ガイル
「そんなところで・・・・・・何してんだい?プロレスラーさん」
ザンギエフ
「待機中すまないね・・・・今・・・対戦中でね・・・ダルシムを探している。
昨夜向かい側の画面端でヨガがあってね、わたしが伸びる手でなぐられたんだ。
胸毛が抜けて飛び散ってね・・・・・でも画面内にはダルシムが全部そろってない。
とくにこう投げる部分がね・・・。ダルシムがここでヨガったというんでステージ内にいると思ってね・・・。
『スクリューパイルドライバー』が決められるはずなんだよ・・その部分を探しているんだ」
ガイル
「こんな距離から近付く気かい?」
ザンギエフ
「投げキャラだからな・・・・」
ガイル
「ああ・・・・その・・・・なんだ・・・・」
ザンギエフ
「なにか?」
ガイル
「いや・・・・その 参考までに聞きたいんだが
ちょっとした個人的な好奇心なんだが
もし近づけなかったらどうするんだい?
「スクリューパイルドライバー」なんて決められないかも・・・・
いや・・・・
それよりも近づいたとしてダルシムがずる賢いテレポートとかして
向こう側に逃げたとしたらあんたはどう思って・・・・
そんな苦労をしょいこんでいるんだ?」
ザンギエフ
「そうだな・・・わたしは『スクリューパイルドライバー』だけをもとめてはいない
『スクリューパイルドライバー』だけを求めていると人はジャンプをしたがるものだ・・・
ジャンプをした時、対空を受けるかもしれない。
やる気もしだいに失せていく。
大切なのは『ダルシムに向かおうとする意志』だと思っている。
向かおうとする意志さえあればたとえ
今回はダルシムが逃げたとしてもいつかはたどり着くだろう?
向かっているわけだからな・・・・・・・違うかい?」