193 :
完全版?:
―短夜半夏、嘘を眩むとぞ―
疑うなんて浅ましいです
陽のもと認めたあの腕の白さまで
忘れたら・・凍えずに温まるのか
一層この侭通わないとて構わない
―笠の雪の、自然が災いひや
黒ばむ前科に労働きます
揺れては末とあの夏の期待を責め
仰いだら・・灰色に誘う沙良双樹
一層この侭繁らないとて厭わない
何方かに会えば記憶を奪取まれよう
喉を使えば貴方が零れ出で溢れよう
・・是以上識りたくなどない
一層この侭眠って居られたら好いのに
嗚呼!貴方の首筋が
きっと現在はもう真っ白く透き徹って居る