ときめきメモリアル【メールドラマ】

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148非通知さん@アプリ起動中
チャ〜ラチャチャ〜〜ジャジャジャジャン♪(イントロ)
金太「てーへんだー!」
お順「金太、どうしたんだい?騒がしいわね」
金太「お嬢さん、大変なんですよ!また身投げでさ!」
お順「なんですって?で、今度は誰だい?」
金太「へえ、廻船問屋の天海屋の娘、小百合さんなんですよ!」
お順「そうかい、よし、番屋に行ってみよう」
番屋にて
お順「遅くなりました!あ、金公」
金公「どうもです」
金太「むっ、なんだ金公!なんでおめえがここにいるんだよ」
同心「そういうな金太、金公には遺体運びを手伝ってもらったのだ」
お順「この身投げ…藤屋の詩織さん、虹屋のおさきさん、日本堂のお光さんに続いて4人目ですね」
同心「うむ…4人とも祝言前に他の男との恋文騒動があったという共通点がある。」
お順「誰にこういう騒動があるか分からないだけにやっかいですね・・・」
同心「みな警戒を怠らないようにな」
お順・金太「はっ!」

店にて
おまみ「まったくどうなってるんだろうね!若様、奉行所はどうしてるんですか!?」
金四郎「そう怒鳴るなおまみ、あ、おさちちゃんもう一本つけてくれ」
おさち「はーい。そうですよおっかさん、金四郎様だって頑張ってるんですから」
おまみ「わかってるよ!でもわかってて何もできないってのは悔しいじゃないか!」
美里「おかみさん、こういうときは落ち着くことですよ。」
金四郎「(意外と美里の言う通りかもしれんな…)」

自宅にて
有希「まあおっかさんがそんなに・・・」
金四郎「4人とも気立てのいいことで有名だっただけに、ああいう騒動で命を落とすことが許せないんだろう。」
有希「でも、早めに手を打たないと・・・」
金四郎「そうだな。」
149非通知さん@アプリ起動中:2010/11/19(金) 01:30:35 ID:qJ09ZWkl0
そして・・・
???「若旦那・・・私はもう生きてはいけません…。先立つことを許してください…」
ドバーン!!
同心「あの音は!?」
金四郎「どうやら身投げのようだぞ、急げ!」
娘を助ける金四郎
同心「この娘は・・・両替商・大倉屋の一人娘おみやでは?」
金四郎「ああ、そういえばこの娘も渦中の騒動に巻き込まれていたな。とにかくまだ息がある。番屋に運ぶんだ!」
若旦那「お、おみやちゃーん!」
同心「お前は確かおみやの許嫁の・・・」
若旦那「へえ、おみやちゃんが身投げしたと聞いて慌てて・・・」
同心「そうか。でも安心しろ、一命は取り留めたぞ」
若旦那「そうですか、おみやちゃん!」
おみや「・・・わ、若旦那・・・私・・・・・・」
若旦那「もしかしてあの騒動を苦にして?馬鹿だなあ小さい時からお前を知っている私があんな騒動信じるわけないだろう」
おみや「若旦那・・・ごめんなさい・・・でもありがとう・・・」
同心「よかったですな」
金四郎「ああ・・・。ん?」
美里「お奉行様」
金四郎「どうした美里、何か分かったのか?」
美里「おみやさんが身投げした場所から、目樽堂がそそくさと立ち去って行きました」
金四郎「瓦版屋の目樽堂か?」
美里「はい。で、後をつけていったんですが、なんと古波玄武どのの屋敷に入っていきました」
金四郎「北町の同心か…よし!」
150非通知さん@アプリ起動中:2010/11/19(金) 01:35:05 ID:qJ09ZWkl0
古波の屋敷
古波「そうか、両替小町のおみやが身を投げたか」
目樽堂「しかし、通りかかった同心と大工に助けられた模様です」
古波「まあよい。助かったところで世間の目は冷たいだろう。再び身投げするしかないわ」
目樽堂「そうですな、他の男と恋文のやりとりをしてるという噂は消えますまい」
古波「そうじゃ、でっちあげの手紙とか思わないだろう。ハッハッハ!!」
金四郎「やっぱりそうかい!」
チャンチャララ〜ン♪(金四郎現れる)
古波「ぶ、無礼者!ここを北町奉行所同心・古波玄武の屋敷と知っての狼藉か!」
目樽堂「お前はおみやを助けた大工か!何者だい!?」
金四郎「お江戸の悪を許しちゃおけねえ男よ。古波!目樽堂!年貢の納め時だ、覚悟しやがれ!」
古波「おのれ・・・であえであえ!」
登場する用心棒たち
金四郎「じたばたするねい!(桜の彫り物を見せる金四郎)」
古波「おのれ・・・さっさとやってしまえ!」
ある程度立ち回ったところで、金四郎を狙う鉄砲が。そのとき!
リーン!ガチャ!バーン!(どこからか鈴が飛んできて鉄砲に当たる)
紫頭巾(有希)登場、金四郎・美里とともに悪を懲らしめる
ご用だ!ご用だ!
同心、お順、金太他捕り方が屋敷に入ってくる。同時に金四郎・有希・美里は去っていく。
同心「ひったてえい!」
151非通知さん@アプリ起動中:2010/11/19(金) 01:37:01 ID:qJ09ZWkl0
奉行所にて
金四郎「元北町奉行所同心・古波玄武ならびに瓦版屋・目樽堂、面をあげい」
面をあげる古波と目樽堂
金四郎「さて、そなたたちは藤屋の詩織、虹屋のおさき、日本堂のお光、天海屋の小百合を瓦版において許嫁以外の男と恋文のやりとりをやっているという嘘を広めて死に追い込み、
     さらには日本橋の両替商・大倉屋のおみやまで騒ぎに巻き込み追い込んだとあるが左様相違ないか?」
目樽堂「何をおっしゃいますやらお奉行様、なんで私どもがそんなことをしなくてはならないのですか?」
古波「そうですぞ。失礼にもほどがありますぞ!」
金四郎「ほほう・・・では目樽堂、そなたはおみやが身を投げた現場からそそくさと去ったと聞いておるがそれはなにゆえか?」
目樽堂「そ、それはたまたま現場を通りかかったら、あまりのことにびっくりしてしまい、それで・・・」
古波「身投げしたと私のもとに報告にきたのでございます。そして、現場に行こうとしたら・・・」
目樽堂「桜の彫り物をした大工が突然入ってきて私どもに乱暴のかぎりをつくしたのでございます。私どもは被害者なのですぞ」
古波「遠山様、このようなことがまかり通れば遠山様のためにならないかと存じますが?」
金四郎「そうか・・・なら仕方がない。」
古波・目樽堂「?」
金四郎「おい、古波、目樽堂!夕べてめえらをたたきのめした奴の顔を忘れても、この桜吹雪を見忘れたとはいわせねえぞ!」
チャンチャララ〜ン♪(桜吹雪を見せる金四郎、驚く古波・目樽堂)
金四郎「これでもまだしらを切ろうってのか!?」
古波・目樽堂「おそれいりました・・・」
金四郎「古波玄武ならびに目樽堂、その方ら余罪ことごとく吟味の上きっと極刑を申しつけるであろう、ひったてぇい!」
連行される一味
金四郎「本日の白洲はこれまで、一同たちませい!」

店にて
おまみ「何にしてもさめでたいじゃないのさ!さあさあ今日はあたしのおごりだよ、じゃんじゃん酒もってきておくれ!」
おさち「まーた、おっかさんの悪いくせが始まった」
美里「いいじゃないですか、めでたいことには変わりありませんからね」
有希「あなた、よかったですわね
金四郎「ああ。これで偽手紙騒動による噂も消えてなくなるだろう」
有希「そうだといいですわね」