルル
「家政婦としての務めね」
だが、なぜか腕を振るった料理は誰も食べてくれず、よよよ…とむせび泣くナコルル
普通にナコルルは家事全般は完璧だと思うがなぁ
DJステーションだと料理がまずい設定になってるんだよな。
でも何故か京だけはうまいと感じる。
ガルフォードが見たらメチャクチャ羨ましがるだろうな。
そうそう、ナコルルは料理が下手(ラタシケプだけは例外)
DJステーション、懐かしいなぁ
あれは色々と面白かったw
薄暗い台所で、明日の為にこっそりと調味料を下ろすナコルル
「これでよs「ゴルァ!!!!!」
突然背後から怒鳴られ、ビビッて天井にめり込むナコルル
家政婦もいいけど、用心棒にしてもよさそうだな
そこの娘さん。
棚の上は取りにくいでしょうから、
私が代りに取ってあげましょうか?
そう声をかけただけなのに、異常なまでに驚く娘を見て
少し悲しくなった炎邪タン
洗濯してほしい
むしろナコルルの服を洗濯…
ここってSS投下していいの?
ナコルルがメイドさんをやっているならスレ違いにはならないけどな
ナコルルが明度なんて、カクゲーキャラだとこれ以上適任はいないのでは?
石狩鍋とか作ってくれんのか
毎日は嫌だが
ティセとか
「海に行ってきました」
とか言って、鮭なんか釣って来たりしてな
ええ子や……
鮭は川で釣ってほしいな
山育ちなので
海をみてびびります
カムイコタンから海は相当遠いよな
カムイコタンは心霊スポット@北海道民より
ナコルルに憧れるのに肝心の聖地がこれじゃ…
↑いわゆる後付設定。和人が勝手にいってるだけ
後付設定ってどっちが?
心霊スポットって事?
それとも聖地って事?
地元民じゃないんで教えて。
ナコルルの霊が出るのか
345 :
な:2005/03/23(水) 02:37:55 ID:MWMTPxWU
アイヌの魂をなめるな!!聖地=先人の魂が眠る場所
カムイコタンは名勝地であるが心霊現象も起きる場所である。
特に川に架かっている橋の上にでるらしい
どうでもいい
ナコルルは暑いの苦手です
美人だから別に酷暑が苦手でもいい
「暑いです〜・・・」
埼玉県の某熊谷市の酷暑に、ぐったりナコルル
でも、汗ばんだうなじに(。-_-。)ありがd
Tシャツにジーンズのナコルル
>>352美人は何でも似合う。いま思いついたが
>>351と組み合わせて
ナコを考えると、汗で透けたシャツから透けブラが(´∇`)
いや・・・むしろノーブr
ふんどし一丁ハァハァ
浴衣ナコルル
馬車道ナコルル
パジャマナコルル
かわいいパジャマなのか
意外にネグリジェなのか
サイズ合わなくてダボダボな俺のYシャツなのか
いつもの服だよ
香水だよ
正しいパジャマは「トランクス一丁」。異論はあるか?
ナコルルも春休みは友達の家でお泊り会とかやったりするのか
今日はお休みをもらって友達の家でお泊り会。
「ねぇねぇ、ナコルルの好きな人って誰?」
「そ、そんなのいませんよ…」
「隠したってダ〜メ。あんたの態度見ればバレバレよ?白状しちゃいなさい!」
「え、えっと、その…」
「…ご主人様です」
そして、俺がそのご主人様。
いいよ俺リムルルの主人だし。
んじゃ、俺はレラの旦那になる。
369 :
366:2005/04/10(日) 08:48:36 ID:???
みんな意外とナコルルには執着ないのね・・・
でもナコルルにいろいろとしたい
まとめると
リムルルを家政婦に
レラを嫁に
ナコルルを雌奴隷に
すれば完璧ってことだな
〜ナ コ ル ル@絶 対 絶 命〜
新たにリムルルが雇われ、家政婦としての地位が危ういことに気付いたナコルル
「このままじゃ解雇されちゃう……どうしよう……」
その夜、ナコルルはご主人様に呼び出された
「ナコルル。お前は明日から……」
「………!!!!」
続k
細かいことだが貴様の将来のために言うと絶「体」絶命だぞ
ナコルルの体ハァハァ
>>373 ガチョーン_| ̄|○lll
第弐話〜実質解雇〜
深夜0時、ご主人様の自室に呼び出されたナコルル。
リムルルはもちろん、屋敷の住人はみな、すでに寝静まっている時間帯だ。
「どうしましょ、こんな時間にお呼びがかかるなんて心の準備が…って、でも私まだ17歳だし、ご主人様とは年の差も……」
頬を両手で包んで電波な妄想に浸っているナコルルを見やり、ご主人様はにべもなく言い放った。
「ナコルル。お前は明日から旅に出てもらう」
「へ…?」
「旅に出て、家政婦としての修行をつんでこい。今のお前はコンル以下だ」
.・:*:・゜゜`、。。*:・:*:・゜`、。・:*:・゜`*・゜`、。・゚・( ノД`)・゚・。
「そうよ、そうよね…。ご主人様のおっしゃる通りかもしれない」
自分の家政婦としての能力を振りかえるナコルル。
今までは家事全般をこなしていたわけだが、‘うっかりナコルル’の名に恥じず、仕事上のミスは日常茶飯事だった。逆に妹のリムルルは今のところ目立った失敗も無く、コンルはナコルルが食材の詰め込み過ぎで壊した冷蔵庫の中で、おとなしく残り物を冷やしている。
「旅に出よう……旅に出て、一流の家政婦になって戻ってこよう。そうすれば、ご主人様もきっと喜んでくれるはず!」
ナコルルは小さな手を握り締め、そう決心した。
翌日未明、肩にママハハを乗せ、小さな緑の風呂敷を背負った彼女は、門の外から屋敷に向い、深々と一礼していた。しばしの別れ――――いつか再びこの屋敷を仰ぎ見る時には、自分は凄腕の家政婦になっていることだろう――――
ひらひらと舞いながら去り行く紅いリボンは誰の目にも止まることなく、ナコルルは人知れず、住み慣れた屋敷を後にした………。
つづk
375 :
366:2005/04/12(火) 01:21:07 ID:???
うう、かわいそうなナコルル。
俺がご主人様なら絶対に解雇しないのだが・・・
さて、続きはどうなるのやら。
第参話〜嗚呼、ナコルル〜
――――季節は早春。いまだ雪解けを終えぬ石狩川のほとりを、ナコルルは北上していた。青空のような早咲きのムスカリは地上からナコルルを見上げ、鳥たちはいち早く、訪れた春を歌っている。
大いなる自然の宴! ……ホクホクと土手のやわらかな土を踏みしめる彼女の歩みは、意外にも楽しそうだった。
「ああ…大自然の輝き……ここを通るのも久しぶりね」
いつか来た道。それに、最後のイヨマンテはいつだったろうか…。
そもそもデビュー当時はナコルルだけだった。しかし一年後、熊に抱えられた妹リムルルがコタンの背景にうっかり映ったばっかりに、熱烈なファンの要望を受けて妹はデビュー、家族が一人増えた。さらに約10年後、今度は分身の術だか何だか知らんがレラという少女もデビュー。
こうして、わてーらアイヌの三人むすめ〜♪状態になったナコルル一家にママハハ・シクルゥが加わった結果、育ち盛りで跳ね上がるエンゲル係数をまかない切れず、家計は崩壊。巫女から没落して家政婦の仕事に身をやつしたのだった。
しかしそこはナコルル。持ち前のアブナイ・スピリッツで、お勤め先の都会(札幌)の屋敷に明るく適応してきたが、広大な緑の中で自然の光に包まれた瞬間、やはりこの世界が懐かしく、愛しかった。
「もうみんな気づいた頃かしら…黙って出てきちゃったし…」
もちろん、その時の屋敷の中はご主人様を除いて大騒ぎだった。いつもどおり無表情なレラはさておき、「ねえさまが失踪した!」と騒ぎ立てるリムルルや、他の家政婦たちの狼狽は大変なものだった。なにせ、
‘さ が さ な い で く だ さ い’
居間に残された置き手紙が、あまりにもインパクトがあり過ぎなのだ! なぜ‘行って来ます’とか‘ちょっと遠出します’くらいにできなかったのか。これじゃ何かヤバいことをほのめかしているようなものだ……と呆れるご主人様。
そうは言っていても仕方がないので、リムルルとレラを連れ、ナコルルを追うことにした。リムルルは心配そうにご主人様を見上げる。
「心配するな。こういう場合、行き先は実家と相場が決まってる」
つづk
けっこう続きが気になります
378 :
366:2005/04/12(火) 20:49:52 ID:???
ご主人様として自分も気になります。
気になるので支援しまつ
読んで下さってるみなさん、イランカラプテ!
レスどうもです。リアルご主人様もいらっしゃいますし(笑)さらに面白く書けるよう頑張ります。
しかし、萌えっぽくするのって意外にムズいですね・・・
第四話〜Here we go!!〜
「カムイコタンに帰れるんだよね?」
リムルルがそう確かめる。ご主人様がうなずく。
彼らは今、ナコルルを追いかけて石狩川を疾風の如く北上中だ。
ナコルルの書置きを見つけてすぐに、リムルルとレラとご主人様は彼女を追った。実際、ご主人様は今回の騒動の発端といってもいいわけで何だか複雑な気分だが、二人が最後に一目、ナコルル会いたいという。まあそりゃそうだ。家族なんだから。
ナコルルと三人と、出発時間の差はおそらく6時間程度。さすがのママハハでもナコルルをぶら下げたまま直でカムイコタンまで飛行…なんて荒業は考えにくい。できたら漢だ。…いや、オスかメスか知らんが。
それに、最近ナコルルは屋敷でいいモン食って体重増えたしな。徒歩の彼女になら、このまま急げば簡単に追いつくはずだ。
リムルルは振り落とされないよう、ご主人様の背中にしがみついている。何に乗っているのかって? 馬だとも。そりゃあ家政婦を何人も雇い入れるご身分だもの、乗馬のイロハくらいはたしなんでいる。ちなみに名前は‘ヒアウィー号’だ!
レラはというと、疾走するシクルゥの背にしがみついて風の抵抗を避けている。なんだかどっかで見たことのある構図だな。…分かった! もののけh(ry
しかしあれだな。いつもクールなレラがシクルゥに両足を巻きつけてうつ伏せている様は、なんとも……
「萌へ!」
「え?」
おっと! うっかり口に出してしまった…(汗)
それにしても、行けども行けどもナコルルの姿は見えない。
なぜだ? まさかカムイコタンじゃないとでも…?
だがリムルルもレラも、他にナコルルが頼りそうなところなど無いと言う。まあ、辿っているルートが違うだけかもしれないし、この道のりを進んでいれば、何がしか糸口は見つかるだろう。
ヒアウィー号とシクルゥと、それぞれの主人を背に川上へ。
北へ、北へ……。三姉妹の故郷、カムイコタンへ………。
つづく
やべ、むしろご主人様に萌えそうだw
がんばっているな
ムラナコは排除ですか
レラとムラナコの共演見た事ある人〜
387 :
366:2005/04/13(水) 23:53:14 ID:???
いかんいかん、ご主人様的にはレラに萌えてる場合じゃない。
ナコルルは無事なのだろうか・・・
第五話〜せまりくる紫の鼓動・前編〜
無造作に転がる巨大な岩石。そびえる峡谷。いまだ人の手の入らない原生林。無数のおう穴郡が点在する荒々しい石狩川源流地域。
まるで歴史に打ち捨てられたような原始の風景が、そこにはあった。
聖地カムイコタン―――――周辺には旭川、深川など、開拓された人口の密集都市があるにも関わらず、今やこの土地は数ある名勝の中の一つの存在で、目に映るのは雄大な大自然のみ。
琉球の風土とも、和人の住む本州の気候とも、北海道の優雅な曲線を描く丘陵地とも異なるこの地で、異質の民族文化が醸されたことは想像に難くない。
かつて、ナコルルはここに住んでいた。
祖父母のサノウク、モナシリと共に。リムルルやレラ、コタン(集落)の他のアイヌだけでなく、多くの土地の先住者たちと共に。
巫女としてイヨマンテの儀式に努め、ウェンカムイ(悪の神)からこの静かなる大地を守護してきたはずだった。
「それなのに、どうして……」
愛する故郷に足を踏み入れたナコルルは、ただ、呆然と立ちつくしてしまった。狂ったように春を謳歌する鳥の歓声など耳に入らないようだった。
…トッ………
頬をつたう涙が、無惨に木の根を露出した何も無い大地に落ちる。足元にあったはずの自分の家は? 村人はどこに? ここで永く暮らしていたはずなのに…!
ナコルルは両手で顔を覆い、しゃがみこんでしまった。自分でも忘れていたような何百年も昔の記憶が堰をきって溢れ出し、彼女の理性を濁流の渦に飲み込もうとする。
混乱、疑念、焦燥…押し寄せる様々な感情の波に加え、突如として、激しい動悸が彼女を襲う。
片手で強く胸を抑えながら全身をこわばらせ、彼女は必死に意識を繋ぎとめようと抵抗した…………
第六話〜せまりくる紫の鼓動・後編〜
あきれるほどに巨大な夕日が、西の空を染め上げる。
つい先まで、うずくまっているナコルルの小さな背中を照らしていた太陽。黄昏時の金色の光は、そも、彼女の細い影をどこへ映しているのか。
自分の家が確かにあった場所。彼女はそこにいた。変わらない姿勢で、土にまみれた服装で、ずっと。
唯一の変化は、大きく肩を上下させていた嗚咽も収まり、ただ無言で地面にうつ伏せていることか。
やがて夕闇が昼の鳥の歌声をかき消してゆき、夜風にフクロウの乾いた音色が溶け始める頃、ゆらりと、音もなく、彼女は立ちあがった。
カラスの濡れ羽のようなしなやかな髪が、穏やかな風にふわりとたなびく。
涙と埃で汚れた顔。アイヌ文様のあざやかな赤い刺繍もくすんでしまったが、別段それを気にかけるそぶりもなく、彼女はその場を後にする。乱れた前髪は顔半分を隠し、表情をうかがい知ることもできない。が、明らかに平常とは違う空気が漂っていた。
木々の間隔が広くなってくる。彼女は足を速める。依然として無言のままで。
森を抜けた瞬間、カムイコタン峡谷に出た。頭上には有名なつり橋がかかっていたが、彼女が見上げたのは、雲一つない空に昇りきった満月だった。
水がこぼれるが如く背中に流れた黒髪は、月の光を吸収して扇状に拡散する。
口の端を鋭角に結び、大空を注視する彼女。ナコルルとは思えないほど蠱惑で好戦的な視線を夜空に絡める。
その瞳に映る月は赤く染まり、妖艶に揺らめいていた。
イランカラプテ!
>>384 >ムラナコは排除ですか
>>385 >レラとムラナコの共演
よし! 挑戦しようじゃないくわ!!
このまま消してしまうには、余りに惜しいキャラですよね・・・
反ナコ親レラ派ののれのれ帝国に抗議しようぜ。
393 :
366:2005/04/15(金) 02:25:59 ID:???
ああ・・・
俺の赤なこたんが、ムラナコに変貌してしもた・・・
ご主人様の愛で元に戻すしかないのか?
第七話〜森の王者、危機一髪〜
「マズい。夜になっちまった。ホントならもうカムイコタンに着いてもいい時間なんだが…」
正直、こんなに遅くなるとは思わなかった。今風に言うと‘想定範囲内の想定外’だなっ。
……………忘れてくれ。
そんなことは置いといて、シクルゥの帰巣本能で道に迷うことはないものの、夜ってのは以外に移動に時間がかかる。真っ暗でスピードを落とさないと危ないし、思わぬ障害物に足をすくわれることもあるせいだ。
転んで脚でも折ったらそれまでだしな。それに、俺の愛馬もかなりキツそうだ。
「仕方ない……少し馬とシクルゥを休ませよう! 一旦休憩だ!」
やや離れた前方を疾走中のレラに叫ぶ。
とりあえず俺たち三人と忠実な二頭は、一列に並んで石狩川の水で渇きを癒した。水がうめぇ! っと、リムルルが俺の袖をクイクイと引っ張る。何だ?
「レラ姉様が、どのくらい休むのかって」
「う〜ん……せめて三十分以上は必要だな。一昼夜走ったようなもんだし。でも、できればすぐ出発したいんだよねぇ…」
それを聞いたレラさん。水飲んで仰向けに寝転がってゲフッ…とか弱ってるシクルゥにつかつかと近づいていったかと思うと、メンチきってこう言った。
「立ちなさい。まだ終わってないわ…」
いや違うからっ…っていうか姉さんペットに厳しいから!
あの森の王者シクルゥがガックリうなだれて、すがるような目でこっち見てるし!
だがその時だった。
ピイィーーー〜〜〜〜ッ!
聞き覚えのある鳥の声。あれは…ママハハだ!!
………シクルゥは安堵のため息を漏らしていた。
つづく
シクルゥに厳しいレラ(;´ロ`) ハァハァ
明日は休日だから、もう一本!
第八話〜空の王者は一味違うわッ〜
夜空を旋回する黒い影、あれは……ナコルルの愛鷹ママハハだ!!
…果たして奴はオオタカ? ハイタカ? クマタカ? はたまたイヌワシ?
グワシッ!!!!
「ご主人様! ママハハだぁ〜!」
シャレのつもりか? ママハハ。グワシッだと? だいいち、何で貴様は俺の頭の上に下りるんだ? 俺は貴様のご主人のご主人様なんだぞ。 ………つか、爪たてんな。
リムルルは嬉しそうに俺…もとい、ママハハへとかけ寄ってくる。
「ママハハ、いったいどうしたの? 姉様は?」
リムルルたちに再会できて奴も嬉しいのだろうか、ママハハは巨大な翼を広げ、一声甲高く鳴いた。
ピキーーーッ(さっさと行くぞ、ノロマ共がッ)
一人と一匹が熱心にやり取りしている。爪が食いこんで痛い。頭に空気穴なんて必要ねーぞ。早く終われ。
「ご主人様…何だか姉様がおかしくなってるみたい。突然苦しみ出したんだって……それで、ママハハはきっと私たちが姉様を追って来てるだろうと思って、知らせに来てくれたんだって」
ナコルルがおかしいのは知ってるが、『苦しみ出した』とは聞き捨てならんな。
「わかった、すぐに出発しよう。暗くて視界悪いのにありがとうな、ママハハ」
ピキャーーーーッ!(さ わ ん な や!)
背を撫でようとした俺の手を、くちばしで突っつくママハハ。
おい! すごい形相で俺を牽制するのはなんでだ!? イテテッ
「よし、行くか!」
仕度を終えた俺たち三人は再び従者にまたがって、前方を飛行するママハハの影を追って走り出す。
悪路だが、山沿いにふもとを縫うようにショートカットすれば、あと一時間くらいで着けるらしい。
もう少しだ!
つづく
397 :
366:2005/04/15(金) 23:33:30 ID:???
くそお、ママハハめ〜
いや、ここは我慢してナコルルを探さねば。
第九話〜到達! カムイコタン〜
誰でも目的を達成するまでの具体的な努力の量が分かれば、心も軽くなるってもんだ。
今の俺たちがそうだった。
カムイコタンまであと10分をきった。時折、ママハハは俺たちが見失わないよう声をかけてくれる。ママハハもきっと、主人のナコルルが心配でたまらないんだろうな…。
ピキョアアァァァ!!(見よッこのオレ様の華麗なる低空飛行ーーー!!)
山を抜け森を抜け、やや平らな道を走っている俺たちの目の前に、かなり険しい山脈が見えてきた。もしかして、あそこだな?
「…………」
レラも山脈に気づいたのだろう。こちらを振り返り、目で合図して伝えてくれた。やっぱりそうか。
「むふっ」
目と目で通じ合う二人の関係。照れちゃうね、こりゃ。
ママハハがグーッと高度を上げる。シクルゥもそれに合わせ、力強く大地を蹴る。ラストスパートだ!
弾丸のようにカムイコタンの森に突入した俺たち。木立の間を器用にすり抜けて走るシクルゥに何とかついて行くが、こういう地形は馬ではさすがにしんどい………ん? シクルゥが速度を落としたぞ。
「ご主人様。ナコルルの匂いを嗅ぎつけたようです…」
ヒアウィー号の目前まで距離を縮めたレラがそう告げた。
「でかしたぞシクルゥ! 今はお前が頼……」
ジロ、と横目を引っ掛けてきやがった。何でだ? ママハハといいシクルゥといい、俺が何を…………そうか、そうだよな。もとはと言えば、今回の出来事の原因は俺なんだよな。キツいこと言い過ぎて。
本当はあの後に『都会の学校に行って色々と学んで来い』って続けるはずだったんだけど、ナコルルが泣きながら部屋を飛び出して行っちまって(第弐話参照)、そのまま屋敷まで飛び出すなんて思わなかったんだよ。
「ごめんなナコルル。会ったらちゃんと謝るからさ。ごめんな………」
つづく
俺読んでない
400 :
366:2005/04/17(日) 01:32:59 ID:???
そうだよな。
ご主人さまが単にナコルルを解雇するわけないよな。
俺も謝るよ、ごめんな。
三六六がいちいちレスを返してるのに藁た
けっこうのびてきてるんだなw
支援
わりと楽しみでもある
第拾話〜現る〜
シクルゥが足を止め、ママハハはリムルルの肩に止まる。
着いた。ここにナコルルがいるはずだ。
「ねえさまーーー」
「ナコルル、どこだ!」
雲一つない夜、俺たちは月明かりを頼りに辺りを探す。
シクルゥがしきりに鼻を鳴らす。鷹は夜目がきかないから、頼みの綱はやはりシクルゥの嗅覚だ。
「ねえさま、いないよ…」
リムルルが不安そうにつぶやく。
「きっと見つかるよ。もう少し探してみよう」
大した自信などないが、そう言ってリムルルを勇気づける。暗いってのが、ますます不安感を煽るんだろうな…。
ワオオォォオオオン!
その時、シクルゥの歓喜に満ちた咆哮が、森に囲まれたこの場所でこだまする。
俺たちは一斉に声の主を振り向き、その視線の向かう先を追った―――――
「遅かったわね……待ちくたびれたわ…」
ドンッと、重い一撃をみぞおちに打たれたような……そんな感覚だった。
俺たちの視線の先…ここからやや離れた吊り橋の上に、誰かがいる。
月の光は向こう側から照射されているため、その姿は墨で塗りつぶしたように黒い。あれがナコルル?
タン…と軽やかな音と共に跳躍し、見事なまでに満月を背負う黒い影。
崇高なる美……その光景には誰もが息を呑んだ。
音もなく大地に下り立ったその影は、ゆっくりとこちらへ向かってくる。
ふと、レラが本能的に身構え、ご主人様もそれに気付いた。相当の腕を誇るレラが危険を察知した以上、油断は禁物だ。リムルルもぴくりとも動かない。
やがてその人物が目の前に立ち、瞳を隠していた長い前髪を払った。
「ナコルル……だよな?」
つづく
ムラナコが凄い事になってるなw でもカコ(・∀・)イイ!!
406 :
366:2005/04/17(日) 23:47:24 ID:???
あわわわ。
誤解したままだから怒ってるのかな?
第拾壱話〜ご主人様、撃沈〜
勝気な目、自信に満ちた口元…その顔をやや上向けながら、シクルゥ、俺、と順番に視線を移してゆく。やがてリムルルで目を止めた彼女は、ふっと、表情を和らげた…気がした。
「随分久しぶりねリムルル。まさか、忘れてなんかいないわよねぇ?」
普段のナコルルとはまったく異なる口調。声質はよく似てはいるが、やや、つやのある感じがする。
「ねえ…さま………えっ! も、もしかして……ムラナコ姉様!?」
「そうよ。あ・た・し」
「ああっねえさまーー!」
一目散に走り出すリムルル。肩に止まっていたママハハが驚いて飛び立った。
「ピイィッ」(バカな! こんなことが…!)
リムルルが彼女に抱きつく。マジかよっ!? ムラナコって誰よ!? 何がどうなってんの???
彼女の胸に顔を押し付けて号泣するリムルル。俺は呆然とその光景を眺めるしかない。
「なあ、レラ。………あれナコルルだよな?」
だが、レラは厳しい目で、ムラナコと呼ばれたナコルルそっくりな少女を見つめている。
返答が来ない、というか話しかけてはいけない雰囲気らしいので、仕方なく目線を戻す。と、その瞬間に俺は凍りついた。
「ふぅん…あなたが例の‘ご主人様’?」
バキュゥゥゥン!!!!
すっっっっげぇ色っぽい!! こんなの初めてだわ。一言でやられた! うわっ視線で大追討ちかよ!?
「よくもナコルルを解雇してくれたわね。それ相応の仕打ちを覚悟してもらうわよ」
その言葉の意味とは裏腹に、彼女の口元は静かな笑みを絶やしていない。のだが、
「えええ゙っ!! あの……あれ、あの〜……ナコルル…じゃないんですか?」
こっちはダダーッと冷や汗が出てきて、まともにロレツが回らない。混乱と恐怖と色気のトリプルパンチは強烈過ぎる。絶対健康によくない。
「ナコルルは眠っているわ。あたしはムラナコ……あなたの隣にいる人と同じ、もう一人のナコルル」
隣? レラ…?
俺はますます混乱した。
つづく
408 :
366:2005/04/20(水) 02:41:32 ID:???
ご主人様、気が多過ぎだ。
・・・ああ、なんかおしおきされそうだ。
バキュンにワロタw
レラとムラナコってどっちが美人なんかな
>レラとムラナコってどっちが美人なんかな
ムラナコに一票! レラのファンには殺されるかもしれんが・・・
第拾弐話〜邂逅一夜・前編〜
「はじめまして、よね。レラ姉さん」
何の前触れもなく明かされた真実。単にナコルルたちを家政婦として雇っていただけのご主人様が知る由もなかったことは、無理もない。
愕然としてレラから視線を離せないご主人様を流し目に、レラはポツリポツリと話し始めた。
「そう…私と彼女とは姉妹のようなもの。ご主人様、今までは黙っておりましたが、彼女は…ムラナコは確かにナコルルの別人格……そして、私も……」
「…そんな、俺なにも…っていうか、今もよく分からねえけど……話してくれたって、よかったのに!」
「…必要のないことでしたから………」
レラの心から済まなそうな様子。ご主人様とて怒るつもりなど毛頭ないが、やるせない気持ちは拭い去れない。だが、それよりもナコルルは今どうなっているのかということも方が、事態を理解するよりもずっと大切なことのように思われた。
「じゃ、じゃあ…とにかくナコルルは今どこにいるんだ?」
「ここよ、あたしの胸の中。あの子の心が重圧に耐えられなくなる前に、あたしが無理やり眠らせたのよ」
「重圧って…そうだ! ナコルルが苦しんでるってママハハが…」
取り乱して矢継ぎ早に質問を投げかけるご主人様。対照的に、余裕を持って応えるムラナコ。
「そう、苦しんでしまった……。カムイコタンなんかに戻って来てしまったから………。あの子は本当のことを知らないままこの時代で目覚めたから、この土地を、故郷の虚ろな跡地を見て混乱してしまったのね」
なんだって? 本当のこと……転生? 故郷の………わけ分かんねぇよ!
「あの子は長い間苦しんできたわ。もう十分すぎるほどに。……だから、もう………」
まるで風にそよぐ竹の葉のようにかすかな呟き。ムラナコの黒い瞳はご主人様を映しながらも、背後の暗い空よりも遥か遠い向こうを見ているようだった。
つづく
いよいよ大詰めになってきた感じだな
412 :
366:2005/04/21(木) 01:09:26 ID:???
ううう。
赤なこたん、帰ってきてくれ〜
413 :
ゲームセンター名無し:2005/04/21(木) 17:48:49 ID:I4p8PjNf
俺はボブナコに一票! ・・・他にいるかな?(´・ω・`)
というかうまいな〜 なんかそういう仕事やってる人?
イランカラプテ!
言われて気付きましたが、確かに赤ナコの出番少ない…ナコスレなのにorz
もうちょっと待ってて下され…。
>>413 有難うございます。
いや、全然仕事とは関係無いんです。
何となく長編を書き始めたらノッてきたような状態で。
第拾参話〜邂逅一夜・後編〜
「この平和な時代で明るいナコルルしか見ていないあなたには想像もできないだろうけど、あの子は心に暗い闇を抱えて生きてきた……血で血を洗う戦いと、定められた宿命とを、胸の奥底で否定しながら……。
やがて、戦いを否定する心は初めにレラ姉さんを生んだわ。そしてあの子のもう一つの深い傷…巫女としての一生から逃れたい心が、このあたしを生み出したのよ」
理解するよりも先に、次々に疑問が浮かび上がってくる。が、感覚的にだが、少しずつ噛み砕ける部分が増えてきた。
ナコルルの意識を眠らせ、現在彼女の体を乗っ取ってるのが、このムラナコなのだということ。
レラとムラナコは、ナコルルの負の感情から生まれたのだということ。
すべてが検証しようのない話だが、ご主人様にとって、この状況では論理を超えて飲み込むしかなかった。じゃないと、混乱で頭が割れてしまいそうだ…!
「これまでの話は、屋敷でナコルルを楽しませてくれていたお礼。ずっと見ていたけれど、あの子はとても楽しそうだったわよ。ありがと、じゃあね」
だ、ダメだ。このままじゃ話が終わっちまう。なんか、ないのか………
「だ…駄目だ! 俺は……ナコルルに謝んなきゃいけないんだ。その……ナコルルが苦しんだっていうのも、多分俺のせいなんだ! キツいこと言って、苦しませたから……」
フッと目を細めるムラナコ。伝わったか…?
「残念だけど、謝ろうにもナコルルはもういないわよ」
「えっ…!?」
「あたしはもう二度と、あの子を目覚めさせない……」
見えない衝撃がこの場の全員を突き抜ける。人語を理解するママハハ、シクルゥの動揺。ご主人様は全身に震えがくるのを感じた。
そして、この瞬間に、この場で展開に呑まれない人物が一人だけ存在した。
レラが、動く。
つづく
非常に非常に気になるとでつづき〜?
417 :
366:2005/04/21(木) 23:43:25 ID:???
ヤダヤダヤダ、目覚めないなんてヤダー!
むう。
ムラナコを何とかしないと・・・
どんなラストになるかが気になります
419 :
366:2005/04/22(金) 00:42:39 ID:???
ご主人様がどうなろうとも、赤なこたんだけは元に戻って欲しい。
・・・ああ、俺は死ぬのか?
いらんからぷて。
本編で赤ナコが出てこないので、ちょっと短編を・・・
単なる日常の風景なので、軽く読み飛ばして下されぃ。
>>419 いや、死ぬことはないと……多分(笑)
短編〜ナコルル@ある日の朝食〜
「今朝は味噌風味のラタシケプを作ってみました。どうでしょうか……」
ちょっと頬を染めながら、ナコルルがニコニコしながら鍋をテーブルに乗せる。いい匂いだ。
囲んでいるメンバーは俺、リムルル、レラ、ママハハ、シクルゥの三人と二匹。この屋敷では人も獣も一緒の食卓につくという、極めて先進的で自由平等な――――――って、んなワケあるか! ボケがッ!!
「おい! ここは屋敷の中だぞ! 獣と書いてケダモノと読むお前らは、おとなしく庭でヒアウィー号と一緒に昼寝でもしてろ!!」
ピピッ?(ケダモノだと! 人語を解するケダモノがいると思ってるのかワレ!? 待遇の改善を要求する!!)
アオッ(オレら、レラ様たちの従者だぞッ? そげなこんどオメに言われる筋合いはネッ!」
二匹は喧々と不満を主張したが、ご主人様は聞く耳を持たない。
「ママハハ、ごめんなさいね。ちょっとだけ庭にいてくれる? 後でご飯持っていくから…」
「シクルゥ……(キラッ)」
優しくなだめられて仕方なく飛び去るママハハと、なにやらビビりながら出ていくシクルゥ。
しかしあれだな。飼い主を選べないってことほど、ペットにとって不幸なことはないよな。
「…なんでしょうか?」
「いや別にッ」
危ねえ…目が合っちまった。でも、こんな感じでご主人様である俺には丁寧な口調だけど、レラってどんな風にシクルゥをしつけてんだろ。いっつも眼殺してるように見えるんだよね……厳しいのかな?
あ、でもレラ自身はシクルゥが大好きらしいんだよな。なるほど…好きな相手には厳しい態度を取るのかも。ということは、もしかして、今ハヤリのツンデレ? ツンデレタイプ??
やっぱ心を打ち解け合って仲良くなるに従って、デレデレしてくのかね…。こりゃ萌えるね。うふっ、ぐふふっ……。
「はっ!?」
なんてお約束な…よだれ出てるよ俺! こんな場面、読者は望んでないっつーの!
「さて……いただこうか」
何事もなかったように進行する俺。まずい雰囲気の時にはこの方法に限る。
「そ、そうですね。どうぞ、召し上がってください」
心持ち口元が引きつり加減だが、ナコルルも同調し、鍋の蓋をパカッと開けた。
「……なんだこれは?」
ナコルルを含め、四人分のラタシケプが満たされているはずの鍋は、ほとんど底が見えそうなくらいに量が少ない。メシが少ないってことほど寂しいこともない。俺んち、こんなに貧乏だったっけ?
「ねえさま…少な過ぎるよぉ…」
「……………」
喜色満面で鍋を凝視していたリムルルの顔が、見る間に涙がちょちょぎれる。
レラは相変わらず無表情だが、俺には分かる。いつもより髪の毛二本分くらい、片眉が下がっている。残念と困惑と怒りがほどよくミックスされた、微妙にナコルルを責める無言の意思表示だ。
「あの…実は……」
ナコルルがうつむきながら、上目遣いで説明する。
そんな表情に騙されはせんぞぉ〜〜〜…………………ぅ。
「味見してたら、その…つい、たくさん……うっかり」
食が進んじゃったのかよ!
う っ か り ナ コ ル ル かよ!!!!
ところ変わって屋敷の玄関。
「す、すぐ材料を買ってきて作りなおしますからっ」
「うむ、行って来い。みんな待ってる」
「はい、十分で戻ってきますから」
十分? 十分だと? ここは札幌とはいえ郊外だ。スーパーまで少なくとも徒歩十五分の距離だ。
はっ! まさかママハハ……ママハハを使役するのか!? だが、ママハハはいないぞ。
キョロキョロと怪しげに辺りを探す俺に、ナコルルは言った。
「それじゃ、ご主人様。危ないですから、ちょっと下がっててくださいね」
下がってろ? 一体なにをするつもりだ?
とは言え、彼女のアブナイ・スピリッツを舐めるのは命にかかわる。俺は素直に数歩下がった。
「じゃ、行って来ます」
なんとナコルルの体が黄金に光りだし、次の瞬間…
ドシュウウウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ
ジェット機も顔負けのテイク・オフ!
マジかよ…。呆気にとられて口を開けたまま、既に青空の黒い点になっているナコルルを眺める。
「レラムツベって、こういう使い方もあるんだねぇ…」
423 :
366:2005/04/22(金) 21:02:32 ID:???
そ、そうか!
強レラムツベの飛距離って随分あるからねえ。
でも、着地硬直が心配。
道路の真ん中に降りたりしたら・・・
それにしても、ナコたん、うっかり過ぎ。
424 :
413:2005/04/22(金) 21:21:30 ID:???
414>>
毎回楽しく読ませてもらってる読者の一人です(・∀・)
職業関係の方じゃなかったんですか。 それにしてはうまいですね〜
・・・というかレラムツベってこういう使(ry
425 :
413:2005/04/22(金) 21:22:26 ID:???
ミスった ○| ̄|_
イランカラプテ!
>>366 >道路の真ん中に降りたりしたら・・・
畑の真ん中にズモッ…というのを考えていました(笑)
この短編、いつかもう2話ほど書き加えてみましょうかな。
>>413 そう言っていただけると、意欲も倍増します。
この作品もいよいよ大詰め。残りも楽しんで下されば嬉しいです。
それでは、本編に戻ります。m(_ _)m
第拾四話〜開戦! 紫風円舞・序〜
「…待ちなさい。このままナコルルを封じようとでも言うつもり?」
風もなく音もなく、己の影のみを連れて一歩を踏み出すレラ。
ムラナコも油断なく、その切れ長の瞳で彼女を射抜く。
穏やかな口調。しかし常の雰囲気とは一線を隔す。それはもはや単なる質問ではなく、明らかにムラナコを威圧するための声音を含む。
「封じるんじゃないわ。何も考えることなく、眠り続けるのよ」
「ナコルルを眠らせて、結局あなたが自由になりたいだけじゃない。好きなように生きるために」
「ええそうよ。でも、あなたもナコルルを愛しているんでしょう? だったら、見たくもない真実を見せるよりも眠らせてあげた方が、あの子にとって幸せだと思わない?
…………もちろん、あたしにとってもね」
半ば嘲笑を加えた返答に、レラを軸とした空気が張り詰める。
崩壊を待つ、ヒビ割れたガラスの館の中にいるような危うい一瞬。冷たい夜風はけっして和むことのないこの両者の衣を吹き翻し、カムイコタンの山々は深深と、いずれにも干渉することなくたたずんでいるのみ。
時の経過に比例して、二人は相手への憎悪をつのらせてゆく。
初めから、そうなる二人だったかのように。
そう結果付けられていたかのように……。
そして、嵐の前の寂とした平和は今、レラの言葉によって、明白に終えられた。
「それなら、私はナコルルを力ずくで目覚めさせる…!」
全身にゾクッ…と寒気が走る。首の根の芯まで来る震え方だ。
俺はこの時ほどレラを恐ろしく、同時に頼もしく思ったことはなかった。俺の側に立ってくれているのかは分からないが、とにかく彼女はナコルルを目覚めさせようとしている。俺の代わりにムラナコへ当たってくれている。
情けない話かもしれないが、震えて言葉を出せない代わりに、俺は心の中でレラを応援していた。
「あはははは!」
白い喉をあらわに、甲高く乾いた声で短く笑うムラナコ。言うまでもなく、あちらも迎え撃つ気迫は充分らしい。
腰の得物の柄に軽く右手を添えたムラナコは、夜叉と形容するに相応しい表情を見せる。
「おもしろいわねぇ………いいわよ、楽しませてもらうわ。レラ姉さん!」
つづく
428 :
366:2005/04/24(日) 14:40:18 ID:???
レラ、がんばれー!
俺にできるのは応援することだけだー!
赤なこたんが、この争いをあとで知ったらどう思うかな。
リムもどうしていいかわからず、おとなしいのか。
また家政婦に戻れるかな…
第拾五話〜開戦! 紫風円舞・破〜
タッ…!!
互いの宣戦布告を終え、反発する磁力のように引き込む両者。
レラの得物は、長さ約一尺ほどの抜身の短刀、宝刀・チチウシ。
ムラナコの細腰にも同じく、雪とみまごう白刃を鯉口から覗かせる、宝刀・チチウシ。
修練の妙は、シカンナカムイ流刀舞術!
およそ二百年の時を経て、睨み合うこの場所を得たムラナコとレラ。鳴りを静めてじりじりと間合いを殺す胸の内には、いかなる感情が宿っているのか…。
赫々たる精悍の気、爛々たる双眸の光は、敵の急所を見据えたまま、飛んだ…!
金属の悲鳴が耳朶(じだ)を貫く――――――
流線を描いて鞘から跳ねたムラナコの抜き打ちの一刀を、沈み込んだ体勢から鮮やかに払い上げたレラ。
最初の一撃を優にかわし、鋭い踏み込みから神速の連ね斬りを叩きこむ!
まだまだ直線的な攻勢。
ムラナコもまた、言わずと知れた実力者である。そのすべてをさばき切る余裕の含みを見せつつ、レラを呼び込むべく円を描いて後退を始める。
相手の好位置に誘導させられることを恐れたレラが小手を返す。と、忽然、ムラナコが逆襲に転じた!
利き腕からの閃光は、天地、左右に、自在に伸びる。
長い衣の裾は一陣の薫風を巻き起こし、ムラナコは舞い踊るように妙技を尽くす。
やや劣勢か…と思う間もなく、レラは素早い受け流しを見せ、繰り出される無数の切っ先を縫ってムラナコの顔を目がけて反撃の突きを放った。
強攻に臨んでいた勢いの彼女にとって、これはまさに不意の一撃。払い落とす暇もなく、無理に避ければ体勢を崩し、後続の追撃を許してしまう…。これらをすべて見越したレラの絶妙の一刀を、ムラナコは避けた。
いや、正確にいえば地面にペタンと突っ伏したのだ。と同時に、間髪を置かずして、なんと超低姿勢からレラの足首を飛ばすべく突進してきた!!
(アンヌムツベ……ッ!?)
間一髪で上空へと逃れたレラは、驚愕の色を隠せなかった。
つづく
431 :
366:2005/04/25(月) 01:25:17 ID:???
この勝負、レラが不利か。
レラには必殺技がない!(安直)
ご主人様は、このまま見ていて良いのやら。
そもそもアイヌ姉妹をメイドとしてはべらす、このご主人様は一体何者なのか?
私のスレなのに違うキャラが出張ってるわね。
第拾六話〜開戦! 紫風円舞・急〜
手練れには、二種類の人間がいる。己の力を見せつけて誇る者と、ただひたすらに押し包む者。
後者である二人の覇気は静寂な湖水の如く、さざなみ一つ立てずに粛々と剣気を練る。
――――――今、
二人の美しき剣豪は呼吸一つ乱すことなく、やや離れた距離に身を落ち着かせ、再度、好敵手と呼ぶに相応しいこの目前の強敵を推し量っていた。
本来ムラナコはアンヌムツベを体得していない。姉妹共通の流派であるシカンナカムイ流刀舞術において、使うべき「時」を最重視されるこの奥義は、ナコルルをおいて会得した者はいないはず。
「…あなたがナコルルの体だということを忘れていたわ」
「狙っていたんだけど、さすがと言うべきかしらねぇ」
その会話の終わるや否や、今度はレラが先手をかける。
「ふうぅっ…!」
どちらの呼気か…この猛烈な手数の応酬の中では計るすべもない。
まさに‘刀舞術’ ……互角に渡り合う両者は疲れを知らず、時の経つほどより苛烈に、より華麗に磨き上げられてゆくこの競演は、見る者をして陶酔の境地へと至らしめる。
すげぇ……と、ご主人様は素直に見とれてしまっていた。
彼だけではない。リムルルたちは言うまでもなく、太古からこのカムイコタンを眺めてきた深山幽谷も……失われた時代では頻繁に繰り広げられながら、今はもう絶えて久しい至高の美の興宴を、じっと刮目していた。
その先に待つ決着というものを、忘れてしまう。
この秀麗な剣劇が、血生臭い命のやりとりの手段なのだということを、すっかり忘却してしまっている…。
そんなご主人様の意識を引き戻したのは、ママハハだった。
「ピィッピ!」(オラッ、ぼーっとしてないで目ぇ覚ませや! ボテクりまわすぞ! うらうらぁ!!)
「イテテテッおい! なんだなんだ!?」
「ピキィッ!」(ボサッとしねえでオレ様に協力しろタコナスがッ。 いいか、まず……)
つづく
435 :
366:2005/04/26(火) 01:19:53 ID:???
ついに来たぜー!
ご主人様の出番が!!
>>433 おお、ナコルルが降臨!
第拾七話〜救出策〜
「ピピィ」(まず、二人を止めねばならん。オレ様とシクルゥと……聞いとるのか!?)
「ちょ、ちょっと待て。リムルル! リムルル〜ッ」
ぽわ〜っと戦いに魅了されていたリムルルが、はっとして駈けてくる。
「リムルル、ママハハがキレてるんだが…なんだって言ってるんだ?」
ママハハの鳴き声に耳を傾け、ふむふむと頷くリムルル。立派な通訳になったなぁ。
にしても、鷹語? ピーだのピャ〜でよく分かるもんだ。ニュアンスじゃなくて、論理的に日本語化しちゃうんだから凄い。こういうのってフィクションの世界だけの話だと思ってたけど…………あれ?
これ以上深く考えるのはよそう…と思うご主人様だった。
さて、くいくい…と袖を引っ張るリムルルを振りかえり、俺はママハハの言いたかったことを聞く。
なるほど…。このまま戦わせておけば、どちらかが命を失う危険がある。だから、なんとかして二人の戦いを止めるんだな、俺が。
……え? お れ が!?
「待て、俺を殺す気か? 六枚ぐらいに卸されちまうのを黙って見てるつもりくわ!!」
「ピキィッ」
「『落ち着け小僧。クールでマグナムドライなオレ様とて、そんな無慈悲なことは言わん。ちゃんと策があるわ、安心しろや』だってさ、ご主人様」
とリムルル。策…ねえ。なんだか心もとないが、じゃあその策というのを聞こう。
「ピッ」(さて、オレ様の出番だな…。覚悟はいいか、野郎共)
時間にして約二分。リムルル、シクルゥ、俺の三人は、ママハハの言葉に従って心の準備を整えた。
ナコルルを目覚めさせ、あの二人の戦いを止めるというママハハの考えた策。それは成功する確率の極めて低い話に思われた。が、それ以外に思い浮かぶ良策などない。賭けるしかなかった。
ナコルルが目覚めるのなら、どんなことだってやってやる!!
これが今の俺の率直な気持ちだ。俺たちがここに来たのも、ただナコルルに会いたかったからなのだ。
翼を広げて一声を放ち、天高く舞い上がるママハハ。
それを合図にリムルルが睫毛を合わせて空に祈りを捧げる。
もう後戻りは、無しだ。
つづく
さぁ盛り上がってまいりました
438 :
366:
一体、どんな策なのか!?
やはりナコルルに会いたいから頑張らないとな。