アシュラ

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174 ◆JwKmRx0RHU
人間を殺すのは殺人行為だし(どんな世の中に遭っても)、その結果生き延びてもそれはもう哀れな存在だなどと、
子供を持ったことがない者の机上の空論だな。
飢えて死にそうな我が子に、「餓死しろ」と、奇麗事を説く姿こそまさに親失格だな。

遭難したりして人を食べる行為はよくあるし、その状況下になればその獣に打つ勝つ事が自分には出来るのだろうかなどと
迷ってる奴が真っ先に人食いに成り果てるだろう。

アシュラha産まれてから8年間を人食いで凌いで来たのであり、その実績があればこそ生き延びて法師に会えたのだ。
現実を直視できない弱者だから、己が食われる側と自覚してるからこそ前半のアシュラを容認できないんだろう。
将来的に僧侶になろうが人食いを続けようと「一方が劣る」と考えるのは間違った考えだ。
命は等しく価値が有り、論理的には犬や猫も人間も価値に差などないが、人間を優先するのは「同種間」にしか通用しない。

「餓死しろ」と説く法師の考えは俺には肯定できない。全ての命には、生き残るために殺し食う権利がある。
殺し食う行為を批判し、領主の独占行為を批判しない法師はダブルスタンダードであり卑怯だ。
「哀れな存在」と思うのは勝手だが、俺に殺されて食材に成れ。」と一蹴するのみだ。

法師が餓死を選ぶのではなく、少女が餓死を選ぶからこそ、より明確なメッセージを投げかけられた秀逸な改変だったな。