あぼーん
基本的なルール
1・sage進行でマターリしる!
2・基本的に作品投下は自由。気軽に書いていきましょう
3・指摘するなら、次に活かせる建設的な発言をしよう。単に批判する事は不毛なだけ。
あなたが職人に「上手くなって欲しい」と思うならなおさらです。
4・過度な馴れ合いは新規職人の抑制に繋がるので注意しましょう。
5・無意味な荒し、叩き、煽りは放置。
包丁で切った所放置してたら膿んじゃった
いてて・・・
デラ房死ねよ。
批判が怖いならご自分のサイトで公開すればいいんじゃないかと思いますが。
ここが簡単に意見とかのやりとり出来る場所だというのは解るけどね。
自分のサイトが注目されないのか
自分のサイトの意向に合わないのか
自分のサイト持ってないのか
自分がサイト以外で見られたいのか
知らないけれど、こんなんだからデラ厨ウゼー言われるんだよ。
ポプソ土に比べてあんたらどんだけ上等だと思ってる?何も変わらないよ。
9 :
坊主:03/02/25 01:47 ID:???
おっ復活したか。
今度は落とさないようにがむばれー。
どう言えばいいのか。
ポプ厨だって自粛してることをデラ厨がざわざわやってると不快。
寺土は厨
もせも流すし
これって、ポプでも立てていいんでつね?
寺土人ってポプをよく貶すよな。
その割には大手にならえって気質はしっかり受け継いでる。
>>1 新スレ乙彼〜
とりあえず新築祝い。(といえるほどの物でもないけど…)
------------------------------------
ここはいつもの2DXのメンバー達が集まるゲーセン。
今日もいつものメンバーで和やかな筈だったが…。突然、その和やかな雰囲気が消し飛ぶような
大きな声がゲーセン中に響き渡った。
「ダルマのバカァ〜!!」
ツガルが大声で近くに居たダルマに叫ぶ。
「なっ、なんだよツガル。お前が悪いんじゃないか!!」
「なんで私が悪いのよ!! それに、殴る事無いじゃない。」
「殴ってないよ、偶然手が当っただけだろ。」
また始まった…と他のメンバー達は溜息を付く。ダルマとツガルの二人は会うたびに何故か
必ず喧嘩を始めてしまう。まさに『犬猿の中』といったところなのか…。
今日の原因も下らない事…「どちらが次に2DXをやるか…」たかがそれだけの事だった。
二人がほぼ同時に筐体の後ろに並んだのが原因らしい。
近くにいたナイアが慌てて止めに入る。
「ちょっと、ダルマ君もツガルちゃんも止めなさい。もう…仲良く順番でプレイしなさいよ。」
「え〜ん。ダルマがいじわるする〜」ツガルは両手で顔を押さえながらナイアに言った。
「嘘泣きするなよ、ツガル!!」 と、ナイアに縋りつくツガルにダルマは怒鳴りだす。
「うっうっ…ほんとに…私、泣いてるもん…。」ツガルは両手で顔を押え、嗚咽しながら
ダルマに言う。
「泣いている奴が『私、泣いている』なんて言うわけ無いだろ。」
ダルマはツガルの頭を軽く引っ叩く。するとツガルは両手を顔から放すと、ムッとした表情で
ダルマの方を睨み付けた。
「痛いじゃないの。殴るなって言ったじゃないか。」
「お前、全然目が赤くないじゃん。やっぱり嘘泣きか…。バッカじゃないの〜。」
「『馬鹿』って言うな!! 馬鹿ダルマ!!」
ダルマに掴みかかろうとするツガルをナイアは必死に止める。
「もう、二人ともいつまでも喧嘩しないで…はぁ、どうしていつもこうなるのかしら…。」
まるで幼稚園か小学校みたいな光景。ナイアも呆れかえるばかりだった。
その次の土曜日、エリカとセリカとナイアの三人が一緒に街に買い物に出かけているときの事だった。
駅前で何故かジルチが『駅の柱の陰から顔だけ覗かしてどこかの様子を探っている』様な
素振りをしている後ろ姿を見かけた。三人は不思議に思い、ジルチに近づいて背中から声を掛けた。
「何してんの? ジルチ?」
ジルチは突然の呼びかけに同時にビクリと肩を縮み上がらせた。恐る恐るジルチが振り向くと
顔馴染みの三人だったので、『ホッ』と安心した。
「な、何だよ。お前らかよ…。びっくりしたじゃねぇか。」
「『何だ』じゃないわよ。ジルチこそ、こんなところで何してんのよ。」
「そ、そうだ。お前らもあれ見てみろよ。」
三人がジルチの言われるままに柱から顔だけ出して見てみると、おめかしをした少年が
改札口の前に立っていた。しかも、その少年は見覚えのあるヘルメットとフードを被った
見覚えのある顔だった。
「あの子、ダルマじゃん。」セリカがダルマの意外な姿に驚く。
「何してんだろう、あんな格好しちゃって。」エリカの続けて声を出す。
「俺は、多分『デート』ってヤツじゃないかと思うね。」ジルチが自身有り気に言う。
そんな三人を見て、ナイアは呆れたように言う。
「まったく…ダルマ君が誰と何をしたっていいじゃないの。放っておきなさいよ。」
と言い終わらぬ内にダルマのところに一人の女の子が近づいてくる。その女の子もやはり
見覚えのある顔だった。
「あれ、ツガルちゃんじゃない。」セリカがまたも驚く。
「えっ、あ…。本当だ。」エリカもまた続けて驚く。
「な、俺の思った通りデートだ。やっぱりあいつらデキていたんだなぁ。」ジルチは三人に言う。
「へぇ〜、びっくりしちゃった。」さっきまで『放っておけ』と言っていたナイアもいつの間にか
三人と一緒に柱から顔を覗かせていた。
ダルマとツガルはそのまま一緒に改札口を通り、駅のホームへ向かって歩いていく。
それを見たジルチは指を鳴らす。
「よ〜し、何処へ行くのか追跡してみるか。」
それを聞いたナイアはジルチを止めようとする。
「もう、折角なんだから二人きりにしてあげればいいじゃない。…って、あら? ジルチが居ない?
エリカも…セリカも…あらっ」
ナイアが気づくと、ジルチ・エリカ・セリカの三人は既に改札口を通りすぎた後だった。
「まったく、あの三人は…。」と言いながらナイアも切符を買うと、三人の後を追った。
ダルマとツガルは一緒に電車に乗り、隣町に着くとそこで駅を降りた。四人も気付かれない様に
その少し後ろをついて歩く。
「どこに行くのかしら?」
ナイアが不思議に思うと、ジルチが更に自身有り気に皆に言った。
「多分、ここからちょっと歩くとラブホ街があるから、二人で……ぐはっ…。」
ジルチが言い終わらない内にエリカとセリカのボディーブローが同時にジルチにヒットした。
相変わらずバッチリなコンビネーションだった。まともに喰らったジルチはそのまま崩れ落ちた。
三人はそんなジルチにお構いなしにダルマとツガルの後をつけて歩く。やがてナイアが、二人が近くの
ゲーセンに入っていくのを見かけて、エリカとセリカに声を掛ける。
「あら? ツガルちゃん達があのゲーセンに入っていったみたい。」
後をつけて中に入り様子を伺うと、そこでは二人が2DXを交互にプレイしていた。三人は
暫く、少し離れた壁の陰から顔だけを覗かして様子を伺っていた。ジルチも腹を押えながら
ようやくたどり着き一緒に様子を伺う。
ダルマとツガルは何か会話をしながら2DXを交代でプレイし続けていた。ここから見る限りでは
普段喧嘩ばかりの二人とは思えないような光景だった。
そんな微笑ましい光景を見ていたナイアは三人に向かって言った。
「仲良くビーマニやってるみたいだから、邪魔しない方がいいわね。そろそろ帰りましょうか。」
四人は取り敢えず、ダルマとツガルの様子を見るのを止めて壁の陰に隠れる。
「うん、そうね。私達も買い物の途中だったし…戻ろうか。」エリカがそういうと、セリカも頷く。
ジルチは少し物足りなさそうな顔をしたが、仕方なく頷く。
四人がそこから立ち去ろうとした瞬間。四人の背中に声が掛かる。
「みんな、お揃いで何やってんの?」 …その声はダルマの声だった。
四人が驚いて声のほうを向くと、ダルマとツガルの二人が傍に立っていた。
「あっ、あれ? どうして気付いたの?」
セリカが二人に尋ねると、ツガルが平然と答える。
「だって、さっきからジルチさんの髪型が壁の陰からチラチラ見えていたから…。」
それを聞いたジルチはふと自分の髪に目をやった、確かに体は壁に隠れているのだが、モヒカンの部分が
確かに壁からはみ出ていた。三人の冷たい視線を思いっきり感じたジルチは、手を合わせて三人に
申し訳なさそうに頭を下げる。
ナイアは二人の側まで歩いて行き、二人に謝る。
「ゴメンね、ツガルちゃんにダルマ君。デートの邪魔しちゃって。」
「えっ? デート?」それを聞いたツガルはクスクス笑いながらナイアに言った。
「ふふっ、ナイアお姉ちゃん、これはデートじゃないのよ。」
「えっ!? それじゃあ、何なの?」
「毎週土曜日は私とダルマでニデラの勝負しているの。どっちがどれだけ上手くなったのか
お互い競い合っているのよ。」
「ふーん、そうだったんだ。…でも、なんでいつものゲーセンでやらないの?」
それを聞いたツガルはニッコリ微笑みながらナイアに答えた。
「だって、『ダルマが私に負け続けている』なんて皆に知られたら、ダルマが可愛そうだもんね。」
ツガルはダルマに皮肉を込めるように言い、ダルマの方をチラリと見た。
ダルマはツガルの言葉に軽く笑い、
「それに第一、俺がツガルとデートなんか頼まれてもするわけ無いじゃん。」
…と、ツガルに負けじと皮肉を込める。
それを聞いたツガルはムッとした表情でダルマに向かって言った。
「何よ。こっちだってダルマとデートなんか頼まれたって絶対してやらないからね!!」
「あっそう、俺はおまえと一緒に居るだけで寒気がするくらいだったから、丁度良かったよ。」
ダルマとツガルの間にいつもの空気が漂ってくる…。
「ナ、ナイアさん、止めた方が良いんじゃない?」
セリカがナイアに言う。ナイアは頷いて二人の間に行こうとしたところ、突然ジルチが
ナイアを止めた。そして今までの話を纏めるかの様に皆に言った。
「放っておきな、『喧嘩するほど仲が良い』とも言うし…なんだかんだ言っても、本当は
ダルマとツガルは仲が良いんだから……ぐはっ。」
ジルチが言い終わらない内にダルマとツガルのボディーブローが同時にジルチにヒットした。
エリカとセリカに負けず劣らずのコンビネーションだった。
ダルマとツガルはそれに続けてジルチに言う。
「そんな事は絶対ないよ。なぁツガル。」
「そうよね、ダルマ。私達が仲が良いなんてとんでもない話よね。」
それを聞いたジルチは、(…お、お前ら、本当は仲が良いんじゃないのか…)と、うめきながら
再び崩れ落ちた。
---------------終わり---------------
つまらないものですが、とりあえず…。
ダメポ
21 :
ゲームセンター名無し:03/02/28 21:50 ID:6C0PHAlV
弐寺すれらしい、見事なまでもクソスレっぷりだな
エロスレの方が削除食らったみたいですが
いかがいたしましょうかね。
あのまま終わるのは気分が悪すぎるのですが。
しかしなあ…立て直しても荒らしがくるだけだろ…。
肝心のShiloはスレの雰囲気が良くなった時しかこないし。
ここでも折角小説投下してくれてるのに無反応。
こんな状態でどう続けると。
とりあえず、エロ立て直しは職人さんの準備などもあるだろうし、
様子見がいいと思う。
というか、そういう話は向こうでした方が・・・。
住人に嫌われた人間がそう易々とここに来られるのかねぇ…
そうやって住人が自分たち第一主義を掲げてる限りは、盛りあがりもしないでしょうな。
Shiro氏には良い所悪い所あるけれど、後者だけをクローズアップして叩いていた訳だし。
今回も御多分に漏れず、
>>24と
>>26が「このザマはShiroの所為だろ」みたいに言ってるし。
そういう様を見て、何も変わらない住人を見て。
住人が特定の職人を見放したのと同じ様に、職人が身勝手な住人を見放した可能性が有るってのは考えられないか?
取り敢えず
>>24と
>>26その他、Shiro氏を追い出す気構えのある香具師はSS書いてくれよ。
何もない所から始めたのは、氏だって同じだったろ?
住人が職人に対して対等、またはそれ以上の立場で望もうなんて言語道断。
向こうの話だが折角SS書いても「おつかれ」の一言も無く批評の嵐。
結局、職人が住人の顔色伺いながらSS書いたって何にも面白くないよ?
そうやって言われたら「じゃあHPでやれ」っていう香具師が出てくるんだろうな。
お前等本当にこのスレ続いて欲しいのか?
24だがスマソ。Shiloが無反応ということなんじゃなくて。
住人が無反応ということが言いたかったんだ。
俺は割と職人さんたちに乙〜って言ってたけどな。
決してShiloの所為じゃないと思うが、
もちっと気にかけてくれると嬉しいなと思っただけだ。
投下できる雰囲気じゃないが…俺何か書きましょうか?
>>29 がんがれ。
この雰囲気を変えるのはおまいだ。
期待sage
( `ω´)y-~
こんばんわ。自治厨です。
(`ω´)y-~
ゲサロでやったらどうかねぇ。
アソコならエロでも一応…目つけられない限り削除依頼出されにくいし。
( `ω´)y-~
あ、俺?
マンドクセ。
>>32 削除云々よりも職人と住人の絶対数不足を何とかすべき
前スレの職人や住人は戻ってこないのか?
( `ω´)y-~
なけりゃー作る。
またはネタ妄想で繋ぐ。妄想ぐらいなら職人じゃなくてもおーけーでしょ。
(`ω´)y-~
俺ぁエロ以外はどうもねぇ。性格なので勘弁。
気に入らないのは放置。専用ブラウザで煽りをあぼーん。これを徹底で全然変わるさね。
35 :
14:03/03/07 23:57 ID:???
ネタの繋ぎにでもしてください。新築祝いANOTHER
------------------------------------
ここはいつもの2DXのメンバー達が集まるゲーセン。
今日もいつものメンバーで和やかな筈だったが…。突然、その和やかな雰囲気が消し飛ぶような
大きな声がゲーセン中に響き渡った。
ツガル「ダルマのバカァ〜!!」
ツガルが大声で近くに居たダルマに叫ぶ。
ダルマ「なっ、なんだよツガル。お前が悪いんじゃないか!!」
ツガル「なんで私が悪いのよ!! それに、殴る事無いじゃない。」
ダルマ「殴ってないよ、偶然手が当っただけだろ。」
ジルチ「プププ…クスクス…」
ナイア「ちょっと、ジルチ、何笑ってるのよ。そんな場合じゃないでしょう。二人を止めなきゃ。」
ジルチ(ダルマさんが口論だ(転んだ)…)「クックッ…ハハハハ。」
ナイア「???」
---------------終わり---------------
ほぜ
非エロ……頑張ってみるとしますか。
39 :
38:03/03/08 22:07 ID:???
それと書き忘れたけど笑タよ。>35
勿論本編もスゴイ良かった。ほのぼの。
40 :
14:03/03/09 12:37 ID:???
漏れの愚作にご意見やご感想を下さった皆様、どうもQQQです。
事細かにレスを返したいのですが、過度の馴れ合いが原因で荒れた事もあるので、
済みませんが割愛します。
(勝手ですが、以降は殆ど名無し活動+殆どレスを返さないと思います)
>作品を作ろうと意気込んでいる方々、製作中の方々
頑張ってください。良作を期待しています。
HP用に書いた物で申し訳無いですが、こんなのでよければ…場繋ぎとして投下しておきます。
何分久々+まともな非エロ初めて+既出ネタなので、何とも言えない出来ですが…
今朝、またあの夢を見た。
夏の日の公園。日差しはまぶしく、木々は濃緑の葉を茂らせている。
「おねえちゃ−ーん、まってよーー!」
後ろから響く甲高い声に振り向くと、幼い女の子があたしの方に走ってくる。
「はぁ…はぁ…もーおねえちゃん、はしるのはやいよー。」
白いワンピースと、赤い靴。麦わら帽子を深く被ってるから顔が見えないけど、この子が…あたしの妹。
「…あ!」
突然、その子は何かを見つけ、走り出す。そしてその子を追って歩いていくと、その子は笑顔で
「おねえちゃん、ほら…ねこさんだよ!」
と、近くの子猫を指差す。その子は子猫に近寄って手をさしのべる。
「ほらほら、いいこいいこー♪」
「フニャーー!!」
突然、子猫が怒り出し、その子の右手に数発攻撃して一目散に逃げ出した。
「ふえーーーん!!」
声を上げて泣き出す妹の方へ駆け寄ってみると、妹の右手には幾つかの引っ掻かれた後が残っていて、
「おねえちゃーーん!いたいよぉー!!」
とあたしに抱きつき、また声をあげて泣き出す。
そして、いつもそこで目を覚ます。
この夢を見るたび、すごく心が痛くなる。
顔も名前も知らない、あたしの妹。いまどこで、何をしてるんだろう。
「……会いたいよ…」
寂しさでいっぱいになって…涙が枯れるまで泣いた。
何度も何度も巻き起こるこの想いが、辛くて仕方が無かった。
………
いつもみんなが集まるゲーセン。
今日も、ニデラやってる仲間の賑やかな声が、筐体の大音量に負ける事無く響き渡る。
ただ、あたしはそんな輪からは離れて、一人でぼーっとしていた。
というより、今朝の事が頭から離れなくて、とても騒いだりする気分にはなれなかった。
そんな中、向こうから一人、あたしの方に向かってくる。
「し…ろう…?」
…士朗だ。彼は、あたしの隣で壁によしかかった。
「どうした?なんだか元気ないぞ。」
「…別に、あたしはいつも通りだよ。」
強がってみたつもりだった。だけど、士朗はあたしの心情を見通してるみたいだった。
「何か嫌な事でもあったんだろ?俺でよかったら…相談に乗るぞ。」
その言葉を聞くと、あたしの中の何かが音を立てて崩れた感じがした。
「………っ!」
士朗の胸に抱きついて、身体を震わせて泣いた。
「お…おい、どうしたんだよ…」
相談に乗る、という言葉が…何よりも嬉しかった。
目の前にいる士朗が、とっても温かい存在に思えた。
…士朗になら話せる。
士朗を近くのファミレスに誘い、士朗と向かい合うように席に座った。
二人共コーヒーだけ注文し、士朗は水を一口だけ飲んだ。
「で…どうしたんだ?」
あたしは士朗の問いに対し、言葉を選びながら…語り始めた。
「こう言って信じてくれるか解からないけど…あたしね…実は…い…生き別れた妹がいるんだ…。」
「い…生き別れた妹が?」
やはり驚く士朗。あたしは一度ゆっくりと頷き、続けた。
「あたし、本当は孤児でね…今のお父さんとお母さんは義理の…両親なんだ。
あたしがいた孤児院は火事で全部燃えちゃって、孤児院の人ももう亡くなってて…
それで、今は…その娘があたしより先に引き取られてる事しか解かってないの。」
「はぁ…」
ただ口を開き呆然とする士朗。そこにコーヒーが運ばれてくる。
あたしはコーヒーを一口飲み、更に続けた。
「…ときどき、夢に出てくるんだ。白いワンピース、赤い靴、麦わら帽子…
猫に引っ掻かれて泣いててさ…それから目を覚ますと、どうしようもなく寂しくなって…
今朝も、ベッドにうずくまって泣いた。この時が、一番辛くて…仕方が無いの。」
と、それまでただあたしの話を聞いていた士朗が、ゆっくりと口を開いた。
「…会ってみようと思ってるのか?」
「うん…。顔も名前も…何にも知らないけど…会ってみたい。
だから今、お金貯めて…パソコンとか使ったりして…本当に雲を掴むような話だけど…」
それを聞いて、士朗は…言葉を選びながら話し始めた。
「…その、いるはずの…妹がいないってのは、やっぱり寂しいよな。
いや…俺にも弟いるからさ。俺もエリカと同じ立場に置かれたら…俺は辛くて、
エリカみたいになんとかして探しだそうとまでは思えないと思う…エリカは偉いよ。」
自然と頬を涙が伝った。士朗の言葉一つ一つが、あたしの心を傷を塞いでくれた、そんな気がしたから…
「あ…ご、ごめん。俺何か気に障ること言ったか?」
「ううん…ありがとう…そうやって言ってくれて嬉しくて…ねえ士朗、お願いがあるの。
…もし、またどうしようもなく悲しくなって、躓きそうになったら…
またこうやって話を聞いて欲しいの。相談させて欲しいの…
もう、一人で抱え込むの嫌だから…。」
「…ああ。俺なんかに出来る事があったら…何でも言ってくれ。」
「うん…ありがとう。あ、もうこんな時間…じゃあ、もう帰るね。」
あたしは席を立ち、店の出口へと歩こうとしたとき、立ち止まり士朗の方を向き
「それから…今までにこの事話したの、士朗だけなの…。
…士朗だから話せたの…。」
「え…っ?」
あたしの言葉に少し驚く士朗を尻目に、一気に駆け出し店を出た。
今まで一人で悲しんでた事も、士朗となら乗り越えられる。
妹を探す事が、本当に気の遠くなる話だとしても、大切な人と二人三脚ならきっと…そんな気がした。
親愛なるあたしの妹へ、いつかきっと…あなたの下に…
終わり。
あ、書き忘れましたが、タイトル「Dear my sister」ってなってます。
最後の「親愛なる…」ってそこから来てるつもりです。ええ。
イラネ
>>Shiroタン
とても面白かったですよ。文章が羨ましいくらいに益々上手くなりましたね。
オフィシャル設定から無理無く纏め上げて、しかも読みやすかったです。
エリカの「士朗にだけを頼りにしている」雰囲気も良かったです。
ただ、一言だけ批評でスマソ(批評できる立場じゃないけど)
最後の「あなたの下へ」っていうのが何か引っ掛かります。
(感じ方の違いかもしれないけど、)「下へ」って謙譲語っぽいイメージがあるので、
二人の関係が「姉妹≒対等」で使われてしまうと、何となく・・・。
勝手な発言で済みません。締めの言葉だけに気になってしまいました。
個人的戯言なので、気にしないで下さい。
>47
日本語の難しさを感じるね。漢字一つで大きく意味が変わってしまう…
そういう時は、こころの中でひらがな変換さ!
みなさん、ご指摘・激励どうもありがとうございます。
>47さん
確かに何かおかしいですね…。単なる変換ミスでもあるんですが、
今後こういったミス(既に2回目)が無いように勉強しておきます。
ホームページでは修正してあるんで……と宣伝してみるテスd。
失礼しましたー
>>51 2chで自分のサイトの宣伝は見ていて痛いし、危険だから止めた方がいいよ。
>52
あ…すいません……気をつけます。
しかしそうだとすると槍ってなんかスゴイな。
HP晒しまくりの直リンしまくり。
hosyu
槍は自分が痛いってある意味自覚してるからな。
突付くと怒るけど。
>>51とかは、自分は痛くないって思いたいタイプのヤツだろ?
だったらやめた方がいい。
そしてアンチ槍は更に痛いのだが、本人達は認めていない様子。
痛い香具師ばかりだな
Shiro作風変わったな。
hosyu
ていうかこんなところで批判を封じながらだらだら品評会してる時点で痛いし。
土人はどんな意見でも荒らしと割り切るから土人なんだなーと実感いたしました。
ドラゴンボールZ
フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
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と〜けたこおりのな〜かに〜♪恐竜がい〜たら〜たまのりし〜こ〜みたいね〜♪
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age
誰もSS書かないのー?ハイーキョじゃんか。
漏れは、このスレは既に無人だと思っていたがそうでも無いんだな。
69 :
ゲームセンター名無し:03/03/24 10:50 ID:z19MaPOW
あげ
誰もいないのか? Shiroタンも14タンもいないのか
よし、このハイーキョなら投下デキル!
小説でもなんでもない上にただのオナーニ話なのでまあスルーの方向で。
兄貴が家をでて二年。
それを追って俺も家をでて二年。
未だにニデラ修行中。
やっぱ経験の差がありすぎる。
でもいつか必ず負かして連れ戻す。
だけどニデラばっかやってるわけにもいかない。
ニデラやるにも、日焼けサロン行くにも、金がいる。
マンションの家賃だってバカにならない。
そんでバイト漬けの日々だ。
一人暮しも楽じゃない。
バイトするならうちなんかどうだ、とかセムに誘われたが、
あそこはエリカがいるし、そう、なによりそれを冷やかしに士朗がくる。
それじゃ今までの苦労が水の泡ってやつだ。
ゲーセンから遠い郊外のスーパーでレジやることにした。
ここならニデラ仲間もこないだろ。
バイトしながら、帰りはニデラ。
たまにサロン行って…この前デュエルと飲みに行った。
あいつ、ロックでガブガブ飲みやがる。
なのに平気な顔してケロッとしてやがる。
俺は一口のんだらすげー気持ち悪くなって、吐いて、
大丈夫かーとか背中さすりながらあいつがからかうもんだから、悔しくなって店に戻ってウォッカイッキした。
そんでそのあとは…憶えてない。
気がついたときには朝でなぜかあいつの部屋にいたけどな。
しかもベッドじゃなくて床。
まあベッドでも気持ち悪いもんがあるけどな。
あいつベッドでゆうゆうと寝てやがって、なんとなくむかついたから蹴飛ばしてやった。
起きてたらしく、「なにが悲しくて酒場からヤロウを運ばなきゃなんないんだよ、
おかげで変態送り狼を見るような目で見られたじゃねえか、
それだってのにこいつ感謝の一つどころかアサイチで蹴り入れるたあ…」
とかぼやき出した。
バンダナ取ったツラが間抜けだった。
その日もバイトあったからまあ行ったんだけど。
…行かなきゃよかった、と後悔するのはまたあとだ。
来やがった。
そう、ヤツだ。
入ってきた途端俺のコメカミは蒼く筋立った。
なるべく後ろを向いて、こっちくんな!とか呪いかけてた。
なのに、なのにアイツは。
ドサ、と自分のレジに置かれたキャットフードとこのわたもどきを、
半ば泣きそうな顔で見つめる。
「…あれ?」
あれ?、じゃねえよ馬鹿兄貴。
「お前エレキじゃねえか?何やってんだよこんなとこで」
何ってバイトに決まってるじゃねえか見りゃわかんだろ
あーもう最悪ださっさと終わらせて声は出さずになんとか切り抜けよう…
「なーんかお前がこーゆーことしてると笑えるよなー」
笑えねえよ早く帰れ!
「あ、ちょっと待ってろ」
そう言ってヤツはどこかへ消えた。
はあ?まだなんか買うのかよ早く帰れってんだよちくしょう。
戻ってきたヤツの片手はポケットに、もう片方の手にはソフトクリームを持ち、
おもむろにポン、とレジに置いた。
冷や汗を必死に抑えつつ黙ってレジを済ませた。
が、ヤツは金を置いてとキャットフードとこのわたもどきだけもって
店を出ようとする。
パックリと口を開けて声にならない声をあげているとヤツは振り向きざまに
「それ、やるよ」
と言い捨てて自動ドアをくぐっていった。
「…………は……?」
しばし固まり客のいない店内で漏れた疑問符は店長の耳に届いた。
ありがとうございますぐらい言え、とかるくしぼられた。
冗談じゃない、誰が言うか。
だいたいなんでソフトクリームだよ。
俺がソフトクリーム好きだなんて知ってんのは………
………………
あとでどろどろに溶けたソフトクリームを食べるのに、7秒もかかった。
(・∀・)イイ!
こういうの好きだよ!
>75
あ…ありがd!(つД`)
そう言ってもらえるとものすご嬉しいでつ…
かなり自分設定入ってるし痛いしでもうビクビク…
調子こいてまた投下しちゃおうかな…
ホンワカし過ぎな雰囲気がとても笑えた・・・。
いかにも土人女が好きそうなスレですね。801板でやれば?
キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ
キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ
キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ
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キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ
潜行sage
漏れはこういうのもイイ!と思う。
文句いってるヤシはいったいどういうのが読みたいんだ。
いってみたら誰か書いてくれるかも知れないぞ。
>>82 >>79-80みたいに意見の一つも出せないくせに荒らす香具師は単純に
「気に入らないスレを叩きたい」だけ。
放置が一番
よし、このハイーキョ(もう違うか)なら聞ける!
誰か417タンのサイト何処にあるか、ヒントでいいから教えて栗。
もうどんだけイソターネットを渡り歩いたか忘れるほど探したんだ。だけど…(つД`)
便りになるのはポプ小説やってる事と過去の作品だけ。助けてくれー…
あとShiroタン、ホームページでも小説やってるの?是非見たい…。
もしこの書き込みを見てたらアドとは言わない、ヒントだけでも教えてくれー
春ですね。
そういえばそうですね。
必死発して四苦八苦。
必死な84に春の香。
照りつける太陽。
白く鋭い日差しは、暗闇に慣れた目に容赦なく突き刺さる。
「…あー、クソッ…」
刑務所の門をくぐりぬけ力なく立ち尽くしたデュエルが、一人悪態をつく。
ったく、これからどうしろってんだよ。
刑務所に入ったのはいつだったか覚えていない。
どれくらいそこにいたのかも覚えていない。
何故入ったのかも覚えていない。
娑婆の空気を久々に吸った、というより自分にとっては
ムショの中も娑婆の空気もさして変わらない。
どこも同じように、濁り、澱んだ空気。
おてんとさまの恵みもありがたみもへったくれもあったもんじゃない。
小さな鉄格子の間から惜しみなくもれる日差しが、程よく心地よかった。
こうもダイレクトに浴びるのは、吐き気がするほどで。
まともな帰る家はない。家族なんてのはとっくの昔に縁を切った。
日常といえば食い扶持を繋ぐための喧嘩と、路地裏で眠ること。
日々、ただ生きる意義とか、そんなことを考える間もなくさまよう。
刑務所は、何もしなくてよかった。
生きることの面倒さと、自分の存在価値の如何程を、何より味わったりもした。
デュエルは、当ても無く歩き出した。
気がつくと、またここにいる。
この街の、ここ以外の場所は自分には冷たい程に肌に合わない。
赤く鉛のように変色し、欠けた煉瓦の絶壁が太陽の光を遮断して、
ひんやりと肌寒い風が肌に馴染む。
薄暗く、湿った空気には鉄の悪臭が混じり嗅覚を濁す。
唾や吐瀉物が撒き散らされたアスファルトと目を合わせると、
いつもの、荒れた自分の淡々とした日々が脳裏をよぎった。
また、この生活に戻ってきたと思うと、
嫌気というよりむしろ安堵感に近いものをおぼえて、自嘲する。
周りの人間は全て獲物、
目を合わせればそこから始まる行為はうんざりするほどつまらなく、
そのくせ瞼の裏に貼りついて剥がれない。
塵を漁り、女を漁り、どす黒い欲が渦巻く無法地帯。
卑猥な落書きで埋め尽くされた壁が自分を責め苛んでいるような被害妄想に陥り、
悪くない、と二度目の自嘲のあと、また大股に歩を進める。
ぼやけた視界の遠くに、数人の体ばかりいかつい男達が見えた。
何かにこぞっているようだった。
見なれた光景の中に、一つ異質なものに気がついた。
一人の少女。
羽振りが良さそうな衣服をまとい、上品な顔立ちはその男達の行為によって
無様に歪められていた。
悲痛な拒みの叫び声が、いやに耳についた。
大方、どこぞの金持ちの娘が迷い込んだのだろう。
まあ、こんなところに迷い込んだ自分を恨むんだな、
とその場を通りすがろうとした時。
その中の一人の男が、デュエルに体ごとぶつかってきた。
なおも通りすぎようとするデュエルの腕をつかみ、無理やりに足を止める。
「…てめえ、ぶつかっといて何もナシか?」
しゃくれた顎を近づけ、挑発的に煽ってくる。
面倒だ。もう少し味のあるからみ方でもしたらどうなのか。
無表情のまま、下目遣いに睨む。
「…あ?やんのか?」
黙したまま、無表情。
沈黙が、男の拳によって破られた。
頬に一発食らったデュエルは、相変わらず眉一つ動かさぬまま、
やっとポツリ、と一言つぶやいた。
「痛くねえ…な」
神経が張り詰めている割りに、いやに感覚が鈍っているらしい。
殴った男の手の感触すらしなかった気がした。
「んだと?もういっぺん言ってみ…」
瞬間、男の図体がドサ、と倒れこむ。
一部始終見ていた残りの男たちは、
何が起きたかわからないといった様子でデュエルに目を向けている。
いくつかの視線を無視して、
うづくまって痙攣している男に皮肉ったつもりもない言葉を投げかける。
「痛くねえ、っつったんだ。…ってもう聞いてねえか」
呆れたように目を背け、目の前の男たちを一望する。
血管ぶち切れました、ってツラしてやがるな。
「…一人やっちまったしな。ついでだ。
てめえらもかかってこいよ」
クイ、と人差し指を曲げるとそれに引っ張られるように男たちがたかってくる。
…活きのいい魚みてえだな。
やっきになって飛び掛ってくる男たちはデュエルの目には実に滑稽に映った。
「…ちっ、収穫なしか」
足元に転がる男たちの体を足でひっくり返しながらぼやく。
ついてねえな。
刑務所に入る前の数日間も、たしかハズレばかりだったな、
と思い出しながらその場を去ろうと踵を返した。
「……あの…」
消え入りそうなか細い声がその足を止めた。
振り返るとそこにはさっき男たちにたかられていた少女が弱々しく座り込んでいた。
恐怖の余韻で喉が思うように動かないのか、叫びすぎて声が枯れたのか、
掠れながらも必死に目で何かを訴えている。
「…あの…私………
あ、ありがとう……」
なんだ、わざわざそんなこと言う為にそんな必死になってたのか。
「…別にお前を助けたわけじゃねえよ」
仏頂面は崩さず、ぶっきらぼうに答える。
「…何か…お礼を、したいんです……」
…はっ、そんな状態で何ができるんだか。
思いながら、少女の前にしゃがみこみ目線を合わせる。
血の臭いと、少女の石鹸の匂いが混ざり合って、
少し、ほんの少しだけ、懐かしい気がした。
バンダナで暗くなった目元で見やると、少女はビクリと肩を震わせた。
その穢れない瞳は自分とは正反対で。腹立たしいほどに澄んでいて。
自分にもこんな目をしていた時期があったのだろうか、としばし思考をめぐらせる。
「…俺が怖くねえのか」
一瞬戸惑っていた少女が、我に帰ったように大きく首を横に振る。
その必死の否定の意思表示に反して、瞳は虚ろに泳ぎ、
恐怖の色を湛えているようで。
怖い人でも助けてもらったからお礼がしたい、か。
礼儀正しいこったな。
「礼がしたいっつったな。
…お前、なんか食いモン持ってるか」
「……チョ…チョコレートなら…」
「じゃあそれよこせ。それで貸し借りナシだ」
驚いたように目を見開き、少ししてその目から恐怖の色が褪せた。
半ば嬉しそうに、ポケットから溶けかけて柔らかくなったチョコレートを取りだし、
デュエルに差し出す。
受け取ろうとしたデュエルの手を、不意に聞こえてきた車のブレーキ音が止めた。
黒光りしたリムジンから、黒尽くめの男が三人ほど降りてくる。
ちっ、お決まりのパターンだな。
お嬢様、と呼ばれた少女は半ば無理やりに連れられていく。
一番格が高そうな男が、デュエルに視線を落とすと冷徹な口調で尋ねる。
「…念のためお伺いいたしますが貴方がお嬢様をこんなところまで連れて来、
あげくお嬢様に暴力を振るった…と解釈してよろしいですか?」
遠くで必死の少女の抗議が聞こえたが、それも虚しく男によって遮られたらしい。
「ああそうだ。ずいぶんと羽振りが良さそうな格好で歩いてやがって
生意気だったからな。ちょっくら世間の厳しさってのを教えてやっただけよ」
多分、どんな返答をしようが結果は決まっていたのだろう。
男が指を鳴らすと、リムジンから更に男が四、五人降りてきた。
また一瞬、石鹸の匂いがした気がした。
少し前に自分が殴り倒した男たちと自分が同じように一緒になって倒れている。
遠のいていくエンジン音は地をつたって直接骨に響いた。
有様は自分のほうが酷いだろう。
わずかな意識の中、四角い空からのぞく太陽が自分をあざ笑っている気がした。
得意の被害妄想もこんなときばかりは虚しいだけだ。
体温と同じ筈の自分の血の温度はやけに冷たく感じた。
大差ない。横で同じように転がっている男たちも自分も、
皆そこらの吐瀉物とさして変わらない。
狭い豚小屋の冷たい壁も、今全身で体感しているこのアスファルトも、皆同じだ。
面白みも無い、外側も内側も全て境界線を外したように。
口内の血が喉に流れ込んで上手く呼吸できない。
…何やってんだか。
これで格好良いつもりかよ、おい。
笑わせるぜ、なあ?
ここで雨でも降れば案外格好つくかもな、
などと滲んだ視界の奥の太陽に語り掛けると、
雲がその日差しを徐々に遮っていくのが見えた。
降り出した大粒の雨は、血よりも冷たく感じた。
俺は今でも太陽が苦手だから、今日もサロンに足を運ぶ。
さあ場繋ぎ投下いってみよーと思ったら…SS降臨のようで。投下をリアルタイムで見てました(意味無)
>88-96
まずはSSお疲れ様です。連続投稿引っかかりませんでしたか?(w とても良かったですよ。
重厚な雰囲気の中にどこかしら引き込まれるような魅力を感じました。
デュエルが元不良とか全く忘れてたクチなので、斬新な感覚で読ませていただきました。
こっちは…カップル物の甘っちょろい話ですが、見ていただければ幸いです。
>84氏、↓こんなのとかしか置いてないのであまり躍起になる事もないと思います…
雨の日の夕方、いつもの場所で、今日は一人で。
「あ〜あ、早く雨止まないかなぁ。」
5分、10分…一定の時間が流れるたびにこの言葉漏らしている。
時間つぶしに2DXをやったり、たまに外に出て雲行きを見たり…
もう1時間近く、雨が上がるのを待ってるけど、一向に止む気配は無い。
今朝、いや夕方までとっても天気が良かったのに、夜になったら突然の雨。
当然傘は無いし、ここからコンビニまで結構距離があるから行くまでにずぶ濡れになって風邪を引く。
結局、雨が止むまでこのゲーセンを出る事は出来ない。
「……」
ふと視線を前方にやると、2DXの前に一人の男の人。眼は良い方だから、10mくらい離れているここからでも
大体のプレイ状況を把握する事は出来た。
「結構上手い…。」
譜面は恐らくNEMESISのアナザー。表示数まで解からないけど、ずっとコンボを繋げている。
でも、ユーズや士朗のプレイを見てると、あんなどころじゃないんだけどね…
「…そういえば、あの日も雨だっけ……」
あの日…士朗と出会った日。ここのゲーセンでこうやって、士朗が2DXやってる姿を後ろから見て…
2年前の6月、その日も強い雨に見舞われた。
「て…天気予報は晴れだったのに〜」
カバンを頭の上にかざして傘代わりにしながら、街を走り抜ける。
冬に上京してきたから、この日始めて梅雨という物を体感した。(北海道には、梅雨なんて物が存在しない。)
10分くらい経ち、大分走り疲れてきて、どこかで休もうと思った時、目に付いたのがこのゲーセンだった。
とりあえず自動ドアをくぐり、自動販売機でジュースを買う。
「あ〜あ、ずぶ濡れ…」
身体中濡れていても、拭いたりする物がなかったから、ハンカチで出来る限り身体を拭いてトイレで髪型を直し、やっと一息つく。
「何か時間潰しになるのはないかなー」
ジュースを飲みながらゲーセンの中を見回ってみると、ふとあるゲームが目に入る。
7つの鍵盤、ターンテーブル、たくさんのステレオが取り付けられ、足元が振動する大きな筐体。…2DXだ。
この頃はセリカがやってるのをちょっとだけ見たことがあるくらいで実際はまだプレイしたことはなかった。
「せっかくだから…やってみようかな…」
筐体の段差を上がり、2P側に立ち100円を入れる。モードはライト7。
「どれにしようかな…?」
曲セレクト。実際曲は全然聞いた事が無かったから、何にしようか迷う。
「んと…じゃあこれにしよっと。」
Danchin' into the night。これがあたしの2DX初プレイ曲になった。
「もぐらたたきみたいにやればいいんだよねー?」
つい独り言が出る。けど…この後直ぐに2DXがそんなに甘い物じゃない事を思い知らされる。
「…あ、あれぇ?」
機械的に落ちてくるノートに、指の動きがついていけなくて結局2%…
「も…もう一回!」
あたしが財布から100円を出し、コインの投入口に100円を入れようとすると…
「おっと、そこまで」
と、突然男の声と同時にコイン投入口を手でふさがれる。その男が、士朗だった。
「ちょっと…何?」
思わず声の主の顔を見上げる。士朗は無表情で、
「何って…横、見てみろよ。」
と、横にある張り紙を指差す。そこには、「整列時の連コイン禁止」と書いてあった。
「一応、俺も並んでる事になるな。」
「あ…ごめん…。」
100円を財布にしまって、段差を降り少し後ろまで退く。
士朗ははそのまま1P側に立ち、プレイを始める。
容姿を見てみると、長めの灰色の髪の毛を後ろでしばっていて、黒っぽい服装。
さっき少しだけ顔を見たけど、結構かっこよかった…。
ただ、ちょっと偉そうな態度が鼻についたから、この男の2DXの腕前を見てみようとそのまま画面を見つめる。
手馴れた手つきで、オプションをかけて、エキスパートモードを選び、コースを決定する。
後からそれがHELLコースだって判ったんだけど、最初から落ちてくるものすごい数のオブジェを、
流れるような指先で軽々こなしていく。あたしはその姿に終始圧倒された。
そしてそのまま2面、3面…とクリアしていき、あっと言う間に最後の曲もクリアしていった。
最後の結果発表では、Aという文字が大きく表示される。
(すごい…)
「…まだまだだな。」
士朗は独り言を言い、カバンを背負って立ち去ろうとする。
「ちょ…ちょっと待って!」
思わず呼び止めた。士朗は荷物をまとめる手を休めて
「何だ?」
と返す。知らない人にあんな事を言うのは抵抗があったけど、あたしは大声で言った。
「あたしに…2DX教えて!」
「…はぁ?」
士朗から返される拍子の抜けた声。あたしは男の服の袖をつかんで
「いいから、ほら!」
とぐいぐい引っ張る。
「お、おいおい……ったく。」
士朗も最初は抵抗したけど、根負けしたみたいで素直にあたしの隣になるように筐体に立つ。
またさっきみたいに100円入れて、スタートボタンを押そうとすると
「ちょっと待った、ハイスピードをかけたほうがいい。」
いきなりアドバイスが出る。あたしは言われるがままにハイスピードをかけて、ライト7の曲選択画面に入る。
「ねえ、どれからやったらいいの?」
そう聞くと、士朗は少し考えて
「じゃあまずは…これやってみろ。」
と画面を指差す。こうして、士朗を先生にあたしの本格的な2DXが始まった。
「…ちがうな、この鍵盤は親指に回した方がいい。」
「…このパートはこの曲の大半で来るからしっかり叩かないと。」
「あー…惜しいな。74%か…もう少しだ…」
…時間を忘れて、夢中で銀盤を叩いた。
士朗の教え方はすごく丁寧で細かくて、言う事一つ一つを実行するだけで見違えるように譜面をこなせるようになっていった。
そして、2時間程経った時にはライト7の4レベルまでの曲をクリア出来るようになるまでに上達した。
練習を終え、二人共同じジュースを買って、今はお馴染みの隅の壁に隣り同士でよしかかる。
士朗はジュースを一口飲むと、あたしの方を向き
「しかし、すごい上達ぶりだな…正直ここまで出来るとは思わなかった。」
と言った。それを聞いて、あたしが少し冗談気に
「それって、あたしでもキミみたいに上手くなれるって事?」
聞くと、士朗は苦笑いをしながらまた正面を向き
「どうかな…少なくとも俺が始めたばっかりの頃は君ほど上達はしなかったけど、上達の仕方も人それぞれだからな…。
まあ。練習してれば必ず上手くなるから、また暇が出来たらやってみる事だな。」
と言った。とにかく、あたしにあれくらい上手くなれる可能性があると言う事はすごく嬉しかった。
「っと…じゃあ俺もう行くから。じゃあな。」
士朗が去ろうとすると、あたしは何だかこのままサヨナラするのが寂しくなって
「ま、待って!…メルアド交換しようよ。」
と携帯を片手に士朗に駆け寄る。すると士朗も携帯を取り出し、快くOKしてくれた。
「…そう言えば、君の名前聞いてなかったな。」
「あ…そうだね。あたしエリカ。よろしくね!」
「じゃあ、俺も…士朗だ。よろしくな。」
そして、あたしのメルアドを打ち終えると、士朗は今度こそ立ち去ろうとする。
「また、2DX教えてね。約束だよ?」
「ああ。そのうち連絡させてもらうよ。」
二人共にっこりと笑い、士朗はゲーセンを出て行った。
「…あ!もうこんな時間…」
外に出てみると、あんなに強く降っていた雨は嘘のように止み、空はとっても綺麗な晴れ模様だった。
「ちょっとカタイけど、とっても優しくて…いい人だったなー…」
結局、何日か経ってセリカの紹介で今の仲間と会う時に士朗と会うことになったんだけど、
あたしと士朗が顔合わせたとき、ほとんどど同じタイミングで二人一緒に
「セリカの友達だったの?」
「セリカの友達だったのか?」
って言って、みんなで大爆笑したんだっけ…
・・・
「よう、エリカ。」
そうして回想に浸っていると、突然耳元から声が聞こえた。
「あ…士朗?」
いつのまにか隣に士朗が来ていた。
聞くと士朗は30分くらい前からゲーセンにいて直ぐ前で2DXもやってたらしいけど、ぼーっとしてて全然気付かなかった。
「それにしても…どうしたんだ?もう閉店近いぞ…」
士朗が不思議そうな顔で聞く。
「え…っ?」
言われて時計を見てみると、時計の針は午後9時を指していた。
「あ、もうこんな…雨、止んだ?」
「いや、まだ降ってるよ。…止むの、ずっと待ってたのか?」
「だって傘無いんだもん…。」
「ん…そうか。じゃあ俺傘持ってるから家まで送って行くよ。」
「本当?ありがとー!」
そのまま直ぐにゲーセンを出て、夜の町並みを相合傘で歩く。
「ねえ士朗…あたし達が初めて会ったのも、雨の日のゲーセンだったよね。」
「ああ…エリカ、飲み込みが早くて驚いたっけ……」
「え、覚えてるの?」
「ああ。」
…あたし達ってあの日会わなくても結局は知り合う事になってたけど、あの日が、あの雨が降らなかったら
士朗の事なんか気にも止めていない、別の自分があったと思う。…少しだけ、あの雨に感謝した。
「ねえ、手繋いで行こうよ。」
「え?いきなりどうしたんだよ…」
「んー…なんとなく。」
「何だそりゃ」
「いいから、ほらー」
家に帰るまでの道のり、その手を握ったまま離さなかった。
あれ、連続投稿来ないぞ…?どうやら某板はSS投下には向いてなかったようですね(w
まあとにかくエリカ→士朗というマイナーな話でスマソです。普通逆ですよね…
また日本語おかしいとかあったら遠慮なく叩いてくださいね
>88-96
デュエルのイメージぴったりっつーか
かっこよかったです
文章のつくりとか、端々の単語が余計に
>Shiro氏
悪くないと思います
相変わらず雰囲気がよくって。
一度カプ関係無しの話を書いてみては?
書いてたらゴメン、スルーしてください。
あと、自分から「遠慮なく叩くな」って発言はやめといたほうが(ニガ
うおお、ageてしまった
吊ってくる・・・∧‖∧
>>88-96 格好付けているわけでもない、只その時だけを生きている「デュエル」は
世間の目から「>皆そこらの吐瀉物とさして変わらない。」…と言った所なのでしょうか。
いままでこのスレに無かった雰囲気に少し驚きましたが、
抵抗無くすんなり読めてしまう情景描写がとても素敵でした。
あと、
>>92で気になったのですが、レスとレスの区切り(変な表現でスマソ)は、
「改行規制に引っ掛かる場所」で区切ったのではなく、
「文章の区切り」で区切った様に受け取れますが、それがとても巧妙だと思いました。
>>98-103 文章中の表現がいかにも「2DX経験者からみた表現」(と言えばいいかな?)だったのが面白かったです。
今も初めて出会ったときも「アクティブなエリカ」と「それに振りまわされ気味な士朗」に
ちょっと笑いました。
……Σ(;´Д`)
88-96の名前欄に71-74て入れるの忘れた…
まいいやこれからは名無しでがんがろ
>77,>82,>83,>105,>107
おまいら!ありがとうございます!
元気でますた。
>shilo氏
乙です。そしてサンクスコ&なんだかスマソ
士朗びいきの自分としては
思わず一人でニヤニヤ(・∀・)してしまいましたが何か?
ああ…良いお言葉を頂けたようで。えがったなぁ( ´∀`)=3
ありがとうございます。
カップル関係無しも書こうと思ってますのでいずれ投下したいと思っています。
>84
417氏のサイトだが、本当に捜したのか?俺はすぐ見つけたぞ。落ち着いて捜せばすぐに見つかる。
有名なサーチエンジンやウェブリングより、小説系ウェブリングやサーチ捜してみ。
>84
同意。俺は両者のサイト見つけたけど造作でもなかったぞ。
特に後者はHNがここと同じだから簡単だと思われ。
112 :
111:03/03/31 21:54 ID:???
うわぁ…>110だった。逝ってくる
ここは、2DXのメンバーがいつも集まるゲームセンター。
今は、ダルマとツガルの二人の2DXでのバトルプレイが丁度終わったところ。
「わーい、私の勝ちね。」
どうやらツガルが勝ったようだ。ツガルの嬉しそうな声がゲーセンに響き渡たる。
そして、その隣でダルマが筐体の前でがっくりと項垂れていた。
「ねぇ、ダルマ。もう1回しようか? まだ、時間あるでしょう?」ツガルは嬉しそうに隣に居るダルマに声を掛ける。
しかし、ダルマはツガルに返事もせずに項垂れたままだった。
(あれっ?…ダルマ?)ツガルは、ダルマの様子に怪訝に思いだした。
普段のダルマなら…
『今回は手加減してあげたんだよ!!』とか『くっそ〜、もう1回だ!!』とか、
そんな強がりを言ってくる筈で、それをツガルが軽くあしらうのがいつものパターンなのに…
今日のダルマはどうしたのだろうか? ダルマは項垂れたまま全く動かない。
そのときツガルはふと、ここ最近の二人のバトルの結果を思い出した。確かにここ最近は自分は
ダルマに全然負けていない。 …もしかしてダルマは、負け続けたショックで落ち込んでいるのでは…?
そう思ったツガルは、どうするべきか困ってしまった。
「あっ、あの…ダルマ。」ツガルは、優しくそっとダルマに声を掛ける。
しかし、隣のダルマは声を掛けられても俯いたままだった。そして、元気の無い声でツガルに言った。
「…ごめん、今日はもう帰る。じゃあな、ツガル…。」
と言って、ツガルに気遣う素振りも無いまま足下の荷物を手にとり、ゲーセンを出ていった。
「あ、あれ。ダ、ダルマ〜、待ってよ〜。」
ツガルはダルマを呼びとめようとしたが、ダルマは立ち止まろうとも振りかえろうともせずに、
トボトボと一人でゲーセンを出ていってしまった。そんなダルマの様子にツガルはどうしたら良いのか
困った顔をして筐体の前でオロオロするばかり…。
そんな二人の様子を見ていた2DXメンバー達が、どうしたのかと心配そうにツガルの回りにやってくる。
一方、こちらは帰り道のダルマ。日はすっかり沈み、街頭の明かりだけの薄暗い道を一人でトボトボと
元気無く歩いていた。
ダルマは途中で、ふと一台の自販機に目をやった。それはいつもツガルと一緒に帰るときには必ず二人で
ジュースを買っていく自販機だった。
今日は一人なので素通りするつもりだったが、何故かそこで足が止まってしまった。
(何か飲んで、憂さ晴らしでもしよう…)ダルマは財布から小銭を取り出して、自販機に入れようとしたが、
それよりも一瞬早く他の人がお金を入れてしまった。
突然の割込みを食らって、ダルマが不機嫌そうにその人の顔を見上げると、それは他ならぬ士朗であった。
「あっ…士朗さん。」
士朗は自販機にお金を入れるとダルマの方を振り向いて、
「ダルマ、お前はいつもコーラだったよな。俺が奢るよ。」
…と言いながら士朗は自販機のコーラのボタンを押す。
士朗は自販機からコーラを取り出すと、ダルマの目の前で薄笑いを浮かべながら、
そのコーラの缶を3回振り、ダルマに手渡した。
続いて士朗は自販機の自分の分のコーラのボタンを押した。士朗がコーラを取り出そうとしたとき、
ダルマが、それよりも一瞬早く手を伸ばして士朗のコーラを取りだし、『これでもか!!』と言わんばかりに
思いきりコーラを振りまくった。
「やられたから、お返しだよ。」ダルマは、士朗にコーラを手渡しながら意地悪そうに微笑んだ。
それを聞いた士朗は、少し笑い、
「ふぅ、ようやく。少しだけいつものダルマらしくなったな。」
…と、言いながらコーラを上着のポケットにしまい込み、自販機の隣の壁に寄りかかった。
士朗は壁に寄り掛かったまま、目の前に立っているダルマに言った。
「ダルマ、ツガルから大体の話は聞いたけど、どうしたんだ? ツガルに負けたのが、そんなに悔しいか?」
そう言われたダルマは、さっきの悔しさがこみ上げてきたのか、士朗から顔を逸らし、
ムッとした表情のままで、
ちょっといじけたような声で答えた。
「勝負で負けて悔しくないと思う奴が居ると思う?」
(『勝負だけに拘る』…か)士朗は、ダルマの答えが『少し子供っぽい』と感じたが、あえて何も言わず、
ただ、少し間を置いて腕を組みながら「なるほどね。」とだけ答えた。
すると、ダルマは士朗の方を向き直って、言い続けた。
「それに、ツガルのやつ、確か琴とか弾けた筈だから、ビーマニが僕よりも得意なのかもしれないよ。
それにツガルは、毎日ナイアさんに教えてもらっているし…」
ダルマのその言葉を聞いた士朗は、今度は間を置かずに答えた。
「へぇ〜、それじゃあ俺やYUZに教えてもらっているのが不満って訳?」士朗はそう言いながら、
皮肉っぽく冷たい視線をダルマにぶつける。
「えっ、ゴ、ゴメン。いや…そういう訳では…。あの…『練習時間に差があるから』って意味で…
僕は、都合でなかなか毎日練習できないし…。」
ダルマは、士朗の言葉にちょっと焦り出し、額に汗を浮かべながら必死に頭を下げて謝りだした。
士朗は少し笑いながら『冗談だから気にするな』と言って軽くダルマの肩を叩いた。
そして、少し真面目な口調でダルマに言った。
「二人に『素質の差』や『練習時間の差』があるとしても、それは小さな差だと思うよ。俺が見る限り、
他に『ツガルにあって、ダルマにないもの』があるな。むしろ、そっちの差の方が大きいと思う。」
「それは一体何ですか?」 ダルマは、かなり興味を持ったような口調で士朗に聞いた。
「ツガルがナイアと一緒にビーマニを練習しているときは二人とも笑顔が絶えないだろ。」
「えっ!? それはどう言う事ですか?」
ダルマは士朗の言葉の意味が分かっていない様な顔をしながら聞いた。
士朗はダルマの方を振り向くと、ダルマに気合を入れるように両肩をポンと強く叩きながら言った。
「ダルマ、もっとビーマニを楽しみな。『ツガルに勝つ為』にビーマニがあるんじゃない。
『楽しむ為』にあるんだよ。『ビーマニが楽しい』って思えなきゃ、
続けるのが嫌になるだろうし、続けても腕はなかなか上がらない。
どんな事だって『楽しいと思える事を楽しいと思う事』が大事なんだよ。それだけは忘れるな。」
ダルマは士朗のその言葉に一瞬胸を貫かれたような気がした。
『重苦しい壁を打ち砕いてくれた』ような…
『忘れていた何かを思い出させてくれた』ような…
暖かな風が、心の中の冷えた空気を吹き飛ばしてくれたような感覚が全身に広がっていった。
ダルマは、士朗のその一言をしっかりと受け止める様に頷いた。そして、先程までの元気の無さが、
嘘のような位に力強い目つきをして、士朗に言った。
「ハ、ハイ!! 何か分かったような気がします。ありがとう、士朗さん。」
ダルマの元気そうな返事に士朗はようやく安心した。
「おう、お前ならもっと上手くなれるから頑張れよ。俺も、もっと頑張るからな。」
ダルマは、士朗にもう一度頷くと、いつもの小生意気な口調で士朗に言った。
「でも、士朗さん。僕は『ツガルに勝つ』為にビーマニをしていないですよ。僕のライバルは士朗さん
ですからね。」
ダルマの言葉に士朗は大笑いをした。
「はははっ、何年後の話だ?」
「言っとくけど、そんな風に油断しない方がいいよ。」ダルマは自信たっぷりの表情で答えた。
そんなダルマに士朗は笑顔で答えた。
「そうか、いつものお前らしくなったな。それなら、楽しみにしているぜ。」
ダルマと士朗は固く握手すると、二人はお互いの帰り道を歩き出した。
---------------終わり---------------
相変わらず、ヘタレで済みませんでした。
118 :
ゲームセンター名無し:03/04/02 01:12 ID:ubPMPBBj
age
雰囲気は好きだけど「ぼく」とか敬語にイワカン…
それはある夏のゲームセンターだった。私とエリカは一緒になって、チルコに行った。
そのとき、ちょうど2dxをやっているデュエルにあった。「ちょっとちょっかいかけてみよっか〜♪」
そんな軽い気持ちで私たちは彼に話し掛けようとした。だが、様子が変だ。「デューエル!な〜にしてんの?♪」
彼は私たちのことを気にもせず、そこから立ち去った。私は心配になり、彼の後を付いて行く事にした。今思えば、それで私たちの運命が変わっていったのかもしれない。
その後、私たちは彼を見失い、彼を捜索していた。あきらめて、帰ろうとしたそのとき、背後から言葉では言い表せないような恐怖が私たちを襲った。
「デュエ、、ル?」彼の手や顔は血に染まっていた。私たちは恐怖のあまり身動きすら取れなかった。
続く。
「ん、え?何処?ココは?」私たちは気を失っていたらしい。気付けばもう外は真っ暗だ。
時計も10時を指している。「カチャッ!」「だ、だれ!?」「こんな状況でよく強気でいられるな。」
そこには今まで見た事もないデュエルがいた。「ど、どうするつもり?」彼は無言のまま私たちの服を無理やり破り捨てた。
「え、あ、あぁ、や、やだ。いやぁぁぁぁぁ!」彼のペニスがエリカのマ○コを突き立てる。「くぅ、おら!どうした!」
「あぁ、ひぃ、だ、だ、だめぇ〜、中には出さないでぇー!」「ドク!」エリカのマ○コから溢れ出てくるデュエルのザーメン。「み、みないでぇ〜」
「つ、次は、わ、私の番?」」もう後戻りは出来ない。
>120-121
話に繋がりがないし、唐突すぎ。
台詞だけで状況説明をすると、読者は置いていかれた気分になるので、
適度に地の文章で描写を。それにより、女性側の、ひいては読者側の
恐怖心や緊張感も煽られる。
それに「 」は、特に手法にこだわらないから改行した方が読みやすい。
マ○コなどの俗語は、女性の私小説では使わない方がリアリティが出る。
また、!?は!?の方がおさまりがいい。
、、は……を使うと、台詞によっては息を飲む様子がよくわかる。
つーかスレ違いだyo
エロパロかそのへんに逝け
>113-117
名無しなのに「相変わらず」って…?
ものすごく唐突でスマソなんですが、アケ板前スレの過去ログ+今後のSSの倉庫って必要でしょうか。
もし差し支えなければ作ろうかな、と思ってるんですが…
>124
敦士ゲトおめ。
いやそれより、倉庫は、Shiroタンの負担にならないならお願いしたい。
Shiroタン、分っててやってるなら申し訳ないんだけど、アドレス削ったら
個人サイトに行っちゃうよ?(´・ω・`)
ついでに、色んな人に見てもらいたいなら、2ちゃんの顔文字やAAは
使わない方がいいと思うぞ。あと半角カナは普通にやめておけ。
でも倉庫の扉ページの芸の細かさには脱帽でつ。乙!
わかりました。顔文字と半角文字を撤廃します。
アドレスの件ですが、鯖二つ借りて管理するのは大変だし俺自身それでも構わないので。
表があること自体、このスレで経験した事が無ければ有り得なかったことなので。
様子見という感じです。何か差し支えあるなら出来る限り対処はします。
129 :
ゲームセンター名無し:03/04/04 00:07 ID:B6jrat3P
あげておく
130 :
ゲームセンター名無し:03/04/04 19:06 ID:1dVK009s
個人サイト宣伝込みかよ…
痛いのう。土はこれだから困る。
しかも批判封じかおめでてーな。
結論。
厨は死ななきゃ治らない。
もうちょっと肯定的になれお前等
うしろ向きすぎるんだよ。な。
だれが決めたんだよ、顔文字と半角カナがイクナイって。
めんぼう
もうだめってか。
ほら、誰かさんがあげたりするから口だけの叩き厨が来たよ。
うるせーんだよ。低脳共。こんな事言っても理解出来ないかも知れないけどさ。
ちょっとは大人になれよ。痛いとか文句言う前に来るな。
しかしまあ、ここも寂れたね。住人がいないからこんなのばっかり。鬱だな。
るーるるーるるるるーるるー、あ、徹子の部屋始まった。
136 :
ゲームセンター名無し:03/04/05 00:18 ID:uEaMm4x7
駄目なヤシが集うスレはここでつか(w
作品を作る大変さって、漏前らなんかにはわかんないんだろーね…
できあがるまでに、どんだけ作者が苦労してるか知ってるか???
つーか、少なくとも漏れは、新しい才能を潰したくはないね。
もうなんか叩いてる連中見てると不快だ。過去ログ倉庫はお前らのために作ったわけじゃないだろ?
うざいだけで読む気にもならないよ。クズ共の野次レベルの書き込みなんてね。
やっぱりさ、擁護してる(してんのか?)連中もさ、まずは言おうよ「おつかれ。」って。
めざわりな書き込みで埋め尽くされた以前みたいな事態招くのはごめんだ。
ようはさ、礼儀と立場を弁えた住人が必要なんだよ。叩きは消えろ。来ても放置してあげるけど(w
うるさい議論も、そういう人だけで行えばきっと意義のある物に変わるよ。
ぜったいに。だからさ、前向きな連中でこのスレの流れを変えようぜ。
ありえないだろ、このスレのために容量削って作られたものにこんな反応しか出ないのは。
とにかく、こんな事でレス消費はまっぴらなんだよ。俺は仕方が無くやってるけど!
はぁ。もうめんどくさいからやめた。もう寝る。明日からまたマターリ投下待ちしようぜ。
職人が来にくい殺伐とした空間はもう終わりにしようよ、真面目に。
人
待
ち
>137
最後まで作れヘタレ
もうなんか叩いてる連中見てると不快だ。過去ログ倉庫はお前らのために作ったわけじゃないだろ?
うざいだけで読む気にもならないよ。クズ共の野次レベルの書き込みなんてね。
やっぱりさ、擁護してる(してんのか?)連中もさ、まずは言おうよ「おつかれ。」って。
めざわりな書き込みで埋め尽くされた以前みたいな事態招くのはごめんだ。
ようはさ、礼儀と立場を弁えた住人が必要なんだよ。叩きは消えろ。来ても放置してあげるけど(w
うるさい議論も、そういう人だけで行えばきっと意義のある物に変わるよ。
ぜったいに。だからさ、前向きな連中でこのスレの流れを変えようぜ。
ありえないだろ、このスレのために容量削って作られたものにこんな反応しか出ないのは。
とにかく、こんな事でレス消費はまっぴらなんだよ。俺は仕方が無くやってるけど!
はぁ…なんかこのままだとこのスレに職人もう来ない気がしてきた。
職人が来にくい殺伐とした空間はもう終わりにしようよ、真面目に。
人間なんだからさ、職人も。叩かれると見切れる所には書かないって。
待ってたって何も始まらないよ?ROMも書き込んで、スレを盛り上げようぜ。
ちなみに、俺はこのスレ毎日チェックしてるよ。これからは何か書き込んだりするつもりだ。
ヾ(≧∇≦ )ブハハハ!ヾ(≧∇≦)ノブハハハ!( ≧∇≦)ノブハハハ!
ヾ(≧∇≦ )ブハハハ!ヾ(≧∇≦)ノブハハハ!( ≧∇≦)ノブハハハ!
ヾ(≧∇≦ )ブハハハ!ヾ(≧∇≦)ノブハハハ!( ≧∇≦)ノブハハハ!
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ヾ(≧∇≦ )ブハハハ!ヾ(≧∇≦)ノブハハハ!( ≧∇≦)ノブハハハ!
シロたんてさぁ、2chには向いてないと思うんだよね。
何度も何度も同じこと注意されても全然理解してないっぽいし
過度な馴れ合いが嫌いな2chねらに対して、空気読めない構って厨だし
なんつーか、素で敵を作る性格っていうの?そういうつもりは無いんだろうけど。
自分のサイト作ったみたいだし、BBSチラっと見たけど
同盟からお客さんもボチボチ来てるみたいだし
もう作品うpとかは自サイトで全てやってもいいんじゃないの?
見たい人はこのスレのリンクから飛ぶなり、ブクマするなりするでしょうし。
これ以上敵を増やしながら2chに居座るのもなんだかなぁと思うんですがね。
厨槍が出来上がりそうだよな。
いや、槍は厨だけど、それとは違うベクトルの厨と言うか。
ただ2chに片足浸かった人なんて、良識のある人(2cher含む)からは好かれないだろうね。
外に2ch臭出すのを恥ずかしいと思わない厨房どもには好かれるだろうけどね。
>141
同意。2ch全体とは言わないが少なくともここは敵が多い以上、彼はもう来る必要は無いと思う。
ここがSS公開の場だと仮定すれば自分のサイトがあるわけだし、アクセスもそれなりにある。
ここが力試しや才能を育てる場であるとしても、結構な技能はあるんだから。
それに、嫌われ者になるのは馴れてる人間以外には辛すぎるものがあるよ?
槍は自分が厨と自覚している厨
シロは無自覚の天然厨
さて、今後どうするかはShiroの自由だが
このまま居座っても叩きは残るだろうし、Shiroが好きな人はそれを見るのも嫌だろう。
スレも荒れるだけ。
引っ込むにしても、いちいち「うpしますた」なんて報告に来れば
サイト閉鎖したセリカスレの彼女みたいに
「いちいち宣伝Uzeeeeee!!」となるだろうと事前に忠告しておくよ。
ああ、そういえば死漏って絵師もいたなぁ。読み方が似てるのは実に皮肉だ。
で、過去ログ倉庫はどーなんだ?彼が去るなら倉庫も消すべきだと思うが。
追い出した上で「倉庫整理やれ」はあんまりだしさぁ。
>147
死漏じゃない、死汁。「し」しか似てないって。
149 :
147:03/04/06 22:24 ID:???
逝ってくる…Λ‖Λ
>149
藻前カワイイ
151 :
ゲームセンター名無し:03/04/08 09:44 ID:cvQ8YOwJ
>149
藻前カワイイ
Shiroタン、乙〜
そしてまたmurmur投下。ちょっとでもスレ活性化のお手伝いになればと。
-------------------------------------------------------------
画用紙を横切る一本の線。まりは、それを水色と青に塗ったものと、オレンジ色と赤に
塗ったものに分けた。二色の長方形が上下に並んだとしか言いようのない絵に、ちひろが
首を傾げる。
「それは何?」
「こっちは、この間海で見た水平線。こっちは図鑑で見た地平線」
「水平線が青いのは分るけど、何で地平線がオレンジと赤なのさ」
「だって図鑑に載ってたんだもん」
唇を尖らしながら、まりが大きな図鑑を開く。何度も見たページらしく、地平線に沈む
太陽の写真のページはすぐに開いた。
「ね、赤とオレンジでしょ」
「そりゃそうだけど」
地平線がどういうものかまりに説明しようとして、ちひろはすぐにその考えを放棄した。
ちひろも、図鑑でしか地平線を見たことがなかったし、見てもいないものを見たように説明
するのは気が進まない。
「水平線は見れたけど、地平線はまだ図鑑でしか知らないから見てみたい。どこへ行けば見
れると思う? 一番高いマンションの屋上に行けば見れると思う?」
「高いとこに昇っても地平線は見えないよ。地面の他は何にもないとこへ行かないと。海が
丸ごと地面になったような、そんな広いところじゃないとね」
ちひろの言葉を聞いて、まりががっくりと肩を落とした。持っていたオレンジ色のクレヨン
を指で弾く。
「それじゃ、蟻にならないと無理だわ」
まりが、地平線を描いた絵を机の前に貼っているのを見て、ちひろはしばらく考え続けた。
親にも訊いてはみたが、現実味のない場所の名前が返ってくるばかりで、ちひろがまりを
連れて行けるような場所は聞き出せなかった。
大きな団地の屋上ならどうだろうか? 目の下に画用紙を地面と平行するように置いてみ
るとか? 様々な代替案がちひろの頭に浮かんでいっては、沈んでいった。
やがて、まりがちひろに地平線を見てみたいと言ったことも忘れた頃、ちひろが唐突に
まりの名を呼んだ。まりが見たちひろは泥だらけで、手も少しすりむいていた。自転車ごと
どこかで転んだらしく、自転車の泥除けやタイヤもひどく汚れていたが、ちひろはそんなこと
どうでもいいからと、まりを自転車のステップに乗せてこぎ出した。たった今帰ってきた
ばかりだというのに、ちひろはただ急ぐばかりで、まりが何度行き先や理由を尋ねても「見つけ
たんだ」と言うだけで、具体的な答えは返さなかった。
「どこまで行くの? 暗くなる前に帰らないと、夕ご飯が食べられなくなるよ」
「だったらもっと急がないと! 夕陽が沈みきっちゃう前に行かないと!」
「どこへ行くのかだけでも教えてよ」
「行けばわかるよ!」
坂道を二人で自転車を押して上がり、近道に団地の中を通り抜け、歩道のない道を歩いて、
ちひろはようやく橋の下で自転車を止めた。
まりには見覚えのない川だった。大きな橋の下は芝生になっていて、ところどころにベンチ
が設けてある。芝生の広場は川を取り囲んでいて、更に広場は高い土手に囲まれていた。広場
から見ると、土手の上を走る車の屋根が少し見えるだけになる。
「ここに何を見つけたの?」
「いいから、いいから。ここに寝転がってみなよ。ちょっと服が汚れるけどさ」
怪訝そうに顔を歪めながらも、好奇心には勝てず、まりはちひろに言われるまま、土手に
もたれるようにして横になった。その口が、大きく丸く開かれる。
まりの目に映ったのは、少し伸びた雑草が覆う地面と、視界を真横に分断するオレンジ色の
一閃、そしてその向こうにある灼熱色の夕陽だった。急な斜面の土手を真下から見上げている
ため、土手の上を走る車も、川沿いにある広場も目に入らない。ただ、視界いっぱいの地面が、
オレンジ色の光に横断されてぷっつりと終わり、代わりに濃さを増していく夕焼け空が広がって
いる。まるで、自分の額へ隠れていくように沈む太陽を目で追っていくうちに、オレンジ色の光は
薄い青紫になり、やがて地面の影がそれに代わっていく。薄暗い空と、影絵を思わせる地面の
コントラストは、目に焼きついたオレンジ色が強烈だからこそ、一層青く暗く見えた。
「偶然だよ、偶然自転車で転んで土手を滑り落ちたんだよ。そしたら見つけたんだよ、本物じゃ
ないけどさ」
まりは無言だった。
もう陽は沈みきっており、光景は何も変わらないが、まりはずっとちひろが見つけてくれた「地
平線」を飽きることなく見つめていた。
そんなまりの横顔を見て、ちひろは満足そうに小さく頷いた。
終わり。
155 :
ゲームセンター名無し:03/04/09 23:35 ID:ux5P8rHD
アギャ
だからキモいからageるなや
>>152-154 投下、お疲れです。
「幼い子供」が考えてしまうような疑問に、彼らが「幼い子供」なりの答えを探し出す…
そんな「子供の世界」の様な雰囲気が面白かったですよ。
ただ、何故「地平線」がテーマなのでしょうか。murmurのムービーにありましたっけ?
>>156 どうでもいいことに反応する前にSSに反応汁
>157
子供の視点を前面に押し出したかったんで嬉しいお言葉でつ。ありがd
地平線は、ムービーの原っぱを見て連想しますた。
ほ
も
牛
肉
骨
ぬるぽ
( ・∀・) | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_/し' //. V` A´)/ ←
>>164 (_フ彡 /
166 :
山崎渉:03/04/17 16:03 ID:???
(^^)
167 :
山岡晃:03/04/19 17:57 ID:???
(笑)
(`ω´)
(((´ー`)))
170 :
山崎渉:03/04/20 01:04 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
171 :
山崎渉:03/04/20 03:03 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
172 :
山崎渉:03/04/20 07:19 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
173 :
74:03/04/20 22:35 ID:???
名無しでがんがるとは言ったが、ややこしくなるといけないので一応74で
固定することにしますた。
――――うっ、ひっく……
この子は…誰?
――――怖かったよ…ひとりぼっちはやだよ……
何故この子は泣いてるの?
――――…ちゃん、ここどこ?…お姉ちゃん…
お姉ちゃん…私のこと?
「 」
174 :
74:03/04/20 22:36 ID:???
窓から差し込む光。
白く透明に濁った日差しに瞼を刺され、眠りから覚めた。
頭が酷く重い。
「……夢…?」
ぐらつく頭を振り、さっきまでの掠れた記憶を懸命に辿る。
思い出そうとすればするほど遠のいていく。
遥か時を遡った、幼い頃の曖昧で頼りない追憶。
記憶かどうかも怪しくて、本当にただの幻想なのかもしれない。
なお閉じようとする瞼をこすりこじ開けると、
酷くやるせない感覚に襲われた。
突如、ベッドの傍らのサイドテーブルに置かれた携帯が
バイブとともに鳴り響いた。
夢から覚めても覚めきれていない浮遊感を、一気に吹っ切るように。
『おはよう。最近詰め込みすぎなんじゃないか?
余計なお世話かもしれないけど…
良かったら気晴らしに展望台にでも行かないか?』
心地よい安堵感。
知らず笑みがこぼれる。
士朗はいつも、自分が沈んでいるときや、こうしてどうしようもない
やるせなさとか憂鬱感に陥ったとき、こうしてメールや電話をくれる。
お互い知るはずもないそれぞれの生活でも、共有し合っているようで
胸が安らいだ。
這いつくばって寝こんでいた気持ちが、徐々に起きあがり飛び跳ね始める。
夢のことは心に仕舞っておこう。
考えても仕方ないこと、どうしようもないこともある。
そうやってずっと強かに一人で生きてきた。
ただ一つ、上京してから前向きになれた自分と、
周囲が嬉しくて、温かかった。
準備を済ませ、エリカは家を後にした。
175 :
74:03/04/20 22:37 ID:???
(…えーと、この電車でいいんだっけ?)
待ち合わせの場所に向かうため、時刻の確認をしていると、ふと、
視界に一人の少女が映った。
ホームに一人、俯いて頼りなくどこへ行くとも無くさまよい歩いていた。
忙しなく通りすがって行く人々の波に揉まれながら、
埋もれそうな体を必死に保とうとしていた。
(…迷子…かな?)
昔から世話を焼きたがる性分のエリカには、
そのまま見過ごすことはできなかった。
その少女に歩みより、声をかける。
「どうしたの?ママとはぐれちゃったの?」
なるべく怖がらせないように、腰を折り目線を合わせできるだけ
優しい笑顔を作った。
少女は色素の薄い長い髪を上の方で二つに結び、
大きく丸い目を涙で濡らしていた。
「……うっ…うえーん…ひっく…」
今まで必死にこらえていたのであろう嗚咽を、
安心感からか一気に吐き出すように漏らした。
急に大声で泣き叫ぶものだから、周囲の注目を一気に浴びてエリカは
慌ててなだめる。
「よしよし、もう大丈夫だから。お姉ちゃんが一緒に探してあげる!
だから泣かないで、ね?」
少女の頭を優しくなで、首を傾げて微笑むと、少女も同じように微笑んだ。
「…うん!」
176 :
74:03/04/20 22:38 ID:???
―――……あれ?
少女の満面の笑みに、一瞬かすった既視感。
記憶の隅で静かに、同じように笑う少女が自分を見上げている。
―――大丈夫、お姉ちゃんがちゃんと連れて帰るから!
ほら、泣かないで、…「 」!…―――
ツインテールを揺らし、顔がぼやけた記憶の少女はたしかに笑っていた。
自らの口で呼んだはずのその名は寸前で途切れた。
「……ちゃん、おねえちゃん?」
目の前の少女の呼びかけにはっと我に帰る。
「…ご、ごめんごめん!さ、ママ探しに行こっか!」
妙な胸の突っかかりと、霧がかかった記憶の視界は未だ晴れぬまま、
少し引きつった笑顔は傍目に寂しげだった。
177 :
74:03/04/20 22:39 ID:???
「本当に、ありがとうございました」
しきりに頭を下げて礼の言葉を繰り返す少女の母親は、
とても優しげな表情をしていた。
その母親の手をしっかり握り締める少女の手は、小さくて、儚くて。
それでもそこに宿る熱は尊くすら思えた。
「いいえ…でも、本当に良かったです、見つかって」
遠慮がちに、少し困ったような笑顔で返すと、母親はなお優しく微笑み、
もう一度だけ頭を下げた。
「おねえちゃん、ありがとう!」
小さな手を力一杯振って去っていく少女に、小さく手を振って返す。
178 :
74:03/04/20 22:40 ID:???
「…あっ、いっけない!士朗との約束の時間もう過ぎてるよ!」
待ちくたびれているであろう士朗に心の中であやまり、
足早に階段を駆け登る。
179 :
74:03/04/20 22:41 ID:???
遠く見えるベンチに、士朗は座っていた。
息を切らして駆け寄ると、士朗はこっちに気付いて軽く手を上げる。
「ごっ、ごめんねっ!待ったよね?ほんとにごめんねっ!」
士朗の前に来るなり、息も切れ切れに顔の前で手を合わせて必死に謝る。
「ちょっと、なんてゆーか…準備に手間取っちゃって…ごめんね」
士朗の顔を見たら、さっきの「迷子」の件は言えなかった。
色々な物事が重なって、胸が詰まって、
頭が階段を転げ落ちるようにグルグルと廻って、何も言えなかった。
俯いて黙り込んでしまったエリカの頭に、ポン、と大きな手が置かれた。
「そんなあやまんなくても、気にすんな。俺も今来たばっかだから」
見上げると、穏やかな笑みの士朗と目が合った。
「俺もちょっと急だったしな。…ほら、行くぞ」
「……うん!」
士朗に手を引かれ、おもむろに歩き出す。
どうでもいい感傷が、瞳を濡らした。
180 :
74:03/04/20 22:42 ID:???
展望台につくと、街の景色が視界一杯に映った。
頭で飲みこむでもなく、ただ肌で感じるだけで精一杯で、
その景色がいやに眩しくて。
空は憎たらしいほどの快晴で、雲一つない。
ただそこに在る青は、今のエリカにはひどく残酷に思えて、
見つめることしかできなかった。
ぼんやりと、食い入るように景色を見下ろしていたエリカの横顔を
眺めていた士朗が不意に声をかける。
「…なんかあったんだろ。話してみろよ」
「…え……」
突然の問いかけに、言葉が詰まる。
何もかも見透かされているようで、やっぱり何も言えなくなる。
当の自分よりも真剣な眼差しでじっとこちらを見ている士朗は、
気付けばいつも自分の隣にいた気がする。
でも今は、本当に何があったわけでもない。
ただの自分よがりな思いこみと、どうでもいい感傷にひたっていただけ。
だから今、この澄みきった空が少し羨ましかっただけ。
「…うん、ありがと。でも今はホントに何もないから。
大丈夫。…でも…」
「…ん?」
181 :
74:03/04/20 22:43 ID:???
「ねえ士朗。
……あたしの妹…見つかるかな?」
手摺りを握る力が少しだけ強くなる。
士朗はエリカから街のほうへと視線を向け、しばし黙っていた。
「…どうだろうな」
士朗から返って来た言葉に、少し胸がちくりと痛んだ。
別にどんな言葉を期待していたわけでもない。
慰めて欲しいとか、嘘でも見つかる、と言って欲しかったわけでもない。
ただ、ありのままの士朗の、士朗にしかない言葉を聞きたかった。
「俺には絶対に見つかる、なんて確信のないことは言えない。
…でも、見つからない、とも言えない」
エリカは士朗の言葉を一つ一つ黙って聞いていた。
「だから、俺は信じてる。エリカが探してる限り、俺は会えるって信じてる。
これだけは、絶対だ」
さっきと同じ眼差しで、エリカを見つめる。
「…うん、ありがとう。あたしも…あたしも、士朗のこと信じてる!」
士朗が信じてくれている限り、自分も諦めない、そう誓った。
信頼と、自分自信の意思を決して曲げたくない。
二人で、階段を上り下りして、その先に見つかるものが何であったとしても、
絶対に。
せめて、この空のように霧が晴れるまで。
182 :
74:03/04/20 22:44 ID:???
―――お姉ちゃん、ちゃんと帰ってこれたね!
もう大丈夫。私はいつだって側にいるから。
遠くから小走りに駆け寄ってくるセリカに、大きく手を振る。
「セリカ、遅いぞー!」
「ごめんごめん、ちょっとね!」
いつかの自分と同じように、両手を顔の前で合わせて謝る。
「セリカはすぐ迷子になるからなー。目放せないよ」
「あたしは昔から方向音痴なの!それに、迷子になってもちゃんとエリカが
迎えに来てくれるもんねー!頼りにしてるんだから!」
にっ、と歯を見せて悪びれもせず無邪気に笑う。
「まったくもー!ほら、行こ!「セリカ」!」
記憶の隅で、少女は確かに笑っていた。
>>174ー182
関係無いかもしれないけど、
小説スレで「エリカが生き別れの妹に会いたいと思う」関連の話は、
確か4作ほどあったと思いますが、それぞれのエリカを見比べると、結構面白いです。
妹に会いたいと思いながら「落ちこんでもいられない」と思う気持ち、
迷子の(どことなく生き別れの妹を彷彿とさせる)少女を助ける「お姉ちゃん」らしさ
これらの健気な部分と、
士朗(男性)の前では「どことなく縋りたくなってしまう」と思う弱々しい部分
エリカをその女性らしい2面で綺麗に纏めているのがとても良かったです。
ばーか
保守!!
なんでこのスレこんなんなったんだろうな