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ゲームセンター名無し:
間違えました
第2次世界大戦当時、ヒトラーによってユダヤ人の迫害が起こりました。
捕まったら殺されるため、ユダヤ人は世界中にちりぢりになって逃げた訳ですが、
その後、大戦も終わります。
しかし、多くのユダヤ人は帰る場所を失ってしまい、それにより自分達の国家を
作りそこに戻ろうという動きが強まります。
そしてユダヤ人の聖典「旧訳聖書」には、「エジプトからモーゼに率いられて脱出
したユダヤ人は、流浪の末、神の指し示したヨルダン川の西の土地に住みついた」と
書かれていました。
現状と聖書の内容をダブらせたユダヤ人達は、第2次大戦後に大挙してこの
ヨルダン川西岸地区に押し寄せます。
ここには元々アラブ人の「パレスチナ」という国があったのですが、大挙して押し
寄せたユダヤ人によってパレスチナ人はどんどん追いやられ、その後、国連の
介入もあってユダヤ人はここに「イスラエル」を建国します。
でもそんなものパレスチナ&アラブ人には納得がいかない。
で、第一次中東戦争が起こりますが、後のないユダヤ人が強かったのか、アメリカ
などの支援もあってイスラエルの圧勝。
イスラエルはパレスチナ人をさらにどんどん放逐してヨルダン側西をほぼ制圧します。
その後、さらにアラブ人諸国によるイスラエル攻撃は続き、第ニ次、第三次の中東
戦争も起こりますが、やっぱりイスラエルが強く、逆にイスラエルの支配範囲が
広がる一方でした。
そのうち、アラブ人はテロリズムで対抗するようになり、そのテロに反発して世界の
警察を自負するアメリカはテロ組織やテロ支援アラブ国家などに報復の爆撃を敢行、
ますます「イスラエル・アメリカ vs アラブ・パレスチナ」の図式が出来あがっていった
訳です。
アラブ諸国やイスラム原理主義派にしてみれば、矢面に立っているイスラエルより、
裏で糸を引きながら、たまに爆撃やらミサイル砲撃やらを行い、平和外交と言い
つつ常にイスラエル寄りで、でも自分の国は遠くで平和で経済大国というアメリカの
方が腹が立つ!! というのは確かにあるようです。
よくアラブ諸国の演説にある「アメリカは差別と偏見の国」と言うのは、この辺の
非難がある訳ですね。