1 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :
2013/12/23(月) 14:24:53.81 ID:vt+7ILVb
・スタッフ 監督・原案・脚本: 高畑勲 プロデューサー: 西村義明 原作: 「竹取物語」 製作: 氏家齊一郎 脚本: 坂口理子 美術: 男鹿和雄 人物造形・作画設計: 田辺修 作画監督: 小西賢一 作画: 橋本晋治 音楽: 久石譲 濱田高行 主題歌: 「いのちの記憶」 安藤雅司 二階堂和美 山口明子 劇中歌:「わらべ唄」「天女の歌」 他 高畑勲、坂口理子 ・キャスト かぐや姫: 朝倉あき 捨丸: 高良健吾 翁: 地井武男 媼・語り: 宮本信子 相模: 高畑淳子 女童: 田畑智子 斎部秋田 立川志の輔 石作皇子: 上川隆也 阿部右大臣: 伊集院光 大伴大納言: 宇崎竜童 御門: 中村七之助 車持皇子: 橋爪功 北の方: 朝丘夢路 炭焼きの老人: 仲代達矢 石上中納言: 古城環 ・キャッチコピー この地で、ひとりの女性が生きた。 笑い、泣き、喜び、怒り、その短い生の一瞬一瞬に いのちの輝きを求めて。 数ある星の中から、彼女はなぜ地球を選んだのか。 この地で何を思い、なぜ月へ去らねばならなかったのか。 姫が犯した罪とは、そして罰とはいったい何だったのか――。 日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された人間・かぐや姫の真実の物語。 姫の犯した罪と罰。 ジブリヒロイン史上、最高の”絶世の美女”が誕生。
Q.夢落ち2回って都合よすぎだろ? A.あれは夢落ちではない 疾走シーンの後貝が割れていたことからもわかる 月はかぐや姫を監視していてどちらのシーンでも月が巨大化して激おこ状態になってる 姫が月に背き取り返しのつかない事態になったため飛天(クリオネ)の力で時間を操作し無理やり月のシナリオに連れ戻した Q.回想シーンの月のおばさんと海辺の親子は誰? A.静岡県にある三保の松原に伝わる羽衣伝説 海辺に松があり富士山が遠景に見えることから特定できる 羽衣を松にひっかけて帰れなくなった天女と人間の男が出会う物語 竹取物語の前日談としての羽衣伝説という位置付け この天女が覚えていた地球の歌をかぐや姫が聞いてしまったのがすべての始まり また天女の歌「まつとしきかばいまかえりこむ」は在原業平からの引用 まつと松が掛け詞になっており羽衣伝説の松と地上に残した家族への想いを重ねている Q.あの小さくて可愛らしいお付きの者はなにもの? A.女童(めのわらわ) 主人の身の回りのお世話をする侍女見習いの女の子 初期設定では名前はウメだった お迎えのシーンでわらべ唄を歌っていたのは子供や動物には天人の音楽が効かないからか Q.花見のシーンでかぐや姫がすぐ帰ってしまったのはなぜ? A.子供とぶつかって里山のことを思い出してしまい、山の人間ではなく都で高貴の姫君として生きねばならない現実を思い知ったから 桜を見ることができても里山にはもう帰ることはできない、野山の風景を好きになるほどそこから引き離される寂しさに耐えきれなくなった
テンプレがばらついていたので整理し一部加筆しました 変更点 ・前スレで言及のあった在原業平の和歌と天女の歌との関連を追加
乙 しかし花見で機嫌損ねたシーンですら解説必要なのかね
>>9 別板のかぐや姫スレ見たら、
そこまで丁寧に説明して上げないと、
話すら理解出来ない可哀想な奴が多かったからな。
ちなみに三保の松原の件は、地元なのに気がつかなかった。不覚だわ!
コンテ見ないとわからない設定もある。 二匹のカエルがオス同士とか。
>>11 えーマジかよ…こういうの文章にして説明する方が野暮だと思うんだけどなあ
まあ石作皇子の北の方とか羽衣伝説のくだりとか不親切な描写も多いと思うけどさあ
今の日本人そんな読解力落ちたのかよ…こりゃどうりで売れないわけだ
>>12 それはどうでもいいだろw
>>1 乙
三保の松原の親子の背景で煙吐いてる山は
絵コンテでは何か説明されてるのかな
ラストの女童が唄った理由って、 単純に 「まわってお日さん呼んでこい」=「はやく夜明けろ」 ってことじゃね?
2回目見てきた 翁の無邪気な愛情が凄く可愛く思えた。 話の上ではこいつが一番悪いんだけども あと、ここではないどこかへ!の時も昼の空に半月が浮かんでた! 気をつけて見てたら月めっちゃ出てたわ
どんぐり共和国で5人の貴公子の宝物グッズ(火鼠の皮衣のがま口など)とかがうられているけど、買った人いるかな?
19 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/23(月) 17:52:07.41 ID:bUr1Qtif
にせもの!にせもの!にせもの!
>>19 もってこさせた宝物 → にせもの
求婚文句 → にせもの
ここではないどこか → にせもの
理想の場所 → にせもの
理想の自分 → にせもの
生きるって何? → 無の世界へようこそ
>>13 というか、「正解」があると考えるのが愚かだと思うけどね。
ちなみに俺の解釈は、「気分屋だから」。
テンプレで書いてるようなのも理由の一つだろうけど、
そんなことで媼やパタリロを振り回すことに何ら痛痒を感じていない。
いやむしろ、そこにこそ真意があったんじゃないのかな。
自分の不快を解消する為に、供を振り回すことにね。すっかりお姫様気取り。
それこそが唐突に帰りたいと言い出した理由。
げに恐ろしきは女なり。
>>二匹のカエルがオス同士 そんな設定あるんだ…なんか意味が… あるんだろうね コンテ読むの楽しみです
カエルの雄って、近くにいるカエルなら メスでもオスでもカップルでも、構わず抱きつくらしいよ。 で、3段重ねとか5段重ねになったりするらしい。 ストーリーと関係あるかどうかは知らないけどw
あのカエルはオスオスなのか 女が関与できない世界の象徴なのだろうか
ぽんぽこ観かえしたら天人集団そのまんま出てきてたわ
飛翔シーンの暗喩が何なのかは別として、なぜ姫は「羽衣」を持っていないのに飛べたのか ですが、そもそも「羽衣」は飛翔装置ではない、という設定が今回の映画にはあると思います。 姫もそうですが、天女であれば「羽衣」なしでも飛べる、と思えば色々すっきりするように 思えます。 神戸山手大学におられた三村昌義先生の『「羽衣」形成考』では、 「つまるところ、羽衣は神聖な霊魂の宿る衣と考えられ、それを身につけると 神格を得る、言い換えれば人格が転換するものと考えられている。『竹取物語』で 天人がかぐや姫に衣を着せると翁を憐む心も消え失せた、というのはその例で、 逆に羽衣を取られて天へ帰れないというのは、そのことによって天人の資格で ある霊魂が欠けてしまったということを意味しよう。」とあります。 正直、専門ではないので誤解しているのかもしれませんが、伝承等でも飛翔装置 としての「羽衣」がないと飛べない、とは言っていないのかもしれません。
さらにコンテを読み進めて気づいたこと。 山を駆け抜けて里にたどり着いた姫は手に笹を持っている。 これは能でしばしば取り上げられる狂女が持つ狂女笹。 宴会に出てくる田楽(南京玉すだれ)などは鳥獣戯画からの引用。 雪原で倒れたシーンではミニ天女を「和製ティンカーベル」と説明している。 コンテでは露骨に時間を戻していると説明している。 能や鳥獣戯画からも引用しているわけだ。
今観てきたけど、正直、自分が男であることにものすごく申し訳ない気持ちになった ああ、俺は今までどれだけ5人の大臣や帝のように無意識のうちに女性を傷つけ、抑圧してきたのだろうと思うといたたまれない気持ちになった
少し時間がたってしまったが公開翌週に行って 開始5分からウルッときっぱなしでジブリ史上最も泣けてしまった 背景と人物を一体で描いたアニメーションの美しさ、ストーリー 役者達、歌、全てがよかった 月の人たちが迎えに来るシーンでの音楽や 天皇や公達を描いているところなどは疑問を感じる点があるにはあるが、 レビュー酷評している人の気持ちが全く分からない アニメーション史上最高の金字塔だと思う 因みに、風立ちぬは全く良いと思えなかった
つくば近郊の映画館で20時台の上映をやってるのがシネプレックスつくばだけになったわ あとは夕方最終で仕事帰りに見に行けないわ
>>28 まじで?いい人だねw
蓬莱の珠の枝の人が手に入れた経緯を説明する所の熱演っぷりが凄くて超面白かった
わざわざ旅装束まで着て来て芸が細かい
あのくだりは石作皇子のシーンがベストだったなあ かぐや姫もころっと騙されかけたが俺も普通にいい奴だと思った 多分アイツ事前に色々と調べて、かぐや姫が自然大好きっ子なこととか知った上でやってたんだろうな
女童の走り方を「アチャコ走り」と指定していた。若いアニメーターに分かるのかw
自然大好きというかそれもあるけど郷愁や望郷の念が強かったんだろ 箱庭壊すシーンは最初何いきなり発狂してんだと思ったけど、姫の心境を考えるといたたまれなくなる
若くなくても分からないだろアチャコとか分かるのは還暦以上に違いない 俺も見たことがあるのはDVDで東京キッドを見ただけ
(木)陰の表現や姫の赤子時代の動きや虫や獣の動きのシーンなど ちょっとした所でも数えだしたら凄いシーンの開渠に暇がない 正直せりふ抜きのアニメーションでも感情の機微が追えるくらいの表現 特に姫の疾走シーンは正に石の森正太郎がやりたかったことではなかっただろうか 圧倒的に美しく、暖かく、そして哀しい映画 まだ劇場に行ってない人は是非劇場で見てほしい 女性向けとか関係無い こういう映画が奮わないのは一日本人として 本当に情けなく思う 掛け値なしに素晴らしい作品です
予告のダッシュで怖がってた子供多いからファミリー層逃してそうだ 桜の下でくるくるとか幼少時代とかの方は良いと思うが あの予告はファミリー層の集客効果としては逆効果だった気がする 大人はどうしてああなったのか気になって見に行ったりとかあっただろうが
>>37 あのシーン風立ちぬ見に行って予告編で見て絶対見に行こうと
思ったわ
で、風立ちぬ30分立っても全く面白くなってこなくて
2時間殆どぐっだぐだだったのを思い出すわ
風立ちぬはホント宮崎やっちまった映画だったな・・・
赤ちゃん姫が蛙の真似をするところでなんで下半身丸出しなんだって思ってたけど お尻が出てないと蛙の真似をしている可愛らしさが表現出来ないからだと思った ただ単に当時の赤ん坊は下半身放り出してるのが常だったのかもしれんが
>>39 姫、滅茶苦茶可愛かったよな
特に落ちちゃったシーンのあの動きは赤子の滑らかな
動きを完全に表現してた
滅茶苦茶可愛かった
たけのことよんでた男の子達もはいてなかったよね
中国とかでは赤ん坊の尻は丸出しで、 それで排泄させているというし、 そんなものかもね。 赤ん坊の動きや仕草は本当に秀逸だった。
丸出しだと畳とかビショビショになっちゃうと思ったけど畳は高級品だから庶民は板敷か おしめ洗うのも大変だからビショビショの方がマシなんかね
かぐや姫マンセー! 風立ちぬはクソニダ
そうだよクソだよ
俺は風立ちぬもかぐや姫の物語も素晴らしいと思うけどな。 風立ちぬは昭和史と堀辰雄の作品を知らないと分かりにくいのは確かだが。
比較がいかんってことはないが、わざわざ叩くだけのために持ち出すのはどうかと思う。
>>44 朝鮮を絡めるな
風立ちぬは本当に宮崎がやってしまった映画
二郎には殆ど感情移入が出来ない
演出だろうが庵野の棒読みとあいまって人間味や体温を感じない
菜穂子も悲しみを背負って生きてるが何故二郎を思い続けたのか
伝わってこない
関東大震災の時に助けてもらったことと運命的な出会い?という
だけでは全く伝わってこない
二郎にいたってはただ、菜穂子きれいということだけでしか
見ていない
菜穂子の体を気遣ったりするような所も殆ど見当たらないし
妹にも全くそっけもない
仕事に没頭しているといえば聞こえは良いが、そのモチベーションも
子供の時に見た夢のみ
ラストで今まで作ってきたものが価値観とともに崩れ、
虚無感が襲ってくることになるが、それすらも軽い
菜穂子の死と設計した飛行機の成功を合わせたシーンを
美しいとはとても思えない
同じ戦闘機を描いている映画でも豚と比べると酷い作品だ
豚は傑作、風は駄作
>>43 平安時代中期だと、
畳は貴族や宮中でも高級品。
作中でも描かれているけど、板敷きに
円座を敷いて座り、ベッドに相当するのが畳だった。
光源氏と女君が愛を交し合ったあと、二人の肌にはたたみのあとがくっきり。
なお、庶民は地方にいけば竪穴式住居がまだ現役。
あと、昭和史のことを言えば関東大震災から 昭和金融恐慌そして戦争へと向かっていく不幸な時代を 全く感じさせないのもありえない 特に、取り付け騒ぎになっているシーンを車から 大変ですねと全く他人事になっているのは 正直イラッと来た
本編が始まる前に、ちばてつや&宮崎駿の「ユキの太陽」とかいうプロモ?が流れてて何かと思った これ、ほかの映画館でも流れてるんだろうか
>>50 一応聞いてみるが最後のシーンの草原はどこがモデルか知ってる?
まあ好き嫌いおいといても二郎妹が終盤出張ってきて、本編でまったく菜穂子との交流がなかったのに 彼女のことでいちいち泣いて別れのおいしいとこまで持っていくあたりがサイアクに薄っぺらくてしらけた 他はともかくあそこもっと突っ込まれてもいいと思う かぐや姫は構成しっかりしてるからそういうのなくて良かった
>>53 本当に見たのかよ。
菜穂子が生きてといいカプローニが酒を飲んで行かないかというあの草原だよ。
>>54 確かに
妹は兄に自分が無碍にされてるのもあわせてだと思うが
かぐや姫は本当に良かった
ジブリ映画で終始潤みっぱなしというのは初めての経験だった
序盤から翁とおうなの演技にどっぷり入って行ったし
>>55 見たよ
終始つまらなくね
壊れた多くのゼロ戦が埋まっていて虚無感を思わせるシーンだろ?
カプローニは確かにその通りだわ
即答できなかったが、間違いない
結局風立ちぬを理解しようという気がないんだね。関東大震災の火災に将来の戦争の被害を予感している二郎とか俺は身震いがしたよ。
比較するとか関係なく 声を演じた方々も素晴らしかったと思う
かぐや姫はお芝居だな アニメ映画として褒めるのは無粋だよ
コンテの羽根つきのところで、高畑が 「羽根突きは、室町時代、毬杖(ぎっちょう)が変化して生れた、 とウィキ他にあるが、毬杖はホッケーのようなスポーツであり、 ちがいが大きすぎて、にわかには信じがたい」 と書いている。コンテにウィキが出てくるとは思わなかったぜw
夢オチを二回やるのはちょっとどうかと思った
>>57 理解しよういう気がないとか何を言ってるのか
大体、関東大震災の時点で、第二次大戦の戦争被害とか
無理やりも甚だしい
そういうのは理解とは言わない、飛躍という
まぁ、何言っても仕方ないだろうが
あの映画が色々賞取れるなら、かぐや姫はどれだけ取れるの?
と思うわ
メンズデーでやっと見てきたけど 罪と罰がよくわからんかった。もうジブリは宣伝コピーつけるの止めろと思ったが パンフの「企画」には書いてあるのな。なんでバッサリ切ったんだろ。しかし、企画文を「風立ちぬ」パンフにも載せてたが ソレ載せないと解らない映画ってのもどうかとw
風は置いておいて、 かぐや姫の圧倒的な美しさは(山田君を試作として) 千尋やもののけを遙かに凌ぐアニメーションの世界を 一つ広げたものだった ただ、あの美しさは日本人特有の感覚に根ざしたもの だろうから海外受けは良いかは分からないのも確か 今までのジブリ作品のような(山田君除く)塗りきった アニメの方が海外では受けるだろう 間違って手抜きととられるのが一番怖い ただ、日本画や書道が好きな人や経験者はかぐや姫が 好きだと思うわ
風立ちぬとの比較は別にスレ立ててやってもらったほうが…。
>>15 コンテは見てないけど、あの富士山の噴煙は、「不死の薬」は
この映画には出さないけどわかってるよ、というポーズかなと
思った。
平安時代に富士山が活火山だった傍証の一つが「竹取物語」の
あの記述だとされてもいるし。
>>67 申し訳ない
俺が悪い
ただ、風の予告編でかぐやがあったからかぐやを知り
風があまりにも酷く、かぐやが逆にあまりにも
素晴らしかったのでどうしても、ね
これ以上は止める
>>64 構成からして理解してないのな。
まずカプローニが第一次大戦で飛行機が街を焼くのに使えることを示唆したので、二郎は関東大震災の火災を見て自分が作りたい飛行機が呪われた夢であることを意識するわけだ。その時点で東京大空襲につながるわけではない。
>>69 間の悪いやつだな
風はもう良いから
俺はあんな駄作は認めないだけだ
宮崎の作品はもう二度と劇場には行かない
引退するらしいから次は無いだろうがね
二郎もポニョもたいして変わらないよw
>>65 かぐや姫が地球に降りてきた理由が罪と罰で、そこは一応語られてたし俺はそこは良しとする
ただ地球で罪があるのはかぐや姫を不幸にした翁を始めとするクズ男どもだよな。かぐや姫に罪はない。
風立ちぬの最後の草原はノモンハンだ。 近代史勉強してからもう一度見てごらん。
かぐや姫は決して完璧な作品ではない。特に脚本とかには不備があると思う。 しかし、映画のメッセージ自体が「不完全なほうが素晴らしい」っていう ものなんだから、むしろ完璧すぎる脚本を目指してはいけないんだよなw そこら辺の微妙なさじ加減には高畑監督も苦労したと思うわー。 結果として「完璧なる不完全」っていう稀有なバランスの映画になった。 実のところ映画通を引き付けるのはそこかもしれない
>>65 ユリイカの高畑インタビュー読んだら、コピーのせいで本編を変えたと言ってる。
「姫の犯した罪と罰」というセンセイショナルなるなコピーが出ちゃった。しょうがないから、ちょっとチラシ裏に書いたり、本篇もそれで少し直したところがあります。
チラシ裏ってパンフのことだろう。高畑としては罪と罰なんて強調したくなかった。
ちなみに風立ちぬの「生きねば」というコピーも鈴木によるもので宮崎は風立ちぬでそんなことは言っていないと明言している。
風とかぐやどちらも空想上の設定に基づいた時代物であるんだけど 風は当時生きた人間の感情に迫っていて、現代人がどう思うかは関係ないって感じだが 一方かぐやは現代の問題を時代物に投影してる分、当時の人間の事情は関係ないというスタンス 派手なファンタジーを描く宮崎に比べて高畑は硬派で渋い映画を撮る、ていうパブリックイメージに反して この二本を比べた場合には、硬派なツンデレ風立ちぬと派手なファンタジーかぐや姫という対比にはなると思う
>>74 トトロで成功しちゃったからだろうなあ>コピー
高畑監督のはいつもアニメでこんな現実で当たり前のこと見せなくても、とは思うが
萌アニメ見ても、こんなの見てていいのかという気分にはなるw
>>75 鋭いな。
実際かぐや姫を見て考えた人には明白なように、罪と罰がテーマではなく、何もしないで苦しみも楽しみもない生き方より間違いを犯して苦しんででも生きる楽しみがある世界がいいよね、って話だ。
姫が犯した罪と罰、って全然この映画の主題と違う。
あえていえば、生まれてくるという罪を犯した必然、死ぬのが罰だってな話だなw
シビアーな倫理問題を扱っている分、萌えアニメとは一線を画すものだけど 仕事終わって酒飲んで寝るまでの間くらい日常系萌えでブヒブヒ言ってる方が まあ健康にはいいだろうなw
おいらも風立ちぬはあんまり好きじゃないんだけど、その理由は宮崎監督 にしては珍しく視線が過去に向いてるからかな。「俺はこういうふうに 生きてきた」っていう思い出語りなんだよね。宮崎駿は常に未来に対する 予言的な要素を含んでいたけど風立ちぬにはそれがない。現状で止まっちゃ ってる。しかもそれが非常にタカ派的なものに見えてしまう。まぁ、本当は 村上春樹的な世界観なんだろーけどさ。それだってもう古いじゃんって思う。 映画が未来への指針を示していない。むしろ、かぐや姫のほうが一周回って? 思想的に新鮮だし未来に開かれている。 なんせ仏教的な世界観をポップな形で甦らせたのだから。これは偉業だと思う。 なんにせよ、宮崎駿は引退なんて出来なくなったなw 高畑にしてやられたまま 終わるわけにはいかないはず!w
>一周回って?思想的に新鮮だし これはあるだろうな また逆も然り 実存主義を体感として古く感じる人にはかぐや姫は合わないってのはあるだろう ただ仏教をポップな形に?ってのは全く人とは違うピントを持ってるみたいで 俺には全くわからんw
風立ちぬは、「共産主義革命の失敗のトラウマ」を抱えた世代の総決算の ような映画だと思う。それは庵野にも引き継がれているテーマ。 しかし、高畑勲にはそのトラウマがない。頑なに共産党支持?であり続けた。 そして現代の多くの子供たちにも、そんな共産主義革命のトラウマなんてない んだよ。その点で実は高畑のほうが現代にリンクしやすいのではないか
風立ちぬとは全然違うテーマの映画だから比較するのは難しい 高畑と駿の関係は考えてみるとかなり面白いだろうけど 高畑の場合いつも駿との比較でしか語られないからそういうのはあんまり好きじゃないだろうし 何よりかぐや姫は誰それとの比較なしでも単体で十分魅力的な映画だ
>>81 ほら、仏教の輪廻転生だとか六道とかがこの映画の決め手になってるじゃん。
エヴァにしてもまどマギにしても、そして風立ちぬにしても旧約聖書とか
西洋思想から引用したりしてるけど、かぐや姫は仏教だから。
なんか灯台もと暗しって感じで個人的には凄く新鮮だったよ
>>80 それは誤解で、宮崎自身は現在が昭和初期によく似ているという「予言」を
「風立ちぬ」の最大のテーマにしていると思う。
>>85 かぐや姫は一見仏教に見えて、ベースはゲーテ-ニーチェ-サルトルの実存哲学の
系譜だと思うよ。
87 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 01:01:32.56 ID:EYitH7sj
映画をあまり見ない自分が言うのもなんだが、 風立ちぬは駄作だとか、かぐや姫は竹取物語そのまんまとか 批判する人たちは、映画の楽しみ方の幅が狭いのではないかと感じる。 映画に、起承転結がはっきりしたストーリーは、必ずしも必要ではないし、 登場人物に感情移入できるかどうかでいい映画かどうかが決まるものでもない。 映画とは、あくまで映像と音からなるシーンがいくつも積み重なったもので、 ストーリーが完全破綻していようが、登場人物の思考が全く理解できなかろうが、 成立するものだ。そんな映画であっても、シーンの一つ一つをじっくり味わうことで 映画を楽しむことは十分可能だ。 例えば、かぐや姫がバッタを離したあと、髪をまとめるシーンがある。 髪の質感や手つきの表現が素晴らしくないだろうか? 私はストーリとは関係なく、このシーンを眺めるだけで極上の時間を過ごせますね。 しかし、なぜ髪を結う「だけ」のシーンを高畑監督はわざわざいれたのだろうか? (これは私個人の解釈だが)バッタを放すときの子供っぽい雰囲気から転じて、 髪を慣れた手つきでまとめるのは女っぽい。おそらく 心はまだ子供なのに、周りからは女と振る舞うことを求められているかぐやの 苦しみを暗示しているのだろう。 それを思うと、髪を結うときの無表情さが痛々しくも感じられる。 たった1シーンだけでこれだけ楽しめるのだから、全てのシーンについて、 画面の隅から隅までしっかり見て、その美しさをじっくり味わったり、 その場面の全体での位置づけについていろいろ考えをめぐらせば、 本当に充実した時間を過ごすことができると思う。 それは風立ちぬでも同様だと私は思いますね。例えば菜穂子が療養所を抜けて 一人雪原を歩いている「だけ」のシーンに、私はとても心を打たれました。 ストーリや会話ばかりを追う人は、 映像と音の全体から得られる、膨大な情報の多くを 見過ごしてしまっていると思う。それはとてももったいないと思う。
髪をまとめて、でも髪が一筋垂れてきて、またまとめ直して、ってところがリアルってのは分かるんだけどさ。 色っぽかったし でもかんざしをただ刺してただけだったからほんとはあれじゃ髪は留まらないと思ったんだ。 一回浅く差して、ひねって絡ませて、深く刺さないと止まらないもん 捨丸が雉取って怪我したから布裂いて巻いてあげるところも色っぽかったね
>>86 そりゃあ、ラストで仏教を否定してるようにも解釈出来なくもないからから
実存哲学っぽくも見えるけど、実際のところは全然宗教を否定してないと思うな。っていうか、
仏教的な世界観、輪廻転生や六道がないとこの作品自体がなりたたないし、
最後に月に映る赤ん坊の意味も分からなくなる。何よりラストソングが僧侶の二階堂和美w
>>87 髪を結うシーンは本当にすばらしかった
俺もほとんど同じ解釈だが捨丸が殴られるシーンから三年月日が経ってるから
バッタで姫の内面が変わってないことを表現して
髪で姫の外面の成長を表現したんだと思う
時間の流れによって変わるものと変わらないもののコントラストが効いていて印象的なシーンだ
>>86 風立ちぬを予言ないし警告であると言える根拠は東日本大震災の時に現実に追い越されたと言っていること。
関東大震災の後のようなことが再び起きると考えている。半藤との対談でも確認できる。
>>87 アニメ映画を褒める際にまずアニメであることを褒めるってのは
物語の「読み手」の態度としてひどく無粋に感じるんよなw
充実感が得られるというのはよく解るのだけど
ニコニコ大百科からw 輪廻思想のゴールは、ループから抜け出すことにある。これを解脱と呼ぶ。つまりループは否定的なものとして扱われる。 一方、永劫回帰のゴールは、ループそのものの肯定である。今この生が何度来てもかまわない、それで良いのだと強く肯定することにある。つまり、ループは肯定的なものとして受け入れられるものである。
>>89 そりゃ宗教は在るものとして扱うだろうよ。現実に在るのだから
問題は主人公の立ち位置で、何を肯定し否定しているのかということだから
まぁつまんなくはないし、俺は好みなアニメだったのは確かだけど 傑作とはいかないね 傑作って言えるのは、まじこんなもんじゃねーから なんつーか、パンチ力がないというかなんというか これはほぼ全員の真実の評価だろうね
>>70 自分が最後にまだ批判かましといて、その言い草はどうかと思うぞw
どっちにも肩入れする気はないけど
>>95 >なんつーか、パンチ力がないというかなんというか
そういう感想は決して否定しないが「俺自身」はまさに映画の「パンチ力」に圧倒されたクチだよw
ただしどっちかというとジワジワ効いてくるジャブの応酬って感じかね
つー訳で俺はその「ほぼ全員」からは除外してくれw
こっからは完全に独り言だけど、このかぐや姫って「地に足を付けてる映画」だとは思うし、そういう意味では
決して浮世離れしてる作品とか芸術至上的作品だとは思わないんだけど、
ただその「地に足を付けてるその付け方」が余りにも徹底してるためにそこが「芸術至上的」とか
「浮世離れしてる」みたいに人に思わせる面もあるのかなとふと思った
言ってみれば「ハラハラして面白い」「キャラが可愛くて良い」みたいな面よりも(かぐや姫も
そういう要素は決して否定しないけど)、「この人間の免疫系統はこれまでの生命が長い時間かけて
受け継ぐことによって発展させてきて、それをまたさらに途切れることなく受け継いできた賜物だ、
そういう意味で生命とは凄いものだ」みたいな長いスパンで「地に足を付けてる」っていうか
>>98 どの辺で地に足がついてると感じた?
俺は特に姫のキャラクターがよくわからなくて、むしろ逆な印象だったけど。
まあ派手目の展開が少ないって意味ならそうかもしれんけど。
>>100 俺は逆に姫には共感しまくりだったわw
高畑が「思い入れより思いやり」って常々言ってるのはよく分かってるし、俺の共感が
果たして「思いやり」なのか「思い入れ」なのかはよく分かんないけど
ただ姫の鬱屈とたまに爆発する生命感には俺は確かに地に足の着いたリアリティを感じたよ
たぶん俺自身が高畑作品好きだからだろうな
>>87 要するに萌えアニメ最強、かわいいは正義ってことか
岡田のレビューを再評価する時がきたな
仏陀再誕は結構面白いよな 宗教色をここまで出した作品も少ない 少ないからこそ、希少価値がある ただし、リアル信者じゃなければ気持ち悪い部分もあるし、小学生はたぶん洗脳される
>>98 地球はガイアだという高畑のメモ書きが全てを物語ってるな
ガイアとは大地の女神であり高畑は地球を生命のふるさととして賛美してるということ
それが堅苦しいセリフ回しではなく美しいアニメーションで徹底的に表現されてた
地に足がついてるというよりもっと強く大地に抱かれる感覚すらしたな
天地よ私を受け入れてという言葉が象徴的だ
ただしかぐや姫は月の罰によってずっと天地に拒絶されていたわけだから
単純な自然賛美ではなく月を死に見立てることで疎外感と無常観も描いてる
そういう生と死の緊張感があるからこそ大地に抱かれて生きる尊さが引き立つ
>>93 うーむ、なるほどね。確かに納得はできるな。筋が通っている。つーことは、
この映画は解脱や極楽浄土の存在をマジで否定してるのかな?
かぐや姫ってパンクロッカー過ぎるなw
せっかく仏陀が極楽浄土に連れてってくれるのに中指立てるみたいなw
でもやっぱり宗教を否定してる訳ではなく、宗教をも内包した世界観だという
感じがするなー。なんとなく
>>104 そこ誤解してない?
コンテでは違う意味にとれた。
>そういう生と死の緊張感があるからこそ大地に抱かれて生きる尊さが引き立つ
ほんとそう思うわ
およそ「生きる」ってことに関しては高畑の姿勢は一貫してると思う
つーか
>>108 のレスも含めて見てたらやっぱ絵コンテ買わなきゃダメかなって思ってしまうw
>>105 仏教を現世を否定して生から解脱することを目指す考えと定義するならかぐや姫は正反対だな
ただ仏教にもいろいろあって日本の宗派には現世肯定的なものもある
詳しくはないが浄土真宗なんて悪人正機という考えもあるし
二階堂も真宗らしいしこちらの方はむしろかぐや姫の考えに共通する部分もある
結局かぐや姫の場合は初期仏教的な世界観をうまく使って物語を再構成してるけど
根底にあるのはそうした宗教的教義ではなくもっとプリミティブな生きる喜びという感情
それを際立たせるためにあえて仏教を単純化して虚無的なニヒリズムとして対置したんだろうと思った
>>106 気になって読み返してみたら水の惑星という現代っぽい写真的な地球ではなく
いにしえの人の想像した彩りに満ちたイメージとして地球を描くという指示だね
てことはガイアやテラというのも現代的な見方という文脈になるのか
俺は古代ギリシャ人のイメージした大地の女神という意味でいにしえの人が地球をこう見ていたということかと解釈してた
>>101 >「思い入れより思いやり」
思い入れ軍:翁、御門、五皇子
思いやり軍:媼、捨丸、女童
てとこだろう
>>111 つまり姫を基軸とした分け方だね
良い感じだと思う
翁は残念だけど「思い入れ」なんだろうなやっぱ、憎めないキャラではあるけど
>>109 なるほど。仏教は歴史が長いからニーチェの哲学すらとっくの昔に
取り込んでる可能性もあるねー
翁は、思いやりでしょう。 結果的に、姫を不幸にしたけど。 姫の為によかれと思って、行った行動だし。 いつの世でも、親と言うのは・・・
ニーチェの永劫回帰は多少近いところはあるかも。ただサルトルの実存主義とはさすがに無縁じゃないかな。サルトルの哲学は人間社会の中で関係性を変容させる、参画の論理。徹底した人間中心で自然の自己生成は考察の埒外だから。
田畑智子が欲しい。
毎日延々と自己陶酔演説してるだけの人が正直ちょっと鬱陶しい 褒めたいのはわかるがほどほどにしてくれ
>>117 よし、とりあえず一旦かぐや姫を褒めるのはやめて、となりの山田くんを再評価する運動を開始しよう。興行収入だけで評価しやがる奴らをねじ伏せよう!
>>115 うーん
おれにはかぐやちゃんが自然の自己生成などを端から無視した存在に見えたけどな
参画のあり方を田舎時代に得たものに固執してしまっただけで、参画そのものを拒んでいるわけではなかったと思う
「かぐや姫の物語」を老い先短い監督が実質的に作れる最後の作品として解釈すると面白い。迷いや後悔や執着がそこかしこに表現されてる気がする。
マンセーレス見ると大伴大納言の「さらに!さらに!美しい〜」思い出して吹くw
>>113 ニーチェはたしかに仏教の影響も受けてるが
一方で超人思想に代表されるように西洋個人主義の自己意識が肥大化しすぎているからな
驚くべきエリート主義と恐るべき大衆蔑視
かぐや姫はそんなしかめっ面のマッチョ思想とは無縁で
もっと自然体で女性的な優しさがある
他人を押しのけて常に上を目指す自己完遂ではなく
足下にさく草花をいたわるようなおおらかさ
やはりここに近代西洋思想にはない魅力があると思う
ちなみにニーチェの仏教思想のルーツはショーペンハウアーだが2人の結論はまったく逆
ショーペンハウアーはこの世を全否定したペシミストでニーチェはそれを反転させた
しかし2人とも西洋個人主義の枠内でものを考えていて1人で世界と敵対してる
世界を否定するにしても肯定するにしても自分が世界の支配者になるというコンセプトは同じ
かぐや姫の場合は肯定ー否定とか支配ー被支配という論理的な二者択一ではなく
清濁含めて生も死も受け入れていている
世界を従えるのではなく世界に受け入れられてはじめて生きる喜びを感じることができる
要するに同じ仏教にインスピレーションを得たテーマでも
西洋哲学とかぐや姫ではかなりニュアンスが違う
どちらがいいという話ではないがこんな懐が深い物語を
極めて日本的なアニメーションで美しく描いたんだからもうお見事としか言いようがない
>しかし2人とも西洋個人主義の枠内でものを考えていて1人で世界と敵対してる いや物語の終盤近くまではまさしくそんな感じでしたよ。かぐやさんも はて「私を受け入れて!」という主張と世界を従えようとする意図にいかほどの差があるというのかw
だな。 かぐや姫はまさに近代的自我でニーチェ的というのがいやならファウスト的。
1回見ただけじゃ訳が判らない事が多すぎる駄作だった。 何回も見て欲しけりゃ特典付けるとか営業努力しなきゃダメだろ。 行き倒れになった後のシーンが気になったから見に行ったのに、夢オチは最悪。 時間を巻き戻した? だったら貝を割る前に戻しなさいよ。 あれじゃ寝相が悪くて貝を割ったように見えちゃうゾ。 捨丸兄ちゃんと再会して空を飛ぶ? 人は空を飛びませんよ。 魔法が使えるなら変身しかから飛んでください。 出来の悪さは掲示板の書き込みの少なさにも現れている。 好きの反対は無関心。 観た人もその事実すら忘れちゃったのだろう。
wwwwwwwwww
アンチがこのレベルだといろいろ安心するな
>>122 そういや、高畑勲に強い影響を受けたという脚本家のマイケル・アーントの
リトルマイサンシャインに、ニーチェに心酔して一言も口を利かない
お兄ちゃんが出てきてたなー。でも作品全体としてはニーチェとは程遠い
牧歌的ってか優しい感じになってた。マイケル・アーントは高畑作品から
まさにかぐや姫的な思想を感じ取っていたのかもしれないって思った。
マイリトルサンシャインは、今見るとあらゆる部分で山田くんの影響を
受けてるのがわかるけど、もっと深いところで高畑思想に共鳴してたのかも。
そうじゃないとニーチェなんて出して来ないだろーし、それをコミカルに
描いたりはしなかったはず。なんつーか、マイケル・アーントもなんか凄い!w
働き者のアントさんか。 ナマケモノのパクさんとは真逆やなぁ。
永劫回帰と輪廻思想をごっちゃにするようなバカがいるのか?
まず「ニーチェの仏教思想」とかいう時点で意味不明
いやニーチェは仏教思想含む東洋思想を借りて 西洋思想を相対化しようとしたのでそこは意味がわかる。
>>124 なんか西洋思想から引用してくるのは違うんじゃないかって気が
すんだけどねー。
>>122 が言うように、仏教についての高畑監督による独自解釈
って見方をするべきなのでは。というのは、この映画の表現があまりにも
西洋思想からは程遠いから。凄く東洋的な何かなんだと思う。
西洋が入り込む隙間はないっていうか
134 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 08:21:50.84 ID:iojKuimU
龍の首の珠←好きなセリフ
とーりーむーしーけーもーのー くーさーきーはーなー
ここはとりあえず せんぐり いのちが よみがえるー ってことで、納めてはどうか?
ファウストと言えば、風立ちぬの方は明確に影響を反映してますな。
もしこの映画にニーチェやサルトルの思想を感じるとしたら、それは竹取物語 という物語の中に、もともとニーチェやサルトルも含まれていたということ なのでは。そういうふうに感じるってか、そう思いたい感じがある
宮崎と高畑は思想的には8割がたは共通している。 ポニョの名前がブリュンヒルデなのは有名だがかぐや姫もブリュンヒルデに似ている。人魚姫とかぐや姫。
>>138 それはないやろ
高畑監督の解釈が多くの人にジャストミートしただけで、今まで同様の解釈をしていた人はいないのでは?
全然詳しく知らないけど
そういえばポニョでも月の魔力が地球を破滅させようとしていたな。
うーん、自分は女性を描いた物語だと思うので 男が考えた宗教や哲学で分析されるのは違和感を感じる って、高畑監督も男なんだけどさ
pixiv百科事典w ブリュンヒルデ 怒ったオーディン(父親である神)は、彼女から神格を奪い、人間の男と結婚させる罰を下した。
まず月の王によってかぐや姫に課せられた、 ここには居たくないと「思ってはいけない」なんていう滅多くそシビアーな倫理的命題によって 姫は揺れ動きグラついては葛藤し翻弄されては最後に「穢れてなんかいない!」という答えを出し 生を全力で肯定することになるのだから、論理的な二者択一は思いっきり盛り込まれてるんだよな つまり否定も肯定も「ある」んだよ それを西洋個人主義のマッチョだというんなら姫なんかマッチョもマッチョ ビンビンにおっ起ててるスーパーマッチョウーマンですがなw いやお気楽なものとして観たいという気持ちはわかるのだけど ムリから頭のネジ緩めてヌルーイ解釈しないと楽しめないみたいなのは 追い込まれたファンの自虐マンセーみたいに見えて逆に悲壮感が漂ってしまいますわ
>>134 間違えた
龍の珠の首 な
俺まで間違えてどうする
なんかもう自分はこんなに宗教哲学知識知ってるんだ自慢大会みたいになってるのがアレ
3回目を観てきてはじめて気付いた 「空を見上げながら海へと走る親子」の次のカット 松の傍らに立つ二人の姿でわかったけど あの子ども天パだ・・・
天女とかぐや姫は姉妹なのか?
>>147 やはりそうですか。気になってました。
南方系の竹文化(隼人と呼ばる人々)と絡めて何か言いたいのかと思ってました。
ひょっとすると本当に(髪に特徴がある)捨丸兄ちゃんなんでしょうか。
あの辺のシーンは情報がぎっしりで、初回時に観ていてジェットコースター
並みでしたw 罪と罰にも触れているし、天女はおばさん顔だし(今は母親像と
して理解しましが)私の頭では処理が追いつかないというか。
逆に印象的でもありました。まるで宇宙人(月人?)に説明を受けているようなw
もう一度観に行きたいですが、その前にジブリの「夢と狂気の王国」を
観に行こうと思ってます。
>>148 手元にノベライズ本がないので確かめられないのですが、確か、「あの人はどうして
泣いているの」と月でかぐや姫が言っていたと思うので、姉妹ではないと思います。
姉妹だけれど(月世界では血縁等の)記憶や概念がないという可能性もありますが。
>>147 >>149 ほんとに、捨丸兄ちゃんは天女の息子かも、です。
息子に会いたい母親の天界(月)の天女、その想いに導かれて捨丸兄ちゃんと
恋に落ちる。だから姫はあの竹林に降り立ったのかぁ。
「かならず、またあえる♪」
いや、木目が顔に見えてしまうような、出来過ぎた解釈ですねw
確かに西洋哲学なんてのは是見よがしに引用するものではないわな マルクスサルトルニーチェともに論うほど突飛なものではないし というか、近現代思想の下敷きのような存在で、あまりにも自明なものとして扱われているため逆に、言及されることが少ないというだけというかなんというか 実際かぐや姫も高畑監督も「ニーチェ」なんて名前を口にしたわけではないしw 鬼の首を取ったかのように名前挙げてどうにかなるもんじゃない
>>151 面白いけどそれはちょっと無理がありそう
天女の夫は漁師だし静岡に住んでた
捨丸は木地師で都の近くに住んでる
木地師のシーンで父ちゃんと母ちゃんだって紹介してたし
必ずまた会えるという歌詞は血縁関係よりもっと広い意味だと思ったな
人類皆兄弟みたいに言ったら途端に嘘臭くなるが
>>66 かぐや姫は画面があっさりしすぎてて物足りなかった。
久しぶりにみた思い出ぽろぽろは凄いよかったが。
155 :
152 :2013/12/24(火) 14:26:03.31 ID:BmEOQde6
あ、西洋思想は入ってないと主張する奴がいるのかw
論旨が違ってたな。スマンw
とりあえず東洋思想だけとかはありえないわ
それはあまりにも昭和をナメてるというか
モダニズムを甘く見すぎてる
俺が言いたいのは、近現代思想は入ってて当たり前のものだから
当たり前のものをあげつらっても仕方がないとかそういうことで…
>>154 あれも美術男鹿和雄さんだったっけ
アリゾナの老人が絶賛してたなw
>>152 おおむね同感だけど、世界観、人間観がテーマなので、宗教を含めた過去の思想的文脈とリンクする方が自然。鬼の首取るような言い方はアレだが。
>>152 ユリイカのインタビューで学者がこれはプラトン哲学を反転させたものだなんて得意げに聞いてたが
高畑はとくにそんなことは考えていませんと軽くいなしてたな
高畑も西洋思想にどっぷり浸かった人間だからなにかしらつながりはあるかもしれないが
しっかり検討すればニーチェやらサルトルやらとはかなり違うのは自明
西洋思想との比較したくなるほど普遍的で厚みのある物語になっていることは間違いないけど
もっとも、高畑監督はフランス文学の専攻だったはずなので、ニーチェとかより哲学を引用するなら、デカルト的な形而上学や自然学の方がしっくり来るんだが。 ただ、神や精神世界に対しての態度や表現は東洋世界そのものなので、哲学的に思想的にこうだと限定は出来ない。言われるようにドイツ哲学的な部分もあるとは思う。 高畑勲の凄いところは、まさにそこのところで、結局は特別な場所や特別な営みではなく、飽くまで普通のよくある市井の人々の感情や生活は一つの思想に縛られるものではないと半世紀に渡って表現してきたことだと思う。
>>155 古典のがくや姫とは似ても似つかない、現代的感覚だよね、このアニメ。
現世を肯定できる時点で物質的にも恵まれた現代の世界観が背景。
自然を肯定できるのも、日曜に自然を眺めて癒やされる、現代市民の鑑賞自然観が背景。
飢饉で食物を与えない自然や、そういった自然観を背景とした、一切皆苦の世界観はない。
しょせんアニメってことですね
やはり、かぐや姫好きな人は山田くんも好きなんだろうね。
>>160 おれは山田くんもじゃりん子チエも大好きです。
山田くんは面白いと思ったが かぐや姫は0点だったなあ アイデアがどこにもない映画 高畑も良いアイデアが出ないから 放り投げた、そんな印象しかない
163 :
152 :2013/12/24(火) 14:55:13.77 ID:BmEOQde6
>>156 >>157 >>158 >>159 ええ、掘り下げたら出てきちゃったって話なら全然アリだとは思うんですけどね…
上に被せるものでなく、あくまで下に敷いてあるものだから
時代物としてのリアリティを求めちゃうとかえってややこしくなりそうで
【最古の物語】とかいう御触書は、見て見ぬ振りをしてやり過ごすのが吉かもしれませんw
164 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 15:10:50.74 ID:HJViW+du
>>158 今ググったら、まじで東大文学部仏文科卒業なんだな。
天女の羽衣の天女の父親と 同じ天パなのかもな。 捨丸。 かぐや姫を迎えに来たのと同一 なのかは知らないが。
あの世代の仏文で共産主義に関心があるならサルトルの影響がないはずがない。
いろいろ面白いレスがあったので高畑のインタビューを思い出した
一部抜粋して関連する部分を整理した
高畑は西洋と日本の複眼的な視点をもってるから
どちらかの極に還元してしまうと読み誤る
高畑勲「日本人だからできること。」2004.8.6
http://www.1101.com/ghibli/2004-08-06.html 日本のことだって、なんにも知らないし、
ちゃんと調べてつくればおもしろいにきまっているのに。
どうして西洋の原作をもとにした作品ばかりをつくらなければならないのか?
そのことが、すごく疑問になっていったんです。
ぼくは、世代のせいもあって「西洋かぶれ」ですし、
「西洋というのはやはり、非常に学ぶことの多いおもしろい、大きな相手だ」
と、今でも思っています。
日本のかなりの人が、日本のことより西洋のことのほうが詳しいんじゃないでしょうか。
日本の文化や生活は、もうちょっとゴチャゴチャしていて、捉えることがむずかしいのですが、
その暮らしかたに、西洋の論理を学んだ時代の日本人が光を当てれば、
押し寄せてくる複雑さを、それなりに整理することになる。
そのことは非常におもしろいんです。
つまり、学んだ西洋を、そのまま日本にもちこもうとするのではなくて、
西洋に学んだ合理主義の精神を生かして、その合理主義によって眺めてみれば、
古くからの日本でおこなわれてきたことにはそれなりの理由があるだろう、
という整理のしかたなのです。
絵巻みたいなものこそ、いかにも日本人的な「日本の文化のおもしろさ」だと思います。
いまぼくはそれを人に知らせたいし、そのおもしろさを積極的に世界に知らせても
いいのではないだろうか、と……。
ぼくが日本の文化がおもしろいと言うのは、今の政治家が叫んでいる、
いわゆる「愛国心」とは、まるで違うことだと思うんです。
国家へみんなを集中させようとする愛国心には大反対ですが、
日本列島に住んでいた人間が何を考え何をやってきたのかを知ることは、
自分たちのルーツを自覚することにもつながるからおもしろいと思っているわけです。
日本文化のおもしろさやすぐれた点を知ると、
おそらく放っておいても日本を愛するようになるはずです。
168 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 15:55:49.64 ID:9MCAptSk
>>167 共産党支持者が何を言っとるんじゃ。
「馬鹿め」
>>125 かぐやはミカドに抱き付かれて魔法が使えるようになった。瞬間移動もその時発動した。
同時に記憶も蘇った。
>>168 みたいに"反共"で盛り上がろうとする人は後を絶たないのだけど
マルクスが思想史に齎したものの全否定を試みようとすればそれだけで
自分の生活が成り立たなくなるという自己撞着に陥って終わる
要は自覚してるかどうかの違いでしかないわけ
そういう意味で「自明すぎて言及されないもの」を掘り出す作業というのは
現代だからこそ起こりうる勘違いを正すためには、多少有意義に感じることはある
>>169 もともと竹から生まれたり急成長したりとファンタジー要素は十分あるから魔法が使えるようになっても不思議ではない
それに帝のシーンでぱっと消えたり浮遊感のある移動をしてるから自覚的に月の力が使えるようになったことがわかるはずなんだがな
あの時点で月の罰が終わり記憶を取り戻したから天人の能力も復活した
月の力で空を飛べるというのは羽衣伝説とのつながりでわかるしラストでも明示されてる
伏線の張り方は思いの外丁寧だと思ったな
ミカドに抱き付かれた時にパッと消えてまた現れるのは、原作の方にもあるんだよね。 捨丸と飛ぶのは高畑オリジナルだけど。
高畑さんくらい好奇心の強い人だと サルトルがレヴィ・ストロースにアンガージュマンを批判されて マルクスを含む西洋哲学が相対化していくさまを見ていたと思うんだけどね。 高畑さんのいう西洋に学んだ合理的の精神と言うのは 科学的な検証主義のことをいうのであって 思想のことではないと思うんだよ。
なんで髪上げの儀で貴族に侮辱されて逃げ出した時は「もうここにいたくない」とまで思わなくて、 月に連れ戻されることもなかったの? ここでも超人的な力発揮してるのに
>>思想のことではないと思うんだよ。 どういう意味だろう。ノンポリだと言いたいのかな? 政治思想でなくても思想は思想(thought, idea)だし ただそこに在るだけで党派性とは無縁でいられないのだけど 具体的に言うと合理主義によってなされる区分は 区分が可能なものに限られるのであって そうでないものは除外されるか、初めから無いものとされるかのどっちかになるっていう
>>174 その時は田舎に帰りたいと思っただけだから。帝の意志となるとどこにもにげられない。
日本共産党というのは国際派を追い出したので国粋主義的共産主義なんだよ。追い出された国際派は社会党左派や過激派になった。半可通のネトウヨが想像する共産主義とは全然違う。ソ連共産党や中国共産党とも犬猿の仲だった。
>>176 しかもその時元いた家はもう他人に使われているし捨丸たちもいないしで、逃げ場はないと知ってしまった
帝に抱きつかれた時は田舎にも都会にもこの世のどこにも居場所をなくしてしまった(と思い込んでしまった)
>>174 たしかにあの時もかなり危なかったと思う
実際月がかなりでかくなってて心理的にも月を呼び寄せる寸前だったとわかる
ただかぐや姫は里山に一直線に走ってたわけで帰りたいという気持ちが支えになったんだろう
仲間はいなくなってたけど炭焼の言葉で春はまたやってくると知ったから死にたいとは思わなかったのでは
>>176 確かに帝となるともう地上に逃げ場がないな
だからこそ直前の翁との会話で逃げる=死しかないというフラグが立ってたんだろう
そして死を願うことは月を呼び寄せること
貴族とのエピソードで傷つき傷つけ心がズタズタになってからのこの流れだから
疾走時の絶望感よりさらに激しい否定的感情があったのは間違いない
>>167 >ぼくが日本の文化がおもしろいと言うのは、今の政治家が叫んでいる、
>いわゆる「愛国心」とは、まるで違うことだと思うんです。
左翼ってどうして「愛国心」というと一切ものを考えずに条件反射で「反対!」と
言ってしまうのかね。愛国心=戦争としか考えないのが左翼だけど、愛国心の意味を
虚心坦懐に考えてみれば、否定する必要など全然ないのはすぐわかるのにな。
高畑はものを考えたこともないようなバカにも思えないんだけど、ある種のワードを
見ると、一切の思考をやめて知識の窓もピッタリ閉ざしてしまうのは不思議だと思う。
自分は(高畑勲の)作品の中でかぐや姫の物語が一番良かった。 それに、自分の嫌いな芸能人が出てないし。
182 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 17:50:51.06 ID:XAMONw/1
>>180 俺は、安部ちゃんの政策に外交防衛もふくめて賛同している。
しかし、俺は天皇制には反対なんだよな。
右翼の人からみて、こういう俺の評価はどうなんだ。
つまり、俺は右寄りか、左よりか。ただの阿呆か?
伊集院光は芸能人やん。
185 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 17:57:04.38 ID:/qXgafuZ
一レスに左翼と何回書けるかでそいつのネトウヨ度が計れますw
高畑ってバリバリの左翼のわりには火垂るの墓は反戦映画じゃないって言ってるし、 ぽんぽこでも全共闘運動をこれ以上なくコケにしてるしでよく分かんない人 火垂るでは海軍大尉(よく大佐とか艦長と勘違いしてる馬鹿多いけどなんで?)の息子を ああバカでクズに描くのが左寄りっぽいっちゃそうかな? 紫綬褒章もらってるくせにかぐや姫では天皇の扱いがかなりひどかったし
サヨクサヨクうるさいバカはチョンパチンコにズブズブのアニメなんか一切見ない方がいいよ
疾走シーンで思い出したがかぐや姫が雪原に倒れるところで時間が逆回転してることがすでにわかるらしいな 家出した時が夜中で一晩中走って次の日の夕暮れに炭焼に会う その後の雪原で朝の月が出てるから半日時間が戻ってる 月の満ち欠けや運動に詳しい人ならピンと来るんだろうか
189 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 18:08:10.32 ID:9MCAptSk
>>170 マジレスすると、西洋アカデミズムの世界でマルクスの影響を完膚なきまでに粉砕したのはカール・ライムンド・ポパーの名著『開かれた社会とその敵』だよ。
君らの大嫌いなF.A.ハイエクの盟友。
190 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 18:20:28.09 ID:XAMONw/1
>>184 どうせなら、[阿呆です]と突っ込んでおくれ。
アンは朝ドラの放送に合わせて各所で再放送されまくりそうな予感
192 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 18:21:10.38 ID:9MCAptSk
ポパーが『開かれた社会とその敵』で、合理主義のより間違いの少ない在り方として主張したのが「批判的合理主義」CRITICAL RATIONALISMで、 徹底的に批判したのがデカルトからマルクスに至る社会工学的アプローチないし「素朴な合理主義」なのだが、 これは彼の盟友ハイエクによって「設計主義的合理主義」CONSTRUCTIVIST RATIONALISM というピッタリな名称が考案され普及している。 で、フランス系の構造主義だとかポスト構造主義もマルクス主義ないし西欧マルクス主義を批判しているんだけど、 変なジャーゴンを用いて冗長に駄弁を繰り返しているだけで、英国系のポパー、ハイエクの「設計主義的合理主義」批判ほど徹底したものでも影響力の大きなものではなかった。
>>191 途中送信してしまった
マシュウが毒親でマリラが甘いアンがこれだよなってふと思いついたので
まあともかく名作だからかぐや姫関係なく見るといいよ
195 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 18:29:00.18 ID:9MCAptSk
私が共産党とか社民党とか、そいつらの支持者がゴミだと思うのは、ハイエクやポパーの「設計主義的合理主義」批判に対して完全に沈黙してしまっていることだ。 反論不可能だからね。 それが、1950〜80年代の西洋アカデミズムでマルクス主義ないし西洋マルクス主義が否定された最大の理由。
ごちそうさんではなくこれこそ杏に主演やらせればよかったのでは なんちって
朝倉あきかなり良かっただろうが 何言ってるんだか
>>180 高畑が言ってる愛国心は戦時中に使われた狭義の愛国心に決まってるだろ。
日本共産党は唯一北千島まで日本領と主張している愛国政党だぜ。
>>199 高畑「今の政治家が叫んでいるいわゆる愛国心です」っていってんじゃん
どう曲解したら戦時中が出て来るんだよ
はいはい。
さて、ここらでわらべ歌の合唱でも始めようか?
とーりーむーしーけーもーのー くーさーきーはーなー
>>195 ポパーは『開かれた社会とその敵』などで全体主義を徹底的に批判したわけだが
その観点が不都合なのは何も共産党や社民党の支持者だけではなかろう
現代の日本人は往々にして思考が全体主義的になりつつあるぞ
口では共産主義を馬鹿にしていながら
それと同時にかつてマルクスやレーニンが掲げたスローガンをそうとは知らずにこれこそ正論だと連呼する
極左思考に脳を侵された自称愛国者らが心配だ
共産主義思想を切らせて共産主義思考を植え付けることに成功した老人達はなかなかやりよる(笑)
20憶いくか、いかないかってとこらしい このままではコクリコ坂の半分にも満たない
>>204 そういうのは別の板でやってくれ。
正直、どうでもいい
隣で見てた10歳くらいの女の子泣いてた おばさま達も良かったわね〜て言ってたよ 長かったって言ってるカップルもいたけど
208 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 19:45:48.43 ID:9MCAptSk
>>204 話を相対化するな。
極左思考に脳を侵された自称愛国者って誰だよ?
(議員やってる奴では西村慎吾くらいしか見当たらんが)
具体名を挙げないと話にならないよ。
>>206 サルトルやらニーチェやら持ち出して高畑みたいな共産党支持者を擁護している者が目立つからお灸を据えたんだよ。
そちらにも注意してやってくれ。
せんぐりいのちがよみがえるー クリスマスはもともとは冬至に弱って死んだ太陽が 新たによみがえるお祝いの日だそうです。 死があるから生が輝く これこそがかぐや姫の物語の思想だと思うんだけどね。
>>180 アメリカもフランスも国家主義や愛国主義は左翼の文脈だからね。国民皆兵こそ平等だと思ってるから
で、一方右翼や保守は「戦うべき人間が戦う」だから「みんなが戦う」国民皆兵に反対するんだよ
だから高畑や宮崎等、日本で反戦や護憲を主張する人は米や仏に行けば保守派扱いされることも有り得る
「反戦=左翼」なんて言葉は極東の島国の、戦後の冷戦期っていうごくごく限られた範囲でしか通じない
めちゃくちゃローカルな文脈だということをまず認識してから言ってくれ
>>195 >>204 ポパーだハイエクだと詳しそうなので一応訊いてやるが
そいつらはアダムスミスの言う「神の見えざる手」についてどういうスタンスで論じてるんだ?
思いっきりキリスト教由来のその「見えざる手」への認識を日本人は共有できると思うのか?
その前提を押えられない限り反論もクソもないと思うんだが
一体何に対してそんなに興奮することがあるんだ?
211 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 19:57:26.57 ID:9MCAptSk
>>210 君は支離滅裂だな。
自分で勝手にコジツケた言葉の定義を持ち出すなよW
君のようなタイプと会話しようと思えば、まず「〜主義」「右翼・左翼」といった言葉の定義からきちんと抑えるべきなんだろうけど、そこまでする価値ないから止めとくわ。
>>211 そうそう
自分で説明できないことは喚くべきではないね
わかったらもうくるなよ(ニッコリ
213 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 20:11:45.96 ID:9MCAptSk
214 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 20:12:45.43 ID:lw2CUQbt
高畑監督が、大学行ったり、組合活動ををやっていたのはもう50年も前だから サルトルだとかマルクスだとかの議論は、もはや飽き飽きしてるだろうな。 今更プラトン哲学だとかニーチェだとか言われても、 しょうべん臭えガキどもだな。ま、勉強がむばってチョ!くらいしか思わないだろう。
>>214 いやそういうのをまた古典でやっちゃってるのよ
その他とにかく古くて臭い。
もう、まさに
>しょうべん臭えガキどもだな。ま、勉強がむばってチョ!
だったわ。
飽き飽きした。
偉人の名前を出して権威付けしはじめたらオワコン
(受け取る側の問題でしかないってことか・・・)
覚えたばかりの単語羅列する学生の自己主張の場と化したスレ
ツイッターでかぐや姫批判してる奴は変な人が多い。
どっちかというと思想史上のテーマがこの作品には盛り沢山で、かぐや姫に全面的に感情移入できる一部女性や、表現技法に興味のある一部クリエイターを除くと、その種の説教くさいメッセージが敬遠されている傾向はあるかな。
そういうメッセージを臆面もなく描くのが高畑の真骨頂だろう。
222 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/24(火) 22:55:40.84 ID:wpIhT3bz
「説教くさい」はすげえ安易でもん切り方の批判の代名詞だよ。 説教くさくて何が悪いの? 高畑本人が出てきて二時間半延々説教されるような映画は嫌だけど ちゃんと娯楽として成立して終わって振り返ったらテーマやメッセージがあるなら何の問題もない
説教くさいのかな? 火垂るの墓やぽんぽことかおもひでぽろぽろのメッセージが、単なる薄っぺらい反戦や自然愛護や農業賛美なんかでないことに気づけない層は そう思っちゃうのかな
「説教臭い」⇒自分の頭で考えたくない 「作品の出来が中途半端、消化不良」⇒作品ではなく自分が作品内容を消化しきれてなくて 中途半端な受容してるのを作品の短所と勘違いしてるだけ ってだけじゃないかと思うことはある 特にまがりなりにもそう表現する理由を説明してるのならともかく、ただ単にそういう一言で 済ましてるだけだったらなおさら
>説教くさくて何が悪いの? ↓ >高畑本人が出てきて二時間半延々説教されるような映画は嫌だけど こんな感じ。しかもくどい。もういいよって感じ。 >「説教臭い」⇒自分の頭で考えたくない そう思いたいのかもしれないけど、説得力もないし話が下手で、退屈ってこと。 古くさい手法の使い回し、つなぎ合わせなんだよ。 ドキュメンタリーの方がまだ面白かっただろうと思う。 >ちゃんと娯楽として成立して終わって振り返ったらテーマやメッセージがあるなら何の問題もない 娯楽として成立してないから興行的にも失敗してるのであって。 例えばどこが面白かったのか教えてほしいぐらい。
ゼロダークサーティおすすめだよ
227 :
220 :2013/12/24(火) 23:27:09.16 ID:6w0iFPeo
いや、俺自身はこの作品は傑作だと思うんだが、関連ツイートに、法話くさくて退屈とか、結局田舎賛美かよとかあるんだよ。そういう人は一歩踏み込んで考えることも拒否してるので、この作品を評価してる人と話が噛み合わない。
>>225 あんたの面白いと思ったドキュメンタリーは?
>>228 この人の柳川物語?だっけいいと思うよ
興行的には悲惨だったみたいだけどw
かぐや姫つまらないと言ってる人のかなりが、例えば小室哲也のJ-POP の後で中島みゆきの「時代」を聞いて、なんて地味な曲なんだと馬鹿に しているような感じだな。 まわるまわるよ 時代はまわる 喜び悲しみ繰り返し 今日は別れた恋人たちも 生まれ変わって めぐりあうよ
本当にただの自然(田舎)賛美なら、ぽんぽこは狸は人間に勝利して多摩ニュータウンの開発も見事頓挫のハッピーエンドはずだし、 タケノコは捨丸(独り身でない)と無事くっついて逃げおおせるし、月のお迎えも撃退するよね
>>229 じゃあ柳川物語のどこが印象的だったか教えてくれる?
>>225 う〜ん、俺はかぐや姫の様子に十分説得力と言うか迫真性を感じたし、まさにこの映画の
語り口を見て「高畑老いてますます盛んだな」とか思ってしまったクチだわ
それを例えば未だに古臭い手法で喜んでるアナクロ野郎だとか言われたら返す言葉もないんだが・・・
興収については、例の罪と罰のキャッチコピーとかも含めて、「手は込んでるものの派手さは無い和菓子を何とか
派手に売り込もうとする」みたいな苦労を感じると言うか、まあ今みたいな地味な興収状況も仕方ないとは思う
その代り長いスパンで受容され続けるとは思うけど
和菓子というには毒気が強すぎるぞ
レッテル貼りまでして伝えたいことがあるとは思えない中身の無いレスは いつ途絶えるんだい?
>>231 >捨丸(独り身でない)
→(当然独り身) ね
間違えた
>>230 ?中島みゆきの曲はずっとファンも多いし興行的にも成功してると思うけど。
比較としておかしい。
>>231 ありきたりじゃん。もはやパターンだよ。
それぐらいで面白いなら手塚治虫よんだらひっくり返るな。
>>232 人の生活がそのまま出ててよかった。
その時その時の土地の生活の記録。
>>233 地味だけど説得力や迫真性があったということ?
どちらかというと逆の印象だったな。
派手な偽物をこれまた変な手法で売りこんでる感じ。
CMで見た桜のシーンはキレイだったのに劇場で見たらいまいち。 この映画は小さい画面で見る方が良さそうだ。
来年はかぐや姫が世界に羽ばたきますように
キチガイの巣窟になっててワロタ
柳川がよいと思ったのなら、かぐや姫に出てくる、木地師の椀作りの一連のシーンもよいと思わないのかなあ。
快楽を刺激するツボを押さえるにはサブリミナルとかやってしまうのが手っ取り早いとは思うんだが・・・ ドレッシングをかけずに「美味い」つって生野菜バリバリ食えるか?みたいな問題かも知れないな
なんかあまりにもストレートで熱いメッセージに心打たれたんだけど。 こういう映画って割とあるのかな?
>>239 はいはい
>>242 別に。なんでかな。実際に見るのは好きなんだけどね。
博物館なんかに置いてある手仕事紹介の人形みたいだった。
リズムや動きが本物と決定的に違うのかもしれん。
>>246 柳川物語見てないでしょ?
どうして嘘つくの?
>>244 その手仕事、道具を使った仕事のノウハウはその後1000年以上伝承される。天皇の側室制と同じくらい続く。また、都へ売るという共依存の経済関係も示されていて、仕事紹介にとどまらない作品の奥行きと思ったよ。
>>249 そう、竹取も同様。で、そういった社会経済システムを含めた里山共同体の考証価値がこの作品にはあると思ったんだけど。柳川好きなあなたは評価しないわけだね。博物館の人形っぽいというのは分からなくもない。でもそれはキャラ造形が人形っぽく見えるだけだと思う。
>>245 一人の人間の赤子から天に召されるまでの人生
つまり生まれてから死ぬまでをこんなに丁寧にリアリティをもって描いた映画は初めてだと思う
実写で一人の俳優の人生を何十年も撮るのは原理的に出来ないことだし
アニメにするには徹底的なリアリズムが必要だから
奇をてらった展開がなくてもある人間の生き様を映すだけでドラマになるというのはハイジ以来の高畑のスタイル
かぐや姫はそれを究極的に貫いた作品だから高畑にしかできないことだと思うな
>>249 竹取の翁の原型は「箕作」ではないかと推察されますが
原文からだけでは断定できません。
柳川堀割物語はドキュメンタリーの傑作で
この映画で高畑の名は不朽と言ってもいいと思う。
作品の批判は自由だけど
嘘をつくのはいけないと思うんだ。
そりゃあ売る相手いないと木地師も成り立たないよな そういう点でもこの作品を安易な文明批判と判断するのは早計だと思う
254 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 01:42:50.08 ID:3RNdvZEC
かぐや姫の物語、都会の映画館では何とか健闘している異様ですが、田舎では 苦戦のようですね、すでに夜中1回上映という劇場もあるみたいです。 かぐや姫、田舎で不人気これ如何に?
西村Pって明石家サンタに電話かけたら余裕でベル鳴るよな
256 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 01:58:40.75 ID:jK4gdxDU
>>251 生まれてから死ぬまでを描くっていえば、ベルばらもそうだな。
なかなか死ぬところまで表現するってのはバットエンドっぽくなるから難しいね。
>>254 田舎の人はみんな自民党に投票するからです
>>254 都会的な観念に自家中毒起こしてる人達の
想像上の自然だからだと思いますよ
リアルの田舎はどんどんブッ壊れていってます
表層だけでなくメンタル的にも
>>125 貝が割れる前だと
炭焼小屋での会話が夢じゃなかったんだと、伝わらないじゃないか
こんな観客ばっかりなのか…。
結局人がいなさすぎると自然も荒む
>>250 そういう近代思想で読んで喜ぶこと自体が昭和というか
もうありきたりだなあと思ったんだけど好みの問題なんだろうね
>>252 絶対見てる人なんかいないって思うほど、そんなに人気なかったんだw
ふーんお疲れ
>>254 田舎に住んでると机上の田舎に苦笑するのかもしれないし
単にそろそろ撤収の時期なのかもしれない
あと単に無い物ねだりなだけかも知れません お互いに
>>256 そういう長編大河ドラマは漫画やテレビアニメでは扱いやすい題材だな
ただ二時間の映画にするとなるとただの総集編になってしまいなかなか難しい
例えば当初予定してた平家物語なんかも下手したらハイライト映像集になりかねない
かぐや姫の場合はぐんぐん育っていくから一年の四季の巡りを描くだけで10年の価値がある
結果的に見ているこっちも二時間でかぐや姫の人生をまざまざと見せつけられた感覚になった
まわりにいろんな人がいてもその人がどんな人生を生きてきたかなんてめったに知ることができない
まったく興味がないどうでもいい人でも
その生まれて死ぬまでの生き様を知ってしまったら
きっと涙なしにはいられないだろう
かぐや姫とはそういう映画だと思った
高畑監督はアニメで平家物語を撮らせるために この映画でそのための実験をしたんじゃないかと思うんですが。 壇ノ浦の戦いの前後に焦点を絞れば ダイジェストにならずに2時間で収まると思う。
>>262 高畑自身が近代思想の道具立てで考えているし、柳川も同じなんだけどね。ただ、あなたの感想は、この作品の興行収入の奮わなさを鑑みると割と多数派かもしれない。
なぜ博物館の人形のように見えたのか考えてみたんだけど、 人工的で「無駄」がないからだと思う。。 子供に声をかけるとかちらっと見やるとか歌を歌うとか背中を掻くとか、 そういう人間の「無駄」がない。 虫や植物についてもそう。「必要だから」出てくるだけ。 もののけ姫では、働いてる女達男達がちゃんと生きてたんだけどね。 このかぐや姫は所詮監督にとって「必要だから」作られた人形だし それを自覚してればなあと思ったんだけど。 逆に妙にリアリティー追求してるけどそれも下手なの。 と書いてて、 手塚治虫が『火の鳥』の幕間かなんかで羽衣伝説を描いてて、 その最後に文楽の人形を描いてたことを思い出した。 中身は芝居でかつSF、それを最後の1コマで人形浄瑠璃にしてるのね。 ああいうセンスがいい。洒落てる。
267 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 02:46:19.38 ID:3RNdvZEC
>>263 >その生まれて死ぬまでの生き様を知ってしまったら
俺もそう思う、このかぐや姫の場合、成長期を時間をかけて見せられるから
どうしても、アニメのかぐや姫に自分の娘のような情が移ってしまう。
だから、最後はどうしても涙が出てしまう。
>>254 そりゃ単に田舎には人がいないだけだ
最近は地元の古い映画館より都会のシネコンに行ったりして田舎の映画館もなくなる一方
地元でも先日地域で最後の一館が閉めてしまった
>>258 >>261 自分は田舎者だけど里山の自然の描写は精密でリアルに感じたよ
想像や机上だけで描けるものではないよ
想像上で描いてるのは姫の内面描写だよ。 自然描写やお椀づくり、竹の切り方などは素晴らしかった。
高畑監督は引退しないのなら、次は平家物語きそうだな
平家物語はパトロンがいないと無理でしょうね。
この時期に「日本最古の物語」をsexslave物語みたいにしないでほしかった。 中国なんかが喜んで、 賞は受けるかもしれないけど、 これを日本最古の物語と誤解されるのは不本意だわ。 利休のモントリオール受賞といい、なんか利用されてる気がする。
紫式部にも柳田国男にも下らんと酷評された竹取物語で これだけ頑張ったんだから 平家物語ならシナリオ次第でスポンサーは付くと思うけど。
>>273 源氏物語は
母ちゃんに似た継母に恋したり
母ちゃんに似た幼女を成長まで養育し嫁にしたり
父ちゃんの嫁のひとりとSEXして間男になったり
表向きは父ちゃんの子として子供作ったり
逆に間男にやられ表向きは自分の子が出来たり
そういう話ですが、何か?
何か? って言われても… 源氏物語の話は別板でどうぞ
田辺氏の画風って誰かに似てると思ったら舟越保武だった。気品がある。
結局、かぐや姫は山田くんバリの失敗作って事でいいかな。 多分ナウシカやトトロみたいに何年経ってもテレビで放送される様な事はないね。
>>279 そもそも氏家会長の肝入り
後任が更に制作費積んでるし
山田くんと同じく1回位は放送される
そのあとは視聴率次第
この作品が将来どういう位置付けになるのかは難しいな。 ヴェンダースのパリ、テキサス並の歴史的傑作なのは間違いないが、 じゃあパリ、テキサスがテレビで頻繁に放映されるかというとそれは違うし。 とは言え、パリ、テキサスよりかははるかに大衆的ではあるし、不思議な ポジションだね。とりあえず、この作品がテレビのゴールデンで放映される のはなんか凄いなw ゴールデンでアートフィルムを流し続ける感じのスリル
>>281 その記事誤植がある。「Tout Rein」じゃなくて「Tout Rien」だ。
「Tout Rein」だと「すべての腎臓」になってしまう。(フランス語)
>>282 16日にカナダまで会いに行ったみたいだ
当然アポは取ってるだろうから最後にご挨拶できたんじゃないかな
>>219 あとTwitterでかぐや姫批判してる奴は、変なシネフィルこじらせちゃって、映画(物語)の見方が俺様基準になってて気味が悪い。
も、付け加えて。
荒らしでもない以上自分のツイッターで映画を批判するのはその人の自由だと思うけどね 高畑も話の種になればいいと言ってるからある意味期待通りの反応 不快なら見なければいいわけだし俺も見てない それよりかぐや姫の面白さを語った方が前向きになれる
欧州映画は独特の湿度と大人の色気があっていいな
フランス人にならこの映画理解できそうと思わせられる メリケンには無理だろうな ジャップですら分かんない奴多いし てかそもそも観に行ってない奴多いし
>>288 >フランス人は日本アニメと言えばかならず火垂るの墓をあげるくらい
今はアニメの好みも細分化してるから「フランス人」で十把ひとからげにできないよ
>>291 ただ、千と千尋がアメリカンに理解出来た事が俺の中で未だに驚き。
アメリカ人にとってみたら千尋に出てくる神々はみんな妖精さん扱いだけどな
295 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 13:44:17.17 ID:aH40klFG
千尋は女の子の成長物語でもあるし、馴染みやすさはありそう
万が一アカデミーに出品やノミネートされるとしてもアニメ部門じゃなくて外国語映画部門かな 戦場のワルツみたく
>>282 たぶん高畑監督はちょっとアダムとイブ設定くらいは意識しただろうね。
ただ、旧約聖書を大元にしてかぐや姫を再解釈なんてことはあり得ないと思う。
あくまでも、当時の日本にあった仏教の六道を利用した再解釈
新CMなんであんな暗いシーンを使ったんだろうな。
あなたにふーれた よろこびがー ふかくー ふかくー
>>295 千尋は成長物語ではないとパヤオが明言してるぞ
事実最後のトンネルを通るシーンでまた怯えている
人は極限状況に陥った際に本来隠し持ってる生きる力を発揮できるって話だからな
竹取物語を知らん文化圏ならもうそれだけで新鮮だろうよ
アメリカでは翁が児童虐待とか売買まがいのことしてるように見えるだろうな そういうのこっち以上に過敏だから まあいくらディズニー配給とはいえR指定でしょうね
幼児のかぐやが半裸でごろごろしてるシーンは完全にアウトだろう。
304 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 17:06:06.48 ID:D0gl4k9H
おまけに不倫まであるぞw
水に飛び込むシーンで着物脱いで全裸になったのは これはいいのか?と見てて一瞬あせった あと媼の授乳シーンや帝が後ろから抱き着く場面もおそらくアウト
306 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 17:32:51.03 ID:vGPNY9wn
>>291 フランスに評価されて、アメリカに評価されないってそんなに名誉なこと?
仏蘭西の文化的優位性イメージ自体、40年前くらいの発想だよね
そうとうお歳を召されているようで。。。
>>302 中世ヨーロッパでも貴族の結婚など親が決めるだろ
世界中で千年以上前ならそんなもんだ
そういう理解もできない馬鹿な欧米人なら放っておけ
米だろうが仏だろうがどこでも評価された方がいいに決まってるじゃん でも上で述べられてるような理由からこの映画がアメリカで正当に評価される可能性は低いなと ディレクターズカット版とかあるかもしれないけどそれはそれで作品の価値を損ねることになるし
>>308 日本人にありがちたけど外国人を馬鹿にしすぎじゃね
ジャップとか言ってるから在日かもしれないが
グック君
オ、ネトウヨか?
>>305 サンキュータツオのポッドでも言ってたけど、あのシーンは
西洋で反発が起きることをわかった上であえてこれ見よがしに
やってるんだと。明らかに西洋人を挑発している。
この映画は西洋文化の影響が全くないわけじゃないだろうけど、
でも監督の意図としては徹底的に日本文化に拘った作品なんだろう。
そこに意味がある。「ドメスティック過ぎる?ローカル過ぎる?上等だ」
っていうね
アメリカでもシンプソンズとかHTFとか過激なアニメはいくらでもあるが… でもこの映画配給が子供向けの清く正しいアニメ映画制作会社の代表格のディズニーなのよね そういえば風立ちぬも倫理的に危うい描写多々あるけど海外レーティングどうなってんだろう
日本でダメでも海外なら… 玄人審査員が選ぶ賞レースなら… 100年後なら… ここじゃないどこかなら… なんて言ってる奴らがここじゃないどこかに行けば、みんな幸せになれるっていう映画
>>313 いやいや、全く逆だろう。
海外なんか糞食らえ。賞レースなんか糞食らえ。
経済成長なんか糞食らえ。未来なんか糞食らえ。
この醜く汚れつつも豊穣なこの国を受け入れて生きよ!
っていうメッセージだろ。ありがちなメッセージだけど、
ここまで説得力を持って表現されたことはかつてないと思う。
映画という表現の持つ力をまざまざと見せ付けられた。
ちょっと飛躍して考えると、原発事故のことを思わずには
いられないけどね。放射能で汚れきったこの日本で生きていこう
って話だから。偶然かもしれないが、極めて今日性を持ってる
映画だと思うけどね
日本じゃだめって興収だけじゃん 日本でも評論家うけはいいし、映画賞をいっぱいもらうだろ 海外でもな ド傑作映画として映画史に残るよ 公開時に興収が少ないのは、名作映画としては伝説になるってもんよ むしろ箔として考えろ
今日見てきた 正直、平板だねー 朝倉あきは好きな顔なんだけど、声優はやめといた方が良かったね 意外性ゼロの物語に8年は、マンパワーの無駄だったね
317 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 19:45:38.00 ID:HF/w9VvP
原発とかどうしてもそっち側の見方の人の バイブル化していくんですね このえいがは でも結局映画内容にも重なり フェミニズムも反原発も 高みからポーズとってるだけなんですよね 賛成の反対に賛成なのだ の如く 口だけで反対表明してる政治姿勢と同じで それが実効的に実社会に反映されるかどうかにはさほど興味がない 諦念まじりの永劫回帰の是認について もっととうがった見方してしまうと 何も変革してほしくない という構造改革への否認 つまりは利権温存の肯定とまで見えてしまう
THE ART OF かぐや姫の物語買ってきたわけだが、 久石参加は今年の1月かよ・・・スゲェな
結局池辺降板についての真相は分からずじまいなのかね 肝心の本の中身はどんな塩梅なん?
320 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 20:20:32.23 ID:XyMlFDUs
>>315 どんな言い訳だよwww
評論家なんて金積んだらいくらでもよく書いてくれるっつーの
日本の映画賞にしたって出来レースだし、どうやっても歴史に残るレベルにはならないわ
録音は公開の1ヶ月前w
>>319 面白いよ。
帝のデザインの経緯とか、ラストの女童の絵を「やけくそ気味に唄う女童」とか書いてあったりw
降板云々は今読んでる最中だからわかんね
>>283 ヴィム・ヴェンダースだと素直に
ベルリン天使の詩だなあと思いながら見ていたんですが。
子供は子供だった頃 自分は子供だとは知らず
全てに魂があり 魂はひとつだと思っていた
かぐや姫に良い評価を出すのは買収、悪い評価真実!(ドヤァ
>>282 ちょっと無理くりな解釈ぽいな
神様はアダムとイブを迎えに来ないし
瓜が禁断の実と言ってもそそのかす蛇がいないし、食後に知恵を付けるわけでなし
コピーに引っ張られて原罪を意識しながら鑑賞したからそう見えただけではないか
しかし、感動派の人らは色々な角度で褒めあげるけど
それらがバラバラでまとまらないのは
やはり、この映画が見せようとするものを上手く見せられなかった証拠かも知れんね
326 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/25(水) 22:52:36.00 ID:sRIRWown
映画2回みて、スイッチ、キネマ旬報、美術手帳、コンテ、アートオブ買って、wowow契約、ドヤア
>>317 グローバリズム推進派の人の人達から見たら、この映画は受け入れがたい
ところがあるかもね。本当はそんな狭い範囲の作品ではないけど。
しかし、どちらかと言えばこの映画はやっぱりアンチグローバリズム
でありアンチ・ネオリベだと思うよ。そして、あの風立ちぬはどちらかと
言えばネオリベ的かな。わざわざピラミッドのある社会を選んだっつってるからねー。
んで、ネオリベって何かと言えば共産主義に失望した左翼の群れなんだよねw
ソ連崩壊後、当然のように資本主義やら自由主義が力を持ち始めたけど、
それを国内だけではなく世界に広めて統一してしまおうっていう、
実にはた迷惑な朝日新聞的な左翼の連中だね。高畑監督は今でも左翼なの
だろうが、そういう連中とは一線を画している。人間の血の通った左翼だよ。
おいらから言わしたら、真っ当な日本の常識人だよ。さすが世界名作劇場を
作った人だなって思うわ
竹取物語のボリュームでこれなら平家物語とかどうなんだよ…
映画作品と現実社会を混同しちゃいけない。 高畑勲はアニメを作るのはうまいかもしれないが、現実の生活で優れた人間かどうかとは 全く関係ない。日本を共産化して高畑独裁政権にやらせたらうまくいくのかというと 間違いなくひどい政治をやって国民が塗炭の苦しみを味わうことになる。 アニメというファンタジーに生きている人間と現実社会の人間を混同しないこと。
原作ではかぐや姫の良い理解者だったミカドを 月に帰るスイッチとなるキモ男に仕立ててる時点で、 何か嫌なものは感じざるをおえないね
個人的な確信で言うと、ハイジこそ日本の萌えアニメの元祖。 6年遅れてより現在との連続が分かりやすいミンキーモモが登場するが。 高畑はハイジが大人(大きなお友達)が期待するようにし過ぎたという 反省から、わざと現在の萌えアニメに反逆している。つまり自分が作った 潮流にわざと逆らっている。 萌えアニメを評価してかぐや姫を批判する連中は高畑の手のひらの上で 踊らされているわけだ。
>>330 >感じざるをおえないね
何歳?日本語もちゃんと勉強しようね
ハイジはトトロのメイちゃん的役割で あんまりロリコン惹きつける匂い発していないと思うよ。
あの萌えアニメに萌えている連中は おかあさんと一緒のお姉さんとか ヒローショーの司会のお姉さんに 萌える型。
ハイジのパイロット版のキャラクターデザインは芦田豊雄で、実質的なミンキーモモのキャラクターデザイナーだね。結局ハイジは小田部羊一がデザインしたけれど。
萌えというのは、何も女性キャラに限定せず それこそ鳥獣戯画の時代から 日本的な漫画アニメ表現のコアにある、不可欠な物なんではないでしょうか ともかくテーマよりもキャラ先なんだと思います 根拠として、アニミズムとの関連性などはもう語りつくされてることで 高畑さんはそれを自覚的に理解している人だと思いますが 逆に萌えを自ら演出するのは苦手な監督だと思っています ハイジはともかく、それ以後の彼による長編映画を見てきてそう思います 逆に日本は思想というものをやろうとすると非常に弱いというか それこそ背骨になるような重しとしての、宗教をもたないから どうしてもぼんやりしてしまう 仏教というものも、個人との契約で成りたつ類の宗教ではありませんし そういう意味で、名作のアンや三千里が物語としての強度をもったのは キリスト教がベースにあったのも大きかったのだと思います
パンダコパンダみたけど、実に強いロリコン臭を発してたな。 うまくオブラードに隠蔽してるけど。
ハイジをリアルタイムで見てたけど、ハイジこそ実質的に現在につながる萌えアニメの元祖だよ。 現在につながる萌えマンガの元祖は吾妻ひでおだが吾妻もハイジネタはよく取り上げていた。 広義の萌えというと切りがない。
>>338 監督は高畑でハイジと同じく小田部、宮崎、ミミ子は杉山佳寿子だね。ハイジの2年前。
ただ見た人が当時少なかったのでハイジほどの影響はなかった。
火垂るの墓もおもひでぽろぽろもこれもペド・ロリコン臭かなりキツいと思うぞ ちな個人的に高畑作品で最萌えヒロインはフィオリーナ
>>229 一部で金取ったばっかりにキネ旬の文化映画部門から外された
んだよな。
萌えキャラというのをアンで言うと ミニーメイとか、三千里ならスラムの子パブロの妹、あと猿か ということになるのか、分かりませんが それはこのふたつの物語の中では、子供を飽きさせないための 余録程度の役割を越えていませんよね それでも物語の訴求力は失われていないと思うんです
女童はホルスのマウニと同じ匂いがした かぐや姫は当然ヒルダ
>>341 そのフィオリーナにしても
劇中の登場回数というか時間は、かなり限定的ですよね
物語の軸、と言えるまでのものではない
>>344 企画的にはかぐや姫のほうがホルスより先なんだよな
細かい設定は準備段階で決めたんだろうけど
そういう意味ではかぐや姫は原点にして到達点
アニメとしての形式も物語としての内容も最高級の傑作になった所以だ
リボンの騎s…いや、なんでもない
これを機にホルスにも注目が集まるといいな かぐや姫と比較してみるといろいろ面白い 太陽のホルスと悪魔のグルンワルドといういわゆる勧善懲悪的な構図は 命の地球と死の月という哲学的で宿命的な対比にまで深まってるし 人間と悪魔のあいだで引き裂かれるヒルダの心情描写も 地球の生と月の死の間で激しく揺れるかぐや姫の感情の発露としてさらに豊かになってる ホルスのアニメには高畑らしく未完成な部分もあったが かぐや姫はねばりにねばって完璧に仕上げてきた 若い志があふれたホルスと同じく熟練の深みに達したかぐや姫も不朽の名作になることは間違いない
>>288 何気に風立ちぬより上かよw
誰がどう選んだか知らないがさすがフランス人といったセンス
高畑はフランス映画のやぶからみの暴君を見てアニメを志したわけだし 昨日亡くなったバック氏もフランス人だから一脈通じるのもある意味当然かもしれないな フランスの映画レビューサイトを見てもジブリアニメでは火垂るの墓がトップにきてる かぐや姫も火垂る並みに評価されそうだ
>>325 むしろいろんな解釈ができることこそこの映画の長所であり高畑の狙いだと思うけどね
絵的にも物語的にもあえて省略をして観客の想像力に委ねたわけだから
観客がその省略を「思いやり」で補完したならすべて正解だ
聖書との関連性とか高畑自身たぶん意図してなかったような面白い解釈だってできるだろうし
それはそれで否定されるべきものではない
監督が唯一の正解を押し付ける思い入れ型の映画とは根本的に目指すところが違うわけだから
>>282 を読んでみてアダムとイブの原罪に発想が似ているというのはたしかに大筋で同意できるが
捨丸と瓜を食べるシーンが禁断の果実というのはやはり首肯しかねた
むしろかぐや姫の場合は月で禁断の歌を聞いたのが原罪になってる
ちなみにあえて聖書ベースで解釈するなら新約にも言及したほうがよさそうだ
月世界がユダヤ教的な戒律主義の世界だとすると
かぐや姫の生き方は戒律に背き慈悲の道を説いて刑死したイエスの受難に近い
ユダヤ教では汚れていると差別されていた人々も救われるとイエスは説いたわけだけど
月世界にとっては汚れでしかない地球の命を美しいと肯定したかぐや姫もそれに通じる部分がある
そしてイエスが1人で原罪を背負ってユダヤ教指導者によって磔に追い込まれたように
かぐや姫も命の歌を守り通して月の罠に追い詰められ最後にはお迎えに召されてしまう
その後のイエスの復活とかぐや姫の転生というのも似てないこともない
無論イエスとかぐや姫では神格性や倫理性など大きな方向性の違いはあるけど
単にプロットとして比較してみると面白いしキリスト教圏の人にも伝わる普遍的な物語になってるのは確かだと思う
>>327 鋭いねぇ
>んで、ネオリベって何かと言えば共産主義に失望した左翼
俺がそれっぽい
自分の生に対する責任すら転嫁できてしまう大衆なんざ自由の名の下に地べたを這いずり回ればいい
その苦しみの中から当たり前でない生への喜びを見出だせばいい
萌えアニメって結局あの声だから 女優声使った時点で媚びるのあきらめたほうが賢明だよ。
なるほどかぐや姫は人間の罪を背負ってくれたキリストだな
>>354 やかぐや姫を見て馬鹿にしている奴ほどかぐや姫に救われているんだなあ。
359 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 09:45:47.23 ID:FnTV9kyd
いよいよ宗教臭くなってきました 勢い落ちて信者の純度が高まってきたわけか
360 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 10:36:56.44 ID:tNHJv/2e
かぐや姫可愛いでいいやん ナウシカより好みやで
幼少期になにも考えず遊びまわってた頃はかわいいけど 3年経ってもやはり何も考えず箱庭遊びに逃避するだけなのはちょっと怖い
かぐや姫の顔が安定しないのはわざとやってることだし。
あのかぐやがよく3年間もおとなしく箱庭作りや機織りで 済んでたものだと思う その後ツバメの中納言の件で一気にブチ切れてたけど
ジアートオブ面白かった 姫がバッタを庭に放して髪を束ねるとこすごく印象的だったんだけど作画は安藤雅司さんでした さすがですね
>>364 爺婆が寝静まったころおもむろに起き出し塀を越え大路を趨り…
367 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 13:53:56.43 ID:tNHJv/2e
屋敷から抜け出して山に帰っても連れ戻されるかしら
月の監視システムによってね
身の危険があれば月が助けてくれるからしょっちゅう家出してたかもね。
家出してもあの美貌ならすぐ男が群がってくるし
>>365 千尋の作画監督をあのシーンに使えるとはなんという贅沢
やっぱり高畑としてもあそこはかぐや姫の成長と美しさを見せる重要なシーンだったんだな
かぐや姫が援交するくらいの肝があればね。
373 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 14:56:14.34 ID:lPzMM9io
アカが書き、ゴミが売って、バカが見る >か ぐ や 姫 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (@∀@;) < ジブリ最高♪ _| ̄ ̄||_)_ \_________ /旦|――||// /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . | |_____|三|/
>>364 幼少期も捨丸たちにくっついて遊んでただけだから「流されてる」事に
変わりはないんだよな
幼児期は誰でもそれが普通なんだけど
これ、自分の娘を嫌がってるのに適当に金持ちの男と見合いさせてそのまま結婚させた親って どう思ってんだろうな? さらっとやっちゃってるけど、その人たちの人生とかを、全否定するような話だよな
裳着での侮辱とか五人の貴族とのやり取りとその顛末や花見での疎外感や、捨丸がボコられたのをただ見ることしかできなかったりとか、 仮にそういう出来事が一切起きないまま急に帝が現れてさらわれそうになったとしても、かぐや姫は月へ帰ってしまったのだろうか
>>356 あくまで筋書きの類似性を指摘したまでで個人的にはかぐや姫がキリストだとは思ってない
内容的にはやはり上座部仏教の戒律主義と大乗仏教の博愛主義との対比をベースに考えたほうがしっくりきそうだ
もちろん仏教とキリスト教には共通点も多いし
特に親鸞なんて景教経由で聖書まで読んでたと指摘されてる
二階堂は真宗だから高畑が主題歌を依頼したのもその辺についてなんらかの意図があったのかもしれない
とにかくかぐや姫は宗派や価値観の違いを超えて自由に解釈できるような面白さと普遍性があるし
だからこそ自分みたいに特に信仰心がない人間にも伝わるような懐の深さもあるんだと思う
思春期の葛藤を東西の宗教思想を織り交ぜて描くという意味では かぐや姫はサリンジャーの『フラニーとゾーイー』に似てる 他人のエゴと虚飾を拒絶し自分すら偽物であると苦しむフラニー イケメンリア充のレーンが宝物を求める5人の貴族だとしたら 本物の真心を求めるフラニーはまさにかぐや姫 そんなフラニーに兄ゾーイーは「人は皆太っちょのオバサマでありキリストなんだ」と一切衆生悉有仏性を思わす言葉を投げかけるが これがかぐや姫のこの世は穢れてなんかいないという清濁合わせた全肯定の言葉と重なる まさか竹取物語でサリンジャーを思い出すとは思わなかったが
>ID:hZV/ZXTO この人ちょっとおかしい
380 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 17:55:13.62 ID:255dRHgR
>>359 なんか人類史上最強、
高畑勲は、ブッダ・イエスを超えた言わないとダメなスレになったみたいw
雑学(?)好きの自分は読んでて楽しい なんか色々とズレてる気はするけど かぐや姫の物語は淡い画面のせいか昔の記憶を見ているような不思議なリアリティーがあって良かった まるで平安の屋敷にいるような気分になった
長生きですね
この人毎日毎日同じような文で長文書いてるからさすがに鬱陶しいな 絶賛したい気持ちはわかるんだが、もはや付焼刃の知識披露ばかりで完全に自分に酔っちゃってるのがアレだ
疾走後雪の降る山道を下るシーンの雪が積もる音がよかった 雪もたくさん降ってるとちゃんと音がするんだよね 音が吸収される感じ
>>381 ただの付け焼き刃のにわかなので真に受けないでくださいw
このスレのいろんな意見を聞いて思いついたことをメモ代わりにでたらめに文章化してるだけだから
快くない人もいるようなのでしばらく長文は自重します
とにかく同じかぐや姫が好きな人に悪印象は与えたくないので
人それぞれ感じ方が違うので 退屈だと言われれば反論できないが 映画の隅々に良いところ、素敵なところを探し始めると とまらなくなるような不思議な映画。 子供のころお気に入りの本をぼろぼろになるまで 繰り返しては読んだ時の気分を思い出す。
20代以下でこの映画を見て、5年とか10年年取ってから見たら 多分しみじみと来るものはあると思う でも30代以上で見ても、多分得るものは少ない そんな映画
>>387 むしろ帰り際にパタリロとかお迎えの音楽が明るすぎるとか若者が笑いの種にしてる感じだったけど。
389 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 20:19:56.65 ID:vx21Zz79
>>389 故氏家齊一郎氏の肝いりで始まったんだから、
興行成績なんか気にせず、やればいいのに。。
もちろん、赤字分は読売グループ社員のボーナスを
お線香代として徴収すれば簡単返せるだろ。。
アダムとイブも再婚説あるしタケノコが捨丸とくっついて問題ないよね
392 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 21:56:12.81 ID:qlYpSWyB
今興収いくらぐらいいったの?
何をおっしゃりたいのかサッパリですな
15億くらい?
見てきたけど 天界の人の回想シーンの漁師は 火の鳥羽衣編のオマージュかのお アニメの教科書みたいな作画だった
近くのシネコンでは冬休み中1日4回上映してくれるみたいだ ゼログラビティと同じ扱い 俺も元旦にまた見に行くつもり
月の監視じゃなくて、姫自身の緊急回避能力なのかもしれんで。 時間巻き戻しなんて超絶能力よりはよっぽどありそう。
姫「いっけえええええええええ!」
>>395 手塚にオマージュなんてしないでしょ
疾走と飛翔の終了時はどう見ても月側が何かしらやってるけど(あからさまに画面に映ってるし) 捨丸との再会できたのは姫の時間操作のおかげとか言われてたね 10年3年問題もそれで片がつく
月が映ってるのは月人である本性の示唆かもしれんよ
401 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/26(木) 23:41:48.66 ID:tNHJv/2e
アートオブ買ってきたけどパラ見した限りではそんなに見所なさそう…背景画とかでページ厚くなってるけど 3年後かぐや姫の歳が16歳で女童がそのかぐや姫と同じくらいの歳ってわかったくらいかな
石作皇子が話してるところで半月がちょっと見えてるのが意味深に感じた 唯一姫が落ちそうになったから監視しているのかと
これって高畑が書けなかったから脚本はプロデューサーの知り合いの脚本家に頼んだんでしょ? そんな適当な作り方したら失敗するに決まってるじゃん。ちゃんとした原作がある話にしたらよかったのに 何を考えているんだジブリ
何言ってる? 必ず監督が脚本を書かないといけないか? 脚本家に頼むことが「適当な作り方」になるのか? 何を考えているんだアンタ
じゃなくてやりはじめて途中でやっぱ無理す・・・ok友達いるんで書かせるねっていう適当さが駄目 巨大プロジェクトなのにそんな適当な計画が通ってる時点でまともな会社じゃない
書けないから外注することの何がだめなのかわからん 伝えたい事が伝わるかどうかが大切だろ
そもそも初耳なんだけどその話 ソースどこ 坂口の役割は脚本補佐程度じゃないの
脚本が人の手に渡るのと映画業界じゃ超よくあることなんだが・・・?
前半はアルプスの少女ハイジを見ているようだった 後半の失速感は半端無い 全般的に火の鳥2007愛のコスモゾーンを連想した あれは冒頭部分にフルアニメを使っていて本作に似たむにむに感がある
>>407 SWITCHっていう雑誌
高畑が全然書けないからプロデューサーがもう我慢の限界になってねじ込んだって
それにしてもそういうときはもっとすごい有名な助っ人を呼んでくるものでしょ普通
誰なんだよこいつは
なんか進行を見てるだけでいかにもコケそうって感じ
当初は高畑の構想を元に西村Pの知り合いの脚本家を招へいして脚本作業進める →いざ初稿書いてみたら映像作品の脚本としてはダメだった →「高畑の求める描写を他人に求めるのは酷、自分で書くしかない」と西村P進言 →高畑自ら脚本書こうとするも、作業遅々として進まず →高畑の中でイメージはできあがっているので、再度脚本家を入れる事になる →この時高畑から坂口の名前が挙がる ユリイカ西村Pインタビューを読むとこういう感じみたい 基本的には高畑の構想ありきで作業は進んでるようだ
>>410 高畑の構想とぶつからないためにもベテランよりは新人の方が良いかと問うた西村Pに対して
前に高畑が見て覚えていたドラマの脚本家として高畑本人が指名したらしい
414 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 00:44:15.54 ID:gZmzlg1p
>>413 どのドラマ見て名前覚えたのか知りたいね
飛翔シーンに脚本家の解釈入れなかったらどうなってたかも
姫の心理描写に男が考えるヒロインの臭みが薄いのは
女性をライターに入れたこともあるのかな
誰もジブリ臭は期待して無かったのに ジブリ臭だらけってのがすごい トリガーのキルラキルを見てみたら ガイナックス臭しかしないのに似ている
ジブリ臭ってなんだよ。 高畑はナウシカのプロデューサーだぞ。
>>414 NHKの「おシャシャのシャン!」(2008)らしい
>>416 ナウシカっぽいってのは感じてるんだな
鈴木はアニメージュの編集員でしかなかった
編集長は尾形
ナウシカで無名の久石譲を指名したのも高畑。音楽が久石だからジブリ臭がしないわけがない。
420 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 01:38:08.67 ID:gZmzlg1p
>>417 ありがとう
NHKなのか
いつか見る機会があるといいな
ハイジも、そうだったけど、かぐや姫の物語でも、 下な話は、一切やらなかったね、って、初潮の話があったか。(笑)
話が脱線しますが、月経周期が月の満ち欠けと連動するのは、何か、医学的根拠があるんですかね??
年末年始にかぐや姫のオフ会とかしたいですね みんなでかぐや姫を鑑賞した後にご飯でも食べながらざっくばらんに語り合うとか かなりしんみりした集まりになりそうだけど
>>422 偶然だよ
他の動物の月経周期は千差万別だし
人間の月経周期も月の満ち欠けとシンクロしてないし
426 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 02:12:39.63 ID:GT+g4e4W
この映画は人間・地球賛美ではないと思った 「田舎賛美」程度の非常に狭義なもの それも3ヶ月間だけ田舎にホームステイした、 誰かの庇護下にある少女の薄っぺらい感想 お前は何処でそこまで人を好きになれたんだ? っていう疑問さえ感じた かぐや姫としては、結局最後まで都の人々を認めていなかったし、 その文化・風習に理解を示すことも無かった 捨丸=田舎と共にあれば幸せであったという認識 その認識も都=偽物、田舎=本物・生という 画一的な二元論に基づく描写があざとい かぐや姫の人間肯定に説得力を持たせるならば 都をマイナスだけなく(それでも浅い部分しか描いてないが) 都にだって人が生きてる事を感じる取れる プラスの要素がもっと必要だと思うし、 田舎も生きる苦しみをちゃんと描く必要がある 捨丸が盗みを働き、殴られる程度の描写ではなく、 当時の田舎が抱えていた暗部(身売、間引き、姥捨て山等) 都=権力階級からの支配(税の搾取) 死が身近に存在する貧困や社会体制の不安 そういう事にかぐや姫が向き合い、 それでも人間を肯定する流れがないから説得力無いし、 最後の天人の様に「ハイハイ戯言乙」って感想になる また逆に高畑監督がそこまで計算して天人の描写を入れたのならば 2時間半もかけて何を書きたかったんだ?ってなる
映像や演出や心理描写は良かったけど竹取物語なぞるだけだったのがなあ。 まあかぐや姫の物語だからそうなんだけどさ。そうなんだけど。
>>426 >>6 の宇多丸解説にそのあたりの説明がある
田舎が善で都会が悪という単純な二元論と考えるのは表面的な見方
捨丸になぜ妻子がいたのか考えてみればわかる
田舎が善ならあんな設定にするわけがないし
都が悪なら当時の習俗の美しさをあれほど丁寧に描くわけがない
>>378 なるほどねー。それで言うと爆笑の太田を思い出すなー。太田の好きな本が
フラニーとゾーイーで、しかも太田は大の宮崎駿嫌いの高畑派で有名w
太田曰く、宮崎みたいに過剰に美しい理想を世の中に振り撒くのは有害だ
ってことらしい。もともと太田の基板であるところの落語は、人間の業を
肯定しながら笑いを産み出すというもの。そういう意味で、確かに
かぐや姫は落語の思想に通じるところがあるんだろうね。
しかし、太田が嫌いな宮崎駿や村上春樹が大衆に大人気なのはいかんとも
しがたい。恐らく大衆は太田が思っている以上に強かで、作品の美しい部分を
愛でるのみで、理想だったり思想的な部分は心底どうでも良いと思ってんじゃ
ないかな。むしろ太田のほうが文学青年でピュア過ぎるがゆえに、むしろ
宮崎駿的なものを嫌悪し落語的なものを強く求め必要としてるんじゃないか
っていう逆説が成り立つような気がしてるんだけどねw まぁでも太田タイプ
の人間には最高の作品だと思うよ、かぐや姫は
>>411 高畑の企画書を読んで坂口がある認知症の女性が子供の頃に聞いた歌だけは覚えていたという話をしたらしい
それで高畑が月に帰った天女がわらべ歌を覚えているという設定を思いついた
この辺はパンフレットにある筋書きとは微妙に違う
すべてを忘れてもその歌だけは覚えてるんだからよほど強い想いがあったに違いない
かぐや姫にしても同じでまったく未知の星でその歌への憧れだけを頼りに生きていたわけだから
気軽な気持ちでなんとなくホームステイに来たのとはわけがちがう
「生きている手応えがあれば、きっと幸せになれた」とは言い切って捨てるいるものの、 捨丸に関しては「捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたかもしれない」と推量にしかすぎないんだよな そのうえ彼との逃避行に対しては月に思いっきり阻止されてる 常識的に考えて不倫や盗み平気でするような男と幸せになれるわけねーべw だからこそあの飛翔シーンは儚くも美しい
>>431 1行目の「捨てる」なし
「言い切っているものの」で
433 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 02:48:30.49 ID:GT+g4e4W
>>428 ま、これ俺の書いた文章じゃないんだけどね
あの当時の田舎が持ってた闇は全く表現できてないでしょ
やたらとかぐや姫が自然の中の暮らしに憧れてたけど、理由が幼稚というか思慮が浅くて共感できなかった
結局ずっと翁と月の庇護の下にあるからこそ言える子供のわがままなんだよね
そういうかぐや姫の幼さも評価を下げてる理由かな
精神的な成長が追いつかなかったのかもしれないけど、それなら無理に生き死にをテーマに絡める必要はなかったよね
>>429 かぐや姫はエンターテイメントではなく文学や哲学とかの文芸作品に近いからな
落語についてはまったく知らないんだがそういう背景があったのか
そういえばぽんぽこはナレーションが落語風だったな
かぐや姫にもガッテンの人が出てるし高畑も落語好きなんだろうね
この辺はあまりにも日本文化への教養がなさすぎてついていけてないわ
綺麗な着物とか広い家とか普通に喜んでたし、都でも翁が(月が)余計なことしなきゃ普通に生きていけただろう
木地師、蓬莱の珠の枝の職人、龍の首の珠を取りに行った船頭、機織り、竹取、籠作りetc… 仕事をして生計を立てることが生きている実感の一要素として描かれていたと思う 高貴のお姫様は働いたらダメだから、都がダメっぽい描写に見えちゃうのは仕方ないんじゃない 勤労を美徳とするのが日本の価値観だし 田舎賛美してるとは思わなかったけど、そういう感想と不満を持つ人がいてもしゃーないというか あと現代的な思想、精神の自由をかぐや姫は求めていたから、田舎で大人になっても彼女は何かしら不満を持ったかもしれない
>>433 コピペで荒らすような人がなぜ他人のことを幼稚だと非難できるのかいまいち理解できませんが
かぐや姫は月で聞いた歌への憧れがずっと潜在的な命の記憶としてあったわけだし
生まれてから12歳になるまで里山の自然のなかで幸せに暮らしていた
だから命の記憶としても個人の記憶としても自然や生まれ故郷や人の情けへの想いが強く刻まれてたんだと思う
脚本的には動機を二重に理由付けしてるわけだからこれ以上説明しても冗長になるだけだろうね
438 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 03:30:03.37 ID:GT+g4e4W
>>437 少しでも批判的なら荒らしで幼稚な人間なんだ
この批評はかぐや姫の物語の弱いところを上手く指摘できてると思ったから貼っただけなんだけど
その勝手な決めつけで人を非難する姿勢はどうかと思うよ
俺には君の方が無為に議論を荒らそうとしているように見える
かぐや姫が幼稚なのは事実だしね
いくら田舎を美化する理由があったとしても、それ以外のものに理解を示そうとしないかぐや姫の態度に不満を持つのは間違いじゃないでしょ
狭い視野で自然や生命を賛美されても見てる方が共感しかねるよ
言いたいことは分かるが、生命の肯定の気付きに、主人公の視野の広狭は関係ないから。政治や経営の判断と、生死の省察が全く異なるのと同様。むしろ広い視野とやらが説得力を備えた、死生観の映画を知りたいくらいだ。ナウシカやエヴァかw
さつきとメイは視野が狭いから、、とか里山文化への認識が未熟だからとか・・
最後姫は生の全肯定かなんかしたらしいけど頭に全く残ってない なんかぐちゃぐちゃ言ってたな位の印象 漫画や小説じゃないからもっと絵で表現して欲しかった そんななので何で肯定できたのかも良く分かっていない 姫が強いから?好きな人達がいたから?鳥虫獣のように生きたかった人だから清濁併せ呑めた? そこを心で理解したかったなぁ
かぐや姫前世が月人とはいえ、ほとんど13歳以下でラストでも16歳くらいだろ。
>>426 自分の期待していたものでないから
優れたものではないってどんだけ傲慢なんだ。
演出の手段として無数に配置された二項対立の一部だけを見つけて
それを映画の主要テーマと勝手に決め付けて
まるで映画の全てを悟ったように思いこんでるだけじゃん。
二回観た位結構気に入ったが、批判されてる所は正直うなずけるかな 捨丸セックスはかなり改悪と思う。姫が安っぽくなりすぎてる 女の自分でも抗えない愚かさや本質的な美しさを描こうとしてるんだと思うが 監督自身が女を方にはめて考えている節が少し感じられるかな
426はコピペなのに、みんな釣られすぎ
>>438 「田舎を美化する」その観方に先入観を感じるな
そもそも田舎と都会は二極で語られるべきものではないでしょ
姫の視野にこだわってるようだけれど
子どもにとって、幼い頃の記憶というのは特別のもの
成長過程で子供の頃の幸せな記憶が苦痛に感じるのは、ごく当たり前のことで
単なる自然賛美と捉えることはできないと思う
翁の視点や捨丸の行動で、田舎の苦しさは想像できるし、そこを掘り下げる必要も自分は感じなかった
同様に都会での苦しさも、そんなに強調されてるようには感じなかったし
むしろ、都会と田舎、どちらが良いかという結論も出ないまま
未熟なまま死期を迎えた女の子の、もっと生きていたかったというシンプルな話だから
見る側の心の在り方が炙り出されるのではないかと思う
月人が地球に降りたときに覚えている唄 「メーリさんのひつじ、ひつじひつじ♪」 「ロンドン橋落ちる落ちる、ロンドン橋落ちる♪」 「1人2人3人のインディアン♪」
>>441 んだから、そこらへんが弁証法なんじゃないの。「人生は喜びである」から
「人生は苦しみである」になって、それ全体を総括する「人生は美しい」に
持っていくと。んで、かぐや姫っていうちょっと変わった子から見たら
自然溢れる里山文化は人生の喜びだが、社会化された都会生活は人生の苦しみ
なんだよ。かぐや姫はそういう子なんだからしょうがない。
そして大切なのは、死を目前にした瞬間に人生の喜びも苦しみも全てが
美しく輝いて見えるっては、これ当たり前の話なんだよw これ以上説得力の
ある話はないだろうよ。弁証法は綺麗に論理的に成り立ってるよ。
もちろん、この弁証法に説得力を持たせる映像的な演出は細かく至るところに
施されてる。都会生活の部屋の中に居ても頻繁に蝶々が飛んできたりとか。
あと、捨丸との飛行シーンはアナログ的な絵柄と人工的なCGとの融合なわけで、
見ようによっては近代前(捨丸、里山、地球)と近代後(かぐや姫、都会、月)の
融合であり、清濁あわせ持った人生の美しさを表現しているシーンとも
いえるじゃん。かぐや姫の心情の文脈で言うならね
あんまり難しく考えずに観てたな かぐや姫を高貴な姫でも月の罪人でもなく 普通の女の子として表現しようとしていたように感じた 個人的にはすごく魅力的に見えたし 原作ではあまり思い入れできない姫に感情移入できた 文字通り「かぐや姫の物語」だなと
>>426 長々と書いてる割に中身がない考察だな。
一体何が言いたいんだ?
ユリイカで社会学者って人が緑豊かな山は江戸以前はなかったようなことを書いてるけど平安時代の人口が江戸後期よりはるかに少ないことに気づいてないのかな。
田舎 都 月世界 現代人 四つの価値観が入り乱れてるからなんかぐじゃぐじゃ。 だから深読みしたけりゃいくらでもできるけど、単につまらんって感想も当然出る。
453 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 09:43:08.70 ID:GT+g4e4W
なんか無理やり深読みして絶賛しようとしてるようにしか見えないんだけど なぜ面白いと感じるかを的確に説明してる奴は今のところ誰もいないね テンプレのレビューとか論外だし
454 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 09:57:03.79 ID:GT+g4e4W
>>446 語られるべきでないと言うけど、素直に見ればこの作品は単純な二項対立が多かったと思うよ
田舎と都会、翁と姫、男と女とかね
その上互いの理解が起こらないから成長もなく単調で短調な話になってしまった
田舎にしたって、苦しさを描くことより(それにしても書き方は浅かったと思うが)姫がそれを理解することが大切だろ
姫の自然への憧れは捨丸とのセックスと同じでただの逃避でしかない
荒れてきたからそろそろオサラバするわ
かぐや姫が可愛くて優しい色彩豊かな絵が綺麗で人間らしく生きようとするかぐや姫の生き様や話が良かったです(おもしろかったです)終わり
弁証法というのは垂直思考というか 二項対立を止揚してどんどん洗練させていって より優れた答えを導き出そうという考え方だよね? 直線的で尖がった世界観と言うか。 その果てとしての月の世界が描かれていると思うんです。 対してわらべうたで繰り返し言及されていた アニミズム的な輪廻思想の考え方っていうのは 二項対立を止揚することなくひたすら繰り返すことによって どんどんと広がった網の目全体としての世界像を描くんだよね。 答えは問いになり問いは答えになりその果てに同じところに帰ってくる。 曲線的で丸い世界観です。 都会対田舎とか人間賛歌とかそういう皮相的な図式ではないお思うんです。
馬鹿女が自殺するだけの話だからな 信者も本心では「なんでこんな映画つくっちゃったの教祖さま…」ってあきれてるだろ
アンチは不満スレにこもってなよ ID:GT+g4e4Wの荒らしはもって帰ってね
THE ART OF かぐや姫の物語に、大伴大納言の嵐の船のシーン入ってますか? ビジュアルガイドは、小さいカット2枚だけでガックリしてしまったんだが。 買うかどうか悩み中。
「火垂るの墓」のときに強く感じたのと同じで、高畑監督は「どうやったら観客の涙を搾り取れるのか」 という手管を知り尽くしていると思う。火垂るの墓のときは、そのメカニズムを比較的簡単に説明 できたと思うが、かぐや姫の場合はそれがより複雑化していて、なんでそこで涙が出てくるのか ということを自分でうまく説明できない。
462 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 11:13:33.56 ID:gZmzlg1p
>>460 ボードが1ページに二枚
龍の雲の場面をコマで抜き
背景素材と並べて見開き2ページ
両方に数行の解説
高畑は観客を泣かせようなんて これっぽっちも思ってないんだが 勝手に泣いてる観客がいるだけだっつーの
段々アンチも文句がテキトーになってきたな
この世ではないところからやって来て、 この世ではないところに去って行く物語だと思った シンプルだけど根源的なテーマ
>>461 火垂るの墓は感動と言うより完成度の高さに感心しながら観てたけど
ラストに現代の神戸の夜景が現れてぶわっ;;;となってしまった
今日地上波でナウシカのノーカットがあるみたいだけど、地上波のノーカットって録る価値はあるの?
469 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 12:47:41.82 ID:X8Ricu+Z
5回目観てきた 昼だったので満員でびっくり やっぱりおれは穢れきっていると自覚 おれは月の羽衣着せられて地球に棄てられるレベル 映画は最高
フレデリック・バックさんのご冥福をお祈り申し上げます。 高畑さんがかぐや姫を見せに行ったとたん訃報・・・・・ 癌で元々大変だったんだろうけど・・・・ かぐや姫見たのかな
氏家さんも完成した絵コンテ見てあの世に召したから、 もしやこの作品には命を吸い取る力が・・・・
472 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 13:13:06.03 ID:/PIQXVgY
>>457 そういうことだね。輪廻ってこの映画のポイントだけど、
輪廻が苦であるという前提が、一般の日本人はよく分かってない気がするな
(インド人はその辺り無茶苦茶よく分かってる)。
だから輪廻を肯定する意義自体が頭ポカンで、枝葉の田舎がどうたらという話になる。
火鼠の皮衣あたりまで集中して見入ってしまったけどその後だるくなった
>>471 じゃぁ、我々にもそろそろ月からお迎えが...
はじめ3時間半の長さになったらしいけど、どの辺を削ったのか気になる。
ニコニコ大百科からw 輪廻思想のゴールは、ループから抜け出すことにある。これを解脱と呼ぶ。つまりループは否定的なものとして扱われる。 一方、永劫回帰のゴールは、ループそのものの肯定である。今この生が何度来てもかまわない、それで良いのだと強く肯定することにある。つまり、ループは肯定的なものとして受け入れられるものである。
大熊猫♂一家 ?@ookumanekoosu @seijikanoh フレデリックバックさんがお亡くなりなられる1週間程前に高畑監督がかぐや姫の物語の完成を伝えに行かれたと聞き 偶然とは言い難い物凄い導きがあったのだと驚いております。 叶 精二 ?@seijikanoh @ookumanekoosu 高畑監督が先週フレデリック・バックさんとお会いになった件、関係者の皆様から色々伺っております。 いずれ公式の報告があると思います。 以前から計画されていたようですが、このタイミングになるとは…。 ともあれ、お二人がお会い出来たのは本当に良かったです。
>>461 お涙頂戴で泣くのは当たり前だし監督の意図に従ったまでの受動的なものだけど
かぐや姫みたいにあえてカタルシスを拒否した映画で泣くのは人物の気持ちを思いやった能動的なものだと思う
まさに勝手に泣いてるだけ
でも考えてみれば日常生活で他人のことで泣くときはだいたい後者の場合が多い
泣かせてやろうなんて芝居がかった演技にはめったにお目にかかれないし
目の前の人間がただ悲しんでたり苦しんでたりするだけで
その気持ちがなぜか心に刺さって自然に涙が出るなんてことはいくらでもある
>>472 >インド人はその辺り無茶苦茶よく分かってる
インド人ってヒンズーもイスラムもカトリックもごちゃまぜだけど
大伴の大納言の性格は短気で乱暴らしいからかぐや姫とくっついてもDVで上手くいかなそう 石上の中納言もぼっちゃん臭いからかぐや姫を持て余しそうだし あの五人の誰とくっついても上手くいかなそう 車持ちの御子ならいたずら好きな性格が似てるから馬が合いそうだけど
482 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 14:38:10.54 ID:/PIQXVgY
>>479 インドを宗教で括る場合はヒンドゥー教だよ。
バラモン教、仏教、ジャイナ教、イスラム教を取り込んだ宗教。
もちろん輪廻の考え方もある。
というか、仮にごちゃまぜだとしても何が言いたいんだw
>>425 ディスカバリーチャンネルで以前やってたけど、一つの説として、人間の御先祖は
月明かりを頼りに夜も猟をしていた。新月は夫が猟に行かないので子作りができる。
また、所属する集団で同時に子ができると子育てで助け合える。という理由から
月経周期が月の周期と一致したという説を説明してました。
>>484 ちなみに複数の女性が同室で生活を続けると月経周期が一致してくる現象は
科学的な研究論文があり本当だそうです。
満ち引きと繁殖行動が一致する生物は結構いる。
ジブリのドキュメンタリー映画「愛と狂気の王国」を観てきました。 鈴木さんが、NHKや民放が先まわりに心配する形で行う表現規制が厳しくなり、自由に映画を 作り表現することができなくなってきた。高畑監督や宮崎駿監督は自由に映画を作れた 最後の世代と言ってました。それを聞いた宮崎駿監督がもう映画は作れないなとこぼして いました。 「海外では規制を受ける」云々の「かぐや姫の物語」の場面は、ここでも書き込みがあった けど、そのような世相があるからこそ自由に表現したのだと思う。
その名の通り シオマネキとか?
連投ごめんなさい。 「愛と狂気の王国」では高畑さんが実際にしゃべっているシーンはほとんどない。 けれど、しゃべり続ける宮崎駿監督の言葉がそのまま「かぐや姫の物語」について 語っているように感じた。以下、記憶違いもあるかもです。 1. 宮崎駿監督はこう言ってました。映画の内容の意味がわからないって言った人に、 じゃああんたは自分が所属している会社のことを完全に理解しているのか、と言って やった。すべての意味を理解しながら人間は生きてるわけじゃない。 わからないことだらけだ。 2. NHKの「プロフェッショナル」でも気になったジブリの美人さん(制作担当の方?)に対し、 一般のレビューで老人(宮崎駿監督)に媚を売っるといった批判があった。 まあ、お年寄りは(自分よりも)若い女性が妙に好きだしと、老作家には若い美人担当と いったたぐいと思ってた。しかし、映画中でその女性が妊娠した(妊娠中だった)という 知らせに宮崎駿監督が喜んでいた場面が印象的だった。 「この世はもう駄目だと自分でも言うけど、子供たちをみるとそうもいかないと 元気が出る」と宮崎駿監督が言っていたことがテーマだと思った。 「かぐや姫の物語」ラストで月に赤ちゃんの絵がでたのは、そういうことかと 妙に納得した。
>>484 満月に催淫作用があるとう伝説?と真逆で面白いですね。
ところで羽衣伝説とかぐや姫の関連について
民俗学者の柳田国男が言及されています。
試しに「竹取翁 柳田国男」で検索してみると
その文章がネットにもありました。
ご興味があればご覧になってみられては?
生理を描いたのはかぐや姫が無性だったという説があるからかも 高畑も竹取物語論のなかでその点にちょっと言及してるし 月との関係というのもたぶんあるだろうけど それに別に生理は悪いことでも汚れたことでもないし この作品のテーマである命の豊さの源でもあるから ちゃんと描いたのはよかった
サンゴ礁の魚とかカニとかウミガメ(これは産卵だけか)とか
結局この映画って、決して完璧ではないし穴を探そうと思えば幾らでもある。 というか、むしろ「不完全であることが素晴らしい」っていうのがテーマの 作品なんだよ。だから、アンチがごちゃごちゃ文句言ったところで暖簾に腕押し みたいなもんなんだよなw だって、 不完全で駄目なところも沢山あるってところが素晴らしいっていう作品なんだからさ。 ただし、その事が単なる言い訳や逃げだと思われないためには、むしろ通常の 作品よりも遥かに計算し作り込まなきゃいけないわけよ。だから八年間もの 歳月がかかったんだろう。例えば、脚本に余計な台詞があるとしたら、それは “あえて”であり“わざと”じゃなきゃいけないっていうね。この「完璧なる不完全」 という非常に困難な目標を力業で達成した作品なんだと思うけどね
>>448 そんな風に読み解けるのか
>「人生は美しい」
穢れてないよりは台詞として分かりやすいかも
でも自分が見た感じだと「人生は愛おしい」までしか理解できない
それは穢れてないのか?と思ったからなので、上で出ているゾーイーの台詞をアニメでもうちょい分かりやすく表現してほしかったかも
「穢れてない」って言えるのって一種の悟りだろうからそれを少しでもいいから分かりたかったなー
もうちょっと台詞が印象的な使い方をされれば少しはすっきりしたかな
どうにか理解しようとすると、自分の中では清濁といえば盗人でもあるステ丸なので、
姫がそれを愛したから穢れてないわになったんかなとかになってしまうw
…なんか考えると現国やってる気分になったwけどなんとなく納得行ったよ
ありがとう
かぐやの泣くシーンをCMに使い出したけど、あまりかぐやが可愛くなくて地味だねぇ そろそろ飛行シーン出しちゃっていいんじゃないか? もう上映終わっちゃうぞ
あえて説明や描写を省いて観客の想像力にゆだねた作品だからね 男鹿和雄も抜いた絵の方が難しいと言ってたけど それは物語作りや心理描写でも同じだろうな 言葉で説明すれば楽だけど過度に言葉に頼らず想像する余地を残すバランス感覚が素晴らしい
とはいえ石作皇子がろくでなしのヤリチン野郎だって判明するくだりはもっと分かりやすくしても良かった 結局顔だけが目当てだったと誤解してる奴多すぎわろた
>>495 帝のデザインも最初イケメンだったらしいが、
結局一箇所だけバランス崩そうという話になってああなったみたいだし。
もし帝がイケメンだったら、マジ完璧人間やん。氏ね
800年代後半の人口が600万人、江戸時代後半が3000万人だった。 地域差もあるだろうが平安時代に禿山ってことはない。
これさ、動画枚数が40万枚とか言ってるけど 描くのもそうだけど、塗るのも大変じゃね? セルアニメ風ならマウスでちょんと押せば塗れるけど ブラシ風に塗らないといけないし それを40万枚って…
平安時代なんてまだまだ原生林だらけだろうよ
観てきたけど、女性が抑圧されて可哀想的なフェミニズム映画としか 思えんかった。 なんというか、つまんねーなというのが正直な感想。
フェミニズムという単語使えば通ぶれるスレはここですか?
>>502 線が繋がってなくてパソコンで塗れないから、絵とは別に色ぬり用の線を書いたものを作って、重ねてるんだって
色が塗られてない部分が少しできるようにしてあったり、大変手間が掛かってるそうです
エンドロールに色塗線画みたいな係があって、沢山の人が名前が載ってたよ
507 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 19:44:36.67 ID:gspyftos
>>504 ほぼ同じ感想
かぐや姫が喜んだり笑ってたりすると必ず落として来るんでああまたなんか辛いことあるって身構えてしまう
翁が喜ぶとこれまた不幸のはじまりだし
すがすがしくもなれず泣きもできず人生がままならないことを改めて見せつけられただ陰鬱としてしまった
かぐや姫の興行収益が楽しみだね。
509 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/27(金) 20:52:11.20 ID:42R5xxy9
そんなもんは作ってるやつが気にすればいいんであって見る側が気にする必要はない
12月だけでWOWOW、TBS、日テレで10本くらいアニメ映画見たけどかぐやが一番だわ
>>482 書き方が悪かったかな?
インド人の宗教がごちゃまぜという意味ではなく
インドという広い国にはイスラム、ヒンズー、カトリックその他いろんな宗教の人
がいますよ、という意味
「輪廻の苦悩をムチャクチャよくわかってるインド人」
ってどこの地方のどんな人種?
ナウシカがいままでジブリ最高のヒロインだと思ってたけど かぐや姫も捨てがたい… どっちも動物と戯れるシーンがあってどっちも甲乙つけがたいくらい魅力的だけど
>>504 それな、フェミと言うかジェンダーの視点になっちゃうと他のテーマがぼやけちゃうんだよね
生きる手ごたえとか、生と死だとかが見えにくくなったわ
この辺は構成のミスだと思うけどねぇ
>>513 いやそこはフェミとかジェンダーとか何か特定の立場で区切るんじゃなく
むしろそういう要素も含めた総体として捉えてこそ「生きる手ごたえ」とか「生と死」みたいなものが
見えて来るんじゃね―の
トムヤムクンの「辛さ」ばっかりに注目してたら他の酸っぱさや甘さも含めた総合としての「味」が見えてこないみたいな
>>514 でも全体がまとまっていないように、俺には思えた
色んなテーマを出してきたなら、それらを総合的にまとめる何かがあるべきだろ
その何かが何なのか、結局見えないままだったよ
俺にはね
明日二度目噛みしめて見てくる。
いい策認なのにな。
>>515 う〜ん、そこなんだけどなあ・・・
あくまで「この作品の論理」に即して「この作品を捉えよう」とするなら、何と言うか
かぐや姫が「抑圧される女性」であることそれ自体を通してでないとそういう「この作品の論理」を
捉えきれないんじゃないかと言うか
あらかじめ「ジェンダー」とか「フェミ」みたいな既成の枠組みで捉えようとするんじゃなくて
作品に存在する「偏見」にいったん乗っかってみないと見えてこない「総合性」みたいなものがあるというか
うまく言えないんだけど
>>518 う〜む、確かに伝わらないw
まあ、ゆっくり考えてみるわ
>>519 あ〜やっぱ伝わんないかwいや俺も自分で整理しきれてない感想ぶつけてるのは
分かってるんだよ
まあ一意見として聞き流してくれ
>>518 かぐや姫が田舎にずっといたりとか、男だったりしたら
作中のかぐや姫の苦悩は生じず、そうなると作品のテーマを伝えられなくなる
ってことか?
テーマを苦楽があってこそ人生は価値がある的な事としたら、だけど
>>522 あーそんな感じかも
「良くも悪くも作品が前提としてるもの」がまずあって、それにいったん乗っかってみないと
そういう肝心のテーマみたいなものが見えにくくなってしまうみたいな
例えばそれが「かぐや姫の苦悩」とか「都行き」とか、そもそも「かぐや姫が女性であること」とか
であったり
もちろんそれが偏見にまみれたものである可能性も大いにあることを含めて、ってことだけど
この映画に対して意見が割れるのもある面ではそういう「前提とするもの」の設定の仕方それ自体が
物議を醸すぐらい極端なものになってるっていう面もあるんじゃないかと個人的には思ってる
フェミニズムにもいろんな考えがあって曖昧だからね これはフェミニズムだからどうのこうのという話は漠然としすぎていて中身があるとは思えない ただ仮にフェミニズムを女性を当たり前の人間として扱うことと定義するなら たしかにかぐや姫はフェミニズム的かもしれない なぜならこの映画はかぐや姫という一人の人間の立場に寄り添ってじっくり丁寧に竹取物語を描いているから こういうわからない気持ちをわかろうとするアプローチこそ高畑特有の手法であって 赤毛のアンもじゃりんこチエも最初は理解できなかったらしいが ロケハンに行ったり原作を読みふけるうちに主人公の心理をなんとか理解できるようになったらしい かぐや姫もフェミニズムという結論ありきで作られた物語ではなく かぐや姫のことを理解しようとしてたどり着いた物語に現代の女性にも通じる時代性があったということだと思う そのあたりの過程の一端は高畑の竹取物語考からも読み取れる
525 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 00:08:55.35 ID:S5lS6h6Q
>>524 ちょこちょこ聞くその高畑の竹取物語考察ってどこで見れるの?
ちょっと見てみたいわ
特別な思想とか抑圧とか感じるかなあ? 小難しいことは小説とかに任せて アニメってのはもっと素直に見たらいいもんじゃないの? 美術的に美しいことに関しては実写も含めて 映画史上屈指の映画だと思うけど。
527 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 00:12:06.14 ID:Qj1Qh5C2
時々死にたくなるような人間にとっては気力をくれる映画だったよ 姫が社会と折り合いをつけて逞しく生きぬいたり 天人の下腹部に一撃を入れるオチだったら駄目だった 「生きている手応えがあれば、きっと幸せになれた」 この台詞を思い出しながら大掃除に励むと調子がいい
セリフで語られることよりも これでもかこれでもかと出てくる 野の花や虫や獣たち 桜の下で回る姫の愛らしさ お爺ちゃんのいじらしさ そういったものの中にこそ 監督のメッセージがあるんじゃないかなあ。 アニメでしかできないことって そういうことだと思うし。
529 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 00:46:18.45 ID:S5lS6h6Q
>>526 映像美で言ったら今年はゼログラビティもすごかった
映像美でいえばアニメはかぐや姫
映画はゼログラビティってイメージだわ
>>529 そうなの?
じゃあゼログラビティも見に行こう!
今年はいいしめくくりができそう。
教えてくれてありがとう。
531 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 00:56:58.72 ID:S5lS6h6Q
>>530 テーマはかなり近いけど、描き方は真逆で面白いよ
かぐや姫はいろいろ捉え方がある描き方だけど、向こうは無駄を極限まで省いて、よりシンプルに生の喜びを訴えてくる感じ
今年の締めくくりには最高の映像体験になると思う
あ、あと絶対3D鑑賞で観てね
ややスレチになってごめんwww
でもこの2作品の比較レビューとかあったらおもしろそうだよね
>>528 まさにその通りだと思う
ノベライズ読んだときはすべてが言葉で説明されてるから
すんなり腑に落ちてそれはそれで感動したんだが
映画を見たときはイメージの美しさと姫の存在感にとにかく圧倒されてしまった
そしてわらべ歌への想いとか姫の苦しみとか小説では軽く読み流していたところが
直感的に伝わってきてヒリヒリと胸が痛かった
心地よい感動なんて気軽なものではなく
もう観るのが苦しくなって顔が真っ赤になるほど打ちのめされてヨレヨレになってしまった
言葉より饒舌で真に迫る表現というのはアニメだからこそできることだと感じた
>>531 ちょっと調べてみたけど
ほんとに真逆だね。
年内にはいってきます。
楽しみだ。
スレチ失礼しました。
確かにゼログラビティは面白そうだね。
535 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 01:09:36.18 ID:S5lS6h6Q
>>534 個人的には今年の映画ナンバーワンだったしオススメ
でもやたらかぐや姫に心酔してた友達は評価そこまで高くなかったから、この映画好き過ぎる人には合わないのかもww
そういえばノベライズは映画まんまだし文章力も決して低くはないのに全然面白くなかったんだよな〜不思議 映画は3回見に行ったくらいハマったが
インド人もビックリ
何かを語るのにフェミニズムとか言っちゃう人って 訳もわからず憲法九条とか言ってる人達と同じ臭いがする なんか今日的な問題を語ってる気になれるんだよね もしくは横文字使うとかっこいいみたいな
平安時代にフェミニズムも糞も無いよな 戦後ようやく選挙権が与えられたくらいなのに
540 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 01:53:56.00 ID:27O9ptx0
>>511 インド西部のムンバイや北部のデリーに住む、
ごく普通のインド人たち。ヒンドゥー教徒だよ。
人種は俺の知り合いだとちょっとよく分からんな。
「いろんな宗教の人」がいるのはどこの国も同じ。、
そのなかでインドはヒンドゥー教徒が8割を占める国。
そして輪廻というのは、ヒンドゥー教徒をはじめ、
他の宗教のインド人にとっても
すごく馴染みある考え方なんだが。
「フランス人はカトリックで〜」など、
一般化した物言いにケチつけるのは分かるが、
ケチをつけて何が言いたいのかと。
541 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 01:58:26.13 ID:Qj1Qh5C2
1月1日にBS日テレで特番あるから忘れずに予約しておこう
>>542 BS見れねえんだよおおおおおおぉぉぉ〜〜〜!!
俺の分も楽しんでください
545 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 02:15:10.75 ID:S5lS6h6Q
>>540 横からスマソ
そもそも
>>472 でいきなりインド人を引き合いに出してきたのが悪いんじゃないか?
輪廻思想とその理想が解脱ってのは高校倫理でも習うレベルの話だし、日本人にとっても一般常識だと思うよ
しかも日本とインドじゃ自我の問題もあって捉え方が大きく変わっちゃうしね
あんまり他人をバカにするような書き方は荒れる原因だからよくないと思うよ
この人って思考能力すごすぎて、創る映画のメッセージがいつも正確に受け取られてないような 火垂るの墓のテーマは反戦じゃないし おもひでは農業マンセーな話でもないし ぽんぽこのメッセージは自然愛護じゃないし
>>546 なんだかんだ言っても基本はファンタジーだよね
無理に思想を絡めて読み解いても多分に徒労な気がする
「風立ちぬ」をお禿様が「航空映画だ」って言ったのは楽しさがわかってるなあって思った
548 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 02:43:23.91 ID:27O9ptx0
>>545 他人をバカにしたレスは一切してないよ。
ただ、日本やインドを一般化したような書き方はしてる。
言いたいのは、輪廻の苦しさとその解脱というのは、
あなたが言うように「日本人にとっても一般常識」としても、
価値観として腑に落ちるところがないと、
解脱を反転させる(生の側へ転回する)ような
かぐや姫の意義が理解し難いでしょということ。
そのために、価値観として形成されている例として
インドを引き合いに出した。まあ荒れるならここまでね。
女性がどう見てるのか知りたいよな 「大人になったお祝いをしなくては」とか 「実はそれほどじゃないんじゃないの」とか 「ここではないどこかへ」とか 「あなたとなら幸せになれた」とか いちいち女性のポイントつきすぎな気がするんだが
>>548 あなたは自分の狭い知識でさらに目を細めて世界を見てるだけ
自分が作った小さな枠を周りに押し付けないでくださいな
>価値観として形成されている例としてインドを引き合いに出した
もう無茶苦茶ですな
>>550 では広い知識で、
あなたが説明すればいいよ。
感覚で無茶苦茶いうのではなく。
CMで「罪と罰」と煽ってたわりに罪も罰もたいした話ではないんだな ジブリらしいなまったく
>>524 話が逸れるけれど、高畑監督が赤毛のアンの面白さが分からなかった云々は嘘の可能性。
他者の著書では確かにそういう風に書かれているけれど
監督自身は「原作を読んですぐ面白さが分かった。アンはよく理解できた」と語っている
ただ、会話が多くてその会話こそが重要な原作はアニメ化に向いていないから消極的だったそうだ
映画としては失敗作かな 見終わった後にしっくりこないのは不出来。 絵が綺麗とか音楽がいいとかは思うけど、楽しくない。 もう一度見ようと思えない。 アマチュア映画監督のように作りたいものを作ったというのであれば80点。
輪廻のこといったものですけど この映画に関しては月に帰るのは 輪廻からの解脱という解釈が正しいかと。 ただし解脱をどう描かれているかが問題です。 原作から抜粋 かの都の人はいとけうらにて、老いもせずなん。 思ふこともなく侍るなり。 さる所へまからんずるもいみじくも侍らず。 老い衰へ給へるさまを見奉らざらんこそ戀しからめ 原作ではこの世は煩悩と苦痛にあふれた厭うべき場所で 月の世界は不老不死で悩みもない理想郷 (だが老いた父母への思慕が勝るから帰りたくない)と 「かぐや姫」にいわせているのを この映画では「反転」して 煩悩や苦しみがあるからこそこの世は美しいのだ 死も悩みもない月の世界は死の世界と同様だと言わせているように思います。 原作の世界観を完全に再現するという意図で この映画が作られているとしたらこの解釈は「誤読」ですが 原作の「価値観」を大幅に損なわずに転換するために 「意図的に読み換え」たと解釈すると なんとなく監督のこの映画への思いがうかがい知れます。 原作を原文で読んだことない人は 一度斜め読みでも読んでみられたら 監督がどこをどう読み換えているかがわかるので面白いですよ。
556 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 09:31:42.89 ID:S5lS6h6Q
>>555 つまり輪廻思想の否定をさせたわけだね
でも末法観念のある世界でこの考え方はかなり異質だよね
やっぱり、姫はかなり現代的な感性を持ったキャラとして描かれてる気がする
つまりこれって現代の女の子を竹取物語に当てはめたらどうなるのか?って話じゃないか?
輪廻否定してなくね? むしろ姫が地球に憧れる理由となったわらべ歌の歌詞とかまんま輪廻じゃん
>>556 広義の輪廻思想と言うのは仏教以前からありまして
そこには解脱なんて考え方はなかったのです。
メビウスの輪のようにひたすら循環するのです。
なお原作でも末法思想はこの物語世界では問題にされていません。
現代的な感性については
わたしもそういう風にも感じられますが
見る人の解釈にゆだねられていると思います。
ただし本当のメッセージは
セリフで語られないところから「感じて」ほしいのだと思います。
559 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 09:43:31.99 ID:S5lS6h6Q
しかしCMと予告センスなさすぎだよな シーンのチョイスは謎だし テロップの出方まで素人編集かと思うほどクソダサいし担当者首吊れ
561 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 09:54:47.97 ID:S5lS6h6Q
>>560 ちょうど先発で出た風立ちぬが「ひこうき雲」の再ブレークと共に注目されてたの見ると、曲が悪かったんじゃないかなと思う
まああのコピーも本当に観て考えたのかなって思ったけど
562 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 10:03:35.33 ID:+hE9XYHp
桜のシーンと捨て丸飛行の最後と秋田に琴を聞かせるのと別れのシーンが好きだな あと赤ちゃん姫様がカエル捕まえて見せるシーン可愛い
>>539 江戸時代の江戸は男女比がひどく偏り、女性が少なかった。幕末でようやく半々だがそれ以前は女性は男性の半分以下という時期が長かった。こういう時代は女性が大切にされたんじゃないの。
>>546 単に表現が下手って事になるのでは。
伝わってナンボなので。
ジブリの風景〜高畑勲が描いた“日本”を訪ねて〜▽おもひでぽろぽろ・火垂の墓ほか 放送日時1月1日(水)19:00〜20:54 再放送 1月11日(土)19:00〜20:54 「かぐや姫の物語」で新境地を拓いた高畑勲。 数々の作品に緻密に描かれた日本中の風景を、かぐや姫の声を演じた朝倉あきが旅し、高畑監督との対談も交え、想いを紐解く。
忘れたBS日テレ
かぐやあのまま放っておいたら数日後おばあちゃんだろ あのタイミングで別離して正解だったな
>>555 原作の事を言うなら、翁たちへの愛惜の情を語るのはあくまで地上にいた心の状態のときで、
衣を着ることで本来の天人の心になってすっかりそれらがなくなるところが眼目だと思うがね。
あと斜め読みで原文読んでもあまり意味もないのでは。現代語訳でいい。
一定まで成長したら普通の成長になるんじゃないのか
なにせ1年で13歳まで成長だからな。
一年で13歳なら3年後なら39歳になってないとおかしいよね やっぱり生理来て人並みになったんだね
572 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/28(土) 12:50:58.01 ID:H0q790EE
下手したら、ドリフ大爆笑みたいに老人になったかぐや姫が出てたりしてね。
>>571 かぐや「月世界星人は、大人になるまでの成長がスッゴク速いの。
でも、これからの成長は地球の人と同じよ。
周りの人を驚かせもイケナイし・・・
それに、地球には私が育つのに合わないところもあって」
上川隆也が声やった 人って 石作皇子ですよね?? この映画では、野に咲く花一輪を かぐや姫に持ってきましたけど、 古典では、仏の御石の鉢だと、思ったけど、 この 『 名もなき草木に心を惹かれてしまうのです。』 って、高畑監督の創作ですか?? 観ていた私も、かぐや姫同様、一瞬、不覚にも、心揺さぶられました。(笑)
創作だよ。
>>576 そうですよね。(笑)
映画見た後、確認し直す迄、すっかり、竹取物語は この監督の創作通りだと、信じ込んでしまった。
竹取物語 通りだと、つまらなすぎるから 改変したんでしょうかね??(笑)
安心しなよ。今後は高幡版がかぐや姫の常識になる。
石作皇子と中納言は途中で顔変わってるし (皇子、髭あり→髭なし。中納言、そばかすなし→そばかすあり) ぎりぎりまで試行錯誤した部分なのかな?と思った
>>579 今も昔も、特権階級のエラい人たちって、こういうもの云いなんでは??(笑)
寡黙なおじ様好きにはヒゲ有り ロマンを語る若者好きにはヒゲ無し それぐらいはセオリーとして知っとくべき
>>579 一回目見たときはクサいと思ったが
二回目見たときは「あ、このセリフはかぐや姫やられるな」と素直に感じた
ちなみに自分は男、TOHOフリーパスで見放題
俺も3年後はヒゲ剃ってるの気になったけどあれなんでだろ
>>582 高畑監督は、この手の大衆迎合はしない人だと思うんだが、
創作部分は、捨丸兄ちゃん以外に この 石作皇子の口説き場面にも
相当 練りに練って作り込んでるなぁって 印象があります。
3年経てば顔も多少変わるし、 本気の求婚で彼女の実家へ 髭剃って行く人もいる。
その「本気」が「誠意」なのか「絶対コマシてやる」なのか 議論の分かれるところだ
石作皇子はプレイボーイなの?
石作皇子の北の方はかなり年上の設定なのかね 一瞬母ちゃんが出てきたのかと思ったw 「今まで何人の姫君が髪を下したことか…」という話から 姫君が本気になったら「へ?そんな事俺言ったけシラネ」 みたいな感じでヤリヤリだったのかね
ユリイカの朝倉あきのインタビュー読んでたら、幼年期の声に苦労したとか書いてあったわけだが、 姫の声優は一人だけなんか?タケノコ時代も朝倉あき?
おそらく政略結婚で、実家は有力貴族。年上で容姿もあんな感じで どこで噂を聞きつけたのか、相手の家に押しかけて口説き落とす前に先回りする北の方 って、考えると「ここではないどこかへ!」という石作皇子のセリフも 本当の本気だったかもしれないこともないかもしれないw
蓮華の花なんていつでも手に入れられるだろうし 三年待つ必要なんてないんだろうから あの五人の間でいろいろ会議したことは間違いない 「いや〜いいところまで行ったんですが職人がやってきてぶち壊しですよ」 「私は難破するところだった。これ以上は手を引くつもりだ」 「目の前で宝物を焼かされたのです!まったく忌々しい!」 「ふーむ、では次は私の出番ですな。角度を変えて攻めて見ましょう」 「私はもう少し正攻法でコヤス貝を探します」 北の方「まったくあの旦那方は集まって何をヒソヒソ話しているのでしょう」
>>590 雉を捕まえるところから登場じゃない?
おかずおかずタケノコタケノコ!の辺りは別人だろ。
「あいよ!」のところから朝倉だと思うが だとしても苦労したとは思えない。全部同じ といっても声自体はかなりいい部類だった 「このお庭、私に下さらない?」とか 「ありえないわ」とかには年甲斐もなくブルルとふるえ水が湧き出てくるかのような心地がした
となりのヤマダくん初めて見たんだが、なるほどわざと難しいテーマに高畑は切り込んで行くんだな。 日本で一番描くのが難しいのは45歳前後の平凡な家庭の夫婦愛をリアルに描くことだろうがわざとそれをやっている。 かぐや姫では萌えアニメを好むような若者の病巣に切り込んでいるのだから賛否が分かれるのも当然だ。
2013年のベスト邦画として一流英字新聞の紙面を飾るかぐや姫さん
http://i.imgur.com/L6WLHgk.jpg K・シェリング
「恐れを知らない迫真性のある感情表現から、ファンタジーへの愉快で颯爽とした飛躍にいたるまで、
まさに高畑勲の真骨頂という趣の映画だ。
私の人生のなかでもっとも悲痛な映画である火垂るの墓を観たときのように
この映画は私を打ちのめした。
これはただの日本文化の表現なのではない。
かぐや姫の悲劇は我々みなが共有するものなのである。」
K・ショージ
「かぐや姫の罪とは地球の生命、つまり月とは異なる生に憧れたことである。
月はまずかぐや姫を心が自由な少女のままにしておき、
自分で物事を決め、生きたいように生きる幸せを与えた。
そしてその後それらをすべて奪い去ったのだ。
このことは最初からそうした幸福に恵まれなかった場合より
かぐや姫に一層の不幸をもたらすのである。」
G・ファツィオ
「表面的には何十年も前に作られたようなとても伝統的な映画に見えるが、
注意深く鑑賞するとピラミッド型の階層社会に対して
牧歌的な価値観を賛美していることがわかる。
昨今ではほとんど見られなくなったとても日本らしい作品だ。
今日生産されている映画の頬をひっぱたくような映画である。」
>>596 「これは雅子様の物語というべきだ」
「そうね、本当は皇太子と結婚したくなかったのに家族や社会の圧力で結婚せざるを得なかった。とても自由な心を持っているのに」
とか書いてあるな。
>>597 その辺は雑談っぽかったし話題が話題だから訳してない
それにかぐや姫は誰とも結婚しなかったわけだから
あと選考基準としてはありきたりな漫画やドラマや小説などの原作に過度に依存した創造性の劣る興行作品ではなく
その狭間に埋もれている人間の存在についてオリジナリティのある物語を語ろうとする独立系の良作映画を選んだようだ
俺は朝倉あきはあまり良くなかったと思う。 声は良かったけど、滑舌が悪くて常に舌がもつれ気味なのが気になった。
俺は良かったと思う。 この作品ではかぐや姫が個性的過ぎてはいけない。
>>597 ずーっと読み進めていって、最後のとこでほんとに書いてあってワロタwww
雅子様って海外でも知名度高いんだな。まあライターに日本の人がいるからかも知れないけど
でもある意味雅子様の境遇はかぐや姫と当てはめてみると似たところも多いし面白いねw
海外での評価が心配されてたけど、これ読む限りじゃこの作品に関する理解はこのスレの話と変わらないレベルだし、問題ない気がしてきた
一流英字新聞ってw 英字新聞自体ほとんど存在してないよね どれが一流でどれが二流なんだ?
>>603 まあ確かに一流って評価は?だけど、ジャパンタイムズっていえば有名でしょ
あと外国人記者でもこれだけ作品理解してるってことが要点だと思う
わざわざ雅子妃4を持ってきて こいつらはそっち側だと印象つけようと必死ですねえw自演くん。
外人ってすごい映画を見る力があるらしいから、一流記者ならもっとすごい評論してくると思うよ たけしとか外人の精緻で論理的な考察にはいつもビビってるらしい
これの元になってる竹取物語ってかぐや姫の運動神経が良いって設定あるの?
>>607 向こうの芸術のレベルの高さはその審美眼の高さも影響してるよね
映画を始めとした日本の芸術は、一般大衆の審美眼が育たない限りは一生海外に勝てない気がする
>>609 なに勝手に映画を芸術全体に敷衍して敗北宣言してんの?
世界初の長編小説書いたのは日本人だって知ってる?
現代の話に紫式部持ち出されてもw
現代美術にしても、そんなに差は無いと思う
英文レビューで田舎者の価値を称揚しているという指摘はちょっと違うような。
とりむしけものだろ
そもそも、高畑さんはどの本を底本にしたんだろ? なんかその辺に言及したインタビューとかないのかな
今昔物語を高く評価してる。
メノ童が唯一眼を開いたシーンが「車を仕立てておくれ」なのはどういう意味が?
自分も映画を見てあの方みたいだとは思ったがw 実際にはいやいや結婚どころか小和田家がごり押しして皇室に入れ、 しっかりたかってるだけだからかぐや姫とは違う。 かぐや姫は、理解しがたい都の習慣や、 高貴な姫のふるまいを嫌いながらも、 一応きちんと身につけたしね。
かぐや姫って漢字にすると輝夜姫なのか 英語にするとシャイニングナイトプリンセス 略してSNP
個人的には面白かったが、近くで座っていた女の子が凄まじく退屈そうにしてて、 しまいには場内の空いていた椅子にゴロンと横になっていた。
>>615 いま一般に「竹取物語」として出てるものはほぼ同じだろ
女童は、ぬいぐるみがあったらほしいw
>>620 高畑作品自体が子供の見るものじゃないと思うww
あの帝はハンサム学園の人なの?
ヤマダくんはあえていえば中年既婚者向けだよな。おもひでぽろぽろは30歳前後の女性。
>>619 Princess Kaguyaでいいです
それはいらないです
PKか
(まさか本当にシャイン云々と信じてたんじゃあ・・・)
ちなみに輝夜姫は漫画 竹取物語は赫映姫
なよ竹忘れてるぞ
12月28日3:30からBSプレミアムで二階堂和美の番組あるよー
とある書籍に「かぐや姫の『かぐや』は『かぐわしい』からきてるって書いてあった エロい香りって意味らしい 月に帰るというのは絶頂の隠喩なんだとか
えええ 何の本?
司馬遼太郎の「空海の風景」読んでたらこんな一節が出てきた かれら(インドに起こった密教グループ)は釈迦の仏教とはちがい、ともすれば精神が死にむかって衰弱しがちな解脱の道をえらばなかった。 釈迦とは逆の道をえらんだ。現世を肯定した。解脱解脱といっても人間も虫も草も、生命があるかぎり生きざるをえないではないか、というひらき直った所から出発した。 仏教って全然一枚岩ではないと言うか、複雑だね キリスト教も教派の違いは大きいみたいだけどさ
>>638 ステ丸ルートだと飛翔→夢オチだしろくなエンディングねーなこのゲームwww
乙女ゲ(アニメ)批判か
まだPS Vita用かぐや姫の物語出ないの?
>>634 『本当はエロい昔話』とかそんなんだった気がする
普通の本屋で平積みしてあった
グリム童話の原作はだいたいエグい
日本昔話の原作はだいたいエロい
まあ、あの本自体はトンデモ本だろうけど、『浦島太郎が乙姫とヤりまくっていた』とかいうのはどうやらマジみたい
『鯛や鮃の舞い踊り』も様々な体位を試したという意味の隠喩
浦島太郎は様々な精力増強剤の実験台になっていたらしい
最後に老人になるのはその反動
なんでも、明治になって小学校の授業で使われることになった際にエロい設定がカットされたのが今の浦島太郎の元なんだとか
宴で貴族に侮辱されるところでで「お化けみたいな顔だったりして(笑)」ってセリフのマイルドさに違和感覚えたの俺だけ? のちのシーンで賤の女とか成金とか言われてるのに対して そこは「化け物」じゃないの?
雪女も化けものだからなあ
>>609 安易な海外礼賛には賛同できないが
たしかに映画に関してはいまだに欧米が強いんだよな
例えば国際映画祭を比較しても独仏伊は別格
東京映画祭なんてほとんど存在価値がないぐらいだし
さらに日本のレビューサイトは低レベルな書き込みや的外れな誹謗中傷が多く悪貨が良貨を駆逐するきらいがあるが
海外のレビューサイトは一般人の投票だけでなく専門家のレビューも併記した複合評価になってるところが多い
でもアニメに限っては日本は世界でもかなり進んでると思う
アメリカ産のアニメはそれはそれで完成度は高いが画一的で芸術性に乏しい
日本のアニメのほうがバリエーション豊かでレベルも高い
しかし日本は映画文化の発信力が弱いから映画としての評価は海外の映画祭に依存してるし
この10年のオスカーの結果だけを見れば日本アニメは完全に敗北してる
せめて日本の映画祭では良質なアニメ映画があればちゃんと評価して
アニメに関しては世界の権威になるぐらいのつもりで発信していってほしいんだが
日本の映画人こそ海外に追従するだけでコンプレックスのかたまり
日本アカデミー賞のアニメ部門もアメリカにならってごく最近設立されたぐらい保守的
要するに日本にはアニメ文化という素晴らしい土壌があるが
映画文化については貧弱だと言わざるをえない
だからその間の子であるアニメ映画は現在かなり苦境に立たされてる
>>645 アニメより、漫画が諸外国とは別次元
大人と子供なんてもんじゃない、宇宙とバクテリアくらいレベルが違う
もちろん日本がバクテリアで バンドデシネが宇宙なんだよね?
もっともその日本のアニメ文化なんて今や誇りどころか国辱になってるがな (有象無象の深夜アニメの録画消化しつつ)
>>647 なにがもちろんなんだかwww
日本の漫画のレベルの高さとすそ野の広さ知らんだろwww
>>648 アホか
欧米のお下劣映画知らんのかwww
底辺が広い方が文化としては成熟してるんだよ
バクテリアが吠えおるわ
>>646 たしかに日本の漫画は異次元だな
でも逆にガラパゴスすぎて映画みたいに世界的に盛り上がれる共通文化にはなれてない
アカデミー漫画賞やカンヌ国際漫画祭とかはないから
日本のアニメ映画の場合は孤立無援という感じがする
かぐや姫みたいにせっかくいいものを作ってもアニメオタクからはアニメっぽくないと叩かれ
自称シネフィルから所詮アニメであると見下される
もちろんこのスレではそんな偏見はあまりないと思うが
日本の美しさを描いた作品が日本では冷遇されて海外で評価されてはじめて認められるというのも寂しい話だ
まずは金熊とってこーい
>>642 まあそれ系の本でもいろんな説があるから
かぐや姫が月で犯した罪は密通で
償いの条件として地上では誰とも結ばれずに過ごすもいうのもあるし
貴族の求婚に無理難題を出した理由もそれだとか
>>5 > また天女の歌「まつとしきかばいまかえりこむ」は在原業平からの引用
業平じゃなくね
アニキの方だった気がする
アニメはディズニーの一強だし漫画くらいじゃない?日本が誇れるモノって でも、そもそも海外じゃアニメや漫画なんて、子供かごく一部のオタクしか見ないんだよね 実際ジブリの知名度って日本人が思ってるほど高くないし まあそもそもこの話はスレチだからあんま引き延ばすのは良くないね まあこの辺はかぐや姫が海外のコンペで賞を取ったりしたらまた話したらいいでしょう
>>654 本当だ
兄の行平のほうだね
よく気づいたなあ
次スレでは修正してもらおう
衣食住以外は基本的にゴミと見做すべき
三保の松原にも一度行ってみたいな 天女の松や漁夫の像とかもあるらしいし あと京都の大原にも行ってみたい 男鹿和雄がかぐや姫の故郷は大原の自然を参考にしたと言ってたから
>>658 静岡県は竹取翁の子孫と称する人がいて
竹取塚なんてのもありますよー。
>>659 え、そうじゃない?
マジレスしたんだけど
他に世界的知名度のあるアニメスタジオなんてあったっけ?
>>664 一部マニアに人気なアニメスタジオでしょ
動員数とかDVD売上とか実際の数字は調べたらすぐ出てくるよ
あ、ディズニー以外だとドリームワークスアニメーションがあったね
まあそれでもディズニー一強と言っても差し支えないレベルだけど
別にアンチじゃないけど、あんまり世界で評価されてる〜とか吹聴するのは恥ずかしいからやめて欲しいんだよね
>>665 実際に評価されてるものを、無視されてるように言う方がよっぽど恥ずかしいよ
女童の可愛い文鎮が欲しい 所でかぐや姫の「穢れてなんかいない」を理解するのに役に立つ良い本って何かある? 思い付く人がいたら教えて頂けると有難いです (出来れば色んな視点を教えていただけると嬉しいです)
>>666 こういうメディアに踊らされまくってる人ってほんとに恥ずかしい
前どこかで見たけど一部のマニアの評価だけ高くても一般層には関係ないよ
>>667 ゲーテのファウスト
ニーチェのツァラトストラはかく語りき
親鸞の歎異抄
中国は他民族を虐殺する、人権を無視してる国だ そんなところに何を言われても意味がない ちゃんと反論しろよ
>>667 普通にwikiでも十分参考になるよ。
本でなくてもよければ
ディズニーの「ノートルダムの鐘」
imdbとか見たこないのかしら・・
>>667 助言できるほど本を読んでいませんが、「色んな視点」ということであれば、
神道そして鎌倉仏教がおこる前と後の仏教での「穢れ」についての考え方の
違いを本で調べれば良いかも、と自分でも思っています。それぞれの基本と
なる本が役に立つのでしょうが私自身は原典まで読むことはできていません。
映画を初回時に観終わった時に気づいたのは、「かぐや姫の世界では鎌倉仏教は
まだ登場していなかった」ということです。
現代日本では神道と仏教だけでなく色々なものがないまぜになって典型的な
日本人の気質や生活習慣になっていると「個人的には」思っています。
現代人が観ると「現代の」神道や仏教解釈での視点にどうしても偏ってしま
うと思います。
エンディングの曲を歌っているのが二階堂和美さんが浄土真宗本願寺派僧侶の
資格を持つことも偶然ではないと思っています。
さっきから汚らしい絵を貼ってる奴はなんなの
仏「嫁ゲット」
今日は、TOHOシネマズ上大岡の21:30〜24:00のレイトショーで SCREEN5の大きな部屋で見られるらしいぞ いつもちっちゃいスクリーンばっかりだからな
なんか歎異抄とかツァラトウストラとか凄い事になってるな このスレ見たら高畑もビックリするんじゃないか
高畑の世代はツァラトゥストラは絶対読んでるだろう。ちなみに岩波版の翻訳者の氷上は中島敦の親友で息子は麻布の校長じゃなかったかな。
>>661 子孫なんているのかw
限りなく嘘くさいけど
竹取塚で調べてみたら富士山のかぐや姫伝説が出てきた
通説とは全然違うがいろんな民間伝承があるのは面白いな
この映画も実はかぐや姫みたいな天女は何人もいたと解釈できるようになってるから
日本全国にいろんなかぐや姫伝説や羽衣伝説があることとも矛盾しないし
かぐや姫は本当は父と同じく金髪なんだろうな。
小説版のラストが、映画版よりも伝わりやすく、切なくてイイんだが、 あのくだりを入れるなら冒頭に天女のくだりを入れないといけなくなるから、仕方なくやめたのかな? 小説版の冒頭はあまりよろしくない
都下だが近所の映画館では満席。 冬休み効果か。
>>673 仏教ベースで解釈するならやはり小乗仏教と大乗仏教の違いは重要だと思う
>>636 が指摘しているように密教とかの大乗仏教は比較的現世に肯定的らしい
それまでの小乗仏教は戒律主義で現世に否定的だった
最澄や空海が日本に密教を伝えたのが平安初期だから竹取物語の成立時期とほぼ一致する
月が小乗仏教で地球が大乗仏教だと考えるとそれなりに筋は通る
もちろん大乗仏教にもいろいろあるから浄土信仰や鎌倉仏教との関係も考えないといけないだろうけど
これについては自分のような素人には手に負えないな
それに仏教じゃなくてもこのスレで指摘されてるようにニーチェやサルトルとかとの関係で解釈することもできそうだし
アプローチは人それぞれだ
環境音が多くてとてもよかった 明け方に鳴くような鳥の声まで入ってるしな
>>685 ご指摘ごもっともと思います。色々な視点ということで敢えて鎌倉仏教という
言葉をあげてみました。私も月と地球での考え方に、小乗仏教と大乗仏教という
対比があるのではと思っていました。ただ、それよりも竹取物語が作られた頃の
仏教はどんな状況だったのだろう、と疑問を持つことを促がしてくれたこの映画
はとても興味深く思いました。
例えばこの映画では姫がタケノコから現れた際に、翁は手を合わせました。
これに私は驚きました。ふりかえると、現代でも見知らぬ文化でも凄そうな
ものには、なぜか「ありがたや」と手をあわせそうな自分がいます(笑)。
政治主導により導入された仏教を当時の人々がどう受容していったのか、
その過程が竹取物語の内容に反映されているのかもしれないと思います。
私は全くわかりませんが高畑監督が好む過去の色々な絵巻物にもその過程が
現れているのかもしれません。
もちろん、竹取物語の成立過程を考慮しているとはいえ、今回の映画での舞台
設定は別物と考えるべきと思います。確かにアプローチは人それぞれですね。
>>686 花鳥風月といいますが、(超初心者レベルですが)バードウォッチングをしていた
自分には鳥の声が入っていたのは嬉しかったです。
Blu-ray が出たら、ずっと再生させとくつもりですw
ぽんぽこあたりからの高畑が読んでるだろうという宗教系統の本はある。 原始仏教なら中村元、密教(空海)なら梅原猛、竹内信夫、密教(チベット)なら中沢新一、親鸞は教行信証、 歎異抄、あと吉本隆明の親鸞本。 哲学と宗教の接点では井筒俊彦の『意識と本質』。わりと岩波文脈なんだよね。高畑もジブリも。
とても難しい解釈もできるけど、時代を超えて普遍性を持つ部分として、 他人の娘であればそんなに嫌がるのなら嫁に行かなくてもいいのではと言えても、 自分の娘になると(理屈抜きで)いつかは嫁に行って孫を産んでくれと祈るように 「願う」親心があります。 今回、WOWOW で初めて「山田君」を観ました。のっけから披露宴の場面で、 ミヤコ蝶々さんの人生の先輩としての助言があり面喰いました。 次の場面でも「子を持って知る親の恩」の意味をわざと間違えて笑いにしてい ましたが、高畑監督はちょうど御嬢さんがそういう時期だったのではないで しょうか。 「未来少年コナン」は宮崎駿監督が息子のために作ったと言ってましたし、 ごくごく単純に作品を作るの時点での人間としての普遍性がそのまま出ているのかも しれません。 今回だと「かぐや姫の物語」と「風立ちぬ」は、孫のために伝えておきたいこと、 なのでしょう。
>>689 興味深く参考になります。すこしずつでも読んでみます。
なんで難しい方向に持って行くんでしょうか? 阿弥陀様は元来が仏教とは別の神様だったのを 仏教が取りこんだものだと言われています。 浄土教ではこの世に未練を残すことは タブーとされています。 それがたとえ親子の情愛であろうと、です。 浄土教の考えでは全ての執着を捨てたものだけが 浄土に迎えられます。 ですから月の世界を浄土のようなものだと仮定すると 穢れとは感情や執着を呼び覚ますもののことでしょう。 つまりかぐや姫の罪とは天女に感情を呼び覚まさせて 天女の心を穢れた状態にしてしまったこと。 その罰として穢れにまみれたこの世に転生させられ この世の穢れを身をもって体験させられたと。
スタジオジブリ出版部 @ghibli_shuppan フレデリック・バックさんが亡くなられる一週間ほど前、 高畑監督は「かぐや姫の物語」を持ってカナダに行きました。 バックさんに映画を見てもらうために。 本当にぎりぎりのタイミングでしたが何とか間に合ったのです! この模様は日テレ系1月15日放映の「笑ってコラえて!」で見ることが出来ます。 観てもらえたようでよかった 笑ってコラえてみたいな番組で扱うのは疑問だが 詳細がなんにもわからないよりはいいか
>>692 現在流布している浄土思想で、この作品が解釈できるならいい。
ただこの作品での「感情や執着を呼びさまさせるもの」の肯定の仕方には浄土思想以外の考えがあると思う。
>>693 宣伝に必死なんだろうけど、バラエティ番組は一切見る気がしないな。
大げさなテロップやら芸人のマヌケ面を見せ続けるワイプやら嘘を平気でつく構成やら
1分と耐えられずテレビを消してしまう。宣伝には逆効果だと思う。
>>692 「かぐや姫の物語」としては、姫が「この世に未練を残す」ことを
否定せずむしろ肯定的に扱っていると思います。
ノベライズ本の終章はつらいラストですが、まさにこの未練が次の
かぐや姫を生むきっかけになっています。
全く詳しくないのでよくわからないのですが、浄土教と浄土宗や
浄土真宗は全く同じではなく、また各自の言葉の定義の食い違いから
包含関係も意味のない議論になりがちです。
月人?の立場はおっしゃることが正しいとすれば浄土教なのでしょうが、
肝心の主人公の姫はそこから逸脱していますよね。
>>696 自分もそういうチャラチャラした番組は嫌いなので
バック氏追悼にしてもかぐや姫との関係にしてもバラエティーではやってほしくないという気持ちは分かる
やるならせめて報道番組かドキュメンタリーでやってほしい
思想のことなんか言ってません。 かぐや姫のいう「穢れ」をわかりやすく整理しただけです。
3回目見てきた。 少し頭をかすめたのは、絵が描けないアニメ監督として高畑自身もニセモノという意識があったのではないかということ。 だからこそセルアニメから離れることにこだわったのでは。
>>699 あなたが語る浄土教自体が思想なんだが。。
一般的な浄土教の言葉で「穢れ」 を整理してるだけで、かぐや姫の「穢れ」の肯定が抜け落ちてる。
>>701 だから「穢れ」の否定とか肯定とか
そんな話はしてませんってば。
姫の言う「穢れ」について
映画から与えられた情報をもとに整理しただけです。
>>667 さんの問いかけに対して
ニーチェとかサルトルとか読む必要があるのか
私にはさっぱりわからんのよ。
>>686 意外と意識してない自然の音のおもしろさを再認識できるな
雪の降り積もる音が好きだ
5人の皇子の牛車レースのシーンで堀に人が落ちまくってるのが地味に笑える
人間は権威を得ると物に近くなっていくという話だと感じた 具体的に言うと高貴になると成り立ちやステータスに興味が移行するので それより下位の要素は切り捨てられるんじゃないかと 例えば貴族達はかぐや姫が化け物であるという話を聞いて求婚した訳だし 貴族は完全に興味本位という感情から離れた理屈で行動してる で、月の民になると月に住む事だけがステータスになってしまうので 感情や生き物らしさすら喪失してしまうと
>>702 高畑がコンテを描いたら、宮崎駿がそれをレイアウトに描く作業の流れだからね。
>>702 「この程度なら俺でも描けるわ」と一瞬思うが当然そんな簡単な世界じゃないんだろうな。アニメーションの製作現場全然知らないからそう思えるだけで。
そういえばまどかマギカの新房監督絵コンテも意外と雑だった
>>694 別に親鸞の生涯とか描いた映画でもないし、特定の教義に限定する必要はなかろう
>>703 ニーチェwとかは、昭和の漫画で勉強の出来るキャラが相対性理論がどうこう言ってた
キャラ付け以上のものはないかと
あるいはフロイトがなんでもかんでも性的要素に絡めてたとかそんな類
>>703 映画に与えられた情報を、映画に一切語られていない浄土教の言葉で整理する人が、ニーチェやサルトルの言葉で整理するレスに難癖つけるのもおかしな話だよ。
個人的にはニーチェもサルトルもこの作品には不要だと思うが、いろいろあっていい。
それは無理があるなあ。仏教の影響は一目瞭然じゃんw
高畑の世代は戦争に言って靖国の英霊になることが良い男の生き方と教わった事実がある。 戦争が終わって当時のインテリはキリスト教道徳が衰退してどういう生き方をすべきかをテーマにしたニーチェ的思想や共産主義の影響を受けている。
>>712 仏教の影響はあるけれど平安初期の仏教ですべて解釈できない。
だから、他の知識を動員していいと思うし、後の時代の真宗やニーチェでもいいと思う。
仏教に留まらず、宗教を広くとって考えるということ。
>>711 私のレスちゃんと読んでないでしょ?
そらサルトルでもニーチェなんでもいいけど
なぜそれらを読めばかぐや姫の「穢れてなんかいないわ」が
理解できるかをきちんと説明しないとさー。
私は正解かどうかはともかく
道筋立てて説明したでしょ?
>>714 一般論としてはその通りだが、そいつ何とかの一つ覚えみたいにニーチェニーチェ言ってるからw
たしかにニーチェは仏教の影響をかなり受けてるからわからんでもないが サルトルやファウストについてはあまり関連性はない気がする 風立ちぬはまんまファウストだし絵コンテにもはっきり書いてあるけど かぐや姫の場合はなかなかつながりが読めないな ただかぐや姫とキリスト教の関係を指摘してる人がいて それはそれで説得力はあったからキリスト教圏の考えともなにかしら共通点はあるんだろうけどね
>>715 レス、読んでるよ。
浄土教の穢れをベースに、かぐや姫の「穢れてなんかいないわ」が全く理解できないレスだよね。
そして穢れの肯定でも否定でもないと。
別にそれで構わないが、だったらニーチェ、サルトル持ち出しても構わないでしょう。
質問が「穢れ」について知りたいのか、「穢れてない」について知りたいのか、はっきりしないから揉めてるんだね どっちなんでしょ 個人的には、穢れてないの意味なら、映画を見て自分で感じるべきだと思うけどね
いやなんでそこで関連性の薄いニーチェやサルトルが出てくんだよ?って揉めてるんでしょ
ニーチェもサルトルも読んだことないから知らないけど現世肯定的な立場の補強として持ち出されてるんじゃないの
>>717 ファウスト読んでるんだよね?
メフィストフェレスこそ月と同じく理性が支配する死んだ世界の象徴、ファウストは人間の生、情熱、多くの誤りを犯す存在の象徴だね。
1つ前から気になっていたのでいっておきますと ニーチェの信じた永劫回帰を輪廻の肯定だと言う人がいますけど そうではなくて輪廻思想の完全な否定なんですよ。 輪廻というのはメビウスの輪のように 永遠に生まれ変わって循環するのですが 生まれ変わるたびに異なった生をやり直すのです。 つまり生は無限に変転することが可能です。 対して永劫回帰というのは当時の最新科学を基にした ビッグバンで始まった宇宙は永遠に膨張と収縮を繰り返すという世界観です。 その宇宙の永遠の運動と共に 人間の生もまた未来永劫同じ生を繰り返すとニーチェは考えたのです。 つまり人間の運命なんてどんなにあがいても変えられないと ニーチェは言っているのです。 重大な誤解をしている人がいるようなので書き置いておきます。
かぐや姫の「穢れてなんていない」を理解するには
@そもそもなぜ月は地球を穢れていると考えるのか
Aそれに対してなぜかぐや姫は地球を穢れていないと感じたのか
を考える必要がある
これについてはまさにこの映画の最大のテーマだから簡単に結論を出すのは難しいと思う
自分の考えでは@についてはやはり阿弥陀来迎図が出てきてる以上は
浄土思想などの現世否定的な仏教の考えは無視できない
Aについてはかぐや姫の想いだから人それぞれの解釈ができるだろうが
高畑は清らかで苦しみもない月よりも
苦しみがあっても感情や彩りに満ちた地球のほうが素晴らしいと核心じみたことを言ってるから
こういう考えのルーツがどこにあるか考えてみると面白いと思う
仏教ベースだといくら現世肯定的な傾向があっても最終目標はやはり涅槃であったり浄土なわけだから
かぐや姫の地球全肯定を理解するにはもっと違うアプローチがあってもいいと思う
例えば個人的にはかぐや姫の感性はレイチェル・カーソンのセンスオブワンダーに近いものを感じる
ハイジや初期赤毛のアンでも同じことだけど
彼女たちの瑞々しい自然への愛情はニーチェなんかには見られないものだし
かぐや姫自身は永劫回帰みたいな難しいことは考えてなくて
ただただ草木花の美しさと人の情けに心を魅せられていたんだろうから
ということで
>>667 にはハイジと赤毛のアンをお勧めしたいw
>>723 永劫回帰をニーチェは肯定的に評価してるだろ
ニーチェやサルトルが出てくるのは世の中の常識に反して独自の価値観を持とうとする(常識では穢れ=悪とされることから自由になる)意志についてだろう。
涅槃っていっても龍樹なんか輪廻即涅槃って言ってるし 宗教というよりも哲学だって宮哲なんかいつも言ってるよね いかに現実を認識して生きていくかという力強い宗教でもある
仏教の諦めっていうのは勘違いされやすいが、別に生を放棄するわけではなく、 物事の本質を明らかにするって意味だから
ニーチェの言葉とか流行ってるけど、 俺の考えではニーチェが何を言ったかではなく、 何を言おうとしたのかということのほうが大事だと思うね あのへんからの時代っていうのはいかに既存の哲学を解体していくかということが目標であって ソシュールとかフッサールとかハイデガーとかみんな同じでしょ意識は
ニーチェよりもフルーチェ(正しくはそれに近いもの)を姫が食べたかの方が問題
あとニーチェについての疑問なんだが 永劫回帰というのは結局生まれ変わってもまた自分になりたいみたいな自己愛であって 何度でも同じことを繰り返すという超人的な運命愛なんじゃないの 輪廻転生の場合は自分の世界だけでは自己完結してなくて 鳥虫けもの草木花人という命はすべてつながっていて生まれ変わり死に変わるという世界観だと思う だからこそ自然の豊さへの感謝やあわれみが生まれるわけだし 日本人が食事の前にいただきますと言うのも命はつながってるという意識があるから ニーチェの場合は強い現世肯定なのは間違いないが どうしても選民思想や大衆蔑視や自然への無関心を感じてしまう 要するに肯定してるのは強者である自分だけで弱者である他人や自然がどうなろうと知ったこっちゃない むしろ弱者は滅ぼすべきだみたいなおそろしい攻撃性すらある かぐや姫はそんなことは考えてなくて自然も人間も弱さやはかなさがあるからこそ尊いんだし すべての美しい命はつながっていてめぐりめぐっているという考え だからこそ自己だけを肯定したのではなく地球のすべての生を肯定したわけ
>>724 、
>>725 、
>>726 wiki見た限り現世肯定って感じじゃないですね
よく知らないのに口挟んでごめんちゃい
wiki抜粋
永劫回帰の無意味な人生の中で自らの確立した意思でもって行動する「超人」であるべきと説いた。
個人主義よりも他者を超越した至高者性の推奨であり、「自身の善悪観が世界に屈服しない生き方の推奨(己の価値観=全て)」とまで言えば間違いではない。
733 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/29(日) 21:39:24.75 ID:CpyLnre8
なんだこのスレ
>>733 かぐや姫をネタにこんにゃく問答するスレ
ハイデガーによると永劫回帰とは力への意思を持つ存在者の全体としてのあり方のことらしいが、 正直誰もわからんだろ ニーチェ完全に理解してる奴とか日本にいるのか? 言っちゃ悪いけどニーチェって精神病の人だから細かく突っ込まないほうがいいと思う
かぐや姫の物語で最もまともな(行動や内面的な意味で)男性キャラは誰だろう?
炭焼きのじいさん
簡単に言えば、常識に従わないことを肯定的に考えることがニーチェなどの 「肯定的ニヒリズム」だよ。善悪は常識によって決まるから、キリスト教 が常識の時代はキリスト教の教義に従わないものは「悪」だった。 ニーチェは「神は死んだ」、つまりキリスト教道徳は終わったとして、今後は 個人の価値観で善悪を考えるしかない、それでいいんだと言ったわけだ。
>>739 それじゃあドストエフスキーレベルじゃん
ニーチェの場合は古典学者だということを忘れてるんじゃないの?
ニーチェの視野はもっと広いでしょ
>>737 ある意味みんなまともだと思うけどね
まともというかありがちというか
ファンタジー物の理想化された男性主人公のほうが特別とも言えるし
で、「かぐや姫の物語」で、かぐや姫が当時誰が考えても「正しい」 帝との結婚を否定したら、かぐや姫はいったいどんな価値観で生きる んだろう。捨丸の価値観を丸ごと受け入れて一緒に泥棒するのか? かぐや姫個人の独自の価値観を持たざるをえないのか?
>>740 ドストエフスキーの「罪と罰」自体は逆だろ。
独自の価値観でOKと思っていたラスコーリニコフがキリスト教の
信仰で救われるんだから。
>>743 視野の話だって
ニーチェが格闘したのはプラトン以降の西洋哲学と文明全体なんだから
プラトンの時代にキリストはまだ生まれてないよ
745 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/29(日) 22:32:28.61 ID:CfKtqlz+
>>744 奴隷道徳って何のことか知ってる?
基本はキリスト教なんだよ。
746 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/29(日) 22:33:22.07 ID:ABcOvGwH
俺は氷上訳のニーチェ、あと永井均、クロソフスキー、
ドゥルーズくらいしか読んでないけど、
>>723 の、
永劫回帰は「輪廻思想の完全な否定」は何となく分かる。
少なくとも永劫回帰と輪廻はあまり関係ないと思う。
永劫回帰のアイデアは、時間は無限としてあって、
世界は有限の事物が組み合わされたものなので、
時間に貼り付く以上、事物の状態は繰り返されるし、
無限となった時間軸では、その状態は客観的に特定されないので
「いま」において反復されるというもの。
ただ
>>723 は少し誤解があって、まず、
「当時の最新科学を基にしたビッグバンで始まった」というのは、
ツァラトゥストラ、この人を見よの執筆時にビッグバン理論はないはず。
「人間の生もまた未来永劫同じ生」というのも、
人間の一個体ではなく、この世界の全てが自分という
独我論のリミットとなる体験(ほぼ狂気だが)。
分裂病者の多幸感みたいなものに近い。
だから「どんなにあがいても変えられない」という消極主義ではなく、
「どうとでも世界を変えられる」という、物凄い積極主義なんだよ。
ここから超人思想や生の哲学が生まれている。
>>731 の「選民思想や大衆蔑視や自然への無関心」も
読んでて感じることはあるが、どうなんだろ。その辺は判断つかない。
>>745 お前ホントに善悪の河岸読んだのか?
ハッキリとキリスト教は民衆の為のプラトニズムだって話書いてたじゃん
序文の話だぞ
またぼくのかんがえたさいきょうのろんぶん発表会になってるのか かぐや姫スレはどこかな
749 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/29(日) 22:46:52.90 ID:ABcOvGwH
>>748 申し訳ない。ただニーチェとかぐや姫は近そうで遠い
という印象があって、ニーチェを引き合いに出されると、
なかなか言葉が上手くまとまらない。
大衆蔑視というのは否定しがたい なにしろニーチェは一般大衆のことを畜群だの奴隷だのと人間あつかいしてない 女性に至っては小動物呼ばわり ちなみにニーチェの超人を英語にするとスーパーマンになる まさにファンタジーのヒーロー物の原型 高畑は逆で常に普通の人々の生活こそすばらしいと訴えてきたわけで 山田くんなんて月光仮面をわざわざ出してきてるが 実際にはヒーローにはなれないという哀愁のほうがコミカルで優しく描かれてる 結局同じ肯定にしてもニーチェの貴族主義ではなく 高畑の場合はケセラセラなんだと思う
>>749 近そうで遠いというのは本当にそう思う
じっくり考えて比較してみたら面白いだろうけど
あくまでかぐや姫のスレだからニーチェ解釈のみの話題は自重したほうがよさそうだ
冬休みで初見の人が見たら違うスレだと勘違いしそうw
ニーチェは通過点に過ぎなくてゲーテ、キルケゴール、ニーチェ、サルトルの流れであって、高畑が影響を受けたとすればサルトルだろう。 ニーチェの大衆(常識の奴隷)蔑視なんてここで言っても仕方が無い。かぐや姫が帝の求婚を拒むなんて当時としてはニーチェ並みの暴論w
自らを超える者を生み出してない奴が永劫回帰と相容れるわけがない 悟りを開いてない奴が解脱するわけがない ただ自殺しただけ ただ生に失敗しただけ 輪廻したと思えば気が楽になるんならそう思えばいい 元から涅槃にいたと思えば気が楽になるんならそう思えばいい そんだけの話
誰かが言ってたけどまどマギで言えばメフィスト=キュウべえ=月人、ファウスト=魔法少女=地球人だよ。
>>604 やっぱり海外に
日本の誤った印象を伝えることになってきた。
だからこういう改変は嫌なんだよ。
ニーチェの系譜にサルトルがいるわけないじゃん サルトルは馬鹿だから勝手に思い込んでたかもしれんがw ハイデガーに対しても勝手に実存主義認定して「馬鹿じゃねえのこいつ」って思われたサルトル
>>750 山田君で親父の沽券の危機を表現した白黒パートは
キャラと背景の重なりをそのままにした手法が
かぐやよりずっと挑戦的で後から見た時、衝撃でした
あちらの方が余白を生かす日本絵のアニメ化
的なものに成功していたと思います
サルトルは毛沢東応援しちゃったりかなりお馬鹿でおっちょこちょいだけどそこがかわいい
>>765 いろんな解釈があるだろうがこういう見方も珍しくない。
http://koumin-study.seesaa.net/s/article/226122668.html キルケゴール、ニーチェ、ヤスパース、ハイデッガー、サルトルについて実存主義を中心に解説します
※そもそも実存主義とは・・
・産業革命以降、技術革新や合理化などが起き、豊かで便利な生活ができるようになった。
その反面、人間が社会の中で、社会を回すための歯車として、まるで機械のように行動し、人間的な部分が失われた。
→このような問題は個人の心の問題であり、各自が主体性を持つことによって人間的な部分を取り戻すことを目指したのが実存主義だと言われる。
働いてない奴に限って哲学語るのはデフォ
いやハイデガー自身がサルトルに名指しされて否定してるし ヒューマニズムについてっていう書簡でハッキリ否定した むしろヒューマニズムを否定すると書いている
つまり人間よりも存在が先であるということ ハイデガーはもともとニーチェの正統な系譜だから
ヒューマニズムについてはちくま学芸文庫で翻訳が出てるから読める
>>761 ハイデガーが実存主義ではないと主張したのは事実だろうが、一般の評価は以下の通り。wikipedia 実存主義から。
「主体性が真理である」として神から与えられた可能性を実現することに生の意義を見出したキルケゴールに対して、
しかし、第一次世界大戦において、そのような個人を置き去りにした近代思想の惨禍を目の当たりにして、
個人を哲学的考察の対象にしようという機運が盛り上がり、神の死(「神は死んだ」)を宣言し、能動的なニヒリズム (運命愛) の思想を展開したニーチェを、
神を否定する実存主義の系譜の先駆者として、1930年代、
ドイツのマルティン・ハイデッガーやカール・ヤスパースらによって「実存」の導入が図られ、こうした考え方は第二次世界大戦後、世界的に広がりをみせることになった。
Uエーコ&JCカリエール「ネット情報の正解率は半々ってとこですかね」 まあ結局は自分で判断するしかない
今日見てきた。とと様とかか様とのお別れシーンは泣けた。 求婚してきた5人の内、花を持ってきた良い感じの人をかぐや姫が断ったのは、あの人がたらしだったからってこと? 教えてエロい人
>>766 花がどうのと口説きながらスダレをあげたところにいたのが上川隆也の正妻
毎回ああいう甘いことを言って若い女をたぶらかしていたんで
竹取の翁の屋敷に乗り込んできた(あるいは媼に呼ばれてきた)
あの場面分かりづらかったよね なんで正妻って分かるの? 小説?
北の方って配役に出てる
お前ら、ととさまとかかさまはいつまでも居るわけじゃないんだぞ
でもその花持ってきた口説き野郎とステマる兄ちゃんが、ほとんどかぶってるキャラなんだよな
>>768 たらしでしたか。
あの人の言ってることがピンポイント過ぎてちょっと怪しいなとは思ったけど…事前に調べてたんだろうな。
かぐや姫可哀想、あんなドキッとしてたのに。そりゃ泣きたくもなるよな…。
石作の時はババ様がいたので我に帰ったが 捨丸の時はいなかったので2人でヒートアップしてしまった
>>774 石作に騙されてもよかったんじゃね?
捨て丸と一緒ならさ
ババアが守ったように見えるけど、余計なことだったのかも
ステマ兄ちゃんはたけのこを騙そうとしてないし、嫁や子供も騙していたわけじゃない ただ、たけのこと一緒になるもう一つの人生をずっと思い描いていたのかもしれない それが具現化したのがあの飛翔シーンだと思う かぐや姫を手に入れるための手段として言葉を飾り立てるだけの石作とは違う そういえば、貴族の外見って、声を当てた人たちがモチーフなんだろうか? 宇崎竜童とかよく似ていた気がする
橋爪功が橋爪功だった
媼と北の方と捨丸の奥さんは髪形似てるんでなんか深読みしてしまう 媼と北の方は確かにわかりづらいけど だからこそ明らかに監督の意図するところじゃないかな そもそも「ホーホケキョとなりの山田くん」の朝岡雪路さんだし… 個人的にホーホケキョは たかしとまつ子のラブロマンスと解釈しているけど その愛される奥さん=まつ子さん役の人を 今作では浮気され続ける奥さんにあてるって やっぱ監督はリアリストだなと思ったわ
ようやく休みになったので、レイトショーで見てきた。 カップルが多かったな。泣いてる人も多かったようだ。 映画が終わって、車に乗り込んだら、カーラジオのFMから、ついさっき聴いたエンディング曲が流れてきてびっくりした。 ジブリの番組が23時から始まっただけのようだが。 しかし、あの画じゃない、絵を動かすなんて、奇跡というか無茶というか...そうか金がかかるのか... 月からのお迎えのトラッド風な曲が気に入ったぜ。俺の葬式にでも流してもらおうかなw
石作は言葉だけ 五人の貴族のなかでも一番最悪な偽物男だ 捨丸とは言葉だけではなく気持ちも通じていた ただただタイミングが悪すぎただけ 捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたかもしれないというのは本当で 里山であのまま一緒に仲良く暮らしていれば幸せになれただろう もちろんそんなことは月が許すわけもないけど
冒頭で爺さまが竹を軽々と担ぎ上げた時からリアリティ皆無で醒めたわ
体重をかけて竹を切るシーンなんてリアリティの塊だったけどな 翁は原作では最初70歳だったのに終盤では50歳と言われたりキャラが安定しない この映画では翁というより割と元気な中年男性ぐらいに見えたな ちなみに竹は上部で枝葉が広がってるから担ぐと地面につっかえて引きずる形になる その弾力で実際より軽く扱っているように見えるらしい 絵コンテに書いてあることだけど
>>780 捨丸兄ちゃんとの邂逅の時だけ数年時代を飛び越えちゃってる気がするんだよな
初めに戻った時から10年後の時代に捨丸に会う為に無意識に姫は時間を超えたんだけど時間を超えたせいで既に相手には女房子供が居る
石作皇子と北の方の面会シーンが分かりづらくなってんのって、 直前の姫とのギャップで笑い取るためか北の方をあんな顔にしたのが一番の理由だと思う まあ俺は最初放蕩息子をマッマが叱りに来たのかと思ったけど いずれにせよ「一輪の花のように〜」のセリフ聞いてればあいつの本性分かるんだけどな
>>778 髪型は、平安時代であれば
バリエーションが極端に少ないから
被ってもしょうがない。
>>667 は説明が足らずすいませんでした
かぐや姫の「穢れてなんかいない」という発言に至った感覚や思考の
理解に参考となるものを伺いたかったんです
>>669 >>671 >>673 ありがとうございました!感覚的にも理論的?にも参考になりそうで読むのが楽しみです
実は前から少し興味のあったものがいくつか含まれていたので
難しそうな物もありますが挑戦してみようと思います
>>724 分かり易い解説ありがとうございます!
やはり感覚的なもので、姫と目線が同じ人でないと理解し難い悟りなんでしょうか。
お勧めてくださった二作品は既読です。アニメもハイジの後半は視聴しています。
どれも良い作品でした。特に赤毛のアンはアンがいいキャラしてて好きでした。
今、アンを読んだら枯れ気味な心も少しはかぐや姫に近づけるんだろうか……
皆さんとても参考になるレスをありがとうございました
良い方ばかりで有難いです
パヤオの短編が併映になったってマジ?
まどかマギカは真面目にゲーテのファウストをベースとしていて、キュウべぇのキャラクターはメフィストフェレスによく似ている。合理性を冷徹に追う結果、人間を道具としか捉えない。 魔法少女はいろんな欲望のために多くの誤りと失敗を犯す。しかし最後に神に祝福されるのは誤りを犯しても生きようとする人間だ。 穢れているのは冷徹な合理主義者の月人=キュウべぇ=メフィストの方で、誤りを犯しても生きようとする人間は穢れてなどいない。
別に色んな本読まなくても もしももう一度この映画を見たいという思いが少しでもあれば 見直してみるといいと思うんだよね。 大勢の人が隅々まで心をこめて描いた映画だから 難しいことを考えないで素敵なところを探すように心掛ければ 自然と心に沁み渡っていくのではないでしょうか?
>>787 確かイオン系の館だけ。
しかも5分んくらいのパイロットフィルム。
>>781 かなり伸びた筍を食べる為に採るシーンに突っ込みを入れてたわ
それ固すぎるだろ…w と
>>781 >>791 当時は孟宗竹ではなくマダケとかハチクという孟宗竹よりは細い竹。
1mくらい伸びたタケノコを切って食べる。
>>792-793 なるほど、勉強になりました
そこまで時代考証がなされてるとは、さすが…
795 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 08:56:32.20 ID:FQFySX8r
これやばかったわ
今日本でヒットしないのは日本人が劣化してる証拠だろ
なんちゅーもん作るんだよ高畑、やっぱ天才だったんだな
>>779 >泣いてる人
それ俺だわ、おまえ相方の隣の隣のカップルだろ?
アラフォーの完全なおっさんだが号泣しちまった
間違いなく最高傑作、正直ナウシカ越えたわ
>>781 竹藪で竹の枝が回りと引っ掛かるし、倒しても枝の反発であんな感じなんだろ
マタケは次スレからテンプレ入れといたほうがいいね
竹の収穫もすごくリアルだった。 根本で切ると、上の方だけ残しておいた枝が引っかかって切り口が宙に浮く そこを抱えて横に走って、滑るように倒していく ただ、真竹や破竹はあんなに太くならないけどw
>>795 ヒットしないのは宣伝が下手すぎるからと、時期が悪すぎたからだろ
CMのシーンチョイスとコピーが悪くてジブリファン以外の一般層には興味が惹かれないんだよ
上でも誰か書いてたけど、風立ちぬの「ひこうき雲」みたいにテーマ曲が良ければもっと印象に残ったかもね
しかも今の時期はアニメ好きの子供はルパンVSコナンに取られてる
映画ファンの間では同時期公開の『ゼロ・グラビティ』の評価が圧倒的過ぎて話題にならない。
風立ちぬとも時期被ってるし、もう少し公開ずらした方が良かったと思うわ
>>742 よく考えたら、竹取物語ってすごいな。
シンデレラだって、王子様と結婚できればめでたしめでたしなのに。
ただのおとぎ話ではないね。
異人譚だから
>>782 源氏物語よりさらに古い作品なんだから、伝写の過程でなんかあったんじゃねーの。
キャラの安定てw
804 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 11:12:13.71 ID:FQFySX8r
>>800 主題歌だってコッチのが千倍いいよ
号泣してんのさらにあのエンドロール、もう勘弁してってなった
中島みゆきの「時代」エンディングに持ってきたら宮崎へのあてつけでいいと思うw もちろん二階堂のほうがいいけど
もののけ姫、ナウシカを西遊記の孫悟空に見せる作品だった。 お釈迦様とのくだりの。
都について姫がはしゃいで相模を呆れさせるあたりは本当に上手いな。 ハイジよりイタズラっけがある。
全般的に顔がでかすぎる ロリコンずぎゅんってなるだろ
>>799 淡竹ならともかく【破竹】は収穫できないと思うよ
かぐや姫は生の全肯定したっていうんならねらーにも「穢れてなんかいない!」って言ってくれるのかな 言ってくれるならどっちにしろ仏だな
驚異の観客満足率95、8% 映画館に姫が! 今はどれくらいかな。
813 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 12:16:25.18 ID:zIe06v6j
先週5回目を観終わったが、徐々に女性客の比率が上がっている。 とくに女性同士。上映前の雑談を聞く限りでは、 主婦、年配は永遠のゼロや清須と迷ってこっち、 女子中高生は、カノ嘘、SPECと迷ってこっちという人が多かった。 ラストで泣いてる中学生とかも、観終わった後に「顎長くて〜w」とか 友達と笑い合ってるのが面白かった。ある意味かぐや姫っぽい。 いずれにせよ、ロングランになってほしいな。
>>759 フリードリヒ・ニーチェとか、ジャン・ポール・サルトルとか、
西洋哲学の知識がなくても、この映画、十分楽しめるんだが。(笑)
「地球は穢れてなんかいないわ!最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。の視聴者を除いては」
>>814 まどかマギカはファウストを知らなくても、むしろ知らないほうが楽しめるだろうが、作品のバックボーンとなる思想があるってこと。
当時の平均年齢からすると 黄金ジャンプ世代の現在と ほぼ同い年じゃね。爺様。
>>804 少なくとも一般的な評価は逆だね
今年の邦画はひこうき雲とかWouldn't It Be Niceとかテーマ曲のチョイスが良かった
かぐや姫はそれらに比べると、久石の参加が遅かったりこの作品はあんまり曲に力入れてないイメージ受けたけどなぁ
ミーハーファンはテレビCMが視聴の決め手になるから曲は大事だよね
観客数は爆発的ではないものの、コンスタントに入り続けてるな。 劇場によっては今日の空席がほとんどなくなってるところもある。 50億が回収できるとは思わないが、ロングヒットにはなりそうだ。
>>819 久石はナウシカで高畑が採用してくれたことに感謝して最大限高畑の意向に合わせて作曲しているのがドキュメンタリーでもわかった。
出来も素晴らしい。
二階堂のエンディングも完全に作品の一部。風立ちぬのひこうき雲は意味不明。
風立ちぬの悪口はあまり言わないようにしてるけど、ひこうき雲は本当に「なんだこれ?馬鹿じゃねえの」と思ったな
>>816 あのかぐや姫に、『 生きるって 賽を投げることに似ているわ。 』
って言わせたとしても、似合わないなぁ。。(笑)
どうでも、いいけどw
825 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 13:30:39.74 ID:FQFySX8r
>>819 本当に良いものも宣伝しないと売れない、悪いものでも露出すれば売れる
今の世の中が卑猥
高畑はそういうのが嫌だろうし固執してもジレンマだからヒットしないのも受け入れてるだろう
でもホント興行収入抜きでも多くの人に見てもらいたい作品だろうな
いや大宣伝してんじゃん
>>825 高畑勲氏 自身が、監督になると、納期とか、お金の管理とかが、まるでダメになってしまうらしい。(笑)
興収考えてない駄作もあれば考えた傑作もあるだろう
高畑監督自身が竹取物語でヒットした作品はないと予防線張ってるからね
沢口靖子の竹取物語って、監督が市川崑で翁が三船敏郎なのか。 なんか思ったより気合入ってたんだな。
>>800 天才プロデューサー様がシーンチョイスとコピーをやってるのにねえ…
この映画とにかく見せれば凄いと分かるんだが その凄みはネタバレにもなるんで悩ましい。 一遍金曜ロードショーで流せば稀代の名作の評価が得られるんだろうが それじゃ興行収入がw
この映画を見ても、どこが凄いのか さっぱりわからなかったが・・・
>>822 そもそも映画のために作った曲じゃないからユーミンに罪はないが
なぜあの内容であの曲を選んだのかはよく分からんな
>>833 仏教を深く理解してニーチェとサルトル、他に有名な哲学者の思想を物にしたら感動して泣ける
>>835 おかしいな。日本通のフランス人が苦笑してたが。
日本人の西洋かぶれは滑稽だとさ。
>>835 うーん、仏教思想は、深く関わっているとは思いますが、
西洋思想は、この作品の世界観とは、直接接点がないような気が。(笑)
高畑はインタビューでフランスかぶれの日本人を苦笑してたな プラトンだのを持ち出してかぐや姫を解釈しようとするフランス文学者を軽くあしらってる かぐや姫は少なくとも内容的、顕在的には全然西洋的ではない むしろ日本人ですらほとんど忘れていたような原日本的な映画だ 結局日本の時代劇は戦国時代から幕末までのステレオタイプな近世物がほとんどで それ以前の時代が描かれることはほとんどない かぐや姫の場合は物語的には竹取物語、源氏物語、虫愛ずる姫、羽衣伝説 美術的には平家物語絵巻などの絵巻物や仏像、正倉院宝物、日本画など ほとんど古代から中世当時の文化遺産から構成されてる かぐや姫は日本文化の深さと面白さを描くために都から里山の生活や精神世界まで当時の文化を非常に美しく丁寧に描いてる 本当に日本文化に愛着がある人間ならこれほど出来のいい映画を一言二言で片づけてしまうことはできまい
ついでにそのフランス人、 竹取物語をこんなふうにしてしまった高畑も、 それを絶賛する日本人もあほだとさ。
>>838 枝葉な、茶々を入れて申し訳ないが、
青くて丸い地球が出てきたり、月のクレータがハッキリ描かれていたり、
あの宇宙観は、どういう演出の意図があるのか、、理解に苦しむ。(笑)
>>838 かぐやはそういう文化の担い手だった貴族社会を全力で否定してるけどなw
BSでやってた二階堂のライブ見たが凄かった。ナレーションがかぐや姫w
高畑も出演して起用の理由を語っていた。
あまちゃん音楽の大友のギターで潮騒のメモリー歌ってるし。おそらく高畑が月人の音楽をサンバ風に指定したのは二階堂のお別れの時という曲から得たアイディアじゃないかな。
http://youtu.be/fb_XVy1Sbfs
>>840 コンテではあまりリアルな地球にしないと指定してる。だから完成までに考え直したんじゃないか。
現代の地球につながる話だと示す意図では。
ソースがない以上架空の人物と思われても仕方ないですね 原作うんぬんの人で過去にも似たようなことがあったし これ以上構うのはやめた方がよさそうだ
欧米が解明した月の表面、ケルトを引用した音楽、ナンバでない洋風の足の所作、フェミニズムの観点。純日本で片付く作品のはずがない。
>>843 あまりリアルに描かずいにしえの人のイメージも入れたいと書いてあるな
ビシュアルガイドを見てみても確かにかなり単純化されて描かれてる気がする
でもあのシーンは平安時代から一気に飛躍するところだから宇宙観という意味ではあれで説得力があった
それと月にかぐや姫が浮かぶシーンは最初は実写の月にする案もあったらしく
明確に現代とのつながりを意識してる
あのエンディングが過去のすべては今のすべてという歌詞につながるわけ
>>843 平安中期位までの、仏教って、コペルニクス的宇宙観を受け入れる 下地って
あったんですかね??
月と地球の話なんだからコペルニクス関係ない
当時も、月に人が住んでいるって考えていたのかな。 地球も月のような天体であるっていう認識が 無意識ながらあったのかね。
捨丸の妻子についての物語上の必然性としては
>>783 の解釈がしっくりくる
捨丸にかぐや姫の歌が聞こえたというのも気になるし
絵コンテにも捨丸だけショートカット、不思議な夢みたいな出会いと書かれてる
あのシーンが炭焼の言うとおり10年後と考えると
20大半ばの捨丸に妻子がいてもなんら不思議はない
それに明らかに仲間の甲乙丙がでかくなりすぎてる
絵コンテによると甲乙丙は里山時代は8歳ぐらい
再会を3〜5年後とする十代前半でまだ子供だから明らかにおかしい
演出上の意図としては
>>847 にほぼ同意するけど
>>850 昔の人はかなり目が良かったらしいから
クレーターとか、地面的に見えてたのかしらね
中国の神話でも月にはジョウガが住んでる事になってる
他地域の古代の話で、月や他の星に何かが住んでいる設定あるかな
地球は丸いって話と 地球と太陽のどっちが中心かって話と 月に生命があるかって話をごっちゃにする人がいる
>>853 この物語が、平安中期だと仮定すると、宇宙観の厳密性を突詰めていくと、話が破綻する気が。(笑)
>>840 なんで丸い地球とクレーターがある月がおかしいと思うのかがわからん
外に出て月を見たら肉眼でもクレーターは見えるしこれは異世界の設定じゃない
地球が丸いのはプラトンの時代から言われていたこと
つーかプラトンとかコペルニクスとか関係無いだろ 地球も月も宇宙人である姫が見た世界で、地球に住む人は地球が丸いなんて一言も言ってないんだから
いっそかぐやがステマ兄ちゃんの不倫に気づいてて、そのうえでなお地球肯定する展開でも良かった
>>855 双眼鏡でも、使わなければ、所謂 クレータはハッキリ確認できない筈。
世の東西を問わず、宇宙観の変遷を紐解くことが、その時々の思想観に
大きく影響を及ぼすことぐらい解らないのか。
>>859 だって当時の思想とこの映画には何の関係も無いからね
なんで関係あると思っちゃったの?
物理的な宇宙と文化的な宇宙観を一応は区別して考えたほうがよさそうだ 現実問題として平安時代に月に行ってもクレーターはあるだろうし地球は青くて丸く見える それにフィクションとしてもかぐや姫や天人はあくまで月の人なわけだから地球の宇宙観とは見方が異なるのは当然
平安時代の話だからと言って 描写を平安時代の人の知識水準に合わせることはないだろう
竹取物語の作者が考えていた世界を再現して欲しかったと思ったんじゃない? どんな世界か知らないし、私は別にそう思わないけどw
ずっとこのスレで作品の考察してたけど、今日『ゼログラビティ』観に行ったら圧倒的過ぎてかぐや姫がチンケな作品にしか見えなくなったわ 所詮アニメはアニメなんだな 魅力感じなくなったからもうこのスレ来ないと思うわ 最後に言っとくけど、この作品に西洋思想を当て嵌めようとしてる哲学かぶれ君はそういうのやめた方がいいよ 知識の浅さもその的外れな意見もずっと見てて恥ずかしかったわ
>>864 バカか、コンテで露骨に最後の曲はサンバ風にと指定してるのに。
純日本文化なんて思って作ってないのは明白。
バカか、コンテで露骨に最後の曲はサンバ風にと指定したから西洋思想?
ゼログラビティを観たけど、主人公が喋りすぎなエイリアンの出来損ないと思ったが
>>867 主人公が、喋り過ぎなエイリアンの出来損ない=高畑かぐや姫
870 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 18:11:39.58 ID:vU7atx5H
ゼログラは船外活動だけで90分観たかったな
>>863 竹取物語の作者は、不詳です。
この物語の時代考証を平安中期とするなら、思想背景も違和感なくイコールにしろよって
方程式がどっかにあるみたい。
>>871 さすがに作者不詳なのは知ってるよ…
でも名無しの権兵衛さんは多分存在するじゃん
>>871 まあ違和感出るよね。
時代考証と、その時代の思想や文化はつながってるんだけど
高畑の場合自分に都合よく作ってるからちぐはぐ。
まあその辺りはフィクションだから成功してりゃ構わないとはいえ
全体的に失敗したら上のような違和感も原因として指摘される。
>>846 姫含めて月人たちが空中に消滅するようにでも消えた後でなら、
あのビジュアルも意味があったんだけどな。
正直どう見せたいのか首を捻るばかりだった。人住んでないだろあの月。
昔の人でも思想が統一されてるわけではないからねえ
>>795 糞面白くない映画に涙流せて良かったね。
>>866 高畑が現代女性がかぐや姫になったらというアイディアで作ったと明言しているのだから平安時代の思想で説明し切るほうが無理がある。
よくわかったな
過去スレ読まずにカキコ とにかく作画のレベルとタッチのばらつきが気になった 近代的なジブリ風な顔とタッチになったり、落書き風になったり 滑らかに動いてると思ったら、ラスト近くの捨て丸の動きがぎこちなくなったりとか そこらへんはプロとして統一しろよと言いたい
>>876 次元がズレてるだとかなんとでも説明はつくだろ
頭が固いにも程がある。
なんとしても肯定したいならそりゃなんでも説明できるけど、 一般のお客さんにはそんな義理はないからねえw
月の裏側には人が住んでるんだぜ
いやーよかった よかったが子供より大人向けの作品だな かぐや姫より翁とおうなに感情移入してしまう作品ではないか
翁を犯したい
>>839 君にそんなフランス人の知人がいるんですか
なんかウ・・・
あ、いや、なんでもない
890 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 21:14:56.84 ID:jRakeesd
先日見てきた、今年は駄作ばかり見たせいかこれが一番良かった。 風立ちぬよりもいいと思うけどね。 侍女が出てくるシーンはなぜかおかしい。
>>780 石作皇子はテルマエロマエでいうと北村一輝演じるケイオニウスのポジションなのかなぁ。
「ビジュアルガイド」いいですね。この本の絵を観ながら年末年始は ほっこりしたいと思います。
ゼログラはどうせテレビサイズで見たら評価ガタ落ちするいつものアトラクション映画だろうから見る気しない
ゼログラこそ映画館の3Dで見る価値がある。 かぐや姫は小さい画面で十分。 金払って映画館で見る価値なかった。
896 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/30(月) 21:54:39.26 ID:Ji6di0YS
>>878 おうよ
かぐや姫だって原罪に苦しむのに俺が泣かない訳無いだろ?
でもおまえはもっと泣いたんだろ?
偽物か本物かで言えば お前はホンモノだ ホンモノのバカだ
上映が終わったら映画なんて家庭用の小さいテレビでしかみれないんだから 小さいテレビで見てもおもしろい映画のが後々いいわ
おもしろいかどうかはしらん。 映画館で見ても途中で出たかった。
うんうん、微妙スレにいけば? もしくはアンチスレ立てなさいな 君微妙スレでも痛々しくて浮いてるみたいだし
信者が必死すぎ。 微妙スレとか知らねえし
一番必死なのはつまんねーつまんねーいいながらスレに張り付いてる君ですよ 誰も止めないからゼログラスレに行けばいい
調べたらやっぱり同じ面々が朝から張り付いてたわw
>>904 つまんねーなんか一言も言ってないが。
>>899 で途中で出たかったと書いたら900から急に攻撃始まったw
分かりやすくてワロタw
ようやく台詞が出るCM流れ始めたんだな 「偽物!偽物!」のくだりだったわ
まさか仲代達也でてくるとは思わんかったな 普通の日本映画でもそろえにくいような俳優ばかりで声を聞いてて気持ちいい
「摘まれ、捨てられ仏門に入った野の花たち」とは 石作りの皇子に捨てられた田舎娘たちのたとえではあるが 仏門という言葉でここで仏が出るのが気になる 昨日までは大事に手入れされて可愛がられてたのに、突然 「こんなものニセモノよ!」と鎌で刈られる草花たちも 案外変わらないと思うのはうがち過ぎか? (もちろん姫の一種の自傷行為であることは理解しているけど) 捨丸と山で再会したときもなぜか突然草を刈り出すし なんの暗喩なんだろう もの言えぬ草花=セリフのない捨て丸の奥さんとか?
>>昨日までは大事に手入れされて可愛がられてた 手入れって言うけど 自然の山になるように手入れされてただからな 「ほら、ここから見てみて」とか言ってたけど うわ雑草伸びまくりじゃんとか思った
出家して尼さんになったってだけでしょ
竹取物語の原作者が「仏の御石の鉢」をかぐや姫に要求させるような人だからなあ。 不敬っちゃ不敬。
再開時草を刈ってたのはあそこに再び住むための下準備では 捨丸からやり始めてたし 新居の建材集めか敷地整理か
月一行のビジュアルがインドの神族とか仏さんみがいなビジュアルなのも変っちゃ変な気が
それはこの作品では月へ帰ることが死を意味するからだね。 自分にとって朝倉あきは朝ドラ純と愛のいつも無愛想な家出娘(ちゅるちゅる)なのでダークなところは受け入れやすかったかも。
今日初めて見てきた。隣が永遠の0で、静かなシーンで銃弾の音がガンガン漏れてきて参ったけど、本当しみじみとよかったよ。
>>912 神や仏や天皇やら上に立つ無条件に敬えという風潮に喧嘩売ってるだけだと思うんだよ竹取物語って
かぐや姫の存在すら皮肉でしか無い
捨て丸と石作って、そんな違うか? どっちもどっちで、周りが勝手にいい奴と悪い奴に決めつけてるだけで どう思ってどうするかは、それぞれの女が選んで決めることなんじゃねーの? というようなメッセージがあるように思えてならない
>>918 貴族をかどわかすのは当時の娯楽要素だと思うよ
帝以外の立場が上の人間がことごとく失脚するから
鬱憤晴らしの役割を持ってたんだと思う
帝を追い払わなかったのはさすがに躊躇われたか
あるいは天女ですら魅了してしまう存在として書きたかったか
>>918 そうじゃなくて月という自然への畏敬だろう。
太陽と並んでまさに不老不死の存在。
>>921 スポットライトが当たってるのはむしろかぐや姫の方で、
天皇だけが月の都の人とかろうじて文をかわしあったという状況だと思う。
貴族をかどわかすのも
鬱憤晴らしといってもちょっとした娯楽程度で
そんなに意地の悪いものじゃないと思うんだよね。
923 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/31(火) 01:47:12.22 ID:mlKwfv6Q
帝は人の欲望そのもの それを拒絶することは人として生への執着を棄てること すなわち死を受け入れること だから必然的にお迎えが来た それはあまりにも能天気で平然とかつ冷淡に姫を奪っていく 人の命と同じだな だからこれはかぐや姫の物語だけどまんまお前たちの物語なんだよ
>>929 に追加
竹取物語の作者には
貴族に対する鬱憤晴らしが多少あったのかもしれないけど、
物語の中でかぐや姫が貴族に難題を出すのは
世界中の物語に「〜を持ってきたら結婚できる」ってパターンがあって、
それだろうなと。
あと、かぐや姫は後で
「自分は異界の者であるから結婚できない」と言っているので
この世にないものは得られないということを
暗に貴族達に
伝えているんだと思う。
>>924 異人であるかぐや姫は、いつかは月に戻らなければいけないからこの世で誰かと結ばれるわけにはいかなかったのか、
それともこの世で誰かと結ばれるのが嫌だったから月に帰らなくてはならなくなったのか、
どっちなんだろう?
>>920 逆に向こうの静かでセリフのみで進むシーンで
お迎えの音楽が後ろで流れていたらシュールだろうな
>>923 >帝は人の欲望そのもの
>それを拒絶することは人として生への執着を棄てること
この部分は違う風に思ったな
姫は結ばれるならば心の通う相手であることを望んだ。
それは別に捨丸じゃなくてもよかったと思う
石作皇子の口説き文句にぐらついてたのでも分かるように、真心を感じられる相手が誠心誠意で求婚してくれば結婚したと思う。
所詮内面は田舎娘なんだからコロっと恋に落ちたかもしれない
金目当ての女性を男性が嫌悪するように、美貌目当ての男を姫は嫌悪した。
結婚するなら死ぬと翁に言ったにも関わらず、拒絶不可能な帝に抱きすくめられて、うっかり死にたくなっちゃったんだよ
そういう時って誰だってあるじゃない
でも姫にはその一度だけのうっかりが許されなかった。
後悔しても遅かったのです。
あぁ、私は今までなんて無駄に生きてきたのだろう、もっと積極的に生きるべきだった
実際問題、誰かと素敵な恋をしても月が邪魔して終わりだったろうけど
>>925 天女の羽衣のまさにかぐや姫に地球への憧れを抱かせた先輩は男性と結ばれて子供をも地球に置いてきてるわけだから結ばれてだめということではなかったのでは。
>>925 竹取では前者
高畑のかぐや姫ではやや後者。「誰かと」っていうことではなくて
帝が気持ち悪いってのが引き金だったけど。
>>928 基本的にタブー
あと先輩うんぬんは高畑の創作であって歴史的な話と混同するのは危険。
931 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/31(火) 03:05:43.28 ID:mlKwfv6Q
>>927 確かに具体的には帝の(人の)欲望に辟易したってことだよな
それと同時に1つの命としての比喩もあると思う
捨丸と結ばれればおそらく地球に残って人として生きた
人としての欲望を叶えればこそ可能なことだった
しかしそう出来なかった、かぐや姫でも出来なかった
望む望まない別としてそれを拒絶することになった
思い通りにならない生命の儚さの象徴に思えて泣けた
捨て丸は、この人となら一緒になってもいい!という特定の恋愛対象というより、 田舎・自然=その辺のあんちゃんってことなのかもね。
>>929 竹取で前者と断定できる要素は無いぞ
穴が沢山あるから人それぞれに想像するしかない
結局かぐやは 「誰とも沿うつもりはありません」とか言っといて 「にいちゃんとなら幸せになれた」じゃ 独身女性の幸せ全否定ですよね
>>934 この映画では「わたしは誰のものにもならない!」と姫は言ってます。
繰り返し自分が『物』として扱われれることを拒否し続けています。
その意味では独身女性の幸せはちっとも否定していないと思います。
姫が絵や音楽をなりわいとして生きてゆき、独身を貫く道もあった
かもしれません。
「…捨て丸兄ちゃんとなら私、幸せになれたかもしれない」と言って
います。ただ、親心としては「となら、私幸せに」を実現してほしい
と願うのは親の宿命かと。
「」はビジュアルガイドの絵に添えられた台詞の文言そのままです。
>>933 竹取では自分で言ってる。
そもそも異類婚はタブーというのが日本民話の前提。
何か理由がない限りない。
このアニメではかぐや姫を現代の人間にして
単に「結婚したくない」「えり好みしなきゃよかった」という話にしてしまったので
そういうタブーが分からなくなってしまった。
>>936 異類婚だらけじゃねーかよ。
お前知ったかで荒らすのやめろ。
蛇、鶴、魚なんかと結婚してるな。
>>937 だからタブーだから意味があるんだよ。
禁忌の前提なしで結婚してるわけじゃない。
1 聖と俗、清浄と不浄、異常と正常とを区別し、両者の接近・接触を禁止し、
これを犯すと超自然的制裁が加えられるとする観念・風習。
また、禁止された事物や言動。未開社会に広くみられる。禁忌。禁制。「宗教上の―を犯す」
本当に分からないのか?それこそ恐ろしいわ。糞味噌一緒だな。
>>939 お前は自説のために原作もこのアニメもゆがめて引用してるじゃないか。
異類婚はタブーを前提って普通に結ばれて終わる話もいくらでもある。
そもそも民話の前段階の神話ってのは異類同士の結婚だらけだし。
結局なんでかぐや姫は月から地球に送られてたの?
自説じゃねーよw 具体的に書いてみろよ。 >異類婚はタブーを前提って普通に結ばれて終わる話もいくらでもある。 >そもそも民話の前段階の神話ってのは異類同士の結婚だらけだし。
>>942 竹取物語のヴァリエーションでも
天皇と結婚している話がある。
羽衣伝説でのいくらかのヴァリエーションでも
結婚をタブーとしていない。
自分の知識の限界で見える範囲が
世界の全てじゃないんだよ。
もう少し謙虚になろうな。
>>941 地球に憧れを持ったから
感情が不安定で本音と建て前が異なる世界なんて安寧から程遠いからね
里山に住む爺がそんな世界に憧れを持っていたのが不幸だったけど
>>943 それはあくまで「ヴァリエーション」なんだよ。
前提として異類としての線引きがあるわけ。
普段は破られることがないし、だからこそそれを破って話が展開する。
民話ってのは諸々の異類が
基本的に互いの聖域を犯さないように住んでいて、
思いがけず遭遇してしまったり、遊びに来たり襲われたり。
境界があることが前提でのやりとり。
桃太郎 鬼ヶ島での鬼との戦いで勝利をおさめ、鬼が方々から奪っていった財宝を持って帰り、最終的に郷里のお爺さん・お婆さんの元に帰って幸せに暮らしたとして物語は締めくくられる。
一寸法師 娘は濡れ衣を着せられた状態で一寸法師に預けられる。婚約者を得た法師は手に入れた小槌で若者に成長し、娘と結ばれる。
>>937 いやそりゃタブーを犯すからお話になってるので・・・
つーかそもそも境を越えて結ばれるのがタブーってのは、 説明不要な大前提だと思うのだが。
>>936 >そもそも異類婚はタブーというのが日本民話の前提。
>何か理由がない限りない。
ほぼタブーを犯した結婚はない、という意味にしか取れないことを書いてるから、反論されてるだけだよ
は? ここは小学生しかいないのか?
糞つまらなかったな。金と時間を返して欲しい。
昨日のNHKの水樹奈々のアジア公演のドキュメント見てたんだが、アニメが中国人を心から魅惑し、自民党が中国人を心から怒らせている皮肉を実感した。 かぐや姫の物語はラセターだけでなく本当に世界中の人を魅惑するだろう。
955 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/31(火) 11:23:27.94 ID:YcGUBnnL
日本のアニメ製作者が真に日本の国威を発揚し、自民党が世界の日本への尊敬の念を踏みにじっているんだからなあ。
政治活動はよそでやってくださいよ
>>951 じゃあ何か理由がない限りないってどういう意味?
理由がなくても結婚してるじゃん
アニメで国威発揚ねえ 自民党と左右対称なだけの鏡写しだなw
>>609 街中に昔ながらの美しい建物がいっぱい残ってるからな。
文化に対する考え方が違う。
フランスなんかでは高校の授業で哲学が必修だから 物事を多面的に分析する複眼思考が育つんだろう。 哲学っていうのは思想ではなく知の技術だからね。
監督に本当にタケノコは捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたのかインタビューしたい 無理に決まってるでしょとかあっさり答えそうで怖いけどw
明日また見に行ってくる 新年早々かぐや姫で心を引き締めて一年頑張りたい
月島雫の中の人が聖司君とは別れるでしょとあっさり言ってたな
終盤のカミングアウトするくだりがちょっと長かったな。 姫に説明させてるだけだし。
高畑勲も最後の最期でこんな駄作を 発表するなんて、変な人生だなあ
違うとおもう
明日特集あるけど、 高畑&朝倉の画が思い浮かばないwww
>スタジオジブリ出版部@ghibli_shuppan 12月28日 >フレデリック・バックさんが亡くなられる一週間ほど前、 >高畑監督は「かぐや姫の物語」を持ってカナダに行きました。 >バックさんに映画を見てもらうために。 >本当にぎりぎりのタイミングでしたが何とか間に合ったのです! >この模様は日テレ系1月15日放映の「笑ってコラえて!」で見ることが出来ます。
帝はハンサム学園の人なの?
973 :
見ろ!名無がゴミのようだ :2013/12/31(火) 18:02:45.11 ID:TmQ+xAf6
先程 NHKの番組で挿入曲が流れていた。
>>972 この距離感で外に出て巡るんだろ?明日。
975 :
見ろ!名無がゴミのようだ :2013/12/31(火) 18:55:10.89 ID:TmQ+xAf6
ラスト近くで、牛車に強制送還させられた姫はどんな気持で屋敷へ帰っていったのだろうか?宴の夜と花見の帰りの状態と同じ?
976 :
見ろ!名無がゴミのようだ :2013/12/31(火) 18:58:09.30 ID:TmQ+xAf6
ラスト近くで、牛車に強制送還させられた姫はどんな気持で屋敷へ帰っていったのだろうか?宴の夜と花見の帰りの状態と同じ?
977 :
見ろ!名無がゴミのようだ :2013/12/31(火) 19:02:48.74 ID:TmQ+xAf6
976重複 削除
見てきた 朝倉あきちゃんいい声だし上手いな 映画は竹取物語以上でも以下でもなかった 最後の歌がええだけやん
>>955 自民党は日本のための政党ではなく、アメリカ戦争屋のエージェントだから...
靖国参拝とかで喜んでる連中もアレだけど
981 :
見ろ!名無がゴミのようだ :2013/12/31(火) 20:47:48.73 ID:TmQ+xAf6
≫975 もしかしたら牛車の中で泣きふしているか、それとも悲しみにうちふるえながらがまんしてすわっているか。 画面からはしょんぼり感が漂っていた。
期待していたセックスがあんまりよくなかったのだろう
983 :
見ろ!名無しがゴミのようだ! :2013/12/31(火) 21:18:28.41 ID:zZgcHyAl
>982 まあ、それもあるんだろう
乙です
>>961 哲学の授業もフランスとドイツでは全然違うよ
>>984 読ませて頂きました。
余談ですがさきほど鈴木プロデューサーがラジオでイタリアでは風立ちぬは好戦的な映画と受け止められたがアメリカでは反戦映画と理解され賞をたくさん取ってると言ってました。
かぐや姫 見てから、死ぬのがメチャ怖いねん。 いまから後悔せんよう生きよう思っても、なにしたらええかわからん。 見て良かったとは思うけど、妙な焦りが来るのはなあ・・・ とりあえず落ち着かなあかん
正直かぐや姫の物語はメンタルの悪い人にはプラスにもマイナスにもなりうると思う。良薬と同じく軽い毒を持つのでメンタルが悪い人には致命傷になるかも。
最高だったんだけど、こういう作品を観たせいか、 スタッフクレジットで女の名前がやたら多いのが気になった。 監督・脚本・キャラデ・背景・作監・音楽といったメインどころじゃなくて、 仕上げとか検査とか補佐とかいかにも縁の下的な地味なポジションに 女たちがずらずらと名を連ねているのがなんかもうリアルでリアルで…。 スタッフの女たちはどんな気持ちでこの作品を観たんだろう。 好きでアニメ制作を志したばかりににせものの箱庭づくりに何年も囚われて 婚期逃して女の幸せもつかめず、迎えに来てくれる月人もいなくて…。 ジブリは保育園作ってるし給料もマシだってのは聞いたことあるけど、 かぐや姫はジブリの人間使えなかったんでしょ。 あいかわらず底辺では女が生き血吸われてたんだろうね。
かぐや姫って後悔しないようにっていうか、 駄目な人生でも文句言わないで楽しめよって話じゃない まあそのへんハッキリしない作りになってるが 明確に後悔しないように生きねばというのは風立ちぬじゃないの
>>990 しかしアニメ業界は女性の仕事自体があるし、仕事の成果は画面のクオリティに
出るし、運がよければクレジットもされるという点でまだ恵まれているよ。
大抵の大手企業は女性の比率自体が2割もおらず、それも30代でほとんどが
辞めていく。
今年は二階堂が紅白出れたらいいな
>>991 駄目な人生でも・・、って読み取れんこともない? か・・・?
いやでも、もしそうだったら、姫はあんなに、お迎えを嫌がらないで、
いろいろダメだったけど、まあまあ良かったよね、って、安らかに終わるだろ
>>991 確かに。
辛くても生きてるほうがずっとマシって話かも
でもちょびっとはいいこと欲しい
>>994 死の側から見たら糞みたいなかぐや姫の生活でもよかったじゃん
あーあ、月呼んじゃって損しちゃったって話じゃないの
誰か次スレ頼む 規制で立てれない
風立ちぬは、ほれお前らこいつが巨匠の作り出す美しい夢だぜー 夢には終わりがくるけどお前らも夢もって生きろよ そもそも人生自体夢じゃん ほれここからはお前らのターンだ!!!って映画だったから、 風立ちぬという一瞬の美しい夢が終わって 俺はいまからどうしたらパヤオに答えられるんだと途方に暮れる映画
>>996 「まだ死にたくない!」
確かにこれは、良くわかる。
1000ならパルムドール獲得
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