余談だが、シーメンスは1959年に初の耳掛け型補聴器を作ったといいます。
当時としては、性能が低く、軽度難聴でしか適さなかったらしいです。マイクは補聴器の
後ろにあり、今の耳掛け型補聴器と違って、後方の音の集音になっていました。
それでも、箱型補聴器と比較してコードに邪魔されることがないのは画期的な存在で、
後に、中度難聴用、高度難聴用として発展していきました。
現代のフォナックのNaidaにおいても、黎明期の補聴器の血が流れているといいます。
長年の技術を培うことで、ようやく高音質、高性能なデジタル補聴器を作り上げたといいます。