【りゆのりあ】We are Be for U!【よましゆな】

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452りゆのクルクル黒日記
日々の講義の単調さには慣れた。鰊も朝鮮人参も話を聞いていると下等生物に特有の
魅力があるやうだ。せいぜい私が奴等を愛でてやるとするか。

だがしかし問題というものは一つが解決するとまた一つ産み落とされる。厄介なものだ。
「サークル」などという下心と酒の臭いに溢れかえった忌避すべき魔方陣に
魂を売った豚は新たな同胞を捕まえようと必死だ。勿論、高貴なる私がその様な
低俗な魔方陣の中にわざわざ足を踏み入れる必要など全く無いのであるが、
意外な事に若き母が言うのだ。「サークルは良いわよ…」
母は絶対存在である。母が言うのだからそれは真理なのだ。私は母のようになりたい。
私はサークルへの参加を決意した。だがしかし、どの集団に与すれば良いのか。
私の美しさに魅了されてか、サークルへの引き抜きに必死な豚どもの群れは
私が歩く周囲のみ、あたかもモーゼの滝のやうに道を開けてゆく。
そして数秒するや否や、豚どもは私を追いかけてくるのだ。はは、必死だわ。
そんな事をしながらサークルの溜まり場を何度も往復して遊んでいると、
面白いものが目に入ってきた。先日、私がトイレで追い詰めて「ひぶぅひぶぅ」と汚い嗚咽を
漏らして命乞いをした同級生豚(と呼ぶのも憚られるがここでは便宜を優先する)が、
何やら楽しそうに談笑しているのだ。「香澄ちゃん」(そう、これがその豚の名なのだ)と
私がカナリアの囀りで囁くと、豚は途端に顔を引き攣らせた。今にも涙を流しそうな雰囲気だ。
香澄豚と談笑していた豚どもも異変に気づき、ふと私の顔を見るとその美しさの衝撃ゆえか、
皆揃って恍惚とした表情を浮かべだした。私は確信する。『これは面白い。』
私はその魔方陣への闖入を決めた。香澄豚を軸にこの魔方陣を牛耳るとするか。
一応、楽しいサークル活動が決まった所で、豚の一匹にこれは何のサークルかを確認した。
「私たち…ちょっと恥ずかしいんですけど、ゲームとか、まんがとか、好きなんです」
「主な活動は、昼休みに集合してみんなで絵を描いたり」
「年に2回、同人誌も発行するんですよ」
「あとはゲームセンターにみんなで行ってワイワイ盛り上がったり」
あとはゲームセンターにみんなで行ってワイワイ盛り上がったり!?
何やら不穏な空気を嗅ぎ取った。嗚呼、頭痛が痛い。
453りゆのクルクル黒日記:03/04/18 11:32 ID:???
事物には必ず段階というものが存在する。
確かに私は>451の言葉を借りれば「合コンの日々」という事になるが、
その為にはまず前提が必要なのだ。その為に>452は記された。
もし迷惑でなければ私の地獄の歩みを記す日もそう遠くはないであろう。