☆★☆【淡水美魚世界一決定戦】☆★☆

☆　大型、小型は関係ない！肉食魚でも上等！
★　ただただ、その『美しさ』のみを語り論破して行く！
☆　種類や血統等、とことん詳細までこだわれ！
★　ワイルドもブリードも関係ねぇー！
☆　そして、この答えが出た時が淡水美魚の世界王座を認定！

好きならば目指せるはず。魚の中の魚を･･･

さぁ、語れ！

２

三輪

かっぱ

ブリリアントカージナルロングフィンアカヒレスーパーレッド

共通認識としての「世界一の美魚」なぞ、笑止千万。
たとえ同じ魚種だとしても、自分の愛魚が何よりも世界一。
誰の賛同も意見も要らん、自分の意識だけが全て。

という大層な言い訳を掲げておいて、自慢しとく。

マナマズ。
色鮮やかな熱帯魚などとは比較にもされない、地味な日淡魚の中でもさらに地味なサカナだが。
だがそれが「美しくない」とは言わせない。
黒、それは落ち着きと静寂を思わせる、シックな色合い。
模様すらも目立たない、単一色としての純然たる黒。

小さくつぶらな目は、その体色も相まって一見見落とされがちだが、実に表情豊かに輝く。
そしてナマズ類に特徴的なヒゲは、数多くなく少なくもなく、その働きをこなす為だけの機能美に溢れ。
体躯に比較して実に可愛い背ビレは、実に愛くるしくパタパタと感情を伝える。
尻ビレから尾ビレにつながった特徴的なヒレも、進化の過程で得た機能優先な形態だ。

ちょっと見劣りするかもだが、しゃくれ顎に太い唇も、個性的な愛嬌ある顔と言えなくも無い。
だが、なによりもその口は笑っているのだ。どんなに苦しくても、辛くても、いつも笑顔を絶やさないのだ。
機会があれば正面から見てあげて欲しい。
個性的な、いやぶっちゃけ不細工な顔だが、こちらを伺ってニッコリと微笑んでいる。
これぞ自らを制し、周囲に気を配る、日本人の古き善き精神に他ならない！

最後に、最も嫌われている点かもだが。
ナマズはヌルヌルしている。
でもこれは鱗を捨て、どのような環境でも生き抜こうとする、独特のスタイルだと知っているだろうか。
湖沼や池、沢や川、水路や畦や水田など、色々な場所に住むマナマズだが。
たとえ生息地の水質が悪くなっても、その粘膜で体表を保護し、多少だが粘膜で水質を調整するのだ。
もちろん、水中の酸素が不足すれば、粘膜を通して外気から直接呼吸もできる。
実はこんな機能的で、合理的な進化の形なのだ。
しかも、安定した安全性の高い環境で飼育すれば、ヌルヌルではない。
敢えて言い切らせてもらおう、あれはヌルヌルではない、「スベスベ」なのだ！

以上の通り、たしかにマナマズはキレイではないが。
誰がそれを「美しくない」と言えるのか。機能的でシンプル、謂わば質実剛健。
シックな装いに隠れた、和装美魚だと言わせてくれ。

‥‥我ながら、長ぇ〜よ(苦笑)。

アオヒレ

淡水黒鮪

俺は、リコリスグラミ・デイスネリィ（バンカ産）を挙げよう。

リコリス種は、人になれ難く常に物陰に隠れて生活をしている。
店頭では本来の発色をするはずもなく、薄ボケた黒のラインが２本入っている地味な魚である。
素人目には、全く興味をそそることもなく、その存在すら気付かない方も居るだろう。
しかし、綿密に水質調整された水槽に慣らすと、それはもう何ともいえない
輝きを発し出すのである！そして、繁殖行動であるフィンスプによりその輝きは頂点を迎える・・・
これは、手馴れた飼育者にしか味わえない格別の瞬間であり、特にバンカ産のものは
ピンテールとなっているため、そのスタイリッシュなボディーラインに赤・黒・クリーム色の絶妙な色彩がなおさら映える。

俺は、この瞬間を目撃した時に宝石を感じた！

その宝石には、嫌味な大きさはなく貴婦人の指にそっと華やかさを
添える程度ではあるが、ダイヤモンドの煌きにも似た美しい宝石だった。

これこそ、世界一の美魚ではないだろうか？

ディスカスの唐揚げ(ﾟдﾟ)ｳﾏｰまで読んだ

サルマタケ。

ギンブナ