1 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :
2014/01/01(水) 01:44:43.62 ID:rucFJIFn
・スタッフ 監督・原案・脚本: 高畑勲 プロデューサー: 西村義明 原作: 「竹取物語」 製作: 氏家齊一郎 脚本: 坂口理子 美術: 男鹿和雄 人物造形・作画設計: 田辺修 作画監督: 小西賢一 作画: 橋本晋治 音楽: 久石譲 濱田高行 主題歌: 「いのちの記憶」 安藤雅司 二階堂和美 山口明子 劇中歌:「わらべ唄」「天女の歌」 他 高畑勲、坂口理子 ・キャスト かぐや姫: 朝倉あき 捨丸: 高良健吾 翁: 地井武男 媼・語り: 宮本信子 相模: 高畑淳子 女童: 田畑智子 斎部秋田 立川志の輔 石作皇子: 上川隆也 阿部右大臣: 伊集院光 大伴大納言: 宇崎竜童 御門: 中村七之助 車持皇子: 橋爪功 北の方: 朝丘夢路 炭焼きの老人: 仲代達矢 石上中納言: 古城環 ・キャッチコピー この地で、ひとりの女性が生きた。 笑い、泣き、喜び、怒り、その短い生の一瞬一瞬に いのちの輝きを求めて。 数ある星の中から、彼女はなぜ地球を選んだのか。 この地で何を思い、なぜ月へ去らねばならなかったのか。 姫が犯した罪とは、そして罰とはいったい何だったのか――。 日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された人間・かぐや姫の真実の物語。 姫の犯した罪と罰。 ジブリヒロイン史上、最高の”絶世の美女”が誕生。
Q.夢落ち2回って都合よすぎだろ? A.あれは夢落ちではない 疾走シーンの後貝が割れていたことからもわかる 月はかぐや姫を監視していてどちらのシーンでも月が巨大化して激おこ状態になってる 姫が月に背き取り返しのつかない事態になったため飛天(クリオネ)の力で時間を操作し無理やり月のシナリオに連れ戻した Q.回想シーンの月のおばさんと海辺の親子は誰? A.静岡県にある三保の松原に伝わる羽衣伝説 海辺に松があり富士山が遠景に見えることから特定できる 羽衣を松にひっかけて帰れなくなった天女と人間の男が出会う物語 竹取物語の前日談としての羽衣伝説という位置付け この天女が覚えていた地球の歌をかぐや姫が聞いてしまったのがすべての始まり また天女の歌「まつとしきかばいまかえりこむ」は在原業平からの引用 まつと松が掛け詞になっており羽衣伝説の松と地上に残した家族への想いを重ねている Q.あの小さくて可愛らしいお付きの者はなにもの? A.女童(めのわらわ) 主人の身の回りのお世話をする侍女見習いの女の子 初期設定では名前はウメだった お迎えのシーンでわらべ唄を歌っていたのは子供や動物には天人の音楽が効かないからか Q.花見のシーンでかぐや姫がすぐ帰ってしまったのはなぜ? A.子供とぶつかって里山のことを思い出してしまい、山の人間ではなく都で高貴の姫君として生きねばならない現実を思い知ったから 桜を見ることができても里山にはもう帰ることはできない、野山の風景を好きになるほどそこから引き離される寂しさに耐えきれなくなった
Q.あんなに長いタケノコ食えるの? A.当時の竹はマタケやハチク。1mくらいまで食える。
Q.かぐや姫の気持ちがわかりませんでした…
A.良レビューがあるので参考にしてください(これが正解というわけではありません)
『かぐや姫の物語』の、女の物語
http://mamiamamiya.hatenablog.com/entry/2013/12/02/100005 Q.石作皇子の求婚シーンでかぐや姫の代わりに座ってた女は誰?
A.石作皇子の正妻である北の方。
北の方は石作皇子の言葉に騙されて不幸になった女をたくさん見てきた。
その悪行に耐えかねてかぐや姫と入れ替わって石作皇子を驚かせた。
「『かぐや姫の物語』の、女の物語」の醜女という解釈は正しくないので注意。
Q.ストーリーが難しくて理解できませんでした・・・
A.映画批評家による良解説があるので参考にしてください。
「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」
週刊映画時評 ムービーウォッチメン「かぐや姫の物語」
http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20131214_watchmen.mp3 「ライムスター宇多丸のシネマランキング2013」第二位(洋画邦画合わせて)
Q.おかずと称して翁が収穫してたタケノコ伸びすぎじゃね?あんなん固くて食えんわ
A.当時存在したのは中国の外来種の孟宗竹ではなくマダケとかハチクという孟宗竹よりは細い竹。
孟宗竹のように掘って収穫するのではなく、1mくらい伸びたタケノコを切って食べる。
9 :
1 :2014/01/01(水) 01:57:17.12 ID:rucFJIFn
遅くなって申し訳ないです テンプレ正直もうちょい削ってもいいのではと思ったんですが(Yahooレビューとか) 個人の裁量で判断するのもなんなので前スレに倣いました Q&A最後のタケノコについてはよく突っ込まれるので勝手に加えときました
10 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/01(水) 01:58:15.52 ID:s3YR9dyD
真竹や淡竹も外来種には違いないらしいけど日本で広まった時期が早いらしい。
さりげなくタケノコが追加されてて吹いたw
でも駿も高畑との対談で聞いたらしいしスレでもよく聞かれるからあったほうがいいな
それと
>>4 の在原業平は間違いで正しくは在原行平らしい
テンプレについてはたしかに絵コンテやインタビューとかもっとはっきりしたソースを元に書き直してもいい時期かもな
13 :
1 :2014/01/01(水) 02:05:29.99 ID:rucFJIFn
>>10 そうなんすか
勉強不足でごめんなさい…
じゃあ
>>7 の最後は
A.当時は孟宗竹は存在しなく、真竹や淡竹(ハチク)が主流。
タケノコを掘って収穫する孟宗竹とは違い、それらは1mくらい伸びたタケノコを切って食べる。
に訂正
次スレ立てる人気をつけて
wikiみたら淡竹は中国だが真竹は日本にあった可能性もあるとなってた。
真竹や淡竹はあんなに太くならない 孟宗竹も「穂先タケノコ」といって ある程度成長したタケノコ(竹)の穂先を切り落として収穫する事もある 穂先を落とすと成長が鈍くなって大きくならないが 竹を切り倒す時に作業が楽になったり、竹林に日光がよく入るようになったりして プラスになることがある そのためわざと穂先を落とす事もある
18 :
1 :2014/01/01(水) 02:36:49.25 ID:rucFJIFn
ニュース的には来週にキネ旬ベストテンの発表があるから楽しみ 12月号では満点評価だったし他の審査員や宇多丸も絶賛してる
パルムドール(カンヌ)より先にベルリンとか日本アカデミーとかいろいろあるが、何かしら引っ掛かるかな 興収散々なうえにこれでもし何も取れなかったら…
美術は普通に取るでしょ
今日の7時からBS日テレで「朝倉&高畑の竹取旅行記」がはじまるよー^O^ 竹取物語ゆかりの地って、サッパリわからんから助かるわ
23 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/01(水) 12:32:52.14 ID:trptpWVZ
タケノコ(´∇`)
捨丸の嫁って木地師の女の子のなかでも一番地味だし美人でもない お団子頭の子は美人だし性格もよさそうなのに 捨丸は割と容姿は気にしないタイプなのかもな
あと石作皇子は最初にかぐや姫の噂を聞きつけて秋田を呼び寄せてる 所詮賤女とか見下しながら下心丸出しだしプレイボーイ的な性格がよく出てる
コンテにも書いてあるけれど、あの5人が姫の前に駆け寄る際に、ちゃんと 序列に従って並びなおしている。姫に向かって左側から右側にかけて序列 が低くなる。やはり左が偉いわけだ。
今年最初の映画はかぐや姫に決めたわ
昨日観に行ったときは金欠理由に我慢したが ここの流れで絵コンテ集見たくなってきた ちょっと頑張ってでも買うべき?
絵コンテって円盤にも収録するよねジブリは でも右側の指示とかはカットされるか
女童が子供達とわらべ歌を歌ってかぐや姫にアピールするシーンがいい お前がそれをやってくれるか!とグッとくる
絵を合わせるだけだからね
絵コンテは右側のト書きがあって初めて読む価値がある 近くの図書館とかにも置いてる場合もあるから探してみては?
かぐや姫は捨丸との再会と別れのあとちゃんと荒れていた庭の手入れをしたり機織りも整理してる やっぱり夢じゃなくてちゃんと会えたと思ったに違いない だからこそ生まれてきたことへの感謝と気持ちの整理ができたんだろう 最後の飛天が飛び回るシーンでちらっと映るだけだがそういう想いが伝わってきた
>>26 そういうところが細かくて好き。
わかる人にしかわからないかもしれないところに、
きちんとしているよね。
映画館ではあちこちでいびきが聞こえたけど…orz
>>25 プレイボーイといえば、『テルマエ・ロマエ』に出てくるケイオニウスもプレイボーイだね。
石作皇子とケイオニウスとで、どちらが比較的クズなのかな?
>>37 ケイオニウスは実は屑じゃない事を描くのが目的のキャラだし石造はまともなようで屑な所を描くのが目的のキャラ
比べるのがおかしい
>>35 夢だと思ったのが描かれたのは捨丸だけなんで、姫の方がどうだったかはわからない。
もしかしたら彼に夢と思わせたのは姫の力かもしれないし、その他もろもろ。
BSの番組アルプスとかプリンスエドワードとか行ってくれたらいいのに もしくは西成
今日見てきた。正月だというのにほぼ満席だた。 捨丸と空を飛び回るところ泣けた。 小さい子どもと奥さん残してそれはあかんと思いつつもかぐや姫に感情移入してるから このまま2人で駆け落ちして幸せになってほしいと思ってしまった。
42 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/01(水) 21:00:31.70 ID:5Xd8Xwaz
もっかい見に行こうかな やっぱやめた
BS日テレ見てわかったこと。 男鹿さんは京都大原の風景を参考にした。 高畑監督はロケハンせず資料で考証。 かぐや姫の表情は朝倉あきを参考にしている。
「ジブリの背景」面白かった! リサーチの大切さを教えられたよ。 「かぐや姫の物語」に関しては最後に少しだけだったけど、 「火垂る〜」「おもひで〜」「〜ぽんぽこ」の背景・内容について主に語られていて、 これを観た方が高畑作品にも興味をもってくれると嬉しい。 高畑監督も出演してたけど、すげぇしゃんとしてたよ!かっこいい。朝倉あきちゃんもそう。 二人とも絵になる
雑草について熱く語ってたのが印象的 それにしてもどの風景も美しかったなあ
スタジオが聖蹟桜ヶ丘という紹介はちょっと誤解されそうだったな。 ズイヨー/日本アニメは東寺方だから結構駅から遠い。
あと高畑監督が自分は火垂るの墓よりもさらに酷い空襲を体験しているとか、ぽんぽこはファンタジーではなくドキュメンタリーだとか言ってたな。
朝倉=かぐや 高畑=翁
>>47 子供だったから訳が分からなくて、
防空壕にも入れてもらえなくて、
町の中心部に向かって逃げちゃって、
周囲の火災で体があぶられて、
死にかけたけど何とか川に着いて助かったって言ってたな
火垂るの墓にも序盤でよく似たシーンがあるけど、
あれを映画よりもっと長い時間体験したんだろうな 。
ホント助かって良かったな
朝倉の録音風景をビデオで撮ってコンテに使ったのかな。部分的にはありそう。
防空壕には怖くて入らなかったので蒸し焼きにならずに生き残れたと言っていた。
52 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/01(水) 21:38:53.21 ID:6e9rfT5c
日テレのメイキング特集では、実際にモデルがコスプレをして膝歩きをしたり、桜の木まで駈け走りの模様をビデオカメラで撮影した映像をもとに作画するシチュエーション(ライブアクション)を説明していたが、朝倉あき本人もかぐや姫のコスプレをして欲しかった。
>>51 おぉそうだった。訂正ありがとう。
火垂るの墓とイメージがごっちゃになっちゃった
BS日テレ、最後二人会話の時落ち葉が舞い散るのが綺麗かった
>>43 表情がよかったと思ったらそういうことだったのか
客観性重視の高畑らしいやり方だ
全体的に声とキャラクターがぴったりでよかった
環境音も繊細でリアルだったし引き込まれる
どうしてこんなところにひぐらしが…と思ったら映画の環境音だった。馴染んでるよね
斎部の秋田の話を聞いて貴族が慌ててかぐや姫の屋敷に向かうシーン 秋田の顔に牛車の車輪が重ねられるがあの演出の意図を考えてみた 秋田=車輪という見せ方になってるから かぐや姫を見て琴の音色(月の音楽)も聞いた秋田がすべての歯車になってる 5人の貴族はその車に乗せられて踊らされてるだけ つまり姫→秋田→貴族という流れで月の思惑がはたらいてるから 秋田は月にとって自分の意志を運ぶまさに車輪のような存在というわけだ 町人を蹴散らしていく狂気じみた行為も これらすべてに月の意志が介入してると考えれば納得できそう
考え過ぎなんじゃないですかね
あのシーンは単に作画的な見せ場作りたかっただけのお遊びみたいなもんだと そのわりに中割り足りなかったけど
活け花の美しさだな
あと不思議だったのがかぐや姫が幼子の頃縁側から落ちるシーン ああいう場合って赤ちゃんは普通痛くて泣くけど かぐや姫は全然平気でむしろカエルが逃げた瞬間大泣きするんだよな あの頃から生きている手応えがあれば多少のことがあってもどうってことないし 逆に自然から引き離されると心が割れるほど痛むという性格だったんだな わらべ歌を聞いて地球にやってきた姫らしさがあふれてるし その後の展開を考えるといろいろと考えてしまうシーンだ
子供なのに防空壕が怖いとか珍しいな 普通面白がるだろう 空襲楽しかったって言ってる体験者多いよね
63 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/01(水) 23:24:03.50 ID:zSREg4Y2
観てきた みかど、顎長かったな
竹取物語じゃなくて「かぐや姫」の物語なんだな 限られた生をどう過ごすか、というのは重要なことだけど かぐや姫が否定した平安時代の貴族のような現代人はどうすればいいんだろうか? 月の世界にはいけないし、自然に回帰はできないし かぐや姫が去った後の都の人々を描いてほしかった
平安貴族は普通に都会で平常運転で生きていくだけだろ
自然回帰とかそういうメッセージじゃないだろ
かぐや姫ところで20億いったのかな?
>>62 押し入れが好きな子供と恐い子供が居るだろ
あと人間は恐怖しないとストレスが溜まって絶叫マシーンとか好きになるらしい。都会だったり施設がある地域の子供は防空濠は恐いと思ってたんじゃないか
69 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/01(水) 23:56:22.52 ID:6LprY048
かぐや姫板でお馴染みの原作厨がyahoo映画感想レビューで 複数多重投稿で星1個連発している。 評価下げる為か? 粘着過ぎるw かぐや姫ファンの有志の皆さん、 星たくさん付けて投稿お願いします!
yahooとかどうでもいいよw
ヤフーをやたらソースにしたい人って同一人物なのww
>>64 もし月を呼ばずに嫌々ながらも帝の寵愛を受け、嫉妬した女達から激しく虐められたとしても、なんとか楽しみを探して生き抜くべきだった、て感じかな〜
それか、辛いことも人生の彩りのひとつとして受け入れようよ!て感じかな?
死ぬ程辛い目にあったことがないからこんな風に思えるだけかもしれん
結局ステマルたちってどういう集団だったんだ? ろくろ引いてたシーンがあったような気がして木地師かと思ったが、 犯罪とかしまくってるみたいだったし、サンカ的な何かを想定したのかな?
74 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/02(木) 00:07:59.16 ID:lLDd3HCs
車輪で場面転換は無法松の一生のパロディだよ。
捨て丸兄ちゃん、子持ちである必要あった? この映画の一番クライマックスであるかぐや姫との恋のシーンが 「お前浮気やん」っていう一抹のツッコミで感動し切れなかった 捨て丸兄ちゃんが未婚のままでも、物語上全く問題無かったと思うのだが…?
まあとにかく感情移入させないのが高畑のモットーらしんで意味はあったかと
なにかに同化させて感情を煽るようなのは軍国主義のやり方なんで嫌いらしい
潔癖すぎる月世界との対比でしょ
79 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/02(木) 00:20:27.83 ID:k/6CXY7d
高畑のエッセイ読んでたら(予想通り)花田清輝に影響されたという話があった。 孫が花田十輝で萌えアニメの代表的なシナリオライターという皮肉というか奇縁というか。
80 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/02(木) 00:26:09.80 ID:6W6r5Vv1
みてきた。すばらしかったです。 時間も短く感じてあっという間でした。 題名を「かぐや姫の物語」とした監督さんの意図も 姫様の内面を中心に描かれていることですんなり納得。 そいういう意味では原作や単なる昔話とは一線を画す新しい視点の映画でした。 印象に残ったのは、いろいろなものが対照的に描かれていたことで より心に残る構成になっていたことかな。 前半の明るく活き活きとした幼少時代と、後半の切なく辛い物語の展開。 楽しげなわらべうたと、悲しげな天女の唄。 姫の気持ちと逆の方向へ暴走する翁と、姫の心情を常に理解している優しい媼。 月に帰る哀しい場面なのに、楽しげな月の音楽。 穢れに満ちた(と表現されている)地球と、清浄で悩みも苦しみもない月。 映画とパンフ見ただけでも非常に綿密で緻密に 話が作られているのが伝わってきました。 絵も音楽も俳優さんも物語によく合っていて、 本当にとても好きな映画になりました。
捨丸に妻子がいるのは現実的に考えれば当然だしな 何年も身分違いの初恋の人を思い続けるような男はそうそういないし 普通の男ならいい年になれば妻子ぐらいできる そうじゃないと人類は成り立たない 問題はなぜ捨丸が妻子を捨てようとしたかだけど 極論すればすべての恋愛は不倫だから 純愛なんてものは虚ろなファンタジーに過ぎない たしかに比較的一途な人はいるけど人間そこまで整合的になれないし 誰だって日々の生活のなかで常に心は揺れ動くもの 逆に言えば身分が違っても妻子がいても結ばれないことが初めからわかっていても その時本当に2人の気持ちが通じさえすれば恋愛は成立する 高畑はそういう現実的で危なっかしい恋愛でもやっぱり美しいし 清濁あわせて生きることはすばらしいということを描きたかったんだろう
>>80 庭に作った故郷もね
「ここではない何処かへ!」はなんかGLAYが頭によぎった
ていうか昔って一夫多妻制じゃないの
>>81 だとすれば、捨て丸がもっとおっさん(ジジイ)になってて、
かぐや姫とのシーンだけ若返る…みたいのだと純粋に感動できなかもしれないが、
俺が綺麗好きすぎるのかな
不倫じゃないならあのシーンで泣けなかったな自分 月に阻止される最後含めて見事 ただ監督の意図を分かったとしても、受け付けない人はいるでしょうなそりゃ
>>80 初見でそんなに理解できるのはすごいな
対照で気づいたんだがかぐや姫の真相を知った翁のセリフがいい
姫を誰にも渡しはせんと泣きながら叫ぶところ
それまでは姫を誰かに渡すことばかり考えてたのに完全に対照的
翁は姫の幸せを一番に考えていたけどいつもすれ違ってしまうのが切ない
おうなは姫に寄り添って最後の時間を過ごすが
翁は不器用だから外で倉を作ることぐらいしかできないという
でも最後に姫よ許しておくれと翁が泣くが
姫は許すどころか翁を憎んでなかったし最後はわかりあえたと思う
>>86 >姫よ許しておくれ
二回目リピートしてその言葉を待ちながら観てたら
なんかいつまでたっても翁はそんなこと言わない
そうしているうちに姫は月のきものを着せられて全てを忘れて
雲に乗っていってしまう
そうなって初めて
翁は媼と抱き合って
「私を許しておくれ……ひめ〜!!」と泣くんです
翁と媼の二人が真正面から向き合うのは全シーンでそこだけでした
初見では「許しておくれ」は
姫への詫びの言葉と思ったのですが
あれは、わが子を連れていかれた妻への詫びでもあったんでしょうね
姫が出てきた竹って、根本の光ってる竹じゃなかったよね 光る竹のそばからタケノコが生えてきて、咲いた花の中から出てきたわけだけど じゃああの光る竹は何だったんだぜ?
あのあたりの描き方も独特だったな 山田くんにもかぐや姫のエピソードがあるけど 竹を刀でズバッと切って中から女の子が出てくる こっちのほうが一般的な解釈だろうけどよく考えたら結構危ないし無粋だよな 今回はまず竹が光っていてそこから光が飛び散る その光が舞い降りた土の中から竹の子が生えてきて それが台座になって中から姫がひとりでに出てくる とても神秘的で幻想的だし刃物を使わない優しい描き方だと思った
あそこ改変した意味はなんなんだろう まあ桃太郎ともども中の子の体切断されね?っていうベタなツッコミは散々されてきたから、それへの対処かな それと天からの授けものという感じ強く出すためかな
それもあると思うが姫が自分から出てくるというのも重要 この物語で姫はなんとなく地球にやってきたわけじゃなくて わらべ歌のように生きたくて生まれたわけだから 早く外に出たくてうずうずしてたんだろう
まあ
>>88 の疑問に対する答えは、地下茎通って出てきたってことだろうけど
あの花って蓮かな
不倫の件が気になってる人が多いけども、あれは「遅すぎる」っていう 人生あるあるのエピソードだからね。昔憧れてた男にあったら妻子持ち だったなんてOLにはよくある話なんだろうw アラニス・モリセットの アイロニックっていう曲を思い出した。遅すぎるからこそ、手遅れだからこそ、あの飛翔の場面がより一層涙を誘うんだよね。 あの場面は、一つの世界の理想を示しつつも、結局手遅れだってことが 凄く重要なんだよ。それでも生きようって話なんだから。 だから、捨丸は妻子持ちじゃないと絶対に駄目なのよ。 あと、あの場面は捨丸サイドから見れば、生きれなかったもう一つの人生 の可能性でもある。あの嫁は地元の権力者の娘で、親同士の事情で捨丸は結婚 したんだとしたら、目の前にかぐや姫が現れた日にはもうビンビンだろうがよ。 妻子を捨ててお前と逃避行やでーー! ってフィリピン娘にはまって人生 メチャメチャになる中年男なんて幾らでもいる。まぁ、それでも 不倫しない(出来ない)男が大半な訳で、そういう男の哀愁を描いてもいる。 こうして考えると、全く子供向けじゃねーー!!!少女漫画的展開じゃ全くない
昼ドラ見てるつもりで見てたけど
見てきた 普通に面白かったし超絶アニメだった これ見て「わかりにくい」とか「一般向けじゃない」とかいう意見で叩いてる奴がいるのが不思議でしゃーない ひねくれたアニメが多い昨今、これほどド直球で素直な作品は無いと思うのだけど ストーリーに何の前知識も要らないし、ただただ画面の凄さに驚嘆してりゃいいわけで 声をあててる人の演技力もすごいよ
筋書きがそのまんまで、そこに完全に解説された脚色が乗っかってるわけじゃないから、 「なにかある」と勘繰るんだろうな客は。 でも答は明確には提示されてないから、結局「わからない」で終わらせる人が多いんだろ
>>96 かぐや姫と翁媼の涙の別れ
もっと野山で捨丸や生き物たちと暮らしたかったという悔恨
画面に提示されてるこれが全てなのにまだ不明瞭て言われるのか……
「わからない」ままでも、 絵だけでも圧倒される。 ここでいろいろな考察が読めて なお面白くなった。
>>73 だと思う。朝廷ができてからもそれ以前の狩猟採集生活を残して
部族、家族単位で暮らしてる人たち、ということじゃないのかな
法の外にいて、食べるのに困れば盗みも働くけど季節労働などもしてたかと
姫失踪疾走シーンで眉毛がものすごいのは中の人の影響だな
>>97 物語って、単純な喜怒哀楽表現であればあるほど感情移入しやすいんだよ。多くの人に。
人が死んだ → 悲しい
人を殺した → 怒り
普遍的な感情だから共感を得やすいわけだが、
思春期のガキみたいな複雑な感情持ってるのを描くと、やっぱり伝わりづらくて、
観ている側はそのキャラの理解者にならなければならない。
それこそ劇中の翁みたいに、理解しようとして理解出来てない奴が現れる。
>>101 「お屋敷に住んで何不自由なく暮らしてるのに、野山が良いとか何いってるのコイツ?」って本気で思ってる観客がいるってこと?
怖いなあ…
103 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/02(木) 08:47:02.82 ID:u7FTbvUT
昨日のテレビで言ってた あきさんのかかさまは 自分の娘が主演の映画 今度四回目見に行くとか おらも沢山みたいから 早くBDでなかなあ
観客としては興収とかかんけいないんだけど、出演者やスタッフには報われて欲しいな。 なんで何か賞を穫れるといいね。
>>102 こんな人いました
でもネタかな
336 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! [sage] :2013/12/17(火) 15:41:15.71 ID:MzBNiqnz
官位を狙えるってことは日本人の上位1%に食い込むくらいの経済力を持ってるってことだろう
容姿は文句なし、と言うか誰にも負けない
残りの99%に較べたらかぐやの苦悩なんてハナクソみたいなもんだろ
ほぼ同年代の女が子育てしてる頃、かぐやは勝手にモラトリアムを延長して桜の木の下でクルクル回ってたんだからな
餓えや寒さに苦しむ事もない、子供を餓えさせる心配もしなくていい
子供が貴族の女にぶつかって殺されるような恐れも経験しなくていい
「もの扱いされて怒った」?はぁ?だからどうした?
そんなんで悲劇のヒロイン扱いとかお前らあったまおかしいんじゃねーの?
>>102 田舎賛美が気に入らない人とかいるからな
姫の場合は故郷だけど
ゼログラビティ教えてくれた人ありがとー。 3Dで見てきましたー。 かぐや姫とはポジとネガみたいな映画でした。 この2本をほぼ同時に楽しめて 去年はとても贅沢な一年の締めくくりになりました。
108 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/02(木) 10:05:48.56 ID:jGNTSIqu
最後がわかってるだけに正直見るのつらかったな。 絶望感しかなくてひきずってるわ。でも本当によかった。 高畑の人生観が出とる。
>>93 いや単純に、捨丸があまりに葛藤しなさすぎだから「えっ!?」ってなるだけじゃねw
妻子設定に何の意味があるんだ、と。
>>96 単に面白くないから「これでいいのか?」と思うんでしょ
まあ、俺がおおかみこどもの雨と雪見たときみたいに 隣の身内に泣きそうなのばれないように必死に平静を装う って感じの映画ではないよな
勧善懲悪の話が好きな人は捨丸に妻子がいるのはしっくりこないんだろうな 俺は妻子設定は良かったと思う これは綺麗ごとの映画ではないし
捨丸くんが独身だったら 翁の印象がますます悪者になっちゃうじゃん。 どっちみち姫が人生をやり直すには 手遅れだったということを強調するために 妻子持ちにしたんでしょ?
>>110 手近な女とSEXして子供作っちゃう奴に葛藤なんぞないだろ。
捨丸のような階級の者にとっては夫婦になって子供を作るのは生活の一部 貴族階級では生活ではなく娯楽として恋を嗜む どちらも間違っているとは言えないがかぐや姫は恋も生活も欲しがった
捨て丸が性欲獣のガチクズってことでFA
捨丸で無くてもよかったんよ でも誰でもいいってわけでもないから消去法だよ とにかく姫が使わないまま月に帰っちゃって心残りにならないようにって高畑言ってたじゃん
分岐点の明示ってだけ
かぐや姫に比べてあの嫁のモブ顔ぶりがさらに 理想と現実の対照をくっきりさせてるよな あれを夫婦やカップルで見てた人はどう思ったんだろうか
美術手帖はかぐや特集なんか
BS日テレ見たけど朝倉あきってなかなか可愛いな 正直な子だと感じたし、おでこかわいい ファンになったよ
>>98 便所の落書きでようやく面白さがわかる演出力ってことなのね
受け取り方は人それぞれだし高畑もそれでいいと言ってるわけだから 理解できない人にどうこう言っても埒があかない それよりこの映画の面白いところを書いていったほうがいいと思うんだが
捨丸については恋愛関係も一つの見方だけど山で暮らす人間の象徴としての関係も重要と高畑は言ってるな かぐや姫が帰郷して1人で自然とふれあっていてもあそこまで喜びを爆発させなかっただろう 最後に会えたからこそ捨丸と仲間たちが帰ってきて山の暮らしが再生することがわかったわけだし その喜びを誰かと分かちあえたということが決定的に重要 その表現が飛翔シーンで描かれる鳥虫けものと人々の営み あの雑然とした美しさに比べると人間の純愛なんてちっぽけなことに過ぎないと感じた
女は滅多に禿げないから自分の心配だけしてろよおっさん
加護亜依や吉高由里子はハゲだけど 朝倉あきは元々おでこが広いだけでしょ
>>128 おばちゃんがなんで、おばさんパーマにすると思う?
女は禿げないっていうのは思い込み。身の回りのばあちゃんをよく観察してごらんよ。
>>95 この作品の場合、声に対して絵をあててる、というのが正しいな
演技がいいというのはたしかにそのとおり
やっぱり真面目な役者は演技のプロなわけである程度はその力に頼ってもいい しかも高畑の場合は耳がいいから安定してた 役者が嫌いだから素人を使うというのは極論であってかなりリスクが高い 火垂るの墓の節子は成功例だけど相当な配役センスがないと難しい
朝倉あきはわがままそうな声だから起用されたらしいね。
136 :
おたお :2014/01/02(木) 19:51:56.57 ID:OsV0rSG1
お前らに朗報 乳首 オールヌードあるぞ
>>136 まじで
気づかなかった
もっかい見てくるわ
タイミング良く本屋に出てたかぐや姫考察本と相まって面白かった。 コノハナサクヤヒメとかぐや姫の関連とか前世説の解説が主だったが、パンフでの高畑の前世説をとらずの話も読めたし 竹取物語の成り立ちはなかなか不思議
オールヌードとか言っちゃう人、今年一年いい年であるといいですね
今やっと見てきた‥(T . T) これすげーな ほんとにハイジみたいだった 思ったより解り易かった それ故に最後泣いちゃった 月にかぶる赤ちゃんと おもひでぽろぽろの最後の タエ子とかぶった これはすごい 最後に たけのこと結婚したいんですが
笑止!
>>141 帝に抱きすくめられた時の姫の顔、もう忘れたのか?
144 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 00:47:03.21 ID:v0ANd68u
タケノコは捨丸のことしか眼中にない。 一縷の望みを絶たれて、たとえ地球に戻れたとしても、生きて行く望みはなくなる。月の王はそこまで計算している。
捨丸兄ちゃんが、捕まって ボコられて かぐや姫が 只々、見てるだけっての、 マルコでも あったと思うが、こういうのって、 この監督 手を替え品を替えで他の作品でもよくやってるよね。
ハイジよりシリアスな展開が多くて大人向けだけどな やっぱり自然に帰るというのは現代では難しいしそれ自体ファンタジーになってるから かぐや姫みたいに都会のしがらみと望郷の念という描き方しかできない 残酷だけど真摯な映画だ
たけのこと結婚するリスク: ・子供が金髪巻き毛かもしれない ・地球上では数年で老化するかもしれない ・そもそも性器がないかもしれない
>>145 マルコでそんなシーンあったっけ?
ホタルでは清太が捕まって節子が泣くシーンがあったけど
高畑自身焼け跡で死にかけたらしいからああいうのは日常茶飯事だったのかな
>>147 おしるしがあったんだし性器はあるだろ
あとパーマはともかく金髪は劣性遺伝じゃなかったかな
それと老化のスピードは成人してから普通になったように見える
>>146 それを「ノスタルジー」と表現するか「極端な理想主義」と表現するかは人によるだろうけど
高畑作品の根っこには実は「今のここには無い何か」に対する強烈な憧れみたいなものってあるよな
それで高畑自身のこだわりが凄まじいのも相まって、そういうものを突き詰めて表現するとそれは
高畑自身が常々批判的に語ってる「ファンタジー」に限りなく近似していくってのが何か皮肉な感じはしないでもない
高畑作品すげえ好きだけども
>>148 清太のボコボコシーンより、
コルドバでマルコが交友を深めた貧民街の少年パブロ の ボコボコシーンだろっ!!
瀕死の妹フアナの治療費を支払い、フアナの命を助けたマルコの無銭乗車を幇助するために、
パブロが捨て身になったあのシーンさ。
捨丸兄ちゃんの ボコボコシーンは、これが 原点にあるような気が。(笑)
鈴木プロデューサー、宮崎監督が引退撤回とか言い出してるよ かぐや姫の物語が興行的に失敗とみて株主向けに言ってるんだろうか この人、本当にキライだわ
>>153 なんか偉そうな人だよな。現に偉いんだろうけど。
>>153 好意的に見るなら、この人たぶん意識的に悪役引き受けてるところもあるんだよ
かぐや姫のキャッチコピーもできるだけ興収で費用回収することを目指してあえて
ゲスいスキャンダラスさを盛り込もうとしたって面もあるんじゃないかと
何と言うか、そういうヨゴレ役も時には引き受けなきゃいけないって意味で自分の立ち位置よく分かってるっていうか
宮崎、高畑監督は真剣に作ってるのに この人が横で誰が辞めるとかやっぱり辞めないとかヘラヘラ演出してるのがイヤ かぐや姫の物語は最高でした
>>155 そういう面もあると思うし、監督も判ってるんでしょうけどね
でもあの引退会見まで簡単にはぐらかすのはイヤだなあって
>>157 う〜ん、難しい所だけどな
人間の感情なんて所詮生もんだし、宮崎にしたってもしかしたら会見翌日とかに「やっぱ引退したくねえな」とか
思ったりしてる可能性もあると思うんだよ
そこで宮崎本人が「やっぱ引退や〜めた!」って言えるかっていうと多分言えないじゃん
そこをいくら憎まれたりしても「宮さんはやっぱり引退しないって言ってます」って言うのがプロデューサーって
立ち位置なんじゃないかと
そうすることによって映画監督としての宮崎の立場(つまり映画監督としての宮崎の自由度)を守るためのヨゴレ役って意味でも
>>155 >かぐや姫のキャッチコピーも
なんか勘違いしてると思う
客を入れたいのならもっと健全なコピーにすべき
悪役どころか英雄と思ってるよ
>>159 う〜ん、そこは難しい所だと思うけどなあ
鈴木敏夫ってたぶん根っこにあるのは「興行師根性」なんじゃないかと
「映画道楽」とか読んでたらそんな気がするな
映画の内容を「健全に」伝える「健全な」コピーを用意すれば「それなりに」健全な客が
入るだろうけど、それは結局「健全な客」しかその「健全なコピー」に食いつかない可能性が高いわけで
そういう「健全さ」を理解した上であえて「たとえ騙しに近くてもより大きい観客に訴えかけるコピーを選んだ」っていう
可能性もあるわけだろ?そういう意味で「悪役」だっていう
それが正しいかどうかは別として、いかに「観客を煽るか」ってのが、俺の見た限り鈴木の原点なんじゃないかと
「健全さ」よりも「センセーショナルさ」を重視するっていう、そしてそういう面を表に出て引き受けるって意味で
「悪役」としてのプロデューサーって立場を弁えてるっていうか
161 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 05:27:30.21 ID:96KSjvWH
こんな早朝にねぼけ顔で恐縮なんですが 五人の尊い身分の公達が かぐや姫を得がたき宝に例えても それが本当にあるかもわからないものばかりだったから かぐや姫はうわべだけの例えであると思って ドン引きしてしまった気がする、今それがわかった
違うだろ 見たこともないものに例えられたから怒ったんだろ
>>161 >>162 個人的には物に例えたことがいけなかったと思う。物ではなく人間かあるいは
「鳥虫けもの草木花」に例えれば良かったのかもしれない。
蓮華の花に例えた石つくりの皇子はあと一歩だったわけだし。
とはいえ当時の結婚って、 本人の人格なんかどうでもよくて、 基本は血筋や後ろ盾だから… 大金持ちの翁の財産と、人ならぬ美姫という箔が欲しいだけで 会ったこともない姫を口説くなら、 そういう美辞麗句になるのだろうね。
>>164 同感です。この物語だと御門以外の求婚者は姫の顔もみたことないわけだし。
>>160 「香具師」としての仕事はじゅうぶんしてるよ
そのためにジブリに来てるんだからね
しかし「罪と罰」というコピーにセンセーション()を感じて来る客がいるかね
それこそ為すべきは「健全なコピー」で騙してすごい作品を見せることだと思うが
興行を考えたらどっちのパイが大きいと思う?
>「悪役」としてのプロデューサーって立場を弁えてるっていうか
敢えて言えば悪役気取りかも知れないね
宮崎高畑が表に出ない分メディアへの露出が甚だしいんだけど
役柄より「鈴木敏夫」というキャラクター作りに勤しんでると思う
結局それは作品の発信と言うよりジブリブランドの対メディアの為の代理人だから
そこに悪役としての「毒」は見えないなあ
鈴木プロデューサーの実力ってのはわからないけど 『かぐや姫の物語』という大作を成立させ赤字覚悟で公開までこぎつけたという結果は出してるからそこは素直に認める けど、キャッチコピーとか、話題作りとかのセンスは、はっきりいって外してると思う
録画していたBS日テレの「ジブリの風景 〜高畑勲が描いた“日本”を訪ねて〜」を見た。 「かぐや姫の物語」での雑草の描写を強調している高畑監督が「らしい」と思った。 映画「夢と狂気の王国」でも宮崎駿監督自身が高畑監督のことも語っていたけど、空襲を 受けた経験は高畑監督と宮崎駿監督のどちらにも大きな影響を与えたと再確認。 空襲の最中に大人たちがどんな行動をとったのか、当時の子供である両監督はそれが忘れ られないのだと思う。
>>164 それを理解させるには物心つかない時から教える必要があるけど
個が確立してから知った考えだからかぐや姫は受け入れられなかったんだろうな
>>169 5枚の手紙を見せられて「(結婚相手を)お選びください」
といわれたときに「会ったこともないのに?」と言うのは、
現代の人の感覚だなあと思った。
昭和の前半くらいまでの人なら、庶民でも
「会ったこともない人と結婚」は珍しくなかったし、
「見る」「会う」はいたしちゃうという意味だからw
特に教育されなくても普通に受け入れられそう。
昔の人だって知らない人と結婚するのは不安だし 普通に駆け落ちとか心中もあった。
とはいえ政略結婚でもない限りお見合いくらいはしてどうしてもイヤなら上手に断るくらいのことはした。
でもジブリで一番の絶世の美女なのは確か なぜならかぐや姫はあまりに美しいから あとキャラ的にもかわいすぎた
174 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 10:05:50.80 ID:o8J9pgaz
姫にとっては単なる物にたとえられた事もそうだけど、 得がたき宝(=見たことも無い物)にたとえられたというのが 受け入れられなかったのでは無いかと。 宝にしても、姫にしても、見たこともないのによくもまあ ぬけぬけと歯の浮くようなセリフを、という感じ。 「あの人たちにとって私も同じなのヨ。偽物の…」 に続くセリフがその心情をよく表しているかと思われ。
>>170 教育ではないかもしれないけど、常識、刷り込みなんだろうね
それに、自由に職業を選べたり、一家を興すなんてあまりできない時代だから
親の財や家督を継ぐには、結婚も親の意思が重要視される
親の反対を押し切っての結婚は、仕事も財産も失うということでもあったし
そうなると生きていくのは困難。
劇中でこれでもかってくらい美しいって連発してるから女性受けはイマイチだね
正確には親が強く支配するのは長男の結婚な。長男夫婦と同居するわけだから。 次男以下や娘はそれほど親の意志は介入しなかった。
辛口レビュー 見てきた。絵柄はよい。とくに着物。 ただし、ストーリー的には、消化不良な気もする。 山の生活を懐かしみ、貴族の生活に閉塞感を抱くストーリーは、現代的解釈すぎると思う。 捨丸にしてもそう。捨丸自体は好感の持てるキャラだが 存在自体が竹取物語を台無しにしてしまうような・・・ あと、空を飛ぶシーンにはげんなりした。 ジブリのお約束か知らんが、そこは絵的に見せるんじゃなくて、しっとり描くべきだった。 一般人から貴族へのサクセスストーリーを描いて 宮廷ロマンスと、別離の物語じゃいけなかったんだろうか 思い出補正はあるだろうけど昔見ていた、日本昔ばなしを越えなかったな 年月と予算をかけてコレ?って感じがした。 女童はいい感じ。
空飛ぶシーンは、性交を意味すると勝手に解釈してしまった。
>>177 いや、長男以下もだよ。
職業が選べず、雇用もない時代で、しかも結婚すれば延々と親戚づきあいが続く
基本的には同じ身分、職業、同じくらいの収入の相手を親が探すか、周囲が世話する。
長男以外は自由恋愛なんてことはない
>>177 その手の意見がもっとあっていいと思う。
結婚ってする側ばかりに目が行ってしまいがちになるけど、
家や一族を存続させ栄えさせる為に必要だったという意見もあって良いよね。
>>167 この製作会社が、傾きかけたら、
宮崎御大に、ヒット作つくってもらって、
救ってもらわざるおえないんだろう。
>>145 マルコならよくわかるけど、このかぐや姫にはそぐわない行動な気がした
宮崎さんが4-5年以上かけて制作して大ヒットさせても赤字なんだよね。。
185 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 11:26:55.38 ID:v3wJ5+42
≫183 本当は飛び出して助けたいけど、翁や媼に迷惑がかかると思って耐え忍んだ?
>>170 姫は現代人だったね
そのために観客が感情移入しやすいようになってたし翁と価値観が対立して悲劇が起きた
>>180 家督制度理解してる?
長男がほとんどの財産(家、農地や商店)を相続するるかわりに両親の面倒を同居して見る。年金制度なんてないからね。
次男以下や娘はスズメの涙ほどの財産しかもらえないから親もそれほど真面目に結婚先は考えないし次男以下は親の言うことも聞かない。
188 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 11:39:33.82 ID:v3wJ5+42
≫183 最後に捨丸と再会した時、助けられなくてゴメンと謝っていた。
>>185 高畑監督の幼少期に、こんな原体験が あったのかな??って
想像しています。
>>187 理解してるよww
年金制度もないし、スズメの涙ほどの財産しか貰えないから
誰とでも自由に結婚するわけにはいかないと言ってるのが理解できないのかw
次男以下が全員無宿者やかかり百姓にでもなったと思ってるの?
近代と江戸以前と区別がついていないんじゃないか?
>>187 財産があるとかないとか親の面倒を見るとかそれは家によりけりだ
次男でも三男でもおかしな女と一緒になったら親族の面汚しになる
それは今も変わりない
親戚付き合いしてる?
>>166 興行考えたら当然前者だろうね。だからその点では鈴木の判断は正しい。
内容に沿ったコピーなら、極論すればそんなもんなくても見る奴は見る。
本来なら見るはずのなかった人間を見る気にさせてこそ、最大の集客が見込める。
実際、ネットの感想読んでても「罪と罰って・・・」って気にしてる人多かったでしょ?
それだけあのコピーには力があったということ。
ただし、それが作品への本来の感じ方を歪めてるのもまた確かなので、
最終的な功罪については微妙なところだろうな。
>>190 >>191 長男とそれ以外の差別を知らないで日本映画見てたの?
戦後2、30年は法的には対等になったとはいえ明らかな差別があった。
長男には教育費をかけるが次男以下は中学出たら集団就職で都会に出て勝手に結婚するとかね。
>>183 助けたいけどそうはさせないためにその前に桜の下での親子との出来事があったんじゃん
>>180 長男だって、というか長男こそ
自由恋愛なんてできなかっただろう。
帝だって自由恋愛どころじゃないよ。
196 :
おたお :2014/01/03(金) 14:29:28.78 ID:z3pNcyID
高畑監督はやっぱ天才だな トータルの完成度は駿監督だけど 人間描写とギャグコメディ度は高畑監督が 上 ラストはあっさりし過ぎ。 もう一捻りほしかった
197 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 14:30:33.22 ID:v3wJ5+42
≫194 偽者の高貴の姫君とのトラウマがあるのでどうしていいのかわからない複雑な気持ち。笠をかぶる時の手順がクールでかっこ良かった。
>>195 まったくその通り。
親が自分と生活する長男の嫁選びに細かく介入する。
>>194 ありゃ姫のごく内面的な自意識だけの問題でしょ。
対捨丸で何の障りがあるのか。
貴族と結婚して果たして幸せになれるのかという疑問はちゃんと描かれてる 車持皇子のシーンで職人が側女、側室、奥方のお一人になられるかぐや姫様と無礼ではあるけど現実的なことを言ってるし 石作皇子では北の方が出てきて捨てられた女性の悲劇を語る 翁も帝の女御のお一人になるとあくまで一つの所有物でしかないという感覚でしゃべってる これではかぐや姫が嫌がるのも当然だし現代人はもちろん平安人も内心つらかっただろうと思わざるをえない 実際王朝文学の女性は男女関係でうつ病みたいなのになる人が多いし
201 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 15:33:01.61 ID:v3wJ5+42
≫199 桜の木の下事件で鬱状態になっていた姫が、突然の再会で解消したかに見えたが、更に悲しみを募らせることになった。 このあと3年間、琴を奏したり、庭をいじったり、糸を紡いだり、機織りなどをして、気を紛らせていた。
>>201 付け方間違ってるぞ
半角の不等号記号「>」を二回だ
>>
お前が使っている「≫」は「非常に大きい」を意味する記号であり「>」とは別物だ
203 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 16:30:33.69 ID:v3wJ5+42
>>202 スマホで直接、書き込んでいるのでごめんなさい。
かぐや姫は様々なモノへの愛着から生きる苦しみを引いてもプラスだったということかな いいな、そんなに愛せて
ジブリの映画には他者がいない
蜻蛉日記なんか読むと当時の結婚生活が幸せとはほど遠かったことがわかる うつ病にならないほうがすごいレベル
207 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 18:11:20.12 ID:cvg5CUbb
>>199 自分が完全に里山の人間とは異質の存在に成り果ててしまったことを悟ってしまったんじゃないかな
そのせいで捨丸助ける勇気も出なかったんだろ
少なくとも直前あんな目にあってなかったら普通に捨丸牛車の中ににかくまってたと思うぞ
208 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 18:53:13.54 ID:v3wJ5+42
ばあさんはヨシヨシするだけで理解者ではないと思う
確かにあの親子みたいにへへー!と土下座されたら精神的な意味での故郷がなくなってしまう様で怖くて助けられないかも このスレ見てるとかぐや姫の物語は深読みすると面白い作品だなと本当に思う ここ見てから評価上がったし もう少し分かりやすくてもいい気はするけど
深読みのほうが正しいことは高畑の「アニメーション、折にふれて」などを読むとすぐわかる。言葉で書くと難しいことを極力アニメでわかるように工夫している。
212 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 19:46:49.98 ID:HHoakDNA
私は〜〜だったのです! って姫が独白するとこ、 ちょっと演劇的すぎてついていけんかった あとキョンシーとかマンガの夢遊病者みたいに 両腕伸ばしてス〜とすっ飛んでくとこも 悲しいというよりなんか可笑しかった 基本的には大好きです
道を示してやる“とと様”と 応援するだけの“かか様”。 間違った道を示してしまった“とと様”と、 道を示してやらなかった“かか様”。 「私を許しておくれ」と後悔した“とと様”と、 「いかないで姫」と外れた道を正そうとした“かか様”。
215 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 20:36:36.82 ID:C2YBftjO
姫の独白じゃなくて、 「それは、私の口から説明するのですっ!」 とか言って女童が正体あらわして説明してくれたら衝撃的だったな。
217 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/03(金) 21:09:31.18 ID:31wb6vZo
>>213 最後に冠をかぶったあとで、Гこの地は穢れてなんかいないわ!!・・・」というところも。個人的には泣き顔でクシャクシャになった顔やヒロイックな態度の姫も大好きです。
>>161-163 西村Pのインタビューにもあったけど高畑監督はかぐや姫の物語に竹取物語における
語られていない部分をはっきりと解釈したかったんでしょ
五つの難題に関しては、なぜかぐや姫がそれを知っていたのかという疑問が残る
その部分をスッキリさせるための高畑監督の解釈と思う
てかこの映画残酷すぎじゃね?! なにか決断して行動起こそうもんなら 時間リセットされ、記憶も消されって ラスト連れ去られるシーンの音楽が あまりに陽気なのが余計に残酷さを引き立ててて どうしようもなかったんだが‥ これどうすりゃいいの 思い出しても胸が痛む。考えすぎか?
>>219 やっぱり雪の中でのたれ死ぬべきだった!
こういうことですね
>>219 その見方は有りだと思う
俺は姫が受動的すぎると批判してる方なんだけど
何かやってもなかった事にされちゃってんだよね
そのルナティックパワーが謎過ぎて良く分らんけど
最後の音楽も、俺はあまりのズレっぷりに「はぁ?」てなったけど
アレは純粋な善だからあの音楽なんだろうね
>>219 俺も辛すぎてずっと引きずってるよ
竹取物語に馴染みのある日本人ならまだしも、外人が見たらそれこそ火垂るの墓級のトラウ映画になると思う
ここまで主人公の言うことやることなすことことごとく否定される映画は珍しい
翁が調子こいて姫に高貴な都暮らしさせる→姫誹られて逃亡→田舎帰っても誰もいないので都暮らし受け入れる →それでも故郷が愛おしい気持ちを慰めるため箱庭を作る→所詮偽りの存在にすぎないと気づき破壊 翁がなんとか姫を身分高い男に添わせようとする→全て裏目に出て姫を不幸にするうえ、月に帰ってしまうきっかけまで作る いいこと言う男がいて心動かされる→ヤリチンのスケコマシ野郎だった 捨丸との逃避行→浮気だし月に阻止される 最後になんかかっこいい捨てゼリフ言おうとする→羽衣で遮られる 姫帰りたくないし翁も嫗も帰したくない→結局月に連れ去られる 感情のない平穏な世界→のはずなのに悲しみの涙を流す
別にリセットさせられてると決まったわけでもないんだし 俺は夢落ちと解釈してるよ そのほうが作品理解が深まる
>>223 竹取物語を知らない人が見たら
唐突に月に返る話が出てきて戸惑うんじゃないかな
>>219 演出の意図としてもそれで合ってると思うよ。
宴会で侮辱されて雪原での「死」から時間が巻き戻されると、
かぐや姫は抗うことを止めて親や先生が期待する通りの行動をする
ようになる。
かぐや姫が消極的なのではなく、かぐや姫は積極的に生きようとし
ても無駄であることを思い知らされてしまった。
>>223 確かにほたるに通づる理不尽さがあるよな
人間いつだって正解を選んで能動的なヒーローでいられるわけじゃない
ほたる 、山田 、姫 切り口は違えど
「悪いこともあるけど美しいものもあって、
おまえらのやってる"生きる"ってことは
こういうことだよな。乙」
って感じの、残酷な賛歌のような映画が多い気がする
主人公がヒーローになって、ようし生きるって素晴らしいー!って思う映画もいいけど
こういうのはズシッと心に深く残る
>>226 「この景色…見たことある…」バタッ→飛天が降りてきてバックに月
だけじゃあかんのか?…まあ足りないよな
月は何回も執拗に出てくるけど
>>223 竹から生まれるところで笑いが起きそうだ。
>>225 なるほど
貝が割れていたり、捨て丸の手に温もりがのこっている描写は
暗に強制リセットのようなものを匂わせてたのかなとか
思ってしまった
確かに夢オチの方がリアルっちゃリアルかも
コンテには月の力で時間が戻されると露骨に書いてあるけどな。
>>231 強制リセットと解釈すると現代に通じる普遍的物語としての側面が著しく損なわれるからな
まあどう解釈しようが自由だがいろんな読みをする癖はつけたほうがいいな
芸術は制作者の特定の意図を探るものではないというのが普通、というか本流、というか、
まあこのへん詳しく話すと長くなるのでやめておくが
>>232 「シェイクスピアはシェイクスピア作品の優れた解釈者ではない」って言うじゃん
文芸批評とかの世界では常識でしょ
>>233 なるほど、深い‥
現代にまで語り継がれる作品て本当に凄いね
歴史の事とかよく知らないから街の描写なども
こんな時代があったのかー‥って不思議だった
学のある人ならもっと楽しめるのかも
いや、月の力でリセットでしょ リセット以外にも、異常成長、竹から財宝、姿を消す、羽衣、、、 人智を超えた能力、月の力の関与が不可避なんだから
姫と捨丸は夢か?て思ってるけど、実際は月の力で無かったことになったってのは夢オチとほぼ同じじゃないの?
結局、月は黄金だの着物だの翁に与えて、 姫をどう育てさせたかったのだろう? 皆さんの見方を教えてください。 私は月にとっては普段着だったと解釈したけど、なんか違う気がして。
まぁ話の展開としては同じだけど 姫の意識に違いが出るのでは 2回目の場合姫は間違いなく気づいているわけだし 1回目の時はその時は気付かなかったにしろ 月のことを思い出した時に絶望感が相当あるだろう そもそも二回目が夢オチだとしたら誰の夢なのさ 捨丸か姫かそれとも二人が同じ夢を見ている? ちょっと辻褄が怪しくなるな
>>227 いやそもそも最初から、都行くと言われてあっさりついてきてるし
>>238 かぐや姫は月では並の顔だけど地球では超絶美人だそうだから月も金や衣装はフツーと思って送ったのかもね。
トトロの逆で「夢じゃないけど夢だった!」んだよ
俺は全部姫の夢だと思った というか一度目は姫の睡眠、二度目はステマルの白昼夢という表現で描写した姫の希望としての夢かな
>>240 おいおい、小学生くらいの娘が親の引越しについていかないなんて選択あるかよ。
>>226 誕生が常人とは違う
すぐれた能力を持つ
最後には、元の場所に帰る、昇天
つまり、これは西洋人が見たら、キリスト的物語
・・・と、今、適当に思いついたんだけど、どうでしょか?
古今東西の物語には、共通点があるから、すんなりと受け入れてくれるかも。
月リセットは姫のその後の言動に諦観を生じさせる。対して、夢オチにその後の諦観はない。
>>239 捨丸じゃね。
シーンの切れ目から全部夢と考えれば、別に辻褄はおかしくないw
>>238 翁に神々しいもの見せ、超常の体験をさせれば
姫への理想が大きくなり、姫への罰となる体験が実現する。‥との罠?
考えすぎか‥
>>238 竹取物語だと翁は善人だから姫を預けた
単純に育てるのに苦労しないよう黄金を与えた
着物もその延長かと
あまり月からの意思は感じられないな
>>245 何度も出てるけどキリスト教圏のほうが理解されやすそう。
>>251 てか、かなり痛ましかったような‥
ついて行きつつも、明日お鍋いっしょに食べれるかなあ
と言ってたし‥
ハイジかっ!
>>247 歌が聞こえて実際にかぐや姫に会って話までしてるじゃない
シーンの切れ目ってどこのコト?
姫ってあの時代だから、あんな顔してケツからサナダムシでてくるんだろ? そういうリアルなアナルを描いて欲しかった
>>238 俺はすべて月の罰のシナリオ派だわ
俗世で人間の醜さを知って地球そのものに幻滅させるという
パンフでは施しは過保護だからってあるけどあれ企画段階の話だしな
成長を無駄に速くしたのも、子どもという無条件に無邪気で幸福でいられる期間を早く終わらせたかったのでは
256 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 00:25:39.33 ID:4Lx6ZAg4
少女時代、媼の腰のまわりを抱きながら寝ていたこともあったのでかなり甘えんぼうだった。
257 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 00:30:29.16 ID:vSt49llK
翁は都に行くとしか言わなかったしすぐ帰れると思っただけじゃない 屋敷について大はしゃぎするのも子供なんだから仕方ないし
流れボキッと折るが、かぐや姫のグッズでオススメある? 分厚い、絵がたくさんのってる本は買った
屋敷に着いてはしゃぐかぐや姫の可愛さは正にジブリ史上最高のヒロイン お稽古も楽しそうにやってたしね やっぱ生理が来てからかな、変わってしまったのは
260 :
245 :2014/01/04(土) 00:33:54.24 ID:4dWs37uP
>>250 何度も出てきたのかー(´・ω・`)
オレは「かぐや姫」とは、こういう物語だ、という固定概念が強すぎて
この映画は、どうもしっくりこなかったんだよ
俺はタエ子のほうが上だと思ってるけど この気持ちはガチロリにしかわからんかもね
カードコレクションは買ったけど普通かな サントラはそのうち買おうと思ってるけど
>>260 罪を犯して人間の感情を得たアダムとイヴみたいだし。
>>238 地球で暮らせばどんな環境であれ帰りたくなるに決まってるけど、余り酷い目に遭わないように、と思ってお金とかを送ったんじゃないかな
あと、翁媼へのお礼の意味も込めて
コンテはシナリオと絵のアイディアを知るには最適だけど美術としては楽しめないよ。
>>238 個人的な解釈としては、
この物語の月は、仏教における天上界だとして
天上界の暮らしをそのまま、
黄金、音楽、衣装そろえたって感じ。
『与えた』というよりは、
富、屋敷、教養、美貌(?)、すべてがセットで『そろってる』。
つまり、見すぼらしいかぐや姫とか、ブスなかぐや姫なんぞ、ありえない
この映画で特殊だなーと思ったのは、
黄金とは別に、着物が独自で出てきたとこ。
黄金で買えばいいじゃんと思ったけど
着物も重要なステイタスのひとつだからなのか、
女性性を象徴するアイテムだからなのか、
映画的に見栄えがするからなのか
>>259 生理が来てからも好きだなあ
完璧で凛としつつも儚い少女で守ってあげたくなる
もっと強く抱いて!なんて言われたらもう‥
>>255 理不尽な理由で罰ゲームを受ける美しい姫の苦悶する様を
父王と同じ視点でハラハラしながら野次馬する映画だからな
何か楽しいことがあっても必ず悲しいオチが用意されてる
罰ゲームから逃げ出そうとしてもご都合主義なやり方で連れ戻される
ぶっちゃけAVとかエロ同人誌とかと筋書き一緒だよね
地上は穢れた流刑地みたいなものらしいから、さしずめ男だらけの監獄に放り込まれた女囚ってとこだな
そこで姫のケツからサナダムシが出てくればもう言うことはなかったんだがな
>>272 そして「穢れてなんかいない!」と叫ぶわけですね
天人「えんがちょ」
>>226 御門を追い返した後の流れがいきなり
「私は月から来たものなのです」って神展開だよな
打ち切り?レベル
和風で水彩画風で大神とコンセプト似てるね 個人的に凄く好きなタイプの映像というか映画だったけどあんまり一般受けはしなさそう興行で分かるか でも、外人受けは良さそうスレの上の方にあるの見ても分かるか
>>274 確かに一瞬そう思ったけど
そのまま投げちゃうのかと思ったら
まさかの本人からの説明あって驚いたw
照れずに教えてほしいんだけど 姫と床を共にしたいなどと戯れが 頭をよぎった下賤な輩はこのスレにはいないだろうな? おれは何度もよぎった
>>238 俺も
>>255 と同じ解釈だな
かぐや姫が出てきたときはかなり神秘的な演出だったけど
金と衣が出てきた時は対照的に周りが真っ赤に染まってあからさまに禍々しい雰囲気を醸し出してた
さらに衣の時は翁が衣に包まれてるから月の意志を伝えられたんだろう
翁も天の思し召しがはっきりわかったと言ってるし
姫の罪はわらべ歌への憧れだから生まれ育った理想的な里山から引き離し
金や地位を与えてそれとは反対の都に連れていけば罰になるというのが月の意志
最初に幸せにしてから不幸にしたほうがずっとつらいから
こういうなにかと上手くいかない不条理性が人生そのものだしそれでも生きたいというのがかぐや姫
正直最後記憶消したらなんの罰にもならんよな
日本昔ばなしのかぐや姫をみたらかなり雑だったけど、 竹取物語の魅力のひとつのかぐや姫の神秘的な雰囲気だけはうまく描けていたわ 高畑のかぐや姫は喋りすぎで頭が悪そうに見えたのが残念 他は丁寧に描かれていてとてもよかった
>>271 一理ある
曇らせ展開や性的な匂いのする描写がかなり盛り込まれててるあたり、すごくそういう鬱売りにしたエロ同人とかっぽい
さしずめ蛸壺屋が竹取物語の二次創作したらこんな感じかなと
月世界は性欲も煩悩も一切存在しないから男の欲に晒されること自体罰になるんだろうね
282 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 03:31:14.70 ID:UrgcAtWc
>>280 見てみた。10分でまとめてるしギャグも入れたりして雑だけど
動きに情緒があって上手いね。影絵入れたり。
月の光と影や、かぐや姫の神秘的な印象をよくとらえてた。
綺麗だなあと思ったよ。
たけのこ姫の方は、なんか理屈っぽいし安っぽくて、早い段階で飽きてしまった。
原作にそんな悪人いないし、かぐや姫も泣き叫ぶ必要ないのに。
よくある悲劇型というかドラマ型ではあるけど。
>>145 その場面も冷めたなあ。
この人、食糧盗んだ「おにいちゃん」が
「妹」の目の前で殴られるってシュチュエーションになんか興奮でもするのかね。
気味悪いなここ
月は天上界じゃなくて極楽浄土のイメージ 理由は月からのお迎えがまんま来迎図なのと、童歌が輪廻の歌であり、輪廻の一部である天上界が月だとは考えにくいから。 だから姫が不幸になるようわざわざ月が仕組んでるんじゃなくて 地球で穢れや迷い、欲望を経験してみないよ、くらいの感じ 一回経験すれば嫌になるに決まってるんだから。 不幸にさせようみたいな悪感情がそもそも月人には無いんじゃないか だって仏だし 月人はあのお迎えの音楽みたいな全く別世界の価値観で、地球が穢れであることは絶対的で揺るがない 別世界だから地球人からすると不気味なだけであっちは良いことをしてるだけ 罰を与えてるのはどうなんだと言われるかもしれないが、姫が童歌に興味を持って月の価値観から外れようとしてるのを正しい道に戻す教育だから仕方ないんだと思う 雪のところは死にそうなのを助けてあげてる。 捨丸との逃避行はよくわからん 飛んでるの自体イメージ映像みたいなものだし姫が月の力使ってるし雪の場面とは違う理屈があるんだと思うけどわかんない
かぐや姫の残酷さと崇高さは何かに似てると思ったら老人と海だった せっかくカジキマグロとの闘いに勝ったのに帰りにすべてサメに食われてしまう でもなにもかも無駄になったわけではなく巨大な骨だけは残る かぐや姫も地球に生まれて精一杯生きたけど月の罰で苦しみ羽衣ですべてを消されてしまった でもいのちの記憶だけは残ったから生まれてきたことは無駄ではなかった この手の名作というのは人生の残酷さを描いてそれを超えたなにか崇高なものを伝えようとしてる
>>193 あんたの視野の狭さと頭の固さと知識の低さに恐れ入るわ
高畑は余白を想像力で補完してほしいと言ってるから 普段からエロ同人ばかり読んでる人はエロ同人的に補完してしまうんだろう それも一つの見方として否定はできないが鏡に向かってお前はポルノだと言ってるようなもの あの程度の鬱展開や性的描写なんて世の中の名作にはいくらでもある 例えばレ・ミゼラブルなんて鬱展開や性描写の連続だし ファンティーヌなんか髪を売り歯を売り体を売りぼろ雑巾のようになって死んでいく しかしコゼットのシンデレラストーリーよりファンティーヌの悲劇のほうに心を打たれる人も多い 残酷な悲劇のほうが生きる意味を問いかける力があるから
>>287 ジャンバル・ジャンのストイックでハードボイルドな生き方に感動する話だろあれは
>>277 「この世のどこかで光っているという
龍の玉を7つ、揃えてくださいませ」
るぅ〜るるぅ〜るるるるるる〜
裳着の儀式と月の迎えが来たときに着てた白い着物って後ろから見ると小さい松の絵と着物の形が富士山っぽいから こういうとこでも松原天女意識してんだなぁ
金だけなら翁には使わず蓄えておく選択肢もあったけど 着物が付いてきたことで、「都へ行け」という月からのメッセージなのかと もしくは「こんな田舎で育つなんて可愛そうに」と思った翁の気持ちに月が応えたか
>>255 確かにパンフレットに「不自由なく暮らしていけるように、仕送りをすること」って
書いてますね。見逃してました。過保護という言葉は使われてないですよね。
仕送りを受けた経験や送った経験があればわかることですが、子ども側から考えれば
金だけを送ってほしいわけですw ですが、親としてはこれまでのように子供に似合う
と思う服があれば買ってそれを詰め込むわけです。母親の典型的な行動ですね。
衣が竹から出てきた場面で、月の両親は姫のことが心配でたまらないんだなと思えた
んですが私だけかもです。
機械ではないので、人間であれば記憶の消去は難しいですよね。 完全に(大脳部分の?)記憶を消去したら、とりあえず喋れないですよね。 ですから、フィクションでの記憶消去パターンに慣れてると、現実で 記憶が失われる様子(認知症など)が想像しづらくなるかもです。 子どもの頃の歌の記憶はかなり強く(つまり深いところに)残るそうです。 月の父王が記憶を消去したといっても、深いところまでは消せないと 父王自身が解っているのだと思います。逆にそれが姫への罰(教育なんで しょうが)だと思っています。教育効果はちゃんと残るのを見越してです。
ラストの涙といい主題歌といい、 あそこはロマンチックな感じか
ここでも話題になった「穢れ」を調べるうち、里では道端の地面やそこに 生える雑草が描かれているのに、都では通りのまわりの様子がほとんど 描かれていないことに疑問を持ち始めました。都の道端や橋の周り(河原) では死者を風葬していたため、それを見せないようにしたのでは。 松尾剛次著「葬式仏教の誕生」によると当時の絵から葬式形態がわかるよ うです。絵巻物に詳しい高畑監督が知らないわけがないし。
自然と一体の里山と 自然から離れた都って対比じゃないのかね
>>287 ファウストだって悪魔の力を借りて14、5歳の少女を落として妊娠させちゃうしな。
かぐや姫永田洋子説は必要ない。
>>296 都ではわざと草木は描かなかった(邸宅の庭にだって草木はあったはずだが)と監督が言ってた
>>286 具体的に反論しろよ!
とはいえこの問題は日本の少子化の原因ともなってる民族的な心の病気だろう。
長男以外で親に差別された多数派が子供を過剰に大事にしなきゃと言ってかえって子供を産みにくくしている気がする。
300 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 09:43:24.10 ID:zLAuOHUk
関係ないけど、NHK大河ドラマГ平清盛」で清盛の最初の天真爛漫で優しい奥さん、道端の疫病の患者を看護してその病気が感染し、その優しさが仇になって年死した。その後、彼女の姉か妹が後に正妻になった。 笠のかぶり方など花見帰りのかぐや姫に似ていた。
301 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 09:46:35.52 ID:zLAuOHUk
302 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 10:06:33.17 ID:zLAuOHUk
>>300 花見の時、幼な子にぶつかったが、かぐや姫は地球上にいる間、一度も病気になったことはなかったのだろうか?
>>284 まあおおよそそんな感じなんだろうね。
巻き戻し(なのか最初から夢処理なのか)を監視者が意図的にやってるか、
姫自身の力(加護)なのかはわからんけど。
たっけのこ!ひーめ!おいで!のシーンが忘れられない
>>304 俺は三宅裕司のやった6ヶ所が知りたくて仕方ない
>>304 どうせ子供達の方にいってしまって翁涙目わろただろ?
って思ったら翁のとこにきてくださって
その喜びっぷりが純粋に心に残ってしまった
それだけに後半もあくまで姫の幸せを思って必死だった翁なんだなあと
なんとも切ない気持ちに
>>224 箱庭壊すのは求婚者から死者がでてから。
やりなおし。
>>233 とりあえず「文学部唯野教授」でも推奨しとく?
>>300 「葬式仏教の誕生」の本にも書かれてましたが、死にそうになった病人は路肩に捨てられる
ことがしばしばだったそうです。芥川の「羅生門」のネタ話もありますし庶民の間では
死体遺棄や風葬が一般的だったそうです。
島田裕巳の「葬式は要らない」系を持ち出すなら、 浄土思想そのものが本来の仏教からすればフェイクな筈。
>>310 松尾剛次(山形大学人文学部教授)著「葬式仏教の誕生-中世の仏教革命-」は、
この本の帯の文言の一部をそのまま書くと、
「そもそも鎌倉仏教以前は、庶民の間では遺棄葬や風葬が一般的で、穢れに関わると
して、僧侶が葬式に従事することは大いに憚られていた。そこで、仏教式の葬式を
望む人々に対して、鎌倉仏教者たちによって行われた革新的な活動が、葬式仏教だっ
たのだ。」です。
浄土思想が本来の仏教じゃないというのが小乗信者のフェイクだからなぁ
仏僧というのは当時の知的エリート。 宗教とは現在の科学と同意語だったんだよね。 この点を踏まえないと仏教を誤解します。
日本の仏教は朝廷とお互いの権威を補完し合って いわば癒着関係で勢力を伸ばしていったので 平安時代には権力にどっぷり浸かって 本来の仏教からは似ても似つかわないものになり果ててたんだよね。 その中で原点回帰を目指しつつ 朝廷の没落と同時に新たなニーズを求めて台頭したのが 鎌倉新仏教の新宗派なんだねえ。
葬式仏教には儒教が深く入り込んでいて、位牌とかお盆とかの招魂は儒教だよね。 仏教なら死者はすぐに転生するから招魂なんてできない。 靖国神社は日本人の葬式仏教(実体は儒教)で作られたニセ神社。
難しい文学とか芸術とかよく知らないんだけど それってこの映画見るのに損してる感じ? 人生単位で損してる言われたらヘコむけど‥w
あと平安時代って貴族でも本当に信じていたのは 仏教ではなくてシャーマニズムなんだよね。 本来シャーマニズムと無関係な仏僧が 貴族のニーズに合わせて お祓いとかも研究してするようになったんだよね。 だから日本の仏教ってとってもわかりにくいんですね。
>>316 これ見るには関係ないけど、いろいろ知識がある方が人生楽しいと思うよ
>>316 大丈夫だよ。本から得た知識しか知らない人より
ちゃんと生きて、兄弟家族友人と向き合ってきた人の方が
この映画は理解できるように作られてると思うよ
320 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 14:05:53.68 ID:DtEJabue
>>316 そんなの全く関係ないから安心しな
大体受け売りで嘘ばっかだし
322 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 14:22:16.51 ID:rIFwx27r
ジブリの風景みた 岡山で空襲にあって親とはぐれてお姉さんと逃げ回ってたんだね 今度岡山で講演会するのは、そういう縁があったんだ
「いのちよ記憶」って結局何よ 感情?
「いのちの記憶」です
この映画には二面性があるから共感しながらも楽しめるし 知識で読み解きながらも楽しめる どちらも正解だし両方できるとなおいい
327 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 19:03:09.07 ID:DtEJabue
紅白で聴きたかったよいのちの記憶
不倫すらも生の営みの一部として是として?ではないだろうけど、堂々と描いているのは『死ぬまでにやりたい100のこと』思い出した かぐや姫あの主人公みたいなクソアマじゃないけど
329 :
328 :2014/01/04(土) 19:27:26.64 ID:wDURByjl
『死ぬまでにしたい10のこと』だった
>>328 臨終間際の悔いの一言ベスト5みたいでもあるよ。自分の願望に忠実に生きればよかったとか。
スピリッツに藤津亮太さんの評論が載ってるらしいけど読んだ人いますか。
>>332 そんなところまでよく気づいたな
まあ平安時代はそもそも日本語の発音が今とは全然違ったらしいけど
>>331 今から見てくる
334 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/04(土) 23:56:56.65 ID:cVJgqn6S
はひふへほはパピプペポと発音していたというな。 もっとも貴族に「ボク」と自称させてるくらいだから時代的発音にこだわることもない。
やっと見てきた。 思ってた以上にオーソドックスなかぐや姫だった。 帝がしりあがり寿のキャラだった。
>>331 「かぐや姫の物語」評 藤津亮太 要約
・「幸福な子供時代を奪われた人は人生をどう捉えるのか」
普通の竹取物語との違い
・かぐや姫の幸せな子供時代とその喪失を描いたこと
・そのふるさとへのあこがれと喪失感を求婚を拒んだ理由としたこと
→子供時代に戻ることもできず、大人のルールという現実に苛まれながら生きる等身大の人間の姿
(戦後世代が経験した都市化とふるさとの喪失と重ね合わせられる)
「小市民ケーン」との比較
・「世間的なイメージに隠された、人間としての姿」を描き出す内容
・「ふるさとでの子供時代が奪われた」という喪失感が中心的役割
・しかしケーンはその空白に気づかず、猛烈な人生を歩んだ。皮肉と哀愁
「かぐや姫はそうではない。(ケーンとの違い)
自分の中の空洞を自覚し、そこをなんとか埋めようとする。
そのたびに惑い傷つき、歓びと悲しみを繰り返す。
そこにあるのは、昔も今もそして未来も変わらない、ごく普通の人の人生なのだ。
喪失感を抱え、ままならぬ人生はつらい。しかし、それは空しいものではない。
『かぐや姫の物語』にはそのような優しさが根底に流れている。」
好意的な評価だね。
>>336 すまん、「小市民ケーン」ではなく「市民ケーン」だった
41年公開の映画史上ベストとも言われる作品
「小市民」のほうは日本のパロディドラマだった
小市民ケーンなんて初めて聞いたw なんちゅうややこしい名前だw
>>339 小市民ケーンなんて知ってる人はほとんどいないだろうな
そういえばキネ旬のレビューでは「2001年宇宙の旅」と比較していた人もいたし
かぐや姫は過去の名作と比べたくなるような作品なのかもね
普通の雑誌の記事ならどんな映画でも名作と比べるでしょw 無名の作品と比べても読者置いてけぼりじゃんw
何で市民ケーンと比較するのかと思うが、主人公を客観視する観点は共通するのかもしれないな。
市民ケーンと比較するのは映画史上最高レベルの映画だという印象を与えたいためでしょ 作品の比較って何使ってもできるから たいていの全然関係ない作品は無理矢理こじつければ似てるといえば似てる まああんまり誠実な態度とは言えないかもしれないが そういうことばかり研究している学問もどきも一応存在する
かぐや姫は自分の好きなように見ればいい映画だから
映画ばかり見てる批評家は過去作といろいろと比較したくなるんだろう
市民ケーンとの比較は子供時代の喪失感という意味では妥当だと思ったが
これについては
>>7 の雨宮のレビューでも書かれてる
ただ雨宮はフェミニズム的視点から語ってるが
藤津は市民ケーンと比較することで人間共通の問題という切り口で読み解いてる
どちらも説得力はある
天女の衣をかけられて、表情を消した姫を見て、即、思い浮かんだのは、 「カッコーの巣」で、ロボトミーくらったマクマーフィだけどな
>>345 それ10年ぐらい前に観たわw
すっかり忘れていたがいい映画だった
内容的にかぐや姫よりシビアでショッキングだけど
テーマ的には似ていなくもないな
精神病院の管理体制と月の潔癖主義はそっくりだし
マクマーフィの奔放な生き方とかぐや姫のわらべ歌への想いも重なる
マクマーフィは死んだがチーフは逃げ出したように
かぐや姫の想いを受け継いで地球で幸せになれる天女もいるかもしれないな
そういう余韻が残るラストだった
・「女の権利を奪われた女は人生をどう捉えるのか」 普通の竹取物語との違い ・かぐや姫の女性としての権利とその喪失を描いたこと ・その権利へのあこがれと喪失感を求婚を拒んだ理由としたこと →子供時代に戻ることもできず、大人のルールという現実に苛まれながら生きる等身大の女の姿 (戦前世代が経験したお見合いと自由恋愛の喪失と重ね合わせられる) 「仁義なき戦い」との比較 ・「世間的なイメージに隠された、人間としてのヤクザ」を描き出す内容 ・男の論理が支配する世界に巻き込まれていくという非情さが中心的役割 ・しかし菅原文太は男の論理に抗わず、猛烈な人生を歩んだ。皮肉と哀愁 「かぐや姫はそうではない。(仁義との違い) かぐや姫は女なので男の世界の汚らわしさを拒絶し、そこでなんとか抗おうとする。 そのたびに惑い傷つき、歓びと悲しみを繰り返す。 そこにあるのは、昔も今もそして未来も変わらない、ごく普通の人の人生なのだ。 喪失感を抱え、ままならぬ人生はつらい。しかし、それは空しいものではない。 『かぐや姫の物語』にはそのような優しさが根底に流れている。」
「アル中病棟」との比較 ・「世間的なイメージに隠された、人間としてのアル中」を描き出す内容 ・やりたいことができないという喪失感が中心的 ・しかしひでおはその空白に気づかず、猛烈なアル中になった。皮肉と哀愁 「かぐや姫はそうではない。(アル中との違い) 自分の中の空洞を自覚し、そこをなんとか埋めようとする。 そのたびに惑い傷つき、歓びと悲しみを繰り返すが未成年なので飲酒はしない。 そこにあるのは、昔も今もそして未来も変わらない、ごく普通の未成年の人生なのだ。 喪失感を抱え、ままならぬ人生はつらい。しかし、酒さえ飲まなければそれは空しいものではない。 『かぐや姫の物語』にはそのような優しさが根底に流れている。」
深夜テンションで馬鹿なことを書いてしまった 今は反省している
じゃあ俺もむりやりな比較するけど 無垢で平穏だっただった子供時代が突如思いもよらぬ形で断絶してしまう 年端もいかない子どもが否が応でも大人にならなくてはいけない環境に放り込まれるってのは 楳図かずおの『漂流教室』『わたしは真悟』思い出す
今の世界に生きたいと願いながら別の世界に行かざるを得なくなったと言う点で 永遠のゼロとそっくりだよね
死を宣告されて初めて自分の真に望むように生きられるようになったって言う点では
「生きる」や「ベロニカは死ぬことにした」や
>>328 にも出てた「死ぬまでにしたい10のこと」と同じだね
…いくらでもあるかそんなもん
生と死はもちろんだけど理想的な子供時代や故郷の喪失というのも根源的なテーマだから いろんな作品と何かしらつながりができるのは当然だろうね 平安時代の昔話がここまで普遍的な物語になるとは思わなかった
ほんとにどんな作品でも関連付けて語れるのかな まどマギとの類似性とか何回か上げられてたけど パシリムやアベンジャーズやアイアンマンとかでも出来るのかな
是非サルトル連合のみなさんに語ってもらいたいね
あの哲学者たち呼ばないでくれw
普遍的テーマって昔からありきたりなテーマだからな
男女の対立・世代間の対立・自然と人間の距離 こういった問題も人類が文字をもつ前から 普遍的に物語として語られ続けています。 生きることにもがき苦しんで なんとか意味を得たいと苦悩することは 近代人の特権でも何でもないのです。
とりむしけもの〜って、魚は入っとらんのかい
歌垣とかあったらよかったな
>>359 江戸時代なら日本人の7割は実質文盲で10歳にもなれば畑で働き15歳くらいで成人して女は20くらいまでには結婚出産するのが普通。
フツーの人でも自己実現で悩むってのは近代の特徴。
お迎えが来たのは姫がそう願ってしまったから?それとも決まっていたことなのか あと8月15日なのに何故か雪景色に見えたな
貴族階級は近代人に近い意識と悩みを持っていた。実務は奴隷にやらせるギリシャやローマ市民階級しかり。 しかし一般人が自分探しをしなきゃいけないっていうのは間違いなく近代化のせい。
かぐや姫の罪と罰 というキャッチが頭にあったせいか、わらべ唄の輪廻を想起させる歌詞のせいか、 今のかぐや姫の犯す罪が、ぜんぶ次のかぐや姫の罰になるんだろうなと思って見てた。 こんなことになると思わなかった。あなたのせいじゃない。と繰り返されてたけど、 かぐや姫に振り回されて人は死ぬし、浮気されるし、駆け落ちされそうになるし、翁おうなは泣くしもう散々。 でも衣のおかげでぜんぶ忘れてまた次も同じことをくり返すんだろうなと思ってたけど、違うみたいだな。
俺の人生も罰ゲームだったりして
女童かわいいよ女童
姫から見たらとなりの山田くんち どんだけ幸せなんだよ(ただし山はない) とはいえ、そんな山田くんちも いろいろ大変なんだよーってな 高畑作品は究極のあるあるネタって事か
パンフレットに載ってる昔の企画書には月人の能力としてテレパシーというのがあるな 月人は無口だったけど要するに以心伝心だからしゃべる必要がない 女官の声がかぐや姫と同じだったのもテレパシーによる交信で脳内再生されたからだろう ちなみにかぐや姫も捨丸を呼び寄せるときにたぶんその力を使ってる 歌が聞こえると言ってたから意図的に呼んだというより気持ちが通じ合っただけかもしれんが
>>363 御門との対面がきっかけで、かぐや姫が「ここにはいたくない」と思ってしまったから。
宴の席でもモーレツにそう思ったはずなのだが
>>363 月は色のない世界らしいから使者の力で雪景色みたいになったんだろうね
かぐや姫も月に帰るときどんどん白くなっていく
わらべ歌を思い出して振り返るときちょっとだけ元の色に戻るけど
ちなみに雪原で姫がこの景色知ってると言ったのも色のない月を思い出したから
絵コンテによると雪のくぼみが月のクレーターらしい
やっと見てきたが捨て丸が一番クレイジーだった
>>373 ある意味時にはクレイジーになってもいいんだという映画だからね
捨丸が純情青年だったらただの勧善懲悪アニメになってた
今時観客に純愛なんて押しつけても一時のカタルシスにはなるだろうが
反対に現実の恋愛の汚さや惨めさにうんざりさせてしまうかもしれない
かぐや姫はそんな欺瞞を描くよりは
現実的で不完全な恋愛でも美しいし汚れていないと言いたかったんだと思った
御門かわいそう あんなにイケメンなのに 目とかめっちゃきれいやん 顔立ちメッチャハンサムやん 声も素敵やん
御門は映画見る前にしりあがり寿っぽいって聞いて、もうそれにしか見えなくなってしまった。 求婚した内の死んじゃった人はかわいそうだったな。落っこちて頭からズボッ!はギャグっぽくて笑いも起きてたのに。腰の骨より首の骨折れてそうだけど。
あのシーンは腰を打って死ぬものと思ってたから不意をつかれたわw
捨丸が無個性で特にこれといった長所もない、 野山を巡りて定住もせず、 盗みにも抵抗のない賎しい民として描いたのは ちょっと画期的だったかな。
捨丸が完璧超人(それこそパヤオ作品の主人公にありがちな)でもなんでもなくて、浮気や盗みも平気でするクソ野郎なのが良かった… 月という潔癖な死の世界との対照的でとても生き生きした存在だった でもこいつの存在というか描き方のせいで人に勧めにくくなってるのも事実なんだよなあ
そんなのにあっさり体を与えちゃうかぐや姫は結局、ここではないどこかに騙されかけた時からまるで成長してないし
捨て丸がどういう男であろうと、かぐや姫が正しいと思ってしたことならいいんじゃねーの? そんなこと言って男を選んで、なんでもやめさせようとするのが、まさに翁のような親なんじゃねーの?
いまどきの女子高生礼賛
>>381 翁は、当時の価値観そのままの人。
別に悪人でもないのだけど、
帝を頂点に、都にあるのがよろしく、そこから離れるほどに卑しい、という考え。
現代だって、偏差値や学歴、東京にどれだけ近いかで
人の価値を計るけど、そういうことだけだから。
現代にたとえれば、少しでもいいものを食べさせ、いいものを着させて、
よい学校に行かせたいという親心と変わらない。
彼には、この世のものではない姫を鄙で一生過ごさせるとか、
捨丸のような男と添い遂げさせるなんていうことはありえず、
少しでも高貴な男性に縁付けることが使命だと思ってる。
この世で一番の男性は御門なのだから、いよいよゴールだと
娶わせたのだろうね。
石作は初めから騙そうとしていたわけですべて嘘の塊だったからな 捨丸は最初からかぐや姫が好きだったけどタイミングが悪かった 気持ちが通じ合った上での不倫と遊びたいだけのプレイボーイとはわけが違う もちろん不倫で幸せになれるみたいなよくある破滅の美学ではなくて ルソー的なあるがままの自然状態の賛美に近いと感じた
385 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/05(日) 23:24:17.68 ID:C0Q5Dp5v
一途で気高いかぐや姫
>>371 故郷とあう希望があったからなあの時は
帝の時は故郷ももう戻れないと悟ってる
>>384 石作は騙そうとしてたのではなく、ガチで本気でしょう。だからこそ彼のセリフには自己陶酔が含まれてる。
プレイボーイってその都度では本気だから。
かぐや姫は本当に好きな人と添い遂げたいみたいな現代では常識的な見方を支持してる気もするけど 捨丸のシーンで一気にそれがラディカル化するんだよな じゃあもしその好きな人にすでに家庭があったらどうするのっていう 現代の恋愛観を賛美して平安時代の恋愛を否定しているように見えて 実は平安時代の恋愛を美しく描くことで現代の恋愛の矛盾と欺瞞を暴露してもいる フランスなんかではパックスといういつでも解消できる事実婚制度が普及してるし 恋愛観や婚姻制度は時代によって変化するものだから ああいう問題提起をするような描き方は目から鱗だった 捨丸のシーンで恋愛映画としての見所もある映画になった
>>387 当然そうだろうね。姫が欲しい!と思ってたはず。
結婚もする気だったはずだし。
ほんと恋愛要素でまで風立ちぬが霞むヘビーさだな 悲恋ってレベルじゃねーぞ
石作皇子は5人の貴族の中では本気度は明らかに一番低いだろ 金も労力も一切かけずその辺の田んぼで見つけてきた花を持ってきただけ 前の3人が失敗したのを見てあわよくばという気持ちで訪ねたんだろう うまく騙せれば儲けものだし振られてもノーリスク 当然飽きたら捨てるつもりでいた 過去にもこういう前科があることは北の方に暴かれてる どう見ても一番最低なクズだろ
全男キャラの中で一番まともそうな中納言は姫のせいで死んじゃったし どんどん逃げ場断たれてゆく
あと石作皇子は一番最初にかぐや姫の噂を聞きつけてるし 他の貴族には所詮賤女、我らが相手にすべきではないと牽制してる 自分は下心丸出しなのに他の貴族には身分が低いから相手にするなとすでに情報戦を仕掛けてる 百戦錬磨のプレイボーイだからかぐや姫の難題も真に受けず 他の女で遊びながら片手間で他の貴族の出方をうかがったり かぐや姫の情報を集めたりしていたんだろう そうしてできた作文があれ かぐや姫は基本的にうぶだから騙されそうになっても仕方がない 同じ手口で騙された子も何人もいるみたいだし
>>390 風立ちぬのほうがヘビーでしょ
風立ちぬの恋愛要素っていろいろ怖いよ
かぐや姫はいっしょに空飛んだだけじゃん
>>393 心に響いてたからな。
あのまま落ちてたら姫も本望、月にも帰らずにめでたしめでたしw
>>394 怖いって菜穂子が寿命縮まるうえ細菌周囲にばらまくのも構わず会いに来たとことか、二郎が感染ものともせずチュッチュしまくるとことか?
まあ退廃的だけど所詮ロマンスに過ぎないというか
かぐや姫は捨丸が事後地味顔の妻子の元にあっさり帰って行ったあたりなんとも言えぬエグさを感じた
奥さん何かあったこと察してるっぽいし
あ、二人で空飛ぶのはもちろんセックスの暗喩
風立ちぬの話題はスレチだから向こうでやればいいよ かぐや姫に関しては物語のキーである天女の歌からして恋愛の和歌だし ある意味捨丸とのなり染めから求婚エピソードまでほぼすべてが男女関係とも言える 美しさだけでなく醜さやままならなさまで恋愛のいろんな側面を描いていてよかった 捨丸との関係だけでもふるさとへの思いと求婚を拒否する動機になってるし しかも単純な純愛メロドラマのテンプレではなくはかなく危うい恋愛として描いてる しかも穢れなき月との対比でそういう恋こそ地球の命の象徴になってる
石作皇子=光源氏と考えると面白いな
399 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 01:59:17.45 ID:s/TqyXc9
>>391 物語の構成としては、5人の貴族の本気度に差を付けず、
5人全員が、かぐや姫を「物」として扱っていて、
それぞれの得意分野で本気で努力してるとしか言いようがない。
石作の場合、女性を口説く技術が得意分野なんでしょう。
もちろん、中納言タイプの人がこの映画を観たら
石作に対して嫌悪感を覚えることもあるだろうし、
解釈の余地は、観る人の恋愛対象観に応じてある。
ただ「一番最低なクズ」というのはちょっと違う意見で、
そういうクズは高畑の映画には登場しないキャラだと思う。
山田くんに出てくる暴走族でもどこか愛嬌がある。
400 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 02:03:31.98 ID:s/TqyXc9
>>398 石作の場面には、源氏絵巻を参照したシーンが含まれているし、
高畑の想定では、石作皇子=光源氏はあるだろうね。
>>369 あれってちょっと前まで童貞処女だった奴らが演じてる演劇でもあるわけだからすごい
それがロマンスであり夢であるという
恋愛を描きながら恋愛を描いてないというところが天才
かぐや姫に関しては一夫一妻制じゃないから仮にセックス説をとったとしても別にエグさとかなくね
あーまたかって感じでしょ
>>399 俺は5人全員応援しちゃったね
得難き姫を得る為に困難を乗り越えるって展開はワクワク
オペラとかでよくあるよね
まあ英雄がいなくて最終的にはガッカリだったが
すげえ姫がいるぜー貴人どもでてこいやーって言われてとりあえず挑戦しない奴は駄目でしょ あいつら祭りというものがわかってるよ
風立ちぬと比較するのは面白いと思うけど
どちらもいい作品なんだから煽りあいになって荒れるだけというのは勘弁
>>396 「妻は何かあったことに感づいている」
「有り難いことに子供がはしゃいでくれるのでホイホイとあやしていればよい」
あんなロマンティックなシーンの後にこの惨めさだからな
でも多くの人にとって世の中の現実はこれなんだよ
だからこそ一時の恋愛で空をも飛ぶような夢見心地になるわけで
石作皇子みたいに恋愛ゲームに達者な人はあんな気持ちはとうの昔に卒業してるはず
>>403 英雄ならいるぞ
船乗りのオッサンwwwイケメンすぎて笑ってしまった
面構えよすぎ
>>399 一理あるけど本気度=リスクを冒すという意味では石作皇子はなにも犠牲にしてないよな
他の貴族は財産なり命なり何かしら犠牲にしてるけど
石作皇子の場合は失敗してもなんのリスクもない
見方によってはダメもとで口説こうとしたようにも見える
まあ石作がクズだというのは個人的な考えで高畑はむしろコミカルに描いてるな
帽子が取れて取り乱したり奥さんには頭があがらなかったり
根は悪いやつではないのかもしれない
こういういろんな見方ができる描き方をするセンスはすごいわ
ちょっとジジイとババアがかぐや姫に甘過ぎた。 言うこと聞かないでナメた口ばかり聞いてくる糞アマはボコボコに殴ってやるべきなんだよ もちろん顔は傷つけたら商品価値が下がるから腹パンでok 女子供に人権などないということをわからせてやらないとね 左翼であることが高畑のSの限界だったな
やはり土人社会の狂気というものをね、 描かないとね時代劇は。 日本の時代劇は山周のころからアメリカ映画の影響を受け過ぎてる。 土人国家には人権などないんだよ。
まあ考えようによっては石作もあんな無様な思いをしたんだから イケメンとしてのプライドが傷ついただろうし結果的にそれなりのリスクは負ってるな それに原作で石作は最初にちょろっと下らない和歌をやり取りするだけで振られる一番しょぼい貴族 この映画ではかなり見せ場があるし姫の心を解き明かすヒントもくれる重要な存在になってる その辺の演出を考えるとむげに切り捨てるべきキャラではないな
俺だったらあんな恥かかされたら絶対復讐する 大の男がだよ。あんな恥をかかされて、黙ってるなんてどうかしてるよ かぐや姫の物語はほんとお人好しの甘ちゃんしかでてこない その意味では美しいところだけを見てもらう映画だよね ある意味これも風立ちぬだよ なぜパヤオはこれ観て泣かなかったのか不思議だよね
>>49 そこで死んでたら日本のアニメの歴史は変わってた
>>412 そうなってたら名劇もジブリも存在しなかったのかな
やんわりきっぱりお断りっていう意味で無理難題出したのに ニセモノ持ってきてだまそうとしてばれて追い返されただけなんだから それでキレたらそれこそ世間のもの笑いの種だろうよ。 子供でもありえねーってわかるものを求めて 大の大人のしかも立派なエリート連が 右往左往するっていう滑稽譚でしょ? 面白くないけど。
この5人は竹取物語では 毎夜かぐやの屋敷の前に集まっては ぴーひゃらどんどんバカ騒ぎしてウザがられるような 空気読めないバカ殿さまとして描かれてます。
>>400 石作だけエピソードが創作だし
源氏物語は男側の喪失の物語だし、何かオマージュがあったのかなと。
で、源氏に出てくる女性で、誰がかぐや姫にあてはまるかというと
明石の君かなと思うんだよね
かぐや姫と対比させて考えると、いろいろ面白い。
源氏物語で幸せになった女っているのか? 嫉妬に狂って生き霊になった人までいるし 一番扱いがよかった紫の上でさえ子供ができないとかで苦しんだり 女三宮の件でうつになって出家したいとまで思いつめる ある意味光源氏が一番お気軽と言える ああいうのを読むとかぐや姫は嫁がなくてよかったと心底思う
418 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 09:40:20.25 ID:1r+69x7w
レズかよ
>>417 一応、本人は悪気なく、経済的な援助を惜しまず
女性たちに尽くしていると思ってる。
ぽいぽい捨てるようなこともなく、
とりあえずどんな女性の前でも
「来世ではひとつ蓮の上に…」と永遠の愛を誓ってみせる。
この上なくいい男なのだといえるけど、
女の業はそれでは満足せず、愛と言う煉獄に…てなとこかと。
しかし、かぐや姫は捨丸と添い遂げれば幸せだったのかな。
あちらには妻子もいるし、どんな苦労も厭わないといっても、
飢えて人の道に外れるようなことも平気でやる人生が、
そんなにいいもの?
どっちに嫁いでもいずれ煉獄に陥るのでは。
彼女の理想郷なんか、この世にも月の世界にも無いように思える。
捨丸とかぐや姫が本気で逃げるとしたら 捨丸が妻二人持つってのも十分ありだわな。 かぐや姫は読み書きすらすら出来るってだけでも 捨丸達にとっては無茶苦茶役に立つからね。 元の奥さんもかぐや姫が仲間になることで みんなの暮らしが豊かになるなら 納得するかもしれないよー。
正直源氏物語のヒロインみたいになるよりは竹取物語のかぐや姫のように独り身を貫いたほうが案外気楽とも言える 紫の上なんかはなかば無理やり連れ去られたわけで選択権はなかったし 後年も仏門にすら自由に入れなかった かぐや姫の場合は竹からお金が出てくるから経済的には不自由がないし 嫌な求婚には意地悪をして断るぐらいの余裕もある いざとなったら光になって逃げればいい かぐや姫は貴族の子女に人気があったらしいしある意味不自由な時代の女性の憧れだったような気もする 逆に言ったら女の自由はファンタジーのなかにしかなかったということだろう そういう意味では源氏物語の現実的でしがらみに満ちた人間ドラマとはかなり対照的 高畑版はファンタジーな理想とリアルな人間ドラマを組み合わせた感じになってるな だから内容的には源氏物語にも通じるところがあるけど ファンタジーでしかなかった女の自由をリアルに描こうとしてるから 源氏物語とは根本的に方向性が違う物語になってる
「だってかぐや姫は縁談を断ったじゃない」 「物語と現実を一緒にするな!」とかいうバトルがそこら中で起きてたことは間違いないな
どちらにしてもかぐや姫が捨丸と結ばれて幸せになったという単純な描き方はしてないし 理想としての自由や自然というものはもはやどこにもないということも確か だけどそれを追い求めたリアルな女性としてかぐや姫を描いたことはやっぱりすごいことだと思う 現代の映画と1000年前の源氏物語と比較するのはフェアじゃないのはわかってるけど
>>421 源氏の姫君たちとかぐや姫と、どちらが幸せだったとか
そういう話ではないのでは?
その現実的な人間ドラマを生き切れなかった悔いを残して
かぐや姫は去っていくのだから。
自分が感じるのは源氏物語とかぐや姫の共通点ではなく
石作皇子を通して光源氏を物語に内包させることによって
地位も財産も名誉も美貌もあるのに、誰も幸せにできない男と
同じくなにもかも兼ね揃えているのに、幸せになれない女の対比だったり、
明石の君が人知を超えた力と父親の意向で源氏と娶せられるけど
自分からは多くを望まない女性として描かれていて
苦しみの中でもそこそこ穏やかな幸せをつかんだことになってる
そういうところのかぐや姫との対比、そういうのが面白いなぁと感じただけ
428 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 13:34:39.07 ID:s/TqyXc9
>>423 ガラの悪い地域出身、いまは成金の建設会社社長(65歳)と
幼稚園からお嬢様学校、系列の女子大出てOL2年目の娘(24歳)の会話とかw
男親なんて今も昔も変わらないんだよなあ
>>422 コメント酷すぎワロタw
まあこの人だから仕方ない。まだ政治的主張に繋げないだけよかったと思うが
http://youtu.be/v1Gmiwv8nrU いのちの記憶よりもメインテーマのほうが再生回数が多いという向こうの方々。
コメントの
A「これは宮崎作品?」
B「違う。宮崎は風立ちぬで引退した。これは高畑勲って人の作品で、火垂るの墓の人だよ」
A「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO」
にワロタ
宮崎非公式だけど引退宣言撤回してたぞ
英語で誰か教えてあげればいいのになwwww
正月気分もそろそろ終わりかと思ったけど、今日もまだ劇場はそこそこ人が入ってるな 3月頃までロングヒットできればさらに口コミで広がる可能性がある
435 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 18:45:28.00 ID:l1+l7StS
興収順位が7位に上がった。ふだんあまり映画を見ない人もみたんだろうな。
和のテイストがお正月向きだったんだろう
>>426 なるほど
源氏物語は昔読んだまま敬遠してたがもう一回読んでみようかな
源氏のヒロインを例に出したのは
当時貴族と結婚した女性でも幸せになれたとは限らないということを言いたかったから
逆にかぐや姫が捨丸と結ばれていても幸せになれたという確証もない
でも確かなのはかぐや姫は自分で生きる道を選んだしそれを肯定できたということ
どちらがいいという話ではないけど高畑も源氏物語は明らかに意識してるし
じっくり読んでみればもっといろんな発見がありそう
かぐや姫がニセモノ、ニセモノと言って切れるシーンがあったけど、 暗にフィギュアを買ったり萌えアニメ見てるようなオタクを批判してるんじゃないか
439 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 19:46:50.45 ID:1r+69x7w
アニメ作ってる自己批判かもな
自分の人生をニセモノと言われているようで なんだか心が傷ついたよ
この映画はかぐや達が家族会議すれば済んだ話だから、現代に当てはめるのは無理だろう
THE TALE OF THE PRINCESS KAGUYA ↑ この作品の英題はここにもTHEが付くのが正式タイトルなのに 間違えてるのが多いなあ
家族会議? 価値観がまるで違う人同士でちょっと話し合ったところで 何の結論も出ないのでは? 翁はもちろんのことだけど、嫗だって野山で漂泊民の子らと 山猿のようにかけまわる姫にこのままでいいのかと思っているわけだし、 姫も自分の希望を具体的に言えるほどのものはない。
本日観てきたわ 普通に傑作じゃないか (゚Д゚)ゴルァ!!
>>443 価値観がまるで違う人w確かにそうだな
しょせんニセモノの家族だったってことか
まあ、かぐやもいきなり親父と話すのが嫌なら
都で友達つくって相談すればよかったのに
貴族5人を初対面で完全拒否したり、かと思ったら石作にコロッと騙されかけたり
あまりにもコミュニケーション能力が低すぎるんだよな
画面に集中しすぎて米噛みがまだ痛いぞ (゚Д゚)ゴルァ!!
>>445 いや、貴公子相手に御簾越しに応対するのは
平安時代の「高貴な姫」としては当然のことだし、
それぞれの口説き文句にちゃんと返事しているわけで、
これ以上何をしろと。
都でそれなりの友達を作れたとしても、
もっと価値観の違いに打ちのめされるだけだよ。
>>445 親子なんてそんなものだよ。
ましてかぐやは生まれてまだ数年しか経ってない異常児なのに。
逆にコミュ力高過ぎる家族だとドラマにならんだろうし。
日本人同士はコミュ力高いと思ってるくせに外国人とのコミュ力がない変な民族
海外ではあうん、空気では通用しない。
次回の映画祭には新規映像追加のディレクターズカットで参加か (゚Д゚)ゴルァ!!
>>447 都を非人間的なものとしてとらえすぎだろw
暖簾越しでもメール越しでも気持ちのこもったやりとりはできるよ
そうでなきゃあなただってネットなんかやるはずねーし
>>452 「プロトコル」でぐぐれ (゚Д゚)ゴルァ!!
>>452 いずれ劣らぬ貴公子でも、
返事も来ない相手にアポなしで上がりこみ
5人がかりで早急に返事をってのは無茶。
また、何かしらものにたとえて愛を語られれば、
それについて返事をするもので、
珍しい宝に自分をたとえられたら
じゃあそれをとってきてくださいな、あなたのお心が本当なら、
という返事は普通だと思う。
そういう和歌のやりとりがあってもおかしくない。
普通にコミュニケーションしていると思うが。
「一発やらせろよ」 「そう簡単におまたは開かないわ」 なんてやりとりが優雅に歌でなされてましたからねえ
>>455 早急に返事をするのが無理なら「早急に返事をするのは無理です」って言えばよくね?
貢ぎ物持ってくるまで顔みせるなってのは明らかにコミュニケーションを拒否ってると思うが
そりゃ子供の頃のようにはいかんだろうが、回りくどい言い方を使うだけで
伝えたい中身が変わるわけじゃないでしょ
男女のコミュニケーションの話なら、かぐや姫がまず圧倒的に不利なところから 始まってるのに思いを馳せないとね。 最初は、公達の名前の書かれた5枚の札から好きなの一枚選べwだったんだぞ。 覚えてる? お互い顔を見せ合うのは選んでからだって。 あの時代の女性なんて、コミュ力以前の問題だよ。
>>459 札っつうか、おそらく手紙だと思うけど、
そういう手紙のやり取りから始まるよね。
当時(平安中期)なら、高貴な女性が顔を見せるのは
結婚相手だけ。「見る」「会う」はそのまんま、男女関係を結ぶ意味でもある。
「会ったこともないのに?」というかぐや姫の問いは、
現代人には当たり前だろうけれど、
相模など当時の女性にとっては
「は?『会う』人を選ぶのになんでそんなことを聞くの?
全員と『会って』から決めるとか、どんだけwww」
という話になりかねない。
高畑版「虫愛ずる姫君」なのじゃ(゚Д゚)ゴルァ!!
>>459 そういう社会だったてのはわかるけどコミュニケーションが全く無い世界でもないでしょ
普通に親父なり求婚者なりに自分の気持ちを伝えて理解を求めればいいじゃん
完全拒否するのはその後でも遅くないだろ
>>462 拒否するのも駆け引きだよ
わかったら新学期の準備をしようね
この作品を劇場で鑑賞できるのはあとわずかなんじゃ(゚Д゚)ゴルァ!!
東京にジブリ関係だけかけるハコが一つくらいあっても経営できそうだけどね。
できるだけ遠まわしに、比喩や含みを込めて長くやりとりするのがオサレな恋愛 直接気持ちを伝えたり、行動に出たりするのは それだけ相手の身分が低く、教養のない相手と見くびってると取られる かぐや姫の場合、「そんな宝物に例えるなら持ってきてよ」 で、探しに行っちゃうということが、貴族たちがかぐや姫を身分の低いものと見てるから
>>463 孤高を気取ってもいいことないと思うけどな
孤独ならまず孤独から脱する努力をすべきだ
>>442 この The は付くのかなぁ。Kaguya を名前とすれば The は付かない。
けれど Kaguya の意味を「光り輝く」の意味のままで使いたいのなら必要かもしれ
ない。けど、日本人ですら「かぐや姫」と言われて別のお話の「光り輝く」姫は
想像しない。また「光り輝く」の意味のままであってもここまで一人に特定される
のならさらに必要ないのでは。London bridge に The が付かない様に。
どうなんでしょう詳しい方。
ただ、高畑監督がここに The が必要だと言っているのなら私の考えが
間違っているだけで絶対必要なのだと思います。
この映画を海外で公開する場合は、まずはフランス語にして仏文卒で
翻訳も経験がある高畑監督のチェックを受ける。その上で英語等の
外国語にすべきだと思う。というかそれ(監督自身が翻訳に詳しいため
誤解を最低限に抑える翻訳が可能)ができる幸運な映画だと思う。
>>462 だから、当時として十分にコミュニケーションしているでしょ?
なんと声まで出して、直接会話しているんだから、
舞台設定が平安中期ならサービスしすぎ。
現に、貴公子たち大喜びしているじゃない。
文の返事を出さないのは拒否だし、
難題をふっかけるのも立派な返事。
この場合は、ろくに声もかけずに衣擦れの音だけ残して
奥にひっこんでもいいくらいだよ。
余力があるなら飛翔シーンを差し替えたR18版だけでも
正月特需が終わって今週末から2回に減らすところあるみたいだから又観に行かないと
>>470 「トリスタンとイゾルテ」第二幕冒頭を連想したな
「あじけない昼の光もこれが見おさめか!」(トリスタン)
>>469 どうもコミュニケーションの捉え方が違うようだな
俺には意志疎通ができてたようにみえないし
それゆえの人死にっていう最悪の結果だったと思ったんだが
しかしこの映画も本当にぜいたくな造りだよな。 尺にしろ場面運びにしろ、一切の妥協を許さない。年頃の女性の心象を還暦を超えたオッサン(失礼)が 描写するという離れ業をこなそうと思えば、作業開始から完成まで8年かかるのも合点がいく。 (50億はわからんけど) 場面転換の草花の描写も、描かれてるのは同じ草花なんだけど、最初の幼少期は静止画で秋の訪れを暗喩し、 花見に行く頃は細かく息吹いて春の訪れを表現している。(たぶん) 普段から(特にセルアニメ作品は)インスタントを食してるとこういう濃厚なフランス料理の味は 胃にもっさり来る事もあるね。まぁたまに味わうには贅沢過ぎる出来なんだけど。
>>473 じゃあ、どうふるまうべきだと思う?
いずれも大貴族や皇族で、鄙の生まれのかぐや姫には
もったいないくらいだけど、ろくに都の人と会ったこともないし
すぐに結婚なんて考えてもいない娘が、
どうあの人たちに対応すれば満足する?
>>475 普通に和歌のやりとりでもすればいいんじゃないでしょうか
海外で公開して欲しいが、ちゃんと理解されるか不安だ 日本人でも分かりやすい映画ではないのに
>>474 50億あったら某総選挙の順位を左右できるとか蕩尽できるかもしれないが
この50億は後世までのこる木造建築、五重の塔のコストに匹敵するかも
>>477 よく知られた物語に現代の視点をあてて再構築する
不安はないんじゃね
480 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/06(月) 23:49:02.25 ID:s/TqyXc9
>>474 そういう贅沢さは、まさに「都」の文化によるものだね。
田舎礼賛と言われるが、かりに礼賛としても
自然を礼賛するその「舌」は徹底的に「都」の「舌」。
暗喩も余白も「都」で培われた感性の産物。
大和絵、絵巻、水墨画からの影響然り。
美味いフランス料理店が
パリに集中しているのと同じだ。
この辺りは、おもひでの山形とは違う。
50億あったら普通に芸術家に使うのが理想だよ しょせんアニメだからなかぐや姫は 芸術としては二流の仕事しかしてないし 高畑も認めてるが
>>478 うん、五重塔かも知れないけど、とにかくシーン毎の「間」の取り方やカットの割り方とか
本当に見事というか外さないんだよね。
中盤まで、わざと日本昔話みたいな場面転換曲を挟んでくるから、そこで客は肩の力を抜くし
この「間」が、物語の全シーンで妥協が無いから「はよ進め」と思ってる類いの観客には長く
感じられて仕方ないんだろうけど、これが感性にハマると実に心地良い「間」なんだよね。
これがかぐや姫疾走後、お歯黒するあたりから、この日本昔話風転換曲も流れなくなって
ここから観客がぐぐっと物語に没入していく。そして中納言が死んだという報を聞いてからの
怒濤のような物語の展開はもう本当に見事の一言。
後半70分がまるで一時のように感じられて、僕らは映画館を出た時に時計を見てびっくりする訳だけど、
一つ一つのカット割、セリフ、流れ、間の取り方の実に丁寧な事。
これは想像でしかないんだけど、本当にリテイクしまくったというか推敲に推敲を重ねたアニメーションなんだと思う。
結果として、製作期間が8年という作品なんだよね。
ときどきyahoo動画トピックスで取り上げられるVimeoの個人製作短編アニメでしか許されないような贅沢を邦画のアニメで許された、それだけですごい
やぱり通俗アニメは採算を考えて作らないと駄目だよ 破産とはいい言葉だ(アラン) ジブリは将来潰れると思う
下の世代に与える影響を考えるとね・・・
>>482 あと2,3回スクリーンで観たいが、できるかどうか・・・
スレチになるが二番館、三番館があった時代じゃなくなってしまったし
無理難題を出して人を死なせるってのは近藤喜文のことでの誰かさんへの当て付けかな
>>486 あと一回は、確実に見ておきたいよね。
フランス料理に例えたけど、フルコースのフランス料理なんて、本当は年に一回も食えば十分。
でもこのフランス料理は14年ぶりで、しかもこの数ヶ月の間に二、三回食っておかないと
もう味わえるかどうかわからないという。。。なんともはや。
>>486 正月に3回目を見に行って客が入っていて「おおっ」と
ちょっとうれしくなった。
一月前に(別の場所だが)平日夜に行ったら5人しか
いなかったからね。
>>484 もともと永続性を考えて作った会社じゃなかったし、
「いつ潰してもいい」と高畑さんは言ってなかったかな。
大赤字必至とはいえ、氏家さんが「どんなに赤字を出しても
高畑の映画が見たい」と言い、鈴木敏夫もこれと『風立ちぬ』は
二人への慰労金だか退職金と言って作った作品だからね。
それだけ言ってもらえることは作り手としては幸せだろう。
ひょっとしたら、こんどのカンヌに出品とか、ディレクターズカット(リテイク有)とか 世界中が「The Tale of Princess Kaguya」にそそぐまなざしは侮れない
491 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/07(火) 00:42:55.52 ID:M/W5zABH
中割りもっと増やして欲しいシーンは何箇所かあったから余裕が出たら修正してくれないかな 円盤ででもいい
兄弟を追加してかぐや姫とかぐや彦の物語にしたらどうかな
>>487 死んでしまう石上だけは、
通常のキャストでなく、裏方の
制作スタッフ(ジブリ社員の古城)
なんだよね。偶然だろうけど。
火垂るの墓の節子役が大人になってから「おにぃちゃん、うち、テキーラ欲しいねん!」と言ってたそうだから役で死んでもなんともないだろ。
かぐや姫はもともとディスコミュニケーションの話だからな 難題も貴族のプライドが傷つかないように遠回しに断ったのは明らか でも勘違いした貴族が勝手に鼻息を荒くして本気になり暴走した むしろこうした意思疎通の失敗が読者にとって滑稽なわけで かぐや姫もそれを見物して楽しんでる感がある そして月の人間も問答無用でかぐや姫を連れ去ってしまうし コミュニケーションが成立する余地がないほうが面白いし真実味もある 映画でもこういうすれ違いをうまく再解釈して親子や男女の関係とか生と死の相容れなさを描いてる ただ相容れないからこそ引かれあう切なさや機微もちゃんと描いていて コミュニケーションがうまくできないほど一層愛しく思ったり憧れたりする気持ちが痛いほど伝わる いつでも意思疎通できる携帯やメールが普及する前に手紙でやりとりしてた頃のほうが 相手のことを強く思いやっていたような感じに近い
あと地球の歌をひとつ聞いただけで強い憧れを抱いたっていうのもある意味ディスコミュニケーション もしかぐや姫が現代人みたいに地球のことをネットで調べてすべて知ってしまったり 地球の歌をMP3で落とし放題だったらあんなにあの歌に憧れたかどうか むしろ地球と月が完全に断絶しているからこそ天女がひとつだけ覚えていたあの歌に心を奪われたわけで 逆に言うと断絶を超えて伝わるものこそ本当に大切なものということ コミュニケーションが発達しすぎて情報過多になるほうがなにが大切かわからなくなる場合もある
技術面では本当に素晴らしいアニメだと思うけど やっぱりこれは実験作だと思うんです。 「平家物語」をアニメ化するための。 この映画の水彩画のようなタッチの背景は 平家物語の無常感を表すのに本当にふさわしいと思うんです。
今度の日曜に放送される「TRICKテレビSP3」に朝倉あきが出るそうで 00年代中頃好きだった仲間由紀恵ちゃんと、 この映画がきっかけで好きになったあきちゃんの共演楽しみです
>>497 この素晴らしい絵で
安徳天皇を愛らしく動かされたら
泣けて画面が見られなくなってしまう。
モブ入り乱れる戦闘シーンとかこの絵柄でやると死者出る
>>497 実験という意味では山田くんから始まってるよ
>>500 やらせそうだから怖いよね、この監督w
この映画も、まったりした映画だと油断してたけど、
大伴中納言が海で悪戦苦闘するシーンの迫力に
びっくりした。
で、竜巻や大渦に「竜」を見ておののく中納言と対照的に、
冷静に対処している船頭に惚れるw
ハイジとの共通点散々指摘されてたけど屋敷に猫が入り込んでくるあたりもそうだよね 今ふと気づいた
あと桜がモチーフとして執拗なくらい描かれるのは赤毛のアン風だね セルフオマージュ的な描写がちらほら 何よりも老人と女の子の交流というのはハイジ、アン、かぐや姫の3作に共通してる要素だ
>>502 職人、農家、山の民こそ人生を生きている、みたいな
>>505 海もねー
かぐや姫もそうだけど、
農業や炭焼き、竹取、機織など第一次・二次産業を行う
民の「仕事」を丁寧に描いていて、惹かれるね。
とはいっても、皇族や貴族が虚業というわけでもないんだけど。
これ大ヒットしてもいいのに 宣伝下手過ぎだね とにかく圧巻だった 日本の美しさが余すところなく描かれた大人のためのアニメだったわ 何度も見返したい 観てから何日も余韻が半端ない
508 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/07(火) 12:45:30.39 ID:bE1pIBhq
この映画ちょっと好きすぎる 何から何まで好みに合っていてドストライク お正月に3日連続で見に行ったよ 目が痛いw
お前ら観に行くの遅すぎ 罰としてあと3回観てこい
>>502 船頭は冷静だけど龍には見えてないみたいだから
中納言は幻影に惑わされてるんだな
中の人は竜なのに
>>509 だって観たい要素がなかったから…
観るものなくなって最後の最後に観たらこれ
興行収入は昨日あたりで 20億を何とか突破。 最終30億は厳しいか。 宣伝ネタは弾切れだから 後は口コミに期待するしかない。
天才プロデューサーも弾切れか また漫才師にネタ出してもらえよ
>>510 竜童さんが竜に怯えるのがちょっとシャレっけなんだろうな。
貴族には荒れた海がはじめてで「竜」を見て大騒ぎするけど
船頭さんにとってはまったくいつものことだし、
淡々と作業していてワロタ
>>511 > だって観たい要素がなかったから…
ほとんどの人がこういうことなんだろうな。
CMで天人の音楽流したら良いんでない? 劇場での衝撃薄れるけど
観たい要素がないって馬鹿じゃねえの 観たい要素しかねえわ 何観たかったんだこの馬鹿は
>>516 コクリコの時は最後の方ネタバレCMしてたからね。俺たちは兄妹だみたいな
>>509 姫が犯した罪と罰って、もしかしてジブリが傾くこと?
昨日見てきたよ 一言で言うと、80近い老人が作れる映画じゃないなw それくらい作品に生命力があった それに、どこを切り取っても見ていて「鼻白む」とか、退屈とか、違和感があるみたいな部分が全く無くて 程度の差こそあれ、今の日本にもまだ消えていない自然の風景とか この時代に生きる日本人みなが共有できる自然観や死生観の最大公約数をみごとに映像化してくれたと思う 物語やかぐや姫の人間像の瑞々しさも良いんだが、絵が何より良かった。絵と物語すべてが調和したほんとに凄い作品 それに、姫や捨て丸の生きることの悲哀や辛い描写を描くのに対しても、善悪を相対化しない、絶対的な悪い人間、憎ませる人間を描かずに 人と人が作り出す業や、生きていく上での悲しみを伝える作品性が素晴しかった。 そこが高畑監督ならではの美しさでもあり、ある意味で冷たく暖かい人間的なやさしさなんだと思う だからこそ感動の押し付けで「わー(泣)」って泣かせるんじゃなくて、見た後静かに胸が詰まるような悲しさがある その感性の置き方が日本人的というか、日本人なら誰もが心揺り動かされるところだと思う 高畑さん最後の作品でなくても、これはもう文句の付けようが無い 待っていた以上のものだったし、これ以上のアニメ映画はこの先も絶対に誰にも作れないだろうなと思う
>>518 コクリコの主人公二人は結局兄妹じゃないから、ネタバレというか、微妙なところ。
>>519 映画界のタカラモノだから傾きはしないだろうけど。
観てない連中に、興行成績低いから駄作なんだな観なくて正解。
この感じがなんか癪なんだよ
>>491 中割り増やしてほしいってどのシーン?
自分も最初見た時は桜のシーンがちょっと止まって見えたのが気になった
でも絵コンテ読むとあそこはわざと抜いてストップモーションみたいな技法を使ってるらしい
止まった時の絵が美しいからぬるぬる動かすより印象的だし夢のなかにいるように見える
その後赤ちゃんとぶつかるシーンでは反対にかなり枚数を使ってる
夢から現実に戻ったことをアニメの技法だけで表現してる
ディズニーの ラッシュアワー、モンスターインク よりは国は違っても、普通の感覚の人なら面白いと思うはず
ラッシュアワーじゃなくてシュガーラッシュの間違いだった
>>517 いやー
あらすじのわかってる竹取物語で
絵巻風って言われてもね…
朝倉とか言われても誰それ?だし
地井さんの遺作でなかったら劇場行ってないかも
でも観て良かった
>>524 古参のアニメファンだと、
低視聴率などで打ち切り作品が後に名作として再評価、
という例をいくらも経験しているけどね。
で、正直言って、最初から宮崎作品は儲かって絶賛されるだろうけど
この作品は地味な結果になるだろうと思ってた。
けど、こっちのほうを絶対に見に行こうと思った。
あと高畑のことだから平家物語やるにしてももっと実験的になるだろうね かぐや姫も山田くんで完成させた技術をさらに発展させてるし すべてのカットになにかしら見所があるしアイデアが詰まってる 平家物語は高畑にやってもらうのがベストだけど 年齢や予算を考えると難しいかもしれない でもかぐや姫の影響でいつか誰かが高畑の志を継いで作ってほしい
>>528 アート・アニメーションというので躊躇したんだろうかな観客
>>512 山田くんが15億ぐらいだったから十分成功と言えるな
秋公開だったり映画の興行自体が低下してることを考えるとなおさら
高畑は14年のブランクがあったわけだし絵柄もジブリっぽくなく挑戦的
その中でこれだけ健闘してるのはやはり内容がいいからだろう
>>531 それならそれで観たくなるだろうけど、公開されてた映像が中途半端だったかも
ここまで美しいとは想像もしなかった
しょぼい鳥獣戯画的にしか興味がなかった
ちなみに山田くんは大好き派
>>524 それ、隣の山田くんの時に思ったんだよねぇ
かぐや姫が面白かったんで、レンタルで山田くん借りてきたんだけど
なんかこう説明できないけど山田くんも良かったの
から、なおのこと話題になってないってことで
つまらないんだろうと思う人たちの気持ちがわかるんだよねぇ
ちなみにキネ旬ベストテンが明後日発表される 受賞できれば当然宣伝効果もあるしさらに全国35館で追加上映されるらしい 高畑作品は未完成の火垂るが6位、おもひでが9位、ぽんぽこが8位と常連 かぐや姫はいろんな面で最高傑作と言ってもいい出来だから 正当に評価されれば十分可能性はあるし 12月のレビューでも満点だったから期待できそう ただジブリでは千尋以来かすりもしてないからそこは不安ではある
最終的には25億くらいかな 山田くんは 超えて良かったね。
スタジオジブリ関連のマスコミ露出予定情報 第11回 1月10日(金)「文藝春秋」2014年2月号(文藝春秋社870円税込)発売※ ※「高畑勲×宮崎駿×鈴木敏夫」鼎談が掲載されます 1月11日(土) 19:00-20:54 BS日テレ「ジブリの風景 〜高畑勲が描いた"日本"を訪ねて〜」(再放送)※ ※「かぐや姫の物語」で声優を務めた女優の朝倉あきさん(22)が、神戸、山形、多摩などの過去の高畑作品の舞台となった風景を訪ねる番組です 1月12日(日) 4:15-5:05 日本テレビ ZEROカルチャースピンオフジブリが挑む「かぐや姫」"絶世の美女"が生まれるまで(再放送)※ ※山岸舞彩さんが高畑監督に"かぐや姫の物語"についてインタビューします 1月15日(水)19:56-21:54 日本テレビ系列「一億人の大質問!? 笑ってコラえて!」ジブリと新コーナーで2時間スペシャル※ ※かぐや姫の物語特集ほか 1月17日(金)21:00-23:24 日本テレビ系列 金曜ロードSHOW!「ゲド戦記」※ ※岡田准一が主人公アレンの声を演じます 1月24日(金)「ロマンアルバムEXTRA かぐや姫の物語」(徳間書店3000円税込)発売 高畑と駿の鼎談が楽しみだな 鈴木ラジオによると高畑がもくもくとしゃべってたらしい 再放送は追加インタビューもあるらしいが時間帯が厳しい 笑ってコラえてでは先日亡くなったフレデリック・バックさんに会いにいった時のエピソードも放送されるらしい あとはロマンアルバムかな ゲド戦記はスルーで
司馬遼太郎「空海の風景」より抜粋 愛などとは、仏教においてはかならずしも高貴な感情とはされない。 覚者の境地としては、むしろ愛から止揚されて純化した慈悲という普遍的な精神とはたらきが尊ばれ、なまの愛はほぼ否定される。 ときに、極端に否定される。 貪欲、妄執、とおなじ内容としてとらえられ、さらには、男女が相擁して離れがたく思うという性愛としてとらえられる。 捨丸との逃避行が否定された理由はこれかな!
>>512 まどマギはどうにか超えたか?
20億だったら、邦画としては十分ヒット作なんだけどな。
制作費かけすぎなんだよ。
といっても、ジブリの大作だから、日テレも必死で宣伝するわけだし、
それあっての20億だからな。
痛しかゆしだなぁ。
>>535 正当に評価して、千と千尋以来評価できるような作品は無かったと思う。
それは間違いない。
そういう意味ではかぐや姫が高い位置につける可能性は高い。
ただ、トップかというと何かちょっとひねくれて別の作品を挙げる人が多いんじゃないか
という予想はする。
>>538 佛教で言う愛欲と慈悲は別物
そこは司馬遼の後付け的勝手な解釈
風立ちぬは?
ゲド戦記なんて宣伝になんねーよなんでやるんだと思ったけど 永遠の0と官兵衛で話題の岡田出てるから? あとマーニーの告知か
>>535 かぐや姫の最初の賞レースかぁ。
追加上映はもちろん効果あるだろうけど、宣伝効果となるとやっぱり一位が欲しいところだろうなぁ。
未完成とはいえ、あの火垂るの墓でも6位かあ。
まぁ当時トトロと同時上映の二本立て映画の一本というのも
扱いが軽くなる要因としてありそうだけど。
あとは風立ちぬも加わるとすれば、それとの相対順位というのもあるのかな。
宮さん絡みで話題を提供するのは、鈴木Pの腕の見せ所でもあるだろう。
わかる人だけ観てくれればいいという気がしてきた
>>537 ZEROのやつ、また見れねーよファッキン
時間帯、地方によって変わるかもしれんが。
鼎談のやつは中日新聞に鈴木氏書いてたな
日テレの記者利用して鈴木が三人の顔を合わせる場所を作らせようとしたが、
かぐや姫のラストスパートに突入してた高畑にフルボッコされて尚頑張って実現した席らしい。
ちなみにその時高畑は大遅刻。会話らしい会話をせずに終わったとかなんとか
げっ、かぐや姫の物語のCMのナレーション矢島正明かよ。 81歳だそう。
>>545 現状、見てくれさえすればわかる人たちですら、見てくれてないという現実が…。
かぐや姫の新しいCMもあまり見ないね。
やっぱり主題歌だけの旧CMの方が多い。
風立ちぬの興収から考えても、潜在客は相当多そうなんだけどなぁ。
ジブリ=宮ア作品と言っても過言ではないから高畑作品の潜在客とは言えなかろう
まだ気が早いけどDVDやらっていつごろ出るんだろうか?もう楽しみで仕方なくて・・・ やっぱ一年くらい先?
採算の関係で早めないかな? まあ海外主要国での公開後だろう。
>>549 にしてもじゃあジブリ=吾朗なのかアリエッティなのか
という基準で見てもまだまだ潜在顧客は多いと思うんだけど。
やっぱり宣伝だよねぇ。
>>552 どうみても宣伝じゃないかな
風立ちぬ観た人が観に行きたいと思わないんだからw
CMや予告ほんとひどいってずっと言われてるけど、同じ人が作った予告でも風立ちぬは本編以上に素晴らしかった(私見)から、 西村Pのセンスがアレなんかな… だとしたらマーニーも心配 ここまでの大コケはないだろうが、それでも題材的に地味だし下手打つとコクリコくらいの興収になりそう
>>546 日テレってことは鼎談のテレビ放送もあるのか?
鈴木ラジオで聞いたが高畑はいつも通り余裕過ぎ
逆に駿は意気込み過ぎでかみ合わなかったらしいな
>>538 月側からしたら恋愛なんて穢れでしかないわけだから強制終了させて当然なんだろう
逆に高畑の意図としては儚い一時の恋でも
それだけで生まれてよかったと思えるほど美しいということだと思った
かぐや姫も捨丸もあの夢のような逃避行を忘れることはないはず
月の都で涙を流し続けるかぐや姫を想像するといたたまれないが
そんなに悲しむなら最初から恋愛なんてなければいいというのが月の考えで
喜びも悲しみも含めて生きていることはすばらしいというのがかぐや姫なんだよな
どちらの気持ちもわかるしどちらが正解というわけでもないんだろう
>>539 まどマギは超えてないけど、
あっちは上映終了間近なので
超えることはほぼ確定。
俺も最終25億前後と読むが、
キネ旬1位、海外で賞獲得だと
2次興行含め30億から40億見える。
日テレ、雑誌は散々やった
現状が今なので期待できないw
むしろユリイカは逆効果かも。
個人的には20億超えで十分。
だが、かぐや姫後のアニメ
(高畑次作品も含め)を考えると
興収は稼いだ方がいいと思う。
あのゲドが77億なのに、高畑監督の遺作が20億では余りにも… 優れた作品にスポットを当てるための映画賞なんだから、かぐや姫には らしくなくても賞レースでの健闘を願ってしまうわ。 そんなのを超えた価値があるのは間違いないんだけど。
キネ旬は10位以内に入れれば十分だよ ハードル上げすぎてもよくないし アニメでランクインできること自体かなりすごいことだから ジブリではアリエッティやコクリコはもちろん駿作品のハウルやポニョも駄目だった 去年大ヒットしたおおかみも圏外 海外の賞も予想は難しいな 例えばカンヌなんかはかなり玄人向け基準という気がする ブンミおじさんの森というマニアックなタイ映画がパルムドール穫ったり かぐや姫も外国人にとっては同系列だろうから可能性はなくはないが 数年前にペルセポリスという白黒アニメが審査員賞だかをもらってたし 逆にオスカーは勲功的な要素が強くアニメ部門は3D偏重だから かぐや姫が穫れたらかなりの快挙だろうね まあ先は長いから皮算用をしていても仕方ない
>>558 逆に考えたら興収なんてたいして意味がないということ
ゲド戦記77億という数字があの映画の価値を表しているとは到底思えない
むしろジブリ作品でも映画全体でも興収が優れない作品ほど評価が高くなる傾向がある
この辺は歴代興収ランキングと各映画賞を比較してみれば一目瞭然
かぐや姫の性格クズすぎ 花見行って自分だけ堪能して嫌なことがあったから即帰る 付き合った婆と侍女がかわいそう
ID:zXnNr/mt こいつ毎日毎日1日中張り付いて長文書いてるけどそんなに暇なのか
蓬莱の薬に手を出して 形式上処刑されるも死なないため 下界地上への流刑となったという解釈の方が 恋愛をしたから追放されたんだより説得力があるのよね
高畑勲は最後まで天才エリートだった それしか言えねえ
>>561 典型的な思春期真っ盛りですな。あれは。
THE ART OF かぐや姫の物語なは、
(肉体的に)13歳で求婚者達と会い、16歳で偽物の宝のやり取りといった感じみたいやな
>>442 >>468 英語が苦手なのにもう少し考えてみました。
「かぐや姫」という単語の英訳は難しそう。「もののけ姫」のジブリ公式英訳は
英語としては間違っているらしい(Wikipedia の英語版を参照)。
× Princess Mononoke (ジブリ公式)
○ The Mononoke Princess
○ The Spirit Princess
多分、一番いいのは Mononoke-hime (日本語のまま)だけど、これでは何の映画か
全くわからずお客が入らないw
「かぐや姫」の「かぐや」と「姫」の意味をどうとるかで異なりそう。
現代日本人だと月のお姫様と結末を知っているので「姫」を Princess とするのに抵抗がない。
Princess Kaguya
一方、「姫」を単に女性であることを示す意味、または一般的な女性への敬称として取ると、
Lady Kaguya
「かぐや」を名前ととらず「光り輝く」の形容詞ととると、
Princess Splendor, The Shining Princess, The Moon Princess, The Kaguya Princess
多分一番いいのは
Kaguya-hime (日本語のまま)だけど、これもお客が入らないw
今回の映画のタイトルだと個人的に良いと思う英訳は、
The Tale of Princess Kaguya (どこかの御姫様だと多少ねたバレ)
映画中の名づけのシーンでは(物語に御門が登場するので Princess は誤解される)、
Lady Kaguya と使い分ける。
問題なのは「ひーめ!ひーめ!」。どう英訳するんだろうw
参考:国会図書館
ttp://rnavi.ndl.go.jp/kaleido/entry/jousetsu137.php
そーいや月世界でのかぐや姫の名前ってなんだ? そういう概念存在しない世界か 原作ではかぐや姫って地上でついた名前なのに月の人もそう読んでたのがツッコミどころであったが てか本編も「かぐや姫の物語」というより「タケノコの物語」だよね
>>567 小説に父親だったか王だったかの会話があるが、
その時も名前出てなかったわ
>>566 西洋だと、王族の娘でも妻でもないのに
プリンセスって、変だよね。
御門と結婚して初めてプリンセスが名乗れるというものなのに
断っちゃうし。
もののけ姫もどう解釈されたんだろう?
日本では嵯峨天皇以前はヒメはヒコと対の女性の一般的美称。 嵯峨天皇が臣籍降下させる娘の名前に必ず姫をつけさせて貴人専用みたいになってしまった。
ちなみに臣籍降下させない娘には必ず子をつけた。
帝の嫁ってことならqueenじゃね? いやむしろconcubine(側室)とか呼んで区別するのか?
>>567 たしか誰か考証してたと思う。
〜如来だかなんだったか。
575 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/08(水) 07:56:20.19 ID:xkRWLBbN
高尚な会話中すまんが、帝にバカドリル的な何かを感じた
>>556 涙を流すのは悲しいときだけやないねんでー。
素晴らしい経験を思い出したときなんかも
ぽろぽろ涙が落ちるんやでー。
>>577 かぐや姫や天女の涙はいろんな思いがこもった涙なんだろうな
記憶をなくしてるから自分でもなぜ泣くのかわからないんだろうが
>>556 恋愛もそんなに重要な要素でもないような感じに見えたけどな
タケノ娘か、なにかオトコノ娘みたいなもんのはしりか。 モモ太郎出てきてもよかったかもな。
花見のシーンの心境は
>>4 にある通りだろうけど
それだけならもっと説明的にして観客が共感できるようなやり方にもできたはず
あえてそれをやらなかったのはかぐや姫のわかってもらえなさや孤独感を描く意図もあったからだと思う
絵コンテにも「とりつく島がない」という説明が書かれてるし
だけどかぐや姫を含めて人間はみんな不完全でわがままで不可解だ
そういう人間の不条理性をちゃんと描いた上でそれでもいいんだと肯定したのがこの映画
これをクズだの穢れだのと言えるのは完璧な月人間だけだろう
583 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/08(水) 12:22:06.02 ID:zFlZW18m
たけのこの里を食べるたびに思うんだ・・ 「タケノコだ」って
わらべ歌で始まり、わらべ歌で幕を引く 木下順二/團伊玖磨のオペラ「夕鶴」も思い出す 羽衣伝説が竹取物語より前にあったというのは初めて知ったけど、天から降りた貴人はまた天に戻らねばならないって日本的なのかな(´・ω・`)
>>584 不老不死の薬を飲んだために、天に上らねばならず
夫が心配で月に引っかかってる妻の話が中国神話にある(嫦娥伝説)
竹取物語も蓬莱山とか出てきて西王母伝説を思わせるし
異種婚や天人が空に帰っていく話は
ネイティブアメリカンやエスキモーなど文字をもたなかった民族の
口承伝記にも似たようなものがあるし、ケルトやギリシャの神話とも通じる
国家や文明ができる前から、そういう話はあったのかもね。
>>582 俺もその説明的部分を含めてこの作品のいい部分かなと思う
高畑さんが、ラジオ深夜便で先々月言ってたんだけど、最近のアニメや映画は
ファンタジーのめくるめく世界に観客を没頭させて、自分の方から出かけていかなくても、息つく間もない凄い演出で見れるものが多いし、
そういうものほど観客は圧倒されて見易いけど
かぐや姫の物語では、もうちょっと「外から見る」描き方をしたかったんだって。
外からって言うと、一見冷たいように思われるかも知れないけど、
他人である登場人物の気持ちや心情に、「自分のほうから出かけて」行って、その気持ちを「思いやる」ことみたい。
たとえば舞台とかも、カメラ割りもアップも、凄い演出もないけど観客は演者の演技に泣いたり笑ったりすることが出来るように。
って話をしてた
映画や物語の手法的には「ここ説明があった方が分かりやすい」って部分があるかも知れないんだと思うけど
(つっても俺は映画に詳しくないからどういうのが映画的手法かは分からない上で言ってるがw)、
観ている側の想像力を信頼して作ったのが、かぐや姫の物語なんかなって面は、映画と合わせて高畑さんの話聞いて感じることが出来た
訂正スマソ ×説明的部分を含めて ○説明的じゃない部分を含めて
羽衣伝説っていつ頃からあったんだ? 風土記成立より前にはあったんだろうから7世紀ぐらいかな 竹取が10世紀とするとあの天女はだいたい300才ぐらい 天女は長寿だから人間に換算すると50歳ぐらいなんだろうけど たぶんあの父子はとっくに亡くなってるよね
はごろもフーズが協賛じゃないのはいただけないな
きのこの山、たけのこの里もね タケノコがきのこを発見すんだから
じゃあ続編はキノコから出てきたキノコ姫だな タケノコの歌を聞いたキノコ姫が地球に下ろされる
キノコなんか出てきたっけ?
595 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/08(水) 16:34:42.71 ID:ypf7jsCG
面白いの?見てないんだけど。 興業的には失敗したの?
>>594 都行く前のシーンで雉狩りで崖から落ちた後、崖にきのこが生えてるの見つけて
これも一緒に鍋にしようって言って獲ってたじゃないk
>>587 「思い入れ」より「思いやり」というやつだね
思い入れ型は説明的で誰でも簡単に共感できるように作られてるけど
そういう万人受けする主人公タイプの人ってたぶんフィクションのなかにしかいないんだよな
たしかに映画としてはこちらのほうが簡単だし親切で心地いい
でも現実ではほとんどの人が自分の気持ちを丁寧に説明してはくれないから
思い入れ型に慣れてると他人の気持ちがわからないことに拒絶反応を起こして
最悪の場合自分とは異なる他者を受け入れられなくなるかもしれない
逆に他人の気持ちなんてそもそもわからないものだし
わからないからこそわかろうとする、わかりたいと思うというのが思いやり理論なんだろう
心情描写や音楽の煽りを極力省いて映画を成立させるには相当なセンスが必要だから
かぐや姫みたいな思いやり型映画は一見シンプルなように見えて確かな信念と技術がないと作れない
あのキノコは食えるキノコなのかな? まいたけのようにも見えたけど というか雉なべってそもそもうまいのか? あんまり聞いたことがないけど食ったことある人いる?
>>595 自分はかなり面白かった
意外にいろんなところで笑いがおこってたし
終盤は鼻水音がすごかったけど
>>597 そうそう「思い入れ」じゃなくて「思いやり」って言葉だった
>逆に他人の気持ちなんてそもそもわからないものだし
>わからないからこそわかろうとする、わかりたいと思うというのが思いやり理論なんだろう
これは高畑さんよりわかりやすく言ってくれてると思うw
590氏の言葉にもあるけど他人の気持ちの「察し」たり、思いやったりする心
それを創作物として形にしたいって言う高畑さんなりの思いであって、かぐや姫を作ったってお話だった
あえて絵に余白を残した作画面でのアプローチにも言えるけど、この作品自体が
とても「余白」がある作品なんだろうなって思う
映画って興行的な側面でも、万人受けになるようについつい色々と「付け足し」されて行くものだけど、
そこを究極に削ぎ落としていくっていう方向自体が、ほんとにしっかりした決意と確信
なにより「設計図」がなくちゃ作れないと思う
高畑さんが手前味噌だけど日本のアニメを一歩進めたってのは本当にそう思うわ
>>576 いつでもでしょう
姫みたいに行動制限されてないから
まさか冬でもみたいな馬鹿なツッコミ?
>>582 わざとだろうね
こうやって色々引っかかるところを作ってくれてるから後を引くんだと思う
>>598 親に聞いた話だと雉は最高に美味いらしい。
信州の田舎では祝いのためにマタギに注文して採ってきてもらったんだと。
キノコは天然の調味料でカツオに劣らないくらいとても良い出汁が出る。
「愛をちょっぴり少なめに、ありふれた親切をちょっぴり多めに」 by カート・ヴォネガット
キノコ姫? >マリオシリーズのヒロイン。ファミコン用ソフト『スーパーマリオ ブラザーズ』で初登場。以来変わらずキノコ王国の姫として登場する。
女童やおうなはいつでも花見行けるとかそういう問題じゃないんだけどな
一種の言い聞かせ。 都における大人の女性として確立したいがための振り切り。 あの年頃なら別に不思議じゃない不器用さ
かぐや姫は、満開の桜や、捨丸との逢瀬に 喜びを覚えるけれど、 一瞬で醒めてしまう。 どんなに気晴らししても夢を追いかけても、 いっそう空しさを覚えてしまう。 …それに振り回される周囲に心を配ることもできないんだよね…
>>595 試写会てみたけど面白くないよ。
漫画日本昔話を2時間かけてやる感じ。
興行的には大失敗。
審美眼に欠ける意見だな
普通に昔話のほうがおもしろい 贅肉がついて話のレベルが落ちた
今昔物語に贅肉が付いて話のレベルが落ちた 竹取物語という昔話もありますね。
結局古事記が一番おもしろい
>>611 どきどきはらはらさせて、あー、面白かったという映画ではないからね
ちみには他の映画が向いている
617 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/08(水) 22:06:45.94 ID:tee2/LWI
声優の人選は近年稀にみるものがあった でも結局、どんなに味付けしてもかぐや姫はかぐや姫 驚きやストーリーに新鮮さは感じなかった
いまあえてかぐや姫をやるということでノイエンフェルスの演出するオペラみたいに同じ台詞でも全く違う意味にしてしまうとか、 そういう知的な遊びがあると思ってたらすごい凡庸な手間をかけただけのものができてきてガッカリだった 単に昔ボツにされた企画をやりたかった年寄りの戯れだけだった
お伽噺をアニメ化したのが良くなかったなら昔のディズニーはどうなるの? 私は良いテーマを選んだなと思ったよ
ディズニーなんか子供向けじゃん まあいいと思うならいいんじゃないの 個人の感想だし
>>618 読み換え置き換えで現代にも通用する演出にするってなあ、
シェロー演出ブーレーズ指揮の「指環」以来確立してんじゃねのけ
>>617 でも本業の声優を使って欲しい気持ちはある
いまだに普通の俳優とかタレントを使う意味がわからん
俳優の声目当てで客がくるわけじゃないのはもうわかってるだろうに
なんか大人の事情でもあるのかな
>>621 もちろんヨーロッパでは当たり前だけどわかりやすいからねノイエンフェルスが
ローエングリーンで衝撃をうけない奴はいないだろ
>>622 タレントはともかく、有名俳優を使う理由は「演技が上手いから」だぞ…
>>622 すでに完成した作品に関しての注文としては仕方ないことじゃねの
地井武男さんの、おじいさんも、宮本信子さんの、おばあさんもこれでいい
プレレコだから得られたんだから
>>624 プロの声優のほうが当然うまいでしょ
有名俳優っつってもみんな大した演技派でもないし
>>626 >プロの声優のほうが当然うまいでしょ
とは?
>有名俳優っつってもみんな大した演技派でもないし
とは?
ダニエルデイルイスみたいな特別な俳優ならいいと思うけど 日本とかの並の俳優なら声優の方が絶対いいと思う 押井守みたいにプロの声優の技術を評価してあげてほしい
>>628 >押井守みたいにプロの声優の技術を評価してあげてほしい
これスタジオジブリの作品なのよね
ジブリにはどういう事情があるのだろうか
高畑って芸能人声優起用の魁だよなそういえば それも俳優ですらない漫才師でもすごいはまってたじゃりチエ
押井ってスカイクロラで俳優使ってなかったっけ
昔から使ってるけど声優を排除してない
>>631 「じゃりん子チエ」のチエに中山千夏、テツに西川のりお、テレビ版もよかった
>>628 日本の50歳以下の声優は既にただのアイドルがほとんどになって
演技力なんてものはどうでもよくなってる
演技力のある人は高齢の人か、ほんの数人の使える声優がいるだけで
「またあの人か」で手垢つきまくり
だったら、演技力のある俳優を選べればそのほうがいい
宮崎アニメみたいな、演技力の無い俳優を選ぶのは論外として
>>632 映画だし、日常的に聞き覚えのあるアニメ声優でなくて
俳優のほうがいいってことじゃないのかな
それにこっちは、パヤオが起用する俳優(キムタクとかw)より違和感は無いし
黒澤明が「トラ・トラ・トラ」で実際の実業人をキャストしようとした話があったっけな 面構えの問題なんだろうが
>>636 そんなことないと思うけどなー
おおげさな演技でうっとおしい俳優ばっか使ってるし
それこそそういうのなら声優の方がうまくできると思うが
専業で勉強しているプロが一人も入らないというのは公正な競争が行われてないんじゃないかと思ってしまうなー
そして宮崎アニメが変というなら、やはりなにか裏事情があるのではないかと思ってしまう
>>604 >やはりなにか裏事情があるのではないかと思ってしまう
どんな?
>>639 ツリーオブライフは子役が面構えだけで選んだ全くの素人だったけど、
日本のほとんどすべての俳優より上手い俳優に育ててた
テレンスマリックくらいの指導力があればなんでもアリだな
まあ黒澤にはそんな力はなかったと思うが
>>641 知ってたら書いてるよw
>>642 >知ってたら書いてるよw
知らないで裏事情ってどういうこと?
いや、ないの?って話 くだらない場末の噂話だよ
>>644 >くだらない場末の噂話だよ
どこの場末かな
なんなんだお前はw煽るなw
外国人には分からん 興業収入度外視の賞狙い作品なんだから、パンフにのる写真がマシなほうがいいんだろ 庵野とか明らかに外国人受け狙いだし
単純に声だけの演技じゃなく表情やしぐさも作画のアイデアに取り込んでるからでしょ 声優は声作るから、演技中の表情とか自然な感じではないんじゃない?
>>650 あとから作画できれば拾えるものな
もし可能なのならセット内で収録すれば残響を拾うことも可能だろう
芝居に定評のある俳優より専門の声優の方が上手い… 声優はまず俳優たれと言ってた故野沢那智とかが聞いたら激怒しそうな意見だな…
実際におもひでぽろぽろではプレスコをビデオで撮影しその表情を使ってアニメを制作した。 かぐや姫でも同様の手法を使ってるはず。
ハヤオが声優使わないのは声優が嫌いだから
>>653 那智さん世代は声優という職業自体無くて
全員俳優、女優のお仕事の一部だったしね
かぐや姫観て中の人達の演技のすばらしさをあらためて感じたけどな パヤオが声優使わないのは鈴木の企みだろう 鈴木お気に入りの山口智子がパンフレットに一文寄せてたな
>>603 まじか
そんなにうまいんだったらかぐや姫も心残りだろう
かぐや姫に関しては声優使えというジブリ批判のテンプレにはかなり無理がある 作品も見ないで叩きたいだけの人にありがちな意見だけど
かぐや姫が花澤香菜なら文句ないんだろ? 萌え豚が
上映終了までにもう一度、観ておく
663 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 00:10:18.78 ID:xtJtw8gr
声優の声の出し方は特殊で、役者の生の声の雰囲気を 殺してしまうところがある。 歌舞伎や宝塚も同様で、高度な技術もあるが、作り声の不自然さもある。 声優の多彩な表現をとるか、より自然な発声や演技力をとるかどうかで、 声優をつかうべきか、俳優を使うべきかが判断される。 俳優の演技臭さも嫌なときは、演技しない素人を使うこともある。 演出意図も理解せず、演技の質の違いも聞き分けられずに、 ただ、声優を使えというアンチジブリの人たちには呆れてしまう。
地井武男の代役の三宅裕司の声にまったく違和感がなかったのにも驚いた やっぱり高畑の耳のよさは筋金入りだわ
萌えアニメに萌え系の声優を使うのはそれはそれで理解できるけど それを金科玉条のようにすべてのアニメに押し付けるのはやっぱり違うわな 結局作品のコンセプトと演技があっていればいいわけだし 結論ありきで声優使ってないから駄目というのはおかしいわ
>>663 それはない
まず俳優が声優やるときはやはり普段と違う発声でやってるじゃん
求められるものが全然違うし結局声優の物真似でしょ
そして声優は自然な演技を求められたときは経験があって慣れてるからより上手くできるわけじゃないの
で、素人を使うと庵野のあれでもわかるように、一番演技臭くなる
素人なら演技臭さがないというのはまずありえん
一番自然な演技ができるのはアメリカの俳優
>>666 そこまでいうならこの映画の地井武男より上手く翁の声を当てれる声優をひとり挙げてみろ
それでお前のセンスがどの程度かここにいる全員が公平に判断できる
みんなが納得のキャスティングをしてみたまえ
>>668 もうかまってもしょうがない、「専業声優」(おかしな呼び方だが)こそ至高というんだから
>>666 >一番自然な演技ができるのはアメリカの俳優
理由は?
この映画のかぐや姫みたいに色気があって可愛くて怒りながらも悲しみをにじませる声を出せる声優なんて今の若手声優にいるの?
>>669 理由はアメリカでは自然な演技が求められてて慣れてるから
日本の俳優は伝統的に演技臭いのばっかやらされるしそれが上手いとされてるから自然な演技は慣れてないわけ
キアロスタミのライクサムワンインラブなんかでは自然な演技が求められてて、
そこそこ上手くこなせたのは加瀬亮くらいだった
673 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 01:03:30.13 ID:xtJtw8gr
>>666 失敗例として、俳優が声優の物真似みたいになったり、
素人が、下手に演技をしてひどい演技臭さになることもある。
(アイドルの演技はほぼ全部これですね)
しかし、かぐや姫での地井や橋爪が、声優の物真似をしている
ように聞こえるなら、映画を批判するよりまえに、
あなたの演技を見る能力の方を、もう少しレベルアップすべきでしょう。
>>672 >理由はアメリカでは自然な演技が求められてて慣れてるから
必要になると出来るようになるの?
明らかに声優の物真似でしょ あれが俳優の自然なものだというのはレベルが低すぎ
久しぶりにテンプレを読んでみたんだけど
>>4 の夢落ちについて考えてみたらちょっと面白いことがわかった
最初の疾走シーンでは姫は絶望してるから
月は地球なんてさっさと捨てて早く帰ってこいと見守る立場
だから月は姫の様子をうかがうだけで最後まで姫に介入していない
でも姫は炭焼の言葉で春はまたやってくると知り結局月は呼ばなかった
だから月はやれやれ仕方ないという気持ちで雪原に倒れたかぐや姫を助けた
つまり姫は月の手のひらで踊っているだけだし保護される立場でしかない
でも飛翔シーンでは姫と月の関係が逆転してる
姫は月に見つかっていてもいいから世界を肯定するために自分の力で生きようとした
だから月は姫を命の危機から保護するためではなく
強制的に月側に引き戻すためだけに慌てて海に突き落とした
冷静沈着な月としてはまったくスマートではないやり方だ
つまり月の罰はもう終わってすべては月の思惑通りになるはずなのに
無理やり介入しないといけないほど予想外に姫の意志が強くなったということ
同じ強制介入シーンでも姫は絶望から保護される立場から
希望をもって月と対決する立場にまで成長しているから意味合いが正反対になってる
>>675 もうそこらにしとかないと過去スレ倉庫で恥が保存されるよ
>>674 そりゃ経験が積まれるから
アメリカのドラマなんか端役でも顔のほんのわずかな筋肉を使って感情を表現したりするじゃん
演技なんか人種でそんなに変わるはずもないしやはり慣れが大きいんじゃないの
>>676 高畑ヒロインは作品によっては飛翔するパターンだとかな
「ハイジ」OPのながぁーいブランコとか
「赤毛のアン」OPとか
680 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 01:15:13.10 ID:4dhSF2oz
>>680 俺映画オタだからそんなの知らんよ
アニオタに聞いたら?
別に誰を何にしろとか言ってないし
なんで専門家の声優を排除するんだよって話
まあ顔を参考にしてるからって意見には納得したが
というのも、靴職人は足をみたらだいたい体格とかがわかるらしいし、
声と顔の関連性を大切にしたいというのはすごく説得力があるからだ
>>675 声優の物真似じゃなくて、平安時代の人間の物真似なんだよ。だからちょっと
仰々しい。そもそも自然な演技を
求められる映画じゃないよ。それだと現代人になってしまう
683 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 01:20:31.04 ID:xtJtw8gr
>>675 橋爪功の場合は、声優の演技ではなく、舞台の演技でしょう。
アメリカの役者は脇役でも大体メソード演技がしっかりしているので、
一般的には日本のドラマや映画より安心してみれる。
しかし、感情のオーラを漂わすようなメソード演技が本当に自然かというと、
それは、映画の内容や、見る人によりけりだと思います。
高畑の描くロリは宮崎とはまた違った感じで可愛いな
ID:T98KPWylはどんどん追い詰められて議論がめちゃくちゃになってるな 最初は声優>俳優という話だったのに今はアメリカ人俳優>日本人に議論をすりかえてる しかもその理由が自然な演技力と経験の差らしい それなら演技力も経験もある俳優が声優に劣るという最初の話がそもそもおかしいよな?
月「不倫なんてフケツよ!断固阻止!!」って感じなんじゃねえのあのシーン 不倫じゃなくても性行為そのものを忌んでるのかも
>>681 そもそもこのアニメ映画は、基本的には萌えアニメを徹底的に否定する
というコンセプトなんだから専門の声優を使わないのは当たり前。このアニメ
ほど専門の声優を使わないことに意味があるアニメもないだろー。
とは言え、この映画は最終的に萌えアニメも否定してないと思う。それは女童
の存在に現れている。
これこそがこの映画が弁証法的であるゆえん
>>676 思い出せば、道理を含んだ台詞は職人や百姓、山の民海の民に語らせてたね
炭焼きが木の芽(桜?)を見せて語る場面は、炭焼きの姿をした哲人みたいだった
>>685 いや追い詰められるも糞も俳優の話はもともと変な奴が煽ってきたから答えただけだろ
素人の演技が自然だって言ってる馬鹿がいたから庵野みろやって話
>>687 萌えアニメだけしかやらない声優以外にもいろいろいるじゃん
山ちゃんなんか何でもやってすごいじゃん
山ちゃん以外あんましらんがそんな奴がいっぱいいるんでしょ
>>683 あースレチになるが書いちゃおう。
アクターズスタジオ出身の俳優はだいたいメソード演技は実戦では使ってないって言ってる。
ナウシカの島本須美なんかもともと声優ではなく舞台女優だった 俳優としての経験と演技力があるからこそ声優もうまかったわけ 役者出身の大塚明夫もいい声優はいい役者であるべきと言ってるし 逆にいまどきの声優なんて俳優の経験がないからデフォルメされた声しかできないだろ 萌えアニメにはぴったりかもしれないがこういう映画には不自然だし演技力的にも厳しい
ということは山ちゃんみたいな奴は全然いないの?こんだけ声優いるのに
>>686 単にヒロインを飛翔させたかったとか、落としどころに困って本当に落としたとか
>>691 NHK第2で過去のラジオドラマ再放送してたときに、とある作品でお声を拝聴したわ
>島本須美さん
>>689 いうても、専門の声優って声がある程度デフォルメ化してるでしょ。抽象化
というか記号化してるというか。それがアニメの絵に合う声なんだから。
かぐや姫の絵のコンセプトは、何よりもリアリティを追求すること。そして、
さらにもう一段あって、そのアニメのリアリティを否定することなんだよ。
所詮アニメは、というか映画はすべて偽物であるってことまで織り込む為の
絵作りなのよ。だからまずはリアルであることを装う必要がある。だから、
専門の声優を排除した
>>695 声優ってアニメだけじゃなくて吹き替えとかナレーションもやるんでしょ?
>>686 平たく言えばそういうことなんだけど
月をそこまで怒らせるかぐや姫ってすごいなと
疾走シーンでは月は怒ってなかったと思うんだよな
絵コンテにも心配そうに姫を見守ると書かれてるし
698 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 01:46:24.38 ID:xtJtw8gr
>>689 例えば、火垂るの墓の節子の声でもわかるように、
演技の素人にしか出せない味わいを
効果的に使った成功例もあります。
この味わいを出すのは、子供、大人含めて、
どんなに優秀なアメリカの役者でも無理でしょう。
そういう点では、意識的に演技をすることにもある程度の
限界があるのです。
>>689 山ちゃんも元は舞台俳優だよ。今でも演劇はやってる。
声優の専門学校とかができたのが、たぶん30年〜20年くらい前だから
それ以前から声当ててる人はみんな俳優、女優なんだってば。
テレビは1クール単位で製作進行にあわせてスケジュールを押さえなければならないから 基本的にプロの声優にしかできない 映画はせいぜい二時間だからプロの声優を使わなくてもスケジュールの調整がきく ジブリともなれば予算を湯水のように使えるから下手な役者でも満足するまで取り直せる 話題性重視のキャストでいい 予算のないスタジオは当然ミスの少ないプロを使う 自然な演技がどうこういってるのは贔屓の引き倒しだから気にするな
高揚から絶望の底へ、それこそ「映像」にしたような
>>698 役者でも無理っていうか節子の声やったの子役じゃん
ID:T98KPWylは俳優を全否定しようとしてるからおかしな話になる 声優と俳優は敵対してるわけではなく、演技という意味ではかなりの部分は共通する 大は小をかねるというように俳優は声優の上位概念だから 俳優を全否定してしまうと声優という概念そのものが成り立たないんだよ だからアメリカ人はよくて日本人はだめみたいに議論をすりかえるしかなくなる ようするに声優でも俳優でも監督が求める演技ができればどちらでもいいということ それがかぐや姫の場合は俳優だったというだけの話
>>699 ということはここ数十年は吹き替えとかナレーションでも活躍してる専業声優いないの?
>>703 685のときも思ったがストローマンすぎて反応にこまるんだが
別に全否定してないしすり替えてもないし
>>696 まー専門の声優をどう定義するのかよくわからんけどw
ただ、洋画の吹き替えとて、専門の声優がやると結構デフォルメが入ってる
んじゃないの?っていうか、吹き替えなんて普通の俳優でも出来る。
となると、専門の声優とはデフォルメの上手い俳優のことなんではないか
707 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 02:00:09.85 ID:xtJtw8gr
>>690 ご指摘ありがとう。「メソード演技」が何で定義されるか、
は実はよくわかっていませんでした。
言いたかったのは、一般的なアメリカ映画、ドラマでよく見られる
一言一言に雰囲気・感情をこめるような、
「ああいうタイプの演技」という意味でした。
いつも、脇役まで本当にうまい、と感心します。
708 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 02:00:48.13 ID:4dhSF2oz
>>704 いるよ
でもそこでも求められてるのは
声優ならではのデフォルメされた声だよ
ノイズが少ない声は聞き取りやすい
キャラクターが掴みやすい
まー、ぶっちゃけて言うと、専門の声優なんてのはいなくて、アニメ村という ものがあるだけだろう。アニメ村の声優アイドルとか声優お兄さんがいる というだけの話。そういう文化が形成されてる。だって専門の声優とか 言いながら歌手と兼業してるのが普通のだからね。むしろ、歌手のついでに 声優してんじゃないかっていうね。となると、専門の声優って何ぞなって 話になるわな、そもそもw
>>705 じゃあ最初からアニメ映画にもケースバイケースで俳優使ってもいいということでいいのでは?
別に俺はアニメに声優を使うことは否定してないし島本須美みたいにうまい声優は純粋にすごいと思う
ただ君みたいにアニメに俳優を使うと頭ごなしに否定しにかかる人間が理解できないだけ
へたくそなタレントがやってるなら別問題だが
かぐや姫のようにうまい俳優がやってかなり成功している場合にはとくに
山ちゃんと結婚した田中理恵っていう声優は何よりも、とてつもなく優れた 歌手だった。大ファンだったんだがなー。彼女なんか歌手の力量が凄すぎて声優の方がおまけに近かったよ
>>710 いやだから押井は俳優も使ってるって言ってるじゃん
ジブリという会社は声優を排除しすぎじゃないのって言ってるだけ
俳優が普段よりデフォルメするわけだから、声優も普段より自然寄りにすればいいんだし
声に関して普段経験豊富で研究してるであろう声優がたくさんいるんだから全然使わないって道理はなんじゃないのってことしか言ってないが
むしろ声優のほうが多いくらいが普通じゃねって話。まあここに過剰反応されてしまったが
俺は喧嘩がしたいわけじゃないんだよw アニメの世界をよく知らないからいろいろ聞きにきてるんだしw
>>712 それはもうジブリの哲学を知らなすぎるんだよ。ジブリのアニメの哲学は
とにかくリアリティの追求なんだよ。パヤオは「最近のアニメーターは
一次情報の経験値がなくて、二次三次情報の経験しかないから、もうアニメは
おしまいだ」ってよく言ってる。そういう哲学のスタジオなんだから
しょうがない
あ、見直したら押井が俳優使ってるって言ってなかった 違う人が言ってたから書き込んでなかったのかな 竹中直人はイノセンスでも重要な役所ででていた 疲れているようだ。寝よう また来る
>>713 別に俺も喧嘩したいわけじゃないし言ってることは半分は間違ってないと思ってる
ただID:T98KPWyl=ID:tcc/qM0gは明らかに喧嘩腰で煽りにきてるだろ
>>613 >>615 >>618 で古事記が面白いとか知的な遊びがないとか散々煽った挙句
>>622 でわざわざ声優使え問題に飛び火させてるわけだし
いろんな意見があるのに聞く耳をもたず頭ごなしに否定しようとしてるのが印象を悪くするわけ
竹取物語ベースの話をしてるのに唐突に古事記が一番とか言われたら「は?」ってなるわ
知的な遊びだって五人の贈り物とわらべ唄の歌詞を重ねたり原作にはない面白い解釈をいたるところに織り込んでる
それを理解しようともせず凡庸だの年寄りの戯れだの言いたい放題言うやつのことに誰が聞く耳をもつと思う?
過剰反応してしまったなら謝るが自分にも非があるかもしれないということは考えてみたほうがいいよ
いやいや古事記のところはギャグじゃん
聞く耳もたんっておかしいだろ まあ凡庸な通俗映画だとは思ったが 個人の感想だって言ってるし 耳を傾けるべき意見には納得してるし アニオタにはストローマン人間が多すぎる
>>717 もう寝なさい
考えを整理して明日また落ち着いて話せばいい
>>718 凡庸な作品と評したのに、使っている「声の役者さん」にしつこく拘るってのが理解できないなぁ
「作品の評価と、使っている声の役者の話は別のファクターだ」って上で声優声優言ってんなら、
「凡庸」な作品のスレであまりにしつこすぎる話だし
「作品の評価は、使っている声の役者さんが(あなたの気にいるような声優になれば)変わるんだ」って言う意見なら、上でも言われてるように
適役と思うアニメ声優の一人や二人挙げてみても良いでしょ
とりあえず、凡庸だ年寄りの酔狂だって感想への快・不快で言うなら自分も
>>716 と同じく不快には思うが、そこは置いておいても
どんな意見だって無尽蔵に連投するのはそれだけでマナー違反じゃないかなってこと
みなの意見にも耳を傾けたいって言うなら、まず真摯な態度で臨むべきでは?
高畑なんて
>>618 のように原作を生かしつつまったく違う意味合いを持たせることに関しては相当上手いと思うけどね
かぐや姫はエピソードはそのままに姫の人間性を描くという意味ではまさにそれなわけだし
金を見つけるエピソードや五人の贈り物を月の罰として解釈したり徹底的にシナリオを再構成してる
>>720 いやしつこくこだわってるわけじゃないよ
反応されたからコメント返してるだけだし
俺はコメントされたら返してしまう性格なんだよ
で、作品の評価は声優で変わるなんて言ってないから。
それは反応されたから膨らんだだけの些末な話。
場末の酒場でオッサンが政治語ってるのと同じで声優の使い方について喋っただけだから。
凡庸さの理由として言ってるわけではない。
なぜ俺がかぐや姫を凡庸だと言ったかというと、いま初めて語るが、
登場人物が心情垂れ流す芸風で考察要素がたくさんあるというのがすごく今風の凡庸なアニメって感じだから。
アニオタが騒いでたまどマギとかと同じでしょ。
ほんで精神が描かれてないから感動がなかった。
>>721 その意味に限ればはそうかもしれんが、
それを描く展開において重要な部分ほとんど創作台詞だからなぁ
しかも世界観をゆるがすようなことはしないから読み替えとまではいかない肉付けって感じ。
ローエングリンなんか最後のゴットフリートが帰ってくる場面でゴットフリートが転成し損なった化け物みたいな赤ちゃんがでてくるんだぜ
ナウシカの巨神兵的解釈
俺は基本的にアニオタ向けの長編アニメは評価しないんだよね。 すごいと思ったのは風立ちぬくらいかな。イリュージョニストあたりはすごくはないが楽しめた。 個人的な感想だよ。50年代くらいからわかってることだが 作品の面白さというのは文学研究でも決められないから。それは前提。
>>722 気持ちは分からんでも無いが、自分が言いたい事柄(今回で言ったら声の問題ね)
についてある程度レスし終えてるなら、そこでひとまず自分は話題から外れるなりしないと
結果的にいつまでも同じ事言うんじゃ「拘っている」ように見えてしまうし、良くないかと
スレでは、他の人も違う事柄について話したい人だっているだろうしさ、
そこは居直って「相手が言うからさ」って言うんじゃなくて、お互い譲り合い気配りしあわなくちゃ
結果的に自分も他の人もつまんない思いするだけだよ
>>742 じゃあ一旦消えるわ
ID変わったら出直そう
>>723 うーん???風立ちぬのどこがそんなに凄いと思ったの?風立ちぬも心情が
溢れてて考察要素がたくさんあるアニメなんじゃないの?ファウストとか
堀越達雄とか魔の山とかエヴァとかヴァレリーとか、幾らでも考察要素がある。
あと、かぐや姫に精神が描かれてないというけど、絵そのものに精神が溢れ
返っとるがな!もしかしたら、かぐや姫に感情移入が出来ないって話かも
しれんが、それこそ高畑が慎重に避けてたことでしょ。思い入れより思いやりってね
アニオタ向けを評価しない、とか言い切ってる時点で自分のバイアス固めてるだけだから底が知れる。 まずアニオタ向けってどの作品なんだかな。
>>723 うーん、個人的には風立ちぬのほうが凡庸というか宮崎アニメのテンプレって感じがしたな
例えばポニョと比較してみるとあまりにも類似していてびっくりする
宗介ポニョ助ける→ポニョ宗介好きになる→別れる→再会→ポニョ津波で世界を滅ぼす→宗介に救われる
二郎菜穂子助ける→菜穂子二郎好きになる→別れる→再会→二郎戦争で日本を滅ぼす→菜穂子に救われる
舞台やテーマやニュアンスは違うけど基本的な展開はほぼ同じ
ちなみにこういう男女の関係を世界の崩壊と絡める最近流行のアニメをセカイ系という
理想的化された女=母に承認されれば世界が救われるという発想は幼児期のエディプスコンプレックスに起源があるから
この手の物語は最近のアニメだけでなく昔からテンプレ化してる
だから王道ではあるけど反面陳腐ではある
逆に高畑によるとかぐや姫は「受け入れる女」としての母性ではなく
「拒む女」としての処女性をベースに描いてる
だからかぐや姫は世界も救わないし男も救わない
理想化された女ではなく一人の不完全な人間としての女を描くというのは
当たり前のように思えて昨今のアニメはほとんどできてなかったことだと思う
かぐや姫の非凡さはそれだけでは語り尽くせないけど
>>722 あと、世界観を揺るがしてないとか、あるいはよくある感想で、
普通の竹取物語だったとか新鮮味がないとかいう感想があるんだけど、
おまいらはそんなに創造力豊かで知的な人間だったのかって言いたくなるw
例えば、月のお迎えが来迎図だなんて、自分は生まれてこのかた一度も想像すらしたことなかったわ。かぐや姫が
天女で月の世界が天界、地球が人間界だっていう仏教の六道的な解釈すら
自分は想像だにしなかった。
じゃあ例えば、白雪姫をどのように再解釈するよ?七人の小人は七つの大罪を
象徴してるとか、林檎はアダムとイブのリンゴだとか、うーん、自分は
このくらいいい加減な解釈しか思い付かないが、それを体系だった物語に
落とし込むのは大変なことだよ。もしその再解釈が出来たとして、それを
「普通の白雪姫だった」とか言われたらかなわん
>>722 最初から攻撃的な言葉で煽らずそうやってわかるように書いてくれればもっとまともな議論ができたのに
あと世界観を揺るがすような解釈がないと言うのは俺は賛成できないな
最後の月の使者なんてあんな異様なシーンはなかなかお目にかかれない
原作にはない月は仏教的な死の世界という世界観がこの物語の強固な裏づけになってるわけ
全編が月=死と地球=生という対立で再構成されてるから普通の竹取物語にはない緊張感があふれている
まあまともな批判意見を書いてくれるひとがいると議論が盛り上がる面もあるからありがたいけどね 煽り目的や荒らし行為は論外だし、ちゃんとわかるように書いてもらわないと議論のしようもないが
>>722 >なぜ俺がかぐや姫を凡庸だと言ったかというと、いま初めて語るが、
>登場人物が心情垂れ流す芸風で考察要素がたくさんあるというのがすごく今風の凡庸なアニメって感じだから。
>アニオタが騒いでたまどマギとかと同じでしょ。
>ほんで精神が描かれてないから感動がなかった。
オペラの演出について語りながら、アニメーション映画の画面の積み重ねが理解できないとわ
エイゼンシュタイン以前でわないか
この映画の6分プロローグをスマホで見てたんだけど 小さい画面で見るとあらためて画面構成の素晴らしさに ほれぼれしますねー。 細部まで精密に計算されて描きこまれていますが 余計な描きこみがないので 色彩の美しさは損なわれることなく生かされ 見ていて本当に心地よいです。 そして衝撃を受けたのが画面が小さくなることで 凝縮された色がより美しくビビッドに映ったこと。 アニメを見ていて絵の美しさに鳥肌が立つという経験は初めてかも。
>>704 逆だよ。ここ数十年で吹き替えやナレーションにも専業の声優がでてくるようになった
今声優で活躍してる人も、40歳以上は俳優出身だっていうこと
「専業声優」なんて職業はなかったし、あっても食べていける世界じゃなかった
ナレーションは俳優じゃなく、DJやキャスターが多かったしね。
この話はけりがついたみたいだから、これで終わりにするね
どっちにしろ声優を使わないというのは、単に高畑監督の「やり方」なんだと思うよ
>>729 その辺は原作の時代を考えれば一番妥当な解釈なんじゃないの。
創造力じゃなくて知識の問題だね。
まあ古典文学や歴史への興味の問題だろうが。あと世代。
同じ口調の長文ばっかりで、同じ奴が必死に自分の主張を押し付けようとしてんだなぁってのがすぐわかるな
737 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 11:17:03.63 ID:zOm0aK24
前にこの作品、救いがないと言ってたやつがいたけど救いとは何だ? 「お姫様と王子さまはいつまでも幸せに暮らしました。」で終わる白雪姫みたいな お話か。しかし、これは世の真理ではない。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」 で語られる通り、永遠の幸せなんてない、生きているもの必ず死ぬ、救いなんて無い、 これが世の真理じゃないか、だから多くの人は宗教に救いを求める。 そういった意味でこのかぐや姫は多くを考えさせられえる。
ほとんど釣りのためのレスだな
>>733 なんかトンチンカンな事書いてるけど、
BD/DVD化したら、毛筆タッチ時の“掠れ”の表現が見えるかもな
740 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 11:28:39.65 ID:zOm0aK24
>>738 釣りとか釣られたとかどうでもいい。
意見があるならちゃんと述べろ。
小さく見える画面だと画面全体の構成の工夫が気付きやすいという面はある。
>>739 どの辺がトンチンカンか説明してくれないかな?
大画面だと鉛筆の掠れが太すぎて
絵が粗く見えるという悪い方にも作用していたと思うけど
画面が小さくなると線の粗さが気になりにくくなって
洗練されて見えると思ったよ。
【速報】2013年 第87回キネマ旬報ベスト・テン かぐや姫の物語 第四位 ジブリでは千尋依頼のランクイン! アニメではベスト、高畑監督でも歴代ベスト!
正直入賞はどうかなと思ってたから心底うれしいわ しかも4位とか千尋以来のアニメではベスト これはアカデミー賞もいけますわ
746 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 12:37:27.96 ID:e8Up9OJ6
>>743 おお!
おめでとう!
キネ旬でアニメが4位ってすごいよ
747 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/09(木) 12:38:13.79 ID:yf10uxO1
めでたい、お祝いの宴をひらかねば! 相模どの、相模どのーーーー!
>>743-744 こういう賞に詳しくないけど、マジで嬉しいなぁ
風立ちぬの7位でも宮崎作品で近年最高ってなら(まぁ近年が良いの無かったとは言え)
お手盛りで評価される賞じゃないみたいだし
>>742 739じゃないが
スマホ並みに凝縮されると、「作画でのスケッチライクな線の掠れても含めて、
線画の味わいが失われかねないかもしれない」って意味かも
でも、作ってるときは大画面(スクリーン)じゃなくて、PCモニタの画面でやってるから
それくらいの画面サイズで見るのが画面的にも「ちょうどいい塩梅」に見えるかもね
劇場のスクリーンで見るのは「体感する、全身で味わう」って感じで、モニタとかの緻密な画面で見るのは「細部まで余さず見る」って感じかな
>>742 自分は劇場に行くと後ろの席に座るタイプなんでまあ判らんでもない
全部視野におさめたいので、
それでも劇場に行くからには線のかすれも全部見たいみたい高解像度でみたい
キネ旬効果で来月から全国35館でかぐや姫が追加公開される 風立ちぬもだからどっちも好きな人は同時に見れるねw
>>729 今までは「まんが日本昔話」のような短編とか、あるいは
「世界最古のSF」という発想から、
松本零士の「新竹取物語 1000年女王」とか、
市川昆監督の恐竜が出たりマザーシップが出たりした「竹取物語」とか
漫画では星野之宣の短編「月夢」とか
しかし真っ向勝負の映像作品は今度が初めてじゃあるまいか
内から見た「かぐや姫」だけど
興行スレは荒れるだろうな
>>747 やはり姫様は天がお下しになされた方
このようなスレの中に捨置く方ではなかったのだ
おれたけのこを嫁にしようと思ってたんだけど もしかしたら手の届かない存在になる? いや、いけるか たけのこかわいい
>>587 成る程ね
それで演出がくどかったんだ
セリフじゃなくて行動や表情で伝える為に
オーバーなアクションをさせたのか
でもそれは観客舐め過ぎだと思うな
もっと抑え目でもちゃんと伝わったよ
>>756 チャン チャンチャララン、チャチャチャララン....
>>751 追加公開はどうかな
今の規模で十分だろ
それより、シネコンの中でもちょっと大きめのスクリーンにかけて欲しい
僕が見に行ったときは公開直後だったのに、ちっちゃいスクリーンで
寂しかったから
ちなみに今年1位の森崎東監督は86歳 高畑監督より8つも上だ パクさんまだまだ若いで
たぶん一般人はジブリと言えば宮崎駿しか知らないだろうから テレビや新聞やネットでかぐや姫が風立ちぬより上と知ればかなりインパクトがあるだろうね あの宮崎駿を超えたなら観ておかないととなるはず
一般人・・・
自分はかぐや姫が今年のベストアニメと確信してたから 第4位という結果は嬉しかったけどそこまで驚かなかった でもこれでかぐや姫が映画史上に残る傑作アニメになることは確定したわけだから このアニメに携わったスタッフや声優の方は本当に報われたと思う あのかぐや姫を作りました、演じましたと胸を張って言えるから 西村Pの3つの目標も順調に達成されてるし 来年のオスカー獲得までずっと応援していきたい
7位の風立ちぬでもアカデミー賞とれるかもって言われてるぐらいだから 普通に考えてかぐや姫は本命候補なんじゃないの さらにカンヌで賞もらったそして父になるより上だし カンヌに出せば審査員賞やパルムドールも夢じゃないよ 外国語映画1位の愛、アムールもパルムドールだし審査員のセンスも近い
海外受け良さそうではあるな。
>>760 にしても78って十分老成の域だし、
その年齢で、自分とは違う性別の、しかも少女の成長をここまで感情豊かに描ききれる感性が凄いよねぇ
ペコロスは漫画原作もしっかりあって、認知症の母親と暮すっていう
森崎監督の年齢的な物ともフックする題材だけど、こっちは原作からの着想はあるとは言え
0から映像を作っていく作業で、それを分担作業とは言え78歳の高畑さんが指揮しているってのがもう、ひとつの伝説級だと思う
そういう持ち上げは、要らない。 関係者かな。
>>767 素直に78の年齢で作り上げた作品として凄いなって感心しているのがなんで関係者?
歯の浮くような美辞麗句で礼賛したわけじゃないのに、そういう風に言われるのは心外。
もちろん俺は凡人以下のただの一般庶民で、関係者でも上から目線で言ってるわけじゃないしさ
なんか文章がおかしいな 「上から目線で言いたかったわけでも無いしさ」ね
あまり話題にならないけど久石譲の音楽も良かった。
>>742 トンチンカンと言うより残念、かな
その粗く見えることに腐心してたのに
>>766 追い込みの時は朝まで仕事して点滴まで打ったらしいな
ナマケモノと言われてるけど仕事へのこだわりは本当にすごい
78でここまでできるのは尋常じゃないわ
うちのじいちゃんなんて癌でヨレヨレになって79で亡くなっちゃったし
>>770 見直したわ・・・
宮崎駿や大林宣彦の作品での思い込みがふっとんだ
>>772 老いに関しては個人差激しいから比べてやんな。
>>773 今回大人しいんだよな。凄く。
お迎えの音楽と飛翔は何回も高畑にリテイクされたとかなんとか
童女かわいすぎ それだけ
>>774 大人しいというか上品なんだよな
ジブリではズンチャカ系が多かったけど
かぐや姫のミニマル系音楽は透明感があってすごくよかった
余談だがじいちゃんはタバコの吸いすぎがまずかったらしい
高畑監督は禁煙に成功したらしいからまだまだ元気にやってほしいわ
さっそくキネ旬の結果について新聞やネットとかいろんなメディアでニュースになってるな ランクイン作品で本格的に公開中なのはかぐや姫だけだし アニメとしては千尋以来のベストというのも大きい ジブリとしてもこの機会を生かさない手はないだろう あと追加上映については辞退する可能性もあるらしい カンヌとか国際映画祭に出品するためには他の国際映画祭で上映してはいけないという規定があるから キネ旬の記念上映がそれに当たるかは微妙なところだけど
まあ、面白く無いものは面白くないよ。
>>772 >>776 うちの母方の爺ちゃんは80過ぎまで生きたけど、
大病は患ってなかったが、やっぱりそのくらいの歳になると老いには勝てないんだよな・・・
毎日歩きに行ってて健脚だったたし、町のお風呂屋さんにも通ってた人だったんだけどね
そう思うと高畑監督の80間近で大作をやり遂げたことそれだけで、涙が出てくる程じんと来る
もちろんそれは周りのみんなの支えがあったからこそだって監督も言ってるけど、
やっぱり老いてなお盛んなところって俺みたいな若造でも感動する。
それ自体が同世代の勇気付けにもなってるんじゃないかな、宮崎さんもだろうけど
東スポ映画大賞にもかぐや姫の名前が!嬉しいなぁ
所謂アニメ絵って絵画齧った人が見ると凄く固い線に見えるみたいね 物体の形を描くのに輪郭に頼りすぎなんだってさ 線が粗く感じるかどうかはどちらの畑で育ったかによるんじゃないかな
>>781 作品賞と監督賞にノミネートされてるな
11の映画祭のディレクターが選考したらしいからノミネート自体結構すごいのかな
アニメ作品では唯一だし
受賞作は北野武が独断で選ぶらしいからあまり期待しないでおこう
名付け親の車軸オーバーラップが笑えた
>>722 考察要素が無い作品なんかこの世の中にないけど……
どうもお前はトンチンカンな事しか言わないね
偉そうに声優が〜、とかいうわりに声優の事も何も知らないし
どえせ同じ調子で映画やアニメの事情もろくすっぽ知らないのだろう
個人的な好き嫌いはあったとしても、それなりに教養のある人間で、この作品の意義とか価値がさっぱりわからないという人間はいないぞ
20代なら今からいろいろ作品をみて見聞を深めなさいとしか言えないけど、これで30過ぎのおっさんだったら…
>>787 >>74 ねー、編集技法とはこういうものっていい見本
無法松の見る走馬灯、オリジナルではオプチカルも無い時代にインカメラでやってたとかいう凄さ
あ、そうだ あの名付け親のひと、徳間康快氏に似てね?
良くも悪くも昭和的なんだよな、高畑って。
キネ旬は河童みたいなマイナーなアニメでも面白ければちゃんと評価するし 逆にジブリでもつまらなかったら容赦ない その点アリエッティやコクリコ坂なんかが選ばれた怪しい日本アカデミー賞とは訳が違う かぐや姫は2013年のアニメ映画では明らかにずば抜けてるし 歴代アニメでも五本の指に入る名作 いろいろ難癖をつけたがる人はどこにでもいるけど 映画の専門家が何十人も集まって決めたことだから 客観的に見て優れた映画ということは間違いないね
て事は今年4番目の映画という事が確定か
去年だった
フィルムのざらざらまで見届けたいという人間はそうそう居ないよな・・・俺ぐらいか
線画についてはわざわざ小さい紙に描いて拡大コピーして使ってるらしい 高畑の思いはアニメーターという一流の絵描きの生き生きとした線を生かすこと 普通のセルアニメの技法では線を均等に整えるから絵が死んでしまう アニメとは「命を吹き込むこと」だしこの映画のテーマも命の美しさなわけだから 線の生命力をそのままアニメにすることがぜひとも必要だったわけ 逆に月に帰るシーンでは線が均等になっていかにも弱々しい絵になってる 月とは死でありかぐや姫の生命力がなくなってしまったから シーンごとの線の使い方一つとっても映画のストーリーやテーマと密接に関係してる
虹色ホタルに似てる 手をつなぎながら階段を駆け上がるとことかが、かぐや姫の物語と共通する何かがある
何はともあれキネ旬4位はめでたい。 『トトロ』の1位というのが過去にあるのは とりあえず忘れよう。 ぐっとスケールが小さくなるが、毎日映コンは ノミネートしてれば大藤賞かアニメーション映画賞の どっちかは取れるだろう。
毎日映コンって国内限定の映画祭なのかな? 海外込みだとかぐや姫は出れないかもしれない 出れるならアニメーション映画賞は間違いないと思うが
801 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 00:33:48.72 ID:Tg2LmwGT
宇多丸2位キネ旬4位ジャパンタイムズ1位 これにさらにカンヌやオスカーも加わる可能性もあるわけか 高畑は賞なんて興味なさそうだが 西村Pは高畑を認めさせるために頑張ったわけだしなぁ 感慨深い
観客としても賞はどうでもいい それより、箔がつくことで興行収入が上がり次回作につながることを期待してるだけ
これを機にジブリももっとやる気をだしてくれればいいんだけど 宣伝のセンスがないとは言われてたけどさすがにキネ旬の効果は有効活用するでしょうし あと口コミしやすくなったのも大きいね かぐや姫の面白さはいっぱいありすぎて簡単に説明するのは難しいんだが これからはキネ旬で千尋依頼のベストアニメと一言でいいわけだし
4位って微妙だな 3位以上がさらに微妙な小物だし まあそういう過小評価の作品を日の元に出してやるのがこういう賞の役割なんだが 過去にはトトロ1位、もののけ2位取ってるし 永遠の0とか入ってないけど来年度対象なの?
>>804 何位とかこだわったってしょうがないことは、「トトロ1位」「もののけ2位」でわかる
「なわけねーだろ!」というレベルでしかない
あくまで劇場に足を運ぶきっかけでいいいんだよ
>>362 今更だがそんなに識字率低く無いんだが
でたらめ言うなよ
キネ旬のランキングに興味ある層は当然かぐや姫は観てるんじゃないかな 正月観た人の口コミとリピーター頼りって感じ
>>806 識字率が高いのは武士と町人だらけの江戸だけ。
明治になっても青森とか鹿児島の識字率は20%とかだ。
>>807 キネマ旬報読者はアニメ嫌い、実写偏重の年配読者が多いので、彼らを劇場へ向かわせる効果はあるよ。
>>804 はっきり言うが、過小評価の作品を世に出すのがこういう賞の役割だとすると、機能不全起こし始めてるように見えるわな、この賞。
権威主義的なズブズブは信用出来んよ結局。ジブリはあえて外してもいいくらいだと思うわ。あんだけ自社映画の宣伝に心血注いで。
配給やってんなら、しわの宣伝ももっとやりゃいいのに、ってちょっと思ったわ。
選者の人達は、今年たくさん公開された日本のアニメ映画あんま観てなさそう。
あと、前文章も権威と歴史を笠に着て、信頼できますよー、て自分で言うって……。
>>808 極端な田舎を平均として出すなよ
そんな事言ったたら江戸は99%読めるんだし京都や大阪、東海道沿いも高い
全体では70%の識字率だった筈だぞ
パテマならともかく 風やかぐや以外でこういうのに選ばれそうなアニメなんてあんまなかったろ
4位で微妙ならこの板にあるほぼすべてのアニメが小物以下のミジンコレベルになってしまうな アニメが実写映画と競うというのは相当不利なことだからこれ以上ない結果 実力を売りにするのはなにもやましいことじゃないわけだし今からでもちゃんと宣伝したほうがいいよ
>>801 べんちゃらで持ち上げてる宇多丸2位になんの価値もないだろ
こういうことは言いたくないんだけど正直風立ちぬは引退会見でかなり伸びたという面があると思う でも結局引退撤回してるし穿った見方をすれば興行のためだったのかなと言われても仕方ない あとは特典をたくさんつけるやり方とかちょっと正攻法からは逸脱した宣伝が増えてきてる そういう時代なのかもしれないがかぐや姫には絶対そんなことはやってほしくないし高畑監督もやらないと思う 事実引退はほぼ確実なのに頑なに引退はしませんと言ってるし だからそれで興収が振るわなかってもむしろ正々堂々やった結果だから全然恥ずべきことではない ただキネマ旬報は評論家が中立的に映画の内容を評価したものだからそれを売りにしたって全然いいでしょ 観客にとってもネットの書き込みなんかよりはずっと有益な情報なわけだし
>>814 またキモいサイトをソースとして出して来たな馬鹿はお前だよ
819 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 01:42:11.16 ID:Tg2LmwGT
>>816 おいおい
1位の海と毒薬はベルリンで銀熊とった名作だぞ
熊井啓もかなり有名な巨匠だし
>>812 アニメミライ
ショートピース
プリキュアNewStage2
陽なたのアオシグレ
さかさまのパテマ
名探偵コナン 絶海の探偵
クレヨンしんちゃん B級グルメサバイバル
トリコ 美食神の超食宝
聖☆お兄さん
魔女っこ姉妹のヨヨとネネ
宇宙戦艦ヤマト2199、攻殻機動隊、ガンダムUCは連続モノだから入れづらいとしても、
ここに挙げたやつ見ないで、パテマ以外になかったとか言わんで欲しいよ。
これらの作品が、ダメなとこがゼロとも言わんし、惜しい! と思った作品もあるけど、それでも少なくとも俺は見所あったと思ってる。かぐや姫に一方的に劣ってるとは思わん。勝負してるとこが違うってのはあるけど。
>>820 それだけあるならアニメだけのベスト10の賞があったらと思う。
てか「地獄でなぜ悪い」入ってないの意外
>>820 だからマイナーアニメだって内容がよければ選ばれるんだって
河童のクゥは興行3億円だったが5位になってる
無名だった駿のナウシカも選ばれてる
逆に最近のジブリ作品なんていくら興行がよくてももう10年も選ばれてなかった
キネ旬の傾向としては
>>810 にある通りジブリ外しで権威主義とは無縁の内容重視
ジブリだから選ばれたみたいな言いがかりはまったく的外れ
『文藝春秋』2014年2月号 スタジオジブリ30年目の初鼎談 高畑勲/宮崎駿/鈴木敏夫 宮さん、もう一度撮ればいいじゃない 発売日:2014年1月10日(金) 価格:870円(税込) 明日発売のこれだけど駿はやっぱり復帰する方向みたいだ 駿が映画続けること自体は全然いいんだけど引退会見までしてなんだかなというのが正直なところ まあかぐや姫が作れたのはジブリのおかげだから文句は言えないが
まどマギ叛逆の物語が大本命だろ
知らんがな、今年の話やがな そもそもクゥだって、クレしんで一定の評価得たあとの原恵一が監督やってたがな
いやいや 傾向の話をしてるわけで 今年のだけ見てジブリが選ばれてるから権威主義というのは短絡的ということ 審査員だってだいたい同じなわけで突然基準が変わるわけないでしょ あと最低限独立した映画として成り立ってる必要があるわけで テレビで流されるような特別番組を映画としてやってるみたいなのは選ばれないだろうね アニメにしても実写にしても
『かぐや姫の物語』舞台挨拶 日程:2014年1月10日(金) 時間:11:00〜13:50 広島県 バルト11 ※映画上映後に舞台挨拶を実施 登壇者 高畑勲/鈴木敏夫/西村義明/二階堂和美 広島県民うらやましいな 高畑がようやく重い腰をあげて初めて舞台挨拶をするらしい
>>828 なんか勘違いしてますよ。
結局観てないみたいだし上記作品オススメしときますよ。
観てないのに良くない作品みたいに言うのはやめてくださいね。
831 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 05:04:28.05 ID:5m7SEpYk
姫がうり坊と戯れてるあたりで赤ん坊背負ってる木地師の子供いるけど あいつが走ったり跳ねたりする度に背中の赤ん坊が首や腕や脚がガクンガクン揺れて見てて不安な気持ちになる
>>797 拡大コピー! 凄いな。
通常、絵は大きめに描いて縮小すると
アラが目立たないので
漫画原稿やカットなどは大きめに描いているけど、
拡大して魅力が際立つって、
本当に絵が達者なのだと思う。
自分もそういう仕事して、
昔はアニメーターにもあこがれたけど、
この映画では打ちのめされたw
「良い」「悪い」ではなく「良すぎた」で手をうってくれませんかね?
>>818 バカの上塗り。
徴兵検査の結果だからな。
江戸中心部とか武士の多い地方、商業の盛んな近畿の一部などで識字率が高くても人口の9割近くが百姓なんだから本当に読み書きできたのは3割程度なんだよ。
三割だとしても相当に高いよな だって当時の百姓なんか字を読み書きする機会なんてほとんどねえぜ
元禄年間の農書製作の流行で庄屋層はみんな字を知ってる
高札なんかを庄屋さんに読んでもらうイメージ
>>797 水を差すようだけど
鉛筆の絵を拡大コピーするやり方は
まだまだ技術を洗練させる余地があると思う。
とても素晴らしい効果をあげていたのは認めるけれど
劇場で2度見てもやはり違和感を感じるところもあったし
自分の周りも同意見の人間がいる。
この映画は高畑監督の最高に美しいアニメかもしれないけど
ポスト高畑世代には出発点ですよね。
かぐや姫を踏み台にもっと凄い映画を撮ってほしいし撮れると思う。
何を持って進化洗練とするかは美的基準が明確でないしね
昔は鉛筆のタッチを活かしたアニメってよくあったけど 最近は均一の線で破綻なく描くのが多いように思われるのは この作品でいわれてたデジタルペイントだと色漏れするせい?
今日2度目を見てきました。1か月以上の間が空いたけれどむしろ2度目の方が感動できたような。 ラスト、翁が眠らされる辺りですでに涙出しながら見入ってしまう。 ただ姫の「そんなことない!」から始まる演説で観てる側は冷めてしまうというか、我に返ってしまうね。 そこは1度目と同じだった。 広島県民です。もちろんバルト11には行ってません。知らんかった。
845 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 15:17:28.71 ID:Tg2LmwGT
>>825 これ読んだ人いる?
宮さんもパクさんももう一度撮ればいいじゃない
大竹まことゴールデンラジオで、きたろうがかぐや姫を見てきて推薦してた 「おじいさんの声優が尾藤イサオさんだとばかり思ってた」と言ってた 新しい技術というのは大体において出来上がった瞬間にコストダウンへと向かうものだけど 特にアニメというのはものすごく手がかかる労働集約型産業なので、最初にものすごい コストをかけて手探りで作り上げたら、どんどん手抜きの方向に向かっていく。 50億もの予算をかけられるのも8年もの時間をかけられるのも(作画はもっと短いけど) 今回が最後だと思うし、今後フルCGへ向かうことを考えると、手描きアニメとして 今後これ以上のものは生まれてこないだろうと思う。
な ぜ 広島!?
あぁそうか二階堂さん広島だっけ
>>844 俺も長い演説始まったうぜえと思ったんだけど、女官が言わせねえよとばかりに途中で遮ったのに笑ったからあそこ好き
>>846 伊集院のラジオで、高畑との会話でその話題について語ってたな。
デジタル投入で既存技術の効率強化については魅力を感じていない。
デジタル投入で実現不可能から可能になった部分に興味があると。
デジタルなかったら、20年以上掛かってたかもな
851 :
関係ないけど :2014/01/10(金) 17:00:46.25 ID:+i4CcGkd
>>850 やりたい作業を仕上げるにはデジタルやらなんやらは非常に効率はいいが、横道の「こんなのもいい」を拾い上げるのが難しいものな
>>843 かぐや姫みたいに、鉛筆線のままかどうか分からないけど、ノエインってアニメで
ワンシーンだけどバトルシーンで、荒くした線画をそのまま動画として表現したのがあったなぁ
それ以外でも、ノエインは各話ごとに作画監督が違って、キャラクターがそれぞれの持ち味で描かれてて
ぜんぜん顔が変わったり(ただ単に作画が崩れている訳じゃないぞw)いろいろ面白かった
そっちの監督も既存アニメの「これが普通」って常識に甘んじたくなかったからなんだけど
かりに二人が会って話をしたらきっと気が合うと思うわw
>>853 劇場で「火垂るの墓」みたときに、畑から作物とろうとして捕まるところだったかが線画で、
夜間シーンの斬新な表現なのかと思ったことがある
完成版でもそうなのか知らないが、二度見るには気が重いので確認してない
856 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 18:00:04.46 ID:Tg2LmwGT
舞台挨拶するぐらいモチベーションと体力があるのはいいことだな どうせなら全国回って京都にも来てほしい かぐや姫の生まれ故郷なわけだし メンバーは高畑西村朝倉あきで頼む 鈴木はいらん
858 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 19:30:36.65 ID:Tg2LmwGT
やっぱりあの竹は真竹で正解らしい 鼎談読んだら高畑本人がほぼテンプレと同じことを言ってた
>>559 カンヌからアニメ部門だけ独立したのがアヌシー映画祭
高畑はぽんぽこで賞もらってる。
一時アニメ用に賞分けてたのが 最近はカンヌ本編でアニメを扱う方向に戻ってるって ウィキペディアに書いてあるね
861 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 20:33:10.86 ID:xYG917RW
>>825 > 『文藝春秋』2014年2月号
> スタジオジブリ30年目の初鼎談
> 高畑勲/宮崎駿/鈴木敏夫
> 宮さん、もう一度撮ればいいじゃない
> 発売日:2014年1月10日(金)
> 価格:870円(税込)
>
> 明日発売のこれだけど駿はやっぱり復帰する方向みたいだ
> 駿が映画続けること自体は全然いいんだけど引退会見までしてなんだかなというのが正直なところ
> まあかぐや姫が作れたのはジブリのおかげだから文句は言えないが
さすがに宮崎はもう映画は撮らないだろ
パヤオなんざいなくてもかぐや姫はできてたんじゃないの? 出資者の氏家が惚れ込んでたのは高畑作品の方だったし
宮崎は狭心症、高畑は宮崎作品ではトトロが一番好きだと言ってた。
>>863 ジブリっていうか宮崎アニメでかなり日テレがもうけさせてもらったからこそ
赤字覚悟で出資すると言ったわけで、単に道楽だけで言ったわけじゃないでしょ
>>861 結局、引退会見をするって事はそれぐらい制作が「もういい、もう嫌だ」ぐらいのしんどい思いしてるからなんじゃないか?
年齢も年齢だからな。しかしながらそれを越える制作魂のようなものがまた新たに湧き上がったとか?
そう言ってみたいお年頃なんだよ
ダチョウ倶楽部のどうぞどうぞネタと同じ 引退宣言→撤回→新作は様式美
鈴木 商業映画から撤退したというだけでしょう。 宮崎 いやいや、長編アニメーションはもう撮らないといっているだけですから。 高畑 長編を撮ってもいいんじゃないの(笑)。 高畑 僕は新作の構想もあるし、機会があればまた撮りたい、なんて新聞に書かれたけど、本当はよくわからない。
鼎談読んできた
印象としては高畑が意気揚々としてたな
かぐや姫でやり遂げた感があるようで自信満々だった
平家物語はやれが面白くなるのは間違いないが自分が作るつもりはないらしい
新作には
>>869 にあるようにやりたいとははっきりいってなかった
駿はなんか元気がなくて終の支度をしているように思えた
アニメの話より毎日墓参りしてるとか子供におもちゃあげたとか
やっぱり風立ちぬで相当くたびれたようだ
なんか変な文章になった・・・ 面白いところはあとで要約するわ
文藝春秋の鼎談によると高畑は風立ちぬを恋愛映画として見たという。 ただ、しつこく大戦の事実をもっと描くべきだったと主張している。 庵野は漫画版のナウシカの絵で続編アニメを作りたいと言っているが 宮崎は絶対やめたほうがいいと言っている。 宮崎は崇拝する人として司馬遼太郎、中尾佐助、藤森栄一をあげている。
>>872 >ただ、しつこく大戦の事実をもっと描くべきだったと主張している。
火垂るの墓で庵野の書いた戦艦を真っ黒に塗りつぶしたくせにwwww
>>872 駿も戦争は描くつもりだった
だけどゼロ戦の絵が満足に描けないから仕方なくあきらめた
高畑の言うことはもっともだけど
駿としては自分で描く以外には考えられなかったらしい
そしてそれができなかったのが引退を決意したきっかけ
鈴木が言ってたことだけど
最終上映でやっと二度目、観れた、味わうところまではあと少し 捨丸が天女の子じゃないかという考察で(゜Д゜)なったんだが 都へ行く前の日、おまえはどこか他へいってしまうような気がする、というようなことをいわせてたのは 天へ去った母親と似通ったものを「たけのこ」に見てたのかな、と思えなくも無い
876 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/10(金) 23:36:31.10 ID:DWLDkqmx
いや普通に木地師の母親いなかったか
>>876 お椀を足で回しながら刃物で内側をくりぬいてたっけ、劇場ではもう見れない・・・ (´・ω・`)
>>850 しかし、数々のソフトのおかげでCMYKではなくRGBで、輝度で、要素を重ねることができた恩恵は大きいのな
五人の求婚者が居並ぶ場にかぐや姫の奏でる音がながれる場面のように
結構始めの方に出てくるウグイスがメジロにしか見えなかった
やっと見た 正直な感想を言うとよくわからんなあ まずそもそもだけど 根底の「貴族の生活より貧乏暮らしの方が価値がある」みたいな発想がいまいち受け入れられん 貴族は貴族で生きてるし頑張ってる奴もいただろ あの教育係のババアとか竜を狩りに行った武士とか子安貝の貴族は少なくとも生きてたと思うぞ まあ単にかぐや姫の個人的意見ではそうですって事かもしれんけど そうすると竹取の翁の教育方針が最初から全部ミスってたわけでやりきれんなあ てかそれじゃそもそもなんで竹から金やら着物やらが出てきたんだ? 別に何の意図も意味もなかったのか? 成長速い設定があまり意味がないっていうかむしろマイナスになってるような なんか物凄く苦労して育てたような事言ってるけど初潮まで一年も経ってなかっただろ 「立った時泣くほど嬉しかった」って言っても乳貰いに行った帰りにもう一足飛びに一通り済ませてたような? あの半日くらいの間でそんな泣く程の瞬間がいっぱいあったの? 捨丸とのランデブー飛行は「おい既婚者だろ」ってのが気になってどうも入りきれんかった まああれ自体夢落ちつか儚い過去の幻でしたオチの前フリみたいなもんだったけど 前フリをあんだけ気合入れる必要があったのか ラストがキメ台詞の途中で隙アリとばかりに衣被せたようにしか見えなかったけど あれはわざとなのか?「ごたくはいいから帰るぞ」みたいな演出なのか? まあそもそも原作の竹取物語がぶっちゃけよくわからん話だし 原作準拠にするとこうなる…のか…?
>捨丸とのランデブー飛行は「おい既婚者だろ」 わかる お前妻も子供もいるじゃん…って思った 大体感想一緒 正直なことを言うとあんまり理解出来なかったから面白くなかった まあ女童が可愛かったとしか言えない
捨丸が天女の息子というのはかなり無理がある
>>876 もそうなんだが羽衣伝説と竹取物語では時代が違いすぎる
天女は長生きだからあそこまで老けるには数百年ぐらいかかるだろうし
でも天女が覚えていた歌を捨丸たちもわらべ歌として知っていたわけだから
数世代後の子孫と考えてもおかしくないな
木地師は流浪の民だから静岡から京都まで旅をしてきたとか
883 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/11(土) 02:11:25.02 ID:O8OEEWGr
>>880 表面的なことしか見れてない典型例だな
貴族文化の美しさも描いていて別に貴族を否定してるわけではないし
貧乏人も泥棒したりと悪いところも描いてる
求婚エピソードも金や衣が出てきたのもわらべ歌への憧れを消すための月の罰の一環
半日というのも間違いでかぐや姫が成長するまでに
花が咲いたりさなぎが蝶になるのを描いて時間の流れを表現してる
さらに捨丸のシーンこそ貧乏>貴族じゃない象徴じゃん
貧乏>貴族なら捨丸を美化して描けばいい
要するに貧乏>貴族が受け入れなれないと的外れな批判をした上に
自分で貧乏>貴族じゃないから感動できないと矛盾したことを言ってる
逆に貧乏人も貴族も清も濁も含めて生きることを肯定したのがこの映画
>>7 の解説を聞いたら少しはわかると思うが
単純な善悪で分けられる話じゃないでしょ 月も地球も都も田舎も 分かりづらいのも事実だが、ただの田舎マンセー都会sageみたいな話ではない そうだとしたら捨丸とのシーンとか最悪なものにしか映らなそうだが 「田舎で地に足の着いた生活してたら浮気すら許されるのか糞が」みたいな
あの琴の音色や着物の美しさの表現とかは貴族文化への尊重がないとできないだろうな 女童だって貴族なんだし貴族全否定なら女童も悪く描かないといけない まあご丁寧にわかりやすく説明してる映画ではないから理解できなかったという人がいても不思議ではない ただ自分で考えたり理解しようとすれば答えは見つかるようにはできてるね それが名作とそれ以外の作品との違いだろう
姫は泥棒を見てすら泥棒してもいいから貧乏が良かったとか言ってるし明らかに貧乏>貴族な気がするが 少なくとも姫はその立場で演説めいた事言ってる訳で 主人公の主張である以上それは作品テーマとほぼ=じゃないのか? とはいえ作中で姫の演説が遮られ気味なのはその辺のバランスを取る為なんかなあ 半日は間違いかそれはすまん けど言い方は悪いが良成長のおかげで普通よりかなり楽して育てたわけで 良成長設定に意味はあったのか……? 月の罰とかの事はよく分からんから何とも答えようがない 俺はそういう深い意味は一回では読み取れなかったが 何回も見ればわかるのか
「生きている手応えがあればきっと幸せになれた」とは言い切っていてるが、 捨丸に関しては「捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたかもしれない」と推測に過ぎない 成長を速めたのは、無条件に幸福でいられる子どもという時間を剥奪する月の罰の一部と考えている俺は それに竹から生まれたことと成長が速いことからついた「タケノコ」という呼び名は中盤全く呼ばれなくなるが、 再会シーンではよく生かされていいガジェットになってる
888 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/11(土) 02:49:49.83 ID:O8OEEWGr
>>886 重要なところだから全部は答えられないけど
例えば捨丸のシーンで姫は「幸せになれたかもしれない」と言ってるだけで断定はしてない
実際飛べたのは一瞬だけで海に落ちてる
捨丸に至ってはここから逃げようと山暮らしや貧乏を否定するようなことまで言ってるし
貴族生活をしながら山暮らしに憧れた姫と
山暮らしをしながら貴族生活に憧れた捨丸
さらに姫は月に見つかってるし捨丸には妻子がいる
向いている方向も逆だしもともと結ばれるはずもないし
結ばれることが善とも言えない2人だけど一瞬だけ生きる喜びを共有できた
このシーンだけでも単純な貧乏>貴族ではないし
そういう考え方の違いや善か悪かを超えて生きることを肯定しようとしてることがわかる
だから最後の言葉だって「喜びも悲しみもこの地に生きるものはみんな」とみんな宛に言ってるじゃん
月に帰るシーンでは山の民も貴族もみんな姫を見送ってるし
明らかに山の民だけ優遇して貴族を軽蔑するような描き方にはなってないよ
>>880 確かにかぐや姫は相当変わった子だけど、都会暮らしが嫌というよりかは、
窮屈な社会システムが嫌って感じじゃないかな。例えば、ゴリゴリの
資本主義システムに支配された世界が辛いって感じ。これなら現代人でも
共感できる部分はあるのではないか。都会は戦場だっていうし、なぜそこまで
欲望剥き出して金銭を求めて争い合わなければならないのか、みたいな辛さは
現代人なら少なからず感じてるところだろう。半沢直樹でいうなら近藤
みたいな苦しみ。かぐや姫も自分を商品扱いされたことに猛烈に怒ってたわけで
>>887 なるほど
たしかにタケノコと呼ばれなくなってからは急成長が止まってるな
もしあのまま急成長してたらすぐおばさんになるから
嫌な求婚もされなくなってそれはそれで幸せだったかもしれない
月としては美しいままにとどめたままのほうが結局姫を苦しめることになるということか
>>888 「この地に生きる貧乏人はみんな」とは言ってないなw
この映画が分かりにくいとしたら、それは構造が弁証法的だからなん だろうなー。都会暮らしの良いところも悪いところも描くし、田舎暮らしの 良いところも悪いところも描く。女性の商品化を否定するかぐや姫の側に 萌えキャラのような女童を配置したり、何かの価値観を提示するとすぐに それを否定するような構造になっている。最終的には阿弥陀や極楽浄土や 宗教まで否定する勢いw この映画自体が仏教の世界観で固められているのにも 関わらず!見た目以上に相当複雑。でも、やっぱ最終的なメッセージはいたってシンプルなのだがー
>>886 貧乏の辛さはわかってないと思うけど、今よりは良いと思ってるだろうね
なんてっても生理来て数年なんだから大体15歳位だろ…
893 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/11(土) 03:26:02.47 ID:c+Ki/7sd
出口のメッセージとしては、里山>都ではないし、 山人>貴族ではないことは確かなんだが、 初期設定というか観客が踏み込む入口の段階は 山人>貴族、里山>都の図式で受容されるだろうな。 実際、帝や石作よりも捨丸の方が魅力的に描かれているし、 秋田や相模よりも炭焼き人の方が賢そうに描かれている。 半ば意図的な女性>男性のフェミニズム視点も同じだが、 この入口の部分に抵抗感を持つと、最終的なメッセージ (弁証法のジンテーゼ?)に乗って行けない感じはあるかな。
捨丸空中浮遊あたりは、「は? なんじゃそりゃ。お前妻おるやろ」ってなったよ俺も。 別れのとこも翁がどうも白々しくて、ため息漏れた。 男どもは死んだ人以外はだいたいクズエピソード大なり小なり入ってた感じしてどうも好かんけど、 かぐや姫、女の童、ばーちゃんなんかの女性陣がいいキャラだし、嫌いじゃないけどね。
子供がいない寂しい老夫婦に天からの恵みで子供ができたら死ぬほど嬉しいだろうな 過ごした時間の長さではなく姫の成長の一瞬一瞬が喜びだった そういう翁の溺愛っぷりが月に利用されて姫を不幸にしてしまったわけだけど 最後には翁も姫を守るために月と戦うことにした 勝ち負けは関係なくてその気持ちが姫には嬉しかったと思う
顎に抱きつかれて現世を全否定して、捨丸と飛んで現世を全肯定する 全肯定のなかには顎も含まれてるんだろうけど、全否定から全肯定に変わるどの辺りで顎は許容されたのかな 処女喪失したらセクハラなんてどうってことないっていう監督からのありがたいメッセージなのかな それにしてもコロコロ全否定したり全肯定したり薄っぺらい価値観だな 1bit脳かよ 彼女ができたとたん世界を全肯定したゲド戦記の主人公みたいだ
里山とか自然とかじゃなくて、 上京した奴が地元恋しがるのと同じ。 高畑が言ったように、現代人をあそこに放り込んだらってのとリンクしてる
かぐや姫が「全部偽物だ」といって庭を無茶苦茶にするシーンが恐かった。 高畑はあのシーンでかぐやを含めて自分の仕事を全部否定しちゃっている。 高齢の監督が作る作品じゃないよ。
上京というか転勤族の親を持ってたらなんとなく理解できる気がする 小学5年とかで生まれた町から引っ越し→東京へ行くが子供の財力では元居た町へは戻れない →入れられた私立エスカレーター校はもうグループが決まって居るし作法は重苦しい、家は大きくなったがガーデンパーティーだなんだと丸で父の見栄の為に素敵な娘を演じてるみたい →高校を卒業してバイトして故郷に帰ったら人は自分を覚えて無いし友人の人間関係も趣味も変わってるし目線も高くなって風景も全然違う →帰りたい戻りたいのに帰れない。周りを否定してた都会時代を有意義に過ごしていれば東京が帰る場所になったのかもしれないがそれも叶わない。どこかへ帰りたい 現代にするとこんな感じ
>>879 ホーホケキョの監督でメジロとウグイスの混同は有名なのでそうだとしても意図的かも
女童はおそらく貴族ではなく使用人
>>896 安すぎるよ、あなたは。
捨丸と飛ぶ前から現世の素晴らしさに気づいて肯定しているでしょ
あなたの言う所の「処女喪失」に関係なく現世を許容したのだから
この時点であなたの
>>896 の意見すべてが誤りになった。
日本では明治以前は処女かどうかはあまり表立って問題にならなかったな。 北村透谷以降だな、処女にこだわるのは。
>>901 安い人格攻撃だな
処女うんぬんは論旨の一部であって全体ではないよ
現世否定の引き金になった顎との和解なしに現世肯定なんて成り立たないだろ
>>903 帝の気持ち悪さばかり目についたためなのか、なんか勘違いしてるみたいだけど、
引き金はそこらじゅうあったよ。
んで最終的に悔やんでるんだから、立派な現世肯定だろ?
諦めて妻になることが和解ってんなら、それは結局「物」扱いの時と変わらんよ
彼女ができた途端世界を全肯定ってのは 人を好きになるってのはそういうことだから それでいいんじゃないかな〜。 ゲド戦記見てないけど。 かぐや姫の性格や行動についてはたしかに説明不足で 唐突で支離滅裂ととられても仕方ないと思うけど 限られた時間の中で高畑じいさんの「アニメでやってみたかったこと」を 優先して詰め込むためにストーリーの整合性を取るために必要だったシーンが いくらか端折られちゃったんじゃないかなあと想像してます。 dvdでディレクターズカット完全版とかでないかなー? でないだろうなー。
>>905 説明不足って感じはしなかったけど、わかりにくさはあるだろうな。
小説版読んでみるといいよ。
>>895 姫から話を聴かされたときに、話が腑におちるにつれての表情の変化
最初のよちよち歩きの場面があるだけにいっそうしみる場面
>>904 >んで最終的に悔やんでるんだから、立派な現世肯定だろ?
悔やんでるんだからってのはよく分からんけど
そんなんで現世肯定ならあんなに嫌がったのは、否定したのはなんだったのか…
やっぱりコロコロ変わりすぎだと思う
>>904 求婚者達と同じ女性観の男たちの権力の頂点だものな
嫌なものは嫌、という
和解うんぬん入れちゃったらそれこそ原作大改編じゃがな
>>908 そもそも肯定した部分は幸不幸を妥協することじゃなくて、
その不平等な幸不幸が蔓延する世界を肯定したことだぞ。
帝との接触で感じ取った感情は、故郷や人間関係、習わしやらを飛び越えて、
この世の全てを否定した感情。
>>906 でも例えばかぐや姫がキレて疾走するところは
もう少し段階を踏んだ方がよかったように感じませんか?
この監督に皆が期待していたのって
そういうところを丁寧に描くことだったと思うのに
ぽかーんとなっても責められないと思いますよ。
>>910 要するに顎は許容されてない、否定されたままってことね
それなら納得できるよ
上の方で都も里山も全部肯定してるみたいなレスがあったから違うだろと
顎や貴族を否定する映画だよな
>>911 生まれて一年しか経ってない人間に相酒やおもてなしをやらせて、
その肌身に社会の矛盾を叩き込まれたら、ああなるでしょ。
直前に相模とのやりとりで「高貴な姫君は人間じゃないのね!」と突っぱねてるし、
宴の席で最終的に「もののけ」とまで言われりゃあ
>>912 一応一般庶民の連中からの求婚(前段階の文のやり取り)も全て蹴ってるわけだが
この映画はそれぞれの登場人物の気持ちを察することができるので面白いです。
一番難しかったのが御門でしたが、不勉強なことに女性が髪をかきあげて耳の上に
おく「耳はさみ」のしぐさが高貴な女性は避けるべき品のないことだったとは
知りませんでした。それを知り一気に御門に同情することができましたw
当時は女性の顔を見ることさえ性的な意味があったわけですから、たまたま見た
姫の耳はさみのしぐさに御門が「興奮」したのもうなづけますw
たしかに現代でもオーバーアクションで髪はさみをした場合、男を誘う意味の演技
になりますよね。多分既出なんでしょうが、この一点だけでも御門に同情しますw
参考:
ttp://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140106/E1388945337959.html?_p=2
>>912 社会の身分階層で左右されるところはね、肯定されてないね
>>914 捨丸と飛ぶこと前提の限られた現世肯定だからな
>>913 キレるのは納得いきますけど
あそこまで激しく反応することに対して
説得力があるかというとどうかなーと思うんです。
あの疾走シーンはこの映画のもっとも素晴らしいところだっただけに
もっとストンとハマっててほしかったなあと。
この映画が大好きだからこそ気になるんですよねー。
タケノコが着物脱ぎ捨てながらダッシュする場面でモノノケダンスを聴きたい
>>911 >>918 それは映画の中でそこだけ、別の作品のようだと思ったんじゃね?
場面が実験アニメになってるぅーと
>>919 完璧だな
実現不可能という点に目をつぶれば
結局、 「誰もが幸せになれる世界ぃ〜サイコー」 と思ってたけど、時間が経つにつれてそうじゃない世界だってこと痛感させられて、 「なんでや・・・なんでや・・・いややこわなん!」 って月にSOSを無意識の内に発してしまう。 だけど幸不幸以前の問題としての「存在」の大切さに今更ながら気付かされて、 「ごめん帰って。おいこら、汚れって言うなやカス」 と反論したけど口封じされたって物語なんよ。 貴族否定っていうか、理想主義者批判っていうか
>>918 少数派かもしれませんが姫の疾走シーンがストンとハマりました。
ですが、どうしてストンとハマったのかは説明が難しいです。
1. 自分の事だけなら我慢できたけど翁が馬鹿にされた(親しい人に対する
侮辱は自分に対してよりも怒りが大きい)。この怒りで姫は翁が好きだと解る。
2. あの年齢の娘さん(思春期)なら一人になりたいと思う(家出とか)。
もう少し微妙なところも含めてハマったと思うのですが、この2点以外に自分で
も気づかないことがあり、そのためにハマったのかもしれません。
>>924 少数派とは思わないですよ
重要な場面だもの
現世の肯定とはいってもなんでもありとはいってないな その辺を混同してはいけない 例えば高畑にしても戦争は人間らしい行為だから肯定しようとは言わないだろう 殺人やレイプを人間らしいことと肯定するわけがない そのあたりの線引きはちゃんとしてある たとえばレイプ魔や殺人犯と和解することはできるかもしれないが レイプや殺人自体を許容するわけではないように 罪を憎んで人を憎まずということ 全肯定と言ってる人は平民にも貴族にも共通する根源的な部分のことを言ってるわけで たとえば自然や人間とのつながりなしには生きていけないこととか 生まれて育って死んでいくこととか 貴族だって平民だって肩書きをとれば同じ人間であり生命なんだから そういう意味ではまったく否定されてない この価値観はたぶんかぐや姫という映画のなかで最初から一貫してる なぜならわらべ歌の歌詞そのものだから そして現代人でも決して否定できない価値観だ 自然となんのつながりもない人でも毎日ご飯や野菜や肉をたべるし まったく友達がいない人でも2chに書き込んだりしてるわけだから
>>921 いえ、自分的にはこのアニメ全てが
ドラマ性は2の次の実験アニメと捉えているので
あのシーンはぶっ飛んでてカッコいいと思って見てたんです。
でも周りの反応がはなはだ芳しくない。
理由を聴くと概ね姫の性格や行動が唐突すぎて
理解が追い付かなかったというのと
エピソードの繋がりの必然性がわかりにくいとう2点になるんです。
歌人とか編集者とか一応アート系の人にも聞いてるんで
彼らの教養が劣ってるとかそうでもないと思うんで。
歌人や編集者だったら優れているっていうのがすごくね…
ところでおかしなことを思いついた 里暮らしのころに水に飛び込むカットと、飛翔シーンの水しぶきは「対」になってるんだろうか つまり、あるときを境に話は巻き戻されていって姫はふたたび赤ん坊に戻ると
>>928 言ってるのは知性や感性ではなく「教養」のことね。
あと実験作っていうのは
冒険しているっていうことなんで
ネガティブに取らないでください。
あえて賛否が分かれるのを承知で
こういう風に作ってるんだろうという意味です。
竹取物語 せめてwikiくらい見てどこが高畑解釈かわかってから書き込みして欲しいよな
>>929 この映画はこういうの多いですよね。
捨丸が飛ぶのが上手でないキジを抱えながら崖を落ちる
捨丸がほとんど飛べないニワトリを抱えながら追手に手に落ちる
捨丸がかぐや姫を抱えながら自在に空を飛び唐突に水に落ちる
>>930 実写でカメラマンが手持ちで一緒に走ったらああいう映像になるんだろうなあ
>>932 山で雉を捕まえたあとで長い別れがあって、再会したときには鶏を抱えていたし
>>927 とても面白い反応だと思います。
>理由を聴くと概ね姫の性格や行動が唐突すぎて
>理解が追い付かなかったというのと
のが、
>歌人とか編集者とか一応アート系の人にも聞いてる
という方々だとすると、だからこそ「アート系の人」なのでは。
「アート系の人」に限らず姫の性格や行動を突飛と思った方々は、機会があれば
ぜひ、御自身の親御さんにこの映画を観て頂いたらどうかと思うのです。
予想される感想の一つは、『とてもよかった。おまえの思春期の頃が思い出さ
れて懐かしかった』だと想像するのです。決して「アート系の人」を馬鹿にして
いるのではなく、誰でも自分の子供自体を客観視することは難しいし、職種によって
は他人から見て「変な人」(ご本人は自分が変な人だとは思っていない)の方が才能を
発揮できる場もあると思うのです。
姫が琴が上手かったのも、「アート系の人」の性格も含めて描いたかもと思ってい
ます。現代人があの時代に行けば、誰でも「アート系の人」だとも思います。
とりむしけものくさきはな の筆頭だしね。
>>934 単なる遊びなのか何かの暗示なのか?
この映画はハマると本当に見るところや考える材料が満載で
むちゃくちゃ面白いんですが
それ以前に初見で拒否反応を示す人も多いんですよね。
もったいないなあ。
>>937 翁のような価値観の人が「全く姫の考えがわからん。どこが感動?キレそう!」ってなってるイメージ
>>938 つか、なづけの宴の酔客たちか、翁は素朴だっただけで
>>935 そうですね。
かぐや姫もアート系の人ですね。
翁もあの子は結婚よりは琴のソリストになるのが天の思し召しなんじゃろうって
考えることができればかぐや姫が幸せになれたかもしれませんね。
>>940 同感です。御門に対してを除けば、顔を魅せない姫の魅力は琴奏者としての魅力
だったはずですから。
>>935 は、書き間違えました。
「誰でも自分の子供『時代』を客観視することは難しいし」です。
>>937 おれもそうだわ、
一回みたけど拒絶反応がでてもう見たくない。
ディスカバリーチャンネルでも見とくわ。
オタキングきたこれ
>>936 遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、
遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
>>926 なら自分の価値基準で選別してるわけで、誰でも普通にやってるだけのことだわなw
月世界と対照する意味もない。
後白河の生涯こそ高畑にアニメ化して欲しいな。 アーティストが片手間に天皇やってたような人だな。
>>927 アート系をひとくくりにし過ぎ
人それぞれの感想を枠にはめるって愚行過ぎる
高畑も見た後に話し合ってほしいと言ってるから 疑問点も良かった点もどんどん言っていけばいい
>>947 文脈からわからなかったのかも知れませんが
アート系って言ったのは
映画や古典にそれなりに知識がある人でも
この映画の演出に疑問を持つ人がいたよー
ということを言いたかったんです。
この映画の良さを理解できないのは
知識教養不足だっていう人もいたので。
950 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/11(土) 13:12:50.35 ID:5A9RW5qK
ゴッホのここのタッチが意味不明wもっとなんとかならんかったのw とかいうやついるの?
それを研究してゴッホが色覚異常だと分かった
と、ここで「カラスのいる麦畑」とショパンの「雨だれ」をバックに絵を描くスコセッシ監督が
いろいろ調べてみたら最近カンヌでペルセポリスというモノクロアニメが賞とってるな テーマも女性の自由という社会派でイランが舞台 こういうアニメが評価されるんだからかぐや姫も十分チャンスはあるな
日本では「キリクと魔女」の日本語版にジブリが協力してたころだっけ
>>949 この映画が難しいという人は映画的教養というより
自然とか虫とか動物とか赤ちゃんとか親子の情とか社会とか
そういう現実の事物に接した経験や感性が非常に乏しいのかなと推測する
昨日のレイトまた 姫に会えた。。3度目 24時間経っていないのに もう姫に凄く会いたくなってる 17日の最終上映に また姫に会いにいきます
「うなぎ」がパルムドールを取るくらいなんだから、かぐや姫が取ってもおかしくない
>>927 原典を読んだ上で、ビジュアルガイドとかに載ってる高畑の企画意図を読めば、
お話面で何をやろうとしたかは概ね理解できると思う。
俺はそもそも出発点から間違ってたと思ってるがw
>>945 いや月世界との対照があるからこそわらべ歌のメッセージに説得力があるんだろ
雑然としていて彩りに満ちた地球を歌った命の歌なんだし
整然としていて彩りのない月の死の音楽とは正反対
死との対照で生をとらえたら鳥虫けもの草木花、そして平民も貴族も本質的には一緒ということ
文芸春秋2月特大号の「高畑勲×宮崎駿×鈴木敏夫、鼎談 -宮さん、もう一度 撮ればいいじゃない」を読みました。 面白かった!突然終わるので、3人での会話の取材自体はもっとあったと思います。 完全版をどこかに収録してほしい。「ハイジ」は高畑作品として評価されるべきと 宮崎駿監督が主張して終了。今回の映画をお互いが批評してます。ですが、 高畑監督は「風立ちぬ」の内容に対しての批評なのに、宮崎駿監督は「かぐや姫の 物語」の制作体制、特にアニメーターに対する負担を批判しています。 興味深かったのは「魔女の宅急便」でキキが飛べなくなるシーンの解釈。高畑監督が フランス人と日本人の受け取り方の違いを説明した後、宮崎駿監督が「理由なし に突然くるものなんです」と答え、作った本人がちっとも客観視していないことに 私は笑いました。「血で飛ぶの」というセリフに高畑監督さんと宮崎駿監督が言い 合いになったとも知り納得しました。 立ち読みのつもりでしたが、会話の密度の濃さに、結局買いましたw
>>960 駿が引退は鈴木の陰謀だと言ったらしいがカットされてたな
アニメーターの負担についてだけど
自分の線や絵の力がそのまま試される高畑アニメと
自分がどう描いても駿の修正が入り結局均一化される宮崎アニメでは
どちらがやりがいがあるんだろう
アニメーターの個性を生かすという意味ではかぐや姫は大成功だったと思う
橋本が担当したシーンとかは圧巻だった
>>956 こちらは昨日10日までだた
しかもここ一週間はレイトショー1日1回状態、人もまばら
でも観た人はほとんど明るくなるまで席を立ちませんでした
965 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/11(土) 19:37:02.45 ID:+Bfx9dP/
さっき観てきた。難しいわけではないんだが、ストーリーでは感動できなかった。 成人の宴のシーンで、走り出す直前の場面が良かった。かぐや姫の怒りと傷ついた心が一瞬で伝わってきて、鳥肌立って心臓バクバクした。 そういうかぐや姫の心の表現とか、人と人との心のすれ違いとか、すごく良かったと思うけど… でもストーリーでは感動できなかったんだよなぁ 自分が男だからなのか、さ22歳には早すぎたのか…
俺は男だし21だけど感動したよ
今BSでジブリの風景にかぐや姫の中の人が出てるけど この声が結構好きだと今気づいたわ
冷たい熱帯魚みたいに国内より海外の方が有名になり評価される映画になるかもしれない… 他にもっといいたとえありそうだが近年の邦画でパッと思いついたのがこれなので
>>967 上映前にトリックの予告編を見たためか、○○由○恵の話し方に聞こえてならない。
トリックといえば明日のトリックSPに朝倉あきが出る
>>972 高畑が自分の人生を総括して出た台詞だと思うとなお悲しい。
愛は負けても親切は勝つ!! 高畑監督って素でヴォネガットの小説に出てきそう。
人とハツカネズミ(マウス)の言葉で一番かなしいのは・・・
977 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/11(土) 23:07:22.51 ID:1QlNrdw2
キネ旬でパヤオに勝った
ターザン、「グレイストーク」やディズニーの「ターザン」ではワイルドに生きる喜びを享受できたのになあ
>>977 むしろ下とはいえ風立ちぬなんかが入ったせいで一気にランキングの価値が薄れた
ディズニーのターザン、ラストシーンで、ヒロインどころかヒロインの父親のじーさんまでワイルド化してターザンしてたところでずっこけたわ 「自然か都会か」20世紀初めなら、野生から脱して文明社会ヨーロッパに行くのは一も二もなくいいことだったんだろうが、 今の時代だと、そうはいいきれない、でもヒロインは文明社会じゃないと生きていけないはず、 別れるしかないよね、ターザンはどうする気だろうって、ラストの瞬間まで主人公に感情移入してまじめに悩んだのがバカみたい 自分ジブリに毒されすぎてたというか「文明と自然の相克」とか、はじめからそういう真面目な作品ではなかったんだなと いやそういうテーマも少しはあったのかもしれないが、最後のじーさんくるくるで吹っ飛んだ いやターザン大好きなんだけどね。ハッピーエンドの娯楽作品として非常に好きだけど。 けど自然か文明かで悩むところ、そういうテーマがなんとなく出てくるのは当時のエコロジーブームや、あとジブリの影響ももしかしたらあるんじゃないかと思うけど 当時のディズニーにゃ荷が重かったっていうか、答えが出なかったんだね。万人が納得できるラストを、どう用意するのかと思ったら、 じーさんターザン化。「ありえねー!」とげらげら笑うと同時に「流された…」って思った。
ジブリは、重いテーマに、毎度がんばってまじめに取り組んでると思う。 ディズニーと違って、ハッピーエンドにしなくちゃいけない、っていう縛りがないからな? 問題提起するだけじゃなく、その答えをも、流さず見つけようとしてる。そしてそれを押し付けず(押し付けちゃ良い作品にならないから)映画にするのも上手いと思う かぐやもとてもよかった。月の迎えのオチは原作通りなんだけど、 それが来迎図だったのにはぶっとんだわ「そうくるか!」じーさんくるくる以来の衝撃だった 来迎図なんだから、つまり死のことだと考えてもいいかなと 作品の問題提起の一つが「どう生きれば充実して生きられるか」だと自分は思ったが、その答えは観客の方がいろいろ考えて、解釈できるしくみな気がする
>>979 キネ旬ベストなんて、昔から価値なんてなかったけどね。
あのすいません980とっちゃったんだけど、ここ、新スレ立ては980? 970?それとも950? 立てた方がいいのかな?も少し様子見て誰も立てないようなら挑戦します。
かぐや姫とポカホンタス似てるかも 飛翔とカラーオブウィンドウのシーン
>>983 特に決まりはないはずだが、次スレ立てる際には、このスレのレス番1から 7までのテンプレと、レス番11、13、15、18の内容を反映してもらえると有難い。
乙
>>965 俺も宴から走り出すシーン好きだな
予告編で見たときは「筆のタッチは面白いけどそれほどでも・・・」
と思ってたけど前の場面からの繋がりがあることで感情が押し寄せてきた
なおガキの「コワイヨー」という声で現実に引き戻されたもよう
あのシーン予告にした奴だけはあらゆる意味で許さないからね
スレ立て乙
>>986 乙です
ジブリ作品で18スレ目って結構伸びてるな
しかもいろいろ面白い意見もあるし
>>980 >>981 ターザンは観たことがないけどそういうテーマだったのか
アメリカ映画と日本やヨーロッパの映画はやっぱり雰囲気が違うね
アメリカ映画はエンターテイメント性とわかりやすさ重視
しかも子供向けアニメではその傾向がかなり顕著になる
日本やヨーロッパはむしろ芸術性と思想性重視
日本でもわかりにくいとか平板すぎるとかで批判する人がいるから最近はそうとも限らないけど
かぐや姫は間違いなく芸術と思想的なテーマを追求した映画だね
もちろんどちらがいいというわけじゃないけど 無理やりハッピーエンドにしようとすると作品のテーマ性が否定されてしまう可能性もある かぐや姫は最後月に帰ってしまったけどだからこそ姫の生きた人生が尊く思える みんな最後には死んでしまうんだから今このときをどう生きるべきかということを問いかけてる あれで月に帰らずにハッピーエンドになったらそのときはカタルシスがあるだろうけど 観客はたぶん自分の人生について何も考えないし自分が死ぬことも今生きていることも忘れてしまう
994 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2014/01/12(日) 04:19:30.90 ID:oYw17d8/
>>972 ごめんなさい。「だったはずなのに」って何のこと?
>>988 わかってくれる人がいてくれて嬉しい! 走り出す直前のかぐや姫の「もう耐えられない」って表情がすごく良かったわ。
ちなみにおれも前の席の子どもが途中で飽きて親にしゃべってた。邪魔だった。
でもあの子はよく我慢してくれたと思う。だって全然子ども向けの映画じゃなかったもんなぁ
>>960 この会話中に高畑監督がキキが飛べなくなった理由(日本人なら何も説明しなくても感じること)として
言った「魔女であることの疎外感というか、仲間外れ、自分の居場所が見つからない辛さ」は、
今回の「かぐや姫の物語」での姫の心情にも通じるものがあると私は感じました。
この会話のくだりでは宮崎駿監督が言葉にできないことを高畑監督が言葉にしてゆく様子が面白く、
こうやって師弟or同士としてずっと作品を作ってきたんだなぁと思いました。
宮崎駿監督の「理屈なしに突然くる」もわかります。逆に天才と言われている人でも突然描けなく
なることがあったんだと「魔女の宅急便」を観た際には親近感がわきました。今の若い人たちは
可哀そうです。繭を作って一人きりになり成長に備える時期が人間でもあるわけで(作家北杜夫の
本から)、短期間なら何もしなくなったり引きこもりしたとしても大騒ぎするのはどうかと。
親や祖父母の世代での思春期では、海や山に出て『自然』に抱かれる形の引きこもりをしてい
ただけだから。芸事でも思春期に一度できなくなるのは普通に言われることだし。
宮崎「パクさんはナマケモノで、僕は勤勉なんです。ね、鈴木さん」 鈴木「・・・・」 宮崎「はい、とは言わないんだw」 高畑「宮さんが言うほど僕はナマケモノではないと思いますw」 だめだこいつら早くなんとかしないと
>>996 高畑「宮さんがいうほど、僕はナマケモノだと思っていないけど(笑)。
宮さんが勤勉すぎるんです」
この「勤勉すぎるんです」で大笑いしました。お二人は両極端なのかもです。
この辺までは立ち読みのつもりでしたw
埋めもの!埋めもの!
うめのこ!
ひーめ、うーめ!ひーめ、うーめ!
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