祭りの予感 振り込め詐欺主犯格 逮捕

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59名無しさん@お腹いっぱい。
振り込め詐欺に指南書、作成人物捜査へ…兵庫県警など

 ◆別グループも活用

家族が盗撮で逮捕されたと偽り、示談金名目で金をだまし取った振り込め詐欺事件で、逮捕された派遣社員小早川健被告(27)(東京都稲城市、起訴)ら4人が、
“だまし方”を役割別に詳細に記したマニュアルに従って、犯行を繰り返していたことが、兵庫、大阪両府県警の調べでわかった。
警視庁に逮捕された別の振り込め詐欺グループが同じマニュアルを使っていたことも判明。両府県警は、両グループに犯行を指示していた人物がいるとみて、背後関係を追及する。

調べによると、小早川被告らが所持していたマニュアルは、盗撮容疑で捕まった息子や警察官、弁護士のほか、盗撮された女性の夫などの〈配役〉を設定。
電話を受けた被害者の動揺につけ込み、大声でどなりつけるなどと犯行手口を具体的にアドバイスしている。

さらに、「弁護士役」は犯罪に応じた量刑や罰金額などを具体的に明示し、「警察官役」は盗撮事件を取り扱う生活安全課員を名乗るなど、被害者を信用させる方法を指示している。

警視庁が9月に逮捕した別の詐欺グループも、全く同じマニュアルを使用。このグループは、小早川被告らが振込先に指定していた偽名口座の一部を犯行に使っていたこともわかった。
同じ手口の振り込め詐欺事件は、今年に入って兵庫、大阪、東京など10都府県で約200件発生、被害総額は約3億8000万円にのぼる。
両府県警などは、マニュアルや偽名口座の入手方法などについて、小早川被告らを追及するとともに、マニュアルを作成するなどした人物の特定を進める。

(2007年12月21日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20071221p102.htm