レオナ と ハイデルンラルフクラークウィップ:Part2
もう年越しで済ませてしまいましたよ
>382 レオナタンと姫はじめ
>381 ラルフと(以下略
>383 クラークと(以下ry
>384 ムチ子と姫はじめ
>385 デルンと(以k
仕事忙しすぎてこの半月ネットに触ってませんでした。
おまいら明けましてとてもどうもおめでとうございます。
今年も変わらぬレオナタソハァハァライフをエンジョイ約束中です。
>>357 なぜ今自分は仕事先のネカフェでこれを見ることになったのか。
それが今年早々にて最も悔やまれる事です。
でもトリップだけは持ってきたという漏れ。
>>376 えらいっ。実にえらいことです。
トリップをもってきたのもえらければ、拙作にレスをくだすったのも実にえらい。
とくに後者の部分に深い感謝をこめつつ、やがて来る安穏に期待いたします。
そして激しくあけましておめでとうございます。
とりあえず、382は俺がもらう
では俺は大佐としっぽりお楽しみするZE
隙間梅。
○ ○
//l /l\
○入Z入 ̄ ̄ 人
Λ
お次の方ブリッジどうぞ
今夜はお楽しみだぜ…
中年好きなので383ゲット
チム子と姫はじめ…
吸われて来ます
386 :
ゲームセンター名無し:04/01/07 22:04 ID:8XIbL0Oz
アンブロックage
ブリッジsage
明日はレオナタンのお誕生日ですよ
389 :
ゲームセンター名無し:04/01/09 19:28 ID:PEa9vrVA
ウィップ、レオナは処女だろうか?
今日はレオナの誕生日?おめ!
レオナたん、おめでとう
3人目。おめでとー
394 :
ゲームセンター名無し:04/01/10 01:34 ID:OySHYDuk
レオナよりマアムの方が好きだな、漏れは。
藻前なぞエイミで十分。
レオナたん誕生日おめー
おめでとうございます。レオナたん。
結婚してください。レオナたん。
399 :
ゲームセンター名無し:04/01/10 20:00 ID:ZP82+BaD
レオナって結構料理とか得意そうだよな、結婚したら美味しい味噌汁でも
作ってもらえそう。
コングラッチュレーション
,―==7 Congratulation! コングラッチュレーション
|く ___ _> Congratulation!
fll`ーU+'
`''、 ー=| おめでとう・・・・・・・・!
_,,..-´:|ヽー-;ー..,,_
. ,−=-, ,,..-‘≡≡:| ><´|≡::|ヽ おめでとう・・・・・・・・! おめでとう・・・・・・・・!
. | l____ヽ.|≡l≡≡≡| |::| |≡:::/::|
. |(llー´_ヽ|≡|≡≡≡|.|:::|l≡::/::::| お誕生日おめでとう・・・・・・・・・・・・!
.. 4 l__`=|_|≡:|≡≡≡::||:::|'≡/≡|
/|\,.・|::≡:|ヽ|≡≡≡≡≡:::/|≡::| _,,.........、
≡|/}:ヽ|:≡|::::|{≡≡≡≡≡:::{ .|≡::| ヽ_,, ヽ
≡:| |:::|l≡:|≡|:|≡≡≡≡≡:::|. .|≡::| /_> |
:::≡l|:::|'≡:|≡:|::|≡≡≡≡≡:::|. .|≡::| |7 llう.. |
≡≡≡≡/|≡ヽ≡≡≡≡≡::::|. ..|≡::|. z-..,〃、 ム__ ll´.. |
::≡≡≡::/ ヽ≡ヽ≡::|―、≡≡::l ..|≡::| / ミ 1´/ヽ==,...
::≡≡≡| \≡ヽ::| ヽ≡≡l .ljヽl | 刀、ミ _,,,..-`‐三=ー-
::≡≡≡| |ヽ/ー.、.. ヽ≡≡l. .|/ | ノ= ∠i /ヽ、≡≡≡≡≡
:|¬、≡≡ヽ. |≡ゞー=ッ |≡≡| __/ (ll ー゜\|ヽ. /≡::ヽ≡≡≡≡≡
:| ヽ≡≡ヽ |≡≡ヽミ. |≡≡| l|. ll7| ヽu=/l二ll二l'''ヽ /≡:::/≡≡≡≡≡
料理うまそうだけどスゲエサバイバルなメニューが出てきそう
誕生日プレゼントに可愛い子犬ちゃんをあげたら
晩飯にされたりして
あー、1月10日なのに何も書く事ないな
数年前は、互いの好きなキャラの誕生日が来る度に知人とお目出闘メールしたものだったが
レオナたん誕生日おめでとう抜けてた…
写真の撮り方から焦りが伝わって来る
滑り込みセーフだねw
こんな娘さんと正月出かけたかったねえ・・・どこかの戦場へ孤児を探しに行った方が早いか
オメ
間に合うか?
許してくれ
色が付いてなかったから幽遊白書に見えた
>>403 涙が出るほどGJ!!!!
和服いいなあ。似合ってるよなあ。
良いレオナだなあ
どんがらがっしゃん。
「――もうやめましょうよ大佐。今ならまだ、他の手を打つ時間があり
ますよ」
「うるせえ、ここまで来て今更やめられるか!」
もうもうと視界を覆う白い煙の中、クラークのもっともな提案を、ラ
ルフは乱暴に蹴っ飛ばす。
いや、煙ではない。小麦粉が舞い散っているのだ。
別に、粉塵爆発が人体に及ぼすダメージの計測実験を、身をもって行
おうとしているわけではない。小麦粉倉庫に立て篭もったテロリストと
一戦交えているわけでもない。ただ、基地内の予備の調理場を借りて、
あるものを作ろうとしているだけだ。
「えーと、とにかく次行くぞ。なになに? 『小麦粉1カップを良くふ
るい、先程の生地に一度に加え、さっくりと混ぜ合わせます』だと?」
「小麦粉なら、もう2カップばかり入ってますよ。さっきあなたが、小
麦粉の袋をひっくり返したせいで」
ひょいとクラークが持ち上げた、黄色い液体――泡立てた卵と溶かし
たバターと砂糖でできた生地の入ったボウルの中にも、なるほど小麦粉
の山ができている。
ボウルの中に一体どれだけの量が入りこんでしまったのかもわからな
いし、溶け込んでしまった小麦粉を取り出すことはできない。つまり、
正確に1カップの小麦粉を混ぜるのは、もう不可能と言うことだ。
「やり直しですね、最初から」
そう言うと、クラークはボウルの中身をゴミ箱にぶちまけて、空になっ
たそれを流しに放り込んだ。流しの中には、同じような惨状を呈したボ
ウルが。すでにいくつか積み重ねられている。
「やっぱり、どこかで買ってきた方が良かったんじゃないですか?」
「それじゃ意味ねえだろ、この場合――クラーク、卵の黄身と白身、分
けといてくれ」
ラルフが無造作に投げてよこした卵を器用に受け取って、クラークは
それを2つのボウルに割り入れる。片方は白身、片方は黄身だ。
「だったら最初から、調理班の連中に助っ人頼めば良かったんですよ」
「それも意味ねえよ。あいつら軍属とは言え、プロじゃねえか。アマチュ
アが作ったものだから意味があるんだよ」
「それには同意しますけどね――はい、白身。これに『砂糖を1カップ
入れ、充分に泡立てる』だそうです」
白身の入ったボウルと、泡立て器をラルフに渡してから、クラークは
調理場の惨状を改めて観察した。
器物の破損こそ出ていないが、あちこち粉まみれ、床には生地のハネ
が飛んでいるし、汚した調理器具も山積みだ。これの掃除のことを考え
ると気が遠くなる。
今日何度目かわからない溜息を吐きながら、クラークは泡立て器と格
闘しているラルフに、これも今日何度目かわからない忠告をした。
「無理ですよ、未経験の男2人がケーキを作るなんて」
レオナにはもう少し、家族的な体験をさせた方がいい、というラルフ
の意見には、クラークも諸手を挙げて賛成している。
幼いころの記憶を失って、今でもはっきりとは思い出せずにいるせい
だろうか。それともその後を、厳格すぎる義父と過ごしたせいもあるの
だろうか。とにかく、レオナにはどこか、人間として大切な部分、もし
くは基本的な感情の何かが、抜け落ちてしまっている風がある。
それを取り戻すためには、ごく普通の家族的な体験をさせるべきだろう、
とラルフは言う。それにもクラークは賛成だ。
だが、だからと言って「手作りのケーキで誕生日を祝う」という案に
は賛成しかねるものがあった。あまりにも無謀すぎる。
ラルフもクラークも、料理そのものは下手ではない。普段は基地内の
食堂で食事を済ませることが多いから、滅多に自炊することはないが、
戦場に行けば話は別だ。
長期の任務ともなれば、戦闘糧食ばかり食べていては滅入ってくる。
時間と状況の余裕さえあれば、それなりに料理をするのが常だ。
腹が減っては戦はできぬ。戦場にて最も重要な火力は炊事の火である、
とはよく言ったものだ。
しかし、その2人にしても、まともなデザートを作るというのは初の
経験だ。それもスポンジケーキともなれば、それなりの技術が要求され
てくる。そうでなければ、菓子職人という職が成り立つはずもない。
しかも直前まで任務が立て込んでいたせいで、練習なしの当日ぶっつ
け本番。それで上手く行くはずがなかった。
どんがらがっちゃん。再び派手な破壊音を立てて、ラルフが悲鳴を上
げる。
さて、どうするかな。クラークは腕時計を確認して考える。夕食の時
間まであと2時間。もう1度ぐらいは失敗する時間がありそうだ。それ
で駄目なら、いよいよあれを出そう――こんなこともあろうかと、一応
準備しておいた「卵と牛乳を混ぜてオーブンに入れるだけ」のケーキミッ
クスが、棚の中に隠してある。それを差し出すタイミングを、クラーク
はひそかに計算していた。
不恰好なケーキを前にして、レオナは正直に困惑の表情を浮かべた。
彼女を良く知らない者にはわからないかもしれないが、形の良い眉が微
妙に寄せられている。
ラルフの悪戦苦闘はタイムリミット間近にようやく実を結び、どうに
かスポンジらしきものが焼け、そこにクリームが塗りたくられて、誕生
日の食卓に上がったのだ。
すでにロウソクの火は吹き消されている。部隊一のナイフの使い手で
もあるラルフは、ケーキサーブにもその腕を存分に振るって、自分の作っ
た不恰好なケーキを手際よく切り分ける。
「ま、見た目はあれだが、材料は小麦粉と砂糖とバターと卵、それに生
クリームだ。食えるものと食えるものを混ぜて作ったんだから、食えな
いことはねえだろ。さあ、食え」
そう勧められ、レオナはケーキの端をフォークで切り取って、口に運
んだ。
そのまま、レオナの動きが止まる。
「ん? どうした?」
「大佐、これひどいですよ。そりゃレオナも固まりますって」
主役が食べ始めるのを待って、ケーキを口に入れたクラークがフォー
クを投げ出した。二口目はいらない、という意思表示だ。
「卵の泡立てが悪かったのか、小麦粉入れてから混ぜすぎたのか、ベー
キングパウダー入れ忘れたのかしらないですけど、全然膨らんでないで
すよ、これ。スポンジっていうよりバターケーキみたいで。しかもそれ
に生クリーム塗ったから、くどいのなんのって」
そう言われて、ラルフは再びレオナを見た。ケーキを口に入れたその
瞬間の、フォークを咥えたままの格好で、レオナはまだ動かない。その
表情が、困り顔からむしろ、泣き顔に近くなったように見えて、ラルフ
が慌てたのは言うまでもなかった。
ますますうろたえるラルフの目の前で、少女の喉が動く。飲み込んだ、
と理解した瞬間、ぽとりと落ちたものがあった。
涙だ。
「お、おいレオナ。泣くほど不味かったらな、無理に食う必要ないんだぞ。
ていうか吐け。吐き出しても怒らねえから、な」
「……違うの」
ほとんど消え入りそうな小さな声で、レオナが否定する。
「不味くて泣いたわけじゃないわ……懐かしかったの」
「懐かしい?」
「思い出したの……ママは料理は上手だったけれど、お菓子はあまり得
意じゃなくて……誕生日やクリスマスに焼いてくれたケーキはいつも固
くて……」
薄闇に閉ざされた記憶が、明かりを灯して浮上してくる。忘れていた、
母の料理の味。父母と過ごした誕生日。少し固いケーキの記憶。
悲しくなくても、人は泣けるのね。後でレオナは、この時のことを振
り返ってそう言った。
「でも……とても美味しかったのよ」
心底ほっとした男たちの前で、レオナは再び、固いケーキを口に運んだ。
不器用な傭兵たちの作ったケーキは、懐かしい思い出と同じ味がした。
おしまい
>>411-415 ブラボー!!!
>薄闇に閉ざされた記憶が、明かりを灯して浮上してくる。忘れていた、
>母の料理の味。父母と過ごした誕生日。少し固いケーキの記憶。
の部分になぜかホロリときますた。( つД`;)
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
そして
ナケタ━━━(ノД`)━━━!!
ナカタ━━━(゚∀゚)━━━!!
モエタ━━━(゚∀゚)━━━!!
か━いいよ━━━(。Д。'')━━━!!!!
>421が か━いいよ━━━(。Д。'')━━━!!!!
その顔文字がなんか(・∀・)イイ!!
また来年も、このスレでお祝いできたらいいなあ。