★仝　ｹﾞｰｾﾝで起きたちょっといい話スレ　仝★

今じゃ横浜のゲーセンの常連ともなった俺だが、俺には懐かしい過去がある。
ゲーセンに通うきっかけともなった出来事であった。

俺が小学校のころ、スト�Uがめちゃくちゃ流行ってた。
勿論俺もSFC版を持っていて、親にせがんで買って貰ったスティックとともに練習に励んでいた。

ある日、親と一緒に近所の少し大きめなスーパーに出かけると、
おもちゃ屋のコーナーにスト�Uの筐体があった。
しかしよく見ると微妙に違う。ストリートファイターの文字が銀色だ。
その時俺は知らなかったが、これがいわゆる「ストリートファイターレインボー」であった。

＝知らない人のために＝
スト�Uの改造？US版。タメという概念が存在しないので←→Pだけでソニックが出せた。
しかも連射可能。波動拳は追尾するわ、昇竜拳は画面いっぱい移動するわ、サマーソルト出し続けで画面上部へ消え
画面下から出てくるなどハチャメチャなゲーム。
特に恐ろしいのがスタートボタンを押すことでゲーム中にもキャラが変えられた。
バイソンのダッシュパンチ→ブランカの電撃→ベガのサイコクラッシャーの即死コンボ等・・・
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親の買い物の合間に遊んでみたのだが、そのころ俺はSFC版で練習したガイルを使っていた。
始めてすぐに普通のスト�Uでは無い事に気づき、ソニックブームを有頂天になりながら連射していた。
次々と敵をなぎ倒し、ケンのステージまでたどり着いた。
しかし、ケンは大量のソニックブームをものともせず、画面端から端まで昇竜拳で移動しながら攻撃してくる。
上昇中は無敵だからだ。
なすすべも無く一ラウンドを取られる俺。

・・・と後ろに小学校高学年くらいの男（当時の俺から見て怖そうな兄ちゃんだった）が
「その戦法じゃ無理だ。かしてみな」
と半ば強引にスティックを取り、
「いいか、ソニックは弱で4発も出せばいい。昇竜拳を確認したらサマソを出すんだ」といいながら
ケンの強昇竜拳を撃墜した。
その後すぐにプレイ権を返してもらえ、そんな戦法を続けいつしか俺はベガを倒していた。

「やった！やったよ！」と後ろを振り向くが誰もいない。
その後すぐに親が現れ帰ってしまい、二度とそのスト�Uレインボーをやる事も無かった。

だが俺はその後もスト�Uの研究を続け、Y浜地区大会でベスト８に残るまでに成長した。
ガイルのソニック→小K移動→サマソの伝統的待ちを小学生でマスターしていたからだ。
もう会う事も無いのだろうが、ただ一つだけその時の兄さんに言いたい。

秋葉原の駅前裏通りのがろすぺで有名なゲーセンに、今でもレインボーがある。
今度もし会ったら、俺のガイルと対戦してくれよな！

＜完＞思い出話でスマン・・・