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 水槽の水交換が不要に―。岡山理科大工学部の滝澤昇教授(生物工学)らの
研究チームは27日までに、魚の排せつ物などから発生する硝酸を無害の窒素に
変える菌(脱窒素菌)を特定し、酸性化した水を中性に戻すことに成功した。
水族館や養殖場などで水の節約、入れ替えに伴う労力、コストの軽減に
つながるとしている。

 魚の排せつ物や餌のタンパク質から発生するアンモニアは、水中で硝酸に変化する。
水槽などでは時間がたつほど硝酸が蓄積されて魚がすめなくなるため、定期的に
水の入れ替えが必要となる。

 滝澤教授らは酸性になった水の中に、働きが弱いながらも脱窒素菌が存在している
ことに着目。熱帯魚を飼育していた水槽のろ過装置から無作為に採取した菌56種類を
硝酸水に入れたところ、2種類の菌が強力に硝酸を無害の窒素にした。

 この脱窒素菌を人工的に増やせば水の酸性化は抑えられるとして、滝澤教授は
大量に菌を培養し、水の浄化装置を作製中。硝酸の濃度に対して必要な菌の量や、
菌が生きていくのに必要な環境などを実験で探るという。