また、この度の出来事では弊社のお客様だけでなく、全日本錦鯉振興会の魚病対策委員長としての責任も痛感しております。
弊社でKHVが発生したことで振興会の魚病対策への信頼を失うことになってしまったのではないかと、たいへん申し訳なく思っております。
魚病対策委員長として、錦鯉の生産者にはKHVの感染には、より注意するよう指導してきました。
弊社も検査を済ませた生産者の鯉のみを信頼して仕入れをし、そして一定期間の隔離をしてから販売をしてきました。
しかし、この度のケースでは今年の厳冬の影響もあり、昇温が不十分で感染魚を見逃す結果になってしまったと考えられます。私自身に油断があったことも事実です。
今回失った信頼と信用を回復することは、たいへん困難な道ではありますが、KHVの発生でご迷惑をおかけしましたお客様や錦鯉関係者の皆様に償いをさせていただくためにも、錦鯉の事業を再建しなければと思っています。
最後になりますが、この度のKHV発生でご迷惑をおかけしましたことについて、重ね重ね心よりのお詫びを申しあげます。
吉田観賞魚販売梶@代表取締役・吉田俊一
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(『月刊錦鯉』2006年3月号 No.226 155ページから引用。)
ttp://www.kinsai.jp/main.html (吉田観賞魚販売梶@錦鯉部門)
ttp://yoshida-fish-farms.com/nishiki.html