名付けの宴で、
下衆どもの雑言を耳にした姫が
ひぃぃいい!貝殻パキーン!全速力でダダダダダッ!!
ってなんか唐突な感じもしたが、まあ、思春期の子なんてあんなもんかな。
求婚者の一人が骨折して死んだって話を聞いた時も、
いきなり偽者!偽者!って荒れ狂ったし、
かぐや姫は衝動的に感情を爆発させる性格って事かなあ。
>>952 今の感覚の若い女子なら当然の行動と思うわ
956 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 17:32:32.48 ID:KzBK/aNO
>>951 貴族として生きてても楽しいことはあったと思うよ
もっといい場所があると幻想を抱いてしまっていたに過ぎない
957 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 17:32:38.06 ID:dMnBLLK2
>>953 つまりパヤオとは逆のメッセージってことか
風立ちぬで宮崎は辛くても苦しくても這いつくばってでも生き抜けと訴えていたが
高畑は人間死ぬ時は死ぬ諸行無常の人生だってメッセージなんか
958 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 17:34:56.83 ID:sdreVw7T
今時の夢見がちな若者とかぶるよな
30過ぎてももっと相応しい人や仕事があると信じて婚期を逃したり、すぐに仕事を辞めたり職に付かなかったりするという
>>951 死ぬ覚悟というかとにかく逃げたかったんだろう、
故郷に帰りたいフラグがビンビン立ってたのに、故郷は里山じゃなくて実は月でしたみたいな。
それまで月から来たという記憶がなかったからね。
>>918 それはあるだろうなあ
苦しいことだらけで生きることにどんどん絶望していき引きこもってしまった女の子
でもどうせ後悔するなら精一杯地球を満喫すべきだったと
そのまま現代人に通じる
>>957 同じようなもんだと思うよ。
兵器開発という時代の流れに沿いながらも、それでも生きる価値をそこに見出だそうとする。
端から見れば悪者だけど、それでも目指したかった自分とそれに理解してくれた人。
それは捨てられない事実なんだから「生きねば」と。
言うなれば姫=菜穂子みたいなもんだ
駿も高畑も自分の人生ふりかえっちゃって、見てると生きるのしんどくなるな
963 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 17:45:34.41 ID:EiGmuFet
>>918 選ばなかったっていうか、選ばせてもらえなかったんじゃん
どっちにしろ月の強制力で戻されたわけで
だから後悔にはならないよ
>>964 えー全然違うよ
かぐや姫は苦悩と不満タラタラで信念に基づいて行動できなかった人
堀越は苦悩も不満もなくただ信念に基づいて行動した人
宮崎と高畑の性格の違いがもろにでている
全く違う
菜穂子なんて風立ちぬで宮崎が言いたいテーマからすれば別にいてもいなくてもいいんだよ
>>962 作る側は「生きる価値あるんだぜ」と言うが、
観てる側は、
「監督凄いなぁ・・・それに比べて俺は・・・」
と生きる意味を無くすというw
966 :
964:2013/12/03(火) 17:49:00.46 ID:cl9HUa8v
>>954 ファビョりすぎな感じもするが、まあ、中二病ならあんなものか。
>>957 どちらも「この世は生きるに値する」という点で根底では同じなんじゃないかな
作品の作り方やそれに至る道程やり方が違うだけで
いろんなことがあったけどそれでもやっぱり生きてて良かったなと思える時がくるっていう、あるいはそう思えるように生きた方がいいと
二人とも高齢になったからこそ言えることではあるかもしれないけど
>>964 そうか?はっきり言って堀越より堀辰雄の主題じゃなかった?
かぐや姫はわらべ歌に憧れて地球に来たわけで
都や貴族との結婚生活に憧れたわけではないからね
まずこの大前提を理解しないと
風立ちぬの少年が飛行機に憧れたように
かぐや姫の少女は地球の自然に憧れた
どちらの物語もここが出発点になる
前提がおかしいとケチをつけてても一向に話が進まないわけで
飛行機に憧れるのはおかしい、機関車に憧れるべきだと文句を言っても仕方ないでしょ
>>968 堀越のほうは身近な人の幸せなんてどうでもいいんだ
嫁も結局は自分の夢以下。どうなってもしらね
飛行機が作りたいからこの世は生きるに値するぜ
という映画
かぐや姫は
死ぬことがきまってから
やっと大嫌いなこの世すら生きているというだけで素晴らしかった
という映画
これが根底では同じか?
972 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 17:55:29.58 ID:6VDf4hOh
罰なんだから、かぐや姫は何を選んでも不幸な人生しか待ってなかったはず。
だからかぐや姫が何を選んだらよかったのか、という問題じゃない
目を背け、逃げて、引きこもる事をやめて
色んなことに真っ向から取り組めば良かったんじゃないかな
生きるってそういう事だと思う
辛くても、死んだら何にもならないと。
>>969 いいや
人の情より美しいものを優先する
という飛行機のほうがテーマだと思う
>>964 作品の主人公に自身を投影してるわけではないからその比較はちょっと間違っているような
それに後悔し生きるのを見つめるからこそ見ている自分達は生きなければもったいないと気づけるわけで
主題へのアプローチの仕方が違うだけ
作家論というか作家中心的な評論になるとどうも主旨がハズレてる気がするな
岡田なんかが典型だけど
風立ちぬと比べることになんの意味もないよ〜
宮ア駿と高畑勲の作品全然似てないし
かぐや姫の場合は生きたいという情熱=罰と生きられないという現実=罪の緊張関係がある
そこが面白いわけ
生きたい人間が生きましたという楽観的な話でもないし
生きたくない人間が生きませんでしたという悲観的な話でもない
>>977 間違えた
生きたい=罪
生きられない=罰
風立ちぬは本来別のストーリーをひとつにまとめた二重構造で
その時代を積極的に生きた姿が描かれてる
一方、かぐや姫は人生に消極的な姿勢だ
ただ、双方、着地点は似ていると思う
堀越に関しては、冷血で非人間的に見えるが、
憧れに一直線な人間で、ただの不器用な男なだけ。
それでも理解者いたことに対する「ありがとう」が「生きねば」を物語ってるだろ
姫に関しては悪い面もある憧れを受け入れても尚、「生きよう」とする。
それがこの素晴らしい世界なんだと理解する。
堀越も時代の流れでどうでもいい兵器思想に翻弄されてるしな。
>>971 確かに違う人生だがそこから伝わってくるのは生きることに意味がある、に尽きると思うんだけど
うまくいかなかったら死んだほうがいいなんてどちらも言っていないわけだし
二郎が順風に幸せにあふれた人生だったかというとそうでもないし、それでも夢に向かい生き続けた
姫だって苦しいことばかりじゃなかったはずだが、苦しみだけを感じて死を選んでしまった
対極的な見せ方だけどやっぱり生きるに値するっていうことをちゃんとどちらも描いているよ
もちろん大きく違うのだけど根底では似ている
>>981 >>982 納得はできないが意見としては理解した
苦しみを苦しみと思わず夢に向えることと
喜びを喜びと感じられず死に向かうこと
という対極から両映画が生きることを描いていると言う意見は興味深かった
ありがとう
某氏が言ってたが、
「二郎は理解されない人間であるのは間違いじゃない」
「理解されなくて当然」というつもりで描いてるみたいだしな。
その一方で理解されやすい姫という感じか。
ホント、両作品は監督逆に見えるなw
>>982 >苦しみだけを感じて死を選んでしまった
ここが違うと思う
死にたいと月を呼んでしまったときに死すべき運命と生まれてきた意味を知る
ここでかぐや姫は喜びも苦しみも合わせて生きることを全肯定してる
最後のお迎えは誰にでもいずれやってくる宿命であって自ら死を選んだというわけではないよ
かぐや姫の最後の言葉がすべて
生きたくても生きれなくて生き焦がしてるけどそれが生きてる証でもある
↓
いのちの記憶
って感じか。わからんが
987 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 18:24:01.40 ID:QWDExc4n
>>977 生きたかったけど、その機会は与えられたけど、できなかった
ああ自分は今まで何をやっていたのか、でももう何もかも遅過ぎる、時間が無い
って話だね
絶望を知ってる人間だけが希望を語れる
死にたいと思ってしまった人間だけが生きる尊さを語れる
順風満帆な人生を送ってるやつに人生は素晴らしいと言われても説得力はない
989 :
833:2013/12/03(火) 18:24:32.24 ID:9LvTiZlq
レスくれた方 ありがとうございます
とりあえず自分の言った二項対立っていうのは
あくまで物語を解りやすくする 便宜的なものだとは思っていて
でですね
>>847さんの指摘に関して
月と地球というのは もっと深層で不可分なものとしてあるというか
もっと言って
月は抗えない人知では想像するのがやっとの 大いなる意志として存在しているのかなと
>>893さんの
絵がエロくないという補足ですが まさにそれで
847さんなどもおっしゃっている キャラに思い入れさすより思いやれ
ということが関係しているのかどうか
過去作品と比べてもずっと演出が淡泊になってるな と思ったんです
絵柄のせいもあるのかわかりませんが サブメイン含めたキャラ付けもそうですし
(キャラに関してはやっぱり 近藤さんの不在ってのも関係あるんですかね?)
構成も 命って素晴らしいね 誰が何と言おうとそう思うよ
というには 前半パートがあまりにもあっさりしているな というか
むしろ都での窮屈な暮しのほうが冗長に感じたんですね
少し上のレスでのご指摘もありますが 例の5人のパートでは正直 寝落ちしてしまったんです
出てきた瞬間に ある種の道化役だなというのは 顔の作りからも察せられたので
ということで
監督自身すでに完成されている方で さらにまだ言いたりないことがあるとか
今までになかった何かは感じなかったた(死に向かう具体的なイメージ、覚悟?は別)
だから全体を通して 説教臭いというよりも ああハイハイやっぱそうなりますよねー
という納得の域をでないというか この世界の現実を解説されたんだな
という印象止まりになってしまいましたね
風立ちぬは精一杯生きたからもうゴールしてもいいよねって話だろ。
ていうか小説版が勲が本来企画していた脚本じゃね?
いつも思うんだが途中で寝たり真面目に見てない奴が
どうして作品を評価できるのかが一番わからん
>>985 そうだな
姫は死を感じて初めて生きる意味を知ったと言ったほうがいいか
そういう意味で今生きている自分達現代人もあと数十年後に刑期が終わり月へ還るかぐや姫なのかもしれない
ただ自分達はかぐや姫と違ってまだかなり時間があるんだから地球を存分に満喫したほうが得だよという
遠まわしだけどとても深い見事な地球賛歌だよな
姫「ちくしょー死んでやるー」
月「じゃあ死ね」
姫「いやだー死にたくねー」
かまってちゃんかよ死ね
>>992 真面目に見てないつもりはないんですよ 気に障ったなら謝ります
その日体調があまり優れなかったのと
それを圧してまで惹き付けられるものがこの映画に 自分にはなかったのかな
ということです
996 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 18:42:02.85 ID:R2IgkrZY
>>994 そもそもそこまで追い込んだのは月だろwww
それでも地球に姫は降りたかった訳だから
難しいゲームになるけど、降りたかったらやれよ
攻略出来ませんでした
では意味がない。
ちなみにゲームに例えてるのは解りやすいかなと思ってそうしております。
998 :
見ろ!名無しがゴミのようだ!:2013/12/03(火) 18:46:47.09 ID:R2IgkrZY
>>997 罰として下ろされたんだよね?
たまたま憧れていたけど、姫が望んで始めたゲームじゃないじゃん
追い込んだと言うより自然の摂理に沿ったというかなんというか・・・。
よくある子供のキャラクターが「お前なんか死んでしまえ!」と言うのと似たようなもんだな
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