劇場版 イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来

量子力学の多世界解釈で自然に忘れるよーで済ませるのがなんかスッキリしないから
助っ人5人の出所とか過去の改変で生じる本編と映画の矛盾の仮説がまとまった
「こまけぇこたぁいいんだよ！」って人は飛ばしてくれ

まず前提にイフ世界(もしあの時○○だったら〜で未来が枝分かれするパラレルワールド。
ノベルゲーの選択肢みたいなのが無数にある感じ)の考えがあって、
助っ人団は1期〜3期までと限りなく近い歴史を辿った別の世界から連れてこられた。
試合の後帰る世界も当然別々。

なんでそんな面倒なことを、元の世界の未来から連れてくればいいじゃんとも思えるが
オーガが既に介入したために未来が変わってしまった可能性があるし、
この後会うはずの人間が円堂たちのこと覚えてるとこれまた歴史が変わってしまう。
だから、同じ世界の未来の人間を使うわけにはいかない。

同じようなシナリオを辿った世界から、という条件は、5人が助けに来てくれる動機付けと
個々人の強さを確保するため。
響木に助けてもらえずチンピラのままの飛鷹とかに「過去に来てオーガ倒してくれ」なんて
言っても相手にしてもらえないっしょ。QBKのままの虎丸とか泣くっしょ。

過去での滞在時間が短かったのは、細かい歴史の違いから会話がかみ合わなくなったりして
不審に思われるのを防ぐためだったかも知れない。
アニメ版の虎丸がゲーム版の飛鷹に海岸でボール取られて悔しかったとか言ってもちんぷんかんぷんな訳よ。
単純に過去に余計な影響を与えないために巻きで撤収したとも言えるけど。

で、この仮説の支点になってるのが映画のこのあたり。
・助っ人探しに時間掛かってるような描写がある
・カノンが博士を急かした時の「あと二人です」発言
・吹雪の服装
これらに関しては次のレスで。

続き。
・助っ人探しに時間掛かってるっぽい
この「そっくりな世界からそっくりさん探してきたよ説」だと、目当ての人物見つける労力が膨大になるわけよ。
いくつもの歴史の流れをチェックしなきゃいけないから。
タイトルが同じで内容が少しずつ違う無数のビデオからリクエスト通りの展開のものを探す感じ。
しかもその後にラティオス、ラティアス、伝説御三家の個体値厳選みたいな作業が待ってる。
時間掛からない方がおかしい。たとえ未来のテクノロジーをもってしても。

・キラード博士の「あと二人です」発言
二人ってのは多分ヒロトと吹雪。生い立ちがやたら複雑で歴史の分岐が多いから。
例えば吹雪だと

┌→事故に遭わない　　　　 .┌→エイリアに負ける
┼────────┬──┴───────┬────→ゲーム・アニメの正史
├→アツヤも生存　　└→多重人格にならない　└→人格統合しない
└→両親も生存

ストーリー上重要な歴史の枝分かれがざっとこのくらいは出てくる。
だからゲーム・アニメの正史と同じ吹雪を見つけるのはスゲーッマジで大変なはず。
ポケモンで言うとめざパXDサンダー厳選するレベル。

ヒロトの場合は、吉良ヒロトが死なない・基山ヒロトがお日さま園に入らない・
エイリア石が発見されない・大仏がジェネシス計画やめる・雷門に勝つとか。
場合によってはエイリア勢の他のキャラも影響するから分岐は一番多いかも。

・吹雪の服装
白恋ジャージだから2期終わり〜ジャパン召集前の北海道から来たっぽいけど、これはたぶん
博士が妥協した結果。
雪崩で一人だけ生き残って多重人格になってそれが治って強敵も倒した吹雪やっと見つけたけど
FFIで本編と大分違う事態になってる→じゃあそれよりちょっと前の時期に頼めば良くね？
という風にギリギリまで踏ん張ってピンチの連続、そんな時に発想の転換して
どうにか間に合った結果があのゴレンジャイ配色。こう考えなきゃ面白すぎる。