宮崎駿 キキが飛べなくなった理由は女の子ならわかる
宮崎駿
この作品では 魔法 というものを、
従来の魔法もののの伝統とかを全て切り離して、
キキの持っているある種の才能だと限定して考えました。
それだけに、いくらでも飛べなくなることがあるんです。
飛べなくなったのはトンボとケンカしたからだとか、
説明すれば問題は明確になるとか言えば、そうはならないと思うんです。
むしろ、映画の中の表現の方が女の子に納得してもらえると思ったんです。
僕たちにも、昨日描けたものが急に描けなくなることがよくあります。
どうして描けたのか忘れてしまうんです。
それがどうしてなのか解りませんよね
画像 ジ・アート・オブ 魔女の宅急便
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宮崎駿 が描いた キキがトイレしているポスター案
第1案 キキが時計塔で過ごす
最初は本編中に。キキがコリコの街で宿屋も探せず、
ひと晩、時計塔の上で過ごすというエピソードがあった。
都会の孤独感も出てるし、このシーンでポスターということになったのだが、
この話を組み入れてしまうとなかなか本編が展開しないということでカット、
同時にポスターも没。
第2案 キキがトイレしている
いままでの宮崎ヒロインはトイレにも行かないといわれていたからか、
つぎの宣伝会議に備えて監督が描いたのがトイレに座ってもの想うキキだった。
思春期を絵にしたい意図はわかるが、これは招く誤解が大きすぎるという理由で没。
第3案 パン屋 店番
監督は20枚近くのラフを描いたが、
やっぱりこの映画のポスターは思春期を絵にするべきではないか、
ふつうの少女らしさを強調したものを描くべきだということになり、
それなら!
とものの30秒で描いたのがおなじみのパン屋で店番するキキなのだ。
画像
http://kiki.ms/sonota/kiki.toilet.jpg