【特定疾病】コイヘルペスウイルス(KHV)病について

このエントリーをはてなブックマークに追加
106pH7.74
コイヘルペスウイルス(KHV) 日本のコイが起源か
04月01日05時54分 犬HKニュース

海外でニシキゴイなどのコイ類の大量死の原因になっているKHVというウイルスは、
日本のニシキゴイを起源に海外に広がったのではないかという研究結果がまとまり
ました。

ウイルスの一種のKHVは、ニシキゴイなどのコイ類が感染するとエラ呼吸ができず
に死んでしまうもので、特にインドネシアや欧米では15年ほど前から大規模な被害
が出ていますが、日本や中国では、現在、被害はほとんど確認されていません。
KHV感染の仕組みなどを探るために、独立行政法人水産総合研究センター養殖研
究所と東京海洋大学などの研究グループでは、ヨーロッパと米国、台湾、インドネシ
ア、タイ、シンガポール、それに日本で採取されたKHVの遺伝子を調べました。その
結果、日本のKHVには遺伝子が異なる10以上の種類が確認されましたが、欧州で
は3種類、米国では7種類ほど確認されました。このため研究グループでは、KHVは
もともと日本のニシキゴイに古くからあったもので、それが世界中に広がった可能性
もあるとみています。養殖研究所の左埜元彦病害防除部長は「日本のコイ類には
KHVに対する耐性があるとみられ、そのメカニズムを解明すれば、今後、海外での
被害を防ぐことにもつながる」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015279171000.html#