「ゲームはこの『ストリートファイター ZERO3』で……対戦を希望したいが…」
「…………」
「『魂』を!賭けよう!」
「グッド」
ドキュウゥゥ〜ン
『ゼロッ! スリィッ!』
ドド ドドドド
『「ZERO3」ハ一対一ノ対戦型格闘バトルゲームッ!』
「フフフ まずキャラを選んでください」
「ナッシュ」
「同じく」
ドヒュ―z___ン
『ナッシュゥゥゥゥゥッ!』
←溜め→パンチ ソニックブーム
↓溜め↑キック サマーソルトシェル
『必殺技ヲダスマデ レバーヲ斜め下に約3秒タメル』
「君の好きなISMは」
「X-ISM」
「初代ストUと似たシステムだね…
入力! わたしのナッシュもX-ISM
ガイルが好きなんでね」
DOOOOOO
『両者位置ニツキマシタッ!』
ドオン ドオッ ドオッ ドオッ
『試合開始5秒前!』
ドオッ ドオッ ドオッ ドオッ
『4秒前!』
「!?」
グゥゥーーーーーーーーーー…
『3秒前!』
ググゥゥーーーーーーーーーー…
(こいつの指の動き…このレバーを斜め下に入力して溜めておくやり方はッ!
試合開始と同時にソニックブームを撃つやり方だッ!)
コォォォォ――ッ
『2秒前!』
(しまったッ! ぼくにはこのやり方で溜めをつくる時間がないッ!
ヤツに先に撃たれてしまう!!)
『1秒前』
――――
『FIGHT!』
ソニック!!! ドンッ ガシッ バーーーーン
「しまった ソニックをガードしたッ!」
(ここさえ決めればもうわたしの勝利です
なぜなら同じ能力の溜めキャラが同じ戦法で戦ったら
この状態では溜め返すことは不可能ッ!
そして残念ながらこのダービーには対戦中の操作ミスは絶対にないッ!)
「甘かったですね花京院ッ!」
ドシュ――z___ッ ズキュン! グラグラグラグラグラ!
「なにッ!」
グラグラ!! ガコン ガコンガコン!
「花京院のスタンド! ものすごい勢いでゲーム筐体を揺らしているッ!
こ…このテクニック」
バァ―――ン!!
「相手のレバーも揺らされ 溜めを解除したァ――!!」
「花京院きさまこのゲーム やり込んでいるなッ!」
「答える必要はない」