★仝 ゲーセンで起きたちょっといい話スレ 第3章 仝★
初代drummaniaのお話
それまで音ゲーなんて全くやったこともなかったが,
あのドデカイ筐体,そしてドラムを自分で演奏できるかっこよさに
惚れてやり始めた。あの頃はオートバスなんてものはなく,
NORMAL(今で言うBasic)で即死なんてザラ。
それでも俺は諦めずに日々練習して,ようやくREALまでたどり着いた。
REALは言うまでも無くNORMALよりもさらに難しく,またしても即死の日々。
「やっぱり俺にはこういうの向いてないんかなぁ。。」とか思い始めていた。
その日,いつものように俺がゲーセンに行くと,
2〜3人の高校生がドラム筐体に集まって盛り上がっていた。
なんだろうと思って見てみると,高校生の一人が Across the nightmare という
侍の絵が出てくる曲を演奏していた。しかもそれは明らかに異様な光景だった。
まず曲のシーケンス(上から流れてくるアレ)の多さ。俺が以前やったNORMALのと比べて
明らかに数が多い。これが後に知るEXPERT REALだったんだが,当時そんな隠しコースがあるなんて
知らなかった俺はただただ驚くばかりだった。
さらに,その夏服の爽やかな高校生はクロスだった。
つまり右手で一番左端のハイハットを叩くやり方。
ハイハットは左にあるんだし左手で叩くもんだとばかり思ってた
漏れはここでも驚愕。結局その青年はAcross the nightmare, Happy man, WAZA を
いとも簡単にクリアして周りにいた友達と一緒に帰っていった。
その一部始終を見て,ドラムに対してなかば諦めかけていた俺は
「人間諦めないでがんばればきっとできるようになる」と心に決め,
現在の壁であるREAL Happy man に挑んだんだ。。
月日は流れ,ほぼ人並み以上に上達した俺。あの青年から学んだクロスも
しっかり身に付き,ダチからは「お前すげーな。どうやったらこんなに上手くなんの?」と聞いてくる。
言われるようになった。
「ん これはな。。」