壊れたAAAヴンダー
真希波・マリ・イラストリアス
「壊れているといえど、S2波動エンジンは使用可能よ。
みんなでヴンダーを修理して、飛び立てるようにしよう。」
そして、ヴンダーの修理が行われ、数百年ぶりに
機首を持ち上げ、ゆっくりと飛び立つ。
ヴンダーが何故風化せず、墜落した当時のまま保っていたのは、
A.T.フィールドに拠る保護機能が働いていたためだ。電灯程度の
僅かな電力が得られるくらい、波動エンジンは静かに稼働していたという。
ヴンダーは波動エンジンのエンジン音を響かせながら、ペジテに向けて飛び立った。