嫌な話というかなんというか、ちょっと長くなります。
1月の初旬で、まだ正月が明けてちょっとしたころ
私が雇われ店長してる店に、中学生だか高校生だかわかんない
格好的にチンピラみたいなガキが6人くらいきました。
そいつらは店に入ってくるなり、DDRや音ゲーしている客にちょっかいを出したり
対戦ゲーしてる客に乱入しては、負けても勝っても、相手に
いちゃもん付けたり、集団でかこったりしてバカにしたりしていました。
エアホッケー台に上ってあぐらかいたり、かなりの悪行
仲間集まっては「俺ら最強やゼーー」とか言っては悪行を繰り返しました。
さすがに業を煮やした私は、アルバイトの子3人で、そいつらのところにいき
「いい加減にしてもらえませんか?ほかのお客に迷惑かけないでください。業務妨害で警察に連絡しますよ。」とアルバイトの子にポラカメラで写真を取らせました。
すると怒ったそいつらが、1枚の名刺見せて
「オィコラ、俺ら怒らせるとこの店つぶしちゃいますよぅ。俺らのバック最強だよぉ
お兄さんたち殺しちゃいますよぉ」と威圧、プラス人をバカにした態度
名刺を見ると、家紋が押し印してある、厚くて威圧感抜群の筆文字の
俗に言う(ヤ)関係の組長のものでした。
が・・・
名前を見ると、それは紛れもなく私の実の叔父さんの名前
組(会社)も電話番号も当てはまり、100%それは紛れもなく
私の叔父さんのものでした。
私の叔父さんは、表は不動産業や賃貸業などの経営なんかをしていますが
(ヤ)の頭です。あまり人におおっぴらにいえないご商売をされています。
私は、こいつらが叔父さんの部下なのかと聞いてみようと思い、叔父さんの実家に
電話をしてみました。
電話をかけると、相手は私の知らない男の声
私は「もしもし甥の○○○○と申しますが、○○叔父さんはご在宅でしょうか?」
と聞くと
「少々お待ちください 社長 甥御さんからです」と電話が叔父に変わりました。
叔父さんは相変わらず豪快な受話器から大々的に漏れるくらいの声で電話にでると
久しぶりとか、元気かとか、聞いてきます。
私は「今、仕事をしている店に叔父さんの名刺を持ったお客がきて、さんざん店で
暴れて迷惑しているんだけど、ちょっと替わっていいですか?」と聞くと叔父さんは
「オォすぐ替わってくれ」と言われたので、その名刺を持ってたガキに電話を押しつけました。(つづく)
その名刺を持っていたガキは、電話を受け取るといきなり
「おぉおめーだれじゃポリか?」と言ってきました。どうやら私が、警察関係の叔父が
いるのと勘違いしているようです。
叔父が「おまえら、あんまり横着なことしとると、いかんぞ」と電話口から響きました
それを聞いたガキと集団は、ヘラヘラと笑いながら
「クソジジィてめーはここの店長か?脅しか?若いの呼んでお店壊しちゃいますよぉ」
電話を勝手に切った。そいつらは笑いながら店のスロパチコーナーに行くとガラス叩いたり、台に足上げたりともうメチャクチャ。
折り返し、すぐに叔父から直接携帯に電話がかかってきた。
「○○、おんしの働いとるところはどこだ?」と聞いてきたので、答えると
「そいつら見張っとれ、警察はよばんでええぞ」とのことを言って切りました。
(つづく)
客もそいつらの愚行が目につき、ほとんどが帰ってしまいました。
相変わらずガキどもは電話のことをバカにしたり、俺らは最強とか言ったり
ゲームの画面を蹴ったり、とひどい有様
電話が切れてから10分立たないうちに、表の駐車場に、高級車が数台止まりました。
中から、数人の人が出てきます。
足早に、店に数人の強面の人が入ってくると、気づいたのか2人ほどガキの
仲間が逃げ出しました。
強面の集団の頭らしい人が、私のところにきて
「○○さんですね 社長の名刺出して暴れてるガキはどいつですか?」と聞いてきたので「アイツです」と指さしました。指さされたガキは私に
「アアァなんや喧嘩ですかぁ戦争かぁナァ」と言うと
2,3人の強面の人たちに囲まれました。その人たちは「名刺だせっ」といい、そのガキのポケットまさぐると名刺が出てきたので頭の人に見せました。
ガキの仲間も強面の方に囲まれ、2,3発ビンタかまされ、服が破れるくらい
引っ張られて、車に押し込まれました。もちろん名刺を持っていたやつもです。
(つづく)
強面の頭の方は
「どうもご迷惑をかけました。これは、少ないですが迷惑料ということで
納めてください。」と深々と頭を下げて出て行きました。
包みには30万ほど入っていました。たいした物損の被害もなかったですが
アルバイトの人たちを怖がらせてしまったので、お年玉の代わりに、一人、
5万円ほど分け、残りは、壊れたものの修理
(イス1脚とめり込んだポップンのボタン2つ)と、ご苦労さん会の飲食代に
使いました。
それから、2日後・・・
あのガキども全員が店にまたやってきました。しかも人数増えています。(つづく)
でも、今度は様子も風貌も違います。
顔は全員、目も開かないほど腫れ上がったり、鼻が肥大していたりして、すでに
誰なのかさえわからない、状態になっていました。
そいつらは店に入ってくると
「○○店長様はいらっしゃるでしょうか」と私を呼びます。私は全員を事務室に入れるとそいつらは
「あのときは申し訳ありませんでした」と泣きながら謝りました。
「今日はこのお店を掃除させてください」と言ってきたのですが、
そんな知らない人たちがいきなり店を掃除するなんて、と断ると、そいつらはビクビクとしながら
「掃除させてください、掃除したって証明書書いて持っていかないと困るんです」と
半泣き状態で言ってきました。まあ持っていかないとどうなるかはわかっているので
店が終わった後、徹底的に掃除をさせました。そいつらは、店員一人一人に謝っては掃除をし、
店員全員の署名の入った、証明書を持たせてやりました。
(つづく)
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(7/7):02/04/26 18:43 ID:sZOQA1Hs
後に、叔父さんに会う機会があり、聞いてみると、あの名刺を持っていたガキは
兄が、叔父のかなりの下っ端の社員で、正月に挨拶回りをしたときに名刺を渡した
その名刺を、できの悪い弟がかっぱらって、友達を集め、バックに(ヤ)がいるから
最強などと抜かし、集団恐喝とか、していたということで、叔父はダシに使われた
ということでした。逃げたやつは、結局、捕まえたやつに口を割らせ
(手段は想像にお任せしますが)全員取り押さえたと言うことで、掃除の時には、
人数が増えていたことも納得いきました。
二度とあのガキは、店周辺をうろつかなくなりました。
叔父の力を借りたのは、ちょっと考え物でしたが、こんな嫌なことがありました。
長い文章につきあってくれてありがとうございます。