ここまでは順調だったのだが、
どうしても解釈が不可能な要素が数点あるようだ。
もう少し考える時間が欲しい。
もしかしたら、この物語の結末――すなわち真実は、
僕の想像など決して及ばない場所にあるのかも知れない。
ウホッ、ほんとに出てきた
あなたにそう言われるととても嬉しいのだが、あなたの考えた結末を読みたいのも事実だ。
しかし物語の結末が一つであるとは限らないだろう。
時間ならある。この蛹はけして単純に考えていいものではないさ・・・
・・・なんかいい展開になってきたな。
間違えました。
>>80氏
僕はある理由からこの物語の続きを知らなければならないんです。
その辺のことはおいおい説明していきます。
とにかく、協力してくれてありがとうございました。
あなたには感謝しています。
もう一歩です。
もう一歩で私を殺した人間が明らかになります。
このスレも物語の一つってことか....
いいね。
期待保守
>>209◆Z9aQhYemIA氏
・・・そうですか。
こちらこそあなたには久々の衝撃を受けました。
本当にありがとうございました。
でも良かった。
確実に近付いてきてはいるようですね。少しでもお役に立てたなら光栄です。
自分にも出来る事はさせて欲しい。
そのためだけに今までの話を微かながらも解いたつもりなので。
まぁ、このスレの皆の許可さえ下りればの話だけども。
しかし、一人でこのまま進んでいけばどうなることやら。
覚悟はしたつもりだが。もう少しなのに
鮮明にかと煌々と浮かび上がる月光が僕を桜へと導く。
そこらへんを不気味に飛び回る烏の羽が僕の頭に擦れて落ちた。
亜咲を殺した日の記憶が、遠い彼方から浮かび上がってきた。
今までなぜ思い出せなかったんだろう。
思い出したくなかったんだろう。
結局は心のどこかで怯えていた。
思い出さなければならない。
どこかで崩れ落ちた断片を、それが例えどんなにばらばらになっていても、
どれだけ時間がかかったとしても、満ち欠けを繰り返したとしても。
辿っていかなければ、ならない。
また一歩、と足を進めると、何かが足先に当たった。
僕は何かと思い視線を地面に向けた。
奇妙な形をした、黒々しい物体。
一瞬何かと思ったが、僕はすぐに理解した。
蛹だ。
恐る恐る、僕はそれに触れる。
けれどいくら手を伸ばしてもそれに触れることが出来ない。
地にあるはずのそれが、まるで空の星のように遠く感じた。
けれど、少しずつ近付いている。
空に昇っていっているのだろうか?地よりも低く遠い空に。
やがて、すぐそこに蛹が見えるようになる。
そして、触れた
途端に、景色が一変した。
・・・だめだ。しばらく行ったり来たりして悩んだがこの先はどうにも開けない。
鮮明にかと→鮮明にかつ
このスレ・・・まだ生きてたのか
ってか凄いな。もっとがんがれ超がんがれ
荒らしじゃなく一意見として聞いてくれ。
正直おもしろくないと思う。
途中までは楽しめたが実際のゲームと繋げた辺りからつまらなくなっていった。
ゲーム抜きで書いてみたらいかがですか?
文才能力はズバ抜けて良いと思うのですが・・・。
>219
ソレわかる!
歌とリンクさせてるのより、オリジナルと考えて創られてるヤツの方がズキンと来る
>>219 じゃあ別宗派でも組んで書き直してみては?人に言うからには出来るんでしょう?
人の作品はそれ。自分の好みの展開を求めるなら、自分で書くのが一番早いよ。
そういう漏れもなんか書いてみたいんだけどなぁ…あさきだけじゃなく、コナミ曲全般で。
>>221 それとこれとは話は別だ。人に言うなら自分は出来るのかというのはおかしい。
>219はこのスレの皆になら良くできる可能性があると思ったから、
もっとこうすれば良くなるのではないかと意見を出しただけだろう。
読む側だからこそ書き手に言える意見というのもある。そう突っかからず落ち着いて話してみればいい。
>>219 で、私的な意見で申し訳ないが、これらの小説はあくまでギタドラの蛹を柱として創造されている。
柱を壊して城を崩す訳には行かないんだ。
・・・と、考えている。今はちょっと難しいから、もうちょっと待ってね。がんばるから。ほんとに。
・・・と、また凄まじくでしゃばってしまった。すまない。
225 :
219:03/06/23 13:47 ID:???
なんだ、このスレ・・・
いい人しかいないじゃないか・。・(ノд`)・。・
一応自分で書こうと思えば書けるかもしれません。
以前、別スレですがそういった文章系を書いたこともあるので。
ただ皆さんの期待に答えられるかが不安でして・・・。
一ファンとしての意見として書いたまでです。
でしゃばってスマソ。
曲から外すと板違いって言われる可能性もいなめないからな。
今やってる蛹の小説が終わったら、ヘボンな蛹小説投下してもいいですか?
228 :
219:03/06/23 18:57 ID:???
>>226 いや、歌詞などの引用だったりそこから浮かばせたイメージなら問題ないわけですよ。
ただ「ドラマニをやった」とかそういう風なリンクの仕方じゃなくしてみたらという意見です。
>>225 >ただ皆さんの期待に答えられるかが不安でして・・・。
○| ̄ イタイトコロヲツカレタゼ、フッフフ・・・
んなこと言ったら私もそんな自信も実力もカケラもありませんが、
それでもなんとかこのスレに息を吹き返して欲しくてがんばってます。
ずっとこのスレ見てたけどほんと良スレだなぁ・・・。
自分もこんな小説書けたらいいのに、と思う(´д`)ムリダケド
投下される度に続きが楽しみです。
80 ◆v0Gi8rFtLM さんを始め他の職人さんもがんがってください。
だめだ
なんか だめだ 何がだめなんだ
どこで道を間違ってしまったんだ
◆Z9aQhYemIAさん、もう駄目かもしれない これ以上は
232 :
188:03/06/25 00:23 ID:???
頑張ってください、応援してます
いつの間にか自分の部屋の中にいた
「何、で…」
何が起こった?
僕は森にいた筈だ、
亜咲を捨てた森に。
そして其処で、蛹に触れた。
頭が混乱する、これは夢か?
だったら、何処からが夢なんだ?
「―――全部が、夢だったら…」
どんなに嬉しいだろうか。
もう、疲れた。
わけがわからない、考えたくない。
急に喉が渇いた。
―――水が欲しい
僕は台所に向かった。
台所へと足を進める
何かが違う。
自分の家なのに、僕は違和感を感じた。
何でだ?
嫌な予感がする。
声が、聞こえた。
―――気持ち悪いんだよ
―――摘子ちゃんを返して
「……ッ!!!!」
声の方へと顔を向けた僕は、絶句した。
なんで僕と亜咲がいるんだ?
亜咲は死んだはずだ、
あいつは一体…
―――お前もあの人形みたいにどこかに捨ててやろうか
何処かで聞いた会話。
ごめんなさい
読み直してもらえると分かりますが
私が書いた物は、まったく歌詞と繋がってません;;;
ヤバイ
80 ◆v0Gi8rFtLMさん、もし続きを考えるうえで邪魔でしたら
>>233>>234は無視して頂いて結構です。
スミマセン
とりあえず漏れは(・∀・)イイ!と思ったよ
>>235
いや、かなり助かりました。
これでやっと開いた。本当にありがとうございます。
しかしながら未だ孤独に扉と罠と戦うのは辛いものがある。
誰か・・・応援頼みます
これから文章投下してみます。不要なら無視してやって下さいな。
僕は駆け足で自室に戻った。恐い。どうしようもなく、恐ろしい。
先刻まで感じていた喉の乾きは、あの「声」の所為で既に無くなっていた。
―――気持ち悪いんだよ
―――摘子ちゃんを返して
耳をどう塞いでも、瞼をどれほど縛ろうとも、それは鮮明に感じ取れてしまう。
消し去ったつもりの記憶は、まだ、僕の中で生きている。まだ、僕と共に居る。
そう、それは何度も僕のなかを廻り、さらに深く記憶を掘り下げてゆく…。
気付かぬうちに、僕は、足元に涙で水溜まりが出来ている程、涙を流していた…。
ようやく恐怖から落ち着いた僕は、洗面所へ足を運んだ。
涙と共に、瞼にこべりついて離れない亜咲の姿を僕自身から流すために。
水を張り、顔をつける。両手で顔を撫でるように、嫌なものをゆっくりと落とした。
涙、亜咲、蛹、摘子、そして、あの日の森の光景…。
顔を洗い終わり、頭を上げた。次の瞬間、僕は自分の心臓が脈打つ音を聴いた。
「………亜咲…?」
洗面台の鏡に映る、とても大きな鏡を持った、亜咲。
彼女は笑っていた。けど、音は無かった。完全な静寂の中、彼女は、ただ、笑っていた。
笑いながら、亜咲は、手に持っている大きな鏡を僕の方に向けた。
その鏡の中には、真っ赤な涙を流してなきしゃくる僕が居た。
既に眼に光は無く、ただ虚ろな瞳から、ひたすらに涙を流し続けていた。
声が、聞こえた。聞き間違える事のない、亜咲の、幼い声が。
「ホラ…お兄ちゃんも、やさしく、されたいのでしょう?」
大きな鏡を、後ろから抱きしめるように手を回して抱きしめた。
次の瞬間、鏡は真紅に染まり、割れた。そして、僕の意識は暗闇へ落ちていった。
地に足が付いて、目を開くとまた景色は変わっていた。
亜咲が持っていた鏡に向かって化粧をしている女性が目に入る。
「母さん、また出かけるの?」
「ええ、また遅くなるから何か作って食べててね」
母は僕の眼を見ずに返事をした。
「いつもそうだ、母さんは僕よりもあの男の方が大事なんだろ」
「何言ってるの。」
「隠しても無駄だよ。僕知ってるんだよ」
「お父さんのお墓に寄った後、親戚の家に行ってくるから。お留守番よろしくね」
『いつもそうだ。』
頭に知らない声が響く。
気付けば、視点がいつもより低く、周りの景色も違った。
すぐに理解した。
あの日の僕だ。
ああそうだ、僕の記憶の中の母さんはいつもあの鏡と口紅の交渉をしていたんだ
明鏡止水もキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
(;´Д`).。o0(それはそうとこのまま保管し続けて良いのだろうか...)
「じゃあ、行ってくるからね。亜咲をいじめたりしたらだめよ、お兄ちゃん」
「行ってらっしゃい、ママ」
家には、亜咲と僕だけ。
「いらっしゃいませ、今日は何をお探しですか?お花はいかが?摘子さん」
いつもいつも白昼夢に囚われて不気味な人形に話し掛ける妹が、とても不快で仕方が無かった。
結局その日も母さんは帰って来ず、亜咲はもう眠りについた。
無意識に、亜咲の持つ「摘子」を取り上げる。
『これがなければ、きっと亜咲だって普通になる』
僕は救いを求めていたんだ。
朝、亜咲のすすり泣く声で目が覚めた。
「お兄ちゃん、また摘子ちゃんをどこかにやってしまったのね」
「あんなものいらないだろ、もう二度と探しに行くなよ」
「いやだいやだ」
「気持ち悪いんだよ」
「摘子ちゃんを返して」
「お前もあの人形みたいにどこかに捨ててやろうか」
「お兄ちゃん、いつもママに怒られてるから、ママがお留守の日はうれしそう」
「母さんの話はするな、嫌いなんだ」
「ほんとは、ママにやさしくされたいんでしょう?」
声がノイズに変わる。
先ほどのように目を開けると、またあの蛹が落ちていた。
「なあ、お前はいつまで僕を振り回すんだ」
そう言ってまた触れる。
心の棘に一つ触れる度に、僕の心の何かが消えていく。
ただこれだけは判る。
今僕がやらなければいけない事は、これを一つも零さずに触れていかなければならないんだ。
『お兄ちゃん、あさきはね、摘子ちゃんが大好きなの
それなのになんで摘子ちゃんをどこかにやってしまうの』
幼い声が、頭を占める。
『摘子ちゃんはあさきの友達なのに
どうしていつも摘子ちゃんをどこかにやってしまうの』
『ねえお兄ちゃん知らないでしょう、摘子ちゃんはあさきに言ったのよ』
『また会いましょうって言ったのよ』
亜咲の思いだ。
僕が一切知ることのなかった、亜咲の思いだ。
「知りたくなかったよ、こんな事」
蛹に語りかける。
バカみたいだ。
「お前は僕に全てを教えて何をさせるつもりなんだ?」
蛹は勿論返事など返さない。
「どうせもう、今更何の償いもできないんだ」
そう、僕のやった事は何も変わらない。
何か思い出した所で、絶望と虚無に飲まれるだけなんだ。
なのに・・・何でだろうな、僕はきっとまたお前に教えを乞うんだ
なあ、そうだろ?
「ミツル。」
応援してくれている皆さん、他の職人さん、本当にありがとうございます。
あなた方と◆Z9aQhYemIAさんがいるからがんばれます。
自分ばかり出張り杉で申し訳ないが、やっぱりこのスレが好きだ・・・。
ところで、104氏と114氏はいずこへ?
星の無い夜でした。ただ、まあるいお月様だけがふわりと浮いている夜空でした。
煌々と降り注がれる月明かりは、私の黒髪を艶やかに跳ね返っております。
どうやら私は上を向いているようです。視界の隅には、沢山の葦が生えております。
―――摘子、チャン?
嗚呼。
何処からか、私を呼ぶ彼女の声が聞こえる。私と共に居てくれる彼女の声が聞こえる。
行かなければ。あの少女の元へ。今すぐに。
あの時。あの、最後の時。私は、彼女と、たった1つだけの約束を契ったのだから。
また、会いましょう。と。
白昼夢に摘んだ「お花などいかが?」
真ッ赤ナ鏡ト唇交渉
「虚飾は最上級」
36.7度の波打ち際 嗚呼、マタ帰ッテキタ。
「おかえりなさい」
みなさま あれ ごらんあれ
〔アノ子何処ノ子〕
「アラマア、お帰りなさい。」
頭が痛い。
複数の声が重なって僕の頭の中をクルクルと廻る。
風車は止め処なく同じ景色ばかりを映し出す。
「どういう・・・つもり・・・だ・・・」
嗚呼、マタ帰ッテキタ。
母さん。
亜咲。
・・・「摘子」。
全てが孵って来た。
あの蛹から。
「こんな・・・中途半端に思い出したって、何もできやしないのに」
俺はお前にお前が自分で辿るための術を伝えただけだ。
「でたらめな事を・・・無理だよ、もう何もない」
一つ問う。お前は本当に全てを思い出したいと想っているのか?
「・・・・・そんなわけ、ないだろ」
怖くて仕方ない。
全てを思い出したとして僕になにが出来る。
今更気付いてももう何も残ってなんかいない。
僕は孤独になるしかない。
全てを失ってしまったんだ。
・・・いや。
あの人形なら、まだ・・・どこかに
「・・・なぁ、摘子って、何者なんだ?お前なら知ってるだろう、教えてくれないか」
あれはただの人形さ。
「・・・亜咲はあいつを友達だと言っていた」
なら友達なんだろう
「人形相手に友達だなんて・・・ばかばかしいと思わないか」
わからないよ。もしかしたら二人は会話をしたりしていたかもしれない
「・・・気味の悪いことを言うな」
『また会いましょう』
「・・・結局、またお前に頼るんだな」
ぼんやりとした光と黒々しい蛹。
ゆっくりと触れた。