風立ちぬ　26

全国東宝系にて公開中

『風立ちぬ』　126分　1450cut
原作・脚本・監督：宮崎駿 (「月刊モデルグラフィックス」連載)
作画監督：高坂希太郎
音楽：久石譲
プロデューサー：鈴木敏夫
アニメーション制作：スタジオジブリ

公式
http://www.kazetachinu.jp/

前スレ
風立ちぬ　25
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1376819789/

過去スレ
風立ちぬ(仮) 1
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1325503265/
【宮崎駿】風立ちぬ2【庵野秀明】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1368140311/
風立ちぬ　３
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1373321635/
【宮崎駿】風立ちぬ 4【ジブリ】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1373969991/
風立ちぬ　５
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374274486/
風立ちぬ　６
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374314985/
風立ちぬ　７
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374335507/
風立ちぬ　８
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374389525/
風立ちぬ　９
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374421050/
風立ちぬ　10
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374480212/
風立ちぬ　11
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374540485/
風立ちぬ　12
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374594155/
風立ちぬ　13
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374689210/
風立ちぬ　14
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374805551/
風立ちぬ　15
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1374894813/
風立ちぬ　16
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375016708/
風立ちぬ　17
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375164005/
風立ちぬ　18
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375342210/
風立ちぬ　19
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375443236/
風立ちぬ　20
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375555236/
風立ちぬ　21
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375747684/
風立ちぬ　22
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1375998401/
風立ちぬ　23
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1376226819/
風立ちぬ　24
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1376508930/
風立ちぬ　25
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1376819789/

パヤオの人生肯定逃げ切り作品
自身は26で子供もいたがホッたらかしでアニメ創りに打ち込んでいた
左翼なのに兵器が好きでしょうがない

それを他人に非難されたくなくてこの作品で言い訳をした

とにかく踏み込まない　ギリギリで逃げる　なにもかも
兵器を作っている苦しみは描かない　全力で逃げる
アニメのファンタジーは子供には毒であると言う高畑に反論できないから逃げる
「矛盾から逃げる」左翼そのもの
自分の人生を誤魔化してでも肯定したい薄汚れた左翼老人のエゴ
それがこの作品の全て


観てないけど

ちょっと主張しながら通りますよ
　
http://homepage2.nifty.com/e-d-a/ac0607%E5%BE%A9%E5%85%83/g-ew/coppa.jpg
http://homepage2.nifty.com/e-d-a/ac0607%E5%BE%A9%E5%85%83/g-ew/goabello.jpg
http://homepage2.nifty.com/e-d-a/ac0607%E5%BE%A9%E5%85%83/g-ew/teboolla.jpg
http://homepage2.nifty.com/e-d-a/ac0607%E5%BE%A9%E5%85%83/g-ew/teboolla2.jpg
　
↓フォーゼもポニョも第９地区の異星人も元はおなじ
■http://rfi.a.la9.jp/hn203/kb/kb-main3.html
　
　http://homepage2.nifty.com/e-d-a/hn203/ansec/animal.html

風間杜夫SUGEEeeeeってなるための映画。

ところで菜穂子さんって既婚者じゃないの？
「あなたの居所が分かったのはお嫁にいく２日前のことだった」って言ってたよね？

やた！　オー>>6が>>6ゲットだ！
お前ら、オー>>6様にひれ伏せ！　愚民共が！
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣∨￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　,､　　,､
　　　　　　　　　　γ⌒／＾＾／＾-＿
　　　　　　　 ,ゝ｀/~　/~　/~　 /⌒　/￣＼
　　　　　 　_〈（_）|　　|~　|~　　|~　　|~　 /＾ ＼＿
　　　　　　(丿　/~　/~　/~　/~　　/~　/~　/~　/＾＼
　　　　　（）/（)/~　/~　|~　　|~　　|~　 .|~　|~　|~　/⌒＼ 　　(´⌒(´
　　　へ＾〈,|,,､,,|,,､,~|､､､|~,,,,,,,,|~,,,,､〈~,, 〈~　〈~　|~　|　/⌒| ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(´⌒(´⌒;;
オームは強い！　オームはでかい！　オームは森を守ってる！
O＾MU is the strongest!　O＾MU is the largest!　O＾MU is protecting the forest!

>>3トへ　　　　　　 黙って照明弾でも撃ってろ（ｗ
>>5ルベット　　　　もう戻らねぇよ（ﾌﾟ
巨>>4ん兵へ　　　(ﾟДﾟ)ﾊｧ?そんな攻撃で無敵のオーム様を倒せると思ってるワケ？
>>7ウシカへ　　　　いい加減、虫以外の友達作れよ（藁
ユ>>8へ　　　　　　 ジジィのくせにモヒカンかよ！　ファンキーだねぇ（ﾜﾗ
>>9シャナ殿下へ　「我が夫となる者は更におぞましきものを見るであろう…」←見たい
>>9ロトワへ　　　　器の小さい小物だけあってホントに短い天下だったな（ｹﾞﾗｹﾞﾗｹﾞﾗwwwwwwww
>>10ルメキヤへ　　オマエん家の船、弱過ぎ（ﾌﾟﾌﾟ
ペジ>>10へ　　　　 ペジテの誇りって自爆テロ？　タリバンと同レベルだな（ﾌﾟｹﾞﾗ

カストロプって
宮崎の共産主義思考のあらわれだったりするの？
ゾルゲが元ネタってことは

カプローニが飛行機に対する執着で、カストロプが共産主義に対する友好なのかいな

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やっぱり、堀越二郎の功績を肯定したいのであれば、戦争の史実に目をつぶるのではなくて
ちゃんとよく見て、その上で堂々と肯定すればいいわけ。
「戦争はなかったことにしてすっとばして、堀越二郎は戦争そのものにあまり関心がなく
美しいものにだけ興味があるから、なかったことにしていいんです」と言われても
そんな妙な理屈は、宮崎駿の中だけしか成立しないのであって、勝手な都合に過ぎないわけだよね。
そこが根本的に間違っているので、映画として０点だと思います。

町山評でも読んどけ
tp://matome.naver.jp/odai/2137713216734546901

>>7
共産主義思考って何だよ。

2.26事件を起こした青年将校たちが信奉した北一輝の思想は天皇制共産主義だ。
天皇のもとにすべての国民は平等で財産権は強く制限されるという思想。

226事件の将校たちは本当に共産主義思想だよな
それに天皇絶対でもない
生き残った元将校たちは、決起を潰した天皇に対して、戦後になってもグチグチと不満を言ってるよ

天皇否定まで徹底すべきだったのにな

風立ちぬ昨日みてきた。最後のいきねば！で、昔の人の頑張りがあってこそ今の日本の技術力に繋がってるのかなと思えた
昔の日本の風景や結婚式の伝統が美しかったな。

8月26日（月）夜22:00〜23:15（75分）　NHK総合
プロフェッショナル 仕事の流儀　▽宮崎駿スペシャル“風立ちぬ”1000日の記録
　この夏、5年ぶりの新作「風立ちぬ」を公開した宮崎駿。その舞台裏に3年にわたって密着。東日本大震災の発生、体調の異変…。希代のクリエイターの飽くなき闘いの記録。
　（再放送あり）今週8/29（木）深夜24:40〜25:55
　番組HP　ttp://www.nhk.or.jp/professional/index.html

北一輝の日本改造法案大綱

http://www.aozora.gr.jp/cards/000089/files/52931_49104.html

華族制廢止。華族制ヲ廢止シ、天皇ト國民トヲ阻隔シ來レル藩屏ヲ撤去シテ明治維新ノ精神ヲ明ニス。

とかね。

戦前の軍部と共産主義者が水と油だったのは似たもの同士だったから。

オウム真理教と幸福の科学のようなものだ。

軍部は日本が欧米に虐げられていると思い、共産主義者は労働者が資本家から虐げられていると思っていただけで思考パターンはよく似ている。

先週は３億か。１位とはいえめっきり落ちてるな。
100億が遠いかんじ。

最近の2ちゃんを見ていると学生時代に排外思想と右翼思想にかぶれ、就職すると国際平和主義に変わるようだな。

そもそも平和憲法を外国に示して裏で実質空母とか実質ミサイルを持つほうがよほど大人で狡いやりかたで、自衛隊は実際は国防軍だから憲法もそれに合わせろという主張こそ子どもっぽい。

>>18
情報出たの？

韓国の歴史は棒子の歴史。
そんな中国の人からさえ高麗棒子と呼ばれていた加害者である韓国人に
当時の日本を批判する資格はありません。

>>5
そらお絹さんだw

思想家、精神科医、アナウンサーによる風立ちぬ（タバコのシーン）座談会
タバコが健康に悪いって決まってるんですか？
将来、科学が進んだら、タバコは悪くないって結論に変わると僕は思ってるんです。
タバコは健康に悪いって固定観念はどこから来るの？
そもそも健康って何？人間は健康の為にだけ生きてるの？
食べたい物を食べたいように食べるのは不健康ですよ。みんな毎食毎食正しい食事してますか？
噛む回数を二倍にするだけで自動的に健康になりますよ
時間がかかるので食べる量が減るし、必要な物しか食べれなくなります。
そんなに、健康、健康って言う意味は？
タバコのシーンは駄目で、戦争映画など殺人シーンは溢れてるのは問題なし？
酒とタバコを比べたら、絶対に酒の方が影響が大きいですよね〜
飲酒運転は法律で禁止されてるんだし〜
タバコは吸いながら車運転できるんだよね〜
タバコは駄目だって言ってる連中は酒は飲まないんだよね〜ハッハッハ。

>>23
タバコは癌になるリスク高めるよ
ちゃんと医学的に検証されてる
しかも副流煙の方が有害だから余計に嫌われる

ドヤ顔で書き込んでる連中は前スレをちゃんと埋めとけよ

禁煙厨は映画の最後にこういうテロップ出せばよかったわけ？
http://hakaiya.com/best/zerw/rs2.jpg
余韻台なしだろ

菜穂子の御守り
ttp://blog-imgs-58-origin.fc2.com/m/o/k/mokehana/blog130530012.jpg

>>26
高校生じゃないだろ。
本郷は大学で入学は通常20歳。

>>26
高校生じゃないよ。さすがに未成年者の喫煙は描いていない。学生の一人が
用務員のおじさん（？）が教室に来た時にタバコを隠したのも未成年だから
ではなくて、教室で吸っていたからだ

でもまあ、言いたいことは分かるし同感だ

>>27
原作版の風立ちぬ単行本か希望

実際のゾルゲは刑死したけど、カストルプはあの後どうなったんだろう

夢の中でいろいろ二郎がイタリアの人と話すけど、見方によっちゃ自分への言い訳にも見えちゃうな
いろいろ曖昧さと矛盾だらけでハッキリした感想を持ちづらいアニメだなぁ

あのカプローニは二郎の意識が作ったものだよ。
歳とらないでしょ。

純粋に空へのあこがれだったのから、欧州大戦のニュースで
戦争との繋がりは避けられないのを知り、夢で葛藤する。

最初は戦争との関係を否定したいから、飛行船は禍々しく
次に雑誌の情報で、戦争との関係は避けられないと知ると
夢の中であこがれの人物が爆撃機で現れる。

ってか

山本五十六がなぜ出てこん

>>24
飯食うのも息するのもガンになるリスク高めるよ！

>>19
今以上に軍備を拡張したいんだろ
軍需産業利権のために

>>36
学生時代に右翼にかぶれないのは馬鹿、
卒業しても右翼にかぶれてるのは馬鹿

>>29
補足しとくけどその画像はROOKIESのやつね
映画の最後にそれが表示されて失笑を浴びたっていう例

そもそも>>19は何が言いたいのか不明
平和憲法を持ってるのに軍事力を持つのはずるい、と言いながら、
現実に合わせて憲法を変えるのは子供っぽい、という
じゃあどうすればいいのか
憲法を守りながら、完全非武装、無防備、しかないが、それを言うと叩かれるので言わないわけね
無責任で子供っぽいのは誰でしょうね

今夜22：00からNHK　宮崎駿スペシャル　「風立ちぬ」１０００日の記録

映画監督・宮崎駿
「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」など記録的ヒットを飛ばし、日本映画史上最も愛される監督であり続ける宮崎駿（７２）。この夏、５年ぶりとなる新作「風立ちぬ」が公開となった。
番組では、前作「崖の上のポニョ」に引き続き、今回も３年間にわたる長期密着取材を敢行。７３分の特別編で、宮崎の「創造」にかける姿を明らかにする。
「前やってきたことを、やりたいと思ってない。もっと技術的にややこしいことや、仕立て方が俗受けしないと分かっていることをやりたい」と語る宮崎。
だが、その挑戦の前に、次々と想定外の事態が起こる・・・。希代のクリエイターの飽くなき闘いを、濃密に描く。

http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/
http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0826/images/main2.jpg

スタジオジブリ　小冊子 『熱風』７月号　憲法特集　緊急PDF配信のお知らせ
http://www.ghibli.jp/10info/009354.html
http://www.ghibli.jp/docs/0718kenpo.pdf

宮崎駿　　『 憲法を変えるなどもってのほか　もう少し早く生まれていたら軍国少年になっていた 』
鈴木敏夫　　『 9条　世界に伝えよう　日本が起こした戦争をどう描くかによって、将来の日本のビジョンが見えてくる 』
高畑勲　　『 60年の平和の大きさ　安倍晋三が持ち出した憲法第96条改定は、国民をなめるにもほどがある 』

またポニョの時みたいにインタビュアーにイライラしなきゃならんのかな

>>39
狡いのが悪いなんて言ってないだろ。
それが分からないから子供なんだよ。

>>40
始まるぞ〜

>>43
まだまだ、始まらんよ

>>42
ずるいのが良いのか
お前と違って子供と言われてもいいよ
クソ人間が偉そうにいうなよ、クズゴミ

外国に向けては日本は平和主義だからと頭を下げてせっせと貿易を行い、裏では実質空母や実質ミサイルをしっかり確保して最悪の場合に備える。これが大人のやり方。

中国人は日本は憲法を変えるなと言ってるがな
中国の逆を行くのが正しいのも分からん自称馬鹿大人がいるね

今の国民の一般勘定からすれば
軍の規模を今のままで良いと考えてるなら憲法改正なんて必要ないわけだけど
それをあえて改正するっていうことは
もっと軍事国家化したいって意思の表れ
尖閣問題とか利用して「今のままだと中国に侵略されちゃいますよ」って危機感煽って
だから軍備拡張が必要なんですよって流れにしたいんだろ

変換ミスった　一般感情な

ニコ生でやってた岡田斗司夫の、風立ちぬ解説が的を得ていてわかりやすかったわ
ようつべに動画あがってるよ

作りたいから作った
いきなり本音から入りやがったな！

何日も風呂にも入らないで平気な何億人もの中国の農民出身の中国軍と1日風呂に入れないと文句を言う少子化w日本軍の戦いぶりは見てみたい気もする。

憲法を変えなくたって軍事力増強はやろうと思えばできますよ
現状で憲法を破ってるんだから、要するに憲法なんて実質存在しないのと同じだから制約になんてなってない
それじゃあ、いい加減すぎやしませんかってこと
まあ、幕末まで大宝律令が有効で、前線の軍事司令官に過ぎない征夷大将軍が事実上日本を統治してたわけだからね
いい加減なのが日本の伝統なのかもしれない

>>48
と、中国人が言っています。

>>53
多少なりとも障害にはなってるよ
今の憲法は国権の発動たるって条件がつけられてるんだから
防衛力まで認めていないってわけではないと解釈するのが普通
だから今の規模の自衛隊ならその範疇に収まると考えることも出来る
もし条件を緩める方向で改正したいのならそれは
軍備拡張したいってことになるでしょう

だーれがフィルムを見たでしょう？あなたも僕も見やしない。
けれど映写機震わせて、フィルムは通り過ぎてゆく。

この映画は基本純度が高くシンプルでストレート、かつ閉じた円環構造を持つ
ハッピーエンドな大メロドラマであり、そのことは次郎(失う者)と菜穂子(与える者)
の風を通じての交歓部分を抜粋することにより明確になる。

・次郎の「帽子」が風に飛ばされ、菜穂子がキャッチして二人が出会う。
　菜穂子”風が立った”、
　次郎”生きようと試みなければならない”をフランス語でシンクロ。
　（この時点で菜穂子＝風＝帽子をキャッチする存在であり、
　　ここから二人の風を通じての交歓が開始される。
　　なお、アフレコ台本には次郎が菜穂子の第一印象を
　「佳代のようにお転婆だな｣と思う記述がある。
　ここで登場する菜穂子の髪型はボブカット＝おかっぱであり
　後に佳代を菜穂子と勘違いする伏線が髪型にて示されている)
−−続く−−

・震災で骨折したお絹を運ぶために次郎は「計算尺」を使う。
　（ちなみに髪型の類推で菜穂子＝妹とすれば、お絹＝母親の
　関連性もまた成立してしまう。そのことはお絹と次郎の母親が同じ
　色と形をした「櫛」を日本髪に挿していることで示される）
・菜穂子は自分の荷物を犠牲にして神社まで次郎のトランクと「帽子」を運ぶ。
・神社から菜穂子の家に助けを呼ぶ間に次郎の「帽子」が再度風に飛ばされる。
　次郎は群衆の中で菜穂子の「手」をはぐれないようにしっかりと握っている
　ので「帽子」はそのまま空に消える。ちなみにここは序盤での最重要シーン。
　（この時点で菜穂子＝風＝帽子に関する一連のシークエンスは一旦中断する。
　　このシークエンスがどのよう再開して終了するかは後述するが、
　　次に風が運んでくるのは狂言廻しであるカプローニの「写真」になる。
　　ここから先は風によって次郎の夢＝「飛行機」＝仕事の別シークエンスが開始される)

−−続く−−

・震災で助けたお絹から「計算尺」とお礼が届けられる。
　下宿に戻った次郎はボブカット＝おかっぱの髪型の女性の後姿をみて菜穂子
　との再会を期待するが、それが妹の佳代であることが分って落胆する。
　（「計算尺」は菜穂子＝風と次郎の夢＝「飛行機」＝仕事の間をつなぎとめておく
　アイテムとして登場するが、物語終盤の重要なシーンでも同様の役割を与えられる。
　ちなみにそのシーンで菜穂子が”手をください”と言って次郎の手を握って
　離さないのは震災時の群集の中で次郎が手を離さず握ってくれた触覚的な記憶の反芻と、
　離されるとはぐれて二度と会えなくなる死の恐怖心の両方をふまえたシーンなので
　タバコごときで菜穂子が手を離したがらないのは当然なのである）

・次郎が「飛行機」(一機目)を飛ばして失敗。軽井沢へ。
・菜穂子の「パラソル」が風に飛ばされ、次郎が(自分の帽子を飛ばして)キャッチする。
　（「飛行機」＝仕事のシークエンスはテニスと風でドアが閉まる音でMIXされ、
　菜穂子＝風＝帽子のシークエンスが風のアイテムを追加して再開される)
・泉での菜穂子の告白で次郎の記憶が蘇り初めて名前を交換、雨の中二人は「パラソル」を共有する。
・次郎が菜穂子に「紙飛行機」(一機目)を飛ばすが失敗。
・次郎が改良した「紙飛行機」(二機目)を飛ばして菜穂子がキャッチに成功する。
　その際菜穂子は「紙飛行機」をキャッチする替わりに「帽子」を落とす。
　次郎は菜穂子が落とした「帽子」をキャッチして一礼、そして菜穂子の「帽子」を被る。
　（この時点で菜穂子＝風＝帽子に関する一連のシークエンスは完成する。　
　震災で無くした次郎の帽子は風と紙飛行機によって運ばれた菜穂子の帽子によって補完される。
　二人は可視化された風のアイテムを通じて相互補完の恋愛関係となる)

−−続く−−

・「雪」がしんしんと降るサナトリウムを抜け出し、菜穂子は次郎の元へ。
・「桜」の花がひらひらと散る中、次郎と菜穂子は結婚の儀式を行う。
　（この時点で菜穂子＝風の演出は弱まっており、桜＝美しく散るの死亡フラグが追加される。
　また次郎が吸う「チェリー」や菜穂子の着物や布団に「桜」の意匠が使用されてる)

・「桜」が咲く季節に次郎が改良した「飛行機」(二機目)が美しく風に乗って成功する。
　その時山の方から風が吹くが、次郎は風をキャッチする菜穂子の不在に呆然となる。
　次郎は美しい「飛行機」を菜穂子に見せようと仕事を全うしたが、菜穂子を喪失した。
　菜穂子は次郎との結婚生活を美しく散ることで全うし、次郎に美しい「飛行機」を残した。
　（この時点で二人の相互補完の関係は、菜穂子の犠牲で「飛行機」だけが残る悲劇的結末となる)

・10年後残った「飛行機」(三機目)ですらも戦争でズタズタになり喪失するが、
　次郎は夢の王国の中で「パラソル」を持った菜穂子と再会する。
　菜穂子は”生きて”と言って風と共に散る。
　次郎は”ありがとう”と言って救済される。
　（ここで二人の風を通じての交歓が成就する。
　　菜穂子”来て”の場合でも次郎成仏して同様のハッピーエンド)

−−おわり−−

−−おまけ−−
なお、この物語は奇しくも１９５０年代ハリウッドのメロドラマの巨匠の
タイトルにならって下記のようにまとめることができてしまう。

「”愛する時と死する時”を知る者が翼に賭ける命を”心のともしび”として風と共に散るが、
　人生の幻影の中では天はすべて許し給い、悲しみは空の彼方へ消える」

キレイキレイでこうイラっとしかしない何か。
本人らは自分達の事何も語らず他人に語らせ、
終始察しろって態度しか取らないもんな。
ほんとキレイでウンザリするわ。

プロフェッショナル面白かった
やっぱパヤオは天才だな

ドキュメント「もののけ姫はこうして生まれた」を作るにあたって、それまで
まったく宮崎アニメに縁のなかった浦谷年良監督がちょっと予習をしただけで
一発で見抜いたのは、ナウシカ最終回の「清浄と汚濁の混沌」じゃないけど、
宮崎駿の通奏低音は「相反する力の拮抗」だということだった。

異なる信念のぶつかり合いのドラマ、風に逆立ちカーブにきしむ動き、
二重三重の異なる意味を持つセリフ、ラピュタは上半分が自然・下半分が
機械文明、美輪や米良は男であり女。矛盾は克服するものではなく
「拮抗したまま緊張感を持って生きる」へきもの。
安易な「解決」は少しも人を幸せにはしない、って。

アニメ畑に門外漢の浦谷がすぐに見抜き理解できたものを、
「俺は宮崎作品を昔から見てるんだ、ラピュタが最高であとはダメだ。
昔みたいな綺麗に物事が解決するものを作れ」などと言ってるアニオタが
いるのを見ると、人の見方はそれぞれなんてお題目でしかなくて見る人には
歴然とレベルの差、質の差があるとしか思えない。

とにかく
「単純な敵も味方もない。色々な立場と考えが入り乱れる世の中を、
一本筋の通った若者の信念が事態を切り開く。でもこれから先の世界は
決して順調に行くものじゃない。これからの人間はその混沌の中を
ヨタヨタと無様に生きていくしかないのも明白だ」
という世界観は、「豚」「もののけ」からずっと揺るぎない宮崎世界だよ。

■宮崎駿「僕がいま純粋娯楽漫画活劇を作らない理由」(1989年7月)

「思春期の観客層から、以前の作品の方が面白かったと言われるのは
よく判るんですよ。その層を落として作品を作ってる気持ちも物凄く
ある。でも、僕が変わったんじゃないんです。歳とっただけ。ジジイ
にはジジイの感じるところがあるんですよ」

「それより何でワーッと大笑いしてドキドキして、ああ面白かったって
いう映画を作る若い人が出てこないんだろうと。その方が不思議ですね。
僕もバカな話書いてる時が一番楽しいんです。でもそれは『余技』でなくちゃ
やってはいけないっていう気持ちがあるんです」

「今、活劇をやるには動機付けの問題から逃れられないんです。
要するに、ここまで色々あったけどもう後は活劇するだけだ、という
構造を作るのが活劇ものなんです。そこに行くまでが一番大変で、
その労力が説得力を持っていれば、後のドンパチを堪能できるんです。
いまの作品は『あとはドンパチだけだ』って所までもっていくところ、
前段がいい加減なの。だから面白くない。前段を抜いてドンパチだけ
作っちゃおうっていう話があるんですが、それはやっちゃあいけない。
ウンチク傾けて訳わからない専門用語を一杯並べてドンパチやるのも
『趣味』としては判りますよ。でも、それは趣味です」

宮崎駿「僕がいま純粋娯楽漫画活劇を作らない理由」(1989年7月)

「今の時代、素朴な動機でやっていけなくなってる。ビッグになりたい、
リッチになりたい、女をモノにしたい、っていう根源がどこかで崩壊
している。素直に信じられなくなってるんです、僕らは。」

「世界の敵役がいればいいんですけどね。だけど現代、僕らが抱えてる
悪の問題って、自分の生活を基盤に生まれてるものなんですよね。
どこかに影の支配者がいて、っていう話もあるけどそれは違うでしょ。
そんなの問題の根源から随分ズレている。一番自分たちを苦しめている
のは根源の問題なんです。それは一番通俗的じゃないものでしょう」

「それで僕がその根源ににじり寄ろうとすると、とたんに『昔の方が
よかった』って言う若者たちがいる。そういう若者のために自分の
残りわずかな時間を費やしたいとは思っていないんです」

>>62
パヤオ、コンテ描きながら話変えたなw

プロフェッショナル、密着の割に浅いナレーションだったな
これまでの宮崎の作風とは大きく異なる云々…って
宮崎の本性は雑想ノートじゃん。取材する気あんのか

ぽにょのときのプロフェッショナルのほうが面白かった
老害が進行しすぎてダメ出しする人がいないみたいだね

宮崎映画て何気にそこらの映画より監督の好みが声優選びに反映してんだな
自分の好きな声使うなんて声優ヲタには羨ましいね

ジブリの音監は深夜アニメの音監みたいなお気にごり押しは出来なさそうｗｗ

庵野の声でいいわけねえだろw

>>70
背景の人マジ顔で固まってたな
一生懸命背景描いてるのに台無しにする気かみたいな

はやお「これは子供は走るよなぁ」

仰る通りですｗｗ

二郎役は庵野でどうだろう、と最初に言い出したのは鈴木Ｐだったのか

126 ：見ろ！名無しがゴミのようだ！：2008/09/19(金) 21:25:01 ID:t0GqkKln

＞最近のジブリの芸能人キャストって誰が決めてるのか、ソースある？

もののけ姫の時のキャスティングに
PUG POINTの畠中基博氏に手伝って貰った事も有り
山田君以降のキャスティング・プロデュースは
PUG POINT(俳優系)に入って貰い
鈴木Pたちとキャスティング会議で決めてる。
駿監督は作画作業が忙しいから近年では任せてる事が多いし
どんな面子を選んでくるか楽しみにしてる事も有るとか。
ただし、画と声のイメージが合うかの最終決定は駿監督。

声優の件は、紅の豚のフィオ役のオーデションで
受ける声優が皆同じ様に例のアニメ声で
過剰演技するので、駿監督が切れたらしい。
既存の声優は駄目だと。
(まあアニメ声はあれだけど、過剰演技はTVアニメでは
　作画枚数を減らす為に声優に過剰演技させる演出が多いから
　オーデション受けた声優には可愛そうな所もあるんだけどね)
それで当時カーチス役の大塚明夫さんの
事務所の新人だった岡村明美を大抜擢したと。

「もののけ姫」で島本須美がトキの声を吹き込んでるときの宮崎の注文やボヤキ

・無理して勝ち気を「演じてる」感じがある。本音で喋ってない気がする。
・言わせられてる感じ。自分の亭主を思い浮かべてやってもらいたい。
・そんなに優しい言葉使うはずがない。優しくなる理由がない。
・もうひと越えできないかな。もっとゾンザイに言ってると思うんだけどな。
・（指示の意図が伝わらなくて）靴の上から足の裏掻いている感じがする。
・おかしいな。そんなに難しいことじゃないはず。
・そういう風なもの全然持ってないのかなあ…家ではやってるはずだよねえ。
・なんか職業上の仮面があるね。それ、引っぺがさないとダメだね。
・島本さん、優しくしなきゃと思い込んでるからいけないんです、役を。
・そういうの、全部捨ててください、冷たくあしらって。
・こういうものはハレだと思ってると優しくなっちゃうけど、ケの場合は
　信頼関係があったらなおさらゾンザイになるもんですよね。

プロフェッショナル見たけど、要するに庵野の声って変な声なんだよね
そこがパヤオの考える二郎と合ってたんだろうな

でもパヤオのキャラはみんな背筋が伸びてるのに、庵野って猫背で体がダランとした感じなんだよなあ

そもそも宮崎や高畑は、アニメ人生をスタートした東映アニメーションの時代から
「アニメ専業声優があてた時代」なんてものがそもそも存在していなかった。
８０年代まではアニメの吹き替えもちゃんとした役者がやるものだったから。
とにかく宮崎が関わった作品は、昔からけっこうオールスターだった。

■東映時代
白蛇伝　　　　　　　　　　森重久彌　宮城まり子
安寿と厨子王　　　　　　北大路欣也　佐久間良子　東野英治郎
ガリバーの宇宙旅行　　坂本九　本間千代子　宮口精二　小沢昭一
ホルスの大冒険　　　　　市原悦子　平幹次郎　東野英治郎
長靴をはいた猫　　　　　石川進　小池朝雄　益田喜頓　榊原るみ　愛川欽也
空飛ぶゆうれい船　　　　名古屋章　田中明夫
どうぶつ宝島　　　　　　　松島みのり　天地総子　小池朝雄　山本直純

■日本アニメ・テレコムほかの時代
パンダコパンダ　　　　　 熊倉一雄　ほかテアトル・エコー劇団員
カリオストロの城　　　　 島本須美（当時は「青年座」の俳優）　　石田太郎
風の谷のナウシカ　　　 北林谷栄に出演要請
名探偵ホームズ　　　　 柴田�p彦

■ジブリ時代

天空の城ラピュタ　　　　初井言栄　寺田農　常田富士男
となりのトトロ　　　　　　 北林谷栄　糸井重里
魔女の宅急便　　　　　　戸田恵子　加藤治子　関弘子　三浦浩一　
おもひでぽろぽろ　　　　今井美樹　柳場敏郎　本名陽子　伊藤正博
紅の豚　　　　　　　　　　森山周一郎　加藤登紀子　桂三枝　上条恒彦
平成狸合戦ぽんぽこ　　古今亭志ん朝　清川虹子　柳家小さん　三木のり平…
　　　　　　　　　　　　　　　（※　おそらく日本アニメ史上最も豪華な声優陣）
耳をすませば　　　　　　本名陽子　露口茂　立花隆　室井滋　小林桂樹

もののけ姫　　　　　　　松田洋二　石田ゆり子　田中裕子　森繁久彌　森光子
　　　　　　　　　　　　　　美輪明宏　小林薫　佐藤充　名古屋章　渡辺哲　西村雅彦
となりの山田くん　　　　朝丘雪路　益岡徹　柳家小三治　ミヤコ蝶々　中村玉緒
千と千尋の神隠し　　　柊瑠美　入野自由　夏木マリ　菅原文太　内藤剛志　沢口靖子
　　　　　　　　　　　　　　小野武彦　上條恒彦　神木隆之介　我修院達也　大泉洋
猫の恩返し　　　　　　　池脇千鶴　袴田吉彦　渡辺哲　斉藤洋介　山田孝之
　　　　　　　　　　　　　　前田亜季　丹波哲郎　濱田マリ　岡江久美子

ハウルの動く城　　　　 倍賞千恵子　木村拓哉　美輪明宏　加藤治子
　　　　　　　　　　　　　　神木隆之介　我修院達也　大泉洋　原田大二郎
ゲド戦記　　　　　　　　 岡田准一　手嶌葵　菅原文太　風吹ジュン　田中裕子
　　　　　　　　　　　　　　香川照之　小林薫　夏川結衣　倍賞美津子　内藤剛志
崖の上のポニョ　　　　 土井洋輝　 奈良柚莉愛　山口智子　長嶋一茂　奈良岡朋子
　　　　　　　　　　　　　　天海祐希　所ジョージ　矢野顕子　吉行和子　左時枝　柊瑠美
アリエッティ　　　　　　　志田未来　神木隆之介　大竹しのぶ　竹下景子　三浦友和　樹木希林

パヤオが「二郎が庵野なら俺が黒川やりたい」と言ったのはおもしろかったw
見たいとは思わないけど想像すると笑える

NHK全力で宣伝しすぎじゃね？
ガッチャマンにも5分ぐらい使ってやればいいのに。

「それ絶対面白いですよ」

NHKのあいつはほんと馬鹿だなｗｗｗｗｗｗｗｗ

パヤオが黒川で二郎が庵野だったら、黒川のほうがずっと有能に見えてしまうな

最近のジブリのキャストは朝ドラと大河ドラマにかぶってるよな

>>52
最近の中国軍は一人っ子政策のボンボンばかりで昔のたくましさは無いらしいよ
あと自衛隊も震災の時に避難してる人に風呂を使わせて自分達は入らないとかしてたから
貴方の想像は実現しないね

>>80
NHKはジブリアニメができると必ず実質CMの特番を作って宣伝を肩代わりしてるよな。
あれを宣伝費に換算すると一体何億、何十億になるやら。
プロジェクトXの時に、NHKはCM料の代わりに企業協賛金を集めるという脱法的集金方法を
開発してたはずだから、ジブリでもそういうことをやってるんじゃないのかな。

かぐや姫の物語はちゃんと公開されるんだろうか？

>>86
絵を見ただけで、客入りそうにないと思ったわ
単館公開とかジブリ美術館公開にすればいいのにな

これは面白かったな。70過ぎて、これだけの作品を産み出せる力には嫉妬する
とりあえずギャーギャー言ってる外国の連中にはこれを翻訳して観せてやれ

NHKの実況見てたらいまだに声がどうたら言う人がいることに驚き
見てない人多いのかな

見たけど庵野の声は最悪だったと思うよ

波風立ちぬ

後半本庄か急に出てこなくなるのは、
出しちゃうと二郎も菜穂子もばっさり切られちゃうからだろうな。

そういう意味で妹じゃなく、本庄と菜穂子の切り合いが見たかったわ。
二郎だと切られておしまいだもん。

>>84
自衛隊ww
中国軍と戦うならお前も当然出征するんだよ。

>>90
そういう人もいるよね超映画批評の人も声が最悪って言ってたし
ちなみに俺は寡黙な男に合ってたと思うよ

かぐや姫は観に行きたいのでキチガイ左翼発言しないで欲しい　キチガイ左翼なのは知ってるけど　わざわざ聞きたくないので

>>92
二郎のパートナー？相手？なんと言えばいいか分からないがそれが前半は本庄、後半は菜穂子にバトンタッチしたように見えた
だからこの二人は同じ画面に出てこない

作品公開当時の批評　（フィルムアート社「宮崎駿全書」の記録より抜粋）

■カリオストロの城
　小野耕世「あまり面白いとは思わなかった。マモー編の方がすき」
　　　　　「構図なんかはわりと単純。リズム感覚はマモー編の方があった」
　佐藤忠男「アニメでなければ表現できないというものではない」
　　　　　「日本のアクション映画の絵コンテを見ているよう」（92年の著書より）

■風の谷のナウシカ
　田山力哉「私の美意識を逆なでする。私は虫が大嫌い」
　押井　守「宮さん流の『宇宙戦艦ヤマト』。特攻隊精神が充満している」

■天空の城ラピュタ
　品田雄吉「童話的な部分とコミック部分が作品として融合しているとは言えない」
　　　　　「父の出自は不要、ドーラ一家は全体と無関係、冒頭が海賊側でわかりにくい」
　夢枕　獏「異世界のリアリズムはナウシカの方が上」

■となりのトトロ
　田山力哉「ぶよぶよした姿が気持ち悪い。猫のバスなんて悪趣味」
　吉本隆明「わざと稚拙化した画像」
　平島夏子「トトロは姉妹が孤独ゆえに作り上げた幻想」

■魔女の宅急便　
　山根貞男「枠に収まりすぎ。クライマックスの凡庸さにそれが際立つ」
　林　冬子「トンボに恋したから魔法を失った。スーパーマン２とそっくり」
　尾形敏朗「荒井由美はこの映画を汚す垢」
　キネ旬読者欄「魔女が降りてくる異常事態に無関心な人々という設定を
　　　　　　　　理解するのに努力を要する。宮崎駿の計算違い」
■紅の豚
　ＴＶブロス「カタルシスも感動もないプライベート・アニメ」
　夢枕　獏「ラストが説明不足。魔法の根拠も曖昧」
　長坂秀生「登場人物に実在感がない」
　田中千世子「ギャグ漫画なのだからファシストや飛行機の墓場は隠すべき」

■もののけ姫
　斉藤美奈子「おやじの妄想を大画面で見るおぞましさ」
　堀井憲一郎「読みにくい文章をありがたがっている」
　石堂淑朗「縄文時代は人が人を喰っていた時代」
　池田憲章「エロテッィクなシーンがあってもよかった。女たちはもっと肌をさらして」
　切通理作「高尚さより色気がほしい」

>>95
かぐや姫の監督は宮崎監督じゃない

■「魔女の宅急便」批評特集（コミックボックス・1989年10月号）

映画評論家

○石上三登志
「少し宮崎さんも気が抜けたのではないか。張りつめていた気持ちが
　なくなってしまったような気がしました。手塚治虫さんがいない
　ことを強く感じました。」

○林冬子
「キキはトンボに恋をしたから魔力を失うのでしょ。スーパーマン２と
　そっくり。でもキキはスーパーマンじゃない。パーフェクトな魔女より
　ドジでも人間になりたかったのでは？ 自立とは魔女になることなのか。
　キキに選ばせたかった」

○白井佳夫
「作品の背景が日本じゃないでしょう。日本っていう実感が全然ない。
　これは何としたことだろうっていう気もしたわけです」
「人間の触れ合いがなくなってコンクリートとか鉄で囲まれている世界で
　日本人がどうやって夢を見て、明日に向かって踏み出していったら
　いいのかを描くのかと思っていた。でも『魔女の宅急便』は何か
　安定しすぎている。ディズニー映画を見ているみたいなんですね」
「日本は今やアメリカやヨーロッパをも、ソビエトをも、中国をも、
　もうモデルにできないほど突出している。日本が何をやっているかと
　いうことが世界中から問われている。そういうものに答えるのが
　宮崎駿。ちゃんと現代的なテーマに挑戦しなくてはいけないんだ」

○田山力哉
「けっこう面白く見た。退屈せずに見たという程度だが私はもともと
　宮崎信者ではない」

「だが魔女というのは何だろう。この映画で見ると、ただ箒に乗って
　空を飛べるだけで、それで魔女と言えるのかなァ、と首をかしげて
　しまった。この魔女は宅急便の仕事を始めるのだが、それは空を飛ぶ
　速さだから儲かるだろう」

「私は鶏なんか見るのも気分悪く、触ったりするなんてとんでもない。
　『ラピュタ』なども鳥の群れが飛んでくるシーンがもう駄目なのだ。
　どうして宮崎という人は、好んで虫とか鳥とかを登場させるのだろう」

「魔女が一人前になるというのはこういうカタギの仕事をすることなのか、
　どうもその辺りはよく分からないが、ラストの少年を間一髪救ったりする
　スリルはなかなかのものである。だがそれだけであって、内容に取り立てて
　ユニークなものがあるというわけではない。映画会社からもらったプレス・
　シートなどを見ると監督自らが経済的自立とか精神的自立とか理屈をこねて
　いらっしゃるが、作った人間が自分でこ難しい分析などなさらない方がいい」

「監督自身が言っているような難しいテーマなんて、どうでもいいように
　思われた。それだけの話。」

アニメ関係者編

○井上伸一郎
「ラピュタで興行的にダウンして、トトロは二本立て。そのあたりの
　日本映画の仕組みが嫌だなと思っていたんです。ラストの飛行船の
　活劇なんか、果たしてあれが本当に宮崎駿が作りたかったものなのか」

○忍足恵一
「今の中学生の女の子ならすぐ『もう帰りたい』と言うところを、
　言わせなかった。言わせなかったけど、見てる方は『早く家に
　帰ればいいのに』と感じている― という点もお上手」

○中島伸介　
「ロングの長回しが多いことといい、ストンとエンディングに持って
　いくところといい、劇場版パトレイバーとの共通点が多いのは
　偶然とは思えませんね。ラストの大アクションとユーミンの歌を
　使っているところがあざとい」

○徳木吉春　
「見どころはキキのパンツではなく太ももです！」

>>84
＞あと自衛隊も震災の時に避難してる人に風呂を使わせて自分達は入らないとかしてたから

Twitterで読んだんだけど、震災直後に奥さんが「助けて」と電話してきた直後に
通話が切れてしまったり、小さな我が子の安否が分からないままに非常呼集が
かかって任務に就かなければならなかった隊員たちの話を聞いて、とても俺には
勤まらない仕事だと思ったよ

>>98
尾形敏朗とかいう奴なんだけど、他人の垢呼ばわりすることの意味とか重さとか
覚悟というものを、こいつは持っているのかね？　批評って、重いもんだよ？

宮崎も高畑もガチの左翼だが、この二人しか日本の美しい光景をアニメにできないというのは皮肉な話しだよね。
右翼といわれる安部はTPPで日本の農業を破壊しようとしてるんだが、世の中はおかしなことばかりだよ。

天皇を絶対視する戦前右翼の馬鹿ども。
9条を絶対視する戦後左翼の馬鹿ども。

そういう思春期潔癖症こそが、あの戦争と敗戦をもたらした
日本民族の欠陥部分だろが。
その9条に固執する戦後左翼こそが新たなる禍いを
この国にもたらすってのが分からんわけだ。
立憲主義国家にあいた割れ窓、それが9条だろうが。

・タイトル文字の「風立ちぬ」は駿じゃなく鈴木Pが書いた物にする。
　（駿の字は美しくないw）
・キャッチコピーは「生きねば」ではなく「約束」とする。
　（鈴木Pにコピーライターとしての才能はないww）
・主人公の名を堀越“次”郎にし、フィクション性を明確にする。
・シーンの切り替えに年代を入れる。
・夢想シーンの時はそれと分かるように画面周辺をぼかす。

・震災の時、菜穂子の母を出す。
　（大人になった菜穂子と生き写しの美人。近い将来肺病で亡くなる運命。）
　屋敷から避難する際、車で移動。車には父、母、兄、菜穂子、足を怪我した絹。
　車中での会話。
父「ほう、ではその青年に助けて頂いたわけだね。」
菜「はい。」
母「その方のお名前はうかがったの？」
絹「いえ、名乗らず去ってしまって、、、」
兄「2人の話を総合すると、本郷の大学、つまりは帝大生だな。
　フランスの詩に通じるインテリ。汽車が爆発しない事を知っている。
　さらにこの計算尺。う〜〜む、工学部の学生とみたっ！」
菜「すごいっお兄様っ、シャーロックホームズみたいっ！」
兄「こんなのは簡単な推理だよ、ワトソン君。でその青年はいい男だったのかい？」
菜と絹、顔を見合い頬を赤らめて「・・・」
兄「ほう、どうやらハンサムらしいな。」
菜「もうっ、お兄様よりはねっ！」

・軽井沢にシーンに入る前にちゃんと七試の試験飛行の失敗と葛藤を描く。
　テストパイロットは死亡とし、その葬式に出る出ないで次郎が黒川と揉めるシーンを入れる。
次郎「葬式に行かせて下さい。」
黒川「行く事は許さん。これは会社の命令だ。」
次郎「だったら、会社辞めます。」
黒川「（ブチ切れて）お前の、、、俺達が作ってるのは、人殺しの道具なんだっ。」
次郎「・・・」

後日、
黒川「2週間の長期休暇を与える。行き先は軽井沢。
　　　三菱の事務所がある。そこに毎日連絡を入れる事。」
服部「軽井沢、あそこはいい。まるで別世界だ。
　　　俺達の握ってるのは企業秘密じゃない、国家機密だ。それを忘れるな。」
次郎の後姿を見ながら黒川と服部の会話
服部「もどって来るかな。」
黒川「そう思います。誰もが通る道です。」
服部「そうだな・・・」

・軽井沢のラブラブシーンはもっと長く。
　雄大な自然とそこを流れる風をたっぷりと。
　2人ならんで散歩、散歩、散歩。
　2人ならんで絵を描く。（菜穂子は凄く上手く、次郎も当然上手い。）
　線香花火のシーンを入れ、そこで菜穂子が母の死の話をする。
　（菜穂子と生き写しの美しい母、喀血、そして死の病床の回顧シーンを入れる。）

　逆ガルウィングの紙飛行機で遊ぶ次郎。
　朝日に照らされたそれをまぶしそうに眺める菜穂子。
菜「それが空飛ぶ所を観られたら、きっと綺麗ね。」
次「ああ、きっと飛ばしてみせるさ、約束するよ。」
菜「約束？」
次「うん、約束。」
（次郎、子指を差し出し、菜穂子と指きりげんまん。）

で軽井沢最終日、菜穂子の父の前で、菜穂子と婚約。

・軽井沢から帰ってきて、で特高に目を付けられる次郎。
　黒川の家に向かう車中での会話。
服部「俺達は常に監視の身だ。それを一時も忘れるなと言ったはずだ。」
黒川「次郎、お前いったい軽井沢で何をやらかしたんだ」
次郎「婚約しました。」
黒川「そうか婚約か。へっ？婚約？結婚の約束と書く、あの婚約か？？？」
次郎「はい、結婚の約束と書く、その婚約です。」
服部「婚約！朴念仁の次郎が、婚約！これは目出度いじゃないかっ！」

・結婚式のシーンをもっともっと美しく、長く、そして暗い照明で。
　どこか死の匂いのする、幽玄なシーンに。
　菜穂子の父、次郎の妹くらいは出席させる。

・学校の長期休み、離れでの菜穂子を看病する医者の卵の加代。
菜「加代さんは本当に色々と気がきくのね。」
加「そうかしら。」
菜「ええ、とっても。きっとよいお医者様になりますわ。」
加「そうだといいな。」
菜「約束して。きっとよいお医者様になるって。」
加「約束？」
菜「ええ、約束。（と加代に小指を差し出す）」
加「いいわ。約束。」

・接吻のシーンをもっと多くして、その全てにおいて菜穂子がちょっと
　躊躇する描写にする。（肺病感染を心配して）
　で九試の開発製造が完成しあとは試験飛行を待つのみで帰宅した早朝、
　菜穂子の布団の横で寝入る次郎の眼鏡を外し、生まれて初めての、自分からの接吻する。

・次郎の元から菜穂子が去る場面。
　黒川夫人の「美しい姿だけをﾅﾝﾁｬﾗｶﾝﾁｬﾗ」の台詞はカット。
　（最も説明しちゃいけない事を登場人物の台詞で説明しちゃってる。
　そのくせ説明した方がよい部分は説明が不十分。これはこの映画の欠点だと思う。
　それを逆転させる。）
　加代は一旦菜穂子を追おうとするが、自分で判断しそれを止める。
　菜穂子の病状が思わしく無い事。
　人様の家で死を迎える事を菜穂子は決してよしとしない事。
　それらを加代は感じ取って。

・九試の試験飛行が成功した後の、最後の夢想シーン。
　カプローニとの会話、

カ「あれが君のゼロか。うむ、美しい飛行機だ」

そして、
　・菜穂子の死のシーン。
　・零戦の開発シーン。
　・支那事変から大東亜戦争初期の零戦の巴戦での連戦連勝シーン。
　・大東亜戦争後期での空中戦連戦連敗シーン。
　・そして特攻シーン。
　これらを走馬灯のように描く。
　最後の特攻シーンで、敵軍艦から迎撃されキャノピーが吹っとばされ
　パイロットの戦闘帽が風で吹き飛ぶと、そこには眼鏡をしていない次郎の姿が。
（つまりはもし次郎の視力が良かったらの、パラレル世界の描写。）
　そして敵軍艦に突っ込む瞬間に夢想が終わる。

カ「あれが君のゼロか。うむ、美しい飛行機だ」
次「あれは、、、、“翼をもった棺桶”です。」
カ「うむ、しかし美しい事に変わりはない。たとえそれが血に塗られていたとしても。」

　で最後に菜穂子が出てきて、
次「な、菜穂子。。。」
菜「来て。」
次「（菜穂子の方に吸い寄せられ、泣き崩れて）すまない、すまない。」
菜「（菜穂子、次郎の眼鏡を外し、そして接吻する。）生きて。」
次「ありがとう、ありがとう。」


　おわり

パヤオが「通路を子供が走るだろうなー」とか言ってたけど最近はそういう子見なくなったな

「ホルス」の時は走りまくりだったらしいけど

>>104
TPPが日本の経済全体にとって脅威となるかどうかはまだ未知数だが
農業にとってはそんなに大きな影響があるとは思えない。
実際に、中国からは既に大量の農産物が入ってきているが、農業が壊滅した
ということはまだ聞いていない。影響はあるだろうが、輸入そのものに反対した
人などほとんどいない。（中国が毒食品で自滅しただけ）

ぼくのかんがえた風立ちぬ

>>110
アフォか現在まで日本はコメの輸入に莫大な関税をかけている。

これが自由貿易になったらどうなる？
最上のカリフォルニア米は国産米と全然遜色ない。

http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1049409790

なぜ米の関税は７７８％になったのか？
その経緯と理由を教えて下さい。

>>112
中国野菜は、外食産業のほとんどに使われることになった。それでも日本の農業はつぶれない。
青森ニンニクはスーパーで中国産の６倍ぐらいの値段がするが、青森ニンニク農家はつぶれない。
もちろん中国米も入ってきてる。（西友限定らしいが）しかし日本のコメ農家はつぶれない。
タイ米も入ってきてる。しかし日本のコメ農家はつぶれない。
カリフォルニア米だけは日本がつぶれるつぶれるとうるさいが、一体どういう根拠なんだろう。

>>114
カリフォルニア米って全部その年に穫れた単一田んぼの新米で、ジャップの政府米みたいに古米をブレンドとか等級別に分けて混ぜ合わせとか、権力者による下々への悪意がこもってないから信じられないほど美味しいらしい

日本は先進国唯一の、食糧自給が出来ていない不思議な国


ポール・ニッツェ（アメリカ国務省経済戦争指導室勤務・戦略爆撃調査団副団長）

「日本にはアキレス腱とでもいうべき致命的な弱点がありました。それは
　日本人が生きていくためには、大量の食料・資源物資を海上輸送による輸入に
　頼らざるを得ず、そのシーレーンは極めて長く、途中で輸送船を攻撃された場合
　極めて脆く、簡単に干上がってしまうということです」
「日本を降伏させるには海上封鎖だけで十分でした。原爆投下がなくても、ソ連の
　対日参戦がなくても、１９４５年１１月には日本は降伏していたはずです」

元日本軍参謀

「神様は日本という国を、外国と戦争しづらいように作られたんだと思う。
　周りは海でどこからでも攻められる。人間はたくさんいて、食糧も資源も足りない。
　敵は戦わなくてもモノが行かないようにするだけで日本は降伏しなければならない。
　日本という国は、共存共栄でなけりゃ生きていけないように国土そのものが出来て
　いるんです。我々は当時そのことを見落としていたんです。」

D:U4PtXQXTはブログでやってくれ。鬱陶しい

>>117
まぁそう言うなってw
>>106-108の俺の考えた修正案の方が良いだろ？？？w
“エエカッコシイ”よりよっぽど良いと思うけどな。

今日、トトロの映画フィルムを繋げた漫画本読んだけど、
トトロの方がなんつうか、ねぇ。
「となりのトトロ」はサツキの家から半径10kmほどが舞台。
「風立ちぬ」は群馬、東京、名古屋、軽井沢、ドイツと
半径1万km以上が舞台。
トトロはほんの4ヶ月ほどの話。
風立ちぬは二十数年間の話。
ストーリーの起伏だって風立ちぬの方がある。
なのに空間や時間の広がり感はトトロの方がよっぽどある。

才能の枯渇ってのはこういう事なんだと思った。
トトロの漫画本、もう飛び出す絵本かって位、1ページ1ページが
生き生きしてる。

修正

“エエカッコシイ”よりよっぽど良いと思うけどな。
　↓
“エエカッコシイ”なオリジナルよりよっぽど良いと思うけどな。

>>117
専ブラ入れてNGID指定するとスッキリする
おすすめ

俺みたいなシロウトには「トトロ」は完璧に思えた。
ダメ出し修正ポイントなんて皆無。
だが駿は色んな活字媒体で
「あのシーンはこうすればよかったああすればよかった」
と言ってるわけ。
凄いなぁ、、、と思ったものだ。

だけど「ポニョ」や「風立ちぬ」は俺みたいなドシロウトにさえ
ダメ出し修正案が瞬時に思い浮かぶ始末。

まぁ72歳だ、加齢劣化は誰にも訪れる宿命だからしかたが無いわけだが。
でもまぁ、この映画を作ってくれて良かった。
「ポニョ」でアニメーション監督人生に幕を下ろされたら、まじ
悲しすぎるから。

>>120
NG指定も良いけど、>>106-108にダメ出しすれば良いのに。
俺の存在を否定するより、俺の主張を否定されるほうが、
俺は学べる。みんなも学べる、と思う。

分かったからお前はトトロだけ観てろ

駿をよくロリコンって言うけど、何通か、“子供の動きフェチ”なんだと思う。
子供は大人より関節の稼動範囲が広く、かつ体重が軽いので、大人と違う
動きをする。それが駿にはタマランのだろう。
でそれを捕らえさせたら世界一と。

それに加え、男兄弟で生まれ、子供は息子ばかり。
それゆえに女の子に対する渇望と幻想がある。
駿に妹や娘がいて、一緒に取っ組み合いしたりお風呂入ったりした経験が
あったら、作風はだいぶ違ってたような気がする。

んで“大人の動き”には元々からして関心が無いw
それに加えての加齢劣化。
「風立ちぬ」が「風立ちぬ」にしか成らんのも仕方が無い。

・タバコに火をつけるシーン
・次郎が設計台に向かうシーン
・菜穂子が紺のコートを着と帽子を深く被り、冬の道を歩むシーン

ちょっとゾクッとくる大人の動きはあったんだけどね。

子供が通路を走り回るって
ちゃんと客観視できてるんだな監督は

宮崎監督にとって二郎の声は庵野さんが的確なんだろうな
監督との関係性も含めて、ダブルピースまでして喜んでる
創造主のイメージ通りなんだから、納得するしかないわな

>>124
>客観視

だからカッコツケの裸踊りしか出来ない。
裸踊りしたいから裸踊りするのが吉。
なのに自分の裸踊りがよそ様からどう見えるかを
意識した裸踊りになってしまっているわけだ。
零戦のドッグファイトを描きたかったら描けばイイんだよ。

宮崎駿のアニメの最高傑作といったら、大抵の人は
カリオストロかナウシカかラピュタかトトロをあげると思う。
しかしそのどれもが興行成績数億円ぽっち、損益ギリギリの商業的結果だった。
駿にはその頃のトラウマがある。
自分のアニメに商業的大成功をもたらしてくれたのが鈴木Pだって、駿は深く自覚してる。
“創造の10年”はトトロか宅急便くらいで終わってる。
そんなの彼自身が1番良く分かってる。
しかしそれ以降の作品に商業的大成功をもたらしてくれた、鈴木P。

著名テレビ芸能人の声優起用、そして今回の庵野の起用。
話題性作りには持って来い。
それがパブリシティになり、動員を底上げする。
庵野の起用理由。
・何を考えているのか分からないキャラでﾅﾝﾁｬﾗｶﾝﾁｬﾗ
は決して嘘じゃない。しかし
・動因を増やせる
ってのも少なくとも駿の無意識にはあったはずだ。
かつてのトラウマゆえの無意識のキズね。
ま、カッコツケマンパヤオは裏の理由は表出しないけどね。

映画じゃないけど、コナンがピークと考えても問題ないと思う

二郎って駿そのものだな。プロフェみて改めて思ったわ

今回の映画みて
「女性を理想化している！男根主義だ！」
って騒いでる女みるけど
宮崎アニメのヒロインなんて前からニコニコしてあり得ないくらい優しくて
おしとやかでおおらかで汚い部分がなく潔癖だったり
箒にのってパンツみせたり
ある日空から理想のタイプの女の子が自分のところに落ちてきたり
超パワー持ってて全部一人で背負って解決してくれたりと

徹底的に男に都合の良い理想化したヒロインをずっと以前から描いてるのに
今更女性を理想化し過ぎなんて言うやついるんだね

震災のときに自力で出社できるのになんで休みにするんだってぶち切れて
キチガイぶりを発揮してたね
こんなときでも仕事をしなくちゃならないって机に向かって
ああこれが菜穂子が死にかけてるのに仕事に集中する二郎の姿かとやっとわかったわ
でも心の傷を負ったスタッフが震災のシーンなんか描けないっていうほうがわかるわ
やはり一般人には到底理解できないキチガイじみてる映画だよ

>>114
アフォ、ミニマムアクセス米でググれ。
ほんのちょっとしか安いコメは輸入できない。

こんな不勉強な連中がTPP賛成派かよ。

>>129

・これまでファンタジーやアクションや動画力が売りだったから、
　キャラ設定とかは些細な事だし、誰もそんなこと気にしてない。

・今回はリアルな実在の人物を人間を描くと銘打っているから、
　嘘くさい人間像がいつもより非難をあびる。

・堀越二郎の人間像がオタクそのもので、女をそうさせる説得力が
　あるほど魅力がない。

>>128
「やめろ！」っていってるところとか「３日間休みにするって言ったのは誰だ！」
とか専制君主っぷりがすごかったな。ああいう中小企業嫌だなぁ。

飴と鞭のつもりなのかパン買ってきて渡して、人気があるって勘違いしてる
ふうだったが、あんな押し付けがましい親切をしてありがたがられるとでも
思ってんだろうか。タバコをバコバコ吸うし。

あの独善についてこれない社員は、ブラック企業だと感じてるだろうなぁ。

テレビの前であれだから実際はもっと酷いんだろうし、無能息子へのえこひいき
まであるし。

>>133
休業止めろの件は凄く動揺してるのを隠すために見えたな。

休業すると心が壊れそうだったのか。

今回人間像が叩かれているのは、今回はそこしか見どころがないのに、
そこが拙くて幼稚で、ひとりよがりだからだよ。

これまでのジブリは子供向けを銘打ってるから誰もそんなリアルな人間像
とか期待してない。

堀越二郎に魅力がないから、震災で助けるのも、子供向けの少女漫画の
都合のいい設定かYO

みたいにしか思えないし。大人の女に惚れられるのには説得力がない。

というと、オタクが「東大卒のエリートだからそれだけで魅力的」とか言うが、
これはオタクの妄想ではないのかね。特に菜穂子はお嬢様なんだから父親を
はじめ周囲に東大卒など転がってるだろ。

小学校卒の頭の悪い女工が東大卒という経歴に惚れるのはわかるが、
菜穂子はそういうキャラじゃない。

>>118
おもしろく読んだ
悪くはない
しかし、それでは他にたくさんあるアニメや映画と同じになってしまう
今回はあえて余計な部分を徹底的に削ぎ落とした
だからこの作品は違和感があるし、この違和感こそがこの作品の特長なんじゃないか？

庵野にしろ細田にしろ宮崎駿の道具になりたくない人は外でやってる

>>85
その批判がずっとあったから今年は公開直前じゃなく、
随分と時間が経ったこの時期にずらしたんだろうな。

>>133
まああそこにいる人はみんな宮崎の信者だしな。
多少、専制君主でも福利厚生がいいんだからブラックではないだろ。

自分の意思や自己主張、やりたい芸術みたいなもんがなくて、
ひたすらパヤオの奴隷になってもいいなら、ヌルくていい環境なのかもねぇ。
給料もいいし。でもそれでは才能のある人間は出てこないよねぇ。
女の社員にはパンを手渡し（笑）とか、妙に優しい感じなのがまた差別主義的でキモイ環境。
女性社員がみんな似たような愛想笑いと反応をするのを聞いていたら、
本当に北朝鮮みたいな臭いがしたよ。
みんなパヤオの好みのタイプなんだろうね。

震災の時のあれは、
他スレでは「休むなんてぬるすぎ、自分の所の会社だって出社させたぞ」
って意見が主流だった。

>>140
アニメーターというのは芸術家としての才能と工事労働者としての才能が必要だとバートンが言ってた｡
北朝鮮やソ連のような独裁国家じゃないと手描きアニメなんて作れないんだよ。
ジブリが独裁体制になるのはアニメという表現手段の性。
ピクサーのようなCGアニメだと別なんだろうが。

休むことを避難したということより「誰が休むこと決めたんだ！」って
言ってるところが「責任者出せや！制裁したる！」みたいな感じで
キレ方が嫌な感じだったわけだ。

自分の出勤が遅くて話題に乗り遅れたなら諦めろよ。

女性はわりかし素早くやわらかい線書くの上手な人多いから
宮崎アニメにはやはり大勢必要なんだし女性の動きがうまく描ける人は特に
優遇してそうだな
男ばかりだと細田や今敏みたいになってしまうんだろう

あと子供とかの動きもかな
別に男性が劣ってるといいたいわけではなく
メカとか飛行機になると多くは男性アニメーターの得意分野だろうし
要は得意不得意があって限られた時間内で高いクオリティで仕上げるためにはあんな
いびつなスタジオになってるということな

見たけど結婚後の二人の描写が簡素すぎない？
尺の関係であまり入れられなかったのかもしれないけどあの描き方で「僕たちは一日一日を大切に生きてます」とか言われてもあまり伝わって来なかった

>>136の中の人、レスサンクス

>>106-108の>>108の最後を修正

・九試の試験飛行が成功した後の、最後の夢想シーン。
　カプローニとの会話、

カ「あれが君のゼロか。うむ、美しい飛行機だ」

そして、
　・菜穂子の死のシーン。
　・零戦の開発シーン。
　・支那事変から大東亜戦争初期の零戦の巴戦における連戦連勝シーン。
　・大東亜戦争後期での空中戦連戦連敗シーン。
　・そして特攻シーン。
　これらを走馬灯のように描く。
　最後の特攻シーンで、敵軍艦から迎撃されキャノピーが吹っとばされ
　パイロットの戦闘帽が風で吹き飛ぶと、そこには眼鏡をしていない次郎の姿が。
（つまりはもし次郎の視力が良かったらの、パラレル世界の描写。）
　そして敵軍艦に突っ込む瞬間に走馬灯が終わる。

カ「あれが君のゼロか。うむ、美しい飛行機だ」
次「あれは、、、、翼の生えた、私達の棺桶です。」
カ「うむ、しかし美しい事に変わりはない。たとえそれが血反吐を吐いていたとしても。」

　で最後に菜穂子が出てきて、
次「な、菜穂子。。。」
菜「来て。」
次「（菜穂子の方に吸い寄せられ、泣き崩れて）すまない、すまない。」
菜「（菜穂子、次郎の眼鏡を外し、そして接吻し、小指を重ねる）生きて、約束。」
次「ありがとう、ありがとう。」

　おわり

広告キャッチは

　　約束・・・

「となりのトトロ」が宮崎駿から日本への恋文だとするならば、
「風立ちぬ」は、宮崎駿から日本への、愛の契りであり、約束である。

これで鬼才「宮崎駿の遺言」に相応しい内容になった。
ぜひDVDヴァージョンはこれでww

楽しみにしてた震災描写がイマイチだったな

死人まったく描いてないし

この映画死人描いてないんだよ
菜穂子が死ぬ所も描かれない

てか、駿の作品って死の描写ってほとんど無くね？？


ミケランジェロの彫刻作品は、ミケランジェロ1人で作ったのではなく、
彼の工房が作った者。ジブリもそんな感じなんかね。
ワンマン経営者による中小企業というよりは、工房。

結局、よく言われる事だが、クリエイターの業とは、マグロやサメって事。
泳ぎ続けてないと死んじゃう。作り続けてないと死んじゃう。
作る事だけがクリエイターのレーゾンデートル（存在理由）。

311の時、社員は“混乱”と言った。
それはもし大規模余震が首都圏を襲った時、夫婦親子がバラバラだったらという家族の混乱。
駿の言う混乱は、「コクリコ坂」が封切り日に間に合わなかった時の仕事の混乱。
もし封切り日を延期しないのなら、スケジュールのためにクオリティを犠牲にせざるを得ない。それはマグロたる駿には許されない事なんだな。
レーゾンデートルが崩れ落ちるっていうか、
鳥の翼は前進する事によって初めて揚力を得る。
駿は立ち止まる事により、揚力を失い、墜落する事を恐れる。

自分は妻や子供をほったらかしにしてアニメ作りに邁進して来た。
駿にはその事に対する罪業意識がある。
しかし311の時、同じ事をジブリスタッフに求めている自分。
100回生まれ変わっても、この人は同じ事を繰り返し、家族を犠牲にして作り続ける。

鈴木P、今まであんま好きじゃなかったけど、俺は今回の映画を経て好きになったw
鈴木Pは、宮崎駿の事が大好きなんだな。
2人の関係はゴッホとテオとの関係か、それとも本田宗一郎と藤沢武夫の関係か。

駿夫がいま吸ってるタバコの銘柄ってなに？

先週の興収が同時期のアリエッティを初めて下回ったようだね。
100億が微妙になってきた。

　ミレーからミレーへ。

あと“ピラミッド”の件だけど、
むか〜し昔、漫画版ナウシカを見た時、画風がミレーみたいだと思った。
「落穂拾い」とか「晩鐘」とか「種蒔く人」とかのJean-François Millet。
ミレーの絵は、ピラミッドの無い世界でも成立しうる、名も無き農夫達の絵。

しかし今回駿は、「オフィーリア」を描こうとした。作者はSir John Everett Millais。
「オフィーリア」の遺体のモデルは、シェークスピア劇に出てくるヒロイン。
名を持った高級官僚の娘。ピラミッドのある世界の、その頂点近くにいる人。

ピラミッドの無い世界でもMilletの絵は誕生しうる。
しかしピラミッドの無い世界からはMillaisの絵は誕生し得ない。
Millaisの名前には、ご丁寧にSirの称号まで付いてるw

でもMilletからMillaisに移行しようとして、なんかスーラになっちゃったんだよね。
スーラってのは点描絵画で有名な人。
映画ではシーンとシーンが点描の様に配置されてる。
しかしそれだけ。
点と点とのケミストリー、魔法陣、臨界核反応は起こってないんだよなぁ。

　―それにしても、宮崎監督の映画作りはずいぶん変則的な方法ですよね。

宮「もちろん理屈で作る事もできますよ。ここに悪役を設定して、ここで
　　山場を作って、ここでグッと一回沈めて、ここで一気に爆発させて
　　カタルシスのあるハッピーエンドに持っていくんだっていう。そんな
　　骨法なんて誰でも語れますよ。『カリオストロの城』なんか、その
　　典型的な枠の中にピタッとはまるように作ったんです。あの時は
　　そういうクラシックな事をやろうとしたんです。

　　今もそういう事は出来ますよ。出来ますけど、それはもう面白くないん
　　ですよ。作る側だけじゃなく、見る方ももう飽きているんじゃないかと
　　思うですけど。そういうものが完成して一つの文体になった瞬間に、
　　つまらなくなるんですよ。そういうものを、生き生きさせるのは何かって
　　言ったら、あとは過剰な思い入れだけです。たとえば恋愛映画なんて
　　もう無数に作られているわけだけど、そこには素晴らしい女優がいたり、
　　本当にドキドキ出来る監督がいたら、新しい映画は出来るんです。
　　そういう要素がなくて文体を思い出しながら映画を作るようになったら
　　もうおしまいですよ」
　
　―すると、そういう形骸化したスタイルではないものが映画に必要だと。

宮「映画で大事なのはその時のビジョンなんです。耳たぶの産毛が金色に
　　光ったりとかね、そういう部分だけが印象に残って、映画は残って
　　いくんです。ストーリーが残るんじゃないんですよ。

　　ストーリーなんて何とでもなるんですよ。でもストーリーが出来上がって
　　いる事が、映画が出来上がっている事ではないんです。そういうものは
　　全部棄てちゃってもいいんです。テーマだなんて言ってるものだって
　　そうです。言葉で言えるようなものは映画のテーマではないですから。」

風の谷のナウシカ。風の神様。「重い風が観える！」

トトロ。「私たち、風になってる！」

風立ちぬ。風は吹いているか。


羽ばたかなくても、前進してなくても、風さえあれば翼は揚力を得られるんだった。

駿の息子が子供の時、強風の中「風のボールが当たってくる」とか言ったらしい。
それを聞いた母親は「この子、天才じゃないかしら」と思ったらしい。
まぁ、親馬鹿ではあるが。

駿曰く、旗がはためくってのは空気の玉が旗をかすめる時、布を押し上げ、布を押し戻し、
それが繰り返されてるらしい。

なんで堀辰雄の「風立ちぬ」なのか、まぁ、分かるよね。

946 ：名無シネマ＠上映中：2008/09/06(土) 17:42:48 ID:1qSzLxfB

■「まったくのガキ向けアニメでなんの盛り上がりもありゃしねえ。半分寝た。
　　ラストもなんだよ。いきなり迷子になったのをちょろっと探していきなり
　　終わりとかｗｗｗ すっげえ手抜きｗｗ　てんで盛り上がらねえの。

　　山が爆発して子供が大活躍して住民を救うとかやってワクワク楽しませるのが
　　当たり前の物語作法だろ？　あんなストーリーじゃ幼稚園児も寝るわ。

　　今時の子供の感性を甘く見すぎ。ロンパールーム世代じゃないっての。
　　ラピュタでちょっと見直したがやっぱこのおやじダメ。完全終わってます。
　　パトレイバーのOVA見直そっと。口直し口直し。」

…これが「トトロ」公開当時のオタの感想。

950 ：名無シネマ＠上映中：2008/09/06(土) 17:45:05 ID:1qSzLxfB

■「今まで必ず行われていた、原因を登場人物に『言わせ』る自己正当化が
　　ほとんど影をひそめている点も良かったです。
　　その代り今までにはないほどの恐ろしく暗い想念−　説教すら無意味で
　　あるかの如き諦観が渦巻いているのですが。

　　たとえば最後のシーンで、あの不思議な街はどうなったのか、観客に
　　一切提示しない姿勢は夢物語の世界から観客を突き放すようで、ある意味
　　とても残酷な気がしました。
　　それと同様に両親の（中略）凄まじいスピードで暴走するあたりのいびつに
　　整合性を崩した導入部と、クライマックスにおける不可解なまでの問題解決の
　　つるべ打ちは対をなす非情であり、一種のニヒルな悪意が映画を支配している
　　ようにも思えます。
　　その残酷さも、神に近いからこそ生まれてくるのでしょうか」

　「今までの巧く行った方法に頼らずに新しい世界を作る姿勢−　言葉にしちゃうと
　　きれい事っぽく聞こえてしまいますが、そう簡単にできることではありません。
　　それはもう凄まじい克己心や集中力を生み出す強靭な精神が必要になるのです。
　　それこそ神に近い精神力をフィルムから感じます。
　　凄かったですね。本当に凄かった。」

これが樋口真嗣が「千と千尋」を表したコメント。

「ポニョ」公開時のインタビュー

□渋谷洋一
今までは「異界」が畏れの対象だったり怯えの対象だったりしたと思うん
ですけど、宮崎さんの中における「境界線」が溶けてきちゃったんでしょうね。

■宮崎　駿
「死が匂う」とかいろいろ言う人がいるんだけど、生と死はいつも同居してる
ものであって、そんなことを描こうと思ってやってるわけじゃないんですよ。
死がどうのって言われると「さかしらな」って感じが僕はする。（＝「ガキっぽい」
という感じか？）死というのはもう少しリアリティのあるものじゃないかと。

友人がずいぶん向こうに行ってますから。
僕には天国とかの考えは何もないんですけど、またどうせ会うんだっていう風に
思ってるところはありますね。
否応なく死を感じなきゃいけないとこにきてますから。
「死ぬ前に、最後に会いたい」なんて言われて人に会いに行って、本当に最後に
なったりとかそういう経験していて「向こう側」にいる人間がどんどん増えてくなあって
感じでね（笑）。向こうのが多いんですよ。僕がひょいっと向こう側に移ってもまた
そこで会うんだろうって感覚が生まれてきたのと、スタッフの間にボコボコ
生まれてきた赤ん坊が僕の目に見え始めてきたのと、たぶん同じ時期ですね。

なぜ俺が>>147で“約束”って言葉にコダワルのか。

吉田満「戦艦大和ノ最期」の中のセリフ、
「進歩のない者は決して勝たない。負けて目ざめることが最上の道だ。
日本は進歩ということを軽んじ過ぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって、
本当の進歩を忘れていた。敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。
今目覚めずしていつ救われるか。俺たちはその先導になるのだ。　
日本の新生にさきがけて散る。まさに本望じゃないか。」


沖縄地上戦司令官、大田実中将の電報の最後。
「一木一草焦土と化せん。糧食６月一杯を支うるのみなりという。
沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを。」


これこそが“あの時代”の“あの戦争”で、死んでいった者達と、生き残った
者達との間に交わせれた、“約束”なんだと思うから。
それを戦後日本人は忘れがちだ。
宮崎駿ならそれを、左右に関係なく、思い出させる力があると思ったから。
（パヤオ自身はガチサヨクだがw）

この映画の骨格を聞いた時、瞬時にそれをやってくれると思った。
宮崎駿ならそれが出来ると思った。
この映画を観終わった時、宮崎駿の狙いの1つに確かにそれはあったと思った。
だけどそれは決して成功していないとも思った。惜しいとも思った。

でどうやったらそれが成功するか。それを俺の出来の悪い脳ミソ絞って
考えたのが、>>106-108とそして>>147。

手を出しなさい。金平糖をあげましょう。
このカレーパンを食べなさい。すぐそこで買った出来たてです。

庵野の声、最初の方は「なんだこの棒読み？」と思ったし、何とも言えない違和感があったけど、観ている内に徐々に慣れてきたな
中盤位からは全く違和感無くなった

「取りたまえ、シベリアだ　　どうした？ひもじくないかね」
「カプロニ伯爵が輝いている！夢への道を示している！」
「ハハハハハ！海軍の意見などゴミのようだ！」
「流行の逆ガル翼はお嫌いですか？」

黒田硫黄の風立ちぬ評は面白かったｗ

昨日見てみたけどマイルドセブンぽい

駿は「トトロ」を作る時、子供と友達のような関係の父、を設定した。
ピラミッド親子じゃなく、水平親子ね。
いかにもガチ左翼な駿らしい。

ジブリも本当はそういう組織にしたいんだろうね。
ソニーの設立趣意書にある、
「真面目なる技術者の技能を高度に発揮せしむべき
自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」
ね。

だけど実際は北朝鮮みたいになっちょるw
共産主義の絶対主義世襲国家ww
矛盾だwww

駿自身にはその自覚と恐れがあって、で金平糖とカレーパンになる。
金正恩は部下に金平糖は配らないだろうからね。
でもなんか、持つ物が持たざる者へと与えるシベリアになっちょるというwwww

駿のキャラもあるだろうが、もう才能の差なんだよ。
駿は数十年に1人の才能。スタッフは雑魚。
この才能の上下関係＋年齢の上下関係＋上司と部下の上下関係＋雇用者と被雇用者の上下関係、
まぁこれだけ構造上の上下関係があるなかで、水平っぽさをギリギリ保とうと
カレーパンを買ってきちゃう駿ちゃん、可愛くはあるwww
裸の大様ってのは、自分でなるんじゃなく、周りが作るものなんだなぁ。
本人は成りたくなくても、成っちゃうという。矛盾だwwww

>>138
そーだっけ？
毎回、公開後のイメージがあった

駿より7歳上の田原総一郎はよく言うよね。
「戦前、天皇は神で日本は神国だった。
戦後、全て国家が悪いとなった。
180度変わっちゃった。それ以来僕は何も信じなくなっちゃった。」

戦前の絶対と戦後の絶対。その両方に触れた者の何割かは、絶対への懐疑を持つ。
駿には戦前の絶対の記憶が殆どない。戦後生まれのの団塊である鈴木Pにはまったく無い。
団塊がダメなのは、戦後の絶対が絶対だと思ってしまった点。

駿のインタビューを読むと、絶対への懐疑を感じる。
それと同時に絶対へのプラトン的エロスの人とも感じる。
矛盾だw
駿に可愛げがあるのは、駿自身がその事を自覚しているから。
しかしジブリの絶対君主に絶対に成りたくないのに、成っていってしまうという、
矛盾だwww

トトロで、
・雨降りのバス停でのモイスチャーな描写
・迷子のメイを捜す中、だんだんと日が暮れて西の空が赤くなる描写。
こんなのを軽井沢でやって欲しかった。
高原で、西の空が赤くなってゆく。

ジブリの美術スタッフなら出来たんじゃねか？？
まじ、観たかった。
駿は平べったい関東平野生まれだから、山々の景色が毛穴に染み込んでないんだよなぁ。。
夜の雷で山肌がピカッ、ピカッっと光るのって、凄くいいんだけどね。

長文書いてる奴は、本当にブログか何かでやってくれよ。そうすると誰も見てくれないと
わかっているからこっちでやるんだろうけど、つまらないから最初から読まないよ

素人がどんなに頑張ってもプロの仕事にはかなわない

長文を連投する奴はそれだけで荒らし。読む奴なんてほとんどいないだろ

確かに最近長文多いな

前に居た変なのが居なくなったと思ったのに．．．

先週分の数字ってどこで見れる？

まあ金曜ロードショーまで待つよ

慌てて見に行くほどのモノでもなさそうだ

>>172出来ることなら映画館でみた方がいいよ
あの音響はテレビじゃ無理だから

昨日のプロフェッショナル仕事の流儀をまた観てるんだけど、このスレにドヤ顔で
書き込んでいた連中の妄想がことごとく否定されてるな。ものを作るということの
業の深さとか大変さが良くわかった。長文で「ボクの風立ちぬ」みたいなゴミを
連投しているバカとプロの違いもよく理解できる。

震災時にパン渡してたのはスタッフのご機嫌取りもあるだろうけど
パン屋のおやじはこういう時でもパンを作って
自分の仕事をしている
我々もアニメ屋らしくアニメ製作を放棄しないで
頑張ろうって感じに思えたな

まぁでもこの作品が女性に受けにくいって言うのもわかんだけどね
自分が女性だったら間違いなく男に都合良すぎって批判してる
男だからそんなこと気にしないで観れるけど

日時で違うのはわかってますが、都内だと今も満席ですか？
平日昼間はどうですか？

>>175
ご機嫌取りというより、あの世代では食べ物をあげるとかは最大級の
もてなしであり励ましなんだと思うよ。パン屋さんについての発言は、
確かにその通りだろうね。「いつもより早く起きて」と言ってるし

テレビ初登場は来年の夏？年末？年始？それ以外は無いよね。

平日昼間はわかんないけど
昨日の6時頃見に行ったらがらっがらで静かで落ち着いてて見やすかった

>>179
まさかの｢かぐや姫の物語｣公開前日(希望)

無理とわかっていながらクリスマスの頃にブルーレイ化してくれないかと夢想

遅くても来年3月までにはBD発売して欲しいねえええ

>>180
サンクス
予約見てもガラガラなんで明日いってきます

明日は女性の日だからソコソコ混むよ

レディースデイでしたね
明後日の夜にしときますわ

JTと仲良しのスタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫
http://web.archive.org/web/20090925131846/http://www.jti.co.jp/sstyle/entertainment/stylecafe/62/index.html

? 嗜好品は？　たばこはかなり吸いますよね。
「たばこ以外は特にないですね。たばこを吸っているから、ストレスが少ないんだと思います（笑）。」

>>23
＞タバコは吸いながら車運転できるんだよね〜

【社会】 伊勢湾岸道の親子３人死亡事故、車が突然停止した原因調査…一方、トラック運転手「タバコ取ろうとして、前よく見てなかった」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1375148255/

この映画はファンタジーではないそうですが
予告見たら地震の大地のうねりがファンタジーだったんですが

９条を守ろう

http://movie.walkerplus.com/ranking/japan/
『風立ちぬ』V6獲得！新作は計2本がランクイン

『風立ちぬ』が6週連続で首位獲得。土日2日間の成績は動員23万7727人、興収3億2106万450円をあげ、
公開37日間で累計動員640万人、累計興収80億円を突破した。

また2位の『モンスターズ・ユニバーシティ』も依然好成績をあげ、累計興収80億円を突破した。

3位は『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が初登場。
全国693スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員13万4262人、興収1億9713万4700円をあげた。
IMAXシアターでの鑑賞を待ち望んでいたファンが各地のIMAXシアターに殺到し、各回の完売が相次ぎ、
IMAXでのシェアは13.3%と高い数字を記録している。

6位に『ガッチャマン』が初登場。全国307スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員9万318人、興収
1億1569万7600円をあげた。

>>179
コクリコと同じスケジュールになるなら「風立ちぬ」のDVD&DBの発売は
2014年7月、テレビ放送は2015年1月。

>>191
100億厳しくなってきたな。

今日映画館で見てきた
面白かったー庵野も全然気にならなかった
耳をすませばのお父さんの声が気にならない人は大丈夫だな
そして滝本美織の声が可愛かった

今までの作品と違ってファンタジーは少なめだった
ただ駿ワールドはしっかりある
この映画は子供より大人が見て面白いと思う作品だな

お盆中に見た家族連れのクチコミで客の入りが下がって来たんだろうな。
家族連れにとってこの映画の鑑賞は苦行だろうし。まあ、個人的には良い
傾向だと思うがｗ

小さな子には苦行だろうな
駿曰く、子供はわからないものを見る体験も大切だそうだが

ポニョ以降世界観の全体が何か小さく感じるなぁって思ってたら
多分登場人物がポニョからガクッと少なってきたせいだね
ハウルの時から多少感じてたけど
コナンや豚やもののけの時に比べたら周りの集団キャラも含めてかなり少なくなってる

>>196
＞駿曰く、子供はわからないものを見る体験も大切だそうだが

確かに大人になってから振り返ると、子どもの頃には理解できなかった映画や
テレビ番組の内容が、妙に印象に残っていたりするな

それにしても関東大震災のシーンに関する、群衆の一人ひとりを人間として
きっちり描こうとする姿勢には驚いた。最後にまた観に行く時にはこの辺も
しっかり確認したいと思った

パヤオが黒川の声やったらどうなってただろう
意外と上手そうな気もするんだが

わからないものっていっても、こんな萌えアニメみせられてもな。
わからなくても面白いものは面白いと感じるよ。
つまんないのはしょせんその程度だってこと。

いざ 生きめやも　は　生きようか　いや生きない！死ぬ！　って意味なんだってw　
だから慌てて　生きねば　に変えたんだそうなw

>>200
＞わからなくても面白いものは面白いと感じるよ

それはない。食べ物と同じ

堀辰雄が本当に間違った確率は7割、意図をもって反語にした確率は3割というところだと俺は思うんだが。

子どもが走りまわるだろうな
連れてくる親が悪いｗ

って本人が作ってる内から自覚してるんじゃ
俺らがどうこう言ってもムダムダ

晩節を汚してメロドラマ作ると本人が言ってるし

理解出来ないモノ、よく分からないモノを低く評価したり、
価値の乏しい対象と考えるのは人間の極自然な感情。
そうやって自分自身にとって意味のないモノを選り分けて区別し、
排除したり避けて人類は生き伸びて来た。
俺はこの映画は傑作だと思うが、よく分からなくてつまらんと言っている
ヤツの気持ちも理解出来る。

>>200
電車とか何が面白いの？　ただの箱じゃん　みたいな事言われても・・・

たかが映画一本に拘ってるほど暇じゃないんなら
分からん時はアッサリ切り捨ててもいいんじゃない？
人間、映画観る以外にも色々あるんだから。
それを貧しいだの偉そうに言う資格は誰にもない。
風立ちぬはアニメーターと美術と庵野以外の声優が
いい仕事した佳作だと感じたが、監督の最高傑作とは
微塵も思わなかった。

>>201
つーか語感からして生きようって感じじゃねえもんな

宮崎駿インタビュー　（「CUT」最新号）

「ドイツ人は日本人に好意を持ってるとか、架空戦記読んでる連中はそう
思いこんでるんですよ。とんでもない誤解ですからね。
ドイツ人は今でも日本人嫌いですからね。これ、はっきり言った方がいいです。

技術提携とかで、日本人にものすごくマネされたわけです。ドイツへやってきては
いろんなものを盗んでいくわけでしょ。
それは、今、盗まれてる日本人が　（技術を持ち出している中国人や韓国人に対して）
何を感じているかってことと同じなんですよ。
一緒に戦争やったから（向こうが）友達だと思ってくれてるだろうなんて、とんでもない
間違いですからね。

（略）　日本で子供が減って行くのはもう必然だし、今ハッキリしているのは
どうなるかっていったら、東京（に住んでいる人間）の半分が外国人になりますよ。
ロンドンとかパリがそうなったように。
それでアジアのEUを作るしかないんです。妄想いう方法しかないんですよ。
いいとか悪いとかじゃなくて。」

寺脇研は、ずれてるわけね。。

失礼

×　妄想いう方法しか　→　○　もうそういう方法しか

>>202
食べ物だって何かわからなくてもうまい、まずいはあるだろ。

>>210
えらい的外れなこと言ってるな。

いや宮崎の言う通りだ。

よく今の韓国や中国は戦後の日本だって言うしね
まぁ日本は製品を盗んだんじゃなくて技術を盗んだって細かい違いはあるけれど
やられてる側にしたら変わらないだろう

>>213
ウニはにがみがうまいと言われていると理解はできても、うまいとは感じない。
映画はどこに面白さを感じているかは理解できても、それを面白いと感じるかは人それぞれ

昔はかなりアメ車とかのデザインをパクってましたからね〜

代表的なのが
３代目マスタング→初代チェイサー
１９５９年式インパラ→２代目グロリア
キャデラック・デビル→３代目グロリア
ダッジチャレンジャー→スカラインケンメリ
初代マスタング→セリカＬＢ

１９７０年代の日本車はパクリばっかりでした

暇だったらGoogle画像で検索してみてください

素敵やん

>>217
ウニって苦いかなぁ？
ミョウバンじゃないよね？

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明日いよいよベネチアで上映だねー。

>>210
>「ドイツ人は日本人に好意を持ってるとか、架空戦記読んでる連中はそう
>思いこんでるんですよ。とんでもない誤解ですからね

ドイツが日本に好感を持ってるなんて話、日本の誰からも聞いたことはないけどなあ
トルコが親日だとか台湾が親日だとかは話してたけど

架空戦記ではそんなにドイツが日本に優しい国になってるのか？

今度はイタ公抜きで

>>223
そういうことになってるよ。
同じ枢軸国、敗戦国、そして戦後、工業国として大復活と、似てるだけに一方的に親近感を抱いてる日本人はいまだに多い。

>>206
監督自身が理解できない人間がけっこう出ることを覚悟して作っているんだし、
これまでの仕事を全否定するかのように、子どもが走り回るだろう、晩節を汚す
メロドラマを作ってしまったと言っている。ダメな人には徹底的にダメだろうし、
それは別に良くも悪くもない。「自分はつまらなかった」でいい

>>213
あなたは「（子どもでも）わからなくても面白いものは面白いと感じるよ」と言って
いるけど、食べ物と同じでその時はつまらない、不味いと思っても大人になったら
印象が変わることもある、という話

古代文明なんざ、中緯度で大河中下流域、つまりは大農耕適地ならどこでも発生する。
だけど近代文明ってのはそうじゃない。
近代文明は西欧で発生した。
西欧ってのはビッグ3とスモール3からなる。ビッグ3は英仏独、スモール3はベネルクス3国。
・宗教における近代、つまりは宗教改革はドイツで、
・政治における近代、つまりはフランス革命はフランスで、
・経済における近代、つまりは産業革命はイギリスで。
米国はプロテスタントと民主主義共和制と産業資本主義っていう近代の上澄みを
寄せ集めた人工国家。
よく日本は“欧米”っていうけど、日本が近代の先生にしたのは、“西欧北米”ね。
日本は西欧北米を近代文明の先生として仰ぎ見てたわけ。つまりは上下関係って認識。
上たる師匠の記述を下たる弟子が“盗む”のは日本における文化継承における伝統。
もちろん師匠へのリスペクトは忘れない。
ユンカースを尊敬し、ポルシェ博士を尊敬し、エンツォフェラーリを尊敬するわけだ。

でこの近代文明を、全アジア、全有色人種中で最もうまく受容できたのが、われ等が日本。
逆に言えば、日本以外は上手く受容出来なかったわけ。
でその日本を真似するのが、中韓ね。
中韓には、特に韓国には日本へのリスペクトなんてかけらもないし、
西欧北米へのリスペクトも無さそう。
あるのは醜くトグロを巻き続ける、ルサンチマンのみ。

紅の豚と比較してるレスがないけど似てないの？
紅の豚は好きじゃないから似てるんだったら楽しめるか心配

ま、日本を過剰にageてくれるのはフランス人だよね。
ちょっと過大評価じゃね？とすら思う。
ま、フランスはそれこそ、モネを生んだ国だし、ドビュッシーを生んだ国だ。
日本文化との親和性があるのは分かる。

昔ルーブルの「モナリザ」が日本にやってきた。
どんだけ輸送を厳重にしたかって、今思う。
日本の国宝である「松林図屏風」をフランス人には見せたいと思う。
人類史上における二次元芸術作品の最高峰。
フランス人ならそれが分かると思う。
輸送が大変そうだが。

もしあの戦争とそれを戦った日本を象徴する零戦が、9試みたいな逆ガルウィングだったら。
戦後日本の工業デザインはまったく違っていただろうね。
俺が人類史上最も美しい車は涙目のポルシェ911ターボだと思うが、
日本者のデザインもなかなかどうしてに成ってたと思う。

紅の豚とは、共通点は飛行機映画だというだけで、全然似てない映画。

水墨画は当然、中国から伝授したものだ。
だから「松林図屏風」は中国人には観てもらいたいとは、思わないでもない。
だけど韓国人には絶対に嫌だ。絵が穢れるw

飛行機を格好よく魅せる腕は落ちてなかったな
飛行シーン迫力あった

>>230
それはよかった

>>197
トトロは、サツキとメイとお父さんとお母さんと隣のお婆ちゃんとカンタだけだぞっ！
と思ったが、大トトロと中トトロと小トトロと猫バスとマックロクロスケと、
お稲荷さまと地蔵さまと、、、

映画フィルムから起こした漫画版トトロを観てると、いかに鳥居だのお稲荷さまだのが
世界観を構築するのに効いてるかが、よく分かる。

この映画はやっぱり彼女と夜に見に行って終わったらラブホ直行ってのがお勧めなんですかね？
まあ毒男の俺には関係ない話ですがね

日本はドイツのカメラ産業を壊滅的に叩き潰したりしたからねぇ。
ただ自動車のデザインはかなわん。
日本は最初っからヨーロッパ車をデザインの先生にすりゃよかったのに、
アメ車を先生にしちゃった、これがそもそもの間違い。
アメ車は本当に不細工だ。
あの大作りな感じが高度経済成長期の日本にはマッチしてたんだろうけどね。

>>235
俺が観たのはレイトショーだったけど、カップルも女性2人組みも男性1人も
いたよ。別にカップルに占拠されてたって事はなかった。

>>206
風立ちぬはそんなたいそうなものではなく、理解できるが陳腐すぎて
くだらない、というカテゴリーに属する。

映画見てきたけどよかった。
宮崎駿の他の作品はあまり良く分かんないんだけど風立ちぬはすごくいいね。

>>237
陳腐でくだらない作品と思うなら、朝から晩までスレに張り付くなよｗｗｗ

>>10
だいたいこの評であってるのかな？
自分は恋愛ものとして観たけど

批評にあってるも糞もねーだろ
お前が共感できるかどうかだ

だからさぁ、「クリエイターの業」だったら昨日の「プロフェッショナル仕事の流儀」
の方が活写出来てるわけだよ。
でもまぁ昨日の「プロフェッショナル」も、陳腐極まりなかったけどねぇ。
NHKにも良い人材いないのかねぇ。

絵コンテ制作とアニメ制作を同時進行にやるって手法が、もう駿には合わないんだよ。
モーツアルトの自筆譜には書き直しの跡が殆ど無いと言われてる。
もう最初っから完成形が頭の中にあるわけだ。
でもモーツアルトが死んだの、35歳だぜ。まさに創造の10年で死んだわけ。

バッハだってベートーベンだって、長生きした作曲家の晩年の自筆譜は修正だらけだろが。
第二版、第三版作った作曲家だって多い。
「風立ちぬ」、絵コンテ仕上がった後に丸々2ヶ月とか与えたら、かなり修正したと思うぞ。
日本漫画は作者と編集者との二人三脚で作られるが、鈴木Pにはその力量がないんだよなぁ。
あの人は駿とのなんだか知らん相性と、商売を大きくする才はあるんだが。。。

>>240
あってるって、何に対して？　あなたはどう感じたの？　あなたの感じたものが
批評にあってるかではなく、あなたの感じたものと似た批評かどうかでしょ？

何かレス番が飛んでるが、昼間の勘違い長文君がまた来てるのか

駿先生は多分あんまり人の心のなかを想像しないひとかもしれない

>>237
本当に理解しているの？　自分が何もかも分かっていると勘違いしてる
可能性はないか？

>>240
大枠では恋愛モノで正解なんだろうな。宮崎駿も「メロドラマ」と言っていたし。

>>229
清末から北清事変の賠償金でアメリカ留学の予備校としての清華大学を作るなど中国とアメリカの関係が密接だったからこそ日中戦争でもアメリカは中国を支援したんだろ。

ドイツだってヒトラーの思惑で停止するまでは中国支援だし。

>>242
その駿を立てて商売の才能があることが一番重要だったんじゃないの
とにかくあの人駿好き好き大好きっ子でしょ
駿の偏屈さから言ってもそんな人以外とコンビ組めたとも思えない

>>235
さあ？

純粋なひとすきだし
正直者がすきだしねえ

>>241
あなたは>>10読んだ？読んだのならその感想を聞かせて欲しいなぁ〜ってだけの話し
言いたくなければそれはそれでいいんだけど^^

>>246
なるほど。やはりメロドラマの中に監督さんの思いやなんかを、多くを語らず詰め込んだ映画なんかなと>>10を読んで妙に納得させられた次第です^^;

>>248
ハヤオが好きなのはクリエーターとして好きなんじゃなくて賭けの対象である馬として好きなんじゃないかな？
ガンダムブームでリアルロボットがヒットしまくってた80年代で富野という鉄板の馬じゃなくて宮崎という大穴に賭けたいという気持ちがあったんだよ。
今回、あえてリアル路線をやらせたのも、宮崎にファンタジーという鉄板をやらせるのはギャンブル的に面白くないと思ったから。
鈴木の本質はギャンブラーなんだよ。

もうとっくに宮崎駿が追い抜いてるがな
単なるアニメと思ってたアニメを映画にしたのはアメリカ人の教授曰わく宮崎駿が世界初だからな
この点はそのアメリカ人が日本人は宮崎駿が日本に生まれたことを誇りにしないといけないと話ししてた

さっきジブリの教科書3「となりのトトロ」読了したんだけどさ。

鈴木Pはコネクターなんだと思うよ。
カリオストロはとてつもなく面白いのに興行的にはトホホ。
ナウシカも興行的にはまぁまぁ。
こんな稀代の才能がそれじゃいかんと駿にアニメ映画作らせるための会社
ジブリを作る。徳間の社長に意見して。
でラピュタを作る。

その次、だれも出資者のいない、長年駿が脳内で温めてた「トトロ」を、
新潮社が出版権を持つ小説「蛍の墓」との二本立てで制作する事を画策。
で徳間書店と新潮社に出資させる。
「魔女の宅急便」はヤマト運輸をくっつけた。
で、さらに、日テレもくっつけて、電通と博報堂を相互乗り入れさせて。。。
よくやるよww

>>254
トイストーリーの監督が、「最も好きな映画の1つがトトロだ」と言う。
モンスターズインクの監督が、「大学で映画専攻してた学生時代、友人がトトロを
持ってきた。まだ英語化されてなかった。映画の途中で席を立ってしまうだろうと
思って観始めた。しかし私はそれに取り付かれた。そして、翌日もまた観た。」と言う。

ルパンだのクラリスだのコナンだのラナだのナウシカだのパズーだのシータだの、
そんな無国籍な登場人物による、無国籍な舞台の映画じゃなく、
草薙サツキと草薙メイという、日本人の登場人物による日本を舞台にした映画が、
駿を、そして日本のアニメを代表する作品になってくれて、真ん中より右よりの
思想を持つ俺は、猛烈に嬉しい。

黒川「これが海外にイプシロンを売り込む最後の機会だったのだ」

あの山の診療所で、
雪のちらつく中、患者たちがみの虫みたいになってたのは
何の意味があるの？

やっと観てきた

殺人兵器を作ったことに対する落とし前をつけて無いって
批判があることは知っていたし、そのへん懸念していたけど
宮崎なりに精一杯ひねり出して答えてるとは思ったよ
NHKの特番で再三宮崎が件を悩んでたの観てたから
バランスとってよくやったとすら思う

クリエイティブなことができるのは10年と劇中あるけど
本人もその自覚の上、奮闘したと思う
70才で才気あふれるシーンをいくつか作れたんだから

正直、ストーリー運びやアニメ的叙情性はもはや細田のほうが上だと思うけど
それに伍するものを作れたんだ
もうこれ以上のものは作れないだろうと思うと寂しい
高畑さんに期待しようw

>>256
俺はやめないぞ。何がくだらない事だよ。
ここで止めたら俺たちなんだ、ただの馬鹿じゃないか。
ここまで作った物を、全部捨てちまうつもりかよ。
今日の今日までやってきた事だぞ。下らないなんて悲しい事言うなよ。
立派だよ！　みんな歴史の教科書に載るくらい立派だよ！
俺まだやるぞ。死んでも、あがってみせる。嫌になった奴は帰れよ！　
俺はまだやるんだ！　十分、立派に元気にやるんだ！
各部門！　応答しろ！

高畑まだまだ元気だな。
山田くんやってから一体何してたんだよw

>>257
当時の結核療法
原作には解説がある

見てきた。うーん、正直いまいち。
堀越の職人としての変質的なとこ見たかったけど、スマートに描かれ過ぎてて肩すかしだったかな。

こっちは話がループしてきたなw
スタートレックのスレのほうが伸びてきたぜ！
Live long and prosper!

>>259
シロツグ乙。懐かしいなあ。久しぶりに観てみるか

まあ、自分を好いてくれた可憐な女を殺すってのは男の自己憐憫でしかないし
女々しい話ではある

おおかみこどもでは逆に男を殺すんだけどね
最後に妄想で自分を全肯定してくれるってのもまったく一致してる

駿にしては妙にラブシーンに踏み込んでるのも細田に影響されたのかもね

見てきました。主人公の声に最後まで違和感を感じました。爽やかな声でやってくれよ…

しかしこれぐらいの喫煙シーンでクレームつけられるとは。
潔癖症な世の中だな。

>>254
全然宮崎駿が世界初でも何でもない。
その「アメリカ人の教授」ってのはどこの誰かは知らないが
アニメ史をまったく知らないということだけは間違いなく言える。

完成ラッシュ見た時は傑作が出来たってみんな喜んだんだろうな
それを音入れで全てぶち壊してしまったパヤオの罪は重い

>>261
調べた。日光浴か。あんなみの虫状態で太陽の光浴びてもなぁ。

>>266
うん、堀越氏は能弁な人じゃないからボソッとしゃべってくれた方がいい。だから庵野にした。
と言ってたけど、真っ直ぐな好青年って感じで、庵野のモソモソ声じゃない方が良かった。

でもまあ、庵野も最後の方は素人なりに良くやったと思うけどね。

とりあえず、１日の1000円デーにもう一回見てこよう。

本物の堀越さん、顔も長いしね。
アニメはさつきの父ちゃんの親戚みたいな顔だｗ

鈴木がギャンブラー？

勝ち馬に乗ることしか考えられないタイプの人間にはそう見えるのかもしれないけれど、
アレも宮崎と同じで、「自分が面白いと思った事にしか関心が持てない」タイプだろ。
もともとアニメージュがカリ城採り上げた時から不自然なほど大きく扱っていたけど
それは「会ってみたら富野より宮崎の方が面白かった」というだけのことだろう。
その後アニメージュ文庫やらで、森康二、大塚康雄ら東映アニメーションの系譜を
「日本のアニメの正統」として遇したのも、大穴狙いと言うよりは学術叢書を作る
出版社の発想にしか思えない。

ちなみにアニメージュがアニメファンの聖域みたいだった時代に、読者投票で選ぶ
アニメージュグランプリっていうのが作品ばかりかスタッフも選出していた。
その７９年、８０年の結果。

【作品部門】
1979年　１．ガンダム　２．劇場版銀河鉄道９９９
　　　　３．キャプテンハーロック　４．サイボーグ００９　５．ＴＶ版９９９
1980年　１．ガンダム　２．地球（テラ）へ…　３．劇場版サイボーグ００９
　　　　４．マルコ・ポーロの冒険　５．カリオストロの城　←←←←

【演出部門】
1979年　１．りんたろう　２．富野喜幸　３．長浜忠夫
1980年　１．りんたろう　２．富野喜幸　３．宮崎　駿　←←←←

まだまだアニメファンの中でも微妙な位置だったわけで、しかもこの
カリ城の興行失敗→東京ムービーの海外合作路線→頓挫という流れで
「宮崎駿」名義のアニメ作品はじつに５年間発表されなくなった。

アニメは堀辰雄がモデルだろう。

http://i.imgur.com/7fFrXA5.jpg
http://i.imgur.com/wtmFZzu.jpg

ちなみに票数。「カリオストロの城」が審査対象になった１９８０年の結果。

【作品部門】
１位　機動戦士ガンダム　　　　４３１４票　　
２位　地球（テラ）へ…　　　　　　８０６票
３位　劇場版サイボーグ００９ 　７６２票　
４位　マルコ・ポーロの冒険　　　４７５票
５位　カリオストロの城　　　　　　４５８票　←←←←

【演出部門】
１位　りんたろう　　３５４７票
２位　富野喜幸　　　２７１１票
３位　宮崎　駿　　　　４９６票　←←←←

以後演出部門が廃止されるまで宮崎は３位を超えることはなかった。

鈴木編集長は代わりとして「歴代アニメ作品部門」で「カリオストロ」を常に
表に出すようにしていたが、この頃のアニメージュは、グッズや書籍部門で
極端に言えば「東映長編一辺倒」ともいえる偏向を示していて、まあ要するに
鈴木とかの個人的なシュミなんだけど、アニメージュ文庫なんかで森、高畑、
大塚、宮崎、小田部みたいな人を売上と関係なく叢書的に優遇していると
関係者から直接糾弾されたこともあったとか。

>>270
「二郎は頭が良いから必要最小限のことしかしゃべらない。だから誤解される」
みたいなことを宮崎監督が言っていたな。頭が良いから求められていることも
すぐに理解するだろうとも

映画を観る前に日テレの特番でアフレコの様子を観ていたせいか、声に関しては
ほとんど気にならなかった。むしろ駅での再会シーンなんて、良くやったと思う

仕事の流儀の映像を観るとNHKがいちばん長く取材していたようだが、日テレも
笑ってコラえての特番用にけっこう前からカメラを回してるな。たまに互いの
カメラが映ったりしている

個人的に庵野の声よかったな
浮世離れしててさ。
つかみ所のない天才にぴったりや。

庵野は脇役と思っていた。
主人公の変な声は誰かと思って聞いていたわw

やはりプロの声優さんを使わないとな。
素人の自主制作映画じゃあるまいし。

>>198
亡き出崎統曰く、「こんなの子供にわからない」ってよく言われたけど
子供は現実の世界で大人と暮らしていてわからないことがたくさんあるけど
大きくなってからその意味がわかったりするから、
わからないものを見せて疑問を持たせてもいいんじゃないか、と。
そんな感じのことをガンバのＤＶＤの解説書で言ってた。

うーん、子役も含めて周りがソレナリに上手かっただけに、
やっぱり庵野が足引っ張ってると思うわ。

正直、この映画の最大のネックだなぁ。

パヤオのインテリ像って痛いなｗ
まあ堀越二郎って天才というタイプより秀才ってタイプだけど
それだとつまらなくて映画にならない。要は天才と聞くと
映画「アマデウス」のモーツアルトとか、
のだめカンタービレの野田恵みたいなのを期待する。

一緒に見に行った嫁がずっと激怒してる
ヤマザキパンのシベリア買って来たら怒られた
悲しい

＞のだめカンタービレの野田恵みたいなの
あ痛たた…これははずかしい

モーツアルトは痛くないんだ。
要するに>>281の言ってる意味がまるで理解できてないんだね。

>>276
そこまで頭がいいなら、
初夜で菜穂子に「来て」と言わせずに、躊躇せず頷くぐらいで何も言わずいたせよとか、
煙草を吸うのも菜穂子に促される前に迷わず吸えよと思う。
求められたから、っていう言い訳を貰おうとするのが、男としてださいわ。
それとも菜穂子の気持ちを本の本心までちゃんと理解してないんですかね？
それならそれで妹の批難への反論がまたださいわけだけど。

そもそも原作漫画では、
高原病院から降りて一緒に暮らそうって言うところも自分からいってるんだよな。
映画になって菜穂子さんはアグレッシブさがまして魅力ましたけど、
その分二郎はださくなってると思う。意図してやってんのかなー

映画の堀越二郎は、お姫様キャラ。
自分は何もしなくても周囲が全部二郎の願望を叶える形で話を進めてくれる。

二郎はキモい
変質者の顔をしてる
庵野のキモオタ声がぴったりだ

二郎の変さって、パヤオが期待するみたいな頭のいい人ではなく、
理系とかキモオタにありがちな単なるコミュ障の域を超えてないんだよなあ。

あー面倒くさい面倒くさい

ああいう感じでかなり頭いい人がいたけどな

９条最高

天才ってのは、エキセントリックな所があるっていうステレオタイプがあるわけだが。。。

・凡才ってのは、オール3前後、
・秀才ってのは、オール5
・天才ってのは、5と6
・鬼才ってのは、6もあるけど1もある
だと思う。

帝大主席で、あの時代に逆ガルウィング作っちゃう堀越二郎ﾀｿは、天才なのかねぇ。
宮崎駿はまぁ、鬼才だわな。

あの七試のさらに前の試作機が墜落した後の、雨の中破片を集めるシーンの制作。
原画スタッフが描いてきた絵と、それへの宮崎駿の手直し見てると、
宮崎駿が描きたかった堀越二郎像と映画の中で出来上がった堀越二郎像とが
ズレてるような気がした。

若い頃は今の5倍の仕事量をこなしてた、らしい。
絵コンテ書きながら、さらに原画スタッフの描いてきたのをケチョンケチョンにダメ出しし、
ほとんど自分で描き直しちゃってたんだろうけどね。
もう年齢的にそれは無理って事みたい。

あともう、宮崎駿より下の世代には、"身体性のリアル”みたいなのは描けないのかねぇ。
ゲームのボタンかちゃかちゃするのが遊びのメインって世代は、ロボットのコックピット
に座ってる主人公を描くのがセイゼイか。

駿と同年齢の富野に、予算と時間与えて長編アニメーション映画を1本好きに作らせたら、
どんなの作るんだろうねぇ。

堀越二郎は秀才だろ。

むしろ天才が１か６のイメージだろ。

パヤオは美術だけ５であとは３か２って感じ。
パヤオは全然鬼才じゃない努力と根性の凡人。

首席になる人間は天才じゃないのだよ。教授に優秀さがわかってしまうようなのは
しょせん秀才。

アインシュタインみたいに、理解されずに大学院不合格にされるくらいなのが天才ｗ

あとこの映画じゃスルーされてるけど、堀越たちは、イギリスのスパイが
もたらしたイギリスの航空機の機密情報をもらって設計してたんでしょ。
逆ガルっていうのもイギリスの航空機のボツ機種とそっくりなのでは
なかったっけ？

>>275
当時の人って見る目なさすぎだよな。
カリ城がこんなに低いなんてありえない。
ガンダムなんてロボットがチャンバラごっこしてるだけの低俗な作品じゃん。
ガンダムがカリ城に勝っている部分があるなら教えて欲しい。

>>270
日光浴じゃなくて寒気を吸い込んで肺を活性化させるとかだよ

現代の視点で見ればトンでも治療法だけど

教授に天才だっていわせた天才もいるだろうが
というより誰にも認められなかったらどうやって世にでるのさ

>>297
当時はSF全盛期だからだよ
ガンダムだって息長いだろ

>>296
違う
逆ガルは固定脚を採用する際に
脚を短くして空気抵抗を軽減するためだよ

>>296
違う
逆ガルは固定脚を採用した際に
できるだけ脚を短くして
空気抵抗を軽減するためだよ

>>295
俺の分類法では、
アインシュタインは典型的な鬼才。
あまりにも欠落部分が多いが、その変わり、見えないものが見えちゃう。
「Dont think,feel!」
って感じの人。
自分の関心のある事しか出来ないので、小中高とか大学の成績表をそろえる事が出来ない。

天才ってのはハイゼンベルグみたいな人。

駿の、あの風をとらえる感覚とか、重力と拮抗する身体性とか、
闇への嗅覚とか、鬼才だと思う。

>>297
鉄腕アトムに始まるロボット物、そして鉄人28号に始まる巨大ロボット物の系譜ってのがある。
まぁ、マジンガーZの世界ね。
主人公は正義の人で、絶対悪が登場し、それは大抵狂気の独裁者だったり宇宙人だったりし、
で勧善懲悪となる。

ガンダムは、人類対人類の戦いであり、主人公のアムロはｳｼﾞｳｼﾞしたヤツで、
だけど進化論的なニュータイプであり、ジオン軍側のロボットデザインは新機軸で、、、
って、当時としてはえらくエポックメイイングだったの。
エヴァの主人公のシンジもｳｼﾞｳｼﾞしたヤツだけど、その源流がアムロね。

>>298
なるべく清浄な空気を吸わせる為じゃない？
喀血後の菜穂子が上野の自宅で静養してた時も、窓は全開だったし。

>>301
それと陸上での胴体位置が高くなるので、整備しやすいらしい。

二郎は人格破綻してる
堀越二郎と堀辰雄は共存できない
二兎を追うものはなんとやら
天才でも秀才でもなくただの変質者

理系のさ、特に数学科や物理科には変なの多いよ。
何考えてるか分かんないっていうより、そもそもが俗世のざれ事にあんま関心なくって、
興味のある事だけをず〜〜〜と考えてるってタイプ。
二郎はそういうタイプなんだろうけど、それが劇場公開映画の主人公として
キャラ立ちしてるかっていうと、ちと弱いわけだよね。

駿なんて、子供の頃から絵ばっか描いてたんだろ、多分。
二郎の子供時代にも飛行機の絵ばっか描かせれば良いんだよ。
羽ばたく鳥の絵とかさ、そういうのを解剖学的に描く少年とかさ。
駿は、そういうベタな描写をしたくなかったんだろうし、その気持ちも
分からなくもないが、でもそういうのを回避する事により別の価値が
起立したかって言ったら、立ち上がってないんだよね。
引き算したら何も残らなくなっちゃったって映画、メロドラマ以外は。
やっぱ、引き算しすぎなんだよなぁ。

駿のインタビューとか対談とか、本当に面白いんだけどさ、
こんだけ面白い事言える人が、その才を大吟醸の酒米みたいに、
磨いて磨いて磨きまくって、そいでそいでそぎ落としまくって作ったのが
「となりのトトロ」だったと思うんだよね。

「風立ちぬ」には何もないっていうか、そぎ落としたらメロドラマになっちゃった
っていうか、なんか、勿体無いんだよなぁ。。

>>305
原作はコテコテのマニア向け航空機蘊蓄話でメロドラマ要素は2割

映画ではメロドラマを7割に改変したから
バランスが崩れたんだよ

>>297
俺はポピュラー音楽が大好きなんだけど、同じようなもんだよ。
良い楽曲はいつだって誕生してるのに、スポットライトはそれには
当てられず、AKBだのジャニタレだのに集中的に当てられるわけ。

アニメ界だって、10年に1人の才能は10年に1人誕生するわけだけど、
そっちはホッタラカシだよね。少なくともマスメディアレベルではそう。

今日はいよいよベネチアで上映だねー。

堀越二郎さんは1982年まで生きたんだから
本物の声はどこかに録音されていないのかな？

菜穂子も絵を描いてたわけだから二郎の感性と一脈通じるものがあったのか
駿の奥さんも絵描きなわけだしその辺をもっと掘り下げてほしかった
震災のときに助けてもらったから好きになったじゃ飛行機の話とつながらない
飛行機話と恋愛ドラマとの関連性がほとんど０だもんなあ
飛行機作ってるときの二郎と恋愛してるときの二郎がまるで別人なんだよ

関係ないが「今でしょ」の林修が「東大に現役で受かる子のノートはグチャグチャで何書いてるか分からない」って言ってたな。

東大合格者にだって、ラクラク東大とギリギリ東大があるの。
浪人して合格するのはギリギリ東大で、早慶上智と大して変わらんの。

18歳人口が120万人ぐらい。
東大京大の定員が合わせて6000千人位だから200人に1人ほど。
だけど1万人に1人のIQとかそれ以上だとラクラク東大となる。
そういうのは難なく東大京大に現役合格するわけ。
そういう受験生はノート使用法を精緻に工夫してとかしなくても受かっちゃうわけ。
もちろんノートを綺麗にとるのもいるだろうけどね。

歴史上の天才と呼ばれる人（ダビンチだのアインシュタインだのダーウィンだのニュートンだの）
のメモ書きを集めた本とかあるんだけどさ、綺麗ってのとはちと違うんだよね。
ま、そういうのはさらに数千万人に1人とかの人達だけどね。

最近のジブリ映画で一番良かった
理由は却下ｗ

つーか頭がいい人はその場で理解し記憶するからノート取る必要がない。

>>297
寺へなんかもすごい面白いよ。アニメ版「スラン」って感じで、当時は恥ずかしいことだった
アニメを見ることが作中のミュウと同じように差別されてるという共感があった。

ファーストガンダム１話なんか、パウル・カレルの「バルバロッサ」でドイツ兵がＫＶ−１に遭遇したときの
驚きが、まんまガンダムに遭遇した時のジオン兵。アニメ見て鳥肌立ったぞ。
軍事的なフォーマットを取り入れて、秘密結社とか宇宙人とかじゃない世界観と最後作品中制作側自ら
足がいらないとかたまらんわ。

それに引き換えカリ城はそれなりに好きだったけど、ルパン的にはある意味冒涜だからね。
ルパンって本来五右衛門より冷酷無慈悲な殺し屋なんだもん。まもーでも丸すぎるくらい
だからな。

ルパン第一シリーズの面白さに比べると宮崎ルパンはガキ向け

個人的には不二子は二階堂しか認めない。

大震災の表現が好き

個性心理学　無料診断
ttp://sphere-aim.com/chara/shindan.html

宮崎駿　落ち込みの激しい黒ひょう
>「人に何を言われても自分の主張を貫き通す」「直観とひらめきで行動する実践派」
ttp://sphere-aim.com/koseishindan/shindan.cgi?year2=1941&mon2=1&day2=5

庵野秀明　人間味溢れるたぬき
>「礼儀正しく、「誠実、勤勉、忍耐」がモットー」
>「表面的には物静かで繊細な印象ですが、
>内には燃えるようなファイトがみなぎり努力家」
ttp://sphere-aim.com/koseishindan/shindan.cgi?year2=1960&mon2=5&day2=22

鈴木敏夫　ネアカの狼
>あれこれ指図されるのが大嫌い
ttp://sphere-aim.com/koseishindan/shindan.cgi?year2=1948&mon2=8&day2=19

>>316ファーストも後半はほとんどパヤオが演出してる訳なんだが

>>320
後半はすでにお子様向けで当然除外

風は吹いているかな？

ルパンスレに行ったら宮崎駿は本当に不評だよな。
俺ルパン作ってルパンは俺のものって顔してるのが気に食わないらしい。

>>323
そんな顔してたっけ？
大隈が降りた後高畑と引き受けて作って評価も高いんだからいいんじゃない？
大隈版だって漫画とは大分違うし、漫画だって原作小説とは．．．．．

まあ俺も大隅ルパンの方が好きだけど大隅が演出した作品なんてほんの数作だけだからなあ
パヤオは不二子をショートにしたのが駄目だったな、色っぽい大人の女が描けないんたよな

というより、モンキーパンチ自身が言っていたように

「アメリカでもヨーロッパでも、ルパン三世を知ってる人はとんどが
カリオストロの城（でルパンを知った人）ですからね。カリオストロ以降、
作る人がみんな引っ張られてる。ルパンは優しくて、女の子が倒れたら
手を貸して起こして上げるようなルパンばっかりで、もういい加減にしてくれと
言いたくなる」　（1996年　キネマ旬報別冊）

ということがファンも気にくわないんだろう。

宮崎自身はカリ城の段階で既に「もう俺達の世代がルパンをやる時代じゃない」
と言って、その後インタビューなんかでもカリ城には触れてない。語るとしたら
「ああいうきちっと計算して作るエンタテインメントはもう今は作れない」
という作り方の話題だけだし。

しかも大隅演出と思われていたのは、ほとんど出崎統の匿名仕事だったという証言まで出てる

カリ城の頃、宮崎がしきりと現代アニメの代表的演出家として出崎の名前を上げていたけど、
そういうこともあるのかなと思ったものだった

>>327
出崎さんがなくなったのはアニメ界の大損害だよね。

>>328
そのルパンの覆面演出の話を聞いた時もそうだったんだけど、いったいどれだけ
日本のアニメの発展に貢献してきたんだろうと思って気が遠くなるよ。

ハッキリ言って庵野あたりとは比較にならないほどの功労者、日本の巨星だった。

>>326
フィアットが現行500発売時のプロモーションに使ったのも宮崎ルパンだったような気が

そのモンキーパンチが宮崎版も自分の業績に取り込んでるようにみえるんだよな
最近ではもう諦めた(実利を取った)のかしらん？

宇野
http://www.youtube.com/watch?v=rfxAU_4qIoo
宇多丸
http://www.youtube.com/watch?v=r0QeZ9OTd0A
町山
http://www.youtube.com/watch?v=8X-UTeCX3Eg
岡田
http://www.youtube.com/watch?v=HrecsuJ744U
古谷、星、前田、saya
http://www.youtube.com/watch?v=Y92bIN57wyc

http://live.nicovideo.jp/watch/lv133360885
川上はガチのナウシカ2待望論者ｗ

本庄がターンエーのキース・レジェ、妹の加代が
ソシエ・ハイムに見えて仕方がなかったのは俺だけでいい。

ナウシカは原作は続いてても、映画としては綺麗に終結してると思うがなあ・・
続編はコケるケースが多いから・・

>>334
あんなの全然きれいじゃないでしょ。
奇跡が起こって大団円っていう、一種の禁じ手使って無理矢理締めくくっただけ。

>>334
当時不満だったけどな、こんなきれいごとに終わらせてって(ナウシカの蘇生とか)
原作そのままじゃ映画にはならないだろうし、ガキ(当時)の意見だけど

指輪物語はこける以前に後が続かなかったなぁ

でもナウシカの葬式で締めくくるのは悲しいｗ

原作と同じで、死なせなければよかったのに。
死なせたから生き返らせるなんて不自然が必要になったわけで。
こんなことして無理やり感動させる必要ないだろ。

>>337
同意
ただ、背伸びしたいガキとしては納得いかなかったのよw
城オジたちのコメディリリーフとかも嫌いだったし

でも映画のナウシカ続編はどうするんだろうね？
キーパーソン（？）の巨神兵は死んじゃったしなぁ。
今更、土鬼を出すとも思えん。

>>340
一から原作なぞってやるんじゃない？
だんだん原作離れて、梃入れキャラ入って、完結しなくなって．．．．．

声優オタとかの中二病患者にナウシカとラピュタだけが受けてるのは、
まさにそういう「背伸びしたいガキ」に一番分かりやすい素材だからだよね
少年少女、SFメカ、アクション、ヒロイズム…

ある人がむかし「ホルス」が若いファンの圧倒的な支持を受け、ファンクラブや
上映会活動なんかに多大な影響を与えたのは、あれが「アニメファン向けの
『アニメ』だったから」というのには目からウロコだったわ。

庵野がやりたがっているのはクシャナのサパタ要塞砲台奇襲戦のシークエンス
「だけ」だったものね。カッコイイシーンだけをひっこぬいて絵にしたいっていう。
当然に宮崎に「だからお前はダメなんだ」と罵倒されたわけだけどw

あのシーン、味方を救出するために時間的猶予を確保するための作戦で、
その時間を確保して、味方の脱出に必要な飛行機やらを奪取するために
クシャナらが出かけたけれど失敗、大海嘯で味方はほとんど死んじゃった。

宮崎はヒロイックなところを描いても「でもそんなヒロイズムはその後の流れで
たいてい何の役にも立たずに終わる」という突き放した姿勢を必ず添える。
ナウシカをやらせるにしても「勝手にやって恥をかけ」という親獅子の態度だろう。
最も今では少しはフツーの親心を出しているかもしれないけど、そうなったら
庵野はコンテから作画まで宮崎に四六時中口を出されて、確実にスタジオから
逃げ出すことになるぞw

>>342
ナウシカやラピュタがウケてるのは、解りやすいからでしょ。

起承転結がハッキリしてるし、クライマックスも派手。
緊張と弛緩を繰り返す。
エンタメ映画の基本を押さえているんだよ。

風立ちぬは、これのどれも当てはまらない。

うむ・・以前は二転三転するアクロバット的な展開が爽快だった・・
でもどこかのインタビューで、パヤオはそういうのもうやりたくないみたいなこと
言っててガッカリした・・

>>345
そういう意味でやっぱり作家なんだよね
経営者や職人でなく

震災の描写がおもしろかった。
なんか地震に見えなくて使徒でも攻めてきたのかと思った。

>>344
だから、そういうテンプレ通りに作った活劇話はパヤオにとって最も得意とすることだし
ウケるのはわかりきってるのだが、同じような話をショーバイ的にダラダラ続けるのを
作り手として良しとしなかったってことでしょ。

>>285
物事を「ださい」「ださくない」でしか見られない人には、ただのださい映画
なんだから論じるのも無意味だろうね。頭が良くて無駄なことは話さない
設定の二郎が、菜穂子のことになるとああなっちゃうから人間的なんでしょ

>>347
あの地割れのシーンはエヴァ的な色使いだったよね

しかし、相変わらず攻撃的というか憎悪が感じられる吐き捨てるような
レスがけっこうあるな。「なんだこれ、つまらん」だけでは終われない映画
なんだろう。タバコやキスや初夜のシーンだけでなく、様々な部分において
良くも悪くも人の心を掻き乱さずにはいられない。だから残る映画だな

小林よしのり　コラム

毎日新聞8月21日東京夕刊の記事で、『風立ちぬ』を
宇野常寛だけでなく、東浩紀も中森明夫も藤原帰一も、
サヨク知識人はほとんど評価してないということを知って、軽く衝撃を受けた。
こうもわかりやすいサヨク式の反応が続出するとは！
『風立ちぬ』という映画は、ちゃんと反戦的な気分は描かれてると思ったのに、
それでも主人公が葛藤してないから共感できないと言う。
彼らにとって、ゼロ戦を作るということは、絶対的悪であり、
苦悩・逡巡・葛藤を伴わなければならない忌まわしい行為らしい。恐るべき自虐史観だ！
わしに言わせれば、主人公がゼロ戦を作る苦悩を饒舌に説明したりしていたら、クソ映画になったに違いない。
世間からは右翼とか保守とか思われてるわしが、反戦メッセージもさりげなく
入っているあの映画を評価してるのに、サヨク知識人にとってはそれでも足らないと言う。
多分、主人公がこう言えば良かったのだろう。

「ゼロ戦なんか　作りたくないんじゃあああ。」「でも飛行機が好きだから仕方がないんじゃあああ。」
「でもこれってしょせん　人殺しの武器じゃろがあああ。」「何やってるんだ俺はあああ。」
「でも作っちゃうのよね、　好きだからあああ。」「地獄に落ちても　仕方がねえっすううう。」
「特攻隊のみなさん、ごめんなちゃいいい。」「作らなければ良かった、作らなければ良かったあああ。」
「戦争には使えない　平和な飛行機を作ればよかったあああ。」
「でもどこの会社がそんなもの　作らせてくれるのおおお。」「戦闘機を作るしか　なかったのよおおお。」
「いっそ自分の才能を放棄すれば良かったのかしらあああ。」
「ゼロ戦作るくらいなら、　おのれの才能を封じる　べきだったのかなあああ。」
「平和な時代に　生まれてくれば良かったあああ。」
「たまたま戦争の時代に生まれたから、　戦後のサヨクから白い目で見られるううう。」
「悪人扱いかよおおお。」「ふざけるんじゃねえぜえええ。」

こんな『風立ちぬ』好き？

宮崎駿、「トトロの続編作れって言われるけど、トトロはもうあるじゃん」と
言っていたから、ナウシカやラピュタみたいな作品を再度作る気はサラサラないだろ。

>>323
ルパンに関しては宮崎駿は全くだめだからな。
カリオストロの城という、ルパンと無関係の作品で高い評価はされてるけど
多くの人が好きなのは宮崎駿が関わってないルパンだ。

なんかどんな感想持ってもモヤモヤが残る

>>351
ほんとに困ったら作る とも言ってるしねw

ベネチア映画祭て今日開幕だよね？
日本時間だと明日から？？

>>352
そうかな？
多くの人が好きなのは、宮崎(高畑)で、
アニメ二期以降は多くその遺産に拠ってると思うんだけど
で、原作好きや大隈好きは不満と

>>354
それは初耳ｗ　素直なオッサンだなｗ
つまりは「採算取れる限りは勝手にやるよ」って事か。

トトロの続編・・メイと猫バスの話？

>>348
パヤオのその考えは否定しないが大々的に上映するような内容ではないと思ったな
ミニシアター系とかでパヤオの名前を隠してひっそりと上映すればどうなってたかな
果たして大ヒットするかどうか…まあ絵でバレると思うが

無名の人がこんな物作ってもまず企画段階で通らないだろうな
有名な監督が金に物言わせて作った最大の
オナニー映画としか思えん
これを最後の作品と言い切るならまだ評価もできるからもう作らない方がいい

>>357
ジブリどうにも立ち行かなくなったら、トトロ２作って借金返して解散だってw
もちろん冗談としてだけど

>>359
何をもって「大々的に上映するような内容」の映画になると思ってんのか全然わからんな。
とにかくウケるために一々客の機嫌うかがうような映画か？ｗ

ナウシカ→徳間「原作のないアニメなんか作れるかー！」で却下。
　　　　　　　じゃあ原作書くわ、で人気でてアニメ化成功

トトロ→徳間「戦後の暗い時代設定の上、お化け出すとは何事かー！」で一時却下。
　　　　　紆余曲折経た結果アニメ化、20年以上も大ヒット

なんとも世の中はそれぞれの思惑が複雑だ

>>362
トトロに｢蛍の墓｣が抜けてるぞ
当初ヒットしなかったことも

>>359
仮に「風立ちぬ」が宮崎監督のオナニー映画だとしても、実際問題、推定制作費50億で
既に興行収入は80億を超えて100億も視野に入って来た。更にパンフやグッズ、書籍など、
関連商品の売り上げと来年のDVD&BDの売り上げ及びテレビ放送権料も入って来る。
商業的には大成功なのだから内容云々など無問題だし、いくら君が「もう作らない方がいい」
とか言っても、商業的に失敗しない限り宮崎駿は今後も好き勝手に作るだろ。

でも個人的にはそれでいいと言うか、むしろもっと好き勝手やって貰いたい。
気に入らないなら観に行かなければ良いだけの話だし。君は今後宮崎駿作品は
2度と観に行かないんだろ？　じゃあもうどうでもいいじゃないか。

トトロは美術館作品でトトロをみんなあの世へ逝かせて終わったんだよ。

大多数の客の評価は凡作であり、良作という評価する人間はマイノリティである事は認めるべき
売れたからといって良い作品という訳では無い

>>366

＞大多数の客の評価は凡作であり、良作という評価する人間はマイノリティである事は認めるべき

それを示す客観的なデータがない。だからあなたの主観にすぎない

出崎さんて死んでたのね。
仕方なく見たんだが、とっとこハム太郎・・・

まあ難しい理屈を言わなけりゃ、いつもながらの手の込んだ作りだけでも評価できるアニメ。
それに大衆におもねないオナニーと言うか（凝った内容）と言うのも非常に見る所がある。
どこまで凝ってくれるか楽しみではないか。

興行的に大成功した作品＝普遍的な名作　だとは必ずしも言えないのは
当然。だが、興行的に成功している限り、送り手は好き勝手にやっても
良いと思う。

注目すべきは宮崎駿の次回作品の興行収入。これがヒットするかどうかが
その後の宮崎駿の動向を決める。失敗したら恐らくそのまま引退だろ。

絶対的に信頼が出来る客観的評価などないと思うが、多少の工作はあるにせよ、
ヤフー映画レビューの星3.5（100点満点なら70点）前後と言う点数は
結構アテになるのではないかと思う。
大雑把かつ乱暴に考えれば観た人間の10人に7人は「普通〜非常に良い」と
評価し、10人に3人は「普通〜非常に悪い」と評価しているのだろう。

ハウル、ポニョと二度もやらかして評判ガタ落ち宮崎終わったなというわけで
関係者の間からでも今回100億すら遠い目標と思われてたんだろうな
あと制作費そのものは50億もかかってないよ
せいぜい30億届かないくらい
むしろかぐや姫のほうがかけてそう
だからこちらのほうがコケるほうがむしろヤバい

■宮崎駿「僕がいま純粋娯楽漫画活劇を作らない理由」(1989年7月)

「思春期の観客層から、以前の作品の方が面白かったと言われるのは
よく判るんですよ。その層を落として作品を作ってる気持ちも物凄く
ある。でも、僕が変わったんじゃないんです。歳とっただけ。ジジイ
にはジジイの感じるところがあるんですよ」

「それより何でワーッと大笑いしてドキドキして、ああ面白かったって
いう映画を作る若い人が出てこないんだろうと。その方が不思議ですね。
僕もバカな話書いてる時が一番楽しいんです。でもそれは『余技』でなくちゃ
やってはいけないっていう気持ちがあるんです」

「今、活劇をやるには動機付けの問題から逃れられないんです。
要するに、ここまで色々あったけどもう後は活劇するだけだ、という
構造を作るのが活劇ものなんです。そこに行くまでが一番大変で、
その労力が説得力を持っていれば、後のドンパチを堪能できるんです。
いまの作品は『あとはドンパチだけだ』って所までもっていくところ、
前段がいい加減なの。だから面白くない。前段を抜いてドンパチだけ
作っちゃおうっていう話があるんですが、それはやっちゃあいけない。
ウンチク傾けて訳わからない専門用語を一杯並べてドンパチやるのも
『趣味』としては判りますよ。でも、それは趣味です」

■宮崎駿「僕がいま純粋娯楽漫画活劇を作らない理由」(1989年7月)

「世界の敵役がいればいいんですけどね。だけど現代、僕らが抱えてる
悪の問題っていうのは、自分たちの日常を基盤にして生まれてるものなん
ですよね。その飽和が地球を汚染して、日本にバカなことをさせている。
どこかに影の支配者がいて、っていう話が多いけど、それは違うでしょ。
そんなの問題の根源から随分ズレている。一番自分たちを苦しめている
のは根源の問題なんです。それは一番通俗的じゃないものでしょう」

「それで僕がその根源ににじり寄ろうとすると、とたんに『昔の方が
よかった』って言う若者たちがいる。そういう若者のために自分の
残りわずかな時間を費やしたいとは思っていないんです」

「ぼくは日本のアニメーションが一番やっちゃいけないのは、ファンと
いうものはこういう人たちだと限定して、特に好きもんの活動をしている
人たちを相手に作っちゃうことなんです。アニメーションなんか全然
見たこともないっていう人が見ても納得できるものを作るにはどうしたら
いいか、その普遍性ににじり寄っていかないと映画というのはやっぱり
ダメなんだということです」

■「隅々まで計算しつくした」古いスタイルにはもう関心がないという宣言　（2008年）

　―それにしても、宮崎監督の映画作りはずいぶん変則的な方法ですよね。

宮「もちろん理屈で作る事もできますよ。ここに悪役を設定して、ここで
　　山場を作って、ここでグッと一回沈めて、ここで一気に爆発させて
　　カタルシスのあるハッピーエンドに持っていくんだっていう。そんな
　　骨法なんて誰でも語れますよ。『カリオストロの城』なんか、その
　　典型的な枠の中にピタッとはまるように作ったんです。あの時は
　　そういうクラシックな事をやろうとしたんです。

　　今もそういう事は出来ますよ。出来ますけど、それはもう面白くないん
　　ですよ。作る側だけじゃなく、見る方ももう飽きているんじゃないかと
　　思うですけど。そういうものが完成して一つの文体になった瞬間に、
　　つまらなくなるんですよ。そういうものを、生き生きさせるのは何かって
　　言ったら、あとは過剰な思い入れだけです。たとえば恋愛映画なんて
　　もう無数に作られているわけだけど、そこには素晴らしい女優がいたり、
　　本当にドキドキ出来る監督がいたら、新しい映画は出来るんです。
　　そういう要素がなくて文体を思い出しながら映画を作るようになったら
　　もうおしまいですよ」
　
　―すると、そういう形骸化したスタイルではないものが映画に必要だと。

宮「映画で大事なのはその時のビジョンなんです。耳たぶの産毛が金色に
　　光ったりとかね、そういう部分だけが印象に残って、映画は残って
　　いくんです。ストーリーが残るんじゃないんですよ。

　　ストーリーなんて何とでもなるんですよ。でもストーリーが出来上がって
　　いる事が、映画が出来上がっている事ではないんです。そういうものは
　　全部棄てちゃってもいいんです。テーマだなんて言ってるものだって
　　そうです。言葉で言えるようなものは映画のテーマではないですから。」

作品公開当時の批評　（フィルムアート社「宮崎駿全書」の記録より抜粋）

■カリオストロの城
　小野耕世「あまり面白いとは思わなかった。マモー編の方がすき」
　　　　　「構図なんかはわりと単純。リズム感覚はマモー編の方があった」
　佐藤忠男「アニメでなければ表現できないというものではない」
　　　　　「日本のアクション映画の絵コンテを見ているよう」（92年の著書より）

■風の谷のナウシカ
　田山力哉「私の美意識を逆なでする。私は虫が大嫌い」
　押井　守「宮さん流の『宇宙戦艦ヤマト』。特攻隊精神が充満している」

■天空の城ラピュタ
　品田雄吉「童話的な部分とコミック部分が作品として融合しているとは言えない」
　　　　　「父の出自は不要、ドーラ一家は全体と無関係、冒頭が海賊側でわかりにくい」
　夢枕　獏「異世界のリアリズムはナウシカの方が上」

■となりのトトロ
　田山力哉「ぶよぶよした姿が気持ち悪い。猫のバスなんて悪趣味」
　吉本隆明「わざと稚拙化した画像」
　平島夏子「トトロは姉妹が孤独ゆえに作り上げた幻想」

■魔女の宅急便　
　山根貞男「枠に収まりすぎ。クライマックスの凡庸さにそれが際立つ」
　林　冬子「トンボに恋したから魔法を失った。スーパーマン２とそっくり」
　尾形敏朗「荒井由美はこの映画を汚す垢」
　キネ旬読者欄「魔女が降りてくる異常事態に無関心な人々という設定を
　　　　　　　　理解するのに努力を要する。宮崎駿の計算違い」

■紅の豚
　ＴＶブロス「カタルシスも感動もないプライベート・アニメ」
　夢枕　獏「ラストが説明不足。魔法の根拠も曖昧」
　長坂秀生「登場人物に実在感がない」
　田中千世子「ギャグ漫画なのだからファシストや飛行機の墓場は隠すべき」

■耳をすませば
　田中千代子（キネマ旬報）
　「ごほうびが『大きくなったら結婚したい』これは悪夢か冗談か」
　「少女趣味のアンティークショップに惹かれてしまうなんて情けない」
　「雫はさっさと受験生に戻っていく。以前よりずっと優等生。この変身は
　　残念でならない」
　
■もののけ姫
　斉藤美奈子「おやじの妄想を大画面で見るおぞましさ」
　堀井憲一郎「読みにくい文章をありがたがっている」
　石堂淑朗「縄文時代は人が人を喰っていた時代」
　池田憲章「エロテッィクなシーンがあってもよかった。女たちはもっと肌をさらして」
　切通理作「高尚さより色気がほしい」

しかし本当に固有名詞が少ないよね、この映画。
人物もほとんど苗字だけ、飛行機の名前も殆ど出てこない。
情報化社会、知識を極めたいオタク心を真っ向から
否定するその姿勢は好感がもてるw

>>371
実際は星１つと５つの両極端に分かれてるわけだが。
恐らくどちらも相当数が工作だろう。
おれとしては中間が正しいと思う。
傑作ではないが駄作でもない、まあまあ面白い映画。
金払ってリピートする気にはならないけど、レンタルはしたい。

ヤフーレビューだけじゃなくてほんと感想が両極端だよね
自称評論家さんたちの間でさえ賛否分かれてるし

トトロがブヨブヨｗ
あれはモフモフと言うのだｗ

>>379
>恐らくどちらも相当数が工作だろう。
どうだろうねぇ。いずれにせよ憶測でしかない訳で。
絶対的な評価ではないけど、おおよその目安にはなると思うよ。

高畑はゆっくりした動きと早い動きの差の効果、などと理屈で効果を試しているので、
想像で画面を作り出してしまう宮崎と比べると映画を作るのも苦しいだろう。
画面効果も何度も作り直して確かめるようなことになってしまうだろう。

「となりの山田君」で山田夫婦がタンゴを踊ろうとして柔道の投げ技になってしまう、
というシーンで足払いの理屈がわからないと言って、講道館に柔道の教本ビデオを
買いに行かせた話には参った。

「じゃりん子チエ」で、テツで頭突きをかますシーンの体重移動や額を打ちつける
位置を自分で確認しようとして、数時間、壁に頭をぶつけ続けている高畑を見て
知らない人はゾッとしたそうだけど気持ちは分かるw

>>372
半藤との対談本で「目玉が飛び出るくらいの金がかかった」と言っていたよ。

完成が間に合わず彩色しないまま上映しちゃったり
松竹に変更して大コケしたり高畑アニメには不吉なことが付きまとうからな

>>385
金かけたわりには面白くない、金の使い方、使い処間違ってる感がひしひしと。
もののけ以降はずっとそう。

上映時間が長く動きも滑らかとはいえ
今回は音声もほぼ手作りでモノラルやしポニョのようにやたら凝ってない
ポニョは廉価DVDにすらDTS-ES収録するほどの凝りようだったみたいだしな
当時の映画館でもやたらポリュームでかくて迫力あったのが印象に残ってる
宣伝費を除いて金をかかってるとしてももっと別の部分だろ
綿密な取材や下調べに金かけてるのかもしれんし声優にも高いギャラ払ったりな
40億超えてないとも断定しないがこればっかりはあやふやなとこ多いからな・・・

スレチなのは承知だけど、かぐや姫嫌な予感しかしないよね。

映画も見て、プロフェッショナルも見た感想
最初から最後まで一本筋を通すような映画作りじゃなく
製作中に何度も何度も方向修正。エンディングすら決まってない中の出発。
エンディングを決めないままの製作はいつもの事とか言ってたが・・・。
夢のシーンは言い訳、逃げの姿勢ってのは解説されなくても丸分かりですよ。

>>372
＞むしろかぐや姫のほうがかけてそう
＞だからこちらのほうがコケるほうがむしろヤバい

鈴木もそこら辺は重々承知で、制作が軌道に乗るまでは極力人手を掛けなかった。

>>389
うんと説教臭い映画になるといいね。

>>390
で？

>>376　377

ジブリはラピュタまで（ｷﾘｯ
ハヤオ？もののけまでなら認めるよ（ﾄﾞﾔ

ってな奴らに千回音読させたいわｗ

いやー、風立ちぬみたいな映画は自分で模型でも作ったことのある人間なら大いに賛同するだろう。
革命とか何とか理屈ばかり求めている人間なら面白さはわからない。

この映画見るまでもののけ以降は…っていう派だった
パヤオは分かりやすい冒険活劇作ってりゃいいのに派だった
ごめんなパヤオ

秋公開のジブリドキュメンタリー見に行こうかと思ってたけど
NHKの見てたら行く気失せたw

宮崎駿に冒険活劇を期待するのはもう諦めた方がいい。それよりも、宮崎駿の言う通り、
なぜ他社の若い優秀なアニメーターがラピュタを超える様な冒険活劇アニメを作らないのか？
ラピュタを超える様な冒険活劇アニメが出てくれば、それに触発された宮崎駿がそれを
凌駕しようと奮起するのでは？と思うのだが。実際問題、ラピュタを超える冒険活劇アニメが
今を持って皆無な状況で同じ様な作品を宮崎駿に求めるのは酷だ。

あえていうならエヴァ破とかワンピ映画くらいかな？
でもぶっちゃけそのわかりやすい冒険活劇ってやつで一般人に馬鹿受けするのが一番難しいんだろうね〜
まあエヴァはﾘﾒｲｸだしワンピもﾋｯﾄﾒｰｶｰの原作者が書かないと無理ポなんだけどね…

>>395
大学のモブシーンの中にも結構有名な人がいる（はず）んだよな、模型航空機の神様みたいな人（画面のなかで誰それがそうと特定されてないけど
映画のパンフには名前が出てるけどさ

>>399
主人公がヒロイン救ったら世界が壊れたエヴァ破は
テンプレ展開を喜ぶアホ観客への嫌がらせとしか思えんがw

カリオストロの城が、アニメ映画としての評価は高くても
ルパンとしての評価が低いというのが、今作でも大きな意味を持っていると思う
宮崎駿が作れる作品はあくまでも子供向けのまんが映画であって、
ルパンとかの大人の恋愛絡みの作品は根本的に向いてないし
今作も間違ってそんな方向で作ってしまったが
やっぱりダメだったということなんだろう。

宮崎駿としても、日本一金の稼げるアニメ監督であり映画監督となれば
そりゃ勘違いもすると思う。自分がまんか映画監督だという自覚があったはずなのに、何時の間にか大人向け映画だ
として作ってしまう。

紅の豚だって学生運動時に左翼だった大人向け

俺、付録の九単を白くする予定
主翼いじる腕ないんで色だけだけど、うつくしい飛行機として作るよ

>>399
エヴァは序じゃね？

>>401
いやいや、世界が壊れたのは続編のＱで明らかになったんだよ
破は一応ｶｦﾙ登場で最後うやむやだったからね・・・ファンは主人公の「綾波を返せ！！！」で嬉ｼｮﾝしてたわｗ

>>405
キャラが超ヒット作の使いまわしだからね、ワンピも・・・
一から新しいキャラクターと世界観で２時間で理解させて熱狂させろって
まあ難しいでしょ

耳すまでは雫の親友に赤毛のアンを使い回してた。

>>396
と同意
千と千尋もハウルもいまいち、ポニョは全然だったけど
風立ちぬは歴代作品の中でもかなり好きだ

>>384
どうでもいい話だけど柔道やってた人間からするとアニメや漫画で投げ飛ばすシーンで「ん？」ってなることが多い
その投げ方変だろ…ってなる
すごく合理的な技術だからね投げは

>>406
>ファンは主人公の「綾波を返せ！！！」で嬉ｼｮﾝしてたわｗ

いやいや、「どーせお前らこうしたら嬉ション漏らすんでしょ」っていうテンプレ展開させときながら、
実際の画面上では第三東京市は吹き飛んでるからねｗ
宮崎駿いうところの「手管」や「骨法」使って、嬉ション漏らした連中をまんまとミスリードしたのは
面白かったよ

ヴァイオリンの持ち方をまともに描けてるアニメは少ない。
耳すまはさすがだった。

>>410
本当の技は見栄えがしないというか凄さが絵で伝わらないとかあるからじゃないのかな？
あまりにすごくて何をやったか判らない

544 名前：メロン名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:06:12.87 ID:???0
叶 精二@seijikanoh
「プロフェッショナル仕事の流儀『風立ちぬ』1000日の記録」
http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0826/index.html
放映直前まで大塚康生さんと電話で話していました。
「宮さんの番組始まっちゃったよ」「すみません、改めます」と慌てて切りました。
番組の制作方針も制約もあるのでしょうが、宮崎監督個人に焦点を絞り切り、
カメラは至近距離を離れず、ナレーションも「宮崎は」と心情推察を繰り返し、
他のスタッフは固有名詞もテロップも皆無で、
後景扱いという主観的構成に、どうしても馴染めません。
監督の苦闘の痕跡は伝わりますが、客観性が…

パノラマ堂@panoramado
@seijikanoh
一人の天才が愚民を統率して作品を作ってるみたいな感じするなあ。
渋谷陽一のインタヴューみたいであまり好きじゃないです。

Sachiyo Watanabe ?@crowsw
@panoramado @seijikanoh
確かに他のスタッフの方の名前が知りたいとは何度か思いました。
宮崎さんとスタッフの議論などはなかったのでしょうか…。
また、宮崎さんの老いに関する映像の見せ方といい、
ある種のストーリー作りはかなり意図的ですね。

辻　壮一@g2studio
@panoramado @seijikanoh
番組の切り口もあるでしょうけど、
後ろにいる人たちが前に出たがらない、というのもあるのでは。

パノラマ堂@panoramado
@g2studio @seijikanoh
確かに。
宮崎さんが一人で描いてるって思われたら嬉しいって、アニメーターさんいましたね。

545 名前：メロン名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:08:48.15 ID:???0
辻　壮一@g2studio
@panoramado @seijikanoh
今回のキャラクターの端正さ、
特にヒロインの描写はかなり作画監督の力も大きいと思うので。
原画展で展示されていた設定などにも
名前は一切掲示されてませんでしたけど、
あれは本人の希望もあるのではないかと思います。

五味洋子@tominekoyouko
@panoramado @seijikanoh
自分もそういう感じがして「ポニョ」までは
ジブリの映画は好きじゃなかったんですよ。
でも、「風立ちぬ」に関しては、それでいいという気がするのです。
それでなければ出来なかった映画というか。不思議な感覚ですが。

叶 精二@seijikanoh
@tominekoyouko @panoramado
五味さんと宮崎監督の長いお付き合いがあった上での重い御発言だと思います。
原画の方々に個人的にお話を伺っておりますが、
異口同音に
「今回の宮さんは異常だった。近寄りがたいほど鬼気迫るものがあった」
「リテイクが半端でなかった」
「監督自身も分からないものを求められ、暗中模索だった」等と伺っております。

二郎の飛行機作りに命を燃やす病的な職人肌を期待していたが
意外にスマートに描かれてて拍子抜けした。

でもメロドラマ部分が結構良かったー
満足。ああいうの大好きだなｗ
ちゅーか、めちゃくちゃ好きｗ

昔の日活映画みたいでホッとするわ。

607 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 12:40:29.59
第70回ベネチア国際映画祭
審査員長：ベルナルド・ベルトルッチ(映画監督　イタリア)
審査員：アンドレア・アーノルド(映画監督　イギリス)
　　　　レナート・ベルタ(撮影監督　スイス)
　　　　マルティナ・ゲデック(女優　ドイツ)
　　　　パブロ・ラライン(映画監督　チリ)
　　　　ヴィルジニー・ルドワイヤン(女優　フランス)
　　　　坂本龍一(音楽監督・俳優　日本)
　　　　チアン・ウェン((映画監督・俳優　中国)

コンペティション部門
8月29日(木)
『VIA CASTELLANA BANDIERA』90分　監督：エマ・ダンテ(ｲﾀﾘｱ・ｽｲｽ・ﾌﾗﾝｽ)
『TRACKS』110分　　　　　監督：ジョン・カラン(ｲｷﾞﾘｽ・ｵｰｽﾄﾗﾘｱ)
8月30日(金)
『JOE』117分　監督：デイヴィッド・ゴードン・グリーン(ｱﾒﾘｶ)
『DIE FRAU DES POLIZISTEN』175分　監督：フィリップ・グルーニング(ドイツ)
8月31日(土)
『NIGHT MOVES』112分　監督：ケリー・ライヒャルト(ｱﾒﾘｶ)
『PHILOMENA』94分　　　　監督：スティーヴン・フリアーズ(ｲｷﾞﾘｽ)
『CHILD OF GOD』104分　監督：ジェイムズ・フランコ(ｱﾒﾘｶ)

>>413
いや見栄え以前に投げ方が非合理的なの
60、70kgほどの人間を手と足がバラバラで適当に勢い任せで「でやー」ってやってぶん投げられるわけがない
そんな芸当は熊じゃないと無理
投げたこともなければ、投げられたことのない人はここに気がつかないのはしょうがないだろうけど

描くの上手い人は投げる過程を省いても始めと投げたあとの動きだけでもちゃんと投げてるなってわかる

608 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 12:41:01.24
9月1日(日)
『MISS VIOLENCE』99分　監督：アレクサンドロス・アヴラナス(ｷﾞﾘｼｬ)
『THE WIND RISES』126分　監督：宮崎駿(日本)
『PARKLAND』92分　監督：ピーター・ランデスマン(ｱﾒﾘｶ)
9月2日(月)
『THE ZERO THEOREM』107分　監督：テリー・ギリアム(ｲｷﾞﾘｽ・ｱﾒﾘｶ)
『TOM A LA FERME』95分　監督：グザヴィエ・ドラン(ｶﾅﾀﾞ・ﾌﾗﾝｽ)
9月3日(火)
『UNDER THE SKIN』107分　監督：ジョナサン・グレイザー(ｲｷﾞﾘｽ・ｱﾒﾘｶ)
『ANA ARABIA』84分　監督：アモス・ギタイ(ｲｽﾗｴﾙ・ﾌﾗﾝｽ)
9月4日(水)
『L’INTREPIDO』104分　監督：ジャンニ・アメーリオ(ｲﾀﾘｱ)
『THE UNKNOWN KNOWN』105分　監督：エロール・モリス(ｱﾒﾘｶ)
9月5日(木)
『LLA JALOUSIE』77分　監督：フィリップ・ガレル(ﾌﾗﾝｽ)
『SACRO GRA』93分　監督：ジャンフランコ・ロージ(ｲﾀﾘｱ)
『Jiaoyou(Stray Dogs)』138分　監督：ツァイ・ミンリャン(台湾・ﾌﾗﾝｽ)
9月6日(金)
『ES-STOUH (LES TERRASSES) 』94分　監督：メルザク・アッルーアシュ(ｱﾙｼﾞｴﾘｱ・ﾌﾗﾝ)

>>416
> 昔の日活映画みたいでホッとするわ。
声の主演は昔やの日活俳優にやらせれば完璧。

二郎の一本背負いはさすがにもうよく覚えてないけど、しっかり相手の懐に入って身体を腰に乗せて投げてたので悪くなかった気がする

617 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:27:18.60
BP@究極映像研@butfilp
#nhk
荒川格演出「仕事の流儀 宮崎駿スペシャル」 。
もちろん映画の映像は素晴らしい。
だけれども絵コンテから本篇映像に切り替わった時の、
どこか何かの情報が落ちて行く様な寂しい感覚は一体何なのでしょう…。
絵コンテのタッチそのままの映画を観てみたくてたまりませんでした…

Sachiyo Watanabe@crowsw
@butfilp
私も個人的には、宮崎さんの絵コンテのタッチのままの映像が出来たら、
セル調仕上げのアニメーションとはまた別の作品に仕上がるのだろうなと期待する一人です。
でも、宮崎さんお一人ではやはり映画は完成しないのでは、とも…。

叶 精二@seijikanoh
@crowsw @butfilp
横から失礼致します。
キャラのアップに関しては、
線がフラットなこともあって情報量や情感が薄まる気が致しますが、
震災直後の大俯瞰の波、
瓦や建物の揺れ（コンテではbook6段の指示ですが、作画で倍の13段に）、
飛行機類等はコンテを上回る気迫を感じます。

Sachiyo Watanabe@crowsw
@seijikanoh @butfilp
「もののけ姫」のモブシーンでも
宮崎さんが評価していた作画があったかと記憶していますが、
スタッフの方の技量によってさらに素晴らしい映像になることは大いにありますね。
独りで作る場合、集団で作る場合の強みと弱みは作り手ついて回る課題です。

>>418
某マンガ家がよく書いてた「ホントはこうなんだけどシロウト向けに判りやすくこう描写した」wとか
あの人も柔道やってたんだっけ

618 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:29:01.25
BP@究極映像研@butfilp
@crowsw @seijikanoh
宮崎原画から落ちた情報と他のスタッフによって拡張されたイメージ。
これらをどうセルルックのアニメーションに取り込み/拡大していくか(デジタルで？)…
この辺りに手描き長篇漫画映画の未来の可能性がありそうですね。
あ、高畑さんの挑戦はそこでしょうか

叶 精二@seijikanoh
@butfilp @crowsw
「相当いい加減な絵もセルにすると何とかさまになり、
　よい絵はセルになると薄められ力を失ってしまう」
「良いも悪いも中間に引き寄せてしまう」
「この性格が、同時に多人数による大量生産を可能にするのである」
宮崎駿「日本のアニメーションについて」（88年）
「山田くん」ほどではありませんが、
線を減らして原画のニュアンスを拾おうと志向した「やどさがし」「ポニョ」式から、
「風立ちぬ」は従来式に戻されました（冒頭やや「ポニョ」式で迷いがあったと思いますが）。
内容にふさわしい表現の落とし所を模索した形跡が。
「風立ちぬ」では、コンテ通りに仕上げでもリテイク、リテイク指示通りに仕上げても再リテイク、
同行程で再々リテイク…といった行程が従来作以上に繰り返されたそうです。
監督ご自身が原画の技量を通じてコンテを超える最善策を模索する協働作業であったのでは。

BP@究極映像研@butfilp
宮崎さんによる原画修正がなされた割合は
全体のどれくらいに及んだのか興味があります。
まさか100%はないと思うのですが、
特にキーとなるシーン中心なのでしょうか… RT @seijikanoh @crowsw

619 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:29:34.52
叶 精二?@seijikanoh
@butfilp @crowsw
かなり修正されていらしたことは確かですが、割合は私には分かりません。
「従来型の表現は捨てろ!」と良くおっしゃっていたらしく、
二郎の顔の眼鏡影やレンズで歪んだ眼、菜穂子のスカートのフォルム等、
特に動画レヴェルの細部の新表現にこだわったそうです。

BP@究極映像研?@butfilp
とても貴重な情報、有り難うございます!
昨日の「仕事の流儀」でも新しいことをやる意志を
強く語られていてその意欲は驚異的かと…。
動画レヴェルだとその解析は奥がとても深そうですね RT @seijikanoh @crowsw

叶 精二?@seijikanoh
@butfilp @crowsw
その新表現を原画マンに期待して、結果にイライラしてリテイクを重ねて、
また別の可能性を模索したり潰したりしながら、
結局最後は御自身で開発する…という行程だったのではと推察しています。
とにかく毎日夕方にはフラフラするほど苦しんでいたそうです。

BP@究極映像研?@butfilp
凄絶な創作!
『風立ちぬ』は作画から語るべきかもしれませんね RT @seijikanoh @crowsw

620 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:41:43.76
Sachiyo Watanabe@crowsw
@butfilp @seijikanoh
叶さんのご説明のおかげで、
今回の映画が宮崎監督にとってどれほど苦難の連続であったかを垣間見ることが出来ました。
子供のためではない映画を作るという出発点から、
演出、原画、動画まで、すべてが開拓の道のりだったのですね。

叶 精二@seijikanoh
@crowsw @butfilp
ある方の証言ですが
「監督はあの年で、これまでのセオリーと全く違った
　中割法（主にフォルム変化）を眼の前で描かれて『こう描け!』と言われ、呆然とした。
　連日要求が異なり、叱られ続けて途方に暮れたが、
　あれを見せられると職人として感動するしかなかった」と。

新井 風愉@fyfyfyy
スタッフとしては困るだろうけどしかし！
監督としてはこうでなくては！と思うRT @seijikanoh: @crowsw @butfilp

Sachiyo Watanabe@crowsw
@seijikanoh @butfilp
フォルム変化というとやはり夢のシーンでしょうか。
監督は「やどさがし」や「ポニョ」で、
絶え間なく変化し続けるフォルムの表現を開拓し続けていますね。
アニメーターとしては胸が高鳴るのです。
静止画を使わない止めポーズも緊張感にあふれていました。

BP@究極映像研@butfilp
中割りでのフォルム変化、全原画とかとはまた違うのでしょうか? RT @crowsw @seijikanoh

621 名前：名無しさん名無しさん[sage] 投稿日：2013/08/28(水) 16:48:54.24
叶 精二@seijikanoh
　@butfilp @crowsw
　高畑勲VS宮崎駿の頂上決戦は、
　常に「アニメーションの可能性開拓」への挑戦の深さ・広さを競っているように思います。
　「かぐや姫の物語」についても、とんでもない話をチラホラ漏れ聞き、
　「そんなこと可能なのか?」と戦々恐々としております。
BP@究極映像研@butfilp
　「仕事の流儀」72歳の宮崎氏より77歳の高畑氏の風貌が若々しくみえましたが(失礼)、
　凄絶な映像の決闘が!(^^) RT @seijikanoh @crowsw
Sachiyo Watanabe@crowsw
　@butfilp @seijikanoh
　高畑さんはいつ見ても髪が黒々としていますよね。
　対して宮崎さんは真っ白。髪の毛の色でも相対しているのかも。（笑）
叶 精二@seijikanoh
　@crowsw @butfilp
　多分お二人共染めている筈です。
　大塚さんのお話では、宮崎監督は「コナン」の頃（当時37歳）から髪を染めていて、
　作品が終わると白髪になっていたそうです。「カリオストロ」でも公の席に出る時には染めていたとか。
　高畑監督もお会いする度に白黒比が違うような。
Sachiyo Watanabe@crowsw
　@seijikanoh @butfilp
　高畑監督は個人作家が取るような絵画的制作手法を集団制作の場に持ち込み、
　そのシステム作りから徹底して行われ、
　宮崎監督はセル調の領域の中でこれまで見たことがない映像を
　特に動きの面で表現されていますね。「かぐや姫」のCMは挑戦的。
　これまで集団制作には向かないと思われてきた絵画的制作手法をあえて取り込み、
　しかも長編であのクオリティで、となると、
　もう個人作家は立つ瀬がないなあ、困ったなあ、と
　「山田君」の映像が「かぐや姫」のＣＭを見るたびに思ってしまうのです。（苦笑）

<<155 なんで堀辰雄の「風立ちぬ」なのか、まぁ、分かるよね。
それが分かっていてなぜ"約束"なんて言葉がでてくるんだ

>>414
大塚さんが元気なようでうれしい

プロフェッショナル・仕事の流儀を見た。

人間のエゴの持つ嫌な面を完全にそぎ落とし、ひたすら美しく描く事を
意図的にやった映画だと思ったが、そうじゃなかったのかな？
あの番組内で語られた堀越の兵器開発への葛藤やらは、
映画本編ではほとんど描かれてないので、そういうものはあえて排除したのかと思ったが。

しかし、わざわざ歯を見せて、堀越が重要な台詞を吐くカット、
すごく大事な場面のはずなのに、庵野のぼそぼそ声で台無しにｗｗ

アシタカ「生きろ、そなたは美しい。」
ハウル「美しくなければ生きている意味が無い」


そして二郎の異常なまでの美しいものへの妄執。
これは何かあるな。

「風立ちぬ」とハンセン病
http://blogos.com/article/68951/
一昨日8月26日の夜、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、映画「風立ちぬ」の制作に向かう宮崎駿監督を密着したドキュメンタリーが放映されていた。
私は正直なところ「風立ちぬ」をまだ観ていないので、何かを述べるような立場ではないし、
日本禁煙学会の要望を発端にしたタバコ論争の印象ばかりが強かったので、あまりちゃんとした評価はできないことは自覚している。
ただ、番組のなかで、ハンセン病回復者の療養所である多磨全生園が出てきて、思うところがあったので、書きとどめておきたい。

というのも、この番組を観たのは出張先の群馬のホテルだったのだが、草津にあるハンセン病療養所栗生楽泉園を海外の人権専門家やハンセン病回復者団体の方に視察してもらい、
国連に提出する提案書を策定するという国際会議の開催真っ只中だったのだ。
国内で唯一あった「重監房」と呼ばれる懲罰施設の跡も視察した。ここには、高原の寒い冬のまっただなか、独房に入れられ、
ろくな食べ物も与えられずに93名中23名が凍死されたという歴史がある。
1938年から1947年のことだ。その時代はもちろん、戦争の時代であり、風立ちぬの時代でもある。

なんでこんな話をするかというと、NHKの番組のなかで、宮崎駿監督が制作に悩んでいたおり、公開前1年を切った2012年10月15日、
ハンセン病療養所で隔離を強いられた人の写真展を見て、強烈な印象を受けたことが明かされていたのである。宮崎監督はこう語っていた。

「おろそかに生きてはいけない」

このあと、彼は一気に絵コンテを仕上げていく。「世界のどこにも無い飛行機の開発にまい進していく主人公二郎。描くのはいかに精一杯に二郎が生きていたのかということで、物語は当初の予定から大きく動きはじめた」という内容だった。

どのような時代であっても、どのような運命であっても、「おろそかに生きてはいけない」というメッセージこそが、社会から隔離され絶望の淵に落とされながらも、
それでもハンセン病とともに生きてきた方々から監督が受け取ったものであり、作品で描きたかったことなのだろうか。

宮崎監督はもともと、ハンセン病に対して深い理解があり、自宅の近くにある全生園にも度々足を運んでいる。
もののけ姫にもハンセン病患者と思われる全身包帯の人物が登場するし、千と千尋で名前が変えさせられるのもハンセン病療養所の決まりと重なる。
今回の「風立ちぬ」はあまり関係があるとは思っていなかったが、作品の制作過程でそんなに重要な役割を果たしていたことを初めて知った。

そう考えると、ヒロインが結核で療養所に入院すること、その病をこえて主人公と交わす愛が描かれていることには納得がいく。
結核もハンセン病も感染症であり、有効な治療法がなかったため隔離がなされていた点は共通している。

蛇足になるが、喫煙シーンや結核患者であるヒロインとのキスシーンが描かれているのも、長く生きるために健康を至上のものとするよりも、
与えられた生のなかで「おろそかに生きない」姿を描きたいという宮崎監督の意思の表れだったということなのだろうか。

宮崎監督は被災地にもよく足を運んだそうだ。生と死、戦争と平和。あの震災のあと、私は同じ日本に住む多くの人がある瞬間に突然に亡くなられ、海に呑みこまれて行くのを目前にし、
自分自身と家族が生きていることは当たり前ではないことを気づかされた。そして、その想いが、時間とともになんとなく薄れていっていることにも、時折気づくのである 。

宮崎はシリア問題で頭抱えてるだろうな。

あれはどっちもどっちでアサドが反イスラエルなのでアメリカは反アサドになってるだけらしい。ロシアはアサド支持。

第三次大戦になるか？

ひとつだけ疑問が。

菜穂子が、二郎があの震災のとき助けてくれた二郎と気づいたタイミングがわからん。

パラソルの時だろ
出会いは二郎から菜穂子へ帽子
再開は菜穂子から二郎へパラソル
風が二人を結びつけてる

>>434
ボーイが気を利かせて
「堀越様・・・です」

「ほりこしほりこし・・・どこかで・・・・・あ！もしかしてお絹の！」

漫画版ナウシカからしてこっちの世界とあっちの世界が登場してるわけだが（死んだ僧正様など）。
しかし映画版ナウシカは基本、こっちの世界で完結してる話。
ラピュタもそう。

でトトロ。
マー君神の子不思議な子が、「野球の神様はいると思う・・・」とか言っちゃうわけだが、
駿はトトロを作る中で、「アニメの神様はいると思う・・・」って確信を得たんじゃねw？

でもののけだの千と千尋だのポニョだので、あっちの世界やそれとの交信に取り憑かれた。
風たちぬでは、カストルプと繋がった夢を通じて。

鬼気迫る制作姿勢ってのは、まさに鬼気の世界との交信を切り結ぶ“祈り”なわけだ。
じゃぁこの作品があっちの世界との裏穴を貫通させたかっていったら、させてないと思うんだよなぁ。

やっぱトトロが至宝って事になっちゃう。

歩いてきた二郎を見た瞬間にもう気づいたんじゃないかね？

>>437
神様が居る・・・って事は、やっぱりジブリはそーかじゃなかったんだっ

>>433
世界大戦ならないよ
血が必要な存在が
ちょっとまとまった量の血を飲める程度には
あの辺で血が流れる程度

九試の前のヤツが墜落、雨の中部品を拾うシーン。

上がってきた原画を見て、ダメ出し。歯がどうのこうのといい、自分で原画を大幅修正。
ところがところが、出来上がった映画のそのシーンを見れば、確かに歯は出てるけど、
鬼気迫る決意のようなものは全然伝わってこない。
声優があれだからってのもあるが、絵からも伝わってこない。
ちょっと、原画描いてるオマエらさぁ、ケツの穴差し出せや、ｺﾞﾗっつ、、って言いたくもなる。

二郎のほうは言われるまで気づいてなかったけどな
そのくせ帽子のときから好きだったとか平気で嘘つくし
とんでもないクズ男だ

>>440
第一次世界大戦も最初は2週間で終わると言われてた。

日米戦争だって直前まで本当にやると思った人は少なかった。

美しいって当時の人間が使う言葉かね
今だってなかなか美しいとは言わないよ
この映画のキーワードだけに大仰で違和感ある

せめて綺麗と言ったほうが良かったような
デザイン、設計の世界では綺麗って言うよな

トトロトトロ言ってる奴は統合失調症か何か？

>>442
風の神様はいるんだよw

震災の時、風で飛ばされた二郎の帽子を菜穂子がナイスキャッチ。
軽井沢で、風で飛ばされた菜穂子の帽子を二郎がナイスキャッチ。
しょぼい紙飛行機初号機を「貴方の元に届きませ」とか言って飛ばしたら、
菜穂子が出てきて菜穂子のベランダに落ちる。
逆ガルウィングのかっこいい紙飛行機弐号機を飛ばしたら、菜穂子はナイスキャッチ。
その時落ちた菜穂子の帽子を、二郎がナイスキャッチ。

風大好きな駿が描く風大好きな二郎は、ここで小指と小指の赤い糸を確信するわけね。
菜穂子の方もそうなんだな。

>>444
真善美の美ってヤツね。
クリエイターの業ってのは、言い換えればプラントン的なエロス（＝イデアへの愛）って事だし。

あと、ヒトラーはポーランド進駐くらいで英仏が宣戦布告してくるとは夢にも思っていなかった。

>>444
美しいというのは宗教的な観念だからな
真善美と言われるように美しいものは真でもあり善でもあるという前提があった
こういう考えは時代遅れで狂気じみてるから違和感をもって当然

Artだのその周辺にいる人間にとって、“美”ってのは特権的位置にある言葉であり概念なの。
youtube漁れば、岡本太郎大先生が「綺麗と美しいは違うのです！！！」と
すっかり逝っちゃった目で力説してる映像とか、あると思うぞ。


つかさぁ、ここにいるのはこの映画なり駿なりジブリに思い入れのある連中だろ？
なのにその連中の一部が様々な疑問を持ってしまって、で他の一部が読解して
見せるって、映画が不親切すぎるからだろ。
でその不親切がなんらかの成功をもたらしてるとは到底思えんし。

要するに我々が思うこの作品の欠陥部分は、すべて駿様が意図的にやってる実験部分なんだと思う。
欠陥品じゃなく実験品なのね。
じゃぁその実験が成功してるかと言えば、ことごとく失敗してるようにしか思えん。
まぁ72歳にして手馴れた骨法を離れ新たなる実験に挑む駿様は天晴れだとは思うけどね。

しかしこれもまた、高畑が商業的には大失敗するであろう結果必至の大実験アニメを同時進行で
作ってる事への対抗意識ってのがでかいんだろうけどね。

駿は二郎を狂人めかして美しいと言わせたということかな

戦中に坂口安吾が実質、機能を備えたものこそが美しいといわゆる機能美について語っってるけど
昨今のアート等に関わってる人間もなかなか恥ずかしくて美しいとは軽々しく言えんもんよ

商売下手な駿は、鈴木Pと出会って商売を大きくする事に大成功。
でその稼ぎを高畑が湯水の様に使い尽くす。
それがジブリ三位一体トロイカ体制ww

>>450
それは“美”という言葉と概念が軽んじられてるからじゃなくって、
逆に重んじられてるからだと思うよ。
「神の名を軽々しく口にしてはならん」
ってのはモーゼの十戒だったっけ？
そんな感じ。

だから、映画中の「美しい」を軽々しく思ったわけ

ある程度の美の概念くらいわかってるさ
書物ではいくらでも出てくる
だから、計算尺もった設計屋が頻繁に発する言葉じゃないよとは思った
矜持としてね

実際に堀越氏が自ら設計した飛行機を見て美しいと言ったんだよね？

>>452
美という大げさな概念を持ち出さないとゼロ戦を正当化できないからだろ
それこそ典型的なイデオロギーなわけだが

映画評論家でもない文化人と呼ばれる人種も風立ちぬは偉そうに評論するみたいな風潮いやだわ。

たぶんいい映画なんだろうけど金払って見たら物足りなく感じそうだなあ
かといってテレビ放送まで待てないし
風立ちぬがいい映画でも、やっぱ国民が駿に期待してるのは風立ちぬではないね

殺人兵器と美についての駿の見解を示して欲しかった
ほんの短いセリフでもいいからさ

特攻隊は可憐な花であったと言ったのも安吾だけど
駿はなんら答えを出してない
70才超えた駿は何らかの答えを出すべきだったんだ

結局二郎と駿は同一人物か
可愛い女の子が好きな、才能あるお坊ちゃん

えっ・・・？もののけ以降のパヤオの映画はいつもこうだったような？
最近はトトロや魔女宅も掘り起こされてきた感あるけど
まあこれははっきり大人向けの映画で、大人が見てギャーギャー騒いでんだから意図通りよね

あと、
機能美ってのは当然あるけけど、美ってのはそれだけじゃないよ。
「機能美こそ美」ってのがモダニズム建築であり、いんやそれ以外の美もあって
それを追求しちゃるってのがポストモダニズム建築って事だし。

「機能美こそ美」って思ってる人は明治維新以降の日本に沢山いるけど、
日本の歴史をみてもそれ以外の美を追求してたのは明らか。
岡本太郎大先生は、使い勝手の悪すぎる火炎式縄文土器に頬擦りしながら、
「オマエはいかにも美しい」とか言いそうな勢いなわけだし。

>>452
>軽々しく
あぁ、それは俺もこの映画観て思った。
まぁ駿は基本エンタメ屋さんで、ところが時代のイタズラでゲ〜ジツ家呼ばわりされちゃって、
で「美」って言葉を使いたい年頃なんでしょｗ

>>453
wikiに載ってる九試の写真観れば、ほんと美しいと思うよw
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3853/jnrs/jnrsC225d1.jpg
この時日本は世界の工業デザインのトップに躍り出たんじゃね？
とすら思う。
逆ガルウィングが
・脚を短くでき、それにより軽量化と空気抵抗の低減が実現する。
・地上での胴体位置を高くでき、それにより整備しやすくなる。
って機能性ゆえの追及ってのあくまでも表の理由で、
堀越二郎の裏の理由ってか本心は、
「オレは逆ガルウィングの飛行機作りたいんだ〜〜〜〜っ！」
ってだけでしょw上の写真観れば分かるｗ。
あの時代において、海軍の要望するハードルの高い性能仕様を満たしつつ、
しかし自分の作りたい美しいフォルムを追求するって、そりゃかなりの変人だよww

>でその稼ぎを高畑が湯水の様に使い尽くす。

「平成狸合戦ぽんぽこ」は、公開当時歴代劇場用アニメで
何番目の興行収入上げてたか知ってる？

もう一度貼っとくよ

「ポニョ」公開時のインタビュー

□渋谷洋一
今までは「異界」が畏れの対象だったり怯えの対象だったりしたと思うん
ですけど、宮崎さんの中における「境界線」が溶けてきちゃったんでしょうね。

■宮崎　駿
「死が匂う」とかいろいろ言う人がいるんだけど、生と死はいつも同居してる
ものであって、そんなことを描こうと思ってやってるわけじゃないんですよ。
死がどうのって言われると「さかしらな」って感じが僕はする。（＝「ガキっぽい」
という感じか？）死というのはもう少しリアリティのあるものじゃないかと。

友人がずいぶん向こうに行ってますから。
僕には天国とかの考えは何もないんですけど、またどうせ会うんだっていう風に
思ってるところはありますね。
否応なく死を感じなきゃいけないとこにきてますから。
「死ぬ前に、最後に会いたい」なんて言われて人に会いに行って、本当に最後に
なったりとかそういう経験していて「向こう側」にいる人間がどんどん増えてくなあって
感じでね（笑）。向こうのが多いんですよ。僕がひょいっと向こう側に移ってもまた
そこで会うんだろうって感覚が生まれてきたのと、スタッフの間にボコボコ
生まれてきた赤ん坊が僕の目に見え始めてきたのと、たぶん同じ時期ですね。

>>452、457
飛行機乗りてー、でも乗れないからつくりてーってだけでしょ
ただ殺人兵器に利用されるけど、それでもやりて〜ってだけ
上手く飛んだら嬉しい、アヒルは悲しい、二郎はシンプルイズベストだぞい

理屈として美とは何かなんて考えてるのかどうかなあ・・・？
たんに理想の、人、形、ライン、放物線、そういうものに触れた時に素直に口から出る
そういう「うつくしい」は不満かい？ﾅﾝﾁｬｯﾃｗ

まあ結局ピラミッドの世界の肯定だし
むしろ作中ではっきり言ってる、つーか言い過ぎてる位だわねこれ

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５まで行ってた…

著名人『風立ちぬ』感想
http://togetter.com/li/538556
著名人『風立ちぬ』感想 その２
http://togetter.com/li/540706
著名人『風立ちぬ』感想 その３
http://togetter.com/li/543960
著名人『風立ちぬ』感想 その４
http://togetter.com/li/548403
著名人『風立ちぬ』感想 その５
http://togetter.com/li/552779

リアル堀越は、飛行機見て「美しい」と呟く人だったというが、
リアル本庄も、幼児（孫）にこういうこと言う人だったんだと。
「美しくない飛行機なんか飛ばしちゃいけないんだ。」
「このナイフはきれいだろう？こういうナイフやハサミを作らなくちゃ！」
「この扇風機の風はどんな感じだ？品があるだろう？今は品のない風を起こす扇風機ばかりで情けないな。」
俺の親も、世代は若干下がるが、東大出の三菱の技術者で、まさにこういう感じだった。

カプローニが作ったGeeBeeは面白けど、美しくない

ヒカルちゃんのエッセイ

＞そして父は、「弱音は吐かない、甘えは禁物、愚痴などもっての他」
＞という武家の名残を感じさせるような人だった。
＞私はどうしたらいいんだろう。文句なんか言える立場ではない。
＞親の前ではもちろん、人前で決して泣かないことにした。

武士やサムライではなく「武家」って言ってるところがまた見栄っ張りでね。
武家って言えるのって旗本クラス以上でしょ？ｗ

>>462
観るまでは懸念してたよ
単なる駿の自己肯定映画じゃないかって
観たら意外とあけすけに言ってて驚いたくらい

正直この映画は好きだよ俺w
妙に爽やかで

俺は作りたいからつくる
それが殺人兵器だろうが美しければ関係ない
でも軍人や戦争は嫌い
なんていう子供じみたことしか言えなかった駿に
少し不満があるだけさ

まぁ、明治維新以降の日本人の考える“美”ってのが、
ゾーリンゲンのナイフ的な、ギリシャ彫刻やギリシャ建築チックな物だったわけだけど、
千と千尋の湯屋の様な東亜的猥雑さの中にも美はあるんじゃね？
とか思うようになった、昨今の保守化した新世紀日本人ではあるわけね。
まぁそれも「ブレードランナー」とかで西洋人が発見して、一周遅れで日本人が
再発見するわけだけどね。

>>466
カプロニにも"GeeBee"ってあるの？
グランビル･ブラザーズじゃなくて

設計技師というのは地味な仕事だから映画向きではない
紅の豚でポルコはパイロットだったし技師のフィオには華があった
しかし二郎はただの眼鏡キモオタで何も考えてない薄っぺらい存在だから見ていて不愉快
結核少女菜穂子には華があるがメインプロットの飛行機作りとはまったく関係ないので浮いた存在になってる
完全な駄作ですな

少年時代の二郎に解剖学チックな鳥の絵を描かせ、
軽井沢の菜穂子に印象派チックな鳥の絵を描かせれば、
繋がったのにね。
で鳥の骨格と筋肉、抗力と揚力の関係について二郎が菜穂子に薀蓄たれるとかww

駿の頭にもそんな手管は浮かんだけど、鳥の絵を描くってのが、
魔女の宅急便の冒頭で使った手管だから、使いたくないのかも試練ね。

あぁ、二郎は菜穂子に骨格と筋肉、抗力と揚力に付いて薀蓄を垂れ、
菜穂子は二郎に西洋美術史に付いて画集かなんか開きながら薀蓄垂れる
ってのも良いかも試練。

>>472
ナイナイｗ
まあ、かろうじて最初の鳥の羽みたいな飛行機の夢までは良いけどな
その後すぐにカプローニの夢と繋がっちゃうんだもん
もう”飛行機”のイメージが完璧に出来上がっちゃったのに、鳥の翼は〜なんておかしいっしょｗ

>>442
二郎が言われるまで大人の菜穂子に
気付かないことを批判するやつは少なからずいるし、
だから岡田斗司夫も二郎の初期ターゲットお絹説を唱えたわけだが、
彼らは宮崎駿がロリコンなのを忘れている。

ロリコンだから、大人の女性については基本スルー。
職場で女性に見られていても、軽井沢でパラソル拾っても華麗にスルー。
しかし、パラソルの女性が震災の時の少女と気づいてスイッチが入る。
実際ロリコンといっても、１００％真性ではないので、
（二郎の夢にはよく女性が出てくるし、言うまでもなく宮崎駿は既婚）
スイッチが入れば俄然のめりこむ、ということでしょ。

あまり言及されないがパンフに堀越には立原道造の面影があると書いてるね。

立原道造は建築家なので設計の仕事をしている。堀辰雄の「菜穂子」にも立原道造をモデルとした建築家が菜穂子が思いを寄せる人として登場する。

立原道造はリアルでは24歳で彼女に看病されて結核で死ぬ。その彼女がこの人。

http://i.imgur.com/RYjEou4.jpg
http://i.imgur.com/SlN7R5V.jpg

>>475
初恋の再燃だから、少女から大人の女性に成長した姿に気が付かなくても嘘つきということにはならない
二郎は菜穂子と再会したくて屋敷へ行ったが、そこは焼け野原だった。その後にも再会のチャンスが
あったがダメだった。だからそこで終わったと思っていたら、奇跡的に再会できた

駅で「会えなかったらどうしようと思った」と言い一緒に暮らそうと言ったのも、そういう理由から
だろうと解釈してる

昨今のロリコン像ってのは、美少女に対しては、
「ﾎﾞｸﾁﾝの哀願動物にしてやるぅ〜〜〜」
でしょ？
それに対して、駿は男兄弟に生まれ、子供は息子ばかりがゆえの、
「妹が欲しかった〜〜〜、娘が欲しかった〜〜〜」
ってのの延長だと思うんだよね。

震災の時、二郎はお絹に対して、お絹の肉を感じたんじゃなく、異性の肉を感じたわけでしょ？
お絹も二郎に対してそう。背中と胸と尻を通じてね。
でまぁ菜穂子はず〜〜〜と手を握られる中、手を通じて異性の体温を感じたと。

固有名詞としてのお絹や菜穂子に惚れたというより、名無しの異性の肉を感じた
エピソードだったと考えるのが、まぁ普通的ではある。
二郎＝変質者って脳内設定だと、そうじゃないだろうけどね。

菜穂子の絵と二郎の飛行機は美しいものを作りたいという面では共通する
でもそういうところに惹かれあったという描写はないんだよな
魔女宅のキキと画家の少女ウルスラとの出会いや紅の豚のポルコとフィオの関係のように
お互いを支えあうような必然的な人間ドラマが描かれてないんだよ
あれじゃただたんに悲劇の恋愛ごっこをやってるようにしか見えない

やっと見てきた。素晴らしかった。

駅のホームで人波を掻き分け抱き合うってシーンって何かの映画にあったと思ったけど、
「ドクトルジバゴ」だったっけか？「追憶」だったけか？

ハウルは劇場版スルーしたから
宮崎駿には初めて言うわ
パヤオ金返せ

多くの人間が指摘するのだから
現物の零戦は美しい戦闘機なのだろう
が、映画の零戦が美しいとは1コマたりとも思わなかったのだが

ジジイのオナニー映画
ひたすら醜美に固執する変質的映画というのなら
せめて美は誰にでもわかる形で提示してくれないとね

嫁さんは美しかったけどね

>>482
零戦はラストの数秒しか出てないよ。

でも菜穂子の絵のおかげでゼロ戦を開発できましたみたいな話にしてしまうと
菜穂子も戦争責任者になってしまうからな
駿としては菜穂子には無垢なままでいてほしかったのか
だから呪われた仕事の責任はすべて二郎に負わせて菜穂子はただ二郎を救う存在にしたかったのか

醜美にこだわる変質狂のわりには映画自体は凡作と駄作の中間という不細工さ

あの結婚のシーンの「美しさ」は異常
あんなことしちゃったらもう死んでもいいだろ

相手が結核でもキスやら何やらしようがどうでもいいと思う
で、結局相手だけ死んで最後に励まされて終わるっていかにも都合のいい話
男の理想だな

>>482
零戦を見るために風立ちぬを見に行ったの？^^

ユンカースとかドイツ旅行のくだり全部いらねーだろw

ユンカースはこの映画の白眉だろ常考

ID:06Tt6QiUさんは、何を期待していたのかねえ・・・

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>>490
明日への活力

逆にげんなりさせられたけどな

引き込み脚の設計シーン、沈頭鋲、ユンカースでは
巨大な主翼の中の通路を歩いたり、機械系の俺は満足満足

俺は自動車マニアでもなければ軍ヲタでも無いけどさ。

ポルシェ996ターボのシルバーは人類史上最も美しい車だって思ってて、
GTRは日本史上最も美しい車って思ってて、
日本の工業デザインなんてフザケンナって思ってたけど、
GTR観て「あぁ、ここまで来たか・・・」って思ったの。

所が所がこの映画観て九試のを初めて知り、その試作初号機1機しかない
逆ガルウィングの機影観て驚いた。
当時世界最高峰の工業デザインがそこにあったと思ったから。
駿は九試にスポットライトを当てたかったってのは、あると思う。

映画公開当時、「九試単戦」で画像検索すると史料の九試の写真が
トップに上がってたけど、今はジブリ関連の写真がトップ。
俺と同じ事感じたのが沢山いるって事だね。
草葉の陰の堀越二郎も喜んでるでるっしょ。


軽井沢で菜穂子は初め、それこそモネ的印象派チックな高原の絵とか
描いてて、二郎の鳥＆飛行機薀蓄に影響されて、その印象派絵画に
鳥が入り込んで、それが段々解剖学的リアリズムに変化するとかの
シーンを、俺は入れて欲しいwww

>>492
おれは活力もらったよ
心が澄んだようだった

>>494
2行で

凡作かねぇ。

戦争という目茶苦茶な状況、
軍からの要請に「苦心三嘆タル身ヲ削ルオモヒ」という『苦』の部分も、
兵器設計という『悩』の部分もほとんど出さず、
ひたすらに真っ直ぐな堀越二郎を描いたってのが、
この映画のスゴイ所かと。
宮崎駿ならではというか。


>>492
それこそ、プロフェッショナルでも見たらよろしｗ
泥沼のように映画と格闘する老監督の姿は、
グッと来るものがあるのじゃないか？

俺的には長門の芋虫煙突だけで
ご飯十杯はいけるがな。

二郎と菜穂子の恋愛関係の会話はイミフなの多くてパヤオよりも富野を思い出した

非常に良い映画だった
私にとっては「2001年宇宙の旅」以来の傑作だった
形而上学的見方が出来る哲学的思考者か40代以上でなければ難しいとは思う

つか、あれだけ苦しんで映画つくってるのに、
その自分の苦しみの感情に作品が流されないってスゴイと思うわｗ

あの雲の上にいた宮崎監督が凡庸レベルまで降りてこられた
日本のアニメの終焉か、これから群雄割拠の戦国時代か
まあ終焉なんだろうな

>>502
そうじゃないだろう？
凡庸レベルと思われて居た宮崎駿が実は本当に天才だったと証明した映画だろう？

>>503
え？

となりのカップルの『おもしろかったよね？』って不安混じりに彼氏に聞くリアクションに笑った
ダイジョーブダヨねーちゃん、あんたの感想正しいぜw

第二次大戦前の東京の風景とか、空母からの離陸に失敗した
パイロットを助けるために、ふんどし姿のライフセーバーが
海に飛び込むシーンとか、貴重なシーンが満載だった

ちなみに
形而上ってのはメタフィジカル。
だから形而下ってのはフィジカルになる。
フィジカルってのは物質世界のって意味だから、
メタフィジカルってのは超・物質世界のって意味になる。

メタフィジカルへの挑戦ってのは、漫画版ナウシカやトトロと時代から、
からず〜〜と挑んでるよ。


水面を泳ぐ水鳥が、今まで水面上しか見せなかったのが、
水面下でジタバタ脚をかくのも見せちゃった映画かねぇ。。。

そういや時々「この映画は女にはフルボッコ！」とかのたまう奴がいるが
実際女に批判されてるの見たことない…んだが？どういうことなの？

映画としてまとまってねーじゃんそもそも
千と千尋あたりからほつれだしたけど
体力衰えたロートルの不完全映画って前提でそれでも気にいるかどうかって話であって

>>352
遅レスだけど違うだろ
多くのルパンファンが好きなルパンがパヤオじゃ無いルパン
多くのルパンファン以外が好きなルパンがカリオストロ

飛行機でなくても設計やっていた人にはうけるんじゃないかと思った

>>507
君は言葉でモノを理解して居ると思っている様だがまだまだ何も分かって居ないようだ…
もう少し現実と言うものを見つめるべきだ
「時間とは空間とは物質とは？」
それを怠ると死ぬときにようやく気付く「この世界は私だけだった」と

>>508
ああなんかこの映画は男のマッチョイズムがどうたらとかその犠牲者が菜穂子とか何とか？

真善美のイデアへの愛をプラトンはエロスと呼んだわけだけどさ。
そのエロスには甘美さとかエクスタシー（忘我）があるわけよ。
西田幾太郎が純粋体験と呼ぶ、主体と客体との合一、つまりは我（われ）の消失ね。

これこそが全てのArtistがそのLIFEをかけたテーマだと言える。
駿は今回それを真正面から取り上げようとしたと思うんだけどさ。

まぁ、1ラウンドKOで討ち死にしたって感じかなぁ。


ルパンで言えば、テレビ第2シリーズの
・死の翼アルバトロス
・さらば愛しきルパンよ
って凄いよね。
シリーズ中なのに主主役から準主役までキャラクターデザイン変えちゃうんだから。
どんだけ駿がスキルを持ち、かつそのスキルが周りから信頼を得、
かつ周りをねじ伏せる力を持っていたかって事でしょ？


>>512
なんか、凄い事言いますねぇww
少なくとも駿は、そういう領域に挑んでる作家だとは思うっす。

機械系の人が一番素直に楽しめたと思う。恋愛とか
右翼左翼とかに比重を置くと楽しめない映画。

映画見る前にファウスト一部を読んで面白いと思った人は十分楽しめると思う。

>>514
取り合えず先日発売された「大栗先生の超弦理論入門」という本は一読の価値あり

若い人は知らないかもしれないけど、世間が全然認識していなかったため
絶賛票しか表に出てこなかったカリ城、ナウシカを別にすると、（嫌いな人は
見ないから不評も出てこない） 有名になってからの宮崎作品は、批評家も
長年のファンも とんど賛否両論になる、と言うのは恒例行事だったからな。

トトロでさえ「古い」「意味がない」「こんなものを見たくて宮崎アニメを
見てるんじゃない」と（特にコナン以来のファンに）「裏切られた」という
罵声を浴びた。
トトロを気に入って劇場に行った人間にとっての魔女宅なんて呆気に取られる
畑違いの作品だったろうし、オタク上がりのライターは魔女宅以後の作品には
嘲笑を浴びせ続けてた。
豚や耳すまの頃なんてもう憎悪に似た悪口雑言の嵐だった。
自称オタキング岡田なんて「豚」を「あんなもの作っちゃいけなかった」と公言し
切通理作は「耳をすませば」に読み返すのもおぞましい悪罵をあびせていた。

もののけ以後はもう知識人と一般観客が喜んでいても、濃いアニオタは毎回
「いいから早く死ね」という扱いだった。公開当時の発行物を見てもらえば
どれだけヒステリックな否定論が飛び交っていたかすぐに見られる。

>>494
GT-RってR35GT-R（現行型）のこと？、あの車ガンダムっぽいっていって嫌ってる人ばかりだと思ったけど
違ったんだね（個人的には嫌いじゃないけど足回りを肉盛りしすぎて後ろ姿のバランスが変だと思う）
ちなみに某雑誌でデザイン論してる人によるとスバルのR1とか三菱のi、トヨタAQUAあたりが日本車最強デザインらしい
ちなみにどれも今でも軍需企業

>>515
おいおい、後半パートはほとんど堀辰雄の世界だぞ。

菜穂子のキャラデザはどちらかといえば堀辰雄の彼女の矢野綾子より立原道造の彼女に似てる気がする。

だからジブリアニメを叩いていた奴なんて大昔っからいくらでもいたんだよ。
若い人は「昔の作品は誰からも絶賛されていたけれどもののけ以降から評判が
悪くなった」と思いこんでるかもしれないけど、ラピュタの頃から、いや、 ある意味
カリ城の頃からずっとそうなんだよね。

「ジブリは堕落した」
「過去の遺産だけで食ってる」
「宮崎はもう昔みたいなものは作れない」

それってもうナウシカの頃からずっとそうだったんだよ。
「宮崎は（最新作から）２本前の作品で終わった」という罵声は、実に３０年以上
壊れたレコーダーみたいに延々と言われ続けてきた恒例のコピーなんだ。

「もうこれでファンをやめる」なんて勇ましい宣言する奴も後を絶たなかったｗ
しかし何千人ファンをやめたか知らないが、そのたびに新しくファンも生まれ、
そしてさんざん罵声を浴びていた新作は「あの頃はよかった」 と言われる
「昔の作品」になり、十年経つと「誰もが認める傑作」になり、 以前は
これ以上ないっていうくらい否定していた人間も

「見れば見るほど発見のある作品ですね」
「見直すとよく分かる。オレ何が不満だったんだろう」
「俺もこれを理解できる年代になってきた」

と手のひら返し。こと宮崎作品についてはこれも毎度の恒例行事。

俺はポニョは面白くて劇場で2回見た。
あれこそ不吉な雑想の塊だよ。

ポニョはデストロイな映画だからな
そら天才の狂気を眺めるのは愉快さ

ポニョはホラー映画

ポニョは諸星大二郎の紙魚子に出てくるクトゥルーちゃんの影響大だよな。

http://i.imgur.com/m5voMyl.jpg

もののけから、ヲタには不評でも世間的には超絶大ヒットという構図が出来上がったね
この映画が後にどういう評価で落ち着くのか興味ある

ファンタジーに対してダークファンタジーがあるように
ポニョはライトホラーというジャンルを作った

>>519
このまえアクアが目の前にいたけど、完全スルーしてた。
今、画像検索して観たけど、確かに良いかも。今度じっくり観てみます。

GTRは出た瞬間、めっちゃくちゃイイと思った。
スカイラインのアイデンティティといえば丸いテールランプだけど、
そこ見なくても、後ろピラー見た瞬間にこれはスカイラインの血統を持つって分かる。
それにまず感動しちゃった。
唯一の重大欠点が、真正面、腰をかがめて低い視点から見た時。

ガンダムみたいってのは発売当時雑誌で読んで、うまい事言うなぁとは思ったw
でもランボルギーニ アヴェンタドール観て、エヴァみたいだ・・・とも思ったww

996ターボ（シルバー）と現行GTRってのは自分の中では対置構造になってて、
996は全てを曲線で語り、GTRは面と線で語ってると思う。
まぁ、面と線の数が多すぎるとは、思うww

でも、もののけと千と千尋だったら、より最近の千と千尋の方が好きって人は多いんじゃねかな？？

黒澤が結局「七人の侍」で語られるように、駿は「トトロ」で語られると思うよw

インタビュー記事といいドイツ人がこの映画みたら気に入らないだろうなw

外国人が観ても庵野は棒だって分かるのだろうか

>>517
>「大栗先生の超弦理論入門」
アマゾンのレビュー見てきました。
面白そうですね。早速読んでみます。
サンクスコ。

>>530
いやあ、ユンカースの格好良さに感動するだろ、ドイツ人。
パヤオ自身が泣いたくらいの格好良さだぜ。

>>476
あらかわいい
立原道造は髪形がおもしろい
http://dictionary.goo.ne.jp/img/daijisen/ref/102890.jpg

カリ城を見た海外の関係者が
「フィアット社に持って行け！ＣＭとして買ってくれるぞ！」
と言ったという話を思い出すｗ

全く関係ないけどユンカースカムヒアは隠れた名作映画

>>534
堀辰雄と親交が深く、小説「菜穂子」に立原道造がモデルとなった都築が登場する。

「打倒！手塚治虫」から「つげ義春Love」に作風が変わって行ったと思えばどの作品も楽しめる。

見てきた。
まー前半は面白いな。若い技術者たちが切磋琢磨して。
子供時代のシーンも、あーこんな夢見がちな少年が本当に夢叶えて世界に冠たる戦闘機を作って
のちに映画まで作られるまでに成長するのかと思ったら、スーパーマンすぎて涙でた。異世界すぎて。嫉妬した。
パヤオは明らかに二郎に自己投影してるよね。優男風だけど強くて紳士でいきなり結婚までしちゃう。
後半は・・・うん、まあなんというか、商業的には必要だったんだろう。鈴木Pとスポンサーの目くらまし用といった感じか。

地震のシーンとか飛行機が分解して降ってくるシーンとか、人の声入ってたよね？
新しい試みなのかね。時々空想のシーンが入ってきたり急に時間が飛んだり、なんかフワフワして不安な感じのする映画だった。
地震のシーンも最初空想かと思ったし。

>>539
前半の堀越二郎編と後半の堀辰雄編が全く別物なんだよな
立原道造という名前も出てるが軽々しく他人の人生を分解したり結合したりできるもんじゃない
いいとこどりしたつもりなのかもしれんが一人の人間としてのリアリティがまったくない
結局二郎は人格が崩壊した変質者になってしまった

まあ、コンテ描きながら制作してるわけで、
どうしても行き当たりばったり感はあるわな。

コンテ全部仕上げてからってのは無理なのかね？

汽車の煙とかエンジンの排気炎とかちょっといかにもデジタルエフェクトくさかったね
他は平塗りなのにそこだけ無段階のグラデでちょっと浮いてた感じする
ジブリのデジタルエフェクトは凄いと思うけどまだ発展途上だな
エンジン始動時に煙がプロペラの気流に巻き込まれて螺旋状に消えていくシーンは手書きかな？
変態的だなあれはｗ

昔の駿はアニメーターとして、脚本家として天才だった
結果、映画も面白かった

今は老いた単なるジブリの重鎮
何の思想も哲学もテクニックもないエロジジイになりはてた

NHK観てがっかりだ
偉そうにすんなバカ
女スタッフはべらせて喜こんでんなよジジイ

こんな奴にいい映画なんか作れないのだから
もう辞めとけ

宮崎の独りよがり的な映画、という印象はある。
客観的に鑑賞する者は、うーん、とか、ちょっと良い映画、という感想で
宮崎に惚れぬいてる、というファンには
宮崎自身があふれてるこの映画が、たまらないものなんだろうな。
個々の感想の温度差を感じる。

周りにイエスマンしかいないからな
鈴木Pは無能だし

前半はパヤオファンにはたまらん
火が入ると踊りだすエンジンとかペコペコ開閉する吸気弁とか
固いはずの機械が自由に変形しちゃうのはジブリの手書きならでは

上司に仲人を頼み上司の家で式をあげる

昔はよくあったのかな

昔は脚本に甘さがあっても演出やテンポのよさで黙らせるだけの力量があったのだが
風立ちぬは脚本が輪をかけてひどくなってるし、演出やテンポも鳴かず飛ばず
極めつけは庵野の素人棒読み演技
駄作になる要素がこれだけそろってる作品も珍しい

宮崎駿が女性スタッフ多くする理由は
「男性の方がスタートダッシュは早いけどバテやすい。女性は一定のことを持続するのに向いてる」
からって言ってたな

女性権利訴えてる人だけど自然とジブリも
トップの殆どが男で下は女
って言うそこらの工場と変わらない造りになるんだなぁ
まぁあとは本人も言ってるけど女性に弱いって言うのも多かれ少なかれあるんだろうけど

>>547
昔の日本（昭和初期ごろまで？）では教会や神社などではなく
嫁入り先や婿入り先の住居で式を挙げるのが普通だった
ああいう感じでやるのは何の不思議も無いが、参列者少なすぎ

二郎は特高から追われる身だし菜穂子は結核だから超内輪でやったのだろうけど

★マインドコントロールの手法★

・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
　偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法

・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
　誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法


↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること

TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。

リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に理がないことをわかっているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。

http://www.youtube.com/watch?v=GvOgFeQcLcs

内容がさっぱり意味不明になってるｗ

ハングル文字はどうもなじめないな

ｚＩＰ！のエンタメのコーナーでベネチア国際映画祭で風立ちぬがコンベンション部門に出品の映像が出ていたけど 果たして金獅子賞とれれるんでしょうかねえ

イタリアなので、もしかしたら取れるかもしれないw

何か今回のプロフェッショナル不評だな。
見てみたいんだが動画上がってねーかな。

sayにある

風立ちぬの製作ドキュメンタリーはもう数回やってるからなあ
今回のは再放送あるんじゃなかったっけ？

ドキュメンタリーというよりバラエティ番組のコーナーみたいだった。
品がないというか。ナレーターがバラエティでよく声当ててる人だったから、余計そう感じた。
風立ちぬは大傑作だと思ってるから、こんなのが残るかと思うと悔しいよ。

ポニョはこうしてー
は荒川批判されてたけどこれまでで一番宮崎の駿の姿撮ってて話も聞けてて好きだったな
今回もあんのかなドキュメdvd

ランボルギーニはレヴェントンロードスター
もガンダムというか日本のロボデザインっぽいな

プロフェッショナルは日テレの奴よりは良かったけどね。
>>556-558
今日の深夜０:４０にあるよ。

クリエイターの寿命は10年って作中で自らゲロってた

あとエンツォも
これは日本人の有名デザイナーがデザインしたことで有名だが

庵野の棒読み聴かせられるよりも無声映画でやってくれ
駅で二人が駆け寄るシーンとか画になるぞ

菜穂子は結局どんな絵を描いていたのか？完璧なお嬢様だが、これに関しては下手の横好きだったりして。

>>528
R35GT-Rはガンダムというよりゲルググだけどね、ランボルギーニはｚガンダムというか一昔前の永野護かな
そして天上天下唯我独尊のポルシェは最新型のポルシェが最高のポルシェを今でも皆に納得させてるのが凄いよね

あとガンダムで思い付いたけど、ガンダム位の風刺加減で風立ちぬも作った方が一々実際はどうだったとかいう奴が
沸いてこなくて良かった気がするな

主人公の声棒読みはもちろん声質が主人公にあってない
他の声やった人はよかった気にならなかった

955 ：名無シネマ＠上映中：2008/08/08(金) 11:22:31 ID:T5eAnXxB
ＮＨＫ「プロフェッショナル〜仕事の流儀」の実況スレ見返してしてみたんだけど、とにかく
アンチに分類される人間は信じられないくらいモノを知らない。
宮崎についてちょっとでも雑誌や関連番組を見た人間ならだれでも知ってる
「カリオストロ大コケ」「５年間作品作らせてもらえず」「漫画ナウシカは
いやいや始めた仕事」「コンテ切りながら制作するのはカリ城以来の
一貫したスタイル」なんていうことも知らず、それを知って驚くとすぐに
「そうか、それで話がまとまらないんだ！」「だから作品がグダグダなんだ！」
と超脊髄反射でバカみたいな結論を出す。頭が痛い。

「今の宮崎に脚本やストーリーを求めるのはすし屋にラーメン出せって
　言うようなものだｗ」なんて言ってるバカもいる。

宮崎は昔ラーメンはさんざん作って「日本一のラーメン職人」と言われたけど、
「もうこの年になってラーメンなんか作ってる場合じゃない」って
洋食に転向したら、そこでもあっという間に世界一の称号を得てしまった。

そういう天才というか努力の人が、自分の死期を意識して最後に握っている
包丁で作る料理として「最初の師匠だったスシ職人のあの人ともうすぐ
あの世で逢って話が出来る」ってんで、今はスシ作りに没頭している。

そんな経緯を理解できない奴だけが
「３０年前に食ったのと同じラーメンを出せ。俺は客だぞ。」とか
「あのすし屋にはラーメンや洋食作る才能がないんだぜ」
と自分の方が上だと言わんばかりに笑ってみせてる。
それじゃ安いグルメガイド読んで喜んでいる馬鹿な味オンチだと言われても
仕方ないだろ。とっととよそのファーストフード食ってろ、っていう。

>>569
食べ物は分かりづらいガンダムで例えて

>>518>>521
よくまとまってるし、正確な指摘だと思う。

ごく大ざっぱに言えば、
宮崎駿の「作品評価」は、スタンリー・キューブリックに似ている。
公開時は、賛否両論が激しいが、時間がたつと否定派は、肯定派に押されて影が薄くなる。

「評論」でメシ食ってる連中は、「差異」を出さないと商売にならない。
また、「核心的」「革新的」「確信的」な作家性のあるものには、
基本的に、ジェラシーを感じやすい。

一方、一般の観客は、水準以上のおもしろさは常に感じる（監督はプロだから）。
一方で、何か腑に落ちないものも多量にあり、その時はマスメディアの与党的意見にのっかる。


>>569
これもいいところ突いている。
自分の嗜好を合う物だけをもとめるのも、ひとつの立場だろうが、
それだけでは、無いのだよ、と言いたくなるね。

この作品には、「死」の陰が濃い。
また大ざっぱな言い方だが、これまでの宮崎作品に
「青春の輝き（とその追想）」があったとすれば、「風立ちぬ」にはそれはない。
「ゼロ」になる予感のなかで、一瞬の生のざわめきを追い求めている感じ。

>>563ハイジからナウシカまでの10年
あるいはコナンからトトロまでの10年

二郎がスーパーマンすぎて感情移入できないんだよ
怒ったり悲嘆にくれたりしないし人間味に欠ける

スーバーマンは病に倒れたヒロインの前で煙草吸わない

>>563
駿はやっとその10年の入り口に立ちましたww

ﾊﾟﾔｵ、長生きして欲しいな

あれだろ？騒いでるのは賢ぶりたいお年頃の１８〜２５くらいだろ
もしくはその年過ぎてもまだそのはしか患ってる30過ぎとか

この映画純粋につまんないですから

プロフェッショナルでパヤオがやっすいCDラジカセで音楽聞いてるのが気になった
プロがあんなもの使うか？

飛行機のエンジン効果音は人間が効果音ものまねして表現してたけどひどいｗ
スカイクロラのスカイウォーカーサウンドの担当した戦闘機のエンジン音は
しょぼいCG映像を食ってしまうほどのすごい迫力だったのに・・

庵野の声優起用といいパヤオは耳が少し不自由なのでは？

「プロフェッショナル」は鈴木敏夫が面白かったな。正直すぎてｗ
「ポニョってあんまり好きじゃないんだよね〜あはは〜」（ええ〜？）とか
地震の後でハヤオが激怒してる時の怒られた小学生みたいな顔とか
庵野が吹替えしてハヤオが「いいよ、いいよ〜！」と大喜びしてる横で
（だめだこりゃ・・・）みたいな顔してる時とか

ジブリの音響設備自体は最高の機材揃ってるはずだけど
宮崎は視神経発達しすぎて耳が凡人レベルってのはありえる話だな
まああの年になれば可聴域が減って誰しも聴力は劣化するが

>>569
メシに例えるなら、

ジブリって店のラーメンがとても美味かった。
三十年後、またあのラーメンが食べたくて、ジブリって店にいったら、ラーメンがメニューにない。
仕方なく寿司を注文して食べたが、確かに悪くはない。
でも、俺が食べたかったのはラーメンだ。
メニューを変えるなら店の看板も変えて欲しかったな。

ていう感じ。

>>581
すごい分かるｗ

30年前っていうとPC-8001が売れてた頃だな。

30年同じもの作ってるのはバカだろ。

>>577
そうだよ、最高につまらない。
だけど最高に面白い。

その二つが重なった状態で存在する映画だ。箱を開けるまではね。

王蟲や森を民衆にたとえるなら
宮崎は民衆をずいぶん汚いものだと捉えてるんだ。

>>581
当時と同じものが観たいのなら同じものを繰り返し観りゃいいだけ。

>>106
ご苦労。こういうありがちなものを作らなかった宮さんはやっぱりすごいと改めて思えたわ。

>>398
庵野にナウシカの続編勧められて満更でもなかったみたいだぞ。

>>508
本×堀が腐女子に大人気

それにしてもKDDIは何を考えてるんだ？　三菱重工がスポンサーじゃ駄目だったのかよ……

見てきた、面白かったよ。
なんで好感をもったのか考えてみたんだが、昔の上品な上流の世界の人達の物語だったから、
現代的な汚い言葉使いもなく勤勉な人達ばかり出てきて、
見ていて不愉快になる事がほとんど無かったから、かと思った。

アニメだけでなく映像コンテンツ全体で最近味わってなかったなあこういう味。
庵野の声も良かったじゃない、声をどうのこうの言うのなら少年時代の喧嘩のシーンが酷かった。

2回目みたけど全然印象が変わったね
菜穂子との生活の場面は背景に戦争と不治の病があって
2人が幸せを実感するにはこれしか選択肢が無かったんじゃないかと納得したわ
しかも妹がエゴじゃないかって俺の意見を代弁してたが二郎にも自覚があっての上でのものだったんだな

>>588
やるなら勝手にやってじゃなかった？
>>579
地震の営業停止の一件はコクリコの時もやってたね
恐らく鈴木が決めたのだろうけどw

面白がろうと思えばどんな作品でも面白いから評価が難しい

yahoo映画レビューで、1点とか2点をつけてる人がすごく多いのは、「期待していたのに」という
のが大きいんだろうな。もう少し冷静に点をつけると3点ぐらいだろうと思う。
町山のレビューのときに、山里の周りの人があまり面白くないよと言っていたのでまだ見てない
とか、赤江珠緒は見たけどなんかよくわからない…と言ってた、というのが世間の正直な感想なんだろう。

九試単座戦闘機とまったく同時期の１９３４発注１９３５年初飛行の
ドイツの戦闘機・急降下爆撃機を見ていたら逆ガル翼が多いのに気づいた
当時の流行だったのか

http://www.aviastar.org/pictures/germany/he-112.gif
http://www.aviastar.org/pictures/germany/he-118.gif
http://www.luftarchiv.de/flugzeuge/arado/ar81_drei.gif
http://www.germanaircraftwwii.com/img/upload/blohm-und-voss-bv-137.gif
http://wunderwaffe.narod.ru/Drawings/Air_Drawings/JU87_3.GIF

>>595
流行、というか逆ガル翼が合理的だった。

離着陸時にプロペラが地面に当たらないように本体を高くしなければならないが、
脚を長くすると強度的に不利になるし、空気抵抗も大きくなる。
都合、翼と脚で高さを稼ぐ設計になる。

零戦は脚だけでその高さを稼いでる。
この脚の設計は骨が折れたそうだよ。

>>106
こういうありがちなものなら判りやすくなっただろうが。

>>589
三菱重工はあんまり兵器産業を前面に出したくないんじゃないの？

こんな趣味性映画で100億いくのか

>>594
『yahoo映画レビューで、1点とか2点をつけてる人』は
取り合えず「ガッチャマン」を見てから映画の点数と言うものを考えるべきだ

ガッチャマンはアニメの実写版だから（震え声）

>>588
もう言われてるけど、ナウシカは庵野が「続編を俺に作らせてくれ」と
宮崎に頼み込んでいたっていうこと。
それもクシャナが奇襲で敵砲台をカッコよく撃破するシークエンス
「だけ」を描きたいというんで、宮崎が
「そういうことだからお前はダメなんだ」
と罵倒していたっていう経緯がある。

それが宮崎ももう昔の作品なんてどうでもいいやっていう気分もあって
「もう作りたければ勝手にやっていいよ、俺知らんもんね」
という態度になってるということだよ。

>>578
菅野よう子なんかも音楽作る側でありながら
くそ安いラジカセで音聞いてるｗ

>>574
馬鹿の一つ覚えで叩けるネタを見つけてよかったね
汗でベトベトになるまで握ってるといいよ

>>578アトリエの方では結構高そうなのでcd大音量でかけてたよ

>>442
気づかないというのと、帽子を受け取った時から好きというのは矛盾しない
あの時は好きだったけど、本当に気づかなかったんだろ
お前ってバカだろ

結局アニメ堀越二郎は

堀越二郎
堀辰雄
立原道造
宮崎駿の父
宮崎駿

が混ざったものであり、カプローニがメフィストフェレスである以上ファウストも混じっているわけだな。

>>606
帽子のときから好きだったというのは明らかに嘘だろ
荷物届けてもらって追いかけるときお絹のことしか考えてなかったし
菜穂子のことは軽井沢での再開時に言われてはじめて思い出した

>>442,>>606
あれは赤毛のアンのパクージュだよ

ところでヴェネチア、トロント、ニューヨークで賞は取れそうなの？

>>610
まず無理だろうな
日本でそこそこ受けてるのは宣伝工作あってこそ
海外ではまともに評価されない

>>608
絵コンテ93ページ、＞帽子の時に菜穂子に対して顔を赤くしてる二郎
これは作り物だから、作った人がどういう設定でつくったかがすべて
絵コンテくらい読もうな

あれだけイタリアに胡麻すってるんだから何かくれるだろ

審査するのはクリエイターばかりだから期待したい。

海外でまともに評価されないってのは何が原因なの？
坂本龍一のサヨクプッシュとかないのｗ？

金熊賞とって欲しいなあ

上映は九月一日だっけ

金熊賞はベルリンじゃね？

>>612
帽子のときに菜穂子に引かれたのはたしかだがその時だけ
それから１０年間一度も菜穂子のことを思い出したことはなかった
ずっと好きだったというのは菜穂子のために嘘をついたと考えたほうが自然
これをやさしい嘘ととるかクズ人間ととるかは受け手次第だが

100億前後で終わりそうだけど
成功なの？

100億もいけば充分に成功だろ。
制作費50億だというから、商売としても成功。

二郎くらいのこだわり人になれば、
少女が成長して美人になるかどうかわかるんだよ。

＞絵コンテくらい読もうな

ありえねえ。

左翼に嫌われて100億行ったなら上等ともいえる。

今作に関しては絵コンテから改変されてるところが結構ある
ラストのシーンなんて180度変わってるし
駿自身も二郎の設定にかなり悪戦苦闘してたんだろう
そういう面も二郎の言動の矛盾となって現れてしまってる

やっぱりアニメーションで一番大事なのって演出力だよな
風立ちぬよく分からなかったって人でも最後まで観れたのはそれだけの演出力があるからだし
庵野なんて中身すっからかんの演出力一本だし
ストーリーなんかどうでもいい気がする

今回は宮崎監督はいろんな賞もらうと思うけど、アメリカ、日本は確実にもらうのかな？

そんなこと言うともう一度見たくなるからやめて
お絹助けて名前を告げず去るとこ仕事をサクサクこなすとことか

宮崎が海外で評価されてるのは彼のイマジネーションが
単純に突き抜けて素晴らしかったからでしょ？
そっちから離れたこの小作品が海外から高く評価されるとは思わないな

>>626
トップをねらえ2!の第四話の演出は未だに思いだしただけでも鳥肌もんだよな
もはや生きている間にあれ程のものが見えるとは思えないネタバレで見た奴が
可哀想で成らないわ

>>629
イマジネーションという点で考えればこの作品こそが集大成じゃないか
今までの宮崎駿の作品は現実というこの世界に立脚しながらイマジネーション
の世界を創って居た訳だが、今回は違う、素晴らしかったこれこそ現実から
離れたイマジネーションの世界だ、それが分からないのは未だ君が幼いからだ

メビウスも駿との対談でフランスではもののけも千尋もストーリーがわかった人間はほとんどいなかったと言ってたな
風立ちぬはそれ以上に難解だから海外で評価されるとは思えんな
とくにリアリズムの伝統があるヨーロッパでは駿のなんちゃってリアリズムの脆弱さは簡単に見透かされるだろう

そこまで難解かなぁ…？

>>613
それなら紅の豚で何かもらってるんじゃ…

いや風立ちぬ自体がヴァレリーだし

>>634
あれは政治的にやヴァイ内容だった。

俺日本人で本当に良かった
宮崎作品の良さは日本人にしかわからんだろう

>>630
そのアニメ監督は風立ちぬ絶賛してたあの岡田って奴なんだよな？
何者なんだ、あいつ？

>>637
鶴巻じゃなくて？

>>486
あの結末が理想なわけない。共に老いさらばえていくのが人としての生き方
というものじゃないの？　それが出来なかったから菜穂子は美しい姿だけを
二郎に見せて去っていったんだろうし

＞あの結婚のシーンの「美しさ」は異常

これには同意。特に高橋留美子的な絵柄の菜穂子が廊下を歩くシーンは
この世の者ではないかのようだった。部屋に入ってからの二郎目線らしい
色鮮やかな姿も綺麗だが、廊下のシーンはそれ以上だと思ったよ

>>495
宮崎監督は震災で亡くなった人たちや施設に押し込められて人生を終えた
ハンセン病患者たちの無念を思いながらこの映画を作ったようだけど、
確かに観た後に「しんどいけど、もう少しだけ頑張ってみよう」という気持ちに
なったな。単純と言われてもかまわない

>>631
トトロとかラピュタとか心躍るだろ

私小説的映画がどんなによくできてようと
絶対に評価なんてされないでしょ

絶対の根拠は何？

賞とって欲しいね。そうすりゃお隣の民族の方々も少しは大人しくなるだろうに。

千と千尋ですら正しく評価なんてされてない
大衆は中身なんて見てない
子供でもわかる直感的なアニメーションの素朴な楽しさが
なければ世界で流通なんて絶対にしないわ

プロフェッショナル見た。
シーンごとに切り取られると庵野の声はやっぱきついな。
通しで見るとそんなこと無かったんだけど。

>>637
「トップをねらえ！２」の監督は岡田ではない
岡田が監督クレジットされてるのは「トップをねらえ！」のほう
岡田はガイナックスを立ち上げたガイナックス初代社長だが数年後に社長の座を追われた

賞取るのと世界でヒットするのは別の話だと思うのだが。

でもなぁ
「生きねば」がテーマなら
最後美しい姿をなんちゃらって幻想的にしないで
あの時代に治すのは無理だったとしても少しでも直そうとしてってのの方が
生きるって言うのにあってて良かったなぁ
どこからどこまでが実話に基づいてるか分からないからあれだけど

>>621
いやジブリ的にはどれくらいを目標にしてたのかな？と
ジブリというか鈴木p

>>452
単純に宮崎に芸術の素養がないってだけだろう
ハウル作った後にミレイのオフィーリアを「発見」して感動する程度

ピラミッドの底辺這いずり回ってる俺からしたら
いい気なもんだって映画だわ

>>621
ポニョの150でも不満だったらしいから
風の100は内心大打撃なんじゃないの？
ちなみに千尋が300でハウルが200だから全盛期の3分の1になってる

>>647
パヤオの最初の構想では「いざ生きめやも」
生きようとするかなあ、しないなあという意味らしいが・・・

>>519>>528
GT-Rのほうが日本オリジナルだろう
アクアとかその辺は欧州車のコラージュにしか見えん
軽自動車に機能を詰め込むっていう点では日本車のほうが勝ってると思うが

2000年前後が映画のバブル時代だな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E6%98%A0%E7%94%BB%E8%88%88%E8%A1%8C%E6%88%90%E7%B8%BE

>>640
評価出来るかどうかは個人の資質レベルの問題だと思う
先ず過去の宮崎作品と何が違うかと言えば「主人公が現実に立脚して居ない」という点だ
しかしそれこそが世界の真実なのだよ

この映画は現実に即した様にわざと創っているが、主人公が現実に立脚しない以上全ては
形而上学的文学でしかない、だが映画とはアニメとは現実とは全てそういうものなのだ
我々が現実と思って居るモノの不確かさを見事に描いているよ

この映画を見てこれが分からないようでは天変地異でも起きて全てが無くならない限り分かりえないと思う
まあもっとも死の瞬間に人間は分かる様に出来ている、分からなくても良いのかも知れない

>>651
まあコクリコ坂の44.6億に比べれば…

千尋やハウルは興業収入的にはピークでも、作品としてピークだと思ってる人はいないだろ

>>655
お大事に

>>542
作画でシルエット作って
それに合わせてCGで作ったやつを重ねてるから中途ハンパになるんだろうな
デジタルを信用してないからそうなる
というかむしろ作画にこだわるなら背景もエフェクトも全部作画でやれよと思う

>>652そうなのか
鈴木のキャッチフレーズ「生きねば」を一番に置いてたから
まぁ俺は軽く泣くらい感動したけどあのヒロインの行動の動機に
どうしても違和感があったわ
そんな意味だったんだね

>>569
レベルの低いアンチを見かけたからって
それに対してくどくどと反論することが愚かだと思わないのかなこの人

ラピュタが心躍る映画といっても勧善懲悪のパターンの話だしね。
続編でムスカが勝っちゃったら面白くなるだろうが、

外部からの圧力もあって題材からして向かい風が強かったのにV6は凄いんじゃないの

賞を獲れば庵野やオタクの世間的地位も上がるので獲ってほしいｗ

庵野はまずかったと思うぞ

>>659
ちなみに菜穂子が暗唱してたヴァレリーの詩には
「愛する魂よ、不滅の生をねがうな、力およぶことをきわめよ」
という言葉が出てくる
結核の菜穂子にとっては長生きするよりその時を精一杯生きることのほうが大切だったんだろうな

命短し恋せよ乙女、なんだろうか

>>632
西洋人から見ると宮崎の作品はアウトサイダーアートみたいなもんだし

ニコ生の岡田の風立ちぬ評を見た

二郎が必ず女性の方を見る作画をしてると指摘していたが
これは岡田が２０年くらいの前の昔の自分の本で、
幼女が歩いてると必ず目線がそちらに集中してしまうロリコンの友人の痛い習性として指摘して嘲笑っていた
同じことをまたパヤオに対して言ってるだけだろと思った

ネタの使い回しというか

>>640
プライベートな表現だから駄目っていうのは短絡的過ぎる
3大映画祭に出品されてる映画ってプライベートなものばかりだよ

この映画絶賛してる人って
例えば>>106みたいな作りの映画だとしても
同じように絶賛する気がするんだよな。

>>655
どこが形而上学的文学？
この作品から抽象的な思考はほとんど感じられない
ひたすら混濁した思考の連続
実存主義文学のようだというならまだわかるが

この俺様が理解出来なかったのだから、いい映画の筈はない。感動したとか言う奴はレベル低いんだろう、ってか？
笑えるなあ。

>>672
お前はその逆を言いたいだけだろうに

ジョンラセターもこの映画みたらしいけど
宮崎駿が子供向け完全に辞めたことについてどう思ってんのかね
感想みたいけどみつからねえ

>>672
理解できない奴は教養のないカスと言ってる信者も笑えるけどな
客観的データで見るとヤフーレビューでもついにポニョと同レベルまで落ちてきた
ステマやアンチがいるのはどっちも同じだから無視するとして
ポニョ並の駄作ということでほぼ決定では？
興行収入的にはポニョの3分の2だからそれ以下か

菜穂子が二郎に依存気味なので海外では受け入れられなさそう
菜穂子にとって二郎が完璧に王子様だったということだけどね

病気持ちの行き遅れと人非人の恋愛
不愉快だ

しかし、なんでまー他人の評価が気になる連中がこんなにも多いんだ？
おれは気に入ったから、４回も見に行ったけど、それでもBD発売が待ち遠しい。
アニメの美しさが見れただけでも、本望なんだけどな

ハンセン病の話が出てきたけど当時結核患者もかなり差別されてたみたいだな
もののけと違ってそういう描写はまったくなかったけど
差別されてかわいそうな菜穂子、その菜穂子に同情して結婚してやった二郎は偉い
こういう押し付けがましいストーリーにはしたくなかったんだろうが

>>676
菜穂子は恋に恋してたんだろうね
少女マンガに出てくるような薄幸の美少女に自分を見立てて
二郎の言動は脳内変換されてすべて愛の表現に変わってたんだろう
だから二郎みたいなロボット人間でも耐えられたんだと思う

宮崎にとっての夢の世界だから、合わない人間がたくさん出てきてしまう。

>>674
ジョンラセターの感想は気になるな
全米公開までにはなんらかのコメントすると思うけど

実在の人物を主人公にするなら、お子ちゃま向け要素(ファンタジー)をバッサリ切った方が
良かったと思う。俺が観に行った時は、お子ちゃまなんかいなかったし。

>>680
昭和10年代には、少女マンガはないよ。
なんか、基本的なところでトンチンカンに解釈され、駄作にされて可哀想な作品だな。

>>680
二郎を観客から見たときに観客からロボットのように見えたとしても
映画の内部でロボット扱いして描いてるわけではないだろう
あれは普通にまっとうな感覚の人間として描いているつもりだと思う

二郎が冷酷な人間だとかなんとか言うのはたぶん
技術者＝理系＝オタク＝コミュニケーション障害　っていう連想を
批評家の側が勝手に働かせて映画に付け加えたものだと思う

>>684
ストーリーがないなら、いかようにも解釈出来る。
また、ストーリーがないといいながら
作家が意図したことをくみ取れというのもおかしい。
色々矛盾してるんだよ、この映画。

地下鉄内におおきな広告あったな。

>>683
あれは金づるを納得させるためのパイロット映像というかのために最初に制作したのかなぁ・・と見てすぐ思ったw

菜穂子の事はすごく愛してると思ったよ
・・・が愛はあれども、菜穂子への執着や依存や要望がなさすぎた
すごく愛してるけど純粋な愛ほどなんかこう・・・
逆に菜穂子には二郎しかいないからどうしてもね
その落差で二郎は冷酷に感じるのかもしれない

人間って矛盾ばかりだし、だから面白いんだよ

NHKのニュースで風立ちぬのことやるよ

前半は冷酷とは逆の描写だった
子供の時にいじめっ子投げ飛ばしたり
お絹さんを助けたり

>>690
場面場面の判断は
見ている者にゆだねるべきだよね？
色々な見方があるし。

>>619
“ずっと”好きだったなんて言ってないぞ
「僕はあなたを愛しています。帽子を受けとめてくれた時から」
だ
自分の論旨に都合がいいように捏造するなよ
ということで、二郎は嘘をついてないということで決着

>>692
そうなんだよな
正義ぶってみたり冷酷になってみたり
飛行機のことしか考えてないのかと思ったら詩を読んだり突然歌いだしたり
菜穂子を愛してるはずなのにいきなり冷たくなったり
矛盾があるのは人として当然だがこれじゃ人格崩壊レベルだ

現場のスタッフですら二郎が何考えてるかわからなかったらしい

>>693
だよねw

>>610
日本人にさえ分かりにくいのに外人に理解できるとは思えない
でも、二郎は戦闘機を作ったのに反省してる様子が全くないなんて事言われたら
さすがにカンヌと坂本龍一に失望する

>>668
別にそんな作画になってないけどな

NHKでパヤオが東日本大震災を見て、生きづらい世の中を生きる映画が必要です、
と力説していて出来たのがコレ。
正直今の若い奴のほうがお前より生きづらいって何だか分かってんじゃね？
エリートが苦労もなく、オンナと成功を得る映画だぜ。

>>697
イタリア人にはわかるんじゃないか？
同じ敗戦国として
カプローニが二郎にあたる

>>695
いきなり冷たくなったり？
どこで？

だけどさ、二郎のあの声が皆の感想に大きく影響してると思うぜw

>>700
やっぱ日本の近代史とか知ってないときついよ
海外じゃKAMIKAZEは自爆テロだと認識されてるらしいし
つかカンヌじゃなかったベネチアだった

>>694
お前がそう解釈したいのならそうすればいいが明らかに矛盾してるだろ
その日本語だと普通に読めば帽子のときに好きになってそれから継続して愛していたという意味になる
「10年前からフランス語の勉強をしてます」と言えば今まで10年間断続的にフランス語を勉強してたという意味だ
しかし二郎は再会するまで一度も菜穂子のことなんて考えてなかったぞ？
10年前に一度だけフランス語を勉強しただけの人間が今になって勉強を再開して「10年前から勉強してました」というのは明らかに嘘

NHK見逃した
どんな内容だったの?

まだやってないような・・・やったの？

>>703
そこが一番分かりやすい二郎の異常性を表現しているエピソードだと
思うけどな。

意外と夢の話が多かった印象
良い話だったと思うけどそれほど心に残らなかった
ラブストーリーか飛行機設計士の人生かどちらかだったらよかったかも
どっちもは無理だな

>>703
まあ、ドキュメンタリーじゃないんだぜ
理屈をこねまわしてもな
この映画で監督が二郎が嘘を付いたという作りにするわけないだぜ

>>704
>>705

今夜の０時４０分から再放送するよ

プロフェッショナルは確か今日の夜中に再放送ある

1 名前:歩いていこう ◆WorldyT4m2 ＠歩いていこうφ ★ [sage [email protected]　] :2013/08/29(木) 21:37:27.30 ID:???
　２９日付の英紙ガーディアンは、米欧からの軍事攻撃があった場合、シリア空軍は
「カミカゼ・パイロット」を投入、自爆攻撃を仕掛ける準備をしていると報じた。
これまでも同紙に信頼できる現地情報を提供していた防空担当のシリア軍士官が
明らかにしたという。
　首都ダマスカス郊外に駐留し、アサド大統領に忠誠を誓うこの士官によると
パイロット１３人が今週、「米軍機を阻止するための自爆殉教チーム」を結成する
誓約書に署名した。

source：時事ドットコム　http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013082900878

>>706
いや、ロリコンのパヤオで、１２歳に恋をして何が悪い、とか口ばしっちゃう人だから
パヤオにしてみれば異常でもなんでもないんだよ

http://www.cinematoday.jp/topic/venezia_70
＞当初コンペ作は18作だったが、最終的に20本になったことで「ベルトルッチ監督に怒られた」（バルベラ氏）とか。
それもベルトルッチ監督の「1日2本の予定が、うち2日間は3本観賞しなければならない。そうすると3本目はどうしても疲れた目で観ることになってしまう」という、
あくまで公平に作品を審査したいという思いからだったようだ。
　そんなベルトルッチ監督に記者から審査基準について質問が飛ぶと、「わたしに驚きを与えてくれる作品」という答えが返ってきた。
果たして、日本から唯一コンペに選ばれている宮崎駿監督『風立ちぬ』が、衝撃を与えられるかどうか？　
現地時間9月7日の審査結果が楽しみだ。


驚きがポイントみたいだ。

一日３本かあ・・・
こりゃ風立ちぬでは寝ちゃうんじゃないか？w

いやＮＨＫの９時のニュースのやつなんだけど
そんなもんなかったなら別にいいが

パヤオがこの仕事めんどくせー、と何度もカッコつけつつ、部下には超めんどくさい仕事を強要し、
意見は受け付けず、皆の前でパカパカ煙草をふかしながら、訓示を垂れ、
東日本大震災で臨時休業したジブリの職員を、
こんな時に休んでどうするんだ、とカッコつける、とかね。

>
>二郎は再会するまで一度も菜穂子のことなんて考えてなかったぞ？

たぶんそれは宮崎監督の構成ミス
作品自体の欠陥を、登場人物の欠陥に読み替えちゃってるんだと思う

>>702
テロって戦争中でない時の破壊行為だろ
特攻は戦争中の戦闘行為だからテロにはならないんだがな
まあ、欧米人は皆賢いとは限らないから諦めるしかないな

>>717
そう、ミスに突け込まれてるんだよな
パヤオはそんなつもりは全くなかったと思うよ
二郎があの時の少女だと気付く構成にすべきだった

この作品を観る前に、美しい飛行機を作ると実戦兵器を作るの、二郎の葛藤みたいな評を見かけたが、
実際作品を観るとそんなモン無かったな。一度しか観てないけど、ひょっとしてあったのかしら。

>>712
や、ロリコンの話じゃなくてw

自分の記憶を都合良く書き換えられる才能、もしくは、
とっさに口から出まかせを出しても何ら両親の呵責に苛まれない
才能。
余りに自然だから、周りも納得してしまう恐ろしい異能。

新聞の番組欄には「ベネチア映画祭で風立ちぬが云々」と書いてあったんだけど、どうやら内容の変更があった模様

黒川さんが「特高だ！」のあとに観客向けの解説をしていたのに笑った

特別高等警察も死語なのだな

ＮＨＫ再放送あるんだ。
見逃したから助かった、情報ありがとう。

>>721
だから上にもあるように、ストーリーの構成ミス
パヤオが堀越を異常者にしようなんて気はないだろ
ミスをあんたみたいなのにつけ込まれてるだけ
だいたい、パヤオの各インタビューを読んでも、二郎をそういう人物に描いたなんて出てこない

>>700
カプローニ、ユンカース博士、堀越・本庄と、枢軸国で敗戦国のの飛行機設計家がでてくるんだよね。
リアルでは、堀越・本庄はドイツより英米から学んだことのほうが多かったようなんだけれど
この映画ではわざわざこの三国を出してくる。

>>721
うんにゃ、妹を菜穂子と錯覚する場面があるんだよ
なまじ少女菜穂子のイメージが加代に近いせいで
成長した菜穂子に気付かないのも無理はなかった、あまりにも似てないんだ

>>726
パヤオのアメリカ嫌い、ヨーロッパ好きが出てるよな

>>723
列車の特急が特別急行なのも死語だからな、仕方あるまい。

>>725
全編通して異常だよ。だから面白い興味の湧く対象だけど。

>>727
あったっけか？
お絹じゃなくて？

忘れた。

「ポニョ」がベネチアに出た時の評価

■現地マスコミの評価

批評家　一般得点（５点満点）

3.50　4.55　宮崎駿 『崖の上のポニョ』
3.50　3.00　Haile Gerima "Teza"
3.25　2.25　アミール・ナデリ "Vegas: Based on a True Story"
3.05　3.75　ジョナサン・デミ "Rachel Getting Married"
3.00　2.10　アレクセイ・ゲルマン・ジュニア "Bumaznyj soldat (Paper Soldier)"
2.95　3.80　北野武 『アキレスと亀』
2.90　2.25　Marco Bechis "BirdWatchers"

この後ほぼ最後に上映されたザ・レスラーがポニョを上回り、批評家評価で
レスラー１位、ポニョ２位に。ポニョは一般得点は１位のままで、観客賞を
受賞している。正規部門以外でもらったお土産賞はこちら。

宮崎　　CIAK観客賞・ミンモ＝ロテッラ財団賞・FFFデジタルアワード特別賞
押井　　FFFデジタルアワード
北野　　白い杖賞（パストーネ・ビアンコ賞）

宮崎　　CIAK観客賞・ミンモ＝ロテッラ財団賞・FFFデジタルアワード特別賞
押井　　FFFデジタルアワード
北野　　白い杖賞（パストーネ・ビアンコ賞）

ポニョの頃の受賞歴

●　宮崎　駿

ベルリン国際映画祭・金熊賞、アカデミー賞、ヴェネチア国際映画祭・栄誉金獅子賞、
フランス国家功労賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、パリ市勲章、ミンモ・ロテッラ財団賞、
ボストン映画批評家協会・特別賞。ヴェネチア国際映画祭・オゼッラ賞、アニー賞・生涯功労賞、
シッチェス・カタロニア国際映画祭・観客賞、ザグレブ国際アニメーションフェスティバル・功労賞、
ハリウッド映画祭・ベストアニメーション賞、サンフランシスコ映画祭・観客賞、サンディエゴ批評家協会賞
『Business Week』誌のStar of Asia・イノベーター部門に選出。
『TIME』誌（アメリカ版）の「世界で最も影響力のある100人」に選出。

○　北野　武

トリノ国際映画祭・特別賞、タオルミナ国際映画祭・カリッディ金賞
ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞、レジオンドヌール勲章・シュヴァリエ章、ダマスカス国際映画祭・最優秀作品賞
ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭・グランプリ
トロント国際映画祭・グランプリ、ガリレオ2000賞・文化特別賞
ヴェネチア国際映画祭・監督ばんざい!賞、モスクワ国際映画祭・特別功労賞

>>678
＞しかし、なんでまー他人の評価が気になる連中がこんなにも多いんだ？

楽しむために映画を観ていないんじゃないかな？　映画に限らず、創作物というのは
自分にとってアリかナシかだと思うんだけど、そんな自分の気持ちよりもいちばん
多い意見は何か、ということが重要なんじゃないかと思う。批評で飯を食っている
人たちならともかく、素人なら「自分がどう感じたか」がすべてなんだけどな

面白くてもつまらなくても、それは受け手の自由。そして他人の感想もまた同じ
であるということを忘れてはいけないと思うんだが

>>703
それはあなたが『継続』と決めつけているから。初めて出会った時に帽子を受け
止めてくれた。その時に恋をした。その後、気になって屋敷を訪ねていったが
すでに焼け野原だった。その後はほとんど忘れていたが、あの女中がお礼を
届けてくれた時も瞬時に思い出して後を追うほど、少女への想いは消えて
いなかった。そして再会によって初恋が本当の恋心になった。中断があっても
「帽子を受け止めてくれた時から恋をした」という意味だから嘘にはならない
もちろん「再会するまで一度も菜穂子のことを考えなかった」ということもない

海外の賞で本当に栄誉あるのってどれなんだろう？

映画の軽井沢で西条八十の名が出ると、『人間の証明』を思い出す。

「日傘の女」を描いたモネはフランス人だし、
ユンカースはドイツ人だし、
カプローニはイタリア人。
もうヨーロッパに媚まくりの映画w
駿ちゃん、賞が欲しいらしいww

駿は鬼畜米英はあんま好みじゃないんだよね。
大東亜戦争の敵国だから、て訳でもなく、
アングロサクソンの線形（リニア）な合理性ってのが好みじゃないんだろうな。
最も萌える戦はWW2の独ソ戦らしいし。

東日本大震災は世界中の知識人が知ってるだろう。
関東大震災の描写はそれとリンクさせてくれるだろう。
金融恐慌〜世界恐慌の描写はリーマンショックとリンクさせてくれるのかな？
だけど支那事変〜大東亜戦争にはシンパシーの橋を架けにくいかもね。
さらには零戦。
日本人以外には感情移入しにくい映画だと思うよ。
（韓国人は別な意味で斜め下の感情移入しちょるが。）
>>771
もしシリア軍が本当にKAMIKAZE特攻したら、一気に世界中からこの映画に
スポットライトが集まるね。

駿にはまだ風が吹いてるらしい・・・

>>732
ポニョで一般得点がこんなに高いのか

>>735
やっぱり世界三大映画祭じゃないの
カンヌ、ベネチア、ベルリン
この中でどれが一番とは言えないと思う

アルキメデスはギリシャ人

ヴァレリーの詩にアルキメデスと亀が出てくる

基本的にはカンヌ、ベルリン、ベネチアの三大映画祭だね。
モントリオールとかは遥かに格下。
かつてはモスクワを含めて゛「四大」と言われていたけど、モスクワは
政治上のゴタゴタで格が下がってる。

アカデミー賞は批評家が作品の良しあしを決める賞じゃなくて、
「映画業界の人間」が「仲間を表彰する功労賞」のようなもの。
だからロスアンゼルスの米アカデミーは、ニューヨーク拠点の
マーチン・スコセージや外国人のローレンス・オリビエなんかには
冷たくてなかなか賞をあげなかった。

日本ではキネマ旬報賞。日本アカデミーはちょっと前までは
ラジー賞並みに笑い物にされていたと言ってもいいかも。

大恐慌の暴落前に株価が戻るのに何年かかったんだっけ
５０年だったかな

最近は「トロント」を入れて世界四大映画祭というらしい

ちなみにトロント映画祭にも風立ちぬは出品されている

>>730
なんか、作者の意図とは違う方向に勘違いしちゃって可哀想だな、あんたが

>>743
あんた、駿？

一応カンヌが一番ともいわれてるかな
次がたしかベネチア
でも格付けといっても実質どれだけ大規模で派手に催し集客してるかの
違いでしかないような気もするが

アメリカは第二次大戦に参戦して史上空前の好景気を迎える。
雇用はほぼ100パーセントになり、人手が足りないんで女性がパートに
カリ出されて軍艦作り、工場地帯の住宅地を作るんでスーパーや
ファーストフードショップが大量発生した。

教養のない黒人も徴兵されたが、国内で差別されるのに慣れていた黒人が
ヨーロッパで解放軍として大歓迎され、パリジェンヌにキスされたりして
プライドを刺激され、しかも帰国後軍役を終えた者は大学に行かせてもらえ
教養をつけてスラム暮らしから中産階級に出世、後の公民権運動に大いに
寄与することになった。


だからアメリカの戦史家は
「日本は自分から戦争を始めたのに、戦争を維持するのに必要な産業を
全く整備しなかったのはなぜだかさっぱり分からん。勝つ気がなかったの？」
と不思議がるんだよね。
映画でも語られてるけど、結局戦争を始められるはずのない、色んな意味で
貧しい国だったわけだけど。

異常な人間は人を惹きつける。

だから三輪とか米良とか重宝されるんだろうが。

>>746
全面戦争の総力戦になれば日米戦争で日本が負けるのは誰だって分かってた。
日本指導層が狙ってたのは、緒戦を快進撃で勝利し早期講和。で、
・経済封鎖の解除
・満州国の承認
・日中戦争における完全中立
を講和で飲み込ませるとかでしょ？

別に映画は難解だって一向に構わないんよ。だけど
「何だか分からんが凄いもの目撃しちまった・・・」
って読後感が、難解な傑作に触れた時には訪れるもの。
それこそ米国映画なら「2001年宇宙の旅」がそうだろうし、
ヨーロッパ映画なら「ブリキの太鼓」とかがそうだろう。

「風立ちぬ」は大して難解じゃないだろ？
痴識だけが自慢のｦﾀｸが筋の悪い深読みして、で難解な作品を
読解しちまうｦﾚすげえ！って自慰に耽ってるだけ。

この映画は難解っていうより不親切な所が多々あるわけ。
・現実シーンか夢想シーンか分かり難い。
　（飛行機ｦﾀなら実在した飛行機か否か、あるいは力学的にありえるか否かで分別出来る）
・時代が飛んだのが分かり難い。
　（歴ｦﾀなら関東大震災、金融恐慌、満州事変、支那事変、大東亜戦争が何年かすぐ分かる）
・場所が飛んだのが分かり難い。
　（鉄ｦﾀなら軽井沢のシーンはすぐ分かる。）

この映画が分かり難いって言ってる人の多くが、上記3点によるもの。
これはこの映画の主題や表現の分かり難さではなく、単なる語り口の不親切さなの。

場所が分かりづらいよね
軽井沢にいるのか、東京にいるのか、名古屋にいるのか、良く分からない。
俺は堀越の本読んだから仕事場が名古屋て知ってたけど
なんか東大にいる流れで東京近くに就職したって思ってる人もいたんじゃないかと思う

>>749
それらは重要じゃないからね。
考証とか、固有名詞をどれだけ覚えたかとか、そんな庵野が増やした
オタクなんて糞食らえ、そんな無駄な薀蓄つけてないで、
さっさと食え！みたいな、無愛想だけど美味い食堂の
親父なんだと感じた。

あと、賞を権威づけるのは、
・歴史
・審査員のメンツ
・今までまともな作品に賞を授与し続けてきたか

だね。
日本の各種賞がトホホなのは、糞のごときｷﾞｮ〜ｶｲ政治力で
授与作品の決定を捻じ曲げてきたから。
ジャニ垂れのアイドル映画だの、雑魚アイドルのレコードだのにね。

>>749
加えて恋愛パートは堀辰雄の、というか漱石以来の日本文学のお約束で描かれているから文学オタにも迷わず理解できる。

>>748
詳しい人が山のようにいるから口を出す話題でもないのだろうけど…
結局ドイツがソ連とイギリスを早期に降伏させる、っていう無理な前提を
頼りにした話だったんだよねぇ。

だっていったん戦争を始めたアメリカが、長期戦に持ち込めば勝てると
分かりきっているのに、どうしてわざわざ日本に有利な状況で講和を
認めるはずがあるのか？そんなことあるわけがないのに。

戦前の日独の交渉記録なんかを見ると、ヒトラーにしても
「ここで日本が一撃を加えれば、自国民が死ぬのを嫌がるアメリカは
絶対に参戦しないで講和を求めてくる」
という甘い見込みばっかり語ってるんだよね。イギリスが講和するとか
ソ連は国内で反乱が起こってすぐ崩壊するとか、見通しがことごとく甘すぎ。

終戦の頃にしても「本土決戦をやれば一度は必ず勝つ。そこで有利に講和」
という頭の痛くなることを未だに言ってる人がいるけど、なんで「二度目」を
やれば必ず勝つと分かっているアメリカが負けたところで講和するはずだと
思い込めるのか…
やっぱりさっぱり分からない。

「これが国産エンジンだ！」って叫びながら顔に漏れたオイルがかかっていたけど熱くなさそうだったね

飛行機だとすぐ冷めるのかな

>>746
油がなかったマザーマシンがなかった技術もなかった

>>750
それはない。

関東大震災が起きた時の列車の場所と成人時の菜穂子の実家がややあいまいだったが事前知識なしでよくわかった。

>>734
届け物のときも女中の幻影しか写ってなかったじゃないか
屋敷を訪ねたのも女中に会いに行ったとも考えられる
さらに再会しても気づかなかったようなやつだ
だから帽子のときは恋ではなく気になった程度だろうしその後10年は完全に空白
これであのときから愛してますなんて言えるか？

カリ城やナウシカ級の作品でもないのに、海外の賞云々というのがおかしいと思わないかい？
読売の関連者がいるのかしら。

泣ける話なら『母をたずねて三千里』の「貧乏をするならイタリアでやれ」の回。

>>750
まともに観てりゃ名古屋ってわかるわ。セリフにもあったし

>>754
まあ、対米開戦は本当に愚かだったと思うけど、まさか近代戦争で無条件降伏を要求されるとは思ってなかったのでは
負けるにしても、中国から完全撤退くらいで済むと思っていたのでは
無条件降伏なんて、チンギスハーンの時代に逆戻りだからね
連合軍の一番おかしかったところは、枢軸側に無条件降伏を強いたこと
これで、被害が拡大した

>>758
あれ、絵コンテでは窓の外を二郎が実際に見たことになってる
幻影じゃない
フェードアウトなんて紛らわしいことをしたパヤオが悪いんだけどね

IMDBみてると国内受けと海外受けが違うんだよな。。

満洲国、零戦の初期の優位性と後期のポンコツっぷり
大正の豊かで平和な時代と震災+不況後の貧しい時代
この辺はまあ一般教養レベルかもしれないが

ユンカース博士が反ナチスで逮捕された
戦争嫌いの機械バカであるとか
軽井沢のスパイがゾルゲだとか
この辺は一般教養レベル超えてる気がする

俺基準だが

>>757
よかったら書いてって

>>764
軽井沢の外人がゾルゲをイメージしただろうってことは近代史に関心がある8割くらいの人が思ったんじゃないか。

ドイツ人風の大物スパイってゾルゲしかいないから。

菜穂子の邸宅は上野なの？
あと震災の時乗ってた列車は何？
列車が止まった所はどこ？

俺はこれが分からん。鉄ｦﾀ教えて〜〜〜〜

>>764
あの時期軽井沢にゾルゲがいるはずはない
っていうのも、知識があれば思うよな

>>750>>760
いやここにくる人は簡単に分かったかもしれないけど
初見の人がどこまでおえてたかは俺的には疑問

>>765
何を？
関東大震災のシーンは風景が古過ぎて江戸時代末みたいで列車の場所が特定できない。
あとで上野まで歩いていける程度の場所とわかるだけ。

菜穂子の家は登戸行きの小田急線なので新宿から登戸の間ということは分かるがそれ以上はわからない。
パンフ見たら代々木上原という設定になってた。

>>769
あれだけ名古屋アピールしてわからなかったらただの馬鹿

ここまで言わないとわからない？

外人ばかりの避暑地が軽井沢で、
七試の失敗の傷心旅行で、
あの変な外人はゾルゲがモデルで、
そのゾルゲはナチス党員？だけどコミンテルンのスパイで後に特高に
とっつかまって日本で死刑になって・・・

っていう地理知識、歴史知識があったとして、だからこの映画は面白い、
名画だって事にはならないんだよなぁ。俺の中では。
やっぱ、何かが足らん。

>>771
大衆はバカばかりだよw

しかし、絵コンテのパヤオの字は下手くそだな
読みづらいのが難点