370 :
352:04/10/23 03:16:50 ID:???
その24時間ゲーセンには、ベンチがいくつもあり、本棚もあり、
マンガ本まで置いてあります。
自分は、ちょうどギルティが見えるベンチに腰掛け、
対戦の様子を窺いながら、うとうと、まどろみました。
目が覚めると、15分ほど経っていて、
「時間経つの、遅いなあ・・・」
と、呟きました。
何もかもから逃げ出して、行くあては、ここだけでした。
自分を追ってくる謎の悪意は、ここには入ることはできない。
ここから出たくない。
いや、もう出ようと思っても、出ることなどできないんじゃないか。
ギルティの対戦は、ひっそりとなりを潜め、
CPUのジャムが、ホゥ! ホゥ! と喚いていました。
それから、どれだけゲーセンに居たのか、あまり覚えていません。
極度の疲労と、睡眠不足と、空腹感で、ただ、ベンチにだらりと腰掛け、
ギルティのモニターを見詰めていました。
目映いギルティの画面が、ちらちら、と瞼の奥を横切り、
自分は、何故か、深い安堵を覚え、
「ここに来て、よかったんや」
と、思いました。
371 :
352:04/10/23 03:18:07 ID:???
その後、強烈な吐き気がこみ上げてきました。
店員に悟られないよう、(ここぐらいまでは頭が回りました)、背筋をしゃんと伸ばし、
しっかりと階段を踏みしめ、便所の一室に篭ると、
床に膝をつき、嘔吐しました。
もちろん、酸っぱい胃液と、飲みに飲んだピクニックの甘い香りだけが放出されて、
形あるものは何一つ出ませんでした。
ここで、全ての悪意を吐き出したかったなぁ、と思いながら、
ゲーゲー吐いていると、不意に変なモノが見えました。
便器の水に溶けた吐しゃ物に、コインを投げるジョニーがちらちら映っているんです。
ぴーん、ぴーん、と効果音つきで。
笑いました。自嘲ではなく、腹の底から笑えました。
体の中には、ギルティしか詰まっていなかったと思うと、笑うしかありませんでした。
これ以上のギルヲタはなかなかいないでしょう。
吐くと、人間はスッキリするもので、
腕時計を見れば、午後1〜2時(くらいだった・・・と思います) IN 土曜日。
「よっしゃ! 対戦やっ!」
と、息巻いて、階段を昇り、対戦台に向かいました。
372 :
352:04/10/23 03:20:00 ID:???
ま、まだ、続く・・・かも。
対戦台には誰もおらず、空しくCPUが戦っていました。
ベンチに腰掛け、息を整えると、そこで、とあるアイデアが閃きました。
今思えば、ゲーセンにおいて、最低最悪の行為ではないのか?
と、考え込むほどの、頭の悪さでした。
それは、わざと対戦台に1クレジット入れておき、
それに気づき、タダでできると思って、プレイする人に乱入するという、
まさに釣り餌作戦。
あまりに汚すぎるこの糞アイデアに、当時の自分は、
「おおっ 俺ってクレバー!」
と、酔っていました。
わくわくしながら、ギルティの対戦台をウォッチングしていると、
早速、ソルでプレイしだす人が!
いきなり乱入せず、CPU5人目辺りで、いざ100円玉を投入。
早速、対戦が始まります。
「久々の対戦やー! ドキドキするなー!」
と、思っていました。
ところが、まるでちっともさっぱり、興奮などしない。
あの熱狂の片鱗も、滾る血潮の一欠けらも、感じない。
ただの、自分が無理やり作り出した、勝負の真似事でした。
373 :
352:04/10/23 03:21:22 ID:???
開始直後、全く動けませんでした。
「俺、何のためにギルティやってたんや?」
と、ボケた頭でも自問できるほどの、疑い。
とりあえずHS振る。ガンフレイムにひっかかる。空中もってかれて端まで。
起き上がりにガンフレイム重ねられて、とりあえず直ガーしたら、
フォルキャン(GGX後期に発見された、仕様かバグがようわからんハメ技)
使われました。
何もできない、手も足もでない。初めての経験でした。
ガードゲージあっというまにMAX、そこでガンフレイムひっかかって、
あえなくKO。
そしたら初めて、
挑発、されました。
見るのは初めてやった。あるということだけは知っていた。
今まで見る機会が無かったのは、運が良かったのか、悪かったのか、
よう分かりませんが、ごっつい衝撃でした。
自分の糞アイデアを見透かされたような、
「お前とやるのはつまんねぇんだよっ!」と言われているような、
いや、ゲーセンで受けた、
初めての悪意でした。
374 :
352:04/10/23 03:24:31 ID:???
(ここからグダグダになりますがご勘弁を・・・)
安らぎの、安寧の、平穏のゲーセンで受けた、むき出しの悪意。
惚けた頭には、ただ、
「ほんまにお前は、対戦がしたかったんか?」
というフレーズがエコーしました。
相手側に見えないように、放心状態のまま捨てゲー(最初で最後でした)して、
階段を荒々しく降り、もどかしげに重い扉を開いて、
駐車場の隅にうずくまり、
声を上げて、号泣しました。
泣いてクリアになった頭で、よく考えると、
やっと、ゲーセンにハマり狂った理由がわかりました。
人と接したかっただけなんです。
375 :
352:04/10/23 03:25:26 ID:???
人と接したかっただけなんです。
ゲーセンの空気は、人と人との繋がりの空気。
騒音は、人の笑い声。
煙草くささは、人臭さ。
そして、何であそこまで対戦に狂ったかといえば、
ただ、コミュニケーションが取りたかっただけでした。
ギルティというツールを使って、人と、楽しく遊びたかっただけなんです。
人と、まともに接することはできませんでした。
己の悪口が聴こえ、とても辛くて、話すらできませんでした。
それでも、心はコミュニケーションを求めていました。
顔もよくわからない、声もわからない、
性格も、どんな趣味を持っているかもわからない。
それでも、触れ合うことができる、楽しみあえるゲーセンにハマったのだと、
冬の澄んだ青空を仰ぎながら、おいおい泣いて、身に染みて理解できました。
そういえば、実は、対戦して、熱くなるよりも、
みんなが笑いあいながら、わいわい対戦しているところを、
ピクニック飲みながら、ただ見ているときだけが、
一番、楽しかったな・・・。
哀しいときには青空を見上げろ、涙が止まる、といいますが、
アレは嘘です。
現に、死ぬほど泣いて泣いて、空を見るたびに、
嗚咽して、嗚咽しまくりました。
なんとか店員は呼ばれずにすんで、一通り泣き終わったあと、
腫れに腫上がった目を押さえ、鼻水を袖にこすりつけ、
チャリを漕ぎ漕ぎ、家に帰りました。
376 :
352:04/10/23 03:26:43 ID:???
人と接したい。
なのに、接することができない。
そんな心の空洞に、ゲーセンがズッポシ入りました。
「おいおい! その技、ありへんて!」
「なんでそこでそれを出すねん!」
と、対戦の後、負けた人が勝った人の肩を揺らしながら、
目も眩むような、嬉しそうな笑顔を、見ていたかった。
そんな笑顔を、自分も、他人に見せたかった。
チャリを漕ぎながら、田んぼ道(近道です)を、
目に一杯、涙貯めながらフラフラ横切り、
危うく落ちそうになりました。
うおーっ! 書いたーっ!
とりあえずオチがあるので、次もカキコします・・・できたら。
オチまだ〜
378 :
352:04/10/23 04:52:44 ID:???
エピローグみたいなもの。
狂乱から覚めて、一ヶ月。
幻聴は依然としてあるものの、精神科医に足繁く通い、
リハビリ施設で働いたりと、辛いながらも、頑張って暮らしていました。
でも時々思いだす、ゲーセンで過ごした日々。
結果的に、ゲーセン通ってよかったんかなぁ・・・と、思うようになりました。
んで、ある日、ある時。
「いっぺん、ゲーセンみにいってみるか」
と、家族に内緒で、またチャリを漕ぎ漕ぎ、一路ゲーセンへ。
あの興奮は鎮まったけど、妙に心騒ぐものがありました。
379 :
352:04/10/23 04:54:41 ID:???
いざ懐かしのゲーセンの中へ入り、一通り歩いて、
ピクニックを買い、ベンチに腰掛け、ちょっとだけ寂しくなりました。
もうギルティギアは、なかったからです。
代わりにブラッディロアが置いてあり、周辺には対戦者もおらず、
自分は、ピクニックを飲み終わると、ゲーセンを後に・・・
しようと思ったところで、ふと思いつき、
店員さんに、
「ギルティギア、もうないんですか?」
と、初めて、ゲーセンで声を出しました。・・・店員さん相手だけど。
そしたら、
「もうないんですよー。でも、みんな聞いてくるから、また置くかも」
と言ってくれたので、
「お願いします」
とお礼して、今度こそ、
ゲーセンと、お別れしました。
全てのアーケードゲーマーに幸あれ。
おしまい
<オチみたいなもの>
挑発した人とは、今では一緒にイスカで遊んでいます。
家庭用やけど。レバー8本買ってもた。
長い長い長文お疲れでした
私は結果的にゲセンの経験は良かったのだと思いますし
ゲセンに入り浸る事で周りから非難される等
なかなか他人事とは思えませんでした
ゲセンに行きたかった理由は人とのコミニュケーションを
取りたかったんだと…ゲセンに行って随分長い年月が経つのですが
その考えは浮かびませんでしたし、その通りだと思いました。
この間、たまたま4人アクションをやりにいったら2組がやっていて
私は乱入せずに初めからやり、当然2組の方が先に終って
席を立っていなくなった時、なんか取り残された感が少ししました
もちろん、全くの他人で面識も無く当然の事なんですが妙な感覚でした
ただ、人が集まればトラブルやらマナーが悪かったりと問題もあるので
貴方の行っていた所は良いゲセンだったのでしょうね
なかなか心揺らぐイイ話でした
メモ帳とかにまとめて一気に書かなかった点以外は文句なしの100点だな
読みやすいしある程度感情移入できた
>あの興奮、あの熱気、あのヤニ臭さ、あの倦怠、あの、何もかも許す優しい空間
この表現、すごくイイ。
ゲーセン依存者にとっては唯一の空間。
優しくて殺伐とした空気を吸わないと生きていけない…
鬱病持ちを薬常用で何とか働いている自分としては、
「睡眠薬〜カッターナイフ」でびびったけど、とにかく
本人が生きていて、書き込みもできる状態まできた
だけで100点あげたい。
通りいっぺんの励ましとかは無意味だと思うので、
「とりあえず何とか過ごしていこう、な」としか。
んじゃ、俺は一ギルティプレーヤーとして一言。
どっかで会うことがあったら、俺とも対戦してくれや。
そんだけ
社会復帰してください
俺、格ゲーさっぱり出来ないんだが良い話だと思ったよ。
俺もゲーセン行き出した頃は、単にポップンとかギタドラとかやるためだけに行ってたんだけどさ、
今は友達来てないと、なんとなくやっててもイマイチっていうか…
別にゲーム自体は今でも変わらず大好きなのになぁ。
「人と接したかった」って、何だかグッときたよ。
そして不覚にも
>>384のレスにもグッときてみたり(ノД`)b
387 :
ゲームセンター名無し:04/10/24 00:40:31 ID:KCtBgaxP
ゲーセンに、対戦に、ハマり狂った理由が
「人と接したかっただけ」
というのが、かなり自分とかぶっていたので同じく凄く感情移入しやすかったです。
格ゲーにハマッて何年も経ちますが、初めて対戦で勝てたキャラ
等をずっと覚えているので闇慈vs紗夢や、vsファウストが忘れられない、
というのも良く解りました。
対戦者がいそうな時間に人気がないと落胆してしまったり、
空を見るたびに、辛くなったり〜等もあるので。
>実は、対戦して、熱くなるよりも、
みんなが笑いあいながら、わいわい対戦しているところを、
ピクニック飲みながら、ただ見ているときだけが、
一番、楽しかったな・・・。
「自分が」熱くなっている時よりも「皆が」楽しそうな所を
見ているのが「一番楽しかった」と、思う事が出来る貴方にグッと来ました。
がんがれ。超がんがれ。
辛くても楽しい事を見つけ出せた君が好きだ。
素敵だ
352と対戦したら楽しそうだな
390 :
ゲームセンター名無し:04/10/24 04:03:26 ID:qs1Olgyj
はい、このスレ見つけたんで書きます。
まぁ感動もなんもないかもだしそっけないカキコミだけどねw
俺が小学校低学年の頃、よく母さんの買い物についていってスーパーにいってた、
もう今じゃそのゲームの名前もなんもわからないけど、ボクシングのゲームやってた。
で、親の買い物だからほぼ毎日付き合ってたのよ。
だから、ほぼ毎日いる神プレーヤーがいるのも知ってた。(今の俺からしたらね。)
マジうまいのさ。でもそのころってストUすらでたばっかだったんだけどねw
で、そのとき俺は確か7歳くらい。よそうだけどその神は20くらい。
いつも俺が母さんに少ないこずかいもらってそのボクシングのゲームやってたんだけど、
その神は黙って後ろから見てただけなんだよね。
でね、ある日、いつもみたいに一日の楽しみのそのボクシングゲームやってた時のこと。
いつもその神も後ろで見てて。
続
391 :
ゲームセンター名無し:04/10/24 04:09:45 ID:qs1Olgyj
390です。
びっくりした。まぁ俺ピンチ。所詮俺も餓鬼だから読みあいもなくCPUの動きも
わからず暴れ。そんなとき俺の事をその後ろの神がプレイ中にもかかわらず
押しのけて神がゲーム横取り。ありえない。いまだにマナー的には思う。
彼は俺としゃべった事はなかった。今もしゃべった事はない。
だけどそのとき彼はピンチな俺のゲームを俺を振り払って相手を倒して初めて
行く次のCPUに行くだけ言って黙って帰っていった。
いまだに彼の真意はよめない。それに当時は相当むかついてた。
結局次のCPUにいって彼は帰って俺が自分のゲームだからプレイした。
すぐに負けた。それから彼にはあってないしみてもない。
続
392 :
ゲームセンター名無し:04/10/24 04:14:16 ID:qs1Olgyj
でも今になって思う。彼は明らかにマナー違反。
俺を。餓鬼だった俺を思ってくれたのかも知れないのかもだけど、明らかに
マナー違反。
でも・・・ありがとう。
俺は今20歳。あの頃のあの人と同じ年齢くらいかな。。。
まだ俺はゲームしてるよ。
梅原様。大御所様。
それに近いレベルにいるよ。自分の名前を言ったらあぼーんだからいえない。
でも、いつかまたあの頃のあなたと会えるなら。
究極にそっけなく、思えば助けてくれたあなたなら。
また会いたいです。
感動とは違いますが、話してみましたwすいません。
俺もギルティプレーヤーとして言いたい。
どっかで会ったら俺と対戦してくれ。
今までROMってたんだが、ついこの間ちょっとイイコトしてきた。
押しつけがましくなるが、聞いてくれ。
よく行くゲーセンがある。
そこのゲーセンはイスカ四台の隣にイグゼクス対戦台がある。
俺はギルティをゼクス→イグゼクス→イスカとやってきた。
俺はその時イグゼクスをずっとやってた。
すると隣のイスカの反対側で一人CPU戦をやり始めた奴がいた。
俺と同じソル使い。
俺はCPU戦で余裕あったからチラチラ見てた。
そしたらそいつ、あんまり上手くない。
そこは違うだろ、VV出しておけよ、とか思いながらCPU戦を続けた。
その内、2人組の工房がやってきて、いきなりイスカで対戦し出した。
そんなに上手くないのに勝てるはずがない。
俺は速攻でCPU戦を終わらせて、イスカに乱入した。
394 :
393:04/10/24 04:51:45 ID:???
(続き)
ソル使いとも乱入してきた奴とも違うカラーを選び対戦開始。
つまり、1対1対2ってことね。
徹底的に工房を痛めつけて殺した。
工房はカイとジョニー使っててそれなりに上手かった。
けど、俺も必死だったんだろう、結構余裕で勝てた。
(↑すまん、自慢じゃないが・・・)
そしたら必然的に俺とそのソル使いとの対戦になるのよ。
さっきからプレイ見てて、リバーサルが弱いって思ってたから、
とりあえず足払いで転ばせた後、立Kを重ねた。
重ねるだけで当たろうがガードされようがどうでもいい。
単発の足払いで転ばせたら、すぐにダッシュして立K。
これを繰り返した。
その内にわかってきたらしく、リバーサルVVをなんとか出そうとしてた。
10回ほども続けただろうか、リバーサルVVを出せるようになった。
その1回だけかもしれんが、出せるようになったと考えたい。
それからのらりくらりと相手の攻撃を受け続け、負けた。
席を立つときに、「リバーサル、頑張れよ」と声をかけた。
ソイツは、「がんばります!ありがとう!」って言ってくれた。
このスレ見てなかったらこんなことしてなかったかもしれん。
今までイイ話を書いてくれた人たち、ありがとう。
マナー違反ってのは、オラオラのけいガキよぅ
今から俺様が楽しむじゃけんのうっ!って奴みたいな事でしょ
おそらく、少ない小遣いで毎日一生懸命やってたチミに
少しでも長く遊んでもらいたいと思っての行動だろうさ
なぜそんな行動に出たか、それは転勤が決まってもうココには
来れなくなるから最後、挨拶代わりにやったんだよ
・・・ホントの事はシラネ
>>393 本人も押しつけがましいって言ってるから、わざわざレスすることでもないかな。
ただ、救出乱入の後、教えるだけで「リバーサル、頑張れよ!」では終わらずに、
相手が「がんばります!」って答えてくれたのがイイ!!とおもた。
たぶん394も相手がそういうヤツだったから書いたんだと思うし。
久々にゲーセンでも行くか・・・・・・・・・
そしてイイことが起こることを期待してゲーセンへ向かった
>>398は
DQNにカツアゲされるのであった
o(・∀・)oチンチン
なんか良い流れが戻ってきたな。
なんか嬉しい。
>>379 GGXの代わりにBRが入ったってのが
俺的に最大の落ちだった。明らかに
GGシリーズの方が人気あるのに。
これが闘姫だったら出来過ぎか。乙。
ある女が青リロでブリジットで乱入してきた。
俺は初心者中の初心者なので必死に戦ったが負けた。
それを見ていた厨房×4が「ブリジットに負けるとかそろそろ危ない」とか言い出す。
俺はそれを聞いて怒りやらなにやら感じたわけだが・・
それを聞いたのか、相手の女は「アホか」と厨房どもに言い放ちゲーセンを発った。
あとを追いかけて一緒に喫茶店に入りましたとも。
中学生らしい子どもたちが脱衣麻雀のお仕置きに集合してた
やったこと無いからよくわからなかったが
そうだな〜うその匂いがプンプンするので
特にコメントはしません
っていうかブリが弱キャラとかそろそろ意味不明
幼い頃父親はいませんでしたが良き母なもとで育てられました。
ある日、近所のデパートで開催されていた恐竜博に行った帰り道に
ちっちゃいゲームセンターに寄りました。
当時僕は四歳、ゲームなどできるわけがなくお母さんと隅っこで
綿飴を舐めていました。そして
「あっ!お母さん。これやりた〜い」とガチャポンの前でダダをこねる僕。
しばらく母は悩んでいましたが、ついに根負けしたのか100円玉を握らしてくれました。
「ゆうちゃん一回だけよ」って優しく言ってくれました。
そして期待に胸を膨らまして100円をセット。
「ままぁ、ままぁありがとう」って言いながら回すと出てきたのは可愛くないフィギュア。
僕は落ち込みました。たぶん涙目になっていたと思います。
5種類中4っつは欲しいのだったのに、なんでこれなんだょぉ。
そんな思いで胸がいっぱいになりました。でも、せっかく母が買ってくれた
ガチャポンだったので僕は
「ままありがとう♪」って精一杯笑顔をつくっていいました。
母は笑っていました。
家に着いて夕飯を食べて、その日は母とお風呂にガチャポンを持って入りました。
お風呂の中にはスポンジみたいのがあって、それで自分の体を洗ったりフィギュアを
洗ったりして楽しんでいたと思います。
最初はあんまり可愛くなかったけど次第に愛着がわき、幼稚園の友達と遊ぶときも
いつも持っていってました。夜寝るときも一緒です。
母は僕にこう言います。
「ゆうちゃんが気に入ってくれたみたいでよかったわ。」
続けて
「でも口に入れちゃだめよ」って。
しかし時は経ち、いつしかフィギュアは机の奥深くに眠っていくことになります。
中学生になった僕。
心も体も大きく成長して、二人きりの家で幸せにくらしていました。
お小遣いはありませんでした。
家にあるゲームは年に3本くらいずつ増えていき、いつしか机の中にいっぱいに
なったので整理をすることになったのです。
机の後ろに悪いテストを押し込んでいたのですが、なんか悪いことをしてる
みたいな気分になってそれを母に見せようと机をはずしました。
小さい家で、小さい部屋で眠っていたフィギュアを
数年ぶりに見つけました。
フィギュアはゴムで出来ていて肌色で、すこし黒ずんでいたものの当時の
姿をそのままに残していました。
懐かしさが心を包み込むのを感じで、僕は涙目になりました。
小学生になってから物を欲しいと言ったコトがなく、もしかしたら人生で
望んだ最後のものだったのかも知れません。
その晩。帰りの遅い母のために食事を用意し、食卓の上にフィギュアをおいたまま
寝ることにしました。
「これのコト覚えててくれてるのかな」って今日まで忘れていた僕が思いながら
布団の中で夢の中に入りました。
翌朝。
食卓に残る夕ご飯。フィギュアの横に一枚の紙を見つけました。
その紙には・・・
ゆうちゃんへ
懐かしいお人形さんが出てきましたね。お母さんは少し涙がでましたよ。
まだほんの小さかった頃、いつも肌身離さずにもっていたね。覚えてる?
お布団の中でお人形さんと一緒に寝てて、朝起きてなくなってたとき目を真っ赤にして
泣いてたね。
あまり我がままをいうことがなかったゆうちゃん。
あなたを幸せにしたくてお母さんたくさん働きました。
同じ家に住んでいても、時間が合わなくて会話することもろくに出来ず
さびしい思いをたくさんさせてしまったね。
本当にごめんなさい。
ゆうちゃんはお母さんの誇りよ。失い続けるだけの私の人生の中で、
唯一あなたの成長を間近でみることが出来てたくさんのものを得ました。
いつもありがとう。
母より
僕は中学を出てすぐに就職しました。
もっと勉強して大学に入ったほうが全然いいのですが、一日でも早く
家にお金を入れたかったからです。
毎日幸せでした。ありがとう、お母さん。
感動した!!!!!
マジ今も涙目
お母さんを大切にな
俺は何もしてあげられないうちに、母さんを無くしてるからか、
この手の話には、すげー弱いんよ
お母さんを大切になー(T.T)/~
100点満点
感動しますた、素晴らしい話をありがとう
私にはまだ母親も父親もいます
でも親孝行したいと思ってるわりになかなか行動に移せません
恥ずかしさとかそういった感情のせいもあります
後悔しないように心掛けたいと思います
まぁなんていうか・・・かすってはいるけど。
ちょっと違うような…。
でもいい話だね。
おいおい、良い話じゃないのよ〜
おまいらみたいな家族が幸せになればいいんだよ
ホントおまいら良い人だよ社会の薄汚い所を目の当たりにしても
挫けないでくれ、たのむぜゆうちゃん
感動した!ヤバイ、俺もちょっと涙目だよ。・゚・(ノД`)・゚・。
>>417 プライズの話だから無問題。