劇場版魔法少女まどか☆マギカ第108話

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408見ろ!名無しがゴミのようだ!
>>363,372
>>404を踏まえた上で、本スレにあったラストの解釈を参考までに

494 名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止[sage] 2014/04/02(水) 18:04:38.92 ID:Pw1GkQqg0
>>302,307
皆の意見を参考にした自分のエピローグの解釈

まずあれは隠喩的な描写で、現実の世界ではない。
それをもっとも顕著に示すのは、半分に欠けた月である。
(影であるべき部分に星が見えているので下弦の月ではない)
断崖にひとり椅子に座るほむらは、前後編のルミナスOPの、
まどかと隣り合わせで椅子に座り幸せそうに仲良くする
ワンシーンと対比的な描写となっている。
http://i.imgur.com/3KryExg.jpg
つまり、あの断崖にひとりで椅子に座るほむらの描写は、
まどかとほむらが仲良しでいられる世界の終わりを意味する。
半分に欠けた月はそれを強調する役割をもっている。

このことは、ED前の2本の木が立つ中庭のカットにも表されている。
BD版ではホムリリィの結界にあった雑貨が中庭の内壁に描かれ、
偽街のメタファーとしての中庭の意味が明確になった。
あの中庭はSG内の理想世界を表したものであり、「君の銀の庭」である。
2本の木は仲の睦まじいことを表す連理の枝の逸話にちなんだもので、
これもルミナスOPで描かれたまどかとほむらの関係を象徴するもの。
まどかと仲良く一緒にいることができる中庭から出て行く足跡はほむらのもので、
このカットは幸せなSG内世界からほむらが自ら立ち去ったことを表す。

椅子に佇んでいるところに草陰に物音が聞こえはっとして振り向くほむら。
これはほむらが「まどかが幸せであればそれで良い」としつつも、
心のどこかでまどかを期待していることの現れである。

しかし、実際に草むらから現れたのはQBであった。
夢の世界を思い返していたほむらは椅子から立ち上がって現実を見つめる。
そして自分が悪魔となった理由を思い出し、これで良かったのだと割り切る。
ひとりで踊ってまどかへの気持ちの象徴とも言えるダークオーブを見つめながら
断崖に落ち、まどかと仲良くできない世界に自ら進んで飛び込んでいく。
ボロボロになったQBも実際にほむらにボロボロにされたわけではなく、
QBが世界に湧いた呪いを処理するために悪魔ほむらに生かされ、
利用される立場になったことを表している。