【アフロ】DDRキャラ萌えスレ【ボルドー】

レディー、非日常的への扉　1

「いらっしゃいませ、お客様どのような服をお探しですか？」
決して厭味に聞こえないよう、そして柔らかい物腰でこの言葉を言えるようになるまで結構かかったな･･･
そんな事を思いながらお客様の意見を聞きながら似合う服を探していく
この仕事にも慣れたし、前からやりたかった仕事だから自然と笑顔が出てくる
「ありがとうございました、またのご来店お待ちしております」
極上の笑顔と『営業』だと思われない雰囲気でお客様を送り出すと
「はい、また来ます♪」と返してくれる
お店の売り上げよりも、自分の趣味の事よりも
何よりこの言葉と笑顔が嬉しいと感じられるようになった
いや、なってしまった･･･と言うべきだろうか･･･
それほどこの仕事に没頭してしまっている自分が時々嬉しくもあり、悲しくもある
以前は趣味であるダンスの方が比重が重かった
でも今は･･･

971 ：ゲームセンター名無し：04/03/01 04:53 ID:???

「どうしたの？レディーちゃん、何か考え事？」
「えっ？！あ、いや、なんでもありませんよ！？」
いきなり主任が声をかけて来たので不意打ちを喰らってしまった･･･
そんなに悩んでる顔してたかな･･･？
「も～･･･しっかりしてよ？今日は月に一度のオーナー視察の日よ？
　オーナーの前で暗い顔してたら、減給されちゃうかもしれないわよ～？」
･･･天使のような笑顔で悪魔のごとき囁きを聞かせるこの人･･･
根は良い人なんだけど･･･オカマっていうのが玉に瑕･･･
そうだ･･･自分の悩みですっかり忘れてたけど、今日はオーナー視察の日だった･･･
「減給は･･･困りますねえ･･･」
と、苦笑いで返すのが精一杯だ･･･
正直に言うと私はこのオーナーが大の苦手だ･･･
面接の時も嘗め回すような視線で私を見て来て
おまけに二次面接(後から聞いたけど、二次面接なんていうのがあったのは私だけだったらしい･･･)の時には
「ミニスカートを履いて来い、上も露出度の高い服を着て来るように」
なんて言われて、言われるままにそんな格好をして来たけど･･･
(なんでも「マヌカン足る者、モデルも兼ねなくてはいけない。露出度の高い服を着て体のラインをチェックするのだ」だそうだ)
その時もグラビアモデルの様なポーズを強要され、恥ずかしさで顔から火が出そうだった･･･
仕事が決まった後も月に一度のオーナー視察の日には気が滅入った
なんだかんだ理由をつけて私の体に触れてくるし、私を見る時も露骨にいやらしい視線をぶつけてくる
主任はよく言えばおおらか、悪く言えば細かい事が目に入らない人なので相談しても
「あら～！良かったじゃないレディーちゃん！オーナーに気に入られてるのね～？羨ましいっ！」
とか言う始末･･･他の面ではすごく良い人なんだけどなあ･･･

972 ：ゲームセンター名無し：04/03/01 04:55 ID:???

ぼんやりとそんな事を考えていると
「あら～オーナー！ようこそ～！ごゆっくりして行ってくださいね～♪」
なんて能天気な主任の声が聞こえてきた
ふと入り口の方に目をやると私があまり会いたくない人物がそこに居た
その拍子にばったりと目が合う
あわてて目線をそらすけどオーナーにも気付かれてしまった･･･
「ほらっ、オーナーお気に入りのレディーちゃんもいますわよ～！ゆっくりとスキンシップはかって下さいね♪」
･･･いつかこの主任の靴に画鋲仕込んでやる･･･
「うむ、しっかりやってるかね？レディー君？」
そう言うなりしっかり私のお尻に手を這わせる
「や、止めて下さい･･･オーナー」
「おぉっと、スマンスマン。手が勝手になぁ、はっはっはっ！」
私服を肥やし、脂肪が溜まったお腹を揺らせながら
脂ぎった分厚い唇からわざとらしい言葉が出てくる
私はスッと顔を伏せ、伏せたまま嫌悪感をあらわにした顔をする
決してオーナーの前では出来ない表情
この仕事が好きだし、誇りを持っている
それにオーナーにこんな顔を見せる事はオーナーに対して「負け」を認める事になる
そんな事は嫌だ･･･この仕事を辞めたくないし、負けたくなんかない
「もぅっ！オーナーってばイタズラっ子なんだからっ！」
･･･いつか主任の家に不幸の手紙送ってやる･･･

973 ：ゲームセンター名無し：04/03/01 04:57 ID:???

最初に主任が言ったとおり、オーナーは閉店まで店に居た
しかし、その時間の殆どは事務所に篭って主任と何か話していたようだ
いつものセクハラは最初だけ
それが逆に気になった
そしていつオーナーが事務所から出てくるのか気が気でないまま接客をしていると、
いつの間にか閉店時間が近い事に気が付いた
慌てて閉店作業をしていると、事務所から主任が顔を出し
「レディーちゃ～ん、ごめんねぇ～話が長引いちゃって～♪
　悪いついでに私ちょっと用事があってお先に失礼させてもらうわ～」
オーナーはいつの間にか帰ったのだろうか？
「あっ、はい。お疲れ様でした～」
それじゃよろしく～、と投げキッスをしながら主任は再びドアの向こうに消えて行った
「はぁ･･･なんか疲れた･･･こんな日はスタジオに顔出して踊りまくっちゃおうかな･･･」
そう思っていた
それがいつもの事だった
でも･･･今日はいつもとは違う日になってしまった･･･

続く

974 ：970-973：04/03/01 05:00 ID:???

終り間際になってなんだけどちょっとしたSSを書いてみた
続きが読みたい、なんて奇特な人いる？

一応続きはエロエロ編とネタ編の両方考えてるんだけど･･･

975 ：ゲームセンター名無し：04/03/01 14:39 ID:???

素直に続きが読みたいと思った
できれば他のキャラもからませてほしい
いやがるお姉さん萌え。

976 ：ゲームセンター名無し：04/03/01 15:04 ID:???

お前ら少しはまともな本読めよ

977 ：ゲームセンター名無し：04/03/02 00:17 ID:???

ﾊｧﾊｧ

978 ：ゲームセンター名無し：04/03/02 02:56 ID:???

>>976
まともな本の定義を教えていただきたい

979 ：ゲームセンター名無し：04/03/02 19:03 ID:???

>>976
ここでまともなものを求めてどうすんだ。